JP7103249B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池スタックに関する。
燃料電池スタックを構成する複数の単セルは、それぞれ反応ガス等の漏れを防止するシール部が設けられている(例えば特許文献1参照)。シール部は、セパレータにより弾性圧縮されることにより、シール性を確保している。
特開2000-156234号公報
例えば製造過程において、シール部と、このシール部を弾性圧縮するセパレータとの相対位置が所望の位置からずれると、シール性が低下する可能性がある。
そこで本発明は、シール性の低下が抑制された燃料電池スタックを提供することを目的とする。
上記目的は、隣接した第1及び第2単セルを含む複数の単セルが積層された燃料電池スタックにおいて、前記第1及び第2単セルのそれぞれは、膜電極ガス拡散層接合体と、シール部を含むガスケット、及び前記膜電極ガス拡散層接合体を支持する支持フレーム部、を含む絶縁部材と、前記支持フレーム部に接合された第1セパレータと、前記第1セパレータに接合された第2セパレータと、を含み、前記第1単セルの前記シール部は、前記第2単セルの前記第2セパレータにより弾性圧縮されており、前記第1単セルの前記絶縁部材と前記第1単セルの前記第1セパレータとは、互いに嵌合した嵌合部を有し、前記複数の単セルが積層された積層方向に沿って前記第1単セルの前記嵌合部を前記第1単セルの前記シール部側に投影して形成される領域内に、前記第1単セルの前記シール部の少なくとも一部が含まれ、前記嵌合部は、前記支持フレーム部に形成された嵌合孔部を含み、前記第1単セルの前記第1セパレータは、前記嵌合孔部を介して前記第1単セルの前記ガスケットに当接する、燃料電池スタックによって達成できる。
シール性の低下が抑制された燃料電池スタックを提供できる。
図1は、燃料電池スタックの単セルの分解斜視図である。 図2Aは、図1のA-A線に対応した単セルの断面図であり、図2Bは、単セルのガスケットの一部を上方側から見た図である。 図3は、変形例の単セルの説明図である。 図4Aは、変形例のガスケットの説明図であり、図4B及び図4Cは、変形例の支持フレームの説明図である。
[燃料電池スタックの概略構成]
図1は、燃料電池スタック1の単セル2の分解斜視図である。燃料電池スタック1は、単セル2が複数積層されることで構成される。図1では、一つの単セル2のみを示し、その他の単セルについては省略してある。尚、図1には、互いに直交するX方向、Y方向、及びZ方向を示している。Z方向は、複数の単セル2が積層される方向に相当する。またX方向及びY方向は、略矩形状に形成された単セル2の短手方向及び長手方向に相当する。+Z方向は、鉛直上方向に相当する。
燃料電池スタック1は、反応ガスとして燃料ガス(例えば水素)と酸化剤ガス(例えば酸素)の供給を受けて発電する固体高分子型燃料電池である。単セル2は、膜電極ガス拡散層接合体10(以下、MEGA(Membrane Electrode Gas diffusion layer Assembly)と称する)と、MEGA10を支持する支持フレーム18と、MEGA10を挟持するカソードセパレータ20及びアノードセパレータ40(以下、セパレータと称する)とを含む。MEGA10は、カソードガス拡散層16c及びアノードガス拡散層16a(以下、拡散層と称する)を有している。支持フレーム18は、樹脂製であり、略枠状であって内周側がMEGA10の周縁領域に接合されている。
支持フレーム18の2つの短辺の一方側には孔s1~s3が形成され、他方側には孔s4~s6が形成されている。セパレータ40の2つの短辺の一方側には孔a1~a3が形成され、他方側には孔a4~a6が形成されている。セパレータ20の2つの短辺の一方側には孔c1~c3が形成され、他方側には孔c4~c6が形成されている。孔s1、a1、及びc1は連通してアノード入口マニホールドを画定する。同様に、孔s2、a2、及びc2は、冷媒出口マニホールドを、孔s3、a3、及びc3はカソード出口マニホールドを、孔s4、a4、及びc4はカソード入口マニホールドを、孔s5、a5、及びc5は冷媒入口マニホールドを、孔s6、a6、及びc6はアノード出口マニホールドを画定する。
MEGA10に対向するセパレータ40の面には、カソード入口マニホールドとカソード出口マニホールドとを連通して酸化剤ガスが流れるカソード流路溝40A(以下、流路溝と称する)が形成されている。MEGA10に対向するセパレータ20の面には、アノード入口マニホールドとアノード出口マニホールドとを連通して酸化剤ガスが流れるアノード流路溝20A(以下、流路溝と称する)が形成されている。セパレータ40の流路溝40Aとは反対側の面、及びセパレータ20の流路溝20Aとは反対側の面には、冷媒入口マニホールドと冷媒出口マニホールドとを連通し冷媒が流れる冷媒流路溝20B及び40B(以下、流路溝と称する)がそれぞれ形成されている。流路溝20A及び20Bはセパレータ20の長手方向(Y方向)に延びている。流路溝40A及び40Bも同様に、セパレータ40の長手方向(Y方向)に延びている。
セパレータ20及び40は、ガス遮断性及び導電性を有する材料によって形成され、プレス成形されたステンレス鋼や、チタンやチタン合金といった金属によって形成される薄板状部材、又は緻密質カーボン等のカーボン製部材によって形成してもよい。
MEGA10は、拡散層16a及び16cと、不図示の膜電極接合体(以下、MEA(Membrane Electrode Assembly)と称する)とを有している。MEAは、電解質膜と、電解質膜の一方の面及び他方の面のそれぞれに形成されたアノード触媒層及びカソード触媒層(以下、触媒層と称する)とを含む。電解質膜は、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示す固体高分子薄膜であり、例えばフッ素系のイオン交換膜である。触媒層は、例えば白金(Pt)などを担持したカーボン担体とプロトン伝導性を有するアイオノマとを含む触媒インクを、電解質膜に塗布することにより形成される。拡散層16a及び16cは、ガス透過性及び導電性を有する材料、例えば炭素繊維や黒鉛繊維などの多孔質の繊維基材で形成されている。拡散層16a及び16cは、2つの触媒層のそれぞれに接合されている。
支持フレーム18のセパレータ40と反対側の面には、ガスケット50、及び複数のガスケット60が設けられている。ガスケット50は、孔s1、孔s6、及びMEGA10を含む全体を包囲している。ガスケット60は、孔s2~s5のそれぞれを包囲している。図1に示した単セル2の上方側に隣接する他の単セルのセパレータ20には、支持フレーム18と対向する側の面に、ガスケット50及び60のそれぞれに対応するように、周回状に連続した凹状の溝部が複数形成されている。
[位置決め構造]
図2Aは、図1のA-A線に対応した単セル2の断面図である。図2Aは、ガスケット50が延びた方向に垂直な単セル2の断面図を示している。図2Aには、単セル2に加えてセパレータ20-1を示している。セパレータ20-1は、単セル2よりも+Z方向側に位置して隣接した単セルの一部を構成する。ここで、単セル2に隣接した単セルも、単セル2と同様の部材から構成されており、単セル2のセパレータ20と、隣接した単セルのセパレータ20-1とは同じ部材であるが、便宜上異なる符号を付している。
ガスケット50の基部51は、支持フレーム18に形成された嵌合孔部19を塞ぐように支持フレーム18のセパレータ20-1に対向した第1面181に固定されている。ガスケット50は、嵌合孔部19を塞ぐ板状の基部51と、基部51から+Z方向に突出した突起部52とを含む。突起部52は、セパレータ20-1に弾性圧縮されている。ガスケット50と支持フレーム18とは、絶縁部材の一例である。
支持フレーム18のセパレータ40と対向した第2面182と、セパレータ40とは、熱可塑性又は熱硬化性の接着剤90により接合されている。セパレータ40は、第1セパレータの一例である。セパレータ40は、支持フレーム18の嵌合孔部19に嵌合する嵌合凸部45を備えている。嵌合孔部19及び嵌合凸部45は、嵌合部の一例である。嵌合凸部45は、湾曲するようにして+Z方向側、即ち支持フレーム18側に突出している。尚、セパレータ20及び40は、不図示の接着剤または溶接等により接合されている。また、セパレータ20-1には、単セル2のガスケット50の突起部52に当接して突起部52を弾性圧縮している溝部25が形成されている。溝部25は、+Z方向に窪んでおり、ガスケット50に沿って延びている。同様にセパレータ20にも溝部25が形成されている。セパレータ20の溝部25の一部分が、セパレータ40に当接している。セパレータ20及び20-1は、第2セパレータの一例である。ガスケット50の突起部52がセパレータ20の溝部25により弾性圧縮されており、突起部52と溝部25との間には突起部52による弾性復元力が作用する。これによりガスケット50の突起部52とセパレータ20の溝部25との隙間からアノードガスが外部へと漏れることが抑制されている。ガスケット50の突起部52は、シール部として機能する。
図2Bは、単セル2のガスケット50の一部を上方側から見た図である。嵌合孔部19は、所定の間隔を空けてY方向に並ぶように複数設けられている。嵌合孔部19は、Y方向の方がX方向よりも長いスリット状に形成されている。ガスケット50は、複数の嵌合孔部19を塞ぐようにしてY方向に延在して支持フレーム18の第1面181に固定されている。セパレータ40の嵌合凸部45も同様に、所定の間隔を空けてY方向に並ぶように複数設けられており、複数の嵌合凸部45はそれぞれ複数の嵌合孔部19に嵌合している。このように支持フレーム18の嵌合孔部19とセパレータ40の嵌合凸部45とが嵌合することにより、支持フレーム18とセパレータ40とのXY平面方向での相対的な位置ずれが抑制された状態で両者を接合できる。尚、ガスケット50の突起部52や、セパレータ20及び20-1の溝部25は、断続的に設けられている嵌合孔部19や嵌合凸部45とは異なり、連続的に所定方向に延びるように設けられている。
ここでZ方向に沿って互いに嵌合した支持フレーム18の嵌合孔部19及びセパレータ40の嵌合凸部45をガスケット50側に投影して形成される領域内に、ガスケット50の突起部52が含まれる。換言すれば、互いに嵌合した嵌合孔部19及び嵌合凸部45と、ガスケット50の突起部52とはZ方向で重なっている。このため嵌合孔部19と嵌合凸部45とが嵌合することにより、ガスケット50の突起部52とセパレータ40とのXY平面方向での相対的な位置ずれが抑制される。ここで、支持フレーム18とセパレータ40とを接合する前に、セパレータ40及び20は事前に接合されている。このため、嵌合孔部19及び嵌合凸部45が嵌合することにより、ガスケット50の突起部52と、セパレータ40及び20とのXY平面方向での相対的な位置ずれが抑制される。従って、ガスケット50の突起部52と、セパレータ20の溝部25とのXY平面方向での相対的な位置ずれが抑制して、セパレータ40と支持フレーム18とを接着剤90により接合することができる。このようにして製造された単セル2が複数積層されることにより、図2Aに示した例でいえば、ガスケット50の突起部52とセパレータ20-1の溝部25とのXY平面方向での相対的な位置ずれが抑制される。これにより、ガスケット50の突起部52とセパレータ20-1の溝部25とのXY平面方向での相対位置を所望の位置で、ガスケット50の突起部52をセパレータ20-1の溝部25により弾性圧縮させることができる。これにより、ガスケット50のシール性の低下が抑制される。
図2Aに示した例では、嵌合孔部19及び嵌合凸部45をガスケット50側に投影した領域内に、セパレータ20-1により弾性圧縮される突起部52の全てが含まれるが、これに限定されず、この領域内に突起部52の一部が含まれていてもよい。この領域内に突起部52の一部が含まれる場合であっても、突起部52とセパレータ40及び20とのXY平面方向での相対的な位置ずれが抑制され、突起部52とセパレータ20-1の溝部25とのXY平面方向での相対的な位置ずれが抑制され、ガスケット50のシール性の低下を抑制できる。
図2Aに示すように、ガスケット50の基部51は、セパレータ40の嵌合凸部45にも当接しているがこれに限定されず、ガスケット50の基部51とセパレータ40の嵌合凸部45とは離間していてもよい。嵌合孔部19は、支持フレーム18を貫通しているがこれに限定されず、嵌合孔部19の代わりに、支持フレーム18の第2面182に設けられ+Z方向に窪んだ凹部を設けて、この凹部とセパレータ40の嵌合凸部45とを嵌合させてもよい。
図2Bに示したように、複数の嵌合孔部19は、ガスケット50の直線状に延びた部位に対応して設けられているがこれに限定されない。例えば、ガスケット50が湾曲した部分に対応するように、嵌合孔部19を湾曲状に形成し、これに対応するように嵌合凸部45も湾曲させてもよい。
その他、ガスケット60についても、同様の構造によりセパレータ40とのXY平面方向での位置ずれが抑制される構成を採用してもよい。
[変形例]
次に、複数の変形例について説明する。尚、変形例について、上述した本実施例と同一の構成については同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。図3は、変形例の単セル2aの説明図である。ガスケット50aは、基部51から-Z方向に突出した嵌合凸部55aを有している。嵌合凸部55aは、支持フレーム18aの逃げ孔部19aに嵌合して、支持フレーム18aの第2面182から-Z方向側、即ちセパレータ40a側に突出している。逃げ孔部19aも上述した嵌合孔部19と同様に、所定の間隔を空けて複数設けられており、これに対応するように、ガスケット50aの嵌合凸部55aも、所定の間隔を空けて複数設けられている。
セパレータ40aには、ガスケット50aの嵌合凸部55aに嵌合する嵌合凹部45aが形成されている。嵌合凹部45aは、嵌合凸部55aの形状に対応するように、-Z方向に突出するように湾曲している。また、セパレータ20aの溝部25aには、嵌合凹部45aとの干渉を回避するために、-Z方向に退避した退避部26aが形成されている。退避部26aは、溝部25aの底面から僅かに-Z方向に突出するように形成されている。セパレータ20a-1の退避部26aは、ガスケット50aの突起部52を弾性圧縮する。ガスケット50aと支持フレーム18aとは、絶縁部材の一例である。
本変形例においても、Z方向に沿って互いに嵌合したガスケット50aの嵌合凸部55a及びセパレータ40aの嵌合凹部45aをガスケット50a側に投影して形成される領域内に、ガスケット50aの突起部52は含まれる。このため、ガスケット50aの突起部52とセパレータ20a―1の退避部26aとのXY平面方向での相対的な位置ずれを抑制でき、ガスケット50aのシール性の低下が抑制されている。
尚、上述したガスケット50及び50aはゴム製であるため、支持フレーム18及び18aやセパレータ40及び40aよりも変形が容易である。このため、変形例のようにガスケット50aの嵌合凸部55aとセパレータ40aの嵌合凹部45aとが嵌合することにより位置決めされる構成よりも、上述した本実施例のように支持フレーム18の嵌合孔部19とセパレータ40の嵌合凸部45とが嵌合することにより位置決めされる構成の方が、位置精度は向上している。
図4Aは、変形例のガスケット50bの説明図である。尚、図4Aには、支持フレーム18とガスケット50bとのみを示し、セパレータ40、20、及び20-1については省略してある。ガスケット50bは、板状であって、上述したガスケット50及び50aとは異なり突起部52は形成されておらず、平坦面52bが形成されている。平坦面52bは、上述したセパレータ20-1の溝部25に当接してガスケット50b全体が弾性圧縮される。ガスケット50bと支持フレーム18とは絶縁部材の一例である。本変形例では、平坦面52bがシール部として機能する。本変形例においても、Z方向に沿って嵌合孔部19及び嵌合凸部45をガスケット50b側に投影して形成される領域内に、ガスケット50bは含まれるため、ガスケット50bとセパレータ20―1の溝部25とのXY平面方向での相対的な位置ずれを抑制でき、ガスケット50bのシール性の低下が抑制されている。
尚、ガスケット50bの平坦面52bの全体ではなく一部のみがセパレータに当接してガスケット50bの一部分が弾性圧縮される場合には、嵌合孔部19及び嵌合凸部45をガスケット50b側に投影して形成される領域内に、その弾性圧縮される部位の少なくとも一部が含まれていればよい。この場合、弾性圧縮される部位がシール部として機能する。
図4Bは、変形例の支持フレーム18cの説明図である。支持フレーム18cとガスケット部50cとは同一の弾性材料により一体に形成されている。ガスケット部50cと支持フレーム18cとは、絶縁部材の一例である。ガスケット部50cの突起部52cは+Z方向に突出しており、上述したセパレータ20―1の溝部25に弾性圧縮される。本変形例では、突起部52cがシール部として機能する。また、支持フレーム18cの嵌合凹部19cは、+Z方向に窪んでいる。本変形例においても、Z方向に沿って嵌合凹部19c及び嵌合凸部45をガスケット部50c側に投影して形成される領域内に、ガスケット部50cの突起部52cは含まれるため、ガスケット部50cの突起部52cとセパレータ20―1の溝部25とのXY平面方向での相対的な位置ずれを抑制でき、ガスケット部50cのシール性の低下が抑制されている。
図4Cは、変形例の支持フレーム18dの説明図である。支持フレーム18dはガスケット部50dと同一の弾性材料により一体に形成されている。ガスケット部50dと支持フレーム18dとは、絶縁部材の一例である。ガスケット部50dは、ガスケット50bと同様の形状であり、平坦面52dがセパレータ20-1の溝部25に当接してガスケット部50d全体が弾性圧縮される。本変形例では、平坦面52dがシール部として機能する。本変形例においても、Z方向に沿って嵌合凹部19c及び嵌合凸部45をガスケット部50d側に投影して形成される領域内に、ガスケット部50dは含まれるため、ガスケット部50dとセパレータ20―1の溝部25とのXY平面方向での相対的な位置ずれを抑制でき、ガスケット部50dのシール性の低下が抑制されている。
ガスケット部50dの平坦面52dの全体ではなく一部のみがセパレータに当接してガスケット部50dの一部分が弾性圧縮される場合には、嵌合凹部19d及び嵌合凸部45をガスケット部50d側に投影して形成される領域内に、その弾性圧縮される部位の少なくとも一部が含まれていればよい。
図4A~図4Cに示したガスケット50bやガスケット部50c及び50dにも、図3に示したガスケット50aのように嵌合凸部55aが形成されていてもよい。
例えば、図4Aに示した支持フレーム18の嵌合孔部19を塞ぐように支持フレーム18の第1面181のほぼ全面に亘って、支持フレーム18よりも弾性変形が容易な弾性層が形成され、この弾性層を介して支持フレーム18の第1面181と対向したセパレータが、支持フレーム18の第1面181に向けて突出したビード部を有し、このビード部が弾性層の一部を弾性圧縮する構成であってもよい。この場合、Z方向に沿って嵌合孔部19及び嵌合凸部45を弾性層側に投影した領域内に、ビード部により弾性層が弾性圧縮される部位が含まれていればよい。また、このような構成においても、支持フレーム18と弾性層とに相当する部分とが同一材料により一体に形成されていてもよい。
上記実施例では、第1セパレータの一例であるセパレータ40がアノードセパレータであり、第2セパレータの一例であるセパレータ20及び20-1はカソードセパレータであるが、これに限定されず、第1セパレータの一例としてカソードセパレータであり、第2セパレータの一例としてアノードセパレータであってもよい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
10 膜電極ガス拡散層接合体
18 支持フレーム
19 嵌合孔(嵌合部)
40 アノードセパレータ(第1セパレータ)
45 嵌合凸部(嵌合部)
20,20-1 カソードセパレータ(第2セパレータ)
50 ガスケット
52 (シール部)

Claims (1)

  1. 隣接した第1及び第2単セルを含む複数の単セルが積層された燃料電池スタックにおいて、
    前記第1及び第2単セルのそれぞれは、
    膜電極ガス拡散層接合体と、
    シール部を含むガスケット、及び前記膜電極ガス拡散層接合体を支持する支持フレーム部、を含む絶縁部材と、
    前記支持フレーム部に接合された第1セパレータと、
    前記第1セパレータに接合された第2セパレータと、を含み、
    前記第1単セルの前記シール部は、前記第2単セルの前記第2セパレータにより弾性圧縮されており、
    前記第1単セルの前記絶縁部材と前記第1単セルの前記第1セパレータとは、互いに嵌合した嵌合部を有し、
    前記複数の単セルが積層された積層方向に沿って前記第1単セルの前記嵌合部を前記第1単セルの前記シール部側に投影して形成される領域内に、前記第1単セルの前記シール部の少なくとも一部が含まれ
    前記嵌合部は、前記支持フレーム部に形成された嵌合孔部を含み、
    前記第1単セルの前記第1セパレータは、前記嵌合孔部を介して前記第1単セルの前記ガスケットに当接する、燃料電池スタック。
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