JP7097617B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
この演出可動体が正常に動作するかについて、電源を投入した際に確認するようにしている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、演出可動体の初期動作処理が終了したか否かをホール店員等が把握するのが困難であるという問題があった。
なお、以降の説明における「有利」とは、遊技者に対して有利であることを指し、さらに、特に断りがない限り、いわゆるプレミア画像等の演出上の特典を除き、賞球又はメダルの獲得量(遊技球又はメダルの払い出し)に関して有利であることを指す。
本実施形態に係る遊技機10の詳細を説明する前に、本実施形態の特徴の概要を説明する。
本実施形態に係る遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であり、少なくとも、一又は複数の可動体と、電源投入後において、可動体の少なくとも一部を動作させる初期動作処理を実行させる第一制御手段と、複数の発光手段と、複数の発光手段の発光を制御する第二制御手段とを備えている。本実施形態に係る遊技機10は、初期動作処理が実行されている初期動作期間において、複数の発光手段の少なくとも一部が、第一の発光態様で発光し、初期動作期間の後に、複数の発光手段の少なくとも一部が第一の発光態様とは異なる第二の発光態様で発光することを特徴とする。
なお、本実施形態では、パチンコ遊技機によって本発明を実施する態様が例示されるが、所定数のメダルを使用することで複数のリールを回転させる図柄変動を実行し、当該図柄変動の結果(当該複数のリールの停止態様)に基づいてメダルを払い出す回胴式遊技機(いわゆるスロットマシン)に適用することも可能である。
本実施形態においては、RAMクリア電源投入時に実行される処理(以降、RAMクリア時復電復帰処理と表記する)において、可動体22の原位置をチェックした後、可動体22を所定位置に動作させる処理を「初期動作処理」に相当するものとして説明する。
本実施形態では、電源を投入し、RAMクリア処理を行った後に行われる各可動体22の初期動作確認、及び、各発光体の動作確認を総称して、「RAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理」と表記することもある。
なお、本実施形態では、RAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理が本発明に係る初期動作処理に相当するものとして説明するが、本発明の実施において、RAMクリア処理の実行の有無に関わらず、イニシャル処理中に可動体を動作させる処理であれば何れも可動体22の「初期動作処理」に該当しうる。
可動体22は、本実施形態では、遊技盤50に設けた演出表示装置80の上方に備えられた上部可動体22a、演出表示装置80の左右に備えられた左右可動体22bが該当し得る。
また、複数の発光手段は、本実施形態では、遊技盤50に設けた盤面装飾ランプ30、上部可動体22aに設けた上部可動体内ランプ24a、左右可動体22bに設けた左右可動体内ランプ24b、及び、中枠17に設けられた演出ランプ35が該当し、何れの発光部材もLEDで構成しているが、LEDに限定されるものではない。
さらに、第二発光態様は、第一発光態様と異なる発光態様を実行可能であればよく、その具体的な態様は限定されない。
加えて、第一の発光態様に発光制御される複数の発光手段のうちの一部の発光手段と、第二の発光態様に発光制御される複数の発光手段のうちの一部の発光手段とは、複数の発光手段のうちの同一の発光手段でもよいし、異なる発光手段でもよい。
以下、本実施形態に係る遊技機10についてより具体的に説明する。
まず、図1から図5を用いて、遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図であり、図2は、図1に示す領域IIに配設される図柄表示装置90を示す図であり、図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す鳥瞰図であり、図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図であり、図5は、遊技機10の背面図である。
なお、図1から図5に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
本実施形態では、中枠17が開放状態であるか否かを検知するための中枠開扉センサ76を備えている。なお、中枠開扉センサ76は、中枠17が開放状態である場合にはONとなり、中枠17が閉鎖状態である場合にはOFFとなる。
また、前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
また、前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
また、前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
また、上カーソルボタン38a及び下カーソルボタン38bは、後述するスピーカ33から出力される音声の音量を調整するために、左カーソルボタン38c及び右カーソルボタン38dは、後述する演出ランプ(「枠ランプ」ともいう)35及び演出表示装置80の輝度を調整するために操作される。
さらに、演出ボタン37、及び、カーソルボタン38は発光手段(図示しない)を備えており、これらの発光手段は「枠ランプ」に含まれるものとする。
なお、図示は省略するが、上球受け皿27には、球抜き機構36と同様に、操作することで貯留している球を下球受け皿29へ移動させる機構が設けられ、この機構と球抜き機構36の双方を操作することで、貯留している球を排出することが可能となる。
ここで、奥行き方向とは、実際には演出表示装置80の表示画面上の平面的な変動表示であるにも関わらず、演出表示装置80の奧方から手前方向又はその逆方向に装飾図柄が変動表示しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
また、本実施形態における装飾図柄には、数字の「1」を模した「1図柄」、数字の「2」を模した「2図柄」、数字の「3」を模した「3図柄」、数字の「4」を模した「4図柄」、数字の「5」を模した「5図柄」、数字の「6」を模した「6図柄」、数字の「7」を模した「7図柄」、数字の「8」を模した「8図柄」、および数字の「9」を模した「9図柄」があり、これらの図柄は、各図柄列に設けられている。以降の説明では、「1図柄」、「3図柄」、「5図柄」、「7図柄」、および「9図柄」を総称して「奇数図柄」と称し、「2図柄」、「4図柄」、「6図柄」、「8図柄」を総称して「偶数図柄」と称する場合がある。
また、図柄表示装置90は、演出表示装置80よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域は、演出表示装置80の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
なお、特別図柄は「特図」、第1特別図柄は「特図1」、第2特別図柄は「特図2」と略称される場合がある。
なお、普通図柄は、「普図」と略称される場合があり、普通電動役物は「電チュー」と称される場合がある。
第1特別図柄保留ランプ94は、保留されている特図1の図柄変動の数を特定可能とし、第2特別図柄保留ランプ95は、保留されている特図2の図柄変動の数を特定可能とし、普通図柄保留ランプ96は、保留されている普図の図柄変動の数を特定可能とし、いずれも、2つのLEDの点灯態様(本実施形態では、右常時点灯のみ=1、左右常時点灯=2、右側点滅+左側常時点灯=3、左右点滅=4)によって対応する図柄変動の数を特定可能とするものである。
また、以下の説明では、上述の演出表示装置80に表示される装飾図柄の変動表示は、「特図の図柄変動」や「普図の図柄変動」と区別して「装飾図柄の図柄変動」と称する場合がある。
なお、以下の説明では、単に「図柄変動」と称した場合には、特に断りがない限り特図の図柄変動を意味する。
また、遊技領域50aの左側及び上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51及び内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央を基準として内レール53より外側に位置している。ここで、風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
更に、大当り遊技では、特別電動役物65の開放状態と閉鎖状態が交互に設定され、1回の開放状態(「ラウンド」と表記する場合があり、1回の大当りで発生するラウンドの総数を「ラウンド数」と表記する場合がある)は、予め定められた数(本実施形態では、10)の遊技球が大入賞口55に入賞したことに基づいて終了し、特別電動役物65が閉鎖状態となる。なお、1回の開放状態は、予め定められた数の遊技球が大入賞口55に入賞するのに十分な時間(本実施形態では、30s(秒))が経過したことに基づいても終了する。ここで、1回のラウンドにおいて、10球の遊技球が入賞したことに基づいて特別電動役物65が開放状態から閉鎖状態に設定される場合に、すぐに閉鎖状態となることはできない。そのため、1回のラウンドにおいて、10球を超える遊技球が大入賞口55に入賞する場合が発生し、当該入賞をオーバー入賞と称する場合がある。
詳細は後述するが、本実施形態では、大当り遊技中に遊技球がV入賞領域を通過したこと(V入賞)が当該検知センサにより検知された場合に、その大当り遊技終了後に特図高確とする機能が設けられており、大当り遊技中にV入賞し易いラウンド(以降、V入賞ラウンドと表記する場合もある)を設けるか否かが特図の停止図柄によって切り替えられる(本実施形態では9ラウンド目)。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59への入賞が判定された場合の少なくとも一部において、特図2の図柄変動が行われることとなる。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
より具体的には、普通電動役物61は、普図の図柄変動で当選して行われる普図当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って第2始動口59への入賞が許容される。このように、普通電動役物61が開放状態である場合には、第2始動口59への入賞が容易となるため、賞球により遊技球の減少を抑えつつ、特図2の図柄変動が実行される機会を大幅に増大しうる。
ここで、図4に示す通り、特別電動役物65は、第2流路Yにおいて、普通電動役物61よりも下流側にある。
また、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球がゲート63に向けて転動するように各障害物が配置されている。
また、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されているが、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されるようにしてもよい。
本実施形態では、遊技盤に設けた演出表示装置80の上方に上部可動体22aを、演出表示装置80の左右に左右可動体22bを設け、詳細は後述する特図変動パターンに基づき、所定の位置に駆動制御される。
また、遊技盤50の前面には.図4に示すように、演出表示装置80に表示される演出画像やスピーカ33から出力される音声データとともに、演出に用いられる、盤面装飾ランプ30(30a、30b)も設けられる。盤面装飾ランプ30は、単色LED、フルカラーLEDの何れを用いてもよいが、本実施形態では、演出効果を考慮し、盤面装飾ランプ30aは単色LEDを、盤面装飾ランプ30bはフルカラーLEDを用いる。
加えて、透明部材25の側部には導光板ランプ26を設け、導光板ランプ26を発光制御することにより、透明部材25全体を発光装飾する。導光板ランプ26は、単色LED、フルカラーLEDの何れを用いてもよいが、本実施形態では、演出効果を考慮し、単色LEDを用いる。
なお、ここで説明した各種LEDは、本発明の実施における発光手段に何れも該当しうる。しかしながら、本発明の実施における発光手段は、これらに限られず、例えば、第1特別図柄保留ランプ94、第2特別図柄保留ランプ95、普通図柄保留ランプ96などの主制御基板100によって制御される発光手段も含まれうる。
なお、各基板を覆う基板ケース及びカバーは、透明性を有する部材によって構成されており、各ケース及びカバーを通して対応する基板が視認可能となっている。
RAMクリアスイッチ43は、後述するRAMクリア処理を指示する場合に操作されるスイッチであり、RAMクリアスイッチ回路504に電気的に接続されている。
遊技島に設置された状態では、中枠17を開放状態としなければ、遊技盤50の背面側に設けられた各操作部(電源スイッチ40、RAMクリアスイッチ43等)の操作が困難となっている。
次に、図6を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える制御構成を説明する。図6は、遊技機10が備える制御構成を示すブロック図である。なお、図6に示す制御構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図6で図示しない制御構成を備えていてもよい。
RAM103は、後述するバックアップ電源回路502において生成されるバックアップ電源によってバックアップがなされる。具体的には、RAM103に格納される情報のうち、電断が生じた後の復電時にそのデータを用いて電断直前の状態で遊技機10が復帰できるような各種情報がバックアップされるように構成されている。例えば、電断が生じた際に保持されていたスタックポインタや各レジスタ等のデータに加え、そのときの遊技機10の状態(遊技停止状態又は遊技可能状態)、現在の特図抽選状態、現在の普図抽選状態、大当り遊技中であるか否か、特図1及び特図2の停止図柄、図柄変動の保留情報、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数などといった遊技に係る情報がバックアップ対象とされる。
そして、遊技機10は、復電時に、そのバックアップされた、RAM103の遊技に係る領域とRAM103の遊技に係るバックアップ情報領域とに格納される各種情報を用いて復帰する。
同様に、主制御基板100は、メイン操作部39に電気的に接続されており、メイン操作部39の操作を検知可能に構成されている。
なお、第1副制御基板200から主制御基板100へデータを送信することはできず、また、第1副制御基板200は、主制御基板100に対してデータの送信を要求することはできないように構成されている。
また、本実施形態では、主制御基板100から第1副制御基板200へのデータ送信にパラレル伝送方式を採用しているが、シリアル伝送方式を採用してもよい。
なお、第1副制御基板200は、演出ボタン37、カーソルボタン38、と電気的に接続されており、これらに対する操作を検知可能に構成されている。
ここで、第1副制御基板200は、第2副制御基板300と双方向通信が可能に接続されており、各種コマンドが第1副制御基板200から第2副制御基板300へ送信される一方、その応答として、当該コマンドを正常に受信できた旨を示す応答コマンド(ACKコマンド)が第2副制御基板300から第1副制御基板200へ送信される。
その他、第2副制御基板300には、図示省略するが、CPU301から受信した制御信号に基づき後述する演出内容決定手段225によって決定された演出の内容に沿った画像データを生成するVDPと、CPU301から受信した制御信号に基づき音声データを生成する音源ICとを搭載している。VDPは、いわゆる画像プロセッサであり、CPU301からの指示に応じて画像ROMに記憶された画像データを読み込み、これを画像処理して生成した画像データを演出表示装置80へ送信する。このVDPには、画像ROMから読み出された画像データの展開・加工に使用される高速のVRAMが接続されている。音源ICは、CPU301からの指示に応じて音声ROMに記憶された音声データを読み込み、読み込んだ音声データを合成処理して生成した最終的な音声データを増幅器を介してスピーカ33に出力する。
ここで、音声制御コマンドは、複数の音声チャネル(例えば32個の音声チャネル)の各々についての音声制御データを含む。各音声制御データは、対応する音声チャネルに関して、音声データの有無を特定するデータ、再生させる音声データを指示するデータ、音量を指示する音量指示データ等をそれぞれ含んでいる。
音声制御コマンドを受信した第2副制御基板300では、その音声制御コマンドに基づいて、指示された音声が指示された音量でスピーカ33から出力されるように制御される。音声制御コマンドで複数の音声チャネルの音声データが指定されている場合には、音声チャネルごとに、指示された音声データを、指示された音量にしたがって合成され得る。
本実施形態は、音声と音声チャネルとの対応関係を何ら限定するものではないため、以降の説明では、音声チャネルに関する記載を割愛する場合がある。
また、払出制御基板400は、主制御基板100と双方向通信可能に接続されており、主制御基板100からの払出制御コマンドに基づいて払出ユニット48を駆動させて遊技球を払い出すための制御を実行するとともに、操作ハンドル31の操作量に基づき球送り機構と発射機構とを同期的に駆動させて遊技球の発射を制御する。
電源制御基板500には、電源スイッチ40が接続されており、遊技島の電源設備から1次電源が供給されていることを前提として、電源スイッチ40がONになると、電源制御基板500の通常電源回路501で通常電源が生成され、上述の制御基板(主制御基板100、第1副制御基板200、第2副制御基板300、及び払出制御基板400)を含む電子部品や電気部品に電源が供給される。
また、電源制御基板500には、RAMクリアスイッチ43が接続されており、本実施形態では、RAMクリアスイッチ43がONにされた状態で電源スイッチ40がONにされた場合に、RAMクリアスイッチ回路504が初期化信号を主制御基板100及び払出制御基板400へそれぞれ送信する。この初期化信号の受信により、主制御基板100では後述するRAMクリア処理が実行される。なお、RAMクリアスイッチ回路504が初期化信号を送信する契機は、本実施形態のような例のみに制限されない。
以降、RAMクリアスイッチ43がONにされた状態で電源スイッチ40がONにされることを「RAMクリア電源投入」と表記する場合がある。
バックアップ電源回路502は、遊技島の電源設備から遊技機10に電源が供給されているときに充電される仕組みとなっている。
なお、バックアップ電源回路502を払出制御基板400上に設けるようにしてもよく、電断検出回路503を電源制御基板500に設けず、主制御基板100、第1副制御基板200、及び払出制御基板400のそれぞれに設けるようにしてもよい。また、RAMクリアスイッチ回路504は主制御基板100に設けるようにし、RAMクリアスイッチ43も主制御基板100に接続されていてもよい。
次に、図7を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える機能構成を説明する。図7は、遊技機10が備える機能構成を示すブロック図である。なお、図7に示す機能構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図7で図示しない機能構成を備えていてもよい。また、機能構成を説明する際に、図8も参照する場合がある。
より具体的には、メイン乱数発生手段115は、第1始動口57又は第2始動口59への入賞が判定された場合には、後述する、特図当否判定用の乱数、特図停止図柄抽選用の乱数、及び特図変動パターン抽選用の乱数を取得する。ゲート63への入賞が判定された場合には、後述する普図当否判定用の乱数、普図図柄抽選用の乱数、及び普図変動パターン抽選用の乱数をメイン情報記憶手段160の対応する格納領域に格納する。
より具体的には、メイン保留制御手段120は、特図1の作動保留情報が保留されるごとに1加算され、特図1の作動保留情報が使用される(特図抽選手段130の抽選で用いられる)ごとに1減算される保留カウンタ(以下、「特図1保留カウンタ」と称する)を備え、特図1保留カウンタの値が上限値(本実施形態では、4)となるまで、当該作動保留情報をメイン情報記憶手段160の現在の特図1保留カウンタに対応する格納領域に記憶させ、作動保留情報が使用されるごとに、使用された作動保留情報をクリアし、残りの作動保留情報を、特図1保留カウンタの小さいものから順に、現在の格納領域から現在の特図1保留カウンタよりも1少ない特図1保留カウンタに対応する格納領域に移動(シフト)させる制御を行う。
また、メイン保留制御手段120は、特図2及び普図に関しても、特図1とは別に上述の制御と同様の制御を行い、特図2の保留カウンタを特図2保留カウンタと称する。
以降の説明では、「特図1の作動保留情報の保留」及び「特図2の作動保留情報の保留」の双方を「図柄変動の保留」と表記する場合がある。
なお、本実施形態では、特図1に対応する作動保留情報及び特図2に対応する作動保留情報の双方が保留されている場合には、特図2に対応する作動保留情報が優先的に使用される優先変動が行われる。
また、大当り遊技中に保留されている特図の作動保留情報であって、当該大当り遊技の終了後に使用される特図の作動保留情報(本実施形態のように優先変動を採用している場合には、特図2の保留に限る)を使用した場合の特図当否判定の結果が大当り(後述する確変大当りであることが好ましい)となることを、「保留連」と称する場合がある。
より具体的には、事前判定手段125は、今回保留した作動保留情報の各乱数を読み出し、後述する、特図当否判定、特図停止図柄抽選、及び特図変動パターン抽選のそれぞれに対する事前判定を実行する。各事前判定では、各事前判定に対応する抽選に用いられる抽選テーブルと同一又は同等の抽選テーブル(図示省略)が用いられる。そのため、これらの事前判定の結果は、後に実行される抽選の結果と同一の結果となる。
また、事前判定手段125は、導出された事前判定の結果を含む演出制御コマンド(事前判定コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、上述の通り、事前判定コマンドは、所定の事前判定のタイミングにおいて特図の作動保留情報が保留された場合の少なくとも一部で送信される(生成され、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶される)ものであるため、上述の保留コマンドに続いて送信されることとなる。ここで、所定の事前判定のタイミングとは、大当り遊技中ではないことを指し、更に、本実施形態では、普図高確中の特図1の作動保留情報が保留された場合には、事前判定コマンドの送信を規制している。
なお、「特図の変動開始条件が充足される」とは、その一例として、大当り中ではないこと、特図1及び特図2のいずれも図柄変動中でないこと、特図1及び特図2のうちの少なくともいずれか一方に作動保留情報が存在することのすべての条件が充足されたことである。
図8で示す抽選テーブル以外の抽選テーブルを含め、抽選テーブルを用いた抽選では、読み出した乱数に対して抽選テーブルに記憶された抽選値をあらかじめ定められた順序に従って順次加算(対象となる抽選値が一つである場合には、一回加算)され、キャリー(桁あふれ)が発生した抽選値に対応する結果が当該抽選の結果として導出される。同様に、抽選テーブルに関する説明では、説明の便宜上、抽選テーブルに名前を付しているが、名前に対応する抽選テーブルに含まれる抽選値等のデータが各ROMに識別可能に記憶されていればよく、これらの名前は、当該データが記憶される領域を特定するものではない。同様に、以降で図示される抽選テーブルには、説明の便宜上記載された項目や、抽選値として「-」や「0」が記載されている場合があるが、これらは必ずしも各ROMに記憶されたデータを示すものではない。抽選に使用される乱数範囲(当該範囲で取得され得る乱数の数)と同一の抽選値が抽選テーブルに記載されている場合には、当該結果が100%導出されるため、必ずしも抽選を行う必要はない。また、一回の抽選に用いられる抽選値の合計値が、抽選に使用される乱数範囲と一致した場合には、最後の抽選値の加算で必ずキャリーが発生するため、当該加算を行わなくてよく、その場合には、当該加算に用いられる抽選値自体も不要となる。
図8(a)は、特図1当否判定用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0~65535である。そのため、特図1において特図抽選状態が低確率の場合(以下、「特図低確」と略称する場合がある)には、200/65536の確率で大当り、300/65536の確率で小当り、残りの65036/65536の確率ではずれとなり、特図1において特図抽選状態が高確率の場合(以下、「特図高確」と略称する場合がある)には、500/65536の確率で大当り、300/65536の確率で小当り、残りの64736/65536の確率ではずれとなる。
図8(c)は、特図1停止図柄抽選用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0~99である。そのため、特図1では、大当りが導出された際に、50/100の確率で図柄A、50/100の確率で図柄Bが停止図柄として決定される。
ここで、図柄Aは、ラウンド数(R数)が9であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄(以下、「確変図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「確変大当り」と称する場合がある)である。上述したとおり、本実施形態では、V入賞(遊技球のV入賞領域の通過)が検知センサにより検知されることを条件として大当り遊技終了後に特図高確とされるため、確変大当りに係る大当り遊技には、V入賞ラウンド(本実施形態では9ラウンド目)が設けられている。
一方、図柄Bは、ラウンド数(R数)が8であり、大当り遊技終了後に特図低確且つ普図高確となる図柄(以下、「通常図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「通常大当り」と称する場合がある)である。通常大当りに係る大当り遊技にはV入賞ラウンドは設けられていない。
このように、図柄Aは、ラウンド数及びその後の特図抽選状態の双方において、図柄Bよりも有利な図柄である。
ここで、図柄aは、ラウンド数(R数)が16であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る確変図柄である。図柄aが決定された場合の確変大当りに係る大当り遊技においても9ラウンド目がV入賞ラウンドとされる。
一方で、図柄bは、ラウンド数(R数)が8であり、大当り遊技終了後に特図低確且つ普図高確となる通常図柄である。図柄bが決定された場合の通常大当りに係る大当り遊技にはV入賞ラウンドは設けられていない。
このように、図柄bよりも図柄aの方が有利度が高いと言える。
特図変動パターン導出手段133は、決定された特図変動パターンを含む演出制御コマンド(変動開始コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
より具体的には、普図当否判定では、普図抽選状態が高確率の状態(「普図高確」と略称する場合がある)と、普図抽選状態が低確率の状態(「普図低確」と略称する場合がある)とがある。抽選テーブルの図示は省略するが、本実施形態では、普図高確では、65535/65536の確率で普図当りとなり、残りの1/65536の確率ではずれとなる一方、普図低確では、1/65536の確率で普図当りとなり、残りの65535/65536の確率ではずれとなる。なお、普図低確では、普図当りとならない(65536/65536ではずれとなる)ようにしてもよい。
また、普図変動パターン抽選では、特図変動パターン抽選と同様に、複数種類の普図変動パターンから、普図変動パターン抽選用の抽選テーブル(図示省略)を用いた抽選によって一つの普図変動パターンが決定される。
このように、普図高確は、普図低確よりも普図当りが導出される確率が高く、普図低確よりも有利度が高い状態であると言える。
また、大当り遊技制御手段140は、大当り遊技開始時には、大当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させ、大当り終了時には、大当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
また、大当り遊技制御手段140は、特図当否抽選の結果が小当りの場合も同様に、小当り開始デモに係る時間、及び小当り終了デモに係るデモ時間を決定し、小当り開始時には、小当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(小当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させ、小当り終了時には、小当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(小当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、図柄表示制御手段145は、特図1及び特図2の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための特図遊技タイマを有し、特図を停止表示させる際に(特図遊技タイマの値が「0」となるタイミングで)、装飾図柄の確定停止(確定表示)を要求するための演出制御コマンド(変動停止コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納する。
なお、図柄表示制御手段145は、普図の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための普図遊技タイマを有する。
また、電動役物制御手段150は、小当り遊技が開始された後に、特別電動役物ソレノイド66に制御信号を出力し、特別電動役物65を短期間(0.05秒)だけ開放させる。
但し、特図高確から特図低確に遷移する条件は、本実施形態のような図柄変動の回数に制限されることはなく、転落当否抽選の結果など他の条件とされてもよい。
また、確変大当りに係る大当り遊技終了時に特図高確とする条件は、V入賞に制限されることはなく、特図の停止図柄の種別のみとされてもよい。
以降、左打ちよりも右打ちのほうが有利な当該所定の状態を右打ち推奨状態と表記する。なお、右打ち推奨状態は、大当り遊技中及び普図高確状態に限定されず、普図低確状態で小当りによる特別電動役物の開放時における大入賞口への入賞により出球が増えるいわゆる小当りラッシュ状態等、他の状態を含んでもよい。
本実施形態において、メインエラー制御手段165によって判定されるエラー状態には、例えば、磁気検知センサ(図示せず)による磁気検知に基づく磁気エラー、電波検知センサ(図示せず)による電波検知に基づく電波エラー、ゲートセンサ74による遊技球の検知に基づく右打ちエラー、満タン検知センサ(図示せず)による遊技球の検知に基づく満タンエラーなどがある。
例えば、磁気エラーは、磁気検知センサによる磁気検知が500ms連続で発生した場合に発生するエラー状態であり、電波エラーは、電波検知センサによる電波検知回数(直前の電源投入からの累計回数)が計5回発生した場合に発生するエラー状態である。右打ちエラーは、特図低確且つ普図低確の状態でゲートセンサ74が遊技球を所定回数(例えば3回)検知した場合(当該検知回数は、最後の検知から1000ms経過でリセットされる)に発生するエラー状態であり、満タンエラーは、満タン検知センサによって遊技球が検知されている場合に発生するエラー状態である。
ここで、セキュリティ信号とは、遊技機10外の機器(データ表示機やホールコンピュータ)に向けて遊技機10に設けられた外部端子盤(図示省略)から出力される信号の一種である。
一方、メインエラー制御手段165は、判定されるエラー状態のうち、右打ちエラーや満タンエラー等のような相対的に重要度が低いエラー状態が発生した場合には、遊技球の発射を規制せず、遊技の進行が可能な状態を維持することが可能である。
詳細は後述するが、エラーコマンドを受信した第1副制御基板200又は第2副制御基板300では、エラー状態の発生を報知するエラー報知演出が実行される。
メインエラー制御手段165によって判定されるエラー状態は、上述の例に限定されず、中枠17が開放状態となったこと(中枠開扉センサ76がON)や前枠20が開放状態となったことで発生するいわゆる扉開放エラーや、大当り遊技中の大入賞口55が閉鎖状態となってから所定の時間が経過した以降に大入賞口センサ72によって遊技球が検知された場合に発生する異常入賞エラー等、他のエラー状態も判定可能である。
なお、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納される、演出制御コマンド、復電復帰コマンド等の各制御コマンドは、原則として、その送信コマンド格納領域に記憶された順番に従って送信される。
本明細書では、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域にコマンドを格納させることを含めて、当該コマンドを第1副制御基板200へ送信すると表記する場合がある。
具体的には、RAM103のうちの遊技に係る領域に対しては、当該領域のチェックサムを導出し、当該チェックサムの補数をRAM103の遊技に係るバックアップ情報領域に記憶させる処理、及び当該領域に対する電断処理が実行されたことを示すバックアップフラグをONにする(RAM103の遊技に係るバックアップ情報領域にバックアップフラグを記憶させる)処理を実行する。
ここで、遊技可能状態とは、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に応じた処理を実行することで、遊技の進行が可能となる状態であり、通常遊技状態と呼ぶこともできる。
RAMクリア処理では、復電処理実行手段180は、RAM103の遊技に係る領域及びバックアップ情報領域の情報を初期化する。この初期化により、電断時にバックアップされていたRAM103の遊技に係る領域及びバックアップ情報領域の情報がクリアされ、初期値が設定されることになる。これにより、電断直前における遊技機10の状態(遊技停止状態又は遊技可能状態)、特図抽選状態、普図抽選状態、大当り遊技中であるか否か、特図1及び特図2の停止図柄、図柄変動の保留情報、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数などが初期化される。例えば、特図抽選状態が特図低確とされ、普図抽選状態が普図低確とされ、特図変動パターン導出状態が特図低確且つ普図低確に対応する特図変動パターン導出状態Aとされる。
RAMクリア処理が終了すると、復電処理実行手段180は、初期化された当該遊技に係る領域の各種情報を用いて遊技機10を遊技可能状態へ移行させる。このとき、復電処理実行手段180は、初期化された当該遊技に係る領域の各種情報を含む復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
RAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理については後述することとする。
なお、復電復帰コマンドへのRAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグの設定とは、復電復帰コマンドに含まれるRAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグをON状態とする(ビットを立てる等)ことを意味し、そのRAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグをOFF状態とすることは、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグが設定されていない等と表記される。
本明細書において、主制御基板100から送信された各種コマンドが、サブコマンド管理手段275によって受信され、サブ情報記憶手段270の受信コマンド格納領域に記憶されることまで含めて、コマンドの受信と表記する場合がある。また、第1副制御基板200の各種手段がサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に各種コマンドを格納させて、サブコマンド管理手段275によってそれらコマンドが第2副制御基板300に向けて送信されることまで含めて、コマンドを第2副制御基板300へ送信すると表記する場合がある。
本実施形態における演出モードには、通常モード、低確時短モード及び確変モードが含まれ、特図変動パターン導出状態Aには通常モード、特図変動パターン導出状態Bには低確時短モード、特図変動パターン導出状態Cには確変モードが対応付けられる。
ここで、演出ルートとは、図柄変動の開始から終了までの演出であって、当該図柄変動における特図当否判定の結果を報知する演出の過程を規定するものであり、当該図柄変動で実行される演出の内容は、後述する演出内容決定手段225によって当該図柄変動に対応する演出ルートに従って決定されることとなる。
なお、保留画像とは、大当り遊技の期待度等の有利度を示唆する種々の態様に変化する保留先読み演出の対象となる画像である。
先読み演出とは、先読み対象の図柄変動が開始される前の一又は複数回の図柄変動に亘って、先読み対象の図柄変動における特図当否判定の結果に対する期待度や、先読み対象の図柄変動において実行される演出の内容を示唆する演出である。
より具体的には、演出内容決定手段225は、図柄変動における演出タイミングごとの演出の内容(演出パターン)を演出ルート決定手段222によって決定された演出ルートに対応する演出パターン抽選テーブルを用いた抽選等によって決定する。このようにすることで、決定された演出ルートに係る(に従って実行される)演出の内容を変えることができるとともに、一つの図柄変動における演出に繋がりを持たせることができる。また、同一の演出ルートが決定された場合であっても、実行される演出を多彩にすることもできる。
なお、本実施形態における装飾図柄については上述したとおりである。また、停止させる装飾図柄の組合せを特図の停止図柄に対応させるにあたっては、必ずしも上述の対応関係とする必要はなく、例えば、図柄Aに偶数図柄揃いを対応させる等、上述の対応関係に対して停止させる装飾図柄の組合せの期待度が高くならない組合せであれば、一部の場合(上述の対応関係となる割合よりも低い割合)で上述の対応関係とは異なる装飾図柄の組合せを採用してもよく、このような場合であっても、停止させる装飾図柄の組合せが特図の停止図柄と対応していると言える。
読み出された演出データに画像に係る演出データが含まれる場合には、その演出データに基づいて画像制御コマンドが生成され、その画像制御コマンドがサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納される。また、読み出された演出データに音声に係る演出データが含まれる場合には、後述する音声制御手段235により、その演出データに基づいて音声制御コマンドが生成され、その音声制御コマンドがサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納される。
本実施形態では、メインエラー制御手段165によってすべてのエラー状態の判定が行われるが、セキュリティ信号の出力を伴う重要度が高いエラー状態以外のエラー状態(例えば、右打ちエラー等)については、サブエラー制御手段230が判定するようにしてもよい。この場合、サブエラー制御手段230は、当該エラー状態の判定に係るセンサの状態を含むコマンドを主制御基板100から受信するようにすればよい。
復電処理実行手段260は、まず、復電復帰コマンドにRAMクリアフラグが設定されているか否かを判定し、RAMクリアフラグが設定されている場合(RAMクリアフラグがON状態とされている場合)、第1副制御基板200を遊技可能状態へ移行する前に、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を設定する。
RAMクリア処理に伴う動作確認処理では、主制御基板100から遊技の進行に係る演出制御コマンドが送信されないことで実現されてもよいし、それら演出制御コマンドが送信される場合であっても第1副制御基板200でその演出制御コマンドの受信に伴い各種処理をしないようにすることで実現されてもよい。
本実施形態では、第1副制御基板200におけるRAMクリア処理に伴う動作確認処理の終了は、RAMクリア処理に伴う動作確認処理終了フラグが設定された復電復帰コマンドの受信を契機に行われたが、他の手法で解除されてもよい。例えば、復電処理実行手段260は、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を開始してからの経過時間を計測し、その経過時間が所定期間となることで、RAMクリア処理に伴う動作確認処理から遊技可能状態へ移行させるようにしてもよい。
第1副制御基板200のRAM203がバックアップされる場合、例えば、上述の復電復帰コマンドに含まれる当該遊技に係る各種情報が電断時にバックアップされ、復電時に利用されればよい。この場合においても、RAMクリアフラグが設定された復電復帰コマンドが受信された場合には、バックアップされていた当該遊技に係る各種情報が初期化され、復電時にその初期化された情報が用いられればよい。
ランプ制御手段240は、読み出された演出データが、RAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理のデータである場合には、予め決められた点灯パターンで各ランプの点灯制御を行うよう、各ランプへランプ制御データを送信する。なお、予め決められた点灯パターンについては、後述することとする。
可動役物制御手段245は、読み出された演出データが、RAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理のデータである場合には、予め決められた可動パターンで各可動体の可動制御を行うよう、各可動体へ可動制御データを送信する。なお、予め決められた可動パターンについては、後述することとする。
以下、復電処理実行手段180のRAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理で実現される遊技機10における動作について、図9、図10―1~図10―7を用いて説明する。
図9は、RAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理時における遊技機10、特に、可動体22、可動体内ランプ24、盤面装飾ランプ30(以下、「盤面上ランプ」と表記することもある)、及び、演出ランプ35(以下、「枠ランプ」と表記することもある)の動作例を示すタイミングチャートである。また、図10―1~図10―7は、RAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理における演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示している。なお、図10―1~図10―7は、外枠15の開口前面側に遊技盤50を中枠17によって保持し、前枠20に保持された透明部材25によって遊技盤前面側を覆った状態を示している。
本実施形態におけるRAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理では、上部可動体22a、及び、左右可動体22bの可動動作、上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30、演出ランプ35、導光板ランプ26の点灯動作を確認可能とされている。但し、図9に示される確認可能な処理は一例であり、動作確認対象とされる構成やそれらの対応関係等は、図9の例に限定されない。
また、図10―1~図10―7に示される演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様は一例であり、図10-1~10-7の例に限定されない。なお、図10―1~図10―7中で、各ランプに斜線を記載している場合は、全灯状態、または、点灯状態を示し、斜線を記載していない場合は消灯状態を示す。全灯状態、または、点灯状態の何れを示しているかは、必要に応じて各図面を用いた説明に記載する。
図10-1に、このときの演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示す。
図10-2に、このときの演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示す。なお、タイミングt1になると導光板ランプ26を順次点灯させることによる導光板ランプ26の点灯確認が行われるため、透明部材25全体に発光がおよぶ。図10-2では便宜上、透明部材25に斜線を記載することにより、導光板ランプ26が順次点灯していることを示すものとする。なお、導光板ランプ26の発光がおよぶ透明部材25の背面にある演出表示装置80、可動体22などは、その発光によって通常時(導光板ランプ26の非点灯時)に比べて視認困難になるものの、発光している透明部材25を透過して視認可能であってもよい。
上部可動体22aの初期動作処理実行中は、上部可動体内ランプ24aは全灯状態であり、また、左右可動体22bは原位置で停止した状態であり、左右可動体内ランプ24bは消灯状態である。さらに、導光板ランプ26は消灯状態であり、盤面装飾ランプ30、演出ランプ35は順次点灯状態とする。本実施形態では、盤面装飾ランプ30のうち、盤面装飾ランプ30aは単色LEDを用いているため、全灯→消灯を所定間隔で行うことにより点灯動作を確認し、また、それ以外の盤面装飾ランプ30bはフルカラーLEDを用いているため、所定の色、例えば、紫色→黄色→水色→・・・を所定間隔で行うことにより点灯動作を確認する。
また、演出表示装置80には、RAMクリア処理が終了し、デモ画面へ移行されるまでの時間が表示されており、スピーカ33からはRAMクリア音の出力が継続して行われる。
図10-3に、このときの演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示す。
また、演出表示装置80には、RAMクリア処理が終了し、デモ画面へ移行されるまでの時間が表示されており、スピーカ33からはRAMクリア音の出力が継続して行われる。
図10-4に、このときの演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示す。
また、演出表示装置80には、RAMクリア処理が終了し、デモ画面へ移行されるまでの時間が表示されており、スピーカ33からはRAMクリア音の出力が継続して行われる。
図10-5に、このときの演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示す。
図10-6に、このときの演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示す。
また、演出表示装置80には、デモ画像が継続して表示され、スピーカ33からは音声が出力されない状態が継続される。
図10-7に、このときの演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示す。
上述したように、可動体22の初期動作処理が実行されている期間(タイミングt2からタイミングt4までの期間)において、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35を順次点灯状態に点灯制御する。これらの発光手段の発光態様は、本発明に係る「第一の発光態様」に相当する。
また、上述したように、可動体22の初期動作処理が実行されている期間の経過後(タイミングt4からタイミングt6までの期間)において、上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35を全灯状態に点灯制御する。これらの発光手段の発光態様は、本発明に係る「第二の発光態様」に相当する。
従って、本実施形態に係る遊技機10は、初期動作処理が実行されている初期動作期間(タイミングt2からタイミングt4までの期間)において、複数の発光手段の少なくとも一部(盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35)が、第一の発光態様で発光し、初期動作期間の後(タイミングt4からタイミングt6までの期間)に、複数の発光手段の少なくとも一部(上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35)が、第一の発光態様とは異なる第二の発光態様で発光する、ものと言える。これにより、ホール店員等が可動体22の初期動作処理が終了したことを容易に把握することが可能となる。
上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35が第二の発光態様による発光を開始する第一タイミング(例えば、図9のタイミングt4)と、演出手段の少なくとも一部が所定の報知演出が終了する第二タイミング(例えば、図9のタイミングt5)と、初期動作処理の実行が終了する第三タイミング(例えば、図9のタイミングt4)と、を比べると、第一タイミングと第三タイミングが同一である。
従って、遊技機10は、第一タイミングの方が第二タイミングより第三タイミングに近接しているものと言える。このようにすることで、発光手段を視認することで、所定の報知演出に比べてより正確に初期動作処理の終了タイミングを把握することができ、様々な音声が発生している遊技店において、ホール店員等が初期動作処理の終了タイミングをさらに把握しやすくすることができる。
なお、図9のタイムチャートでは、第一タイミングと第三タイミングとが同一タイミングとなる態様を図示しているが、本発明の実施において第一タイミングと第三タイミングとは必ずしも同一タイミングである必要はなく、互いに前後してもよい。ただし、上記の効果を奏するためには、第一タイミングと第三タイミングの差分の方が、第一タイミングと第二タイミングの差分より小さいことが好ましい。
また、所定の報知演出の実行に用いられる演出手段は、スピーカ33a、33bに限られず、演出表示装置80をこれらに代えて又は組み合わせて用いてもよい。
このようにすることで、電源導入後に、RAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理が行われたか、行われなかったかをホール店員等が容易に判別することができる。
初期動作処理中の発光態様(第一の発光態様)が上記のようになっていることにより、単独で素子を発光させる態様に比べて、発光ダイオードが素子単位で切れていることを発見しやすくなる。(単独で素子を発光させると、その素子が切れていても周囲の発光で気付き難い。)
復電処理実行手段180のRAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理で実現される遊技機10におけるRAMクリア電源投入時の動作について、各可動体22の初期動作処理が、デモ画面へ移行されるまでに終了しない場合のタイムチャートを図11に、また、図12―1~図12―3は、各可動体の初期動作処理が、デモ画面へ移行されるまでに終了しない場合の演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示している。なお、図12―1~図12―3は、外枠15の開口前面側に遊技盤50を中枠17によって保持し、前枠20に保持された透明部材25によって遊技盤前面側を覆った状態を示している。
演出表示装置80には、デモ画像が表示されるとともに、スピーカ33からは音声が出力されない。本実施形態では、デモ画像として所定の装飾図柄(初期図柄)が停止表示された画像を示したが、これに限らない。
図12-1に、このときの演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示す。
演出表示装置80には、デモ画像を継続して表示するとともに、スピーカ33からは音声を継続して出力しない。
図12-2に、このときの演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示す。
演出表示装置80には、デモ画像が継続して表示され、スピーカ33からは音声が出力されない状態が継続される。
図12-3に、演出表示装置80の表示態様、可動体22の可動態様、各ランプの発光態様を示す。
上述したように、可動体22の初期動作処理が実行されている期間(タイミングt2からタイミングt5までの期間)において、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35を順次点灯状態に点灯制御する。これらの発光手段の発光態様は、本発明に係る「第一の発光態様」に相当する。
また、上述したように、可動体22の初期動作処理が実行されている期間の経過後(タイミングt5からタイミングt6までの期間)において、上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35を全灯状態に点灯制御する。これらの発光手段の発光態様は、本発明に係る「第二の発光態様」に相当する。
従って、本変形例に係る遊技機10は、初期動作処理が実行されている初期動作期間(タイミングt2からタイミングt5までの期間)において、複数の発光手段の少なくとも一部(盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35)が、第一の発光態様で発光し、初期動作期間の後(タイミングt5からタイミングt6までの期間)に、複数の発光手段の少なくとも一部(上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35)が、第一の発光態様とは異なる第二の発光態様で発光する、ものと言える。
上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35が第二の発光態様による発光を開始する第一タイミング(例えば、図11のタイミングt5)と、演出手段の少なくとも一部が所定の報知演出が終了する第二タイミング(例えば、図11のタイミングt4)と、初期動作処理の実行が終了する第三タイミング(例えば、図11のタイミングt5)と、を比べると、第一タイミングと第三タイミングが同一である。
従って、遊技機10は、第一タイミングの方が第二タイミングより第三タイミングに近接しているものと言える。
例えば、第二の発光態様として、上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35の全てのランプを全灯状態に点灯制御するようにしたが、可動体内ランプ24、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35のうち少なくとも一部が、可動体22の初期動作処理中の発光態様(第一の発光態様)と異なればよい。ここでいう、可動体22の初期動作処理中の発光態様(第一の発光態様)と異なるとは、例えば、可動体22の初期動作処理中に、可動体内ランプ24は全灯状態であり、盤面装飾ランプ30は点灯状態であった組み合わせを第一の発光態様とした場合、第二の発光態様は、可動体内ランプ24、及び、盤面装飾ランプ30が点灯状態であってもよい。または、可動体の初期動作処理中に、可動体内ランプ24は複数色の順次点灯状態であり、盤面装飾ランプ30は単色点灯状態であった組み合わせを第一の発光態様とした場合、第二の発光態様は、可動体内ランプ24、及び、盤面装飾ランプ30が単色点灯状態であってもよい。ただし、第二の発光態様は、可動体22の初期動作処理を終えたことを店員等が把握しやすいことを考慮した発光態様とすることが望ましい。
例えば、導光板ランプ26の点灯動作の確認後、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35を順次点灯させることで、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35の点灯動作確認を行っているが、盤面装飾ランプ30、及び、演出ランプ35で行われる順次点灯期間をそれぞれ異なる期間としてもよいし、点灯する発光色が互いに異なるようにしてもよい。
上述したように、通常復電復帰処理は、電源が投入された際に、電源制御基板500の初期化信号が入力されておらず、また、RAM異常チェックで正常と判定されると復電処理実行手段180は、復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させるため、復電復帰コマンドに基づき、演出表示装置80に復電処理に伴う所定画像が表示される一方、図9のタイミングチャートと同様に、各可動体22の動作確認、及び、各ランプの点灯確認が行われる。
イ)可動体22の初期動作処理が終了した後、演出表示装置80を用いて、デモ画像が表示されるのにかわりエラー報知画像を表示する。
ロ)可動体22の初期動作処理が終了した後、スピーカ33を用いて、消音になるのにかわりエラー報知音を出力する。
ハ)可動体22の初期動作処理が終了した後、複数の発光手段の一部を、第一の発光態様、及び、第二の発光態様とは異なる発光態様、例えば、盤面装飾ランプ30を赤点灯に点灯制御する。
上記エラー報知を行う場合は、イ)、ロ)、ハ)の少なくとも1つを行えばよく、2つ、もしくは、3つ行ってもよい。
具体的には、可動体22の初期動作処理を行った際に、可動体22が正常に動作するか否かを判定するエラー判定手段によって、可動体22が正常に動作しないと判定された場合、全ての可動体22の初期動作処理が終わっても、第二の発光態様による発光が行われず、例えば、スピーカ33から可動体22が正常に動作していないことを示すエラー音を出力する、または、スピーカ33から可動体22が正常に動作していないことを示すエラー音を出力するとともに、複数の発光手段を第一の発光態様、及び、第二の発光態様の何れとも異なる発光態様に発光制御する。
このようにすることで、発光手段が第二の発光態様で発光されるときは、初期動作処理において可動体22が正常に動作したことを確認できたときとなるため、初期動作処理において可動体22が正常に動作したことをホール店員等が容易に判別することができる。
具体的には、例えば、報知手段として、演出表示装置80、または、スピーカ33を備え、初期動作処理おいて可動体22に係るエラーが判定された場合、初期動作処理期間が終了するまで(例えば、図9のタイムチャートのタイミングt4を経過するまで、または、図11のタイムチャートのタイミングt5を経過するまで)は、演出表示装置80、または、スピーカ33によるエラー報知を行わず、初期動作処理期間の後、エラー報知を行うようにする。なお、初期動作処理期間の後とは、図9のタイムチャートのタイミングt4、または、図11のタイムチャートのタイミングt5以降であれば何れのタイミングでもよい。
このようにすることで、初期動作処理期間には可動体22に係るエラー報知を制限した場合でも、初期動作処理期間経過後、エラーが報知されるため、エラーが発生したことの見落としを防ぐことができる。
ここで、一種の素子の色に近くなるように発光とは、例えば、三種の素子のDUTY比のうち最も高いDUTY比と二番目に高いDUTY比の差が、二番目に高いDUTY比と三番目に高いDUTY比差より大きくなるようにすることと言い換えることができる。
本実施形態は、次のような技術思想を包含する。
(1)
一又は複数の可動体と、
電源投入後において、前記可動体の少なくとも一部を動作させる初期動作処理を実行させる第一制御手段と、
複数の発光手段と、
前記複数の発光手段の発光を制御する第二制御手段と、
を備え、
前記初期動作処理が実行されている初期動作期間において、前記複数の発光手段の少なくとも一部が、第一の発光態様で発光し、
前記初期動作期間の後に、前記複数の発光手段の少なくとも一部が、前記第一の発光態様とは異なる第二の発光態様で発光する、
ことを特徴とする遊技機。
(2)
前記複数の発光手段とは異なるデバイスである演出手段と、
電源投入に伴って、前記演出手段の少なくとも一部を用いて所定の報知演出を実行する報知演出制御手段と、
を備え、
前記複数の発光手段の少なくとも一部が前記第二の発光態様による発光を開始する第一タイミングと、前記演出手段の少なくとも一部が前記所定の報知演出が終了する第二タイミングと、前記初期動作処理の実行が終了する第三タイミングと、を比べると、前記第一タイミングの方が前記第二タイミングより前記第三タイミングに近接している、
(1)に記載の遊技機。
(3)
電源投入後に前記初期動作処理が行われない場合において、前記第一の発光態様及び前記第二の発光態様のいずれの発光態様による発光も、前記複数の発光手段が行わない、
(1)又は(2)に記載の遊技機。
(4)
前記初期動作処理において動作する前記可動体に係るエラーを判定するエラー判定手段を備え、
前記初期動作期間において前記可動体に係るエラーが判定された場合、当該初期動作期間後において、前記第二の発光態様による発光が前記発光手段によって行われない、
(1)から(3)に記載の遊技機。
(5)
報知手段と、
前記可動体に係るエラーを前記報知手段によって報知させる第三制御手段と、
を備え、
前記初期動作期間において前記可動体に係るエラーが判定された場合、当該初期動作期間における当該エラーの報知が制限され、当該初期動作期間の後に当該エラーが報知される、
(4)に記載の遊技機。
(a)
前記第一の発光態様及び前記第二の発光態様によって発光する前記発光手段は、第一の色で発光する第一素子と、第二の色で発光する第二素子と、第三の色で発光する第三素子と、を含む発光ダイオードを含むものであり、
前記第一の発光態様における前記発光ダイオードは、前記第一素子、前記第二素子及び前記第三素子のうち二種が発光し残りの一種が消灯している発光態様を、発光している素子の組合せを所定の順序で変化させて繰り返し、
前記第二の発光態様における前記発光ダイオードは、前記第一素子、前記第二素子及び前記第三素子の三種を発光する、
(1)に記載の遊技機。
(b)
前記第一の発光態様及び前記第二の発光態様によって発光する前記発光手段は、第一の色で発光する第一素子と、第二の色で発光する第二素子と、第三の色で発光する第三素子と、を含む発光ダイオードを含むものであり、
前記初期動作期間において前記可動体に係るエラーが判定された場合、当該初期動作期間の後に行われる当該エラーの報知に、前記発光ダイオードが用いられる場合があり、
当該場合における前記発光ダイオードの色が一種の素子の色になっている、又は、当該場合における前記発光ダイオードの色が、前記第一の発光態様及び前記第二の発光態様における前記発光ダイオードの色に比べて、一種の素子の色に近い、
(5)に記載の遊技機。
15 外枠
17 中枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動体
22a 上部可動体
22b 左右可動体
23 シリンダ錠
24 可動体内ランプ
24a 上部可動体内ランプ
24b 左右可動体内ランプ
25 透明部材
26 導光板ランプ
27 上球受け皿
29 下球受け皿
30 盤面装飾ランプ
30a 盤面装飾ランプ
30b 盤面装飾ランプ
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
33a、33b スピーカ
34a、34b 左右側枠部
35 演出ランプ
36 球抜き機構
37 演出ボタン
38 カーソルボタン
38a 上カーソルボタン
38b 下カーソルボタン
38c 左カーソルボタン
38d 右カーソルボタン
39 メイン操作部
39a 玉貸ボタン
39b 返却ボタン
40 電源スイッチ
43 RAMクリアスイッチ
45 開閉カバー
46 遊技球タンク
47 タンクレール
48 払出ユニット
49 払出通路
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
62 普通電動役物ソレノイド
63 ゲート
65 特別電動役物
66 特別電動役物ソレノイド
67 一般入賞口
67a 一般入賞口
67b 一般入賞口
69 アウト口
70 第1始動口センサ
71 第2始動口センサ
72 大入賞口センサ
73 一般入賞口センサ
73a 一般入賞口センサ
73b 一般入賞口センサ
74 ゲートセンサ
75 アウト球センサ
76 中枠開扉センサ
80 演出表示装置
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
94 第1特別図柄保留ランプ
95 第2特別図柄保留ランプ
96 普通図柄保留ランプ
100 主制御基板
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 I/Oポート
105 回路
109 主制御基板ケース
110 入球判定手段
115 発生手段
120 メイン保留制御手段
125 事前判定手段
130 特図抽選手段
131 特図当否判定手段
132 特図停止図柄抽選手段
133 特図変動パターン導出手段
135 普図抽選手段
140 遊技制御手段
145 図柄表示制御手段
150 電動役物制御手段
155 遊技状態制御手段
160 メイン情報記憶手段
165 メインエラー制御手段
170 メインコマンド管理手段
175 電断処理実行手段
180 復電処理実行手段
200 第1副制御基板
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 I/Oポート
209 第1副制御基板ケース
210 サブ乱数発生手段
220 通常演出制御手段
221 演出モード制御手段
222 演出ルート決定手段
223 サブ保留制御手段
224 演出制御手段
225 演出内容決定手段
226 装飾図柄制御手段
227 演出制御手段
230 サブエラー制御手段
235 音声制御手段
240 ランプ制御手段
245 可動役物制御手段
260 復電処理実行手段
270 サブ情報記憶手段
275 サブコマンド管理手段
300 第2副制御基板
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 I/Oポート
309 第2副制御基板ケース
400 払出制御基板
401 CPU
402 ROM
403 RAM
409 払出制御基板ケース
500 電源制御基板
501 通常電源回路
502 バックアップ電源回路
503 電断検出回路
504 RAMクリアスイッチ回路
509 電源制御基板ケース
X 第1流路
Y 第2流路
Claims (4)
- 一又は複数の可動体と、
電源投入後において、前記可動体の少なくとも一部を動作させる初期動作処理を実行させる第一制御手段と、
複数の発光手段と、
前記複数の発光手段の少なくとも一部を発光させる所定の発光報知演出を、電源投入に伴って実行させうる報知演出制御手段と、
を備え、
前記所定の発光報知演出の実行中に、前記初期動作処理が行われる場合があり、
前記所定の発光報知演出の実行中に行われる前記初期動作処理において動作する前記可動体の少なくとも一部は、発光手段を有しており、
前記所定の発光報知演出の実行中に行われる前記初期動作処理が実行されている初期動作期間において、前記複数の発光手段の少なくとも一部が、第一の発光態様で発光し、
前記初期動作期間の後に、前記複数の発光手段の少なくとも一部が、前記第一の発光態様とは異なる第二の発光態様で発光し、
前記所定の発光報知演出の実行中に行われる前記初期動作処理において、当該初期動作処理によって動作中の前記可動体が有する発光手段が、前記第一の発光態様および前記第二の発光態様とは異なる発光態様で発光し、
前記第一の発光態様、第二の発光態様、および前記初期動作処理によって動作中の前記可動体が有する発光手段の発光態様は、いずれも消灯態様とは異なる態様であることを特徴とする遊技機。 - 音声出力手段と、
所定条件を充足する電源投入に伴って、所定の記憶領域を初期化させるRAMクリア処理を実行する第二制御手段と、
前記RAMクリア処理を伴う電源投入の後であって前記初期動作期間に重複する期間において、RAMクリア音を前記音声出力手段に出力させる音声報知演出制御手段と、
を備え、
前記複数の発光手段の少なくとも一部が前記第二の発光態様による発光を開始する第一タイミングと、前記音声出力手段による前記RAMクリア音の出力が終了する第二タイミングと、前記可動体による前記初期動作処理の実行が終了する第三タイミングと、を比べると、前記第一タイミングの方が前記第二タイミングより前記第三タイミングに近接している、
請求項1に記載の遊技機。 - 電源投入後に前記初期動作処理が行われない場合において、前記第一の発光態様及び前記第二の発光態様のいずれの発光態様による発光も、前記複数の発光手段が行わない、
請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記初期動作処理において動作する前記可動体に係るエラーを判定するエラー判定手段を備え、
前記音声出力手段による前記RAMクリア音の出力が前記初期動作期間の途中で終了し、前記RAMクリア音の出力が終了しても前記初期動作期間が継続し、前記初期動作期間の後に前記複数の発光手段の少なくとも一部が前記第二の発光態様による発光を開始することによって前記初期動作処理の終了を認識させ、
前記初期動作期間の途中で前記可動体に係るエラーが判定された場合、前記複数の発光手段の少なくとも一部が前記第一の発光態様、第二の発光態様、および前記初期動作処理によって動作中の前記可動体が有する発光手段の発光態様と異なる発光態様で発光する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技機。
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