JP7011336B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
なお、以降の説明における「有利」とは、遊技者に対して有利であることを指し、さらに、特に断りがない限り、いわゆるプレミア画像等の演出上の特典を除き、賞球又はメダルの獲得量(遊技球又はメダルの払い出し)に関して有利であることを指す。
本実施形態に係る遊技機10の詳細を説明にする前に、本実施形態の特徴の概要を説明する。
本実施形態に係る遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機であり、始動口への遊技球の入賞に基づいて図柄変動を実行可能であり、図柄変動において大当りに当選するか否かを判定し、大当りの当選が判定された図柄変動の後に大当り遊技を実行する遊技機であって、複数の操作手段と、前記複数の操作手段に対する操作の受付を制御する操作制御手段と、演出表示手段と、前記演出表示手段を制御する表示制御手段と、音声出力手段と、前記音声出力手段を制御する音声制御手段と、を備え、前記複数の操作手段は、図柄変動中に大当りの当選示唆演出に用いられない第一の操作手段と、図柄変動中に大当りの当選示唆演出に用いられ得る第二の操作手段と、を含み、前記表示制御手段は、複数種の大当りのうち一部の大当りに基づく第一の大当り遊技の実行期間の少なくとも一部期間において、前記第一の操作手段に対する操作を遊技者に促す第一の表示を、前記演出表示手段に表示させ、前記音声制御手段は、有効に受け付けられた前記第一の操作手段に対する操作に基づいて複数とおりの楽曲の中から選択した楽曲を、前記第一の大当り遊技の実行中に前記音声出力手段から出力させ、前記第一の操作手段に対する操作を有効に受け付けた前記第一の大当り遊技の終了後に実行される次回の大当り遊技が前記第一の大当り遊技である場合、当該第一の大当り遊技の実行期間に前記第一の操作手段に対する操作を有効に受け付けないときに前回の大当り遊技と同一の楽曲を、前記音声出力手段から出力させる、ことを特徴とする。
本実施形態において、「演出表示手段」とは、液晶表示装置である演出表示装置80であるが、液晶表示装置に限定されるものではない。
操作手段に対する操作の受付を制御する操作制御手段に相当する構成は、第1副制御基板200が挙げられる。また、演出表示手段を制御する表示制御手段に相当する構成は、第1副制御基板200が挙げられる他に、第2副制御基板300も含まれうる。
演出表示装置80に楽曲変更表示領域840を表示し、楽曲変更表示領域840を用いて複数とおりの楽曲の中から選択した楽曲を第一の大当り遊技の実行中にスピーカから出力する。
そして、操作手段に対する操作を有効に受け付けた第一の大当り遊技の終了後に実行される次回の大当り遊技が第一の大当りである場合、当該第一の大当り遊技の実行期間に操作手段に対する操作を受け付けないときには前回の大当り遊技で選択された楽曲と同一の楽曲を、音声出力手段から出力させる。
以下、本実施形態に係る遊技機10について具体的に説明する。
まず、図1から図5を用いて、遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図であり、図2は、図1に示す領域IIに配設される図柄表示装置90を示す図であり、図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す鳥瞰図であり、図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図であり、図5は、遊技機10の背面図である。
なお、図1から図5に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
本実施形態では、中枠17が開放状態であるか否かを検知するための中枠開扉センサ76を備えている。なお、中枠開扉センサ76は、中枠17が開放状態である場合にはONとなり、中枠17が閉鎖状態である場合にはOFFとなる。
また、前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
また、前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
また、前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
また、上カーソルボタン38a及び下カーソルボタン38bは、後述するスピーカ33から出力される音声の音量を調整するために、左カーソルボタン38c及び右カーソルボタン38dは、後述する図柄変動中または大当り遊技中の楽曲を遊技者が選択する際に操作される。
本実施形態の遊技機には操作手段として、遊技者が楽曲選択を行う際に用いる右カーソルボタン38dおよび左カーソルボタン38cの他に、演出ボタン37が設けられている。演出ボタン37は、図柄変動中に当該図柄変動が大当りとなるか否かを示唆する演出に用いる。
このように構成することで、大当りの当選示唆演出に用いられない右カーソルボタン38dおよび左カーソルボタン38cを大当り中の楽曲選択に用いることにより、誤操作防止を図ることができる(大当り当選前の操作を続けることによって、意図せず楽曲選択してしまうことを防止する)。
なお、図示は省略するが、上球受け皿27には、球抜き機構36と同様に、操作することで貯留している球を下球受け皿29へ移動させる機構が設けられ、この機構と球抜き機構36の双方を操作することで、貯留している球を排出することが可能となる。
スピーカ33や演出ランプ35は、遊技中に発生する演出やエラー演出等と連動して音声出力又は点灯若しくは消灯することができる。
ここで、奥行き方向とは、実際には演出表示装置80の表示画面上の平面的な変動表示であるにも関わらず、演出表示装置80の奧方から手前方向又はその逆方向に装飾図柄が変動表示しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
また、本実施形態における装飾図柄には、数字の「1」を模した「1図柄」、数字の「2」を模した「2図柄」、数字の「3」を模した「3図柄」、数字の「4」を模した「4図柄」、数字の「5」を模した「5図柄」、数字の「6」を模した「6図柄」、数字の「7」を模した「7図柄」、数字の「8」を模した「8図柄」、および数字の「9」を模した「9図柄」があり、これらの図柄は、各図柄列に設けられている。以降の説明では、「1図柄」、「3図柄」、「5図柄」、「7図柄」、および「9図柄」を総称して「奇数図柄」と称し、「2図柄」、「4図柄」、「6図柄」、「8図柄」を総称して「偶数図柄」と称する場合がある。
また、図柄表示装置90は、演出表示装置80よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域は、演出表示装置80の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
なお、特別図柄は「特図」、第1特別図柄は「特図1」、第2特別図柄は「特図2」と略称される場合がある。
なお、普通図柄は、「普図」と略称される場合があり、普通電動役物は「電チュー」と称される場合がある。
第1特別図柄保留ランプ94は、保留されている特図1の図柄変動の数を特定可能とし、第2特別図柄保留ランプ95は、保留されている特図2の図柄変動の数を特定可能とし、普通図柄保留ランプ96は、保留されている普図の図柄変動の数を特定可能とし、いずれも、2つのLEDの点灯態様(本実施形態では、右常時点灯のみ=1、左右常時点灯=2、右側点滅+左側常時点灯=3、左右点滅=4)によって対応する図柄変動の数を特定可能とするものである。
また、以下の説明では、上述の演出表示装置80に表示される装飾図柄の変動表示は、「特図の図柄変動」や「普図の図柄変動」と区別して「装飾図柄の図柄変動」と称する場合がある。
なお、以下の説明では、単に「図柄変動」と称した場合には、特に断りがない限り特図の図柄変動を意味する。
また、遊技領域50aの左側及び上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51及び内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央を基準として内レール53より外側に位置している。ここで、風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
更に、大当り遊技では、特別電動役物65の開放状態と閉鎖状態が交互に設定され、1回の開放状態(「ラウンド」と表記する場合があり、1回の大当りで発生するラウンドの総数を「ラウンド数」と表記する場合がある)は、予め定められた数(本実施形態では、10)の遊技球が大入賞口55に入賞したことに基づいて終了し、特別電動役物65が閉鎖状態となる。なお、1回の開放状態は、予め定められた数の遊技球が大入賞口55に入賞するのに十分な時間(本実施形態では、30s(秒))が経過したことに基づいても終了する。ここで、1回のラウンドにおいて、10球の遊技球が入賞したことに基づいて特別電動役物65が開放状態から閉鎖状態に設定される場合に、すぐに閉鎖状態となることはできない。そのため、1回のラウンドにおいて、10球を超える遊技球が大入賞口55に入賞する場合が発生し、当該入賞をオーバー入賞と称する場合がある。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59への入賞が判定された場合の少なくとも一部において、特図2の図柄変動が行われることとなる。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
より具体的には、普通電動役物61は、普図の図柄変動で当選して行われる普図当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って第2始動口59への入賞が許容される。このように、普通電動役物61が開放状態である場合には、第2始動口59への入賞が容易となるため、賞球により遊技球の減少を抑えつつ、特図2の図柄変動が実行される機会を大幅に増大しうる。
ここで、図4に示す通り、特別電動役物65は、第2流路Yにおいて、普通電動役物61よりも下流側にある。
また、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球がゲート63に向けて転動するように各障害物が配置されている。
また、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されているが、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されるようにしてもよい。
本実施形態では、遊技盤に設けた演出表示装置80の上方に上部可動体22aを、演出表示装置80の左右に左右可動体22bを設け、詳細は後述する特図変動パターンに基づき、所定の位置に駆動制御される。
また、遊技盤50の前面には、図4に示すように、演出表示装置80に表示される演出画像やスピーカ33から出力される音声データとともに、演出に用いられる、盤面装飾ランプ30(30a、30b)も設けられる。盤面装飾ランプ30は、単色LED、フルカラーLEDの何れを用いてもよいが、本実施形態では、演出効果を考慮し、盤面装飾ランプ30aは単色LEDを、盤面装飾ランプ30bはフルカラーLEDを用いる。
加えて、透明部材25の側部には導光板ランプ26を設け、導光板ランプ26を発光制御することにより、透明部材25全体を発光装飾する。導光板ランプ26は、単色LED、フルカラーLEDの何れを用いてもよいが、本実施形態では、演出効果を考慮し、単色LEDを用いる。
なお、ここで説明した各種LEDは、本発明の実施における発光手段に何れも該当しうる。しかしながら、本発明の実施における発光手段は、これらに限られず、例えば、第1特別図柄保留ランプ94、第2特別図柄保留ランプ95、普通図柄保留ランプ96などの主制御基板100によって制御される発光手段も含まれうる。
なお、各基板を覆う基板ケース及びカバーは、透明性を有する部材によって構成されており、各ケース及びカバーを通して対応する基板が視認可能となっている。
RAMクリアスイッチ43は、後述するRAMクリア処理を指示する場合に操作されるスイッチであり、RAMクリアスイッチ回路504に電気的に接続されている。
遊技島に設置された状態では、中枠17を開放状態としなければ、遊技盤50の背面側に設けられた各操作部(電源スイッチ40、RAMクリアスイッチ43等)の操作が困難となっている。
次に、図6を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える制御構成を説明する。図6は、遊技機10が備える制御構成を示すブロック図である。なお、図6に示す制御構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図6で図示しない制御構成を備えていてもよい。
RAM103は、後述するバックアップ電源回路502において生成されるバックアップ電源によってバックアップがなされる。具体的には、RAM103に格納される情報のうち、電断が生じた後の復電時にそのデータを用いて電断直前の状態で遊技機10が復帰できるような各種情報がバックアップされるように構成されている。例えば、電断が生じた際に保持されていたスタックポインタや各レジスタ等のデータに加え、そのときの遊技機10の状態(遊技停止状態又は遊技可能状態)、現在の特図抽選状態、現在の普図抽選状態、大当り遊技中であるか否か、特図1及び特図2の停止図柄、図柄変動の保留情報、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数などといった遊技に係る情報がバックアップ対象とされる。
そして、遊技機10は、復電時に、そのバックアップされた、RAM103の遊技に係る領域とRAM103の遊技に係るバックアップ情報領域とに格納される各種情報を用いて復帰する。
同様に、主制御基板100は、メイン操作部39に電気的に接続されており、メイン操作部39の操作を検知可能に構成されている。
なお、第1副制御基板200から主制御基板100へデータを送信することはできず、また、第1副制御基板200は、主制御基板100に対してデータの送信を要求することはできないように構成されている。
また、本実施形態では、主制御基板100から第1副制御基板200へのデータ送信にパラレル伝送方式を採用しているが、シリアル伝送方式を採用してもよい。
なお、第1副制御基板200は、演出ボタン37、カーソルボタン38、と電気的に接続されており、これらに対する操作を検知可能に構成されている。
ここで、第1副制御基板200は、第2副制御基板300と双方向通信が可能に接続されており、各種コマンドが第1副制御基板200から第2副制御基板300へ送信される一方、その応答として、当該コマンドを正常に受信できた旨を示す応答コマンド(ACKコマンド)が第2副制御基板300から第1副制御基板200へ送信される。
その他、第2副制御基板300には、図示省略するが、CPU301から受信した制御信号に基づき後述する演出内容決定手段225によって決定された演出の内容に沿った画像データを生成するVDPと、CPU301から受信した制御信号に基づき音声データを生成する音源ICとを搭載している。VDPは、いわゆる画像プロセッサであり、CPU301からの指示に応じて画像ROMに記憶された画像データを読み込み、これを画像処理して生成した画像データを演出表示装置80へ送信する。このVDPには、画像ROMから読み出された画像データの展開・加工に使用される高速のVRAMが接続されている。音源ICは、CPU301からの指示に応じて音声ROMに記憶された音声データを読み込み、読み込んだ音声データを合成処理して生成した最終的な音声データを増幅器を介してスピーカ33に出力する。
ここで、音声制御コマンドは、複数の音声チャネル(例えば32個の音声チャネル)の各々についての音声制御データを含む。各音声制御データは、対応する音声チャネルに関して、音声データの有無を特定するデータ、再生させる音声データを指示するデータ、音量を指示する音量指示データ等をそれぞれ含んでいる。
音声制御コマンドを受信した第2副制御基板300では、その音声制御コマンドに基づいて、指示された音声が指示された音量でスピーカ33から出力されるように制御される。音声制御コマンドで複数の音声チャネルの音声データが指定されている場合には、音声チャネルごとに、指示された音声データを、指示された音量にしたがって合成され得る。
本実施形態は、音声と音声チャネルとの対応関係を何ら限定するものではないため、以降の説明では、音声チャネルに関する記載を割愛する場合がある。
また、払出制御基板400は、主制御基板100と双方向通信可能に接続されており、主制御基板100からの払出制御コマンドに基づいて払出ユニット48を駆動させて遊技球を払い出すための制御を実行するとともに、操作ハンドル31の操作量に基づき球送り機構と発射機構とを同期的に駆動させて遊技球の発射を制御する。
電源制御基板500には、電源スイッチ40が接続されており、遊技島の電源設備から1次電源が供給されていることを前提として、電源スイッチ40がONになると、電源制御基板500の通常電源回路501で通常電源が生成され、上述の制御基板(主制御基板100、第1副制御基板200、第2副制御基板300、及び払出制御基板400)を含む電子部品や電気部品に電源が供給される。
また、電源制御基板500には、RAMクリアスイッチ43が接続されており、本実施形態では、RAMクリアスイッチ43がONにされた状態で電源スイッチ40がONにされた場合に、RAMクリアスイッチ回路504が初期化信号を主制御基板100及び払出制御基板400へそれぞれ送信する。この初期化信号の受信により、主制御基板100では後述するRAMクリア処理が実行される。なお、RAMクリアスイッチ回路504が初期化信号を送信する契機は、本実施形態のような例のみに制限されない。
以降、RAMクリアスイッチ43がONにされた状態で電源スイッチ40がONにされることを「RAMクリア電源投入」と表記する場合がある。
バックアップ電源回路502は、遊技島の電源設備から遊技機10に電源が供給されているときに充電される仕組みとなっている。
なお、バックアップ電源回路502を払出制御基板400上に設けるようにしてもよく、電断検出回路503を電源制御基板500に設けず、主制御基板100、第1副制御基板200、及び払出制御基板400のそれぞれに設けるようにしてもよい。また、RAMクリアスイッチ回路504は主制御基板100に設けるようにし、RAMクリアスイッチ43も主制御基板100に接続されていてもよい。
次に、図7を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える機能構成を説明する。図7は、遊技機10が備える機能構成を示すブロック図である。なお、図7に示す機能構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図7で図示しない機能構成を備えていてもよい。また、機能構成を説明する際に、図8も参照する場合がある。
より具体的には、メイン乱数発生手段115は、第1始動口57又は第2始動口59への入賞が判定された場合には、後述する、特図当否判定用の乱数、特図停止図柄抽選用の乱数、及び特図変動パターン抽選用の乱数を取得する。ゲート63への入賞が判定された場合には、後述する普図当否判定用の乱数、普図図柄抽選用の乱数、及び普図変動パターン抽選用の乱数をメイン情報記憶手段160の対応する格納領域に格納する。
より具体的には、メイン保留制御手段120は、特図1の作動保留情報が保留されるごとに1加算され、特図1の作動保留情報が使用される(特図抽選手段130の抽選で用いられる)ごとに1減算される保留カウンタ(以下、「特図1保留カウンタ」と称する)を備え、特図1保留カウンタの値が上限値(本実施形態では、4)となるまで、当該作動保留情報をメイン情報記憶手段160の現在の特図1保留カウンタに対応する格納領域に記憶させ、作動保留情報が使用されるごとに、使用された作動保留情報をクリアし、残りの作動保留情報を、特図1保留カウンタの小さいものから順に、現在の格納領域から現在の特図1保留カウンタよりも1少ない特図1保留カウンタに対応する格納領域に移動(シフト)させる制御を行う。
また、メイン保留制御手段120は、特図2及び普図に関しても、特図1とは別に上述の制御と同様の制御を行い、特図2の保留カウンタを特図2保留カウンタと称する。
以降の説明では、「特図1の作動保留情報の保留」及び「特図2の作動保留情報の保留」の双方を「図柄変動の保留」と表記する場合がある。
なお、本実施形態では、特図1に対応する作動保留情報及び特図2に対応する作動保留情報の双方が保留されている場合には、特図2に対応する作動保留情報が優先的に使用される優先変動が行われる。
また、大当り遊技中に保留されている特図の作動保留情報であって、当該大当り遊技の終了後に使用される特図の作動保留情報(本実施形態のように優先変動を採用している場合には、特図2の保留に限る)を使用した場合の特図当否判定の結果が大当り(後述する確変大当りであることが好ましい)となることを、「保留連」と称する場合がある。
より具体的には、事前判定手段125は、今回保留した作動保留情報の各乱数を読み出し、後述する、特図当否判定、特図停止図柄抽選、及び特図変動パターン抽選のそれぞれに対する事前判定を実行する。各事前判定では、各事前判定に対応する抽選に用いられる抽選テーブルと同一又は同等の抽選テーブル(図示省略)が用いられる。そのため、これらの事前判定の結果は、後に実行される抽選の結果と同一の結果となる。
また、事前判定手段125は、導出された事前判定の結果を含む演出制御コマンド(事前判定コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、上述の通り、事前判定コマンドは、所定の事前判定のタイミングにおいて特図の作動保留情報が保留された場合の少なくとも一部で送信される(生成され、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶される)ものであるため、上述の保留コマンドに続いて送信されることとなる。ここで、所定の事前判定のタイミングとは、大当り遊技中ではないことを指し、更に、本実施形態では、普図高確中の特図1の作動保留情報が保留された場合には、事前判定コマンドの送信を規制している。
なお、「特図の変動開始条件が充足される」とは、その一例として、大当り中ではないこと、特図1及び特図2のいずれも図柄変動中でないこと、特図1及び特図2のうちの少なくともいずれか一方に作動保留情報が存在することのすべての条件が充足されたことである。
図8で示す抽選テーブル以外の抽選テーブルを含め、抽選テーブルを用いた抽選では、読み出した乱数に対して抽選テーブルに記憶された抽選値をあらかじめ定められた順序に従って順次加算(対象となる抽選値が一つである場合には、一回加算)され、キャリー(桁あふれ)が発生した抽選値に対応する結果が当該抽選の結果として導出される。同様に、抽選テーブルに関する説明では、説明の便宜上、抽選テーブルに名前を付しているが、名前に対応する抽選テーブルに含まれる抽選値等のデータが各ROMに識別可能に記憶されていればよく、これらの名前は、当該データが記憶される領域を特定するものではない。同様に、以降で図示される抽選テーブルには、説明の便宜上記載された項目や、抽選値として「-」や「0」が記載されている場合があるが、これらは必ずしも各ROMに記憶されたデータを示すものではない。抽選に使用される乱数範囲(当該範囲で取得され得る乱数の数)と同一の抽選値が抽選テーブルに記載されている場合には、当該結果が100%導出されるため、必ずしも抽選を行う必要はない。また、一回の抽選に用いられる抽選値の合計値が、抽選に使用される乱数範囲と一致した場合には、最後の抽選値の加算で必ずキャリーが発生するため、当該加算を行わなくてよく、その場合には、当該加算に用いられる抽選値自体も不要となる。
図8(a)は、特図1当否判定用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0~65535である。そのため、特図1において特図抽選状態が低確率の場合(以下、「特図低確」と略称する場合がある)には、200/65536の確率で大当り、300/65536の確率で小当り、残りの65036/65536の確率ではずれとなり、特図1において特図抽選状態が高確率の場合(以下、「特図高確」と略称する場合がある)には、500/65536の確率で大当り、300/65536の確率で小当り、残りの64736/65536の確率ではずれとなる。
図8(c)は、特図1停止図柄抽選用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0~99である。そのため、特図1では、大当りが導出された際に、21/100の確率で特別図柄A、1/100の確率で特別図柄B、30/100の確率で特別図柄C、8/100の確率で特別図柄D、40/100の確率で特別図柄Eが停止図柄として決定される。
そして、大当りとなる停止図柄には、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄(以下、「確変図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「確変大当り」と称する場合がある)と大当り遊技終了後に特図低確且つ普図高確となる図柄(以下、「通常図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「通常大当り」と称する場合がある)がある。
ここで、特別図柄Aは、ラウンド数(R数)が10であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
また、特別図柄Bは、ラウンド数(R数)が10であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
さらに、特別図柄Cは、ラウンド数(R数)が2であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
加えて、特別図柄Dは、ラウンド数(R数)が5であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
一方、特別図柄Eは、ラウンド数(R数)が5であり、大当り遊技終了後に特図低確且つ普図高確となり得る図柄である。
ここで、特別図柄aは、ラウンド数(R数)が10であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
また、特別図柄bは、ラウンド数(R数)が10であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
さらに、特別図柄cは、ラウンド数(R数)が2であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
加えて、特別図柄dは、ラウンド数(R数)が5であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
一方、図柄eは、ラウンド数(R数)が5であり、大当り遊技終了後に特図低確且つ普図高確となり得る図柄である。
特図変動パターン導出手段133は、決定された特図変動パターンを含む演出制御コマンド(変動開始コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
より具体的には、普図当否判定では、普図抽選状態が高確率の状態(「普図高確」と略称する場合がある)と、普図抽選状態が低確率の状態(「普図低確」と略称する場合がある)とがある。抽選テーブルの図示は省略するが、本実施形態では、普図高確では、65535/65536の確率で普図当りとなり、残りの1/65536の確率ではずれとなる一方、普図低確では、1/65536の確率で普図当りとなり、残りの65535/65536の確率ではずれとなる。なお、普図低確では、普図当りとならない(65536/65536ではずれとなる)ようにしてもよい。
また、普図変動パターン抽選では、特図変動パターン抽選と同様に、複数種類の普図変動パターンから、普図変動パターン抽選用の抽選テーブル(図示省略)を用いた抽選によって一つの普図変動パターンが決定される。
このように、普図高確は、普図低確よりも普図当りが導出される確率が高く、普図低確よりも有利度が高い状態であると言える。
また、大当り遊技制御手段140は、大当り遊技開始時には、大当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させ、大当り終了時には、大当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。なお、以下の説明において、大当り終了デモを、大当り遊技のエンディング演出と称する場合がある。
また、大当り遊技制御手段140は、特図当否抽選の結果が小当りの場合も同様に、小当り開始デモに係る時間、及び小当り終了デモに係るデモ時間を決定し、小当り開始時には、小当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(小当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させ、小当り終了時には、小当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(小当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、図柄表示制御手段145は、特図1及び特図2の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための特図遊技タイマを有し、特図を停止表示させる際に(特図遊技タイマの値が「0」となるタイミングで)、装飾図柄の確定停止(確定表示)を要求するための演出制御コマンド(変動停止コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納する。
なお、図柄表示制御手段145は、普図の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための普図遊技タイマを有する。
電動役物制御手段150は、小当り遊技が開始された後に、特別電動役物ソレノイド66に制御信号を出力し、特別電動役物65を短期間(0.05秒)だけ開放させる。
但し、特図高確から特図低確に遷移する条件は、本実施形態のような図柄変動の回数に制限されることはなく、転落当否抽選の結果など他の条件とされてもよい。
また、確変大当りに係る大当り遊技終了時に特図高確とする条件は、特図の停止図柄の種別に制限されることはなく、大当り遊技中に遊技球がV入賞領域を通過したこと(V入賞)が検知センサにより検知された場合に、その大当り遊技終了後に特図高確とされてもよい。
以降、左打ちよりも右打ちのほうが有利な当該所定の状態を右打ち推奨状態と表記する。なお、右打ち推奨状態は、大当り遊技中及び普図高確状態に限定されず、普図低確状態で小当りによる特別電動役物の開放時における大入賞口への入賞により出球が増えるいわゆる小当りラッシュ状態等、他の状態を含んでもよい。
従って、普図高確の状態である特図変動パターン導出状態B及び特図変動パターン導出状態Cは、左打ちよりも右打ちのほうが有利な遊技状態であるといえる。
本実施形態において、メインエラー制御手段165によって判定されるエラー状態には、例えば、磁気検知センサ(図示せず)による磁気検知に基づく磁気エラー、電波検知センサ(図示せず)による電波検知に基づく電波エラー、ゲートセンサ74による遊技球の検知に基づく右打ちエラー、満タン検知センサ(図示せず)による遊技球の検知に基づく満タンエラーなどがある。
例えば、磁気エラーは、磁気検知センサによる磁気検知が500ms連続で発生した場合に発生するエラー状態であり、電波エラーは、電波検知センサによる電波検知回数(直前の電源投入からの累計回数)が計5回発生した場合に発生するエラー状態である。右打ちエラーは、特図低確且つ普図低確の状態でゲートセンサ74が遊技球を所定回数(例えば3回)検知した場合(当該検知回数は、最後の検知から1000ms経過でリセットされる)に発生するエラー状態であり、満タンエラーは、満タン検知センサによって遊技球が検知されている場合に発生するエラー状態である。
ここで、セキュリティ信号とは、遊技機10外の機器(データ表示機やホールコンピュータ)に向けて遊技機10に設けられた外部端子盤(図示省略)から出力される信号の一種である。
一方、メインエラー制御手段165は、判定されるエラー状態のうち、右打ちエラーや満タンエラー等のような相対的に重要度が低いエラー状態が発生した場合には、遊技球の発射を規制せず、遊技の進行が可能な状態を維持することが可能である。
詳細は後述するが、エラーコマンドを受信した第1副制御基板200又は第2副制御基板300では、エラー状態の発生を報知するエラー報知演出が実行される。
メインエラー制御手段165によって判定されるエラー状態は、上述の例に限定されず、中枠17が開放状態となったこと(中枠開扉センサ76がON)や前枠20が開放状態となったことで発生するいわゆる扉開放エラーや、大当り遊技中の大入賞口55が閉鎖状態となってから所定の時間が経過した以降に大入賞口センサ72によって遊技球が検知された場合に発生する異常入賞エラー等、他のエラー状態も判定可能である。
なお、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納される、演出制御コマンド、復電復帰コマンド等の各制御コマンドは、原則として、その送信コマンド格納領域に記憶された順番に従って送信される。
本明細書では、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域にコマンドを格納させることを含めて、当該コマンドを第1副制御基板200へ送信すると表記する場合がある。
具体的には、RAM103のうちの遊技に係る領域に対しては、当該領域のチェックサムを導出し、当該チェックサムの補数をRAM103の遊技に係るバックアップ情報領域に記憶させる処理、及び当該領域に対する電断処理が実行されたことを示すバックアップフラグをONにする(RAM103の遊技に係るバックアップ情報領域にバックアップフラグを記憶させる)処理を実行する。
ここで、遊技可能状態とは、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に応じた処理を実行することで、遊技の進行が可能となる状態であり、通常遊技状態と呼ぶこともできる。
RAMクリア処理では、復電処理実行手段180は、RAM103の遊技に係る領域及びバックアップ情報領域の情報を初期化する。この初期化により、電断時にバックアップされていたRAM103の遊技に係る領域及びバックアップ情報領域の情報がクリアされ、初期値が設定されることになる。これにより、電断直前における遊技機10の状態(遊技停止状態又は遊技可能状態)、特図抽選状態、普図抽選状態、大当り遊技中であるか否か、特図1及び特図2の停止図柄、図柄変動の保留情報、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数などが初期化される。例えば、特図抽選状態が特図低確とされ、普図抽選状態が普図低確とされ、特図変動パターン導出状態が特図低確且つ普図低確に対応する特図変動パターン導出状態Aとされる。
RAMクリア処理が終了すると、復電処理実行手段180は、初期化された当該遊技に係る領域の各種情報を用いて遊技機10を遊技可能状態へ移行させる。このとき、復電処理実行手段180は、初期化された当該遊技に係る領域の各種情報を含む復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、復電復帰コマンドへのRAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグの設定とは、復電復帰コマンドに含まれるRAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグをON状態とする(ビットを立てる等)ことを意味し、そのRAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグをOFF状態とすることは、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグが設定されていない等と表記される。
本明細書において、主制御基板100から送信された各種コマンドが、サブコマンド管理手段275によって受信され、サブ情報記憶手段270の受信コマンド格納領域に記憶されることまで含めて、コマンドの受信と表記する場合がある。また、第1副制御基板200の各種手段がサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に各種コマンドを格納させて、サブコマンド管理手段275によってそれらコマンドが第2副制御基板300に向けて送信されることまで含めて、コマンドを第2副制御基板300へ送信すると表記する場合がある。
本実施形態における演出モードには、通常モード、低確時短モード及び確変モードが含まれ、特図変動パターン導出状態Aには通常モード、特図変動パターン導出状態Bには低確時短モード、特図変動パターン導出状態Cには確変モードが対応付けられる。
ここで、演出ルートとは、図柄変動の開始から終了までの演出であって、当該図柄変動における特図当否判定の結果を報知する演出の過程を規定するものであり、当該図柄変動で実行される演出の内容は、後述する演出内容決定手段225によって当該図柄変動に対応する演出ルートに従って決定されることとなる。
なお、保留画像とは、大当り当選の期待度等の有利度を示唆する種々の態様に変化する保留先読み演出の対象となる画像である。
先読み演出とは、先読み対象の図柄変動が開始される前の一又は複数回の図柄変動に亘って、先読み対象の図柄変動における特図当否判定の結果に対する期待度や、先読み対象の図柄変動において実行される演出の内容を示唆する演出である。
より具体的には、演出内容決定手段225は、図柄変動における演出タイミングごとの演出の内容(演出パターン)を演出ルート決定手段222によって決定された演出ルートに対応する演出パターン抽選テーブルを用いた抽選等によって決定する。このようにすることで、決定された演出ルートに係る(に従って実行される)演出の内容を変えることができるとともに、一つの図柄変動における演出に繋がりを持たせることができる。また、同一の演出ルートが決定された場合であっても、実行される演出を多彩にすることもできる。
なお、本実施形態における装飾図柄については上述したとおりである。また、停止させる装飾図柄の組合せを特図の停止図柄に対応させるにあたっては、必ずしも上述の対応関係とする必要はなく、例えば、図柄Aに偶数図柄揃いを対応させる等、上述の対応関係に対して停止させる装飾図柄の組合せの期待度が高くならない組合せであれば、一部の場合(上述の対応関係となる割合よりも低い割合)で上述の対応関係とは異なる装飾図柄の組合せを採用してもよく、このような場合であっても、停止させる装飾図柄の組合せが特図の停止図柄と対応していると言える。
読み出された演出データに画像に係る演出データが含まれる場合には、その演出データに基づいて画像制御コマンドが生成され、その画像制御コマンドがサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納される。また、読み出された演出データに音声に係る演出データが含まれる場合には、後述する音声制御手段235により、その演出データに基づいて音声制御コマンドが生成され、その音声制御コマンドがサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納される。
本実施形態では、メインエラー制御手段165によってすべてのエラー状態の判定が行われるが、セキュリティ信号の出力を伴う重要度が高いエラー状態以外のエラー状態(例えば、右打ちエラー等)については、サブエラー制御手段230が判定するようにしてもよい。この場合、サブエラー制御手段230は、当該エラー状態の判定に係るセンサの状態を含むコマンドを主制御基板100から受信するようにすればよい。
復電処理実行手段260は、まず、復電復帰コマンドにRAMクリアフラグが設定されているか否かを判定し、RAMクリアフラグが設定されている場合(RAMクリアフラグがON状態とされている場合)、第1副制御基板200を遊技可能状態へ移行する前に、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を設定する。
RAMクリア処理に伴う動作確認処理では、主制御基板100から遊技の進行に係る演出制御コマンドが送信されないことで実現されてもよいし、それら演出制御コマンドが送信される場合であっても第1副制御基板200でその演出制御コマンドの受信に伴い各種処理をしないようにすることで実現されてもよい。
本実施形態では、第1副制御基板200におけるRAMクリア処理に伴う動作確認処理の終了は、RAMクリア処理に伴う動作確認処理終了フラグが設定された復電復帰コマンドの受信を契機に行われたが、他の手法で解除されてもよい。例えば、復電処理実行手段260は、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を開始してからの経過時間を計測し、その経過時間が所定期間となることで、RAMクリア処理に伴う動作確認処理から遊技可能状態へ移行させるようにしてもよい。
第1副制御基板200のRAM203がバックアップされる場合、例えば、上述の復電復帰コマンドに含まれる当該遊技に係る各種情報が電断時にバックアップされ、復電時に利用されればよい。この場合においても、RAMクリアフラグが設定された復電復帰コマンドが受信された場合には、バックアップされていた当該遊技に係る各種情報が初期化され、復電時にその初期化された情報が用いられればよい。
図9には、演出表示装置80に表示される画面イメージを示す。なお、図9では、本発明の特徴を説明するために必要な情報を示しているため、他の情報が表示されてもよいし、また、各表示領域のレイアウトは図9に示す限りではない。
演出表示装置80の表示領域の中央部に特別図柄に対応した装飾図柄800が表示される。「←」で示された装飾図柄800は、装飾図柄が変動中であることを示しており、装飾図柄の変動が停止した際には、数字やアルファベットで構成される装飾図柄を停止表示する。
演出表示装置80の表示領域の右上隅部には、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、および、図柄変動中右打ち表示領域830を設ける。
本図柄表示領域801は、上述した第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92における特別図柄の変動に同期して演出表示装置80には本図柄が表示される。本図柄表示領域801は、図柄表示装置90に表示される特別図柄の変動表示に合わせて変動する本図柄を、演出表示装置80上に示す為の表示領域である。また、本図柄は、特別図柄と同様に、停止表示した際の図柄によって、特別電動役物(例えば、特別電動役物65)を作動させるか否かを報知する。
保留数表示領域802は、上段に特別図柄1の保留数、下段に特別図柄2の保留数が表示される。保留数表示領域802に表示される保留数は、第1始動口57または第2始動口59に遊技球が入賞すると更新され、また、特図の変動開始条件が充足され、特別図柄の変動が開始されるときにも更新される。
図柄変動中右打ち表示領域830は、遊技状態に応じて上述した第2流路Y(いわゆる右打ち)を狙うべきことを遊技者に報知する情報が表示される。左打ちより右打ちが有利な遊技状態であって且つ図柄変動可能な遊技状態にある期間においては、図柄変動中右打ち表示領域830は、演出表示装置80に常時表示されている。すなわち、本実施形態では、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)の他に、特図変動パターン導出状態C(確変モード)において、図柄変動中右打ち表示領域830が演出表示装置80に常時表示される。
残り時短回数表示領域805は、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)に制御されている際に、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)に制御される残りの図柄変動回数が表示される。残り時短回数表示領域805に表示される残りの図柄変動回数は、特別図柄の変動停止以後、次の特別図柄の変動開始以前に更新される。すなわち、特別図柄の変動停止に伴い、残りの図柄変動回数を更新されるようにしてもよいし、次の特別図柄の変動開始に伴い、残りの図柄変動回数を更新されるようにしてもよい。
モード名表示領域820は、上述した演出モードの何れのモードに制御されているかを示す情報として、演出モード名が表示される。表示内容としては、制御されている演出モードを直接的に示す名称である、通常モード、低確時短モード、および、確変モードと表示されてもよいし、各モードを示す名称、例えば、低確時短モードを○△モードと規定している場合は、○△モードと表示されてもよい。
当該保留表示領域803は、変動中の図柄変動に関する情報を表示する領域であり、例えば、当該図柄変動においてリーチとなる期待度や大当りとなる期待度を示唆する情報も表示してもよい。
保留表示領域804は、特図の変動開始条件が充足される前のメイン情報記憶手段160に保留されている作動保情報に基づき表示する領域であり、例えば、作動保情報に対応する図柄変動においてリーチとなる期待度や大当りとなる期待度を示唆する情報も表示してもよい。保留表示領域804に表示される保留情報は、第1始動口57または第2始動口59に遊技球が入賞すると更新され、また、特図の変動開始条件が充足され、特別図柄の変動が開始されるときにも更新される。
図9(b)に示す画面イメージを説明する前に、上述した複数種類の大当り図柄によって大当り遊技となった際に行われる演出が異なるため、その点について説明する。
特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eで大当りとなった場合は、大当り遊技のオープニング演出で、大当り遊技中に用いる楽曲を遊技者が変更することができる。そのため、当該オープニング演出では、遊技者が楽曲を変更する際に用いる大当り楽曲変更表示領域840が表示される。
一方、特別図柄B、特別図柄b、特別図柄Cおよび特別図柄cで大当りとなった場合は、大当り遊技のオープニング演出で、大当り遊技中に用いる楽曲を遊技者が変更することはできず、当該大当り遊技中には予め定められている専用の楽曲が用いられる。
そして、図9(b)に示すオープニング演出での画面イメージは、特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eで大当りとなった場合のオープニング演出での画面イメージである。なお、特別図柄B、特別図柄b、特別図柄Cおよび特別図柄cで大当りとなった場合のオープニング演出については説明を省略する。
本実施例の場合、遊技者が変更可能な楽曲として、楽曲A、楽曲B、楽曲Cを備えており、これらの楽曲のいずれかに変更することが可能である。また、変更される楽曲の楽曲名が大当り楽曲変更表示領域840の中央に他の楽曲名に比べ、大きく表示される。図9(b)の場合、変更される楽曲は楽曲Aに指定されており、それ以外の楽曲B、楽曲Cは、楽曲Aに比べ小さく表示されることで変更される楽曲として指定されていないことを遊技者に示唆している。そして、大当り楽曲変更表示領域840の中央に楽曲Aが表示されている状態で遊技者が右カーソルボタン38dを1回操作すると中央に表示される楽曲名が楽曲Aから楽曲Cになり、また、大当り楽曲変更表示領域840の中央に楽曲Aが表示されている状態で遊技者が左カーソルボタン38cを1回操作すると中央に表示される楽曲名が楽曲Aから楽曲Bになり、変更したい楽曲を大当り楽曲変更表示領域840の中央に表示させることで指定する。
ここで、大当り楽曲変更表示領域840に表示される楽曲名のルールについて説明する。
1)RAMクリア処理が実行されると、初期楽曲(本実施例の場合、楽曲A)が変更される楽曲として、大当り楽曲変更表示領域840の中央に表示される。
2)大当り遊技のオープニング演出で遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作し変更した場合は、変更した楽曲名が次の大当り遊技開始時の大当り楽曲変更表示領域840の中央に表示される。
3)初期楽曲が表示された大当り遊技のオープニング演出で遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作しなかった場合は、次の大当り遊技開始時の大当り楽曲変更表示領域840の中央には、予め決定されている初期楽曲の次の楽曲(本実施例の場合、楽曲B)が表示される。
4)上記3)と同様に、初期楽曲の次の楽曲が表示された大当り遊技のオープニング演出で遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作しなかった場合は、次の大当り遊技開始時の大当り楽曲変更表示領域840の中央には、予め決定されている初期楽曲の次の楽曲の次の楽曲(本実施例の場合、楽曲C)が表示される。
5)図柄変動中に変動中楽曲変更パネル810を用いて楽曲を変更した場合は、大当り遊技開始時の大当り楽曲変更表示領域840の中央には図柄変動中に変更した楽曲名が表示される。
次に、図10~図13を用いて、大当り遊技中のオープニング演出で楽曲選択をした場合/しなかった場合について説明する。なお、図10~図13には、演出表示装置80に本図柄表示領域801および保留数表示領域802を図示していないが、実際には表示される。
図10には、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りの際に、遊技者が楽曲選択を行った場合の流れを示している。
(1)オープニング演出その1は、大当り遊技のオープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示された状態を示している。本実施例の場合、RAMクリア処理後、初めての大当り遊技であるため、大当り楽曲変更表示領域840の中央には、初期楽曲Aが表示される。
(2)オープニング演出その2は、(1)オープニング演出その1で表示された大当り楽曲変更表示領域840を用いて、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを用いて楽曲Bを選択した状態を示している。
(3)ラウンド演出は、(2)オープニング演出その2で選択された楽曲Bを用いたラウンド演出が行われることを示し、その後、エンディング演出となることを(4)エンディング演出に示している。
そして、(5)図柄変動は、大当り遊技後、図柄変動が行われることを示している。図10(5)に示す演出表示装置80の画面イメージは簡略的なものであり、実際には、図9(a)に示した各表示領域に各種情報が表示される。なお、図9(a)の説明で述べたように、この画面イメージは、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において表示されるものである。
(6-1)オープニング演出は、大当り遊技が開始されて、オープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示されたが、右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを用いた楽曲選択が遊技者によって行われなかった状態を示している。そして、所定時間が経過すると、(7-1)ラウンド演出に示すように、前回の大当り遊技で遊技者が選択した楽曲Bを用いたラウンド演出が開始される。この後の流れは、図10(4)以降と同様であるため説明は省略する。
このように、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りとなって、大当り遊技が開始された場合に、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作して楽曲を選択し、かつ、2回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りとなって、大当り遊技が開始された場合に、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作しなかった場合(すなわち、楽曲選択を行わなかった場合)、1回目の大当りに伴う大当り遊技で選択した楽曲を2回目の大当りに伴う大当り遊技でも用いる。このように構成することで、同じ楽曲を聴きたいと考える遊技者は、大当り遊技となるたびに楽曲変更操作を行う必要がないため、遊技者が大当り遊技に集中できる。
このように、遊技者が前回の大当り遊技で選択した楽曲と異なる楽曲を聴きたいと考える場合は、オープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示された際に、楽曲を選択すればよい。
なお、低確時短モードから通常モードに移行したとき(例えば、大当り遊技の終了後に特図変動パターン導出状態Bに移行してから大当りに当選せずに所定回数の図柄変動が行われて特図変動パターン導出状態Aに移行したとき)に、遊技者が前回の大当り遊技で選択した楽曲をリセットすることが好ましい。
言い換えれば、遊技状態制御手段(例えば、主制御基板100が相当)は、第一の大当り遊技(特別図柄A等の大当りに伴う楽曲選択可能な大当り遊技)の終了によって第二の遊技状態(特図変動パターン導出状態B)に制御し、第二の遊技状態の滞在中に第一の条件(当該大当り遊技後、大当りに当選せずに所定回数の図柄変動が行われること)が成立すると第二の遊技状態から第一の遊技状態(特図変動パターン導出状態A)に移行させるものと言える。そして、音声制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)は、操作手段に対する操作を有効に受け付けた第一の大当り遊技の終了後に第一の条件が成立して第二の遊技状態から第一の遊技状態に移行した場合、当該第一の大当り遊技において選択した楽曲をリセットするものと言える。
これは、低確時短モードが終了したことにより、遊技者が遊技を終えて、別の遊技者に入れ替わる可能性を考慮した仕様であり、選択された楽曲をリセットすることで新たな遊技者の興趣を向上できる。
ここで、選択した楽曲のリセットとは、例えば、大当り遊技で遊技者が楽曲を選択したときにフラグを設定し、当該フラグをリセットすることでもよいし、大当り遊技で遊技者が楽曲を選択したときに所定の音声出力チャンネルに選択された楽曲データをセットし、当該データをリセットすることでもよい。
なお、本実施形態とは異なるが、大当り遊技後に通常モード(特図変動パターン導出状態A)に移行する遊技機において本発明を実施する場合には、上記の第一条件が、特図変動パターン導出状態Bの滞在中に大当りに当選して、その大当りに伴う大当り遊技の終了後に特図変動パターン導出状態Aに移行すること、であってもよい。
(1)オープニング演出その1は、大当り遊技となり、オープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示された状態を示している。本実施例の場合、RAMクリア処理後、初めての大当り遊技であるため、大当り楽曲変更表示領域840の中央には、初期楽曲Aが表示される。
(2)オープニング演出その2は、(1)オープニング演出その1で表示された大当り楽曲変更表示領域840を用いて、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを用いて楽曲を選択しない状態を示している。遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを用いて楽曲を選択しないため、大当り楽曲変更表示領域840の中央には、初期楽曲Aが表示されたままである。
(3)ラウンド演出は、(2)オープニング演出その2で楽曲選択が行われなかったため、初期位置楽曲(例えば、楽曲A)を用いたラウンド演出が行われることを示し、その後、エンディング演出となることを(4)エンディング演出に示している。
そして、(5)図柄変動は、大当り遊技後、図柄変動が行われることを示している。図12(5)は、演出表示装置80の画面イメージを簡略的に示しており、実際には、図9(a)に示した各表示領域に各種情報が表示される。
(6-1)オープニング演出は、大当り遊技となり、オープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示され、1回目の大当り遊技で用いられた楽曲Aを大当り楽曲変更表示領域840の中央に表示している。そして、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを用いて楽曲を選択しないため、大当り楽曲変更表示領域840の中央には、楽曲Aが継続して表示されている。
そして、所定時間が経過すると、2回目の大当り遊技でも遊技者が楽曲を選択しなかったため、(7-1)ラウンド演出に示すように、初期位置楽曲の次の楽曲として設定されている楽曲(例えば、楽曲B)を用いたラウンド演出が行われる。この後の流れは、図12(4)以降と同様であるため説明は省略する。ここで、図13には図示していないが、(6-1)オープニング演出の画面が表示され、所定時間が経過したときに、大当り楽曲変更表示領域840の中央に2回目の大当り遊技で用いることとなる楽曲Bを表示する。このようにすることで、楽曲を選択しなかった遊技者に2回目の大当り遊技で用いられる楽曲名を報知することができる。
図12、図13に示すように、遊技者が楽曲選択しない場合、1回目の大当り遊技と2回目の大当り遊技とで用いる楽曲が異なることより、様々な楽曲を聴くことができ、興趣を向上できる。
このように、遊技者が前回の大当り遊技では楽曲を選択しなかったが、今回の大当り遊技では楽曲を選択すれば、選択した楽曲を用いたラウンド演出となるため、興趣を向上できる。
次に、図14~図20の各変動におけるタイムチャートを用いて、上述した図9に示した各種情報を演出表示装置80に表示するタイミングおよび演出表示装置80から非表示とするタイミングについて説明する。演出表示装置80に表示される各種情報は、情報の更新タイミングおよび遊技の進行状況に応じて表示/非表示となるタイミングが異なる。
なお、本実施形態の遊技機10は、ノーマルリーチ演出を実行可能とするが、本発明の実施はこれに限られない。即ち、ノーマルリーチ演出が実行されない(装飾図柄がリーチ状態を構成した後は必ず演出内容が発展する)実施態様によって、本発明が実施されてもよい。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも継続して表示されている。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が他の遊技状態(演出モード)で行われるとき、残り時短回数表示領域805は非表示となる。
なお、本実施例では、変動中のBGMを変更できるのは、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)および特図変動パターン導出状態C(確変モード)のときであり、特図変動パターン導出状態A(通常モード)のときは、変動中のBGMを変更できないため、変動中楽曲変更パネル810は表示されない。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が特図変動パターン導出状態A(通常モード)で行われるとき、モード名表示領域820は非表示になる。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が特図変動パターン導出状態A(通常モード)で行われるとき、図柄変動中右打ち表示領域830は非表示になる。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも継続して表示されている。
このように構成することで、残り時短回数表示領域805に表示される情報が更新されるタイミングには、当該表示領域が演出表示装置80に表示される。一方、スーパーリーチ演出は演出内容が華やかとなるため、残り時短回数表示領域805を非表示にすることで、遊技者をスーパーリーチ演出に集中させることが可能となる。
このように構成することで、モード名表示領域820に表示される情報が更新されるタイミングには、当該表示領域が演出表示装置80に表示される。一方、スーパーリーチ演出は演出内容が華やかとなるため、モード名表示領域820を非表示にすることで、遊技者をスーパーリーチ演出に集中させることが可能となる。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が特図変動パターン導出状態A(通常モード)で行われるとき、モード名表示領域820は非表示になる。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が特図変動パターン導出状態A(通常モード)で行われるとき、図柄変動中右打ち表示領域830は非表示になる。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、所定演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも継続して表示されている。
このように構成することで、残り時短回数表示領域805に表示される情報が更新されるタイミングには、当該表示領域が演出表示装置80に表示される。一方、所定演出およびスーパーリーチ演出は演出内容が華やかとなるため、残り時短回数表示領域805を非表示にすることで、遊技者を所定演出およびスーパーリーチ演出に集中させることが可能となる。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が特図変動パターン導出状態A(通常モード)で行われるとき、モード名表示領域820は非表示になる。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が他の遊技状態(演出モード)で行われるとき、モード名表示領域820は、その情報が更新されて、演出表示装置80に継続して表示される。
このように構成することで、モード名表示領域820に表示される情報が更新されるタイミングには、当該表示領域が演出表示装置80に表示される。一方、所定演出およびスーパーリーチ演出は演出内容が華やかとなるため、モード名表示領域820を非表示にすることで、遊技者を所定演出およびスーパーリーチ演出に集中させることが可能となる。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
なお、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態C(確変モード)である場合、確変モードに対応するモード名を示すモード名表示領域820が、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示されてもよい。
大当り遊技が開始されると、演出表示装置80には、大当り遊技が開始されたことを示すオープニング演出が表示される。当該オープニング演出が表示され、所定時間が経過すると、大当り楽曲変更表示領域840が表示され、遊技者による楽曲選択が可能となる。そして、右カーソルボタン38dおよび左カーソルボタン38cの操作有効期間が終了した後、演出表示装置80に対し、大当り楽曲変更表示領域840が非表示となり、ラウンド演出が開始される。そして、大当り楽曲変更表示領域840が演出表示装置80に再度表示されるのは、次の大当り遊技が開始されたときである。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
なお、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態C(確変モード)である場合、確変モードに対応するモード名を示すモード名表示領域820が、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示されてもよい。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、所定演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後、復活大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
大当り遊技が開始され、演出表示装置80に大当り楽曲変更表示領域840を表示し、遊技者が楽曲選択できる場合は、演出表示装置80表示した大当り楽曲変更表示領域840を非表示にする前に、操作手段(右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38c)の操作有効期間を終了するようにする。
このように構成することで、操作有効期間の方が、大当り楽曲変更表示領域840の表示期間より早く終わるので、遊技者が選択した楽曲に係る表示を見落とすことがない。
上述したように、遊技機10は、複数の操作手段(例えば、右カーソルボタン38d、左カーソルボタン38c及び演出ボタン37相当)と、複数の操作手段に対する操作の受付を制御する操作制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)と、演出表示手段(例えば、演出表示装置80が相当)と、表示制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)と、音声出力手段(例えば、スピーカ33が相当)と、音声制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)を備えている。
複数の操作手段は、図柄変動通に大当りの当選示唆演出に用いられない第一の操作手段(例えば、右カーソルボタン38dおよび左カーソルボタン38cが相当)と、図柄変動中に大当りの当選示唆演出に用いられ得る第二の操作手段(例えば、演出ボタン37が相当)を含んでいる。
表示制御手段は、複数種の大当りのうち一部の大当りに基づく第一の大当り遊技(例えば、特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りが相当)の実行期間の少なくとも一部期間(例えば、図16~図20のタイミングチャートに示したオープニング演出の一部期間が相当)において、操作手段に対する操作を遊技者に促す第一の表示(例えば、図10~図13のオープニング演出の大当り楽曲変更表示領域図の表示内容が相当)を演出表示手段に表示する。
音声制御手段は、有効に受け付けられた操作手段に対する操作に基づいて複数とおりの楽曲の中から選択した楽曲を、第一の大当り遊技の実行中に音声出力手段から出力させ(例えば、図10(2)、図10(3)が相当)、操作手段に対する操作を有効に受け付けた第一の大当り遊技の終了後に実行される次回の大当り遊技が第一の大当り遊技である場合(例えば、図11(6-1)、図11(6-2)が相当)、第一の大当り遊技の実行期間に操作手段に対する操作を有効に受け付けないときに前回の大当り遊技で選択された楽曲と同一の楽曲を音声出力手段から出力させる(例えば、図11(7-1)が相当)。
このように構成することで、任意に選択された楽曲については、遊技者の選択意思を尊重し、第一の大当り遊技が続く限りにおいて当該楽曲を再生させることにより、遊技者の興趣向上を図ることができる。また、大当りの当選示唆演出に用いられない右カーソルボタン38dおよび左カーソルボタン38cを大当り中の楽曲選択に用いることにより、誤操作防止を図ることができる(大当り当選前の操作を続けることによって、意図せず楽曲選択してしまうことを防止する)。
言い換えれば、音声制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)は、操作手段に対する操作を有効に受け付けた第一の大当り遊技(特別図柄A等の大当りに伴う楽曲選択可能な大当り遊技)の終了後であって第二の遊技状態(特図変動パターン導出状態B)の滞在中に、有効に受け付けた操作手段に対する操作に基づいて成立し得る第二の条件が成立すると、当該第一の大当り遊技において選択した楽曲をリセットしてもよい。
このように構成することで、同一の楽曲が継続する状態を、任意にリセット可能にすることによって、飽き防止を図ることができる。
ここで、第二の条件を成立させる操作は、変動中楽曲変更パネル810に対する楽曲選択の操作(即ち、左カーソルボタン38c及び右カーソルボタン38dに対する操作)が該当してもよいし、他の操作(例えば、演出ボタン37に対する操作)が該当してもよい。また、第二の条件を成立させる操作が変動中楽曲変更パネル810に対する楽曲選択の操作である場合、「選択した楽曲をリセット」する旨の選択肢が専用に設けられてもよいし、選択中の楽曲と別の楽曲を選択する操作を「選択した楽曲をリセット」したものと扱ってもよい。
以上の説明で記載されていない変形例について、以下に列挙する。
図21には、先の図柄変動でノーマルリーチ演出を経由して、スーパーリーチ演出を行い、一旦、はずれ図柄を表示した後、復活演出を経て大当り図柄を停止表示し、大当り遊技が行われた後、その次の図柄変動が開始される場合について示す。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後、復活大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技の間、非表示となった本図柄表示領域801は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
このように構成することで、はずれ図柄が表示されるまでが、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合と同様の構成とできるため、遊技者の復活演出での興趣をさらに向上することができる。
このように構成することで、はずれ図柄が表示されるまでが、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合と同様の構成とできるため、遊技者の復活演出での興趣をさらに向上することができる。
このように構成することで、操作有効期間の方が、大当り楽曲変更表示領域840の表示期間より早く終わるので、遊技者が選択した楽曲に係る表示を見落とすことがない。
第一の図柄変動の変動中に第三の表示のうち少なくとも一部及び第二の表示のうち少なくとも一部(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)が演出表示手段で非表示となる場合(例えば、図15のノーマルリーチ演出が開始されたとき、図16の所定演出が開始されたときが相当)がある。
そして、非表示になった第三の表示は、第一の図柄の停止以前に非表示から復帰(例えば、図15のはずれ図柄が停止される前、図16のはずれ図柄が停止される前が相当)し、復帰した後に表示が更新され、非表示になった第二の表示は第二の図柄変動の開始以後に非表示から復帰(例えば、図15の次の図柄変動が開始するとき、図16の次の図柄変動が開始するときが相当)する。
このように構成することで、図柄変動の移行時に更新される表示(第三の表示)と遊技者の操作契機で表示が更新される表示(第二の表示)が変動中に非表示になる場合、第三の表示は当該変動の停止以前に表示を復帰させて、その更新を遊技者に視認させることができる。一方、第二の表示については、次変動の開始以後に復帰させることによって、第三の表示の更新タイミングと第二の表示の更新タイミングの棲み分けを図ることによって、互いの視認の容易さを向上させることができる。
第一の図柄変動の変動中に第三の表示のうち少なくとも一部(例えば、残り時短回数表示領域805が相当)、第二の表示のうち少なくとも一部(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)、及び第四の表示のうち少なくとも一部(例えば、モード名表示領域820、図柄変動中右打ち表示領域830)が演出表示手段で非表示となる場合(例えば、図15のスーパーリーチ演出となったとき、図16の所定演出が開始されたときが相当)がある。
そして、この場合、非表示になった第四の表示は第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰して第二の図柄変動の開始を跨がって表示される(例えば、図15のはずれ図柄が停止される前、図16のはずれ図柄が停止される前に復帰し、第二の図柄変動の開始時にも跨がって表示されるが相当)。
このように構成することで、図柄変動の移行時に維持される表示(第四の表示)が、第三の表示及び第二の表示と共に非表示になる場合、第四の表示は当該変動の停止以前に表示を復帰させて、その表示が変動を跨がって維持されることを遊技者に視認させることができる。
例えば、図18に示したように、本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。
保留数表示領域802は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。
残り時短回数表示領域805は、変動開始からスーパーリーチ演出になるまで演出表示装置80に表示され、スーパーリーチ演出となったときから大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。
変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、変動開始からノーマルリーチ演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了するまで非表示となり、大当り遊技が終了するまで非表示が継続される。
モード名表示領域820は、変動開始からスーパーリーチ演出になるまで演出表示装置80に表示され、スーパーリーチ演出となったときから大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。
図柄変動中右打ち表示領域830は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。
このように、大当り遊技が終了して次の図柄変動が開始される際に、演出表示装置80に対し表示される保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、図柄変動中右打ち表示領域830を非表示のままとすることで、保留連の演出効果を高めることが可能となり、遊技者の興趣向上となる。
本実施形態は、次のような技術思想を包含する。
(1)
始動口への遊技球の入賞に基づいて図柄変動を実行可能であり、図柄変動において大当りに当選するか否かを判定し、大当りの当選が判定された図柄変動の後に大当り遊技を実行する遊技機であって、
複数の操作手段と、
前記複数の操作手段に対する操作の受付を制御する操作制御手段と、
演出表示手段と、
前記演出表示手段を制御する表示制御手段と、
音声出力手段と、
前記音声出力手段を制御する音声制御手段と、
を備え、
前記複数の操作手段は、図柄変動中に大当りの当選示唆演出に用いられない第一の操作手段と、図柄変動中に大当りの当選示唆演出に用いられ得る第二の操作手段と、を含み、
前記表示制御手段は、複数種の大当りのうち一部の大当りに基づく第一の大当り遊技の実行期間の少なくとも一部期間において、前記第一の操作手段に対する操作を遊技者に促す第一の表示を、前記演出表示手段に表示させ、
前記音声制御手段は、
有効に受け付けられた前記第一の操作手段に対する操作に基づいて複数とおりの楽曲の中から選択した楽曲を、前記第一の大当り遊技の実行中に前記音声出力手段から出力させ、
前記第一の操作手段に対する操作を有効に受け付けた前記第一の大当り遊技の終了後に実行される次回の大当り遊技が前記第一の大当り遊技である場合、当該第一の大当り遊技の実行期間に前記第一の操作手段に対する操作を有効に受け付けないときに前回の大当り遊技と同一の楽曲を、前記音声出力手段から出力させる、
遊技機。
(2)
前記表示制御手段は、複数種の大当りのうち前記第一の大当り遊技とは異なる大当りに基づく第二の大当り遊技の実行期間にわたって前記第一の表示を前記演出表示手段に表示させず、
前記音声制御手段は、
前記第二の大当り遊技の実行中に、所定の楽曲を前記音声出力手段から出力させ、
前記操作手段に対する操作を有効に受け付けた前記第一の大当り遊技の終了後に実行される次回の大当り遊技が前記第二の大当り遊技であって且つ次々回の大当り遊技が前記第一の大当り遊技である場合、当該第一の大当り遊技の実行期間に前記操作手段に対する操作を有効に受け付けないときに前々回の大当り遊技で選択された楽曲と同一の楽曲を、前記音声出力手段から出力させる、
(1)に記載の遊技機。
(3)
前記表示制御手段は、複数種の大当りのうち前記第一の大当り遊技及び前記第二の大当り遊技と異なる大当りに基づく第三の大当り遊技の実行期間にわたって前記第一の表示を前記演出表示手段に表示させず、
前記音声制御手段は、
所定の抽選に基づいて複数とおりの楽曲の中から選択した楽曲を、前記第三の大当り遊技の実行中に前記音声出力手段から出力させ、
前記操作手段に対する操作を有効に受け付けた前記第一の大当り遊技の終了後に実行される次回の大当り遊技が前記第三の大当り遊技であって且つ次々回の大当り遊技が前記第一の大当り遊技である場合、当該第一の大当り遊技の実行期間に前記操作手段に対する操作を有効に受け付けないときに前々回の大当り遊技で選択された楽曲と同一の楽曲を、前記音声出力手段から出力させる、
(1)又は(2)に記載の遊技機。
(4)
第一の遊技状態と、前記第一の遊技状態より有利な第二の遊技状態と、に制御可能な遊技状態制御手段を、さらに備え、
遊技状態制御手段は、
前記第一の大当り遊技の終了によって前記第二の遊技状態に制御し、前記第二の遊技状態の滞在中に第一の条件が成立すると前記第二の遊技状態から前記第一の遊技状態に移行させ、
前記音声制御手段は、
前記操作手段に対する操作を有効に受け付けた前記第一の大当り遊技の終了後に前記第一の条件が成立して前記第二の遊技状態から前記第一の遊技状態に移行した場合、当該第一の大当り遊技において選択した楽曲をリセットする、
(1)から(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
(5)
前記音声制御手段は、
前記操作手段に対する操作を有効に受け付けた前記第一の大当り遊技の終了後であって前記第二の遊技状態の滞在中に、有効に受け付けた前記操作手段に対する操作に基づいて成立し得る第二の条件が成立すると、当該第一の大当り遊技において選択した楽曲をリセットする、
(4)に記載の遊技機。
(6)
少なくとも一部の図柄変動において、前記操作制御手段は、前記操作手段に対する操作を有効に受け付け、前記音声制御手段は、有効に受け付けた前記操作手段に対する操作に基づいて、複数とおりの楽曲の中から選択された一の楽曲を前記音声出力手段から出力させ、前記表示制御手段は、選択された一の楽曲に係る表示を第二の表示として前記演出表示手段に表示させ、
前記操作手段に対する操作を有効に受け付けた前記第一の大当り遊技の終了後に実行される図柄変動において前記演出表示手段に前記第二の表示が表示される場合、前記操作手段に対する操作を有効に受け付けるまで、前記音声制御手段は、前記第一の大当り遊技中に選択された楽曲と同一の楽曲を前記音声出力手段から出力させ、前記表示制御手段は、当該楽曲に係る表示を前記第二の表示として前記演出表示手段に表示させる、
(1)から(5)のいずれか一つに記載の遊技機。
(a)
第一の図柄変動及び前記第一の図柄変動に連続する第二の図柄変動に跨がって前記演出表示手段に表示され得る表示には、前記第一の図柄変動の停止以後であって前記第二の図柄変動の開始以前に表示が更新される第三の表示と、前記音声出力手段から出力される楽曲に係る表示であり、且つ、前記操作手段に対する操作を有効に受け付けると表示が更新される第二の表示と、が含まれ、
前記第一の図柄変動の変動中に前記第三の表示のうち少なくとも一部及び前記第二の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合があり、
当該場合において、非表示になった前記第三の表示は前記第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰し、復帰した後に表示が更新され、非表示になった前記第二の表示は前記第二の図柄変動の開始以後に非表示から復帰する、
(1)から(5)のいずれか一つに記載の遊技機。
(b)
前記第一の図柄変動及び第二の図柄変動に跨がって前記演出表示手段に表示され得る表示には、前記第一の図柄変動の停止から前記第二の図柄変動の開始に跨がって維持される第四の表示が含まれ、
前記第一の図柄変動の変動中に前記第三の表示のうち少なくとも一部、前記第二の表示のうち少なくとも一部、及び前記第四の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合があり、
当該場合において、非表示になった前記第四の表示は前記第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰して前記第二の図柄変動の開始を跨がって表示される、
(1)から(5)のいずれか一つに記載の遊技機。
15 外枠
17 中枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動体
22a 上部可動体
22b 左右可動体
23 シリンダ錠
24 可動体内ランプ
24a 上部可動体内ランプ
24b 左右可動体内ランプ
25 透明部材
26 導光板ランプ
27 上球受け皿
29 下球受け皿
30 盤面装飾ランプ
30a 盤面装飾ランプ
30b 盤面装飾ランプ
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
33a、33b スピーカ
34a、34b 左右側枠部
35 演出ランプ
36 球抜き機構
37 演出ボタン
38 カーソルボタン
38a 上カーソルボタン
38b 下カーソルボタン
38c 左カーソルボタン
38d 右カーソルボタン
39 メイン操作部
39a 玉貸ボタン
39b 返却ボタン
40 電源スイッチ
43 RAMクリアスイッチ
45 開閉カバー
46 遊技球タンク
47 タンクレール
48 払出ユニット
49 払出通路
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
62 普通電動役物ソレノイド
63 ゲート
65 特別電動役物
66 特別電動役物ソレノイド
67 一般入賞口
67a 一般入賞口
67b 一般入賞口
69 アウト口
70 第1始動口センサ
71 第2始動口センサ
72 大入賞口センサ
73 一般入賞口センサ
73a 一般入賞口センサ
73b 一般入賞口センサ
74 ゲートセンサ
75 アウト球センサ
76 中枠開扉センサ
80 演出表示装置
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
94 第1特別図柄保留ランプ
95 第2特別図柄保留ランプ
96 普通図柄保留ランプ
100 主制御基板
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 I/Oポート
105 乱数回路
109 主制御基板ケース
110 入球判定手段
115 メイン乱数発生手段
120 メイン保留制御手段
125 事前判定手段
130 特図抽選手段
131 特図当否判定手段
132 特図停止図柄抽選手段
133 特図変動パターン導出手段
135 普図抽選手段
140 大当り遊技制御手段
145 図柄表示制御手段
150 電動役物制御手段
155 遊技状態制御手段
160 メイン情報記憶手段
165 メインエラー制御手段
170 メインコマンド管理手段
175 電断処理実行手段
180 復電処理実行手段
200 第1副制御基板
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 I/Oポート
209 第1副制御基板ケース
210 サブ乱数発生手段
220 通常演出制御手段
221 演出モード制御手段
222 演出ルート決定手段
223 サブ保留制御手段
224 先読み演出制御手段
225 演出内容決定手段
226 装飾図柄制御手段
227 大当り演出制御手段
230 サブエラー制御手段
235 音声制御手段
240 ランプ制御手段
245 可動役物制御手段
260 復電処理実行手段
270 サブ情報記憶手段
275 サブコマンド管理手段
300 第2副制御基板
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 I/Oポート
309 第2副制御基板ケース
400 払出制御基板
401 CPU
402 ROM
403 RAM
409 払出制御基板ケース
500 電源制御基板
501 通常電源回路
502 バックアップ電源回路
503 電断検出回路
504 RAMクリアスイッチ回路
509 電源制御基板ケース
800 装飾図柄
801 本図柄表示領域
802 保留数表示領域
803 当該保留表示領域
804 保留表示領域
805 残り時短回数表示領域
810 変動中楽曲変更パネル
820 モード名表示領域
830 図柄変動中右打ち表示領域
840 大当り楽曲変更表示領域
X 第1流路
Y 第2流路
Claims (1)
- 始動口への遊技球の入賞に基づいて図柄変動を実行可能であり、図柄変動において大当りに当選するか否かを判定し、大当りの当選が判定された図柄変動の後に大当り遊技を実行する遊技機であって、
複数の操作手段と、
前記複数の操作手段に対する操作の受付を制御する操作制御手段と、
演出表示手段と、
前記演出表示手段を制御する表示制御手段と、
音声出力手段と、
前記音声出力手段を制御する音声制御手段と、
を備え、
前記複数の操作手段は、図柄変動中に大当りの当選示唆演出に用いられない第一の操作手段と、図柄変動中に大当りの当選示唆演出に用いられ得る第二の操作手段と、を含み、
前記表示制御手段は、複数種の大当りのうち一部の大当りに基づく第一の大当り遊技の実行期間の少なくとも一部期間において、前記第一の操作手段に対する操作を遊技者に促す第一の表示を、前記演出表示手段に表示させ、
前記音声制御手段は、
有効に受け付けられた前記第一の操作手段に対する操作に基づいて複数とおりの楽曲の中から選択した楽曲を、前記第一の大当り遊技の実行中に前記音声出力手段から出力させ、
前記第一の操作手段に対する操作を有効に受け付けた前記第一の大当り遊技の終了後に実行される次回の大当り遊技が前記第一の大当り遊技である場合、当該第一の大当り遊技の実行期間に前記第一の操作手段に対する操作を有効に受け付けていないときに前回の大当り遊技と同一の楽曲を、前記音声出力手段から出力させ、
第一の遊技状態と、前記第一の遊技状態より有利な第二の遊技状態と、に制御可能な遊技状態制御手段を、さらに備え、
前記遊技状態制御手段は、
前記第一の大当り遊技の終了によって前記第二の遊技状態に制御し、前記第二の遊技状態の滞在中に第一の条件が成立すると前記第二の遊技状態から前記第一の遊技状態に移行させ、
前記音声制御手段は、
前記操作手段に対する操作を有効に受け付けた前記第一の大当り遊技の終了後に前記第一の条件が成立して前記第二の遊技状態から前記第一の遊技状態に移行した場合、当該第一の大当り遊技において選択した楽曲をリセットする、
遊技機。
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