JP7102450B2 - 誤り率測定システム及び誤り率測定方法 - Google Patents

誤り率測定システム及び誤り率測定方法 Download PDF

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本発明は、被測定物の測定時に8b10bエンコード方式にて変換したパターンをKコードとDコードで設定する誤り率測定システム及び誤り率測定方法に関する。
従来、所望のディジタル通信装置を被測定物とし、この被測定物におけるビット誤り率を測定する場合には、例えば下記特許文献1に開示される誤り率測定装置が用いられる。この種の誤り率測定装置では、被測定物が電気的なストレスをどの程度許容できるかを測定するため、パターン発生器から既知パターンの電気的ストレス信号をテスト信号として被測定物に印可し、このテスト信号を被測定物内部又は外部でループバックして受信し、受信した信号とテスト信号との比較により、テスト信号の印可量に対してエラーの有無を測定するジッタ耐力測定を行っている。
上述した被測定物の誤り率を測定する場合には、被測定物に送信されるパターンや被測定物からループバックにより受信した信号と比較するための基準となるパターンは、主に2進数、16進数のどちらかを選択して入力設定するのが一般的であった。具体的に、2進数を選択した場合は0,1で入力し、16進数を選択した場合は0~Fで入力して設定を行っていた。
特開2007-274474号公報
ところで、PCIe、USB等のシリアル通信の規格において使用されるシリアルデータエンコード方式である8b10bエンコードで変換したパターンを送信したい場合には、KコードやDコードと呼ばれる独自のシンボル表記に則った設定が行えるとユーザにとって便利であるが、単純な2進数や16進数のみで表現することが不可能であった。
しかも、従来、KコードやDコードをユーザにとって馴染みがあるマウスやロータリエンコーダを用いて設定する方法は存在せず、キーボードまたはそれに準ずる機能(例えばソフトウェアテンキー、ソフトウェアキーボードなど)による入力が必須であった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、キーボードまたはそれに準ずる機能を要せずにパターンの設定を行うことができる誤り率測定システム及び誤り率測定方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載された誤り率測定システムは、被測定物Wの測定時に8b10bエンコード方式にて変換したパターンをKコードとDコードで設定するパターン設定装置を備えた誤り率測定システム1において、
前記パターン設定装置は、
前記Kコードと前記Dコードのシンボルにより前記パターンを設定するためのパターン設定画面12を表示する表示部6と、
左ボタン11aのクリック操作により前記パターン設定画面上のシンボルを選択し、当該シンボルが選択された状態でスクロールホイール11bのクリック操作と回転操作の組み合わせにより前記選択されたシンボルの桁の解除と切り替え選択を行い、前記シンボルの桁が選択された状態で前記スクロールホイールの回転操作によりK/Dの切り替えまたは数字の増減を行うマウス11と、
前記選択されたシンボルがKコードの数字の桁が選択された状態で前記マウスのスクロールホイールの回転操作により前記Kコードに存在しない値となったときに、当該Kコードに存在しない値に最も近くて前記Kコードに存在する値に丸め処理する丸め処理手段7dとを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載された誤り率測定システムは、請求項1の誤り率測定システムにおいて、
前記シンボルの数字の桁が選択された状態で前記マウスのスクロールホイールを回転操作して数字の増減を行ったときに、前記数字の増減の可変範囲をコードに存在する数値範囲に制限する可変制限手段7cを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載された誤り率測定システムは、請求項1または2の誤り率測定システムにおいて、
前記パターン設定画面12上のシンボルが選択された状態で、クリック操作と回転操作の組み合わせにより前記選択されたシンボルの桁の解除と切り替え選択を行い、前記シンボルの桁が選択された状態で回転操作によりK/Dの切り替えまたは数字の増減を行うロータリーエンコーダ21を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項4に記載された誤り率測定方法は、被測定物Wの測定時に8b10bエンコード方式にて変換したパターンをKコードとDコードで設定する誤り率測定方法において、
前記Kコードと前記Dコードのシンボルにより前記パターンを設定するためのパターン設定画面12を表示するステップと、
マウス11の左ボタン11aのクリック操作により前記パターン設定画面上のシンボルを選択するステップと、
前記シンボルが選択された状態で前記マウスのスクロールホイール11bのクリック操作と回転操作の組み合わせにより前記選択されたシンボルの桁の解除と切り替え選択を行うステップと、
前記シンボルの桁が選択された状態で前記マウスのスクロールホイールの回転操作によりK/Dの切り替えまたは数字の増減を行うステップと、
前記選択されたシンボルがKコードの数字の桁が選択された状態で前記マウスのスクロールホイールの回転操作により前記Kコードに存在しない値となったときに、前記Kコードに存在しない値に最も近くて前記Kコードに存在する値に丸め処理するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の請求項5に記載された誤り率測定方法は、請求項4の誤り率測定方法において、
前記シンボルの数字の桁が選択された状態で前記マウスのスクロールホイールを回転操作して数字の増減を行ったときに、前記数字の増減の可変範囲をコードに存在する数値範囲に制限するステップを含むことを特徴とする。
本発明の請求項6に記載された誤り率測定方法は、請求項4または5の誤り率測定方法において、
前記パターン設定画面12上のシンボルが選択された状態で、ロータリーエンコーダ21のクリック操作と回転操作の組み合わせにより前記選択されたシンボルの桁の解除と切り替え選択を行い、前記シンボルの桁が選択された状態で前記ロータリーエンコーダの回転操作によりK/Dの切り替えまたは数字の増減を行うステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、パターン設定画面におけるKコードやDコードの入力時に、キーボードまたはそれに準ずる機能を要せず、ユーザにとって馴染みがあるマウスやロータリーエンコーダの操作により簡易かつ素早く望みの値を設定することが可能となり、ユーザの使い勝手が向上する。
本発明に係る誤り率測定システムの概略構成を示すブロック図である。 (a)パターン設定に使用されるマウスの平面図、(b)はパターン設定に使用されるロータリエンコーダの平面図である。 8b10bのパターン設定画面の一例を示す図である。 Dコードのシンボルを選択して設定を行った場合の一例を示す図である。 Kコードのシンボルを選択して設定を行った場合の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態の誤り率測定システム1は、被測定物Wを信号パターン折り返しのステートに遷移させた状態で既知パターンの例えばパルス振幅変調(PAM:Pulse-Amplitude Modulation)による多値信号をテスト信号として被測定物Wを送信し、このテスト信号の送信に伴って被測定物Wから折り返して受信する入力データのビット誤り率を測定するものである。
誤り率測定システム1は、パターン発生器2、誤り検出器3、操作部4、記憶部5、表示部6、制御部7を備えて構成される。なお、本実施の形態では、操作部4、記憶部5、表示部6、制御部7がパターン設定装置の機能を兼ね備える。パターン設定装置は、被測定物Wの測定時に8b10bエンコード方式にて変換したパターンをKコードとDコードで設定するものである。
パターン発生器2は、被測定部Wに入力するパターン信号または誤り検出器3に入力する基準のパターン信号として、後述するパターン設定方法により設定されたKコード、Dコードに基づく既知データからなる多値信号(例えばPAM4信号)をパターン信号として発生する。
誤り検出器3は、パターン発生器2が発生する既知のパターン信号がテスト信号として被測定物Wに入力されたときに、このテスト信号の入力に伴う被測定物Wからの信号と、パターン発生器2が発生する基準のパターン信号との比較により被測定物Wの誤り率などを測定する。
操作部4は、後述するパターン設定方法に用いられる図2(a)のマウス11を備えており、図1の誤り率測定システムが装備する例えば図2(b)のロータリエンコーダ21、各種キー、スイッチ、ボタンや表示部6の表示画面上のソフトキーなどのユーザインタフェースを含む。
マウス11は、XY座標方向(二次元方向)の移動により図3のパターン設定画面12上のカーソルキー12aを設定対象のKコードまたはDコードのシンボルまで移動させ、左ボタン11aのクリック操作(図2(a)の[1])によりKコードまたはDコードのシンボルを選択する。また、マウス11は、左ボタン11aのクリック操作によりKコードまたはDコードのシンボルが選択された状態でスクロールホイール11bのクリック操作(図2(a)の[2])と回転操作(図2(a)の[3]または[4])の組み合わせにより選択されたKコードまたはDコードのシンボルの桁(英文字の桁、整数部の一の位の桁、小数部の桁)の解除と切り替え選択を行う。さらに、マウス11は、KコードまたはDコードのシンボルの桁が選択された状態でスクロールホイール11bの回転操作(図2(a)の[3]または[4])により英文字K/Dの切り替えまたは数字の増減を行う。
ロータリーエンコーダ21は、マウス11に代わるもので、図3のパターン設定画面12上のKコードまたはDコードのシンボルが選択された状態で、ボタン21aのクリック操作(図2(b)の[2])と回転操作(図2(b)の[3]または[4])の組み合わせにより、選択されたシンボルの桁(英文字の桁、整数部の一の位の桁、小数部の桁)の解除と切り替え選択を行う。また、ロータリーエンコーダ21は、KコードまたはDコードのシンボルの桁が選択された状態で回転操作により英文字K/Dの切り替えまたは数字の増減を行う。
なお、ロータリーエンコーダ21を用いる場合、図3のパターン設定画面12上のKコードまたはDコードのシンボルの選択は、マウス11の左ボタン11aのクリック操作により行うことが可能であるが、より操作の簡易化を図るため、図3のパターン設定画面12をタッチパネルで構成してパターン設定画面12上のKコードまたはDコードのシンボルをタッチ操作により選択するのが好ましい。
記憶部5は、パターン発生器2からテスト信号として被測定物Wに入力するパターン信号のシンボル列(例えば0、1、2、3のシンボル値からなるPAM4信号のシンボルの列)や誤り検出器3に入力して被測定物Wからの入力データと比較される基準のパターン信号のシンボル列(例えば0、1、2、3のシンボル値からなるPAM4信号のシンボルの列)を記憶する。
また、記憶部5は、被測定物Wの測定に必要な情報として、後述するパターン設定方法にて設定されたKコードとDコードの情報、設定タイミング、ボーレート、シンボル列の発生条件、波形イメージ表示開始条件、波形イメージ表示停止条件などの情報を記憶する。これらの情報は、操作部4によりユーザインタフェースを介して適宜選択設定することができる。
表示部6は、図1の誤り率測定システム1に備える例えば液晶表示器などで構成され、図3のパターン設定画面、各コンプライアンステスト(被測定物Wが通信規格に適合するか否かの試験)やビット誤り率の測定画面などを表示する。また、表示部6は、表示画面上のカーソルキーやソフトキーなどの操作部4の操作機能を兼ね備えている。
ここで、図3は表示部6に表示されるパターン設定画面12の一例を示している。図3のパターン設定画面12は、8b10bエンコードで変換したパターンを発生するにあたって、KコードとDコードでパターンを設定する際に制御部7の制御により表示部6に表示される。
図3のパターン設定画面12には、各列ごとにKコードまたはDコードによる8つのシンボルが表示される。図3の例では、KコードまたはDコードによる8つのシンボルが4列に表示されている。パターン設定画面12に表示されるDコードは、Dyy.zと表記すると、yy=0~31、z=0~7であり、256通り存在する。これに対し、Kコードは、K28.0、K28.0、K28.0、K28.0、K28.0、K28.0、K28.0、K28.0、K28.0、K28.0、K28.0、K28.0の12通りしか存在しない。
また、図3のパターン設定画面12には、マウス11の移動操作に伴ってシンボル上を移動するカーソルキー12aが表示される。カーソルキー12aは、図3のパターン設定画面12の初期表示状態において先頭のシンボルに位置して表示される。図3の例では、マウス11の移動操作により4番目のDコード(D28.5)のシンボルにカーソルキー12aが位置して表示され、マウス11の左ボタン11aのクリック操作によりDコードの英文字「D」に暗転部12bが表示された状態を示している。
制御部7は、例えば中央処理装置(CPU)、ROM、RAMなどの記憶素子から構成され、パターン発生器2、誤り検出器3、操作部4、記憶部5、表示部6を統括制御するもので、判別手段7a、可変制御手段7b、丸め処理手段7c、表示制御手段7dを備える。
判別手段7aは、マウス11のXY座標方向(二次元方向)の移動量、マウス11の左ボタン11aのクリック操作の有無、マウス11のスクロールホイール11bの回転操作の有無及び回転量、ロータリーエンコーダ21のボタン21aのクリック操作の有無、ロータリーエンコーダ21の回転操作の有無及び回転量を判別する。
可変制御手段7bは、各桁の数字を増減する際にコードに存在する数値範囲に制限する処理を行うもので、シンボルの数字の桁が選択された状態でマウス11のスクロールホイール11bを回転操作して数字の増減を行ったときに、数字の増減の可変範囲をコードに存在する数値範囲に制限する。
さらに説明すると、可変制御手段7bは、Dコードのシンボルの数字の桁が選択された場合、選択された数字の桁が整数部の一の位であれば繰り上げの有無に応じて整数部の十の位の数字を0~3の数値範囲に制限し、選択された数字の桁が小数部であれば数字の増減の可変範囲を0~7の数値範囲に制限する。
可変制御手段7bは、Kコードのシンボルの数字の桁が選択された場合、選択された数字の桁が整数部の一の位であれば数字の増減の可変範囲を0、3、7、8、9の数値範囲に制限し、選択された数字の桁が小数部であれば数字の増減の可変範囲を0~7の数値範囲に制限する。なお、Kコードの整数部の十の位の数字は、整数部の一の位の繰り上げの有無に応じて2または3に制限される。
丸め処理手段7cは、存在しないKコードの入力を禁止する処理を行うもので、選択されたシンボルがKコードの数字の桁が選択された状態でマウス11のスクロールホイール11bの回転操作によりKコードに存在しない値となったときに、Kコードに存在しない値に最も近くてKコードに存在する値に丸め処理する。
表示制御手段7dは、図3のパターン設定画面12を含め、各コンプライアンステスト(被測定物Wが通信規格に適合するか否かの試験)やビット誤り率の測定画面などを表示するべく表示部7の表示を制御する。
表示制御手段7dは、判別手段7aの判別結果に基づいて図3のパターン設定画面12上のカーソルキー12aの移動を伴う表示、KコードまたはDコードの暗転部12bの移動を伴う表示、KコードまたはDコードの英字(KまたはD)や各桁の数字の可変を伴う表示を行うべく表示部6の表示を制御する。
次に、上記のように構成される誤り率測定システム1を用いたパターン設定方法として、Dコードのシンボルを選択したときの設定方法とKコードのシンボルを選択したときの設定方法について図4、図5を参照しながら説明する。
[Dコードのシンボルを選択した場合の設定方法]
図4(a)はマウス11のXY座標方向(二次元方向)の移動操作により図3のパターン設定画面12上のカーソルキー12aを「D28.5」のシンボルまで移動させ、マウス11の左ボタン11aのクリック操作により「D28.5」のシンボルを選択した状態を示している。この状態では、Dコードの英文字「D」が暗転部(図4(a)の斜線部分)12bで表示される。この状態からマウス11のスクロールホイール11bを図2(a)の[3]または[4]の方向に回転操作すると、図4(b)に示すように、Dコードの英文字「D」がKコードの英文字「K」に切り替わる。
図4(a)の状態で、マウス11のスクロールホイール11bをクリック操作(図2(a)の[2])してDコードの英文字「D」の暗転部12bを解除した後に図2(a)の[4]の方向に回転操作し、再度スクロールホイール11bをクリック操作(図2(a)の[2])すると、図4(c)に示すように、「D28.5」の整数部の数字「8」の桁が切り替え選択されて暗転部(図4(c)の斜線部分)12bに変わる。この状態で、マウス11のスクロールホイール11bを図2(a)の[3]の方向に回転操作すると、Dコードの整数部の数字「8」が1つ繰り上がって「D29.5」となる。これとは逆にマウス11のスルロールホイール11bを図2(a)の[4]の方向に回転操作すると、Dコードの整数部の数字「8」が1つ繰り下がって「D27.5」となる。
図4(c)の状態で、マウス11のスクロールホイール11bをクリック操作(図2(a)の[2])して「D28.5」の整数部の数字「8」の暗転部12bを解除した後に図2(a)の[4]の方向に回転操作し、再度スクロールホイール11bをクリック操作(図2(a)の[2])すると、図4(f)に示すように、「D28.5」の小数部の数字「5」の桁が切り替え選択されて暗転部(図4(f)の斜線部分)12bに変わる。
図4(f)の状態で、マウス11のスクロールホイール11bを図2(a)の[3]の方向に回転操作すると、図4(g)に示すように、「D28.5」の小数部の数字「5」が1つ繰り上がって「D28.6」となる。これとは逆にマウス11のスクロールホイール11bを図2(a)の[4]の方向に回転操作すると、図4(h)に示すように、「D28.5」の小数部の数字「5」が1つ繰り下がって「D28.4」となる。
なお、図4(f)の状態からマウス11のスクロールホイール11bを回転操作(図2(a)の[3]または[4])した場合、可変制御手段7bの制御により、小数部の数字の可変範囲が0~7の数値範囲に制限される。
[Kコードのシンボルを選択した場合の設定方法]
図5(a)はマウス11のXY座標方向(二次元方向)の移動操作により図3のパターン設定画面12上のカーソルキー12aを「K28.5」のシンボルまで移動させ、マウス11の左ボタン11aのクリック操作により「K28.5」のシンボルを選択した状態を示している。この状態では、Kコードの英文字「K」が暗転部(図5(a)の斜線部分)12bで表示される。この状態からマウス11のスクロールホイール11bを図2(a)の[3]または[4]の方向に回転操作すると、図4(b)に示すように、Kコードの英文字「K」がDコードの英文字「D」に切り替わる。
図5(a)の状態で、マウス11のスクロールホイール11bをクリック操作(図2(a)の[2])してKコードの英文字「K」の暗転部12bを解除した後に図2(a)の[4]の方向に回転操作し、再度スクロールホイール11bをクリック操作(図2(a)の[2])すると、図5(c)に示すように、「K28.5」の整数部の数字「8」の桁が切り替え選択されて暗転部(図5(c)の斜線部分)に変わる。この状態で、マウス11のスクロールホイール11bを図2(a)の[3]の方向に回転操作すると、Kコードの整数部の数字「8」が1つ繰り上がって本来は「K29.5」となるが、Kコードには「K29.5」が存在しない。このため、丸め処理手段7cにより、「K29.5」に最も近くKコードに存在する値である「K29.7」に丸め処理される(図5(d)の状態)。
図5(c)の状態で、マウス11のスルロールホイール11bを図2(a)の[4]の方向に回転操作すると、Kコードの整数部の数字「8」が1つ繰り下がって本来は「K27.5」となるが、Kコードには「K27.5」が存在しない。このため、丸め処理手段7cにより、「K27.5」に最も近くKコードに存在する値である「K27.7」に丸め処理される(図5(e)の状態)。
なお、図5(d)の状態で、マウス11のスクロールホイール11bを図2(a)の[3]の方向にさらに回転操作すると、Kコードの整数部の数字「9」が1つ繰り上がって「K30.7]に変わる。この状態からマウス11のスクロールホイール11bを図2(a)の[3]の方向にさらに回転操作すると、Kコードの整数部の数字「0」が1つ繰り上がって本来は「K31.7」となるが、Kコードには「K31.7」が存在しない。このため、可変制御手段7bにより、Kコードに存在する値である「K30.7」に制限されたままとなる。また、図5(e)の状態で、マウス11のスクロールホイール11bを図2(a)の[4]の方向にさらに回転操作すると、Kコードの整数部の数字「7」が1つ繰り下がって本来は「K26.7」となるが、Kコードには「K26.7」が存在しない。このため、可変制御手段7bにより、Kコードに存在する値である「K23.7」に制限される。
図5(c)の状態で、マウス11のスクロールホイール11bをクリック操作(図2(a)の[2])して「K28.5」の整数部の数字「8」の暗転部12bを解除した後に図2(a)の[4]の方向に回転操作し、再度スクロールホイール11bをクリック操作(図2(a)の[2])すると、図5(f)に示すように、「K28.5」の小数部の数字「5」の桁が切り替え選択されて暗転部(図5(f)の斜線部分)12bに変わる。この状態で、マウス11のスクロールホイール11bを図2(a)の[3]の方向に回転操作すると、図5(g)に示すように、Kコードの小数部の数字「5」が1つ繰り上がって「K28.6」となる。これとは逆にマウス11のスルロールホイール11bを図2(a)の[4]の方向に回転操作すると、図5(h)に示すように、Kコードの小数部の数字「5」が1つ繰り下がって「K28.4」となる。
なお、Kコードの整数部の数字が暗転部12bとなっている状態からマウス11のスクロールホイール11bを回転操作(図2(a)の[3]または[4])を続けた場合には、可変制御手段7bの制御により、小数部の数字の可変範囲が制限される。さらに説明すると、Kコードの整数部が「28」の場合、小数部の数字が暗転部12bとなっている状態でマウス11のスクロールホイール11bが回転操作(図2(a)の[3]または[4])されると、小数部の数字の可変範囲が0~7の数値範囲に制限される。また、Kコードの整数部が「23」、「27」、「29」、「30」の場合、小数部の数字が暗転部12bとなっている状態でマウス11のスクロールホイール11bが回転操作(図2(a)の[3]または[4])されると、小数部の数字が「7」のみに制限される。
ところで、上述した実施の形態では、図1に示すように、誤り率測定システム1にパターン発生器2、誤り検出器3、操作部4、記憶部5、表示部6、制御部7が含まれる構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、パターン発生器2と誤り検出器3をそれぞれ別々にモジュール化または個別筐体とし、操作部4、表示部6を外部に接続したパーソナルコンピュータなどの外部装置で構成することもできる。
このように、本実施の形態によれば、パターン設定画面12におけるKコードやDコードの入力時に、ユーザにとって馴染みがあるマウス11のみで設定を行うことができ、キーボードまたはそれに準ずる機能を要せず、片手で簡易かつ素早く望みの値を設定することが可能となり、ユーザの使い勝手が向上する。
また、設定対象のシンボルが選択された状態であれば、マウス11に代えて誤り率測定システム1が装備するロータリーエンコーダ21を用いて望みの値を設定することができる。
以上、本発明に係る誤り率測定システム及び誤り率測定方法の最良の形態について説明したが、この形態による記述および図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例および運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 誤り率測定システム
2 パターン発生器
3 誤り検出器
4 操作部
5 記憶部
6 表示部
7 制御部
7a 判別手段
7b 可変制御手段
7c 丸め処理手段
7d 表示制御手段
11 マウス
11a 左ボタン
11b スクロールホイール
12 パターン設定画面
12a カーソルキー
12b 暗転部
21 ロータリーエンコーダ
21a ボタン
W 被測定物

Claims (6)

  1. 被測定物(W)の測定時に8b10bエンコード方式にて変換したパターンをKコードとDコードで設定するパターン設定装置を備えた誤り率測定システム(1)において、
    前記パターン設定装置は、
    前記Kコードと前記Dコードのシンボルにより前記パターンを設定するためのパターン設定画面(12)を表示する表示部(6)と、
    左ボタン(11a)のクリック操作により前記パターン設定画面上のシンボルを選択し、当該シンボルが選択された状態でスクロールホイール(11b)のクリック操作と回転操作の組み合わせにより前記選択されたシンボルの桁の解除と切り替え選択を行い、前記シンボルの桁が選択された状態で前記スクロールホイールの回転操作によりK/Dの切り替えまたは数字の増減を行うマウス(11)と、
    前記選択されたシンボルがKコードの数字の桁が選択された状態で前記マウスのスクロールホイールの回転操作により前記Kコードに存在しない値となったときに、当該Kコードに存在しない値に最も近くて前記Kコードに存在する値に丸め処理する丸め処理手段(7d)とを備えたことを特徴とする誤り率測定システム。
  2. 前記シンボルの数字の桁が選択された状態で前記マウスのスクロールホイールを回転操作して数字の増減を行ったときに、前記数字の増減の可変範囲をコードに存在する数値範囲に制限する可変制限手段(7c)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の誤り率測定システム。
  3. 前記パターン設定画面上のシンボルが選択された状態で、クリック操作と回転操作の組み合わせにより前記選択されたシンボルの桁の解除と切り替え選択を行い、前記シンボルの桁が選択された状態で回転操作によりK/Dの切り替えまたは数字の増減を行うロータリーエンコーダ(21)を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の誤り率測定システム。
  4. 被測定物(W)の測定時に8b10bエンコード方式にて変換したパターンをKコードとDコードで設定する誤り率測定方法において、
    前記Kコードと前記Dコードのシンボルにより前記パターンを設定するためのパターン設定画面(12)を表示するステップと、
    マウス(11)の左ボタン(11a)のクリック操作により前記パターン設定画面上のシンボルを選択するステップと、
    前記シンボルが選択された状態で前記マウスのスクロールホイール(11b)のクリック操作と回転操作の組み合わせにより前記選択されたシンボルの桁の解除と切り替え選択を行うステップと、
    前記シンボルの桁が選択された状態で前記マウスのスクロールホイールの回転操作によりK/Dの切り替えまたは数字の増減を行うステップと、
    前記選択されたシンボルがKコードの数字の桁が選択された状態で前記マウスのスクロールホイールの回転操作により前記Kコードに存在しない値となったときに、前記Kコードに存在しない値に最も近くて前記Kコードに存在する値に丸め処理するステップとを含むことを特徴とする誤り率測定方法。
  5. 前記シンボルの数字の桁が選択された状態で前記マウスのスクロールホイールを回転操作して数字の増減を行ったときに、前記数字の増減の可変範囲をコードに存在する数値範囲に制限するステップを含むことを特徴とする請求項4に記載の誤り率測定方法。
  6. 前記パターン設定画面上のシンボルが選択された状態で、ロータリーエンコーダ(21)のクリック操作と回転操作との組み合わせにより前記選択されたシンボルの桁の解除と切り替え選択を行い、前記シンボルの桁が選択された状態で前記ロータリーエンコーダの回転操作によりK/Dの切り替えまたは数字の増減を行うステップを含むことを特徴とする請求項4または5に記載の誤り率測定方法。
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