JP7107983B2 - 除染システム及び除染方法 - Google Patents
除染システム及び除染方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7107983B2 JP7107983B2 JP2020062974A JP2020062974A JP7107983B2 JP 7107983 B2 JP7107983 B2 JP 7107983B2 JP 2020062974 A JP2020062974 A JP 2020062974A JP 2020062974 A JP2020062974 A JP 2020062974A JP 7107983 B2 JP7107983 B2 JP 7107983B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agent
- decontamination
- container
- room
- radioactive substance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
、前記分離手段は、前記容器を回転させて、前記被除染対象物から前記放射性物質を分離させることを特徴とする。
図2を用いてステップ1について説明する。ステップ1を開始するに当たって、開閉式スリット壁5は開状態としておき、バルブ12、18A-18Fは全て閉状態とする。また、除染容器1をゲル状の除染剤Dにより満たす。
次に、図3を用いてステップ2について説明する。ステップ1により、被除染対象物200から放射性物質が分離したら、次いで、除染容器1内のゲル状の除染剤Dを液状化させる(「液状化工程」の一例)。具体的には、中央制御装置10は、除染容器1のセンサーSからの情報等に基づいて除染容器1内の除染剤Dのゲル硬度を特定しつつ、除染剤Dが所定のゲル硬度に液状化されるようにバルブ18Bを開状態とし、液状化剤貯留タンク15から液状化剤を除染容器1内に投入する。なお、液状化が進み過ぎた場合には、バルブ18Cを開状態とし、ゲル状化剤貯留タンク16はゲル状化剤を投入しゲル硬度を調整する。なお、液状化剤又はゲル状化剤を投入した際には、超音波発生器4により超音波を発生させ、除染剤Dを攪拌することにより満遍なくゲル硬度を調整できる。
次に、図4を用いてステップ3について説明する。ステップ2により、放射性物質が第2の部屋1Bに十分貯留されたら、中央制御装置10は、スリット開閉用モーター11を制御して、開閉式スリット壁5を閉状態とする。次に、バルブ12を開状態とし、第2の部屋1Bから液状の除染剤Dを排出し、放射性物質除去器13に移送する(「排出工程」の一例)。
次に、図5を用いてステップ4について説明する。ステップ4では、バルブ18Aを開状態とし、一時仮受タンク14から放射性物質等が除去処理済みの除染剤Dを除染容器1内に送還する(「送還工程」の一例)。一時仮受タンク14から送還される除染剤Dでは除染容器1を十分に満たせない場合には、投入口2、3から除染剤Dの原料であるグアガム等や架橋剤を投入して量を調整する。
1A 第1の部屋
1B 第2の部屋
2 投入口
3 投入口
4 超音波発生器
5 開閉式スリット壁
6 投入口
7 投入口
8 排出口
9 マイコン
10 中央制御装置
11 スリット開閉用モーター
12 バルブ
13 放射性物質除去器
14 一時仮受タンク
15 液状化剤貯留タンク
16 ゲル状化剤貯留タンク
17 純水貯留タンク
18 バルブ
100 除染システム
200 被除染対象物
D 除染剤
S センサー
P ポンプ
Claims (11)
- グアガム、タラガム、コンニャク粉の少なくとも1つと、ホウ砂と、還元性単糖・少糖とを含む除染剤を用いて被除染対象物に付着した放射性物質を除去する除染システムであって、
前記除染剤と前記被除染対象物を格納し、スリット壁により第1の部屋と第2の部屋とに区切られた容器と、
前記第1の部屋においてゲル状の前記除染剤により前記被除染対象物から前記放射性物質を分離させる分離手段と、
前記被除染対象物から前記放射性物質が分離された後に、前記容器内の前記ゲル状の除染剤を液状化させる液状化剤を投入する液状化手段と、
前記液状化剤により前記除染剤が液状化され、前記放射性物質が前記第2の部屋に貯留された後に、前記第2の部屋から前記放射性物質を含む前記液状の除染剤を排出する排出手段と、
前記第2の部屋から排出された前記放射性物質を含む前記液状の除染剤から前記放射性物質を除去する除去手段と、
前記除去手段により前記放射性物質が除去処理された前記液状の除染剤を前記容器に送還する送還手段と、
前記送還手段が前記液状の除染剤を前記容器に送還した後に、前記容器内の前記液状の除染剤をゲル状化させるゲル状化剤を投入するゲル状化手段と、
を備えることを特徴とする除染システム。 - グアガム、タラガム、コンニャク粉の少なくとも1つと、ホウ砂と、還元性単糖・少糖とを含む除染剤を用いて被除染対象物に付着した放射性物質を除去する除染システムであって、
前記除染剤と前記被除染対象物を格納し、スリット壁により第1の部屋と第2の部屋とに区切られた容器と、
前記第1の部屋において、液状の前記除染剤と、前記液状の除染剤をゲル状化させるゲル状化剤とを攪拌しつつ、前記被除染対象物から前記放射性物質を分離させる分離手段と、
前記被除染対象物から前記放射性物質が分離された後に、前記容器内のゲル状の除染剤を液状化させる液状化剤を投入する液状化手段と、
前記液状化剤により前記除染剤が液状化され、前記放射性物質が前記第2の部屋に貯留された後に、前記第2の部屋から前記放射性物質を含む前記液状の除染剤を排出する排出手段と、
前記第2の部屋から排出された前記放射性物質を含む前記液状の除染剤から前記放射性物質を除去する除去手段と、
前記除去手段により前記放射性物質が除去処理された前記液状の除染剤を前記容器に送還する送還手段と、
を備えることを特徴とする除染システム。 - 請求項1又は2に記載の除染システムであって、
前記スリット壁は、開閉式のスリット壁であり、前記分離手段が前記被除染対象物から前記放射性物質を分離させている際に開状態であることを特徴とする除染システム。 - 請求項1乃至3の何れか一項に記載の除染システムであって、
前記スリット壁は、開閉式のスリット壁であり、前記除染剤が液状化され、前記放射性物質が前記第2の部屋に貯留された後に閉じられ、
前記排出手段は、前記開閉式のスリット壁が閉じられた後に、前記第2の部屋から前記放射性物質を含む前記液状の除染剤を排出することを特徴とする除染システム。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の除染システムであって、
前記容器内の前記除染剤を攪拌する攪拌手段を備え、
前記攪拌手段は、
前記液状化剤が投入された後に、前記容器内の前記除染剤を攪拌する、及び、前記ゲル状化剤が投入された後に、前記容器内の前記除染剤を攪拌する、の少なくとも何れか一方を行うことを特徴とする除染システム。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載の除染システムであって、
前記分離手段は、前記容器内の前記ゲル状の除染剤を振動させて、前記被除染対象物から前記放射性物質を分離させることを特徴とする除染システム。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載の除染システムであって、
前記分離手段は、前記容器を回転させて、前記被除染対象物から前記放射性物質を分離させることを特徴とする除染システム。 - 請求項1乃至7の何れか一項に記載の除染システムであって、
前記液状化剤は、ホウ酸水溶液に果糖を加えた混合水溶液、又は、クエン酸水溶液であることを特徴とする除染システム。 - 請求項1乃至8の何れか一項に記載の除染システムであって、
前記ゲル状化剤は、水酸化リチウム水溶液又は水酸化ナトリウム水溶液であることを特徴とする除染システム。 - グアガム、タラガム、コンニャク粉の少なくとも1つと、ホウ砂と、還元性単糖・少糖とを含む除染剤と、スリット壁により第1の部屋と第2の部屋に区切られた容器と、を用いて被除染対象物に付着した放射性物質を除去する除染方法であって、
前記除染剤が格納されている容器における前記第1の部屋に前記被除染対象物を投入する投入工程と、
前記第1の部屋においてゲル状の前記除染剤により前記被除染対象物から前記放射性物質を分離させる分離工程と、
前記被除染対象物から前記放射性物質が分離された後に、前記容器内の前記ゲル状の除染剤を液状化させる液状化工程と、
前記除染剤が液状化し、前記放射性物質が前記第2の部屋に貯留された後に、前記第2の部屋から前記放射性物質を含む前記液状の除染剤を排出する排出工程と、
前記第2の部屋から排出された前記放射性物質を含む前記液状の除染剤から前記放射性物質を除去する除去工程と、
前記除去工程により前記放射性物質が除去処理された前記液状の除染剤を前記容器に送還する送還工程と、
前記送還工程により前記液状の除染剤を前記容器に送還した後に、前記容器内の前記液状の除染剤をゲル状化させるゲル状化工程と、
を含むことを特徴とする除染方法。 - グアガム、タラガム、コンニャク粉の少なくとも1つと、ホウ砂と、還元性単糖・少糖とを含む除染剤と、スリット壁により第1の部屋と第2の部屋に区切られた容器と、を用いて被除染対象物に付着した放射性物質を除去する除染方法であって、
液状の前記除染剤が格納されている容器における前記第1の部屋に前記被除染対象物を投入する投入工程と、
前記第1の部屋において前記液状の前記除染剤と、前記液状の除染剤をゲル状化させるゲル状化剤とを攪拌しつつ、前記被除染対象物から前記放射性物質を分離させる分離工程と、
前記被除染対象物から前記放射性物質が分離された後に、前記容器内のゲル状の除染剤を液状化させる液状化工程と、
前記除染剤が液状化し、前記放射性物質が前記第2の部屋に貯留された後に、前記第2の部屋から前記放射性物質を含む前記液状の除染剤を排出する排出工程と、
前記第2の部屋から排出された前記放射性物質を含む前記液状の除染剤から前記放射性物質を除去する除去工程と、
前記除去工程により前記放射性物質が除去処理された前記液状の除染剤を前記容器に送還する送還工程と、
を含むことを特徴とする除染方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020062974A JP7107983B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 除染システム及び除染方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020062974A JP7107983B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 除染システム及び除染方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021162431A JP2021162431A (ja) | 2021-10-11 |
JP7107983B2 true JP7107983B2 (ja) | 2022-07-27 |
Family
ID=78003235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020062974A Active JP7107983B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 除染システム及び除染方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7107983B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102550077B1 (ko) * | 2023-02-08 | 2023-06-30 | (주)빅텍스 | 방사능 제염을 위한 하이브리드 블라스팅 시스템 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004045079A (ja) | 2002-07-09 | 2004-02-12 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 放射性廃棄物の処理方法、放射性廃棄物の保管装置 |
JP2019015659A (ja) | 2017-07-10 | 2019-01-31 | 太平電業株式会社 | 除染剤 |
JP2019015658A (ja) | 2017-07-10 | 2019-01-31 | 太平電業株式会社 | 使用済み除染剤の処理方法 |
-
2020
- 2020-03-31 JP JP2020062974A patent/JP7107983B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004045079A (ja) | 2002-07-09 | 2004-02-12 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 放射性廃棄物の処理方法、放射性廃棄物の保管装置 |
JP2019015659A (ja) | 2017-07-10 | 2019-01-31 | 太平電業株式会社 | 除染剤 |
JP2019015658A (ja) | 2017-07-10 | 2019-01-31 | 太平電業株式会社 | 使用済み除染剤の処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021162431A (ja) | 2021-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7107983B2 (ja) | 除染システム及び除染方法 | |
JP4612591B2 (ja) | 放射性廃棄物の固化処理方法及び固化処理装置 | |
JP2017067679A (ja) | 放射性廃棄物の処理方法および処理設備 | |
JP6560304B2 (ja) | 除染剤 | |
HU225596B1 (en) | Method and plant for processing asbestos-containing waste | |
JP6560303B2 (ja) | 使用済み除染剤の処理方法 | |
JP3048806B2 (ja) | 放射性廃棄物の固化方法 | |
JP5525857B2 (ja) | 放射性廃棄物の処理装置及びその処理方法 | |
TWM606497U (zh) | 硼酸鹽廢液處理系統 | |
RU2166809C2 (ru) | Способ очистки материала с радиоактивным загрязнением и устройство для его осуществления | |
CN207137502U (zh) | 一种硫酸溶料用过滤装置 | |
JP6700433B2 (ja) | 粉体製品の投入装置 | |
JP3383080B2 (ja) | 放射性廃棄物固化装置 | |
CN220482112U (zh) | 一种高效率搅拌装置 | |
JP6188068B2 (ja) | 塗膜除去方法と塗膜除去装置 | |
KR100848505B1 (ko) | 방사성 폐기물 고화처리 장치 | |
CN208791354U (zh) | 降低废水氟离子浓度的设备 | |
KR101655061B1 (ko) | 방사성 금속폐기물의 제염방법 및 제염장치 | |
JP7371872B2 (ja) | 除染装置及び除染方法 | |
JPH10339795A (ja) | 放射性廃棄物の固化処理装置 | |
US5139734A (en) | Resin processing system | |
JP5342953B2 (ja) | 廃棄物処理設備及び廃棄物処理方法 | |
KR101563300B1 (ko) | 방사성세슘으로 오염된 소각재를 제염하는 제염장치 | |
JP2001174589A (ja) | 放射性廃棄物固化用モルタル充填装置 | |
TWI741802B (zh) | 硼酸鹽廢液的處理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210729 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220426 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220620 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220714 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7107983 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |