JP7099095B2 - 画像処理装置、画像処理システム、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、方法およびプログラムに関する。
従来、ユーザは、原稿をスキャニングする場合に、画像処理装置(スキャナやMFP等)に備え付けの操作部により原稿を読み取る際の色や解像度などを設定する。画像処理装置は、ユーザにより設定された設定を基に原稿の画像を読み取り、そのデータを出力する。
スキャニング時に画像を画像処理して出力する技術について開示したものがある。例えば、複数の名刺等の文書を置いてまとめて読み取り、名刺画像の切り出し及び傾き補正をして出力する技術が開示されている(特許文献1参照)。
しかし小さい原稿等、特殊な原稿をスキャンする際、ユーザの様々な利用シーンや使い方に柔軟に対応できるアプリケーションが求められるが、その様な様々な使い方に対応して各種設定や画像処理を柔軟に行うことができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、原稿をスキャニングした画像に柔軟に各種設定及び画像処理を施すことが可能な画像処理装置、画像処理システム、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、発明の一実施の形態の画像処理装置は、少なくともスキャナを有する本体と該本体を操作する操作部とを有する。前記操作部は、設定情報及び、前記スキャナでの原稿の読み取り実行を入力するための入力部と、前記設定情報が入力された場合に、少なくとも前記設定情報を前記操作部の記憶領域に記憶する記憶制御部と、前記読み取り実行が入力された場合に、前記本体に前記スキャナによる原稿の読み取りを要求する要求部と、前記要求に応じて読み取られたスキャン画像を、前記本体から取得した後、前記スキャン画像に対して前記記憶領域に記憶された前記設定情報に基づいて処理を施す処理部とを有し、前記設定情報は、前記スキャナでの原稿の読み取り実行時に用いる設定と、前記処理部が前記操作部に取得したスキャン画像に対して施す後処理の設定とを含み、前記後処理は、前記スキャン画像から原稿画像を抽出する抽出処理と、前記抽出処理により抽出された原稿画像を画像ファイルにおいて配置する配置処理と、を含み、前記抽出処理は、前記スキャン画像に外部光源の光が映り込んでいる場合に原稿画像の境界を際立たせるフィルタ処理を含む
本発明によれば、原稿をスキャニングした画像に柔軟に各種設定及び画像処理を施すことが可能になるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る画像処理装置(または画像処理システム)が行う画像処理の概要説明図である。 図2は、第1の実施の形態に係る「画像処理装置」の一例として示すMFPの外観構成を示す図である。 図3は、MFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、本体と操作パネルとの、それぞれが発揮する機能の一例を示す図である。 図5は、WebAPIサービス部が提供する操作種類別の複数のAPIの一例を示す図である。 図6は、画像処理の設定値を設定する設定画面の一例を示す図である。 図7は、本体に実行させる処理を設定するアクション設定画面の一例を示す図である。 図8は、出力するファイルタイプを設定するファイルタイプ設定画面の一例を示す図である。 図9は、設定を確認する設定確認画面の一例を示す図である。 図10は、出力画像の送信先を設定する送信先設定画面の一例を示す図である。 図11は、画像処理後の出力前の画像をプレビュー表示するプレビュー画面の一例を示す図である。 図12は、操作パネルの処理フローの一例を示す図である。 図13は、画像処理の処理フローの一例を示す図である。 図14は、フィルタ処理をオフに設定したときと、フィルタ処理をオンに設定したときのそれぞれの画像処理の手順の一例を示す図である。 図15は、MFP全体の動作の一例を示すシーケンス図である。 図16は、変形例1にかかる操作パネルにおける、閉状態でスキャニングを行った場合の画像処理の説明図である。 図17は、変形例2にかかるファイルタイプ設定画面の一例を示す図である。 図18は、変形例2にかかるMFP全体の動作の一例を示す図である。 図19は、第2の実施の形態にかかる画像処理システムの動作の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像処理装置、画像処理システム、方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。以下では、「画像処理装置」および「画像処理システム」として、MFP(Multifunction Peripheral)への適用例を示す。
実施形態に係る画像処理装置は、少なくともスキャナを有する本体と該本体を操作する操作部とを有する。操作部は、設定情報及び、スキャナでの原稿の読み取り指示を入力するための入力部と、設定情報が入力された場合に、少なくとも設定情報を操作部の記憶領域に記憶する記憶制御部と、読み取り実行が入力された場合に、本体にスキャナによる原稿の読み取りを要求する要求部と、要求に応じて読み取られたスキャン画像を、本体から取得した後、スキャン画像に対して記憶領域に記憶された設定情報に基づいて処理を施す処理部とを有する。以下の画像処理装置は、一つのバリエーションであり、これに限るものではない。
図1は、実施形態に係る画像処理装置(または画像処理システム)が行う画像処理の概要説明図である。図1には、画像処理に主にかかわるものとして、本体コントローラA1と、アプリA2と、入力キーA3と、設定領域A4と、スキャナA5と、画像領域A6と、プロッタA7と、ネットワーク処理部A8とを示している。プロッタA7は、実施形態に係る画像処理装置(または画像処理システム)の構成から除外されるケースもあり得る。また、プロッタA7以外の機能が構成に含められるケースもあり得る。
図1に示すように、例えば、本体コントローラA1と、スキャナA5と、画像領域A6と、プロッタA7と、ネットワーク処理部A8とは、MFPの本体10が備え、アプリA2と入力キーA3と設定領域A4とは、MFPの本体10を操作する操作部20が備える。なお、ネットワーク処理部A8は、操作部20側に設けてもよいし、MFPの本体10と操作部20との両方に設けてもよい。
本体コントローラA1は、MFPの本体10のコントローラである。アプリA2は、操作部20側で動作するアプリケーションであり、後述する読取画像D1に画像処理等を施して出力画像D2を出力する。入力キーA3は、「入力部」の一部であり、操作部20側でユーザからの操作等の入力を受け付ける。入力キーA3は、例えば、操作部20に設けられたハードウェアキーや、アプリA2が操作画面に提供するソフトウエアキーなどである。設定領域A4は、画像の出力形態を示す設定情報B1を記憶する記憶領域である。スキャナA5は、原稿の画像を読み取るスキャナ(「読取スキャナ」とも言う)である。スキャナA5による原稿の読み取りを「スキャン」や「スキャニング」などとも言う。画像領域A6は、スキャナA5が読み取った読取画像D1(または「スキャニング画像」や、「スキャン画像」や、「元スキャン画像」とも言う)を記憶する記憶領域である。プロッタA7は、「画像形成部」の一例で、アプリA2の出力画像D2を記録紙等の被記録媒体に形成する。ネットワーク処理部A8は、アプリA2の出力画像D2をネットワーク上の他の装置に送信する。
図1に示す構成において、先ず、ユーザが入力キーA3で入力操作を行うことで、アプリA2の設定領域A4に読取画像D1の出力形態を示す設定情報B1を設定し、スキャニングの開始を指示する(S1)。つまり、入力キーA3の入力操作により、設定情報B1を入力し、スキャニングの指示や実行を入力する。スキャニングの開始の指示により、アプリA2は本体コントローラA1に対してリクエストC1を送信する(S2)。リクエストC1は、読取画像D1の引き取りのため、スキャニングの実行を要求する。なお、以下においても同様であるが、「引き取り」は「取得」に相当する。
本体コントローラA1は、当該リクエストC1を受け付けると、スキャナA5に信号を送り、原稿の読み取りを実行させ(S3)、スキャナA5から出力された読取画像D1を画像領域A6に記憶させる(S4)。本体コントローラA1は、原稿読取が完了すると、画像領域A6から読取画像D1を読み出し(S5)、その読取画像D1をリクエストC1に対する応答C2としてアプリA2に引き渡す(S6)。
アプリA2は、設定領域A4の設定情報B1に基づいて、本体10から取得した読取画像D1に画像処理を施し、出力画像D2を生成する(S7)。その後、ユーザが入力キーA3を操作し、出力を指示する(S8)。
出力の指示により、アプリA2は設定情報B1に基づき本体コントローラA1に出力を指示するリクエストC3を送信する(S9)。本体コントローラA1は、当該リクエストC3を受け付けると、当該リクエストC3に対応する出力先のプロッタA7(またはネットワーク処理部A8)に対し、出力画像D2を出力する(S10)。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係る「画像処理装置」の一例として示すMFPの外観構成を示す図である。「画像処理装置」は少なくともスキャニング機能を備えればよいが、ここでは、スキャニング機能と印刷機能(「画像形成機能」の一例)とを備えたMFPについて示す。また、本体10と操作部20とが一体になったMFPについて示す。
図2に示すMFP1の本体10は、原稿をスキャニングする(「読み取る」とも言う)スキャナユニット10-1や、記録紙等の被記録媒体に画像を形成する(「印刷する」とも言う)画像形成ユニット10-2などを有する。これらは本体10側のコントローラの制御により動作する。スキャナユニット10-1はスキャナA5に相当し、画像形成ユニット10-2はプロッタA7に相当し、本体10側のコントローラは本体コントローラA1に相当する。また、後述するHDD(Hard Disk Drive)103(図3参照)に画像領域A6を有する。
スキャナユニット10-1は、ADF(Auto Document Feeder)10-1aやスキャナ10-1bなどを備えている。ADF10-1aは、原稿の読取り面であるコンタクトガラス10-1c面上に、コンタクトガラス10-1c面の露出や遮光が可能なように開閉自在に設けられている原稿押さえ板の一例である。ADF10-1aの片側を上方に持ち上げることによりコンタクトガラス10-1c面が露出し、この開状態においては、露出したコンタクトガラス10-1c面に原稿面を向けて原稿を直接置く(載置する)ことができる。原稿を置き、持ち上げたADF10-1aを下げて閉状態に閉じれば、ADF10-1aは押さえ板として機能し、外部光源の光を遮断することができる。
スキャナ10-1bは、コンタクトガラス10-1cの下方に構成されており、照明装置や、CCD(Charge Coupled Device)方式又はCMOS(Complementary MOS)方式のイメージセンサや、イメージセンサ上に原稿の像を結像する光学系などを有する。スキャナ10-1bは照明装置によりコンタクトガラス10-1c越しに原稿や原稿押さえ板(具体的には、原稿の背面に位置する背面カバー)を照明し、原稿面や背面カバーからの反射光(読取光)が光学系を通じてイメージセンサ上に結像した光を電気信号(RAW画像)に変換する。
画像形成ユニット10-2は、光書込装置や、タンデム方式の作像ユニットや、転写ベルトや、定着装置などを有し、これらにより、下部の記録紙供給カセットから供給された記録紙上にトナーなどで画像を形成する。
操作パネル20は、上記操作部20の一例であり、アプリA2(図1参照)や設定領域A4(図1参照)を有する。アプリA2は、ユーザからの操作を受け付けて、本体10に機能の実行を指示したり、設定領域A4に設定情報B1を設定したりする。例えば、アプリA2は、スキャニングの開始ボタンが押下された場合、本体10側のコントローラにスキャニングの実行を要求する。また、操作パネル20は、そのスキャニングで得られた元スキャン画像D1を本体10から引き取り、その元スキャン画像D1に設定領域A4の設定情報B1に従った画像処理等を施し、その処理後の出力画像D2を設定情報B1に設定された出力先へ出力する。出力画像D2の出力先に応じ、アプリA2は、例えば印刷の実行を本体10へ要求したり、記憶媒体への保存や他の装置などへの送信を指示したりする。操作パネル20は、本体10側のコントローラと有線または無線により近距離通信接続され、その通信路30(図3参照)を介して本体10側のコントローラに操作信号を送信したり、本体10側のコントローラとの間で要求、応答、画像等のデータを送受信したりする。
第1の実施の形態では、操作パネル20が本体10の機能を利用するときの形態の一例として、本体10が機能をAPI(Application Programming Interface)で提供し、操作パネル20が、そのAPIを操作することによりスキャニングや印刷などの本体10の機能を実行する形態を示す。
また、「API」には、一例としてWebAPIを使用した場合のものを示す。以下において特に明記しない限り、「API」は、「WebAPI(主にRESTのWebAPI)」であるものとする。REST(Representational State Transfer)のWebAPIは、GET(取得)、POST(登録)、PUT(更新)、DELETE(削除)のメソッドと、リソースを特定するURL(Uniform Resource Locator)を用いたリクエスト(「要求」や「要求データ」とも言う)を操作パネル20から本体10のコントローラに実装したWeb(World Wide Web)サーバに送信し、操作パネル20においてWebサーバからレスポンス(「応答」や「応答データ」とも言う)をJSON(JavaScript(登録商標)Object Notation)やXML(Extensible Markup Language)などで受け取る。
(ハードウェア構成)
図3は、MFP1のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、本体10側のコントローラは、第1のCPUであるCPU(Central Processing Unit)100と、ROM(Read Only Memory)101と、RAM(Random Access Memory)102と、HDD103と、通信I/F104と、接続I/F105と、エンジン106とを有する。各部はシステムバス107を介して相互に接続されている。
CPU100は、演算処理や制御処理を実行する中央演算処理装置である。CPU100は、ROM101やHDD103などに格納されている各種のプログラムをRAM102に読み出し、演算処理や制御処理を実行するなどして、本体10を統括的に制御する。
ROM101は、固定プログラム(例えばBIOS(Basic Input/Output System)等)を記憶する不揮発性メモリである。RAM102は、CPU100が各種処理の際の作業領域などとして使用する揮発性メモリである。HDD103は、各種プログラムやデータなどを格納する補助記憶装置である。各種プログラムには、複合機専用のOS(Operating System)やWebサーバソフトやWebAPIなどが含まれる。また、HDD103は、スキャニングにより得られた原稿の元スキャン画像D1(図1参照)を格納する画像領域A6を有する。
通信I/F104は、本体10がLAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)等の通信ネットワークに接続するためのインタフェース(例えばEthernet(登録商標)ボードなど)である。
接続I/F105は、操作パネル20との間で通信路30を介して通信接続するUSB(Universal Serial Bus)規格等の近距離通信のインタフェースである。なお、操作パネル20との接続はUSBに限定されない。また、通信路30は有線に限らず無線であっても良い。
エンジン106は、スキャナユニット10-1(図2参照)に構成されているスキャナ10-1b(図2参照)や画像形成ユニット10-2(図2参照)に構成されているプロッタなどのエンジンである。スキャナ10-1bは、コンタクトガラス10-1c(図2参照)上の原稿に光を照射し、その反射光をCCD方式やCMOS方式のRGBカラーセンサにより電気信号に変換する。電気信号に変換された信号は、信号増幅やA/D変換を経て、JPEG(ジェイペグ)圧縮部による圧縮後、デジタル信号(JPEG画像)として出力される。JPEG画像は、元スキャン画像D1の一例である。
図3に示す操作パネル20は、本体10とは別に設けた第2のCPUであるCPU200と、ROM201と、RAM202と、フラッシュメモリ203と、通信I/F204と、接続I/F205と、タッチパネル206と、LCD(Liquid Crystal Display)207と、SD208とを有する。各部は、システムバス209を介して相互に接続されている。
CPU200は、演算処理や制御処理を実行する中央演算処理装置である。CPU200は、ROM201やフラッシュメモリ203などに格納されている各種のプログラムをRAM202に読み出し、演算処理や制御処理を実行するなどして、操作パネル20全体を統括的に制御する。
ROM201は、固定プログラム(例えばBIOS等)を記憶する不揮発性メモリである。RAM202は、CPU200が各種処理の際の作業領域などとして使用する揮発性メモリである。RAM202の一部に、設定情報B1(図1参照)がセーブされる設定領域A4が割り当てられる。フラッシュメモリ203は、本体10とは別の汎用OS(アンドロイド(登録商標)OS等)や、この汎用OSの元でCPU200によって動作するアプリA2(アンドロイドアプリ等)などを記憶する補助記憶装置である。設定領域A4の設定情報B1は、フラッシュメモリ203に保存され、次回から設定領域A4に読み出されて使用される。操作パネル20の汎用OSは、本体10の複合機専用OSとは独立して動作する。アプリA2は、操作パネル20の汎用OSの元で動作するアプリとしてフラッシュメモリ203に記憶されている。なお、アプリA2は汎用OS上に追加可能なアプリである。
通信I/F204は、操作パネル20がLANやVPN等の通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。
接続I/F205は、本体10との間で通信路30を介して通信接続するUSB規格等の近距離通信のインタフェースである。
タッチパネル206は、操作者によるLCD207の画面のタッチ位置を検知し、そのタッチ位置の情報(位置情報)をCPU200に通知するタッチセンサである。なお、タッチパネル206の他に、入力値やコマンド等をCPU200に通知するハードウェアキーなどを設けても良い。
LCD207は表示手段の一例である。LCD207は、液晶表示画面を有し、CPU200により出力された画面情報を当該液晶表示画面に表示させる。なお、当該表示手段は、液晶の他、有機EL(Electro Luminescence)など、他の表示方式を用いたものであっても良い。
SD208は、SDメモリカードのインタフェースである。SDメモリカードは、過去の設定情報B1や操作パネル20で画像処理等を施した出力画像D2の格納先などとして利用する。なお、SDメモリカード以外の着脱自在の記憶媒体を利用してもよい。
(機能構成)
第1の実施の形態において、MFP1の本体10と操作パネル20とは別々のオペレーティングシステム(それぞれ、複合機専用OSと汎用OS)により独立して動作する。操作パネル20のアプリA2は、操作パネル20のオペレーティングシステムの元で本体10のWebAPIにより本体10を操作する。
本体10は、CPU100がROM101やHDD103などに記憶されているプログラムをRAM102に読み出し、順次実行することにより、各種機能を発揮する。また、操作パネル20は、CPU200がROM201やフラッシュメモリ203などに記憶されているプログラムをRAM202に読み出し、順次実行することにより、各種機能を発揮する。
図4は、本体10と操作パネル20との、それぞれが発揮する機能の一例を示す図である。図4の操作パネル20には、主に、アプリA2に係る機能を示している。
図4に示すように、本体10は、接続制御部11、通信制御部12、記憶制御部13、要求応答部14、WebAPIサービス部15、読取スキャナ制御部(スキャナ制御部)16、プロッタ制御部17などの機能を発揮する。
接続制御部11は、接続I/F105を制御して操作パネル20と通信を確立し、操作パネル20との間でデータを送受信する。
通信制御部12は、通信I/F104を制御して、指定された通信先と通信を確立し、その通信先との間でデータを送受信する。通信制御部12と通信I/F104は、ネットワーク処理部A8(図1参照)に相当する。
記憶制御部13は、メモリ(ROM101、RAM102、HDD103)の記憶領域を管理し、メモリへのプログラムやデータの書き込みや、メモリからのプログラムやデータの読出しを行う。元スキャン画像D1はHDD103の画像領域A6に格納する。この例において、「元スキャン画像」はエンジン106により生成されるJPEG画像を指す。
要求応答部14は、操作パネル20との間でHTTP(Hypertext Transfer Protocol)通信を行う。要求応答部14は、この通信において、受信データに含まれる要求データを処理する。当該要求データにAPIが指定されている場合、要求応答部14は、WebAPIサービス部15のAPIを通じて処理結果を得る。
WebAPIサービス部15は、各種のAPIを提供する。なお、要求応答部14及びWebAPIサービス部15は、MFP1の本体10側に有するWebサーバとして実装されている。
読取スキャナ制御部16は、エンジン106を通じてスキャナ10-1bを制御し、元スキャン画像D1を得る。プロッタ制御部17は、エンジン106を通じてプロッタを制御する。
操作パネル20は、接続制御部21、通信制御部22、記憶制御部23、入力受付部24、表示制御部25、画像処理部26、要求部27、出力部28などの機能を発揮する。
接続制御部21は、接続I/F205を制御して本体10と通信を確立し、本体10との間でデータを送受信する。例えば、接続制御部21は、本体10の接続制御部11に対しリクエストやデータを送信し、リクエストに応じてデータを受信する。
通信制御部22は、通信I/F204を制御して通信先と通信を確立し、通信先との間でデータを送受信する。
記憶制御部23は、メモリ(ROM201、RAM202、フラッシュメモリ203)の記憶領域を管理し、メモリへのプログラムやデータの書き込みや、メモリからのプログラムやデータの読出しを行う。RAM202の記憶領域の一部に、設定領域A4や、元スキャン画像(読取画像)D1を変換処理するためのワーク領域などを確保する。
入力受付部24は、「入力部」の一部であり、タッチパネル206からタッチ位置の情報を受け付けることにより、操作指示の入力を受け付ける。
表示制御部25は、LCD207に画面情報を表示させる。
画像処理部26は、各種の画面から設定情報B1の設定を受け付け、本体10から引き取った元スキャン画像D1に当該設定の画像処理等を施す。具体的に、画像処理部26は、各種の画面を表示制御部25によりLCD207に表示し、それらの画面において入力受付部24で受け付けた設定を、記憶制御部23を通じてRAM202の設定領域A4に設定情報B1としてセーブ、つまり記憶する。さらに、画像処理部26は、要求部27を通じて原稿のスキャニングを指示し、そのスキャニングにより生成された元スキャン画像D1を本体10から引取り、設定情報B1に従って画像処理等を施す。
要求部27は、本体10の要求応答部14とHTTP通信を行う。具体的には、要求部27は、UI(User Interface)で受け付けたユーザの入力に基づくリクエストを、HTTPクライアントを使って本体10のWebサーバ(要求応答部14・WebAPIサービス含む)に投げる。要求部27は、そのHTTP通信において、WebAPIサービス部15のAPIを選択的に指定し、その選択したAPIによる実行処理結果を受け取る。
出力部28は、画像処理部26の画像処理等により得られた出力画像D2を設定情報B1の設定に従って出力する。例えば、設定情報B1に本体10における印刷が指定されている場合、要求部27を通じて出力画像D2の印刷を本体10に要求する。また、設定情報B1にネットワーク上の所定の出力先が指定されている場合、その出力先への出力画像D2の送信を要求部27を通じて本体10に要求する。また、SDメモリカードが指定されている場合、操作パネル20に装着されているSDメモリカードへ出力画像D2を出力する。なお、本構成のように操作パネル20にネットワーク処理部A8(通信I/F204等)が設けられている場合は、ネットワーク上の所定の出力先への送信を、本体10のネットワーク処理部A8を利用せずに、操作パネル20のネットワーク処理部A8を利用して送信してもよい。この詳細は、第2の実施形態として示す画像処理システムの動作において説明する。
第1の実施の形態に係る機能構成において、画像処理部26は、各種の画面を表示制御部25によりLCD207に表示し、それらの画面において入力受付部24で受け付けた設定を、記憶制御部23を通じてRAM202の設定領域A4に設定情報B1としてセーブする。つまり画像処理部26は「設定部」としての機能を含んでいる。さらに、画像処理部26は、要求部27を通じて原稿のスキャニングを指示し、そのスキャニングにより生成された元スキャン画像D1を本体10から引取り、設定情報B1に従って画像処理等を施す。つまり画像処理部26は「処理部」としての機能も含んでいる。画像処理部26の他に出力部28なども「処理部」としての機能を含む。
図5は、WebAPIサービス部15が提供する操作種類別の複数のAPIの一例を示す図である。図5に示すように、WebAPIサービス部15は、画像読取API15-1、画像形成API15-2、画像送信API15-3などを提供する。
(操作パネル20の画面構成)
続いて、アプリA2が操作パネル20(LCD207)に表示する操作画面の画面構成について説明する。以下に示す原稿画像は、レシートや名刺などを原稿とする画像とする。なお、以下に示すような、ユーザが操作する選択ボックスや、チェックボックスや、ボタンなど各種の操作子は、入力キーA3(図1参照)の一例とする。
図6~図10は、設定情報B1を設定する設定画面の構成の一例を示す図である。図6には、画像処理の設定値を設定する設定画面1100の一例を示している。設定画面1100は、色選択ボックス1111と、解像度選択ボックス1112と、濃度選択ボックス1113と、ページサイズ選択ボックス1114と、Duplex選択ボックス1115と、フォーマット選択ボックス1116と、回転方向選択ボックス1117と、間隔選択ボックス1118と、フィルタチェックボックス1119とを有する。それぞれの選択ボックスは、選択リストをプルダウンなどにより表示し、ユーザにより選択リストの中から設定を選択させ、その中から指定された設定値を受け付けて、その設定値を選択ボックスに表示する。チェックボックスは、表示されている項目のオンまたはオフを受け付け、ユーザにより指定される度にオンとオフとを切り替え、オンの場合にチェックマークを表示する。
色選択ボックス1111は、カラーやモノクロなどの設定色を受け付ける選択ボックスである。解像度選択ボックス1112は、解像度の設定を受け付ける選択ボックスである。濃度選択ボックス1113は、濃い、薄いなどの濃度の設定を受け付ける選択ボックスである。ページサイズ選択ボックス1114は、「A4」や「B5」などの設定サイズを受け付ける選択ボックスである。Duplex選択ボックス1115は、両面印刷の設定を受け付ける選択ボックスである。フォーマット選択ボックス1116は、PDF(Portable Document Format)やJPEGなどの画像フォーマット形式の設定を受け付ける選択ボックスである。回転方向選択ボックス1117は、縦や横などの回転方向の設定を受け付ける選択ボックスである。間隔選択ボックス1118は、複数の原稿画像の画像配置間隔の設定を受け付ける選択ボックスである。
また、フィルタチェックボックス1119は、画像フィルタの設定をオンにするかオフにするかを受け付けるチェックボックスである。
設定画面1100には、SDメモリカードなどの記憶媒体やインターネット上のサイトなどに保存されている過去の設定をロードするための保存先の入力を受け付ける入力セット1121を設けている。この入力セット1121に、ユーザが過去の設定の保存先やファイル名等を指定することにより、指定先のSDメモリカードやインターネット上のサイトなどから設定をロードし、設定領域1110の各選択ボックスやチェックボックスなどに反映することもできる。
また、設定画面1100には、設定画面1100で受け付けた設定を設定情報B1として設定領域A4にセーブする指示を受け付けるセーブボタン1131と、設定画面1100において行われた変更を元に戻す指示を受け付けるキャンセルボタン1132とを設けている。
また、設定画面1100には、設定画面1100で受け付けた設定をSDメモリカードなどの所定の記憶媒体に出力する指示を受け付けるログ出力ボタン1141を設けている。ログ出力ボタン1141の押下により、設定画面1100で受け付けた設定がSDメモリカードなどの所定の記憶媒体に、設定したファイル名で保存される。
また、設定画面1100には、ホーム画面に戻るためのホームボタン1151や、全ジョブを停止するためのストップボタン1152などを設けている。これらのボタンは、その他の後述する画面にも適宜設けており、同一の番号を付している。
図7には、本体10に実行させる処理(アクション)を設定する設定画面(アクション設定画面1200)の一例を示している。アクション設定画面1200は、本体10で実行させる処理の設定ボタンの一例として、コピー(Copy)ボタン1201と、スキャン(Scan)ボタン1202と、コピー及びスキャン(Copy&Scan)ボタン1203とを有する。ここでは、上記設定ボタンとして3種類のボタンを示しているが、本体10の機能に応じて、適宜、ボタンの種類や数を変更してもよい。
コピーボタン1201は、本体10でコピーを実行させる設定を受け付ける入力ボタンである。この例で「コピー」とは、本体10のスキャナ機能と印刷機能とを利用する。具体的には、スキャナ10-1bで原稿の画像を読み取り、その読取画像D1に操作パネル20で画像処理等を施した出力画像D2を、プロッタで出力する。スキャンボタン1202は、本体10でスキャンを実行させる設定を受け付ける入力ボタンである。この設定は、スキャナ10-1bで原稿の画像を読み取り、その読取画像D1に操作パネル20で画像処理等を施した出力画像D2を、SDメモリカードなどの記憶媒体やネットワーク上の他の装置に送信する。コピー及びスキャンボタン1203は、コピーの処理とスキャンの処理の両方を実行させる設定を受け付ける入力ボタンである。
また、アクション設定画面1200には、設定画面1100を呼び出すための切り替えボタン1153を設けている。切り替えボタン1153の押下により、設定画面1100が表示される。
図8には、出力するファイルタイプを設定する設定画面(ファイルタイプ設定画面1300)の一例を示している。ファイルタイプ設定画面1300は、出力画像D2のファイルタイプの一例として、シングルボタン1301と、マルチプルページボタン1302と、シングルページマルチプルボタン1303とを有する。この例ではファイルタイプの設定ボタンとして3種類のボタンを示しているが、適宜、ボタンの種類やボタンの数を変更してもよい。
シングルボタン1301は、シングルファイルを生成する設定を受け付ける入力ボタンである。ここで「シングルファイル」とは、1点の原稿画像を収録した画像ファイルのことを指す。マルチプルページボタン1302は、マルチプルページを生成する設定を受け付ける入力ボタンである。ここで「マルチプルページ」とは、複数のシングルファイルを1ファイルに集約したものを指す。シングルページマルチプルボタン1303は、シングルページマルチプルファイルを生成する設定を受け付ける入力ボタンである。ここで「シングルページマルチプル」とは、複数の原稿画像を収録した画像ファイルのことを指す。
また、ファイルタイプ設定画面1300には、戻るボタン1305を設けている。戻るボタン1305は、一画面前へ戻る指示を受け付けるボタンである。なお、戻るボタン1305は、その他の画面にも同一の番号を付し、適宜設けている。
図9には、設定を確認する設定確認画面1400の一例を示している。設定確認画面1400において、ユーザは、設定領域A4の設定情報B1の設定を確認し、設定に変更が必要なければ、アクションの処理の開始を指示する。
設定確認画面1400は、設定情報B1の確認エリアとして、エリア1410とエリア1420とを有する。エリア1410は、アクション設定画面1200とファイルタイプ設定画面1300とで選択された設定を表示するエリアである。エリア1420は、設定画面1100で設定された設定値を表示するエリアである。なお、エリア1420では、各設定値の変更も受け付け可能になっている。
設定確認画面1400には、更に、送信先設定ボタン1411が含まれている。アクション設定画面1200でスキャンまたはコピー&スキャンが選択された場合に、出力画像D2を送信する送信先を設定する。送信先設定ボタン1411の押下操作があると、SFTP(SSH File Transfer Protocol)ボタンを追加した送信先設定画面1500(図10参照)が表示され、送信先設定画面1500において送信先を選択する。
設定確認画面1400は、画面右側のエリアに開始(Start)ボタン1430を有する。開始ボタン1430は、ユーザからの押下操作により各種アクションの処理の開始の指示を受け付けるためのボタンである。
アイコン1440は、操作パネル20に接続されているメディアを示すアイコンである。
図10には、出力画像D2の送信先を設定する設定画面(送信先設定画面1500)の一例を示している。送信先設定画面1500は、送信先を設定するボタンとして、SMB(Server Message Block)ボタン1501と、FTP(File Transfer Protocol)ボタン1502と、Emailボタン1503と、USBボタン1504とを有する。この例では、送信先の設定ボタンとして4種類のボタンを示しているが、適宜、ボタンの種類やボタンの数を変更してもよい。
SMBボタン1501は、送信先をSMBフォルダとする設定を受け付けるボタンである。FTPボタン1502は、送信先をFTPフォルダとする設定を受け付けるボタンである。Emailボタン1503は、送信先をEmailアドレスとする設定を受け付けるボタンである。USBボタン1504は、送信先をUSBメモリとする設定を受け付ける入力ボタンである。
図11は、画像処理後の出力前の画像をプレビュー表示するプレビュー画面の一例を示す図である。図11に示すプレビュー画面1600は、設定確認画面1400(図9参照)の開始ボタン1430の押下により設定に基づいて開始される処理の処理後の表示画面である。
プレビュー画面1600は、出力前の画像を表示する画像表示エリア1610を有する。また、出力前の画像のファイル名を表示するファイル名ボックス1620を有する。図11には、出力前の画像の一例として、2つのレシートを収録し、ファイル名「BaseImageName_001」を付した画像を示している。この画像は、後述する画像処理により、元スキャン画像D1から2つのレシート領域をそれぞれ切り出して合成された画像である。図11には、説明のために、画像中の各レシート領域を破線で示している。なお、ファイル名には、自動的にユニークな番号を付してもよいし、ユーザが任意な値を付してもよい。画像表示エリア1610の近傍には、画像を拡大および縮小するための拡大/縮小操作子1630を設けている。拡大/縮小操作子1630の拡大ボタンと縮小ボタンの操作に応じて、出力前の画像が画像表示エリア1610内で拡大または縮小する。
プレビュー画面1600に設けた削除ボタン1640は、画像表示エリア1610に表示されている画像についての削除の指示を受け付けるためのボタンである。削除ボタン1640は、画像表示エリア1610に表示中の画像のデータの削除の指示を受け付けてもよいし、或いは、画像表示エリア1610において画像の一部の領域の指定をユーザのタッチ操作などにより受け付け、削除ボタン1640により、ユーザにより指定された領域を所定色(例えば背景色など)に置換するデータの置き換えの指示を受け付けてもよい。前者の場合、この例では画像表示エリア1610に表示されている2つのレシート画像を有する1ページ分の画像データが消去されることになるが、後者の場合、これら2つのレシートのうちからユーザに指定された一方のレシートやレシート領域以外の光の混入した領域などのデータが指定色に置き換えられることになる。
プレビュー画面1600に設けた次へのボタン1650は、画像表示エリア1610に出力前の一連の画像の中から次の順番の画像を表示させる表示切替の指示を受け付けるためのボタンである。
さらに、プレビュー画面1600には、画面右側のエリアに、出力(Send)ボタン1660を設けている。出力ボタン1660は、ユーザからの押下操作により、設定情報B1に設定された出力先への出力指示を受け付けるボタンである。
(動作説明)
続いて、MFP1全体における動作について説明する。先ず、操作パネル20が実行する処理について説明し、その後に、本体10を含むMFP1全体の処理について説明する。なお、当該処理の説明において図6~図11の各種画面を適宜参照する。
(操作パネル20の動作)
図12は、操作パネル20の処理フローの一例を示す図である。図12には、MFP1のシステムが起動して操作パネル20の汎用OSが起動した後の、操作パネル20のアプリA2の処理フローを示している。
先ず、アプリA2は、初回利用起動時において設定画面1100(図6参照)を表示し(S11)、設定画面1100においてユーザによる各種の操作入力を受け付ける(S12)。この操作入力の際に、アプリA2は、設定画面1100の表示を操作内容に応じて適宜更新する。
例えば、過去の設定情報の読み出しの操作が行われた場合、アプリA2は、その読み出した設定を各選択ボックスに選択指定された設定として表示する。また、各選択ボックスが操作された場合、その選択ボックスに一覧リストをプルダウンなどにより表示し、更に一覧リストの中から一つの選択を受け付けると、それを選択ボックスに選択指定された設定として表示する。
このような設定操作を受け付けた後、アプリA2は、設定画面1100のセーブボタン1131およびキャンセルボタン1132の押下を受け付け、押下されたボタンに対応する処理を行う(S13)。セーブボタン1131が押下された場合、アプリA2は、設定画面1100の設定を設定領域A4にセーブする。キャンセルボタン1132が押下された場合、アプリA2は、ユーザにより設定画面1100で入力された設定を破棄する。
なお、起動時に設定画面1100を表示して設定情報を設定させる処理は初回利用起動時においてのみ行う処理であり、2回目の起動時からは、アプリA2は、ステップS11~ステップS13までの処理をとばして、ステップS14から処理を開始する。よって、2回目からは、初回利用起動時に設定された設定情報が設定情報B1として利用されることになる。
アプリA2は、続いて、アクション設定画面1200を表示する(S14)。
続いて、アプリA2は、アクション設定画面1200においてユーザが利用する本体10の機能(つまり本体10で実行させる処理)についての操作入力(一例では選択入力)を受け付ける(S15)。例えば、アプリA2は、アクション設定画面1200において、本体10で実行させる処理の選択ボタンの一つ、例えばスキャンボタン1202などがユーザにより押下されると、その処理を本体10で実行させる処理の設定として受け付ける。その設定は、設定領域A4の設定情報B1に書き込まれるものとする。なお、処理の説明が複雑になるため処理の図示を省略しているが、アクション設定画面1200において切り替えボタン1153が押下された場合、アプリA2は、設定画面1100を表示し、設定画面1100で別の設定情報の設定を受け付けることが可能になる。
アクション設定画面1200において選択ボタンの一つを受け付けると、続いて、アプリA2は、ファイルタイプ設定画面1300を表示し(S16)、ファイルタイプ設定画面1300においてファイルタイプについての操作入力(一例では選択入力)を受け付ける(S17)。例えば、アプリA2は、ファイルタイプ設定画面1300において、ファイルタイプの選択ボタンの一つ、例えばシングルボタン1301などがユーザにより押下されると、押下されたボタンが指すファイルタイプを読取画像D1に施すファイルタイプの設定として受け付ける。なお、この設定は、設定領域A4の設定情報B1に書き込まれるものとする。
続いて、アプリA2は、設定確認画面1400を表示し、設定確認画面1400において各種ボタンの入力を受け付ける(S18)。
そして、アプリA2は、設定確認画面1400において開始ボタン1430が押下された場合(S19:Yes判定)、ステップS40からの処理を行う。ステップS40からの処理については後述する。
アプリA2は、送信先設定ボタン1411が押下された場合(S19:No判定、S20:Yes判定)、送信先設定画面1500を表示し(S21)、送信先設定画面1500において送信先の操作入力(一例では選択入力)を受け付ける(S22)。例えば、アプリA2は、送信先設定画面1500において、送信先の選択ボタンの一つ、例えばEmailボタン1503などがユーザにより押下されると、その押下されたボタンが指す送信先を、出力画像D2の送信先の設定として受け付ける。送信先の受付後は、ステップS18からの処理に戻る。
また、アプリA2は、設定確認画面1400においてエリア1420に示される各設定値の表示ボタン(設定変更ボタン)が押下された場合(S19:No判定、S20:No判定、S30:Yes判定)、押下されたボタンの設定値の変更を受け付けて、変更後の設定値を設定する(S31)。設定後は、ステップS19に戻る。アプリA2は、設定確認画面1400において設定変更ボタンの押下を受け付けなかった場合(S19:No判定、S20:No判定、S30:No判定)、ステップS19から判定を繰り返す。なお、説明が複雑になることを避けるために処理の図示を省略しているが、設定確認画面1400において戻るボタン1305が押下された場合に、アプリA2は、1つ前のファイルタイプ設定画面1300を表示し、さらに、ファイルタイプ設定画面1300において戻るボタン1305が押下された場合に、アクション設定画面1200を表示するように動作する。このように戻るボタン1305が押下された場合には、アプリA2は、その戻った画面から、上述したフローで処理を行う。
次に、設定確認画面1400において開始ボタン1430が押下された場合のステップS40からの処理について説明する。
アプリA2は、ユーザによる開始ボタン1430の押下により、処理の実行指示を受け付けると、先ず、本体10にスキャンの実行を要求する(S40)。アプリA2は、本体10にスキャニングの設定値(色や、解像度や、濃度や、ページサイズや、画像フォーマット形式などの設定値)をリクエストに含めて送信するが、常にカラーでJPEGの設定を送信する。これにより、本体10では、常に同じ設定で画像を生成させる。
本体10に対するスキャンの実行の要求後、アプリA2は、本体10がスキャンによって原稿から生成した読取画像D1を、本体10の画像領域A6から操作パネル20に引き取り、RAM202の作業領域に画像を展開する(S41)。
そして、アプリA2は、設定情報B1の後処理の設定に従って作業領域の画像に画像処理等を施す。先ず、アプリA2は画像処理を施す(S42)。画像処理は、例えばレシート領域の抽出や、抽出したレシート画像の傾きの補正である。この画像処理の詳細については、図13を用いて後述する。
画像処理後、アプリA2は、出力前処理(「サイズチェック」、「配置処理」、「カラー変換処理」)を行う。サイズチェックでは、アプリA2は、画像処理後の画像サイズがサイズオーバーでないかどうかを判定する(S43)。具体的に、アプリA2は、出力する画像のサイズに、抽出したレシートのサイズが収まるかをレシート画像毎に判定する。
サイズオーバーの場合(S43:No判定)、アプリA2は、エラー画面を表示し(S60)、ステップS18からの処理を再試行させる。この場合、ユーザは、その原稿を切り分けてコンタクトガラス10-1c面上に置くなどして、それから、設定確認画面1400から操作をやり直す。
画像処理後のデータがサイズオーバーでない場合(S43:Yes判定)、アプリA2は、配置処理(S44)、色変換処理(S45)を行って、処理後の画像をプレビュー画面1600に表示する(S46)。
ここで、配置処理は、設定情報B1における出力画像D2のファイルタイプの設定に基づく処理である。アプリA2は、この配置処理により、各レシート領域の各画像の幅などの寸法とレシート間隔(画像配置間隔の設定値)との合計値を、設定サイズと比較しながら、各画像を画像ファイルにおいて配置する処理を行う。例えば、「シングルページマルチプル」が設定されている場合、アプリA2は、上記画像処理により得られた各レシート領域の各画像を設定情報B1の縦横回転の設定に従って回転し、さらに、それらの回転後の画像を一定の順番で画像配置間隔の設定に従って詰めて配置し、1つの画像ファイルに収める。1つの画像ファイルに収まらない場合は、アプリA2は、残りのレシート領域の画像を別の1つの画像ファイルに収める。その画像にも収まらない場合、アプリA2は、同様に、その残りのレシート領域の画像を別の1つの画像ファイルに収める。各レシート領域の画像が全て配置されるまで、アプリA2は、この配置処理を繰り返す。
また、色変換処理は、設定情報B1に設定された色の設定に変換する処理である。本例では、本体10から常にカラー画像が得られるため、例えばモノクロが設定されている場合、アプリA2は、カラー画像をモノクロ画像に変換する。
このように、配置処理と色変換処理が行われた後の画像(出力前の画像)がプレビュー画面1600に表示される。
アプリA2は、プレビュー画面1600において削除ボタン1640の押下を受け付けると(S47:Yes判定)、配置処理により配置された一連の複数の画像のうちから画像表示エリア1610に表示されている画像を削除する(S48)。削除対象となる画像は、例えば元スキャン画像D1に蛍光灯などが映り込みレシートが正しく切り出されなかった画像などが対象となる。このような現象は、後述する画像処理においてフィルタ処理を行わなかった場合などに発生する。このような画像は、プレビュー画面1600においてユーザが次へのボタン1650を押下して、画像表示エリア1610に表示される画像を順次切り替え、対象の画像が表示されたところで削除ボタン1640を押下することにより削除される。削除対象の画像が含まれている場合、削除ボタン1640の押下により、その画像だけが削除される。なお、アプリA2は、削除ボタン1640の押下により一連の画像の全てについて削除を受け付けた場合には、図示を省略しているがエラーを表示するなどしてからステップS18に戻る。
アプリA2は、削除ボタン1640の押下を受け付けない場合(S47:No判定)、出力ボタン1660が押下されたかを判定する(S49)。アプリA2は、出力ボタン1660が押下されない場合(S49:No判定)、ステップS47の判定に戻る。
削除されていない画像(画像ファイル)が残っている場合において出力ボタン1660が押下されると(S49:Yes判定)、アプリA2は、一連の画像(画像ファイル)を設定情報B1の設定に基づき例えばPDF(登録商標)などの画像フォーマット形式に変換し、出力処理を行う。
図12に示す一例の出力処理では、アプリA2は、アクションの処理の設定がコピーの場合(S50:Yes判定)、本体10の画像形成(印刷)の機能を利用するために、本体10に対し、印刷を要求する(S51)。この際に、アプリA2は、本体10に対し、コピージョブを投入すると共に操作パネル20の処理後の出力画像D2を送信する。
アクションの処理の設定がスキャンの場合(S50:No判定)、アプリA2は、送信先設定画面1500で指定した送信先に上記出力画像D2を送信する(S52)。なお、アクションの処理の設定がコピー&スキャンの場合、アプリA2は、ステップS51とステップS52の両方の処理を行う。
これらの処理の完了後、アプリA2は、出力完了を示す完了情報を表示し(S53)、設定領域A4の設定情報B1を保存またはクリアするなどして本処理を終了する。本処理の終了後は、初期画面を表示するなどしてユーザから入力があるまで待機する。
図13は、図12のステップS42に示す画像処理の処理フローの一例を示す図である。アプリA2は、画像領域A6に設定した読取画像D1を対象に設定領域A4の設定情報B1に従って画像処理を施す。
具体的に、アプリA2は、設定情報B1のフィルタの設定がオンであるか否かを判定し(S42-1)、設定情報B1のフィルタの設定に応じて、スキャニングの周囲環境に適した画像処理を施す。
例えば、フィルタの設定がオンである場合(S42-1:Yes判定)、アプリA2は、画像領域A6の読取画像D1に対してフィルタ処理を含む画像抽出処理を施す(S42-2)。フィルタ処理を含む画像抽出処理は、図14(b)に示す画像処理の手順であり、読取画像D1に映り込んでいる蛍光灯などの光の情報をフィルタ処理により消し、原稿画像の境界を際立たせてから切り抜く。
一方、フィルタの設定がオフの場合(S42-1:No判定)、アプリA2は、フィルタ処理を含まない画像抽出処理を施す(S42-3)。フィルタ処理を含まない画像抽出処理は、図14(a)に示す画像処理の手順で、蛍光灯などの光の映り込みがないので、簡易な手順で原稿画像を切り抜く。
原稿画像の切り抜き後、アプリA2は、切り抜いた原稿画像の傾きを補正する傾き補正処理を行う(S42-4)。これは、コンタクトガラス10-1c面上の原稿が傾いた状態でスキャニングが行われた場合に発生する画像の傾きを補正する処理である。レシートや名刺などは軽いため、コンタクトガラス10-1c上で後ろからの押さえが無い場合は特に、コンタクトガラス10-1c上で傾いてしまう。コンタクトガラス10-1c上に複数枚のレシートや名刺などを並べたときには、それぞれ異なる向きに傾いてしまう。この傾き補正処理により、それぞれの原稿が傾いた場合でも、1枚ずつ傾きを補正する。
(操作パネル20における画像処理)
続いて、操作パネル20が本体10から引き取った読取画像D1に行う画像処理について説明する。ここでは、スキャナユニット10-1においてコンタクトガラス10-1c面上に原稿として複数枚のレシートを並べて載置してスキャニングを行う場合を例に、複数枚のレシートのそれぞれの原稿画像を含む読取画像D1の画像処理について説明する。
レシートは、一般に、ロール状の白のレシート用紙に印字情報が黒で刻印され、印字の終わりの位置で余白をとってカットされている。レシートは、四方の縁に、十分な幅の白の余白を有し、それらの余白に囲まれた印字範囲に印字情報が刻印されている。このような縁が白色の原稿をスキャニングする場合、次の方式で行うことが考えられる。
その方式は、ADF10-1aを開状態にしてスキャニングする方式である。ユーザがコンタクトガラス10-1c面上に原稿として複数枚のレシートを並べて載置し、ADF10-1aを下げて閉状態にする。そして、複数枚のレシートを、コンタクトガラス10-1c面とADF10-1aとで挟んだ閉状態でスキャニングする。この場合、原稿(この例ではレシート)の縁は白色で、ADF10-1aの背面カバーも白色であることが多いので、レシートの縁において反射した読取光も、背面カバーで反射した読取光も、同色の白色として検出され、スキャニング後の読取画像D1からレシート領域の境界(エッジ)を検出することは難しい。そこで、ADF10-1aを開状態にしたままスキャニングを実施する。つまり、複数枚のレシートを、コンタクトガラス10-1c面とADF10-1aとで挟まずに開状態でスキャニングする。この場合、レシートの背面に背面カバーがないため、読取光が背面カバーからは戻らず、レシートの背景画像が暗くなる。
ところで、MFP1の設置環境により、ADF10-1aを開状態で使用すると読取画像D1に天井の電灯(一例として蛍光灯とする)などの光が映り込む場合がある。この場合、読取画像D1からレシートを正確に切り出す(抽出する)ことができなくなることがあるが、これについては、本実施形態では画像処理の際にフィルタ処理を含めることにより対処する。
図14は、フィルタ処理をオフに設定したときと、フィルタ処理をオンに設定したときのそれぞれの画像処理の手順の一例を示す図である。蛍光灯などの光の映り込みがない環境ではフィルタ処理をオフに設定し、蛍光灯などの光の映り込みがある環境ではフィルタ処理をオンに設定する。何れの場合も、この例では、レシート領域(レシート画像領域)とレシート以外の画像領域との境界を認識することにより、レシート画像を抽出する。なお、フィルタ処理のオンとオフの設定は、設定画面1100において適宜行ってよい。例えば、ユーザがスキャニングの度に行ってもよいし、MFP1の設置時などにサービスマンなどが初期値として設定を行ってもよい。
図14(a)には、フィルタ処理の設定がオフの場合における画像処理の手順の一例を示している。先ず、操作パネル20は、状態1に示す元スキャン画像(読取画像)D1を本体10から受け取る。状態1の元スキャン画像D1は、コンタクトガラス10-1c面上に3枚のレシートが並べられた状態でスキャニングされたときの状態を示す画像である。蛍光灯などの光の映り込みが無い環境のため、レシート以外の背景が暗くなる。なお、元スキャン画像D1がモノクロのイメージになっているが、元スキャン画像D1は、本例では、RGBカラー画像になっている。
この元スキャン画像D1に対し、アプリA2が2値化・境界抽出処理を行い、状態2に示す画像情報を生成する。この処理において、アプリA2は先ず元スキャン画像D1を2値化する。具体的に、アプリA2は、輝度値が基準値より暗い画素を黒の画素値で表し、基準値より明るい画素を白の画素値で表す。続いて、アプリA2は、2値化した画像に対して境界抽出処理を行う。このケースでは、3枚の各レシートの四方が白色で背景が黒色であるため、白と黒の境界を抽出することにより、状態2に示すように各レシート領域のエッジで境界線を正確に抽出することができる。
各レシートの境界線の抽出後、アプリA2は、それぞれの境界線の位置で、元スキャン画像D1から3つのレシート領域を切り抜く。状態3は、元スキャン画像D1から3つのレシート領域を切り抜いた後の3つのレシートのそれぞれの画像イメージを表している。アプリA2は、各画像に、それぞれの識別コードを付し、その後、設定に応じて、各画像を画像ファイルにおいて配置する配置処理などを行う。
図14(b)には、フィルタ処理の設定がオンの場合における画像処理の手順の一例を示している。先ず、操作パネル20は、状態1に示す元スキャン画像(読取画像)D1を本体10から受け取る。状態1の元スキャン画像D1は、図14(a)と同じくコンタクトガラス10-1c面上に3枚のレシートが並べられた状態でスキャニングされた場合のRGBカラー画像である。蛍光灯が映り込む環境でスキャニングされているため、背景に蛍光灯が映りこみ、その光の領域が明るくなる。蛍光灯は、中心付近は白色になるが、その外側は、蛍光灯カバーにおける反射などの影響で緑色などに薄く色がつく。
この元スキャン画像D1について、アプリA2は、グレースケール処理とノイズ除去を行って状態2に示す画像情報を生成し、続いて、状態2から境界抽出により状態3に示す画像情報を生成する。この段階では、状態3に示すように、蛍光灯が映り込んでいる領域にレシートのエッジ以外の線が同じ白色で境界線として抽出される。このため、アプリA2は、状態3から更に2値化とノイズ除去を行うことによりレシート以外の境界線を消去し、状態4に示す画像情報を生成する。この段階では、レシート以外の境界線は略消去されるようになるが、状態4に示すようにレシートの境界線までも部分的に削られるため、アプリA2は、白領域増加による矩形境界結合で状態5に示す画像情報を生成する。これにより、状態5に示すようにレシートの境界が明確になり、アプリA2は、その境界位置で元スキャン画像D1から各レシート領域を切り抜き、状態6に示す3つのレシートのそれぞれの画像イメージを得る。
なお、図14(b)に追加したフィルタ処理は一例であり、フィルタ処理の回数や、フィルタ処理の組み合わせや、フィルタ処理の方法などは、適宜変えてもよい。
このように、特に、背景に蛍光灯などの白色の光が映りこむ環境では、白色の光の映り込み領域をレシート領域と誤って識別する誤判定が発生しやすいが、フィルタ処理を追加することにより、レシートの境界抽出精度が上がり、誤判定が抑制される。従って、レシートの切り抜きにおいて発生するエラー画像を減らすことが可能になる。
(MFP1全体の動作)
図15は、MFP1全体の動作の一例を示すシーケンス図である。操作パネル20における処理フローは、既に詳細に説明しているため、ここでは、操作パネル20側の処理を簡略して説明し、操作パネル20と本体10との連携について詳しく説明する。
先ず、操作パネル20のアプリA2は、設定を受け付け(S101)、そこで受け付けた設定を操作パネル20の設定領域A4に設定情報B1としてセーブする(S102)。
続いて、操作パネル20のアプリA2は、本体10における処理の開始ボタン1430の押下を受け付け(S103)、ユーザにより開始ボタン1430が押下されると、設定領域A4から設定情報B1の一部を取得し(S104)、画像読取のリクエストを本体10に送信する(S105)。
本体10では、操作パネル20から送信された画像読取のリクエストに基づき、WebAPIサービス部15が画像読取API15-1をたたき、読取スキャナ制御部16に画像の読取を実行させる(S106、S107)。この実行により読み取られた読取画像D1は本体10の画像領域A6に保存される(S108)。
WebAPIサービス部15は、画像の読取が完了すると(S109)、その読取画像D1を画像領域A6から取得し(S110)、取得した読取画像D1を要求応答部14を通じて要求元の操作パネル20に送信する(S111)。
操作パネル20のアプリA2は、この送信により本体10から読取画像D1を引き取ると、操作パネル20の設定情報B1から残りの設定を取得し(S112)、その設定に従って、引き取った読取画像D1に画像処理等を施す(S113)。
その画像処理後、操作パネル20のアプリA2は、画像処理後の画像をプレビュー画面1600にプレビュー表示する(S114)。
そして、そのプレビュー画面1600において、アプリA2は、出力ボタン1660の押下を受け付け(S115)、ユーザの出力ボタン1660の押下により、設定の画像フォーマット形式に変換する(S116)。
さらに、設定情報B1にコピーが指定されていた場合、アプリA2は、画像形成のリクエストと共に処理後の出力画像D2を本体10に送信する(S117)。この場合、本体10では、上記リクエストに基づき、WebAPIサービス部15が画像形成API15-2をたたき、プロッタ制御部17に画像形成(印刷)を実行させる(S118、S119)。
また、設定情報B1にスキャンが指定されていた場合、アプリA2は、送信先の設定に基づき、画像送信のリクエストと共に処理後の出力画像D2を本体10に送信する(S120)。この場合、本体10では、上記リクエストに基づき、WebAPIサービス部15が画像送信API15-3をたたき、本体10の通信制御部12に当該出力画像D2の送信を実行させる(S121、S122)。
本実施の形態では、MFP1の本体10においてスキャニングの設定を固定する例を示したが、操作パネル20が本体10にスキャニングの実行を要求するリクエストに含める一部の設定値、例えばスキャニングの設定色や、解像度や、濃度や、ページサイズや、画像フォーマット形式などを、本体10側が読み取り、その設定で本体10が画像を生成するように変形してもよい。この場合、操作パネル20において、画像処理等に含まれる一部の処理を省略することができる。このように、本実施の形態のMFPでは、設定情報に一部を本体に送信し、その設定で、本体にスキャニング処理を行わせ、操作部側では、そのスキャニグされた画像を引き取り、設定情報の残りの設定に従って残りの画像処理等を行うという使い方もできる。
また、本体10において設定を固定して得た元スキャン画像は、本体10に蓄積しておくことができる。従って、本体10においてあるユーザにより読み取りが実行された元スキャン画像をその他のユーザが共有するという使い方もできる。例えば、その元スキャン画像を各ユーザが操作パネル20で指定して引き取り、その引き取った元スキャン画像を各ユーザが操作パネル20に設定した固有の設定で画像処理等を施すという使い方ができる。
以上のように、本実施の形態では、原稿からスキャニングにより得た画像(元スキャン画像)を操作パネル20で引き取って柔軟に各種設定及び画像処理等を施すことが可能になる。また、操作パネル20において、同じ原稿についてユーザ別の異なる設定の画像処理を施すようなケースでも、本体における原稿のスキャニングの回数を増やすことなく本体の負荷を減らすことができる。
また、例えば複数のレシートをまとめて読み取ってレシート画像を簡単に抽出するとともにユーザの要望に沿った出力を行うこともできる。
また、押し下げ板を使わないことで、レシートをスキャナの読取り面に並べるだけで簡単にスキャンを実行することができる。レシートは通常の原稿より小さく、細長いものなど様々な形状をしている。その様なレシートをまとめて読み取る場合、読み取り方や出力方法はユーザによって異なる。このようにスキャナの押し下げ板(原稿押さえ板)を開けたままスキャンを実行することも可能であるため、本実施の形態では、押し下げ板を開けたままスキャンを実行したいユーザと、下げてスキャンを実行したいユーザとのそれぞれに対して操作の受け付けを可能にする。
また、スキャニング画像の背景が黒くなっても、レシート領域とレシート以外の領域との境界を認識することができるため、正確にレシート画像を抽出することができる。
また、操作部の汎用OS上にアプリケーションを追加することができるため、新たな画像処理の機能の追加があっても、その更新を容易に行うことができる。
(変形例1)
操作パネル20で行う画像処理の変形例を示す。ここでは、本体10でADF10-1aを閉状態にしてスキャニングを行った場合の操作パネル20における画像処理の変形例を示す。
第1の実施の形態においても説明したように、ADF10-1aを閉状態にしてスキャニングすると、レシートの縁と背景とが画像内で同色(白色)となり、レシートのエッジを抽出することが難しくなる。このような場合、元スキャン画像D1に含まれる黒色の領域を文字の領域として認識し、元スキャン画像D1において、その黒色の領域(文字領域)を取り囲む矩形の枠を設定し、その矩形枠内の画像を切り出す。
図16は、閉状態でスキャニングを行った場合の画像処理の変形例を示す説明図である。図16には、3つのレシートを並べ、これらを閉状態で同時にスキャニングして得た元スキャン画像D1を示している。各レシートは、印字情報がレシートの印字範囲に収められ、印字範囲の外側の四方が白色の余白のものである。これらが閉状態でスキャニングされた場合、アプリA2は、それらの元スキャン画像D1を2値化し、その画像から、黒色の領域(文字領域)をグループ化し、それらを取り囲む最小の矩形枠を検出する。黒色の領域のグループ化は、例えば、それぞれの領域間の距離や、密集度などに応じて行う。領域間の距離や密集度などの設定は、1つのレシートで印字領域全体がグループ化されるような値に設定する。図16に示す長方形の破線枠は、上記矩形枠の一例である。長方形の実線枠は、各レシートの実際のエッジである。元スキャン画像D1からの各レシートの画像の切り出しは、当該長方形の破線枠を基準に印字領域の外側に所定のマージンを追加した広さの矩形枠を境に行う。
変形例1では、閉状態、つまり原稿押し下げ板を下げ、レシートを読取り面と原稿押し下げ板で挟んだ状態にすることにより、レシート等の原稿が丸まることを防止することができる。またMFP上方の電灯のスキャン時の映り込みを防ぐこともできる。さらにスキャニング画像の背景が白くなっても文字領域に基づいて境界を認識するので、正確にレシート画像を抽出することができる。
なお、本体10でADF10-1aを開状態でスキャニングするか閉状態でスキャニングするかの設定は、例えば、操作パネル20において、開状態か閉状態かを示す設定項目を設定画面1100やプレビュー画面1600に設けるなどしてユーザからの入力により受け付ける。開状態か閉状態かを示す設定項目を設定画面1100に設けた場合、アプリA2は、設定画面1100での設定に従って元スキャン画像D1に対する画像処理を行う流れなので、設定が閉状態であれば、閉状態のときの上記画像処理を選択し、その処理を実行する。開状態か閉状態かを示す設定項目をプレビュー画面1600に設けた場合、初期設定に基づいて行われた画像処理で切り出された画像に切り出し位置に誤りがあるなどの理由で全画像が削除されれば、開状態か閉状態かを示す設定項目の変更を受け付け、アプリA2は、その変更された設定の画像処理により元スキャン画像D1を画像処理する。
(変形例2)
操作パネル20が元スキャン画像D1から切り出したレシートなどの各原稿画像の並び替えを行うための変形例について示す。実施の形態では、アプリA2は、操作パネル20で元スキャン画像D1を画像処理した後、その処理により元スキャン画像D1から切り出したレシートなどの各原稿画像を、切り出したときの順序などの一定の並びで画像ファイルにおいて配置する配置処理を行う。本変形例では、アプリA2の処理に、レシートなどの各原稿画像を、原稿画像に含まれている印字情報のOCR(光学的文字認識)結果に基づいて配置の順序を並び替える処理が含まれる。例えばレシートには、発行された日付や時間などの情報や、利用施設を示す情報(店名や、ホテル名など)や、利用目的を示す情報(食事、宿泊、タクシーなど)や、支払金額を示す情報などが含まれている。変形例2のアプリA2は、これらに基づく並び順の設定をユーザから受け付け、その設定で各レシートの画像を並び替えて画像ファイルにおいて配置する。
図17は、ファイルタイプ設定画面1300の変形例を示す図である。図17に示すファイルタイプ設定画面1300には、日付順、金額順、利用施設順、利用目的順などの選択ボックス1311が含まれる。アプリA2は、この選択ボックス1311に、日付順、金額順、利用施設順、利用目的順などの並び順の候補をリスト表示し、そのリストからユーザによる選択指定により何れかの並び順を受け付ける。
図18は、変形例2にかかるMFP1全体の動作のシーケンスの一例を示す図である。変形例2では、操作パネル20がネットワーク上の外部サーバのOCR処理部30に処理を依頼し、その処理結果を受け取って順番を並び替える。なお、ここでは、実施の形態において説明した部分については、簡単に説明し、実施の形態とは異なる部分について詳しく説明する。
図18に示すように、先ず、操作パネル20のアプリA2が、ユーザから設定情報B1について設定入力を受け付け(S201)、その設定を設定領域A4にセーブする(S202)。ここでは、実施の形態に示す設定に加え、日付順や金額順などの並び順の設定も受け付ける。
そして、アプリA2は、ユーザからスキャニングの開始ボタン1430の押下を受け付けると、本体10にスキャニングの実行を要求し(S205)、本体10がスキャニングを終えると、その読取画像D1を本体10から引き取る(S211)。
そして、アプリA2は、OCR処理部30にOCR処理を要求し、OCR処理対象である読取画像D1をOCR処理部30に送信する(S212)。
OCR処理部30は、要求されたOCR処理を読取画像D1を対象に施し(S213)、そのOCR処理の処理結果(テキストデータ)を要求元の操作パネル20に送信する(S214)。
操作パネル20のアプリA2は、そのOCR処理の処理結果を取得すると、設定領域A4から設定を取得し(S215)、その設定に従って、実施の形態に示したように当該読取画像D1に画像処理を行い、当該読取画像D1からレシートなどの各原稿画像を切り出す(S216)。
その後、操作パネル20のアプリA2は、ステップS202で受け付けた並び順の設定に従い、当該読取画像D1のOCR処理の結果から各原稿画像を並べ替える(S220)。例えば、原稿がレシートで、並び順の設定が日付順の場合、各レシート画像と、OCR処理の結果に含まれている各レシートの印字情報とから、各レシート画像を日付順に並び替える。
その後、操作パネル20のアプリA2は、設定情報B1の設定に従って配置処理や、色変換処理や、画像フォーマット形式変換や、出力処理などを行う。例えば、日付順で画像を画像ファイルにおいて配置したり、モノクロに色変換したり、画像フォーマット形式をPDFに変換したりして、本体10に印刷(又はネットワーク上の指定された装置への送信)を指示する(S221)。これにより、本体10が印刷(又はネットワーク上の指定された装置への送信)を実行する(S222)。
なお、本変形例では、原稿画像の並び替えの順番の一例として、レシートを並べ替える場合の並び替え項目を示したが、原稿画像の種類に応じて、並べ替えの項目を適宜設定してよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、本体と操作部とが一体になったMFPの態様(画像処理装置の態様の一例)について示した。しかし、MFP1の本体10を、MFP1の操作パネル20との組み合わせに限らず、MFP1の操作装置として機能させるタブレット端末やスマートフォンなどのユーザの情報処理装置と連携する画像処理システムとして提供してもよい。
この場合、ユーザの情報処理装置にWebクライアントのソフトやアプリA2をインストールし、ユーザの情報処理装置上でアプリA2を実行させる。この場合も同様に、ユーザの情報処理装置から本体10のWebAPIを操作して、本体10へスキャニングの実行を要求し、その要求により、本体10から引き取った読取画像D1を、情報処理装置上でユーザが個別に設定した設定内容の画像処理等を行って、その処理後の出力画像D2を印刷や他の装置などに送信するなどの、各種の機能を、MFP1の操作装置である情報処理装置上に実現する。
このような画像処理システムにおいて、スマートフォンなどの情報処理装置にWiFiなどの通信機能(通信I/F204等)が備わっている場合が多い。そのため、このような画像処理システムにおいては、情報処理装置で処理して得た出力画像D2の送信を、本体10側の通信機能(通信I/F104等)を利用せず情報処理装置の通信機能を使ってネットワーク上の指定先の装置に対して行うことも可能である。
また、出力画像D2をネットワーク上の装置に限らず、情報処理装置に装着した記憶媒体(例えばSDメモリカードやUSBメモリなど)に出力することもできる。
図19は、情報処理装置側の通信機能により出力画像D2を指定先に送信する場合の画像処理システムの動作の一例を示す図である。図19には、当該情報処理装置を操作パネル20に見立てて示している。また、主に実施の形態とは異なる動作を示し、それ以外の同様の動作については図示を省略している。
図19に示すように、アプリA2は、画像フォーマット形式変換後、それにより得られた出力画像D2を含む送信データを通信I/F204に出力する(S130)。通信I/F204は、送信データに指定された送信先のアドレスへ送信データを送信する(S131)。
各実施の形態や各変形例の画像処理装置や情報処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、各実施の形態や各変形例の画像処理装置や情報処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、各実施の形態や各変形例の画像処理装置や情報処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、各実施の形態や各変形例のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
各実施形態及び各変形例に示すアプリケーションの利用シーンの例を説明する。なお、これ以外の利用シーンや業種業務であっても、本アプリケーションは利用可能である。
(1)例えば精算のためのレシートが多数ある場合に、ユーザは、MFPを操作する操作パネルで操作パネルのアプリケーション(アプリA2)を起動し、その設定画面で原稿のスキャニングから原稿画像の出力までのユーザ固有の一連の処理(元スキャン画像からの原稿画像の切り抜き、傾き補正、並べ替え、配置処理、画像フォーマット形式変換等)の設定を行う。そして、ユーザは、MFP本体のスキャナ(コンタクトガラス面上)に多数のレシートを並べ、操作パネルの画面で設定処理のための開始ボタンを押す。すると、操作パネル上に、スキャナで読み取られたレシート画像が設定の形態でプレビュー表示される。例えばコンタクトガラス面上にランダムに置いた多数のレシートが間隔を詰めて整列された画像などがプレビュー表示されることになる。ユーザは、プレビュー表示された画面から再読取が必要な画像を削除し、出力ボタンを押下する。この操作により、残った画像の画像イメージがMFP本体のプロッタからプリントアウトされたり、データとして指定先のフォルダに出力されたりする。
(2)また、ユーザがスマートフォンなどに上記アプリA2をインストールすることにより、それぞれのスマートフォンからMFP本体のWebAPIを使ってMFPを操作することができるようになる。従って、MFP本体の元スキャン画像をそれぞれのスマートフォンなどで引き取り、それぞれのスマートフォンにおいてユーザごとに柔軟に各種設定で画像処理から出力までの一連の処理を行うことが可能にもなる。
従って、複数レシートを一括して読み取って、各レシートの画像を全体の画像から切り抜いて印刷やファイル出力するまでの処理が格段に容易になり、経費精算時の帳票提出などのユーザ作業が格段に軽減される。
A1 本体コントローラ
A2 アプリ
A3 入力キー
A4 設定領域
A5 スキャナ
A6 画像領域
A7 プロッタ
A8 ネットワーク処理部
B1 設定情報
C1、C3 リクエスト
C2 応答
D1 読取画像(元スキャン画像)
D2 出力画像
10 本体
11 接続制御部
12 通信制御部
13 記憶制御部
14 要求応答部
15 WebAPIサービス部
16 読取スキャナ制御部
17 プロッタ制御部
20 操作パネル(操作部)
21 接続制御部
22 通信制御部
23 記憶制御部
24 入力受付部
25 表示制御部
26 画像処理部
27 要求部
28 出力部
特開2002-010059号公報

Claims (24)

  1. 少なくともスキャナを有する本体と該本体を操作する操作部とを有する画像処理装置であって、
    前記操作部は、
    設定情報及び、前記スキャナでの原稿の読み取り実行を入力するための入力部と、
    前記設定情報が入力された場合に、少なくとも前記設定情報を前記操作部の記憶領域に記憶する記憶制御部と、
    前記読み取り実行が入力された場合に、前記本体に前記スキャナによる原稿の読み取りを要求する要求部と、
    前記要求に応じて読み取られたスキャン画像を、前記本体から取得した後、前記スキャン画像に対して前記記憶領域に記憶された前記設定情報に基づいて処理を施す処理部と、
    を有し、
    前記設定情報は、前記スキャナでの原稿の読み取り実行時に用いる設定と、前記処理部が前記操作部に取得したスキャン画像に対して施す後処理の設定とを含み、
    前記後処理は、前記スキャン画像から原稿画像を抽出する抽出処理と、前記抽出処理により抽出された原稿画像を画像ファイルにおいて配置する配置処理と、を含み、
    前記抽出処理は、前記スキャン画像に外部光源の光が映り込んでいる場合に原稿画像の境界を際立たせるフィルタ処理を含む、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 少なくともスキャナを有する本体と該本体を操作する操作部とを有する画像処理装置であって、
    前記操作部は
    設定情報及び、前記スキャナでの原稿の読み取り実行を入力するための入力部と、
    前記設定情報が入力された場合に、少なくとも前記設定情報を前記操作部の記憶領域に記憶する記憶制御部と、
    前記読み取り実行が入力された場合に、前記本体に前記スキャナによる原稿の読み取りを要求する要求部と、
    前記要求に応じて読み取られたスキャン画像を、前記本体から取得した後、前記スキャン画像に対して前記記憶領域に記憶された前記設定情報に基づいて処理を施す処理部と、
    を有し、
    前記本体は、第1のOS、及び、前記第1のOSのもとで動作し前記スキャナを制御するスキャナ制御部を有し、
    前記操作部は、前記第1のOSとは異なる第2のOSを有し、少なくとも前記入力部及び前記処理部は前記第2のOSのもとで動作するアプリケーションであり、
    前記操作部の前記アプリケーションは、ユーザが前記スキャナの読取り面に載置した複数のレシートを原稿とした読み取りを前記本体に要求し、
    前記本体は、前記複数のレシートのレシート画像を含むスキャン画像を生成し、
    前記操作部の前記アプリケーションは、前記本体から取得した前記スキャン画像から、前記複数のレシートの各レシート画像を抽出するとともに、前記設定情報に基づいて前記複数のレシートの各レシート画像の印刷または送信または保存を含む出力を行い、
    前記スキャナに前記複数のレシートを載置する際、前記スキャナの有する原稿押さえ板を上げたまま、前記複数のレシートを前記読取り面と前記原稿押さえ板で挟まずに読み取りを実行する場合は、
    前記アプリケーションは、前記スキャン画像における前記各レシートの領域と、前記各レシートの領域以外の領域との境界を認識することによって、前記スキャン画像から前記複数のレシートの各レシート画像を抽出する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記本体は、第1のOS、及び、前記第1のOSのもとで動作し前記スキャナを制御するスキャナ制御部を有し、
    前記操作部は、前記第1のOSとは異なる第2のOSを有し、少なくとも前記入力部及び処理部は前記第2のOSのもとで動作するアプリケーションである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記設定情報は、前記スキャナでの原稿の読み取り実行時に用いる設定と、前記処理部が前記操作部に取得したスキャン画像に対して施す後処理の設定とを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記操作部は、前記本体に前記スキャナによる原稿の読み取りを要求する際、前記設定情報のうち、前記スキャナでの原稿の読み取り実行時に用いる設定を送信する、
    ことを特徴とする請求項1又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記設定情報のうち、前記処理部が前記操作部に取得したスキャン画像に対して施す後処理の設定には、画像の色設定と、画像のフォーマット形式の設定とを含み、
    前記処理部は、前記スキャン画像に対し、前記色設定に基づく色変換処理と前記フォーマット形式の設定に基づく画像フォーマット形式変換処理とを施す、
    ことを特徴とする請求項1又は4に記載の画像処理装置。
  7. 前記後処理は、
    前記スキャン画像から原稿画像を抽出する抽出処理と、
    前記抽出処理により抽出された原稿画像を画像ファイルにおいて配置する配置処理と、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項乃至の内の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記抽出処理は、
    前記スキャン画像に外部光源の光が映り込んでいる場合に原稿画像の境界を際立たせるフィルタ処理を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記処理部は、
    前記スキャン画像から抽出された原稿画像についてユーザから削除の操作があると、該削除の操作があった原稿画像を削除する、
    ことを特徴とする請求項1、7又はに記載の画像処理装置。
  10. さらに、
    前記本体は、
    画像を形成する画像形成部を有し、
    前記要求部から画像形成の要求があると前記操作部の前記処理後の画像を前記画像形成部で画像形成する、
    ことを特徴とする請求項1又はに記載の画像処理装置。
  11. 前記処理部は、
    前記設定情報に前記本体の利用機能がコピーに設定されている場合に、前記要求部により前記本体へ前記画像形成を要求し、
    前記設定情報に前記本体の利用機能がスキャンに設定されている場合に、前記処理後の画像を記憶媒体にファイル出力するか、あるいは前記要求部により前記本体へ画像送信を要求する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記操作部は、前記本体への前記スキャナによる原稿の読み取りの要求と前記本体からの前記スキャン画像の取得とを前記本体のWebAPIにより行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至11の内の何れか一項に記載の画像処理装置。
  13. 前記配置処理は、
    前記抽出処理により抽出された原稿画像の配置の順序を、前記スキャン画像のOCR結果に基づいて並び替える、
    ことを特徴とする請求項1又は7に記載の画像処理装置。
  14. 前記操作部の前記アプリケーションは、ユーザが前記スキャナの読取り面に載置した複数のレシートを原稿とした読み取りを前記本体に要求し、
    前記本体は、前記複数のレシートのレシート画像を含むスキャン画像を生成し、
    前記操作部の前記アプリケーションは、前記本体から取得した前記スキャン画像から、前記複数のレシートの各レシート画像を抽出するとともに、前記設定情報に基づいて前記複数のレシートの各レシート画像の印刷または送信または保存を含む出力を行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  15. 前記スキャナに前記複数のレシートを載置した後、ユーザが前記スキャナの有する原稿押さえ板を下げ、前記複数のレシートを前記読取り面と前記原稿押さえ板で挟んで読み取りを実行する場合は、
    前記アプリケーションは、前記スキャン画像内の文字領域を認識することによって、前記スキャン画像から、前記複数のレシートの各レシート画像を抽出する、
    ことを特徴とする請求項2又は14に記載の画像処理装置。
  16. 前記スキャナに前記複数のレシートを載置する際、前記スキャナの有する原稿押さえ板を上げたまま、前記複数のレシートを前記読取り面と前記原稿押さえ板で挟まずに読み取りを実行する場合は、
    前記アプリケーションは、前記スキャン画像における前記各レシートの領域と、前記各レシートの領域以外の領域との境界を認識することによって、前記スキャン画像から前記複数のレシートの各レシート画像を抽出する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  17. 前記アプリケーションは、前記本体に有する複合機専用OSとは独立した、前記操作部の汎用OS上に追加可能なアプリケーションである、
    ことを特徴とする請求項2、3、15又は16に記載の画像処理装置。
  18. 少なくともスキャナを有する画像処理装置と、該画像処理装置と通信可能であり該画像処理装置を操作する操作装置として機能する情報処理装置とを有する画像処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    設定情報及び、前記スキャナでの原稿の読み取り実行を入力するための入力部と、
    前記設定情報が入力された場合に、少なくとも前記設定情報を前記情報処理装置の記憶領域に記憶する記憶制御部と、
    前記読み取り実行が入力された場合に、前記画像処理装置に前記スキャナによる原稿の読み取りを要求する要求部と、
    前記要求に応じて読み取られたスキャン画像を、前記画像処理装置から取得した後、前記スキャン画像に対して前記記憶領域に記憶された前記設定情報に基づいて処理を施す処理部と、
    を有し、
    前記設定情報は、前記スキャナでの原稿の読み取り実行時に用いる設定と、前記処理部が前記情報処理装置に取得したスキャン画像に対して施す後処理の設定とを含み、
    前記後処理は、前記スキャン画像から原稿画像を抽出する抽出処理と、前記抽出処理により抽出された原稿画像を画像ファイルにおいて配置する配置処理と、を含み、
    前記抽出処理は、前記スキャン画像に外部光源の光が映り込んでいる場合に原稿画像の境界を際立たせるフィルタ処理を含む、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  19. 前記処理部は、
    前記設定情報に前記画像処理装置の利用機能がスキャンに設定されている場合に、前記情報処理装置の通信機能で前記処理後の画像の画像送信を行う、
    ことを特徴とする請求項18に記載の画像処理システム。
  20. 少なくともスキャナを有する画像処理装置と、該画像処理装置と通信可能であり該画像処理装置を操作する操作装置として機能する情報処理装置とを有する画像処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    設定情報及び、前記スキャナでの原稿の読み取り実行を入力するための入力部と、
    前記設定情報が入力された場合に、少なくとも前記設定情報を前記情報処理装置の記憶領域に記憶する記憶制御部と、
    前記読み取り実行が入力された場合に、前記画像処理装置に前記スキャナによる原稿の読み取りを要求する要求部と、
    前記要求に応じて読み取られたスキャン画像を、前記画像処理装置から取得した後、前記スキャン画像に対して前記記憶領域に記憶された前記設定情報に基づいて処理を施す処理部と、
    を有し、
    前記画像処理装置は、第1のOS、及び、前記第1のOSのもとで動作し前記スキャナを制御するスキャナ制御部を有し、
    前記情報処理装置は、前記第1のOSとは異なる第2のOSを有し、少なくとも前記入力部及び前記処理部は前記第2のOSのもとで動作するアプリケーションであり、
    前記情報処理装置の前記アプリケーションは、ユーザが前記スキャナの読取り面に載置した複数のレシートを原稿とした読み取りを前記画像処理装置に要求し、
    前記画像処理装置は、前記複数のレシートのレシート画像を含むスキャン画像を生成し、
    前記情報処理装置の前記アプリケーションは、前記画像処理装置から取得した前記スキャン画像から、前記複数のレシートの各レシート画像を抽出するとともに、前記設定情報に基づいて前記複数のレシートの各レシート画像の印刷または送信または保存を含む出力を行い、
    前記スキャナに前記複数のレシートを載置する際、前記スキャナの有する原稿押さえ板を上げたまま、前記複数のレシートを前記読取り面と前記原稿押さえ板で挟まずに読み取りを実行する場合は、
    前記アプリケーションは、前記スキャン画像における前記各レシートの領域と、前記各レシートの領域以外の領域との境界を認識することによって、前記スキャン画像から前記複数のレシートの各レシート画像を抽出する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  21. スキャナを有する画像処理装置と通信可能な操作部において画像を処理する方法であって、
    設定情報及び、前記画像処理装置のスキャナに対する原稿の読み取り実行の入力を受け付けるステップと、
    前記設定情報が入力された場合に、少なくとも前記設定情報を前記操作部の記憶領域に記憶するステップと、
    前記読み取り実行が入力された場合に、前記画像処理装置に前記スキャナによる原稿の読み取りを要求するステップと、
    前記要求に応じて読み取られたスキャン画像を、前記画像処理装置から取得した後、前記スキャン画像に対して前記記憶領域に記憶された前記設定情報に基づいて処理を施すステップと、
    を含み、
    前記設定情報は、前記スキャナでの原稿の読み取り実行時に用いる設定と、前記処理を施すステップが前記操作部に取得したスキャン画像に対して施す後処理の設定とを含み、
    前記後処理は、前記スキャン画像から原稿画像を抽出する抽出処理と、前記抽出処理により抽出された原稿画像を画像ファイルにおいて配置する配置処理と、を含み、
    前記抽出処理は、前記スキャン画像に外部光源の光が映り込んでいる場合に原稿画像の境界を際立たせるフィルタ処理を含む、
    方法。
  22. スキャナを有する画像処理装置と通信可能な操作部において画像を処理する方法であって、
    設定情報及び、前記画像処理装置のスキャナに対する原稿の読み取り実行の入力を受け付けるステップと、
    前記設定情報が入力された場合に、少なくとも前記設定情報を前記操作部の記憶領域に記憶するステップと、
    前記読み取り実行が入力された場合に、前記画像処理装置に前記スキャナによる原稿の読み取りを要求するステップと、
    前記要求に応じて読み取られたスキャン画像を、前記画像処理装置から取得した後、前記スキャン画像に対して前記記憶領域に記憶された前記設定情報に基づいて処理を施すステップと、
    を含み、
    前記画像処理装置は、第1のOS、及び、前記第1のOSのもとで動作し前記スキャナを制御するスキャナ制御部を有し、
    前記操作部は、前記第1のOSとは異なる第2のOSを有し、少なくとも前記入力を受け付けるステップ及び前記処理を施すステップは前記第2のOSのもとで動作するアプリケーションであり、
    前記操作部の前記アプリケーションは、ユーザが前記スキャナの読取り面に載置した複数のレシートを原稿とした読み取りを前記画像処理装置に要求し、
    前記画像処理装置は、前記複数のレシートのレシート画像を含むスキャン画像を生成し、
    前記操作部の前記アプリケーションは、前記画像処理装置から取得した前記スキャン画像から、前記複数のレシートの各レシート画像を抽出するとともに、前記設定情報に基づいて前記複数のレシートの各レシート画像の印刷または送信または保存を含む出力を行い、
    前記スキャナに前記複数のレシートを載置する際、前記スキャナの有する原稿押さえ板を上げたまま、前記複数のレシートを前記読取り面と前記原稿押さえ板で挟まずに読み取りを実行する場合は、
    前記アプリケーションは、前記スキャン画像における前記各レシートの領域と、前記各レシートの領域以外の領域との境界を認識することによって、前記スキャン画像から前記複数のレシートの各レシート画像を抽出する、
    方法。
  23. 画像処理装置と通信可能な操作部のコンピュータ
    設定情報及び、前記画像処理装置のスキャナに対する原稿の読み取り実行の入力を受け付ける入力部と、
    前記設定情報が入力された場合に、少なくとも前記設定情報を前記操作部の記憶領域に記憶する記憶制御部と、
    前記読み取り実行が入力された場合に、前記画像処理装置に前記スキャナによる原稿の読み取りを要求する要求部と、
    前記要求に応じて読み取られたスキャン画像を、前記画像処理装置から取得した後、前記スキャン画像に対して前記記憶領域に記憶された前記設定情報に基づいて処理を施す処理部と、
    して機能させ
    前記設定情報は、前記スキャナでの原稿の読み取り実行時に用いる設定と、前記処理部が前記操作部に取得したスキャン画像に対して施す後処理の設定とを含み、
    前記後処理は、前記スキャン画像から原稿画像を抽出する抽出処理と、前記抽出処理により抽出された原稿画像を画像ファイルにおいて配置する配置処理と、を含み、
    前記抽出処理は、前記スキャン画像に外部光源の光が映り込んでいる場合に原稿画像の境界を際立たせるフィルタ処理を含む、
    プログラム。
  24. 画像処理装置と通信可能な操作部のコンピュータを、
    設定情報及び、前記画像処理装置のスキャナに対する原稿の読み取り実行の入力を受け付ける入力部と、
    前記設定情報が入力された場合に、少なくとも前記設定情報を前記操作部の記憶領域に記憶する記憶制御部と、
    前記読み取り実行が入力された場合に、前記画像処理装置に前記スキャナによる原稿の読み取りを要求する要求部と、
    前記要求に応じて読み取られたスキャン画像を、前記画像処理装置から取得した後、前記スキャン画像に対して前記記憶領域に記憶された前記設定情報に基づいて処理を施す処理部と、
    して機能させ、
    前記画像処理装置は、第1のOS、及び、前記第1のOSのもとで動作し前記スキャナを制御するスキャナ制御部を有し、
    前記操作部は、前記第1のOSとは異なる第2のOSを有し、少なくとも前記入力部及び前記処理部は前記第2のOSのもとで動作するアプリケーションであり、
    前記操作部の前記アプリケーションは、ユーザが前記スキャナの読取り面に載置した複数のレシートを原稿とした読み取りを前記画像処理装置に要求し、
    前記画像処理装置は、前記複数のレシートのレシート画像を含むスキャン画像を生成し、
    前記操作部の前記アプリケーションは、前記画像処理装置から取得した前記スキャン画像から、前記複数のレシートの各レシート画像を抽出するとともに、前記設定情報に基づいて前記複数のレシートの各レシート画像の印刷または送信または保存を含む出力を行い、
    前記スキャナに前記複数のレシートを載置する際、前記スキャナの有する原稿押さえ板を上げたまま、前記複数のレシートを前記読取り面と前記原稿押さえ板で挟まずに読み取りを実行する場合は、
    前記アプリケーションは、前記スキャン画像における前記各レシートの領域と、前記各レシートの領域以外の領域との境界を認識することによって、前記スキャン画像から前記複数のレシートの各レシート画像を抽出する、
    プログラム。
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