JP6409772B2 - 通信システム、サービングゲートウェイ、その通信方法および基地局 - Google Patents
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Description
本発明によるサービングゲートウェイは、複数のPDN(Packet Data Network)ゲートウェイを有する通信システムのサービングゲートウェイであって、前記サービングゲートウェイに対応付けられたPDNゲートウェイとの間の第一の論理パスの終端処理を実行可能な第一の手段と、基地局と間の第二の論理パスの終端処理を実行可能な第二の手段と、前記第一および第二の論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、前記終端処理に関連する情報を前記第一の手段および第二の手段の少なくとも1つと交換可能な第三の手段とを備える。
本発明による通信方法は、複数のPDN(Packet Data Network)ゲートウェイを有する通信システムのサービングゲートウェイによる通信方法であって、前記サービングゲートウェイに対応付けられたPDNゲートウェイとの間の第一の論理パスの終端処理を第一の論理パス終端モジュールにより実行し、基地局と間の第二の論理パスの終端処理を第二の論理パス終端モジュールにより実行し、前記第一および第二の論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、前記終端処理に関連する情報を前記第一および第二の論理パス終端モジュールの少なくとも1つと交換することを特徴とする。
本発明による基地局は、複数のPDN(Packet Data Network)ゲートウェイを有する通信システムの基地局であって、基地局ユニットとサービングゲートウェイユニットを備え、前記サービングゲートウェイユニットは、所定の通信網との通信に関連する論理パスに属するパケットの宛先アドレスを、前記所定の通信網に対応するPDNゲートウェイのアドレスに変換可能な手段を備え、前記サービングゲートウェイユニットは、前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、所定の通信網との通信に関連する論理パスに属するパケットの宛先アドレスを、前記所定の通信網に対応するPDNゲートウェイのアドレスに変換可能である、ことを特徴とする。
1.1) システム構成
図1は、第1実施形態のシステム構成の例を示す。本発明の第1実施形態による通信システムは、データトラフィックの処理を実行するUプレーン用通信装置10と、制御装置20と、Cプレーン用通信装置30と、通信装置10と通信する通信装置40と、を含む。Uプレーン用通信装置10と通信装置40との間に論理パス50が生成されるものとする。
図4は、第1実施形態の動作例を示す。
本発明の第1実施形態は、Cプレーン処理機能を有する通信装置とUプレーン処理機能を有する通信装置とが分離した構成を有する。制御装置が、Cプレーン処理機能を有する通信装置からの要求に応じて、Uプレーン処理機能を動的に制御する。よって、本実施形態によれば、Uプレーン処理機能を柔軟に増減することが可能となる。
本発明の第2実施形態は、上述の第1実施形態で言及された技術を適用することが可能である。第1実施形態では、制御装置20がOpenFlow,I2RS,ForCES等の制御プロトコルを用いて通信装置10を制御し、通信装置10にUプレーン処理機能を実行させる。
2.1)システム構成
図5に示すように、本発明の第2実施形態による通信システムは、データトラフィックの処理を実行するUプレーン用通信装置10と、制御装置20と、Cプレーン用通信装置30と、通信装置10と通信する通信装置40と、を含み、Uプレーン用通信装置10と通信装置40との間に論理パス50が生成されるものとする。
図6に示すように、論理パスモジュール11は、論理パス50の他端にある通信装置40を管理する論理パス管理部101と論理パスのカプセル化機能部102およびデカプセル化機能部103と、を有する。
図7に示すように、制御装置20はCプレーン用通信装置30とUプレーン用通信装置10との間に介在し、Cプレーン用通信装置30からのデータトラフィック転送用の指示をUプレーン用通信装置10のパケット転送部12に対するパケット転送ルールとして送信する。
以下、図8を参照しながら、あるパケットフローに属する各パケットの転送処理について説明する。
上述したように、本発明の第2実施形態によれば、制御装置20が、Cプレーン用通信装置30からのトラフィック転送指示に従ってパケット転送ルールをUプレーン用通信装置10のパケット転送部12へ登録し、それによりパケット転送部12がパケットを対向通信装置に対応した論理パスを通して転送する。さらに、Uプレーン用通信装置10では、対向通信装置の状態を確認するエコー処理、シーケンス番号管理等の機能を論理パスモジュール11が実行することにより、切り貼りが頻繁に生じる論理パスの管理が容易となり、Cプレーン用通信装置30や制御装置20の制御系の処理負荷を軽減することもできる。
以下、上述したUプレーン用通信装置10の具体的な構成例を説明する。
3.1)システム構成
図12に示すように、本発明の第1実施例による通信システムでは、第1実施形態あるいは第2実施形態のUプレーン用およびCプレーン用通信装置がUプレーン用およびCプレーン用のP−GWに適用される。本実施例では、上述した論理パス50としてGTP−Uトンネル350を例示し、さらに、Uプレーン用通信装置10、制御装置20、Cプレーン用通信装置30および対向通信装置40として、それぞれUプレーン用P−GW300、コントローラ320、Cプレーン用P−GW330およびS−GW340を例示する。また、無線基地局eNB360は移動管理エンティティ(MME)370により選択されたS−GW340を通してGTP−UトンネルによりUプレーンP−GW300に接続される。
オープンフローは、通信をエンドツーエンドのフローとして認識し、フロー単位で経路制御、障害回復、負荷分散等を実行する。ここで、フローとは、例えば所定の属性を有する一連の通信パケット群のことである。以下、図13に示すネットワークを一例としてオープンフローについて簡単に説明する。
図15に示すように、モバイルシステム400はコアシステム401とアクセスシステム402とからなり、コアシステム401は、図12に示すように、Uプレーン用P−GW300、コントローラ(OFC)320、Cプレーン用P−GW330、S−GW340およびMME370からなる。なお、Uプレーン用P−GW300でのGTP−Uトンネルの生成、変更あるいは解放等の処理は、通常、オープンフロー構成機能(OFCP: OpenFlow Configuration Point)により実行されるが、本実施例ではOFC320により実行することが可能である。
図16において、eNB360、MME370およびS−GW340によりアタッチ手順が開始されると(動作S300)、S−GW340はセッション生成要求メッセージをCプレーンP−GW330へ送信する(動作S301)。セッション生成要求メッセージを受信すると、CプレーンP−GW330はOFC320へUプレーンリソース(セッション)割当要求メッセージを送信する(動作S302)。
上りパケットに対しては、
Matching field:
・パケットの入力ポートが該当のGTP-Uトンネルモジュール11に紐付いた論理ポートPLであること;
・(S-GW Addressと)S-GW TEID、P-GW TEIDをメタデータとして完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・宛先MACアドレスを対応するノード(例えば、上位に存在するルータ等)のものに変換する;
・送信元MACアドレスをP−GW300のものに変換する;
・インターネット向きのポートへ転送する。
Matching field:
・UE IPアドレスが宛先IPアドレスで完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・(S-GW Addressと)S-GW TEID、P-GW TEIDをメタデータとして付与する;
・該当のGTP-Uトンネルモジュール11に紐付いた論理ポートPLへ転送する。
図17において、eNB360、MME370およびS−GW340によりデタッチ手順が開始されると(動作S401)、S−GW340はセッション削除要求メッセージをCプレーンP−GW330へ送信する(動作S402)。セッション削除要求メッセージを受信すると、CプレーンP−GW330はOFC320へUプレーンリソース(セッション)設定解除要求メッセージを送信する(動作S403)。
図18において、CプレーンP−GW330が専用ベアラ構築トリガを検知すると(動作S501)、Uプレーンリソース(ベアラ)割当要求メッセージをOFC320へ送信する(動作S502)。
上りパケットに対しては、
Matching field:
・パケットの入力ポートが該当のGTPトンネルモジュール11の紐付いた論理ポートPLであること;
・(S-GW Addressと)S-GW TEID、P-GW TEIDをメタデータとして完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・インターネット向きのポートへ転送する。
下りパケットに対しては、
・TFT(Traffic Flow Template)で指定されたフィールドで完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・(S-GW Addressと)S-GW TEID、P-GW TEIDをメタデータとして付与する;
・該当のGTPトンネルモジュール11に紐付いた論理ポートPLへ転送する。
図19において、CプレーンP−GW330は、専用ベアラ解放トリガを検知すると(動作S601)、S−GW340へベアラ削除要求メッセージを送信し(動作S602)、これによりeNB360、MME370およびS−GW340が専用ベアラ非活性化手順を実行する(動作S603)。続いて、S−GW340はベアラ削除応答メッセージをCプレーンP−GW330へ送信し(動作S604)、これを受けて、CプレーンP−GW330はUプレーンリソース(ベアラ)設定解除要求メッセージをOFC320へ送信する(動作S605)。
4.1)システム構成
図20に示すように、本発明の第2実施例による通信システムでは、第1実施形態または第2実施形態によるCプレーン用通信装置30、Uプレーン用通信装置10がUプレーン用およびCプレーン用のS−GWに適用される。本実施例では、上述した論理パス50としてGTP−Uトンネル550を例示し、さらに、Uプレーン用通信装置10、制御装置20、Cプレーン用通信装置30および対向通信装置40として、それぞれUプレーン用S−GW500、コントローラ520、Cプレーン用S−GW530および無線基地局eNB560を例示する。また、Uプレーン用S−GW500は移動管理エンティティ(MME)570により選択され、eNB560とUプレーン用S−GW500との間がGTP−Uトンネル550により接続される。
図21に示すように、モバイルシステム600はコアシステム601とアクセスシステム602とからなり、コアシステム601は、図20に示すように、Uプレーン用S−GW500、コントローラ(OFC)520、Cプレーン用S−GW530、P−GW540およびMME570からなる。なお、Uプレーン用S−GW500でのGTP−Uトンネルの生成、変更あるいは解放等の処理は、通常、オープンフロー構成機能(OFCP: OpenFlow Configuration Point)により実行されるが、本実施例ではOFC520により実行することが可能である。
図22において、eNB560およびMME570によりアタッチ手順が開始されると(動作S700)、MME570はセッション生成要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S701)。セッション生成要求メッセージを受信すると、CプレーンS−GW530はOFC520へUプレーンリソース(セッション)割当要求メッセージを送信する(動作S702)。
上りパケットに対しては、
Matching field:
・入力ポートがeNB側のGTPトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#1)に紐付いた論理ポートPLであること;
・(eNB Addressと)eNB TEID、S-GW TEIDをメタデータとして完全一致すること。
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・(P-GW Addressと)P-GW TEID、S-GW TEID、ベアラのシーケンス番号をメタデータとして付与する。
・P−GW側のGTPトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#2)に紐付いた論理ポートPLへ転送する。
Matching field:
・入力ポートがP−GW側のGTPトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#2)に紐付いた論理ポートPLであること;
・(P-GW Addressと)P-GW TEID、S-GW TEIDをメタデータとして完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・(eNB Addressと)eNB TEID、S-GW TEID、ベアラのシーケンス番号をメタデータとして付与する。
・eNB側のGTPトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#1)に紐付いた論理ポートPLへ転送する。
図23において、eNB560およびMME570によりデタッチ手順が実行され(動作S801)、MME570はセッション削除要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S802)。セッション削除要求メッセージを受信すると、CプレーンS−GW530はOFC520へUプレーンリソース(セッション)設定解除要求メッセージを送信する(動作S803)。
図24において、P−GW540が専用ベアラ構築トリガを検知すると(動作S901)、Uプレーンリソース(ベアラ)設定要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S902)。それを受信したCプレーンS−GW530は、Uプレーンリソース(セッション)割当要求メッセージをOFC520へ送信する(動作S903)。
図25において、P−GW540が専用ベアラ解放トリガを検知すると(動作S1001)、ベアラ削除要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S1002)。それを受信したCプレーンS−GW530は、ベアラ削除要求メッセージをMME570へ送信し(動作S1003)、eNB560およびMME570により専用ベアラ非活性化手順が実行される(動作S1004)。続いて、MME570はベアラ削除応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信し(動作S1005)、これを受けて、CプレーンS−GW530はUプレーンリソース(ベアラ)設定解除要求メッセージをOFC520へ送信する(動作S1006)。
図21において、アクセスシステム602とUプレーン用S−GW500との間のS1−Uコネクションは、通信端末の状況に応じてアイドル状態になったり、通信端末からの送信データの発生あるいは通信端末宛てのデータの到来によりアイドル状態から復帰したりする場合がある。以下、本発明の第2実施例におけるS1コネクションの解放/復活動作について説明する。
図26において、eNB560およびMME570によりS1コネクション解放手順が開始されると(動作S1101)、MME570はアクセスベアラ解放要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S1102)。アクセスベアラ解放要求メッセージを受信すると、CプレーンP−GW530はOFC520へUプレーンリソース(S1−U)設定解除要求メッセージを送信する(動作S1103)。
図27において、通信端末UEによりサービス要求があると(動作S1201)、MME570はベアラ変更要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S1202)。ベアラ変更要求メッセージを受信すると、CプレーンS−GW530はOFC520へUプレーンリソース(S1−U)割当要求メッセージを送信する(動作S1203)。
図28において、P−GW540がデータパケットをネットワークから受信すると(動作S1301)、当該受信データパケットをUプレーンS−GW500へ送信する(動作S1302)。新たなデータパケットを受信したUプレーンS−GW500は、スイッチ512に当該パケットのヘッダ情報と合致したフローエントリが登録されていないと、当該パケットをPacket-Inメッセージを用いてOFC520へ通知する(動作S1303)。Packet-Inメッセージは、入力ポートが該当のGTPトンネルモジュール511の紐付いた論理ポートPLであり、(P-GW Addressと)P-GW TEID、S-GW TEIDをメタデータとして含む以外は、通常のPacket-Inメッセージと同じである。
上述した実施例では、論理パスとしてGTPトンネルを例示したが、PMIP(Proxy Mobile IP)/GRE(Generic Routing Encapsulation)等に対応したLTEトンネルを採用することもできる。また、S−GWでは、上述したようにTEIDに紐付けたパケット転送ではなく、紐付けを解いてから転送するBBERF(Bearer Biding and Event Reporting Function)に対応した方法を利用することもできる。
上述した第2実施形態および実施例では、図5に示されるように、Uプレーン用通信装置において論理パスモジュール(GTP−Uトンネルモジュール)がパケット転送部(スイッチ)の論理ポートに設けられた構成を有するが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、図5のようなUプレーン通信装置を複数設け、それらを制御可能なスイッチを用いて接続し、ネットワーク負荷等に応じて1つあるいは複数のUプレーン用通信装置を選択するように構成することもできる。以下、本発明の第2実施形態としてP−GWに適用した場合を説明する。なお、第3実施形態には、上述した第1および第2実施形態で言及された技術を適用することが可能である。
本発明の第4実施形態には、上述した第1−第3実施形態で言及された技術を適用することが可能である。
モバイルシステム700は、通信端末703と無線通信を行う基地局(eNB)770で構成されるアクセスシステム702を有する。
Matching field:
・入力ポートが、eNB770側のGTPトンネルモジュール741に対応する論理ポートPLであること;
・パケットに含まれるメタデータ(eNBとの通信用TEID)が、eNB770とUプレーン用S−GWとの間に設定されたベアラの識別情報と完全一致すること。
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・メタデータ(P-GWとの通信用TEIDおよびパケット受信時にメタデータに含まれていたシーケンス番号)をパケットに付与する。
・P−GW720側のGTPトンネルモジュール742に対応する論理ポートPLへ転送する。
Matching field:
・入力ポートが、P−GW側のGTPトンネルモジュール741に対応する論理ポートPLであること;
・パケットに含まれるメタデータ(P-GWとの通信用TEID)が、P−GW720とUプレーン用S−GWとの間に設定されたベアラの識別情報と完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・メタデータ(eNBとの通信用TEIDおよびパケット受信時にメタデータに含まれていたシーケンス番号)をメタデータとして付与する。
・eNB770側のGTPトンネルモジュール741に対応する論理ポートPLへ転送する。
11 論理パスモジュール
12 パケット転送部
13 データ処理部
20 制御装置
30 Cプレーン用通信装置
40 対向通信装置
50 論理パス
101 論理パス管理部
102 カプセル化機能部
103 デカプセル化機能部
201、202 通信部
203 経路・アクション計算部
204 パケット転送管理部
205 パケット転送ルール管理部
206 制御部
300 Uプレーン用P−GW(PDN Gateway for User plane)
311 GTP−Uトンネルモジュール
312 スイッチ(OFS:OpenFlow Switch)
320 コントローラ(OFC:Openflow Controller)
330 Cプレーン用P−GW(PDN Gateway for Control plane)
340 S−GW(Serving Gateway)
350 GTP−Uトンネル
360 無線基地局eNB
370 MME
500 Uプレーン用S−GW
511 GTP−Uトンネルモジュール
512 スイッチ(OFS:OpenFlow Switch)
520 コントローラ(OFC:Openflow Controller)
530 Cプレーン用S−GW
540 P−GW
550 GTP−Uトンネル
560 無線基地局eNB
570 MME
Claims (31)
- ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムであって、
少なくとも1つの第一のゲートウェイ毎に配置された第二のゲートウェイと、
基地局と前記第二のゲートウェイとの間の設定された前記論理パスが経由するトランスポートネットワークと、
前記トランスポートネットワークにおけるパケット転送を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、パケットが属する論理パスを識別し、識別された論理パスに対応する前記第二のゲートウェイに前記パケットが転送されるように前記トランスポートネットワークを制御し、
前記第二のゲートウェイは、
前記論理パスの終端処理を実行可能な第一の手段と、
前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、前記終端処理に関連する情報を前記第一の手段と交換可能な第二の手段と、
を備える、ことを特徴とする通信システム。 - 前記制御装置は、前記論理パスの識別情報に基づいて受信パケットが属する論理パスを識別し、識別された論理パスに対応する前記第二のゲートウェイに向けて前記受信パケットを転送することを、前記トランスポートネットワークのパケット転送装置に指示する
ことを特徴とする請求項1の通信システム。 - 前記第二のゲートウェイは、複数のデータ網の各々に対して設けられた前記第一のゲートウェイ毎に配置され、
前記制御装置は、端末が通信する前記データ網の種別に応じて決定された前記論理パスの識別情報に基づいて受信パケットが属する論理パスを識別し、識別された論理パスに対応する前記第二のゲートウェイに向けて前記受信パケットを転送することを、前記トランスポートネットワークのパケット転送装置に指示する
ことを特徴とする請求項1の通信システム。 - 前記第二の手段は、パケットを転送するための通信インターフェースを介して、前記第一の手段と前記終端処理に関連する情報を交換する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項の通信システム。 - 前記第二の手段は、パケットを転送するための通信インターフェースを介したパケット転送に伴って前記終端処理に関連する情報を交換する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記第二の手段は、前記終端処理に関連する情報を、パケットのメタデータとして前記第一の手段と交換する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記第二の手段は、前記論理パスのシーケンス番号を、パケットのメタデータとして前記第一の手段と交換する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記第二の手段は、前記終端処理に関する前記論理パスを識別するための情報に基づいてパケットを識別し、識別されたパケットが属する論理パスに関する情報を前記第一の手段と交換する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記第一の手段は、前記第二の手段から受信した前記終端処理に関連する情報を用いて、前記第二の手段から転送されたパケットをカプセル化する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記第一の手段は、デカプセル化したパケットと、当該パケットが属する前記論理パスに関する情報とを、前記第二の手段に送信する
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通信システム。 - 複数のPDN(Packet Data Network)ゲートウェイを有する通信システムのサービングゲートウェイであって、
前記サービングゲートウェイに対応付けられたPDNゲートウェイとの間の第一の論理パスの終端処理を実行可能な第一の手段と、
基地局と間の第二の論理パスの終端処理を実行可能な第二の手段と、
前記第一および第二の論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、前記終端処理に関連する情報を前記第一の手段および第二の手段の少なくとも1つと交換可能な第三の手段と
を備えるサービングゲートウェイ。 - 前記第三の手段は、パケットを転送するための通信インターフェースを介して、前記終端処理に関連する情報を交換する
ことを特徴とする請求項11のサービングゲートウェイ。 - 前記第三の手段は、パケットを転送するための通信インターフェースを介したパケット転送に伴って前記終端処理に関連する情報を交換する
ことを特徴とする請求項11または12に記載のサービングゲートウェイ。 - 前記第三の手段は、前記終端処理に関連する情報を、パケットのメタデータとして前記第一の手段および第二の手段の少なくとも1つと交換する
ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載のサービングゲートウェイ。 - 前記第三の手段は、前記第一および第二の論理パスのすくなくとも一方のシーケンス番号を、パケットのメタデータとして前記第一の手段および第二の手段の少なくとも1つと交換する
ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載のサービングゲートウェイ。 - 前記第三の手段は、前記終端処理に関する前記論理パスを識別するための情報に基づいてパケットを識別し、識別されたパケットが属する論理パスに関する情報を前記第一の手段および第二の手段の少なくとも1つと交換する
ことを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載のサービングゲートウェイ。 - 前記第一の手段および第二の手段は、前記第三の手段から受信した前記終端処理に関連する情報を用いてパケットをカプセル化することが可能である
ことを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1項に記載のサービングゲートウェイ。 - 前記第一の手段および第二の手段は、デカプセル化したパケットと、当該パケットが属する前記論理パスに関する情報とを、前記第三の手段に送信することが可能である
ことを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1項に記載のサービングゲートウェイ。 - 前記サービングゲートウェイは、前記第一、第二および第三の手段を、仮想マシン上で稼動するソフトウェアにより実行する
ことを特徴とする請求項11乃至18のいずれか1項に記載のサービングゲートウェイ。 - 複数のPDN(Packet Data Network)ゲートウェイを有する通信システムのサービングゲートウェイによる通信方法であって、
前記サービングゲートウェイに対応付けられたPDNゲートウェイとの間の第一の論理パスの終端処理を第一の論理パス終端モジュールにより実行し、
基地局と間の第二の論理パスの終端処理を第二の論理パス終端モジュールにより実行し、
前記第一および第二の論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、前記終端処理に関連する情報を前記第一および第二の論理パス終端モジュールの少なくとも1つと交換する
ことを特徴とする通信方法。 - パケットを転送するための通信インターフェースを介して、前記終端処理に関連する情報を交換する
ことを特徴とする請求項20の通信方法。 - パケットを転送するための通信インターフェースを介したパケット転送に伴って前記終端処理に関連する情報を交換する
ことを特徴とする請求項20または21に記載の通信方法。 - 前記終端処理に関連する情報を、パケットのメタデータとして前記第一および第二の論理パス終端モジュールの少なくとも1つと交換する
ことを特徴とする請求項20乃至22のいずれか1項に記載の通信方法。 - 前記第一および第二の論理パスのすくなくとも一方のシーケンス番号を、パケットのメタデータとして前記第一および第二の論理パス終端モジュールの少なくとも1つと交換する
ことを特徴とする請求項20乃至23のいずれか1項に記載の通信方法。 - 前記終端処理に関する前記論理パスを識別するための情報に基づいてパケットを識別し、識別されたパケットが属する論理パスに関する情報を前記第一および第二の論理パス終端モジュールの少なくとも1つと交換する
ことを特徴とする請求項20乃至24のいずれか1項に記載の通信方法。 - 前記第一および第二の論理パス終端モジュールは、受信した前記終端処理に関連する情報を用いてパケットをカプセル化する
ことを特徴とする請求項20乃至25のいずれか1項に記載の通信方法。 - 複数のPDN(Packet Data Network)ゲートウェイを有する通信システムのサービングゲートウェイに、
前記サービングゲートウェイに対応付けられたPDNゲートウェイとの間の第一の論理パスの終端処理を第一の論理パス終端モジュールにより実行する処理と、
基地局と間の第二の論理パスの終端処理を第二の論理パス終端モジュールにより実行する処理と、
前記第一および第二の論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、前記終端処理に関連する情報を前記第一および第二の論理パス終端モジュールの少なくとも1つと交換する処理と
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 複数のPDN(Packet Data Network)ゲートウェイを有する通信システムの基地局であって、
基地局ユニットと
サービングゲートウェイユニットを備え、
前記サービングゲートウェイユニットは、
所定の通信網との通信に関連する論理パスに属するパケットの宛先アドレスを、前記所定の通信網に対応するPDNゲートウェイのアドレスに変換可能な手段を備え、
前記サービングゲートウェイユニットは、前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、所定の通信網との通信に関連する論理パスに属するパケットの宛先アドレスを、前記所定の通信網に対応するPDNゲートウェイのアドレスに変換可能である、
ことを特徴とする基地局。 - 前記所定の通信網に対応するPDNゲートウェイが宛先のパケットを、当該PDNゲートウェイに対応するセキュリティゲートウェイに送信するセキュリティユニットを備えることを特徴とする請求項28の基地局。
- 複数のPDN(Packet Data Network)ゲートウェイを有する通信システムであって、
基地局ユニットと、サービングゲートウェイユニットとを備える基地局を有し、
前記サービングゲートウェイユニットは、
所定の通信網との通信に関連する論理パスに属するパケットの宛先アドレスを、前記所定の通信網に対応するPDNゲートウェイのアドレスに変換可能な手段を備え、
前記サービングゲートウェイユニットは、前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、所定の通信網との通信に関連する論理パスに属するパケットの宛先アドレスを、前記所定の通信網に対応するPDNゲートウェイのアドレスに変換可能である、
ことを特徴とする通信システム。 - 前記所定の通信網に対応するPDNゲートウェイが宛先のパケットを、当該PDNゲートウェイに対応するセキュリティゲートウェイに送信するセキュリティユニットを備えることを特徴とする請求項30の通信システム。
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