JP7102708B2 - 周波数特性測定装置及び周波数特性測定方法 - Google Patents
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スウェプトサイン波等の非正弦波をサーボ制御系に入力してサーボ制御系の出力(又はその指標値)を測定し、入出力の関係を高速フーリエ変換(場合によっては、離散フーリエ変換)を用いて解析することにより、周波数特性を測定するFFT法。
周波数特性の一般的な用途では、低周波数側の特性(ゲイン及び/又は位相)の精度は、高くなくても良い。従って、本発明の周波数特性測定装置によれば、サーボ制御系の、実用上十分な精度を有する周波数特性を、既存のFRA法よりも短時間で得ることができる。
により特定された位相と前々回の前記特定処理により特定された位相の差の絶対値が第2所定値未満である場合には、前記比例係数として第1比例係数を用い、そうではない場合には、前記第1比例係数よりも小さな第2比例係数を用いる算出手段と、』を備える手段であっても良い。このような構成の第2測定手段を採用しておけば、ゲイン曲線の傾き又は位相曲線の傾きが比較的に小さい周波数範囲におけるゲイン及び位相の測定頻度を低くすることができる。従って、サーボ制御系の周波数特性をより短時間で得ることが可能となる。
図1に、本発明の第1実施形態に係る周波数特性測定装置12を備えたサーボドライバ10の概略構成及び使用形態を示す。
トは、図示してあるような各種機能ブロックを備えた制御部11及び周波数特性測定装置12として機能する。
ここで、αとは、FRA用測定処理(詳細は後述)時における測定周波数の増加率として予め定められている値のことである。また、fendとは、特性値(ゲイン、位相)を測定すべき周波数帯域の上限周波数として予め定められている値のことであり、INT(x)とは、xの小数点以下を切り捨てる演算子(関数)のことである。
示してあるように、まず、記憶部16にアクセスすることにより、現在の切替周波数fSWと数値nとを把握する(ステップS101)。このステップS101の処理が行われるようにしているのは、記憶部16内の切替周波数fSW及び数値nが調整部17によって変更される場合(詳細は後述)があるためである。
周波数特性をFFT法により測定し、サーボ制御系の高周波数側(切替周波数fSW以上の周波数帯域)の周波数特性をFRA法により測定する。そして、測定部15は、測定した2つの周波数特性の合成結果を、サーボ制御系の周波数特性として外部装置に送信(返送)する。同じ周波数帯域の周波数特性の測定に要する時間は、FFT法の方が、FRA法よりも短く、周波数特性の一般的な用途では、低周波数側の特性(ゲイン及び/又は位相)の精度は、高くなくても良い。従って、周波数特性測定装置12によれば、サーボ制御系の、実用上十分な精度を有する周波数特性を、FRA法により周波数特性を測定する装置よりも短時間で得ることができる。
以下、各動作モードでの調整部17の動作を順に説明する。なお、いずれの動作モードで動作している場合にも、調整部17は、動作モードの変更指示を受け付ける。そして、調整部17は、動作モードの変更指示を受け付けた場合には、当該変更指示で指定されている動作モードを示す値に、記憶部内の動作モードフラグFmodeの値を変更してから、当該動作モードでの動作を開始する。
第1動作モードで動作している場合、調整部17は、外部装置からの切替周波数fSWの変更指示と測定時間の変更指示とを受け付ける。
記した(1)式と以下の(2a)式とから、反復法(二分法等)により、上記組合せを求める。また、制御部17は、α=kである場合には、(1)式と以下の(2b)式とから、反復法により、上記組合せを求める。
なお、既に説明したように、Ns、Tsは、それぞれ、FFT用測定処理時のサンプリング回数、サンプリング周期である。Nrは、FRA用測定処理時における、1周期分の切替周波数fSWの正弦波の繰り返し回数であり、kは、当該繰り返し回数の増加率である。また、αは、FRA用測定処理時における測定周波数の増加率である。
今回、受け付けた測定時間の変更指示に対する処理を終了する。
第2動作モードで動作している場合、調整部17は、ノッチフィルタ23の中心周波数fnが変更されるのを監視する。
第3動作モードで動作している場合、調整部17は、速度比例ゲインKvpが変更されるのを監視する。
定装置12によれば、ノッチフィルタ23の設定の変更・確認を短時間で行うことや、速度比例ゲインKvpの変更・確認を、短時間で行うことが可能となる。
以下、第1実施形態の説明時に用いたものと同じ符号を用いて、本発明の第2実施形態に係る周波数特性測定装置12について、第1実施形態に係る周波数特性測定装置12と異なる部分を中心に説明する。
以下、第1実施形態の説明時に用いたものと同じ符号を用いて、本発明の第3実施形態に係る周波数特性測定装置12について、第1実施形態に係る周波数特性測定装置12と異なる部分を中心に説明する。なお、説明の便宜上、以下では、第1実施形態に係る周波数特性測定装置12、第3実施形態に係る周波数特性測定装置12のことを、それぞれ、第1測定装置12、第3測定装置12とも表記する。
のNrpt周期分の正弦波をサーボ制御系に入力し、正弦波入力中のモータ30の速度を所
定のサンプリング周期で測定する(ステップS402)。次いで、測定部15は、モータ30の速度の測定結果を解析することにより、サーボ制御系の周波数fmにおけるゲイン
及び位相(単位は、degree)を特定して記憶する(ステップS403)。
改良FRA法による周波数特性測定処理(ステップS303)を終えた測定部15は、ステップS302の処理と改良FRA法による周波数特性測定処理とにより得られた2つの周波数特性を合成することにより、サーボ制御系の全周波数帯域における周波数特性を生成する(ステップS304)。そして、測定部15は、生成した周波数特性を、周波数
特性測定指示への応答として外部装置に送信(ステップS304)してから、今回の第3周波数特性測定処理を終了する。
上記した各実施形態に係る周波数特性測定装置12は、各種の変形を行えるものである。例えば、各実施形態に係る周波数特性測定装置12を、サーボドライバ10(サーボ制御系)外の装置に変形することができる。周波数特性を得るために測定する値は、サーボ制御系の出力と相関する値であれば良いので、各実施形態に係る周波数特性測定装置12を、モータ30の速度以外の値を測定する装置に変形しても良い。
値が測定される中間周波数帯域が存在するように、FFT法とFRA法とにより周波数特性を測定し、FFT法、FRA法による中間周波数帯域における特性値の測定結果を加重平均することにより中間周波数帯域の周波数特性を得る装置に変形しても良い。また、各実施形態に係る周波数特性測定装置12から、幾つかの機能を取り除いても良いことや、具体的な処理手順が上記した処理手順通りでなくても良いことは当然のことである。
11 制御部
12 周波数特性測定装置
13 パワー回路
15 測定部
16 記憶部
17 調整部
21 位置制御部
22 速度制御部
23 ノッチフィルタ
24 電流制御部
26 速度演算部
30 モータ
31 位置検出器
35 被駆動体
36 ステージ
Claims (10)
- 入力された指令に従って制御対象を制御するサーボ制御系の周波数特性を測定するための周波数特性測定装置であって、
非正弦波を前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、第1周波数以下の周波数領域における周波数特性を測定する第1測定手段と、
前記第1周波数以上の、周波数が互いに異なる複数の正弦波のそれぞれを順々に前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、前記第1周波数以上の周波数領域における周波数特性を測定する第2測定手段と、
前記第1測定手段により測定された前記周波数特性と前記第2測定手段により測定された前記周波数特性とを合成することにより、前記サーボ制御系の周波数特性を生成する生成手段と、
前記第1周波数を、前記第1測定手段による前記周波数特性の測定に要する時間と前記第2測定手段による前記周波数特性の測定に要する時間との和が、新たに指定された測定時間以下となる最も低い周波数に調整する調整手段と、
を備えることを特徴とする周波数特性測定装置。 - 入力された指令に従って制御対象を制御するサーボ制御系の周波数特性を測定するための周波数特性測定装置であって、
非正弦波を前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、第1周波数以下の周波数領域における周波数特性を測定する第1測定手段と、
前記第1周波数以上の、周波数が互いに異なる複数の正弦波のそれぞれを順々に前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、前記第1周波数以上の周波数領域における周波数特性を測定する第2測定手段と、
前記第1測定手段により測定された前記周波数特性と前記第2測定手段により測定された前記周波数特性とを合成することにより、前記サーボ制御系の周波数特性を生成する生成手段と、
新たな測定時間が指定された場合に、前記第1周波数を、前記第1測定手段による前記
周波数特性の測定に要する時間と前記第2測定手段による前記周波数特性の測定に要する時間との和が前記測定時間以下となる最も低い周波数に調整する第1調整処理と、前記サーボ制御系が備えるノッチフィルタの中心周波数が調整された場合に、前記第1周波数を、調整後の前記中心周波数に応じた値に調整する第2調整処理と、前記サーボ制御系の速度フィードバックループの速度比例ゲインが調整された場合に、前記第1周波数を前記速度比例ゲインに応じた周波数に調整する第3調整処理とを実行可能な調整手段であって、前記第1~第3調整処理のいずれを実行するかを設定可能な調整手段と、
を備えることを特徴とする周波数特性測定装置。 - 入力された指令に従って制御対象を制御するサーボ制御系の周波数特性を測定するための周波数特性測定装置であって、
非正弦波を前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、第1周波数以下の周波数領域における周波数特性を測定する第1測定手段と、
前記第1周波数以上の、周波数が互いに異なる複数の正弦波のそれぞれを順々に前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、前記第1周波数以上の周波数領域における周波数特性を測定する第2測定手段と、
前記第1測定手段により測定された前記周波数特性と前記第2測定手段により測定された前記周波数特性とを合成することにより、前記サーボ制御系の周波数特性を生成する生成手段と、
を備え、
前記第2測定手段は、
注目周波数の正弦波を前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定し、測定結果に基づいて前記サーボ制御系の前記注目周波数におけるゲイン及び位相を特定する特定処理を繰り返すことにより、前記サーボ制御系の、前記第1周波数以上の周波数領域における周波数特性を測定する処理実行手段と、
前記処理実行手段による2回目以降の前記特定処理の完了毎に、完了した前記特定処理における前記注目周波数に比例係数を乗じることで前記処理実行手段により次に実行される前記特定処理における前記注目周波数を算出する算出手段であって、前回の前記特定処理により特定されたゲインと前々回の前記特定処理により特定されたゲインの差の絶対値が第1所定値未満であり、且つ、前回の前記特定処理により特定された位相と前々回の前記特定処理により特定された位相の差の絶対値が第2所定値未満である場合には、前記比例係数として第1比例係数を用い、そうではない場合には、前記第1比例係数よりも小さな第2比例係数を用いる算出手段と、
を備える
ことを特徴とする周波数特性測定装置。 - 前記処理実行手段による2回目以降の前記特定処理の完了毎に、前記処理実行手段により次に実行される前記特定処理にて前記サーボ制御系に入力される前記正弦波の周期数を算出する第2算出手段であって、前回の前記特定処理により特定されたゲインと前々回の前記特定処理により特定されたゲインの差の絶対値が前記第1所定値未満であり、且つ、前回の前記特定処理により特定された位相と前々回の前記特定処理により特定された位相の差の絶対値が前記第2所定値未満である場合には、そうではない場合よりも小さな周期数を算出する第2算出手段を、さらに備える、
ことを特徴とする請求項3に記載の周波数特性測定装置。 - 入力された指令に従って制御対象を制御するサーボ制御系の周波数特性を測定するための周波数特性測定装置であって、
非正弦波を前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標
値を測定することにより、前記サーボ制御系の、第1周波数以下の周波数領域における周波数特性を測定する第1測定手段と、
前記第1周波数以上の、周波数が互いに異なる複数の正弦波のそれぞれを順々に前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、前記第1周波数以上の周波数領域における周波数特性を測定する第2測定手段と、
前記第1測定手段により測定された前記周波数特性と前記第2測定手段により測定された前記周波数特性とを合成することにより、前記サーボ制御系の周波数特性を生成する生成手段と、
を備え、
前記第1測定手段は、前記サーボ制御系の、前記第1周波数よりも高い第2周波数までの周波数領域における周波数特性を測定し、
前記生成手段は、前記第1測定手段により測定された前記周波数特性である第1周波数特性の前記第1周波数以下の周波数領域の部分である第1部分と、前記第2測定手段により測定された前記周波数特性である第2周波数特性の前記第2周波数以上の周波数領域の部分である第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分との境界において特性値が連続するように前記第1周波数特性及び前記第2周波数特性の前記第1周波数から前記第2周波数までの周波数領域の部分を加重平均した第3部分とを含む周波数特性を、前記サーボ制御系の周波数特性として生成する、
ことを特徴とする周波数特性測定装置。 - 入力された指令に従って制御対象を制御するサーボ制御系の周波数特性を測定するための周波数特性測定方法であって、
コンピュータが、
非正弦波を前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、第1周波数以下の周波数領域における周波数特性を測定する第1測定ステップと、
前記第1周波数以上の、周波数が互いに異なる複数の正弦波のそれぞれを順々に前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、前記第1周波数以上の周波数領域における周波数特性を測定する第2測定ステップと、
前記第1測定ステップにより測定された前記周波数特性と前記第2測定ステップにより測定された前記周波数特性とを合成することにより、前記サーボ制御系の周波数特性を生成する生成ステップと、
前記第1周波数を、前記第1測定ステップによる前記周波数特性の測定に要する時間と前記第2測定ステップによる前記周波数特性の測定に要する時間との和が、新たに指定された測定時間以下となる最も低い周波数に調整する調整ステップと、
を行う、ことを特徴とする周波数特性測定方法。 - 入力された指令に従って制御対象を制御するサーボ制御系の周波数特性を測定するための周波数特性測定方法であって、
コンピュータが、
非正弦波を前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、第1周波数以下の周波数領域における周波数特性を測定する第1測定ステップと、
前記第1周波数以上の、周波数が互いに異なる複数の正弦波のそれぞれを順々に前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、前記第1周波数以上の周波数領域における周波数特性を測定する第2測定ステップと、
前記第1測定ステップにより測定された前記周波数特性と前記第2測定ステップにより
測定された前記周波数特性とを合成することにより、前記サーボ制御系の周波数特性を生成する生成ステップと、
新たな測定時間が指定された場合に、前記第1周波数を、前記第1測定ステップによる前記周波数特性の測定に要する時間と前記第2測定ステップによる前記周波数特性の測定に要する時間との和が前記測定時間以下となる最も低い周波数に調整する第1調整処理と、前記サーボ制御系が備えるノッチフィルタの中心周波数が調整された場合に、前記第1周波数を、調整後の前記中心周波数に応じた値に調整する第2調整処理と、前記サーボ制御系の速度フィードバックループの速度比例ゲインが調整された場合に、前記第1周波数を前記速度比例ゲインに応じた周波数に調整する第3調整処理とを実行可能な調整ステップであって、前記第1~第3調整処理のいずれを実行するかを設定可能な調整ステップと、
を行う、ことを特徴とする周波数特性測定方法。 - 入力された指令に従って制御対象を制御するサーボ制御系の周波数特性を測定するための周波数特性測定方法であって、
コンピュータが、
非正弦波を前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、第1周波数以下の周波数領域における周波数特性を測定する第1測定ステップと、
前記第1周波数以上の、周波数が互いに異なる複数の正弦波のそれぞれを順々に前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、前記第1周波数以上の周波数領域における周波数特性を測定する第2測定ステップと、
前記第1測定ステップにより測定された前記周波数特性と前記第2測定ステップにより測定された前記周波数特性とを合成することにより、前記サーボ制御系の周波数特性を生成する生成ステップと、
を行い、
前記第2測定ステップは、
注目周波数の正弦波を前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定し、測定結果に基づいて前記サーボ制御系の前記注目周波数におけるゲイン及び位相を特定する特定処理を繰り返すことにより、前記サーボ制御系の、前記第1周波数以上の周波数領域における周波数特性を測定する処理実行ステップと、
前記処理実行ステップによる2回目以降の前記特定処理の完了毎に、完了した前記特定処理における前記注目周波数に比例係数を乗じることで前記処理実行ステップにより次に実行される前記特定処理における前記注目周波数を算出する算出ステップであって、前回の前記特定処理により特定されたゲインと前々回の前記特定処理により特定されたゲインの差の絶対値が第1所定値未満であり、且つ、前回の前記特定処理により特定された位相と前々回の前記特定処理により特定された位相の差の絶対値が第2所定値未満である場合には、前記比例係数として第1比例係数を用い、そうではない場合には、前記第1比例係数よりも小さな第2比例係数を用いる算出ステップと、
を備える、ことを特徴とする周波数特性測定方法。 - 前記処理実行ステップによる2回目以降の前記特定処理の完了毎に、前記処理実行ステップにより次に実行される前記特定処理にて前記サーボ制御系に入力される前記正弦波の周期数を算出する第2算出ステップであって、前回の前記特定処理により特定されたゲインと前々回の前記特定処理により特定されたゲインの差の絶対値が前記第1所定値未満であり、且つ、前回の前記特定処理により特定された位相と前々回の前記特定処理により特定された位相の差の絶対値が前記第2所定値未満である場合には、そうではない場合よりも小さな周期数を算出する第2算出ステップを、さらに備える、
ことを特徴とする請求項8に記載の周波数特性測定方法。 - 入力された指令に従って制御対象を制御するサーボ制御系の周波数特性を測定するための周波数特性測定方法であって、
コンピュータが、
非正弦波を前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、第1周波数以下の周波数領域における周波数特性を測定する第1測定ステップと、
前記第1周波数以上の、周波数が互いに異なる複数の正弦波のそれぞれを順々に前記指令として前記サーボ制御系に入力して前記サーボ制御系の出力の指標値を測定することにより、前記サーボ制御系の、前記第1周波数以上の周波数領域における周波数特性を測定する第2測定ステップと、
前記第1測定ステップにより測定された前記周波数特性と前記第2測定ステップにより測定された前記周波数特性とを合成することにより、前記サーボ制御系の周波数特性を生成する生成ステップと、
を行い、
前記第1測定ステップでは、前記サーボ制御系の、前記第1周波数よりも高い第2周波数までの周波数領域における周波数特性を測定し、
前記生成ステップでは、前記第1測定ステップにより測定された前記周波数特性である第1周波数特性の前記第1周波数以下の周波数領域の部分である第1部分と、前記第2測定ステップにより測定された前記周波数特性である第2周波数特性の前記第2周波数以上の周波数領域の部分である第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分との境界において特性値が連続するように前記第1周波数特性及び前記第2周波数特性の前記第1周波数から前記第2周波数までの周波数領域の部分を加重平均した第3部分とを含む周波数特性を、前記サーボ制御系の周波数特性として生成する、
ことを特徴とする周波数特性測定方法。
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