JP7097889B2 - コードブロックインターリービングを管理するための方法および装置 - Google Patents

コードブロックインターリービングを管理するための方法および装置 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、両方ともそれらの全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2016年12月13日に出願された米国仮出願第62/433,451号および2017年5月24日に出願された米国特許出願第15/604,417号の優先権を主張する。
本開示は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信システム内でコードブロックインターリービングおよびデインターリービングを管理するための方法および装置に関する。
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、および放送などの種々の電気通信サービスを提供するために広く展開されている。通常のワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を利用する場合がある。そのような多元接続技術の例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムがある。
これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが、都市、国家、地域、さらには世界レベルで通信することを可能にする共通のプロトコルを提供するために、種々の電気通信規格において採用されている。新たに出てきた電気通信規格の一例が、ロングタームエボリューション(LTE)である。LTE/LTE-Advancedは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイル標準規格に対する1組の拡張規格である。LTEは、スペクトル効率を改善することによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより十分にサポートすることと、コストを下げることと、サービスを改善することと、新しいスペクトルを利用することと、ダウンリンク(DL)上のOFDMA、アップリンク(UL)上のSC-FDMA、および多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより十分に統合することとを行うように設計される。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるのに伴い、LTE技術におけるさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術、およびこれらの技術を採用する電気通信規格に適用可能であるべきである。
本開示のいくつかの態様は、送信機によるワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般に、送信機から行われるべき送信に関連する1つまたは複数の条件を検出するステップと、その検出に基づいて、送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために使用されるインターリーバを無効にすることを決定するステップとを含む。
本開示のいくつかの態様は、受信機によるワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般に、送信機から受信された送信に関連する1つまたは複数の条件を検出するステップと、少なくともその検出に基づいて、送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるためにインターリーバが使用されたかどうかを判断するステップと、その判断に基づいて、受信された送信のコードブロックをデインターリーブするか否かを決定するステップとを含む。
本開示のいくつかの態様は、送信機によるワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般に、送信機から行われるべき送信に関連する1つまたは複数の条件を検出するための手段と、その検出に基づいて、送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために使用されるインターリーバを無効にすることを決定するための手段とを含む。
本開示のいくつかの態様は、受信機によるワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般に、送信機から受信された送信に関連する1つまたは複数の条件を検出するための手段と、少なくともその検出に基づいて、送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるためにインターリーバが使用されたかどうかを判断するための手段と、その判断に基づいて、受信された送信のコードブロックをデインターリーブするか否かを決定するための手段とを含む。
態様は、一般に、添付の図面を参照しながら本明細書で十分に説明され、添付の図面によって示される、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、コンピュータ可読媒体、および処理システムを含む。「LTE」は、一般に、LTEおよびLTE-Advanced(LTE-A)、無認可スペクトルにおけるLTE(LTEホワイトスペース)などを指す。
ネットワークアーキテクチャの一例を示す図である。 アクセスネットワークの一例を示す図である。 LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図である。 LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図である。 ユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、アクセスネットワーク中の発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を示す図である。 本開示のいくつかの態様によるコードブロックの例示的なインターリービングを示す図である。 本開示のいくつかの態様による、送信機においてインターリービングを管理するために、送信機によって実行され得る例示的な動作を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、受信機においてデインターリービングを管理するために、受信機によって実行され得る例示的な動作を示す図である。
LTEでは、ダウンリンク上(たとえば、PDSCH上)およびアップリンク上(たとえば、PUSCH上)の送信に対するデータの処理は、一般に、1つまたは複数のトランスポートブロック(TB)の生成を含む。TBは、物理レイヤに配信されるMAC(メディアアクセス制御)PDU(プロトコルデータユニット)である。トランスポートブロックは、一般的に、より小さいサイズのコードブロック(CB)にさらに分割され、それは、物理レイヤ内のチャネルコーディング/レートマッチングモジュールに適用される前のコードブロックセグメント化と呼ばれる。コードブロックは、冗長情報を追加することによってチャネル容量を改善する前方誤り訂正の1つの形態である、ターボコーディングを受ける。ターボコーディングは、一般的に、割り当てられたリソースにわたってコードブロックを拡散させるターボインターリーバを含む。インターリーバの役割は、バースト誤りの場合に、異なるコードストリームは異なって影響を及ぼされ、データが依然として回復可能であるように、情報ビットを拡散させることである。
しかしながら、コードブロックインターリーバを使用することは、常に有利であるとは限らず、実際に、いくつかの条件において効率を低減させる場合がある。たとえば、小さいデータ転送(たとえば、1つまたは2つのCB)を有する小さいRB割振りまたはMTC(マシンタイプ通信)アプリケーションに対して、多様性を達成するためにCBがリソース割振りにわたって自然に拡散するようにリソースを割り振ることで十分であり得る。コードブロックインターリービングは、この場合には必要でない場合があり、不必要な処理を追加する場合がある。処理をスピードアップするためにコードブロックインターリービングが回避されることがある別の例は、重大なアプリケーションが、1つまたは複数のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別される場合である。
本開示のいくつかの態様は、レガシーシステムと比較してコードブロックインターリービングをより効率的に管理するための技法について論じる。たとえば、これらの技法は、送信チェーンおよび受信チェーンそれぞれの一般的効率を高めるために、いくつかの条件に基づいて、送信機におけるインターリービングおよび受信機における対応するデインターリービングを選択的に無効にすることを含む。
添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、種々の構成の説明として意図されており、本明細書において説明する概念が実践される場合がある唯一の構成を表すことは意図されていない。詳細な記述は、種々の概念の完全な理解を提供する目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践される場合があることは当業者に明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にすることを回避するために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
次に、電気通信システムのいくつかの態様を種々の装置および方法を参照しながら提示する。これらの装置および方法について、以下の詳細な説明において説明し、種々のブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素をハードウェアとして実装するか、またはソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
例として、要素、もしくは要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実現される場合がある。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される種々の機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアを含む。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ファームウェア、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、または符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、PCM(相変化メモリ)、フラッシュメモリ、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスクス記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる、任意の他の媒体を含み得る。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用するとき、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せは、コンピュータ可読媒体の範囲内に同じく含まれるものとする。
図1は、本開示の態様が実施され得るLTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。
たとえば、基地局(たとえば、106、108など)またはUE(たとえば、UE102)における送信機は、送信機から行われるべき送信に関連する1つまたは複数の条件を検出し、その検出に基づいて、送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために使用されるインターリーバを無効にすることを決定する場合がある。さらに、対応する基地局(たとえば、106、108など)または対応するUE(たとえば、UE102)における受信機は、送信機から受信された送信に関連する1つまたは複数の条件を検出し、少なくとも1つまたは複数の条件の検出に基づいて、送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために送信機においてインターリーバが使用されたかどうかを判断する場合がある。受信機は、その判断に基づいて、受信された送信のコードブロックをデインターリーブするか否かを決定する場合がある。
LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)104、発展型パケットコア(EPC)110、ホーム加入者サーバ(HSS)120、および事業者のIPサービス122を含む場合がある。EPSは、他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示されない。例示的な他のアクセスネットワークは、IPマルチメディアサブシステム(IMS)PDN、インターネットPDN、アドミニストレイティブPDN(たとえば、プロビジョニングPDN)、キャリア固有PDN、事業者固有PDN、および/またはGPS PDNを含み得る。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者は、本開示全体にわたって提示される種々の概念が、回路交換サービスを提供するネットワークに拡張される場合があることを容易に諒解するであろう。
E-UTRANは、発展型ノードB(eNB)106および他のeNB108を含む。eNB106は、UE102にユーザプレーンプロトコルおよび制御プレーンプロトコルの終端を提供する。eNB106は、X2インターフェース(たとえば、バックホール)を介して他のeNB108に接続され得る。eNB106は、基地局、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。eNB106は、EPC110へのアクセスポイントをUE102に提供し得る。UE102の例は、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、ドローン、ロボット、センサ、モニタ、メーター、または他の任意の類似の機能デバイスを含む。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれることもある。
eNB106は、S1インターフェースによってEPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112、他のMME114、サービングゲートウェイ116、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ118を含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME112は、ベアラ管理および接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ116を介して転送され、サービングゲートウェイ116自体は、PDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UEのIPアドレス割振り、ならびに他の機能を実現する。PDNゲートウェイ118は、事業者のIPサービス122に接続される。事業者のIPサービス122は、たとえば、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびPS(パケット交換)ストリーミングサービス(PSS)を含み得る。このようにして、UE102は、LTEネットワークを介してPDNに結合され得る。
図2は、本開示の態様が実施され得るLTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。たとえば、eNB204およびUE206は、本開示のいくつかの態様に従って、送信機におけるインターリービングおよび受信機におけるデインターリービングを管理するための技法を実装するように構成され得る。
この例では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数の低電力クラスeNB208は、セル202の1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。低電力クラスeNB208は、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれる場合がある。低電力クラスeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、またはマイクロセルであり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では集中型コントローラはないが、代替的な構成では集中型コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続を含む、すべての無線関連機能を担う。ネットワーク200は、1つまたは複数のリレー(図示せず)を含む場合もある。1つのアプリケーションに従って、UEは、リレーとして働き得る。
アクセスネットワーク200によって採用される変調方式および多元接続方式は、利用されている特定の電気通信規格に応じて変わる場合がある。LTEの適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC-FDMAがUL上で使用される。当業者が以下の詳細な説明から容易に理解するように、本明細書において提示される種々の概念は、LTEの適用例に適している。しかしながら、これらの概念は、他の変調技法および多元接続技法を利用する他の電気通信規格に容易に拡張される場合がある。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張されてもよい。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを利用して移動局に対してブロードバンドインターネットアクセスを可能にする。また、これらの概念は、広帯域CDMA(W-CDMA)およびTD-SCDMAなどの他のCDMA変形形態を用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)と、TDMAを用いるモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))と、OFDMAを用いる発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびOFDMAを用いるフラッシュOFDMとに拡張することもできる。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、およびGSM(登録商標)については、3GPP団体による文書に記載されている。CDMA2000およびUMBについては、3GPP2団体による文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、具体的なアプリケーションおよびシステムに課される全体的な設計制約によって決まる。
eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB204が空間領域を活用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることが可能になる。同じ周波数上でデータの異なるストリームを同時に送信するために、空間多重化が使用され得る。データストリームは、データレートを増大させるために単一のUE206に送信されてもよく、または全体的なシステム容量を増大させるために複数のUE206に送信されてもよい。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(たとえば、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いで、空間的にプリコーディングされた各ストリームをDL上で複数の送信アンテナを介して送信することによって、達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE206に到達し、これにより、UE206の各々は、そのUE206に向けられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上では、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204が、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
空間多重化は一般に、チャネル状態が良好なときに使用される。チャネル状態がそれほど好ましくないとき、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるために、ビームフォーミングが使用される場合がある。このことは、複数のアンテナを通して送信するためにデータを空間的にプリコーディングすることによって実現されてもよい。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、単一ストリームビームフォーミング送信が、送信ダイバーシティと組み合わせて使用される場合がある。
以下の発明を実施するための形態では、アクセスネットワークの種々の態様について、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながら説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアにわたってデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは、正確な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからのデータを復元することを可能にする「直交性」をもたらす。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、各OFDMシンボルにガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が付加される場合がある。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形態でSC-FDMAを使用してもよい。
図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、0~9のインデックスを有する、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。リソースグリッドは、各々がリソースブロックを含む、2つのタイムスロットを表すために使用される場合がある。リソースグリッドは、複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域における連続する12個のサブキャリアを含み、各OFDMシンボル内のノーマルサイクリックプレフィックスの場合、時間領域における連続する7個のOFDMシンボル、すなわち84個のリソース要素を含む。拡張サイクリックプレフィックスの場合、リソースブロックは、時間領域内の連続する6つのOFDMシンボルを含み、72個のリソース要素を有する。R302、R304として示す、リソース要素のうちのいくつかは、DL基準信号(DL-RS)を含む。DL-RSは、セル固有RS(CRS)(共通RSと呼ばれることもある)302、およびUE固有RS(UE-RS)304を含む。UE-RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH)がマッピングされるリソースブロック上のみで送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、かつ変調方式が高いほど、UEに対するデータレートは高くなる。
LTEでは、eNBは、そのeNB内の各セルのプライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)を送信し得る。プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号は、ノーマルサイクリックプレフィックス(CP)を有する各無線フレームのサブフレーム0および5の各々において、それぞれシンボル期間6および5において送信され得る。同期信号は、セル検出および取得のためにUEによって使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0から3において物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送信し得る。PBCHは、あるシステム情報を搬送し得る。
eNBは、各サブフレームの第1のシンボル期間において、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)を送ることができる。PCFICHは、制御チャネルに使用されるシンボル期間の数(M)を搬送する場合があり、Mは、1、2、または3に等しくてもよく、サブフレームにより異なっていてもよい。Mは、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しい場合もある。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間において、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送信し得る。PHICHは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEに対するリソース割振りに関する情報と、ダウンリンクチャネルに対する制御情報とを搬送し得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間中に物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送信し得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを搬送し得る。
eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいて、PSS、SSS、およびPBCHを送信し得る。eNBは、PCFICHおよびPHICHが送信される各シンボル期間においてシステム帯域幅全体にわたってこれらのチャネルを送信し得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分においてPDCCHをUEのグループに送信し得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分においてPDSCHを特定のUEに送信し得る。eNBは、ブロードキャスト方式で、PSS、SSS、PBCH、PCFICHおよびPHICHをすべてのUEに送信する場合があり、ユニキャスト方式で、PDCCHを特定のUEに送信する場合があり、ユニキャスト方式で、PDSCHを特定のUEに送信する場合もある。
いくつかのリソース要素は、各シンボル期間において利用可能であり得る。各リソース要素(RE)は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーする場合があり、実数または複素数の値であり得る1つの変調シンボルを送信するために使用される場合がある。各シンボル期間において基準信号に使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG)に配列され得る。各REGは、1つのシンボル期間において4個のリソース要素を含み得る。PCFICHは、4個のREGを占有してもよく、4個のREGは、シンボル期間0において、周波数にわたってほぼ等しく離間され得る。PHICHは、3個のREGを占有してもよく、3個のREGは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数にわたって分散され得る。たとえば、PHICHのための3個のREGは、シンボル期間0にすべて属し得るか、またはシンボル期間0、1、および2に分散され得る。PDCCHは、9、18、36、または72個のREGを占有する場合があり、これらのREGは、たとえば、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択される場合がある。REGのいくつかの組合せだけが、PDCCHに対して許可され得る。本方法および本装置の態様では、サブフレームは、2つ以上のPDCCHを含み得る。
UEは、PHICHおよびPCFICHに使用される特定のREGを知っている場合がある。UEは、PDCCHのためのREGの異なる組合せを探索し得る。探索すべき組合せの数は通常、PDCCHに対して許可される組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが探索する組合せのいずれかにおいてPDCCHをUEに送信し得る。
図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULのために利用可能なリソースブロックは、データセクションおよび制御セクションに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つの縁部に形成される場合があり、構成可能なサイズを有する場合がある。制御セクション内のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられる場合がある。データセクションは、制御セクションに含まれないすべてのリソースブロックを含む場合がある。ULフレーム構造により、データセクションは連続的なサブキャリアを含むことになり、これにより、単一のUEが、データセクション中の連続的なサブキャリアのすべてを割り当てられることが可能になり得る。
UEは、制御情報をeNBに送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEは、データをeNBに送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bを割り当てられる場合もある。UEは、制御セクションの中で割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH)の中で、制御情報を送信し得る。UEは、データセクションの中で割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH)の中で、データのみ、またはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにまたがる場合があり、周波数にわたってホップする場合がある。
初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430におけるUL同期を実現するために、リソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送できない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6個の連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数は、ネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、いくつかの時間リソースおよび周波数リソースに限定される。PRACHの場合、周波数ホッピングは存在しない。PRACHの試行は、単一のサブフレーム(1ms)の中で、または少数の連続的なサブフレームのシーケンスの中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACHの試行しか行うことができない。
図5は、LTEにおけるユーザプレーン用および制御プレーン用の無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3という3つのレイヤで示される。レイヤ1(L1レイヤ)は、最下位レイヤであり、種々の物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤは、本明細書において物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介してUEとeNBとの間のリンクを担う。
ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ510、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ514を含み、これらはネットワーク側のeNBで終端される。図示されていないが、UEは、L2レイヤ508上にいくつかの上位レイヤを有することがあり、それらは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)、および接続の他端(たとえば、遠端UE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤを含む。
PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を提供する。PDCPサブレイヤ514は、上位レイヤのデータパケットが無線送信オーバーヘッドを低減するためのヘッダ圧縮、データパケットを暗号化することによるセキュリティ、およびeNB間のUEのためのハンドオーバサポートも提供する。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤのデータパケットのセグメント化および再構築、失われたデータパケットの再送、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)に起因してずれた受信順序を補償するためのデータパケットの再順序付けを提供する。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間で多重化を行う。MACサブレイヤ510は、1つのセル中の種々の無線リソース(たとえば、リソースブロック)をUEの間で割り振ることも担う。MACサブレイヤ510は、HARQ演算も担当する。
制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508の場合と実質的に同じである。制御プレーンは、レイヤ3(L3レイヤ)の中に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516も含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得すること、およびeNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することを担う。
図6は、本開示の態様が実施され得る、アクセスネットワークにおいてUE650と通信しているeNB610のブロック図である。
たとえば、eNB610またはUE650における送信機は、送信機から行われるべき送信に関連する1つまたは複数の条件を検出し、その検出に基づいて、送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために使用されるインターリーバを無効にすることを決定する場合がある。さらに、対応するeNB610またはUE650における受信機は、送信機から受信された送信に関連する1つまたは複数の条件を検出し、少なくとも1つまたは複数の条件の検出に基づいて、送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために送信機においてインターリーバが使用されたかどうかを判断する場合がある。受信機は、その判断に基づいて、受信された送信のコードブロックをデインターリーブするか否かを決定し得る。
本開示のいくつかの態様に従ってインターリービングを管理するための技法を実装する上記の送信機は、eNB610におけるコントローラ675、TXプロセッサ616および送信機618のうちの1つまたは複数の組合せによって、ならびにUE650におけるコントローラ659、TXプロセッサ668および送信機654のうちの1つまたは複数の組合せによって実装され得ることが留意されよう。さらに、本開示のいくつかの態様に従ってインターリービングを管理するための技法を実装する上記の受信機は、eNB610におけるコントローラ675、RXプロセッサ670および受信機618のうちの1つまたは複数の組合せによって、ならびにUE650におけるコントローラ659、RXプロセッサ656および受信機654のうちの1つまたは複数の組合せによって実装され得る。
DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ675に供給される。コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ替え、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化、ならびに、種々の優先順位基準に基づくUE650への無線リソース割振りを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作、紛失したパケットの再送信、およびUE650へのシグナリングを担う。
TXプロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)の種々の信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービング、ならびに種々の変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、多値直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを含む。次いで、コーディングおよび変調されたシンボルが、並列ストリームに分割される。次いで、各ストリームは、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して合成されて、時間領域のOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値が、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用される場合がある。チャネル推定値は、UE650によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出されてもよい。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に供給される。各送信機618TXは、送信用のそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UE650において、各受信機654RXは、それぞれのアンテナ652を介して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を回復し、この情報を受信機(RX)プロセッサ656に与える。RXプロセッサ656は、L1レイヤの種々の信号処理機能を実施する。RXプロセッサ656は、UE650に向けられるあらゆる空間ストリームを再生するために情報に関する空間処理を実行する。複数の空間ストリームがUE650に向けられている場合、それらの空間ストリームはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成されてもよい。次いで、RXプロセッサ656は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを含む。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、eNB610によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元され復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されたチャネル推定値に基づく場合がある。次いで、軟判定は復号およびデインターリーブされて、物理チャネル上でeNB610によって元々送信されたデータおよび制御信号が再生される。次いで、データ信号および制御信号は、コントローラ/プロセッサ659に与えられる。
コントローラ/プロセッサ659は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ660に関連付けることができる。メモリ660は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを再生するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットリアセンブリ、暗号解読、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を提供する。次いで、上位レイヤパケットはデータシンク662に供給され、データシンク662はL2レイヤ上のすべてのプロトコルレイヤを表す。種々の制御信号が、L3処理のためにデータシンク662に供給される場合もある。コントローラ/プロセッサ659は、HARQ動作をサポートするために、確認応答(ACK)および/または否定応答(NACK)のプロトコルを使用する誤り検出も担う。
ULでは、データソース667は、上位レイヤパケットをコントローラ/プロセッサ659に与えるために使用される。データソース667は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを代表する。eNB610によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および再順序付け、ならびに、eNB610による無線リソース割振りに基づく論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を提供することによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659は、HARQ動作、失われたパケットの再送、およびeNB610へのシグナリングも担う。
eNB610によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器658によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ668によって使用される場合がある。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に供給される。各送信機654TXは、送信用のそれぞれの空間ストリームによってRFキャリアを変調する。
UL送信は、UE650における受信機機能に関連して説明されたものと同様の方法で、eNB610において処理される。各受信機618RXは、そのそれぞれのアンテナ620を介して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、この情報をRXプロセッサ670に供給する。RXプロセッサ670は、L1レイヤを実装してもよい。
コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ676に関連付けることができる。メモリ676は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離、パケットリアセンブリ、復号、ヘッダ復元、制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに与えられる場合がある。コントローラ/プロセッサ675は、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出も担う。コントローラ/プロセッサ675、659は、それぞれeNB610およびUE650における動作を指示し得る。
eNB610におけるコントローラ/プロセッサ675および/または他のプロセッサおよびモジュールと、UE650におけるコントローラ/プロセッサ659および/または他のプロセッサおよびモジュールとは、送信機におけるインターリービングおよび受信機におけるデインターリービングのために、動作、たとえば図8の動作800、図9の動作900、および/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行または指示し得る。いくつかの態様では、図6に示す構成要素のいずれかのうちの1つまたは複数は、例示的な動作800および900、ならびに/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行するために採用されてもよい。メモリ660および676は、それぞれ、UE650およびeNB610の1つまたは複数の他の構成要素によってアクセス可能かつ実行可能な、UE650およびeNB610に関するデータおよびプログラムコードを記憶し得る。
コードブロックのインターリービングおよびデインターリービングを管理するための例示的な技法
ダウンリンク上(たとえば、PDSCH上)およびアップリンク上(たとえば、PUSCH上)の送信に対するデータの処理は、一般に、1つまたは複数のトランスポートブロック(TB)の生成を含む。TBは、物理レイヤに配信されるMAC(メディアアクセス制御)PDU(プロトコルデータユニット)である。送信機において、送信されるべきデータは、最初に、PDCP(パケットデータ圧縮プロトコル)レイヤによって受信される。このレイヤは、適用可能な場合に、圧縮および暗号化/保全性を実行する。このレイヤは、データをRLC(無線リンク制御)レイヤに送り、RLCはそのデータをRLC PDUに連結する。RLCレイヤは、PDCPレイヤから到来するデータを正しいブロックサイズに連結またはセグメント化し、それを、それ自体のヘッダを有するMAC(メディアアクセス制御)レイヤに転送する。MACレイヤは、変調およびコーディング方式(MCS)を選択して物理レイヤを構成する。この段階において、データはトランスポートブロック(TB)の形態である。一般に、トランスポートブロック内に含まれるビットの数は、MCSと、たとえばダウンリンク送信のためにUEに割り当てられたリソースブロックの数とに依存する。
LTEでは、トランスポートブロックは、一般的に、より小さいサイズのコードブロック(CB)にさらに分割され、それは、物理レイヤ内のチャネルコーディング/レートマッチングモジュールに適用される前のコードブロックセグメント化と呼ばれる。LTEでは、最小および最大のコードブロックサイズが指定され、それにより、ブロックサイズは、割り当てられたリソースにわたってコードブロックを拡散させるために使用されるターボインターリーバによってサポートされるブロックサイズに適合する。最小コードブロックサイズは40ビットであり、最大コードブロックサイズは6144ビットである。一般的に、入力されたトランスポートブロック長さが最大コードブロックサイズより大きい場合、入力ブロックは、サポートされるサイズの複数のコードブロックにセグメント化される。セグメント化が必要でない場合、たとえば、トランスポートブロックサイズが最小の定義されたコードブロックサイズより小さいとき、唯一のコードブロックが生成される。必要であれば、コードブロックサイズが有効なターボインターリーバブロックサイズのセットに一致するように、フィラービット(たとえば、ゼロ)がコードブロックセグメントの始端に付加される。
コードブロックは、冗長情報を追加することによってチャネル容量を改善する前方誤り訂正の1つの形態である、ターボコーディングを受ける。ターボコーディングは、一般的に、割り当てられたリソースにわたってコードブロックを拡散させるターボインターリーバを含む。インターリーバの役割は、バースト誤りの場合に、異なるコードストリームは異なって影響を及ぼされ、データが依然として回復可能であるように、情報ビットを拡散させることである。
図7は、本開示のいくつかの態様によるコードブロックの例示的なインターリービング700を示す。図7に示すように、(たとえば、702aおよび702bにおける)TB702は、コードブロックCB1、CB2およびCB3に分割される。702aは、インターリービング前のTB702のコードブロックに対するリソース割振りを示し、702bは、インターリービング後のTB702のコードブロックに対するリソース割振りを示す。702aに示すように、インターリービング前に、各コードブロックは、連続したリソース(たとえば、連続したRB)を割り振られる。702bに示すように、各コードブロックを異なる部分に分割して連続しないRBをコードブロックの異なる部分に割り振ることによって、各コードブロックが、利用可能リソースにわたって拡散される。たとえば、図示のように、CB1は3つの部分に分割され、CB1の部分は連続しないRBを割り振られる。
したがって、割り振られたリソースにわたって拡散させるようにコードブロックをインターリーブすることで、干渉の多様性および/または周波数選択チャネルによる多様性が達成され得る。しかしながら、コードブロックインターリーバを使用することは、常に有利であるとは限らず、実際に、いくつかの条件において効率を低減させる場合がある。たとえば、小さいデータ転送(たとえば、1つまたは2つのCB)を有する小さいRB割振りまたはMTC(マシンタイプ通信)アプリケーションに対して、多様性を達成するためにCBがリソース割振りにわたって自然に拡散するようにリソースを割り振ることで十分であり得る。コードブロックインターリービングは、この場合には必要でない場合があり、不必要な処理を追加する場合がある。
処理をスピードアップするためにコードブロックインターリービングが回避されることがある別の例は、重大なアプリケーションが、1つまたは複数のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別される場合である。
本開示のいくつかの態様は、レガシーシステムと比較してコードブロックインターリービングをより効率的に管理するための技法を提供する。たとえば、これらの技法は、送信チェーンおよび受信チェーンそれぞれの一般的効率を高めるためにいくつかの条件に基づいて、送信機におけるインターリービングおよび受信機における対応するデインターリービングを選択的に無効にすることを含む。
図8は、本開示のいくつかの態様による、送信機においてインターリービングを管理するための、たとえば送信機(たとえば、基地局またはユーザ機器)による例示的な動作800を示す。動作800は、送信機から行われるべき送信に関連する1つまたは複数の条件を検出することによって、802において開始する。804において、送信機は、その検出に基づいて、送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために使用されるインターリーバを無効にすることを決定する場合がある。
たとえば、送信機は、送信のためのRBの割振りがあらかじめ規定された閾値RB割振りより小さいことを検出すること、送信のための決定されたトランスポートブロックのサイズがあらかじめ規定された閾値トランスポートブロックサイズより小さいことを検出すること、または特定のリソース割振りタイプ(たとえば、タイプ2)が送信のために使用されるべきであることを検出すること、またはそれらの組合せに応じて、送信を処理する間、インターリーバを無効にする場合がある。たとえば、Xが送信のためのRB割振りを示し、Yがあらかじめ規定された閾値RB割振りを示す場合、送信機は、X<Yならばそのインターリーバを無効にする場合がある。いくつかの態様では、上記のように、上記で定義された条件の組合せが、インターリーバの無効化をトリガするために使用される場合がある。たとえば、X<Yと割振りタイプ2との組合せが使用されることで、送信に対するインターリーバの無効化がトリガされる場合がある。いくつかの態様では、RB割振り閾値およびTBサイズ閾値が構成可能であり、たとえば、送信機および/または受信機におけるロード条件、チャネル条件などに基づいて定義され得る。
いくつかの態様では、1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別される重要なアプリケーションに送信が関連していることを、送信機が検出した場合、送信機は、送信を処理する間、インターリーバを無効にする場合がある。一態様では、送信機は、識別された重要なアプリケーションに送信が関連していることを対象受信機に伝える場合がある。一態様では、1つまたは複数のアプリケーションが重要なアプリケーションとして構成されてもよく、送信機および/または受信機が、これらの重要なアプリケーションを識別し、識別された重要なアプリケーションに関連する送信が処理されているときにインターリーバ/デインターリーバを半静的に無効にするように構成されてもよい。いくつかの態様では、1つまたは複数のアプリケーションが、アプリケーションが重要であることを示す高優先度アプリケーション(たとえば、1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有する)として指定される場合がある。たとえば、アプリケーションは、高優先度アプリケーションとして、(たとえば、アプリケーションの性質に基づいて)半静的に、または(たとえば、現在の処理の必要性に基づいて)動的に指定される場合がある。いくつかの態様では、送信機は、1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別されるアプリケーションに、送信機からの1つまたは複数の送信が関連していることの表示を受信機に送信する場合がある。その表示に基づいて、受信機は、送信を処理するときにそのインターリーバを送信機が無効にしたと判断し、それらの送信を処理するときにそのデインターリーバを半静的に無効にする場合がある。表示は、アプリケーションのアイデンティティおよび/またはアプリケーションに関連付けられた優先度レベルを含み得る。一態様では、1つまたは複数のアプリケーションの優先度はあらかじめ割り当てられてもよく、送信機と受信機の両方は、アプリケーションに関連付けられた優先度レベルを記憶してもよい。この場合、送信機は、送信が対応するアプリケーションのアイデンティティを含む表示を送信することのみを必要とし、受信機は、識別されたアプリケーションの優先度レベルをローカルに決定して、送信を相応に処理してもよい。
いくつかの態様では、半静的条件(たとえば、構成)は、所与の時間期間の間に存在する条件、および/または頻繁に(たとえば、動的に)変化することのない条件を意味する。たとえば、半静的構成は、半永続的スケジューリング(SPS)を介して、またはRRCシグナリングを介して受信機に通信され得る。SPSシグナリングは、PDCCHを介するシグナリングを含む。上記の場合、半静的構成は、設定された時間期間の間にインターリーバ/デインターリーバを無効にするための構成を含み得る。
いくつかの態様では、送信機は、送信を処理する間、インターリーバが使用されたか否かを、明確なシグナリングを介して対象受信機に示す場合がある。たとえば、PDCCHシグナリングなどのレイヤ1制御シグナリングは、そのような表示を対象受信機に提供するために使用される場合がある。
図9は、本開示のいくつかの態様による、送信機から受信された送信に対するデインターリービングを受信機(たとえば、基地局またはユーザ機器)において管理するために、受信機によって実行され得る例示的な動作900を示す。
動作900は、送信機から受信された送信に関連する1つまたは複数の条件を検出することによって、902において開始する。904において、受信機は、少なくともその検出に基づいて、送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるためにインターリーバが使用されたかどうかを判断し得る。906において、受信機は、その判断に基づいて、受信された送信のコードブロックをデインターリーブするか否かを決定し得る。
たとえば、受信機は、送信機のためのRBの割振りがあらかじめ規定された閾値RB割振りより小さいことを検出すること、送信のために使用されたトランスポートブロックのサイズがあらかじめ規定された閾値トランスポートブロックサイズより小さいことを検出すること、または特定のリソース割振りタイプが送信のために使用されたことを検出すること、またはそれらの組合せに基づいて、受信された送信を処理する間、送信機においてインターリーバが使用されなかったと決定し得る。一態様では、受信機は、送信を処理する間、送信機においてインターリーバが使用されなかったとの決定に基づいて、受信された送信のコードブロックをデインターリーブしないことを決定し得る。
いくつかの態様では、受信機は、1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別される重要なアプリケーションに送信が関連していることを検出することに基づいて、送信を処理する間、送信機においてインターリーバが使用されなかったと決定し得る。一態様では、受信機は、重要なアプリケーションに送信が関連していることの表示を送信機から受信し得る。
いくつかの態様では、受信機は、インターリーバが送信のために使用されたか否かを示す送信機からの明確なシグナリング(たとえば、PDCCHシグナリング)に基づいて、送信を処理する間、送信機においてインターリーバが使用されたか否かを判断し得る。
いくつかの態様では、送信機は、たとえば上記で論じた1つまたは複数の条件を検出することに基づいて、または処理速度を向上させるために、あらかじめ決定され得る所与の時間期間の間にそのインターリーバを半静的に無効にすることを決定し得る。一態様では、送信機は、LTE内で定義されるSPS(半永続的スケジューリング)タイプのメカニズムを使用して、またはRRCシグナリングを介して、インターリーバを半静的に活性化または非活性化し得る。一態様では、SPSシグナリングは、PDCCHを介して送信される。一態様では、インターリーバが無効にされるべき時間期間は、上記で論じた1つまたは複数の条件に基づいて決定され得る。
いくつかの態様では、受信機は、所与の時間期間の間に送信機においてインターリーバが半静的に無効にされたことの表示を送信機から受信する場合がある。受信機は、利用可能なリソースにわたって受信されたコードブロックを回復するために使用されるデインターリーバを、所与の期間の間、半静的に無効にする場合がある。一態様では、送信機からの表示は、半永続的スケジューリングを介してインターリーバが半静的に無効にされたことを示す場合がある。
開示したプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の例示であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの具体的な順序または階層は再構成される場合があることは理解されたい。さらに、いくつかのステップは、組み合わせられるか、または省略される場合がある。添付の方法クレームは、種々のステップの要素を見本的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されることは意図していない。
さらに、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、むしろ包括的な「または」を意味することを意図している。すなわち、別段に規定されていない限り、または、文脈から明らかでない限り、たとえば、「XはAまたはBを採用する」という句は、自然包括的並べ替えのいずれかを意味するものとする。すなわち、たとえば、「XはAまたはBを採用する」という句は、以下の例のいずれかによって満たされる。XはAを採用する。XはBを採用する。またはXはAとBの両方を採用する。加えて、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段に規定されていない限り、または単数形を対象とすることが文脈から明白でない限り、概して「1つまたは複数の」を意味するものと解釈すべきである。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を言及する句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-cを包含するものである。
上記の説明は、本明細書において説明される種々の態様を、いかなる当業者も実践できるようにするために提供される。これらの態様に対する種々の修正が当業者に容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は他の態様に適用される場合がある。したがって、特許請求の範囲は、本明細書において示される態様に限定されるものではなく、文言通りの特許請求の範囲と一致するすべての範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するものとする。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は1つまたは複数を指している。当業者に知られているか、または後で知られることになる、本開示全体にわたって説明する種々の態様の要素の、すべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるものとする。さらに、本明細書に開示されるものは、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に供されることは意図されていない。いかなるクレーム要素も、要素が「ための手段」という語句を用いて明確に記述されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
100 発展型パケットシステム
102 ユーザ機器、UE
104 発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク
106 eNB、発展型ノードB(eNB)
108 他のeNB
110 発展型パケットコア、EPC
112 モビリティ管理エンティティ、MME
114 他のMME
116 サービングゲートウェイ
118 パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ
120 ホーム加入者サーバ
122 事業者のIPサービス
200 アクセスネットワーク
202 セル
204 マクロeNB、eNB
206 UE
208 低電力クラスeNB、eNB
210 セルラー領域
300 DLフレーム構造
400 ULフレーム構造
430 物理ランダムアクセスチャネル、PRACH
500 無線プロトコルアーキテクチャ
506 物理レイヤ
508 L2レイヤ
510 媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ
512 無線リンク制御(RLC)サブレイヤ
514 パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ
516 無線リソース制御(RRC)サブレイヤ
610 eNB
616 TXプロセッサ
618TX 送信機
618RX 受信機
620 アンテナ
650 UE
652 アンテナ
654RX 受信機
654TX 送信機
656 RXプロセッサ
658 チャネル推定器
659 コントローラ/プロセッサ
660 メモリ
662 データシンク
667 データソース
668 TXプロセッサ
670 RXプロセッサ
674 チャネル推定器
675 コントローラ/プロセッサ
676 メモリ
700 インターリービング
702 トランスポートブロック(TB)
800 動作
900 動作

Claims (14)

  1. 送信機によるワイヤレス通信のための方法であって、
    リソース割振りの特定のタイプの表現が対象受信機への送信をスケジューリングするために使用されることを検出するステップと、
    前記検出に基づいて、前記送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために前記送信機によって使用されるインターリーバを無効にすることを決定するステップであって、前記インターリーバを所与の期間の間、半静的に無効にすることを含む、決定するステップと、
    前記送信を処理する間、前記インターリーバが無効にされたことの表示を半永続的スケジューリング(SPS)シグナリングを介して対象受信機に送信するステップとを含み、
    前記検出するステップが、
    前記送信のためのリソースブロック(RB)の割振りが、あらかじめ規定された閾値RB割振りより小さいことを検出するステップ、または
    前記送信のための決定されたトランスポートブロック(TB)のサイズが、あらかじめ規定された閾値TBサイズより小さいことを検出するステッ
    うちの1つまたは複数を含む、
    方法。
  2. 前記検出するステップが、1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別されるアプリケーションに前記送信が関連していることを検出するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別される前記アプリケーションに前記送信が関連していることの表示を対象受信機に送信するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法
  4. 信機によるワイヤレス通信のための方法であって、
    半永続的スケジューリング(SPS)シグナリングを介して、インターリーバが所与の期間の間、送信機において半静的に無効にされることの表示を前記送信機から受信するステップと、
    リソース割振りの特定のタイプの表現が送信機から受信した送信をスケジューリングするために使用されることを検出するステップと、
    少なくとも前記検出に基づいて、前記送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために前記送信機によって使用される前記インターリーバが前記送信機において無効にされたかどうかを判断するステップと、
    前記判断に基づいて、前記受信された送信のコードブロックをデインターリーブするか否かを決定するステップとを含み、
    前記検出するステップが、
    前記送信のためのリソースブロック(RB)の割振りが、あらかじめ規定された閾値RB割振りより小さいことを検出するステップ、または
    前記送信のために使用されたトランスポートブロック(TB)のサイズが、あらかじめ規定された閾値TBサイズより小さいことを検出するステッ
    うちの1つまたは複数を含む、
    方法。
  5. 前記検出するステップが、1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別されるアプリケーションに前記送信が関連していることを検出するステップを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別される前記アプリケーションに前記送信が関連していることの表示を、前記送信機から受信するステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記送信を処理するために前記送信機において前記インターリーバが使用されなかったことの表示を前記送信機から受信するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  8. 送信機によるワイヤレス通信のための装置であって、
    リソース割振りの特定のタイプの表現が対象受信機への送信をスケジューリングするために使用されることを検出するための手段と、
    前記検出に基づいて、前記送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために前記送信機によって使用されるインターリーバを無効にすることを決定するための手段であって、前記インターリーバを所与の期間の間、半静的に無効にすることを含む、決定するための手段と
    前記送信を処理する間、前記インターリーバが無効にされたことの表示を半永続的スケジューリング(SPS)シグナリングを介して対象受信機に送信するための手段とを含み、
    検出するための前記手段が、
    前記送信のためのリソースブロック(RB)の割振りが、あらかじめ規定された閾値RB割振りより小さいことを検出すること、または
    前記送信のための決定されたトランスポートブロック(TB)のサイズが、あらかじめ規定された閾値TBサイズより小さいことを検出するこ
    うちの1つまたは複数を含む、
    装置。
  9. 検出するための前記手段が、1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別されるアプリケーションに前記送信が関連していることを検出するように構成される、請求項8に記載の装置。
  10. 前記1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別される前記アプリケーションに前記送信が関連していることの表示を対象受信機に送信するための手段をさらに含む、請求項9に記載の装置。
  11. 受信機によるワイヤレス通信のための装置であって、
    半永続的スケジューリング(SPS)シグナリングを介して、インターリーバが所与の期間の間、送信機において半静的に無効にされることの表示を前記送信機から受信するための手段と、
    リソース割振りの特定のタイプの表現が送信機から受信した送信をスケジューリングするために使用されることを検出するための手段と、
    少なくとも前記検出に基づいて、前記送信を処理する間、利用可能なリソースにわたってコードブロックを拡散させるために前記送信機によって使用される前記インターリーバが前記送信機において無効にされたかどうかを判断するための手段と、
    前記判断に基づいて、前記受信された送信のコードブロックをデインターリーブするか否かを決定するための手段とを含み、
    検出するための前記手段が、
    前記送信のためのリソースブロック(RB)の割振りが、あらかじめ規定された閾値RB割振りより小さいことを検出すること、または
    前記送信のために使用されたトランスポートブロック(TB)のサイズが、あらかじめ規定された閾値TBサイズより小さいことを検出するこ
    うちの1つまたは複数を含む、
    装置。
  12. 検出するための前記手段が、1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別されるアプリケーションに前記送信が関連していることを検出するように構成される、請求項11に記載の装置。
  13. 前記1つまたは複数の他のアプリケーションより高い優先度を有するものと識別される前記アプリケーションに前記送信が関連していることの表示を前記送信機から受信するための手段をさらに含む、請求項12に記載の装置。
  14. 実行されると、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法を実行するためのコードを含む、コンピュータプログラム。
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