JP7096531B2 - 作業車両の自律走行システム - Google Patents

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Description

本発明は、圃場内を自律走行する農業用の作業車両の運転を制御する自律走行システムに関するものである。
圃場内を耕耘などの作業をしながら自律走行する作業車両は、走行中に燃料切れが生じるなど、走行の制御に不具合が生じた場合には、その作業を中断せざるを得ず、燃料不足のために、作業を中断したときは、燃料補給のための作業者の作業負担が大きく、作業の再開に著しく手間がかかることがあった。
かかる問題に対し、特許文献1には、燃料の減少を検知すると、燃料切れをしないように作業を中断し、燃料補給のため、圃場の端部まで移動して停止することによって、作業者の燃料補給にかかる作業負担を軽減するようにした作業車両の自律走行システムが提案されている。
特開2016-059349号公報
しかしながら、作業車両の作業中断を招く原因は燃料切れだけではなく、自律走行に関係するセンサに異常が生じて、適切に走行することができなくなり、圃場での作業を中断しなくてはならなくなる場合もあり、特許文献1に記載された対策では、燃料切れ以外の作業車両の作業中断が生じたときに、作業を速やかに再開することができなかった。
したがって、本発明は、圃場を自律走行中に作業車両が作業困難に陥っても、容易に作業に復帰することができる作業車両の自律走行システムを提供することを目的とするものである。
本発明のかかる目的は、圃場を自律走行する作業車両を備え、前記作業車両は、前記作業車両の自律走行を制御する自動運転制御部と、自機の位置情報を取得する位置情報取得手段と、車両に搭載したセンサの異常を検出するセンサ異常検出手段とを備え、前記自動運転制御部は、作業走行を中断してあらかじめ設定された待機場所まで前記作業車両を退避可能な待機モードと、前記位置情報取得手段により自機の位置情報を取得しながら前記圃場の内周を走行して圃場形状情報を作成する圃場形状情報作成モードと、前記圃場形状情報作成モードによって作成された圃場形状情報から、前記作業車両が走行した圃場の内周上の通過地点を複数取得し、取得された複数の前記通過地点の中から搭乗者が前記待機場所を選択して設定可能とする待機場所選択手段とを備えるとともに、前記作業車両が前記圃場を作業走行中に前記センサ異常検出手段が車両に搭載したセンサの異常を検出すると、待機モードに切り換り、前記作業車両が前記待機場所に移動されるように構成された作業車両の自律走行システムによって達成される。
本発明によれば、作業走行中にセンサに異常が発生し、センサ異常検出手段によりセンサの異常が検出された場合には、作業車両のモードが待機モードに切り換り、作業走行が中断されて、あらかじめ設定された待機場所まで作業車両が移動するので、センサの異常により自律走行に問題がある状態で作業走行が続行されることがなく、圃場に放置されることもない。また、待機場所は圃場内周上に設定されているので、作業車両の点検が容易になり、したがって、作業車両が作業に復帰しやすくなり、かつ、点検のために作業した場所へ立ち入る必要がないので、点検をする際に作業者(搭乗者)が既耕地を踏み荒らすことがない。
本発明の好ましい実施態様においては、前記作業車両は、自機の現在位置に基づいて前記待機場所を設定可能とする待機場所設定手段と、情報の送受信が可能な通信装置とを備え、前記自動運転制御部は、前記圃場形状情報作成モードにより作成した前記圃場形状情報と設定した前記待機場所の位置情報とを、前記通信装置により通信網を通じて管理サーバに送信し、前記管理サーバは、複数の前記圃場について、受信した前記圃場形状情報と前記待機場所の位置情報とを記録し、前記自動運転制御部は、前記作業車両が前記圃場で作業走行を開始するとき、前記位置情報取得手段により自機の位置情報を取得して前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、受け取った前記作業車両の位置情報が、前記管理サーバに記録された前記圃場の前記圃場形状情報に含まれている場合、前記圃場形状情報に対応する前記待機場所の位置情報を前記作業車両に送信するように構成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、作業車両は、自機の現在位置に基づいて待機場所を設定することができるので、搭乗者の所望の位置で簡易に待機場所を設定することができる。また、作業車両は、管理サーバに待機場所が記録されている圃場では、管理サーバから待機場所の位置情報を取得することができるので、一度、待機場所設定手段により待機場所を設定した圃場を再度、作業走行する場合、改めて待機場所を設定し直す手間を省くことができる。
本発明のさらに好ましい実施形態においては、前記自動運転制御部は、前記圃場での作業走行の開始時に、前記圃場における前記待機場所の位置情報を取得し、前記圃場での作業走行が完了すると、取得した前記待機場所の設定をキャンセルするように構成されている。
本発明のこのさらに好ましい実施態様によれば、作業車両が自律走行により、ある圃場における作業走行を完了させると、その圃場に設定されていた待機場所の位置情報がリセットされるので、作業車両が他の圃場を作業走行する際に、車両に搭載したセンサから異常が検出されて作業車両が退避手段により待機場所に移動することになっても、前に作業走行した圃場の待機場所に移動する事態を防ぐことができる。
本発明によれば、作業車両が圃場を自律走行中に作業困難に陥っても、容易に作業に復帰することができる作業車両の自律走行システムを提供することが可能になる。
図1は、本発明の実施態様にかかる自律走行システムによって走行が制御される作業車両の構成を示す略側面図である。 図2は、図1の作業車両の内部構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の好ましい実施態様に係る自律走行システムの構成を示すブロック図である。 図4は、作業車両が圃場内を圃場内周に沿って走行して圃場形状情報作成モードにより圃場形状情報を作成する様子を示す平面図である。 図5は、作業車両が、圃場形状情報作成モードにより圃場の圃場形状情報を作成するプロセスを示すフローチャートである。 図6は、圃場形状情報から算定される作業範囲および走行予定経路を示す平面図である。 図7は、圃場での作業走行を中断して待機場所に移動する作業車両の様子を示す平面図である。 図8は、作業車両が車両に搭載されたセンサの異常を検出して待機場所に移動するプロセスを示すフローチャートである。 図9は、図1の作業車両の操縦部の内装を示す略斜視図である。 図10は、待機場所選択メニューが表示された図9の操作パネルを示す概略図である。
以下、本発明の好ましい実施態様につき、添付図面を参照しつつ、詳細に説明を加える。
図1は、本発明の実施態様にかかる自律走行システムによって、走行が制御される作業車両100の構成を示す略側面図である。
図1に示されるように、本実施態様にかかる作業車両100は、圃場13を走行可能な農作業用の車両であり、車体前部には、ボンネット107に覆われたコモンレール式のエンジン105が配設され、このエンジン105の回転動力を、主変速装置および副変速装置を介して、前輪103及び後輪104に伝達することによって走行可能に構成されている。また、エンジン105の後方には、操縦部106が設けられ、操縦部106後方の車体後部には、圃場13を耕耘可能な作業機140が取り付けられている。
操縦部106には、作業車両100を操舵するステアリングホイール150と操縦席153とを備えたキャビンが設けられている。また、キャビンの天井であるキャビンルーフ108にはGNSS受信機102が設けられており、人工衛星170から所定の時間間隔で電波を受信して、作業車両100の位置を測定することができるように構成されている。
作業車両100の車体後部には、上側にあるトップリンク145aと下側にある左右のロアリンク145bとからなる3点リンク機構145が設けられており、作業機140は3点リンク機構145に連結されている。作業機140には、圃場の土を耕す耕耘爪146と、耕耘爪146の上方を覆うロータリカバー147と、ロータリカバー147の後部に上下動自在に支持されるリヤカバー148が設けられ、ロータリカバー147上には、作業機140による耕耘の深さを検出する耕深センサ149が設けられている。耕深センサ149は、ポテンショメータ式のセンサであり、ロータリカバー147に対するリヤカバー148の回動角度を耕深度として検出可能に構成されている。
3点リンク機構145のロアリンク145bには、リフトアーム142を介して、作業機昇降シリンダ141が接続されており、作業機昇降シリンダ141を伸縮させることによって、ロアリンク145bを上下させ、作業機140を昇降させることができるように構成されている。また、リフトアーム142の基部には、リフトアーム142の回転角度を検出するリフトアームセンサ143が設けられており、リフトアームセンサ143の検出値に基づいて、昇降させた作業機140の高さが算出されるように構成されている。
したがって、3点リンク機構145は、作業機昇降シリンダ141を伸縮させることにより、連結した作業機140を昇降させることができるので、圃場13を耕耘する作業時は作業機140を下ろして、接地させる一方、非作業時は、作業機140を所定の高さにまで持ち上げて、接地しないようにしておくことによって、作業機140が不必要に地面と接触し、作業車両100の走行の妨げになることを防止することができる。
以下、作業車両100が作業機140を下ろして接地させた状態で、圃場13の土を耕しながら走行することを作業走行と呼ぶ。
図2は、図1の作業車両100の内部構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、作業車両100は、図1のGNSS受信装置102が受信した電波から自機の位置情報を取得する位置情報取得手段である位置情報取得部301と、作業車両に搭載された各種センサの異常を検出するセンサ異常検出部308と、作業車両の自律走行を制御する自動運転制御部である自動運転ECU302と、作業車両の走行状態を制御する車両ECU303と、図1のエンジン105を制御するエンジンECU310と、作業機を制御する作業機ECU311とを備えており、自動運転ECU302は、位置情報から走行経路を算定する経路算定部306と、位置情報から圃場の形状を示す情報である圃場形状情報を算定する圃場形状算定部307と、圃場に関する情報を記録する圃場情報記録部302aとを備えている。
自動運転ECU302、車両ECU303、エンジンECU310および作業機ECU311は、通信回線により電気的に接続されており、互いにアクセス可能に構成されている。また、通信回線には、外部ネットワークと通信する通信部304や、作業車両100の操縦部106に設置されているメータパネル(図示せず)および操作パネル180(図2には図示されていない)が接続されており、通信情報や操作情報などを相互に送受信できるように構成されている。
エンジンECU310の入力側には、図1のエンジン105の回転数を検出するエンジン回転センサ120と、ラジエータの液温を検出するエンジン水温センサ121と、エンジン105のコモンレール内の圧力を検出するレール圧センサ122とが接続されており、エンジンECU310の出力側には、エンジン105の燃料タンク内の燃料を加圧してコモンレールに送る燃料高圧ポンプ123と、コモンレールで蓄圧された燃料をピストンシリンダ内に噴射する高圧インジェクタ124とが接続されている。
車両ECU303の出力側には、油圧により動作するクラッチ135と、ステアリングシリンダ136とが接続され、車両ECU303の入力側には、クラッチ135にかかる圧力(クラッチ圧力)を検出するクラッチ圧力センサ130と、副変速装置による変速状態を検出する副変速センサ131と、車両の走行速度を検出する車速センサ132と、ステアリングホイールの操作量(回転量)を検出するステアリングホイールセンサ133と、前輪103の操舵角を検出する操舵角センサ134とが接続されている。
作業機ECU311の入力側には、リフトアームセンサ143と、耕深センサ149とが接続され、作業機ECU311の出力側には作業機140を昇降させる作業機昇降シリンダ141が接続されている。
図3は、本発明の好ましい実施態様に係る自律走行システム1の構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、作業車両100は、通信部304により通信網を介して、遠隔的にクラウドCと情報の送受信が可能であり、位置情報取得部301により取得した自機の位置情報を、所定時間毎に、クラウドCに送信することができ、また、クラウドCに格納された情報を取得することができるように構成されている。
遠隔管理装置200は、携帯可能な電子演算機器であり、管理ユーザにより操作可能な管理端末201を備えている。管理端末201は、通信網を通じて、クラウドCと相互に通信可能な通信機202と、人工衛星の測位情報から自機の位置情報、すなわち、管理端末201の現在の位置情報を取得可能な測位装置203と、管理端末201を制御する端末制御部204とを備えている。したがって、管理ユーザは、管理端末201を所持することにより、通信機202を介して、クラウドCと情報のやり取りをすることができ、測位装置203により取得した測位情報から、現在の自機の位置情報を把握することができる。
このように、作業車両100と遠隔管理装置200とが、クラウドCを媒介にして、通信可能に構成されているので、管理ユーザは、遠隔管理装置200により、作業車両100の状態を監視し、指令を送ることができ、遠隔的に作業車両100を管理することができる。
クラウドCには管理サーバ320が設けられており、この管理サーバ320には、複数の圃場について、圃場形状情報を格納する圃場形状情報データベース322と、作業車両100および遠隔管理装置200の位置情報を格納する位置情報データベース323と、圃場に関して設定された情報を格納する圃場設定情報データベース324が設けられている。したがって、管理ユーザは、管理サーバ320にアクセスし、圃場形状情報データベース322、位置情報データベース323および圃場設定情報データベース324を参照することにより、作業車両100と圃場との位置関係、自分と圃場との位置関係、圃場に設定された情報を、それぞれ把握することができる。
図4は、作業車両100が圃場13内を圃場内周13aに沿って走行して圃場形状情報作成モードにより圃場形状情報を作成する様子を示す平面図である。
圃場形状情報作成モードは、圃場形状情報を生成するために作業車両100に設定される走行モードであり、本実施態様においては、圃場の形状情報を作成するときは、搭乗者によって、モード設定手段(図示せず)が操作され、圃場形状情報作成モードに設定される。
図4に示されるように、作業車両100は、管理通路12に面した出入り口11から圃場13に出入りすることができる。作業車両100は、圃場13内に進入すると、作業走行を開始する前に、図3のクラウドCを介して、管理サーバ320にアクセスし、圃場形状情報データベース322から圃場13の形状を示すデータである圃場形状情報を取得するように構成されている。
圃場形状情報には、圃場13の形状が囲う土地の平面的な位置、大きさ、範囲などの情報が含まれているので、作業車両100は、圃場形状情報を取得することによって、圃場13との位置関係を認識でき、圃場13内を自律走行することができる。
圃場形状情報データベース322に圃場13の圃場形状情報が登録されていない場合には、搭乗者によってモード設定手段(図示せず)が操作されて、作業車両100が圃場形状情報作成モードに設定され、圃場13の圃場形状情報を作成することができる。圃場形状情報作成モードは、作業車両100を走行させている間に、所定の時間間隔で図1の位置情報取得部301により自機の位置情報を取得して、取得した位置情報を通過地点17(P1,P2,P3,・・・)としてプロットしていき、圃場形状算定部307が隣接する通過地点17の位置情報をそれぞれつなぐことにより、各通過地点17(P1,P2,P3,・・・)で囲まれた範囲の座標データを作成するように構成されている。
すなわち、圃場形状情報作成モードで、作業車両100を手動操縦により、圃場内周13aに沿って走行させることによって、作業車両100は、圃場13の圃場形状情報を取得することができる。
図5は、作業車両100が、圃場形状情報作成モードにより、圃場13の圃場形状情報を作成するプロセスを示すフローチャートである。
図5に示されるように、圃場形状情報作成モードが開始されると(ステップS101)、作業車両100の自動運転ECU302は、位置情報取得部301により自機の位置情報P1を取得し(ステップS102)、さらに、所定の時間間隔で自機の位置情報P2,P3,・・・と繰り返し、取得していく(ステップS103)。
自動運転ECU302は、通過地点の位置情報Pn(n=2,3,・・・)を通過地点の位置情報P1と比較し(ステップS104)、P1と一致するPnを取得したら(ステップS105)、圃場13を一周したと判断し、圃場形状算定部307によりP1,P2,・・・,Pnの位置情報をつなぎ合わせて圃場形状情報を作成する(ステップS106)。そして、自動運転ECU302は、作成した圃場形状情報および各通過地点P1,P2,・・・,Pnの位置情報を圃場情報記録部302aに記録する(ステップS1057)とともに、通信部304により、クラウドCを介して、管理サーバ320にアクセスし、圃場形状情報および各通過地点P1,P2,・・・,Pnの位置情報を管理サーバ320の圃場形状情報データベース322に登録して(ステップS106)、圃場形状情報作成モードを終了する(ステップS107)。
このように、作業車両100は、圃場13を作業走行するのに先立って、圃場形状情報作成モードで圃場13を走行し、圃場内周13aに沿って1周することによって、圃場13の形状を座標データ化した圃場形状情報を作成することができるので、作業走行をするために必要な事前準備を簡易に行なうことができる。
また、作業車両100は、圃場形状情報作成モードにより、圃場13の圃場形状情報を作成すると、クラウドCを介して、管理サーバ320にアクセスし、作成した圃場形状情報(各通過地点17の位置情報を含む)を圃場形状情報データベース322に登録するように構成されているから、同じ圃場13で作業走行をする場合には、管理サーバ320にアクセスして、圃場形状情報を取得すればよく、再度、圃場形状情報作成モードにより圃場形状情報を作成する必要がない。
図6は、圃場形状情報から算定される作業範囲16および走行予定経路20を示す平面図であり、図7は、圃場13での作業走行を中断して、待機場所18に移動する作業車両100の様子を示す平面図である。
図6に示されるように、作業車両100は、図2の圃場形状算定部307により、圃場13の圃場形状情報を取得すると、各通過地点17の中から4つの通過点を選択する。これらの4点を結ぶことによって、作業車両100が作業走行を行う所定の形状の作業範囲16が設定される。作業範囲16の形状は限定されるものではないが、長方形または平行四辺形をなし、面積が最大となるように、4つの通過点を選択することができる。
また、経路算定部306により、作業車両100の作業幅と作業範囲16の位置情報に基づいて、作業範囲16内の全域を、直進と旋回を繰り返すことにより、満遍なく走行できるように設定された走行予定経路20を算定するように構成されている。そして、作業車両100は、圃場13内の作業範囲16を、走行予定経路20に沿って、作業走行するように構成されている。
作業範囲16を長方形または平行四辺形に設定することによって、作業走行が行われる走行予定経路20を直進と旋回の繰り返しによってなる単純な経路に設定できるので、作業車両100を自律走行により精度よく作業走行させることができる。
図7に示されるように、圃場13には、作業車両100を一時的に留置するための場所である待機場所18が設定されている。待機場所18は、後述するが、作業車両100に設けられた待機場所設定手段によって、圃場13内の任意の場所に設定されるか、または、待機場所選択手段によって、圃場内周13a上の通過地点17のいずれかから選択された場所に設定され、作業車両100に記録されるとともに、図3の管理サーバ320の圃場設定情報データベース324に記録される。
また、圃場13について、既に管理サーバ320に待機場所18が記録されている場合には、作業車両100は、圃場13で作業走行を開始するのに先立って、管理サーバ320にアクセスし、圃場13の待機場所18の位置情報を取得するように構成されている。
具体的には、作業車両100が圃場13で作業走行を開始するとき、図2の自動運転ECU302は、位置情報取得部301により自機の位置情報を取得して得た位置情報を通信部304からクラウドCを介して、管理サーバ320に送信する。管理サーバ320は、作業車両100の位置情報を受け取ると、圃場形状情報データベース322を参照し、その位置情報が含まれている圃場形状情報を有する圃場13を検索し、該当する圃場13があれば、圃場設定情報データベース324を参照して、その圃場13について、待機場所18が設定されているか否かを判定する。待機場所18が設定されていれば、その待機地場所18の位置情報を作業車両100に送信する。自動運転ECU302は、通信部304を通じて待機場所18の位置情報を受け取ると、図2の圃場情報記録部302aに記録する。
したがって、作業車両100は、管理サーバ320に待機場所18が記録されている圃場13では、管理サーバ320から待機場所18の位置情報を取得することができるので、一度、待機場所設定手段や待機場所選択手段により待機場所18を設定した圃場13を再度、作業走行する場合、改めて待機場所18を設定し直す手間を省くことができる。
さらに、作業車両100は、作業走行中に、図2のセンサ異常検出部308が、車両に搭載した図2のエンジン回転センサ120、エンジン水温センサ121、レール圧センサ122、燃料高圧ポンプ123、クラッチ圧力センサ130、副変速センサ131、車速センサ132、ステアリングホイールセンサ133、操舵角センサ134、リフトアームセンサ143、耕深センサ149のいずれかから異常を検出すると、作業走行を中断して待機場所18に移動する、作業範囲16からの退避手段である待機モードに移行するように構成されている。
待機モードでは、あらかじめ設定された待機場所18に対し、作業車両100は、図2の経路算定部306が、センサの異常が検出された場所である異常発生場所26から直近の圃場内周13aまで移動して、作業範囲16を抜け、圃場内周13aに沿って待機場所18に至る退避経路24を算定し、退避経路24に沿って、待機場所18まで移動するように構成されている。
また、作業車両100は、作業走行中にセンサの異常が検出されないまま、走行予定経路20の全てを走行しきると、圃場13における作業走行を終了するとともに、待機場所18の設定をキャンセルするように構成されている。
図8は、作業車両100が車両に搭載されたセンサの異常を検出して待機場所18に移動するプロセスを示すフローチャートである。
図8に示されるように、作業車両100が、自律走行により走行予定経路20に沿って、圃場13の作業走行を開始すると(ステップS201)、作業車両100の自動運転ECU302は、所定の時間間隔で位置情報取得部301により自機の位置情報を取得して、現在の車両の位置が走行予定経路20の終端であるかを確認する(ステップS202)。その結果、作業車両100が走行予定経路20の終端に位置していれば、作業走行を終了して(ステップS203)、圃場情報記録部302aから待機場所18の位置情報を削除する(ステップS204)。
一方、作業車両100が走行予定経路20の終端に達していないときに、作業車両100のセンサ異常検出部308が、作業車両100に搭載されたセンサに異常が発生していることを検出すると(ステップS205)、自動運転ECU302にセンサに異常が発生した旨の情報が送られ、自動運転ECU302がその旨の情報を受け取ると、作業走行を中断し(ステップS206)、位置情報取得部301により自機の位置情報を取得する(ステップS207)。
さらに、自動運転ECU302は、圃場情報記録部302aに圃場形状情報が記録されているか否かを確認する(ステップS208)。圃場情報記録部302aに圃場形状情報と待機場所18の位置情報とが記録されていなければ、自動運転ECU302は、通信部304によりクラウドCと通信し、管理サーバ320の圃場形状情報データベース322から圃場形状情報を取得する(ステップS209)。
自動運転ECU302の経路算定部306が、取得した作業車両100の位置情報と、圃場内周13aの位置情報を含む圃場形状情報と、待機場所18の位置情報とを参照し、これらの情報から、現在位置から直近の圃場内周13aまで移動して、圃場内周13aに沿って、待機場所18に至る退避経路24を算定すると(ステップS210)、自動運転ECU302は、算定した退避経路24に沿って、作業車両100を待機場所18まで走行させ(ステップS211)、作業車両100が待機場所18に到着した時点で、作業車両100の走行を停止させる(ステップS212)。
このように、作業車両100は、作業走行中にセンサに異常が発生しても、発生したセンサの異常を検出して、作業走行を中断し、待機モードによりあらかじめ設定された待機場所18に移動するように構成されているので、センサの異常により自律走行に問題がある状態で、作業走行を続行することが防止され、さらに、センサに異常がある状態で、圃場13の作業範囲16内に放置されることが防止される。また、作業車両100は、圃場内周13a上に設定された待機場所18に移動されるので、作業車両100の点検が容易で、作業車両が作業に復帰しやすくなり、かつ、点検をする際に、作業者(搭乗者)が作業範囲16に立ち入る必要がなく、既耕地が踏み荒らされることがない。
また、作業車両100が自律走行により、圃場13に設定された走行予定経路20の全てを走行しきり、その圃場13における作業走行が完了すると、作業車両100に記録されていた待機場所18の位置情報がリセットされるので、作業車両100が他の圃場13を作業走行する際に、車両に搭載したセンサから異常が検出されて、待機モードに切り替わり、待機場所18に移動することになっても、前に作業走行した圃場13の待機場所18に移動する事態を防ぐことができる。
図9は、図1の作業車両100の操縦部106の内装を示す略斜視図である。
図9に示されるように、操縦部106には、操縦席153とステアリングポスト151とが設けられており、ステアリングポスト151には、作業車両100を操舵するステアリングホイール150と待機場所設定手段である待機場所設定スイッチ160と、待機場所18の設定状態を示すスイッチランプ161と、スピーカ162と、タッチパネル式の画像表示部である操作パネル180とが設けられている。また、ステアリングポスト151の下方には、図2のクラッチ135を作動させるクラッチペダル152が設けられている。
待機場所18が設定されているときは、スイッチランプ161は点灯され、この状態で、待機場所設定スイッチ160が長押しされると、待機場所18の設定をリセットすることができる。
一方、待機場所18が設定されていないときには、スイッチランプ161が点灯しておらず、スイッチランプ161が点灯しているときに、待機場所設定スイッチ160が押されると、車両ECU303に待機場所18を設定する旨の信号が送られ、その信号を受け取った車両ECU303は、位置情報取得部301に作業車両100の現在の位置情報を取得させ、取得した位置情報とともに、自動運転ECU302に待機場所18を設定するように指令を出すように構成されている。
自動運転ECU302は、車両の位置情報と、待機場所18を設定する旨の指令とを受け取ると、まず、車両の位置情報と圃場形状情報とを比較して、車両の位置が圃場13内に含まれているかを判断する。その結果、車両の位置が圃場13内に含まれていないときは、設定エラー情報を車両ECU303に送って、待機場所18の設定処理を中断させる。車両ECU303は設定エラー情報を受け取ると、スイッチランプ161を所定時間点滅させるとともに、スピーカ162から短いブザー音を数回鳴らして、待機場所18の設定が無効である旨を搭乗者に報知する。
一方、車両の位置が圃場13内に含まれているときは、自動運転ECU302は、車両の現在位置を待機場所18として設定し、圃場情報記録部302aに記録するとともに、設定承認情報を車両ECU303に送る。車両ECU303は設定承認情報を受け取ると、スイッチランプ161を点灯させるとともに、スピーカ162からブザー音を1回鳴らして、待機場所18が設定された旨を搭乗者に報知する。
さらに、自動運転ECU302は、通信部304からクラウドCを介して、管理サーバ320に車両の位置情報と、この位置を待機場所18として設定した旨の情報とを送り、管理サーバ320は、その旨の情報を受け取ると、取得した車両の位置情報を待機場所18として圃場設定情報データベース324に記録する。
また、スイッチランプ161が点灯している状態で、待機場所設定スイッチ160が長押しされると、車両ECU303に待機場所18の設定をキャンセルする旨の信号が送られ、その信号を受け取ると、車両ECU303は、自動運転ECU302に待機場所18の設定をキャンセルするように指令を出す。
自動運転ECU302は、待機場所18の設定をキャンセルする旨の指令を受け取ると、圃場情報記録部302aから待機場所18の位置情報を削除するとともに、設定キャンセル情報を車両ECU303に送り、車両ECU303は、設定キャンセル情報を受け取ると、スイッチランプ161を消灯させるとともに、スピーカ162から長いブザー音を1回鳴らして、待機場所18が未設定になった旨を搭乗者に報知する。
さらに、自動運転ECU302は、通信部304からクラウドCを介して、管理サーバ320に待機場所18の設定がキャンセルされた旨の情報を送り、管理サーバ320は、その旨の情報を受け取ると、圃場設定情報データベース324から待機場所18の情報を削除する。
このように、本実施態様においては、操縦部106に設けられた待機場所設定スイッチ160によって、作業車両100の現在位置を待機場所18として設定することが可能であるため、作業車両100の搭乗者は、所望の位置で、簡易に待機場所18を設定することができる。また、待機場所18が圃場13の外では設定できないように構成されているので、誤って圃場13の外で待機場所設定スイッチ160を押した場合でも、作業車両100が待機モードのときに、圃場13の外へ出ていくことが防止される。
図10は、待機場所選択メニューが表示された図9の操作パネル180を示す概略図である。
図10に示されるように、操作パネル180は、タッチパネル式のディスプレイ181を備え、搭乗者からの操作を受け付けられるように構成されている。
操作パネル180のディスプレイ181には、管理サーバ320の圃場形状情報データベース322から取得した通過地点17の位置情報を含む圃場形状情報に基づいて、圃場13の形状と、各通過地点17(P1~Pn)と、作業範囲16とが表示され、位置情報データベース323から取得した作業車両100の位置情報に基づいて、作業車両100の位置が表示され、圃場設定情報データベース324から取得した待機場所18の位置情報に基づいて、設定された待機場所18が表示されるように構成されている。
また、ディスプレイ181には、待機場所選択手段である待機場所選択メニュー182が表示されており、この待機場所選択メニュー182の待機場所設定の項目から、圃場内周13a上にある各通過地点17(P1~Pn)のいずれかを選択することにより、待機場所18の位置を選択した通過地点17の位置に設定することができるように構成されている。
また、待機場所選択メニュー182の待機場所変更の項目から、圃場内周13a上にある各通過地点17(P1~Pn)のいずれかを選択することにより、既に設定された待機場所18の位置を、新たに選択した通過地点17の位置に設定し直すことができるように構成されている。
具体的には、待機場所18が設定されていない状態で、搭乗者により待機場所選択メニュー182の待機場所設定の項目から、通過地点Px(x=1~n)が一つ選択され、決定ボタンが押されると、操作パネル180から自動運転ECU302に、通過地点Pxを待機場所18に設定する旨の信号が送られる。その旨の信号を受け取ると、自動運転ECU302は、圃場情報記録部302aの情報を書き換えて、待機場所18の位置を通過地点Pxに設定する。
そして、圃場情報記録部302aは、操作パネル180に、通過地点Pxを待機場所18として設定した旨の情報を送り、その旨の情報を受け取ると、操作パネル180は、ディスプレイ182に、通過地点Pxを待機場所18として設定した旨のメッセージを表示する。
さらに、圃場情報記録部302aは、通信部304からクラウドCを介して、管理サーバ320に通過地点Pxの位置を待機場所18として設定した旨の情報を送る。管理サーバ320は、その旨の情報を受け取ると、通過地点Pxの位置を待機場所18として圃場設定情報データベース324に記録する。
また、待機場所18が設定されている状態で、待機場所選択メニュー182の待機場所変更の項目から、既に設定されている通過地点Px(x=1~n)以外の通過地点Py(y=1~n;y≠x)の一つが選択され、決定ボタンが押されると、操作パネル180から自動運転ECU302に、通過地点Pyを待機場所18に変更する旨の信号が送られる。その旨の信号を受け取ると、自動運転ECU302は、圃場情報記録部302aの情報を書き換えて待機場所18の位置を通通過地点Pxから過地点Pyに変更する。
さらに、圃場情報記録部302aは、操作パネル180に、通過地点Pxを待機場所18として設定した旨の情報を送り、操作パネル180は、その旨の信号を受け取ると、ディスプレイ182に、通過地点Pyを待機場所18として設定した旨のメッセージを表示する。
そして、圃場情報記録部302aは、通信部304からクラウドCを介して、管理サーバ320に通過地点Pyの位置を待機場所18として設定した旨の情報を送る。管理サーバ320は、その旨の情報を受け取ると、通過地点Pyの位置を待機場所18として圃場設定情報データベース324に記録する。
このように、搭乗者が作業車両100に設けられた操作パネル180から、待機場所選択メニュー182を操作することによって、圃場13の待機場所18を、圃場内周13a上にある複数の通過地点17の中から選択して設定できるように構成されているので、作業車両100の点検をするのに適した待機場所18を容易に設定することが可能になる。また、待機場所18が既に設定した場合にも待機場所18の位置を容易に変更することができる。
以上、本発明の好ましい実施態様につき説明を加えたが、本発明は、かかる実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、本発明の好ましい実施態様においては、作業車両100の操縦部106に設けられた操作パネル180に表示する待機場所選択メニュー182を用いて、圃場内周13a上の各通過地点17から待機場所18を選択可能に構成されているが、操作パネル180を用いて、待機場所18が選択可能に構成されていることは必ずしも必要でなく、管理端末201を用いて、待機場所18を選択可能に構成されていてもよい。
1 自律走行システム
10 管理区域
11 出入り口
12 管理通路
13 圃場
13a 圃場内周
15 畦
16 作業範囲
17 通過地点
18 待機場所
20 走行予定経路
24 退避経路
26 異常発生場所
100 作業車両
102 GNSS受信機
103 前輪
104 後輪
105 エンジン
106 操縦部
107 ボンネット
108 キャビンルーフ
120 エンジン回転センサ
121 エンジン水温センサ
122 レール圧センサ
123 燃料高圧ポンプ
124 高圧インジェクタ
130 クラッチ圧力センサ
131 副変速センサ
132 車速センサ
133 ステアリングホイールセンサ
134 操舵角センサ
135 クラッチ
136 ステアリングシリンダ
140 作業機
141 作業機昇降シリンダ
142 リフトアーム
143 リフトアームセンサ
145 3点リンク機構
145a トップリンク
145b ロアリンク
146 耕耘爪
147 ロータリカバー
148 リヤカバー
149 耕深センサ
150 ステアリングホイール
151 ステアリングポスト
152 クラッチペダル
153 操縦席
160 待機場所設定スイッチ
161 スイッチランプ
162 スピーカ
170 人工衛星
180 操作パネル
181 ディスプレイ
182 待機場所選択メニュー
200 遠隔管理装置
201 管理端末
202 通信機
203 測位装置
204 端末制御部
301 位置情報取得部
302 自動運転ECU
302a 圃場情報記録部
303 車両ECU
304 通信部
306 経路算定部
307 圃場形状算定部
308 センサ異常検出部
310 エンジンECU
311 作業機ECU
320 管理サーバ
322 圃場形状情報データベース
323 位置情報データベース
324 圃場設定情報データベース
C クラウド

Claims (3)

  1. 圃場を自律走行する作業車両を備え、
    前記作業車両は、前記作業車両の自律走行を制御する自動運転制御部と、自機の位置情報を取得する位置情報取得手段と、車両に搭載したセンサ装置自体の異常を検出するセンサ異常検出手段とを備え、
    前記自動運転制御部は、予め設定された待機場所の位置情報に基づいて前記作業車両を退避させる退避手段と、前記位置情報取得手段により自機の位置情報を取得しながら前記圃場の内周を走行することにより圃場形状情報を作成する圃場形状情報作成手段と、前記圃場形状情報作成手段によって作成された圃場形状情報から、搭乗者が前記待機場所の位置を選択して設定可能とする待機場所選択設定手段とを備え、
    前記圃場形状情報作成手段は、前記圃場形状情報の作成時、自機が前記位置情報取得手段により位置情報を取得した地点を通過地点として決定し、決定した前記通過地点の位置情報を、前記圃場形状情報に含めるよう構成され、さらに、前記通過地点は、圃場内周における自機の走行軌跡上に位置し、かつ互いに離間した複数の地点からなり、
    前記待機場所選択設定手段は、タッチパネルに前記複数の通過地点の一覧を表示し、この一覧の中から搭乗者の操作により選択された通過地点を待機場所として設定する第1の設定手段と、前記作業車両の操縦部に設けられた待機場所設定スイッチが操作されると、前記位置情報取得手段が自機の現在地点の位置情報を取得するとともに、取得した現在地点を待機場所として設定する第2の設定手段とを備え、
    前記作業車両が前記圃場を作業走行中に前記センサ異常検出手段が車両に搭載したセンサ装置自体の異常を検出すると、設定された前記待機場所に、前記退避手段によって、前記作業車両を移動させることを特徴とする作業車両の自律走行システム。
  2. さらに、複数の圃場について、前記圃場形状情報と設定された前記待機場所の位置情報とを記録する管理サーバを備え、
    前記作業車両は、前記管理サーバと通信網を通じて情報を送受可能な通信装置を備え、
    前記自動運転制御部は、前記作業車両が前記圃場で作業走行を開始するとき、前記位置情報取得手段により自機の位置情報を取得して前記管理サーバに送信するよう構成され、
    前記管理サーバは、記録された前記圃場形状情報から、複数の圃場のうち、前記取得した自機の位置情報を含む圃場を特定し、特定された圃場に設定されている待機場所の位置情報を前記作業車両に送信し、前記自動運転制御部に、送信した待機場所の位置情報を記録させることで、前記作業車両の待機場所を設定可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の自律走行システム
  3. 前記作業車両は、前記操縦部に、前記待機場所の設定の有無をランプの点灯の有無により搭乗者に報知するスイッチランプを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業車両の自律走行システム
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