JP7107905B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は油圧ショベル等の作業機械に関する。
油圧ショベル等の作業機械はエンジンを備え、このエンジンにより油圧ポンプを駆動し、複数のアクチュエータを駆動することで、所望の作業を行っている。エンジンは、他の車両に搭載されるエンジンと同様、オイルパンから吸い上げたエンジンオイルをエンジン内に循環させ、エンジン内の各潤滑部(例えば摺動部や回転部)に供給するエンジンオイル供給装置を備えている。
また、油圧ショベル等の作業機械は、エンジンの目標回転数の指示するエンジンコントロールダイヤルを備え、エンジンは、エンジンコントロールダイヤルにより指示された目標回転数に応じた燃料を噴射し、エンジン回転数を制御する。
このようなエンジンオイル供給装置とエンジンコントロールダイヤルを備えた作業機械において、特許文献1は、エンジンオイル供給装置にエンジンオイルの圧力を検出する圧力センサを設け、キースイッチのON操作によるエンジンの始動時に、圧力センサによって検出されたエンジンオイルの圧力が所定の値に達していないとき、エンジン回転数がエンジンコントロールダイヤルによって指示された回転数まで急上昇しないよう、エンジン回転数を制限回転速度以下に制御するエンジン保護装置を開示している。
特開平7-54608号公報
エンジンオイル供給装置はオイルポンプを備え、このオイルポンプによりエンジンオイルパン内のエンジンオイルを吸い上げ、摺動部及び回転部などのエンジン内の各潤滑部の潤滑を行う。このとき、オイルポンプにより吸い上げられたエンジンオイルはオイルストレーナを介してエンジンギャラリに送られ、摺動部や回転部に供給される。
ところで、油圧ショベルが傾斜した地面に位置し、油圧ショベルの車体が傾斜するとき、エンジンも傾斜する。エンジンが傾斜すると、オイルストレーナも傾斜する。このとき、オイルストレーナの傾斜角によってオイルポンプがエンジンオイルを吸い上げるときの立ち上がり時間が長くなる。このためエンジンの始動後、エンジンオイル供給装置によりエンジンオイルがエンジン内の摺動部や回転部などの各潤滑部に行き渡る時間も長くなり、エンジンオイルが各潤滑部に行き渡る前にエンジンの回転数が急上昇すると、各潤滑部に高負荷が作用し、各潤滑部を傷付けてしまう可能性がある。
特許文献1は、エンジンに油圧センサを1つ取り付け、エンジンオイルの立ち上がりの圧力を監視し、エンジンオイルの圧力が十分に上昇していない状態ではエンジン回転数を制限するよう制御している。
しかし、エンジンが傾斜している場合は、オイルストレーナだけでなく、エンジンのオイルギャラリ及びオイルギャラリからエンジンオイルを摺動部や回転部へ供給する管路も傾く。このため、エンジンの傾斜角度によっては、摺動部及び回転部にエンジンオイルが行き渡る時間(エンジンオイル供給時間)に差異が生じる。このような時間の差異に対して特許文献1の手法で対応するためには、摺動部毎或いは回転部毎に圧力センサを取り付けることが必要となり、多数の圧力センサを取付けなければならなくなる。
また、エンジンが傾斜している場合にエンジンオイル供給時間が最も長くなる潤滑部を基準にしてエンジンオイルが立ち上がる最大時間を設定し、エンジンが始動してからその最大時間の経過後までエンジン回転数を制限することが考えられるが、その場合は、作業機械が平地に位置しエンジンが傾いていない場合、或いはエンジンの傾きが小さい場合は、不要であるにも係わらずその最大時間の間、エンジン回転数が制限され、オペレータによっては不便を感じ、利便性が低下する。
本発明の目的は、作業機械が位置する地面が傾斜し、エンジンが傾斜した状態でエンジンを始動した場合でも、エンジンオイルがエンジン内の各潤滑部に行き渡るまで各潤滑部に高負荷が作用せず、確実にエンジンを保護することができ、しかも作業機械が平地に位置しエンジンが傾いていない場合やエンジンの傾きが小さい場合は、不要な制限をかけることなくエンジンを始動することができ、利便性の高い作業機械を提供することである。
このような課題を解決するため、本発明は、車体に搭載されたエンジンと、前記エンジンにより駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの吐出油により駆動される複数の油圧アクチュエータと、前記エンジンを始動するキースイッチとを備え、前記エンジンは、オイルパンからエンジンオイルを吸い上げてエンジン内に循環させ、前記エンジン内の各潤滑部に前記エンジンオイルを供給するエンジンオイル供給装置を備えた作業機械において、前記車体の傾斜角を検出する傾斜角センサと、コントローラとを備え、前記コントローラには、前記車体の傾斜角が潤滑部にエンジンオイルを行き渡らせるのに不利であるときはエンジン保護制御時間が長くなり、前記車体の傾斜角が潤滑部にエンジンオイルを行き渡らせるのに有利であるときは前記エンジン保護制御時間が短くなるように予め設定した車体の傾斜角とエンジン保護制御時間との関係が記憶されており、前記コントローラは、前記キースイッチのON操作により前記エンジンを始動するとき、前記予め設定した車体の傾斜角とエンジン保護制御時間との関係に基づいて、前記傾斜角センサによって検出された前記車体の傾斜角に応じたエンジン保護制御時間を算出し、前記エンジン保護制御時間の間、前記エンジン内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御を行うものとする。
このようにキースイッチのON操作によりエンジンを始動するとき、傾斜角センサによって検出された車体の傾斜角に応じたエンジン保護制御時間を算出し、このエンジン保護制御時間の間、エンジン内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御を行うことにより、作業機械が位置する地面が傾斜し、エンジンが傾斜した状態でエンジンを始動した場合でも、エンジンオイルがエンジン内の各潤滑部に行き渡るまで各潤滑部に高負荷が作用せず、確実にエンジンを保護することができ、しかも作業機械が平地に位置しエンジンが傾いていない場合やエンジンの傾きが小さい場合は、不要な制限をかけることなくエンジンを始動することができ、利便性を損なうことなくエンジンを保護することができる。
本発明によれば、作業機械が位置する地面が傾斜し、エンジンが傾斜した状態でエンジンを始動した場合でも、エンジンオイルがエンジン内の各潤滑部に行き渡るまで各潤滑部に高負荷が作用せず、確実にエンジンを保護することができ、しかも作業機械が平地に位置しエンジンが傾いていない場合やエンジンの傾きが小さい場合は、不要な制限をかけることなくエンジンを始動することができ、利便性を損なうことなくエンジンを保護することができる。
油圧ショベルの外観を示す図である。 第1の実施の形態に係わる油圧ショベルに搭載される油圧システムの概略図である。 エンジンに備えられるエンジンオイル供給装置の概略図である。 第1の実施の形態におけるエンジン始動時のエンジン保護制御機能を備えたエンジン回転数制御システムの構成を示す図である。 第1の実施の形態におけるコントローラの処理機能の詳細を示すフローチャートである。 予め設定した車体の傾斜角とエンジン保護制御時間との関係を示す図である。 エンジンが傾斜しているときのエンジンの始動後の経過時間とエンジンの目標回転数との関係の一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるエンジン始動時のエンジン保護制御機能を備えたエンジン回転数制御システムの構成を示す図である。 第2の実施の形態に係わる油圧ショベルに搭載される油圧システムのポンプ部分の詳細を示す図である。 第2の実施の形態におけるコントローラの処理機能の詳細を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における油圧ポンプの最大吸収トルクの信号がポンプトルク制限電磁弁に出力されたときの油圧ポンプの最大吸収トルクの変化を示す図である。 エンジンが傾斜しているときのエンジンの始動後の経過時間と油圧ポンプの最大吸収トルクとの関係の一例を示す、図7と同様な図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
<第1の実施の形態>
まず、本発明の第1の実施の形態に係わる作業機械を、油圧ショベルを例にとり説明する。なお、本発明は油圧ショベルに限らず、エンジンオイル供給装置やエンジンコントロールダイヤルを備えた作業機械であれば、ダンプトラック、ホイールローダ、ブルドーザ、フォークリフト、クレーンなどのその他の作業機械にも適用可能である。
図1は油圧ショベルの外観を示す図である。
図1において、作業機械としてよく知られている油圧ショベル300は、下部走行体301と、下部走行体301上に旋回可能に搭載された上部旋回体302と、上部旋回体302の前部に俯仰可能に取り付けられたフロント作業機303とを有している。本実施の形態において、上部旋回体302は油圧ショベル300の車体を構成している。
下部走行体301は、左右の走行モータ(油圧モータ)3a,3bの回転により左右の履帯313,314を駆動することによって走行を行う。上部旋回体302は下部走行体301に対して、旋回装置に備えられた旋回モータ(油圧モータ)3cの回転によって旋回可能である。
上部旋回体302は運転室を形成するキャビン318を備え、キャビン318内にオペレータが着座する運転席やオペレータが操作する操作装置5a~5f(図2参照)などが配置されている。また、車体である上部旋回体302には、エンジン1(図2参照)や油圧ポンプ2(図2参照)が搭載されている。
フロント作業機303は、ブーム306、アーム307、バケット308とから構成され、ブーム306,アーム307,バケット308は、それぞれ、ブームシリンダ(油圧シリンダ)3d、アームシリンダ(油圧シリンダ)3e、バケットシリンダ(油圧シリンダ)3fの伸縮により上下方向に回動可能である。
油圧ショベル300により掘削作業を行うときは、オペレータがブーム用の操作装置、アーム用の操作装置、バケット用の操作装置が操作すると、ブームシリンダ321、アームシリンダ322及びバケットシリンダ323が伸縮し、ブーム306、アーム307、バケット308が駆動される。掘削した土砂をダンプ等へ積み込む作業を行うときは、オペレータがブーム用の操作装置と旋回用の操作装置を操作すると、ブームシリンダ321が伸長し、ブーム306が上げ方向に駆動され、旋回モータ317が回転し、上部旋回体302が旋回する。油圧ショベル300を走行させるときは、オペレータが走行用の操作装置を操作すると、走行モータ310,311が回転し、履帯313,314が駆動される。
図2は、本実施の形態に係わる油圧ショベルに搭載される油圧システムの概略図である。
図2おいて、油圧システムは、車体(上部旋回体)302に搭載されたエンジン1と、このエンジン1により駆動される油圧ポンプ2と、油圧ポンプ2からの吐出油により駆動される複数の油圧アクチュエータである、前述した左右の走行モータ3a,3b、旋回モータ3c、ブームシリンダ3d、アームシリンダ3e、バケットシリンダ3f(図2では便宜上1つのみ図示)と、油圧ポンプ2から複数の油圧アクチュエータ3a~3fに供給される圧油の流れ(流量と方向)を制御する複数の方向切換弁4a~4f(図2では便宜上1つのみ図示)と、複数の油圧アクチュエータ3a~3fに対して操作量に応じた操作信号を出力し、複数の油圧アクチュエータ3a~3fの動作を指示する油圧パイロット方式の複数の操作装置5a~5f(図2では便宜上1つのみ図示)とを備えている。
油圧ショベル300は、複数の操作装置5a~5fを操作することで複数の方向切換弁4a~4fを切換え、油圧ポンプ2から吐出された圧油を複数の油圧アクチュエータ3a~3fに供給することで、前述した掘削作業、積み込み作業等の所望の作業を行うことができる。
図3は、エンジン1に備えられるエンジンオイル供給装置の概略図である。
図3において、エンジン1は、シリンダブロック、シリンダヘッド等を含むエンジン本体10と、エンジン本体10の片側に位置する冷却ファン11と、エンジン本体10の反対側に位置するフライホイール12と、エンジン本体10の下部に位置するオイルパン13とを備えている。オイルパン13内にはエンジンオイルが貯留されている。
また、エンジン1は、オイルパン13からエンジンオイルを吸い上げてエンジン本体10内に循環させ、エンジン本体10内の各潤滑部にエンジンオイルを供給するエンジンオイル供給装置20を備えている。
エンジンオイル供給装置20は、概略的に、オイルストレーナ21、オイルポンプ22、オイルフィルタ23、オイルクーラ24、オイルギャラリ25を有している。オイルストレーナ21はオイルパン13内に配置され、オイルポンプ22によってオイルパン13内のエンジンオイルがオイルストレーナ21を介して吸い込まれ、オイルポンプ22から吐出されたエンジンオイルがオイルフィルタ23を通過し、オイルクーラ24によって冷却された後、オイルギャラリ25に供給される。オイルギャラリ25に供給されたエンジンオイルは、図示しないクランクジャーナル、シリンダボア、バルブ等、エンジン本体10内の摺動部や回転部などの多数の潤滑部に供給され、その後、エンジンオイルは下方に落下し、オイルパン13内に再び貯留される。
図4は、エンジン始動時のエンジン保護制御機能を備えたエンジン回転数制御システムの構成を示す図である。
本実施の形態のエンジン回転数制御システムは、エンジン1を始動するキースイッチ30と、エンジン1の基準目標回転数を指示するエンジンコントロールダイヤル31と、油圧ショベル300の上部旋回体302に設置され、車体(上部旋回体)302の傾きを検出する傾斜角センサ32と、キースイッチ30の始動信号、エンジンコントロールダイヤル31の指示信号及び傾斜角センサ32の検出信号を入力し、所定の演算処理を行うコントローラ100と、コントローラ100が出力する指令信号に基づいてエンジン1を始動させるスタータ33(図2参照)と、コントローラ100が出力する指令信号に基づいて燃料噴射量を調整し、エンジン1の回転数を制御する電子ガバナ34(図2参照)とを備えている。
コントローラ100は、キースイッチ30のON操作によりエンジン1を始動するとき、予め設定した車体(上部旋回体)302の傾斜角とエンジン保護制御時間Tcとの関係に基づいて、傾斜角センサ32によって検出された車体(上部旋回体)302の傾斜角に応じたエンジン保護制御時間Tcを算出し、このエンジン保護制御時間Tcの間、エンジン1内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御を行う。
本実施の形態において、コントローラ100は、エンジン保護制御時間Tcの間、エンジン1内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御として、エンジンコントロールダイヤル31により指示された基準目標回転数に係わらず、エンジン1の回転数を所定の低速回転数に制限する制御を行う。
以下、その制御の詳細を説明する。
図5は、コントローラ100の処理機能の詳細を示すフローチャートである。
コントローラ100は、まず、キースイッチ30の始動信号、エンジンコントロールダイヤル31の指示信号及び傾斜角センサ32の検出信号を入力する(ステップS100)。次いで、コントローラ100は、キースイッチ30が操作され、始動信号がONになったかどうかを判定し(ステップS110)、始動信号がONにならない間は、その判定を繰り返す。始動信号がONになると、コントローラ100は、予め設定した車体(上部旋回体)302の傾斜角とエンジン保護制御時間Tcとの関係に基づいて、傾斜角センサ32により検出した車体(上部旋回体)302の傾斜角に応じたエンジン保護制御時間Tcを算出する(ステップS120)。
図6は、予め設定した車体(上部旋回体)302の傾斜角とエンジン保護制御時間Tcとの関係を示す図である。
図6に示す車体(上部旋回体)302の傾斜角とエンジン保護制御時間Tcとの関係は事前に試験等により求めておき、その関係をコントローラ100のメモリに記憶しておく。
ここで、エンジン保護制御時間Tcについて説明する。
油圧ショベル300が傾斜した地面に位置し、油圧ショベル300の車体が傾斜するとき、エンジン1も傾斜する。エンジン1が傾斜すると、オイルストレーナ21も傾斜する。このとき、オイルストレーナ21の傾斜角によってオイルポンプ22がエンジンオイルを吸い上げるときの立ち上がり時間が長くなる。このためエンジン1の始動後、エンジンオイルがエンジン1内の摺動部や回転部などの各潤滑部に行き渡る時間も長くなり、エンジンオイルが各潤滑部に行き渡る前にエンジン1の回転数がエンジンコントロールダイヤル31により指示される基準目標回転数まで急上昇し、エンジン1に高負荷が作用すると、各潤滑部に高負荷が作用し、各潤滑部を傷付けてしまう可能性がある。
また、エンジン1が傾斜しているときは、オイルストレーナ21だけでなく、エンジン本体10内のオイルギャラリ25及びオイルギャラリ25からエンジンオイルを摺動部や回転部へ供給する油路も傾く。このとき、オイルギャラリ25を含むオイル供給油路の傾斜角によっては、摺動部及び回転部にエンジンオイルが行き渡る時間(以下エンジンオイル供給時間という)に差異が生じる。すなわち、同じ傾斜角であっても、オイルの供給に不利な部位ではエンジンオイル供給時間が長くなり、有利な部位ではエンジンオイル供給時間が短くなる。したがって、このような傾斜角によるエンジンオイル供給時間の差異を考慮せずにエンジン回転数やエンジン負荷を制御した場合は、エンジンオイルが全ての摺動部や回転部などの各潤滑部に行き渡る前にエンジン回転数が増加し、この場合も各潤滑部を傷付けてしまう可能性がある。
本発明は、そのようなオイルストレーナ21や、オイルギャラリ25を含むオイル供給油路の傾きによるエンジン1の始動時におけるエンジンオイルの供給遅れやオイル供給時間の差異を考慮して、エンジン1の傾斜角に応じてエンジン1の全ての潤滑部にエンジンオイルが行き渡る時間を事前に試験等により求めておき、その時間をエンジン保護制御時間Tcとして設定するものである。
図5に戻り、コントローラ100は、ステップS120においてエンジン保護制御時間Tcを算出した後、キースイッチON後の経過時間がエンジン保護制御時間Tcに達したか否かを判定し(ステップS130)、経過時間がエンジン保護制御時間Tcに達していなければ、エンジン1を保護するためエンジン1の目標回転数を低速回転数Nlowに設定し(ステップS140)、経過時間がエンジン保護制御時間Tc以上になると、エンジン1の目標回転数をエンジンコントロールダイヤル31が指示する基準目標回転数Ntarに設定する(ステップS150)。次いで、コントローラ100は、エンジン1の始動信号をスタータ33に出力してエンジン1を始動するとともに、ステップS140又は150で設定された目標回転数の信号を電子ガバナ34に出力し、エンジン1の回転数を制御する(ステップS160)。
図7は、エンジン1が傾斜しているときのエンジン1の始動後の経過時間とエンジン1の目標回転数との関係の一例を示す図である。
エンジン1が傾斜しているとき、エンジン1の始動直後は、エンジン1の目標回転数は低速回転数Nlowに設定され、エンジン1の始動後の時刻t1において、エンジン1の回転数は低速回転数Nlowに制限される。次いで、時刻t2において、経過時間がエンジン保護制御時間Tcに達すると、エンジン1の目標回転数は低速回転数Nlowからエンジンコントロールダイヤル31が指示する基準目標回転数Ntarに切り換わり、時刻t3においてエンジン1の回転数は基準目標回転数Ntarへと上昇し、通常のエンジン制御が開始される。
図7において、時刻t1から時刻t2の間がエンジン保護制御時間Tcであり、このエンジン保護制御時間Tcは、前述したように、車体の傾斜角が全ての潤滑部にエンジンオイルを行き渡らせるのに不利であるときは長くなり、有利であるときは短くなる。
このように本実施の形態においては、キースイッチ30のON操作によりエンジン1を始動するとき、傾斜角センサ32によって検出された車体302の傾斜角に応じたエンジン保護制御時間Tcを算出し、このエンジン保護制御時間Tcの間、エンジン1の回転数を低速回転数Nlowに制限し、エンジン1の出力を制限する制御を行うため、油圧ショベル300が位置する地面が傾斜し、エンジン1が傾斜した状態でエンジン1を始動した場合でも、エンジンオイルがエンジン1内の各潤滑部に行き渡るまで各潤滑部に高負荷が作用せず、確実にエンジン1を保護することができる。また、油圧ショベル300が平地に位置しエンジン1が傾いていない場合やエンジン1の傾きが小さい場合は、不要な制限をかけることなくエンジン1を始動することができ、利便性を損なうことなくエンジン1を保護することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図8~図11を用いて説明する。
第1の実施の形態においては、エンジン1内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御として、エンジン1の回転数を低速回転数に制限する制御を行ったが、エンジン1の負荷トルクである油圧ポンプ2の吸収トルクが上昇した場合も、エンジン1内の各潤滑部に高負荷が作用し、同様の課題が発生する。本実施の形態は、そのような場合の課題を解決するものである。
図8は、本実施の形態におけるエンジン始動時のエンジン保護制御機能を備えたエンジン回転数制御システムの構成を示す図である。
本実施の形態のエンジン回転数制御システムは、コントローラ100Aが出力する指令信号に基づいて駆動される部材として、スタータ33及び電子ガバナ34に加え、油圧ポンプ2の最大吸収トルクを制御するポンプトルク制限電磁弁35を備えている。
コントローラ100Aは、キースイッチ30のON操作によりエンジン1を始動するとき、予め設定した車体(上部旋回体)302の傾斜角とエンジン保護制御時間Tcとの関係に基づいて、傾斜角センサ32によって検出された車体(上部旋回体)302の傾斜角に応じたエンジン保護制御時間Tcを算出し、このエンジン保護制御時間Tcの間、エンジン1内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御として、油圧ポンプ2の最大吸収トルクを所定の制限最大トルクTlowに制限する制御を行う。
以下、その制御の詳細を説明する。
図9は、本実施の形態に係わる油圧ショベルに搭載される油圧システムのポンプ部分の詳細を示す図である。
図9において、油圧ポンプ2は可変容量型であり、油圧ポンプ2の傾転角(押しのけ容積、つまり容量)を制御し、油圧ポンプ2の吐出流量を制御するレギュレータ50を備えている。
レギュレータ50は、油圧ポンプ2の押しのけ容積変更部材2aを駆動するポンプアクチュエータ51と、このポンプアクチュエータ51に導かれる駆動圧を制御して油圧ポンプ2の傾転角を制御するポンプトルク制御弁52とを有している。
ポンプアクチュエータ51は、段付きの作動ピストン51aと、大径受圧部51bと、小径受圧部51cを有するサーボピストンであり、大径受圧部51bには、パイロットポンプ53の一定のパイロット圧とタンク56のタンク圧をポンプトルク制御弁52において調整した制御圧が導かれ、小径受圧部51cにはパイロットポンプ53の一定のパイロット圧が導かれる。ポンプトルク制御弁52で調整した制御圧がパイロットポンプ53の一定のパイロット圧であるとき、両受圧部51b,51cに共に同じパイロットポンプ53の一定のパイロット圧が導かれ、このとき作動ピストン51aは図示左方向に移動し、油圧ポンプ2の斜板の傾転角を小さくしてポンプ吐出流量を減少させる。ポンプトルク制御弁52で調整した制御圧がタンク圧であるとき、大径受圧部51bにそのタンク圧が導かれ、このとき作動ピストン51aは図示右方向に移動し、油圧ポンプ2の斜板の傾転角を大きくしてポンプ吐出流量を増大させる。
ポンプトルク制御弁52は、油圧ポンプ9の吐出圧が導かれる受圧部52aと、ポンプトルク制限電磁弁35の出力圧が導かれる受圧部52bを有し、受圧部52a,52bの反対側に基準最大トルクTregを設定するバネ55が位置している。
受圧部52aに導かれる油圧ポンプ2の吐出圧による油圧力が、バネ55の付勢力と受圧部52bに導かれるポンプトルク制限電磁弁35の出力圧による油圧力との差の値より低いとき、ポンプトルク制御弁52のスプールは図示右方向に移動し、大径受圧部51bをタンク56に連通させ、油圧ポンプ2の斜板の傾転角を大きくしポンプ吐出流量を増大させる。
受圧部52aに導かれる油圧ポンプ2の吐出圧による油圧力が、バネ55の付勢力と受圧部52bに導かれるポンプトルク制限電磁弁35の出力圧による油圧力との差の値より高くなると、ポンプトルク制御弁52のスプールは図示左方向に移動し、大径受圧部51bをパイロットポンプ53に連通させ、油圧ポンプ2の斜板の傾転角を小さくしポンプ吐出流量を減少させる。
このように油圧ポンプ2の吐出圧の上昇に応じて油圧ポンプ2の傾転角を小さくすることで、油圧ポンプ2の吸収トルクがバネ55の付勢力と受圧部52bに導かれるポンプトルク制限電磁弁35の出力圧による油圧力との差の値により設定される最大トルクを超えないように制御され、過負荷によるエンジン1のストールが防止される。
また、その最大トルクはポンプトルク制限電磁弁35の出力圧によって変更可能であり、ポンプトルク制限電磁弁35の出力圧がタンク圧であるとき、最大トルクはバネ55によって設定された基準最大トルクTregに等しくなり、ポンプトルク制限電磁弁35の出力圧がパイロットポンプ53の一定のパイロット圧であるとき、最大トルクはバネ55によって設定された基準最大トルクTregよりも小さい制限最大トルクTlowとなる。
図10は、本実施の形態におけるコントローラ100Aの処理機能の詳細を示すフローチャートである。
図5に示した第1の実施の形態におけるフローチャートとの相違は、ステップS140A,150Aにおいて、目標回転数に代えてポンプ最大吸収トルクを設定し、ステップS160Aにおいて、目標回転数信号に代えてポンプ最大吸収トルク信号を出力する点である。
すなわち、ステップS130において、キースイッチON後の経過時間がエンジン保護制御時間Tcに達していないとき、エンジンを保護するためステップS140Aにおいて、油圧ポンプ2の最大吸収トルクをバネ55によって設定された基準最大トルクTregよりも小さな制限最大トルクTlowに設定し、経過時間がエンジン保護制御時間Tc以上になると、ステップS150Aにおいて、エンジン1の最大吸収トルクをバネ55によって設定された基準最大トルクTregに設定する。次いで、コントローラ100Aは、ステップS160Aにおいて、エンジン1の始動信号をスタータ33に出力してエンジン1を始動し、エンジンコントロールダイヤル31の指示信号に基づいて設定された基準目標回転数Ntarの信号を電子ガバナ34に出力するとともに、ステップS140A又は150Aにおいて設定された最大吸収トルク信号をポンプトルク制限電磁弁35に出力し、油圧ポンプ2の最大吸収トルク(エンジン1の負荷トルク)を制御する。
図11は、上記のように設定された最大吸収トルクTlow又はTregの信号がポンプトルク制限電磁弁35に出力されたときの油圧ポンプ2の最大吸収トルクの変化を示す図である。
図11において、横軸は油圧ポンプ2の吐出圧、縦軸は油圧ポンプ2の斜板の傾転角(容量)であり、Ta1,Ta2がバネ55によって設定されたレギュレータ50のトルク特性であり、トルク特性Ta1,Ta2に接する円弧Aがバネ55によって設定された基準最大トルクTregを示している。
コントローラ100Aから出力される最大吸収トルク信号が基準最大トルクTregの信号であるとき、ポンプトルク制限電磁弁35は出力圧としてタンク圧を出力し、レギュレータ50のトルク特性はTa1,Ta2となり、油圧ポンプ2の最大吸収トルクはTregに設定される。コントローラ100Aから出力される最大吸収トルク信号が制限トルクTlowの信号であるとき、ポンプトルク制限電磁弁35は出力圧としてパイロットポンプ53の一定のパイロット圧を出力し、レギュレータ50のトルク特性はTb1,Tb2ni
変化する。このとき、油圧ポンプ2の最大吸収トルクは、トルク特性Tb1,Tb2に接する円弧Bが示す、最大吸収トルクTregよりも小さな制限最大トルクTlowに設定される。
図12は、エンジン1が傾斜しているときのエンジン1の始動後の経過時間と油圧ポンプ2の最大吸収トルクとの関係の一例を示す、図7と同様な図である。
エンジン1が傾斜しているとき、エンジン1の始動直後は、油圧ポンプ2の最大吸収トルクは制限最大トルクTlowに設定され、エンジン1の始動後の時刻t1において、油圧ポンプ2の最大吸収トルクは制限最大トルクTlowに制限される。次いで、時刻t2において、経過時間がエンジン保護制御時間Tcに達すると、油圧ポンプ2の最大吸収トルクは制限最大トルクTlowからバネ55によって設定された基準最大トルクTregに切り換わり、時刻t3において油圧ポンプ2の最大吸収トルクは基準最大トルクTregへと上昇し、通常のポンプトルク制御が開始される。
図12において、時刻t1から時刻t2のエンジン保護制御時間Tcは、前述したように、車体の傾斜角が全ての潤滑部にエンジンオイルを行き渡らせるのに不利であるときは長くなり、有利であるときは短くなる。
このように本実施の形態においても、キースイッチ30のON操作によりエンジン1を始動するときエンジン保護制御時間Tcを算出し、このエンジン保護制御時間Tcの間、エンジン1の負荷トルクである油圧ポンプ2の最大吸収トルクを制限最大トルクTlowに制限し、エンジン1内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御を行うため、油圧ショベル300が位置する地面が傾斜し、エンジン1が傾斜した状態でエンジン1を始動した場合でも、エンジンオイルがエンジン1内の各潤滑部に行き渡るまで各潤滑部に高負荷が作用せず、確実にエンジン1を保護することができる。また、油圧ショベル300が平地に位置しエンジン1が傾いていない場合やエンジン1の傾きが小さい場合は、不要な制限をかけることなくエンジン1を始動することができ、利便性を損なうことなくエンジン1を保護することができる。
なお、以上の実施の形態では、エンジン保護制御時間の間、エンジン1内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御として、エンジン1の回転数を所定の低速回転数に制限する制御と(第1の実施の形態)、油圧ポンプ2の最大吸収トルクを所定の制限最大トルクに制限する制御(第2の実施の形態)を別々に行ったが、第1の実施の形態と第2の実施の形態を組み合わせ、両方の制御を行ってもよい。これにより、更に確実にエンジン1を保護することができる。
300 油圧ショベル(作業機械)
301 下部走行体
302 上部旋回体(車体)
303 フロント作業機
1 エンジン
2 油圧ポンプ
3a~3f 複数の油圧アクチュエータ
4a~4f 複数の方向切換弁
10 エンジン本体
13 オイルパン
20 エンジンオイル供給装置
21 オイルストレーナ
22 オイルポンプ
23 オイルフィルタ
24 オイルクーラ
25 オイルギャラリ
30 キースイッチ
31 エンジンコントロールダイヤル
32 傾斜角センサ
33 スタータ
34 電子ガバナ
35 ポンプトルク制限電磁弁
50 レギュレータ
51 ポンプアクチュエータ
52 ポンプトルク制御弁
53 パイロットポンプ
55 バネ
100,100A コントローラ
Tc エンジン保護制御時間
Ntar 基準目標回転数
Nlow 低速回転数
Treg 基準最大トルク
Tlow 制限最大トルク

Claims (3)

  1. 車体に搭載されたエンジンと、前記エンジンにより駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの吐出油により駆動される複数の油圧アクチュエータと、前記エンジンを始動するキースイッチとを備え、
    前記エンジンは、オイルパンからエンジンオイルを吸い上げてエンジン内に循環させ、前記エンジン内の各潤滑部に前記エンジンオイルを供給するエンジンオイル供給装置を備えた作業機械において、
    前記車体の傾斜角を検出する傾斜角センサと、
    コントローラとを備え、
    前記コントローラには、
    前記車体の傾斜角が潤滑部にエンジンオイルを行き渡らせるのに不利であるときはエンジン保護制御時間が長くなり、前記車体の傾斜角が潤滑部にエンジンオイルを行き渡らせるのに有利であるときは前記エンジン保護制御時間が短くなるように予め設定した車体の傾斜角とエンジン保護制御時間との関係が記憶されており、
    前記コントローラは、
    前記キースイッチのON操作により前記エンジンを始動するとき、前記予め設定した車体の傾斜角とエンジン保護制御時間との関係に基づいて、前記傾斜角センサによって検出された前記車体の傾斜角に応じたエンジン保護制御時間を算出し、
    前記エンジン保護制御時間の間、前記エンジン内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御を行うことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1記載の作業機械において、
    前記エンジンの目標回転数を指示するエンジンコントロールダイヤルを更に備え、
    前記コントローラは、前記エンジン保護制御時間の間、前記エンジン内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御として、前記エンジンコントロールダイヤルにより指示された目標回転数に係わらず、前記エンジンの回転数を所定の低速回転数に制限する制御を行うことを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1記載の作業機械において、
    前記油圧ポンプは、前記油圧ポンプの吸収トルクが最大トルクを超えないように制御するレギュレータを有し、
    前記コントローラは、前記エンジン保護制御時間の間、前記エンジン内の各潤滑部に作用する負荷を制限する制御として、前記油圧ポンプの最大吸収トルクを所定の制限最大トルクに制限する制御を行うことを特徴とする作業機械。
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