JP7104544B2 - ホーニング加工装置及びこれを用いたホーニング加工方法 - Google Patents

ホーニング加工装置及びこれを用いたホーニング加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、ホーニング加工装置及びこれを用いたホーニング加工方法に関し、特に、例えば粗研磨用及び仕上げ研磨用等の2種類の砥石を使用して、ワークの内周面をホーニング加工するホーニング加工装置及びこれを用いたホーニング加工方法に関する。
従来より、ワークの内周面をホーニング加工するホーニング加工装置として、先端部分に複数の砥石が放射状に配置された加工ヘッドをワークの内周に進入させ、その内周面に当接するよう複数の砥石を加工ヘッドの径方向外側に突出させて、ホーニング加工を施すようにしたものが知られている。具体的には、例えば加工ヘッドに、軸方向に移動可能に内挿された主軸と、主軸の外周に設けられた略円錐状のテーパコーンと、テーパコーンの外周に所定間隔毎に放射状に配置された複数の砥石とが設けられたものがある。主軸が軸方向へ移動するとテーパコーンのテーパー面に沿って砥石が径方向外側に押し出され、ワークの内周面に当接してホーニング加工が施される。
また、加工ヘッドに粗研磨用及び仕上げ研磨用の2種類の砥石を設けて、これらを切り替えてワークの内周面を高精度に仕上げることが行われている。そして、2種類の砥石を切り替える機構として、各種の構成が知られている。
例えば、特許文献1では、加工ヘッドの外周に配置された粗研磨用の砥石と仕上げ研磨用の砥石とが、円周方向に交互に配置されていて、それぞれの突出量を個別に調整することによって砥石の切り替えが可能となっている。具体的には、粗研磨用の砥石を主軸の径方向外側に変位させるテーパコーンの内部に、仕上げ研磨用の砥石を径方向外側に変位させるテーパコーンが配置されている。これら2つのテーパコーンを、内外二重に配置された2本の拡張ロッドで個別にスライド変位させている。
また、例えば特許文献2では、加工ヘッドに設けられたテーパコーンの円周方向において、間に凹部を設けて、粗研磨用及び仕上げ研磨用の砥石のいずれか一方がテーパー面に押し出されてワークの内周面に当接する状態のときに、他方の砥石は凹部に位置して押し出されない状態になっている。そして、主軸を一旦上昇させてワークWから離間させた後に所定角度回転させて、砥石を切り替えるようになっている。
特開2012-183614号公報 特開2015-104799号公報
しかし、前記特許文献1のような構造によると、2つのテーパコーンを組み込んで個別に駆動させる必要があるため、構造の複雑化は避けられない。更に、テーパコーンを駆動する駆動装置も個別に必要になり、より構造が複雑になることに加え、部材点数も増加する。
また、前記特許文献2のような構造によると、切り替え時に主軸の回転角度を制御する必要があり、構造の複雑化を招来するおそれがある。また、一旦主軸を上昇させてから切り替えるため、加工のタイムロスが懸念される。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複雑な構成を要さずに複数種の砥石を切り替えることができるホーニング加工装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、主軸に互いに傾斜方向の異なる複数の傾斜面を設けて、主軸の移動によって変位させる砥石の種類を異ならせるようにした。
具体的には、第1の発明は、軸方向に移動し、ワークの内周に進入可能な主軸と、前記ワークの内周面に当接してホーニング加工する複数の砥石が放射状に配置され、前記主軸に外挿された筒状部材と、を備えたホーニング加工装置を前提とする。そして、前記主軸の外周に、前記主軸の中心軸に対して、該主軸の先端側から基端側に向けて離れるように傾斜する第1傾斜部と、該主軸の先端側から基端側に向けて近付くように傾斜する第2傾斜部とが周方向に交互に形成されており、複数の前記砥石は、前記第1傾斜部に対応する第1砥石と、前記第2傾斜部に対応する第2砥石とを備え、前記主軸の軸方向一方への移動によって、前記第1傾斜部に接触した前記第1砥石が径方向外側に変位して、前記主軸の軸方向他方への移動によって、前記第2傾斜部に接触した第2砥石が径方向外側に変位して、それぞれ前記ワークの内周面に当接してホーニング加工できる構成としたものである。
この第1の発明では、主軸に傾斜方向の異なる第1傾斜部と第2傾斜部とが形成されているので、主軸が軸方向一方へ移動すると第1傾斜部に接触して変位した第1砥石によってワークの内周面をホーニング加工できるとともに、主軸が軸方向他方へ移動すると、第2傾斜部に接触して変位した第2砥石によってワークの内周面をホーニング加工することができる。なお、ここでいう径方向とは、主軸の径を基準とした方向をいう。よって、ワークの内周面に対して、主軸の軸方向への往復動によって異なる砥石によるホーニング加工を施すことができるので、複雑な機構を要さずコスト低減に有利であり、コンパクトに構成することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1傾斜部及び前記第2傾斜部は、前記主軸の先端側から軸方向にみて同じ位置に設けられている。
この第2の発明では、主軸の外周において、傾斜方向の異なる第1傾斜部と第2傾斜部とが主軸の先端側から軸方向にみて同じ位置で交互に設けられているので、主軸が軸方向に移動すると、第1砥石が第1傾斜部の傾斜に伴って径方向に変位するとともに、第2砥石が第2傾斜部の傾斜に伴い径方向において第1砥石とは逆の方向に変位することとなる。よって、第1砥石と第2砥石とをスムーズに変位させることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記第1傾斜部及び前記第2傾斜部に、前記主軸を前記ワークの内周に進入させた状態で、前記第1砥石及び前記第2砥石を前記ワークの内周面に対して間隙を保った状態とする待機位置が設けられ、前記第1砥石が前記待機位置にある状態から前記主軸が軸方向一方へ移動すると、前記第1傾斜部に接触した前記第1砥石が径方向外側に変位し、前記第2砥石が前記待機位置にある状態から前記主軸が軸方向他方へ移動すると、前記第2傾斜部に接触した第2砥石が径方向外側に変位することによって、前記第1砥石及び前記第2砥石のいずれか一方が、前記ワークの内周面に当接してホーニング加工できる構成としたものである。
この第3の発明では、待機位置においては第1砥石及び第2砥石はワークの内周面に当接しない状態となっていて、この待機位置にある状態から主軸が軸方向一方へ移動することで第1砥石を変位させるとともに、待機位置にある状態から主軸が軸方向他方へ移動することで第2砥石を変位させることができるので、待機位置を基準として変位させる砥石をスムーズに切り替えることができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか1つの発明において、前記主軸を軸方向一方に移動させる駆動部と、前記主軸を軸方向他方に向けて付勢するバネ部材を備える。
この第4の発明では、軸方向他方に向けて付勢するバネ部材の付勢力に対して、駆動部の軸方向一方への推進力を制御することで、主軸を軸方向一方又は他方に移動させることができるので、簡単な構造とすることができる。
第5の発明は、第3又は第4のホーニング加工装置を用いてワークの内周面をホーニング加工するホーニング加工方法において、前記第1砥石及び前記第2砥石を、前記第1傾斜部及び前記第2傾斜部の前記待機位置に位置付けて、前記主軸を前記ワークの内周に進入させる第1ステップと、前記第1砥石が前記待機位置にある状態から前記主軸を軸方向一方へ移動させて前記第1傾斜部に接触した前記第1砥石を径方向外側に変位させ、前記第1砥石を前記ワークの内周面に当接させてホーニング加工する第2ステップと、その後、前記主軸を軸方向他方へ移動させて前記第2傾斜部に接触した前記第2砥石を径方向外側に変位させ、前記第2砥石を前記ワークの内周面に当接させてホーニング加工する第3ステップと、を備える。
この第5の発明では、待機位置においては第1砥石及び第2砥石はワークの内周面に当接しない状態となっていて、第1砥石がこの待機位置にある状態から、主軸が軸方向一方へ移動すると第1砥石が径方向外側に変位するとともに、主軸が逆に軸方向他方へ移動すると第2砥石が変位するので、主軸の軸方向への往復動によって変位させる砥石をスムーズに切り替えることができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記第2ステップでは、前記第1砥石を径方向外側に変位させるとともに前記第2砥石を径方向内側に変位させ、前記第3ステップでは、前記第2砥石を径方向外側に変位させるとともに前記第1砥石を径方向内側に変位させる。
この第6の発明では、待機位置においては第1砥石及び第2砥石はワークの内周面に当接しない状態となっていて、第1砥石がこの待機位置にある状態から、主軸が軸方向一方へ移動すると、第1砥石が径方向外側に変位するとともに第2砥石が径方向内側に変位し、主軸が逆に軸方向他方へ移動すると、第2砥石が径方向外側に変位するとともに第1砥石が径方向内側に変位するので、第1砥石と第2砥石とを確実に切り替えることができる。
以上説明したように、本発明によると、ワークの内周面に対して、主軸の軸方向への往復動によって異なる砥石によるホーニング加工を施すことができるので、複雑な機構を要さずコスト低減に有利であり、コンパクトに構成することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係るホーニング加工装置の概略正面図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る加工ヘッドの要部を分解して示す分解斜視図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る加工ヘッドを組み立てた状態を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る主軸の部分斜視図である。 図5は、本発明の実施形態1において、ホーニング加工の一過程を示す概略断面図である。 図6は、本発明の実施形態1において、ホーニング加工の別の一過程を示す概略断面図である。 図7は、本発明の実施形態1において、ホーニング加工の更に別の一過程を示す概略断面図である。 図8は、本発明の実施形態2に係る、図4相当図である。 図9は、本発明の実施形態2に係る、図3相当図である。 図10は、本発明の実施形態2に係る、加工ヘッドの部分断面図である。 図11は、本発明の実施形態3に係る、図2相当図である。 図12は、本発明の実施形態4に係る、図2相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
図1に示すように、ワークWの内周面W1を加工するためのホーニング加工装置1は、上下方向に延びる支柱2と、支柱2に昇降動可能に支持された支持本体3と、支持本体3を昇降させる昇降機構4と、ワークWの内周面W1をホーニング加工するための複数の砥石20を備えた加工ヘッド10と、制御手段7等を備える。なお、本実施形態1では、縦向きに設けられた例を示し、図1における上下方向をそのまま上、下として説明する。また、図1では、ホーニング加工装置1の一部を断面で示す。なお、図2では、筒状部材30の一部を省略して示す。
加工ヘッド10はその上部が、支持本体3の下部に中心軸回りに回転可能に支持されている。なお、以下においては、この中心軸は回転中心の軸となるので、回転軸Jと称して説明する。加工ヘッド10の先端をワークWの内周に進入させてホーニング加工を行う。加工ヘッド10には軸部材からなる主軸11が内挿され、それらの回転軸Jが一致した状態となっている。
支持本体3には、主軸11を回転軸Jの軸方向に沿って下降又は上昇させる駆動手段5と、加工ヘッド10を回転軸J回りに回転させる回転機構6等が設けられている。
駆動手段5は、支持本体3の内部に設けられ、主軸11を下降させる油圧シリンダ等よりなる駆動部51と、加工ヘッド10の先端側に設けられ、主軸11を上昇させる方向に付勢するバネ部材52とを備える。
制御手段7は、昇降機構4、駆動手段5、回転機構6等の作動を総合的に制御するようになっている。昇降機構4の作動によって、加工ヘッド10がワークWの内周に進入し、回転機構6の作動によって加工ヘッド10が高速回転するとともに、駆動手段5の作動によって主軸11が下降又は上昇し、複数の砥石20(第1砥石21又は第2砥石25)のいずれかの砥石がワークWの内周面W1に接触して、ホーニング加工されるようになっている。なお、以下の説明において、主軸11の軸方向一方を下降方向とし、軸方向他方を上昇方向として説明する。また、「径」とは、回転軸Jからの径をいうものとし、「径方向」とは、回転軸Jを基準とした径方向をいうものとする。
図1~図3に示すように、加工ヘッド10は、その内部中央に配置された主軸11と、主軸11の先端外周に一体に形成された拡張壁12と、主軸11を取り囲むように外挿された筒状部材30と、筒状部材30に放射状に配置された複数の砥石20を有する。
拡張壁12は、上下二段に連なって設けられている。なお、上下の拡張壁12,12はそれぞれ同様の構成であるため、以下の説明で拡張壁12については、二段に連なった拡張壁12のうち一方についてのみ説明し、他方については説明を省略する。
拡張壁12は、互いに逆方向に傾斜した第1傾斜部13及び第2傾斜部14を備える。第1傾斜部13及び第2傾斜部は周方向に交互に設けられ、それぞれ三つずつ形成されている。また、第1傾斜部13及び第2傾斜部14は、主軸11の先端側から軸方向にみてほぼ同じ位置、すなわち上下方向においてほぼ同じ高さに並び設けられている。
第1傾斜部13は、前記主軸11の回転軸Jに対して、主軸11の先端側から基端側に向かって、すなわち主軸11の下端側から上端側に向かって、主軸11の回転軸Jに対して徐々に離れるように傾斜して設けられている。一方、第2傾斜部14は、主軸11の先端側から基端側に向かって、主軸11の回転軸Jに対して徐々に近付くように傾斜して設けられている。
放射状に例えば六つ配置された複数の砥石20はそれぞれ、上下二段の拡張壁12,12に跨って設けられ、径方向内側に向けてバネ等(図示省略)で付勢されている。また、複数の砥石20は粗研磨用の第1砥石21及び仕上げ研磨用の第2砥石25を例えば三つずつ備える。三つの第1砥石21と三つの第2砥石25とが、筒状部材30の周方向に等間隔で交互に配置されている。
第1砥石21は、第1傾斜部13の周方向中央位置に対向するよう設けられ、第1傾斜部13に対して相対的に摺動可能となっている。また、第1砥石21は、第1傾斜部13に当接する第1砥石台22及び第1砥石台22の径方向外側に固定された第1砥石片23を備える。
第1砥石台22は例えば、断面略コ字状で、径方向に向かって延びる二本の第1脚部22a,22aと、この第1脚部22a,22a同士を一体的に繋いで軸方向に延びる第1ベース部22bとで構成されている。
第1脚部22aの基端面は第1傾斜部13の傾斜角度に沿うようにテーパー状となっており、第1傾斜部13の傾斜面に対して摺動可能に当接する。
第1砥石台22の径方向外側に固定された第1砥石片23は、直方体の長片からなり、径方向外側の表面が、粗研磨用の研磨面となっている。
第2砥石25は、第2傾斜部14の周方向中央位置に対向するよう設けられ、第2傾斜部14に対して相対的に摺動可能となっている。また、第2砥石25も第1砥石21と同様に、第2傾斜部14に当接する第2砥石台26及び第2砥石台26の径方向外側に固定された第2砥石片27を備える。
第2砥石台26は例えば、第1砥石台22と同様に断面略コ字状で、径方向に向かって延びる二本の第2脚部26a,26aと、この第2脚部26a,26a同士を一体的に繋いで軸方向に延びる第2ベース部26bとで構成されている。
第2脚部26aの基端面は第2傾斜部14の傾斜角度に沿うようにテーパー状となっており、第2傾斜部14の傾斜面に対して摺動可能に当接する。
第2砥石台26の径方向外側に固定された第2砥石片27は、直方体の長片からなり、径方向外側の表面が、仕上げ研磨用の研磨面となっている。
なお、詳細は後述するが、第1砥石台22の第1脚部22aの長さは、第2砥石台26の第2脚部26aよりも僅かに短くなっている。
図4に示すように、第1傾斜部13は、主軸11の下端側から上端側に向けて、例えば円錐状に徐々に拡径する傾斜面を有している。この第1傾斜部13の上端部が、主軸11の最大径部となる。
第2傾斜部14は、例えば、第1傾斜部13の表面を、第1傾斜部13の傾斜方向と逆方向に傾斜するように削って形成されている。具体的には、主軸11の下端側から上端側に向けて、主軸11の回転軸Jに対して近付くように傾斜する平坦な傾斜面を有している。第1傾斜部13と第2傾斜部14との境界は円弧状となっている。
第1傾斜部13及び第2傾斜部14の回転軸Jに対する傾斜方向は異なるが、傾斜角度はほぼ同じとなっていて、第1傾斜部13は下端側から上端側に向けて回転軸Jから離れるように傾斜する一方、第2傾斜部14は下端側から上端側に向けて回転軸Jに近付くように傾斜して、これらが周方向に隣り合って交互に三つずつ設けられている。よって、図1に断面で示すように、回転軸Jを中心に対向する第1傾斜部13及び第2傾斜部14の傾斜面は略平行になっている。
図5~図7に示すように、筒状部材30は、主軸11、第1傾斜部13及び第2傾斜部14の周囲を取り囲む筒状本体31と、筒状本体31の先端(下端)に設けられた底板32を備える。主軸11の下端と底板32とは、少し間隔を開けた状態となっている。そして、主軸11の下端と底板32との間に、主軸11を上昇方向に付勢する付勢力Fbを備えた駆動手段5としてのバネ部材52が配置されている。主軸11は、バネ部材52の付勢力Fbによって、常時上昇方向に付勢されているので、駆動部51による下降方向への推進力F>Fbとなると主軸11は下降し、F<Fbとなると主軸11は上昇する。よって、バネ部材52の付勢力Fbに対する駆動部51の推進力Fを制御手段7で制御することで、主軸11の軸方向への移動をコントロールでき、別途、上昇させるための機構、例えばモータ、アクチュエータ、正逆転モータ等を要しない。
また、図2及び図3に示すように、筒状本体31には、放射状に等間隔で開口するスリット33が例えば六つ設けられている。これら六つのスリット33は複数の砥石20それぞれに対応する位置に設けられ、複数の砥石20がこれらのスリット33を通じて径方向に出入り自在となっている。
次に、このようなホーニング加工装置1を用いてホーニング加工を行う際の手順について、図5~図7に基づいて説明する。
まず、昇降機構4(図1参照)を作動させて支持本体3(図1参照)を下降させ、ワークWの内周に加工ヘッド10の先端を進入させる。このとき、主軸11を下降方向に移動させる駆動部51の推進力Fと、上昇方向に付勢するバネ部材52の付勢力Fbとは、F=Fbとなっている。そしてこのとき、図5に示すように、第1砥石21及び第2砥石25は、いずれもワークWの内周面W1に接触していない状態、すなわちワークWの内周面W1と間隙を保った待機状態となっている。またこのとき、第1砥石21の第1脚部22aは第1傾斜部13の待機位置Tに当接し、且つ第2砥石25の第2脚部26aは第2傾斜部14の待機位置Tに当接している。
具体的には、第1傾斜部13及び第2傾斜部14の待機位置Tは、主軸11の軸方向、すなわち上下方向にみて、それぞれの傾斜面の中間部分に相当する位置となっている。そして、第1砥石21及び第2砥石25が待機位置Tにあるときは、第1砥石21及び第2砥石25それぞれの研磨面とワークWの内周面W1との距離が等間隔で空いている方が好ましい。この状態から主軸11を往復動させて第1砥石21又は第2砥石25をワークWの内周面W1に接触させてホーニング加工する際に、待機位置Tを基準とした往復動のストローク量を同じとすることができ、制御が容易となるためである。そうしたところ、待機位置Tにおいて、例えば第1砥石21の研磨面から回転軸Jまでの距離よりも、第2砥石25の研磨面から回転軸Jまでの距離の方が僅かに長くなっている。そこで、第1脚部22a、第2脚部26aの長さを調整することで、第1砥石21の研磨面から回転軸Jまでの距離と、第2砥石25の研磨面から回転軸Jまでの距離とを等しくする、すなわちワークWの内周面W1からそれぞれの研磨面までの間隔がほぼ同じとなるよう調整している。なお、待機位置Tは図5で指した箇所のみをいうものではなく、第1砥石21及び第2砥石25がワークWの内周面W1に接触しない状態で当接させる範囲全体をいう。
次に、図6に示すように、第1砥石21をワークWの内周面W1に接触させて、ワークWの内周面W1に粗研磨加工(ホーニング加工)を施す。駆動手段5の駆動部51の推進力Fがバネ部材52の付勢力Fbよりも大きくなるよう制御して、主軸11を下降させる。そうすると、この主軸11の下降に伴って、第1脚部22aが第1傾斜部13に対して相対的に待機位置Tよりも上方の位置に摺動する。すなわち、第1砥石21が第1傾斜部13の傾斜面に沿って押し出されて回転軸Jから離れる方向(径方向外側)に変位する。そして第1砥石片23の研磨面がワークWの内周面W1に接触するまで主軸11を下降させて、回転軸J回りに加工ヘッド10を回転させて、粗研磨加工を行う。このとき、第2砥石25は、主軸11の下降移動に伴って、第2脚部26aが第2傾斜部14に対して相対的に待機位置Tよりも上方の位置に摺動する。すなわち、第2砥石25は第2傾斜部14の傾斜面に沿って引っ込んで回転軸Jに近付く方向(径方向内側)に変位する。
このように、主軸11を下降させることで、第1砥石21はワークWの内周面W1に接触する方向に移動し、且つ第2砥石25はワークWの内周面W1から離れる方向に移動するので、複雑な機構を要さずに確実に粗研磨加工を施すことができる。
次に、上記に続いて仕上げ研磨加工(ホーニング加工)する場合について、図7に基づいて説明する。駆動手段5の駆動部51の推進力Fが、バネ部材52の付勢力Fbよりも小さくなるよう制御して、バネ部材52の付勢力Fbによって主軸11を上昇させる。そうすると、この主軸11の移動に伴って、第2脚部26aが第1傾斜部13に対して相対的に待機位置Tよりも下方の位置に摺動する。すなわち、第2砥石25が第2傾斜部14の傾斜面に沿って押し出されて回転軸Jから離れる方向(径方向外側)に変位する。そして、第2砥石25が一旦第2傾斜部14の待機位置Tを経由して、第2砥石片27の研磨面がワークWの内周面W1に接触するまで主軸11を上昇させ、回転軸J回りに加工ヘッド10を回転させて、仕上げ研磨加工を行う。このとき、第1砥石21は、主軸11の上昇移動に伴って、第1脚部22aが第1傾斜部13に対して相対的に待機位置Tよりも下方の位置に摺動する。すなわち、第1砥石21は第1傾斜部13の傾斜面に沿って回転軸Jに近付く方向(径方向内側)に変位することで、その研磨面がワークWの内周面W1から離間する。
このように、主軸11を上昇させることで、第2砥石25はワークWの内周面W1に接触する方向に移動し、且つ第1砥石21はワークWの内周面W1から離れる方向に移動するので、複雑な機構を要さずに確実に仕上げ研磨加工を施すことができる。
なお粗研磨加工時及び仕上げ研磨加工時において、第1傾斜部13及び第2傾斜部14の傾斜角度は略同じとなっているので、主軸の往復動に伴う第1砥石21及び第2砥石25の径方向への変位量はほぼ同じとなる。
以上説明したように、主軸11に形成される二種の傾斜部の傾斜方向を逆にすることで、一本の主軸11の往復動によって、粗研磨用、仕上げ研磨用の砥石を切り替えることができる。よって、複雑な機構を要すことなく確実且つ簡単に砥石を切り替えることができ、小型化やコスト低減に有用である。また、ワークWの内周に加工ヘッド10を進入させたままスムーズに切り替えることができるので、加工時間の短縮に有用である。
更に、主軸11の上下方向のほぼ同じ高さに第1傾斜部13及び第2傾斜部14が交互に設けられているので、主軸11の往復動に伴って、それぞれに当接する第1砥石21及び第2砥石25のいずれか一方が押し出されるとともに他方が引っ込む。よって、高さを変えて第1傾斜部13及び第2傾斜部14を設けた場合と比べて少ないストローク量で確実に切り替えることができ、加工時間の短縮に更に有用である。
また、主軸11の往復動は、推進力Fを制御することで可能であるため、簡単な機構とすることができる。
また、第1砥石21及び第2砥石25が、それぞれ同数(3つ)ずつ等間隔で設けられており、それぞれの砥石がワークWの内周面W1に均等に接触するようになるので、ホーニング加工の際の安定性を確保できる。
(実施形態2)
実施形態2について、図8~図10に基づいて説明する。なお、実施形態2では実施形態1と異なる部分のみ説明して、共通部分の説明を省略する。実施形態2では、実施形態1と砥石の数は同じであるが、加工対象となるワークの内径が相対的に小さい場合の加工ヘッド101を示す。
主軸111に設けられた拡張壁121は、周方向に交互に設けられた第1傾斜部131及び第2傾斜部141を備える。第1傾斜部131及び第2傾斜部141の回転軸Jに対する傾斜角度は、実施形態1と比較して小さくなっている。
また、実施形態1と比較して第1傾斜部131及び第2傾斜部141、それらに当接する第1砥石211の基端面、第2砥石251の基端面を主軸111の軸方向に長く設けている。よって、第1傾斜部131及び第2傾斜部141と第1砥石211及び第2砥石251との接触面積を広く確保することができる。
このように、傾斜角度を小さくするとともに、第1砥石211と第1傾斜部131、及び第2砥石251と第2傾斜部141との接触面積を広く設けることで、強度を確保することができる。特に、相対的に小径のワークに用いる細い主軸111である場合は撓みが懸念されるため有用である。
(実施形態3)
実施形態3について、図11に基づいて説明する。なお、実施形態3では実施形態1と異なる部分のみ説明して、共通部分の説明を省略する。実施形態3では、実施形態1と比較して、加工対象となるワークWの内径は同等であるが、砥石の数が異なる場合の加工ヘッド102を示す。
主軸112に設けられた拡張壁122は、四つの第1傾斜部132及び四つの第2傾斜部142を備え、第1傾斜部132と第2傾斜部142とが周方向に交互に設けられている。また、第1傾斜部132及び第2傾斜部142に対応する第1砥石212及び第2砥石252はそれぞれ四つずつ、計八つ設けられている。また、筒状部材301には、第1砥石212及び第2砥石252をそれぞれ径方向に出入り可能とするスリット331が八つ設けられている。
実施形態3では、第1砥石212及び第2砥石252を実施形態1と比較して多く設けることで、ワークWの内周面W1に接触する砥石の数が増えるので、ワークWの内周面W1をより短時間で仕上げることができる。また、砥石の数が偶数であるため、回転軸Jを中心として対向する砥石の種類が同じとなる。すなわち、回転軸Jを中心として、第1砥石212に第1砥石212が対向し、且つ第2砥石252に第2砥石252が対向するように配置されるので、主軸112が撓みにくい。
(実施形態4)
実施形態4について、図12に基づいて説明する。なお、実施形態4では実施形態1と異なる部分のみ説明して、共通部分の説明を省略する。実施形態4では、実施形態1と比較して、実施形態2のように加工対象となるワークの内径が相対的に小さい場合で、且つ砥石の数が異なる場合の加工ヘッド103を示す。
主軸113に設けられた拡張壁123は、二つの第1傾斜部133及び二つの第2傾斜部143を備え、第1傾斜部133と第2傾斜部143とが周方向に交互に設けられている。また、第1傾斜部133及び第2傾斜部143に対応する第1砥石213及び第2砥石253の数がそれぞれ二つずつ、計四つ設けられている。また、筒状部材302には、第1砥石212及び第2砥石252をそれぞれ径方向に出入り可能とするスリット332が四つ設けられている。
実施形態4では、第1傾斜部133及び第2傾斜部143の回転軸Jに対する傾斜角度は、実施形態1と比較して小さくなっている。また、実施形態1と比較して、第1傾斜部133及び第2傾斜部143、それらに当接する第1砥石213の基端面、第2砥石253の基端面を主軸113の長さ方向に長く設けている。よって、第1傾斜部133及び第2傾斜部143と第1砥石213及び第2砥石253との接触面積を広く確保することができる。
このように、傾斜角度を小さくするとともに、第1砥石213と第1傾斜部133、第2砥石253と第2傾斜部143との接触面積を広く設けることで、強度を確保することができる。特に、相対的に小径のワークに用いる細い主軸113である場合は撓みが懸念されるため有用である。
また、砥石の数が偶数であるため、回転軸Jを中心として対向する砥石の種類が同じとなる。すなわち、回転軸Jを中心として、第1砥石213に第1砥石213が対向し、且つ第2砥石253に第2砥石253が対向するように配置されるので、主軸113が相対的に細い場合であっても撓みにくい。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、主軸11が上昇又は下降するホーニング加工装置1に適用した例を示したが、主軸11の移動方向はこれに限られるものでなく、例えば、主軸が水平方向に移動するものにも適用できる。
また、上記実施形態では、主軸11を下降させて粗研磨加工し、上昇させて仕上げ研磨加工するようにしたが、下降による加工と上昇による加工とを逆にしてもよい。
また、上記実施形態では、粗研磨加工を行った後、ワークWの内周に加工ヘッド10を進入させた状態のまま主軸11を上昇させて第2砥石25に切り替えて、仕上げ研磨加工を行うようにしたが、粗研磨加工を行った後で待機位置Tに砥石を位置付け、一旦ワークWの内周から抜いて砥石を切り替えてもよい。
また、上記実施形態では、第1砥石21,211,212,213を粗研磨用の砥石、第2砥石25,251,252,253を仕上げ研磨用の砥石としたが、これに限られるものではなく、異なる種のホーニング加工を行うものであれば適用可能であり、例えば、粗研磨加工を2段階行うものや、仕上げ研磨用を2段階行うものにも適用できる。
また、上記実施形態では、砥石20の数を計四つ~八つとした例を挙げたが、これらの数に限られるものではなく他の数であってもよい。
また、上記実施形態では、拡張壁12,121,122,123を二段に連なって設けたが、二段に限られるものではなく、一段としてもよいし三段以上としてもよい。
また、上記実施形態では、主軸11,111,112,113の下端側から上端側に向かって拡径した第1傾斜部13,131,132,133とし、この第1傾斜部13,131,132,133を逆方向に傾斜するよう削った態様で第2傾斜部14,141,142,143を設けたが、複数の砥石が接触して摺動する部分がお互いに逆向きに傾斜した第1傾斜部及び第2傾斜部となっていればよいものであり、この形状に限られるものでない。
また、上記実施形態では、駆動手段5を、主軸11を下降させる駆動部51及び主軸11を上昇する方向に付勢するバネ部材52で構成したが、これに限られるものではなく、主軸11を往復動させるモータなどを用いてもよい。
また、上記実施形態では、待機位置Tにおいて、回転軸Jから第1砥石21の研磨面までの距離と、回転軸Jから第2砥石25の研磨面までの距離を同じとするために、第1砥石台22の第1脚部22aの長さを、第2砥石台26の第2脚部26aの長さより僅かに短くしている。しかし、この構造に限られるものではなく、例えば、脚部の長さでなく、第1及び第2ベース部の厚さで調整することも可能である。また、第1及び第2傾斜部の形状自体で調整することも可能である。
1 ホーニング加工装置
11,111,112,113 主軸
13,131,132,133 第1傾斜部
14,141,142,143 第2傾斜部
20 砥石
21,211,212,213 第1砥石
25,251,252,253 第2砥石
30,301,302 筒状部材
5 駆動手段
51 駆動部
52 バネ部材
T 待機位置
W ワーク
W1 内周面

Claims (5)

  1. 軸方向に移動し、ワークの内周に進入可能な主軸と、前記ワークの内周面に当接してホーニング加工する複数の砥石が放射状に配置され、前記主軸に外挿された筒状部材と、を備えたホーニング加工装置において、
    前記主軸の外周に、前記主軸の中心軸に対して、該主軸の先端側から基端側に向けて離れるように傾斜する第1傾斜部と、前記第1傾斜部の表面から前記第1傾斜部の傾斜方向と逆方向に傾斜するように削られて前記主軸の先端側から基端側に向けて近付くように傾斜する第2傾斜部とが前記主軸の径方向からみて先端から同じ位置に周方向に交互にかつ境界が円弧状となるように形成されており、
    複数の前記砥石は、前記第1傾斜部に対応する第1砥石と、前記第2傾斜部に対応する第2砥石とを備え、
    前記主軸の軸方向一方への移動によって、前記第1傾斜部に接触した前記第1砥石が径方向外側に変位して、前記主軸の軸方向他方への移動によって、前記第2傾斜部に接触した第2砥石が径方向外側に変位して、それぞれ前記ワークの内周面に当接してホーニング加工できる構成としたことを特徴とするホーニング加工装置。
  2. 請求項において、
    前記第1傾斜部及び前記第2傾斜部に、前記主軸を前記ワークの内周に進入させた状態で、前記第1砥石及び前記第2砥石を前記ワークの内周面に対して間隙を保った状態とする待機位置が設けられ、
    前記第1砥石が前記待機位置にある状態から前記主軸が軸方向一方へ移動すると、前記第1傾斜部に接触した前記第1砥石が径方向外側に変位し、
    前記第2砥石が前記待機位置にある状態から前記主軸が軸方向他方へ移動すると、前記第2傾斜部に接触した第2砥石が径方向外側に変位することによって、前記第1砥石及び前記第2砥石のいずれか一方が、前記ワークの内周面に当接してホーニング加工できる構成としたことを特徴とするホーニング加工装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記主軸を軸方向一方に移動させる駆動部と、前記主軸を軸方向他方に向けて付勢するバネ部材とを備えることを特徴とするホーニング加工装置。
  4. 請求項に記載のホーニング加工装置を用いてワークの内周面をホーニング加工するホーニング加工方法において、
    前記第1砥石及び前記第2砥石を、前記第1傾斜部及び前記第2傾斜部の前記待機位置に位置付けて、前記主軸を前記ワークの内周に進入させる第1ステップと、
    前記第1砥石が前記待機位置にある状態から前記主軸を軸方向一方へ移動させて前記第1傾斜部に接触した前記第1砥石を径方向外側に変位させ、前記第1砥石を前記ワークの内周面に当接させてホーニング加工する第2ステップと、
    その後、前記主軸を軸方向他方へ移動させて前記第2傾斜部に接触した前記第2砥石を径方向外側に変位させ、前記第2砥石を前記ワークの内周面に当接させてホーニング加工する第3ステップと、
    を含むことを特徴とするホーニング加工方法。
  5. 請求項に記載のホーニング加工方法において、
    前記第2ステップでは、前記第1砥石を径方向外側に変位させるとともに前記第2砥石を径方向内側に変位させ、
    前記第3ステップでは、前記第2砥石を径方向外側に変位させるとともに前記第1砥石
    を径方向内側に変位させることを特徴とするホーニング加工方法。
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