JP7102059B2 - 空気供給機構 - Google Patents

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Description

本発明は、密閉型の収容容器の内部に水分が侵入しないように空気を供給できる空気供給機構に関する。
半導体デバイスの製造工程では、様々な種類の薬液や液状の材料等が広く用いられている。これら薬液や液状の材料等は、例えば、気密性の高い一斗缶やペール缶等の容器に収容された状態で保存される。容器の上部には、薬液や液状の材料等の収容物を外部に取り出すためのノズル(注ぎ口)が設けられている。
ノズルを通じて容器の外部に収容物を取り出す際には、ノズルから収容物が流れ出易くなるように、容器のノズルから離れた部位に空気穴を形成することが多い(例えば、特許文献1参照)。この空気穴は、例えば、空気穴形成用の工具等を用いて任意の形状、大きさに形成される。
特開平9-156628号公報
ところで、容器に収容される収容物には、水に触れると変質するものがある。このような収容物を容器から取り出す際に空気穴を形成すると、空気穴から水分を含んだ空気が容器の内部に侵入して収容物を変質させる。一方で、空気穴を形成しない場合には、収容物を取り出し難くなる上、水分を含んだ空気がノズルから容器の内部に侵入し、結局は収容物を変質させてしまう。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、容器の内部に水分が侵入しないように空気を供給できる空気供給機構を提供することである。
本発明の一態様によれば、ノズルを備える密閉型の収容容器の内部に水分が侵入しないように空気を供給する空気供給機構であって、外部の空気を流入させる流入口を有し、該流入口から流入した空気に含まれる水分を吸着する水分吸着剤が充填される充填容器と、一端が該充填容器の内部に配置され、該充填容器の内部の空気を該一端から他端へと導く空気供給管と、該空気供給管の該他端に接続され、該空気供給管によって導かれた空気を該収容容器の内部に導入する空気導入管と、を含み、該空気導入管は、側面に螺旋状の溝が形成され雄ネジとして機能する円筒状のパイプ管と、該パイプ管が挿入される挿入穴を有し該パイプ管の一端側に位置付けられる筒状部と、該パイプ管が挿入される挿入穴を有し該筒状部よりも該パイプ管の他端側に位置付けられるフランジ部と、該筒状部と該フランジ部とを接続し該フランジ部から該筒状部に向かう方向の力が加わると該パイプ管から離れる方向に広がるアンカー部と、を有するアンカー部材と、該アンカー部材の該フランジ部に接触する態様で該パイプ管の側面に装着され雌ネジとして機能する締め付けナットと、を備え、該収容容器の内部に収容された液状の収容物が該ノズルから排出される際に、該収容容器の内部の圧力の低下によって該流入口から外部の空気が該充填容器の内部に流入するとともに、該充填容器の内部を通過し該水分吸着剤によって水分が除去された空気が該収容容器の内部に供給される空気供給機構が提供される。
本発明の一態様において、該空気導入管は、該パイプ管の一端に基端側から装着され先端が尖った尖鋭部材を更に備え、空気導入管は、該尖鋭部を該収容容器の上面に外部から突き刺すことで該収容容器に接続されても良い。また、本発明の一態様において、該空気導入管は、該フランジ部に接触する第1面と該第1面とは反対側の第2面とを有し該第1面が該フランジ部に接触する態様で該アンカー部側から該アンカー部材に装着されるシールフランジを更に備えても良い。
また、本発明の一態様において、該水分吸着剤は、シリカゲルでも良い。
本発明の一態様に係る空気供給機構は、外部の空気を流入させる流入口を有し、この流入口から流入した空気に含まれる水分を吸着する水分吸着剤が充填される充填容器と、一端が充填容器の内部に配置され、充填容器の内部の空気を収容容器へと導く空気供給管と、を含んでいる。
そのため、収容容器の内部に収容された液状の収容物がノズルから排出される際に、収容容器の内部の圧力の低下によって流入口から外部の空気が充填容器の内部に流入するとともに、充填容器の内部を通過し水分吸着剤によって水分が除去された空気が収容容器の内部に供給される。このように、本発明の一態様によれば、容器の内部に水分が侵入しないように空気を供給できる空気供給機構が提供される。
空気供給機構の外観を示す斜視図である。 空気供給機構が装着された密閉型の収容容器の外観を示す斜視図である。 空気導入管の外観を示す斜視図である。 空気導入管の構成要素を示す分解斜視図である。 空気導入管が収容容器の外壁に固定された状態を示す断面図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。図1は、空気供給機構2の外観を示す斜視図である。なお、以下の説明では、図面に合わせて各構成要素の位置や向きを特定しているが、空気供給機構2等の使用される態様は、明細書で特定される位置や向きによって制限を受けない。
図1に示すように、空気供給機構2は、シリカゲル等の水分吸着剤が充填される充填容器4を備えている。この充填容器4は、例えば、PET等の樹脂で形成された本体6を含む。本体6は、筒状の側部6aを備えている。側部6aの下端(一端)には、側部6aの形状に対応する底部6bが設けられている。一方、側部6aの上端(他端)側には、錐状の頂部6cが設けられている。これら底部6bと頂部6cとによって、側部6aの下端及び上端(両端)が閉じられている。水分吸着剤は、この本体6の内部に充填される。
頂部6cの中央上端には、円筒状の口部(不図示)が設けられており、この口部には、キャップ8が取り付けられている。キャップ8には、それぞれキャップ8を貫通する流入口8aと挿入穴8bとが設けられている。外部の空気は、流入口8aを通じて本体6の内部に流入する。
挿入穴8bには、この挿入穴8bの径に対応する外径を持つ空気供給管10が挿入されている。空気供給管10の一端10aは、本体6の内部の底部6b側に配置されており、空気供給管10の他端10bは、本体6の外部に露出している。空気供給管10は、流入口8aを通じて本体6の内部に流入する空気を一端10aから取り込み、他端10bへと供給する。
図2は、空気供給機構2が装着された密閉型の収容容器22の外観を示す斜視図である。密閉型の収容容器22は、例えば、一斗缶やペール缶であり、ブリキ等の材料でなる直方体状の本体24を有している。本体24の上面24aには、薬液や液状の材料等の収容物(液状の収容物)を外部に取り出すためのノズル26が設けられている。
このノズル26は、外部の空気等が侵入し難い構造を有し、収容容器22の密閉性(気密性)の保持に寄与している。また、本体24の上面24aには、収容容器22を搬送等する際に使用される取手28が設けられている。そして、上面24aのノズル26から離れた部位には、空気供給機構2を構成する空気供給管10の他端10b側が接続される。
なお、本実施形態では、後述する空気導入管1を介して空気供給機構2の空気供給管10が収容容器22(本体24)に接続されている。また、図2に示すように、空気供給機構2を構成する本体6の内部には、シリカゲルに代表される水分吸着剤12が充填されている。
収容容器22(本体24)の内部に収容されている液状の収容物がノズル26から排出されると、収容容器22(本体24)の内部の圧力が低下して、空気供給管10の他端10b側が負圧となる。その結果、空気供給機構2の充填容器4(本体6)の内部の空気が空気供給管10を通じて収容容器22(本体24)の内部へと供給される。
空気供給機構2の充填容器4(本体6)の内部の空気は、水分吸着剤12によって水分が除去され十分に乾燥している。よって、収容容器22(本体24)の内部には、十分に乾燥した空気が供給されることになる。また、この収容容器22(本体24)への空気の供給に合わせて、空気供給機構2の充填容器4(本体6)の内部には、流入口8aから外部の空気が流入する。
上述の通り、空気供給管10の一端10aは、流入口8aが存在する頂部8側とは反対の底部6b側の空間に配置されている。よって、頂部8側の流入口8aから流入する空気は、水分吸着剤12が充填されている領域を通過して空気供給管10の一端10aに到達する。これにより、空気供給管10の他端10bからは、空気供給機構2の充填容器4(本体6)の内部を通過し水分吸着剤12によって水分が除去された空気が供給される。
図3は、空気導入管1の外観を示す斜視図であり、図4は、空気導入管1の構成要素を示す分解斜視図である。図3及び図4に示すように、本実施形態に係る空気導入管1は、例えば、ステンレスやアルミニウム等の金属で円筒状に構成されたパイプ管3を含む。パイプ管3の内側には、パイプ管3の下端(一端)から上端(他端)に通じる流路3aが設けられている。この流路3aを介して、例えば、パイプ管3の上端側の空気(気体)が、パイプ管3の下端側へと供給される。
パイプ管3の側面3bには、少なくともパイプ管3の下端に達する螺旋状の溝(ネジ溝)が形成されている。よって、このパイプ管3は、雄ネジとして機能する。なお、本実施形態では、パイプ管3の下端に達し、上端には達しない螺旋状の溝をパイプ管3の側面3bに形成しているが、パイプ管3の下端及び上端の両方に達する螺旋状の溝をパイプ管3の側面3bに形成しても良い。
このパイプ管3の側面3bには、パイプ管3と同様の金属で円錐台状に形成された締め付けナット5が装着される。締め付けナット5は、上面(一方の底面)から下面(他方の底面)まで貫通するネジ穴5aを備えている。ネジ穴5aの径は、パイプ管3の外径に対応している。
ネジ穴5aを構成する締め付けナット5の内側の側面には、螺旋状の溝(ネジ溝)が形成されている。よって、この締め付けナット5は、雌ネジとして機能する。また、締め付けナット5の外側の側面には、一対の取手5bが設けられている。一対の取手5bは、締め付けナット5の上面側に突出している。
パイプ管3に締め付けナット5を装着する際には、例えば、図4に示すように、一対の取手5bが突出する上面側からネジ穴5aにパイプ管3の下端側を挿入し、パイプ管3と締め付けナット5とを相対的に回転させる。そして、締め付けナット5をパイプ管3の上端側に位置付ける。
これにより、締め付けナット5は、下面がパイプ管3の下端側を向いた状態でパイプ管3の側面3bに装着される。なお、本実施形態では、一対の取手5bを持つ蝶ナットを締め付けナット5として用いるが、取手5bを持たないナットを締め付けナット5として用いても良い。
パイプ管3の側面3bに締め付けナット5を装着した後には、パイプ管3と同様の金属で形成されたアンカー部材7を、パイプ管3の下端側からパイプ管3の側面3bに装着する。アンカー部材7は、上端(一端)側のフランジ部9と下端(他端)側の筒状部11とがアンカー部13を介して接続された構造を有している。
フランジ部9は、円筒状の第1部分9aと円盤状の第2部分9bとを含み、第1部分9aの上端(一端)側に第2部分9bの下面(第1面)側が接続されている。また、フランジ部9には、第2部分9bの上面(第2面)から第1部分9aの下端(他端)まで貫通する挿入穴9cが設けられている。
挿入穴9cの径は、パイプ管3の外径に対応している。第2部分9bの外周部には、下面側に突出する複数(本実施形態では2個)の突起9dが形成されている。これらの突起9dは、例えば、第2部分9bの周方向に沿って概ね等間隔(等角度間隔)に配置されている。
第1部分9aの下端には、複数(本実施形態では4個)の板状の部材でなるアンカー部13が接続されている。アンカー部13を構成する板状の各部材は、それぞれ、第1部分9aの下端に上端(一端)が接続された第1領域13aと、第1領域13aの下端(他端)に上端(一端)が接続された第2領域13bとを含んでいる。第2領域13bの下端(他端)には、円筒状の筒状部11の上端(一端)が接続されている。
アンカー部13の第1領域13aは、所定の力が加わると外向きに倒れるようにフランジ部9に接続されている。同様に、アンカー部13の第2領域13bは、所定の力が加わると外向きに倒れるように筒状部11に接続されている。また、アンカー部13の第1領域13aと第2領域13bとは、所定の力が加わるとこれらの境界に相当する部分で折れ曲がるように互いに接続されている。
筒状部11は、その上端から下端(他端)まで貫通するネジ穴11a(図5参照)を備えている。ネジ穴11aの径は、パイプ管3の外径に対応している。ネジ穴11aを構成する筒状部11の内側の側面には、螺旋状の溝(ネジ溝)が形成されている。よって、この筒状部11は、雌ネジとして機能する。
パイプ管3にアンカー部材7を装着する際には、例えば、図4に示すように、フランジ部9の第2部分9b側から挿入穴9cにパイプ管3の一端側を挿入し、その後、このパイプ管3の一端側を筒状部11のネジ穴11aに挿入する。そして、パイプ管3とアンカー部材7とを相対的に回転させる。
アンカー部材7は、例えば、既にパイプ管3に装着されている締め付けナット5の下面と、フランジ部9の第2部分9bとが接触する位置に位置付けられる。つまり、パイプ管3の下端側に筒状部11が位置付けられ、パイプ管3の上端側にフランジ部9が位置付けられることになる。上述のように、筒状部11は、雌ネジとしての機能を持つので、パイプ管3の雄ネジとしての機能と、筒状部11の雌ネジとしての機能とによって、パイプ管3に対する筒状部11の位置は固定される。
アンカー部材7には、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、エチレン・酢酸ビニルゴム、エピクロルヒドリンゴム、多硫化ゴム等の樹脂に代表される柔軟な材料で円盤状に形成されたシールフランジ15が装着される。
シールフランジ15は、上面(第1面)15aと、上面15aとは反対側の下面(第2面)15bとを有している。また、シールフランジ15には、上面15aから下面15bまで貫通する挿入穴15cが形成されている。この挿入穴15cは、少なくとも筒状部11及びアンカー部13を通過できる大きさに形成される。
挿入穴15cに対してアンカー部材7を筒状部11側から挿入することで、シールフランジ15をアンカー部材7に装着できる。より具体的には、上面15aがフランジ部9の第2部分9bから突出する複数の突起9dに接触するように、シールフランジ15を筒状部11側(アンカー部13側)からアンカー部材7に装着する。
パイプ管3にアンカー部材7を装着した後には、このパイプ管3の下端に尖鋭部材17が装着される。尖鋭部材17は、その上端(基端)から下端(先端)まで貫通するネジ穴17aを備えている。ネジ穴17aの径は、パイプ管3の外径に対応している。ネジ穴17aを構成する尖鋭部材17の内側の側面には、螺旋状の溝(ネジ溝)が形成されている。よって、この尖鋭部材17は、雌ネジとして機能する。
尖鋭部材17の先端は、例えば、収容容器の外壁に突き刺すことができる程度に尖った尖鋭部17bとなっている。この尖鋭部材17をパイプ管3に装着する際には、例えば、図4に示すように、尖鋭部材17の上端側からネジ穴17aにパイプ管3の下端側を挿入し、パイプ管3と尖鋭部材17とを相対的に回転させる。本実施形態の空気導入管1では、尖鋭部材17がパイプ管3に対して適切に装着されると、尖鋭部材17の上端側と筒状部11の下端側とが接触する。
なお、シールフランジ15のアンカー部材7への装着は、アンカー部材7及び尖鋭部材17をパイプ管3に装着した後に行われても良いし、アンカー部材7をパイプ管3に装着した後、尖鋭部材17をパイプ管3に装着する前に行われても良い。もちろん、アンカー部材7をパイプ管3に装着する前に、シールフランジ15をアンカー部材7に装着することもできる。
図5は、空気導入管1が収容容器の外壁21に固定された状態を示す断面図である。空気導入管1を収容容器の外壁21に固定する際には、まず、収容容器の外部から外壁21の任意の領域に尖鋭部材17の尖鋭部17b側を突き刺して、シールフランジ15の第2面15bを外壁21に接触させる。
次に、締め付けナット5を回転させて、パイプ管3の一端側に移動させる。上述のように、パイプ管3に対する筒状部11の位置は固定されている。そのため、締め付けナット5をパイプ管3の一端側に移動させるように締め付けると、アンカー部材7のフランジ部9には、筒状部11へと向かう方向の力が加わる。
また、アンカー部13の第1領域13aは、所定の力が加わると外向きに倒れるようにフランジ部9に接続されており、アンカー部13の第2領域13bは、所定の力が加わると外向きに倒れるように筒状部11に接続されている。更に、アンカー部13の第1領域13aと第2領域13bとは、所定の力が加わると境界に相当する部分で折れ曲がるように互いに接続されている。
そのため、アンカー部材7に対してフランジ部9から筒状部11へと向かう方向の力を加えると、図5に示すように、アンカー部13は、第1領域13aと第2領域13bとが外向きに倒れるように折れ曲がり、パイプ管3から離れる方向に広がる。よって、締め付けナット5を締め付けると、アンカー部材7に対してフランジ部9から筒状部11へと向かう方向の力が加わり、アンカー部材7のアンカー部13は収容容器の内部で広がる。
アンカー部13が収容容器の内部で広がると、シールフランジ15と収容容器の外壁21とがフランジ部9とアンカー部13とで挟み込まれる。その結果、シールフランジ15の上面15aはフランジ部9の下面側に密着し、シールフランジ15の下面15bは外壁21に密着することになる。
これにより、尖鋭部材17を突き刺す際に外壁21に形成される穴と空気導入管1との間の隙間がなくなるので、この隙間から収容容器の内部に空気が入り込むこともなくなる。なお、シールフランジ15の上面15aには、フランジ部9の第2部分9bから突出する複数の突起9dが食い込むことになるので、フランジ部9に対してシールフランジ15が回転して密着性が低下することもない。
本実施形態では、この空気導入管1を構成するパイプ管3の上端に、空気供給機構2を構成する空気供給管10の他端10bが接続される。なお、この空気導入管1を介さず、空気供給管10の他端10bを収容容器22(本体24)に接続しても良い。例えば、空気供給管10の他端10bに先端が尖った尖鋭部(不図示)を設け、この尖鋭部を収容容器22(本体24)の上面24aに外部から突き刺すことで、空気供給管10の他端10bを収容容器22に接続できる。
以上のように、本実施形態に係る空気供給機構2は、外部の空気を流入させる流入口8aを有し、この流入口8aから流入した空気に含まれる水分を吸着する水分吸着剤12が充填される充填容器4(本体6)と、一端が充填容器4(本体6)の内部に配置され、充填容器4(本体6)の内部の空気を収容容器22(本体24)へと導く空気供給管10と、を含んでいる。
そのため、収容容器22(本体24)の内部に収容された液状の収容物がノズル26から排出される際に、収容容器22(本体24)の内部の圧力の低下によって流入口から外部の空気が充填容器4(本体24)の内部に流入するとともに、充填容器4(本体6)の内部を通過し水分吸着剤12によって水分が除去された空気が収容容器22(本体24)の内部に供給される。このように、本発明の一態様によれば、容器の内部に水分が侵入しないように空気を供給できる空気供給機構2が提供される。
なお、本発明は、上記実施形態の記載に制限されず種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、一斗缶やペール缶等の密閉型の収容容器22に空気供給機構2を接続する態様を例示したが、本発明に係る空気供給機構2は、任意の対象に接続して空気を供給できる。すなわち、本発明に係る空気供給機構2の接続対象が容器である必要はない。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 空気供給機構
4 充填容器
6 本体
6a 側部
6b 底部
6c 頂部
8 キャップ
8a 流入口
8b 挿入穴
10 空気供給管
10a 一端
10b 他端
12 水分吸着剤
22 収容容器
24 本体
24a 上面
26 ノズル
28 取手
1 空気導入管
3 パイプ管
3a 流路
3b 側面
5 締め付けナット
5a ネジ穴
5b 取手
7 アンカー部材
9 フランジ部
9a 第1部分
9b 第2部分
9c 挿入穴
9d 突起
11 筒状部
11a ネジ穴
13 アンカー部
13a 第1領域
13b 第2領域
15 シールフランジ
15a 上面(第1面)
15b 下面(第2面)
15c 挿入穴
17 尖鋭部材
17a ネジ穴
17b 尖鋭部
21 外壁

Claims (4)

  1. ノズルを備える密閉型の収容容器の内部に水分が侵入しないように空気を供給する空気供給機構であって、
    外部の空気を流入させる流入口を有し、該流入口から流入した空気に含まれる水分を吸着する水分吸着剤が充填される充填容器と、
    一端が該充填容器の内部に配置され、該充填容器の内部の空気を該一端から他端へと導く空気供給管と、
    該空気供給管の該他端に接続され、該空気供給管によって導かれた空気を該収容容器の内部に導入する空気導入管と、
    を含み、
    該空気導入管は、
    側面に螺旋状の溝が形成され雄ネジとして機能する円筒状のパイプ管と、
    該パイプ管が挿入される挿入穴を有し該パイプ管の一端側に位置付けられる筒状部と、該パイプ管が挿入される挿入穴を有し該筒状部よりも該パイプ管の他端側に位置付けられるフランジ部と、該筒状部と該フランジ部とを接続し該フランジ部から該筒状部に向かう方向の力が加わると該パイプ管から離れる方向に広がるアンカー部と、を有するアンカー部材と、
    該アンカー部材の該フランジ部に接触する態様で該パイプ管の側面に装着され雌ネジとして機能する締め付けナットと、を備え、
    該収容容器の内部に収容された液状の収容物が該ノズルから排出される際に、該収容容器の内部の圧力の低下によって該流入口から外部の空気が該充填容器の内部に流入するとともに、該充填容器の内部を通過し該水分吸着剤によって水分が除去された空気が該収容容器の内部に供給されることを特徴とする空気供給機構。
  2. 空気導入管は、
    該パイプ管の一端に基端側から装着され先端が尖った尖鋭部材を更に備え、
    空気導入管は、該尖鋭部を該収容容器の上面に外部から突き刺すことで該収容容器に接続されることを特徴とする請求項1に記載の空気供給機構。
  3. 該空気導入管は、
    該フランジ部に接触する第1面と該第1面とは反対側の第2面とを有し該第1面が該フランジ部に接触する態様で該アンカー部側から該アンカー部材に装着されるシールフランジを更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気供給機構。
  4. 該水分吸着剤は、シリカゲルであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の空気供給機構。
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