JP7079011B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関し、特に、演出表示装置に様々な種類の情報を表示するパチンコ遊技機及び回胴式遊技機に関する。
パチンコ遊技機では、演出表示装置に図柄のほかに、遊技球の打ち出し操作方法などを表示することで、演出効果を高め、遊技者の興趣を向上させている。(例えば特許文献1参照)。
特開2018-0512507号公報
演出表示装置に様々な種類の情報を表示する場合、常に全ての情報を表示すると互いの視認性が困難となる恐れがあり、また、先行技術文献のように所定の情報を遊技者の操作に基づき、表示/非表示とする期間を設けるものもあるが、表示する情報の更新タイミングを考慮したものではないため、情報を把握し難いという問題があった。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、演出表示装置に様々な種類の情報を表示する場合、各情報を把握しやすい遊技機を提供する。
本発明によれば、始動口への遊技球の入賞に基づいて図柄変動を実行可能であり、図柄変動において大当りに当選するか否かの判定をし、大当りの当選が判定された図柄変動の後に大当り遊技を実行する遊技機であって、操作手段と、前記操作手段に対する操作の受付を制御する操作制御手段と、演出表示手段と、前記演出表示手段を制御する表示制御手段と、を備え、第一の図柄変動及び前記第一の図柄変動の次の第二の図柄変動に跨がって前記演出表示手段に表示され得る表示には、前記第一の図柄変動の停止以後であって前記第二の図柄変動の開始以前に表示が更新される第一の表示と、前記第一の図柄変動の変動中に所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けると表示が更新される第二の表示と、が含まれ、大当りの非当選が判定された前記第一の図柄変動の変動中に前記第一の表示のうち少なくとも一部及び前記第二の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合があり、当該場合において、非表示になった前記第一の表示は前記第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰し、復帰した後に表示が更新され、非表示になった前記第二の表示は前記第二の図柄変動の開始以後に非表示から復帰し、大当りの当選が判定された前記第一の図柄変動の変動中に前記第一の表示のうち少なくとも一部及び前記第二の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合があり、当該場合において、前記第一の図柄変動中に非表示になった前記第一の表示と前記第二の表示が、前記第一の図柄変動の後に実行される前記大当り遊技の終了後の前記第二の図柄変動に復帰せず非表示が継続される場合があり、前記第一の図柄変動中に非表示になった前記第一の表示と前記第二の表示が、前記第一の図柄変動の後に実行される前記大当り遊技の終了後の前記第二の図柄変動に復帰している割合と復帰していない割合とを比べると、復帰している割合の方が高い、遊技機が提供される。

契機として表示が更新される表示(第二の表示)が変動中に非表示になる場合、第一の表示は当該変動の停止以前に表示を復帰させて、その更新を遊技者に視認させることができる。一方、第二の表示については、遊技者自身が操作の有無を認識しており、また非表示になることによって遊技者の操作を抑制するので、第一の表示とは異なるタイミング(次変動の開始以後)に復帰させても差し支えない。
従って、上記のように第一の表示の更新タイミングと第二の表示の更新タイミングの棲み分けを図ることによって、互いの視認の容易さを向上させることができる。
遊技機の正面図である。 図1に示す領域IIに配設される図柄表示装置を示す図である。 図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す鳥瞰図である。 遊技機内に設置される遊技盤を示す図である。 遊技機の背面図である。 遊技機が備える制御構成を示すブロック図である。 遊技機が備える機能構成を示すブロック図である。 主制御基板における抽選で用いられる抽選テーブルを模式的に示す図である。 演出表示装置の画面構成である。 大当り遊技中の演出表示装置の画面を模式的に示す図である。 大当り遊技中の演出表示装置の画面を模式的に示す図である。 大当り遊技中の演出表示装置の画面を模式的に示す図である。 大当り遊技中の演出表示装置の画面を模式的に示す図である。 ノーマルリーチはずれ変動の場合のタイムチャートである。 ノーマルリーチ経由スーパーリーチはずれ変動の場合のタイムチャートである。 所定演出経由スーパーリーチ演出はずれ変動の場合のタイムチャートである。 ノーマルリーチ大当り変動の場合のタイムチャートである。 ノーマルリーチ経由スーパーリーチ大当り変動の場合のタイムチャートである。 所定演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合のタイムチャートである。 ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出復活大当り変動の場合のタイムチャートである。 ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出復活大当り変動の場合のタイムチャート(別実施例)である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。また、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、特に断りのない限り、図1に示すように遊技機10を正面側(遊技者側)から見た状態で指称するものとする。
なお、以降の説明における「有利」とは、遊技者に対して有利であることを指し、さらに、特に断りがない限り、いわゆるプレミア画像等の演出上の特典を除き、賞球又はメダルの獲得量(遊技球又はメダルの払い出し)に関して有利であることを指す。
<概要>
本実施形態に係る遊技機10の詳細を説明にする前に、本実施形態の特徴の概要を説明する。
本実施形態に係る遊技機10は、始動口への遊技球の入賞に基づいて図柄変動を実行可能であり、図柄変動において大当りに当選するか否かの判定をし、大当りの当選が判定された図柄変動の後に大当り遊技を実行する遊技機であって、操作手段と、操作手段に対する操作の受付を制御する操作制御手段と、演出表示手段と、演出表示手段を制御する表示制御手段と、を備え、第一の図柄変動及び第一の図柄変動の次の第二の図柄変動に跨がって演出表示手段に表示され得る表示には、第一の図柄変動の停止以後であって第二の図柄変動の開始以前に表示が更新される第一の表示と、第一の図柄変動の変動中に所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けると表示が更新される第二の表示と、が含まれ、大当りの非当選が判定された第一の図柄変動の変動中に第一の表示のうち少なくとも一部及び第二の表示のうち少なくとも一部が演出表示手段で非表示となる場合があり、当該場合において、非表示になった第一の表示は第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰し、復帰した後に表示が更新され、非表示になった第二の表示は第二の図柄変動の開始以後に非表示から復帰し、大当りの当選が判定された第一の図柄変動の変動中に第一の表示のうち少なくとも一部及び第二の表示のうち少なくとも一部が演出表示手段で非表示となる場合があり、当該場合において、第一の図柄変動中に非表示になった第一の表示と第二の表示が、第一の図柄変動の後に実行される大当り遊技の終了後の第二の図柄変動に復帰している割合と復帰していない割合とを比べると、復帰している割合の方が高い、ことを特徴とする。
ここで、「操作手段」とは、遊技者が演出内容を変更する際に用いるボタンであり、本実施形態の場合、例えば、右カーソルボタン38d、左カーソルボタン38cである。なお、ボタンに限らず、レバー、タッチパネルなど、遊技者が操作できるものであれば、特に限定されるものではない。
本実施形態において、「演出表示手段」とは、液晶表示装置である演出表示装置80であるが、液晶表示装置に限定されるものではない。
操作手段に対する操作の受付を制御する操作制御手段に相当する構成は、第1副制御基板200が挙げられる。また、演出表示手段を制御する表示制御手段に相当する構成は、第1副制御基板200が挙げられる他に、第2副制御基板300も含まれうる。
本実施形態において、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、および残り時短回数表示領域805が本発明の「第一の表示」に相当し、変動中楽曲変更パネル810が本発明の「第二の表示」に相当する。
「第一の表示」は、第一の図柄変動及び第一の図柄変動の次の第二の図柄変動に跨がって演出表示装置80に表示され、第一の図柄変動の停止以後であって第二の図柄変動の開始以前に表示が更新される。第一の表示の表示内容が更新されるときは、演出表示装置80に継続表示されている。
「第二の表示」は、第一の図柄変動の変動中に所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けると表示が更新される。
残り時短回数表示領域805が本発明の「大当りの非当選が判定された第一の図柄変動の変動中に第一の表示のうち少なくとも一部」に相当し、大当りの非当選が判定された第一の図柄変動の変動中に演出表示装置80に非表示となる場合があり(例えば、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、スーパーリーチ演出になると、演出表示装置80に対して非表示になり)、また、「第二の表示」に相当する変動中楽曲変更パネル810も大当りの非当選が判定された第一の図柄変動の変動中に演出表示装置80に非表示となる場合がある(例えば、ノーマルリーチはずれ変動の場合、ノーマルリーチ演出になると、演出表示装置80に対して非表示になる)。そして、非表示になった残り時短回数表示領域805は第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰し、復帰した後に表示が更新され、また、非表示になった変動中楽曲変更パネル810は第二の図柄変動の開始以後に表示から復帰する。

残り時短回数表示領域805が本発明の「大当りの当選が判定された第一の図柄変動の変動中に第一の表示のうち少なくとも一部」に相当し、大当りの当選が判定された第一の図柄変動の変動中に演出表示装置80に非表示となる場合があり(例えば、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、スーパーリーチ演出になると、演出表示装置80に対して非表示になり)、また、「第二の表示」に相当する変動中楽曲変更パネル810も大当りの当選が判定された第一の図柄変動の変動中に演出表示装置80に非表示となる場合がある(例えば、ノーマルリーチはずれ変動の場合、ノーマルリーチ演出になると、演出表示装置80に対して非表示になる)。
そして、非表示になった残り時短回数表示領域805と変動中楽曲変更パネル810が第一の図柄変動の後に実行される大当り遊技の終了後の第二の図柄変動に復帰している割合と復帰していない割合とを比べると、復帰している割合の方を高くする。
このようにすれば、第一の表示の更新タイミングと第二の表示の更新タイミングの棲み分けを図ることによって、互いの視認の容易さを向上させることができる。
以下、本実施形態に係る遊技機10について具体的に説明する。
<遊技機10の構造について>
まず、図1から図5を用いて、遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図であり、図2は、図1に示す領域IIに配設される図柄表示装置90を示す図であり、図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す鳥瞰図であり、図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図であり、図5は、遊技機10の背面図である。
なお、図1から図5に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
本実施形態の遊技機10は、いわゆるパチンコ機であり、多数の遊技釘(図示省略)が立設された遊技盤50の前面領域(以下、「遊技領域50a」と表記)に遊技球を発射し、遊技球が入賞口(例えば、大入賞口55等)に入球すると賞球が得られる遊技を行うものである。なお、以下の説明では、入賞口に遊技球が入球することを、単に「(入賞口に)入賞する」と表現する場合がある。
遊技機10は、前後に開口する矩形枠状の外枠15と、外枠15の開口前面側に遊技盤50を着脱可能に保持する中枠17と、遊技盤50の前面側を覆うよう構成された前枠20と、を備える。
中枠17は、ヒンジ機構21と同一側にあるヒンジ機構(図示省略)により左端側を中心に回動自在に支持され、外枠15の前側に開閉可能となっている。なお、中枠17は、シリンダ錠23により、施錠及び解錠(シリンダ錠23に扉キーを差し込み、扉キーを前枠の解錠方向とは逆の方向(本実施形態では、右)に回す)が可能となっている。
本実施形態では、中枠17が開放状態であるか否かを検知するための中枠開扉センサ76を備えている。なお、中枠開扉センサ76は、中枠17が開放状態である場合にはONとなり、中枠17が閉鎖状態である場合にはOFFとなる。
前枠20は、ヒンジ機構21により左端側を中心に回動自在に支持され、中枠17に対して開閉可能となっている。なお、前枠20は、シリンダ錠23により施錠及び解錠(シリンダ錠23に扉キーを差し込み、扉キーを中枠17の解錠方向とは逆の方向(本実施形態では、左)に回す)が可能となっている。
また、前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
また、前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
また、前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
図3に示すように、上球受け皿27の上面には、遊技者に操作される操作ボタン群が配置されている。この操作ボタン群には、後述する主制御基板100に電気的に接続されているメイン操作部39として、玉貸ボタン39a、及びプリペイドカードの返却操作を受け付ける返却ボタン39bが設けられ、後述する第1副制御基板200に電気的に接続されている操作部として、遊技中に発生する演出を切り替える又は遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができる演出ボタン37、及びそれぞれ上、下、左、右への操作を指示するためのカーソルボタン38(38a、38b、38c、38d)等が含まれる。なお、各操作部には、操作を検知するためのセンサが設けられており、接続対象の制御基板は、当該センサの検知状態の変化によって各操作部の操作を検知している。なお、これらの操作部は、遊技盤50の前面側に設けられている。
また、上カーソルボタン38a及び下カーソルボタン38bは、後述するスピーカ33から出力される音声の音量を調整するために、左カーソルボタン38c及び右カーソルボタン38dは、後述する図柄変動中または大当り遊技中の楽曲を遊技者が選択する際に操作される。
本実施形態の遊技機には操作手段として、遊技者が楽曲選択を行う際に用いる右カーソルボタン38dおよび左カーソルボタン38cの他に、演出ボタン37が設けられている。演出ボタン37は、図柄変動中に当該図柄変動が大当りとなるか否かを示唆する演出に用いる。
このように構成することで、大当りの当選示唆演出に用いられない右カーソルボタン38dおよび左カーソルボタン38cを大当り中の楽曲選択に用いることにより、誤操作防止を図ることができる(大当り当選前の操作を続けることによって、意図せず楽曲選択してしまうことを防止する)。
下球受け皿29の下部には、下球受け皿29に貯留された遊技球を下方へ排出する球抜き機構36が設けられている。この球抜き機構36を操作することにより、下球受け皿29の底面に形成された底面口(図示省略)が開口して、当該底面口から遊技球が自然落下して排出される。
なお、図示は省略するが、上球受け皿27には、球抜き機構36と同様に、操作することで貯留している球を下球受け皿29へ移動させる機構が設けられ、この機構と球抜き機構36の双方を操作することで、貯留している球を排出することが可能となる。
図1に示すように、前枠20の上枠部32の左側と右側にそれぞれ一対のスピーカ33(33a、33b)が配設されている。また、前枠20の上枠部32と左右側枠部34a、34bは光透過性のカバーにより形成されており、その内部にはそれぞれ演出ランプ35(35a、35b、35c)が配設されている。
スピーカ33や演出ランプ35は、遊技中に発生する演出やエラー演出等と連動して音声出力又は点灯若しくは消灯することができる。
演出表示装置80は、遊技盤50の略中央に配設された液晶表示装置であり、後述する第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92における変動表示に連動して行われる装飾図柄の変動表示を表示することができ、更に、他の各種の演出も表示することができる。
演出表示装置80に表示される装飾図柄の変動表示において、表示される装飾図柄は、3つの図柄列をなす。各図柄列の変動表示の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、又はこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで、奥行き方向とは、実際には演出表示装置80の表示画面上の平面的な変動表示であるにも関わらず、演出表示装置80の奧方から手前方向又はその逆方向に装飾図柄が変動表示しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
また、本実施形態における装飾図柄には、数字の「1」を模した「1図柄」、数字の「2」を模した「2図柄」、数字の「3」を模した「3図柄」、数字の「4」を模した「4図柄」、数字の「5」を模した「5図柄」、数字の「6」を模した「6図柄」、数字の「7」を模した「7図柄」、数字の「8」を模した「8図柄」、および数字の「9」を模した「9図柄」があり、これらの図柄は、各図柄列に設けられている。以降の説明では、「1図柄」、「3図柄」、「5図柄」、「7図柄」、および「9図柄」を総称して「奇数図柄」と称し、「2図柄」、「4図柄」、「6図柄」、「8図柄」を総称して「偶数図柄」と称する場合がある。
なお、本実施形態における演出表示装置80には、液晶表示装置が採用されているが、本発明の実施はこれに限るものではない。例えば、ドラム式やドットマトリックス式等、多様な方式の表示装置を演出表示装置80として採用することができる。
演出表示装置80の右下側には、複数の発光ダイオード(light emitting diode、以下、「LED」と略称する)が配設されており、これらのLEDによって図柄表示装置90の表示領域が構成されており、図柄表示装置90には、特別図柄及び普通図柄が表示される。
また、図柄表示装置90は、演出表示装置80よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域は、演出表示装置80の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
特別図柄は、特別電動役物(例えば、特別電動役物65)を作動させるか否かを決定する図柄変動の結果として停止表示される図柄である。本実施形態における特別図柄には、第1特別図柄表示装置91に表示される第1特別図柄と第2特別図柄表示装置92に表示される第2特別図柄とが含まれる。
なお、特別図柄は「特図」、第1特別図柄は「特図1」、第2特別図柄は「特図2」と略称される場合がある。
普通図柄は、普通電動役物(例えば、普通電動役物61)を作動させるか否かを決定する図柄変動の結果として停止表示される図柄である。本実施形態における普通図柄は、普通図柄表示装置93に表示される。
なお、普通図柄は、「普図」と略称される場合があり、普通電動役物は「電チュー」と称される場合がある。
また、図柄表示装置90には、上述の表示装置以外に、第1特別図柄保留ランプ94、第2特別図柄保留ランプ95、普通図柄保留ランプ96が設けられている。
第1特別図柄保留ランプ94は、保留されている特図1の図柄変動の数を特定可能とし、第2特別図柄保留ランプ95は、保留されている特図2の図柄変動の数を特定可能とし、普通図柄保留ランプ96は、保留されている普図の図柄変動の数を特定可能とし、いずれも、2つのLEDの点灯態様(本実施形態では、右常時点灯のみ=1、左右常時点灯=2、右側点滅+左側常時点灯=3、左右点滅=4)によって対応する図柄変動の数を特定可能とするものである。
以下の説明では、第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92で特図を変動表示させた後に特図を停止表示させる図柄変動を「特図の図柄変動」と称し、以下の説明では、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に普図を停止表示させる図柄変動を「普図の図柄変動」と称する場合がある。
また、以下の説明では、上述の演出表示装置80に表示される装飾図柄の変動表示は、「特図の図柄変動」や「普図の図柄変動」と区別して「装飾図柄の図柄変動」と称する場合がある。
なお、以下の説明では、単に「図柄変動」と称した場合には、特に断りがない限り特図の図柄変動を意味する。
遊技盤50の前面には、図4に示すように、多数の遊技釘(図示省略)や風車52、装飾部材といった障害物が配置されていることにより、打ち出された遊技球が転動するように遊技領域50aが画成されている。
また、遊技領域50aの左側及び上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51及び内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央を基準として内レール53より外側に位置している。ここで、風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
遊技機10は操作ハンドル31の回転操作量(例えば回転角度)の大小によって遊技球の打ち出しの強弱をつけることが可能になっており、より弱く打ち出された遊技球が転動する第1流路X(いわゆる左打ち)、より強く打ち出された遊技球が転動する第2流路Y(いわゆる右打ち)、のいずれか一方を遊技球が転動するように各種障害物が遊技領域50aに配置されている。
図4には、主要な入賞口として、大入賞口55、第1始動口57、第2始動口59、ゲート63、一般入賞口67を図示しているが、図示されている入賞口の数や配置は一例であり、以降で説明される役割を満たす限りにおいて、その数や配置は適宜変更しても構わない。
大入賞口55は遊技領域50aの右下部に配置されている。大入賞口55には大入賞口センサ72が付設されており、大入賞口センサ72の検知結果によって大入賞口55への入賞が判定されて、大入賞口55に対応付けられた数(15球)の賞球が付与される。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
大入賞口55の上方には特別電動役物65が配設されている。特別電動役物65は、大入賞口55への入賞が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、特別電動役物ソレノイド66により開放状態または閉鎖状態のいずれかに遷移する。
特別電動役物65は、後述する特図当否判定によって大当りが導出されたことに起因して設定される大当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って大入賞口55への入賞が許容される。このように、特別電動役物65が開放状態である場合には、大入賞口55への入賞が容易となり賞球を獲得できる機会が大幅に増大する大当り遊技は、有利な遊技状態であると言える。
更に、大当り遊技では、特別電動役物65の開放状態と閉鎖状態が交互に設定され、1回の開放状態(「ラウンド」と表記する場合があり、1回の大当りで発生するラウンドの総数を「ラウンド数」と表記する場合がある)は、予め定められた数(本実施形態では、10)の遊技球が大入賞口55に入賞したことに基づいて終了し、特別電動役物65が閉鎖状態となる。なお、1回の開放状態は、予め定められた数の遊技球が大入賞口55に入賞するのに十分な時間(本実施形態では、30s(秒))が経過したことに基づいても終了する。ここで、1回のラウンドにおいて、10球の遊技球が入賞したことに基づいて特別電動役物65が開放状態から閉鎖状態に設定される場合に、すぐに閉鎖状態となることはできない。そのため、1回のラウンドにおいて、10球を超える遊技球が大入賞口55に入賞する場合が発生し、当該入賞をオーバー入賞と称する場合がある。
また、特図当否判定によって小当りが導出されたことに起因する小当り遊技の少なくとも一部においても特別電動役物65が開放状態となる。本実施形態では、上記の大当り遊技と比較して当該開放状態となる時間は短く設定されている。このため、小当り遊技は、大当り遊技よりも不利な遊技状態と言える。
第1始動口57は、遊技領域50aの中央下部に配置されている。第1始動口57には第1始動口センサ70が付設されており、第1始動口センサ70の検知結果によって第1始動口57への入賞が判定されて、第1始動口57に対応付けられた数(本実施形態では、4)の賞球が付与される。第1始動口57への入賞が判定された場合の少なくとも一部において、特図1の図柄変動が行われることとなる。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59は、遊技領域50aの右下部に配置されている。第2始動口59には第2始動口センサ71が付設されており、第2始動口センサ71の検知結果によって第2始動口59への入賞が判定されて、第2始動口59に対応付けられた数(本実施形態では、1)の賞球が付与される。
第2始動口59への入賞が判定された場合の少なくとも一部において、特図2の図柄変動が行われることとなる。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59に繋がる流路には普通電動役物61が配設されている。普通電動役物61は、第2始動口59に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、普通電動役物ソレノイド62により開放状態又は閉鎖状態のいずれかに遷移する。
より具体的には、普通電動役物61は、普図の図柄変動で当選して行われる普図当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って第2始動口59への入賞が許容される。このように、普通電動役物61が開放状態である場合には、第2始動口59への入賞が容易となるため、賞球により遊技球の減少を抑えつつ、特図2の図柄変動が実行される機会を大幅に増大しうる。
ここで、図4に示す通り、特別電動役物65は、第2流路Yにおいて、普通電動役物61よりも下流側にある。
ゲート63は、遊技領域50aの右中央部に配置されている。ゲート63には、ゲートセンサ74が付設されており、ゲートセンサ74の検知結果によってゲート63への遊技球の通過(この場合も入賞と表記される場合がある)が判定される。ゲート63への入賞が判定された場合の少なくとも一部において、普図の図柄変動が行われることとなる。本実施形態では、ゲート63への入賞が判定されても賞球は付与されない。
また、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球がゲート63に向けて転動するように各障害物が配置されている。
一般入賞口67(67a、67b)は、遊技領域50aの左下部に配置されている。一般入賞口67には、一般入賞口センサ73が付設されており、一般入賞口センサ73の検知結果によって一般入賞口67への入賞が判定されて、一般入賞口67への入賞に対して決められた数(本実施形態では、4)の賞球が付与される。より具体的には、一般入賞口67aには一般入賞口センサ73a(図示せず)が付設されており、一般入賞口67bには一般入賞口センサ73b(図示せず)が付設されている。
また、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されているが、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されるようにしてもよい。
アウト口69は、遊技領域50aの最下部に配置されている。遊技領域50aに打ち込まれ、上述した各入賞口に入球しなかった遊技球はアウト口69に落入し、アウト球として処理される。
本実施形態では、上述した各入賞口又はアウト口69に入球した遊技球(以下、「アウト球」と表記する)を検出するためのアウト球センサ75が設けられており、アウト球センサ75の検出結果を用いて計数されたアウト球数は、ベース値を導出するために用いられ得る。ここで、ベース値とは、最も不利な状態(後述する、特図低確かつ普図低確)におけるセーフ球数(賞球数)÷アウト球数×100で導出される値である。
遊技盤の前面には、図4に示すように、複数の可動体22が設けられており、演出表示装置80に表示される演出画像やスピーカ33から出力される音声データとともに、演出に用いられる。
本実施形態では、遊技盤に設けた演出表示装置80の上方に上部可動体22aを、演出表示装置80の左右に左右可動体22bを設け、詳細は後述する特図変動パターンに基づき、所定の位置に駆動制御される。
上部可動体22aの内部には、上部可動体内ランプ24aが、左右可動体22bの内部には左右可動体内ランプ24bが設けられる。上部可動体内ランプ24aおよび左右可動体内ランプ24bは、単色LED、フルカラーLEDの何れを用いてもよいが、本実施形態では、演出効果を考慮し、フルカラーLEDを用いる。
また、遊技盤50の前面には、図4に示すように、演出表示装置80に表示される演出画像やスピーカ33から出力される音声データとともに、演出に用いられる、盤面装飾ランプ30(30a、30b)も設けられる。盤面装飾ランプ30は、単色LED、フルカラーLEDの何れを用いてもよいが、本実施形態では、演出効果を考慮し、盤面装飾ランプ30aは単色LEDを、盤面装飾ランプ30bはフルカラーLEDを用いる。
加えて、透明部材25の側部には導光板ランプ26を設け、導光板ランプ26を発光制御することにより、透明部材25全体を発光装飾する。導光板ランプ26は、単色LED、フルカラーLEDの何れを用いてもよいが、本実施形態では、演出効果を考慮し、単色LEDを用いる。
なお、ここで説明した各種LEDは、本発明の実施における発光手段に何れも該当しうる。しかしながら、本発明の実施における発光手段は、これらに限られず、例えば、第1特別図柄保留ランプ94、第2特別図柄保留ランプ95、普通図柄保留ランプ96などの主制御基板100によって制御される発光手段も含まれうる。
遊技盤50の背面には、図5に示すように、主制御基板100が格納された主制御基板ケース109、第1副制御基板200が格納された第1副制御基板ケース209、第2副制御基板300が格納された第2副制御基板ケース309、電源制御基板500が格納された電源制御基板ケース509、及び払出制御基板400が格納された払出制御基板ケース409が装着され、第1副制御基板ケース209及び第2副制御基板ケース309の背面に加え、主制御基板ケース109の背面の一部を覆う開閉カバー45が着脱自在に装着されている。
なお、各基板を覆う基板ケース及びカバーは、透明性を有する部材によって構成されており、各ケース及びカバーを通して対応する基板が視認可能となっている。
電源制御基板500には、遊技島の電源設備から供給される一次電源を遊技機10に供給するために操作される電源スイッチ40及びRAMクリアスイッチ43が設けられている。
RAMクリアスイッチ43は、後述するRAMクリア処理を指示する場合に操作されるスイッチであり、RAMクリアスイッチ回路504に電気的に接続されている。
遊技島に設置された状態では、中枠17を開放状態としなければ、遊技盤50の背面側に設けられた各操作部(電源スイッチ40、RAMクリアスイッチ43等)の操作が困難となっている。
また、遊技盤50の背面には、開閉カバー45の上部に、遊技島の球供給設備から供給される遊技球が貯留される遊技球タンク46が配置されている。遊技球タンク46は、更に、タンクレール47及び払出ユニット48を介して、上球受け皿27に繋がる払出通路49と接続されており、払出ユニット48によって払い出された球は、払出通路49を通って上球受け皿27に払い出される。
ここまで、本実施形態における遊技機10の構造について説明してきたが、これらは一具体例であって、別の構成によって本発明を実施することもできる。
<遊技機10の制御構成について>
次に、図6を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える制御構成を説明する。図6は、遊技機10が備える制御構成を示すブロック図である。なお、図6に示す制御構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図6で図示しない制御構成を備えていてもよい。
主制御基板100は、遊技に関する各種の演算処理を行うCPU101と、制御プログラムや各種抽選テーブル等のデータ等を記憶したROM102と、一時記憶領域となるワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM103と、周辺基板や各デバイスとの間の信号を入出力するI/Oポート104と、CPU101によるプログラム処理とは別系統で動作して乱数(ハード乱数)を生成する乱数回路105と、を備えており、これらが内部バスを介して相互に接続されている。
CPU101は、ROM102に格納された各種の制御プログラムを読み出して演算処理を行うことで、遊技の主制御に係る各種処理を実行する。
RAM103は、後述するバックアップ電源回路502において生成されるバックアップ電源によってバックアップがなされる。具体的には、RAM103に格納される情報のうち、電断が生じた後の復電時にそのデータを用いて電断直前の状態で遊技機10が復帰できるような各種情報がバックアップされるように構成されている。例えば、電断が生じた際に保持されていたスタックポインタや各レジスタ等のデータに加え、そのときの遊技機10の状態(遊技停止状態又は遊技可能状態)、現在の特図抽選状態、現在の普図抽選状態、大当り遊技中であるか否か、特図1及び特図2の停止図柄、図柄変動の保留情報、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数などといった遊技に係る情報がバックアップ対象とされる。
本実施形態では、少なくとも、そのような遊技に係る情報が格納される領域(RAM103の遊技に係る領域と表記される場合がある)と、RAM103の遊技に係る領域に関するチェックサムの補数及びバックアップフラグが格納される領域(RAM103の遊技に係るバックアップ情報領域と表記される場合がある)とがバックアップされる。
そして、遊技機10は、復電時に、そのバックアップされた、RAM103の遊技に係る領域とRAM103の遊技に係るバックアップ情報領域とに格納される各種情報を用いて復帰する。
本実施形態におけるバックアップの具体的手法については何ら制限されない。例えば、RAM103のうちバックアップ対象とされる領域は、電断状態においても不揮発的にデータを保持可能な構成で実現されてもよい。他の例としては、RAM103の中でも、電断状態においても不揮発的にデータを保持可能に構成される第一メモリと、遊技機10が動作時に参照される第二メモリとで異なるハードウェアが設けられていてもよく、その場合には、遊技機10は、電断時に第二メモリから第一メモリにバックアップ対象となる情報を退避し、その退避された情報を復電時に第一メモリから第二メモリへリカバリすればよい。
また、主制御基板100は、第1始動口センサ70、第2始動口センサ71、大入賞口センサ72、一般入賞口センサ73、ゲートセンサ74、アウト球センサ75、中枠開扉センサ76等と電気的に接続されており、I/Oポート104を介して、これらのセンサからの検出信号をCPU101に入力可能に構成されている。
また、主制御基板100は、第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92、普通図柄表示装置93、第1特別図柄保留ランプ94、第2特別図柄保留ランプ95、普通図柄保留ランプ96、普通電動役物ソレノイド62及び特別電動役物ソレノイド66に電気的に接続されており、I/Oポート104を介してこれらを制御可能に構成されている。
同様に、主制御基板100は、メイン操作部39に電気的に接続されており、メイン操作部39の操作を検知可能に構成されている。
主制御基板100と第1副制御基板200との間は、8本のパラレル信号線及び1本のストローブ線で接続されており、主制御基板100から第1副制御基板200へと向かう単一方向のみで通信可能に接続され、主制御基板100から第1副制御基板200へ各種の制御コマンドが送信される。
なお、第1副制御基板200から主制御基板100へデータを送信することはできず、また、第1副制御基板200は、主制御基板100に対してデータの送信を要求することはできないように構成されている。
また、本実施形態では、主制御基板100から第1副制御基板200へのデータ送信にパラレル伝送方式を採用しているが、シリアル伝送方式を採用してもよい。
第1副制御基板200は、主制御基板100からの演出制御コマンドに基づき遊技演出に関する各種の演算処理を行うCPU201、演出制御プログラムや各種抽選テーブル等のデータ等を記憶したROM202、一時記憶領域となるワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM203と、周辺基板や各デバイスとの間の信号を入出力するI/Oポート204と、を備え、これらが内部バスを介して相互に接続され、CPU201がROM202に記憶された制御プログラムに従って遊技演出に係る主要な制御を実行するように構成されている。
なお、第1副制御基板200は、演出ボタン37、カーソルボタン38、と電気的に接続されており、これらに対する操作を検知可能に構成されている。
また、第1副制御基板200は、主制御基板100からの演出制御コマンド又は復電復帰コマンドに基づく制御処理にて、第2副制御基板300へ画像や音声を指示する画像制御コマンド及び音声制御コマンド、上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30(30a、30b)、導光板ランプ26、演出ランプ35等の各種ランプの点灯を制御するためのランプ制御データ、上部可動体22a、左右可動体22b等の可動を制御するための可動制御データ等を生成する。
ここで、第1副制御基板200は、第2副制御基板300と双方向通信が可能に接続されており、各種コマンドが第1副制御基板200から第2副制御基板300へ送信される一方、その応答として、当該コマンドを正常に受信できた旨を示す応答コマンド(ACKコマンド)が第2副制御基板300から第1副制御基板200へ送信される。
また、第1副制御基板200は、上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30(30a、30b)、導光板ランプ26、演出ランプ35と電気接続されており、I/Oポート204を介して、ランプ制御データを送信する。そして、上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30(30a、30b)、導光板ランプ26、演出ランプ35は、第1副制御基板200から送信されるランプ制御データによって点灯が制御されるように構成されている。
第2副制御基板300は、第1副制御基板200からの制御コマンドに基づき画像演出及び音声演出に関する各種の演算処理を行うCPU301と、画像及び音声を制御する制御プログラムや各種データ等を記憶したROM302と、一時記憶領域となるワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM303と、周辺基板や各デバイスとの間の信号を入出力するI/Oポート304とを備えており、CPU301がROM302に記憶された制御プログラムに従って各種演出に係る主要な制御を実行するように構成されている。
その他、第2副制御基板300には、図示省略するが、CPU301から受信した制御信号に基づき後述する演出内容決定手段225によって決定された演出の内容に沿った画像データを生成するVDPと、CPU301から受信した制御信号に基づき音声データを生成する音源ICとを搭載している。VDPは、いわゆる画像プロセッサであり、CPU301からの指示に応じて画像ROMに記憶された画像データを読み込み、これを画像処理して生成した画像データを演出表示装置80へ送信する。このVDPには、画像ROMから読み出された画像データの展開・加工に使用される高速のVRAMが接続されている。音源ICは、CPU301からの指示に応じて音声ROMに記憶された音声データを読み込み、読み込んだ音声データを合成処理して生成した最終的な音声データを増幅器を介してスピーカ33に出力する。
より具体的には、第2副制御基板300は、複数の音声チャネル(例えば32個のチャネル)に対応する音声制御を実行可能である。第2副制御基板300は、第1副制御基板200から音声制御コマンドを受信すると、その音声制御コマンドに基づいて、指示された音声が指示された音量でスピーカ33から出力されるように制御する。
ここで、音声制御コマンドは、複数の音声チャネル(例えば32個の音声チャネル)の各々についての音声制御データを含む。各音声制御データは、対応する音声チャネルに関して、音声データの有無を特定するデータ、再生させる音声データを指示するデータ、音量を指示する音量指示データ等をそれぞれ含んでいる。
音声制御コマンドを受信した第2副制御基板300では、その音声制御コマンドに基づいて、指示された音声が指示された音量でスピーカ33から出力されるように制御される。音声制御コマンドで複数の音声チャネルの音声データが指定されている場合には、音声チャネルごとに、指示された音声データを、指示された音量にしたがって合成され得る。
本実施形態は、音声と音声チャネルとの対応関係を何ら限定するものではないため、以降の説明では、音声チャネルに関する記載を割愛する場合がある。
払出制御基板400は、CPU401、ROM402及びRAM403(いずれも図示省略)を主体として構成されている。
また、払出制御基板400は、主制御基板100と双方向通信可能に接続されており、主制御基板100からの払出制御コマンドに基づいて払出ユニット48を駆動させて遊技球を払い出すための制御を実行するとともに、操作ハンドル31の操作量に基づき球送り機構と発射機構とを同期的に駆動させて遊技球の発射を制御する。
電源制御基板500は、遊技島の電源設備から供給される一次電源を基に、上述の制御基板等の電子部品や電気部品に供給する通常電源を生成する通常電源回路501、バックアップ電源を生成するバックアップ電源回路502、電断(通常電源による供給電圧が所定の電圧低下となること)を検出する電断検出回路503、及びRAMクリアスイッチ回路504等で構成されている。
電源制御基板500には、電源スイッチ40が接続されており、遊技島の電源設備から1次電源が供給されていることを前提として、電源スイッチ40がONになると、電源制御基板500の通常電源回路501で通常電源が生成され、上述の制御基板(主制御基板100、第1副制御基板200、第2副制御基板300、及び払出制御基板400)を含む電子部品や電気部品に電源が供給される。
また、電源制御基板500には、RAMクリアスイッチ43が接続されており、本実施形態では、RAMクリアスイッチ43がONにされた状態で電源スイッチ40がONにされた場合に、RAMクリアスイッチ回路504が初期化信号を主制御基板100及び払出制御基板400へそれぞれ送信する。この初期化信号の受信により、主制御基板100では後述するRAMクリア処理が実行される。なお、RAMクリアスイッチ回路504が初期化信号を送信する契機は、本実施形態のような例のみに制限されない。
以降、RAMクリアスイッチ43がONにされた状態で電源スイッチ40がONにされることを「RAMクリア電源投入」と表記する場合がある。
また、電源制御基板500は、電断検出回路503によって電断が検出された場合には、電断信号(NMI信号)を主制御基板100、第1副制御基板200、払出制御基板400のそれぞれに送信する。
バックアップ電源回路502は、遊技島の電源設備から遊技機10に電源が供給されているときに充電される仕組みとなっている。
なお、バックアップ電源回路502を払出制御基板400上に設けるようにしてもよく、電断検出回路503を電源制御基板500に設けず、主制御基板100、第1副制御基板200、及び払出制御基板400のそれぞれに設けるようにしてもよい。また、RAMクリアスイッチ回路504は主制御基板100に設けるようにし、RAMクリアスイッチ43も主制御基板100に接続されていてもよい。
<遊技機10の機能構成について>
次に、図7を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える機能構成を説明する。図7は、遊技機10が備える機能構成を示すブロック図である。なお、図7に示す機能構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図7で図示しない機能構成を備えていてもよい。また、機能構成を説明する際に、図8も参照する場合がある。
主制御基板100は、図7に示すように、入球判定手段110、メイン乱数発生手段115、メイン保留制御手段120、事前判定手段125、特図抽選手段130、普図抽選手段135、大当り遊技制御手段140、図柄表示制御手段145、電動役物制御手段150、遊技状態制御手段155、メイン情報記憶手段160、メインエラー制御手段165、メインコマンド管理手段170、電断処理実行手段175、及び復電処理実行手段180を備えており、これらの手段は、図6を用いて説明した主制御基板100上の各制御構成によって実現されるものを機能的に表したものである。
なお、メイン情報記憶手段160は、主制御基板100が備える手段によって読み出されたデータや、当該手段における演算によって導出されたデータ等を各々に対応する格納領域に一時的に記憶する手段である。特に、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶されたデータ(演出制御コマンド等)は、記憶された後にコマンド送信手段によって後述する第1副制御基板200のサブコマンド管理手段275に向けて送信される。
入球判定手段110は、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に基づいて各入賞口への入賞を判定する。
メイン乱数発生手段115は、乱数回路105によって更新範囲が異なる複数種類の乱数を生成可能であり、入賞口への入賞が判定されたタイミングで乱数回路105から当該入賞口に対応する一又は複数の乱数を取得(ラッチ)する。
より具体的には、メイン乱数発生手段115は、第1始動口57又は第2始動口59への入賞が判定された場合には、後述する、特図当否判定用の乱数、特図停止図柄抽選用の乱数、及び特図変動パターン抽選用の乱数を取得する。ゲート63への入賞が判定された場合には、後述する普図当否判定用の乱数、普図図柄抽選用の乱数、及び普図変動パターン抽選用の乱数をメイン情報記憶手段160の対応する格納領域に格納する。
メイン保留制御手段120は、特図の図柄変動の保留、及び普図の図柄変動の保留に関する制御を行う。特図1に関しては、第1始動口57への入賞を契機として取得された、特図当否判定用の乱数、特図停止図柄抽選用の乱数、及び特図変動パターン抽選用の乱数を、特図1の作動保留情報として保留する(記憶させる)。
より具体的には、メイン保留制御手段120は、特図1の作動保留情報が保留されるごとに1加算され、特図1の作動保留情報が使用される(特図抽選手段130の抽選で用いられる)ごとに1減算される保留カウンタ(以下、「特図1保留カウンタ」と称する)を備え、特図1保留カウンタの値が上限値(本実施形態では、4)となるまで、当該作動保留情報をメイン情報記憶手段160の現在の特図1保留カウンタに対応する格納領域に記憶させ、作動保留情報が使用されるごとに、使用された作動保留情報をクリアし、残りの作動保留情報を、特図1保留カウンタの小さいものから順に、現在の格納領域から現在の特図1保留カウンタよりも1少ない特図1保留カウンタに対応する格納領域に移動(シフト)させる制御を行う。
また、メイン保留制御手段120は、特図2及び普図に関しても、特図1とは別に上述の制御と同様の制御を行い、特図2の保留カウンタを特図2保留カウンタと称する。
以降の説明では、「特図1の作動保留情報の保留」及び「特図2の作動保留情報の保留」の双方を「図柄変動の保留」と表記する場合がある。
また、メイン保留制御手段120は、特図1又は特図2の作動保留情報(保留カウンタ)を更新(加算又は減算)した際に、特図1保留カウンタ及び特図2保留カウンタを含む演出制御コマンド(保留コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、本実施形態では、特図1に対応する作動保留情報及び特図2に対応する作動保留情報の双方が保留されている場合には、特図2に対応する作動保留情報が優先的に使用される優先変動が行われる。
また、大当り遊技中に保留されている特図の作動保留情報であって、当該大当り遊技の終了後に使用される特図の作動保留情報(本実施形態のように優先変動を採用している場合には、特図2の保留に限る)を使用した場合の特図当否判定の結果が大当り(後述する確変大当りであることが好ましい)となることを、「保留連」と称する場合がある。
事前判定手段125は、所定の事前判定のタイミングにおいて特図の作動保留情報が保留された場合の少なくとも一部で、当該作動保留情報を対象とした先読み演出のための事前判定を実行する。
より具体的には、事前判定手段125は、今回保留した作動保留情報の各乱数を読み出し、後述する、特図当否判定、特図停止図柄抽選、及び特図変動パターン抽選のそれぞれに対する事前判定を実行する。各事前判定では、各事前判定に対応する抽選に用いられる抽選テーブルと同一又は同等の抽選テーブル(図示省略)が用いられる。そのため、これらの事前判定の結果は、後に実行される抽選の結果と同一の結果となる。
また、事前判定手段125は、導出された事前判定の結果を含む演出制御コマンド(事前判定コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、上述の通り、事前判定コマンドは、所定の事前判定のタイミングにおいて特図の作動保留情報が保留された場合の少なくとも一部で送信される(生成され、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶される)ものであるため、上述の保留コマンドに続いて送信されることとなる。ここで、所定の事前判定のタイミングとは、大当り遊技中ではないことを指し、更に、本実施形態では、普図高確中の特図1の作動保留情報が保留された場合には、事前判定コマンドの送信を規制している。
特図抽選手段130は、特図当否判定手段131、特図停止図柄抽選手段132、及び特図変動パターン導出手段133を備え、特図当否判定手段131、特図停止図柄抽選手段132、特図変動パターン導出手段133の順に各手段による処理を実行する。特図抽選手段130は、特図の変動開始条件が充足された際に、メイン情報記憶手段160に保留されている作動保留情報のうちの最先の作動保留情報を読み出す。
なお、「特図の変動開始条件が充足される」とは、その一例として、大当り中ではないこと、特図1及び特図2のいずれも図柄変動中でないこと、特図1及び特図2のうちの少なくともいずれか一方に作動保留情報が存在することのすべての条件が充足されたことである。
ここで、図8は、主制御基板100における抽選で用いられる抽選テーブルを模式的に示す図である。
図8で示す抽選テーブル以外の抽選テーブルを含め、抽選テーブルを用いた抽選では、読み出した乱数に対して抽選テーブルに記憶された抽選値をあらかじめ定められた順序に従って順次加算(対象となる抽選値が一つである場合には、一回加算)され、キャリー(桁あふれ)が発生した抽選値に対応する結果が当該抽選の結果として導出される。同様に、抽選テーブルに関する説明では、説明の便宜上、抽選テーブルに名前を付しているが、名前に対応する抽選テーブルに含まれる抽選値等のデータが各ROMに識別可能に記憶されていればよく、これらの名前は、当該データが記憶される領域を特定するものではない。同様に、以降で図示される抽選テーブルには、説明の便宜上記載された項目や、抽選値として「-」や「0」が記載されている場合があるが、これらは必ずしも各ROMに記憶されたデータを示すものではない。抽選に使用される乱数範囲(当該範囲で取得され得る乱数の数)と同一の抽選値が抽選テーブルに記載されている場合には、当該結果が100%導出されるため、必ずしも抽選を行う必要はない。また、一回の抽選に用いられる抽選値の合計値が、抽選に使用される乱数範囲と一致した場合には、最後の抽選値の加算で必ずキャリーが発生するため、当該加算を行わなくてよく、その場合には、当該加算に用いられる抽選値自体も不要となる。
特図当否判定手段131は、特図当否判定用の乱数を読み出し、読み出した乱数と現在の設定値に対応する特図当否判定用の抽選テーブルを用いて大当り、小当り、はずれのいずれに該当するかを抽選によって決定する。
図8(a)は、特図1当否判定用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0~65535である。そのため、特図1において特図抽選状態が低確率の場合(以下、「特図低確」と略称する場合がある)には、200/65536の確率で大当り、300/65536の確率で小当り、残りの65036/65536の確率ではずれとなり、特図1において特図抽選状態が高確率の場合(以下、「特図高確」と略称する場合がある)には、500/65536の確率で大当り、300/65536の確率で小当り、残りの64736/65536の確率ではずれとなる。
図8(b)は、特図2当否判定用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、特図1当否判定の場合と同様に、0~65535である。そのため、特図2の特図低確では、200/65536の確率で大当り、残りの65336/65536の確率ではずれとなり、特図2の特図高確では、500/65536の確率で大当り、残りの65036/65536の確率ではずれとなる。特図2の当否判定では、特図1の当否判定とは異なり、小当りは導出されない。
このように、特図高確は、特図低確よりも大当りが導出される確率が高く、特図低確よりも有利度が高い状態であると言える。また、本実施形態における特図2当否判定では、小当りが導出されないようになっている。
特図停止図柄抽選手段132は、特図当否判定手段131によって大当りが導出された場合に、特図停止図柄抽選用の乱数を読み出し、読み出した乱数と特図停止図柄抽選用の抽選テーブルを用いて特図の停止図柄を抽選によって決定する。
図8(c)は、特図1停止図柄抽選用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0~99である。そのため、特図1では、大当りが導出された際に、21/100の確率で特別図柄A、1/100の確率で特別図柄B、30/100の確率で特別図柄C、8/100の確率で特別図柄D、40/100の確率で特別図柄Eが停止図柄として決定される。
そして、大当りとなる停止図柄には、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄(以下、「確変図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「確変大当り」と称する場合がある)と大当り遊技終了後に特図低確且つ普図高確となる図柄(以下、「通常図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「通常大当り」と称する場合がある)がある。
ここで、特別図柄Aは、ラウンド数(R数)が10であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
また、特別図柄Bは、ラウンド数(R数)が10であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
さらに、特別図柄Cは、ラウンド数(R数)が2であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
加えて、特別図柄Dは、ラウンド数(R数)が5であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
一方、特別図柄Eは、ラウンド数(R数)が5であり、大当り遊技終了後に特図低確且つ普図高確となり得る図柄である。
図8(d)は、特図2停止図柄抽選用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0~99である。そのため、特図2では、大当りが導出された際に、33/100の確率で特別図柄a、1/100の確率で特別図柄b、4/100の確率で特別図柄c、22/100の確率で特別図柄d、40/100の確率で特別図柄eが停止図柄として決定される。
ここで、特別図柄aは、ラウンド数(R数)が10であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
また、特別図柄bは、ラウンド数(R数)が10であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
さらに、特別図柄cは、ラウンド数(R数)が2であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
加えて、特別図柄dは、ラウンド数(R数)が5であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄である。
一方、図柄eは、ラウンド数(R数)が5であり、大当り遊技終了後に特図低確且つ普図高確となり得る図柄である。
また、特図停止図柄抽選手段132は、特図当否判定手段によって大当りが導出されなかった場合には、特図1の小当り時は図柄F、特図1のはずれ時は図柄G、特図2のはずれ時は図柄fを停止図柄として一律に決定する。
特図変動パターン導出手段133は、特図変動パターン(変動時間)を決定する際に参照する特図変動パターン抽選テーブルを複数種類備え、現在の特図変動パターン導出状態(詳細は後述)と今回の特図当否判定手段131の抽選結果とに基づいて、今回の特図変動パターンを決定するための一つの特図変動パターン抽選テーブルを選択し、選択した特図変動パターン抽選テーブルと特図変動パターン抽選用の乱数とを用いて一つの特図変動パターンを決定する。
特図変動パターン導出手段133は、決定された特図変動パターンを含む演出制御コマンド(変動開始コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
普図抽選手段135は、特図抽選手段130と同様に、普図の図柄変動中でない場合に、メイン情報記憶手段160に保留されている作動保留情報のうちの最先の作動保留情報を読み出し、読み出した乱数を用いて、普図の当否を判定する普図当否判定を実行し、普図当否判定の結果及び現在の普図抽選状態に基づいて普図の停止図柄を決定し、かつ現在の普図抽選状態に基づいて普図の変動パターン(変動時間)を決定する。
より具体的には、普図当否判定では、普図抽選状態が高確率の状態(「普図高確」と略称する場合がある)と、普図抽選状態が低確率の状態(「普図低確」と略称する場合がある)とがある。抽選テーブルの図示は省略するが、本実施形態では、普図高確では、65535/65536の確率で普図当りとなり、残りの1/65536の確率ではずれとなる一方、普図低確では、1/65536の確率で普図当りとなり、残りの65535/65536の確率ではずれとなる。なお、普図低確では、普図当りとならない(65536/65536ではずれとなる)ようにしてもよい。
普図停止図柄抽選では、特図停止図柄抽選と同様に、普通電動役物61の開放状態となるパターンが異なる複数種類の停止図柄から、普図停止図柄抽選用の抽選テーブル(図示省略)を用いた抽選によって一つの停止図柄が決定される。なお、普図当否判定ではずれとなった場合には、特図1及び2と同様に、停止図柄が一律に決定される。
また、普図変動パターン抽選では、特図変動パターン抽選と同様に、複数種類の普図変動パターンから、普図変動パターン抽選用の抽選テーブル(図示省略)を用いた抽選によって一つの普図変動パターンが決定される。
このように、普図高確は、普図低確よりも普図当りが導出される確率が高く、普図低確よりも有利度が高い状態であると言える。
大当り遊技制御手段140は、大当りに当選した図柄変動の終了後に大当り遊技を開始させると共に、当該大当りに係る特図の停止図柄に応じて、大当り開始デモに係るデモ時間、及び大当り終了デモに係るデモ時間を決定する。なお、以下の説明において、大当り開始デモを、大当り遊技のオープニング演出と称する場合がある。
また、大当り遊技制御手段140は、大当り遊技開始時には、大当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させ、大当り終了時には、大当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。なお、以下の説明において、大当り終了デモを、大当り遊技のエンディング演出と称する場合がある。
また、大当り遊技制御手段140は、特図当否抽選の結果が小当りの場合も同様に、小当り開始デモに係る時間、及び小当り終了デモに係るデモ時間を決定し、小当り開始時には、小当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(小当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させ、小当り終了時には、小当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(小当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
図柄表示制御手段145は、特図1の特図変動パターンに基づく変動時間に従って、特図1を第1特別図柄表示装置91に変動表示させるとともに、変動時間の経過後に特図停止図柄抽選によって決定された停止図柄で特図1を停止表示させる。同様に、第2特別図柄の特図変動パターンに基づく変動時間に従って、特図2を第2特別図柄表示装置92に変動表示させるとともに、変動時間の経過後に特図停止図柄抽選によって決定された停止図柄で特図2を停止表示させる。
なお、図柄表示制御手段145は、特図1及び特図2の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための特図遊技タイマを有し、特図を停止表示させる際に(特図遊技タイマの値が「0」となるタイミングで)、装飾図柄の確定停止(確定表示)を要求するための演出制御コマンド(変動停止コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納する。
また、図柄表示制御手段145は、普図の普図変動パターンに基づく変動時間に従って、普図を普通図柄表示装置93に変動表示させるとともに、変動時間の経過後に普図の停止図柄で普図を停止表示させる。
なお、図柄表示制御手段145は、普図の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための普図遊技タイマを有する。
電動役物制御手段150は、大当り遊技が開始された後に、特別電動役物ソレノイド66に制御信号を出力し、特別電動役物65を特図の停止図柄に対応する開放パターンに従って開放させる。大当り遊技は、特別電動役物65の1回の開閉動作を1回のラウンド遊技とし、当該ラウンド遊技を規定ラウンド数(本例では、10R、5R、2R)だけ連続して実行する遊技状態である。
電動役物制御手段150は、小当り遊技が開始された後に、特別電動役物ソレノイド66に制御信号を出力し、特別電動役物65を短期間(0.05秒)だけ開放させる。
更に、電動役物制御手段150は、普図当否抽選において普図当りに当選した場合の普図当り遊技において、普通電動役物ソレノイド62に制御信号を出力して、普通電動役物61を停止された普図の停止図柄に対応する開放パターンに従って開放させる。
遊技状態制御手段155は、特図抽選状態を制御する。具体的には、遊技状態制御手段155は、上述の通り、大当り遊技の開始時に、大当り図柄に応じて、大当り遊技の終了時に規定回数(本実施形態では100回)の図柄変動が行われるまで特図高確とし、その規定回数の図柄変動(本実施形態では100回目の図柄変動)の終了時に特図低確とする。
但し、特図高確から特図低確に遷移する条件は、本実施形態のような図柄変動の回数に制限されることはなく、転落当否抽選の結果など他の条件とされてもよい。
また、確変大当りに係る大当り遊技終了時に特図高確とする条件は、特図の停止図柄の種別に制限されることはなく、大当り遊技中に遊技球がV入賞領域を通過したこと(V入賞)が検知センサにより検知された場合に、その大当り遊技終了後に特図高確とされてもよい。
加えて、遊技状態制御手段155は、普図抽選状態を制御する。具体的には、遊技状態制御手段155は、大当り遊技の開始時に大当り図柄に応じて、大当り遊技の終了時に規定回数(本実施形態では100回)の図柄変動が行われるまで普図高確とし、その規定回数の図柄変動(本実施形態では100回目の図柄変動)の終了時に普図低確とし、確変大当りに係る大当り遊技の終了時に規定回数(本実施形態では100回)の図柄変動が行われるまで普図高確とし、その規定回数の図柄変動(本実施形態では100回目の図柄変動)の終了時に普図低確とする。
ここで、本実施形態では、上述したとおり、第2流路Yから遊技球が転動した場合に、第2始動口59及び大入賞口55に入賞し易いため、普図高確の状態及び大当り遊技中では、左打ちよりも右打ちのほうが有利な操作といえる。
以降、左打ちよりも右打ちのほうが有利な当該所定の状態を右打ち推奨状態と表記する。なお、右打ち推奨状態は、大当り遊技中及び普図高確状態に限定されず、普図低確状態で小当りによる特別電動役物の開放時における大入賞口への入賞により出球が増えるいわゆる小当りラッシュ状態等、他の状態を含んでもよい。
更に、遊技状態制御手段155は、上述の特図変動パターン導出状態を制御する。具体的には、特図変動パターン導出状態を大別すると、特図低確且つ普図低確に対応する特図変動パターン導出状態A、特図低確且つ普図高確に対応する特図変動パターン導出状態B、及び特図高確且つ普図高確に対応する特図変動パターン導出状態Cがあり、大当り遊技中を除いて特図抽選状態及び普図抽選状態に応じた特図変動パターン導出状態が設定される。
従って、普図高確の状態である特図変動パターン導出状態B及び特図変動パターン導出状態Cは、左打ちよりも右打ちのほうが有利な遊技状態であるといえる。
また、遊技状態制御手段155は、特図抽選状態、普図抽選状態、及び特図変動パターン導出状態の更新が発生した場合に、更新後の各状態を含む演出制御コマンド(遊技状態指定コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
メイン情報記憶手段160は、上述の通り、各手段によって読み出されたデータや、各手段による演算等によって導出されたデータ等を各々に対応する格納領域に一時的に記憶する手段である。
メインエラー制御手段165は、I/Oポート104の入力情報を監視し、遊技機10がエラー状態であるか否かを判定する。エラー状態であると判定された場合には、当該エラー情報を含む演出制御コマンド(エラーコマンド)をメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納する。
本実施形態において、メインエラー制御手段165によって判定されるエラー状態には、例えば、磁気検知センサ(図示せず)による磁気検知に基づく磁気エラー、電波検知センサ(図示せず)による電波検知に基づく電波エラー、ゲートセンサ74による遊技球の検知に基づく右打ちエラー、満タン検知センサ(図示せず)による遊技球の検知に基づく満タンエラーなどがある。
例えば、磁気エラーは、磁気検知センサによる磁気検知が500ms連続で発生した場合に発生するエラー状態であり、電波エラーは、電波検知センサによる電波検知回数(直前の電源投入からの累計回数)が計5回発生した場合に発生するエラー状態である。右打ちエラーは、特図低確且つ普図低確の状態でゲートセンサ74が遊技球を所定回数(例えば3回)検知した場合(当該検知回数は、最後の検知から1000ms経過でリセットされる)に発生するエラー状態であり、満タンエラーは、満タン検知センサによって遊技球が検知されている場合に発生するエラー状態である。
メインエラー制御手段165は、判定されるエラー状態のうち、磁気エラーや電波エラー等のような重要度が高いエラー状態が発生した場合には、セキュリティ信号をONにする処理に加え、払出制御基板400に遊技球の発射を規制させる等、エラーコマンド(演出制御コマンド)をメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納する以外の処理も実行可能である。
ここで、セキュリティ信号とは、遊技機10外の機器(データ表示機やホールコンピュータ)に向けて遊技機10に設けられた外部端子盤(図示省略)から出力される信号の一種である。
一方、メインエラー制御手段165は、判定されるエラー状態のうち、右打ちエラーや満タンエラー等のような相対的に重要度が低いエラー状態が発生した場合には、遊技球の発射を規制せず、遊技の進行が可能な状態を維持することが可能である。
詳細は後述するが、エラーコマンドを受信した第1副制御基板200又は第2副制御基板300では、エラー状態の発生を報知するエラー報知演出が実行される。
メインエラー制御手段165によって判定されるエラー状態は、上述の例に限定されず、中枠17が開放状態となったこと(中枠開扉センサ76がON)や前枠20が開放状態となったことで発生するいわゆる扉開放エラーや、大当り遊技中の大入賞口55が閉鎖状態となってから所定の時間が経過した以降に大入賞口センサ72によって遊技球が検知された場合に発生する異常入賞エラー等、他のエラー状態も判定可能である。
メインコマンド管理手段170は、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に演出制御コマンド又は復電復帰コマンドが記憶されている場合に、当該演出制御コマンド又は復電復帰コマンドを第1副制御基板200に向けて送信する。
なお、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納される、演出制御コマンド、復電復帰コマンド等の各制御コマンドは、原則として、その送信コマンド格納領域に記憶された順番に従って送信される。
本明細書では、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域にコマンドを格納させることを含めて、当該コマンドを第1副制御基板200へ送信すると表記する場合がある。
電断処理実行手段175は、電源制御基板500からの電断信号を受信したことに基づいて電断処理を実行する。
具体的には、RAM103のうちの遊技に係る領域に対しては、当該領域のチェックサムを導出し、当該チェックサムの補数をRAM103の遊技に係るバックアップ情報領域に記憶させる処理、及び当該領域に対する電断処理が実行されたことを示すバックアップフラグをONにする(RAM103の遊技に係るバックアップ情報領域にバックアップフラグを記憶させる)処理を実行する。
復電処理実行手段180は、電源投入(復電)に伴って、復電復帰処理を実行する。復電復帰処理には、RAMクリア電源投入時に実行される処理(以降、RAMクリア時復電復帰処理と表記する)と、それ以外の時に実行される処理(以降、通常復電復帰処理と表記する)とが含まれる。このため、復電処理実行手段180は、電源が投入されると、まず、電源制御基板500からの初期化信号が入力されているか否かを判定し、初期化信号が入力されている場合には、RAMクリア時復電復帰処理を実行し、初期化信号が入力されていない場合には、通常復電復帰処理を実行する。
通常復電復帰処理では、復電処理実行手段180は、まず、RAM103の遊技に係る領域に対してRAM異常チェックを実行する。RAM異常チェックでは、RAM103の遊技に係るバックアップ情報領域にバックアップフラグが記憶されているか否か(バックアップフラグがONであるか否か)が判定され、当該バックアップフラグが記憶されている場合(当該バックアップフラグがONである場合)には、当該遊技に係る領域のチェックサムが導出され、そのチェックサムの補数とその領域に係るバックアップ情報領域に記憶されているチェックサムの補数とが一致しているか否かが判定され、一致していれば、当該チェック結果が正常とされ、一致しない場合には異常とされる。
RAM異常チェックで正常と判断されると、復電処理実行手段180は、バックアップされていたRAM103の遊技に係る領域の各種情報を用いて主制御基板100を遊技可能状態へ移行させる。このとき、復電処理実行手段180は、復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。この復電復帰コマンドには、RAM103の遊技に係る領域に格納される情報(電断時における、特図抽選状態、普図抽選状態、大当り遊技中であるか否か、特図1及び特図2の停止図柄、図柄変動の保留情報、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数等)が含まれる。
ここで、遊技可能状態とは、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に応じた処理を実行することで、遊技の進行が可能となる状態であり、通常遊技状態と呼ぶこともできる。
RAM異常チェックで異常と判断された場合、復電処理実行手段180は、RAMクリア処理を実行する。
RAMクリア処理では、復電処理実行手段180は、RAM103の遊技に係る領域及びバックアップ情報領域の情報を初期化する。この初期化により、電断時にバックアップされていたRAM103の遊技に係る領域及びバックアップ情報領域の情報がクリアされ、初期値が設定されることになる。これにより、電断直前における遊技機10の状態(遊技停止状態又は遊技可能状態)、特図抽選状態、普図抽選状態、大当り遊技中であるか否か、特図1及び特図2の停止図柄、図柄変動の保留情報、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数などが初期化される。例えば、特図抽選状態が特図低確とされ、普図抽選状態が普図低確とされ、特図変動パターン導出状態が特図低確且つ普図低確に対応する特図変動パターン導出状態Aとされる。
RAMクリア処理が終了すると、復電処理実行手段180は、初期化された当該遊技に係る領域の各種情報を用いて遊技機10を遊技可能状態へ移行させる。このとき、復電処理実行手段180は、初期化された当該遊技に係る領域の各種情報を含む復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
RAMクリア時復電復帰処理では、復電処理実行手段180は、まず、上述のRAMクリア処理を実行する。RAMクリア処理が終了すると、復電処理実行手段180は、遊技可能状態へ移行させる前に、所定の期間、動作確認状態を設定すると共に、RAMクリアフラグが設定された復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。これにより、RAMクリアフラグが設定された復電復帰コマンドを受信した第1副制御基板200においても、遊技可能状態へ移行する前に、上部可動体22a、及び、左右可動体22bの初期動作処理(イニシャル処理)を行う期間が設定されることになる。なお、復電復帰コマンドへのRAMクリアフラグの設定とは、復電復帰コマンドに含まれるRAMクリアフラグをON状態とする(ビットを立てる等)ことを意味し、そのRAMクリアフラグをOFF状態とすることは、RAMクリアフラグが設定されていない等と表記される。
RAMクリア時復電復帰処理では、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に応じて遊技の進行を実現する各種処理(遊技制御処理)が実行されず、遊技機10が備える上部可動体22a、及び、左右可動体22bの原位置チェックおよび所定の位置に駆動させることによる初期動作処理など、RAMクリア時復電復帰処理に伴う動作確認処理が行われる。
上部可動体22a、及び、左右可動体22bの初期動作処理は、予め定められた期間設定される。本実施形態では、上部可動体22a、及び、左右可動体22bの初期動作処理の期間は、20秒とされる。但し、当該期間の長さはこのような例に限定されない。また、本実施形態では、RAMクリア処理が終了した直後に上部可動体22a、及び、左右可動体22bの初期動作処理が設定されるが、RAMクリア処理の実行期間と少なくとも一部が重複するように設定されてもよい。
復電処理実行手段180は、所定の期間が終了すると初期化された当該遊技に係る各種情報を用いて主制御基板100を遊技可能状態へ移行させる。このとき、復電処理実行手段180は、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグが設定されており、且つ初期化された当該遊技に係る各種情報を含む復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。これにより、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグが設定された復電復帰コマンドを受信した第1副制御基板200においても、RAMクリア処理に伴う動作確認処理期間を解除して、その復電復帰コマンドに含まれる初期化された当該遊技に係る各種情報を用いて遊技可能状態へ移行することになる。
なお、復電復帰コマンドへのRAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグの設定とは、復電復帰コマンドに含まれるRAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグをON状態とする(ビットを立てる等)ことを意味し、そのRAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグをOFF状態とすることは、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を終えたことを示すフラグが設定されていない等と表記される。
第1副制御基板200は、図7に示すように、サブ乱数発生手段210、通常演出制御手段220、サブエラー制御手段230、音声制御手段235、ランプ制御手段240、可動役物制御手段245、復電処理実行手段260、サブ情報記憶手段270、及びサブコマンド管理手段275を備えており、これらの手段は、図5を用いて説明した第1副制御基板200上の各制御構成によって実現されるものを機能的に表したものである。
サブ情報記憶手段270は、第1副制御基板200が備える手段によって読み出されたデータや、当該手段における演算によって導出されたデータ等を各々に対応する格納領域に一時的に記憶する手段である。
サブコマンド管理手段275は、主制御基板100から送信された各種コマンド(演出制御コマンドや復電復帰コマンド等)を受信し、受信したコマンドをサブ情報記憶手段270の受信コマンド格納領域に記憶させ、サブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に各種コマンド(画像制御コマンドや音声制御コマンド等)が記憶されている場合には、それらコマンドを第2副制御基板300に向けて送信する。なお、各コマンドは、原則として、サブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に記憶された順番に従って送信される。
本明細書において、主制御基板100から送信された各種コマンドが、サブコマンド管理手段275によって受信され、サブ情報記憶手段270の受信コマンド格納領域に記憶されることまで含めて、コマンドの受信と表記する場合がある。また、第1副制御基板200の各種手段がサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に各種コマンドを格納させて、サブコマンド管理手段275によってそれらコマンドが第2副制御基板300に向けて送信されることまで含めて、コマンドを第2副制御基板300へ送信すると表記する場合がある。
サブ乱数発生手段210は、CPU201によってプログラム処理で更新される乱数(ソフトウェア乱数)を生成可能であり、通常演出制御手段220による各抽選(詳細は後述)が実行されるタイミングで乱数を取得する。
通常演出制御手段220は、演出モード制御手段221、演出ルート決定手段222、サブ保留制御手段223、先読み演出制御手段224、演出内容決定手段225、装飾図柄制御手段226、及び大当り演出制御手段227を備える。
演出モード制御手段221は、遊技状態指定コマンド(演出制御コマンド)が送信された場合に、主制御基板100側で管理された特図変動パターン導出状態との整合性をとるかたちで、演出モードの遷移を制御する。
本実施形態における演出モードには、通常モード、低確時短モード及び確変モードが含まれ、特図変動パターン導出状態Aには通常モード、特図変動パターン導出状態Bには低確時短モード、特図変動パターン導出状態Cには確変モードが対応付けられる。
演出ルート決定手段222は、事前判定コマンド(演出制御コマンド)が送信された場合に、当該コマンドに含まれる事前判定の結果(例えば特図変動パターン)や上述の演出モード等に基づいて、今回保留された図柄変動に対応する演出ルートを決定(設定)する。なお、演出ルート決定手段222は、事前判定コマンドが送信された場合であっても、その事前判定コマンドに含まれる特図変動パターン等によっては演出ルートを決定しない場合があってもよい。この場合には、図柄変動の開始時に、変動開始コマンドに含まれる特図変動パターンに基づいて演出ルートが決定されればよい。
ここで、演出ルートとは、図柄変動の開始から終了までの演出であって、当該図柄変動における特図当否判定の結果を報知する演出の過程を規定するものであり、当該図柄変動で実行される演出の内容は、後述する演出内容決定手段225によって当該図柄変動に対応する演出ルートに従って決定されることとなる。
サブ保留制御手段223は、保留コマンド(演出制御コマンド)の受信があった場合に、当該コマンドに含まれる特図1保留カウンタと特図2保留カウンタの情報に基づいて、演出表示装置80の保留表示領域(図示省略)に、特図1保留カウンタに対応する数の保留画像と、特図2保留カウンタに対応する数の保留画像とを表示させるための演出データを設定する。
なお、保留画像とは、大当り当選の期待度等の有利度を示唆する種々の態様に変化する保留先読み演出の対象となる画像である。
先読み演出制御手段224は、事前判定コマンドが送信された場合に、当該コマンドに含まれる事前判定の結果に基づいて先読み演出の内容を決定する。
先読み演出とは、先読み対象の図柄変動が開始される前の一又は複数回の図柄変動に亘って、先読み対象の図柄変動における特図当否判定の結果に対する期待度や、先読み対象の図柄変動において実行される演出の内容を示唆する演出である。
演出内容決定手段225は、変動開始コマンド(演出制御コマンド)が送信された場合に、演出ルート決定手段222によって既に決定された演出ルートに従って今回の図柄変動において実行する演出の内容を決定する。
より具体的には、演出内容決定手段225は、図柄変動における演出タイミングごとの演出の内容(演出パターン)を演出ルート決定手段222によって決定された演出ルートに対応する演出パターン抽選テーブルを用いた抽選等によって決定する。このようにすることで、決定された演出ルートに係る(に従って実行される)演出の内容を変えることができるとともに、一つの図柄変動における演出に繋がりを持たせることができる。また、同一の演出ルートが決定された場合であっても、実行される演出を多彩にすることもできる。
装飾図柄制御手段226は、変動開始コマンド(演出制御コマンド)が送信された場合に、決定された特図の停止図柄に基づいて、装飾図柄の最終的な停止図柄の組合せを決定する。具体的には、図柄Aと図柄a、図柄Bと図柄b、図柄Cと図柄c、図柄Dと図柄dには、奇数図柄揃い(例えば、「1図柄」-「1図柄」-「1図柄」)を対応させ、図柄Eと図柄eには、偶数図柄揃い(例えば、「2図柄」-「2図柄」-「2図柄」)を対応させ、図柄Fと図柄Gと図柄fにはバラケ目(いずれの図柄揃いもない図柄の組合せ)を対応させている。
なお、本実施形態における装飾図柄については上述したとおりである。また、停止させる装飾図柄の組合せを特図の停止図柄に対応させるにあたっては、必ずしも上述の対応関係とする必要はなく、例えば、図柄Aに偶数図柄揃いを対応させる等、上述の対応関係に対して停止させる装飾図柄の組合せの期待度が高くならない組合せであれば、一部の場合(上述の対応関係となる割合よりも低い割合)で上述の対応関係とは異なる装飾図柄の組合せを採用してもよく、このような場合であっても、停止させる装飾図柄の組合せが特図の停止図柄と対応していると言える。
大当り演出制御手段227は、大当り開始コマンド(演出制御コマンド)が送信された場合に、当該コマンドに含まれる情報等に基づいて、大当り遊技中であることを報知する大当り演出の内容を決定する。なお、大当り演出には、大当り遊技の開始を報知する開始デモ演出、ラウンド遊技中であることを報知するラウンド演出、及び大当り遊技の終了を報知する終了デモ演出が存在する。
通常演出制御手段220は、第1副制御基板200が備える上述の手段によって決定された演出内容に従って、各演出の実行タイミングで当該演出に対応する各デバイスの演出データを読み出す。
読み出された演出データに画像に係る演出データが含まれる場合には、その演出データに基づいて画像制御コマンドが生成され、その画像制御コマンドがサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納される。また、読み出された演出データに音声に係る演出データが含まれる場合には、後述する音声制御手段235により、その演出データに基づいて音声制御コマンドが生成され、その音声制御コマンドがサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納される。
サブエラー制御手段230は、エラーコマンド(演出制御コマンド)を受信した場合に、エラー報知演出を実行するためのエラー報知用演出データを読み出す。例えば、右打ちエラーに係るエラーコマンドを受信した場合に読み出されるエラー報知用演出データには、「左打ちに戻してください」との文字画像に係る演出データ及び「左打ちに戻してください」との音声に係る演出データが含まれ、それら演出データに基づいて画像制御コマンド及び音声制御コマンドが生成され、当該コマンドがサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納される。
本実施形態では、メインエラー制御手段165によってすべてのエラー状態の判定が行われるが、セキュリティ信号の出力を伴う重要度が高いエラー状態以外のエラー状態(例えば、右打ちエラー等)については、サブエラー制御手段230が判定するようにしてもよい。この場合、サブエラー制御手段230は、当該エラー状態の判定に係るセンサの状態を含むコマンドを主制御基板100から受信するようにすればよい。
復電処理実行手段260は、復電後、主制御基板100から送信された復電復帰コマンドに伴い、次のような復電復帰処理を行う。
復電処理実行手段260は、まず、復電復帰コマンドにRAMクリアフラグが設定されているか否かを判定し、RAMクリアフラグが設定されている場合(RAMクリアフラグがON状態とされている場合)、第1副制御基板200を遊技可能状態へ移行する前に、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を設定する。
RAMクリア処理に伴う動作確認処理では、主制御基板100から遊技の進行に係る演出制御コマンドが送信されないことで実現されてもよいし、それら演出制御コマンドが送信される場合であっても第1副制御基板200でその演出制御コマンドの受信に伴い各種処理をしないようにすることで実現されてもよい。
復電処理実行手段260は、主制御基板100からRAMクリア処理に伴う動作確認処理終了フラグが設定された復電復帰コマンドを受信すると、復電復帰コマンドに含まれる初期化された当該遊技に係る各種情報を用いて第1副制御基板200を遊技可能状態へ移行させる。遊技可能状態へ移行すると、主制御基板100から送信される演出制御コマンドに応じて遊技の進行を実現する各種処理(通常演出制御手段220の処理等)が実行されるようになる。
本実施形態では、第1副制御基板200におけるRAMクリア処理に伴う動作確認処理の終了は、RAMクリア処理に伴う動作確認処理終了フラグが設定された復電復帰コマンドの受信を契機に行われたが、他の手法で解除されてもよい。例えば、復電処理実行手段260は、RAMクリア処理に伴う動作確認処理を開始してからの経過時間を計測し、その経過時間が所定期間となることで、RAMクリア処理に伴う動作確認処理から遊技可能状態へ移行させるようにしてもよい。
復電復帰コマンドにRAMクリアフラグが設定されていない場合、復電処理実行手段260は、その復電復帰コマンドに含まれる当該遊技に係る各種情報を用いて第1副制御基板200を遊技可能状態とする。
本実施形態では、復電処理実行手段260は、主制御基板100からの復電復帰コマンドに応じて復電復帰処理を行ったが、第1副制御基板200のRAM203や第2副制御基板300のRAM303を電断時にバックアップするようにしてもよい。
第1副制御基板200のRAM203がバックアップされる場合、例えば、上述の復電復帰コマンドに含まれる当該遊技に係る各種情報が電断時にバックアップされ、復電時に利用されればよい。この場合においても、RAMクリアフラグが設定された復電復帰コマンドが受信された場合には、バックアップされていた当該遊技に係る各種情報が初期化され、復電時にその初期化された情報が用いられればよい。
音声制御手段235は、読み出された演出データに音声に係る演出データがある場合には、当該演出データに基づいて音声制御コマンドを生成し、その音声制御コマンドをサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納させる。
ランプ制御手段240は、上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30、導光板ランプ26、及び、演出ランプ35の点灯を制御するためのランプ制御データを保持しており、通常演出制御手段220によって読み出された演出データに上部可動体内ランプ24a、左右可動体内ランプ24b、盤面装飾ランプ30、導光板ランプ26、及び、演出ランプ35に対応する演出データ(以降、ランプ演出データと表記され得る)がある場合には、当該ランプ演出データに基づいてランプ制御データを読み出し、読み出したランプ制御データを対応するランプへ送信する。
可動役物制御手段245は、上部可動体22a、及び、左右可動体22bの可動を制御するための可動制御データを保持しており、通常演出制御手段220によって読み出された演出データに可動体22に対応する演出データがある場合には、当該演出データに基づいて可動制御データを読み出し、読み出した可動制御データを上部可動体22a、及び、左右可動体22bの各コントローラへ送信する。
<演出表示装置80の画面イメージについて>
図9には、演出表示装置80に表示される画面イメージを示す。なお、図9では、本発明の特徴を説明するために必要な情報を示しているため、他の情報が表示されてもよいし、また、各表示領域のレイアウトは図9に示す限りではない。
図9(a)には、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において、特別図柄が変動開始したときの画面イメージを示す。
演出表示装置80の表示領域の中央部に特別図柄に対応した装飾図柄800が表示される。「←」で示された装飾図柄800は、装飾図柄が変動中であることを示しており、装飾図柄の変動が停止した際には、数字やアルファベットで構成される装飾図柄を停止表示する。
演出表示装置80の表示領域の右上隅部には、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、および、図柄変動中右打ち表示領域830を設ける。
本図柄表示領域801は、上述した第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92における特別図柄の変動に同期して演出表示装置80には本図柄が表示される。本図柄表示領域801は、図柄表示装置90に表示される特別図柄の変動表示に合わせて変動する本図柄を、演出表示装置80上に示す為の表示領域である。また、本図柄は、特別図柄と同様に、停止表示した際の図柄によって、特別電動役物(例えば、特別電動役物65)を作動させるか否かを報知する。
保留数表示領域802は、上段に特別図柄1の保留数、下段に特別図柄2の保留数が表示される。保留数表示領域802に表示される保留数は、第1始動口57または第2始動口59に遊技球が入賞すると更新され、また、特図の変動開始条件が充足され、特別図柄の変動が開始されるときにも更新される。
図柄変動中右打ち表示領域830は、遊技状態に応じて上述した第2流路Y(いわゆる右打ち)を狙うべきことを遊技者に報知する情報が表示される。左打ちより右打ちが有利な遊技状態であって且つ図柄変動可能な遊技状態にある期間においては、図柄変動中右打ち表示領域830は、演出表示装置80に常時表示されている。すなわち、本実施形態では、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)の他に、特図変動パターン導出状態C(確変モード)において、図柄変動中右打ち表示領域830が演出表示装置80に常時表示される。
演出表示装置80の表示領域の左上隅部には、残り時短回数表示領域805とモード名表示領域820を設ける。
残り時短回数表示領域805は、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)に制御されている際に、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)に制御される残りの図柄変動回数が表示される。残り時短回数表示領域805に表示される残りの図柄変動回数は、特別図柄の変動停止以後、次の特別図柄の変動開始以前に更新される。すなわち、特別図柄の変動停止に伴い、残りの図柄変動回数を更新されるようにしてもよいし、次の特別図柄の変動開始に伴い、残りの図柄変動回数を更新されるようにしてもよい。
モード名表示領域820は、上述した演出モードの何れのモードに制御されているかを示す情報として、演出モード名が表示される。表示内容としては、制御されている演出モードを直接的に示す名称である、通常モード、低確時短モード、および、確変モードと表示されてもよいし、各モードを示す名称、例えば、低確時短モードを○△モードと規定している場合は、○△モードと表示されてもよい。
演出表示装置80の表示領域の下部には、当該保留表示領域803、保留表示領域804、および、変動中楽曲変更パネル810を設ける。本実施形態では、図柄変動中の所定期間に遊技者がBGMを変更することが可能であり、変動中楽曲変更パネル810は、遊技者がBGMを変更する際に用いられる。変動中楽曲変更パネル810には、変更可能な楽曲名が表示され、選択されている楽曲は変動中楽曲変更パネル810の中央に表示される(図9(a)の場合は、楽曲A)。図9(a)の表示状態で、遊技者が右カーソルボタン38dを操作すると、変動中楽曲変更パネル810の中央に表示される楽曲名が楽曲A→楽曲Cに変更され、また、左カーソルボタン38cを操作すると、変動中楽曲変更パネル810の中央に表示される楽曲名が楽曲A→楽曲Bに変更される。
当該保留表示領域803は、変動中の図柄変動に関する情報を表示する領域であり、例えば、当該図柄変動においてリーチとなる期待度や大当りとなる期待度を示唆する情報も表示してもよい。
保留表示領域804は、特図の変動開始条件が充足される前のメイン情報記憶手段160に保留されている作動保情報に基づき表示する領域であり、例えば、作動保情報に対応する図柄変動においてリーチとなる期待度や大当りとなる期待度を示唆する情報も表示してもよい。保留表示領域804に表示される保留情報は、第1始動口57または第2始動口59に遊技球が入賞すると更新され、また、特図の変動開始条件が充足され、特別図柄の変動が開始されるときにも更新される。
図9(b)には、大当り遊技中、特に、大当り遊技が開始してから大入賞口が開放されるまでに行われるオープニング演出での画面イメージを示す。詳細は後述するが、本図柄表示領域801および保留数表示領域802は、大当り遊技中も演出表示装置80の表示領域の右上隅部に表示される。
図9(b)に示す画面イメージを説明する前に、上述した複数種類の大当り図柄によって大当り遊技となった際に行われる演出が異なるため、その点について説明する。
特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eで大当りとなった場合は、大当り遊技のオープニング演出で、大当り遊技中に用いる楽曲を遊技者が変更することができる。そのため、当該オープニング演出では、遊技者が楽曲を変更する際に用いる大当り楽曲変更表示領域840が表示される。
一方、特別図柄B、特別図柄b、特別図柄Cおよび特別図柄cで大当りとなった場合は、大当り遊技のオープニング演出で、大当り遊技中に用いる楽曲を遊技者が変更することはできず、当該大当り遊技中には予め定められている専用の楽曲が用いられる。
そして、図9(b)に示すオープニング演出での画面イメージは、特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eで大当りとなった場合のオープニング演出での画面イメージである。なお、特別図柄B、特別図柄b、特別図柄Cおよび特別図柄cで大当りとなった場合のオープニング演出については説明を省略する。
図9(b)に示すオープニング演出では、大当り楽曲変更表示領域840を設け、大当り中に流れるBGMを遊技者が変更するための情報を表示する。
本実施例の場合、遊技者が変更可能な楽曲として、楽曲A、楽曲B、楽曲Cを備えており、これらの楽曲のいずれかに変更することが可能である。また、変更される楽曲の楽曲名が大当り楽曲変更表示領域840の中央に他の楽曲名に比べ、大きく表示される。図9(b)の場合、変更される楽曲は楽曲Aに指定されており、それ以外の楽曲B、楽曲Cは、楽曲Aに比べ小さく表示されることで変更される楽曲として指定されていないことを遊技者に示唆している。そして、大当り楽曲変更表示領域840の中央に楽曲Aが表示されている状態で遊技者が右カーソルボタン38dを1回操作すると中央に表示される楽曲名が楽曲Aから楽曲Cになり、また、大当り楽曲変更表示領域840の中央に楽曲Aが表示されている状態で遊技者が左カーソルボタン38cを1回操作すると中央に表示される楽曲名が楽曲Aから楽曲Bになり、変更したい楽曲を大当り楽曲変更表示領域840の中央に表示させることで指定する。
ここで、大当り楽曲変更表示領域840に表示される楽曲名のルールについて説明する。
1)RAMクリア処理が実行されると、初期楽曲(本実施例の場合、楽曲A)が変更される楽曲として、大当り楽曲変更表示領域840の中央に表示される。
2)大当り遊技のオープニング演出で遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作し変更した場合は、変更した楽曲名が次の大当り遊技開始時の大当り楽曲変更表示領域840の中央に表示される。
3)初期楽曲が表示された大当り遊技のオープニング演出で遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作しなかった場合は、次の大当り遊技開始時の大当り楽曲変更表示領域840の中央には、予め決定されている初期楽曲の次の楽曲(本実施例の場合、楽曲B)が表示される。
4)上記3)と同様に、初期楽曲の次の楽曲が表示された大当り遊技のオープニング演出で遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作しなかった場合は、次の大当り遊技開始時の大当り楽曲変更表示領域840の中央には、予め決定されている初期楽曲の次の楽曲の次の楽曲(本実施例の場合、楽曲C)が表示される。
5)図柄変動中に変動中楽曲変更パネル810を用いて楽曲を変更した場合は、大当り遊技開始時の大当り楽曲変更表示領域840の中央には図柄変動中に変更した楽曲名が表示される。
上述した、図柄表示領域801、保留数表示領域802、図柄変動中右打ち表示領域830、残り時短回数表示領域805、モード名表示領域820、当該保留表示領域803、保留表示領域804、変動中楽曲変更パネル810、および、大当り楽曲変更表示領域840を演出表示装置に表示するタイミング/非表示とするタイミングについては、後述する。
<大当り遊技中の楽曲選択について>
次に、図10~図13を用いて、大当り遊技中のオープニング演出で楽曲選択をした場合/しなかった場合について説明する。なお、図10~図13には、演出表示装置80に本図柄表示領域801および保留数表示領域802を図示していないが、実際には表示される。
図10には、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りの際に、遊技者が楽曲選択を行った場合の流れを示している。
(1)オープニング演出その1は、大当り遊技のオープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示された状態を示している。本実施例の場合、RAMクリア処理後、初めての大当り遊技であるため、大当り楽曲変更表示領域840の中央には、初期楽曲Aが表示される。
(2)オープニング演出その2は、(1)オープニング演出その1で表示された大当り楽曲変更表示領域840を用いて、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを用いて楽曲Bを選択した状態を示している。
(3)ラウンド演出は、(2)オープニング演出その2で選択された楽曲Bを用いたラウンド演出が行われることを示し、その後、エンディング演出となることを(4)エンディング演出に示している。
そして、(5)図柄変動は、大当り遊技後、図柄変動が行われることを示している。図10(5)に示す演出表示装置80の画面イメージは簡略的なものであり、実際には、図9(a)に示した各表示領域に各種情報が表示される。なお、図9(a)の説明で述べたように、この画面イメージは、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において表示されるものである。
図11には、図10に示した1回目の大当りの後、大当り遊技が終了して特図変動パターン導出状態Cである期間中に、2回目の特定図柄Aまたは特定図柄aによる大当りとなって、大当り遊技が開始された場合の流れを示している。
(6-1)オープニング演出は、大当り遊技が開始されて、オープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示されたが、右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを用いた楽曲選択が遊技者によって行われなかった状態を示している。そして、所定時間が経過すると、(7-1)ラウンド演出に示すように、前回の大当り遊技で遊技者が選択した楽曲Bを用いたラウンド演出が開始される。この後の流れは、図10(4)以降と同様であるため説明は省略する。
このように、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りとなって、大当り遊技が開始された場合に、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作して楽曲を選択し、かつ、2回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りとなって、大当り遊技が開始された場合に、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作しなかった場合(すなわち、楽曲選択を行わなかった場合)、1回目の大当りに伴う大当り遊技で選択した楽曲を2回目の大当りに伴う大当り遊技でも用いる。このように構成することで、同じ楽曲を聴きたいと考える遊技者は、大当り遊技となるたびに楽曲変更操作を行う必要がないため、遊技者が大当り遊技に集中できる。
一方、(6-2)オープニング演出は、大当り遊技が開始されて、オープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示され、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作し、楽曲Aを選択した状態を示している。そして、所定時間が経過すると、(7-2)ラウンド演出に示すように、今回の大当り遊技で遊技者が選択した楽曲Aを用いたラウンド演出が開始される。この後の流れは、図10(4)以降と同様であるため説明は省略する。
このように、遊技者が前回の大当り遊技で選択した楽曲と異なる楽曲を聴きたいと考える場合は、オープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示された際に、楽曲を選択すればよい。
なお、低確時短モードから通常モードに移行したとき(例えば、大当り遊技の終了後に特図変動パターン導出状態Bに移行してから大当りに当選せずに所定回数の図柄変動が行われて特図変動パターン導出状態Aに移行したとき)に、遊技者が前回の大当り遊技で選択した楽曲をリセットすることが好ましい。
言い換えれば、遊技状態制御手段(例えば、主制御基板100が相当)は、第一の大当り遊技(特別図柄A等の大当りに伴う楽曲選択可能な大当り遊技)の終了によって第二の遊技状態(特図変動パターン導出状態B)に制御し、第二の遊技状態の滞在中に第一の条件(当該大当り遊技後、大当りに当選せずに所定回数の図柄変動が行われること)が成立すると第二の遊技状態から第一の遊技状態(特図変動パターン導出状態A)に移行させるものと言える。そして、音声制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)は、操作手段に対する操作を有効に受け付けた第一の大当り遊技の終了後に第一の条件が成立して第二の遊技状態から第一の遊技状態に移行した場合、当該第一の大当り遊技において選択した楽曲をリセットするものと言える。
これは、低確時短モードが終了したことにより、遊技者が遊技を終えて、別の遊技者に入れ替わる可能性を考慮した仕様であり、選択された楽曲をリセットすることで新たな遊技者の興趣を向上できる。
ここで、選択した楽曲のリセットとは、例えば、大当り遊技で遊技者が楽曲を選択したときにフラグを設定し、当該フラグをリセットすることでもよいし、大当り遊技で遊技者が楽曲を選択したときに所定の音声出力チャンネルに選択された楽曲データをセットし、当該データをリセットすることでもよい。
なお、本実施形態とは異なるが、大当り遊技後に通常モード(特図変動パターン導出状態A)に移行する遊技機において本発明を実施する場合には、上記の第一条件が、特図変動パターン導出状態Bの滞在中に大当りに当選して、その大当りに伴う大当り遊技の終了後に特図変動パターン導出状態Aに移行すること、であってもよい。
また、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りと2回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りの間に、特別図柄B、特別図柄b、特別図柄C、特別図柄cによる大当りが発生した場合は、以下のようになる。特別図柄B、特別図柄b、特別図柄C、特別図柄cによる大当りでは、遊技者が楽曲選択を行うことはできないため、当該大当りに伴う大当り遊技において楽曲が変更されることはない。したがって、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りで遊技者が選択した楽曲を特別図柄B、特別図柄b、特別図柄C、特別図柄cによる大当りに伴う大当り遊技の終了以降も用いる。このように構成することで、楽曲選択可能な大当り遊技(特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eの大当りに伴うもの)の間に、専用の楽曲が再生される大当り遊技(特別図柄B、特別図柄b、特別図柄C、特別図柄cの大当りに伴うもの)を挟む場合であっても、1回目の大当り遊技(第一の大当り遊技)において選択された楽曲を再生させることにより、遊技者の興趣向上を図ることができる。
さらに、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りと2回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りの間に行われる図柄変動において、遊技者が変動中楽曲変更パネル810を用いて楽曲を変更した場合は、その楽曲を用いる。このように構成することで、同一の楽曲が継続する状態を、任意にリセット可能にすることによって、飽き防止を図ることができる。
図12には、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りの際に、遊技者が楽曲選択を行わなかった場合の流れを示している。
(1)オープニング演出その1は、大当り遊技となり、オープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示された状態を示している。本実施例の場合、RAMクリア処理後、初めての大当り遊技であるため、大当り楽曲変更表示領域840の中央には、初期楽曲Aが表示される。
(2)オープニング演出その2は、(1)オープニング演出その1で表示された大当り楽曲変更表示領域840を用いて、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを用いて楽曲を選択しない状態を示している。遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを用いて楽曲を選択しないため、大当り楽曲変更表示領域840の中央には、初期楽曲Aが表示されたままである。
(3)ラウンド演出は、(2)オープニング演出その2で楽曲選択が行われなかったため、初期位置楽曲(例えば、楽曲A)を用いたラウンド演出が行われることを示し、その後、エンディング演出となることを(4)エンディング演出に示している。
そして、(5)図柄変動は、大当り遊技後、図柄変動が行われることを示している。図12(5)は、演出表示装置80の画面イメージを簡略的に示しており、実際には、図9(a)に示した各表示領域に各種情報が表示される。
図13には、図12(5)に示した図柄変動が繰り返され、2回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当り遊技となった場合の流れを示している。
(6-1)オープニング演出は、大当り遊技となり、オープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示され、1回目の大当り遊技で用いられた楽曲Aを大当り楽曲変更表示領域840の中央に表示している。そして、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを用いて楽曲を選択しないため、大当り楽曲変更表示領域840の中央には、楽曲Aが継続して表示されている。
そして、所定時間が経過すると、2回目の大当り遊技でも遊技者が楽曲を選択しなかったため、(7-1)ラウンド演出に示すように、初期位置楽曲の次の楽曲として設定されている楽曲(例えば、楽曲B)を用いたラウンド演出が行われる。この後の流れは、図12(4)以降と同様であるため説明は省略する。ここで、図13には図示していないが、(6-1)オープニング演出の画面が表示され、所定時間が経過したときに、大当り楽曲変更表示領域840の中央に2回目の大当り遊技で用いることとなる楽曲Bを表示する。このようにすることで、楽曲を選択しなかった遊技者に2回目の大当り遊技で用いられる楽曲名を報知することができる。
図12、図13に示すように、遊技者が楽曲選択しない場合、1回目の大当り遊技と2回目の大当り遊技とで用いる楽曲が異なることより、様々な楽曲を聴くことができ、興趣を向上できる。
一方、(6-2)オープニング演出は、大当り遊技となり、オープニング演出で大当り楽曲変更表示領域840が表示され、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作し、楽曲Cを選択した状態を示している。そして、所定時間が経過すると、(7-2)ラウンド演出に示すように、今回の大当り遊技で遊技者が選択した楽曲Cを用いたラウンド演出が開始される。この後の流れは、図12(4)以降と同様であるため説明は省略する。
このように、遊技者が前回の大当り遊技では楽曲を選択しなかったが、今回の大当り遊技では楽曲を選択すれば、選択した楽曲を用いたラウンド演出となるため、興趣を向上できる。
また、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りと2回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りの間に、特別図柄B、特別図柄b、特別図柄C、特別図柄cによる大当りが発生した場合は、以下のようになる。特別図柄B、特別図柄b、特別図柄C、特別図柄cによる大当りでは、遊技者が楽曲選択を行うことはできないため、当該大当りによって楽曲が変更されることはない。したがって、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りで用いることとなった初期位置楽曲を特別図柄B、特別図柄b、特別図柄C、特別図柄cによる大当り以降も用いる。このように構成することで、楽曲選択可能な大当り遊技(特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eの大当りに伴うもの)の間に、専用の楽曲が再生される大当り遊技(特別図柄B、特別図柄b、特別図柄C、特別図柄cの大当りに伴うもの)を挟む場合であっても、1回目の大当り遊技(第一の大当り遊技)において選択された楽曲を再生させることにより、遊技者の興趣向上を図ることができる。
さらに、1回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りと2回目の特別図柄A、特別図柄a、特別図柄D、特別図柄d、特別図柄Eおよび特別図柄eによる大当りの間に行われる図柄変動において、遊技者が変動中楽曲変更パネル810を用いて楽曲を変更した場合は、その楽曲を用いる。このように構成することで、同一の楽曲が継続する状態を遊技者が任意にリセット可能となり、飽き防止を図ることができる。
<各種情報の表示/非表示タイミングを示すタイムチャートについて>
次に、図14~図20の各変動におけるタイムチャートを用いて、上述した図9に示した各種情報を演出表示装置80に表示するタイミングおよび演出表示装置80から非表示とするタイミングについて説明する。演出表示装置80に表示される各種情報は、情報の更新タイミングおよび遊技の進行状況に応じて表示/非表示となるタイミングが異なる。
図14には、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において、先の図柄変動でノーマルリーチ演出後、はずれ図柄を停止表示し、その次の図柄変動が開始される場合について示す。ここで、リーチとは、例えば3列の装飾図柄からなる図柄組み合わせを導出する場合、最初に導出される装飾図柄と次に導出される装飾図柄とで、大当りとなる図柄組み合わせの一部を構成した状態をいう。また、ノーマルリーチ演出とは、装飾図柄がリーチ状態を構成してから演出内容が発展する(例えば、スーパーリーチ演出に発展する)までの演出、又は、装飾図柄がリーチ状態を構成した後、演出内容が発展することなく、装飾図柄がはずれもしくは大当りであることを示す組合せが確定表示される演出である。
なお、本実施形態の遊技機10は、ノーマルリーチ演出を実行可能とするが、本発明の実施はこれに限られない。即ち、ノーマルリーチ演出が実行されない(装飾図柄がリーチ状態を構成した後は必ず演出内容が発展する)実施態様によって、本発明が実施されてもよい。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも継続して表示されている。
保留数表示領域802は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている情報が更新される。また、第1始動口57または第2始動口59への遊技球の入賞に伴い、情報が更新される。保留数表示領域802は、ノーマルリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも継続して表示されている。
残り時短回数表示領域805は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている残り時短回数が更新される。残り時短回数表示領域805は、ノーマルリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が継続している場合、継続して表示されている。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が他の遊技状態(演出モード)で行われるとき、残り時短回数表示領域805は非表示となる。
変動中楽曲変更パネル810は、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。そして、所定時間が経過すると、装飾図柄はリーチ状態となり、ノーマルリーチ演出が行われる。当該ノーマルリーチ演出が行われると、変動中のBGMを変更することは不可となり、これに伴い、変動中楽曲変更パネル810は非表示となる。変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチはずれ変動の場合、変動開始からノーマルリーチ演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了するまで非表示となり、次の図柄変動が開始されることに伴い、演出表示装置80に表示される。
なお、本実施例では、変動中のBGMを変更できるのは、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)および特図変動パターン導出状態C(確変モード)のときであり、特図変動パターン導出状態A(通常モード)のときは、変動中のBGMを変更できないため、変動中楽曲変更パネル810は表示されない。
モード名表示領域820は、遊技状態(演出モード)が変更されるまで情報の更新は行われない。モード名表示領域820は、ノーマルリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が継続している場合、継続して表示されている。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が特図変動パターン導出状態A(通常モード)で行われるとき、モード名表示領域820は非表示になる。
図柄変動中右打ち表示領域830は、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において常時表示されている。従って、図柄変動中右打ち表示領域830は、ノーマルリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が継続している場合、継続して表示されている。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が特図変動パターン導出状態A(通常モード)で行われるとき、図柄変動中右打ち表示領域830は非表示になる。
大当り楽曲変更表示領域840は、大当り遊技中に表示されるため、ノーマルリーチはずれ変動の場合は表示されない。
図15には、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において、先の図柄変動でノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ演出を行った後、はずれ図柄を停止表示し、その次の図柄変動が開始される場合について示す。本実施形態のスーパーリーチ演出は、必ずノーマルリーチ演出を経由するようになっており、且つ、ノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出に発展しないケース(図14に図示する場合)があるので、ノーマルリーチ演出より発生割合が低いリーチ演出ともいえる。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも継続して表示されている。
保留数表示領域802は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている情報が更新される。また、第1始動口57または第2始動口5への遊技球の入賞に伴い、情報が更新される。保留数表示領域802は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも継続して表示されている。
残り時短回数表示領域805は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている残り時短回数が更新される。残り時短回数表示領域805は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、演出表示装置80で図柄変動が開始し、ノーマルリーチ演出が行われている間、演出表示装置80に表示され、当該ノーマルリーチ演出が終了し、スーパーリーチ演出が行われることにより、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、残り時短回数表示領域805は、図柄を確定表示する直前に演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも継続して表示されている。
このように構成することで、残り時短回数表示領域805に表示される情報が更新されるタイミングには、当該表示領域が演出表示装置80に表示される。一方、スーパーリーチ演出は演出内容が華やかとなるため、残り時短回数表示領域805を非表示にすることで、遊技者をスーパーリーチ演出に集中させることが可能となる。
変動中楽曲変更パネル810は、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。演出表示装置80で図柄変動が開始し、所定時間後、ノーマルリーチ演出が行われる。当該リーチ演出が行われると、先の図柄変動では変動が終了するまで、変動中のBGMを変更することは不可となり、これに伴い、変動中楽曲変更パネル810は非表示となる。変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、変動開始からノーマルリーチ演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了するまで非表示となり、次の図柄変動が開始されることに伴い、演出表示装置80に表示される。
モード名表示領域820は、遊技状態(演出モード)が変更されるまで情報の更新は行われない。演出表示装置80で図柄変動が開始し、ノーマルリーチ演出が行われている間、モード名表示領域820は、演出表示装置80に表示され、当該ノーマルリーチ演出が終了し、スーパーリーチ演出が行われることにより、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、モード名表示領域820は、図柄を確定表示する直前に演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が継続している場合、継続して表示されている。
このように構成することで、モード名表示領域820に表示される情報が更新されるタイミングには、当該表示領域が演出表示装置80に表示される。一方、スーパーリーチ演出は演出内容が華やかとなるため、モード名表示領域820を非表示にすることで、遊技者をスーパーリーチ演出に集中させることが可能となる。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が特図変動パターン導出状態A(通常モード)で行われるとき、モード名表示領域820は非表示になる。
図柄変動中右打ち表示領域830は、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において常時表示されている。従って、図柄変動中右打ち表示領域830は、スーパーリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が継続している場合、継続して表示されている。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が特図変動パターン導出状態A(通常モード)で行われるとき、図柄変動中右打ち表示領域830は非表示になる。
大当り楽曲変更表示領域840は、大当り遊技中に表示されるため、スーパーリーチはずれ変動の場合は表示されない。
図16には、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において、先の図柄変動で所定演出を経由して、スーパーリーチ演出を行った後、はずれ図柄を停止表示し、その次の図柄変動が開始される場合について示す。ここで、所定演出とは、図柄変動の開始後であって装飾図柄がリーチ状態を構成する前に行われる演出である。例えば、本実施形態における所定演出は、複数種類のスーパーリーチ演出のうち何れのスーパーリーチ演出に発展するかを示唆する演出や、何れのスーパーリーチ演出に発展させたいか遊技者に選択させる演出である。このような演出を経由してスーパーリーチ演出に発展させることで、演出のバリエーションを増やすことが可能となる。但し、ここで述べた所定演出の態様は一実施例に過ぎず、他の態様によって所定演出が実行されることを許容する。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、所定演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも継続して表示されている。
保留数表示領域802は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている情報が更新される。また、第1始動口57または第2始動口5への遊技球の入賞に伴い、情報が更新される。保留数表示領域802は、所定演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも継続して表示されている。
残り時短回数表示領域805は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている残り時短回数が更新される。残り時短回数表示領域805は、所定演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、演出表示装置80で図柄変動が開始してから所定時間経過後に所定演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示されるが、当該所定演出が行われることにより演出表示装置80に対し非表示となる。そして、残り時短回数表示領域805は、図柄を確定表示する直前に演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が継続している場合、継続して表示されている。
このように構成することで、残り時短回数表示領域805に表示される情報が更新されるタイミングには、当該表示領域が演出表示装置80に表示される。一方、所定演出およびスーパーリーチ演出は演出内容が華やかとなるため、残り時短回数表示領域805を非表示にすることで、遊技者を所定演出およびスーパーリーチ演出に集中させることが可能となる。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が特図変動パターン導出状態A(通常モード)で行われるとき、モード名表示領域820は非表示になる。
変動中楽曲変更パネル810は、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。演出表示装置80で図柄変動が開始し、所定時間後、所定演出が行われる。当該所定演出が行われると、先の図柄変動では変動が終了するまで、変動中のBGMを変更することは不可となり、これに伴い、変動中楽曲変更パネル810は非表示となる。変動中楽曲変更パネル810は、所定演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、変動開始から所定演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了するまで非表示となり、次の図柄変動が開始されることに伴い、演出表示装置80に表示される。
モード名表示領域820は、演出モードが変更されるまで情報の更新は行われない。モード名表示領域820は、所定演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、演出表示装置80で図柄変動が開始してから所定時間経過後に所定演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示されるが、当該所定演出が行われることにより演出表示装置80に対し非表示となる。そして、モード名表示領域820は、図柄を確定表示する直前に演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が継続している場合、継続して表示されている。
なお、先の図柄変動で特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が終了し、次の図柄変動が他の遊技状態(演出モード)で行われるとき、モード名表示領域820は、その情報が更新されて、演出表示装置80に継続して表示される。
このように構成することで、モード名表示領域820に表示される情報が更新されるタイミングには、当該表示領域が演出表示装置80に表示される。一方、所定演出およびスーパーリーチ演出は演出内容が華やかとなるため、モード名表示領域820を非表示にすることで、遊技者を所定演出およびスーパーリーチ演出に集中させることが可能となる。
図柄変動中右打ち表示領域830は、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において常時表示されている。従って、図柄変動中右打ち表示領域830は、所定演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、次の図柄変動が開始するときも特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)が継続している場合、継続して表示されている。
大当り楽曲変更表示領域840は、大当り遊技中に表示されるため、所定演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合は表示されない。
図17には、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において、先の図柄変動でノーマルリーチ演出後、大当り図柄を停止表示し、大当り遊技が行われた後、その次の図柄変動が開始される場合について示す。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
保留数表示領域802は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている情報が更新される。また、第1始動口57または第2始動口59への遊技球の入賞に伴い、情報が更新される。保留数表示領域802は、ノーマルリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
残り時短回数表示領域805は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている残り時短回数が更新される。残り時短回数表示領域805は、ノーマルリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技の間、非表示となった残り時短回数表示領域805は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
変動中楽曲変更パネル810は、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。そして、所定時間が経過すると、装飾図柄はリーチ状態となり、ノーマルリーチ演出が行われる。当該ノーマルリーチ演出が行われると、変動中のBGMを変更することは不可となり、これに伴い、変動中楽曲変更パネル810は非表示となる。変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチ大当り変動の場合、変動開始からノーマルリーチ演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了するまで非表示となり、大当り遊技が終了するまで非表示が継続される。そして、大当り遊技終了まで、非表示となった変動中楽曲変更パネル810は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
モード名表示領域820は、演出モードが変更されるまで情報の更新は行われない。モード名表示領域820は、ノーマルリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)である場合、同様のモード名を示すモード名表示領域820が、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
なお、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態C(確変モード)である場合、確変モードに対応するモード名を示すモード名表示領域820が、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示されてもよい。
図柄変動中右打ち表示領域830は、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)においても特図変動パターン導出状態C(確変モード)においても常時表示されている。従って、図柄変動中右打ち表示領域830は、ノーマルリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)であっても特図変動パターン導出状態C(確変モード)であっても、図柄変動中右打ち表示領域830は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
大当り楽曲変更表示領域840は、大当り遊技中に遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。
大当り遊技が開始されると、演出表示装置80には、大当り遊技が開始されたことを示すオープニング演出が表示される。当該オープニング演出が表示され、所定時間が経過すると、大当り楽曲変更表示領域840が表示され、遊技者による楽曲選択が可能となる。そして、右カーソルボタン38dおよび左カーソルボタン38cの操作有効期間が終了した後、演出表示装置80に対し、大当り楽曲変更表示領域840が非表示となり、ラウンド演出が開始される。そして、大当り楽曲変更表示領域840が演出表示装置80に再度表示されるのは、次の大当り遊技が開始されたときである。
図18には、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において、先の図柄変動でノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ演出を行った後、大当り図柄を停止表示し、大当り遊技が行われた後、その次の図柄変動が開始される場合について示す。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
保留数表示領域802は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている情報が更新される。また、第1始動口57または第2始動口59への遊技球の入賞に伴い、情報が更新される。保留数表示領域802は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
残り時短回数表示領域805は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている残り時短回数が更新される。ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、残り時短回数表示領域805は、変動開始からスーパーリーチ演出になるまで演出表示装置80に表示され、スーパーリーチ演出となったときから大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。そして、非表示となった残り時短回数表示領域805は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
変動中楽曲変更パネル810は、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。そして、所定時間が経過すると、装飾図柄はリーチ状態となり、ノーマルリーチ演出が行われる。当該ノーマルリーチ演出が行われると、変動中のBGMを変更することは不可となり、これに伴い、変動中楽曲変更パネル810は非表示となる。変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、変動開始からノーマルリーチ演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了した後に開始される大当り遊技が終了するまで非表示が継続される。そして、大当り遊技終了まで、非表示となった変動中楽曲変更パネル810は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
モード名表示領域820は、遊技状態(演出モード)が変更されるまで情報の更新は行われない。ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、モード名表示領域820は、変動開始からスーパーリーチ演出になるまで演出表示装置80に表示され、スーパーリーチ演出となったときから大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)である場合、同様のモード名を示すモード名表示領域820が、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
なお、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態C(確変モード)である場合、確変モードに対応するモード名を示すモード名表示領域820が、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示されてもよい。
図柄変動中右打ち表示領域830は、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)においても特図変動パターン導出状態C(確変モード)においても常時表示されている。従って、図柄変動中右打ち表示領域830は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)であっても特図変動パターン導出状態C(確変モード)であっても、図柄変動中右打ち表示領域830は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
大当り楽曲変更表示領域840は、大当り遊技中に遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。大当り楽曲変更表示領域840の表示/非表示タイミングは、ノーマルリーチ演出大当り変動の場合と同様であるため、説明は省略する。
図19には、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において、先の図柄変動で所定演出を経由して、スーパーリーチ演出を行った後、大当り図柄を停止表示し、大当り遊技が行われた後、その次の図柄変動が開始される場合について示す。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、所定演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
保留数表示領域802は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている情報が更新される。また、第1始動口57または第2始動口59への遊技球の入賞に伴い、情報が更新される。保留数表示領域802は、所定演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
残り時短回数表示領域805は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている残り時短回数が更新される。所定演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、演出表示装置80で図柄変動が開始してから所定時間経過後に所定演出が開始されるまで、残り時短回数表示領域805は、演出表示装置80に表示されるが、当該所定演出が行われることにより演出表示装置80に対し非表示となり、大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。そして、非表示となった残り時短回数表示領域805は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
変動中楽曲変更パネル810は、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。そして、所定時間が経過すると、所定演出が行われる。当該所定演出が行われると、変動中のBGMを変更することは不可となり、これに伴い、変動中楽曲変更パネル810は非表示となる。変動中楽曲変更パネル810は、所定演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、変動開始から所定演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了するまで非表示となり、大当り遊技が終了するまで非表示が継続される。そして、大当り遊技終了まで、非表示となった変動中楽曲変更パネル810は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
モード名表示領域820は、遊技状態(演出モード)が変更されるまで情報の更新は行われない。所定演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、演出表示装置80で図柄変動が開始してから所定時間経過後に所定演出が開始されるまで、モード名表示領域820は、演出表示装置80に表示されるが、当該所定演出が行われることにより演出表示装置80に対し非表示となり、大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)である場合、同様のモード名を示すモード名表示領域820が、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
図柄変動中右打ち表示領域830は、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)においても特図変動パターン導出状態C(確変モード)においても常時表示されている。従って、図柄変動中右打ち表示領域830は、所定演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)であっても特図変動パターン導出状態C(確変モード)であっても、図柄変動中右打ち表示領域830は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
大当り楽曲変更表示領域840は、大当り遊技中に遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。大当り楽曲変更表示領域840の表示/非表示タイミングは、ノーマルリーチ演出大当り変動の場合と同様であるため、説明は省略する。
図20には、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)において、先の図柄変動でノーマルリーチ演出を経由して、スーパーリーチ演出を行い、一旦、はずれ図柄を表示した後、復活演出を経て大当り図柄を停止表示し、大当り遊技が行われた後、その次の図柄変動が開始される場合について示す。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後、復活大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
保留数表示領域802は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている情報が更新される。また、第1始動口57または第2始動口59への遊技球の入賞に伴い、情報が更新される。保留数表示領域802は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後、復活大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技中も演出表示装置80に表示される。
残り時短回数表示領域805は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている残り時短回数が更新される。ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後復活大当り変動の場合、演出表示装置80で図柄変動が開始してから所定時間経過後にスーパーリーチはずれ演出が開始されるまで、残り時短回数表示領域805は、演出表示装置80に表示されるが、当該スーパーリーチはずれ演出が行われることにより演出表示装置80に対し非表示となり、大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。そして、非表示となった残り時短回数表示領域805は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
変動中楽曲変更パネル810は、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。そして、所定時間が経過すると、ノーマルリーチ演出が行われる。当該ノーマルリーチ演出が行われると、変動中のBGMを変更することは不可となり、これに伴い、変動中楽曲変更パネル810は非表示となる。変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後復活大当り変動の場合、変動開始からノーマルリーチ演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了するまで非表示となり、大当り遊技が終了するまで非表示が継続される。そして、大当り遊技終了まで、非表示となった変動中楽曲変更パネル810は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
モード名表示領域820は、遊技状態(演出モード)が変更されるまで情報の更新は行われない。ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後復活大当り変動の場合、演出表示装置80で図柄変動が開始してから所定時間経過後にスーパーリーチはずれ演出が開始されるまで、モード名表示領域820は、演出表示装置80に表示されるが、当該スーパーリーチはずれ演出が行われることにより演出表示装置80に対し非表示となり、大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)である場合、同様のモード名を示すモード名表示領域820が、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
図柄変動中右打ち表示領域830は、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)においても特図変動パターン導出状態C(確変モード)においても常時表示されている。従って、図柄変動中右打ち表示領域830は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後復活大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)であっても特図変動パターン導出状態C(確変モード)であっても、図柄変動中右打ち表示領域830は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
大当り楽曲変更表示領域840は、大当り遊技中に遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。大当り楽曲変更表示領域840の表示/非表示タイミングは、ノーマルリーチ演出大当り変動の場合と同様であるため、説明は省略する。
図17~図20には、大当り楽曲変更表示領域840の表示時間と操作手段(右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38c)の操作有効期間とについて、明確に記載していないが、以下のように構成することが望ましい。
大当り遊技が開始され、演出表示装置80に大当り楽曲変更表示領域840を表示し、遊技者が楽曲選択できる場合は、演出表示装置80表示した大当り楽曲変更表示領域840を非表示にする前に、操作手段(右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38c)の操作有効期間を終了するようにする。
このように構成することで、操作有効期間の方が、大当り楽曲変更表示領域840の表示期間より早く終わるので、遊技者が選択した楽曲に係る表示を見落とすことがない。
以上、図14~図20の各変動におけるタイムチャートに沿って説明した、遊技機10の演出表示装置80に表示される各種情報の表示/非表示タイミングについて整理する。
上述したように、第一の図柄変動(例えば、図14、図15、図16の図柄変動が相当)及び第一の図柄変動に連続する第二の図柄変動(例えば、図14、図15、図16の次の図柄変動が相当)に跨って演出表示手段に表示され得る表示には、第一の図柄変動の停止以後であって第二の図柄変動の開始以前に表示が更新される第一の表示(例えば、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805が相当)がある。
また、第一の図柄変動の変動中に所定の操作手段(例えば、右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cが相当)に対する操作を有効に受け付けると表示が更新される第二の表示(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)がある。
上述したように、第一の図柄変動の変動中に第一の表示のうちの少なくとも一部(例えば、残り時短回数表示領域805が相当)が演出表示手段で非表示となる場合(例えば、図15のスーパーリーチ演出中、または、図16の所定演出からスーパーリーチ演出中に演出表示装置80に対し非表示となることが相当)があり、また、第二の表示のうちの少なくとも一部(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)が演出表示手段で非表示となる場合(例えば、図14のノーマルリーチ演出中、図15のノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出中、図16の所定演出からスーパーリーチ演出中が相当)がある。
そして、非表示になった第一の表示(例えば、残り時短回数表示領域805が相当)は、はずれ図柄が確定表示される前に演出表示装置80に対し非表示から復帰し、非表示になった第二の表示(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)は、次の図柄変動の開始以後に非表示から復帰する。
上述したように、第一の図柄変動および第二の図柄変動に跨って演出表示手段に表示される表示には、第一の図柄変動の停止から第二の図柄変動の開始に跨って表示が維持される第三の表示(例えば、モード名表示領域820、図柄変動中右打ち表示領域830が相当)が含まれる。
第一の図柄変動の変動中に第一の表示のうち少なくとも一部(例えば、残り時短回数表示領域805が相当)が演出表示手段で非表示となる場合(例えば、図15のスーパーリーチ演出中、図16の所定演出からスーパーリーチ演出中が相当)が演出表示手段で非表示となる場合(例えば、図14のノーマルリーチ演出中、図15のノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出中、図16の所定演出からスーパーリーチ演出中が相当)、第三の表示のうち少なくとも一部(例えば、モード名称が相当)が演出表示手段で非表示となる場合(例えば、図15のスーパーリーチ演出中、図16の所定演出からスーパーリーチ演出中が相当)がある。
そして、非表示になった第三の表示のうち少なくとも一部(例えば、モード名称が相当)は、第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰して第二の図柄変動の開始を跨がって表示される(例えば、図15、図16のはずれ図柄確定表示前に演出表示装置80に対して非表示から復帰し、次の変動開始を跨がって表示することが相当)。
これにより、図柄変動の移行時に維持される表示(第三の表示)が、第一の表示及び第二の表示と共に非表示になる場合、第三の表示は当該変動の停止以前に表示を復帰させて、その表示が変動を跨がって維持されることを遊技者に視認させることができる。
<他の変形例>
以上の説明で記載されていない変形例について、以下に列挙する。
図20に示したノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後復活大当り変動の場合は、スーパーリーチはずれ演出が開始されると、大当り遊技が終了するまで、残り時短回数表示領域805およびモード名表示領域820を非表示にする構成としたが、これに限らず、図21に示す構成でもよい。
図21には、先の図柄変動でノーマルリーチ演出を経由して、スーパーリーチ演出を行い、一旦、はずれ図柄を表示した後、復活演出を経て大当り図柄を停止表示し、大当り遊技が行われた後、その次の図柄変動が開始される場合について示す。
先の図柄変動が開始するときには、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、および、図柄変動中右打ち表示領域830にそれぞれ情報が表示される。
本図柄表示領域801は、特別図柄の変動が開始すると本図柄の変動が開始され、特別図柄の変動が停止されると本図柄の変動が停止する。本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後、復活大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技の間、非表示となった本図柄表示領域801は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
保留数表示領域802は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている情報が更新される。また、第1始動口57または第2始動口59への遊技球の入賞に伴い、情報が更新される。保留数表示領域802は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後、復活大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技の間、非表示となった保留数表示領域802は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
残り時短回数表示領域805は、特別図柄の変動開始に伴い、表示されている残り時短回数が更新される。ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後復活大当り変動の場合、演出表示装置80で図柄変動が開始してから所定時間経過後にスーパーリーチはずれ演出が開始されるまで、残り時短回数表示領域805は、演出表示装置80に表示されるが、当該スーパーリーチはずれ演出が行われることにより演出表示装置80に対し非表示となる。そして、はずれ図柄が表示されると演出表示装置80に残り時短回数表示領域805を表示し、復活演出が開始されると、大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。そして、非表示となった残り時短回数表示領域805は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
このように構成することで、はずれ図柄が表示されるまでが、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合と同様の構成とできるため、遊技者の復活演出での興趣をさらに向上することができる。
変動中楽曲変更パネル810は、遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。そして、所定時間が経過すると、ノーマルリーチ演出が行われる。当該ノーマルリーチ演出が行われると、変動中のBGMを変更することは不可となり、これに伴い、変動中楽曲変更パネル810は非表示となる。変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後復活大当り変動の場合、変動開始からノーマルリーチ演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了するまで非表示となり、大当り遊技が終了するまで非表示が継続される。そして、大当り遊技終了まで、非表示となった変動中楽曲変更パネル810は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
モード名表示領域820は、遊技状態(演出モード)が変更されるまで情報の更新は行われない。ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後復活大当り変動の場合、演出表示装置80で図柄変動が開始してから所定時間経過後にスーパーリーチはずれ演出が開始されるまで、モード名表示領域820は、演出表示装置80に表示されるが、当該スーパーリーチはずれ演出が行われることにより演出表示装置80に対し非表示となる。そして、はずれ図柄が表示されると演出表示装置80にモード名表示領域820を表示し、復活演出が開始されると、大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)である場合、同様のモード名を示すモード名表示領域820が、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
このように構成することで、はずれ図柄が表示されるまでが、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ変動の場合と同様の構成とできるため、遊技者の復活演出での興趣をさらに向上することができる。
図柄変動中右打ち表示領域830は、特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)においても特図変動パターン導出状態C(確変モード)においても常時表示されている。従って、図柄変動中右打ち表示領域830は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチはずれ演出後復活大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。そして、大当り遊技後の図柄変動(次の図柄変動)が特図変動パターン導出状態B(低確時短モード)であっても特図変動パターン導出状態C(確変モード)であっても、図柄変動中右打ち表示領域830は、次の図柄変動が開始するときに演出表示装置80に表示される。
大当り楽曲変更表示領域840は、大当り遊技中に遊技者が右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cを操作したことに伴い、表示されている情報(楽曲名)が更新される。大当り楽曲変更表示領域840の表示/非表示タイミングは、ノーマルリーチ演出大当り変動の場合と同様であるため、説明は省略する。
大当り遊技となり、演出表示装置80に大当り楽曲変更表示領域840を表示し、遊技者が楽曲選択できる場合は、演出表示装置80表示した楽曲変更表示領域840を非表示にする前に、操作手段(右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38c)の操作有効期間を終了するようにする。
このように構成することで、操作有効期間の方が、大当り楽曲変更表示領域840の表示期間より早く終わるので、遊技者が選択した楽曲に係る表示を見落とすことがない。
上述したように、第一の表示の残り時短回数表示領域805は、スーパーリーチ演出または所定演出になると非表示となり、これが本発明の「第一の頻度」に相当する。
第二の表示の変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチ演出または所定演出になると次の図柄変動の開始まで非表示となり、これが本発明の「第二の頻度」に相当する。
第三の表示のモード名表示領域820は、スーパーリーチ演出または所定演出になると非表示となり、これが本発明の「第三の頻度」に相当する。
このように、第一の表示の残り時短回数表示領域805と第三の表示のモード名表示領域820は、ノーマルリーチ演出では非表示とならないことから、第一の頻度と第三の頻度の差分が第二の頻度と第一の頻度との差分、並びに、第二の頻度と第三の頻度の差分に比べて小さいと言える。
ここで、上述したように、ノーマルリーチ演出を経由しスーパーリーチ演出となることによって、第一の頻度と第三の頻度の差分が第二の頻度と第一の頻度との差分、並びに、第二の頻度と第三の頻度の差分に比べて小さくなる場合に限られず、例えば、ノーマルリーチ演出を経由せず、スーパーリーチ演出となる変動の方がノーマルリーチ演出となる変動よりも出現割合が低いことにより、第一の頻度と第三の頻度の差分が第二の頻度と第一の頻度との差分、並びに、第二の頻度と第三の頻度の差分に比べて小さくなるようにしてもよい。
これにより、非表示になる頻度が近しい表示同士(第一の表示と第三の表示)の復帰タイミングと、他の表示(第二の表示)の復帰タイミングと、をグルーピングすることによって、双方の視認容易さを向上させることができる。
上述したように、第一の表示の残り時短回数表示領域805は、スーパーリーチ演出または所定演出になると非表示となり、これが本発明の「第一の非表示タイミング」に相当する。
第二の表示の変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチ演出または所定演出になると次の図柄変動の開始まで非表示となり、これが本発明の「第二の非表示タイミング」に相当する。
第三の表示のモード名表示領域820は、スーパーリーチ演出または所定演出になると非表示となり、これが本発明の「第三の非表示タイミング」に相当する。
このように、第一の表示の残り時短回数表示領域805と第三の表示のモード名表示領域820は、ノーマルリーチ演出では非表示とならないことから、第一の非表示タイミングと第三の非表示タイミングが第二の非表示タイミングと第一の非表示タイミングとの間隔、並びに、第二の非表示タイミングと第三の非表示タイミングの間隔に比べて小さくなりやすいと言える。
ここで、上述したように、ノーマルリーチ演出を経由しスーパーリーチ演出となることによって、第一の非表示タイミングと第三の非表示タイミングの間隔が第二の非表示タイミングと第一の非表示タイミングとの間隔、並びに、第二の非表示タイミングと第三の非表示タイミングの間隔に比べて小さくなる場合に限られず、例えば、ノーマルリーチ演出を経由せず、スーパーリーチ演出となる変動の方がノーマルリーチ演出となる変動よりも出現割合が低いことにより、第一の非表示タイミングと第三の非表示タイミングの間隔が第二の非表示タイミングと第一の非表示タイミングとの差分間隔、並びに、第二の非表示タイミングと第三の非表示タイミングの間隔に比べて小さくなるようにしてもよい。
これにより、非表示になるタイミングが近しい表示同士(第一の表示と第三の表示)の復帰タイミングと、他の表示(第二の表示)の復帰タイミングと、をグルーピングすることによって、双方の視認容易さを向上させることができる。
上述したように、所定の操作手段(例えば、右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cが相当)に対する操作を有効に受け付け、音声制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)は有効に受け付けた所定の操作手段に対する操作に基づいて、複数通りの楽曲の中から選択された一の楽曲(例えば、変動中楽曲変更パネル810に基づき遊技者が選択した楽曲が相当)を音声出力手段(例えば、スピーカ33が相当)から出力させ、表示制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)は、選択された一の楽曲に係る表示として、楽曲名や楽曲に係る映像を、図14、図15のノーマルリーチ演出がはじまるまで、図16の所定演出がはじまるまで表示してもよく、この楽曲名や楽曲に係る映像は本願発明の「第二の表示」に相当する。
また、少なくとも一部の大当りに伴って実行される特定の大当り遊技中において、操作制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)は、所定の操作手段(例えば、右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cが相当)に対する操作を有効に受け付け、音声制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)は、有効に受け付けた所定の操作手段に対する操作に基づいて、複数とおりの楽曲の中から選択された一の楽曲を音声出力手段(例えば、スピーカ33が相当)から出力させ、表示制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)は、選択された一の楽曲に係る表示を第四の表示(例えば、図9(b)に示した、大当り楽曲変更表示領域840を用いて遊技者が選択した楽曲名の表示が相当)として演出表示手段(例えば、演出表示装置80が相当)に表示させる。
そして、所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けた特定の大当り遊技の終了後に実行される図柄変動において演出表示手段に第二の表示(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)が表示される場合、所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けるまで(例えば、遊技者が変動中楽曲変更パネル810に基づき楽曲を変更するまでが相当)、音声制御手段は、特定の大当り遊技中に選択された楽曲と同一の楽曲を音声出力手段から出力させ、表示制御手段は、当該楽曲に係る表示を第二の表示(例えば、選択されている楽曲名を変動中楽曲変更パネル810の中央に大きく表示することが相当)として演出表示手段に表示させる。
これにより、大当り遊技中に選択した楽曲と同一の楽曲を、その後の図柄変動において出力させると共に、演出表示手段に当該楽曲を表示させることによって、お気に入りの楽曲を継続して聴き続けることができ、遊技者の興趣向上を図ることができる。
上述したように、大当りの当選が判定された第一の図柄変動の変動中に非表示となった第一の表示及び第二の表示は、第一の図柄変動の後に実行される大当り遊技の終了以後に非表示から復帰する構成について説明した。しかし、例えば、大当り遊技中に保留されている特図の作動保留情報であって、当該大当り遊技の終了後に使用される特図の作動保留情報を使用した場合の特図当否判定の結果が大当りとなる「保留連」の場合には、大当り遊技の終了以後に非表示から復帰させなくてもよく、この場合について以下に説明する。
例えば、図18に示したように、本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。
保留数表示領域802は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。
残り時短回数表示領域805は、変動開始からスーパーリーチ演出になるまで演出表示装置80に表示され、スーパーリーチ演出となったときから大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。
変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、変動開始からノーマルリーチ演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了するまで非表示となり、大当り遊技が終了するまで非表示が継続される。
モード名表示領域820は、変動開始からスーパーリーチ演出になるまで演出表示装置80に表示され、スーパーリーチ演出となったときから大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。
図柄変動中右打ち表示領域830は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。
そして、大当り遊技の終了後に、特図の作動保留情報を判定し、例えば、特別図柄aの大当り情報が含まれている場合に、保留連の演出を行う。保留連の演出とは、大当り遊技が終了した後、大当りが続けて発生するようにみせる演出を行うことであり、大当りの作動保留より前に保留されている作動保留情報の演出表示装置80における図柄変動は遊技者が視認し難い態様で行うようにすることで、大当りが続けて発生するような印象を遊技者に与える。この保留連の演出を行う際には、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、図柄変動中右打ち表示領域830を演出表示装置80に対し非表示のままとする。
このように、大当り遊技が終了して次の図柄変動が開始される際に、演出表示装置80に対し表示される保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変更パネル810、モード名表示領域820、図柄変動中右打ち表示領域830を非表示のままとすることで、保留連の演出効果を高めることが可能となり、遊技者の興趣向上となる。
上述したように、大当りの当選が判定された第一の図柄変動の変動中に非表示となった第一の表示及び第二の表示は、第一の図柄変動の後に実行される大当り遊技の終了以後に非表示から復帰する構成について説明した。しかし、例えば、大当り遊技中に保留されている特図の作動保留情報であって、当該大当り遊技の終了後に使用される特図の作動保留情報を使用した場合の特図当否判定の結果が大当りとなる「保留連」の場合には、大当り遊技の終了以後に非表示から復帰させなくてもよく、この場合について以下に説明する。
例えば、図18に示したように、本図柄表示領域801は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。
保留数表示領域802は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。
残り時短回数表示領域805は、変動開始からスーパーリーチ演出になるまで演出表示装置80に表示され、スーパーリーチ演出となったときから大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。
変動中楽曲変更パネル810は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ演出大当り変動の場合、変動開始からノーマルリーチ演出が開始されるまで、演出表示装置80に表示され、その後、先の図柄変動が終了するまで非表示となり、大当り遊技が終了するまで非表示が継続される。
モード名表示領域820は、変動開始からスーパーリーチ演出になるまで演出表示装置80に表示され、スーパーリーチ演出となったときから大当り遊技が終了するまで演出表示装置80に対し非表示となる。
図柄変動中右打ち表示領域830は、ノーマルリーチ演出経由スーパーリーチ大当り変動の場合、終始、演出表示装置80に表示され、大当り遊技が開始されたときに、演出表示装置80に対し非表示となる。
そして、大当り遊技の終了後に、特図の作動保留情報を判定し、例えば、特別図柄aの大当り情報が含まれている場合に、保留連の演出を行う。保留連の演出とは、大当り遊技が終了した後、大当りが続けて発生するようにみせる演出を行うことであり、大当りの作動保留より前に保留されている作動保留情報の演出表示装置80における図柄変動は遊技者が視認し難い態様で行うようにすることで、大当りが続けて発生するような印象を遊技者に与える。この保留連の演出を行う際には、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変動パネル810、モード名表示領域820、図柄変動中右打ち表示領域830を演出表示装置80に対し非表示のままとする。
このように、大当り遊技が終了して次の図柄変動が開始される際に、演出表示装置に対し表示される保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805、変動中楽曲変動パネル810、モード名表示領域820、図柄変動中右打ち表示領域830を非表示のままとすることで、保留連の演出効果を高めることが可能となり、遊技者の興趣向上となる。
上述した保留連の演出の場合の遊技機10の演出表示装置80に表示される各種情報の表示/非表示タイミングについて、図14~図20の各変動におけるタイムチャートとともに整理する。
上述したように、第一の図柄変動(例えば、図14~図20の図柄変動が相当)第一の変動の次の第二の図柄変動(例えば、図14~図20の図柄変動が相当)に跨がって演出表示手段(例えば、演出表示装置80が相当)に表示され得る表示には、第一の図柄変動の停止以後であって第二の図柄変動の開始以前に表示が更新される第一の表示(例えば、本図柄表示領域801、保留数表示領域802、残り時短回数表示領域805が相当)がある。
また、第一の図柄変動の変動中に所定の操作手段(例えば、右カーソルボタン38dまたは左カーソルボタン38cが相当)に対する操作を有効に受け付けると表示が更新される第二の表示(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)がある。
上述したように、大当りの非当選が判定された第一の図柄変動の変動中(例えば、図15、図16の図柄変動が相当)に第一の表示のうち少なくとも一部(例えば、残り時短回数表示領域805が相当)(例えば、図15のスーパーリーチ演出中、または、図16の所定演出からスーパーリーチ演出中に演出表示装置80に対し非表示となることが相当)があり、また、第二の表示のうち少なくとも一部(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)が演出表示手段で非表示となる場合(例えば、図14のノーマルリーチ演出中、図15のノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出中、図16の所定演出からスーパーリーチ演出中に演出表示装置80に対し非表示となること相当)がある。
そして、非表示になった第一の表示(例えば、残り時短回数表示領域805が相当)は、はずれ図柄が確定表示される前に演出表示装置80に対し非表示から復帰し、非表示になった第二の表示(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)は、次の図柄変動の開始以後に非表示から復帰する。
さらに、大当りの当選が判定された第一の図柄変動の変動中(例えば、図18~図20の図柄変動が相当)に第一の表示のうち少なくとも一部(例えば、残り時短回数表示領域805が相当)(例えば、図18のスーパーリーチ演出中、図19の所定演出からスーパーリーチ演出中、図20のスーパーリーチ演出中に演出表示装置80に対し非表示となることが相当)があり、また、第二の表示のうち少なくとも一部(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)が演出表示手段で非表示となる場合(例えば、図17のノーマルリーチ演出中、図18のノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出中、図19の所定演出からスーパーリーチ演出中、図20のスーパーリーチ演出中に演出表示装置80に対し非表示となることが相当)がある。
そして、大当り遊技終了後、特図の作動保留情報を判定し、例えば、特別図柄aの大当り情報が含まれている場合に、保留連の演出を行う。保留連の演出を行う場合には、図18~図20に示したように、非表示となった第一の表示(例えば、残り時短回数表示領域805が相当)と非表示になった第二の表示(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)を演出表示装置に対して表示することなく、非表示を継続する。そして、保留連の演出を経て行われた特別図柄aの大当り遊技が終了した後に、非表示となった第一の表示(例えば、残り時短回数表示領域805が相当)と非表示になった第二の表示(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)を演出表示装置に対して表示する。
ここで、図8に示したように、特別図柄aの抽選値は33/100であるため、第一の図柄変動中に非表示になった第一の表示と第二の表示が、第一の図柄変動後に実行される大当り遊技の終了後の第二の図柄変動に復帰している割合(例えば、特別図柄a以外の大当りになる割合に相当)と復帰していない割合(例えば、特別図柄aの大当りになる割合に相当)とを比べると、復帰している割合の方が高いことは明らかである。
上述したように、音声出力手段(例えば、スピーカ33が相当)と、音声制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)とを備え、第二の表示(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)は、図柄変動中に音声出力手段から出力させる楽曲の選択操作として、図柄変動中に所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けると表示が更新されるものである(例えば、図14~図16の図柄変動が開始されると表示される変動中楽曲変更パネル810に基づき遊技者が所定の操作手段の操作をすると変動中楽曲変更パネル810の表示内容が更新されることが相当)。
ここで、第一の図柄変動中に第一の表示のうち少なくとも一部(例えば、残り時短回数表示領域805が相当)及び第二の表示のうち少なくとも一部(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)が演出表示手段(例えば、演出表示装置80が相当)で非表示となる場合(例えば、図15、図16のスーパーリーチ演出が開始され確定表示がされる直前までが相当)において、操作制御手段は、第一の表示及び第二の表示が共に非表示である期間に所定の操作手段に対する操作を有効に受け付け可能とすればよい。
そして、音声制御手段は、当該期間に受け付けた所定の操作手段に対する操作に基づいて選択された楽曲を第一の表示が復帰してから第二の表示が復帰するまでの期間(例えば、図15、図16の確定表示がされる直前から次の図柄変動が開始されることに伴うタイミングまでが相当)に音声出力手段から出力させ得るものと言える。
このように演出表示装置80に変動中楽曲変更パネル810が表示されていないときでも所定の操作手段に対する操作を有効に受け付け可能と構成することにより、遊技の流れや気分を即座に変えたいと考え所定の操作手段を操作する遊技者の要求を満たすことが可能となる。
上述したように、音声出力手段(例えば、スピーカ33が相当)と、音声制御手段(例えば、第1副制御基板200が相当)とを備え、第二の表示(例えば、変動中楽曲変更パネル810が相当)は、図柄変動中に音声出力手段から出力させる楽曲の選択操作として、図柄変動中に所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けると表示が更新されるものである(例えば、図14~図16の図柄変動が開始されると表示される変動中楽曲変更パネル810に基づき遊技者が所定の操作手段の操作をすると変動中楽曲変更パネル810の表示内容が更新されることが相当)。
ここで、操作制御手段は、第二の図柄変動の開始より前(例えば、図14~図16の変動中楽曲変更パネル810が次の図柄変動が開始されることに伴うタイミングで表示される前が相当)に受け付ける所定の操作手段に対する操作を無効とし、第二の図柄変動の開始以後に受け付ける所定の操作手段に対する操作を有効にするようにしてもよい。
そして、音声制御手段は、第二の図柄変動の開始以後(例えば、図14~図16の変動中楽曲変更パネル810が次の図柄変動が開始されることに伴うタイミングで表示された後が相当)に有効に受け付けた所定の操作手段に対する操作に基づいて選択された楽曲を第二の図柄変動中に音声出力手段から出力させ得るようにしてもよい。
このように次の図柄変動が開始されるよりも前の所定の操作手段に対する操作を有効としない構成とすることで、演出表示装置80に変動中楽曲変更パネル810が表示されているときに所定の操作手段に対する操作を有効とできるため、変動中楽曲変更パネル810が表示されていないときに意図せず所定の操作手段を遊技者が操作した場合に、楽曲が変更されてしまうことにより遊技者が混乱することを防ぐことが可能となる。
上述の実施形態は、上述の説明に限定されるものではなく、種々の変形、改良等が可能である。
<付記>
本実施形態は、次のような技術思想を包含する。
(1)
始動口への遊技球の入賞に基づいて図柄変動を実行可能であり、図柄変動において大当りに当選するか否かの判定をし、大当りの当選が判定された図柄変動の後に大当り遊技を実行する遊技機であって、
操作手段と、
前記操作手段に対する操作の受付を制御する操作制御手段と、
演出表示手段と、
前記演出表示手段を制御する表示制御手段と、
を備え、
第一の図柄変動及び前記第一の図柄変動の次の第二の図柄変動に跨がって前記演出表示手段に表示され得る表示には、前記第一の図柄変動の停止以後であって前記第二の図柄変動の開始以前に表示が更新される第一の表示と、前記第一の図柄変動の変動中に所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けると表示が更新される第二の表示と、が含まれ、
大当りの非当選が判定された前記第一の図柄変動の変動中に前記第一の表示のうち少なくとも一部及び前記第二の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合があり、当該場合において、非表示になった前記第一の表示は前記第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰し、復帰した後に表示が更新され、非表示になった前記第二の表示は前記第二の図柄変動の開始以後に非表示から復帰し、
大当りの当選が判定された前記第一の図柄変動の変動中に前記第一の表示のうち少なくとも一部及び前記第二の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合があり、当該場合において、前記第一の図柄変動中に非表示になった前記第一の表示と前記第二の表示が、前記第一の図柄変動の後に実行される前記大当り遊技の終了後の前記第二の図柄変動に復帰している割合と復帰していない割合とを比べると、復帰している割合の方が高い、
遊技機。
(2)
前記第一の図柄変動及び第二の図柄変動に跨がって前記演出表示手段に表示され得る表示には、前記第一の図柄変動の停止から前記第二の図柄変動の開始に跨がって表示が維持される第三の表示が含まれ、
前記第一の図柄変動の変動中に前記第一の表示のうち少なくとも一部、前記第二の表示のうち少なくとも一部、及び前記第三の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合があり、
当該場合において、非表示になった前記第三の表示は前記第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰して前記第二の図柄変動の開始を跨がって表示される、
(1)に記載の遊技機。
(3)
前記第一の図柄変動中に非表示になった後に前記第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰する前記第一の表示が非表示になる第一の頻度と、
前記第一の図柄変動中に非表示になった後に前記第二の図柄変動の開始以後に非表示から復帰する前記第二の表示が非表示になる第二の頻度と、
前記第一の図柄変動中に非表示になった後に前記第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰する前記第三の表示が非表示になる第三の頻度と、
を比べると、
前記第一の頻度と前記第三の頻度の差分が、前記第二の頻度と前記第一の頻度の差分、並びに、前記第二の頻度と前記第三の頻度の差分、に比べて小さい、
(2)に記載の遊技機。
(4)
前記第一の図柄変動中に非表示になった後に前記第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰する前記第一の表示が非表示になる第一の非表示タイミングと、
前記第一の図柄変動中に非表示になった後に前記第二の図柄変動の開始以後に非表示から復帰する前記第二の表示が非表示になる第二の非表示タイミングと、
前記第一の図柄変動中に非表示になった後に前記第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰する前記第三の表示が非表示になる第三の非表示タイミングと、
を比べると、
前記第一の非表示タイミングと前記第三の非表示タイミングの間隔が、前記第二の非表示タイミングと前記第一の非表示タイミングの間隔、並びに、前記第二の非表示タイミングと前記第三の非表示タイミングの間隔、に比べて小さくなりやすい、
(2)または(3)に記載の遊技機。
(5)
図柄変動において大当りに当選するか否かを判定し、大当りの当選が判定された図柄変動の後に大当り遊技を実行する遊技機であって、
音声出力手段と、
前記音声出力手段を制御する音声制御手段と、
をさらに備え、
少なくとも一部の図柄変動において、前記操作制御手段は、前記所定の操作手段に対する操作を有効に受け付け、前記音声制御手段は、有効に受け付けた前記所定の操作手段に対する操作に基づいて、複数とおりの楽曲の中から選択された一の楽曲を前記音声出力手段から出力させ、前記表示制御手段は、選択された一の楽曲に係る表示を前記第二の表示として前記演出表示手段に表示させ、
少なくとも一部の大当りに伴って実行される特定の大当り遊技中において、前記操作制御手段は、前記所定の操作手段に対する操作を有効に受け付け、前記音声制御手段は、有効に受け付けた前記所定の操作手段に対する操作に基づいて、複数とおりの楽曲の中から選択された一の楽曲を前記音声出力手段から出力させ、前記表示制御手段は、選択された一の楽曲に係る表示を第四の表示として前記演出表示手段に表示させ、
前記所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けた前記特定の大当り遊技の終了後に実行される図柄変動において前記演出表示手段に前記第二の表示が表示される場合、前記所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けるまで、前記音声制御手段は、前記特定の大当り遊技中に選択された楽曲と同一の楽曲を前記音声出力手段から出力させ、前記表示制御手段は、当該楽曲に係る表示を前記第二の表示として前記演出表示手段に表示させる、
(1)から(4)いずれか一つに記載の遊技機。
(a)
音声出力手段と、
前記音声出力手段を制御する音声制御手段と、
をさらに備え、
前記第二の表示は、図柄変動中に前記音声出力手段から出力させる楽曲の選択操作として、図柄変動中に前記所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けると表示が更新されるものであり、
前記一の図柄変動の変動中に前記第一の表示のうち少なくとも一部及び前記第二の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合において、
前記操作制御手段は、前記第一の表示及び前記第二の表示が共に非表示である期間に前記所定の操作手段に対する操作を有効に受け付け可能であり、
前記音声制御手段は、当該期間に有効に受け付けた前記所定の操作手段に対する操作に基づいて選択された楽曲を、前記第一の表示が復帰してから前記第二の表示が復帰するまでの期間に前記音声出力手段から出力させ得る、
(1)から(5)のいずれか一つに記載の遊技機。
(b)
音声出力手段と、
前記音声出力手段を制御する音声制御手段と、
をさらに備え、
前記第二の表示は、図柄変動中に前記音声出力手段から出力させる楽曲の選択操作として、図柄変動中に前記所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けると表示が更新されるものであり、
前記一の図柄変動の変動中に前記第一の表示のうち少なくとも一部及び前記第二の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合において、
前記操作制御手段は、前記第二の図柄変動の開始より前に受け付ける前記所定の操作手段に対する操作を無効とし、前記第二の図柄変動の開始以後に受け付ける前記所定の操作手段に対する操作を有効とし、
前記音声制御手段は、前記第二の図柄変動の開始以後に有効に受け付けた前記所定の操作手段に対する操作に基づいて選択された楽曲を、前記第二の図柄変動中に前記音声出力手段から出力させ得る、
(1)から(5)のいずれか一つに記載の遊技機。
10 遊技機
15 外枠
17 中枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動体
22a 上部可動体
22b 左右可動体
23 シリンダ錠
24 可動体内ランプ
24a 上部可動体内ランプ
24b 左右可動体内ランプ
25 透明部材
26 導光板ランプ
27 上球受け皿
29 下球受け皿
30 盤面装飾ランプ
30a 盤面装飾ランプ
30b 盤面装飾ランプ
31 操作ハンドル
32 上枠部
33 スピーカ
33a、33b スピーカ
34a、34b 左右側枠部
35 演出ランプ
36 球抜き機構
37 演出ボタン
38 カーソルボタン
38a 上カーソルボタン
38b 下カーソルボタン
38c 左カーソルボタン
38d 右カーソルボタン
39 メイン操作部
39a 玉貸ボタン
39b 返却ボタン
40 電源スイッチ
43 RAMクリアスイッチ
45 開閉カバー
46 遊技球タンク
47 タンクレール
48 払出ユニット
49 払出通路
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
62 普通電動役物ソレノイド
63 ゲート
65 特別電動役物
66 特別電動役物ソレノイド
67 一般入賞口
67a 一般入賞口
67b 一般入賞口
69 アウト口
70 第1始動口センサ
71 第2始動口センサ
72 大入賞口センサ
73 一般入賞口センサ
73a 一般入賞口センサ
73b 一般入賞口センサ
74 ゲートセンサ
75 アウト球センサ
76 中枠開扉センサ
80 演出表示装置
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
94 第1特別図柄保留ランプ
95 第2特別図柄保留ランプ
96 普通図柄保留ランプ
100 主制御基板
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 I/Oポート
105 乱数回路
109 主制御基板ケース
110 入球判定手段
115 メイン乱数発生手段
120 メイン保留制御手段
125 事前判定手段
130 特図抽選手段
131 特図当否判定手段
132 特図停止図柄抽選手段
133 特図変動パターン導出手段
135 普図抽選手段
140 大当り遊技制御手段
145 図柄表示制御手段
150 電動役物制御手段
155 遊技状態制御手段
160 メイン情報記憶手段
165 メインエラー制御手段
170 メインコマンド管理手段
175 電断処理実行手段
180 復電処理実行手段
200 第1副制御基板
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 I/Oポート
209 第1副制御基板ケース
210 サブ乱数発生手段
220 通常演出制御手段
221 演出モード制御手段
222 演出ルート決定手段
223 サブ保留制御手段
224 先読み演出制御手段
225 演出内容決定手段
226 装飾図柄制御手段
227 大当り演出制御手段
230 サブエラー制御手段
235 音声制御手段
240 ランプ制御手段
245 可動役物制御手段
260 復電処理実行手段
270 サブ情報記憶手段
275 サブコマンド管理手段
300 第2副制御基板
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 I/Oポート
309 第2副制御基板ケース
400 払出制御基板
401 CPU
402 ROM
403 RAM
409 払出制御基板ケース
500 電源制御基板
501 通常電源回路
502 バックアップ電源回路
503 電断検出回路
504 RAMクリアスイッチ回路
509 電源制御基板ケース
800 装飾図柄
801 本図柄表示領域
802 保留数表示領域
803 当該保留表示領域
804 保留表示領域
805 残り時短回数表示領域
810 変動中楽曲変更パネル
820 モード名表示領域
830 図柄変動中右打ち表示領域
840 大当り楽曲変更表示領域
X 第1流路
Y 第2流路

Claims (1)

  1. 始動口への遊技球の入賞に基づいて図柄変動を実行可能であり、図柄変動において大当りに当選するか否かの判定をし、大当りの当選が判定された図柄変動の後に大当り遊技を実行する遊技機であって、
    操作手段と、
    前記操作手段に対する操作の受付を制御する操作制御手段と、
    演出表示手段と、
    前記演出表示手段を制御する表示制御手段と、
    を備え、
    第一の図柄変動及び前記第一の図柄変動の次の第二の図柄変動に跨がって前記演出表示手段に表示され得る表示には、前記第一の図柄変動の停止以後であって前記第二の図柄変動の開始以前に表示が更新される第一の表示と、前記第一の図柄変動の変動中に所定の操作手段に対する操作を有効に受け付けると表示が更新される第二の表示と、が含まれ、
    大当りの非当選が判定された前記第一の図柄変動の変動中に前記第一の表示のうち少なくとも一部及び前記第二の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合があり、当該場合において、非表示になった前記第一の表示は前記第一の図柄変動の停止以前に非表示から復帰し、復帰した後に表示が更新され、非表示になった前記第二の表示は前記第二の図柄変動の開始以後に非表示から復帰し、
    大当りの当選が判定された前記第一の図柄変動の変動中に前記第一の表示のうち少なくとも一部及び前記第二の表示のうち少なくとも一部が前記演出表示手段で非表示となる場合があり、当該場合において、前記第一の図柄変動中に非表示になった前記第一の表示と前記第二の表示が、前記第一の図柄変動の後に実行される前記大当り遊技の終了後の前記第二の図柄変動に復帰せず非表示が継続される場合があり、前記第一の図柄変動中に非表示になった前記第一の表示と前記第二の表示が、前記第一の図柄変動の後に実行される前記大当り遊技の終了後の前記第二の図柄変動に復帰している割合と復帰していない割合とを比べると、復帰している割合の方が高い、
    遊技機。
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