JP7108028B2 - 土壌改質方法、土壌改質材、及びその使用 - Google Patents
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Description
そのため、農作物を含む植物の生育を安定的に行うことが求められていた。
しかしながら上記特許文献3に示されている珪藻土他についてもその保水効果は充分なものではなかった。
また、本発明は、雨量低下等の気候変動による植物の成長への影響を低減することができる土壌改質材と、これを利用した土壌改質方法及び該土壌改質材の使用を提供することも目的とする。
[1]土壌改質方法であって、粒子径が20~2000μmの焼成珪藻土からなる土壌改質材を植物の周りに埋設又は敷設することを特徴とする土壌改質方法。
[2]植物はホップである上記[1]に記載の土壌改質方法。
[3]植物の開花時期の前にある降雨時期までに上記土壌改質材を植物の周りに埋設又は敷設する上記[1]又は[2]に記載の土壌改質方法。
[4]上記土壌改質材の圃場における施用量が0.67~6.7L/m2である上記[1]~[3]のいずれかに記載の土壌改質方法。
[6]植物はホップである上記[5]に記載の土壌改質材の使用。
[7]植物の開花時期の前にある降雨時期までに上記土壌改質材を植物の周りに埋設又は敷設する上記[5]又は[6]に記載の土壌改質材の使用。
[8]上記土壌改質材の圃場における施用量が0.67~6.7L/m2である上記[5]~[7]のいずれかに記載の土壌改質材の使用。
[9]開花時期を含む1カ月の全雨量が150mm/月以下の地域で用いられる上記[5]~[8]のいずれかに記載の土壌改質材の使用。
[11]上記焼成珪藻土は、保水率が40%以上である請求項10に記載の土壌改質材。
焼成珪藻土は、珪藻土を焼成したものである。本発明で使用される焼成珪藻土は、焼成によって、珪藻土の表面及び多孔内に存在する有機物の少なくとも一部が燃焼除去されたものである。焼成珪藻土を得るための珪藻土の焼成方法としては、一般的に利用されている方法を用いることができる。例えば、珪藻土を、温度600℃で30分以上保持することが好ましい。このような条件で焼成を行うことで、珪藻土の表面及び多孔内に付着していた水分や有機物が除去され、化学的安定度が向上した焼成品(焼成珪藻土)が得られる。また、このような焼成品を土壌に施用すると、上述した本発明の効果をより充分に発揮することができる。本明細書中、粒子径が20~2000μmの焼成珪藻土を、焼成珪藻土粒状体ということもある。
なお、本発明の土壌改質材は、粒子径が20~2000μmの焼成珪藻土のみからなるものである。ここで、上記焼成珪藻土は、粒子径が上記範囲に入るものであれば、異なる粒子径の焼成珪藻土の混合物であってもよい。
上記焼成珪藻土の粒子径が20μm未満であると、焼成珪藻土の粒子径が小さく、空隙が無くなり気相の容積割合が低下し、土壌の通気性を改善する効果が不充分となる。また、上記焼成珪藻土の粒子径が2000μmを超えると、空隙が大きくなりすぎ、焼成珪藻土が水分を飽和吸収する前に水分が排出され、保水率が低下する。
上記焼成珪藻土の粒子径の下限は20μmであるが、保水効果及び土壌中の通気性改善効果の観点から、100μm以上であることが好ましく、300μm以上であることがより好ましく、400μm以上であることがさらに好ましい。また、焼成珪藻土の粒子径の上限は、2000μmであるが、1800μm以下であることが好ましく、1700μm以下であることがより好ましく、1500μm以下であることがさらに好ましい。例えば、上記焼成珪藻土の粒子径は、100~2000μmであることが好ましく、300~1800μmであることがより好ましく、300~1700μmであることがさらに好ましく、400~1700μmであることがさらにより好ましく、400~1500μmであることが特に好ましい。
ここで、本明細書中、保水率とは、焼成珪藻土が保持可能な水の体積(吸水量(保水量ということもできる))を焼成珪藻土の体積に対する100分率(100×吸水量(ml)/(焼成珪藻土体積(ml)))で表したものであり、具体的な測定方法は下記の通りである。
(保水率の測定方法)
焼成珪藻土50mlを、密封可能なビニール袋に投入し、水を1~5mlずつ飽和するまで添加する。水を添加して焼成珪藻土と混合した後にビニール袋を目視で確認し、ビニール袋内側に水分が付着していない場合は、添加された水はすべて焼成珪藻土に吸収されたと判断される。上記ビニール袋内側に水分が付着し始めた時点で、飽和したとみなし、その時点までの水分添加量(ml)を吸水量(保水量)とする。水添加前の焼成珪藻土の体積(50ml)を、焼成珪藻土体積として、得られた吸水量と焼成珪藻土体積とを上記式に当てはめ、保水率を算出する。
また、上記焼成珪藻土の保水率は、80%以下であることが好ましく、75%以下であることがより好ましい。保水率の上限が80%を超えると、焼成珪藻土の吸水能力が高すぎるため水の徐放性が低下する場合があるためである。
例えば、上記焼成珪藻土の保水率は、40~80%であることが好ましく、50~80%であることがより好ましく、55~75%であることがさらに好ましく、55~60%であることが最も好ましい。
本発明で使用される焼成珪藻土は、焼成により表面及び多孔内の有機物が除去されているため、非焼成珪藻土と比較し、比表面積及び多孔体積が大きく、吸水により保持される毛管水の量及び吸水体積が多くなる。一方、非焼成珪藻土の表面及び多孔内には有機物が存在するため、吸水量自体が少なく、また、吸水された水分の一部は有機物に吸着し吸湿水となると考えられる。また、非焼成珪藻土の表面及び多孔内には有機物が存在しているため比表面積及び多孔内体積が小さく、吸水により保持される水の量が少なくなる。従って、焼成珪藻土を土壌に添加することにより土壌中の毛管水量を増加させることができ、植物の根が利用できる水分量が増加し、植物の安定的生育を図ることができると考えられる。
また、植物の種子や株元が土壌中に既に埋設されている場合は、上記種子又は株元を覆っている土の表面に所定範囲(好ましくは植物の成根が及ぶ範囲以内)上記土壌改質材を撒き、敷設する方法を用いることもできる。
なお、敷設する方法を用いた場合も、通常、その後の降雨や水やり、追肥等により、敷設された土壌改質材は、植物周囲の土壌と混合される。
また、上記埋設方法又は敷設方法のどちらの場合においても、あらかじめ上記土壌改質材と土壌とを所定の割合で混合したものを用いてもよい。
また、上記土壌改質方法及び上記土壌改質材の使用が適用される植物は、ブドウ(Vitis spp.)、チャ(チャノキ(Camellia sinensis(L.) Kuntze))、コーヒーであることが好ましい。ブドウは、ブドウ科(Vitaceae)のつる性落葉低木である。チャノキは、ツバキ科ツバキ属の常緑樹である。コーヒーは、アカネ科・コーヒーノキ属(Coffea属)に分類される樹木である。
本発明の土壌改質方法及び上記土壌改質材の使用は、このように気温上昇や雨量低下等の気候変動の影響により植物の生育が悪化するような植物に対し、好適に用いることができる。
なお、圃場における上記土壌改質材の単位面積当たりの施用量が、0.67L/m2以上であることが好ましく、1.34L/m2以上であることがより好ましく、1.66L/m2以上であることが更に好ましい。また、圃場における土壌改質材の単位面積当たりの施用量が、6.7L/m2以下であることが好ましく、5.03L/m2以下であることがより好ましく、3.35L/m2以下であることが更に好ましい。また、圃場における上記土壌改質材の単位面積当たりの施用量は、1.34~5.03L/m2であることがより好ましく、1.66~3.35L/m2であることが更に好ましい。
なお、植物の株元の周囲における上記土壌改質材の単位面積当たりの施用量が、2L/m2以上であることが好ましく、5L/m2以上であることがより好ましく、10L/m2以上であることが更に好ましい。また、植物の株元の周囲における土壌改質材の単位面積当たりの施用量が、30L/m2以下であることが好ましく、25L/m2以下であることがより好ましく、20L/m2以下であることが更に好ましい。また、植物の株元の周囲における上記土壌改質材の単位面積当たりの施用量は、5~25L/m2であることがより好ましく、10~20L/m2であることが更に好ましい。
なお、植物の株元の周囲に上記土壌改質材を使用する面積は、植物の成根の少なくとも50%が含まれるように決定されることが好ましく、少なくとも60%が含まれるように決定されることがより好ましい。
例えば、植物がホップの場合は、ホップの株元を中心に直径20~100cmの円状面積における単位面積当たりの土壌改質材の施用量が2~30L/m2であることが好ましく、2.5~25L/m2であることがより好ましい。
例えば、植物がホップの場合は、ホップの株元を中心に直径20~100cm、深さ5~20cmの円柱状体積における単位体積当たりの土壌改質材の施用量が10~100体積%であることが好ましく、10~90体積%であることがより好ましい。
全雨量が増加している地域においては、上記土壌改質材が水分を吸収するため、水はけがあまり良くない土壌においても、土壌中の過剰な水分を吸収して、土壌伝染性病害及び根腐れ等の被害を抑えることができると考えられる。
また、全雨量が減少している地域においては、降雨時又は潅水時の水分を上記土壌改質材が吸収し、その後緩やかに水分を放出することで、降雨後又は潅水後においても植物に水を供給することができる。
なお、潅水を行うことができない地域においては、開花時期を含む1か月の全雨量が20mm/月以上、150mm/月以下の地域で上記土壌改質材が使用されることが好ましい。
また、本発明の土壌改質材、土壌改質方法及び土壌改質材の使用が適用される土壌は、特に限定されないが、土壌中の固相の占める率が、55%以上であることが好ましく、60%以上であることがより好ましく、65%以上であることが更に好ましい。土壌中の固相の占める割合が高いほど孔隙率(気相+液相)が低く、土壌の水分含有率が低くなり、植物に効率的に水分を供給することができないためである。さらに、比熱が低くなることで、高温ストレス及び低温ストレスを受けやすいためである。
図1に示すように、土壌に下記表1に記載の資材1を施用した。具体的には、植物(1)(ホップ)の株元を中心に直径50cm、深さ10cmの穴を掘り、資材1(2)を20L投入し、上記資材の上に土(3)を被せた。図1(a)は資材1を施用した際の土壌を説明する断面概略図である。また、図1(b)は、資材1を施用した際の土壌を下面から説明する概略図である。このようにして実施例1に係る試験用植物1を24株準備した。
(比較例1~3)
資材1を、下記表1に記載の資材2又は3のいずれかの資材に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例1及び2に係る試験用植物2及び3を各24株準備した。
資材1:焼成珪藻土(商品名:RC417 昭和化学工業(株)製 粒子径400~1700μm)
資材2:焼成珪藻土(商品名:♯300 昭和化学工業(株)製 平均粒子径13μm)
資材3:パーライト(商品名:M-1 昭和化学工業(株)製 平均粒子径6000μm以下)
上記資材1~3は、いずれも多孔性である。なお、上記資材2及び3の平均粒子径は、レーザー式粒度分布計測装置で測定した値である。また、資材1は、櫛を用いて上記粒子径の焼成珪藻土を選別して得た。
資材1を投入しなかった以外は、実施例1と同じ方法で、植物(ホップ)の株元を中心に直径50cm、深さ10cmの穴を掘り、再び、土で埋め戻した。参考用として、土壌への資材の投入は行われていないが、試験用植物1~3と同じ条件に置かれた参考用植物1を24株準備した。
さらに、図3から、植物(ホップ)の生育期である4~8月の3年間の降雨量は、2016年において低い値を示しているが、上記表1の結果によると、実施例1に係る植物は、2016年においても、安定的な収穫量増加効果を示しており、雨量低下の気候変動に対する影響を低減することができた。
一方、焼成珪藻土であっても、平均粒子径が13μmの資材2を用いた比較例1は、2015年の収穫増減率が110%を超しておらず、安定的な収穫量増加効果を有さなかった。また、収穫増減率が110%以上となった2016年及び2017年においても、収穫増加率は25%未満であり、収穫量増加効果を示した場合でもその効果の程度は低かった。
また、多孔性であっても珪藻土とは異なるパーライトを用いた比較例2では、2015~2017年の3年間で、いずれの年も収穫増減率が110%に届かず、収穫量増加効果は認められなかった。なお、2015年及び2017年の収穫増減率が100%未満であることから、これを土壌に施用しても収穫量増加効果がないことは明らかである。
なお、上記実施例1及び参考例1のぞれぞれで収穫された毬花を別々に乾燥させ、水蒸気蒸留で得られたエッセンシャルオイルをガスクロマトグラフィー分析にかけて定量した。その結果、ホップ香の指標成分であるリナロールの含有量は、実施例1及び参考例1において、いずれの年も有意差はなかった。また、エッセンシャルオイル量(ml/100g)及びα酸の含有量についても、いずれの年も有意差はなかった。これらの結果から、焼成珪藻土の施用による、ホップの品質への影響はなかった。
実施例1と同様に、植物(ホップ)の株元を中心に直径50cm、深さ10cmの穴を掘り、下記表2に記載の資材1(2L)と圃場内の土18Lとを混合し、上記穴(約20L)に投入し、その上から更に土を被せて苗植えを行った。このようにして実施例2に係る試験用植物4を16株準備した。圃場面積10,000m2に、3,333株のホップが受けられているため、1株当たりの面積は3m2である。従って、資材1の圃場面積当たりの施用量は、0.67L/m2であった。
資材1の施用量を、下記表2に記載の量に変更し、全体で20Lとなるように混合する土の量を変更した以外は、実施例2と同様にして、実施例3、4及び5に係る試験用植物5、6及び7を各16株準備した。資材1の圃場面積当たりの施用量は、実施例3では2.67L/m2、実施例4では4.67L/m2、実施例5では6.67L/m2であった。
資材1を資材4に変更し、また、その施用量を下記表2に示すように変更し、全体で20Lとなるように混合する土の量を変更した以外は、実施例2と同様にして、比較例3~5に係る試験用植物8~10を各8株準備した。
なお、上記資材4として、非焼成珪藻土(商品名:KF-N 昭和化学工業(株)製 粒子径500~2000μm)を用いた。資材4の非焼成珪藻土は、多孔性である。
資材を投入しなかった以外は、実施例2と同様に植物(ホップ)の株元を中心に直径50cm、深さ10cmの穴を掘り、再び土で埋め、参考例2に係る参考用植物2を16株準備した。
図2に示すように、土壌(3)の表面に下記表3に記載の資材1を施用した。具体的には、植物(1)(ホップ)の株元を中心に直径50cmの略円範囲に、均一となるように資材1(2)2Lを敷設した。図2(a)は資材1(2)を土壌の表面に施用した際の土壌を説明する断面概略図である。また、図2(b)は、資材1(2)を施用した際の土壌を下面から説明する概略図である。このようにして実施例6に係る試験用植物11を16株準備した。
資材1の施用量を、下記表3に記載の量に変更した以外は、実施例6と同様にして、実施例7に係る試験用植物12を各16株準備した。
資材を投入しなかった以外は、実施例6と同様にして、参考例3に係る参考用植物3を16株準備した。
なお、各資材の投入は、上述の通り、試験用植物及び参考用植物の準備段階で一度行ったのみであり、試験開始以降は行っていない。
なお、実施例2~5及び比較例3~5は、参考例2の単位収穫量を基準とした。実施例6及び7は、参考例3の単位収穫量を基準とした。表2に示す収穫増減率について、*及び**は、参考用植物2の単位収穫量に対して、有意差があったことを示す(*:P<0.05、**:P<0.01、vs.参考用植物2)。有意差検定は、Student’s t-testにより行った。
一方で、非焼成珪藻土であって、粒子径が20~2000μmの範囲内である資材4を用いた比較例3~5では、資材の施用量にかかわらず、収穫量が増加せず、いずれの比較例においても収穫量増加効果は確認されなかった。
上記の実施例2~5において、資材1を植物(ホップ)に混合施用した場合の土壌の水分含有率を測定し、その変化を約1カ月半の期間調べた。この期間の、1日の土壌水分含有率の平均を算出し、プロットしたグラフを図4に示す。図4中、CMはコントロール(資材1なし)である。2L、8L、14L及び20Lは、資材1の施用量(20L中)である。なお、土壌水分含有率の測定方法は下記の通りである。
植物(ホップ)の株元に土壌水分含有率を測定するためのセンサー(デカゴン社製の5TE)を設置した。データ記録用のロガーはデカゴン社製のEm50 5chデータロガーを用いた。各試験区2株をランダムに選抜し土壌水分含有率を定期的に測定した。
また、図4から、資材1が混合施用された土壌の土壌水分含有率は、環境に応じて土壌水分含有率の挙動が変化しており、土壌水分含有率が上がった後に徐々に水分含有率が低下し、低下後も無施用の土壌と比較して高い水分含有率を保持している。従って、資材1が混合施用された土壌は、単に水分含有率が高いのみではなく、緩やかに水分を放出する性能も有しており、植物が効率的に土壌中の水分を利用できることが分る。
よって、資材1の施用により、気候変動の影響を受けにくい水を保持しやすい土壌に改質されていることが確認できる。
(吸水試験)
上記資材1(実施例9)、資材2(比較例6)、資材3(比較例7)及び資材4(比較例8)を下記手順で吸水試験した。
上記資材50mlを、密封可能なビニール袋(ユニパック(登録商標)(株)生産日本社製)に投入し、水を1~5mlずつ飽和するまで添加し、資材と水を混合した。上記ビニール袋の内側に水分が付着し始めた時点で、飽和したとみなし(目視)、その時点までの水分添加量を記録した。資材(L)当たりの水分添加量(ml)を算出し、吸水量(ml/L)とした。この吸水量は、下記計算式により保水率に換算することができる。
保水率(%)=100×吸水量(ml/L)/1000
また、図5から、比較例6における資材2(焼成珪藻土・細粒(平均粒子径13μm))は、吸水能は実施例9における資材1と同様に高いが、図6(b)を確認すると、比較例6における資材2は、吸水量が飽和量に達した際に全体が固まっており、空隙がなかった。資材2は、上記表1の圃場試験において、収穫量増加効果が得られなかったが、これは粒子径が小さい粒子が多く、水を吸収した際に空隙が無くなり、酸素が供給されずに植物の成長が抑制されたためと考えられる。
また、図5から、比較例7及び8における資材3(パーライト/粒子径600μm以下)及び資材4(非焼成珪藻土・粗粒(粒子径500~2000μm))における吸水能は、実施例9における資材1の吸水能と比較し低いが、図6(c)及び(d)を確認すると、吸水量が飽和に達した場合にも目視で粒子間に空隙があることが確認された。
2 資材
3 土壌
Claims (7)
- 土壌改質方法であって、粒子径が20~2000μmの焼成珪藻土からなる土壌改質材をホップの周りに埋設又は敷設することを特徴とする土壌改質方法。
- ホップの開花時期の前にある降雨時期までに前記土壌改質材をホップの周りに埋設又は敷設する請求項1に記載の土壌改質方法。
- 前記土壌改質材の圃場における施用量が0.67~6.7L/m2である請求項1又は2に記載の土壌改質方法。
- ホップの成長を促進するための土壌改質材の使用であって、粒子径が20~2000μmの焼成珪藻土からなる土壌改質材をホップの周りに埋設又は敷設することを特徴とする土壌改質材の使用。
- ホップの開花時期の前にある降雨時期までに前記土壌改質材をホップの周りに埋設又は敷設する請求項4に記載の土壌改質材の使用。
- 前記土壌改質材の圃場における施用量が0.67~6.7L/m2である請求項4又は5に記載の土壌改質材の使用。
- 開花時期を含む1カ月の全雨量が150mm/月以下の地域で用いられる請求項4~6のいずれか一項に記載の土壌改質材の使用。
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