以下、添付の図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。各図における同一の符号は、同一の部分または相当する部分を示す。また、本開示では、重複する説明については、適宜に簡略化または省略する。なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、以下の各実施の形態によって開示される構成のあらゆる変形およびあらゆる組み合わせを含み得るものである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の電源接続装置100の構成を示す模式図である。電源接続装置100は、電化製品等の電気機器10を電源コンセントに接続するためのものである。電源接続装置100は、図1に示すように、電源プラグ1を備える。電源プラグ1は、電源コンセントに差し込まれる栓刃2を有する。本実施の形態の電源接続装置100は、栓刃2の差し込み不足を検出する差し込み不足検出手段の一例として、差し込み不足検出部3を備えている。
差し込み不足検出部3は、栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれているか否かを検出するように構成される。本実施の形態において、差し込み不足検出部3は、電源プラグ1に設けられている。差し込み不足検出部3は、例えば、図1に示すように、差し込み不足検出センサ4とプラグ内部スイッチ5とを備えている。
差し込み不足検出センサ4は、栓刃2の差し込み不足を検出するためのセンサである。差し込み不足検出センサ4は、栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれているか否かを検出する。差し込み不足検出センサ4は、例えば、外力を受けることで動作する接触感知型のセンサである。なお、差し込み不足検出センサ4は、振動、光または温度変化等によって動作する非接触感知型のセンサであってもよい。
差し込み不足検出センサ4は、例えば、図1に示すように、電源プラグ1の外部に向くように設けられる。プラグ内部スイッチ5は、電源プラグ1に内蔵される。プラグ内部スイッチ5は、差し込み不足検出センサ4に連動して状態が切り替わるように構成されたスイッチである。
一例として、プラグ内部スイッチ5は、差し込み不足検出センサ4によって栓刃2の差し込み不足が検出されると、オン状態になる。換言すると、プラグ内部スイッチ5は、栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれていない場合には、オン状態になる。プラグ内部スイッチ5は、栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれたことが差し込み不足検出センサ4によって検出されると、オフ状態になる。
また、本実施の形態の電源接続装置100は、図1に示すように、電源コード8を備える。上記したように、電源接続装置100は、電化製品等の電気機器10を電源コンセントに接続するためのものである。電源コード8は、電源コンセントに差し込まれた電源プラグ1と電気機器10とを繋ぐものである。電源コード8の一端は、電源プラグ1に接続される。また、電源コード8の他端は、電気機器10に接続される。
なお、電源コード8は、電源プラグ1に固定されていてもよいし、電源プラグ1に着脱自在であってもよい。また、電源コード8は、電気機器10に固定されていてもよいし、電気機器10に着脱自在であってもよい。
電源コード8には、上記した差し込み不足検出部3と連動する第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cが設けられる。第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、本実施の形態における表示部である。第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、栓刃2の差し込み不足が差し込み不足検出部3によって検出されると点灯する。換言すると、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、栓刃2が差し込み不足であるときに点灯する。使用者は、点灯した第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cを見ることで、栓刃2の差し込み不足を認識することができる。
第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、一例として、信号線9によって接続されている。信号線9は、差し込み不足検出部3のプラグ内部スイッチ5に接続されている。また、信号線9は、電気機器10のスイッチ11を制御する制御回路12に接続されている。制御回路12は、電気機器10の動作を制御するためのものである。
第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cの動作は、一例として、電気機器10の制御回路12によって制御される。第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cの動作は、電気機器10の外部の機器によって制御されてもよい。第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cの動作を制御する機器は、電源接続装置100に備えられていてもよい。
第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8の外部に向けて光を発するように構成される。使用者は、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cが点灯しているか否かを、外部から視認することができる。
第1発光体7aは、電源コード8の長さ方向における第1の位置に設けられる。一例として、第1発光体7aは、図1に示すように、電源プラグ1の近傍に設けられる。第2発光体7bは、電源コード8の長さ方向における第2の位置に設けられる。この第2の位置は、例えば、図1に示すように、電源コード8の長さ方向における中央または中央の近傍である。また、第3発光体7cは、電源コード8の長さ方向における第3の位置に設けられる。一例として、第3発光体7cは、図1に示すように、電気機器10の近傍に設けられる。
上記したように、本実施の形態においては、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cという複数の表示部が電源コード8に設けられている。また、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8の全長に亘るように配置されている。これにより、使用者は、より確実に栓刃2の差し込み不足を認識することができる。
なお、本実施の形態における表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cの配置は、上記した例に限られない。第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8の任意の位置に設置され得る。また、電源コード8に設けられている表示部の数は、3つに限らない。電源コード8に設けられている表示部の数は、単数でも複数でもよい。電源コード8には、少なくとも1つの表示部が設けられていればよい。
また、電源コード8に、複数の表示部が設けられている場合は、全ての表示部が同一のものである必要はない。例えば、第1発光体7aの発光色と第2発光体7bの発光色と第3発光体7cの発光色とは異なっていてもよい。また、表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、複数色の光を選択的に発することが可能なものであってもよい。このように、電源コード8に設けられる表示部は、栓刃2の差し込み不足が差し込み不足検出部3によって検出されると点灯するものであれば、任意のものでよい。
ここで、図面を更に参照して、電源コード8に設けられる表示部の配置の例を説明する。図2は、実施の形態1の表示部の配置の第1の例を示す模式図である。図2に示すように、電源コード8には、電線20が内蔵されている。電線20は、樹脂によって被覆することで形成される。なお、電源コード8は、樹脂で被覆された電線20を束ねることによって形成されたものでもよい。また、電源コード8は、電線20を樹脂に埋め込むことで形成されたものでもよい。
一例として、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、図2に示すように、電源コード8に内蔵される。電線20、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cを囲う部材のうち、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cが面する部分は、図2に示すように、透光性樹脂21で形成される。透光性樹脂21とは、可視光が透過する樹脂である。
なお、電線20を被覆する部材または電線20が埋め込まれる部材の全体が、透光性の材料によって形成されてもよい。また、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8に内蔵されていなくてもよい。例えば、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8の表面に設けられていてもよい。
図2に示す例において、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8の長さ方向と垂直な方向を向く。第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8の長さ方向と垂直な方向に光を発する。換言すると、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8の幅方向に向けて光を発する。細長い電源コード8の幅方向とは、細長い電源コード8の側面方向ともいう。
また、電源コード8の断面形状は、例えば、図2に示すように円形である。電源コード8の断面形状が円形である場合において、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、上記の円形の放射方向に光を発する。換言すると、表示部の一例である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8の外周へ光を放射するように設けられる。これにより、使用者は、より確実に栓刃2の差し込み不足を認識することができる。
なお、電源コード8の断面形状は、円形状に限られない。電源コード8の断面形状は、楕円形状でもよい。電源コード8の断面形状は矩形状または丸みをおびた矩形状であってもよい。また、電源コード8は、帯状のフラットケーブルであってもよい。
図2に示す例において、第1発光体7aは、第1の方向を向く。第1発光体7aは、第1の方向に光を発する。第2の発光体は、第2の方向を向く。第2の発光体は、第2の方向に光を発する。第2の方向は、図2に示すように、第1の方向と異なる。第3発光体7cは、第3の方向へ向く。第3発光体7cは、第3の方向に光を発する。第3の方向は、図2に示すように、第1の方向および第2の方向と異なる方向である。
図2に示す例においては、電源コード8に、複数の表示部が、互いに異なる方向に向けて設けられる。複数の表示部は、各表示部から光が出る方向が不均一になるように配置される。図2に示す例であれば、表示部が点灯した際に当該表示部から出る光が広範囲に拡散する。これにより、使用者は、より確実に栓刃2の差し込み不足を認識することができる。
また、図3は、実施の形態1の表示部の配置の第2の例を示す模式図である。図2に示す例においては、1つの第1発光体7aと1つの第2発光体7bと1つの第3発光体7cとが電源コード8に設けられている。一方、図3に示す例においては、2つの第1発光体7aと2つの第2発光体7bと2つの第3発光体7cとが電源コード8に設けられている。
図3に示す例において、2つの第1発光体7aは、電源コード8の長さ方向における第1の位置に設けられる。また、2つの第2発光体7b、電源コード8の長さ方向における第2の位置に設けられる。2つの第3発光体7cは、電源コード8の長さ方向における第3の位置に設けられる。図3に示す例においては、電源コード8の長さ方向における特定の位置に、複数の表示部が設けられている。
2つの第1発光体7aの一方は、第1の方向を向く。この一方の第1発光体7aは、第1の方向に光を発する。2つの第1発光体7aの他方は、第1の方向の反対方向である第4の方向を向く。この他方の第1発光体7aは、第1の方向の反対方向である第4の方向に光を発する。上記の2つの第1発光体7aは、電源コード8の長さ方向における第1の位置から電源コード8の長さ方向に垂直な方向へ光を放射するように設けられている。換言すると、電源コード8の長さ方向における特定の位置に設けられた複数の表示部は、電源コード8の長さ方向に垂直な方向に光を放射するように構成されている。これにより、使用者は、より確実に栓刃2の差し込み不足を認識することができる。
また、図3に示す例において、2つの第2発光体7bの一方は、第2の方向を向く。この一方の第2発光体7bは、第2の方向に光を発する。2つの第2発光体7bの他方は、第2の方向の反対方向である第5の方向を向く。この他方の第2発光体7bは、第2の方向の反対方向である第5の方向に光を発する。第2の方向および第5の方向は、上記した第1の方向とも第4の方向とも異なる方向である。
図3に示す例において、2つの第3発光体7cの一方は、第3の方向を向く。この一方の第3発光体7cは、第3の方向に光を発する。2つの第3発光体7cの他方は、第3の方向の反対方向である第6の方向を向く。この他方の第3発光体7cは、第2の方向の反対方向である第6の方向に光を発する。第3の方向および第6の方向は、上記した第1の方向とも第2の方向とも第4の方向とも第5の方向とも異なる方向である。
第2の発光体は、第2の方向を向く。第2の発光体は、第2の方向に光を発する。第2の方向は、図2に示すように、第1の方向と異なる。第3発光体7cは、第3の方向へ向く。第3発光体7cは、第3の方向に光を発する。第3の方向は、図2に示すように、第1の方向および第2の方向と異なる方向である。
図3に示す例であれば、表示部が点灯した際に当該表示部から出る光が、図2に示す例よりも更に広範囲に拡散する。これにより、使用者は、より確実に栓刃2の差し込み不足を認識することができる。
また、図4は、実施の形態1の表示部の配置の第3の例を示す模式図である。図4(a)に示すように、3つの第1発光体7aと3つの第2発光体7bと3つの第3発光体7cとが電源コード8に設けられていてもよい。一例として、3つの第1発光体7aは、電源コード8の中心軸に対して回転対称に配置される。同様に、3つの第2発光体7bは、電源コード8の中心軸に対して回転対称に配置される。3つの第3発光体7cは、電源コード8の中心軸に対して回転対称に配置される。
なお、図4(b)に示すように、4つの第1発光体7aと4つの第2発光体7bと4つの第3発光体7cとが電源コード8に設けられていてもよい。図4に示す例においては、電源コード8の長さ方向における特定の位置に、電源コード8の中心軸に対して回転対称に配置される。これにより、表示部が点灯した際に当該表示部から出る光は広範囲に拡散する。図4に示す例であれば、使用者は、より確実に栓刃2の差し込み不足を認識することができる。
図5は、実施の形態1の表示部の配置の第4の例を示す模式図である。図5に示す例において、表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8に内蔵される。図5に示す例において、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電源コード8の長さ方向を向く。
図5に示す例において、電線20、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cを囲う部材のうち、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cの外周する部分は、透光性樹脂21で形成される。図5に示す例であれば、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cが発した光は、透光性樹脂21を通過し、電源コード8の長さ方向に垂直な方向に放射される。
また、図6は、実施の形態1の表示部の配置の第5の例を示す模式図である。図6に示す例において、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、図5に示す例と同様に配置される。図6に示す例においては、電源コード8に、反射板22が内蔵されている。反射板22は、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cが発した光を透光性樹脂21へ導くように構成されている。
反射板22は、例えば、図6(a)に示すように、平坦な平板状に形成される。平板状の反射板22は、例えば、電源コード8の長さ方向と垂直な方向に沿って配置される。また、反射板22は、図6(b)および図6(c)に示すように、曲がっていても良い。図6(c)に示すように、反射板22には曲面が形成されていてもよい。また、図6(b)および図6(c)に示すように、反射板22には、表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cに向かって突出する凸部が形成されていてもよい。
本実施の形態の電源接続装置100は、図2から図6によって示した例のように、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cが発した光が電源コード8の長さ方向と垂直な方向に放射されるように構成されている。このように構成された本実施の形態の電源接続装置100は、栓刃2の差し込み不足をより確実に使用者へ認識させることができる。
次に、本実施の形態の電源接続装置100の動作例について説明する。図7は、実施の形態1の電源接続装置100の動作の第1の例を示すタイムチャートである。なお、図7においては、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cを、まとめて単に「表示部」と表記している。図7は、この表示部の状態と、プラグ内部スイッチ5の状態と、差し込み不足検出センサ4の状態と、電源プラグ1の状態と、の関係を示している。
図7において、差し込み不足検出センサ4がオンである状態とは、差し込み不足検出センサ4によって栓刃2の差し込み不足が検出された状態を意味している。図7において、差し込み不足検出センサ4がオフである状態とは、差し込み不足検出センサ4によって栓刃2の差し込み不足が検出されていない状態を意味している。
また、図7において、電源プラグ1が通電している状態とは、栓刃2が電源コンセントに差し込まれることよって電源プラグ1が電源コンセントに通電している状態を意味している。図7において、電源プラグ1が断電している状態とは、栓刃2が電源コンセントに差し込まれていない状態を意味している。
図7を参照し、電源接続装置100の動作例について説明する。使用者によって栓刃2が電源コンセントに差し込まれることで、電源プラグ1は通電している状態になる。電源プラグ1が通電している際、時刻t1において栓刃2が差し込み不足の状態になると、差し込み不足検出センサ4がオンの状態になる。図7に示すように、プラグ内部スイッチ5は、差し込み不足検出センサ4に連動してオン状態になる。
プラグ内部スイッチ5がオン状態になると、栓刃2、プラグ内部スイッチ5および信号線9等を介して、表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cに電気が供給される。これにより、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cが点灯する。
また、時刻t2において栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれると、差し込み不足検出センサ4がオフの状態になる。図7に示すように、プラグ内部スイッチ5は、差し込み不足検出センサ4に連動してオフ状態になる。プラグ内部スイッチ5がオフ状態になることで、表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cへの電気の供給が停止する。これにより、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは消灯する。
また、栓刃2が電源コンセントから抜かれて電源プラグ1が断電した状態においても、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは消灯する。本実施の形態の電源接続装置100の使用者は、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cが点灯しているか消灯しているかを確認することで、栓刃2が差し込み不足であるか否かを認識することができる。
本実施の形態では、表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cが、電源コード8に設けられている。電源コード8は、長い部材である。本実施の形態であれば、使用者は、視認しにくい位置に電源プラグ1を設置したとしても、栓刃2の差し込み不足を認識することができる。
栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれていない場合、電源コンセントと栓刃2との間に塵埃が溜まりうる。この塵埃は、トラッキング現象を発生させる要因になりえる。本実施の形態であれば、栓刃2の差し込み不足を要因としたトラッキング現象を抑制することができる。また、電源コンセントの奥まで完全に差し込まれていない状態の栓刃2に使用者が触れてしまうことも、未然に防止される。
また、電源接続装置100には、ブザー等の音声報知を行う機器が設けられる必要がない。本実施の形態であれば、電源プラグ1の大型化が抑制される。また、本実施の形態であれば、ブザーの警報音によって使用者へ不快感を与えることもない。
電源接続装置100は、一例として、一般的なAC100Vの電源コンセントと電気機器10を繋ぐように構成される。なお、電源接続装置100は、AC100Vとは異なる仕様の電源コンセントと電気機器10を繋ぐものであってもよい。電源接続装置100を構成する電源プラグ1および電源コード8の仕様は、電源コンセントの仕様に合わせて任意に設定され得る。
また、電源接続装置100は、例えば、AC-DC変換アダプタを含むものであってもよい。表示部が設けられる電源コード8は、例えば、電気機器10の充電用のコードでもよい。また、表示部が設けられる電源コード8は、USBケーブルなどの信号ケーブルでもよい。
なお、図7のタイムチャートは、あくまで、電源接続装置100の動作の一例を示すものである。電源接続装置100の動作は、図7のタイムチャートに示されるものに限られない。以下、電源接続装置100の動作のその他の例について説明する。
図1に示すように、本実施の形態において、表示部である第1発光体7a、第2発光体7b、第3発光体7cおよび差し込み不足検出部3は、信号線9によって制御回路12に接続されている。第1発光体7a、第2発光体7b、第3発光体7c、差し込み不足検出部3、信号線9および制御回路12は、電気機器10のスイッチ11に対して独立した電流回路を形成している。このため、制御回路12は、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cを、電気機器10のスイッチ11の状態に依らずに制御することができる。表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電気機器10のスイッチ11の状態によらずに点灯または消灯することができる。
図8は、実施の形態1の電源接続装置100の動作の第2の例を示すタイムチャートである。図8は、図7に対応する図である。図8における時刻t1は、図7と同様、栓刃2が差し込み不足の状態になった時刻である。また、図8における時刻t2は、図7と同様、栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれた時刻である。図8に示すように、表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、栓刃2が差し込み不足の状態である場合、点滅してもよい。第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cの点滅の制御は、電気機器10のスイッチ11の状態によらず、制御回路12によって行われる。
また、上記したように、表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、複数色の光を選択的に発することが可能なものであってもよい。図9は、実施の形態1の電源接続装置100の動作の第3の例を示すタイムチャートである。図9において、表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、複数色の光を選択的に発することができるものである。
図9は、上記の表示部の状態と、プラグ内部スイッチ5の状態と、差し込み不足検出センサ4の状態と、電気機器10のスイッチ11の状態と、電源プラグ1の状態と、の関係を示している。また、図9における時刻t1は、図7および図8と同様、栓刃2が差し込み不足の状態になった時刻である。また、図9における時刻t2は、図7および図8と同様、栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれた時刻である。
図9に示すように、表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、電気機器10のスイッチ11が時刻t0でオンになると、例えば、第1発光色で点灯する。第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cの発光色は、制御回路12によって制御される。使用者は、第1発光色で点灯した第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cを見ることで、電気機器10が動作中であることを認識することができる。
図9に示すように、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、時刻t1で栓刃2が差し込み不足になると、例えば、第2発光色で点灯する。使用者は、第2発光色で点灯した第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cを見ることで、栓刃2が差し込み不足であることを認識することができる。
図9に示すように、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、時刻t2で栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれると、再び第1発光色で点灯する。また、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、時刻t3でスイッチ11がオフになると消灯する。電源接続装置100は、図9に示すように動作することで、電気機器10が動作中であることと栓刃2が差し込み不足であることとの両方を表示することができる。
また、図9に示すように、第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、スイッチ11がオフの際に時刻t4で栓刃2が差し込み不足になると、第2発光色で点灯する。第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、スイッチ11がオフの際に時刻t5で栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれると、消灯する。図9に示すように動作する電源接続装置100は、電気機器のスイッチ11がオフであっても、栓刃2が差し込み不足の状態であることを表示することができる。
また、図10は、実施の形態1の電源接続装置100の動作の第4の例を示すタイムチャートである。図10は、図9に対応する図である。図10における時刻t0から時刻t5は、それぞれ、図9における時刻t0から時刻t5に対応する。表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、図10に示すように、栓刃2が差し込み不足の状態である場合、第2発光色で点滅してもよい。
また、図11は、実施の形態1の電源接続装置100の動作の第5の例を示すタイムチャートである。図11は、図9に対応する図である。図11における時刻t0から時刻t5は、それぞれ、図11における時刻t0から時刻t5に対応する。
表示部である第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、図11に示すように、電気機器10のスイッチ11がオンでかつ栓刃2が差し込み不足である場合には、第1発光色での点灯と第2の発光色での点灯を繰り返してもよい。第1発光体7a、第2発光体7bおよび第3発光体7cは、図11に示すように、電気機器10のスイッチ11がオフでかつ栓刃2が差し込み不足である場合には、第2発光色で点滅してもよい。
図11に示すように動作する電源接続装置100は、栓刃2が差し込み不足のまま電気機器10が動作していることと、栓刃2が差し込み不足ではあるが電気機器10は停止していることと、を区別して表示することができる。すなわち、使用者は、栓刃2が差し込み不足のまま電気機器10が動作していることを認識することができる。図11に示すように動作する電源接続装置100は、栓刃2が差し込み不足のまま電気機器10が動作している際、電気機器10のスイッチ11をオフにする等の対応を使用者へ促すことができる。
上記したように、本実施の形態の電源接続装置100は、差し込み不足検出部3が栓刃2の差し込み不足を検出した場合に、表示部の点灯の継続と表示部の点滅と表示部の発光色の変化の少なくとも1つが行われるように構成されている。使用者は、表示部を見ることで、栓刃2が差し込み不足であるか否かを認識することができる。
なお、図8から図11に示すタイムチャートは、図7に示すタイムチャートと同様、あくまで、電源接続装置100の動作の一例を示すものである。電源接続装置100の動作は、図7から図11によって示されるものに限られない。例えば、表示部は、栓刃2が電源コンセントに差し込まれて電源プラグ1が通電した状態になった時点で点灯するように構成されてもよい。本例であれば、使用者は、電源プラグ1が通電したことを確認することができる。
例えば、電源コンセントが活線状態でない場合、栓刃2が当該電源コンセントに差し込まれても、電源プラグ1は通電しない。電源プラグ1が通電しないため、表示部は点灯しない。上記のように表示部が構成されることで、使用者は、電源コンセントが活線状態であるか否かを確認することができる。また、表示部の故障、電線20の断線およびプラグ内部スイッチ5の故障等の不具合が生じている場合、栓刃2が電源コンセントに差し込まれても表示部は点灯しない。上記のような不具合が生じていない場合には、栓刃2が電源コンセントに差し込まれることで、表示部は点灯する。上記のように表示部が構成されることで、使用者は、電源接続装置100に不具合が生じているか否かを確認することができる。
栓刃2が電源コンセントに差し込まれることによって点灯した表示部は、例えば、一定時間後に消灯する。栓刃2が電源コンセントに差し込まれることによって点灯した表示部は、点灯を継続してもよい。表示部の点灯が継続することによって、例えば、室内が暗い場合においても、使用者は電源コード8を容易に視認することができる。これにより、例えば、使用者の足が電源コード8に引っ掛かることが防止される。また、使用者の足が電源コード8に引っ掛かることによって栓刃2が差し込み不足になることも防止される。また、例えば、室内が暗い場合において、電源コード8に設けられた表示部は、イルミネーションとしての機能を果たすこともできる。本例であれば、より意匠性に優れた電源接続装置100が得られる。
栓刃2が電源コンセントに差し込まれることによって点灯した表示部の点灯が継続する場合、当該表示部の照度は、当該表示部が点灯を開始してから一定時間後に下げられてもよい。これにより、表示部の点灯によって消費されるエネルギーが削減される。また、上記の表示部は、点灯を開始してから一定時間後に点滅してもよい。また、上記の表示部の発光色は、当該表示部が点灯を開始してから一定時間後に変化してもよい。これにより、より意匠性に優れた電源接続装置100が得られる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。図12は、実施の形態2の電源接続装置100aの構成を示す模式図である。実施の形態1と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。本実施の形態の電源接続装置100aは、実施の形態1の電源接続装置100と、電気機器10と電源コンセントとを繋ぐものである。
本実施の形態の電源接続装置100aの基本的な構成は、実施の形態1の電源接続装置100と同様である。本実施の形態の電源接続装置100aは、表示部として、第1受光体14a、第2受光体14bおよび第3受光体14cを備えている。第1受光体14a、第2受光体14bおよび第3受光体14cは、電源コード8に設けられる。第1受光体14aは、例えば、実施の形態1の第1発光体7aと同様に配置される。第2受光体14bは、例えば、実施の形態1の第2発光体7bと同様に配置される。第3受光体14cは、例えば、実施の形態1の第3発光体7cと同様に配置される。なお、表示部の数および配置は、実施の形態1と同様、図12に示す例に限定されるものではない。
本実施の形態において、第1受光体14a、第2受光体14bおよび第3受光体14cは、光ファイバー15を介して、電気機器10内の発光体13に接続される。第1受光体14a、第2受光体14bおよび第3受光体14cは、発光体13が発した光を受けて点灯する。第1受光体14a、第2受光体14b、第3受光体14cおよび光ファイバー15を利用することで、電気によって自ら発光する部材の点数を減らすことができる。本実施の形態であれば、電化製品等の電気機器10に予め備えられた発光体13を利用することで、消費電力が削減される。
また、図13は、実施の形態2の第1の変形例を示す模式図である。図13に示すように、電源接続装置100aは、表示部として、第1発光体7a、第2受光体14bおよび第3受光体14cを備えていてもよい。第2受光体14bおよび第3受光体14cは、光ファイバー15によって第1発光体7aに接続される。図13に示す変形例であれば、電気機器10に発光体13が備えられていなくても、図12に示す例と同様に消費電力が削減される。
また、図14は、実施の形態2の第2の変形例を示す模式図である。第1発光体7aおよび発光体13の少なくとも一方に接続された光ファイバー15は、図14に示すように、電源コード8の表面部に設けられてもよい。図14に示す変形例において、光ファイバー15は、電源コード8の外部に向けて光を発するように構成された表示部である。光ファイバー15は、第1発光体7aおよび発光体13の少なくとも一方から光を受けることで点灯する。なお、光ファイバー15が電源コード8の表面部に設けられている場合、当該電源コード8には、第1受光体14a、第2受光体14bおよび第3受光体14cが設けられていなくてもよい。
図14に示すように、光ファイバー15は、電源コード8の長さ方向に沿って設けられる。また、光ファイバー15は、一例として、複数本設けられる。光ファイバー15は、例えば、図14(a)に示すように、2本設けられる。また、光ファイバー15は、図14(b)に示すように、3本設けられてもよい。光ファイバー15は、図14(c)に示すように、4本設けられてもよい。
複数本の光ファイバー15は、一例として、図14(a)、図14(b)および図14(c)に示すように、電源コード8の中心軸に対して回転対称に配置される。これにより、複数本の光ファイバー15が点灯した際、電源コード8の長さ方向と垂直な方向に光が放射される。
また、図15は、実施の形態2の第3の変形例を示す模式図である。図15に示すように、表示部である光ファイバー15は、電源コード8の表面部に螺旋状に配置されていてもよい。換言すると、光ファイバー15は、電源コード8の表面部に螺旋状に巻きつけられていてもよい。図15に示す例であれば、栓刃2が差し込み不足である場合、電源コード8の表面部全体が光る。図15に示す例であれば、使用者は、栓刃2の差し込み不足をより確実に認識することができる。
図16は、実施の形態2の第4の変形例を示す模式図である。図16(a)は、電源コード8の長さ方向に沿った断面を模式的に示している。図16(b)は電源コード8の長さ方向に垂直な断面を模式的に示している。図16に示すように、光ファイバー15は、電線20とともに、電源コード8の内部に埋め込まれていてもよい。図16に示す変形例において、電源コード8のうち、電線20および光ファイバー15が埋め込まれる部材は、透光性の材料によって形成されている。図16に示す変形例においても、図14に示す変形例と同様に、光ファイバー15が点灯した際、電源コード8の長さ方向と垂直な方向に光が放射される。
また、図17は、実施の形態2の第5の変形例を示す模式図である。図17(a)は、電源コード8の長さ方向に沿った断面を模式的に示している。図17(b)は電源コード8の長さ方向に垂直な断面を模式的に示している。図17に示すように、電源コード8には、光ファイバー15の代わりに、線状の導光部材15aが設けられていてもよい。導光部材15aは、第1発光体7aおよび発光体13の少なくとも一方からの光を導く部材である。導光部材15aは、透明または半透明の部材である。導光部材15aは、第1発光体7aおよび発光体13の少なくとも一方からの光を反射および拡散させるように構成される。一例として、電源コード8のうち、電線20以外の部分全体が、導光部材15aで形成される。また、一例として、導光部材15aは、電源コード8の表面部に複数本設けられる。図17に示す変形例であれば、電源コード8への光ファイバー15の埋め込みが不要となる。図17に示す変形例であれば、電源接続装置100aの製造が、より容易になる。
上記したように、本実施の形態において、電源コード8に設けられた少なくとも1つの表示部は、第1受光体14a、第2受光体14b、第3受光体14c、光ファイバー15または導光部材15aである。本実施の形態であれば、実施の形態1に比べて消費電力が削減される。
実施の形態3.
次に、実施の形態3について説明する。図18は、実施の形態3の電源接続装置100bの構成を示す模式図である。図19は、実施の形態3の電源接続装置100bの構成の第1の変形例を示す模式図である。図20は、実施の形態3の電源接続装置100bの構成の第2の変形例を示す模式図である。実施の形態1および実施の形態2と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
本実施の形態においては、制御回路12にタイマー部30が設けられている。タイマー部30は、時間を計測する機能を有するシステムである。なお、タイマー部30は、必ずしも電気機器10の動作を制御するための制御回路12に設けられていなくてもよい。タイマー部30は、制御回路12に対して独立していてもよい。タイマー部30は、電気機器10の外部に設けられていてもよい。
図18に示す電源接続装置100bの構成は、図1に示す電源接続装置100の構成にタイマー部30を追加したものである。図19に示す電源接続装置100bの構成は、図12に示す電源接続装置100aの構成にタイマー部30を追加したものである。また、図20に示す電源接続装置100bの構成は、図13に示す電源接続装置100aの構成にタイマー部30を追加したものである。本実施の形態の電源接続装置100bの構成の詳細な説明を省略する。
次に、本実施の形態の電源接続装置100bの動作例について説明する。図21は、実施の形態3の電源接続装置100bの動作の第1の例を示すタイムチャートである。なお、図21および以下の説明においては、第1発光体7a、第2発光体7b、第3発光体7c、第1受光体14a、第2受光体14b、第3受光体14cおよび光ファイバー15を、まとめて単に「表示部」と表記する。図21は、実施の形態1の図7に対応する図である。
図21に示す例において、表示部は、時刻t1において栓刃2が差し込み不足の状態になると点灯する。そして、表示部は、タイマー部30の計測結果に基づいて、時刻t1から一定時間後に点滅を開始する。表示部は、時刻t2において栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれると、消灯する。本実施の形態の電源接続装置100bは、図19に示すように動作することで、栓刃2が差し込み不足の状態になってからある一定の時間が経過したことを使用者へ報知することができる。
また、図22は、実施の形態3の電源接続装置100bの動作の第2の例を示すタイムチャートである。図22は、実施の形態1の図8に対応する図である。図22に示す例において、表示部は、時刻t1において栓刃2が差し込み不足の状態になると点滅する。そして、この表示部の点滅間隔は、時刻t1から一定時間後に短くなる。電源接続装置100bは、図22に示すように動作することによっても、栓刃2が差し込み不足の状態になってからある一定の時間が経過したことを使用者へ報知することができる。
また、図23は、実施の形態3の電源接続装置100bの動作の第3の例を示すタイムチャートである。図23は、実施の形態1の図9に対応する図である。図23に示すように、表示部は複数色の光を選択的に発してもよい。図23に示す例において、表示部は、時刻t1で栓刃2が差し込み不足になると、第2発光色で点灯する。また、表示部は、時刻t4で栓刃2が差し込み不足になった場合にも、第2発光色で点灯する。第2発光色で点灯した表示部は、点灯を開始した一定時間後に点滅する。また、図23に示す例において、表示部は、栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれた状態でスイッチ11がオンになると、第1発光色で点灯する。電源接続装置100bは、図23に示すように動作することによって、栓刃2の状態および電気機器10のスイッチ11の状態を使用者へ報知することができる。
図24は、実施の形態3の電源接続装置100bの動作の第4の例を示すタイムチャートである。図24は、実施の形態1の図10に対応する図である。図24に示すように、第2発光色で点滅する表示部の点滅間隔は、当該表示部が点滅を開始してから一定時間後に短くなってもよい。
また、図25は、実施の形態3の電源接続装置100bの動作の第5の例を示すタイムチャートである。図25は、実施の形態1の図11に対応する図である。図25に示す例において、表示部は、電気機器10のスイッチ11がオフでかつ栓刃2が差し込み不足である場合には、第2発光色で点滅する。図25に示す例において、第2発光色で点滅する表示部の点滅間隔は、当該表示部が点滅を開始してから一定時間後に短くなる。
また、図25に示す例において、表示部は、電気機器10のスイッチ11がオンでかつ栓刃2が差し込み不足である場合には、第1発光色での点灯と第2の発光色での点灯を繰り返す。第1発光色での点灯と第2の発光色での点灯との時間間隔は、第1発光色での点灯と第2の発光色での点灯の繰り返しが開示した一定時間後に短くなる。電源接続装置100bは、図25に示すように動作することによって、栓刃2の状態および電気機器10のスイッチ11の状態を、より詳細に使用者へ報知することができる。
上記したように、本実施の形態の電源接続装置100bは、差し込み不足検出部3が栓刃2の差し込み不足を検出してから一定時間後に、表示部の点滅および表示部の点滅間隔の短縮の少なくとも一方が行われるように構成されている。本実施の形態の電源接続装置100bは、栓刃2が差し込み不足の状態になってからある一定の時間が経過したことを使用者へ報知することができる。表示部は、点滅することで、電気機器10のスイッチをオフにするまたは栓刃2の状態を確認する等の対応を使用者へ促すことができる。本実施の形態によれば、栓刃2が差し込み不足の状態のまま長時間放置されることが防止される。
上記したように、栓刃2が電源コンセントの奥まで完全に差し込まれていない場合、電源コンセントと栓刃2との間に塵埃が溜まりうる。この塵埃は、トラッキング現象を発生させる要因になりえる。本実施の形態であれば、栓刃2が差し込み不足の状態のまま長時間放置されることが防止されることで、トラッキング現象が発生する可能性がより低減される。