JP7111466B2 - 3dパターン形成のためのデジタルグレイトーンリソグラフィ - Google Patents

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Description

技術分野
本開示の実施形態は概して、マイクロリソグラフィパターニングのための装置及び方法に関し、より詳細には、フォトレジスト膜が付着している大型基板向けのマイクロリソグラフィパターニングに関する。
関連技術の記載
大面積基板は、多くの場合、電子デバイスにおいて使用される電気的フィーチャを支持するために利用される。一部の事例においては、大面積基板は、コンピュータ、タッチパネルデバイス、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、テレビのモニタなどといった、アクティブマトリクスディスプレイ用の平面パネルの製造時に使用される。一般的に、平面パネルは、2枚のプレートの間に挟まれた、ピクセルを形成する液晶材料の層を備えうる。使用中に電源からの電力が液晶材料全体に印加されると、液晶材料を通過する光の量がピクセル位置において正確に制御され、画像の生成が可能になりうる。
一部の事例においては、ピクセルを形成する液晶材料層の部分として組み込まれた電気的フィーチャを作り出すために、マイクロリソグラフィ技法が用いられる。この技法により、トラックシステムとコーターシステムのいずれかを用いて基板表面上に層を形成して、基板の少なくとも一方の表面上に、典型的には厚さ1ミリメートル未満のフォトレジストを生成するために、放射感応フォトレジストが利用される。
より安価で、大型かつ高性能な電子デバイスに対する需要は増大し続けている。このような電子デバイスに対する需要を満たすために、より小型かつより均一なフィーチャを伴う大型基板が求められている。しかし現行の手法では、費用も時間もかかる可能性がある。したがって、大型基板上により小型かつより均一なパターンを一層正確に作り出すために、新たな手法が必要である。
本書で開示されている実施形態は、未露光で未現像のフォトレジスト層上に配置された書込みピクセル位置に書込みビームを方向付けて、種々の所定位置で現像後のフォトレジスト層の厚さを変動させることを含む。本書で開示されている実施形態は、基板処理の簡略化を可能にする。
本書で開示されている実施形態は、基板を処理する方法を含む。方法は、マスクレス直描パターン生成装置に関連付けられたステージ上に、基板を位置付けることを含む。基板は、その上に形成された、未現像で未露光のフォトレジスト層を有する。フォトレジスト層は、複数の書込みピクセル位置を有する。方法は、パターン生成装置からフォトレジスト層の各書込みピクセル位置に、所定の線量(dose)の電磁エネルギーを供給することも含む。第1の所定の総線量はフルトーン線量であり、この第1の所定の線量が書込みピクセル位置の第1セットに供給される。第2の所定の総線量は分数(fractional)トーン線量であり、この第2の所定の線量が書込みピクセル位置の第2セットに供給される。第3の所定の総線量は、分数線量とゼロトーン線量のいずれかである。この第3の所定の線量が書込みピクセル位置の第3セットに供給され、第3の所定の線量は第2の所定の線量とは異なる。フルトーン線量、分数トーン線量、及びゼロトーン線量は、並行して(すなわち実質的に同時に)供給されうる。
本書で開示されている実施形態は、基板を処理する方法を含む。方法は、マスクレス直描パターン生成装置に関連付けられたステージ上に、基板を位置付けることを含む。基板は、その上に形成された、未現像で未露光のフォトレジスト層を有する。フォトレジスト層は、複数の書込みピクセル位置を有する。方法は、パターン生成装置からフォトレジスト層の各書込みピクセル位置に、所定の線量の電磁エネルギーを供給することも含む。第1の所定の総線量はフルトーン線量であり、この第1の所定の線量が書込みピクセル位置の第1セットに供給される。第2の所定の総線量は分数(fractional)トーン線量であり、この第2の所定の線量が書込みピクセル位置の第2セットに供給される。第3の所定の総線量は、分数線量とゼロトーン線量のいずれかである。この第3の所定の線量が書込みピクセル位置の第3セットに供給され、第3の所定の線量は第2の所定の線量とは異なる。分数トーン線量は、製造上の不均一性を補償するために、基板全体で変動しうる。いくつかの部分に関しては、分数線量は、基板全体の分数トーン線量の平均値又は分布を調整するフィードバック制御ループに基づいて、調整されうる。
本書で開示されている実施形態は、パターン生成装置も含む。パターン生成装置は、複数の書込みサイクルゾーン位置内に、複数の書込みサイクルのうちの対応するサイクル中に基板を支持するよう構成された、ステージを含む。パターン生成装置は、複数の書込みビームの各々を、基板のフォトレジスト上に配置された書込みピクセル位置に個別に方向付けるよう構成された、書込みビームアクチュエータも含む。パターン生成装置は、供給される書込み線量を、対応する書込みピクセル位置におけるトーン線量データに従って、対応する書込みピクセル位置に対して調整するよう構成された、コンピュータプロセッサも含む。
本開示の実施形態上述の特徴を詳しく理解しうるように、上記で簡単に要約されている本開示の実施形態のより詳細な説明が、実施形態を参照することによって得られる。一部の実施形態は付随する図面に示されている。しかし、本開示の実施形態は他の等しく有効な実施形態も許容しうることから、付随する図面は、この開示の典型的な実施形態のみを示しており、したがって開示の範囲を限定すると見なすべきではないことに、留意されたい。
一実施形態による、パターン生成装置の代表的な実施形態の上面斜視図である。 一実施形態による、図1のパターン生成装置の概略上面斜視図である。 一実施形態による、空間光変調装置を含む図2の書込みビーム機構の実施形態の概略上面斜視図である。 図4A及び図4Bは、一実施形態による、滞留時間に対する露光線量をグラフで表示している。 一実施形態による、ある滞留時間を使用してパターンの代表的なパターンフィーチャを書き込んでいる、図2の書込み機構の概略上面斜視図である。 一実施形態による、別の滞留時間を使用してパターンの代表的なパターンフィーチャを書き込んでいる、図2の書込み機構の概略上面斜視図である。 一実施形態による、図1のパターン生成装置を用いて基板上にパターンを書き込む代表的なプロセスのフロー図である。 図7Aから図7Cには、一実施形態による、図6の方法の様々な段階における基板が示されている。 理解を容易にするために、可能な場合には、複数の図に共通する同一の要素を指し示すために同一の参照番号を使用した。一実施形態の要素及び特徴は、更なる記述がなくとも、他の実施形態に有益に組み込まれうると、想定されている。
これより実施形態を詳細に参照していく。実施形態の例を添付図面に示しているが、添付図面に示す実施形態は一部であり、全てではない。実際のところ、本開示の概念は多くの異なる形態において具現化されてよく、本書で限定されていると解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、適用される法的要件をこの開示が満たすように提供される。可能な場合は常に、類似の構成要素又は部品を表すために類似の参照番号が使用される。
デバイス設計者は、層又は基板上の種々の所定の位置において、層又は基板のエッチングを種々の深さに制御することを、望むことがある。換言すると、デバイス設計者は、基板及び/又は基板上に形成された一又は複数の層内に、三次元パターンを形成することを求めうる。例えば、デバイス設計者は、金属ラインの上の誘電体層内に、第1の深さのトレンチを形成することを欲しうる。設計者は、この金属ラインとの接続を形成するために、トレンチ内にビアホール又はコンタクトを形成することも欲しうる。本書で開示されている実施形態は、基板上の種々の位置においてエッチング深さを正確に制御する、高度に調整可能であり、かつ費用効率が高い方法を提供する。より具体的には、本書で開示されている実施形態は、パターン生成装置がフォトレジスト層の種々の位置を種々の露光線量に露光させる、マスクレスリソグラフィ技法を提供する。各位置における露光線量は、フォトレジスト層内に所望の三次元パターンを形成するよう、予め決められうる。フォトレジスト層の線量が制御され、変動することで、基板及び/又は基板上の一又は複数の層内に、所望の三次元パターンをエッチングすることが可能になる。
本書において、「トーン線量(tone dose)」という用語は、特定の書込みピクセル位置に供給される電磁放射の線量を表す。トーン線量は、フルトーン線量、分数トーン線量、ハーフトーン線量、又はゼロトーン線量でありうる。本書において、「フルトーン線量」という用語は、フォトレジスト層の現像後に、フォトレジスト層の約100%を取り除くに十分な、電磁放射の線量を表す。本書において、「ハーフトーン線量」という用語は、フォトレジスト層の現像後に、フォトレジスト層の約50%を取り除くよう設定された、電磁放射の線量を表す。本書において、「分数トーン線量」という用語は、フォトレジスト層の現像後に、約100%未満であるが約0%を上回るフォトレジスト層を取り除くよう設定された、電磁放射の線量を表す。ハーフトーン線量は、分数トーン線量の一種である。本書において、「ゼロトーン線量」という用語は、フォトレジスト層の現像後に、フォトレジスト層の約0%しか取り除くことができない、電磁放射の線量を表す。
図1は、本書で開示されている実施形態を実行するために使用されうるパターン生成装置122の、代表的な実施形態の上面斜視図である。パターン生成装置122は、マルチビームパターン生成装置でありうる。図示しているように、パターン生成装置122は、マスクレスパターン生成装置である。本書で開示されている実施形態は、他のパターン生成装置によっても実施されうる。図示しているように、書込み機構127は、ステージ126に関連して取り付けられる。書込み機構127は、光源228A、228Bと、書込みビームアクチュエータ230と、コンピュータプロセッサ232と、光学デバイス234とを含みうる(図2参照)。基板Sは、ステージ126によって支持されうる。基板Sは、その上に形成されたフォトレジスト層140を有しうる。例えば、フォトレジスト層140は基板S上の最外層でありうる。フォトレジスト層140は、未現像のフォトレジスト層でありうる。ステージ126は、フォトレジスト層140上にパターン124を形成するために、書込み機構127に対して基板Sを移動させうる。
一部の実施形態では、基板Sは石英を含みうる。他の実施形態では、基板Sはガラスを含みうる。石英基板Sは、例えば平面パネルディスプレイの部分として使用されうる。基板Sは、長方形状を有する第1表面120を含みうる。長方形状は、少なくとも2.4メートルの長さLと、少なくとも2.1メートルの幅Wとを有しうる。この様態では、基板Sの第1表面120は、電子回路に関連付けられた寸法特性(dimentional features)を有するパターン124を支持しうる。
パターン124は、書込み機構127を用いるなどして、フォトレジスト層140にパターン124を書き込むことによって形成されうる。フォトレジスト層140は、放射に感応し、かつ、ポジ型フォトレジスト又はネガ型フォトレジストでありうる。つまり、フォトレジスト層140の放射に露光される部分は、それぞれ、パターン124がフォトレジスト層140に書き込まれた後にフォトレジスト層140に塗布されるフォトレジストデベロッパに、可溶性になるか、又は不溶性になる。フォトレジスト層140がポジ型フォトレジストになるか、或いはネガ型フォトレジストになるかは、フォトレジスト層140の化学組成により決定する。例えば、フォトレジスト層140は、ジアゾナフトキノン、フェノールホルムアルデヒド樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルグルタルイミド、及びSU-8のうちの少なくとも1つを含みうる。この様態では、パターン124は、基板Sの第1表面120上に作り出されて電子回路を形成しうる。フォトレジスト層140は、例えば約20ナノメートル(nm)から約2ミクロン(μm)までの厚さを有しうる。他の実施形態では、厚さは約20nm未満であってよく、又は約2μmを上回りうる。
図2は、一実施形態による、パターン生成装置122の代表的な書込み機構127の概略上面斜視図である。パターン生成装置122は、ステージ126と、書込み機構127とを含む。ステージ126は、基板Sをz方向に支持するための、少なくとも1つの支持表面236を含みうる。ステージ126は、基板Sと書込みビームアクチュエータ230との間の運動を提供するために、x方向及び/又はy方向に、速度VXYで移動しうる。この運動で、少なくとも1つの書込みサイクルWCにおいて、パターン124の部分が書込みビーム225(1)~225(N)によって書き込まれることが、可能になる。パターン124の、書込みサイクルWC、WC、...WC中に書き込まれる部分が、それぞれWCZL、WCZL、...WCZLとして図示されている。書込みサイクルWC、WC、...WCの各々は、少なくとも15キロヘルツ(KHz)のスピードで書き込みが行われうる。ステージ126の経路は、フォトレジスト層140内にパターン124を完全に書き込むために、例えば蛇行形状でありうる。ステージ126は、運動を提供するための電動モータ(図示せず)も含みうる。この様態では、基板Sは、パターン124の書込み中に位置付けられうる。
ステージ126は、書込み中にステージ126及び基板Sの位置を判定するための、位置デバイス238も含みうる。一実施形態では、位置デバイス238は干渉計240を備えうる。干渉計240は、レーザビーム244を放出するためのレーザ242を含んでよく、レーザビーム244は、ステージ126の隣り合った側面248A、248Bに、光学構成要素246A、246B、246Cによって方向付けられる。位置デバイス238からの、x方向及び/又はy方向へのステージ126の位置の変化に関するデータは、コンピュータプロセッサ232に提供されうる。
ステージ126に対する基板Sの位置を確実に確定しうるように、位置デバイス238は、位置合わせカメラ250も含みうる。位置合わせカメラ250は、基板S上の少なくとも1つの位置合わせマーク252を読み取って、基板Sをステージ126及び書込みビームアクチュエータ230に合わせるための、光センサ、例えば電荷結合デバイスを含みうる。位置合わせカメラ250は、基板S上でのパターン124の判定を支援するために、コンピュータプロセッサ232に連結されうる。これに関し、位置合わせカメラ250を介して基板Sが合わされうると、ステージ126に対する基板Sの位置が判定されうる。
パターン生成装置122は、光源228A、228Bを含む。図2に示す実施形態では、光源228A、228Bは、書込みビームアクチュエータ230に向けて光254を放出する、少なくとも1つのレーザを備える。光源228A、228Bは、フォトレジスト層140の使用に適した一又は複数の波長を有する光254を放出するよう、構成されうる。例えば、この波長は405nm以下でありうる。この様態では、書込みビームアクチュエータ230には、書込みビーム225(1)~225(N)としてフォトレジスト層140上の書込みピクセル位置WPL(図5A及び図5Bに関連して後述する)に方向付けられる電磁エネルギーが、供給されうる。
書込みビームアクチュエータ230は、例えば空間光変調装置256(SLM)でありうる。SLM256は、鏡358(1)~358(N)を備える(図3)。鏡358(1)~358(N)は、コンピュータプロセッサ232からの信号によって個別に制御されうる。SLM256は、例えば、テキサス州DallasのTexas Instruments Incorporated社製のDLP9500型デジタルミラーデバイスでありうる。鏡358(1)~358(N)は、例えば縦に1920個、かつ横に1080個配置されうる。この様態では、光254は、鏡358(1)~358(N)によってフォトレジスト層140に方向付けられうる。
図3は、一実施形態による、書込みビーム機構127の実施形態の概略上面斜視図である。SLM256の鏡358(1)~358(N)の各々は、光254の対応する部分を基板Sに反射するために、それぞれの非アクティブ位置360Bからそれぞれのアクティブ位置360Aに、個別に作動可能である(又はデジタル方式で制御される)よう構成されうる。鏡358(1)~358(N)の各々は、アクティブ位置360Aにある間に、光254の一部分を基板Sに反射しうるが、非アクティブ位置360Bにある時には、この反射された部分の5パーセント未満しか、基板Sに反射しえない。光254のエネルギーは、パターン124全体の書込みサイクルゾーン位置WCZL~WCZLのうちの様々な位置において、堆積されうる。書込みサイクルゾーン位置WCZL~WCZLは、図2に示しているように重複しうる。この様態では、パターン124のフィーチャは、位置付けエラーを減少させるために、複数の書込みサイクルWCにより決定されうる。いかなる単一の書込みサイクルWCにおいて基板Sに供給される電磁エネルギーも、パターン124を形成するために、他の書込みサイクルWCにおいて供給される電磁エネルギーと平均化されるからである。
パターン生成装置122は、コンピュータプロセッサ232も含む。コンピュータプロセッサ232は、位置デバイス238から受信した位置データ、及びトーン線量データから、各書込みピクセル位置WPL~WPLにおける総トーン線量を決定しうる。各書込みピクセル位置WPL~WPLにおける総トーン線量は、一又は複数の書込みサイクルWCにわたって供給されうる。コンピュータプロセッサ232は次いで、光254を基板Sに方向付けうる。例えば、コンピュータプロセッサ232は、鏡358(1)~358(N)のうちの様々な鏡がアクティブ位置360Aに作動すべきか否かを、対応する書込みビーム225(1)~225(N)の各々の書込みピクセル位置WPL~WPLが、パターン124のパターンフィーチャ524、524’(図5A及び図5B)の中に配置されるか否かに基づいて、決定しうる。コンピュータプロセッサ232は、トーン線量データに基づいて、鏡358(1)~358(N)の各々の滞留時間を決定しうる。トーン線量データは、対応する書込みピクセル位置WPLにおける、現像後のフォトレジスト層140の所定の厚さに基づきうる。トーン線量データは、一又は複数の書込みピクセル位置WPLにおける処理上の不均一性(後述する)を補償するために、補償係数も含みうる。コンピュータプロセッサ232は、例えば線形関係に従って、それぞれのトーン線量データを滞留時間(或いはレーザパルス出力、又は鏡の作動(ショット)の増大/低減)に変換しうる。この様態では、コンピュータプロセッサ232は、種々の書込みピクセル位置WPL~WPLにおける現像後のフォトレジスト層140の所定の厚さに従って、トーン線量を対応する書込みピクセル位置WPL~WPL向けに調整しうる。
コンピュータプロセッサ232は、トーン線量データにアクセスすることによって、対応する書込みピクセル位置WPL~WPLに関連付けられたそれぞれのトーン線量を決定しうる。トーン線量データは、例えば記憶デバイス262内に置かれうる。上述したように、トーン線量データは、対応する書込みピクセル位置WPLにおける現像後のフォトレジスト層140の所定の厚さと、補償係数とを含みうる。トーン線量データは、例えばルックアップテーブルを含みうる。補償係数は、不均一性を補償でき、かつ、線量補正マップの形態でありうる。不均一性は、基板S上の種々の書込みピクセル位置WPL~WPLにおけるエッチング速度などの処理速度の変動に関連しうる。不均一性は、代替的又は追加的には、使用される処理トラック又はその他の要因に関連付けられた不均一性に関連しうる。不均一性に関する情報は、経験的又は理論的に決定されてよく、次いで、コンピュータプロセッサ232からアクセス可能になりうる。
図4Aと図4Bについて、それぞれ図5A、図5Bに連動させて説明する。図4A及び図4Bはそれぞれ、ハーフトーン線量からフルトーン線量までの滞留時間の調整の例を提供している。より具体的には、図4A及び図4Bはそれぞれ、書込みサイクルWC及びWCにおける、書込みピクセル位置WPLX1及びWPLX2上の、書込みビームの累積線量のグラフである。図5A及び図5Bは、滞留時間を調節しつつパターン124の代表的なパターンフィーチャを書き込んでいる、図2のSLM256の鏡358(1)~358(N)の概略上面斜視図である。図5A及び図5Bに示しているように、パターン124は、パターンフィーチャ524とパターンフィーチャ524’とを含む。パターンフィーチャ524’がパターンフィーチャ524の中に画定されていることも、図示されている。
図4A及び図5Aでは、ハーフトーン線量D1/2の放射が、パターンフィーチャ524の中の書込みピクセル位置WPLX1に供給される。書込みビーム225(1)~225(N1)は、光254を、光源228A、228Bからフォトレジスト層140内の第1書込みサイクルゾーン位置WCZLの中に、鏡358(1)~358(N1)のうちの作動した鏡を用いて反射させることによって、形成されうる。パターンフィーチャ524の書込みピクセル位置WPLX1は、鏡358(X)に関連付けられうる。鏡358(1)~358(N)の一部566(1)は、書込みビームを形成して書込みピクセル位置WPLX1の周囲の様々な位置に書き込みを行うために、使用されうる。図4Aは、作動位置360Aにある鏡358(X)が、対応する書込み位置WPLX1に累積線量D1/2を供給するために必要な滞留時間DT1/2を示している。滞留時間DT1/2は、例えば約0~約100μsまでの範囲内でありうる。コンピュータプロセッサ232は、書込みサイクルWC中に滞留時間DT1/2の間作動位置360Aにあるよう、鏡358(X)に指令を出しうる。この様態では、パターンフィーチャ524が、正確な制御を伴って書き込まれうる。
図4A及び図5Aとは対照的に、図4Bと図5Bは、パターンフィーチャ524’の中の書込みピクセル位置WPLX2に対するフルトーン線量に関連付けられている。ここでは、書込みピクセル位置WPLX2への放射エネルギーの供給に関連付けられた線量Dが示されている。書込みビームは、光254を光源228A、228Bからフォトレジスト層140内に、鏡358(1)~358(N)のうちの作動した鏡を用いて反射させることによって、形成されうる。書込みピクセル位置WPLX2は、鏡358(X)及びフルトーン線量Dに関連付けられうる。鏡358(1)~358(N)の一部566(2)は、書込みビームを形成してパターンフィーチャ524’の周囲の様々な位置に書き込みを行うために、使用されうる。図4Bは、鏡358(X)が、作動位置360Aになって対応する書込み位置WPLX2に線量Dを供給するために必要な滞留時間DTを示している。コンピュータプロセッサ232は、書込みサイクルWC中に作動位置360Aにあるよう、鏡358(X)に指令を出しうる。この様態では、パターンフィーチャ524’が、特定の寸法を伴って書き込まれうる。
例えば、2つの書込みサイクルがあり、かつ、WPLX1が1/2線量を受けることになっている場合、次いで鏡358(X)は、一書込みサイクルの間「オン」位置に作動し、別の書込みサイクルの間「オフ」位置に作動することになる「オン」サイクルは、WPLX1に供給された累積線量が1/2線量である限り、第1書込みサイクルになるか、若しくは第2書込みサイクルになるよう選択されうる。この概念を多数の放射サイクルに拡大すると、フル線量とゼロ線量との間のいかなる線量合計も、単に鏡358(X)を「オン」位置に作動させることによって、実現可能であると想定される。書込みサイクルが完全に終了すると、累積線量は所望の線量合計となる。ゼロ線量の場合、放射サイクルの各放射中、鏡358(X)は常に「オフ」位置にあることになる。フル線量の場合、放射サイクルの各放射中、鏡358(X)は常に「オン」位置にあることになる。分数線量(すなわちフル線量ではないがゼロ線量を上回っている)場合、鏡358(X)は、放射スケジューリング及び所望の累積線量に応じて、「オン」位置又は「オフ」位置のいずれかでありうる。放射サイクル中のどの時点においても、分数線量又はフル線量のどちらが供給されるかにかかわらず、「オン」位置にあるどの鏡も、正確に同一の線量合計を供給する。しかし、放射サイクル全体を通じては、分数線量とフル線量との間で、供給される累積線量が相違することになる。
図6は、パターン生成装置122を使用するための代表的なプロセス600のフロー図を示している。プロセス600は、複数の段階を有する。これらの段階は、任意の順序で又は同時に(文脈からその可能性が除外されている場合を除いて)実施可能であり、方法は、どの既定の段階よりも前に、既定の段階のうちの2つの段階の間に、或いは既定の全段階の後に実施される、一又は複数の他の段階も含みうる(文脈からその可能性が除外されている場合を除く)。全ての実施形態が全段階を含むわけではない。プロセス600について、図7に関連して説明する。図7は、プロセス600の様々な段階における基板Sを示している。
段階602において、パターン生成装置に関連付けられたコンピュータプロセッサは、トーン線量データを受信する。パターン生成装置は、例えばパターン生成装置122でありうる。コンピュータプロセッサは、例えばコンピュータプロセッサ232でありうる。トーン線量データは、メモリデバイス262によって、又は他の任意の好適な様態で、コンピュータプロセッサ232に提供されうる。トーン線量データは、上述したものでありうる。一部の実施形態では、各書込みピクセル位置WPLにおける線量は、フォトレジスト層内に所定の3Dパターンを生成するよう、デバイス設計者によって予め決められうる。一部の実施形態では、トーン線量データは、代替的又は追加的には、上述の不均一性などの、処理上の不均一性の補正を含む。基板は、例えば、上述の基板Sでありうる。
段階604において、未現像で未露光のフォトレジスト層を有する基板Sは、パターン生成装置122に関連付けられたステージ上に支持されている。ステージは、上述のステージ126でありうる。一実施形態では、基板Sは、図7Aに示しているものでありうる。図示しているように、基板Sは第1層702を含む。一部の実施形態では、第1層702は誘電体層でありうる。図示しているように、基板Sは、その中に形成された金属ライン704を有する。金属ライン704は、第1層702によって3つの面が画定される。他の実施形態では、第1層702は、その中に形成された金属ライン704を有しないことがある。図示しているように、基板Sは、第1層702及び金属ライン70704の上側に形成された第2層706を含む。一部の実施形態では、第2層706は誘電体層でありうる。図示しているように、基板Sは、第2層706の上側にフォトレジスト層140を含む。フォトレジスト層140は、未露光かつ未現像である。フォトレジスト層140は、上述のものでありうる。
段階606において、フォトレジスト層140を露光させることによって、フォトレジスト層140内に三次元パターンが生成される。このパターンは、受信されたトーン線量データに従ってフォトレジスト層140を電磁放射に露光させ、その後に、フォトレジスト層140を現像することによって、生成される。パターン生成装置122は、各書込みピクセル位置WPLに、トーン線量データによって示された所定の総線量を供給する。所定の総線量は、一又は複数の書込みサイクルWCにわたって供給されうる。電磁エネルギーの線量は、上述したように、ステージ126の移動及び/又は鏡358(1)~358(N)の角度によって、各書込みピクセル位置WPLに供給されうる。一部の書込みピクセル位置WPLに供給される電磁エネルギーの線量は、ゼロまたはほぼゼロでありうる。
基板Sを電磁エネルギーに露光させた後に、基板Sは現像されうる。一実施形態では、基板Sは現像後に、図7Bに示すものになりうる。露光後かつ現像後のフォトレジスト層140は、ゼロトーン線量、ハーフトーン線量、及びフルトーン線量を受けた位置にそれぞれ対応する位置714、712、及び710において、異なる厚さを有する。フォトレジスト層140のこの異なる厚さは、フォトレジスト層140が2つの構成要素(構成要素140’及び構成要素140’’)を有していることを表すことによって、図示されている。位置714において、フォトレジスト層140はゼロトーン線量を受けた。ゼロトーン線量は、構成要素140’及び構成要素140’’を有するフォトレジスト層140によって表されている。図示しているように、構成要素140’と構成要素140’’とは、ほぼ等しい厚さを有する。なお、ゼロトーン線量に代えて、ハーフトーン線量とは異なる分数トーン線量を採用してもよい。
位置712において、フォトレジスト層140はハーフトーン線量を受けた。ハーフ線量は、フォトレジスト層構成要素140’’を有するが、フォトレジスト層構成要素140’は有していない位置712によって示されている。位置712は、トレンチ720の中にある。ハーフトーン線量は、図4A及び図5Aに関連して上記で示したように基板Sに供給されたものでありうる。
位置710において、フォトレジスト層140はフルトーン線量を受けた。フルトーン線量は、フォトレジスト層構成要素140’’もフォトレジスト層構成要素140’も有さない位置710によって示されている。位置710は、ビアホール730の中にある。フルトーン線量は、図4B及び図5Bに関連して上記で示したように基板Sに供給されたものでありうる。
図7Bに示しているように、各書込みピクセル位置WPLは、ゼロトーン線量、ハーフトーン線量、又はフルトーン線量に露光された。他の実施形態では、基板Sは、ハーフトーン線量以外の分数トーン線量に露光された書込みピクセル位置WPLを有しうる。例えば、分数トーン線量は、ゼロトーン線量とフルトーン線量のいずれかの約45%から約50%まで、又は約50%から約55%まででありうる。基準点(reference point)は、レジストがポジ型レジストであるか、又はネガ型レジストであるかに依拠する。ポジ型レジストが使用される場合、フルトーン線量が全てのレジストを取り除くことから、基準点はフルトーン線量になりうる。ネガ型レジストが使用される場合、ゼロトーン線量が全てのレジストを取り除くことから、基準点はゼロトーン線量になりうる。かかる分数トーン線量は、上述の処理上の不均一性などの、処理上の不均一性の補正を可能にしうる。他の実施形態では、分数トーン線量は、フルトーン線量又はゼロトーン線量の約45%未満でありうるか、或いは約55%を上回りうる。分数トーン線量は、製造上の不均一性を補償するために、基板全体で変動しうる。いくつかの部分に関しては、分数線量は、基板全体の平均値又は分布を調整するフィードバック制御ループからのフィードバックに基づいて、調整されうる。
オプションの段階608では、レジスト又はデバイスの3D測定値が取得される。測定値は、エッチングシステムからの送信に続いて取得される。段階610で生成量(yield)がOKと判定されると、次いでシステムは、段階612において生産を進めることになる。生成量がOKでなければ、次いで段階614において、分数線量の平均値が調整されるか、又は、分数線量の分布マップが作成される。調整及び/又はマッピングの後に、段階604が反復される。「生成量(yield)」とは、中間の層厚140”又は706”であると理解される。
エッチングプロセス及びフォトレジスト除去プロセスを含む段階608の一実施形態は、図7Cに示す基板Sを形成しうる。図示しているように、フォトレジスト層140は、フォトレジスト層除去プロセスにおいて基板Sから除去されている。第2層706が位置714、712、及び710において異なる厚さを有することも、図示されている。位置714、712、及び710は、ゼロトーン線量、ハーフトーン線量、及びフルトーン線量を受けた位置にそれぞれ対応する。第2層706のこの異なる厚さは、第2層706が2つの構成要素(構成要素706’及び構成要素706’’)を備えていることを表すことによって、図示されている。位置714において、フォトレジスト層140はゼロトーン線量を受けた。この場合、エッチングに先立って、位置714は、構成要素140’及び構成要素140.’’を有するフォトレジスト層140を有していた。より厚いフォトレジスト層140が残ることで、エッチング後により厚い第2層706がもたらされた。より厚い第2層706は、構成要素706’及び構成要素706’’を有するものとして表されている。図示しているように、構成要素706’と構成要素706’’とは、ほぼ等しい厚さを有する。
位置712において、フォトレジスト層140はハーフトーン線量を受けた。この場合、エッチングに先立って、位置712は、構成要素140’’を有するが構成要素140’は有しない、フォトレジスト層140を有していた。位置712には位置714よりも薄いフォトレジスト層が残っていたことから、位置712に残っている第2層706は、位置714に残っている第2層706よりも薄い。したがって、厚さ706”は、レジストに供給される分数線量によって調整されうる。厚さ706”は、エッチングなどの処理段階における不均一性を補正するよう、平均線量を調整するフィードバック制御システムを用いて生成量を作り出すことによって、又は、基板全体で変動可能な分数線量をマッピングすることによって、制御されうる。位置714における厚さと比較した位置712における第2層706の厚さは、構成要素706’’を有するが構成要素706’は有していない位置712によって表されている。
位置710において、フォトレジスト層140はフルトーン線量を受けた。この場合、エッチングに先立って、位置710は、構成要素140’と構成要素140.’’のどちらも有していなかった。位置710には位置712及び714よりも薄いフォトレジスト層が残っていたことから、位置710に残っている第2層706は、位置712及び714に残っている第2層706よりも薄い。図示しているように、第2層706は、位置710において完全にエッチングされており、その結果金属ライン704が露出している。後続のメタライズ段階において、トレンチ720及び730は金属で充填され、新たな金属ライン、及び、金属ライン704とこの新たな金属ラインとの間のコンタクトを形成しうる。
前述の実施形態は、下記のものを含む多数の利点を有する。例えば、本書で開示されている方法は、高価なハーフトーンマスクを使用せずに、フォトリソグラフィ中の多重トーン露光を可能にする。加えて、本書で開示されている実施形態は、フォトレジスト層上の種々の位置に供給されるトーン線量の容易かつ広範な調整を可能にする。本書で開示されている実施形態が調整可能であることにより、処理上の不均一性の容易な補償が可能になる。ハーフトーンマスクを用いると、マスクの製造時にトーン線量はほとんど不変になる。上述の利点は、例示的であって限定的なものではない。全ての実施形態が全ての利点を有する必要はない。
以上の説明は本開示の実施形態を対象としているが、本開示の基本的な範囲を逸脱することなく本開示の他の及び更なる実施形態を考案することが可能であり、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲によって定められる。

Claims (13)

  1. 基板を処理する方法であって、
    複数の書込みビームの各々を基板の未現像で未露光のフォトレジスト層上に配置された複数の書込みピクセル位置に個別に方向付けるように構成された複数の鏡を備える書込みビームアクチュエータを備えるマスクレス直描パターン生成装置に関連付けられたステージ上に、基板を位置付けることと、
    前記パターン生成装置から前記フォトレジスト層の各書込みピクセル位置に、第1、第2、及び第3の所定の線量の電磁エネルギーを供給することであって、
    前記第1の所定の量はフルトーン線量であり、前記第1の所定の線量は、書込みピクセル位置の第1セットに供給され、
    前記第2の所定の量は分数トーン線量であり、前記第2の所定の線量は、書込みピクセル位置の第2セットに供給され、
    前記第3の所定の量は、分数トーン線量とゼロトーン線量のいずれかであり、前記第3の所定の線量は書込みピクセル位置の第3セットに供給され、前記第3の所定の線量は前記第2の所定の線量とは異なる、供給することと、
    前記フォトレジスト層を現像して前記フォトレジスト層に三次元パターンを生成することであって、前記書込みピクセル位置の前記第1セットは、前記第1の所定の線量に対応する第1のレジスト厚さを有し、前記書込みピクセル位置の前記第2セットは、前記第2の所定の線量に対応する第2のレジスト厚さを有し、前記書込みピクセル位置の前記第3セットは、前記第3の所定の線量に対応する第3のレジスト厚さを有するように、三次元パターンを生成することと、
    前記フォトレジスト層の下側の層を三次元パターンにエッチングすることであって、前記下側の層が、前記フォトレジスト層が前記第1のレジスト厚さを有する位置で、第1の層厚さを有し、前記フォトレジスト層が前記第2のレジスト厚さを有する位置で、第2の層厚さを有し、前記フォトレジスト層が前記第3のレジスト厚さを有する位置で、第3の層厚さを有する、三次元パターンにエッチングすることと、
    前記フォトレジスト層の前記第2のレジスト厚さ又は前記下側の層の前記第2の層厚さの測定値と、前記書込みピクセル位置間のエッチング速度の不均一性を補償するための、各書込みピクセル位置に対応する補償係数からなる線量補正マップに基づいて、前記フォトレジスト層の各書込みピクセル位置に供給される前記第1、第2、及び第3の所定の線量を調整することと、
    を含む、方法。
  2. 前記パターン生成装置は、個別に作動可能な鏡を備える空間光変調装置(SLM)を備え、前記第1の所定の線量、前記第2の所定の線量、及び前記第3の所定の線量のうちの少なくとも1つは、前記鏡を作動させることによって制御される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記所定の線量は、複数の露光を含む複数の放射サイクルにわたって供給される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記複数の露光のうちの一露光において供給される個別線量は、前記フルトーン線量と前記分数トーン線量について同一である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記個別線量は、前記フルトーン線量に関しては、前記複数の露光の各露光において供給される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記個別線量は、前記分数トーン線量に関しては、前記複数の露光の全てに満たない露光において供給される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記個別線量は、前記ゼロトーン線量に関しては、前記複数の露光のいずれの露光においても供給されない、請求項6に記載の方法。
  8. 第4の所定の量を供給することであって、前記第4の所定の量は、ゼロトーン線量と分数トーン線量のいずれかであり、前記第4の所定の線量は書込みピクセル位置の第4セットに供給され、前記第4の所定の線量は前記第2の所定の線量及び前記第3の所定の線量とは異なる、供給することを更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2の所定の線量と前記第3の所定の線量の少なくとも一方は、処理上の不均一性を補正するよう設定されており、前記処理上の不均一性は、経験的に判定された下流処理の不均一性であり、前記経験的に判定された不均一性はエッチングの不均一性である、請求項1に記載の方法。
  10. 前記所定の線量は、前記フォトレジスト層内に三次元パターンを生成するよう設定されており、前記基板は、その内部に形成された金属ラインを有する第1誘電体層と、前記第1誘電体層及び前記金属ラインの上側に位置付けられた第2誘電体層であって、前記フォトレジスト層の下に位置付けられた第2誘電体層とを更に備え、前記所定の線量は、前記金属ラインの上に、前記金属ラインと交差するトレンチを形成するよう設定されており、前記所定の線量は、前記金属ラインの上にビアホールを形成するよう設定されており、かつ、前記基板をエッチングすることと、前記フォトレジストを除去することと、前記トレンチ及び前記ビアホールをメタライズして、第2金属ライン、及び前記金属ラインと前記第2金属ラインとの間のコンタクトを形成することとを更に含む、請求項1に記載の方法。
  11. 複数の書込みサイクルゾーン位置内に、複数の書込みサイクルのうちの対応するサイクル中に基板を支持するよう構成された、ステージと、
    複数の書込みビームの各々を基板のフォトレジスト上に配置された書込みピクセル位置に個別に方向付けるよう構成された複数の鏡を備える書込みビームアクチュエータであって、前記書込みピクセル位置の第1セットに、フルトーン線量である第1の所定の線量の電磁エネルギーを供給し、前記書込みピクセル位置の第2セットに、分数トーン線量である第2の所定の線量の電磁エネルギーを供給し、前記書込みピクセル位置の第3セットに、前記第2の所定の線量とは異なる分数トーン線量とゼロトーン線量のいずれかである第3の所定の線量の電磁エネルギーを供給する、書込みビームアクチュエータと、
    前記フォトレジスト層を現像して前記フォトレジスト層に三次元パターンを生成する現像手段であって、前記書込みピクセル位置の前記第1セットは、前記第1の所定の線量に対応する第1のレジスト厚さを有し、前記書込みピクセル位置の前記第2セットは、前記第2の所定の線量に対応する第2のレジスト厚さを有し、前記書込みピクセル位置の前記第3セットは、前記第3の所定の線量に対応する第3のレジスト厚さを有するように、三次元パターンを生成する現像手段と、
    前記フォトレジスト層の下側の層を三次元パターンにエッチングするエッチング手段であって、前記下側の層が、前記フォトレジスト層が前記第1のレジスト厚さを有する位置で、第1の層厚さを有し、前記フォトレジスト層が前記第2のレジスト厚さを有する位置で、第2の層厚さを有し、前記フォトレジスト層が前記第3のレジスト厚さを有する位置で、第3の層厚さを有する、エッチング手段と、
    供給される書込み線量を、前記基板の前記フォトレジスト層内に三次元パターンを生成するよう設定されているトーン線量データに従って、対応する前記書込みピクセル位置に対して調整するよう構成された、コンピュータプロセッサとを備え、
    前記コンピュータプロセッサは、前記フォトレジスト層の前記第2のレジスト厚さ又は前記下側の層の前記第2の層厚さの測定値と、前記書込みピクセル位置間のエッチング速度の不均一性を補償するための、各書込みピクセル位置に対応する補償係数からなる線量補正マップに基づいて、前記フォトレジスト層の各書込みピクセル位置に供給される前記第1、第2、及び第3の所定の線量を調整する、パターン生成装置。
  12. 前記トーン線量データは、処理上の不均一性を補正するよう設定される、請求項11に記載のパターン生成装置。
  13. 前記処理上の不均一性は下流のエッチングの不均一性である、請求項12に記載のパターン生成装置。
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