JP7095763B2 - 通信システム、通信方法、及び移動管理装置 - Google Patents

通信システム、通信方法、及び移動管理装置 Download PDF

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Description

本開示は通信システム、制御装置、通信方法、及びプログラムに関し、特に通信端末が複数のコネクションを確立する通信システム、制御装置、通信方法、及びプログラムに関する。
移動通信システムの標準規格を策定する3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、モバイルネットワークを構成するノード装置等の動作が定められている。例えば、非特許文献1においては、携帯電話等の通信端末をネットワークに登録するAttach処理が記載されている。
具体的には、非特許文献1の4.2節には、UE(User Equipment)、eNB(evolved Node B)、MME(Mobility Management Entity)、SGW(Serving Gateway)、PGW(Packet Data Network Gateway)、及びHSS(Home Subscriber Server)を含むモバイルネットワークの構成が開示されている。UEは、携帯電話等の通信端末の総称である。eNBは、無線通信方式としてLTE(Long Term Evolution)をサポートする基地局である。MMEは、UEの移動管理及びモバイルネットワーク内におけるユーザデータの通信経路の制御等を行う通信装置である。SGW及びPGWは、ユーザデータを中継するゲートウェイである。SGWは、予め定められた地域毎に配置され、UEを収容する。PGWは、外部網と接続されるゲートウェイであり、提供するサービス毎(APN(Access Point Name)毎)に配置される。
また、非特許文献1の5.3.2節には、Attach処理が開示されている。また、5.10節には、UEが複数のAPNに関するサービスを受ける際に、複数のPDN(Packet Data Network)コネクションを確立する処理が記載されている。複数のPDNコネクションを確立することを、マルチPDNコネクション(Multiple-PDN Connection)等と称してもよい。PDNコネクションは、APN毎に確立するPGWが定められている。そのため、複数のPDNコネクションを確立する場合、UEは、eNB及びSGWを介し複数のPGWとそれぞれPDNコネクションを確立する。
また、SGWとPGWとの間において伝送される信号処理を効率化するために、SGW及びPGWを一体の装置とするゲートウェイ装置がある(4.3.15a.2節)。
3GPP TS23.401 V13.5.0 (2015-12), 4.2節,4.3.15a.2節,5.3.2節, 5.10節
非特許文献1に開示されている複数のPDNコネクションを確立する処理を実行する場合においても、信号処理の効率化が求められている。
本開示の目的は、通信端末に関する1以上のコネクションを確立する場合において、信号処理をより効率化することができる通信システム及び通信方法を提供することにある。
本開示の通信システムは、通信端末に関するユーザデータを伝送するユーザプレーン用ゲートウェイと、そのユーザプレーン用ゲートウェイと分離されたコントロールプレーン用ゲートウェイとを備えており、前記コントロールプレーン用ゲートウェイが、前記通信端末に関する位置情報およびAPN(Access Point Name)に基づいて、前記ユーザプレーン用ゲートウェイを選択し、その選択されたユーザプレーン用ゲートウェイは、ユーザプレーン用SGW(Serving Gateway)とユーザプレーン用PGW(Packet Data Network Gateway)とが一体となっている。
本開示の通信システムのための通信方法は、コントロールプレーン用ゲートウェイが、通信端末に関する位置情報およびAPN(Access Point Name)に基づいて、そのコントロールプレーン用ゲートウェイと分離されたユーザプレーン用ゲートウェイを選択し、 前記選択されたユーザプレーン用ゲートウェイが、前記通信端末に関するユーザデータを伝送し、前記ユーザプレーン用ゲートウェイは、ユーザプレーン用SGW(Serving Gateway)とユーザプレーン用PGW(Packet Data Network Gateway)とが一体となっている。
本開示により、通信端末に関する1以上のコネクションを確立する場合において、信号処理をより効率化することができる通信システム及び通信方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態1に係る通信システムを用いた場合の効果を説明するために用いる図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態3にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態3にかかるMMEの構成図である。 実施の形態3にかかるSGW-C及びPGW-C装置を選択する際に用いられる情報を示す図である。 実施の形態3にかかるSGW-Cの構成図である。 実施の形態3にかかるPGW-Cの構成図である。 実施の形態3にかかる複数PDNコネクション確立処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかる複数PDNコネクション確立処理の流れを示す図である。 実施の形態4にかかる複数PDNコネクション確立処理の流れを示す図である。 実施の形態5にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態5にかかる複数PDNコネクション確立処理の流れを示す図である。 実施の形態6にかかる複数PDNコネクション確立処理の流れを示す図である。 実施の形態7にかかる通信システムの構成図である。 各実施の形態にかかるMME、SGW-C、及びPGW-Cの構成図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。はじめに、図1を用いて本開示の実施の形態1にかかる通信システムの構成例について説明する。図1の通信システムは、SGW-U(ユーザプレーン用SGW)12、PGW-U(ユーザプレーン用PGW)14、SGW-U22、PGW-U24、SGW-C(コントロールプレーン用SGW)30、PGW-C(コントロールプレーン用PGW)40、PGW-C41、MME44、eNB48、及び、UE50を有している。図1の通信システムは、コントロールプレーンとユーザプレーンとが分離された構成となっている。また、SGW-U及びPGW-Uが一体の装置として構成されている。SGW-U及びPGW-Uは、コロケート(co-locate)されていると称してもよい。ノード装置間の実線にて示される経路は、C-Plane(コントロールプレーン)を示し、ノード装置間において長方形を用いてトンネルのように示される経路は、U-Plane(ユーザプレーン)を示している。
なお、ユーザプレーン用の単一装置として、SGW-U12及びPGW-U14の機能を備えたゲートウェイ装置が用いられてもよい。ユーザプレーン用の単一装置として、SGW-U22及びPGW-U24の機能を備えたゲートウェイ装置が用いられてもよい。コントロールプレーン用の単一装置として、MME44及びSGW-C30の機能を備えた制御装置が用いられてもよい。eNB48は、基地局装置であってもよく、UE50は、通信端末であってもよい。
図1の通信システムは、UE50、eNB48、SGW-U12、及びPGW-U14にて第1のPDN(Packet Data Network)コネクションが確立され、さらに、UE50、eNB48、SGW-U22、及びPGW-U24にて第2のPDNコネクションが確立されていることを示している。UE50、eNB48、SGW-U12、及びPGW-U14にて確立されている第1のPDNコネクションは、例えば、インターネット接続を行うために用いられてもよい。また、UE50、eNB48、SGW-U22、及びPGW-U24にて確立されている第2のPDNコネクションは、例えば、IMS(IP Multimedia Subsystem)に接続するために用いられてもよい。
SGW-C30は、SGW-Uを選択する。例えば、SGW-C30は、UE50に関するPDNコネクションを確立するために、SGW-U12もしくはSGW-U22を選択する。また、SGW-C30は、PGW-Uを選択し、さらに、PGW-Uを選択したことをPGW-Cへ通知してもよい。例えば、SGW-C30は、UE50に関するPDNコネクションを確立するために、PGW-U14を選択した場合、PGW-U14を選択したことをPGW-C40へ通知してもよい。
MME44は、SGW-Cの選択及びPGW-Cの選択にあたって、それらの識別情報もしくはアドレス情報を保持しているDNSに問合せを行う(DNS query)。その際に、MME44は、DNSからSGW-CおよびPGW-Cの情報に加えて、SGW-U及びPGW-Uがコロケートされている情報も併せて入手することができる。なお、DNSは管理装置と称されてもよい。具体的には、PGW-Cは、拡張されたDNS手順において、TAI(Tracking Area Identity)を考慮して選択されるようになる。例えば、PGW-Cが、APN(Access Point Name)及びTAIの組み合わせを用いて見出された場合は、SGW-U及びPGW-Uは、コロケートが可能である。MME44は、HSS(Home Subscriber Server)からAPNを取得し、eNB48からTAIを取得してもよい。HSSは、UE50の加入者情報を管理する。もしくは、PGW-Cが、APN(Access Point Name)及びTAIの組み合わせを用いて見出され、SGW-Cのカノニカルノード名(canonical node name)とPGW-Cのカノニカルノード名とが一致する場合、SGW-U及びPGW-Uは、コロケートが可能である。カノニカルノード名は、例えば、FQDN(Fully Qualified Domain Name)の一部のドメイン名を示す情報であってもよい。TAIは、アイドル状態のUEにページングを行う単位であるTAを識別する情報である。
MME44は、SGW-U及びPGW-Uがコロケートされていることを見出すと次に記載する処理を実行する。MME44は、適切なSGW-U及びPGW-Uを選択するために、Create Session Requestメッセージを用いてindication flagをSGW-C30及びPGW-C40、もしくは、SGW-C30及びPGW-C41へ通知することによって、SGW-U及びPGW-Uがコロケートされていることを指示する。
図1に示すように、SGWをSGW-C及びSGW-Uに分離し、PGWをPGW-C及びPGW-Uに分離した通信システムを用いた場合の効果について、図2を用いて説明する。図2は、インターネット接続を行うための第1のPDNコネクションについてはコロケートされたPGW140及びSGW150が用いられているが、IMSに接続するための第2のPDNコネクションについては、SGW150とコロケートされていないPGW141が用いられていることを示している。インターネット接続を行うために用いられるPGW140は、IMSに接続するために用いられるPGW141とは異なる。そのため、IMSに接続するための第2のPDNコネクションについては、SGW150とコロケートされていないPGW141が用いられることになる。
これに対して、図1の通信システムにおいては、MME44において選択されるSGW-C30と、ユーザプレーンのデータを送受信するSGW-U12が分離されている。SGW-C30は、複数のPDNコネクションを制御するために共通に用いられるSGW-Cである。
具体的には、図1の通信システムにおいては、上述したように、MME44が、PDNコネクションを確立する際に、コロケートされたSGW-U及びPGW-Uを見出すことができる。また、MME44は、コロケートされたSGW-U及びPGW-Uが存在することをSGW-C30へ通知する。さらに、SGW-C30は、第1のPDNコネクションに用いられるSGW-U12およびPGW-U14と、第2のPDNコネクションに用いられるSGW-U22及びPGW-U24とを選択することができる。この時、SGW-C30は、第1のPDNコネクション及び第2のPDNコネクションの両方において、コロケートされたSGW-U及びPGWを選択する。これにより、第1のPDNコネクション及び第2のPDNコネクションの両方において、コロケートされたSGW-U及びPGW-Uが用いられることを可能とする。その結果、複数のPDNコネクションを確立する場合においても、通信システム内の信号処理を効率化することができる。
具体的には、実施の形態1は、以上の構成により、通信システム内のトンネル数を削減することができる。例えば、本開示を適用する前の構成である図2においては、eNBとSGWとの間において2つ、SGWとPGWとの間において1つ、合計3つのトンネルが必要になる。これに対して、図1においては、eNB48とSGW-U12またはSGW-U22との間に各1つ、合計2つのトンネルだけとなり、図2と比較してトンネルが1つ削減されている。
また、図2においては、IMS側の第2のPDNまでは、eNB48とSGW150との間、さらに、SGW150とPGW141との間の2つのパスを設定する必要がある。これに対して、図1においては、eNB48とSGW-U22との間に1つのパスを設定することでよい。
また、図2においては、IMS側の第2のPDNコネクションにおいて、SGW150とPGW141との間において、ユーザプレーンのトンネリング制御を行うために、通信プロトコルの変換を行う必要がある。これに対して、図1において、SGW-U22及びPGW-U24が一体の装置を構成する場合、SGW-U22とPGW-U24との間における通信プロトコルの変換は不要となる。
また、図2においては、SGW150とPGW141との間において同期処理を行う必要がある。これに対して、図1において、SGW-U22及びPGW-U24が一体の装置を構成する場合、SGW-U22とPGW-U24との間に同期処理は不要となる。
(実施の形態2)
図3の通信システムは、HSS45、PDN1、PDN2、ゲートウェイ装置10、ゲートウェイ装置20、SGW-C(コントロールプレーン用SGW)30、制御装置32、基地局34、及び通信端末36を有している。
HSS45、ゲートウェイ装置10、ゲートウェイ装置20、SGW-C30、制御装置32、基地局34、及び通信端末36は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。
HSS45、ゲートウェイ装置10、ゲートウェイ装置20、SGW-C30、及び制御装置32は、コアネットワークを構成する装置である。PDN1及びPDN2は、コアネットワークの外部に存在するパケットネットワークである。PDN1及びPDN2は、例えば、3GPPにおいて規定されているIMS(IP Multimedia Subsystem)もしくはISP(Internet Service Provider)が管理するネットワーク等であってもよい。
APNは、通信端末36がPDNと通信を行う際の接続先を示す情報である。つまり、APNは、PDNを識別するための名称である。通信端末36は、APNを指定することにより、所望のPDNと通信を行うことができる。
通信端末36は、通信機能を有するコンピュータ装置である。例えば、通信端末36は、携帯電話端末、スマートフォン端末、もしくはタブレット型端末等であってもよく、ユーザの操作を伴わずに自律的に通信を行うMTC(Machine Type Communication)端末もしくはM2M(Machine to Machine)端末、IoT(Internet of Things)端末等であってもよい。
基地局34は、予め定められた無線通信方式を用いて通信端末36と無線通信を行う。予め定められた無線通信方式は、例えば、3GPPにおいて規定されているLTEであってもよく、3Gもしくは2G等と称される無線通信方式であってもよい。
ゲートウェイ装置10は、SGW-U(ユーザプレーン用SGW)12及びPGW-U(ユーザプレーン用PGW)14が一体の装置(Collocated Gateway)として構成される装置である。言い換えると、SGW-U12とPGW-U14とは、コロケートされている。
PGW-U14は、PDN1と接続する。PGW-U14は、PDN1との間において、通信端末36に関するユーザプレーンデータを伝送する。SGW-U12は、PGW-U14及び基地局34との間において伝送されるユーザプレーンデータを中継する。SGW-U12及びPGW-U14は、一体の装置として構成されている。そのため、SGW-U12とPGW-U14との間におけるデータ伝送は、装置の内部処理として実行される。つまり、SGW-U12が、PGW-U14と異なる装置である場合には、SGW-U12とPGW-U14との間においてパケットデータであるメッセージが伝送されるが、SGW-U12とPGW-U14とが一体の装置として構成されている場合には、SGW-U12とPGW-U14との間においてパケットデータであるメッセージは装置間で伝送されない。
ゲートウェイ装置20は、SGW-U22及びPGW-U24が一体の装置(Collocated Gateway)として構成される装置である。
PGW-U24は、PDN2と接続する。PGW-U24は、PDN2との間において、通信端末36に関するユーザプレーンデータを伝送する。SGW-U22は、PGW-U24及び基地局34との間において伝送されるユーザプレーンデータを中継する。なお、PGW-U24とSGW-U22とは、PGW-U14とSGW-U12と同様の構成となっている。
一方、コントロールプレーン用のSGW-C30は、これらのゲートウェイ装置10,20に対して共通に設置されており、SGW-U12及びSGW-U22を管理する。図1においては、SGW-C30は、SGW-U12及びSGW-U22を管理することを示しているが、SGW-C30は、3台以上のSGW-Uを管理してもよい。SGW-C30がSGW-U12及びSGW-U22を管理するとは、例えば、SGW-C30が、基地局34の通信先となるSGW-UをSGW-U12及びSGW-U22から選択することであってもよい。また、SGW-C30がSGW-U12及びSGW-U22を管理するとは、例えば、SGW-C30が、SGW-U12及びSGW-U22に関するアドレス情報等を管理することであってもよい。アドレス情報は、例えば、IPアドレスであってもよい。
制御装置32は、通信端末36に関して、異なるAPNを指定して複数のコネクションを確立する場合、SGW-C30を選択する。さらに、制御装置32は、確立するそれぞれのコネクションにおいて、PGW-UとSGW-Uとが一体の装置として構成されるゲートウェイ装置を選択することを指示する指示情報をSGW-C30へ送信する。
通信端末36に関するユーザプレーンデータ(User Plane Data)は、ゲートウェイ装置10もしくはゲートウェイ装置20へ送信される。また、通信端末36に関するユーザプレーンデータは、ゲートウェイ装置10もしくはゲートウェイ装置20から基地局34で受信される。ユーザプレーンデータは、ユーザデータ(User Data)、もしくはユープレーンデータ(U-Plane Data)等と称されてもよい。一方、通信端末36に関するコントロールプレーンデータ(Control Plane Data)は、基地局34から制御装置32へ送信され、さらに、制御装置32からSGW-C30に送信される。また、通信端末36に関するコントロールプレーンデータは、SGW-C30から制御装置32を介して基地局34で受信される。コントロールプレーンデータは、制御データ、もしくはシープレーンデータ(C-Plane data)等と称されてもよい。
複数のコネクションを確立するとは、通信端末36が、PDN1及びPDN2と通信するために用いるコネクションを確立することである。通信端末36は、PDN1と通信するために用いるコネクションを確立するために、PDN1に対応付けられたAPNを指定し、PDN2と通信するために用いるコネクションを確立するために、PDN2に対応付けられたAPNを指定する。また、PDN1及びPDN2に対応付けられたAPNは、加入者データとしてHSS45から制御装置32に提供されてもよい。
コネクションは、通信端末36と、PDN1またはPDN2との間において定められる。コネクションは例えば、PDNコネクションと称されてもよく、PDNコネクションは、1つあるいは複数の通信ベアラから構成される。通信端末36と、PDN1またはPDN2との間においてコネクションが確立することによって、通信端末36と、PDN1またはPDN2との間の通信経路が定まる。
制御装置32は、例えば、PDN1に対応するAPNを指定したコネクションを確立する場合、SGW-U及びPGW-Uが一体の装置として構成されるゲートウェイ装置10を選択し、さらに、PDN2に対応するAPNを指定したコネクションを確立する場合もゲートウェイ装置20を選択することを指示する指示情報を、SGW-C30へ送信する。
以上説明したように、通信端末36に関して、異なるAPNを指定して複数のコネクションを確立する場合に、制御装置32は、SGW-U及びPGW-Uが一体の装置として構成されるゲートウェイ装置を選択することを指示する指示情報をSGW-C30へ送信することができる。つまり、SGW-C30は、複数のコネクションを制御する共通の装置として用いられる。また、SGW-C30と制御装置32が一体の装置として構成されてもよい。以上の構成により、実施の形態2は、実施の形態1と同様の効果を有する。通信システム内のトンネル数の削減(具体的には、トンネル数は基地局34と各ゲートウェイ装置10,20との間の合計2つとなる)、PDNまでのパス数の削減(具体的には、パス数は基地局34と各ゲートウェイ装置10,20との間の1つになる)を可能とする。また、ゲートウェイ装置内において、ユーザプレーンデータの処理が行われるため、図2のようにSGW150とPGW141との間で必要となる通信プロトコル変換や同期処理が、不要となる。
さらに、実施の形態2においては、コントロールプレーンデータを伝送するSGW-C及びSGW-Uを分離することによって、基地局34及びPGW-Uの間に設定されるコネクションと、SGW-Cとを分離している。これによって、SGW-C30が複数のコネクションを制御する共通の装置として用いられる場合であっても、それぞれのコネクションにおいて、異なるSGW-Uを用いることができる。そのため、複数のコネクションのそれぞれにおいて、SGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置10及びゲートウェイ装置20を選択し、基地局34とSGW-U12の間、さらに、基地局34とSGW-U22の間に、コネクションを確立することができる。
これより、複数のコネクションのそれぞれにおいて、ゲートウェイ装置を用いることができるため、SGW-UとPGW-Uとの間において、装置間において伝送される不要なメッセージが発生することを回避することができる。
(実施の形態3)
続いて、図4を用いて本開示の実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。図4においては、図1及び図3と同じ装置には図1及び図3と同じ符号を付している。図4の通信システムは、HSS45、PDN1、PDN2、ゲートウェイ装置10、ゲートウェイ装置20、SGW-C30、PGW-C40、PGW-C41、PCRF(Policy Control and Charging Rules Function)42、PCRF43、MME(Mobility Management Entity)44、DNS(Domain Name System)46、eNB(evolved NodeB)48、及びUE(User Equipment)50を有している。
UE50は、図1の通信端末36に相当する。UEは、3GPPにおいて移動通信装置の総称として用いられる名称である。
HSS45は、3GPPにおいて規定されているノード装置であり、UE50の加入者データを管理する。
MME44は、図3の制御装置32に相当する。MME44は、3GPPにおいて規定されているノード装置であり、UE50の位置情報を管理する。MME44は、UE50の移動管理及びモバイルネットワーク内におけるユーザデータの通信経路の制御等を行う通信装置である。UE50の位置情報は、例えば、アイドル状態のUEにページングを行う単位であるTA(Tracking Area)であってもよい。
eNB48は、図3の基地局34に相当する。eNB48は、3GPPにおいて規定されている基地局であり、無線通信方式としてLTEをサポートする基地局である。
PGW-C40は、PGW-U14を管理し、PGW-C41は、PGW-U24を管理する。PGW-C40がPGW-U14を管理し、PGW-C41がPGW-U24を管理するとは、例えば、PGW-C40及びPGW-C41が、指定されたAPNに対応するPDNと接続するPGW-Uを選択することであってもよい。また、PGW-C40がPGW-U14を管理し、PGW-C41がPGW-U24を管理するとは、例えば、PGW-C40が、PGW-U14に関するアドレス情報等を管理し、PGW-C41が、PGW-U24に関するアドレス情報等を管理することであってもよい。
SGW-C30、PGW-C40、及びPGW-C41が、UE50に関するコントロールプレーンデータを伝送するのに対して、SGW-U12及びPGW-U14、さらには、SGW-U22及びPGW-U24は、UE50に関するユーザプレーンデータを伝送する。つまり、図4の通信システムにおいては、UE50に関するコントロールプレーンデータの通信経路と、UE50に関するユーザプレーンデータの通信経路が異なる。
PCRF42は、PGW-C40との間においてコントロールプレーンデータの伝送を行う。PCRF43は、PGW-C41との間においてコントロールプレーンデータの伝送を行う。PCRF42は、PDN1との通信において、UE50に関する通信のポリシー制御、もしくは、UE50に関する課金制御等を実行する。PCRF43は、PDN2との通信において、UE50に関する通信のポリシー制御、もしくは、UE50に関する課金制御等を実行する。
DNS46は、MME44の要求に応じて、SGW-C30、PGW-C40、もしくはPGW-C41の識別情報もしくはアドレス情報をMME44へ送信する。アドレス情報には、IPアドレス情報を含んでもかまわない。
図4の通信システムを利用することによって、UE50は、PDN1と同時にPDN2ともPDNコネクションを確立することができる。また、UE50が、複数のPDNコネクションを確立する場合に、SGW-Uを管理するSGW-Cとして、SGW-C30が用いられる。また、eNB48が、PDNコネクションを確立するSGW-Uは、SGW-U12及びSGW-U22が用いられる。
つまり、MME44は、複数のPDNコネクションを確立する際に、SGW-C30を共通のSGW-Cとして選択する。
コントロールプレーンデータの通信経路と、ユーザプレーンデータの通信経路が同じである場合、つまり、SGW-C30とSGW-U12とが一体の装置である場合には、MME44は、複数のPDNコネクションを確立する際に、SGW-C30とSGW-U12とが一体となった装置を、複数のPDNコネクションに共通のSGWとして選択する。一方、図4のように、コントロールプレーンデータの通信経路と、ユーザプレーンデータの通信経路が異なる場合には、MME44は、コントロールプレーンデータの通信経路と、ユーザプレーンデータの通信経路が同じである場合と同様に、複数のPDNコネクションに共通するSGW-CとしてSGW-C30を選択する。SGW-CもしくはPGW-Cが、PDNコネクションを確立する際に使用するSGW-Uを選択することによって、複数のPDNコネクションが確立される際に、PDNコネクションごとにSGW-Uが選択される。
ここで、図4における通信システムを構成する各構成要素間のリファレンスポイントについて説明する。UE50とeNB48との間のリファレンスポイントは、LTE-Uuと規定されている。eNB48とMME44との間のリファレンスポイントは、S1-MMEと規定されている。MME44とSGW-C30との間のリファレンスポイントは、S11と規定されている。SGW-C30とPGW-C40との間、さらに、SGW-C30とPGW-C41との間のリファレンスポイントは、S5/S8と規定されている。PGW-C40とPCRF42との間、さらに、PGW-C41とPCRF43との間のリファレンスポイントは、Gxと規定されている。eNB48とSGW-U12、さらに、eNB48とSGW-U22との間のリファレンスポイントは、S1-Uと規定されている。PGW-U14とPDN1との間、さらに、PGW-U24とPDN2との間のリファレンスポイントは、SGiと規定されている。MME44とHSS45との間のリファレンスポイントは、S6aと規定されている。
続いて、図5を用いて本開示の実施の形態2にかかるMME44の構成例について説明する。MME44は、通信部61、選択部62、及び判定部63を有している。通信部61は、送信及び受信部(transmitter and receiver)と言い換えてもよい。通信部61、選択部62、及び判定部63は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。もしくは、通信部61、選択部62、及び判定部63は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
通信部61は、HSS45、eNB48、DNS46、及びSGW-C30と通信を行う。選択部62は、UE50が異なるAPNを指定して複数のコネクションを確立する場合、SGW-Cを選択する。選択部62は、UE50に関するTAI(Tracking Area Identity)に関連付けられたSGW-Uを管理するSGW-C30を選択する。例えば、選択部62は、通信部61を介して、UE50に関するTAIをDNS46へ送信し、DNS46からUE50に関するTAIに関連づけられたSGW-U12及びSGW-U22を管理するSGW-C30に関する識別情報もしくはアドレス情報を受信してもよい。
さらに、選択部62は、UE50が異なるAPNを指定して複数のコネクションを確立する場合、以下の基準に従ってPGW-Cを選択する。
(基準1)UE50が指定するAPNに関連付けられているPGW-Uを管理するPGW-C。
(基準2)UE50に関するTAIに関連付けられたSGW-Uとともに一体の装置としてゲートウェイ装置を構成するPGW-Uを管理するPGW-C。
例えば、UE50が指定するAPNにPGW-U14が関連付けられ、UE50に関するTAIとして、SGW-U12及びSGW-U22が存在しているとする。この場合、SGW-U12及びPGW-U14は一体の装置としてゲートウェイ装置10を構成する。そのため、選択部62は、PGW-U14を管理するPGW-C40を選択する。
また、UE50が指定するAPNにPGW-U24が関連付けられ、UE50に関するTAIとして、SGW-U12及びSGW-U22が存在しているとする。この場合、SGW-U22及びPGW-U24は一体の装置としてゲートウェイ装置20を構成する。そのため、選択部62は、PGW-U24を管理するPGW-C40を選択する。
選択部62は、通信部61を介して、UE50に関するTAI及びUE50が指定するAPNをDNS46へ送信し、DNS46から基準1及び基準2を満たすPGW-Cに関する識別情報もしくはアドレス情報を受信してもよい。
DNS46は、図6に示す表に従って、MME44から送信されたTAI及びAPNが基準1及び基準2を満たすか否かを判定してもよい。図6では、TAI_1とAPN_1の情報を元にDNS46にPGW-C情報を問い合わせる事で、PGW-C40が出力される事を示している。同様に、TAI_1とAPN_2の情報を元にDNS46にPGW-C情報を問い合わせる事で、PGW-C41が出力される事を示している。さらに、SGW-Cについては、TAI_1の情報を元にDNS46にSGW-C情報を問い合わせる事で、SGW-C30が出力される事を示している。ここで示されるDNSを用いたノード選択において、SGW-C30とPGW-C40が選択された場合、図4の構成よりゲートウェィ装置10を共通のユーザープレーン装置として選択する事が可能となる。
具体的には、SGW-C30とPGW-C40は、DNS46よりFQDN(Fully Qualified Domain Name)というドメイン名の表記法でMME44に出力される。MME44は、SGW-C30とPGW-C40のFQDNの一部を示すカノニカルノード名を比較する事で共通のユーザープレーン装置として選択する事が可能となる。具体的には、SGW-C30のカノニカルノード名とPGW-C40のカノニカルノード名とが一致する場合、もしくは、SGW-C30のカノニカルノード名とPGW-C40のカノニカルノード名とが一致しない場合であっても図4の構成を示す情報(例えば、システム構成情報、configuration情報等と称する)を用いることによって、ゲートウェイ装置10を共通のユーザプレーン装置として選択することが可能となる。
図5に戻り、判定部63は、選択部62がDNS46からPGW-Cに関する識別情報もしくはアドレス情報を受信することができた場合、UE50が指定したAPNに関するPDNコネクションを確立する際に、使用可能なSGW-U及びPGW-Uが一体の装置として構成されるゲートウェイ装置が存在すると判定する。判定部63は、コネクションを確立する際に、ゲートウェイ装置を用いることができると判定した場合、通信部61を介して、選択したSGW-C30へ、SGW-U及びPGW-Uが一体の装置として構成されるゲートウェイ装置を使用することを指示する指示情報を送信する。
続いて、図7を用いて本開示の実施の形態2にかかるSGW-C30の構成例について説明する。SGW-C30は、通信部71及び指示情報判定部72を有している。通信部71及び指示情報判定部72は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。もしくは、通信部71及び指示情報判定部72は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
通信部71は、MME44、PGW-C40、SGW-U12、及びSGW-U22と通信を行う。指示情報判定部72は、MME44から送信された指示情報を、通信部71を介して受け取る。MME44から送信された指示情報は、SGW-U及びPGW-Uが一体の装置として構成されるゲートウェイ装置を使用することを指示する情報である。指示情報判定部72は、MME44から送信された指示情報を受け取ると、通信部71を介して、PGW-C40へ、受け取った指示情報を送信する。
通信部71は、PGW-C40が指示情報に基づいて選択したS5/S8リファレンスポイント用のPGW-UのF-TEID(Fully Qualified - Tunnel Endpoint Identifier)を、PGW-C40から受信すると、受信したF-TEIDをメモリ等に保持する。さらに、通信部71は、PGW-C40によって選択されたS5/S8リファレンスポイント用のPGW-UのF-TEIDをMME44へ送信する。S5/S8リファレンスポイント用のPGW-UのF-TEIDは、SGW-UがPGW-Uと通信する際のPGW-UのIPアドレス情報及びTEIDを示す。TEIDは、PGW-U14とSGW-U12との間に設定されるトンネルのPGW-U14側の識別情報である。言い換えると、PGW-U14のTEIDは、SGW-U12がUE50に関するユーザプレーンデータを送信する際の、送信先の宛先情報である。
続いて、図8を用いて本開示の実施の形態2にかかるPGW-C40の構成例について説明する。PGW-C41は、PGW-C40と同様の構成であるため詳細な説明を省略する。PGW-C40は、通信部81、指示情報判定部82、及び装置選択部83を有している。通信部81、指示情報判定部82、及び装置選択部83は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。もしくは、通信部81、指示情報判定部82、及び装置選択部83は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
通信部81は、SGW-C30、PCRF42、及びPGW-U14と通信を行う。指示情報判定部82は、SGW-C30から送信された指示情報を、通信部81を介して受け取る。SGW-C30から送信された指示情報は、SGW-U及びPGW-Uが一体の装置として構成されるゲートウェイ装置を使用することを指示する情報である。指示情報判定部82は、SGW-C30から送信された指示情報を受け取ると、装置選択部83へ、ゲートウェイ装置の選択を指示する。
装置選択部83は、指示情報判定部82からゲートウェイ装置の選択を指示されると、UE50が指定するAPNに対応付けられているPGW-U、及び、UE50に関するTAIに対応付けられているSGW-Uから構成されるゲートウェイ装置を選択する。
装置選択部83は、例えば、図4に示されるシステム構成の情報(以下、configuration情報と称す)を用いて、ゲートウェイ装置を選択してもよい。装置選択部83は、選択したゲートウェイ装置に含まれるPGW-UのF-TEIDを、通信部81を介してSGW-C30へ送信する。
続いて、図9及び図10を用いて本開示の実施の形態2にかかる複数PDNコネクション確立処理の流れについて説明する。図9は、1つめのPDNコネクションの確立処理を示し、図10は、2つめのPDNコネクションの確立処理を示す。また、図9は、UE50のAttach処理においてPDNコネクションが確立されることを示している。Attach処理は、例えば、UE50の電源がOFF状態からON状態へ遷移した際に、UE50をモバイルネットワークに登録(接続)する処理である。
はじめに、UE50は、EMM(Evolved Mobility Management)プロトコルを用いて、Attach Requestメッセージを含むRRCメッセージをeNB48に送信する(S11)。次に、eNB48は、S1AP(S1 Application Protocol)を用いて、Initial UE MessageをMME44へ送信する(S12)。Initial UE Messageは、eNB48がUE50から受信したAttach Requestメッセージ、及びTAI情報を含む。
MME44は、Update Location RequestをHSS45に向けて送信する。(S13)次に、HSS45は、APN情報が設定されている加入者データをMME44へ送信する。(S14)
次に、MME44は、eNB48が属するTAを識別するTAIを指定したDNS QueryメッセージをDNS46へ送信する(S15)。例えば、MME44は、TAI_1をDNS Queryメッセージに設定する。MME44は、ステップS15においてDNS Queryメッセージを送信後に、指定したTAI_1に対応付けられているSGW-C30が設定された応答メッセージをDNS46から受信する。SGW-C30は、TAI_1に対応付けられているSGW-U12及びSGW-U22を管理する。
次に、MME44は、TAI_1及び接続先のAPNを示すAPN_1を指定したDNS QueryメッセージをDNS46へ送信する(S16)。MME44は、ステップS16においてDNS Queryメッセージを送信後に、TAI_1に対応付けられているSGW-U及びAPN_1に対応付けられているPGW-Uが一体として構成されているゲートウェイ装置が存在することを示す情報をDNS46から受信する。例えば、MME44は、ゲートウェイ装置に含まれるPGW-Uを管理するPGW-C40が設定された応答メッセージを受信した場合に、TAI_1に対応付けられているSGW-U及びAPN_1に対応付けられているPGW-Uが一体として構成されているゲートウェイ装置が存在すると判定してもよい。言い換えると、DNS46は、指定されたTAIに対応付けられているSGW-U及び指定されたAPNに対応付けられているPGW-Uが一体として構成されているゲートウェイ装置が存在しない場合、PGW-Cを設定した応答メッセージをMME44へ送信しない。
次に、MME44は、TAI_1とAPN_1とともに、SGW-U及びPGW-Uが一体(Collocation)として構成可能なことを示すCollocated flagを設定したCreate Session RequestメッセージをSGW-C30へ送信する(S17)。MME44は、GTPv2(General Packet Radio Service Tunnelling Protocol version 2)を用いてCreate Session RequestメッセージをSGW-C30へ送信する。
次に、SGW-C30は、MME44から送信されたCreate Session RequestメッセージにCollocated flagが設定されている場合、eNB48と通信を行うSGW-Uを選択することなく、受信したCreate Session RequestメッセージをPGW-C40へ送信する(S18)。PGW-C40は、Create Session Requestメッセージに設定されたCollocated flagに従い、ユーザプレーン用のゲートウェイ装置10(SGW-UおよびPGW-U)を選択する。
例えば、PGW-C40は、図4に示すconfiguration情報を用いて、TAI_1に対応付けられたSGW-U12及びAPN_1に対応付けられたPGW-U14が一体として構成されるゲートウェイ装置10を選択する。
次に、PGW-C40は、ゲートウェイ装置10を選択すると、ゲートウェイ装置10を構成するPGW-U14へ、Create UP Session Requestメッセージを送信する(S19)。PGW-C40は、eNB48のIPアドレスであるS1-U IP address、eNB48のTEID、及びS5S8-U IP addressをCreate UP Session Requestメッセージに設定する。さらに、PGW-C40は、PGW-C40に設定されるTEID、UE50に関するQoS情報等をCreate UP Session Requestメッセージに設定してもよい。
次に、PGW-U14は、PGW-C40から受信したCreate UP Session RequestメッセージをSGW-U12へ送信する(S20)。次に、SGW-U12は、Create UP Session Requestメッセージに対するCreate UP Session ResponseメッセージをPGW-U14へ送信する(S21)。ここで、SGW-U12及びPGW-U14は、ゲートウェイ装置10において一体の装置として構成されている。そのため、SGW-U12とPGW-U14との間におけるCreate UP Session Requestメッセージ及びCreate UP Session Responseメッセージの伝送は、パケットデータとして伝送されず、装置の内部処理として実行される。ステップS20及びS21における破線の矢印は、装置の内部処理として実行されることを示している。これにより、SGW-U12とPGW-U14との間でトンネルが形成できる。
次に、PGW-U14は、ステップS19におけるCreate UP Session Requestメッセージの応答メッセージとしてCreate UP Session ResponseメッセージをPGW-C40へ送信する(S22)。次に、PGW-C40は、ステップS18におけるCreate Session Requestメッセージへの応答メッセージとしてCreate Session ResponseメッセージをSGW-C30へ送信する(S23)。Create Session Responseメッセージは、Collocated flag、と、PGW-C40によって選択されたゲートウェイ装置10に含まれるSGW-U12及びPGW-U14のF-TEIDとを含む。なお、ここで説明しているCreate UP Session Requestメッセージ及びCreate UP Session Responseメッセージは、GTPプロトコル以外のプロトコルを用いても構わない。
次に、SGW-C30は、SGW-U12のF-TEIDを設定したCreate Session ResponseメッセージをMME44へ送信する(S24)。ステップS24以降におけるAttach処理は、非特許文献1において規定されているAttach処理と同様であるため詳細な説明を省略する。図9のAttach処理を実行することによって、UE50とPGW-U14との間にPDNコネクションが確立する。
続いて、図10を用いて2つめのPDNコネクションの確立処理の流れを説明する。はじめに、UE50は、ESM(Evolved Session Management)プロトコルを用いて、PDN Connectivity Requestメッセージを含むRRCメッセージをeNB48へ送信する(S31)。PDN Connectivity Requestメッセージには、APNが設定されている。次に、eNB48は、S1APを用いて、PDN Connectivity Requestメッセージを含むUplink NAS(Non Access Stratum) TransportメッセージをMME44へ送信する(S32)。Uplink NAS Transportは、eNB48がUE50から受信したPDN Connectivity Requestメッセージを含む。これ以降、図9のステップS13~S24と同様の処理を実行する。2つめのPDNコネクションの確立処理において図9のステップS13~S24を実行する際に、Create Session Requestメッセージに設定されるパラメータとして、図4に示されるTAI_1及びAPN_2が用いられる。そのため、PGW-C41は、ユーザプレーン用のゲートウェイ装置20(SGW-UおよびPGW-U)を選択することとなる。これにより、図10の処理が完了すると、UE50とPGW-U24との間にPDNコネクションが確立する。その結果、UE50とゲートウェイ装置10との間に一つ目のPDNコネクションが確立し、UE50とゲートウェイ装置20との間に二つ目のPDNコネクションが確立する。なお、3以上のAPNに関するPDNコネクションを確立する場合は、図10と同様の処理を繰り返すことで、行える。
以上説明したように、本開示の実施の形態3においては、SGWを、SGW-C及びSGW-Uに分離し、さらに、PGWをPGW-C及びPGW-Uに分離することによって、コントロールプレーンデータの通信経路とユーザプレーンデータの通信経路とを分離している。さらに、本開示の実施の形態3においては、ユーザプレーンデータを通信するSGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置を用いている。複数のPDNコネクションが確立される際に、PGW-Cが、それぞれのPDNコネクションにおいて用いられるゲートウェイ装置を選択することによって、SGW-UとPGW-Uとの間におけるメッセージの伝送をゲートウェイ装置における内部処理として扱うことができる。
また、図9においては、ステップS16において、MME44は、DNS QueryメッセージにTAI_1を設定して送信しているが、TAI_1を設定せず、UE50が指定するAPNのみを設定してもよい。この場合、DNS46は、APNのみに対応づけられているPGW-Cを設定した応答メッセージをMME44へ送信する。MME44は、PGW-Cが設定された応答メッセージを受信するが、configurationによってはSGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するかを判定することができる場合もある。
また、MME44が、SGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するかの判定ができない場合であっても、MME44は、Collocated flagを設定したCreate Session RequestメッセージをSGW-C30へ送信する。つまり、MME44が、TAIを設定せずに、APNのみを設定してDNS QueryメッセージをDNS46へ送信した場合、MME44は、ゲートウェイ装置が存在するか否かを判定することなく、Collocated flagを設定したCreate Session RequestメッセージをSGW-C30へ送信する。SGW-C30は、受信したCreate Session RequestメッセージをPGW-C40へ送信する。PGW-C40は、Create Session Requestメッセージに含まれるAPN及びTAIに関連付けられたSGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在する場合、図9のステップS19以降と同様の処理を実行する。例えば、PGW-C40は、図4のconfiguration情報を用いて、Create Session Requestメッセージに含まれるAPN及びTAIに関連付けられたSGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するか否かを判定してもよい。PGW-C40は、Create Session Requestメッセージに含まれるAPN及びTAIに関連付けられたSGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在しない場合、エラーメッセージをSGW-C30へ送信してもよい。
(実施の形態4)
続いて、図11を用いて本開示の実施の形態3にかかる複数PDNコネクション確立処理に伴うAttach処理の流れについて説明する。図11のステップS41~S47は、図9のステップS11~S17と同様であるため詳細な説明を省略する。
SGW-C30は、ステップS47において、MME44から送信されたCreate Session RequestメッセージにCollocated flagが設定されている場合、Create Session Requestメッセージに含まれるTAI及びAPN情報等を用いユーザプレーンデータを通信するゲートウェイ装置を選択する。実施の形態4においては、SGW-C30がゲートウェイ装置を選択する点において、PGW-C40がゲートウェイ装置を選択する実施の形態3とは異なる。
例えば、SGW-C30は、図4に示すconfiguration情報を用いて、TAI_1に対応付けられたSGW-U12及びAPN_1に対応付けられたPGW-U14が一体として構成されるゲートウェイ装置10を選択する。
次に、SGW-C30は、ゲートウェイ装置10を選択すると、ゲートウェイ装置10を構成するSGW-U12へ、Create UP Session Requestメッセージを送信する(S48)。SGW-C30は、eNB48のIPアドレスであるS1-U IP address、eNB48のTEID、及びS5S8-U IP addressをCreate UP Session Requestメッセージに設定する。さらに、SGW-C30は、SGW-C30に設定されるTEID、UE50に関するQoS情報等をCreate UP Session Requestメッセージに設定してもよい。
次に、SGW-U12は、SGW-C30から受信したCreate UP Session RequestメッセージをPGW-U14へ送信する(S49)。次に、PGW-U14は、Create UP Session Requestメッセージに対するCreate UP Session ResponseメッセージをSGW-U12へ送信する(S50)。ここで、SGW-U12及びPGW-U14は、ゲートウェイ装置10において一体の装置として構成されている。そのため、SGW-U12とPGW-U14との間におけるCreate UP Session Requestメッセージ及びCreate UP Session Responseメッセージの伝送は、パケットデータとして伝送されず、装置の内部処理として実行される。ステップS49及びS50における破線の矢印は、装置の内部処理として実行されることを示している。これにより、SGW-U12とPGW-U14との間でトンネルが形成できる。
次に、SGW-U12は、ステップS48におけるCreate UP Session Requestメッセージの応答メッセージとしてSGW-U情報(F-TEID)及びPGW-U情報(F-TEID)を含むCreate UP Session ResponseメッセージをSGW-C30へ送信する(S51)。次に、SGW-C30は、GTPv2プロトコルを用いて、Create Session RequestメッセージをPGW-C40へ送信する(S52)。Create Session Requestメッセージは、Collocated flag及び選択されたゲートウェイ装置10に含まれるPGW-U14のPGW-U情報(F-TEID)を含む。次に、PGW-C40は、SGW-C30へ、Create Session Responseメッセージを送信する(S53)。Create Session Responseメッセージは、Collocated flag及びPGW-U14のF-TEIDを含む。なお、ここで説明しているCreate UP Session Requestメッセージ及びCreate UP Session Responseメッセージは、GTPプロトコル以外のプロトコルを用いても構わない。
次に、SGW-C30は、ステップS47におけるCreate Session Requestメッセージへの応答メッセージとしてCreate Session ResponseメッセージをMME44へ送信する(S54)。ステップS54以降におけるAttach処理は、非特許文献1において規定されているAttach処理と同様であるため詳細な説明を省略する。
また、2つめのPDNコネクションの確立処理は、図10と同様であり、図10におけるステップS32以降は、図11のステップS43~S54と同様の処理を実行する。2つめのPDNコネクションの確立処理において図11のステップS43~S54を実行する際に、Create Session Requestメッセージに設定されるパラメータとして、図6に示されるTAI_1及びAPN_2が用いられる。そのため、SGW-C30は、ゲートウェイ装置20を選択することとなる。
以上説明したように、本開示の実施の形態3においては、SGWを、SGW-C及びSGW-Uに分離し、さらに、PGWをPGW-C及びPGW-Uに分離することによって、コントロールプレーンデータの通信経路とユーザプレーンデータの通信経路とを分離している。さらに、本開示の実施の形態3においては、SGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置を用いている。複数のPDNコネクションが確立される際に、SGW-Cが、それぞれのPDNコネクションにおいて用いられるゲートウェイ装置を選択することによって、SGW-UとPGW-Uとの間におけるメッセージの伝送をゲートウェイ装置における内部処理として扱うことができる。
また、図11においては、ステップS46において、MME44は、DNS QueryメッセージにTAI_1を設定して送信しているが、TAI_1を設定せず、UE50が指定するAPNのみを設定してもよい。この場合、DNS46は、APNのみに対応づけられているPGW-Cを設定した応答メッセージをMME44へ送信する。MME44は、PGW-Cが設定された応答メッセージを受信するが、configurationによってはSGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するかを判定することができる場合もある。
また、MME44が、SGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するかの判定ができない場合であっても、MME44は、Collocated flagを設定したCreate Session RequestメッセージをSGW-C30へ送信する。つまり、MME44が、TAIを設定せずに、APNのみを設定してDNS QueryメッセージをDNS46へ送信した場合、MME44は、ゲートウェイ装置があるか否かを判定することなく、Collocated flagを設定したCreate Session RequestメッセージをSGW-C30へ送信する。SGW-C30は、Create Session Requestメッセージに含まれるAPN及びTAIに関連付けられたSGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在する場合、図11のステップS48以降と同様の処理を実行する。例えば、SGW-C30は、図4のconfiguration情報を用いて、Create Session Requestメッセージに含まれるAPN及びTAIに関連付けられたSGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するか否かを判定してもよい。SGW-C30は、Create Session Requestメッセージに含まれるAPN及びTAIに関連付けられたSGW-U及びPGW-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在しない場合、エラーメッセージをMME44へ送信してもよい。
(実施の形態5)
続いて、図12を用いて本開示の実施の形態4にかかる通信システムの構成例について説明する。図12においては、図4と同じ装置には図4と同じ符号を付している。また、図4と同じ装置については、詳細な説明を省略する。
図10の通信システムは、HSS45、UE50、UTRAN(Universal Terrestrial Radio Network)90、DNS46、PCRF42、PCRF43、SGSN(Serving GPRS Support Node)-C91、GGSN(Gateway GPRS Support Node)-C92、GGSN-C97、ゲートウェイ装置110、ゲートウェイ装置120、PDN101、及びPDN102を有している。
UTRAN90は、図3の基地局34に相当する基地局を含むネットワークである。UTRAN90は、3GPPにおいて規定されている基地局を含むネットワークであり、3Gとして規定されている無線通信方式をサポートする基地局を含むネットワークである。
SGSN-C91は、図4のSGW-C30及びMME44に相当し、GGSN-C92は、図4のPGW-C40に相当し、GGSN-C97は、図4のPGW-C41に相当する。
ゲートウェイ装置110は、SGSN-U93及びGGSN-U94を有しており、SGSN-U93及びGGSN-U94が一体の装置(Collocated Gateway)として構成される装置である。また、ゲートウェイ装置120は、SGSN-U95及びGGSN-U96を有しており、SGSN-U95及びGGSN-U96が一体の装置として構成される装置である。言い換えると、SGSN-U93とGGSN-U94とは、コロケートされており、さらに、SGSN-U95とGGSN-U96とは、コロケートされている。
SGSN-U93は、図4のSGW-U12に相当し、GGSN-U94は、図4のPGW-U14に相当する。さらに、SGSN-U95は、図4のSGW-U22に相当し、GGSN-U96は、図4のPGW-U24に相当する。
SGSN-C91、GGSN-C92、及びGGSN-C97が、UE50に関するコントロールプレーンデータを伝送するのに対して、SGSN-U93及びGGSN-U94、さらには、SGSN-U95及びGGSN-U96は、UE50に関するユーザプレーンデータを伝送する。つまり、図12の通信システムにおいては、UE50に関するコントロールプレーンデータの通信経路と、UE50に関するユーザプレーンデータの通信経路が異なる。
DNS46は、SGSN-C91の要求に応じて、GGSN-C92、もしくはGGSN-C97の識別情報もしくはアドレス情報をSGSN-C91へ送信する。アドレス情報には、IPアドレス情報を含んでもかまわない。
図12の通信システムを利用することによって、UE50は、PDN101と同時にPDN102ともPDNコネクションを確立することができる。また、UE50が、複数のPDNコネクションを確立する場合に、SGSN-Uを管理するSGSN-Cとして、SGSN-C91が用いられる。また、PDNコネクションを確立するSGSN-Uとして、SGSN-U93及びSGSN-U95が用いられる。
つまり、UTRAN90は、複数のPDNコネクションを確立する際に、SGSN-C91を共通のSGSN-Cとして選択する。
ここで、図12における通信システムを構成する各構成要素間のリファレンスポイントについて説明する。UE50とUTRAN90との間のリファレンスポイントは、Uuと規定されている。UTRAN90とSGSN-C91との間のリファレンスポイントは、Iuと規定されている。SGSN-C91とGGSN-C92との間、さらに、SGSN-C91とGGSN-C97との間のリファレンスポイントは、Gn/Gpと規定されている。GGSN-C92とPCRF42との間、さらに、GGSN-C97とPCRF43との間のリファレンスポイントは、Gxと規定されている。GGSN-U94とPDN1との間、さらに、GGSN-U96とPDN2との間のリファレンスポイントは、Giと規定されている。
続いて、図13を用いて、本開示の実施の形態4にかかる複数PDNコネクション確立処理の流れについて説明する。図13は、1つめのPDNコネクションの確立処理を示している。また、2つめのPDNコネクションの確立処理も図13と同様である。つまり、PDNコネクションを2つ確立する場合、図13の処理を2回繰り返すこととなる。
はじめに、UE50は、GMM(GPRS Mobility Management)プロトコルを用いて、Activate PDP Context RequestメッセージをSGSN-C91へ送信する(S61)。
SGSN-C91は、Update Location RequestをHSS45に向けて送信する。(S62)次に、HSS45は、APN情報が設定されている加入者データをSGSN-C91へ送信する。(S63)
次に、SGSN-C91は、UTRAN90が属するRA(Routing Area)を識別するRAI(Routing Area Identity)及びUE50の接続先のAPNを指定したDNS QueryメッセージをDNS46へ送信する(S64)。SGSN-C91は、ステップS64においてDNS Queryメッセージを送信後に、RAIに対応付けられているSGSN-U及びAPNに対応付けられているGGSN-Uが一体として構成されているゲートウェイ装置が存在することを示す情報をDNS46から受信する。例えば、SGSN-C91は、ゲートウェイ装置に含まれるGGSN-Uを管理するGGSN-Cが設定された応答メッセージを受信した場合に、RAIに対応付けられているSGSN-U及びAPNに対応付けられているGGSN-Uが一体として構成されているゲートウェイ装置が存在すると判定してもよい。言い換えると、DNS46は、指定されたRAIに対応付けられているSGSN-U及び指定されたAPNに対応付けられているGGSN-Uが一体として構成されているゲートウェイ装置が存在しない場合、GGSN-Cを設定した応答メッセージをSGSN-C91へ送信しない。
次に、SGSN-C91は、ゲートウェイ装置が存在すると判定した場合、SGSN-Uを選択することなく、RAIとAPNとともに、SGSN-U及びGGSN-Uが一体(Collocation)として構成可能なことを示すCollocated flagを設定したCreate PDP Context RequestメッセージをGGSN-C92へ送信する(S65)。SGSN-C91は、GTPv1(General Packet Radio Service Tunnelling Protocol version 1)を用いてCreate PDP Context RequestメッセージをGGSN-C92へ送信する。
GGSN-C92は、Create PDP Context Requestメッセージに設定されたCollocated flagに従い、Create PDP Context Requestメッセージにに含まれるRAI及びAPN情報等を用いユーザプレーン用のゲートウェイ装置110(SGSN-U及びGGSN-U)を選択する。
次に、GGSN-C92は、ゲートウェイ装置110を選択すると、ゲートウェイ装置110を構成するGGSN-U94へ、Create UP Session Requestメッセージを送信する(S66)。
次に、GGSN-U94は、GGSN-C92から受信したCreate UP Session RequestメッセージをSGSN-U93へ送信する(S67)。次に、SGSN-U93は、Create UP Session Requestメッセージに対するCreate UP Session ResponseメッセージをGGSN-U94へ送信する(S68)。ここで、SGSN-U93及びGGSN-U94は、ゲートウェイ装置110において一体の装置として構成されている。そのため、SGSN-U93及びGGSN-U94の間におけるCreate UP Session Requestメッセージ及びCreate UP Session Responseメッセージの伝送は、パケットデータとして伝送されず、装置の内部処理として実行される。ステップS67及びS68における破線の矢印は、装置の内部処理として実行されることを示している。これにより、SGSN-U93とGGSN-U94との間でトンネルが形成できる。
次に、GGSN-U94は、ステップS66におけるCreate UP Session Requestメッセージの応答メッセージとして、Create UP Session ResponseメッセージをGGSN-C92へ送信する(S69)。なお、ここで説明しているCreate UP Session Requestメッセージ及びCreate UP Session Responseメッセージは、GTPプロトコル以外のプロトコルを用いても構わない。
次に、GGSN-C92は、ステップS65におけるCreate PDP Context Requestメッセージの応答メッセージとしてCreate PDP Context ResponseをSGSN-C91へ送信する(S70)。
ステップS70以降におけるAttach処理は、非特許文献1において規定されているAttach処理と同様であるため詳細な説明を省略する。
また、図13においては、ステップS64において、SGSN-C91は、DNS QueryメッセージにRAIを設定して送信しているが、RAIを設定せず、UE50が指定するAPNのみを設定してもよい。この場合、DNS46は、APNのみに対応づけられているGGSN-C92を設定した応答メッセージをSGSN-C91へ送信する。SGSN-C91は、GGSN-C92が設定された応答メッセージを受信するが、configurationによってはSGSN-U及びGGSN-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するかを判定することができる場合もある。
また、SGSN-C91が、SGSN-U及びGGSN-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するかの判定ができない場合であっても、SGSN-C91は、Collocated flagを設定したCreate PDP Context RequestメッセージをGGSN-C92へ送信する。つまり、SGSN-C91が、RAIを設定せずに、APNのみを設定してDNS QueryメッセージをDNS46へ送信した場合、SGSN-C91は、ゲートウェイ装置があるか否かを判定することなく、Collocated flagを設定したCreate PDP Context RequestメッセージをGGSN-C92へ送信する。SGSN-C91は、受信したCreate PDP Context RequestメッセージをGGSN-C92へ送信する。GGSN-C92は、Create PDP Context Requestメッセージに含まれるAPN及びRAIに関連付けられたSGSN-U及びGGSN-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在する場合、図13のステップS66以降と同様の処理を実行する。例えば、GGSN-C92は、図12のconfiguration情報を用いて、Create PDP Context Requestメッセージに含まれるAPN及びRAIに関連付けられたSGSN-U及びGGSN-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するか否かを判定してもよい。GGSN-C92は、Create PDP Context Requestメッセージに含まれるAPN及びRAIに関連付けられたSGSN-U及びGGSN-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在しない場合、エラーメッセージをSGSN-C91へ送信してもよい。
(実施の形態6)
続いて、図14を用いて本開示の実施の形態5にかかる複数PDNコネクション確立処理の流れについて説明する。図14は、1つめのPDNコネクションの確立処理を示している。また、2つめのPDNコネクションの確立処理も図14と同様である。つまり、PDNコネクションを2つ確立する場合、図14の処理を2回繰り返すこととなる。
ステップS71~S74は、図13におけるステップS61~S64と同様であるため詳細な説明を省略する。
次に、SGSN-C91は、ゲートウェイ装置が存在すると判定した場合、ゲートウェイ装置を選択する。SGSN-C91は、ゲートウェイ装置110を選択すると、ゲートウェイ装置110を構成するSGSN-U93へ、Create UP Session Requestメッセージを送信する(S75)。実施の形態6においては、SGSN-C91がゲートウェイ装置を選択する点において、GGSN-C92がゲートウェイ装置を選択する実施の形態5とは異なる。
次に、SGSN-U93は、SGSN-C91から受信したCreate UP Session RequestメッセージをGGSN-U94へ送信する(S76)。次に、GGSN-U94は、Create UP Session Requestメッセージに対するCreate UP Session ResponseメッセージをSGSN-U93へ送信する(S77)。ここで、SGSN-U93及びGGSN-U94は、ゲートウェイ装置110において一体の装置として構成されている。そのため、SGSN-U93及びGGSN-U94の間におけるCreate UP Session Requestメッセージ及びCreate UP Session Responseメッセージの伝送は、パケットデータとして伝送されず、装置の内部処理として実行される。ステップS76及びS77における破線の矢印は、装置の内部処理として実行されることを示している。これにより、SGSN-U93とGGSN-U94との間でトンネルが形成できる。
次に、SGSN-U93は、ステップS75におけるCreate UP Session Requestメッセージの応答メッセージとしてSGSN-U情報(F-TEID)及びGGSN-U情報(F-TEID)を含むCreate UP Session ResponseメッセージをSGSN-C91へ送信する(S78)。なお、ここで説明しているCreate UP Session Requestメッセージ及びCreate UP Session Responseメッセージは、GTPプロトコル以外のプロトコルを用いても構わない。次に、SGSN-C91は、GTPv1プロトコルを用いて、Create PDP Context RequestメッセージをGGSN-C92へ送信する(S79)。
次に、GGSN-C92は、ステップS79におけるCreate PDP Context Requestメッセージへの応答メッセージとしてCreate PDP Context ResponseメッセージをSGSN-C91へ送信する(S80)。ステップS80以降におけるAttach処理は、非特許文献1において規定されているAttach処理と同様であるため詳細な説明を省略する。
また、図14においては、ステップS74において、SGSN-C91は、DNS QueryメッセージにRAIを設定して送信しているが、RAIを設定せず、UE50が指定するAPNのみを設定してもよい。この場合、DNS46は、APNのみに対応づけられているGGSN-C92を設定した応答メッセージをSGSN-C91へ送信する。SGSN-C91は、GGSN-C92が設定された応答メッセージを受信するが、configurationによってはSGSN-U及びGGSN-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するかを判定することができる場合もある。
また、SGSN-C91が、SGSN-U及びGGSN-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在するかの判定ができない場合であっても、SGSN-C91は、Collocated flagを設定したCreate PDP Context RequestメッセージをGGSN-C92へ送信する。つまり、SGSN-C91が、RAIを設定せずに、APNのみを設定してDNS QueryメッセージをDNS46へ送信した場合、SGSN-C91は、ゲートウェイ装置があるか否かを判定することなく、Collocated flagを設定したCreate PDP Context RequestメッセージをGGSN-C92へ送信する。GGSN-C92は、Create PDP Context Requestメッセージに含まれるAPN及びRAIに関連付けられたSGSN-U及びGGSN-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在する場合、図14のステップS80以降と同様の処理を実行する。GGSN-C92は、Create PDP Context Requestメッセージに含まれるAPN及びRAIに関連付けられたSGSN-U及びGGSN-Uが一体として構成されるゲートウェイ装置が存在しない場合、エラーメッセージをSGSN-C91へ送信してもよい。
(実施の形態7)
続いて、図15を用いて、図4の通信システムの変形例について説明する。図15は、図4におけるeNB48の代わりに、UTRAN90を用い、MME44の代わりにSGSN130を用いている。ここで、SGSN130は、SGSN-U及びSGSN-Cが一体の装置として構成されている。このように、制御装置として、3GPPに規定されているSGSNを用いた場合においても、実施の形態2と同様の効果を奏することができる。
続いて以下では、上述の複数の実施形態で説明された、MME44、SGW-C30、PGW-C40の構成例について説明する。
図16は、MME40、SGW-C30、PGW-C40(以下、MME40等とする)の構成例を示すブロック図である。図16を参照すると、MME40は、ネットワークインターフェース1201、プロセッサ1202、及びメモリ1203を含む。ネットワークインターフェース1201は、ネットワークノードと通信するために使用される。ネットワークインターフェース1201は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1202は、メモリ1203からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてシーケンス図及びフローチャートを用いて説明されたそれぞれのMME40の処理を行う。プロセッサ1202は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU、又はCPUであってもよい。プロセッサ1202は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1203は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1203は、プロセッサ1202から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1202は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1203にアクセスしてもよい。
図16の例では、メモリ1203は、ソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ1202は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ1203から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明されたMME40の処理を行うことができる。
図16を用いて説明したように、上述の実施形態における各無線中継装置が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2016年1月15日に出願された日本出願特願2016-006030を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
PDN(Packet Data Network)と接続するユーザプレーン用PGW(Packet Data Network Gateway)と、
前記ユーザプレーン用PGWと基地局との間でユーザプレーンデータを中継するユーザプレーン用SGW(Serving Gateway)と、
前記ユーザプレーン用SGWを管理するコントロールプレーン用SGWと、
通信端末に関して、複数のコネクションを確立する場合、前記複数のコネクションのそれぞれにおいて、前記ユーザプレーン用SGW及び前記ユーザプレーン用PGWが
一体として構成可能なことを示す情報を前記コントロールプレーン用SGWへ送信する制御装置と、を備える通信システム。
(付記2)
前記コントロールプレーン用SGWは、
前記制御装置から前記ユーザプレーン用SGW及び前記ユーザプレーン用PGWが一体として構成可能なことを示す情報を受信すると、第1のAPNに関するユーザデータを伝送するために前記基地局との間にコネクションを確立する装置として、前記第1のAPNに対応するPDNと接続する第1のユーザプレーン用PGWと、前記第1のユーザプレーン用PGW及び前記基地局の間において伝送されるユーザプレーンデータを中継する第1のユーザプレーン用SGWとが一体の装置として構成される第1のゲートウェイ装置を選択し、第2のAPNに関するユーザデータを伝送するために前記基地局との間にコネクションを確立する装置として前記第2のAPNに対応するPDNと接続する第2のユーザプレーン用PGWと、前記第2のユーザプレーン用PGW及び前記基地局の間において伝送されるユーザプレーンデータを中継する第2のユーザプレーン用SGWとが一体の装置として構成される第2のゲートウェイ装置を選択する、付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記第1及び第2のユーザプレーン用PGWを制御するコントロールプレーン用PGWをさらに備え、
前記コントロールプレーン用SGWは、
前記第1のゲートウェイ装置を構成する第1のユーザプレーン用PGWの識別情報及び前記第2のゲートウェイ装置を構成する第2のユーザプレーン用PGWの識別情報を前記コントロールプレーン用PGWへ送信する、付記2に記載の通信システム。
(付記4)
前記第1及び第2のユーザプレーン用PGWを制御するコントロールプレーン用PGWをさらに備え、
前記コントロールプレーン用SGWは、
前記ユーザプレーン用SGW及び前記ユーザプレーン用PGWが一体として構成可能なことを示す情報を前記コントロールプレーン用PGWへ送信し、
前記コントロールプレーン用PGWは、
前記コントロールプレーン用SGWから前記ユーザプレーン用SGW及び前記ユーザプレーン用PGWが一体として構成可能なことを示す情報を受信すると、前記通信端末が第1のAPNに関するユーザデータを伝送するために前記基地局との間にコネクションを確立する装置として、前記第1のAPNに対応するPDNと接続する第1のユーザプレーン用PGWと、前記第1のユーザプレーン用PGW及び前記基地局の間において伝送されるユーザプレーンデータを中継する第1のユーザプレーン用SGWとが一体の装置として構成される第1のゲートウェイ装置を選択し、前記通信端末が第2のAPNに関するユーザデータを伝送するために前記基地局との間にコネクションを確立する装置として前記第2のAPNに対応するPDNと接続する第2のユーザプレーン用PGWと、前記第2のユーザプレーン用PGW及び前記基地局の間において伝送されるユーザプレーンデータを中継する第2のユーザプレーン用SGWとが一体の装置として構成される第2のゲートウェイ装置を選択する、付記1に記載の通信システム。
(付記5)
前記コントロールプレーン用PGWは、
前記第1のゲートウェイ装置を構成する第1のユーザプレーン用SGWの識別情報及び前記第2のゲートウェイ装置を構成する第2のユーザプレーン用SGWの識別情報を前記コントロールプレーン用SGWへ送信する、付記4に記載の通信システム。
(付記6)
基地局に関する位置情報とユーザプレーン用SGWとを関連付けて管理し、APNとユーザプレーン用PGWとを関連付けて管理し、さらに、前記ユーザプレーン用SGW及び前記ユーザプレーン用PGWと、前記ユーザプレーン用SGW及び前記ユーザプレーン用PGWから構成されるゲートウェイ装置とを関連付けて管理する管理装置をさらに備え、
前記制御装置は、
前記位置情報及び前記APNを指定し、指定した前記位置情報に関連づけられたユーザプレーン用SGWと、指定した前記APNに関連づけられたユーザプレーン用PGWとから構成されるゲートウェイ装置が存在するか否かを、前記管理装置を用いて判定する、付記1乃至5のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記7)
PDN(Packet Data Network)と接続するユーザプレーン用GGSN(Gateway GPRS Support Node)と、
前記ユーザプレーン用GGSNと基地局との間でユーザプレーンデータを中継するユーザプレーン用SGSN(Serving GPRS Support Node)と、
前記ユーザプレーン用SGSNを管理するコントロールプレーン用SGSNと、
通信端末に関して、複数のコネクションを確立する場合、前記複数のコネクションのそれぞれにおいて、前記ユーザプレーン用SGSN及び前記ユーザプレーン用GGSNが一体として構成可能なことを示す情報を前記コントロールプレーン用SGSNへ送信する制御装置と、を備える通信システム。
(付記8)
通信端末に対して、複数のコネクションを確立する場合、コントロールプレーン用SGWを選択する選択部と、
前記複数のコネクションのそれぞれにおいて、PDNと接続するユーザプレーン用PGWと前記ユーザプレーン用PGW及び基地局の間でユーザプレーンデータを中継するユーザプレーン用SGWとが一体として構成可能なことを示す情報を前記コントロールプレーン用SGWへ送信する通信部と、を備える制御装置。
(付記9)
通信端末に対して、複数のコネクションを確立する場合、コントロールプレーン用SGSNを選択する選択部と、
前記複数のコネクションのそれぞれにおいて、PDNと接続するユーザプレーン用GGSNと前記ユーザプレーン用GGSN及び基地局の間でユーザプレーンデータを中継するユーザプレーン用SGSNとが一体として構成可能なことを示す情報を前記コントロールプレーン用SGSNへ送信する通信部と、を備える制御装置。
(付記10)
通信端末に対して、複数のコネクションを確立する場合、コントロールプレーン用SGWを選択し、
前記複数のコネクションのそれぞれにおいて、PDNと接続するユーザプレーン用PGWと前記ユーザプレーン用PGW及び基地局の間でユーザプレーンデータを中継するユーザプレーン用SGWとが一体として構成可能なことを示す情報を前記コントロールプレーン用SGWへ送信する、通信方法。
(付記11)
通信端末に対して、複数のコネクションを確立する場合、コントロールプレーン用SGSNを選択し、
前記複数のコネクションのそれぞれにおいて、PDNと接続するユーザプレーン用GGSNと前記ユーザプレーン用GGSN及び基地局の間でユーザプレーンデータを中継するユーザプレーン用SGSNとが一体として構成可能なことを示す情報を前記コントロールプレーン用SGSNへ送信する、通信方法。
(付記12)
通信端末に対して、複数のコネクションを確立する場合、コントロールプレーン用SGWを選択し、
前記複数のコネクションのそれぞれにおいて、PDNと接続するユーザプレーン用PGWと前記ユーザプレーン用PGW及び基地局の間でユーザプレーンデータを中継するユーザプレーン用SGWとが一体として構成可能なことを示す情報を前記コントロールプレーン用SGWへ送信することをコンピュータに実行させるプログラム。
(付記13)
通信端末に対して、複数のコネクションを確立する場合、コントロールプレーン用SGSNを選択し、
前記複数のコネクションのそれぞれにおいて、PDNと接続するユーザプレーン用GGSNと前記ユーザプレーン用GGSN及び基地局の間でユーザプレーンデータを中継するユーザプレーン用SGSNとが一体として構成可能なことを示す情報を前記コントロールプレーン用SGSNへ送信することをコンピュータに実行させるプログラム。
1 PDN
2 PDN
10 ゲートウェイ装置
12 SGW-U
14 PGW-U
20 ゲートウェイ装置
22 SGW-U
24 PGW-U
30 SGW-C
32 制御装置
34 基地局
36 通信端末
40 PGW-C
41 PGW-C
42 PCRF
43 PCRF
44 MME
45 HSS
46 DNS
48 eNB
50 UE
61 通信部
62 選択部
63 判定部
71 通信部
72 指示情報判定部
81 通信部
82 指示情報判定部
83 装置選択部
90 UTRAN
91 SGSN-C
92 GGSN-C
93 SGSN-U
94 GGSN-U
95 SGSN-U
96 GGSN-U
97 GGSN-C
101 PDN
102 PDN
110 ゲートウェイ装置
120 ゲートウェイ装置
130 SGSN

Claims (4)

  1. 通信システムであって、
    通信端末の移動管理を行う移動管理装置と、
    前記通信端末に関するコントロールプレーンデータを伝送するコントロールプレーン用通信装置と、
    前記通信端末に関するユーザプレーンデータを伝送するユーザプレーン用通信装置と
    を備え、
    前記移動管理装置が、前記コントロールプレーン用通信装置を選択し、
    前記移動管理装置が、前記ユーザプレーン用通信装置を選択するための情報を、前記コントロールプレーン用通信装置に送信し、
    前記コントロールプレーン用通信装置が、前記情報に基づいて、前記ユーザプレーン用通信装置を選択
    前記移動管理装置は、前記通信端末が通信するデータネットワークを示すアクセスポイントネーム(APN)に基づいて、前記コントロールプレーン用通信装置を選択する、通信システム。
  2. 通信システムのための通信方法であって、
    通信端末の移動管理を行う移動管理装置が、前記通信端末に関するコントロールプレーンデータを伝送するコントロールプレーン用通信装置を選択し、
    前記移動管理装置が、前記通信端末に関するユーザプレーンデータを伝送するユーザプレーン用通信装置を選択するための情報を、前記コントロールプレーン用通信装置に送信し、
    前記コントロールプレーン用通信装置が、前記情報に基づいて、前記ユーザプレーン用通信装置を選択
    前記移動管理装置は、前記通信端末が通信するデータネットワークを示すアクセスポイントネーム(APN)に基づいて、前記コントロールプレーン用通信装置を選択する、通信方法。
  3. 通信端末の移動管理を行う移動管理装置であって、
    前記通信端末に関するコントロールプレーンデータを伝送するコントロールプレーン用通信装置を選択する選択手段と、
    前記通信端末に関するユーザプレーンデータを伝送するユーザプレーン用通信装置を選択するための情報を、前記コントロールプレーン用通信装置に送信する送信手段と
    を備え、
    前記選択手段は、前記通信端末が通信するデータネットワークを示すアクセスポイントネーム(APN)に基づいて、前記コントロールプレーン用通信装置を選択する、移動管理装置。
  4. 通信端末の移動管理を行う移動管理装置のための通信方法であって、
    前記通信端末に関するコントロールプレーンデータを伝送するコントロールプレーン用通信装置を選択し、
    前記通信端末に関するユーザプレーンデータを伝送するユーザプレーン用通信装置を選択するための情報を、前記コントロールプレーン用通信装置に送信
    前記コントロールプレーン用通信装置を選択する際に、前記通信端末が通信するデータネットワークを示すアクセスポイントネーム(APN)に基づいて、前記コントロールプレーン用通信装置を選択する、通信方法。
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