JP7111001B2 - フィルタ回路の短絡検知装置 - Google Patents
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Description
<実施例1による短絡検知装置の適用例>
図1,図2,図3は、それぞれ実施例1による短絡検知装置5の適用例を示すものであって、複数個(図1では2個)のインバータユニットU1,U2が並列接続された電力変換装置1A,1B,1Cの概略説明図である。
フィルタ回路F10,F11,F12(以下、単にフィルタ回路Fと適宜称する)においては、インバータ出力電流Iinvから所望の周波数成分を抽出できる構成であれば、種々の態様を適用することが可能であり、特に限定されるものではない。
図1~図3に示した短絡検知装置5は、フィルタ回路出力電流Ioutを検出してフィルタ回路Fの各フィルタ部品の端子間短絡の有無を判定する構成であるが、当該短絡検知装置5の替わりに、例えば図5(A)に示すようにフィルタ回路出力電圧Voutを検出することが可能な短絡検知装置6や、図5(B)に示すようにフィルタ回路出力電力を検出することが可能な短絡検知装置7を、適用しても良い。
インバータ制御部Uにおいては、インバータユニットU1,U2を構成しているスイッチングデバイスに係る制御信号を適宜出力して当該インバータユニットU1,U2をそれぞれ出力制御できる構成であれば良く、種々の態様を適用することが可能であり、特に限定されるものではない。
次に、短絡検知装置5を適宜動作させた場合について、偏差演算部52により導出した偏差の時間に対する変動特性、および短絡判定部53による端子間短絡の有無の判定例を説明する。なお、図1~図6に示すものと同様のものには同一符号を適用する等により、その詳細な説明を適宜省略する。
すなわち、異常時においては、インバータ制御部Uのインバータ制御対象(フィルタ回路入力電流Iinv,フィルタ回路入力電圧Vinv,フィルタ回路入力電力)のリプルが、正常時と比較して大きくなってしまうことが読み取れる。
短絡判定部53,63,73においては、種々の態様を適用することが可能であり、前述したように偏差の時間に対する変動特性に基づいて適宜分析でき、端子間短絡の有無を適宜判定できる構成であれば良い。その一例としては、例えば図9に示すフローチャートのような各種処理ステップによる処理動作を周期的に実行可能な装置(カウンタ等)を適用する構成が挙げられる。
<実施例2による短絡検知装置の構成例>
次に、実施例2による短絡検知装置を説明する。なお、図1~図9に示すものと同様のものには、同一符号を適用する等により、その詳細な説明を適宜省略する。
短絡判定部83においては、種々の態様を適用することが可能であり、前述したように周波数成分における高調波成分の含有率を導出して、リアクトルL1,L2の端子間短絡の有無を適宜判定できる構成であれば良い。その一例としては、例えば図12に示すフローチャートのような各種処理ステップによる処理動作を周期的に実行可能な装置を適用する構成が挙げられる。
実施例1では、電力変換装置1A~1Cに短絡検知装置5~7を適宜適用した場合について説明したが、当該短絡検知装置5~7を適用する替わりに、フィルタ回路出力のうちの有効電力と、インバータ入力のうちの有効電力と、における偏差の変動特性に基づいて端子間短絡を検知できる構成を適用することも可能である。
図13は、実施例3による短絡検知装置9aの構成を示すものであり、電流検出部51,51d、電圧検出部61,61d、偏差演算部91a、短絡判定部92aを備えた構成となっている。
次に、短絡検知装置9aを適宜動作させた場合について、偏差演算部91aにより導出した偏差の時間に対する変動特性、および短絡判定部92aによる端子間短絡の有無の判定例を説明する。
短絡判定部92aにおいても、実施例1と同様に種々の態様を適用することが可能であり、前述したように偏差の時間に対する変動特性に基づいて適宜分析でき、端子間短絡の有無を適宜判定できる構成であれば良い。
<実施例4による短絡検知装置の構成例>
図16は、実施例4による短絡検知装置9bの構成を示すものであって、電力変換装置1A~1Cにおいて短絡検知装置5~7の替わりに適宜適用可能なものである。なお、実施例1~3と同様のものには、例えば当該実施例1~3の各図の同一符号を適用する等により、その詳細な説明を適宜省略する。
次に、短絡検知装置9bを適宜動作させた場合について、偏差演算部91bにより導出した偏差の時間に対する変動特性、および短絡判定部92bによる端子間短絡の有無の判定例を説明する。
短絡判定部92bにおいても、実施例1,3と同様に種々の態様を適用することが可能であり、前述したように偏差の時間に対する変動特性に基づいて適宜分析でき、端子間短絡の有無を適宜判定できる構成であれば良い。
<実施例5による短絡検知装置の構成例>
図18は、実施例5による短絡検知装置9cの構成を示すものであって、電力変換装置1A~1Cにおいて短絡検知装置5~7の替わりに適宜適用可能なものである。なお、実施例1~4と同様のものには、例えば当該実施例1~4の各図の同一符号を適用する等により、その詳細な説明を適宜省略する。
ΔV=|Vinv(またはVinv1,Vinv2)-Vout| ……(7)
そして、短絡判定部92cは、偏差演算部91c,91dにより導出した各偏差ΔI,ΔVの時間に対する変動特性に基づいて、フィルタ回路Fを構成している各フィルタ部品の端子間短絡の有無を判定するものである。
次に、短絡検知装置9cを適宜動作させた場合について、偏差演算部91c,91dにより導出した各偏差の時間に対する変動特性、および短絡判定部92cによる端子間短絡の有無の判定例を説明する。
短絡判定部92cにおいては、種々の態様を適用することが可能であり、前述したように偏差の時間に対する変動特性に基づいて適宜分析でき、端子間短絡の有無を適宜判定できる構成であれば良い。その一例としては、例えば図21に示すフローチャートのような各種処理ステップによる処理動作を周期的に実行可能な装置(カウンタ等)を適用する構成が挙げられる。
5,6,7,8,9a,9b,9c…短絡検知装置
51,51d,51i…電流検出部
61,61d,61i…電圧検出部
71…電力検出部
52,62,72,91a,91b,91c,91d…偏差演算部
53,63,73,83,92a,92b,92c…短絡判定部
81…周波数成分検出部
82…含有率導出部
F(F10,F11,F12)…フィルタ回路
U1,U2…インバータユニット
Claims (9)
- インバータ出力側のフィルタ回路から出力されるフィルタ回路出力電流を検出するフィルタ回路出力電流検出部と、
フィルタ回路出力電流検出部で検出した電流検出値と、インバータの出力制御に係る電流指令値と、の偏差を導出する偏差演算部と、
偏差演算部により導出した偏差の時間に対する変動特性に基づいて、フィルタ回路を構成している複数個の電気部品における端子間短絡の有無を判定する短絡判定部と、
を備えたことを特徴とするフィルタ回路の短絡検知装置。 - インバータ出力側のフィルタ回路から出力されるフィルタ回路出力電圧を検出するフィルタ回路出力電圧検出部と、
フィルタ回路出力電圧検出部で検出した電圧検出値と、インバータの出力制御に係る電圧指令値と、の偏差を導出する偏差演算部と、
偏差演算部により導出した偏差の時間に対する変動特性に基づいて、フィルタ回路を構成している複数個の電気部品における端子間短絡の有無を判定する短絡判定部と、
を備えたことを特徴とするフィルタ回路の短絡検知装置。 - インバータ出力側のフィルタ回路から出力されるフィルタ回路出力電力を検出するフィルタ回路出力電力検出部と、
フィルタ回路出力電力検出部で検出した電力検出値と、インバータの出力制御に係る電力指令値と、の偏差を導出する偏差演算部と、
偏差演算部により導出した偏差の時間に対する変動特性に基づいて、フィルタ回路を構成している複数個の電気部品における端子間短絡の有無を判定する短絡判定部と、
を備えたことを特徴とするフィルタ回路の短絡検知装置。 - インバータ出力側のフィルタ回路から出力されるフィルタ回路出力電流を検出するフィルタ回路出力電流検出部と、
インバータ出力側のフィルタ回路から出力されるフィルタ回路出力電圧を検出するフィルタ回路出力電圧検出部と、
インバータ入力側に入力される直流電流を検出するインバータ入力電流検出部と、
インバータ入力側に入力される直流電圧を検出するインバータ入力電圧検出部と、
フィルタ回路出力電流検出部の電流検出値およびフィルタ回路出力電圧検出部の電圧検出値によるフィルタ回路出力有効電力と、インバータ入力電流検出部の電流検出値およびインバータ入力電圧検出部の電圧検出値によるインバータ入力有効電力と、の偏差を導出する偏差演算部と、
偏差演算部により導出した偏差の時間変化に対する変動特性に基づいて、フィルタ回路を構成している複数個の電気部品における端子間短絡の有無を判定する短絡判定部と、
を備えたことを特徴とするフィルタ回路の短絡検知装置。 - インバータ出力側のフィルタ回路から出力されるフィルタ回路出力電流を検出するフィルタ回路出力電流検出部と、
インバータ出力側のフィルタ回路から出力されるフィルタ回路出力電圧を検出するフィルタ回路出力電圧検出部と、
インバータからフィルタ回路に入力されるフィルタ回路入力電流を検出するフィルタ回路入力電流検出部と、
インバータからフィルタ回路に入力されるフィルタ回路入力電圧を検出するフィルタ回路入力電圧検出部と、
フィルタ回路出力電流検出部の電流検出値およびフィルタ回路出力電圧検出部の電圧検出値によるフィルタ回路出力有効電力と、フィルタ回路入力電流検出部の電流検出値およびフィルタ回路入力電圧検出部の電圧検出値によるフィルタ回路入力有効電力と、の偏差を導出する偏差演算部と、
偏差演算部により導出した偏差の時間変化に対する変動特性に基づいて、フィルタ回路を構成している複数個の電気部品における端子間短絡の有無を判定する短絡判定部と、
を備えたことを特徴とするフィルタ回路の短絡検知装置。 - インバータ出力側のフィルタ回路から出力されるフィルタ回路出力電流を検出するフィルタ回路出力電流検出部と、
インバータ出力側のフィルタ回路から出力されるフィルタ回路出力電圧を検出するフィルタ回路出力電圧検出部と、
インバータからフィルタ回路に入力されるフィルタ回路入力電流を検出するフィルタ回路入力電流検出部と、
インバータからフィルタ回路に入力されるフィルタ回路入力電圧を検出するフィルタ回路入力電圧検出部と、
フィルタ回路出力電流検出部およびフィルタ回路入力電流検出部の各電流検出値の偏差を演算する電流偏差演算部と、
フィルタ回路出力電圧検出部およびフィルタ回路入力電圧検出部の各電圧検出値の偏差を演算する電圧偏差演算部と、
電流偏差演算部および電圧偏差演算部の各偏差の時間変化に対する変動特性に基づいて、フィルタ回路を構成している複数個の電気部品における端子間短絡の有無を判定する短絡判定部と、
を備えたことを特徴とするフィルタ回路の短絡検知装置。 - 短絡判定部は、変動特性において、偏差が所定の偏差閾値の範囲外の状態である閾値範囲外期間を導出して、端子間短絡の有無を判定することを特徴とする請求項1~6の何れかに記載のフィルタ回路の短絡検知装置。
- 短絡判定部は、変動特性において、偏差が所定の偏差閾値の範囲内の状態である閾値範囲内期間を導出して、端子間短絡の有無を判定することを特徴とする請求項7記載のフィルタ回路の短絡検知装置。
- インバータからフィルタ回路に入力されるフィルタ回路入力電流もしくはフィルタ回路入力電圧の周波数成分を検出、または当該フィルタ回路から出力されるフィルタ回路出力電流もしくはフィルタ回路出力電圧の周波数成分を検出する周波数成分検出部と、
周波数成分検出部で検出した周波数成分における高調波成分の含有率を導出する含有率導出部と、
含有率導出部により導出した含有率に基づいて、フィルタ回路の直列部を構成しているリアクトルの端子間短絡の有無を判定する短絡判定部と、
を備えたことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載のフィルタ回路の短絡検知装置。
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