JP7104226B2 - 薄葉紙包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、包装袋および薄葉紙包装体に関する。
従来の薄葉紙包装体は、トイレットペーパーやキッチンペーパー等の衛生薄葉紙が、樹脂フィルム等で形成された包装袋に収容されている。近年、生活者のライフスタイルの変化から、収納性やストック性の高い日用品が好まれる傾向があり、薄葉紙収納体に収容される衛生薄葉紙において、ロールの巻長さを増大させた長尺仕様の商品が多く展開されている。
例えば、長尺仕様のキッチンロールでは、1本のキッチンロールを使い切るまでにある程度の期間を要し、また、食材を扱う場面で使用されることが多いため、キッチンロールを衛生的に保管できる包装袋が求められている。また、衛生薄葉紙が収容された包装袋を開封する際、きれいに開封することができないケースも多く、薄葉紙包装体を構成する包装袋が開封し易いものであることも求められている。
例えば、特開2003-104449号公報(特許文献1)には、ロール状キッチンペーパーを包装する包装体が開示されている。この包装体では、包装袋の前面に開封用のミシン目が上下方向に設けられている。
特開2003-104449号公報
しかしながら、従来の薄葉紙包装体では、ミシン目が設けられている場所や薄葉紙包装体の開け方が分からずに、ユーザーはミシン目が設けられていない場所から無理矢理開封する場合がある。そのため、薄葉紙包装体を開封するのに強い力が必要になり、ユーザーによっては開封し難いものとなっている。また、開封用のミシン目に沿って開封した場合でも、薄葉紙包装体の包装袋や持手部が広い範囲にわたって破られる傾向があり、残った製品をそのまま開封後の薄葉紙包装体の包装袋内に清潔に保管することができない場合がある。
本発明の課題は、開封性に優れる包装袋を提供することである。
本発明に係る第1の態様は、ロール状の衛生薄葉紙が収容される本体部と、前記本体部の上面に前記本体部と一体に設けられた持手部と、前記持手部の長手方向の中央部に形成された指掛部とを有し、前記上面には、開封用の切込部が設けられており、前記切込部は、前記指掛部に対して、前記長手方向と直交する直交方向に対向する、包装袋を提供する。
第1の態様では、包装袋の持手部に設けられた指掛部に対して、開封用の切込部が、持手部の長手方向と直交する直交方向(以下、直交方向と省略する場合がある)に対向するように、包装袋の本体部の上面に設けられている。すなわち、開封用の切込部は、包装袋の本体部の上面のうち、持手部の指掛部が設けられた部分の下端から直交方向に延出する領域に設けられている。
ロール状の衛生薄葉紙が包装袋に収容された状態で持手部の指掛部を掴んで持ち上げた場合、包装袋の本体部の上面では、包装袋の本体部の上面にかかる力が、持手部に設けられた指掛部の位置によって異なる。具体的には、持手部の指掛部が設けられていない部分の下端から直交方向に延出する領域に対して、持手部の指掛部が設けられた部分の下端から直交方向に延出する領域の方が、持手部の下端から直交方向に引っ張られる力が小さい。
第1の態様では、開封用の切込部がユーザーの目につき易い包装袋の本体部の上面に設けられているため、包装袋の開封が容易である。また、開封用の切込部は、包装袋の本体部の上面のうち、持手部の指掛部が設けられた部分の下端から直交方向に延出する領域(持手部の下端から直交方向に引っ張られる力が小さい領域)に設けられているため、包装袋の開封前に破れ難い。さらに、開封用の切込部は、本体部の上面のみに設けられているため、切込部の寸法を小さくすることができ、湿気や埃の進入による影響を小さくすることができる。
本発明に係る第2の態様は、前記衛生薄葉紙が、ロール幅方向のいずれか一方の端面が前記上面と対面する少なくとも3つの衛生薄葉紙で構成されており、前記切込部の少なくとも一部が、前記少なくとも3つの衛生薄葉紙で囲まれた空間と重なる、包装袋を提供する。本明細書において、少なくとも3つの衛生薄葉紙とは、ロール状の衛生薄葉紙が3つ以上あることを示す。また、切込部の少なくとも一部とは、開封用の切込部の全部または一部を意味する。
第2の態様では、3つ以上の衛生薄葉紙が、ロール幅方向のいずれか一方の端面が本体部の上面と対面するように、包装袋の本体部に収容される。そして、これらの衛生薄葉紙が包装袋の本体部に収容された状態で、これらの衛生薄葉紙で囲まれた空間と切込部の全部または一部が重なるように、開封用の切込部が包装袋の本体部の上面に設けられている。
このように3つ以上の衛生薄葉紙で囲まれた空間と重なる切込部の全部または一部は、該空間に対して撓み易くなる。そのため、第2の態様では、包装袋を開封する際に、切込部に指が掛かり易く、切込部を破り易くなるため、包装袋の開封が容易である。
また、第2の態様では、開封用の切込部に掛けられた指は、3つ以上の衛生薄葉紙で囲まれた空間に挿入することができるため、衛生薄葉紙に指が直接当たることを避けることができる。そのため、切込部に指をかけて切込部を破る際に、指が衛生薄葉紙に当たって衛生薄葉紙が傷むのを防ぐことができる。
また、第2の態様では、切込部から3つ以上の衛生薄葉紙で囲まれた空間に向かって指を押し込むことで、指は切込部から3つ以上の衛生薄葉紙で囲まれた空間に挿入され、切込部を簡単に破ることができる。そのため、第2の態様では、少ない力で包装袋を開封することができる。
また、第2の態様では、少ない力で包装袋が開封できることで、包装袋の開封口の寸法を容易に調整することができる。また、包装袋の開封口の寸法調整が容易なことから、包装袋の開封時に包装袋の開封口の寸法を小さくすることができるため、包装袋の開封後も衛生薄葉紙を取り出した後の残りの衛生薄葉紙を埃塵から保護することができる。
本発明に係る第3の態様は、前記衛生薄葉紙が、筒状コアの周方向に巻き付けられており、前記衛生薄葉紙は、ロール幅方向のいずれか一方の端面が前記上面と対面し、前記筒状コアは、前記衛生薄葉紙の前記一方の端面側の端縁が開口する開口部を有し、前記切込部が、前記筒状コアの前記開口部と重なる、包装袋を提供する。
第3の態様では、衛生薄葉紙が筒状コアの周方向に巻き付けられた状態で、筒状コアは衛生薄葉紙の一方の端面側の端縁が開口する開口部を有し、衛生薄葉紙はロール幅方向のいずれか一方の端面が本体部の上面と対面するように包装袋の本体部に収容される。そして、このような衛生薄葉紙が包装袋の本体部に収容された状態で、切込部の全部または一部が筒状コアの開口部と重なるように、開封用の切込部が包装袋の本体部の上面に設けられている。なお、コアの開口部は、筒状コアの内側の空間と連通している。また、筒状コアの開口部には、筒状コアの端縁も含まれる。
第3の態様では、包装袋の本体部の上面に形成された開封用の切込部が、筒状コアの内側の空間と連通する開口部と重なるため、本体部の上面において切込部が形成された部分は、筒状コアの開口部に対して撓み易い。これにより、第3の態様でも、包装袋を開封する際に、切込部に指が掛かり易く、切込部が破り易いため、包装袋の開封が容易である。
また、第3の態様では、開封用の切込部に掛けられた指は、筒状コアの開口部から筒状コアの内側の空間に挿入されるため、衛生薄葉紙に指が直接当たることを避けることができる。そのため、切込部に指をかけて切込部を破る際に、指が衛生薄葉紙に当たって衛生薄葉紙が傷むのを防ぐことができる。
また、第3の態様では、切込部から筒状コアの開口部に向かって指を押し込むことで、指は切込部から筒状コアの内側の空間に挿入され、切込部を簡単に破ることができる。そのため、第3の態様でも、少ない力で包装袋を開封することができる。
また、第3の態様でも、少ない力で包装袋が開封できるため、包装袋の開封口の寸法を容易に調整することができる。また、包装袋の開封口の寸法調整が容易なことから、包装袋の開封時に包装袋の開封口の寸法を小さくすることができるため、包装袋の開封後も衛生薄葉紙を取り出した後の残りの衛生薄葉紙を埃塵から保護することができる。
本発明に係る第4の態様は、前記切込部の少なくとも一部が、前記開口部の中央部と重なる、包装袋を提供する。ここで、開口部の中央部とは、開口部の中心を含む開口部の中央の領域を意味する。
第4の態様では、切込部の全部または一部が、開口部の中央の領域と重なることにより、切込部は必ず筒状コアの開口部の中央部と重なるように上面に配置されたものとなる。これにより、包装袋の開封時に指が切込部に掛かり易くなり、切込部を容易に破ることができる。そのため、第4の態様によれば、包装袋の開封性を高めることができる。
本発明に係る第5の態様は、前記切込部が、少なくとも1本の線状スリットで構成されている、包装袋を提供する。本明細書において、線状スリットとは、切込部を構成するスリットの形状が線状であることを示す。また、少なくとも1本の線状スリットとは、切込部が1本または複数本の線状スリットで構成されていることを示す。
第5の態様では、切込部をこのような線状スリットで構成することにより、切込部の形成が容易である。また、第5の態様では、切込部がこのような線状スリットであるため、スリットの少なくとも1つの端部を、本体部の上面と連続する本体部の側面側に向かって延ばすことができる。そのため、第5の態様では、切込部を破いた後、包装袋が破れる方向が、包装袋において本体部の上面から側面に向かって進み易くなる。これにより、第5の態様では、包装袋を本体部の上面から側面に向かって簡単に開封することができ、衛生薄葉紙の取り出しが容易になる。
本発明に係る第6の態様は、前記線状スリットの少なくとも2つの端部が、前記本体部の側面のうち同じ側面に向かって延びる、包装袋を提供する。第6の態様では、切込部を構成する線状スリットの少なくとも2つの端部が、包装袋の側面のうち同じ側面に向かって延びることで、切込部が破られる方向が少なくとも2つの方向に分散され、切込部が破れ易くなる。また、第6の態様では、切込部が包装袋の同じ側面に向かって少なくとも2つの方向に破れるため、包装袋の開封口に対応する破断片を形成することができる。このように形成された破断片をつまむことにより、薄葉紙包装体の開封がさらに容易になる。
本発明に係る第7の態様は、ロール状の衛生薄葉紙と、前記衛生薄葉紙が収容された包装袋とを有する、薄葉紙包装体であって、前記包装袋は、前記衛生薄葉紙が収容される本体部と、前記本体部の上面に前記本体部と一体に設けられた持手部と、前記持手部の長手方向の中央部に形成された指掛部とを有し、前記上面には、開封用の切込部が設けられており、前記切込部は、前記指掛部に対して、前記長手方向と直交する直交方向に対向する、薄葉紙包装体を提供する。
第7の態様では、上述した第1の態様に係る包装袋の本体部に、第1の態様におけるロール状の衛生薄葉紙が収容されているため、第1の態様に係る包装袋を用いた場合の効果が得られる。すなわち、第7の態様によれば、包装袋の開封が容易であり、包装袋の開封前に破れ難く、湿気や埃の進入による影響を小さくすることができる。
本発明の一態様によれば、開封性に優れる包装袋を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る薄葉紙包装体を示す図である。 第1実施形態に係る薄葉紙包装体において、包装袋に収容されるシートロールの一例を示す図である。 第1実施形態に係る薄葉紙包装体において、包装袋の側面を展開して包装袋の上面と面一にした図である。 第1実施形態に係る薄葉紙包装体の使用状態(開封前)を示す図である。 第1実施形態に係る薄葉紙包装体の使用状態(開封時)を示す図である。 第1実施形態に係る薄葉紙包装体の使用状態(開封時)を示す図である。 第1実施形態に係る薄葉紙包装体の使用状態(開封後)を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る薄葉紙包装体を示す図である。 第2実施形態に係る薄葉紙包装体において、包装袋の側面を展開して包装袋の上面と面一にした図である。 従来の薄葉紙包装体(比較例1)を示す図である。 従来の薄葉紙包装体(比較例1)において、包装袋の側面を展開して包装袋の上面と面一にした図である。 従来の薄葉紙包装体(比較例2)において、包装袋の側面を展開して包装袋の上面と面一にした図である。 本実施形態を参考にした薄葉紙包装体(参考例1)において、包装袋の側面を展開して包装袋の上面と面一にした図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書では、理解を容易にするため、各図における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。また、以下に示す説明では、各図において共通する部分については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
本明細書では、薄葉紙包装体の上下方向(高さ方向)の一方を上または上方といい、他方を下または下方という場合がある。また、3軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の3次元直交座標系を用いる。さらに、薄葉紙包装体の幅方向(上下方向と直交する左右方向または横方向)をX方向とし、薄葉紙包装体の奥行き方向(左右方向と水平に直交する方向)をY方向とし、薄葉紙包装体の高さ方向(上下方向)をZ方向とする。
図1は、本発明の実施形態(第1実施形態)に係る薄葉紙包装体100を示す図である。図2は、図1の第1実施形態において、包装袋に収容されるシートロールの一例を示す図である。図3は、第1実施形態に係る薄葉紙包装体において、包装袋の側面を展開して包装袋の上面と面一にした図である。図3に示す展開図は、理解を容易にするために便宜的に用いる図である。
図1において、薄葉紙包装体100は、包装袋FBとシートロールSRを有する。薄葉紙包装体100は、本発明に係る薄葉紙包装体の一例である。包装袋FBは、本発明に係る包装袋の一例である。
薄葉紙包装体100を構成する包装袋FBは、本体部10、持手部20、指掛部30を備えている。包装袋FBは、樹脂フィルム等から製袋機を用いて作製することができる。本体部10、持手部20、指掛部30は、本発明に係るシート包装袋を構成する本体部、持手部、指掛部の各一例である。
包装袋FBの本体部10は、図1、図2に示すように、複数のシートロールSRが収容される。本体部10は、樹脂フィルムが筒状に形成された筒状フィルムで構成されており、この筒状フィルムがガセット状に折り込まれた袋状に形成されている(図1、図3参照)。
本体部10を形成する筒状フィルム(樹脂フィルム)の材質は、任意である。このような樹脂フィルムには、例えば、ポリエチレン(PE)、PE-エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)-PEの積層体(PE/EVOH/PE)等の樹脂フィルムを用いることができる。また、樹脂フィルムの厚みは、任意である。例えば、樹脂フィルムとしてPE、PE/EVOH/PEを用いる場合、樹脂フィルムの厚みは10~70μmとすることができ、好ましくは15~60μm、より好ましくは20~50μmである。
包装袋FBの本体部10は、上面11、下面12、一対の第1側面13(一方の側面13a、他方の側面13b)、及び一対の第2側面14(一方の側面14a、他方の側面14b)を有する。なお、上面11は、本発明に係る薄葉紙包装体において、包装袋を構成する本体部の上面の一例である。
上面11は、本体部10の上側に形成されている。下面12は、本体部10の下側に形成され、上面11とZ方向(上下方向または薄葉紙包装体100の高さ方向)に対向している。一対の第1側面13は、上面11及び下面12の間に配置されてY方向(薄葉紙包装体100の奥行き方向)に対向する。一対の第2側面14は、上面11及び下面12の間に配置されてX方向(薄葉紙包装体100の幅方向または上下方向と直交する左右方向)に対向する。
図1、図3に示すように、包装袋FBの本体部10の上面11には、持手部20が、設けられている。持手部20は、薄葉紙包装体100を手または指(以下、手指という)で掴む部分を構成する。持手部20は、本体部10と同様に、樹脂フィルム等で形成することができる。持手部20は、本体部10の上面11に本体部10と一体に設けられている。具体的には、筒状フィルムの開口を、熱融着(ヒートシール)により形成された図示しないシール部によって封止することで、持手部20の下端24が上面11の接続部11aに接続されている。
なお、シール部を形成するための熱融着(ヒートシール)は、上述のガセット状に折り込まれた樹脂フィルムを、持手成形用の熱版で型押しする手法(スタンプ方式)により行うことができる。また、持手部20には、持手部20を取り付けた本体部10が薄葉紙包装体100の製造時または流通時に破裂しないように、本体部10と薄葉紙包装体100の外部とを連通する空気穴(図示せず)を設けてもよい。
また、シール部による筒状フィルムは、筒状フィルムをガセット状に折り込む場合は、ピロー包装で封止される。なお、シール部による筒状フィルムの封止は、ピロー包装による封止に限定されず、その他の封止方法、例えば、キャラメル包装によって封止されていてもよい。
持手部20には、さらに、持手部20を掴む際に手指を掛けるための指掛部30が設けられている。指掛部30は、持手部20の長手方向の中央部25に形成されている。持手部20の中央部25は、持手部20の側端21、側端22、上端23、下端24に囲まれている。なお、持手部20の長手方向は、側端21と側端22が対向する方向(X方向)を示す。
第1実施形態では、指掛部30は、楕円状の1つスリットで形成されている。スリットの形態は任意であり、例えば、スリットをミシン目で形成し、該ミシン目を破ることで指掛部30を形成することができる。また、指掛部30の形状は、楕円状に限定されるものではなく、直線状、曲線状、円形、楕円形、四角形等の形状やこれらに類似する形状にすることができる。
なお、第1実施形態では、図1に示すように、指掛部30が、1つのスリットで形成されているが、スリットの個数は限定されない。したがって、指掛部30を2つ以上のスリットで形成してもよい。指掛部30を、2つのスリットで形成する場合は、持手部20の長手方向(X方向)の中央部25に所定の間隔をあけて2つのスリットを配置すればよい。
また、指掛部30は、図示しないヒートシールに囲まれて持手部20に配置することができる。ヒートシールは、持手部20の形成と同様に、熱融着により形成することができる。指掛部30は、ヒートシールの内側に、ヒートシールと離れて配置することができる。
また、持手部20には、持手部20の指掛部30が設けられる部分を補強する補強フィルム(図示せず)を設けてもよい。このような補強フィルムの態様は、任意であるが、持手部20の形成と同様に、熱融着(ヒートシール)により、持手部20に貼り付けることが好ましい。また、補強フィルムは、帯状の樹脂フィルムで形成することができる。補強フィルムの材質は、持手部20を構成する樹脂フィルムの材質と同じでも良く、また異なっていても良い。補強フィルムの厚み寸法は、任意であり、例えば、持手部20が伸びたり、破断するのを防ぐ観点から、20μm以上にするのが好ましい。
包装袋FBの本体部10の上面11には、さらに開封用の切込部40が設けられている。切込部40は、本体部10の上面11に設けられて、包装袋FBを開封するための起点となり得る。切込部40は、本発明に係る包装袋FBにおける開封用の切込部の一例である。
切込部40は、さらに、持手部20に形成された指掛部30に対して、持手部20の長手方向と直交する直交方向に対向するように、包装袋FBの本体部10の上面11に設けられている。ここで、持手部20の長手方向と直交する直交方向は、持手部20の長手方向(X方向)と略直交する方向(Y方向)を示す。すなわち、開封用の切込部40は、図3に示すように、包装袋FBの本体部10の上面のうち、持手部20の指掛部30が設けられた部分の下端(接続部11aの一部)から第1側面13(一方の側面13a)に向かって直交方向(Y方向)に延出する領域11bに設けられている。
第1実施形態では、切込部40は、少なくとも1本の線状スリットで構成されている。具体的には、切込部40は、1本のU字状の線状スリットで構成されている。なお、線状スリットの数は、1本に限定されず、複数本の線状スリットを設けてもよい。また、線状スリットの形状は、U字状に限定されず、直線、曲線、三角形、四角形、円等の形状を有することができる。
線状スリットの形態は、特に限定されないが、例えばミシン目等で形成することができる。本実施形態では、切込部40がミシン目で形成されており、該ミシン目を破ることで切込部40が形成される。なお、第1実施形態では、図1、図3に示すように、切込部40を形成するミシン目を破線で示している。例えば、複数のカットとタイ(カットとカットの間のカットが存在しない部分)とが交互に配置されたミシン目等で形成することができる(図1、図3参照)。
なお、ミシン目は、複数のカットとタイ(カットとカットの間のカットが存在しない部分)とが交互に配置されているが(図1、図3参照)、切込部40を構成する線状スリットをミシン目で構成する場合、ミシン目のタイとカットの比(タイカット比)は任意である。例えば、ミシン目のタイカット比は、0.2~2.0にすることができ、好ましくは0.25~1.5、より好ましくは0.3~1.25である。
第1実施形態では、切込部40を構成する線状スリットの少なくとも2つの端部40b、40cが、包装袋FBの側面(第1側面13、第2側面14)のうち同じ側面(一方の側面13a)に向かって延びている。
具体的には、第1実施形態では、図1、図3に示すように、切込部40は、1本のU字状の線状スリットで構成されている。このようなU字状の線状スリットを採用することにより、切込部40は、筒状コアPTの開口部OPの中央部OCと重なる切込部40の一部40aから端部40bに延びる方向と、端部40cに延びる方向とが、包装袋FBの同じ側面(一方の側面13a)に向かって延びている。
第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、図1~図3に示すように、シートSTが筒状コアPTの周方向に巻き付けられたシートロールSRと、シートロールSRが収容された包装袋FBとを有する。なお、シートロールSRは、本発明に係る包装袋FBの本体部10に収容されるロール状の衛生薄葉紙の一例である。また、筒状コアPTは、該ロール状の衛生薄葉紙の一部を構成する筒状コアの一例である。また、シートSTは、該ロール状の衛生薄葉紙のうち筒状コアを除いた部分の一例である。
シートロールSRの用途は、特に限定されず、トイレットペーパー、キッチンペーパー、ティシュペーパー等に用いることができる。また、シートロールSRの寸法は、特に限定されないが、包装袋FBの本体部10に収容された状態で上下方向の高さ(ロール幅)が約85mm~300mmであることが好ましく、横方向(X方向)の幅(ロール径)が約80mm~120mmであることが好ましい。
また、シートロールSRの個数は、特に限定されず、1つでも、2つ以上でもよい。第1実施形態では、ロール状のキッチンペーパーが4つ並べたられた状態で収納されている(図1参照)。しかしながら、包装袋FBの本体部10内に収容されるシートロールSRの配列は、この配列に限定されるものではない。例えば、ロール状のトイレットペーパー(トイレットロール)を1段に4つ並べて2段以上積んだもの、または、ロール状のトイレットペーパー(トイレットロール)を1段積みで5個以上並べたものを、包装袋FBの本体部10内に収容しても良い。
シートSTは、特に限定されないが、例えば、衛生薄葉紙を構成するクレープ紙を用いることができる。クレープ紙は、抄紙工程において抄紙機のドライヤーの出口で、ドクターブレードと呼ばれる刃を当てることにより表面に細かいシワが形成された紙である。
シートSTを構成するクレープ紙には、原紙の原料がパルプを主材とする紙が用いられる。パルプ組成は、トイレットペーパー、キッチンペーパー等の衛生薄葉紙における公知の組成を用いることができる。例えば、パルプの配合割合を50質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは100質量%とすることができる。
また、クレープ紙におけるパルプ組成は、例えば、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)やNUKP(針葉樹未晒しパルプ)などの針葉樹パルプと、LBKP(広葉樹クラフトパルプ)やLUKP(広葉樹未晒しパルプ)などの広葉樹パルプとを適宜の比率で使用することができる。針葉樹パルプと広葉樹パルプの比は、20:80~80:20であるのが好ましい。
クレープ紙の坪量は、特に限定されるものではないが、例えば、JIS P 8124(1998)で測定された坪量(または米坪)を採用することができる。例えば、シートSTを構成するクレープ紙の坪量は、1プライあたり、好ましくは10.0~50.0g/mであり、より好ましくは12.0~40.0g/mである。
また、クレープ紙の紙厚は、特に限定されるものではないが、例えば、JIS P 8111(1998)の環境下で測定された紙厚を採用することができる。例えば、シートSTを構成するクレープ紙の紙厚は、1プライあたり、好ましくは50~500μmであり、より好ましくは60~330μm程度である。
なお、紙厚の測定方法は、試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて2プライの状態で測定する。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、該ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせる。次いで、プランジャーを上げて試料を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしたときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーは載せるだけとする。プランジャーの端子は金属製で直径10mmの円形の平面が紙平面に対し垂直に当たるようにし、この紙厚測定時の荷重は、約70gfである。なお、紙厚は測定を10回行って得られる平均値とする。
また、シートSTを構成するクレープ紙には、1プライの状態でエンボス加工が施されていても良い。このようなエンボス加工は、公知のスチールラバー式のエンボス付与方法により、図示しない凸エンボスロールをクレープ紙に押し付けて、クレープ紙の一方の面上に凸エンボスを形成するものである。また、クレープ紙の他方の面には凸エンボスに対応する凹エンボスが形成される。
なお、クレープ紙に形成される凸エンボスの頂部(または凸エンボスに対応する凹エンボスの開口部)の形状は、特に限定されないが、例えば、平面視で四角形状、三角形状、円形状等の形状にすることができる。また、凸エンボスの側面は、クレープ紙の凸エンボスが形成されていない面から凸エンボスの頂部に向かって図示しないテーパにするのが好ましい。このようなテーパの側面を有する凸エンボスを設けることにより、シートSTが厚み方向に潰れ難くなる。
シートSTのプライ数は、特に限定されないが、1プライ以上にすることができ、好ましくは1プライ(一枚重ね)または2プライ(二枚重ね)である。また、衛生薄葉紙の形状は、特に限定されないが、例えば、平面の輪郭形状が長方形のものであることが好ましい。第1実施形態では、シートSTは、上述の凸エンボスが形成されたクレープ紙が1プライ(2枚重ね)で形成されている。
具体的には、シートSTは、凸エンボスが形成された2枚のクレープ紙が積層されて一体化された積層構造を有する。このような積層構造の形態は、特に限定されるものではなく、従来の衛生薄葉紙の積層構造で採用されているティップトゥティップ形式の積層構造、ネステッド形式の積層構造等を採用することができる。
また、このような積層構造は、2枚クレープ紙を接着剤により接着して形成することができる。このような接着剤には、積層構造を有する衛生薄葉紙に採用される公知の接着剤を用いることができる。このような接着剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、デンプン、変性デンプン、カルボキシメチルセルロース等のセルロース系接着剤等が挙げられる。
筒状コアPTは、周方向にシートSTが巻き付けられるものであれば、特に限定されないが、例えば、円筒状の巻芯を用いることができる。また、筒状コアPTには、巻芯が存在しない構造(コアレス構造)も含まれる。筒状コアPTの材質は、特に限定されず、紙、樹脂等を用いることができる。なお、シートSTが、トイレットペーパー、キッチンペーパー等の衛生薄葉紙である場合には、円筒状の厚紙製の巻芯(紙管ともいう)を用いるのが好ましい。
第1実施形態では、図1~図3に示すように、4つのシートロールSRが包装袋FBの本体部10に収容されている。これら4つのシートロールSRは、それぞれロール幅方向(Z方向)のいずれか一方の端面EFが包装袋FBの本体部10の上面11と対面する。また、切込部40の一部40aは、4つのシートロールSRで囲まれた空間ES(以下、囲み空間という)と重なっている。
図4~図7は、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100の使用状態を示す図である。ここで、図4~図7により、本実施形態による効果について説明する。まず、図4に示すように、薄葉紙包装体100の開封前においては、開封用の切込部40がユーザーの目につき易い包装袋FBの本体部10の上面11に設けられているため、包装袋FBの開封が容易である。
また、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100の開封前において、シートロールSRが包装袋FBに収容された状態で持手部20の指掛部30を掴んで包装袋FBを持ち上げると、包装袋FBの本体部10の上面11では、包装袋FBの本体部10の上面11にかかる力が、持手部20に設けられた指掛部30の位置によって異なる。具体的には、持手部20の指掛部30が設けられていない部分の下端24bから直交方向(Y方向)に延出する上面11の領域11cよりも、持手部20の指掛部30が設けられた部分の下端24aから直交方向(Y方向)に延出する上面11の領域11bの方が、持手部20の下端24と第1側面13との間で直交方向(Y方向)に引っ張られる力が小さい(図1~図4参照)。
そこで、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、包装袋FBの本体部10の上面11のうち、持手部20の指掛部30が設けられた部分の下端24aから直交方向(Y方向)に延出する領域11b(持手部の下端から直交方向に引っ張られる力が小さい領域)に、開封用の切込部40を設けることで、包装袋の開封前に破れ難い構造になっている。
さらに、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、開封用の切込部は、本体部の上面のみに設けられているため、切込部の寸法を小さくすることができる。そのため、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100の開封前において、湿気や埃の進入による影響を小さくすることができる(図4参照)。
次に、図5に示すように、薄葉紙包装体100の開封時においては、4つのシートロールSRで囲まれた囲み空間ESと重なる切込部40の一部40aは、囲み空間ESに対して撓み易くなる(図3参照)。これにより、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、包装袋FBを開封する際に、切込部40に指Fが掛かり易く、切込部を破り易くなるため、包装袋の開封が容易である(図5参照)。
また、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、開封用の切込部40に掛けられた指Fは、囲み空間ESに挿入することができるため、シートロールSRに指Fが直接当たることを避けることができる(図5参照)。そのため、切込部に指Fをかけて切込部を破る際に、指FがシートロールSRに当たってシートロールSRが傷むのを防ぐことができる。
また、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、図5に示すように、切込部40から囲み空間ESに向かって指Fを押し込むことで、指Fは切込部40から囲み空間ESに挿入され、切込部40を簡単に破ることができる。そのため、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、少ない力で包装袋FBを開封することができる。
次に、図6に示すように、薄葉紙包装体100の開封時においては、少ない力で包装袋FBが開封できることで、包装袋FBの開封口OBの寸法を容易に調整することができる。また、包装袋FBの開封口OBの寸法調整が容易なことから、包装袋FBの開封時に包装袋FBの開封口OBの寸法を小さくすることができる。そのため、図7に示すように、薄葉紙包装体100の開封後においては、シートロールSRを取り出した後の残りのシートロールSRを埃塵から保護することができる。
また、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、切込部40が1本の線状スリットで構成されているため、切込部40の形成が容易である(図1、図3、図4参照)。また、このような線状スリットで構成された切込部40では、線状スリットの端部40bおよび/または40cを、本体部10の上面11と連続する本体部10の第1側面13側に向かって延ばすことができる(図1、図3、図4参照)。そのため、切込部40を破いた後、包装袋FBが破れる方向が、包装袋FBにおいて本体部10の上面11から第1側面13に向かって進み易くなる(図6参照)。これにより、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、包装袋FBを本体部10の上面11から第1側面13に向かって簡単に開封することができ、シートロールSRの取り出しが容易になる(図6、図7参照)。
第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、切込部40を構成するU字状の線状スリットの2つの端部40b、40cが、包装袋FBの同じ側面である第1側面13aに向かって延びている(図1、図3、図4参照)。これにより、切込部40が破られる方向は、同じ側面である第1側面13aに向かって2つの方向に分散されるため、切込部40が破れ易くなる(図6参照)。
また、包装袋FBの本体部10は、筒状フィルムの延伸方向となる上下方向(Z方向)
に直線的に破れる傾向がある。そのため、切込部40は、持手部20の下端24から第1側面13に向かって破れ易く、第1側面13では本体部10の上面11から下面12に向かって破れ易い。また、包装袋FBの本体部10は、切込部40からきれいに開封することができる。
また、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、切込部40が包装袋FBの同じ側面(第1側面13a)に向かって2つの方向に破れることにより、包装袋FBの開封口OBに対応する破断片BPを形成することができる(図6参照)。このように形成された破断片BPをつまむことにより、薄葉紙包装体の開封がさらに容易になる(図6、図7参照)。また、図7に示すように、薄葉紙包装体100を開封して、シートロールSRを取り出した後に、破断片BPを元に戻せば、シートロールSRを取り出した後の残りのシートロールSRを埃塵からさらに保護することができる。
また、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、切込部40を構成する線状スリットが、ミシン目で構成されているため、包装袋の開封時に、ミシン目に沿って線状スリットが破ることができる(図1、図3、図4~図7参照)。そのため、包装袋FBの切込部40からの開封が容易である。また、開封前の切込部40には、線状スリットを構成するミシン目のタイ部が存在するため、線状スリットで構成された切込部が包装袋の開封前に破れるのを防ぐことができる(図1、図3、図4参照)。
また、第1実施形態に係る薄葉紙包装体100では、切込部40(線状スリット)を形成するミシン目のタイカット比が、0.2~2.0であり、好ましくは0.25~1.5、より好ましくは0.3~1.25である。ミシン目のタイカット比をこのような範囲にすることによって、包装袋FBの開封時に、切込部40(線状スリット)が破られる力がミシン目に沿って伝わり易くなる。そのため、より少ない力で切込部40(線状スリット)を破ることができることから、包装袋FBの開封が容易である。
図8は、本発明の第2実施形態に係る薄葉紙包装体を示す図である。図9は、第2実施形態に係る薄葉紙包装体において、包装袋の側面を展開して包装袋の上面と面一にした図である。第2実施形態の薄葉紙包装体100では、指掛部30が、楕円状の2つスリット(ミシン目)31、32で構成されている。そして、この2つスリット31、32は、持手部20の長手方向(X方向)の中央部25に所定の間隔をあけて配置されている。
指掛部30がこのような2つスリット31、32で構成された第2実施形態の薄葉紙包装体100では、開封前の状態で、シートロールSRが包装袋FBに収容された状態で持手部20の指掛部30を掴んで包装袋FBを持ち上げると、包装袋FBの本体部10の上面11にかかる力が、持手部20に設けられた指掛部30の位置によって異なる。具体的には、持手部20の指掛部30が設けられていない部分(2つスリット31、32間の部分)の下端24dから直交方向(Y方向)に延出する上面11の領域11eよりも、持手部20の指掛部30が設けられた部分の下端24cから直交方向(Y方向)に延出する上面11の領域11dの方が、持手部20の下端24と第1側面13との間で直交方向(Y方向)に引っ張られる力が小さい(図1~図4参照)。
そこで、第2実施形態に係る薄葉紙包装体100では、包装袋FBの本体部10の上面11のうち、持手部20の指掛部30が設けられた部分の下端24cから直交方向(Y方向)に延出する領域11d(持手部の下端から直交方向に引っ張られる力が小さい領域)に、開封用の切込部40を設けることで、包装袋の開封前に破れ難い構造になっている。
第2実施形態に係る薄葉紙包装体100では、図8、図9に示すように、切込部40が指掛部30のスリット32に対して、持手部20の長手方向(X方向)と直交する直交方向(Y方向)に対向するように、包装袋FBの本体部10の上面11に設けられている。なお、図8、図9に示す例では、指掛部30のスリット32に対向する1つの切込部40(線状スリット)が設けられているが、この構成に限定されない。すなわち、指掛部30のスリット31、32に対向する2つ切込部40(線状スリット)を設けても良い。このような2つの切込部40(線状スリット)を設けた場合は、包装袋FBの本体部10の上面11に開封用の切込部が複数形成されるため、薄葉紙包装体100の開封がさらに容易になる。
第2実施形態の薄葉紙包装体100では、図8、図9に示すように、シートロールSRが、ロール幅方向(Z方向)のいずれか一方の端面EFが包装袋FBの本体部10の上面11と対面する。また、筒状コアPTは、シートロールSRの一方の端面EF側の端縁TEが開口する開口部OPを有する。そして、包装袋FB(本体部10)の上面11には、筒状コアPTの開口部OPと重なる切込部40が形成されている。
また、第2実施形態の薄葉紙包装体100では、切込部40の少なくとも一部が、開口部OPの中央部OCと重なっている。第2実施形態では、切込部40の一部40aが、開口部OPの中央部OCと重なるように、切込部40が上面11に配置されることになる。
第2実施形態の薄葉紙包装体100では、包装袋FBの本体部10の上面11に形成された切込部40が、筒状コアPT内の空間TS(以下、コア空間という)と連通する開口部OPと重なっている(図9参照)。これにより、包装袋FBの本体部10の上面11の切込部40が形成された部分は、筒状コアPTの開口部OPに対して撓みやすくなっている。そのため、切込部40を指Fで破いて包装袋FBを開封する際に、切込部40に指Fが掛かり易く、包装袋FBの開封が容易である(図8、図9参照)。
また、第2実施形態の薄葉紙包装体100では、切込部40に掛けられた指Fは、筒状コアPTの開口部OPから筒状コアPTの内側のコア空間TSに挿入されるため、シートロールSRに指Fが直接当たることはない(図8、図9参照)。そのため、切込部40に指Fをかけて切込部40を破る際に、指FがシートロールSRに当たってシートSTが傷むのを防ぐことができる。
また、第2実施形態の薄葉紙包装体100では、切込部40から筒状コアPTの開口部OPに向かって指Fを押し込むことで、切込部40が簡単に破れ、指Fが筒状コアPTの内側のコア空間TSに挿入される(図8、図9参照)。そのため、第2実施形態の薄葉紙包装体100では、少ない力で包装袋FBを開封することができる。
また、第2実施形態の薄葉紙包装体100では、少ない力で包装袋FBが開封できることで、薄葉紙包装体100の開封後に形成される、包装袋FBの開封口(図示せず)の寸法を容易に調整することができる。また、包装袋FBの開封口の寸法調整が容易なことから、包装袋FBの開封口の寸法を小さくすることができるため、包装袋FBの開封後も一部のシートロールSRを取り出した後の残りのシートロールSRを埃塵から保護することができる。
また、第2実施形態の薄葉紙包装体100では、切込部40の一部40aが、開口部OPの中央部OCと重なることにより、切込部40は必ず筒状コアPTの開口部OPの中央部OCと重なるように上面11に配置されることになる(図8、図9参照)。これにより、第2実施形態の薄葉紙包装体100では、包装袋FBの開封時に指Fが切込部40に掛かり易くなり、切込部40が破れ易くなる。そのため、第2実施形態によれば、薄葉紙包装体100の開封性を高めることができる。
また、第2実施形態の薄葉紙包装体100では、図9に示すように、切込部40が、開口部OPと重なる基部41と、基部41と連続して筒状コアPTの端縁TE寄りのシートロールSRの端面EFの一部EPと重なる延長部42、43とを有する。
第2実施形態の薄葉紙包装体100では、切込部40の基部41が開口部OPと重なるため、基部41を介して包装袋FBを開封することができる。また、切込部40の延長部42、43が、基部41と連続して筒状コアPTの端縁TE寄りのシートロールSRの端面EFの一部EPと重なるため、基部41が破られた後、延長部42、43を介してさらに包装袋FBを開封することができる。これにより、切込部40が破られた後、切込部40から離れる方向に包装袋FBを破ることができる。そのため、包装袋FBの開封がさらに容易になる。
また、見方を変えると、切込部40が開口部OPの内側部分と完全に重ならない場合は、切込部40の基部41が開口部OPと重なる部分となり、切込部40の延長部42、43が開口部OPと重ならない部分(筒状コアPTの端縁TE寄りのシートロールSRの端面EFの一部EPと重なる部分)となり得る。そのため、包装袋FBの本体部10の上面11に形成される切込部40の位置が開口部OPに対して多少ずれても、優れた包装袋FBの開封性を維持することができる。
以下、本発明について、さらに実施例を用いて具体的に説明する。実施例、比較例の評価は、以下の試験により行った。
[薄葉紙包装体(試験体)]
試験体として、シートロールSRが包装袋FBに収容された薄葉紙包装体100を用意した。シートロールSRには、4つのロール状のキッチンペーパー(大王製紙株式会社製の「エリエール キッチンタオル 50カット」)を用いた。キッチンペーパーの寸法は、薄葉紙包装体100に収容された状態で上下方向(Z方向)の高さ(ロール幅)が約228mmであり、横方向(X方向)の幅(ロール径)が約110mmである。4つのシートロールSRは、ロール幅の方向が上下方向(Z方向)となり、かつ囲み空間ESを囲むように4つ並べて収容した。また、包装袋FBは、厚み25μmのポリエチレン(PE)製のフィルムを筒状にしたものを、製袋機によりガセット状に折り込んで作製した。
[開封抵抗試験]
薄葉紙包装体100について、開封抵抗試験を行った。試験は、プッシュプルゲージ(イマダ社製、型番:Z2-20)に平型標準アタッチメント(A―2)及び延長ロッド(A-6)を用いて、包装袋FBに形成された切込部40に対して鉛直方向に押し込み、フィルムが破断するまでの数値を読み取って、開封抵抗値(kgf)を評価した。なお、プッシュプルゲージの先端には、1.3mm径の円形状の治具を取り付けた。読み取った数値から、切込部40がない場合は筒状コアPT(紙管)の開口部OPの中央部OCから包装袋FBが破断するまで押し込み開封抵抗値を評価した。試験は、各実施例・比較例につき5回行い、平均の数値を算出した。なお、実施例4については、シートロールSRが干渉し、開封することができなかったため、測定不能(-)とした。
[振り子試験(耐久性)]
薄葉紙包装体100の包装袋FBの指掛部30にユーザーが自由に指Fを掛けて持手部20を持ち、180°の範囲で振り子のように10往復移動させたときの包装袋FBの耐久性を評価した。試験は、各実施例及び比較例につき5回行い、以下の基準で評価した。
○:5回中1回も破損やミシン目の伸びが確認できなかった(良好)
△:5回中1回以上ミシン目の伸びを確認した(不良)
×:5回中1回以上破損を確認した(不良)
[開封性試験]
薄葉紙包装体100の包装袋FBに形成された切込部40(ミシン目)に沿って開封する(切込部40がない場合は自由に開封する)際、片手で開封することができるか確認して開封性を評価した。試験は、各実施例・比較例につき5回行い、以下の基準で評価した。
○:5回中5回とも片手で開封できた(良好)
△:5回中5回とも片手で開封できたが、切込部40(ミシン目)を破る際に指がシートロールSRに当たる(良好)
×:5回中1回も片手で開封することができなかった(不良)
[取出し性試験]
薄葉紙包装体100を開封した後に薄葉紙包装体100内のシートロールSRを1ロール取出したときの取出しやすさ(取出し性)を評価した。取出し性は、各実施例・比較例につき5人のユーザーにより試験を行った結果を点数化し、その平均値から以下の基準で評価した。平均値が3.5以上の場合に良好であると評価した。
5点:とても取出し易い
4点:取出し易い
3点:どちらともいえない
2点:取出しにくい
1点:とても取出しにくい
[実施例1]
図1~図3に示す薄葉紙包装体100を作製した。この薄葉紙包装体100では、指掛部30を、楕円状の1つスリット(ミシン目)で構成し、持手部20の長手方向(X方向)の中央部25に配置した。切込部40は、持手部20に形成された指掛部30に対して、持手部20の長手方向(X方向)と略直交する直交方向(Y方向)に対向するように、包装袋FBの本体部10の上面11に設けた。切込部40は、1本のU字状の線状スリットで構成し、切込部40の一部40aが、4つのシートロールSRで囲まれた囲み空間ESと重なるように配置した。切込部40を構成するミシン目のタイカット比は、2mm:2mmとした。この薄葉紙包装体100について、開封抵抗値、耐久性、開封性、取出し性を評価した。結果を表1に示す。
[実施例2]
切込部40を構成するミシン目のタイカット比を2mm:6mmとした以外は、実施例1と同様に、薄葉紙包装体100を作製し、評価した。結果を表1に示す。
[実施例3]
図8、図9に示す薄葉紙包装体100を作製した。この薄葉紙包装体100は、指掛部30を、楕円状の2つスリット(ミシン目)で構成し、この2つスリットを持手部20の長手方向(X方向)の中央部25に所定の間隔をあけて配置し、切込部40を、切込部40の一部40aが、開口部OPの中央部OCと重なるように、包装袋FBの本体部10の上面11に配置した以外は、実施例1と同様に作製し、評価した。結果を表1に示す。
[実施例4]
切込部40を、4つのシートロールSRで囲まれた囲み空間ESと重ならないように配置した以外は、実施例1と同様に、薄葉紙包装体100を作製し、評価した。結果を表1に示す。
[比較例1]
図10、図11に示す薄葉紙包装体100を用意した。この薄葉紙包装体100は、切込部40を設けなかった以外は、実施例1と同様に作製し、評価した。結果を表1に示す。
[比較例2]
図12に示す薄葉紙包装体100を用意した。この薄葉紙包装体100は、包装袋FBの本体部10の第1側面13(一方の側面13a)のみに、直線状のスリット50を形成し、ミシン目のタイカット比を7mm:1mmとした以外は、実施例1と同様に作製し、評価した。結果を表1に示す。
[参考例1]
図13に示す薄葉紙包装体100を用意した。この薄葉紙包装体100では、切込部60の一部(基部61)が、開口部OPの中央部OCと重なり、かつ切込部60が、指掛部30に対して、持手部20の長手方向(X方向)と略直交する直交方向(Y方向)に対向しないように、包装袋FBの本体部10の上面11に配置した以外は、実施例1と同様に作製し、評価した。結果を表1に示す。
Figure 0007104226000001
表1より、切込部40が、指掛部30に対して、持手部20の長手方向(X方向)と略直交する直交方向(Y方向)に対向するように、包装袋FBの本体部10の上面11に設けられた薄葉紙包装体100は、いずれも、耐久性は良好であり、開封性は良好であり、取出し性は3.5以上であった(実施例1~4)。
中でも、切込部40の一部40aが囲み空間ESと重なるもの(実施例1、2)および切込部40の一部40aが開口部OPの中央部OCと重なるもの(実施例3)は、さらに開封抵抗値は2.00kgf未満であった。
これに対して、切込部40が、指掛部30に対して、持手部20の長手方向(X方向)と略直交する直交方向(Y方向)に対向するように、包装袋FBの本体部10の上面11に設けられていない薄葉紙包装体100は、いずれかが、耐久性は不良であり、開封性は不良であり、取出し性は3.5未満であった(比較例1、2、参考例1)。
これらの結果から、包装袋の本体部にロール状の衛生薄葉紙が収容される場合に、開封用の切込部を、指掛部に対して、持手部の長手方向と直交する直交方向に対向するように、包装袋の本体部の上面に設けることより、耐久性、開封性、取出し性に優れる薄葉紙包装体が得られることが判った。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100 薄葉紙包装体
SR シートロール
ST シート
EF 端面
EP 端面の一部
PT 筒状コア
TE 端縁
OP 開口部
OC 中央部
TS コア空間
ES 囲み空間
FB 包装袋
10 本体部
11 上面
11a 接続部
12 下面
13 第1側面
13a 一方の側面
14 第2側面
20 持手部
21 側端
22 側端
23 上端
24 下端
25 中央部
30 指掛部
40 切込部
40a 一部
40b 端部
40c 端部
41 基部
42 延長部
F 指

Claims (2)

  1. ロール状の衛生薄葉紙と、
    前記衛生薄葉紙が収容された包装袋とを有する、薄葉紙包装体であって、
    前記包装袋は、
    前記衛生薄葉紙が収容される本体部と、
    前記本体部の上面に前記本体部と一体に設けられた持手部と、
    前記持手部の長手方向の中央部に形成された指掛部とを有し、
    前記上面には、開封用の切込部が設けられており、
    前記切込部は、前記指掛部に対して、前記長手方向と直交する直交方向に対向し、
    前記衛生薄葉紙は、筒状コアの周方向に巻き付けられており、
    前記衛生薄葉紙は、ロール幅方向のいずれか一方の端面が前記上面と対面し、
    前記筒状コアは、前記衛生薄葉紙の前記一方の端面側の端縁が開口する開口部を有し、
    前記切込部の少なくとも一部が、前記筒状コアの前記開口部と重なり、
    前記切込部は、少なくとも1本の線状スリットで構成されており、
    前記線状スリットの少なくとも2つの端部が、前記本体部の側面のうち同じ側面に向かって延びる、薄葉紙包装体。
  2. 前記切込部の少なくとも一部が、前記開口部の中央部と重なる、請求項1に記載の薄葉紙包装体。
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