JP2018029299A - 制御装置、ゲートウェイ装置、通信システム、ベアラ設定方法、通信方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、ゲートウェイ装置、通信システム、ベアラ設定方法、通信方法、及びプログラム Download PDF

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直明 鈴木
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Abstract

【課題】通信端末が、複数のCore Network InstanceもしくはL−GW及びSGWを用いてサービスを受ける場合に、通信端末と、それぞれのCore Network InstanceもしくはL−GW及びSGWとの間においてベアラを設定することができる制御装置を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる制御装置10は、通信端末40を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージをゲートウェイ装置20から受信する通信部11と、通信端末40の呼び出し処理を行う呼び出し制御部12と、通信端末40から基地局30を介して送信された接続要求メッセージを受信すると、ゲートウェイ装置20を含む前記通信端末との間にベアラを設定することができる複数のゲートウェイ装置と通信端末40との間においてベアラを設定するベアラ制御部13と、を備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は制御装置、ゲートウェイ装置、通信システム、ベアラ設定方法、通信方法、及び、プログラムに関し、例えば、通信端末の呼び出し処理を行う制御装置、ゲートウェイ装置、通信システム、ベアラ設定方法、通信方法、及び、プログラムに関する。
近年、IoT(Internet Of Things)サービスに関する検討が進められている。IoTサービスには、ユーザの操作を必要とせず、自律的に通信を実行する端末(以下、IoT端末とする)が数多く用いられる。これにより、多くのIoT端末を用いてIoTサービスを提供するために、通信事業者等が管理するネットワークにおいて、多くのIoT端末を効率的に収容することが望まれている。
非特許文献1には、多くのIoT端末を効率的に収容する通信システムの構成例として、ネットワークスライシング技術を用いた次世代通信システムが開示されている。この構成例では、通信事業者が、通信端末UE(User Equipment)に提供するサービス毎に、異なるCore Network Instanceを用いている。Core Network Instanceは、U(User)-Planeデータを中継するUPF(U-Plane Function)エンティティ(以下、UPFとする)及びC(Control)-Planeデータに関する処理を実行するCPF(C-Plane Function)エンティティ(以下、CPFとする)を有する。さらに、非特許文献1には、複数のCore Network Instanceが、共通のCPF(Common CPF:C-CPF)を共有する構成についても開示されている。U-Planeデータは、例えば、ユーザデータと称されてもよい。また、C-Planeデータは、例えば、制御信号と称されてもよい。
非特許文献2には、Idle状態のUEに対してDownlink Dataを送信するために実行されるPaging処理が開示されている。具体的には、MME(Mobility Management Entity)は、SGW(Serving Gateway)からDDN(Downlink Data Notification)メッセージを受信すると、eNB(evolved Node B)を介してUEを呼び出すPaging処理を実行する。例えば、Paging処理は呼び出し制御と称されてもよい。
3GPP TR 23.799 V0.5.0 (2016-5) 6.1節 3GPP TS 23.401 V13.7.0 (2016-06) 4.3.15a節, 5.3.4.3節
しかし、UEの呼び出し制御(Paging処理)を行うコアネットワーク装置として、MMEもしくはSGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)等を、非特許文献1に記載されているC−CPFに替えて、通信システムを構成しようとする場合、次の問題が生じる。非特許文献2に記載されているように、1つのUEに対して割り当てられるSGWは、1つである。そのため、MMEは、あるUEに対して、呼び出し制御を行う時点で割り当てられている1つのSGWから送信されるDDNメッセージのみに基づいてPaging処理を実行する。
一方、非特許文献1に記載されているように、UEは、複数のサービスの提供を受ける場合、複数のCore Network Instanceを用いる。SGWをそれぞれのCore Network Instanceに含まれるUPFに相当して構成しようとする場合、それぞれのSGWは、UEに対してDownlink Dataを送信するために、C−CPFであるMMEもしくはSGSNに対してDDNメッセージを送信する。言い換えると、MMEは、複数のSGWからDDNメッセージを受信する。しかしながら、非特許文献2に記載されているMMEもしくはSGSNは、複数のSGWからDDNメッセージを受信し、複数のSGWを同時に用いてUEへDownlink Dataを送信することができない。
そのため、複数のCore Network Instanceが用いられる場合、それぞれのCore Network Instanceは、UEへDownlink Dataを送信することができないという問題がある。
また、複数のCore Network Instanceが用いられない場合であっても、コアネットワーク内に流入するトラヒックをオフロードするためにL−GW(Local-Gateway)が用いられる場合について、基地局とコロケート(並べて配置)されたL−GW及びSGWと、コアネットワーク内に配置されたSGWとを同時に用いてUEへDownlink Dataを送信することができず、上記の問題が発生する。非特許文献2には、基地局とコロケートされたL−GW及びSGWを用いた構成例が開示されている。
本発明の目的は、通信端末が、複数のCore Network InstanceもしくはL−GW及びSGWを用いてサービスを受ける場合に、通信端末と、それぞれのCore Network InstanceもしくはL−GW及びSGWとの間においてベアラを設定することができる制御装置、ゲートウェイ装置、通信システム、ベアラ設定方法、通信方法、及び、プログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様にかかる制御装置は、通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージをゲートウェイ装置から受信する通信部と、前記通信端末の呼び出し処理を行う呼び出し制御部と、前記通信端末から基地局を介して送信された接続要求メッセージを受信すると、前記ゲートウェイ装置を含む前記通信端末との間にベアラを設定することができる複数のゲートウェイ装置と前記通信端末との間においてベアラを設定するベアラ制御部と、を備えるものである。
本発明の第2の態様にかかるゲートウェイ装置は、通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージを、前記通信端末の呼び出し処理を行う制御装置へ送信する通信部と、実行中の呼び出し処理の優先度を示す優先度情報を保持する優先度保持部と、前記通知メッセージを送信する契機において、前記通知メッセージに含める呼び出し処理を実行する優先度と、前記優先度保持部で保持する前記実行中の呼び出し処理の優先度とを比較し、前記実行中の呼び出し処理の優先度の方がが高い場合は前記通知メッセージの送信を省略する制御部を備えるものである。
本発明の第3の態様にかかる通信システムは、通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージを送信するゲートウェイ装置と、前記通知メッセージを受信する通信部と、前記通信端末の呼び出し処理を行う呼び出し制御部と、前記通信端末から基地局を介して送信された接続要求メッセージを受信すると、前記ゲートウェイ装置を含む前記通信端末との間にベアラを設定することができる複数のゲートウェイ装置と前記通信端末との間においてベアラを設定するベアラ制御部と、を有する制御装置と、を備えるものである。
本発明の第4の態様にかかるベアラ制御方法は、通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージをゲートウェイ装置から受信し、前記通信端末の呼び出し処理を行い、前記通信端末から基地局を介して送信された接続要求メッセージを受信すると、前記ゲートウェイ装置を含む前記通信端末との間にベアラを設定することができる複数のゲートウェイ装置と前記通信端末との間においてベアラを設定するものである。
本発明の第5の態様にかかる通信方法は、通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージを、前記通信端末の呼び出し処理を行う制御装置へ送信し、実行中の呼び出し処理の優先度を示す優先度情報を保持し、前記通知メッセージを送信する契機において、前記通知メッセージに含める呼び出し処理を実行する優先度と、前記実行中の呼び出し処理の優先度とを比較し、前記実行中の呼び出し処理の優先度の方が高い場合は前記通知メッセージの送信を省略する、ものである。
本発明の第6の態様にかかるプログラムは、通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージをゲートウェイ装置から受信し、前記通信端末の呼び出し処理を行い、前記通信端末から基地局を介して送信された接続要求メッセージを受信すると、前記ゲートウェイ装置を含む前記通信端末との間にベアラを設定することができる複数のゲートウェイ装置と前記通信端末との間においてベアラを設定することをコンピュータに実行させるものである。
本発明により、通信端末が、複数のCore Network Instance、もしくはL−GW及びSGWを用いてサービスを受ける場合に、通信端末と、それぞれのCore Network Instance、もしくはL−GW及びSGWとの間においてベアラを設定することができる制御装置、ゲートウェイ装置、通信システム、ベアラ設定方法、通信方法、及び、プログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかるDownlink Dataの伝送処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかるService Request Procedureを示す図である。 実施の形態2にかかるService Request Procedureを示す図である。 実施の形態2にかかるDownlink Dataの伝送処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかるMMEにおける優先度に基づいたPaging処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかるSGWの構成図である。 実施の形態3にかかるSGWにおける優先度に基づいたDDNメッセージの送信制御処理の流れを示す図である 実施の形態3にかかるDownlink Dataの伝送処理の流れを示す図である。 実施の形態4にかかるDownlink Dataの伝送処理の流れを示す図である。 実施の形態5にかかるDownlink Dataの伝送処理の流れを示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。はじめに、図1を用いて実施の形態1にかかる通信システムの構成例について説明する。図1の通信システムは、制御装置10、ゲートウェイ装置20、ゲートウェイ装置22、基地局30、及び、通信端末40を有している。なお、ゲートウェイ装置20と22とは、異なるサービスを提供するCore Network Instances(Network Slices)に属しているものとする。制御装置10、ゲートウェイ装置20、ゲートウェイ装置22、基地局30、及び、通信端末40は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。また、図1の通信システムは、ゲートウェイ装置を2台有する構成例を示しているが、通信システムは、3台以上のゲートウェイ装置を有してもよい。
続いて、制御装置10の構成例について説明する。制御装置10は、通信部11、呼び出し制御部(paging controller)12、及び、ベアラ制御部(bearer controller)13を有している。通信部は、送信部(transmitter)及び受信部(receiver)であってもよい。制御装置10を構成する通信部11、呼び出し制御部12、及び、ベアラ制御部13等の構成要素は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。または、制御装置10を構成する構成要素は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
通信部11は、通信端末40を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージをゲートウェイ装置20から受信する。通信端末40は、携帯電話端末、スマートフォン端末、タブレット型端末等であってもよい。もしくは、通信端末40は、IoT端末であってもよい。IoT端末は、MTC(Machine Type Communication)端末もしくはM2M(Machine to Machine)端末等と言い換えられてもよい。
通信端末40を宛先とするデータは、U-Planeデータである。また、通知メッセージは、C-Planeデータである。
呼び出し制御部12は、通信端末40の呼び出し処理を行う。呼び出し処理は、例えば、ページング(Paging)処理等と言い換えられてもよい。
ベアラ制御部13は、通信端末40から基地局30を介して送信された接続要求メッセージを受信すると、ゲートウェイ装置20と通信端末40との間のベアラを設定する。さらに、ベアラ制御部13は、ゲートウェイ装置22等の、ゲートウェイ装置20以外のゲートウェイ装置と通信端末40との間のベアラを設定する。
ベアラ制御部13は、通知メッセージを送信してきたゲートウェイ装置20に加えて、通知メッセージを送信してきていないゲートウェイ装置22等と通信端末40との間にもベアラを設定する。なお、ゲートウェイ装置22等は、通信端末40との間にベアラを設定することができるゲートウェイ装置である。もしくは、ベアラ制御部13は、ゲートウェイ装置20から受信した通知メッセージに基づいて通信端末40の呼び出し制御を実行している間に、ゲートウェイ装置22から、通信端末40を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージを受信することもある。この場合、ベアラ制御部13は、ゲートウェイ装置22から受信した通知メッセージに基づいて通信端末40の呼び出し制御を実行することなく、先に受信したゲートウェイ装置20からの通知メッセージに基づいて、ゲートウェイ装置20と通信端末40との間のベアラ、さらに、ゲートウェイ装置22と通信端末40との間のベアラを設定する。
以上説明したように、図1の制御装置10は、通信端末40と、複数のゲートウェイ装置との間のベアラを設定することができる。これより、ゲートウェイ装置20が配置されるCore Network Instanceとゲートウェイ装置22が配置されるCore Network Instanceとが異なる場合に、通信端末40は、それぞれのCore Network Instanceが提供するサービスを受けることができる。
また、ゲートウェイ装置22が基地局30と隣接して、または、基地局30内に設置されている場合であっても、制御装置10は、上記と同様に、ゲートウェイ装置20と通信端末40との間のベアラ、さらに、ゲートウェイ装置22と通信端末40との間のベアラを設定することができる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。図2の通信システムは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において規定されているノード装置を用いて構成されている。図2の通信システムは、通信事業者が、U-Planeデータを伝送するコアネットワークを、提供するサービス毎に異なる複数のNetwork Sliceとして管理している構成を示している。Network Sliceは、Core Network Instanceに相当する。具体的に、図2の通信システムは、U-Planeデータを伝送するコアネットワークが、Network Slice#1及びNetwork Slice#2に分割されていることを示している。Network Slice#1は、Network Slice#2と論理的に異なるネットワークもしくはシステムと言い換えることができる。
図2の通信システムは、UE50、eNB60、MME70、Network Slice#1に含まれるノード装置、及び、Network Slice#2に含まれるノード装置を有している。また、PDN(Packet Data Network)101は、Network Slice#1及びeNB60を介して、UE50へサービスを提供するネットワークである。PDN102は、Network Slice#2及びeNB60を介してUE50へサービスを提供するネットワークである。
UE50は、図1の通信端末40に相当する。UEは、3GPPにおいて通信端末の総称として用いられる。eNB60は、図1の基地局30に相当する。eNB60は、無線通信方式としてLTE(Long Term Evolution)をサポートする基地局である。また、eNB60は、AN(Access Network)と称されてもよい。MME70は、図1の制御装置10に相当する。MME70は、CPFと称されてもよい。MME70は、主に、UE50の移動管理、ベアラの設定要求、ベアラの設定指示、ベアラの削除要求、もしくは、ベアラの削除指示を行う装置である。MME70は、C−CPFと称されてもよく、Network Slice#1及びNetwork Slice#2に含まれてもよい。
Network Slice#1は、SGW81及びPGW(Packet Data Network Gataway)91を有している。SGW81は、図1のゲートウェイ装置20に相当する。Network Slice#2は、SGW82及びPGW92を有している。SGW82は、図2のゲートウェイ装置22に相当する。PGW91,92は、PDN101,102それぞれに対するゲートウェイである。
SGW81は、無線アクセスシステム(eNB60)と接続され、U-Planeデータを無線アクセスシステム(eNB60)とPGW91との間において転送する装置である。PGW91は、PDN101への接続を行う。SGW82は、無線アクセスシステム(eNB60)と接続され、U-Planeデータを無線アクセスシステム(eNB60)とPGW92との間において転送する装置である。PGW92は、PDN102への接続を行う。SGW及びPGWは、UPFと称されてもよい。
UE50は、Network Slice#1及びNetwork Slice#2を介して、PDN101及びPDN102が提供するサービスを利用可能であるとする。UE50が利用可能なNetwork Sliceに関する情報は、例えば、加入者情報としてHSS(Home Subscriber Server)(不図示)において管理されていてもよい。
続いて、図3を用いて、図2の通信システムと異なる通信システムの構成例について説明する。図2は、MME70が、Network Slice#1及びNetwork Slice#2に含まれていないことを示している。言い換えると、図2は、MME70が、Network Slice#1及びNetwork Slice#2から独立していることを示している。一方、図3は、MME70−1が、Network Slice#1及びNetwork Slice#2に含まれていることを示している。図3は、MME70−1が、Network Slice#1及びNetwork Slice#2に含まれていること以外は、図2と同様の構成であるため詳細な説明を省略する。
続いて、図4を用いて、図2及び図3の通信システムと異なる通信システムの構成例について説明する。図4では、SGW82−1およびL−GW(PGWに相当)92−1がeNB60にコロケート(並べて配置)されている場合を示している。このような場合は、これらのコロケートされたゲートウェイをStandalone GWと称してもよい。なお、SGW82−1はeNB60やL−GW(PGW)92−1とはコロケートされておらず、L−GW(PGW)92−1だけがeNB60にコロケートされていてもよい。また、SGW82−1及びL−GW(PGW)92−1がコロケートされたeNBの状態を、符号110を用いて示している。なお、L−GW(PGW)92−1は、図3のPGW92と同様の機能を有しており、PDN102へのゲートウェイ機能を備える。
例えば、L−GW(PGW)92−1及びSGW82−1をコロケートした状態のeNB110は、L−GW(PGW)92−1,SGW82−1及びeNB60のそれぞれに関する機能をソフトウェアとして有してもよいし、それぞれが隣接して配置されたハードウェアで構成されていてもよい。L−GWは、一般的なサービスと比較して要求される遅延時間が短いサービスを提供する場合等に、基地局の近傍及び基地局を含む位置に配置される装置である。また、L−GW(PGW)92−1は、コアネットワーク内に大量のデータが流入するのを防ぎ、データをオフロードさせるために用いられてもよい。L−GW(PGW)92−1を用いたサービスとして、例えば、オンデマンドビデオサーバからUE50へ動画データを送信するサービスがある。L−GW(PGW)92−1は、Network Slice#1が属するコアネットワークとは異なるネットワークに配置される。つまり、L−GW(PGW)92−1は、Network Slice#1が属するコアネットワークとは物理的に異なるネットワークに配置される。例えば、L−GW(PGW)92−1は、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)に配置される。
また、図4においては、MME70がNetwork Slice#1に含まれていない構成を示しているが、MME70は、Network Slice#1に含まれてもよい。
続いて、図5を用いて、図2の通信システムにおけるDownlink Dataの伝送処理の流れについて説明する。図3及び図4の通信システムにおけるDownlink Dataの伝送処理についても図5と同様とする。UE50及びeNB60は、RRC(Radio Resource Control) idle状態であるとする。RRC idleは、UE50とeNB60との間の無線ベアラが設定されていない状態である。言い換えると、RRC idleは、UE50とeNB60との間の無線ベアラがアクティブではない状態である。
はじめに、PGW91は、PDN101(不図示)から送信されたDownlink Dataを受信し、さらに、受信したDownlink DataをSGW81へ送信する(S11)。Downlink Dataは、例えば、UE50を宛先とするU-Planeデータであってもよい。SGW81は、Downlink Dataを一時的に保持する。または、SGW81は、Downlink Dataをバッファすると言い換えられてもよい。
次に、SGW81は、MME70へDDN(Downlink Data Notification)メッセージを送信する(S12)。次に、MME70は、DDN Ack(Acknowlege)メッセージをSGW81へ送信する(S13)。
次に、MME70は、UE50が登録されているTA(Tracking Area)に属するeNB60へPagingメッセージを送信する(S14)。図5においては、MME70が、eNB60のみへPagingメッセージを送信していることを示しているが、MME70は、実際には、UE50が登録されているTAに属する複数のeNBへPagingメッセージを送信する。次に、eNB60は、UE50の呼び出し(paging)を行う(S15)。
次に、UE50は、呼び出し(paging)に応じて、EPS(Evolved Packet System)ベアラを設定するために、Service Request Procedureを開始する(S16)。EPSベアラは、UE50が利用可能なPDNと接続するPGWと、UE50との間において設定されるベアラである。図5においては、UE50は、PGW91及びPGW92との間においてEPSベアラを設定する。
UE50とPGW91との間において設定されるEPSベアラは、UE50とeNB60との間の無線ベアラ、eNB60とSGW81との間のS1ベアラ、及び、SGW81とPGW91との間のS5/S8ベアラを含む。UE50とPGW92との間において設定されるEPSベアラは、UE50とeNB60との間の無線ベアラ、eNB60とSGW82との間のS1ベアラ、及び、SGW82とPGW92との間のS5/S8ベアラを含む。
ここで、図6及び図7を用いて、図5のステップS16におけるService Request Procedureの詳細について説明する。ステップS16におけるService Request Procedureは、例えば、3GPP TS23.401 V13.7.0 (2016-06)の5.3.4.1節に記載されているUE triggered Service Requestに関する処理を参照している。
はじめに、UE50は、Service RequestメッセージをeNB60へ送信する(S21)。Service Requestメッセージは、NAS(Non Access Stratum)プロトコルにおいて用いられるメッセージである。Service Requestメッセージは、UE50とeNB60との間において規定されているRRC(Radio Resource Control)プロトコルにおいて用いられるメッセージにカプセル化されている。
次に、eNB60は、Service RequestメッセージをMME70へ送信する(S22)。Service Requestメッセージは、eNB60とMME70との間において規定されているS1−APにおいて用いられるメッセージにカプセル化されている。次に、UE50とMME70との間、さらに、MME70とHSSとの間において、UE50に関する認証処理が実行される(S23)。
次に、MME70は、Initial Context Setup RequestメッセージをeNB60へ送信する(S24)。Initial Context Setup Requestメッセージは、S1−APにおいて用いられるメッセージである。Initial Context Setup Requestメッセージは、UE50が利用可能なNetwork Sliceに含まれるSGWのアドレス情報及びSGW側のトンネルを識別する情報であるS1−TEID(S1-Tunnel Endpoint Identifier)を有する。トンネル(S1ベアラ)は、SGWとeNBとの間において設定される経路である。SGWとeNBとの間に設定されるトンネルは、SGW側のS1−TEIDと、eNB側のS1−TEIDとを用いて識別される。
MME70は、UE50が利用可能なNetwork Sliceに関する情報を、HSSから加入者情報として取得していてもよい。eNB60は、SGWへデータを送信する際に、SGWのアドレス情報及びSGW側のS1−TEIDを宛先に設定する。例えば、S1-AP Initial Context Setup Requestメッセージは、SGW81に関するアドレス情報及びSGW81側のS1−TEIDを有し、さらに、SGW82に関するアドレス情報及びSGW82側のS1−TEIDを有する。MME70は、S1-AP Initial Context Setup RequestメッセージをeNB60へ送信することによって、UE50とeNB60との間の無線ベアラ、eNB60とSGW81との間のS1ベアラ、及び、eNB60とSGW82との間のS1ベアラをアクティブな状態へと遷移させる。
次に、eNB60は、UE50との間に無線ベアラを設定するために、Radio Bearer Establishment処理を実行する(S25)。Radio Bearer Establishment処理が実行されることによって、UE50とPGW91との間に設定されるEPSベアラに関連付けられる無線ベアラ及びUE50とPGW92との間に設定されるEPSベアラに関連付けられる無線ベアラが設定される。
eNB60は、ステップS24においてSGW81に関するアドレス情報及びSGW81側のS1−TEIDを取得し、さらに、SGW82に関するアドレス情報及びSGW82側のS1−TEIDを取得する。また、UE50は、ステップS25において、eNB60との間に無線ベアラを設定する。これより、UE50は、Uplink Dataを、eNB60及びSGW81を介してPGW91へ送信することができるようになる(S26)。さらに、UE50は、Uplink Dataを、eNB60及びSGW82を介してPGW92へ送信することができるようになる(S27)。
次に、eNB60は、Initial Context Setup CompleteメッセージをMME70へ送信する(S28)。Initial Context Setup Completeメッセージは、S1−APにおいて用いられるメッセージである。Initial Context Setup Completeメッセージは、eNB60のアドレス情報及びeNB60側のS1−TEIDを有する。eNB60側のS1−TEIDは、SGW81へ通知されるS1−TEIDとSGW82へ通知されるS1−TEIDとを含む。SGW81へ通知されるS1−TEIDは、SGW82へ通知されるS1−TEIDとは異なる。
次に、MME70は、SGW81へModify Bearer Requestメッセージを送信する(S29)。Modify Bearer Requestメッセージは、eNB60のアドレス情報及びeNB60側のS1−TEIDを含む。SGW81は、eNB60へデータを送信する際に、eNB60のアドレス情報及びeNB60側のS1−TEIDを宛先に設定する。つまり、SGW81は、ステップS29において、eNB60のアドレス情報及びeNB60側のS1−TEIDに関する情報を取得することによって、PGW92から受信したDownlink DataをeNB60を介してUE50へ送信することができるようになる。
次に、SGW81は、PGW91へModify Bearer Requestメッセージを送信する(S30)。SGW81は、例えば、UE50が利用する無線アクセス方式が変更された場合等に、PGW91へ、Modify Bearer Requestメッセージを送信する。次に、PGW91は、PCRF(Policy and Charging Rule Function)エンティティからポリシー情報もしくは課金ルールに関する情報等を取得するために、PCEF Initiated IP-CAN Session Modification処理を実行する(S31)。
次に、PGW91は、SGW81へ、Modify Bearer Responseメッセージを送信する(S32)。次に、SGW81は、MME70へ、Modify Bearer Responseメッセージを送信する(S33)。
図7に移り、MME70は、SGW82へModify Bearer Requestメッセージを送信する(S34)。Modify Bearer Requestメッセージは、eNB60のアドレス情報及びeNB60側のS1−TEIDを含む。SGW82は、eNB60へデータを送信する際に、eNB60のアドレス情報及びeNB60側のS1−TEIDを宛先に設定する。つまり、SGW82は、ステップS34において、eNB60のアドレス情報及びeNB60側のS1−TEIDに関する情報を取得することによって、PGW92から受信したDownlink DataをeNB60を介してUE50へ送信することができるようになる。
次に、SGW82は、PGW92へModify Bearer Requestメッセージを送信する(S35)。次に、PGW92は、PCRFエンティティからポリシー情報もしくは課金ルールに関する情報等を取得するために、PCEF Initiated IP-CAN Session Modification処理を実行する(S36)。
次に、PGW92は、SGW82へ、Modify Bearer Responseメッセージを送信する(S37)。次に、SGW82は、MME70へ、Modify Bearer Responseメッセージを送信する(S38)。
図6及び図7に示すUE triggered Service Requestに関する処理が実行されることによって、UE50、eNB60、SGW81、及び、PGW91の間において、UE50に関するEPSベアラが設定される。さらに、UE50、eNB60、SGW82、及び、PGW92の間において、UE50に関するEPSベアラが設定される。
図5に戻り、ステップS16におけるService Request Procedureが実行されることによって、UE50及びeNB60は、RRC connected状態となる。RRC connectedは、UE50とeNB60との間の無線ベアラが設定されている状態である。言い換えると、RRC connectedは、UE50とeNB60との間の無線ベアラがアクティブな状態である。
また、ステップS16におけるService Request Procedureが実行されることによって、SGW81は、ステップS11において保持していたDownlink DataをeNB60を介してUE50へ送信することができる(S17)。さらに、SGW82は、PGW92からUE50を宛先とするDownlink Dataを受信すると、受信したDownlink DataをeNB60を介してUE50へ送信する(S18)。SGW82とeNB60との間にはS1ベアラが設定されており、UE50とeNB60との間にも無線ベアラが設定されている。そのため、PGW92からSGW82へ送信されたDownlink Dataは、eNB60を介してUE50へ転送される。
続いて、図8を用いて、MME70が、SGW81から送信されたDDNメッセージに基づいてPaging処理を実行し、Service Request Procedureを開始する前に、SGW82からDDNメッセージを受信した場合の処理の流れについて説明する。
ステップS41〜S45は、図5のステップS11〜S15と同様であるため詳細な説明を省略する。次に、PGW92は、PDN102(不図示)から送信されたDownlink Dataを受信し、さらに、受信したDownlink DataをSGW82へ送信する(S46)。SGW82は、受信したDownlink Dataを一時的に保持する。
次に、SGW82は、MME70へDDN(Downlink Data Notification)メッセージを送信する(S47)。MME70は、既にSGW81から送信されたDDNメッセージに基づいて、ステップS44においてPagingメッセージをeNB60へ送信している。この例では、MME70は、Pagingに応答したUE50によってService Request Procedureが開始される前に、ステップS47において、DDNメッセージを受信している。
この場合、MME70は、UE50を呼び出すために、既にPagingメッセージをeNB60へ送信している(S44)。そのため、MME70は、DDN AckメッセージをSGW82へ送信しても(S48)、新たなPagingメッセージをeNB60へ送信しない。言い換えると、MME70は、DDNメッセージ(S47)を受けても、さらなるPaging処理を実行しない。DDN Ackメッセージ(S48)は、MME70が、UE50に関するPaging処理を既に実行中であることをSGW82へ通知するために用いられる。MME70はPagingメッセージを送信した(S44)後、Service Request Procedure(S49)が完了するまでの間を、Paging処理が実行中であるとして、管理や制御を行ってもよい。さらに、MME70は、DDNメッセージに含まれる優先度(Priority)に応じて、Paging処理の実行を制御してもよい。具体的には、MME70は、各DDNメッセージに含まれる優先度を比較して、前よりも後で受信したDDNメッセージに含まれる優先度が低い場合は、Paging処理を行わず、一方、その優先度が高い場合は、追加のPaging処理を行ってもよい。その場合、MME70は、各DDNメッセージに含まれる優先度を保持する優先度保持部と、それらの優先度を比較する優先度判定部とを備える。
ステップS49におけるService Request Procedureは、図5のステップS16と同様であるため詳細な説明を省略する。ステップS49における処理が実行されると、UE50とeNB60との間に無線ベアラが設定され、さらに、SGW81及びSGW82と、eNB60との間にS1ベアラが設定される。これより、SGW81は、ステップS41において保持していたDownlink DataをeNB60を介してUE50へ送信することができる(S50)。さらに、SGW82は、ステップS46において保持していたDownlink DataをeNB60を介してUE50へ送信することができる(S51)。
以上説明したように、実施の形態2にかかるMME70は、Service Request Procedureにおいて、UE50が利用可能な複数のNetwork Sliceに配置されるそれぞれのSGWに関するアドレス情報及びS1−TEIDをeNB60へ送信することができる。これより、MME70は、eNB60とSGW81との間のみならず、eNB60とSGW82との間においても、UE50に関するベアラを設定することができる。言い換えると、MME70は、SGW81及びSGW82のいずれか一方から送信されたDDNメッセージに基づいて、eNB60と、UE50が利用可能なNetwork Sliceに配置された全てのSGWとの間において、S1ベアラを設定することができる。これにより、通信事業者が複数のNetwork Sliceを管理している場合に、UE50は、複数のNetwork Sliceが提供するそれぞれのサービスを同時に受けることができる。同時にサービスを受けることができるとは、例えば、UE50が、複数のNetwork Sliceと通信可能な状態であることである。
また、MME70は、図4に示されるように、L−GW(PGW)92−1が設置されている場合であっても、eNB60と、SGW81との間、さらに、eNB60とL−GW(PGW)92−1との間におけるベアラを設定することができる。これにより、UE50は、PDN101が提供するサービスをNetwork Slice#1及びeNB60を介して受けている間に、PDN102が提供するサービスをL−GW(PGW)92−1及びeNB60を介して受けることができる。
また、実施の形態2においては、EPS(Evolved Packet System)における処理について説明したが、実施の形態2において説明した機能及び処理等は、EPS以降に規定されるシステムにおいても適用することができる。例えば、EPS以降に規定されるシステムは、5G(5th Generation)システムと称されてもよい。5Gシステムにおいては、EPSと同様にMMEが用いられてもよく、MMEに相当するSSF(Slice Selection Function)エンティティ(以下、SSFと称する)及びCCNF(Common Control Plane Network Function)エンティティ(以下、CCNFと称する)が用いられてもよい。さらに、5Gシステムにおいては、EPSと同様にHSSが用いられてもよく、HSSに相当するSubscriber Repositoryが用いられてもよい。さらに、5Gシステムにおいては、EPSと同様にSGWもしくはLGWが用いられてもよく、SGWもしくはLGWに相当するUP(User Plane) Functionエンティティ(以下、UP Functionと称する)が用いられてもよい。さらに、5Gシステムにおいては、EPSと同様にeNBが用いられてもよく、eNBに相当するAN(Access Network)が用いられてもよい。5Gシステムの構成は、3GPP TR 23.799 V0.6.0 (2016-07)に記載されている。
例えば、UE50は、5Gシステムにおいて、EPSにおけるAttach Request messageもしくはService Request messageに相当するメッセージを用いて、Service type、Service ID、及びMDD(multi-dimensional descriptor)のうち少なくとも1つの情報をMMEもしくはSSFへ送信してもよい。MDDは、例えば、Tenant ID field、Tenant、及びSlice typeなどの情報を含む。Service type、Service ID、及びMDDは、例えば、3GPP TR 23.799 V0.6.0 (2016-07)の6.1.2.2.2節等に規定されている。
MMEもしくはSSFは、Service type、Service ID、及びMDD(multi-dimensional descriptor)のうち少なくとも1つの情報を受信すると、HSSもしくはSubscriber Repositoryに問い合わせを行い、HSSもしくはSubsrcriber Repositoryにおいて管理されている情報を取得してもよい。HSSもしくはSubsrcriber Repositoryにおいて管理されている情報は、LTEシステムや5Gシステムにおいて管理されている信頼性のある情報である。HSSもしくはSubsrcriber Repositoryにおいて管理されている情報は、例えば、the UE’s subscription information等であってもよい。より具体的には、the UE’s subscription informationは、UE Usage typeであってもよい。
MMEもしくはSSFは、Service type、Service ID、MDD、及びthe UE’s subscription informationのいずれかの情報に基づいて、UE50が利用可能な少なくとも1つ以上のNetwork Sliceを選択する。
次に、MMEもしくはCCNFは、UE50が利用可能な少なくとも1つのNetwork Sliceにおいて、UE50が利用可能な少なくとも1つのSGW、LGW、もしくはUP Functionを決定する。さらに、MMEもしくはCCNFは、UE50が利用可能な少なくとも1つのSGW、LGW、もしくはUP Functionに関する情報を、eNBもしくはANに提供する。UE50が利用可能な少なくとも1つのSGW、LGW、もしくはUP Functionに関する情報は、IDもしくはTEIDなどであってもよい。これにより、UE50と、UE50が利用可能な全てのSGW、LGW、及びUP Functionとの間においてベアラを設定することができる。
(実施の形態3)
続いて、図9を用いて実施の形態3にかかるMME70における優先度(Priority)に基づいたPaging処理の流れについて説明する。また、MME70は、図1における制御装置10と同様の構成として説明する。
はじめに、通信部11は、SGW82からUE50を宛先とするDownlink Dataが存在することを示すDDNメッセージを受信する(S61)。DDNメッセージには、Downlink Dataに関する優先度が設定されている。次に、呼び出し制御部12は、他のSGWから送信されたDDNメッセージに基づいて、既にUE50に対してPagingを起動しているか否かを判定する(S62)。呼び出し制御部12は、例えば、UE50が登録されているTAに属するeNB60に、既にPagingメッセージを送信している場合に、既にPagingを起動していると判定する。
呼び出し制御部12は、既にPagingを起動していると判定した場合、ステップS61において受信したDDNメッセージに設定されている優先度が、Pagingを起動する要因となったDDNメッセージに設定された優先度よりも低いか否かを判定する(S63)。
呼び出し制御部12は、ステップS61において受信したDDNメッセージに設定されている優先度が、Pagingを起動する要因となったDDNメッセージに設定された優先度よりも低いと判定した場合、Pagingを起動する要因となったDDNメッセージに設定された優先度を設定したDDN AckメッセージをSGW82へ送信する(S64)。例えば、呼び出し制御部12は、Priority in progress = Priority#1等と優先度を設定したDDNメッセージをSGW82へ送信してもよい。Priority#1は、Pagingを起動する要因となったDDNメッセージに設定された優先度を示す値である。
ステップS62において、呼び出し制御部12は、Pagingを起動していないと判定した場合、さらに、ステップS61において受信したDDNメッセージに設定されている優先度が、Pagingを起動する要因となったDDNメッセージに設定された優先度よりも高いと判定した場合、ステップS61において受信したDDNメッセージに基づいてPagingを起動する(S65)。
次に、呼び出し制御部12は、ステップS61において受信したDDNメッセージに設定された優先度を設定したDDN AckメッセージをSGW82へ送信する(S66)。
続いて、図10を用いて、実施の形態3にかかるSGW82の構成例について説明する。SGW81は、SGW82と同様の構成であるため詳細な説明を省略する。SGW82は、通信部85、制御部86、及び、優先度保持部87を有している。
通信部85は、eNB60とPGW92との間において伝送されるユーザデータを中継する。また、通信部85は、PGW92からDownlink Dataを受信すると、MME70へ、DDNメッセージを送信する。さらに、通信部85は、MME70からDDN Ackメッセージを受信する。
優先度保持部87は、MME70へDDNメッセージを送信するか否かを判定するために用いる優先度を保持する。例えば、優先度保持部87は、優先度を保持していない状態において、Downlink Dataを受信すると、受信したDownlink Dataに関する優先度を保持する。また、優先度保持部87は、優先度を保持している状態において、Downlink Dataを受信すると、受信したDownlink Dataに関する優先度と、保持している優先度とを比較して、高い優先度を保持する。また、優先度保持部87は、MME70から受信したDDN Ackメッセージに設定された優先度と、保持している優先度とを比較して、高い優先度を保持する。
制御部86は、Downlink Dataを受信すると、受信したDownlink Dataに関する優先度が、優先度保持部87に保持されている優先度よりも高い場合、MME70へDDNメッセージを送信する。制御部86は、Downlink Dataを受信すると、受信したDownlink Dataに関する優先度が、優先度保持部87に保持されている優先度よりも低い場合、MME70へDDNメッセージを送信しない。
続いて、図11を用いて、SGW82における優先度に基づいたDDNメッセージの送信制御処理の流れについて説明する。はじめに、通信部85は、PGW92からDownlink Dataを受信する(S71)。次に、制御部86は、優先度保持部87が優先度を保持しているか否かを判定する(S72)。制御部86は、優先度保持部87が優先度を保持していると判定した場合、受信したDownlink Dataに関する優先度が、優先度保持部87において保持されている優先度よりも高いか否かを判定する。制御部86は、受信したDownlink Dataに関する優先度が、優先度保持部87において保持されている優先度よりも高いと判定した場合、MME70へDDNメッセージを送信する(S74)。また、ステップS72において、制御部86は、優先度保持部87が優先度を保持していないと判定した場合も、MME70へDDNメッセージを送信する(S74)。
次に、通信部85は、MME70からDDN Ackメッセージを受信する(S75)。次に、制御部86は、DDN Ackメッセージに設定された優先度が、優先度保持部87において保持されている優先度よりも高いか否かを判定する(S76)。
優先度保持部87は、制御部86において、DDN Ackメッセージに設定された優先度が、保持している優先度よりも高いと判定された場合、DDN Ackメッセージに設定された優先度を保持する(S77)。優先度保持部87は、制御部86において、DDN Ackメッセージに設定された優先度が、保持している優先度よりも低いと判定された場合、保持している優先度を引き続き保持する(S77)。
また、ステップS73において、制御部86は、受信したDownlink Dataに関する優先度が、優先度保持部87において保持されている優先度よりも低いと判定した場合、MME70へDDNメッセージを送信しない(S78)。
続いて、図12を用いて、Downlink Dataの送信処理の流れを説明する。ステップS81〜S88は、図8のステップS41〜S48と同様であるため詳細な説明を省略する。
次に、SGW82は、ステップS88においてMME70からDDN Ackメッセージを受信した後に、PGW92とは異なるPGWからDownlink Dataを受信する(S89)。例えば、UE50は、Network Slice#2において、複数のPDNとコネクションを確立しているとする。UE50が、一つのSGWを介して複数のPDNコネクションを確立することをMulti PDN Connectionと称してもよい。
SGW82は、PGW92とは異なるPGWからDownlink Dataを受信すると、受信したDownlink Dataに関する優先度が、優先度保持部87に保持している優先度よりも低い場合、MME70へDDNメッセージを送信しない。図12は、ステップS89において受信したDownlink Dataに関する優先度が、優先度保持部87に保持している優先度よりも低い場合の動作を示している。
ステップS90〜S92は、図8のステップS49〜S51と同様であるため詳細な説明を省略する。また、ステップS93は、SGW82が、ステップS89において一時的に保持したDownlink DataをeNB60を介してUE50へ送信することを示している。
以上説明したように、MME70は、図9に示すように、優先度に基づいたPaging制御を行うことができる。これにより、MME70は、優先度の高いDownlink Dataに関するPagingを起動するとともに、優先度の低いDownlink Dataに関するPagingを抑止することができる。
また、MME70は、SGW81から送信されたDDNメッセージに基づいてPagingを実行した後であって、UE50がService Request Procedureを開始する前に、SGW82からDDNメッセージを受信することがある。この場合に、MME70は、SGW82から受信したDDNメッセージに設定された優先度が、SGW81から送信されたDDNメッセージに設定された優先度よりも低い場合、SGW82から受信したDDNメッセージに設定された優先度を設定したDDN AckメッセージをSGW82へ送信することができる。
SGW82は、DDN Ackメッセージを受信した後に、Downlink Dataを受信すると、受信したDownlink Dataに関する優先度が、SGW81から送信されたDDNメッセージに設定された優先度より低い場合、MME70へDDNメッセージを送信しない。このように、SGW82は、自装置が受信したDownlink Dataに関する優先度ではなく、他のSGWが受信したDownlink Dataに関する優先度を用いて、MME70へDDNメッセージを送信するか否かを判定することができる。これより、SGW82は、受信したDownlink Dataに関する優先度が、以前に受信したDownlink Dataに関する優先度よりも高い場合であっても、他のSGWにおいて受信したDownlink Dataに関する優先度よりも低い場合、MME70へDDNメッセージを送信することを抑止することができる。
その結果、MME70が受信するDDNメッセージの数が減少するため、MME70におけるDDNメッセージの受信に伴う処理負荷が減少する。
(実施の形態4)
続いて、図13を用いて実施の形態4にかかるDownlink Dataの送信処理の流れについて説明する。ステップS101〜S103は、図8のステップS41〜S43と同様であるため詳細な説明を省略する。
MME70は、ステップS103においてDDN AckメッセージをSGW81へ送信した後に、SGW82へ優先度通知メッセージを送信する。優先度通知メッセージは、Pagingの要因となったDDNメッセージに設定された優先度を含む。具体的には、優先度通知メッセージは、SGW81から送信されたDDNメッセージに設定された優先度を含む。図13においては、優先度通知メッセージが、SGW82のみに送信されていることが示されている。しかし、MME70は、UE50が利用可能な複数のNetwork Sliceのそれぞれに配置されているSGWへ、優先度通知メッセージを送信する。
次に、SGW82は、PGW92及びNetwork Slice#2内の他のPGWからDownlink Dataを受信する(S107及びS108)。SGW82は、ステップS107及びS108において受信したDownlink Dataに関する優先度が、ステップS104において受信した優先度通知メッセージに含まれる優先度よりも低い場合、DDNメッセージをMME70へ送信しない。図13は、ステップS107及びS108において受信したDownlink Dataに関する優先度が、ステップS104において受信した優先度通知メッセージに含まれる優先度よりも低い場合を示している。
ステップS109〜S112は、図12のステップS90〜S93と同様であるため詳細な説明を省略する。
以上説明したように、図13のDownlink Dataの送信処理においては、MME70は、SGW81から送信されたDDNメッセージに基づいてPagingを起動する場合、UE50が利用可能な複数のNetwork Sliceのそれぞれに配置されているSGWへ、優先度通知メッセージを送信することができる。これにより、SGW82は、他のSGWが受信したDownlink Dataに関する優先度を用いて、MME70へDDNメッセージを送信するか否かを判定することができる。
また図13においては、SGW82が、ステップS107においてDownlink Dataを受信する前に、優先度通知メッセージを受信することができる。これにより、SGW82は、ステップS107においてDownlink Dataを受信した場合に、受信したDownlink Dataに関する優先度と、優先度通知メッセージ含まれる優先度とを比較することができる。そのため、SGW82は、eNB60との間にベアラが設定されていない状態において最初に受信したDownlink Dataに伴うDDNメッセージをMME70へ送信するか否かを判定することができる。
また、優先度通知メッセージは、SGW81及びSGW82において、優先度に関する情報を同期するために用いられるメッセージであるが、MME70は、優先度に関する情報以外の情報を同期する場合においても、優先度通知メッセージに相当するメッセージをSGW82へ送信してもよい。もしくは、MME70は、優先度に関する情報以外の情報を、優先度通知メッセージに含めてもよい。
(実施の形態5)
続いて、図14を用いて実施の形態5にかかるDownlink Dataの送信処理の流れについて説明する。ステップS121〜S123は、図13のステップS101〜S103と同様であるため詳細な説明を省略する。図14においては、SGW81が、ステップS123においてDDN Ackメッセージを受信すると、SGW82へ優先度通知メッセージを送信する。図14においては、優先度通知メッセージが、SGW82のみに送信されていることが示されている。しかし、SGW81は、UE50が利用可能な複数のNetwork Sliceのそれぞれに配置されているSGWへ、優先度通知メッセージを送信する。SGW81は、例えば、DDN Ackメッセージにおいて、UE50が利用可能な複数のNetwork Sliceのそれぞれに配置されているSGWに関する情報を取得してもよい。
ステップS125〜S132は、図13のステップS105〜S112と同様であるため詳細な説明を省略する。
以上説明したように、図14のDownlink Dataの送信処理においては、図13のDownlink Dataの送信処理と異なり、SGW81が、優先度通知メッセージをUE50が利用可能な複数のNetwork Sliceのそれぞれに配置されているSGWに送信する。これにより、図14のDownlink Dataの送信処理を実施した場合においても、図13と同様の効果を得ることができる。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、通信システムを構成する各ノード装置における処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本発明は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。また、上記実施の形態においては、SGWとPGWとを別々の装置として記載しているが、SGWとPGWとが一つの装置に含まれてもよい。
10 制御装置
11 通信部
12 呼び出し制御部
13 ベアラ制御部
20 ゲートウェイ装置
22 ゲートウェイ装置
30 基地局
40 通信端末
50 UE
60 eNB
70 MME
70−1 MME
81 SGW
82 SGW
82−1 SGW
85 通信部
86 制御部
87 優先度保持部
91 PGW
92 PGW
92−1 L−GW(PGW)
101 PDN
102 PDN
110 L−GW及びSGWをコロケートした状態のeNB

Claims (20)

  1. 通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージをゲートウェイ装置から受信する通信部と、
    前記通信端末の呼び出し処理を行う呼び出し制御部と、
    前記通信端末から基地局を介して送信された接続要求メッセージを受信すると、前記ゲートウェイ装置を含む前記通信端末との間にベアラを設定することができる複数のゲートウェイ装置と前記通信端末との間においてベアラを設定するベアラ制御部と、を備える制御装置。
  2. 前記ベアラ制御部は、
    前記接続要求メッセージを受信すると、前記複数のゲートウェイ装置の識別情報を前記通信部を介して、前記基地局へ送信する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記呼び出し制御部は、
    第1のゲートウェイ装置から送信された第1の通知メッセージに基づいて前記通信端末の呼び出し処理を実行中に、前記通信部が第2のゲートウェイ装置から第2の通知メッセージを受信した場合、前記通信端末に対する呼び出し処理を実行中であることを示す応答メッセージを前記通信部を介して前記第2のゲートウェイ装置へ送信する、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記呼び出し制御部は、
    前記第1のゲートウェイ装置から送信された、前記呼び出し処理を実行する優先度を示す優先度情報を含む前記第1の通知メッセージに基づいて前記通信端末の呼び出し処理を実行中に、前記通信部が前記第2のゲートウェイ装置から前記優先度情報を含む前記第2の通知メッセージを受信した場合であって、前記第2の通知メッセージに含まれる前記優先度情報において示される優先度が、前記第1の通知メッセージに含まれる前記優先度情報において示される優先度よりも低い場合、前記第2のゲートウェイ装置へ、前記第1の通知メッセージに含まれる前記優先度情報を含む前記応答メッセージを送信する、請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記呼び出し制御部は、
    前記ゲートウェイ装置から送信された、前記呼び出し処理を実行する優先度を示す優先度情報を含む前記通知メッセージを受信した場合、前記通知メッセージに含まれる前記優先度情報を含む同期メッセージを、前記通信端末との間にベアラを設定することができる他の1以上のゲートウェイ装置へ送信する、請求項1又は2に記載の制御装置。
  6. 前記複数のゲートウェイ装置の少なくとも1つは、他のゲートウェイ装置と論理的または物理的に異なるネットワークに配置される、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージを、前記通信端末の呼び出し処理を行う制御装置へ送信する通信部と、
    実行中の呼び出し処理の優先度を示す優先度情報を保持する優先度保持部と、
    前記通知メッセージを送信する契機において、前記通知メッセージに含める呼び出し処理を実行する優先度と、前記優先度保持部で保持する前記実行中の呼び出し処理の優先度とを比較し、前記実行中の呼び出し処理の優先度の方がが高い場合は前記通知メッセージの送信を省略する制御部と、を備える、ゲートウェイ装置。
  8. 前記通信部は、
    前記実行中の呼び出し処理の優先度を示す優先度情報を含む同期メッセージを、前記制御装置、又は、前記通信端末との間にベアラを設定をすることができる他のゲートウェイ装置、から受信し、
    前記優先度保持部は、前記同期メッセージに含まれる前記実行中の呼び出し処理の優先度を示す優先度情報を保持する、請求項7に記載のゲートウェイ装置。
  9. 前記通信部は、
    前記通知メッセージを送信する場合は、前記通知メッセージに含める呼び出し処理を実行する優先度を示す優先度情報を含む同期メッセージを、前記通信端末との間にベアラを設定をすることができる他のゲートウェイ装置へ送信する、請求項7に記載のゲートウェイ装置。
  10. 通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージを送信するゲートウェイ装置と、
    前記通知メッセージを受信する通信部と、前記通信端末の呼び出し処理を行う呼び出し制御部と、前記通信端末から基地局を介して送信された接続要求メッセージを受信すると、前記ゲートウェイ装置を含む前記通信端末との間にベアラを設定することができる複数のゲートウェイ装置と、前記通信端末との間においてベアラを設定するベアラ制御部と、を有する制御装置と、を備える通信システム。
  11. 通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージをゲートウェイ装置から受信し、
    前記通信端末の呼び出し処理を行い、
    前記通信端末から基地局を介して送信された接続要求メッセージを受信すると、前記ゲートウェイ装置を含む前記通信端末との間にベアラを設定することができる複数のゲートウェイ装置と前記通信端末との間においてベアラを設定する、ベアラ制御方法。
  12. 前記接続要求メッセージを受信し、前記ベアラを設定する際に、前記複数のゲートウェイ装置の識別情報を、前記基地局へ送信する、請求項11に記載のベアラ制御方法。
  13. 第1のゲートウェイ装置から送信された第1の通知メッセージに基づいて前記通信端末の呼び出し処理を実行中に、第2のゲートウェイ装置から第2の通知メッセージを受信した場合、前記通信端末に対する呼び出し処理を実行中であることを示す応答メッセージを前記第2のゲートウェイ装置へ送信する、請求項11又は12に記載のベアラ制御方法。
  14. 前記第1のゲートウェイ装置から送信された、前記呼び出し処理を実行する優先度を示す優先度情報を含む前記第1の通知メッセージに基づいて前記通信端末の呼び出し処理を実行中に、前記第2のゲートウェイ装置から前記優先度情報を含む前記第2の通知メッセージを受信した場合であって、前記第2の通知メッセージに含まれる前記優先度情報において示される優先度が、前記第1の通知メッセージに含まれる前記優先度情報において示される優先度よりも低い場合、前記第2のゲートウェイ装置へ、前記第1の通知メッセージに含まれる前記優先度情報を含む前記応答メッセージを送信する、請求項13に記載のベアラ制御方法。
  15. 前記ゲートウェイ装置から送信された、前記呼び出し処理を実行する優先度を示す優先度情報を含む前記通知メッセージを受信した場合、前記通知メッセージに含まれる前記優先度情報を、前記通信端末との間にベアラを設定することができる他の1以上のゲートウェイ装置へ送信する、請求項11又は12に記載のベアラ制御方法。
  16. 通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージを、前記通信端末の呼び出し処理を行う制御装置へ送信し、
    実行中の呼び出し処理の優先度を示す優先度情報を保持し、
    前記通知メッセージを送信する契機において、前記通知メッセージに含める呼び出し処理を実行する優先度と、前記実行中の呼び出し処理の優先度とを比較し、前記実行中の呼び出し処理の優先度の方が高い場合は前記通知メッセージの送信を省略する、
    通信方法。
  17. 前記実行中の呼び出し処理の優先度を示す優先度情報を含む同期メッセージを、前記制御装置、又は、前記通信端末との間にベアラを設定をすることができる他のゲートウェイ装置、から受信し、
    前記実行中の呼び出し処理の優先度を示す優先度情報を保持する際に、前記同期メッセージに含まれる前記実行中の呼び出し処理の優先度を示す優先度情報を保持する、請求項16に記載の通信方法。
  18. 前記通知メッセージを、前記通信端末の呼び出し処理を行う制御装置へ送信した後に、前記通知メッセージに含める呼び出し処理を実行する優先度を示す優先度情報を含む同期メッセージを、前記通信端末との間にベアラを設定をすることができる他のゲートウェイ装置へ送信する、請求項16に記載の通信方法。
  19. 通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージをゲートウェイ装置から受信し、
    前記通信端末の呼び出し処理を行い、
    前記通信端末から基地局を介して送信された接続要求メッセージを受信すると、前記ゲートウェイ装置を含む前記通信端末との間にベアラを設定することができる複数のゲートウェイ装置と前記通信端末との間においてベアラを設定することをコンピュータに実行させるプログラム。
  20. 通信端末を宛先とするデータが存在することを通知する通知メッセージを、前記通信端末の呼び出し処理を行う制御装置へ送信し、
    実行中の呼び出し処理の優先度を示す優先度情報を保持し、
    前記通知メッセージを送信する契機において、前記通知メッセージに含める呼び出し処理を実行する優先度と、前記実行中の呼び出し処理の優先度とを比較し、前記実行中の呼び出し処理の優先度の方が高い場合は前記通知メッセージの送信を省略することをコンピュータに実行させるプログラム。
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