JP7106313B2 - 医用固定具 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、医用固定具に関する。
一般に、乳幼児又は学童などの小児は、CT(Computed Tomography)の撮影等の際に、寝台上で身体が動いてしまうことがある。このため、小児の撮影には、寝台に載置されて小児の身体を固定するための医用固定具が広く用いられている。この種の医用固定具は、様々なものが知られている。
医用固定具の主流は、(A)小児の肩から足先までを硬質の布材で左右から包み込むようにカバーして固定するタイプである。また、主流ではないが、医用固定具には、(B)布材ではなくネット状カバーで小児の身体全体を包むタイプや、(C)小児の身体の要所のみをベルトで固定するタイプなどがある。
上記(A)の場合、硬質の布材が肩から足先までを包むので、撮影中に身体が動いてしまうことは少ない。但し、小児は強い拘束感を受けるため、小児によっては、恐怖心から泣いたり暴れたりすることがある。
上記(B)の場合、ネット状カバーで身体全体を包むので、拘束感が弱い。但し、小児の肩、腰、膝の3箇所の固定が不十分となる。このため、例えば、小児の膝曲げにより、身体が動いてしまうことがある。
上記(C)の場合、ベルトで要所のみを固定するので、ベルトで固定していない部分から徐々に隙間ができて、身体が動いてしまうことがある。例えば、仰臥した小児の膝曲げにより隙間が生じて、身体が動いてしまうことがある。また、仮に膝をベルトで固定すると、小児によっては、強い拘束感を受けてしまう懸念がある。
これに加え、上記(A)~(C)以外の構成や、上記(A)~(C)の一部を含む構成など、医用固定具は、例えば[1]~[7]に示すように、様々なものが知られている。
[1]医用固定具は、マットに載置される被検体を保持・固定するためのベルト状保持具を備えている。マット上面の両側部には、被検体が脱落するのを防止するための脱落防止用クッションが設けられている。なお、この脱落防止用クッションは、胴部を固定するものではない。この[1]は、上記(A)と(C)の中間的な構成を示している。
[2]医用固定具は、一方が開放するU字型断面と、U字型断面の空洞部分の大きさを表面に表示する指標とを備える。この[2]は、上記(A)~(C)以外の構成である。
[3]医用固定具は、幼児患者の股間に挿入するスポンジ製のマットと、マットを挟んで底壁上に幼児患者の脚部を固定するバンドとを備えている。この[3]は、上記(C)と同様の構成を示している。
[4]医用固定具は、幼児患者を本体内で固定させるために頭部、胸部及び脚部に対応する各位置で各々を横断して配置されるバンドを備えている。幼児患者の両側面に位置する側壁は、その外表面を上縁から下縁に向かって傾斜する斜面に形成されている。この[4]は、上記(C)と同様の構成を示している。
[5]医用固定具は、被検体が載置される天板と、被検体の両側面に当接する1対の保持具とを備えている。この[5]は、上記(A)~(C)以外の構成である。この[5]は、小児の膝曲げを防止する構成がない。
[6]医用固定具は、天板上に載置された被検者を囲む袋体を備えている。この[6]は、上記(A)と同様の構成を示している。
[7]医用固定具は、被検体の頭部をヘッドレストに固定ベルトで固定し、ヘッドレストの内側両側部に設けた可動部材が固定ベルトにより、被検体の側頭部を挟み付ける。この[7]は、上記(C)の一部を含む構成を示している。
しかしながら、上記(A)~(C)、上記[1]~[7]のいずれの医用固定具においても、小児などの被検体の膝曲げを抑制しつつ、拘束感を低減できるものは知られていない。
特開2006-197966号公報 特開2007-54514号公報 実開昭61-154910号公報 実開平4-103104号公報 特開2006-136618号公報 特開2007-301217号公報 特許第3473200号公報
発明が解決しようとする課題は、被検体の膝曲げを抑制しつつ、拘束感を低減できるようにすることである。
実施形態に係る医用固定具は、支持体、マット、第1クッション部材及びカバー部材を具備する。
前記支持体は、寝台装置の天板に載置される底面部材と、前記底面部材の長手方向における両側部に沿って配置された側面部材とを備えている。
前記マットは、前記底面部材の少なくとも一部に載置され、被検体の少なくとも足部が載置される。
前記第1クッション部材は、前記足部の膝曲げを抑制するための複数の第1クッションを有し、前記複数の第1クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置されている。
前記カバー部材は、前記複数の第1クッションをカバーする第1布状部材と、前記第1布状部材の周縁を補強する布状の第1ベルト部材とを有している。前記カバー部材は、前記第1ベルト部材が前記被検体の足先部及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられる。
図1は、一実施形態に係る医用固定具及び寝台装置の一例を示す斜視図である。 図2は、一実施形態に係る医用固定具が被検体を固定した状態を示す斜視図である。 図3は、一実施形態に係る医用固定具からカバー部材を外した状態の外観を示す斜視図である。 図4は、一実施形態に係る医用固定具の外観を示す上面図である。 図5は、一実施形態に係る医用固定具の支持体の構成を説明するための上面図、側面図及び正面図である。 図6は、一実施形態に係る医用固定具のマット及びその周辺構成を説明するための上面図、側面図及び正面図である。 図7は、一実施形態に係る医用固定具の第1クッション部材及びその周辺構成を説明するための上面図、側面図及び正面図である。 図8は、一実施形態に係る医用固定具の第1クッション部材を、接続部材を上にして示す斜視図である。 図9は、一実施形態に係る医用固定具の第2クッション部材及びその周辺構成を説明するための上面図、側面図及び正面図である。 図10は、一実施形態に係る医用固定具の第2クッション部材を、接続部材を上にして示す斜視図である。 図11は、一実施形態に係る医用固定具のカバー部材の構成を説明するための模式図である。 図12は、一実施形態に係る医用固定具のヘッドレストの構成を説明するための上面図、側面図及び正面図である。 図13は、一実施形態に係る医用固定具の頭部ベルトの構成を説明するための模式図である。 図14は、一実施形態に係る医用固定具の顎部ベルトの構成を説明するための模式図である。 図15は、一実施形態に係る医用固定具の足部ベルトの構成を説明するための模式図である。 図16は、一実施形態に係る医用固定具の作用を説明するためのフローチャートである。 図17は、一実施形態に係る作用のステップST1を説明するための模式図である。 図18は、一実施形態に係る作用のステップST3を説明するための模式図である。 図19は、一実施形態に係る作用のステップST5を説明するための模式図である。 図20は、一実施形態に係る医用固定具が被検体の両足を第1クッションで包む作用を説明するための模式図である。 図21は、一実施形態に係る医用固定具が被検体の両足を第1クッションで包む作用を説明するための図20の21-21線矢視断面図である。 図22は、一実施形態に係る作用のステップST6を説明するための模式図である。
以下、一実施形態に係る医用固定具について図面を用いて説明する。なお、医用固定具は、X線CT装置、X線診断装置、磁気共鳴診断装置、核医学診断装置などの医用画像診断装置、放射線治療装置に適用可能である。詳しくは、医用固定具は、医用画像診断装置や放射線治療装置の寝台装置の天板に載置されて用いられる。医用固定具は、天板に固定してもよく、固定しなくてもよい。固定する場合には、例えば、医用固定具及び天板の周囲にベルトを巻き付けてもよい。また、医用固定具の材料は、医用画像診断装置による撮影や放射線治療装置による治療を妨げないものが使用される。医用固定具が固定する被検体は、乳幼児又は学童などの小児であり、自らの意思で静止状態を維持できないものを想定している。寝台装置としては、医用固定具を載置可能な構成であれば、任意の構成が使用可能となっている。
<第1の実施形態>
図1は、一実施形態に係る医用固定具及び寝台装置の一例を示す斜視図である。この医用固定具1は、寝台装置10に載置されて用いられる。寝台装置10は、スキャン対象又は治療対象の被検体Pを固定する医用固定具1を載置、移動させる装置であり、基台11と、寝台駆動装置12と、天板13と、支持フレーム14とを備えている。
基台11は、支持フレーム14を鉛直方向に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置12は、医用固定具1が載置された天板13を天板13の長手方向に移動するモータあるいはアクチュエータである。支持フレーム14の上面に設けられた天板13は、医用固定具1が載置される板である。なお、寝台駆動装置12は、天板13に加え、支持フレーム14を天板13の長手方向に移動してもよい。
ここで、医用固定具1は、図2乃至図4に一例を示すように、支持体20、マット30、第1クッション部材40、第2クッション部材50、第3クッション部材60、カバー部材70、ヘッドレスト80、頭部ベルト90及び足部ベルト100を備えている。但し、医用固定具1は、これに限定されず、適宜、変形して実施できる。例えば、マット30は、被検体Pの頭部から足先部までに対応する長さを有するように変形してもよい。この場合、図3及び図4とは異なり、マット30上にヘッドレスト80が配置される。また例えば、医用固定具1は、第3クッション部材60や足部ベルト100を省略した構成に変形してもよい。
ここで、支持体20は、例えば、ABS樹脂製の部材であり、図5に上面図、側面図及び正面図を示すように、寝台装置10の天板13に載置される底面部材21と、底面部材21の長手方向における両側部に沿って配置された側面部材22とを備えている。底面部材21は、マット30及びヘッドレスト80をそれぞれ着脱可能に取り付けるための面ファスナ23を有している。側面部材22の外面は、カバー部材70、頭部ベルト90及び足部ベルト100をそれぞれ着脱可能に取り付けるための面ファスナ24を有している。側面部材22は、可撓性を有し、カバー部材70、頭部ベルト90及び足部ベルト100を着脱する際に、しなってカバー部材70、頭部ベルト90及び足部ベルト100に張力を与えることが可能である。側面部材22の高さは、カバー部材70が第1クッション部材40を上方向及び斜め上方向から固定できるように、少なくとも被検体Pの足先部と腰部とに対応する複数の位置の間で第1クッション部材40の頂部よりも低いことが好ましい。また、被検体Pの頭部に対応する位置の側面部材22の高さは、ヘッドレスト80との間で被検体Pの腕を挟示するように、他の位置の側面部材22よりも高いことが好ましい。なお、側面部材22は、被検体Pの首部に対応する位置には設けていないため、頭部に対応する部分と、頭部以外に対応する部分とでは、しなり方が異なる。このため、側面部材22は、頭部ベルト90の張力と、カバー部材70の張力とを別々に調整可能としている。但し、これに限らず、側面部材22は、被検体Pの首部に対応する位置にも設けてもよい。
マット30は、図6に示すように、底面部材21の少なくとも一部に載置され、被検体Pの少なくとも足部が載置される。マット30は、第3クッション部材60を着脱可能に取り付けるための面ファスナ31を被検体Pの膝周辺に対応する位置の表面に有している。マット30の裏面は、底面部材21の面ファスナ23に着脱可能な面ファスナ(図示せず)を有している。このようなマット30は、被包と、この被包内に収納したクッション材から構成される。マット30の材料には、例えば被包には消毒液に対して耐薬品性を備えX線透過性に優れたビニールレザーなどが用いられ、内部のクッション材にはX線透過性に優れたウレタンフォームなどが用いられる。なお、図6に示す構成は、底面部材21とマット30との間にクッション部材を挟まない場合に適用可能であるが、以下の例では使用しない。
第1クッション部材40は、図7及び図8に示すように、被検体Pの足部の膝曲げを抑制するための複数の第1クッション41を有し、複数の第1クッション41の一部が側面部材22の内面とマット30との間に配置されている。なお、第1クッション部材40は、複数の第1クッション41が接続部材42を介して接続され、接続部材42がマット30と底面部材21との間に配置されてもよい。接続部材42は、図8に示した如き、平面形状に限らず、ネット形状、1つ以上の帯状形状又はヒモ形状といった任意の形状が使用可能である。あるいは接続部材42は、省略してもよい。但し、接続部材42は、各々の第1クッション41の紛失を防ぐ効果もあるので、省略しない方が好ましい。第1クッション41は、被包と、この被包内に収納したクッション材から構成される。第1クッション41の材料には、例えば被包には消毒液に対して耐薬品性を備えX線透過性に優れたビニールレザーなどが用いられ、内部のクッション材にはX線透過性に優れた発泡ビーズなどが用いられる。接続部材42には、被包と同じくビニールレザーなどが用いられる。また、第1クッション部材40の体積は、被検体Pの膝曲げを上方向から抑制するように、第2クッション部材50の体積よりも大きいことが好ましい。すなわち、第1クッション部材40は、被検体Pの膝を上から抑えるので、相対的に大きい体積が必要である。これに対し、第2クッション部材50は、被検体Pの胴部を横から抑えるので、相対的に小さい体積で間に合う。
第2クッション部材50は、図9及び図10に示すように、被検体Pの胴部における側面部材22に近づく方向の動きを抑制するための複数の第2クッション51を有し、複数の第2クッション51の一部が側面部材22の内面とマット30との間に配置されている。また、第2クッション部材50は、複数の第2クッション51が接続部材52を介して接続され、接続部材52がマット30と底面部材21との間に配置されてもよい。接続部材52は、図10に示した如き、平面形状に限らず、ネット形状、1つ以上の帯状形状又はヒモ形状といった任意の形状が使用可能である。あるいは接続部材52は、省略してもよい。但し、接続部材52は、各々の第2クッション51の紛失を防ぐ効果もあるので、省略しない方が好ましい。第2クッション51は、被包と、この被包内に収納したクッション材から構成される。第2クッション51の材料には、例えば被包には消毒液に対して耐薬品性を備えX線透過性に優れたビニールレザーなどが用いられ、内部のクッション材にはX線透過性に優れた発泡ビーズなどが用いられる。接続部材52には、被包と同じくビニールレザーなどが用いられる。また例えば、第2クッション51と被検体Pの胴部との間に隙間がある場合などには、被検体Pの動きを抑制するための小クッションを更に用いてもよい。小クッションは、必要により任意の位置に配置される1以上のクッションである。各々の小クッションは、例えば、第3クッション部材60と同程度から半分程度までのいずれかの大きさを持つように、第2クッション51と同じ材料を用いて作成すればよい。なお、小クッションは、タオル等で代用してもよい。
第3クッション部材60は、図3に示したように、被検体Pの足部における右足部と左足部との間に対応する位置でマット30に着脱可能に取り付けられる。すなわち、第3クッション部材60の底面は、マット30の面ファスナ31に着脱可能な面ファスナを有している。「右足部と左足部との間」は、「膝部の間」でもよく、「ふくらはぎの間」でもよい。第3クッション部材60は、被包と、この被包内に収納したクッション材から構成される。第3クッション部材60の材料には、例えば被包には消毒液に対して耐薬品性を備えX線透過性に優れたビニールレザーなどが用いられ、内部のクッション材にはX線透過性に優れたウレタンフォームなどが用いられる。
カバー部材70は、図11に示すように、複数の第1クッション41をカバーする第1布状部材71と、第1布状部材71の周縁を補強する布状の第1ベルト部材72とを有している。第1ベルト部材72が被検体Pの足先部及び腰部に対応する複数の位置で側面部材22の外面に着脱可能に取り付けられる。第1布状部材71は、ネット形状を有する構成としてもよい。ネット形状の編み目のサイズは、任意である。第1ベルト部材72は、側面部材22の長手方向とは直交する方向に突出した突出領域73を四隅に有し、突出領域73を介して側面部材22の外面に着脱可能に取り付けられる。すなわち、突出領域73の裏面は、側面部材22の面ファスナ24に着脱可能な面ファスナを有している。
また、カバー部材70は、被検体Pの胴部及び複数の第2クッション51をカバーする第2布状部材74と、第2布状部材74の周縁を補強する第2ベルト部材75とを更に有している。第2ベルト部材75が被検体Pの腕の付け根周辺及び腰部に対応する複数の位置で側面部材22の外面に着脱可能に取り付けられている。例えば、第2ベルト部材75は、側面部材22の長手方向とは直交する方向に突出した突出領域76を四隅に有し、突出領域76を介して側面部材22の外面に着脱可能に取り付けられる。すなわち、突出領域76の裏面は、側面部材22の面ファスナ24に着脱可能な面ファスナを有している。また、第2ベルト部材75と第1ベルト部材72とが腰部に対応する部分で一体的に形成されている。これに伴い、突出領域73,76も一体的に形成されている。なお、腕の付け根周辺は、腕を下げた場合には肩部が該当し、腕を上げた場合には胸部が該当する。
ここで、第1布状部材71及び第2布状部材74の材料には、例えば、X線透過性に優れたポリエステルなどの樹脂が用いられる。第1ベルト部材72、第2ベルト部材75及び突出領域73,76の材料には、例えば消毒液に対して耐薬品性を備えX線透過性に優れたビニールレザーなどが用いられる。このようなカバー部材70は、柔軟性を持つ第1布状部材71及び第2布状部材74と、堅牢性を持つ第1ベルト部材72、第2ベルト部材75及び突出領域73,76とを備えた構成により、柔軟性と堅牢性とを併せ持つことができる。補足すると、ネット形状を有する第1布状部材71及び第2布状部材74は、単体では柔らかすぎる。これに対し、第1ベルト部材72及び第2ベルト部材75が第1布状部材71及び第2布状部材74の周縁を補強した構成により、被検体Pをしっかり固定することができる。
ヘッドレスト80は、図2、図4及び図12に示すように、支持体20上に配置され、円弧状又はU字状の断面形状を有し、被検体Pの頭部が載置される。ヘッドレスト80と側面部材22との間で被検体Pの腕を挟持する。ヘッドレスト80の外面は、図13又は図14に示す如き、頭部ベルト90又は顎部ベルト95をそれぞれ着脱可能に取り付けるための面ファスナ81を有している。なお、被検体Pの腕が動く場合には、前述した小クッションをヘッドレスト80と側面部材22との間に配置して、被検体Pの腕を固定してもよい。なお、ヘッドレスト80は、マット30が被検体Pの身長より長い場合には、マット30上に配置される。すなわち、医用固定具1は、ヘッドレスト80を支持体20上又はマット30上に備えている。
頭部ベルト90は、帯状のベルト本体91を有し、ベルト本体91が被検体Pの頭部及び腕を抑えるように、ベルト本体91の両端92が側面部材22の外面に着脱可能に取り付けられる。なお、被検体Pの腕を胴部と第2クッション51との間に位置させる場合、頭部ベルト90をヘッドレスト80の外面に着脱可能に取り付けてもよい。すなわち、頭部ベルト90の両端92は、側面部材22の面ファスナ24又はヘッドレスト80の面ファスナ81に着脱可能な面ファスナを有している。頭部ベルト90の材料には、例えば消毒液に対して耐薬品性を備えX線透過性に優れたビニールレザーなどが用いられる。
また、被検体Pの腕を胴部と第2クッション51との間に位置させる場合、頭部ベルト90に代えて、図14に示す如き、顎部ベルト95をヘッドレスト80の外面に着脱可能に取り付けてもよい。顎部ベルト95は、被検体Pの顎部を保持する孔96が形成された帯状のベルト本体97を有し、ベルト本体97が被検体Pの顎部を抑えるように、ベルト本体97の両端98がヘッドレスト80の外面に着脱可能に取り付けられる。顎部ベルト95の両端98は、側面部材22の面ファスナ24に着脱可能な面ファスナを有している。顎部ベルト95の材料には、例えば消毒液に対して耐薬品性を備えX線透過性に優れたビニールレザーなどが用いられる。
足部ベルト100は、図15に示すように、帯状のベルト本体101を有し、ベルト本体101が被検体Pの膝周辺に対応する位置でカバー部材70を抑えるように、ベルト本体101の両端102が側面部材22の外面に着脱可能に取り付けられる。足部ベルト100の両端102は、側面部材22の面ファスナ24に着脱可能な面ファスナを有している。足部ベルト100の材料には、例えば消毒液に対して耐薬品性を備えX線透過性に優れたビニールレザーなどが用いられる。
次に、以上のように構成された医用固定具の作用について図16のフローチャート及び図17乃至図22の模式図を用いて説明する。
始めに、ステップST1において、操作者は医用固定具1を準備する。具体的には例えば、操作者は、図4に示した如き、カバー部材70、頭部ベルト90及び足部ベルト100を取り付けた状態の医用固定具1を天板13上に載置する。続いて、操作者は、医用固定具1からカバー部材70、頭部ベルト90及び足部ベルト100を取り外す。これにより、図17に示すように、マット30、第3クッション部材60及びヘッドレスト80が露出した状態で医用固定具1が準備される。
ステップST1の後、ステップST2において、操作者は、被検体Pをマット30及びヘッドレスト80に載置する。このとき、操作者は、被検体Pの右足部と左足部との間に第3クッション部材60を位置させるように、被検体Pの足部及び胴部をマット30に載置する。また、操作者は、被検体Pの頭部をヘッドレスト80に載置する。
ステップST2の後、ステップST3~ST4において、操作者は、図18に示すように、被検体Pの足部を順次、第1クッション41で包む。また、被検体Pの両足を第1クッション41で包んだ後、撮影又は治療の目的に応じて、被検体Pの腕を胴部横又は頭部横に配置する。この例では、被検体Pの腕を頭部横に配置している。
ステップST4の後、ステップST5において、操作者は、図19に示すように、カバー部材70を被検体Pの胴部、第2クッション51及び第1クッション41に被せた後、カバー部材70の突出領域73,76を側面部材22の外面に取り付ける。これにより、カバー部材70が、被検体Pの腕の付け根周辺、腰部及び足先部に対応する位置で、支持体20に取り付けられる。カバー部材70の張力は、側面部材22に対する突出領域73,76の取り付け方により調整可能である。このとき、図20及び図21に示すように、被検体Pの両足が上下左右の外側方向から第1クッション41に包まれる。また、第1クッション41の外周側は、第1布状部材71と側面部材22とに囲まれて固定される。従って、被検体Pの膝曲げを第1クッション41により抑制できる。
ステップST5の後、ステップST6において、操作者は、図22に示すように、頭部ベルト90の両端92を側面部材22の外面に取り付ける。これにより、被検体Pの頭部及び腕が固定される。また、操作者は、必要により、図2に示したように、足部ベルト100を支持体20に取り付けてもよい。
ステップST6の終了により、医用固定具1は、拘束感を低減しつつ、被検体Pを固定する。以下、医用固定具1は、寝台装置10の天板13上において、被検体Pの撮影又は治療に用いられる。
以上説明したように一実施形態によれば、足部の膝曲げを抑制するための複数の第1クッションを有し、第1布状部材が複数の第1クッションをカバーする構成により、被検体の膝曲げを抑制しつつ、拘束感を低減させることができる。
詳しくは、被検体の膝周辺を左右外側から第1クッションで優しくカバーした後、第1クッションをカバー部材で覆って固定する。なお、膝周辺を挟む位置にある腰部と足先部に関しては、カバー部材の第1ベルト部材がしっかりと固定する。これにより、被検体による膝立ての動きを第1クッションが吸収し、医用固定具内で膝部を優しく確実に固定することができる。また、ベルトが上から膝を押さえる構成とは異なり、被検体の不快感、ホールド感及び拘束感を低減させることができる。
また、一実施形態によれば、複数の第1クッションが接続部材を介して接続され、接続部材がマットと底面部材との間に配置された構成により、マット及び底面部材の長手方向における第1クッションの位置が固定される。このため、複数の第1クッションの配置を調整する手間を減らしつつ、迅速に、複数の第1クッションを左右対称に足部の外側に配置することができる。また、接続部材により、各々の第1クッションの紛失を防ぐことができる。
また、一実施形態によれば、第1布状部材がネット形状を有する構成により、伸縮性をもって第1クッションの外周側を固定できるため、より一層、拘束感を低減させることができる。また、第1布状部材がネット形状を有し、第1ベルト部材が第1布状部材の周縁を補強するので、カバー部材が、ネット形状の柔軟性と、ベルト部材の堅牢性とを併せ持つことができる。これにより、第1布状部材が柔らかく第1クッションを抑えつつ、第1ベルト部材を堅牢に側面部材に装着することができる。
また、一実施形態によれば、側面部材の高さが、少なくとも足先部と腰部とに対応する複数の位置の間で第1クッション部材の頂部よりも低い構成により、側面部材の高さより低くならない第1布状部材と、第1クッションの頂部との間に隙間ができない。このため、第1布状部材と第1クッションとの間に隙間が生じて身体が動いてしまうことを阻止することができる。
また、一実施形態によれば、第1ベルト部材が、長手方向とは直交する方向に突出した突出領域を四隅に有し、当該突出領域を介して側面部材の外面に着脱可能に取り付けられる。これにより、突出領域を手に持ってカバー部材を着脱できるので、カバー部材の着脱作業の容易化を図ることができる。
また、一実施形態によれば、被検体の胴部における側面部材に近づく方向の動きを抑制するための複数の第2クッションを有し、第2布状部材が当該胴部及び複数の第2クッションをカバーする構成により、被検体の胴部の動きを抑制することができる。また、第2布状部材の周縁を補強する第2ベルト部材が、被検体の腕の付け根周辺及び腰部に対応する複数の位置で側面部材の外面に着脱可能に取り付けられている。このため、カバー部材の第2ベルト部材が、腕の付け根周辺及び腰部といった要所をしっかりと固定する。これにより、被検体による胴部の動きを第2クッションが吸収し、医用固定具内で胴部を優しく確実に固定することができる。
また、一実施形態によれば、第1クッション部材の体積は、第2クッション部材の体積よりも大きい。これは、第1クッション部材で固定される足部の体積が、第2クッション部材で固定される胴部の体積より小さいことに対応している。従って、被検体の部位毎の体積に応じて、隙間が生じないようにクッション部材を配置することができる。
また、一実施形態によれば、第3クッション部材が、右足部と左足部との間に対応する位置でマットに着脱可能に取り付けられている。従って、被検体の右足部と左足部とで第3クッション部材を挟むことにより、右足部と左足部とをそれぞれ第3クッション部材と第1クッション部材とで包むことができる。すなわち、被検体の足部を片足ずつクッション部材で包んで固定する構成により、両足をまとめて固定する場合に比べ、よりしっかり固定することができる。
また、一実施形態によれば、足部ベルトのベルト本体が被検体の膝周辺に対応する位置でカバー部材を抑えるように、ベルト本体の両端が側面部材の外面に着脱可能に取り付けられる。従って、足部ベルトが膝周辺に対応する位置でカバー部材を抑えることにより、被検体の足部の力が強い場合でも、膝周辺に隙間ができて身体が動いてしまうことを阻止することができる。このように、必要に応じて外側から足部ベルトを追加することにより、固定力を上げることができる。なお、足部ベルトに限らず、頭部ベルト又は顎部ベルトを追加する場合も同様に、追加したベルトに応じて固定力を上げることができる。
また、一実施形態によれば、ヘッドレストと側面部材との間で被検体の腕を挟持する構成により、被検体の腕の動きを防止することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 医用固定具
10 寝台装置
11 基台
12 寝台駆動装置
13 天板
14 支持フレーム
20 支持体
21 底面部材
22 側面部材
23,24,31,81 面ファスナ
30 マット
40 第1クッション部材
41 第1クッション
42,52 接続部材
50 第2クッション部材
51 第2クッション
60 第3クッション部材
70 カバー部材
71 第1布状部材
72 第1ベルト部材
73,76 突出領域
74 第2布状部材
75 第2ベルト部材
80 ヘッドレスト
90 頭部ベルト
91,97,101 ベルト本体
92,98,102 両端
95 顎部ベルト
96 孔
100 足部ベルト
P 被検体

Claims (16)

  1. 寝台装置の天板に載置される底面部材と、前記底面部材の長手方向における両側部に沿って配置された側面部材とを備えた支持体と、
    前記底面部材の少なくとも一部に載置され、被検体の少なくとも足部が載置されるマットと、
    前記被検体の膝周辺を左右外側からカバーして前記足部の膝曲げを抑制するための複数の第1クッションを有し、前記複数の第1クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置された第1クッション部材と、
    前記複数の第1クッションをカバーする第1布状部材と、前記第1布状部材の周縁を補強する布状の第1ベルト部材とを有し、前記第1ベルト部材が前記膝周辺を挟む位置にある足先部及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられるカバー部材と
    を具備する医用固定具。
  2. 前記第1クッション部材は、前記複数の第1クッションが接続部材を介して接続され、前記接続部材が前記マットと前記底面部材との間に配置された、請求項1に記載の医用固定具。
  3. 前記第1布状部材は、ネット形状を有する、請求項1又は2に記載の医用固定具。
  4. 前記側面部材の高さは、少なくとも前記足先部と前記腰部とに対応する複数の位置の間で前記第1クッション部材の頂部よりも低い、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医用固定具。
  5. 前記第1ベルト部材は、前記長手方向とは直交する方向に突出した突出領域を四隅に有し、前記突出領域を介して前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられる、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の医用固定具。
  6. 前記被検体の胴部における前記側面部材に近づく方向の動きを抑制するための複数の第2クッションを有し、前記複数の第2クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置された第2クッション部材、
    を更に備え、
    前記カバー部材は、前記胴部及び前記複数の第2クッションをカバーする第2布状部材と、前記第2布状部材の周縁を補強する第2ベルト部材とを更に有し、前記第2ベルト部材が前記被検体の腕の付け根周辺及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられており、前記第2ベルト部材と前記第1ベルト部材とが前記腰部に対応する部分で一体的に形成されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の医用固定具。
  7. 前記第1クッション部材の体積は、前記第2クッション部材の体積よりも大きい、請求項6に記載の医用固定具。
  8. 前記足部における右足部と左足部との間に対応する位置で前記マットに着脱可能に取り付けられた第3クッション部材、を更に備えた請求項1乃至7のいずれか一項に記載の医用固定具。
  9. 帯状のベルト本体を有し、前記ベルト本体が前記被検体の膝周辺に対応する位置で前記カバー部材を抑えるように、前記ベルト本体の両端が前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられる足部ベルト、を更に備えた請求項1乃至8のいずれか一項に記載の医用固定具。
  10. 円弧状又はU字状の断面形状を有し、前記被検体の頭部が載置されるヘッドレストを前記支持体上又は前記マット上に更に備え、
    前記ヘッドレストと前記側面部材との間で前記被検体の腕を挟持する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の医用固定具。
  11. 寝台装置の天板に載置される底面部材と、前記底面部材の長手方向における両側部に沿って配置された側面部材とを備えた支持体と、
    前記底面部材の少なくとも一部に載置され、被検体の少なくとも足部が載置されるマットと、
    前記足部の膝曲げを抑制するための複数の第1クッションを有し、前記複数の第1クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置された第1クッション部材と、
    前記複数の第1クッションをカバーする第1布状部材と、前記第1布状部材の周縁を補強する布状の第1ベルト部材とを有し、前記第1ベルト部材が前記被検体の足先部及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられるカバー部材と
    を具備し、
    前記第1布状部材は、ネット形状を有する、医用固定具。
  12. 寝台装置の天板に載置される底面部材と、前記底面部材の長手方向における両側部に沿って配置された側面部材とを備えた支持体と、
    前記底面部材の少なくとも一部に載置され、被検体の少なくとも足部が載置されるマットと、
    前記足部の膝曲げを抑制するための複数の第1クッションを有し、前記複数の第1クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置された第1クッション部材と、
    前記複数の第1クッションをカバーする第1布状部材と、前記第1布状部材の周縁を補強する布状の第1ベルト部材とを有し、前記第1ベルト部材が前記被検体の足先部及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられるカバー部材と
    を具備し、
    前記第1ベルト部材は、前記長手方向とは直交する方向に突出した突出領域を四隅に有し、前記突出領域を介して前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられる、医用固定具。
  13. 寝台装置の天板に載置される底面部材と、前記底面部材の長手方向における両側部に沿って配置された側面部材とを備えた支持体と、
    前記底面部材の少なくとも一部に載置され、被検体の少なくとも足部が載置されるマットと、
    前記足部の膝曲げを抑制するための複数の第1クッションを有し、前記複数の第1クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置された第1クッション部材と、
    前記複数の第1クッションをカバーする第1布状部材と、前記第1布状部材の周縁を補強する布状の第1ベルト部材とを有し、前記第1ベルト部材が前記被検体の足先部及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられるカバー部材と、
    前記被検体の胴部における前記側面部材に近づく方向の動きを抑制するための複数の第2クッションを有し、前記複数の第2クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置された第2クッション部材と、
    を具備し、
    前記カバー部材は、前記胴部及び前記複数の第2クッションをカバーする第2布状部材と、前記第2布状部材の周縁を補強する第2ベルト部材とを更に有し、前記第2ベルト部材が前記被検体の腕の付け根周辺及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられており、前記第2ベルト部材と前記第1ベルト部材とが前記腰部に対応する部分で一体的に形成されている、医用固定具。
  14. 寝台装置の天板に載置される底面部材と、前記底面部材の長手方向における両側部に沿って配置された側面部材とを備えた支持体と、
    前記底面部材の少なくとも一部に載置され、被検体の少なくとも足部が載置されるマットと、
    前記足部の膝曲げを抑制するための複数の第1クッションを有し、前記複数の第1クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置された第1クッション部材と、
    前記複数の第1クッションをカバーする第1布状部材と、前記第1布状部材の周縁を補強する布状の第1ベルト部材とを有し、前記第1ベルト部材が前記被検体の足先部及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられるカバー部材と、
    前記被検体の胴部における前記側面部材に近づく方向の動きを抑制するための複数の第2クッションを有し、前記複数の第2クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置された第2クッション部材と、
    を具備し、
    前記カバー部材は、前記胴部及び前記複数の第2クッションをカバーする第2布状部材と、前記第2布状部材の周縁を補強する第2ベルト部材とを更に有し、前記第2ベルト部材が前記被検体の腕の付け根周辺及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられており、前記第2ベルト部材と前記第1ベルト部材とが前記腰部に対応する部分で一体的に形成されており、
    前記第1クッション部材の体積は、前記第2クッション部材の体積よりも大きい、医用固定具。
  15. 寝台装置の天板に載置される底面部材と、前記底面部材の長手方向における両側部に沿って配置された側面部材とを備えた支持体と、
    前記底面部材の少なくとも一部に載置され、被検体の少なくとも足部が載置されるマットと、
    前記足部の膝曲げを抑制するための複数の第1クッションを有し、前記複数の第1クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置された第1クッション部材と、
    前記複数の第1クッションをカバーする第1布状部材と、前記第1布状部材の周縁を補強する布状の第1ベルト部材とを有し、前記第1ベルト部材が前記被検体の足先部及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられるカバー部材と、
    前記足部における右足部と左足部との間に対応する位置で前記マットに着脱可能に取り付けられた第3クッション部材と、
    を具備する医用固定具。
  16. 寝台装置の天板に載置される底面部材と、前記底面部材の長手方向における両側部に沿って配置された側面部材とを備えた支持体と、
    前記底面部材の少なくとも一部に載置され、被検体の少なくとも足部が載置されるマットと、
    前記足部の膝曲げを抑制するための複数の第1クッションを有し、前記複数の第1クッションの一部が前記側面部材の内面と前記マットとの間に配置された第1クッション部材と、
    前記複数の第1クッションをカバーする第1布状部材と、前記第1布状部材の周縁を補強する布状の第1ベルト部材とを有し、前記第1ベルト部材が前記被検体の足先部及び腰部に対応する複数の位置で前記側面部材の外面に着脱可能に取り付けられるカバー部材と
    を具備し、
    円弧状又はU字状の断面形状を有し、前記被検体の頭部が載置されるヘッドレストを前記支持体上又は前記マット上に更に備え、
    前記ヘッドレストと前記側面部材との間で前記被検体の腕を挟持する、医用固定具。
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