JP7108895B2 - 電子機器用筐体及びそれを有する電子機器 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 パナソニック株式会社が平成28年1月5日に2016インターナショナルCESプレスカンファレンスにおいて公開した。
電子機器用の筐体及びそれを有する電子機器に関する。
特許文献1は、電子機器用の筐体の補強構造として、筐体のパネルの内面に複数の隣接するハニカムセルが形成されるように、複数のリブを設けた構造を開示している。
特開2008-234100号公報
本開示は、剛性を高めつつ軽量化した電子機器用の筐体及びそれを有する電子機器を提供することを課題とする。
本開示の電子機器用筐体は、
筐体の内面に複数のリブが一体で形成されており、
複数のリブは、複数の正三角形のセグメントが規則的に隣接して並ぶアイソグリッド構造を形成している。
本開示の電子機器は、本開示の電子機器用筐体を有する。
本開示によれば、電子機器用の筐体を、剛性を高めつつ軽量化することができる。
本実施形態における電子機器の開いた状態の正面側の外観を示す斜視図である。 本実施形態における電子機器の第2のユニットを取り外した状態での正面側の斜視図である。 第1のユニットの上側筐体の上面図である。 第1のユニットの上側筐体の下面図である。 本実施形態におけるアイソグリッド構造の拡大図である。 従来のアイソグリッド構造の拡大図である。 従来のアイソグリッド構造を鋳造により成形する場合の問題点を説明する図である。 本実施形態のアイソグリッド構造を鋳造により成形する場合の効果を説明する図である。 従来のアイソグリッド構造による充填確実性と、本実施形態のアイソグリッド構造による充填確実性を比較した図である。 他の実施形態におけるアイソグリッド構造の拡大図である。 他の実施形態におけるアイソグリッド構造の拡大図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(発明の背景)
近年の電子機器の薄型化により、筐体が薄型かつ剛性を有することが求められている。そのため筐体にリブを追加して剛性を高めている。
筐体の剛性を飛躍的に高めることが可能な構造としてアイソグリッド構造がある。アイソグリッド構造とは正三角形のセグメントを規則的に配列した構造である。アイソグリッド構造は、ロケットや船舶などの胴体に用いられており、切削加工により形成される。
しかし、切削加工は加工コストが非常に高く、コストの低廉化が要求されている一般用の電子機器に適用するのは困難であった。
これに対処するため、本発明者は、コストを低減可能な鋳造によりアイソグリッド構造を形成できないか検討を行った。しかし、従来から存在するアイソグリッド構造では、金型内での溶融金属の十分な流動性が得られず、その結果、十分な充填確実性が得られず、成形不良率が高いという問題に直面した。
そこで、本開示は、具体的には、アイソグリッド構造を鋳造で形成する場合における充填確実性を向上させ、かつ、成形不良率を減少させることを課題とする。そして、これにより、電子機器用の筐体の剛性を高めつつ、軽量化した電子機器用筐体及びそれを有する電子機器を提供することを課題とする。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して実施の形態1を説明する。
[1.構成]
[1-1.電子機器の概要]
図1は、本実施形態における電子機器の開いた状態の正面側の外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態における電子機器の第2のユニットを取り外した状態における正面側の斜視図である。
図1、図2に示されるように、電子機器1は、操作部105を有する第1のユニット100と、表示部201を有する第2のユニット200と、第1のユニット100に対して回動自在に連結され、第2のユニット200が着脱自在に接続されるホルダ300とを備えており、所謂、デタッチャブル型コンピュータとして構成されている。なお、図1において示す方向の定義は、説明便宜上のものであり、ノートブック型のコンピュータを図1に示すような一般的な態様でユーザが使用しているときを基準として記載している。
第1のユニット100は、ユーザの入力操作を受け付ける操作ユニットである。第1のユニット100の筐体は、例えばマグネシウム合金などの金属や樹脂により形成される。第1のユニット100は、操作部105として、ユーザが入力処理を行うためのキーボード101、タッチパッド102、複数の操作ボタン103等を有している。また、第1のユニット100は、キーボード101、タッチパッド102及び複数の操作ボタン103に対する操作に応じた信号を出力する処理等を行う演算処理装置を内蔵している。
第2のユニット200は、タブレット型コンピュータである。第2のユニット200の筐体は、例えばマグネシウム合金などの金属や樹脂により形成される。表示部201は、例えば液晶表示パネルにより構成されている。また、表示部201は、ユーザのタッチ操作を受付可能なタッチパネルである。また、第2のユニット200は、中央演算処理装置(CPU)、揮発性記憶装置(RAM)、不揮発性記憶装置(ROM、SSD等)、バッテリ等を内蔵している。不揮発性記憶装置(ROM、SSD等)には、オペレーティングシステム(OS)、種々のアプリケーションプログラム、種々のデータ等が格納されている。中央演算処理装置(CPU)は、OS、アプリケーションプログラム、種々のデータを読み込んで演算処理を実行することにより、種々の機能を実現する。
200の下側の側部を収容可能である。ホルダ300は、第1のユニット100のヒンジ部110により第1のユニット100に対して回動自在に支持されている。また、ホルダ300は、第2のユニット200を着脱可能なように構成されている。
ホルダ300には、第2のユニット200の下側の側部が収容された状態において、第2のユニット200のコネクタ(図示せず)と接続されるコネクタ301が設けられている。ホルダ300のコネクタ301は、第1のユニット100の演算処理装置に電気的、信号的に接続されている。これらのコネクタを介して、第1のユニット100と第2のユニット200との間で、種々の信号や電力の授受を行うことができる。例えば、第1のユニット100のキーボード101、タッチパッド102、複数の操作ボタン103等の入力部等から出力される信号を第2のユニット200に出力することができる。第2のユニット200は、これらの信号を受信し、受信した信号に基づく制御が可能である。したがって、電子機器1によれば、第2のユニット200に第1のユニット100を装着して、ノートタイプ型コンピュータとして利用することができる。また、第2のユニット200単体で、タブレット型コンピュータとして利用することができる。
[1-2.第1のユニットの筐体の構造]
第1のユニット100の筐体は、第1のユニット100の上面側を構成する上側筐体120と、第1のユニット100の下面側を構成する下側筐体130とを有する。
図3は、第1のユニット100の上側筐体120の上面図である。
上側筐体120には、キーボード101、タッチパッド102、複数の操作ボタン103等を配置するための凹部121、122、123が形成されている。また、タッチパッド102を配置するための凹部122の左右は、パームレストとなる。本実施形態の上側筐体120はマグネシウム合金製であり、溶融マグネシウム合金を利用した鋳造により形成される。
図4は、第1のユニット100の上側筐体120の下面図である。
第1のユニット100の上側筐体120の下面において、上記各凹部121、122、123を除く部分には、複数の正三角形のセグメントSが規則的に隣接して並ぶアイソグリッド構造が形成されるように、複数のリブRが設けられている。上側筐体120は、前側の側部(図4において下側の側部)のInと示す位置から溶融マグネシウム合金が注入されることにより形成されている。
図5は、本実施形態のアイソグリッド構造の拡大図である。具体的に、図5は、図4の矢印Aで示すアイソグリッド構造における正三角形の頂点が集合し、複数のリブRが交わる節部の一つを中心に図示した拡大図である。
本実施形態におけるアイソグリッド構造は、正三角形の辺を構成する第1~第6の直線リブ141~146と、正三角形の頂点の位置に配置され、第1~第6の直線リブ141~146が接続される環状リブ140とを有する。これらのリブ140~146は、上記の複数のリブRの一部である。
第1~第6の直線リブ141~146は、環状リブ140から周方向において60度間隔で放射状に延びている。
本実施形態のアイソグリッド構造では、環状リブ140の内周140aは真円ではなく扇型形状を有している。環状リブ140における、第2、第6の直線リブ142、146が接続される部分(矢印Xで示す部分)の幅(径方向の長さ)が、環状リブ140における、第1、第3、第4、第5の直線リブ141、143、144、145が接続される部分の幅(径方向の長さ)よりも幅Wだけ大きくなるように形成されている。
また、環状リブ140の内周140aは、第1の直線リブ141近傍と第3の直線リブ143近傍とを直線DL状に結ぶ直線部140bと、第1の直線リブ141近傍と第5の直線リブ145近傍とを直線DL状に結ぶ直線部140bとを有している。さらに、環状リブ140において第3、第5の直線リブ143、145が接続される部分の第2、第6の直線リブ142、146側の部分140cは、曲率が他の接続される部分よりも小さくされている。
[1-3.従来におけるアイソグリッド構造]
環状リブ140の形状を上記のような非円形状とした理由について、図6に示す一般的なアイソグリッド構造における構造と対比しながら説明する。図6は、従来のアイソグリッド構造の拡大図である。
図6に示す従来の一般的なアイソグリッド構造においては、環状リブ240の外周及び内周は、それぞれほぼ真円形に形成されている。また、放射状に延びる第1~第6の直線リブ241~246を有する。
本発明者は、電子機器の筐体の強度を上げるために図6のような従来のアイソグリッド構造を用いることについて検討した。しかし、前述したように、従来、アイソグリッド構造は切削加工により形成されるが、切削加工は加工コストが非常に高く、コストの低廉化が要求されている一般用の電子機器に適用するのは困難であった。これに対処するため、本発明者は、コストを低減可能な鋳造によりアイソグリッド構造を形成できないか検討を行った。しかし、従来から存在するアイソグリッド構造では、金型内での溶融金属の十分な流動性が得られず、その結果、十分な充填確実性が得られず、成形不良率が高いという問題に直面した。本発明者が検討したところ、これは以下のような理由による。
図7は、従来のアイソグリッド構造を鋳造で製造する際に用いる一対の金型のうち、アイソグリッド構造におけるリブを形成するための溝が形成されている側の金型についての、1つの環状リブ部分についての拡大図である。
金型には、環状の環状溝340と、環状溝340から周方向において60度間隔で放射状に延びる第1~第6の直線溝341~346とが形成されている。
図7において環状溝340から下方及び斜め下方に延びる第1、第2、第6の直線溝341、342、346は、溶融マグネシウム合金の流通方向において環状溝340の上流側に位置する。また、図7において環状溝340から上方及び斜め上方に延びる第3、第4、第5の直線溝343、344、345は、環状溝340の下流側に位置する。そのため、溶融マグネシウム合金は、各溝内において図7に矢印で示すように流通する。この場合、図7において第2、第6の直線溝342、346が環状溝340に接続される部分(矢印Yで示す部分)では、それぞれ、第1の直線溝341から流入した溶融マグネシウム合金と、第2、第6の直線溝345、346から流入した溶融マグネシウム合金とが合流するため、圧力が上昇し、溶融マグネシウム合金が環状溝340において下流側に流動する際の流動抵抗が増加する。その結果、金型の最下流側にまで溶融マグネシウム合金がいきわたりにくく、鋳造成形品の品質を一定な品質で確保することが困難であるとの知見を得た。
[1-4.本実施形態でのアイソグリッド構造の鋳造]
図8は、本実施形態のアイソグリッド構造を鋳造で製造する際に用いる一対の金型のうち、アイソグリッド構造を構成するリブを形成するための溝が形成されている側の金型についての、1つの環状リブ部分についての拡大図である。
本実施形態では、環状溝440の内周440aは真円ではなく扇型形状を有している。環状溝440における、第2、第6の直線溝442、446が接続される部分(矢印Zで示す部分)の溝幅(径方向の長さ)が、環状溝440における、第1、第3、第4、第5の直線溝441、443、444、445が接続される部分の溝幅(径方向の長さ)よりも幅Wだけ大きくなるように形成されている。これにより、第2、第6の直線溝442、446からそれぞれ環状溝440に流入した溶融マグネシウム合金と、その上流側の第1の直線溝441から流入した溶融マグネシウム合金とが合流しても、環状溝440への矢印Zで示す合流部において圧力上昇が生じにくい。そのため、溶融マグネシウム合金が環状溝440において下流側に流動する際の流動抵抗の増加が抑制される。
また、環状溝440の内周440aは、第1の直線溝441近傍と第3の直線溝443近傍とを直線DL状に結ぶ直線部440bと、第1の直線溝441近傍と第5の直線溝445近傍とを直線DL状に結ぶ直線部440bとを有している。そのため、第1の直線溝441から環状溝440に流入した溶融マグネシウム合金が直線部440bによりスムーズに下流側に導かれ第3、第5の直線溝443、445に流入しやすくなる。さらに、環状溝440において第3、第5の直線溝443、445が接続される部分の第2、第6の直線溝442、446側の部分440cは、曲率が他の接続される部分よりも小さくされている。これによっても、環状溝440から第3、第5の直線溝443、445に溶融マグネシウム合金が流入しやすくなる。これらにより、第2の直線溝442が接続される部分と第3の直線溝443とが接続される部分との間の圧力の上昇、及び第6の直線溝446が接続される部分と第5の直線溝445とが接続される部分との間の圧力の上昇が、それぞれ、より抑制される。そのため、溶融マグネシウム合金が環状溝440において下流側に流動する際の流動抵抗の増加が抑制される。
図9は、従来のアイソグリッド構造による充填確実性と、本実施形態のアイソグリッド構造による充填確実性を比較した図である。なお、これらは、充填途中の状態を示している。図9(a)は、従来のアイソグリッド構造による充填確実性を示し、図9(b)は、本実施形態のアイソグリッド構造による充填確実性を示す。これらの例は、Inと記載されている部分から溶融マグネシウム合金を注入した場合のものである。これらの図において、OKと記載されて濃度が高く表現されている部分は、十分な充填確実性が得られた部位を示し、NGと記載されて濃度が低く表現されている部分は、十分な充填確実性が得られなかった部位を示している。図9(a)、図9(b)から明らかなように、本実施形態のアイソグリッド構造により充填確実性が向上していることがわかる。これは、金型内における溶融マグネシウム合金の流動性が向上したためである。
このように、本実施形態のアイソグリッド構造によれば、アイソグリッド構造を鋳造で形成する場合における充填確実性が向上し、もって成形不良率が減少する。よって、鋳造により、アイソグリッド構造を有する筐体を、良好な品質で形成することができる。そのため、アイソグリッド構造を有する筐体を安価に製造することができ、電子機器においてアイソグリッド構造を有する筐体を採用することができるようになる。したがって、電子機器用の筐体の剛性を高めつつ、軽量化した電子機器用筐体及びそれを有する電子機器を提供することができる。
[2.効果等]
本実施形態の上側筐体120(電子機器用筐体)は、
上側筐体120(筐体)の内面に複数のリブRが一体で形成されており、
複数のリブRは、複数の正三角形のセグメントSが規則的に隣接して並ぶアイソグリッド構造を形成している。
これにより、電子機器用の上側筐体120(筐体)を、剛性を高めつつ軽量化することができる。
本実施形態の上側筐体120(電子機器用筐体)において、
複数のリブRは、隣接する複数の正三角形の頂点の位置に設けられた環状リブ140と、環状リブ140から周方向において60度間隔で放射状に延び、正三角形の各辺を構成する直線リブ141~146と、を有する。
環状リブ140において、一の直線リブ141に周方向で隣接する一対の直線リブ142、146が接続される部分の幅は、当該環状リブ140において、残りの直線リブ141、143~145が接続される部分の幅よりも大きく設定されている。
これにより、アイソグリッド構造を鋳造で形成する場合における充填確実性が向上し、もって成形不良率が減少する。よって、鋳造により、アイソグリッド構造を有する筐体を、良好な品質で形成することができる。
本実施形態の上側筐体120(電子機器用筐体)において、
上側筐体120(筐体)は、鋳造品である。
これにより、アイソグリッド構造を有する筐体を安価に製造することができる。
本実施形態の電子機器1は、本実施形態の上側筐体120(電子機器用筐体)を有する。
(他の実施形態)
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を説明する。
前記実施形態では、環状リブの内周の形状が扇型形状である場合について説明した。しかし、本開示は、これに限定されない。本開示では、環状リブにおいて、一の直線リブに周方向で隣接する一対の直線リブが接続される部分の幅は、当該環状リブにおいて、残りの直線リブが接続される部分の幅よりも大きく設定されていればよい。
例えば、図10に示すように、環状リブ540の内周540aの形状は三角形状であってもよい。この場合でも、環状リブ540において、一の直線リブ541に周方向で隣接する一対の直線リブ542、546が接続される部分の幅は、当該環状リブ540において、残りの直線リブ541、543~545が接続される部分の幅よりも大きくなる。
また、図11に示すように、環状リブ640の内周640aの形状は台形状であってもよい。この場合でも、環状リブ640において、一の直線リブ641に周方向で隣接する一対の直線リブ642、646が接続される部分の幅は、当該環状リブ640において、残りの直線リブ641、643~645が接続される部分の幅よりも大きくなる。
前記実施形態では、本開示の電子機器用筐体を上側筐体120に適用した例について説明した。しかし、本開示の電子機器用筐体は、それ以外の筐体に適用できることはいうまでもない。
また、前記実施形態では、第1のユニット100と第2のユニット200とがホルダ300(接続部)を介して着脱可能に構成されている場合について説明した。しかし、本開示は、第1のユニットと第2のユニットとが着脱可能ではない一般的なノートブック型の電子機器に対しても適用可能である。また、タブレット端末、スマートフォン等にも適用可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、第1のユニットと、第2のユニットとを備えた電子機器において広く利用可能である。
1 電子機器
100 第1のユニット
101 キーボード
102 タッチパッド
103 操作ボタン
105 操作部
110 ヒンジ部
120 上側筐体
130 下側筐体
121、122、123 凹部
140 環状リブ
140b 直線部
141~146 直線リブ
140a 内周
140b、140b 直線部
140c 曲率が小さい部分
200 第2のユニット
201 表示部
300 ホルダ
301 コネクタ
310 ホルダ本体部
320 背面支持部
440 環状溝
440a 内周
440b 直線部
440c 曲率が小さい部分
441~446 直線溝
R リブ
S セグメント

Claims (3)

  1. 筐体の内面に複数のリブが形成されており、
    前記複数のリブは、複数の多角形のセグメントが隣接して並ぶアイソグリッド構造を形成し、隣接する複数の多角形の頂点に設けられた環状リブと、前記環状リブから周方向において所定角度間隔で放射状に延び、前記多角形の各辺を構成するリブと、を有し、
    前記環状リブの内周は、非円形の形状を有し、
    前記環状リブにおいて、前記多角形の各辺を構成するある一つのリブが接続される部分の幅は、前記多角形の各辺を構成する他の別の一つのリブが接続される部分の幅よりも大きい、
    電子機器用筐体。
  2. 前記筐体は、鋳造品である、
    請求項1に記載の電子機器用筐体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子機器用筐体を有する電子機器。
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