JP7095346B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明の目的は、項目毎の特性の違いを考慮せずに入力者毎に入力用画面を形成する場合に比べ、データ入力の作業効率の向上を図ることにある。
請求項2に記載の発明は、入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段と、を備え、前記入力用画面情報に含まれる前記入力者がデータを入力する入力欄は、1回のデータ入力が行われ、前記複数の入力項目の各々に対応する前記入力欄を有し、主たる入力用画面情報の入力欄の数が他の入力用画面情報の入力欄の数に比べて多くなるように配置されている情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記複数の入力項目の各々に対応する前記入力欄が、複数の前記入力用画面情報の何れかに配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記データ入力の回数は、前記入力項目毎に定められることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記データ入力の回数は、前記入力項目の画像を認識した確実度によって設定されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記データ入力の回数は、前記入力項目の文字数によって設定されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記データ入力の回数は、前記入力項目の予め定められた特性によって設定されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段と、を備え、前記入力用画面情報は、前記入力項目に対応した参照画像と、前記入力者がデータ入力する入力欄とを含んで構成され、前記入力用画面情報は、前記入力項目の全てに対応する参照画像を含む情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記入力用画面情報は、前記入力項目の内、前記入力者によるデータ入力が行なわれる入力欄に対してデータ入力が許可されていることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、データ入力が許可された入力欄は、空白となっていることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段と、を備え、前記入力用画面情報は、前記入力項目に対応した参照画像と、前記入力者がデータ入力する入力欄とを含んで構成され、前記入力用画面情報は、前記入力項目の内、データ入力を行なわない入力欄に対してデータ入力が禁止されている情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、データ入力が禁止された入力欄には、既に行われたデータ入力の結果が表示されていることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置である。
請求項13に記載の発明は、コンピュータを、入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段として、機能させるプログラムであって、前記入力用画面情報に含まれる前記入力者がデータを入力する入力欄は、1回のデータ入力が行われ、前記入力用画面情報の数は、前記複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数のうちの最大回数により決定されるプログラムである。
請求項14に記載の発明は、コンピュータを、入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段として、機能させるプログラムであって、前記入力用画面情報に含まれる前記入力者がデータを入力する入力欄は、1回のデータ入力が行われ、前記複数の入力項目の各々に対応する前記入力欄を有し、主たる入力用画面情報の入力欄の数が他の入力用画面情報の入力欄の数に比べて多くなるように配置されているプログラムである。
請求項15に記載の発明は、コンピュータを、入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段として、機能させるプログラムであって、前記入力用画面情報は、前記入力項目に対応した参照画像と、前記入力者がデータ入力する入力欄とを含んで構成され、前記入力用画面情報は、前記入力項目の全てに対応する参照画像を含むプログラムである。
請求項16に記載の発明は、コンピュータを、入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段として、機能させるプログラムであって、前記入力用画面情報は、前記入力項目に対応した参照画像と、前記入力者がデータ入力する入力欄とを含んで構成され、前記入力用画面情報は、前記入力項目の内、データ入力を行なわない入力欄に対してデータ入力が禁止されているプログラムである。
請求項2、14に記載の発明によれば、主たる入力用画面情報における入力欄の数が他の入力用画面情報に比べて多くない場合に比べ、データ入力を入力者の能力に応じて配分できる。
請求項3に記載の発明によれば、入力用画面情報における入力欄が何れかに配置されていない場合に比べ、入力者のデータ入力の負担が偏らない。
請求項4に記載の発明によれば、データ入力の回数が入力項目毎に定められない場合に比べ、データ入力の数が軽減される。
請求項5に記載の発明によれば、データ入力の回数が入力項目の画像を認識した確実度によらないで設定される場合に比べ、データ入力の負担が軽減される。
請求項6に記載の発明によれば、データ入力の回数が入力項目の文字数によらないで設定される場合に比べ、誤入力の発生が抑制される。
請求項7に記載の発明によれば、データ入力の回数が入力項目の特性によらないで設定される場合に比べ、特性に起因する誤入力の発生が低減される。
請求項8、15に記載の発明によれば、入力項目の全てに対応する参照画像を含まない場合に比べ、誤入力の発生が抑制される。
請求項9、11、16に記載の発明によれば、データ入力における誤入力の発生が抑制される。
請求項10に記載の発明によれば、空白となっていない場合に比べ、データ入力を忘れることが抑制される。
請求項12に記載の発明によれば、データ入力の結果が表示されていない場合に比べ、関連する入力項目を参照したデータ入力ができる。
入力された情報からテキスト文字列データを出力する処理、光学的文字認識(OCR:Optical Character Recognition)装置などの文字認識装置、人(以下では、入力者と表記する。)が手書き文字列を参照しながらキーボードなどによるキーパンチ(キー入力)、音声による入力等により行なわれる。そこで、この入力された情報からテキスト文字列データを出力する処理を、データ入力と表記する。
以下では、添付図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を詳細に説明する。
まず、データ入力を説明する。
図1は、データ入力の概要を説明する図である。図1(a)は、具体例、図1(b)は、一般化した例である。
図1(a)に示すように、紙情報(帳票画像10)には、手書き文字列が記入された複数の入力項目11が設けられている。例えば、入力項目11としては、氏名、住所、電話番号などが記入される。そして、各々の入力項目11に対して、データを入力してテキスト文字列にすることが行われる。この場合、入力項目11毎に、データ入力を行う回数が異なるとする。
また、5文字未満は1回、5文字以上は2回などと、入力項目11内の文字数を用いて予め定めておいてもよい。文字数が少ないと、誤認のおそれが少なく、誤入力も少ないという特性を有する入力項目であると考えられる。
なお、他の基準に基づいて決めてもよい。このようにすることで、多数回数のデータ入力が必要ではない入力項目について、入力者によるデータ入力を行わないことで、データ入力の数が軽減される。
ここでは、入力者は一つの入力項目11に対して1回のデータ入力を行い、重複して(2回以上の)データ入力をしないので、データ入力者数P(K)は、データ入力の回数(データ入力回数)を表す。よって、データ入力者数P(K)をデータ入力回数P(K)と表記することがある。また、データ入力者数P(K)を入力者数P(K)、データ入力回数P(K)を入力回数P(K)と表記することがある。なお、P(K)をPと表記することがある。
帳票画像10に記入された4つの入力項目11(入力項目#1~#4)は、文字認識装置などにより、それぞれの入力項目に対応した画像領域を対象として認識処理が行われ、記入された文字列が文字認識される。そして、後述する3通りのパスに文字列分類される(ステップ11。図2では、S11と表記する。他の場合も同様とする。)。ここで、3通りのパスとは、文字認識装置による文字認識の確実度(以下では、確度と表記する。)で分けられる。ここでは、確度が予め定められた閾値Tを超える(T<確度)場合、確度が高いとする。また、確度が閾値T以下且つ予め定められた閾値Sを超える(S<確度≦T)場合、確度が中程度とする。そして、確度が閾値S以下(確度≦S)の場合、確度が低いとする。なお、T<確度をT≦確度、S<確度≦TをS≦確度<T、及び、確度≦Sを確度<Sとしてもよい。
なお、文字認識の結果を得てから、文字認識の確度を判断し、判断された確度によって、パスを設定してもよい。
そして、パスXでは、ステップ11で得られた文字認識結果(テキスト文字列)がそのままテキスト文字列として出力される。つまり、パスXの場合、データ入力者数Pは0人(データ入力回数Pは0回)である。
パスXの場合、データ入力者数Pは0人(データ入力回数Pは0回)である。この場合が、P(K)=0に対応する。つまり、入力項目#2(P(2)=0)及び入力項目#4(P(4)=0)に対応する。
また、パスYの場合、第1段階処理におけるデータ入力者数Pは1人(データ入力回数Pは1回)である。この場合が、P(K)=1に対応する。つまり、入力項目#3(P(3)=1)に対応する。
そして、パスZの場合、第1段階処理におけるデータ入力者数Pは2人(データ入力回数Pは2回)である。この場合が、P(K)=2に対応する。つまり、入力項目#1(P(1)=2)に対応する。
よって、このデータエントリを行う第1段階処理におけるデータ入力者数Pとして2人を用意すれば、X、Y、Zのどのパスを通っても対応可能である。つまり、M=2である。
図3は、本実施の形態における帳票画像10と入力画面20との関係を説明する図である。図3(a)は、帳票画像10、図3(b)~(d)は、入力画面20である。
ここでは、データ入力者数Pの最大値がP(1)の3人であるので、3人の入力者によってデータ入力がされる。つまり、データ入力回数Pの最大回数は、3回である。よって、入力画面20は、図3(b)~(d)に示す3個が作成される。なお、入力画面20をそれぞれ区別する場合には、入力画面インデックス1、2、3と表記する。そして、入力画面インデックス1、2、3は、3人の入力者のそれぞれに提示される。また、入力画面20において、データ入力される入力領域を入力欄21と表記する。ここでは、N個の入力項目#1~#Nに対応する入力欄21をそれぞれ区別する場合、入力欄@1~@Nと表記する。なお、図3(b)~(d)において、入力するように設けられた入力欄21を白地で示し、設けられていない入力欄21をクロスハッチングして示す。
図3(c)に示す入力画面インデックス2では、入力項目#1に対応した入力欄@1が設けられている。そして、入力項目#2、入力項目#K及び入力項目#Nに対しては、入力欄@2、入力欄@K及び入力欄@Nが設けられていない。
図3(d)に示す入力画面インデックス3でも、入力項目#1に対応した入力欄@1が設けられている。そして、入力項目#2、入力項目#K及び入力項目#Nに対しては、入力欄@2、入力欄@K及び入力欄@Nが設けられていない。
そして、入力項目11に対して行われるデータ入力者数(データ入力回数)Pの合計と、複数の入力画面20の入力欄21の合計とが一致するようになっている。これにより、設定されたデータ入力者数(データ入力回数)Pによるデータ入力が過不足なく行われる。
よって、新たな入力画面20を設けても、入力欄は設けられない。
よって、図3に示すように、入力画面インデックス1に入力欄@1と入力欄@Kとを重複させて設けて、入力画面20の数をデータ入力者数Pの最大値(データ入力回数Pの最大回数)と同じとする、つまり入力画面20の数をデータ入力者数Pの最大値(データ入力回数Pの最大回数)で決定することで、データ入力者数Pが最小になる。
入力者の入力端末における表示部の表示領域40には、一例として、入力用画面情報30に基づいて構成された帳票画像10と入力画面20とが並置して表示される。そして、帳票画像10における入力項目11と入力画面20における入力欄21とは、対応して視認されるように、横方向に並んで配置されている。このとき、入力端末200の表示部である表示領域40が入力用画面情報30の全体を入力者に提示しないときは、上下方向のスクロールや改ページなどにより、表示されなかった部分を入力者に提示する。このとき、入力用画面情報30において、帳票画像10と入力画面20とが、連動してスクロールや改ページされるとよい。
入力者が入力項目11に対応した参照画像と入力欄21とを対比して確認することで、データ入力における誤入力の発生が抑制される。
図5は、入力項目11に対するデータ入力者数Pの最大値(データ入力回数Pの最大回数)が1である場合を説明する図である。図5(a)は、帳票画像10、図5(b)は、入力用画面情報30である。
図5(a)に示すように、入力項目#1のデータ入力者数P(1)が1人(データ入力回数P(1)が1回)、入力項目#2のデータ入力者数P(2)が0人(データ入力回数P(2)が0回)、入力項目#3のデータ入力者数P(3)が1人(データ入力回数P(3)が1回)、及び入力項目#4のデータ入力者数P(4)が0人(データ入力回数P(4)が0回)である。この場合、図2において、パスXとパスYとが実行され、パスZは実行されない。つまり、入力者は、1人あれば足りる。
図5(b)に示すように、入力用画面情報30の入力画面20には、入力項目#1(P(1)=1)に対応する入力欄@1、及び入力項目#3(P(3)=1)に対応する入力欄@3が設けられている。そして、入力項目#2(P(2)=0)及び入力項目#4(P(4)=0)に対応する入力欄21の部分は、黒塗りされてデータ入力がされないようになっている。
なお、入力欄@1と入力欄@3とを、2個の入力用画面情報30に分けて提示してもよい。この場合は、最小数の1人より多い、2人の入力者を要することになる。
図6(a)に示すように、入力項目#1のデータ入力者数P(1)が2人(データ入力回数P(1)が2回)、入力項目#2のデータ入力者数P(2)が0人(データ入力回数P(2)が0回)、入力項目#3のデータ入力者数P(3)が1人(データ入力回数P(3)が1回)、及び入力項目#4のデータ入力者数P(4)が0人(データ入力回数P(4)が0回)である。この場合、図2において、パスX~パスZが実行される。つまり、入力者は、2人あれば足りる。
図6(b)に示すように、入力用画面情報30の入力画面20には、入力項目#1(P(1)=2)に対応する入力欄@1、及び入力項目#3(P(3)=1)に対応する入力欄@3が設けられている。そして、入力項目#2(P(1)=0)及び入力項目#4(P(4)=0)に対応する入力欄21の部分は、黒塗りされてデータ入力がされないようになっている。
なお、パスYに対応する入力項目#3に対するデータ入力は、図6(b)に示すように、入力者Bさんによって行われる。よって、入力者Aさんに対する入力画面20(入力用画面情報30)を別に設けることを要しない。なお、入力者Aさんに対する入力画面20(入力用画面情報30)を別に作成すると、最小数の2人(入力者Bさん、Cさん)より多い、3人(入力者Aさん、Bさん、Cさん)の入力者を要することになる。
図7は、図2における第2段階処理の場合における入力用画面情報30を説明する図である。図7(a)は、帳票画像10、図7(b)、(c)は、入力用画面情報30である。図7(a)に示す帳票画像10は、図6(a)と同じである。
図2において、パスYにおけるステップ13の突合の結果が合致、パスZにおけるステップ17の突合の結果が合致であれば、合致したテキスト文字列が出力されて終了する。ここでは、ステップ13又はステップ17のいずれかの突合の結果が非合致であった場合を説明する。
図2において、ステップ13及びステップ17の突合の結果が共に非合致であった場合を説明する。
図9は、データエントリのための入力用画面情報30を作成する情報処理装置100の機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置100は、帳票画像10を受け付ける帳票画像受付部110と、帳票画像10における入力項目11に対応してデータ入力が必要な入力項目11とデータ入力者数(データ入力回数)Pとを取得する取得部120と、入力用画面情報30を生成する入力用画面情報生成部130と、入力用画面情報30を入力者に提示する入力用画面情報提示部140と、データ入力結果(テキスト文字列)を取得するデータ入力結果取得部150と、取得した入力データを処理する処理部160と、処理結果であるテキスト文字列を出力するテキスト文字列出力部170とを備える。
ここで、取得部120は、取得手段の一例であり、入力用画面情報生成部130は、入力用画面情報生成手段の一例である。
帳票画像受付部110は、データエントリを行う帳票画像10を受け付ける。すると、取得部120は、帳票画像10においてデータ入力が必要な入力項目11とデータ入力者数(データ入力回数)Pとを取得する。ここで、取得部120は、帳票画像10における入力項目11の位置によって、予め定められたデータ入力が必要な入力項目11とデータ入力者数(データ入力回数)Pを判別してもよい。このとき、データ入力が必要な入力項目11とデータ入力者数(データ入力回数)Pを指定するテーブルを有し、テーブルを参照して、データ入力が必要な入力項目11とデータ入力者数(データ入力回数)Pを取得してもよい。また、取得部120は、帳票画像10の入力項目11に付記された「氏名」などの表記に基づいて、データ入力が必要な入力項目11とデータ入力者数(データ入力回数)Pを取得してもよい。また、他の方法によって、データ入力が必要な入力項目11とデータ入力者数(データ入力回数)Pを取得してもよい。
入力端末200は、情報処理装置100の入力用画面情報提示部140から取得した入力用画面情報30に基づき表示部で表示する。入力用画面情報30は、一例としてHTML形式で記述されたデータであってもよいし、描画データであってもよいし、画像データであってもよい。また、入力端末200が、表示部の表示領域40への表示及び入力機能を備えたアプリケーションプログラムを備えている場合は、入力用画面情報30は参照画像と入力項目に関する情報のみを提示し、入力端末200のアプリケーションプログラムが表示部の表示領域40の表示を生成するように構成してもよい。なお、入力端末200は、入力者毎に設けられていなくてもよい。1個の入力端末200を複数の入力者が交代で使用してもよい。つまり、入力者が識別されて、入力者毎に入力用画面情報30が提示されるようになっていればよい。
テキスト文字列出力部170は、入力項目11に対応するテキスト文字列を出力する。出力の形態としては、帳票の情報と入力項目11に対応するテキスト文字列とからなるデータファイルとして出力してもよいし、帳票の情報と入力項目11に対応するテキスト文字列とを関連付けて管理するデータベースへ登録するようにしてもよい。これにより、一連のデータエントリが終了する。
図10は、情報処理装置100のハードウェア構成を説明する図である。
情報処理装置100は、CPU301、ROM302、RAM303、HDD304、通信用入出力インターフェイス(通信IF)305、入出力インターフェイス(入出力IF)306、入出力IF306に接続されたディスプレイ307、入出力IF306に接続された入力デバイス308、及びバス309を備える。
通信IF305は、帳票画像10を取得するインターフェイスである。また、通信IF305は、入力端末200とのインターフェイスである。なお、図9では、帳票画像10は、情報処理装置100の外部から受け付けるとして説明したが、情報処理装置100を構成するRAM303、HDD304などに保持されてもよい。
図11は、入力用画面情報生成部130の入力画面生成部131において、入力者毎に入力画面20を生成する方法を説明するフローチャートである。
ここで、図1で説明したように、帳票画像10における入力項目11の数をNとし、入力者数をM人とする。つまり、入力項目11は、入力項目#1~#NのN個あるとする。そして、入力項目11毎にデータ入力者数(データ入力回数)Pが設定されている。そして、入力項目#Kのデータ入力者数(データ入力回数)がP(K)である。
まず、変数Kを1に設定する(ステップ21)。変数Kは、入力項目11の番号に対応する。つまり、K=1は、入力項目#1に対応し、K=2は、入力項目#2に対応する。以下、同じである。
次に、変数iを0に設定する(ステップ22)。変数iは、作成される入力画面20の入力画面インデックスに対応する。
この場合、P(K)を1減じる(P(K)=P(K)-1)(ステップ26)。そして、ステップ23に戻る。
一方、ステップ28で否定(No)の判断がされた場合、つまりKがN以下である場合には、ステップ22に戻る。つまり、ステップ22において、入力画面20の番号(入力画面インデックスi)を0に戻す。これ以降において、次の入力項目11に対して、入力欄21の作成を行う。
なお、データ入力者数(データ入力回数)P(K)が予め0である場合には、ステップ23で否定(No)の判断がされ、次の入力項目11に移行する。
まず、図12に示すフローチャートの概要を説明する。ここでは、初めにデータ入力者数の最大値(データ入力回数Pの最大回数)Qを求めて、最大値(最大回数)Qに対応する数の入力画面20を生成する。そして、入力欄21をこれらの入力画面20に割り振る。
帳票画像10における入力項目11に対して、データ入力者数(データ入力回数)P(K)の最大値(最大回数)Q(Qは1以上の整数)を算出する(ステップ31)。なお、MAX(P(K))は、P(K)の最大値を意味する。
そして、Kが1に設定される(ステップ33)。次に、P(K)が0を超えるか否かが判断される(ステップ34)。ステップ34で肯定(Yes)の判断がされた場合、Q個の入力画面20の内のP(K)個の入力画面20のそれぞれに、入力項目#Kに対応する入力欄@Kを作成する(ステップ35)。なお、残りの(Q-P(K))個の入力画面20には、入力欄@Kを作成しない。
そして、KがNを超えるか否かがが判断される(ステップ37)。ステップ37で肯定(Yes)の判断がされた場合、つまりKがNを超えた(K>N)場合には、もはや入力項目11がないので、終了する。
一方、ステップ37で否定(No)の判断がされた場合、つまりKがN以下(K≦N)場合には、ステップ34に戻る。つまり、次の番号の入力項目11に移行する。
また、図11で説明した場合と同様に、入力画面インデックスが小さい方から順に、又は、入力画面インデックスが大きい方から逆順に選択してもよい。また、特定の入力画面インデックスの(主となる)入力画面20における入力欄21の数が、他の入力画面インデックスの入力画面20の入力欄21の数より多くなるように配置してもよい。このようにすることで、入力者の能力に応じてデータ入力が配分される。
図13(a)では、データ入力する入力欄@1、@Kは、空白であり、データ入力しない入力欄@2、@Nは、文字列が表示されている。これにより、入力者は、入力欄@2、@Nの部分には、データ入力が不要であることが分かる。また、入力欄@1、@Kの部分には、データ入力が必要なことが分かり、データ入力を忘れることが抑制される。
また、データ入力しない入力欄@2、@Nに表示された文字列が、既に行われたデータ入力の結果である場合には、入力者は、関連する入力項目11を参照してデータ入力がしやすい。例えば、入力項目11が氏名の場合、既にデータ入力されたフリガナを参照することで、データ入力がしやすくなる。
また、図13(c)では、入力しない入力欄@2、@Nの部分は、ハッチングされている。これにより、入力者は、入力欄@2、@Nの部分には、データ入力が不要であることが分かる。なお、図3に示したように、クロスハッチングでもよい。
そして、図13(d)では、入力欄21(例えば、入力欄@1)を入力後、タブ(Tab)キーを押すと、カーソルが次の入力欄21(例えば、入力欄@K)に移動するように構成されている。そして、一連のデータ入力が終了すると、その入力画面20に対するデータ入力が終了するようにしてもよい。このとき、前の入力画面20の提示が終了し、次の入力画面20が提示されてもよい。また、一連のデータ入力が終了すると、終了のボタンが表示されるようにしてもよい。入力者は、終了したことを認識しやすい。
図14は、入力者のデータ入力をしやすくした入力用画面情報30の一例を説明する図である。図14(a)は、帳票画像10においてデータ入力しない入力項目11に対応する帳票画像10中の領域部分を示す参照画像を空白にした場合、図14(b)は、帳票画像10においてデータ入力しない入力項目11に対応する参照画像の領域をハッチングした場合である。
図14(a)に示すように、入力欄@2、@Nに対応する入力項目#2、#Nは、空白になっている。これにより、入力者は、入力欄@2、@Nの部分には、データ入力が不要であることが分かる。なお、空白に変えて、黒塗りであってもよい。
図14(b)に示すように、入力欄@2、@Nに対応する入力項目#2、#Nは、ハッチングがされている。これにより、入力者は、入力欄@2、@Nの部分には、データ入力が不要であることが分かる。なお、ハッチングは、クロスハッチングでもよい。
なお、記録媒体には、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)フォーラムによって策定された規格に基づくDVD、コンパクトディスク(CD)、ブルーレイ・ディスク(Blue-ray(登録商標) Disk)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、HDD、ROM、フラッシュメモリなどが含まれる。
Claims (16)
- 入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、
取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段と、を備え、
前記入力用画面情報に含まれる前記入力者がデータを入力する入力欄は、1回のデータ入力が行われ、
前記入力用画面情報の数は、前記複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数のうちの最大回数により決定される
情報処理装置。 - 入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、
取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段と、を備え、
前記入力用画面情報に含まれる前記入力者がデータを入力する入力欄は、1回のデータ入力が行われ、
前記複数の入力項目の各々に対応する前記入力欄を有し、主たる入力用画面情報の入力欄の数が他の入力用画面情報の入力欄の数に比べて多くなるように配置されている
情報処理装置。 - 前記複数の入力項目の各々に対応する前記入力欄が、複数の前記入力用画面情報の何れかに配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記データ入力の回数は、前記入力項目毎に定められることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記データ入力の回数は、前記入力項目の画像を認識した確実度によって設定されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記データ入力の回数は、前記入力項目の文字数によって設定されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記データ入力の回数は、前記入力項目の予め定められた特性によって設定されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、
取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段と、を備え、
前記入力用画面情報は、前記入力項目に対応した参照画像と、前記入力者がデータ入力する入力欄とを含んで構成され、
前記入力用画面情報は、前記入力項目の全てに対応する参照画像を含む
情報処理装置。 - 前記入力用画面情報は、前記入力項目の内、前記入力者によるデータ入力が行なわれる入力欄に対してデータ入力が許可されていることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
- データ入力が許可された入力欄は、空白となっていることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
- 入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、
取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段と、を備え、
前記入力用画面情報は、前記入力項目に対応した参照画像と、前記入力者がデータ入力する入力欄とを含んで構成され、
前記入力用画面情報は、前記入力項目の内、データ入力を行なわない入力欄に対してデータ入力が禁止されている
情報処理装置。 - データ入力が禁止された入力欄には、既に行われたデータ入力の結果が表示されていることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
- コンピュータを、
入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、
取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段として、機能させるプログラムであって、
前記入力用画面情報に含まれる前記入力者がデータを入力する入力欄は、1回のデータ入力が行われ、
前記入力用画面情報の数は、前記複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数のうちの最大回数により決定される
プログラム。 - コンピュータを、
入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、
取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段として、機能させるプログラムであって、
前記入力用画面情報に含まれる前記入力者がデータを入力する入力欄は、1回のデータ入力が行われ、
前記複数の入力項目の各々に対応する前記入力欄を有し、主たる入力用画面情報の入力欄の数が他の入力用画面情報の入力欄の数に比べて多くなるように配置されている
プログラム。 - コンピュータを、
入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、
取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段として、機能させるプログラムであって、
前記入力用画面情報は、前記入力項目に対応した参照画像と、前記入力者がデータ入力する入力欄とを含んで構成され、
前記入力用画面情報は、前記入力項目の全てに対応する参照画像を含む
プログラム。 - コンピュータを、
入力者によりデータ入力される複数の入力項目の各々について必要とされるデータ入力の回数を取得する取得手段と、
取得された前記データ入力の回数に基づき、前記入力者がデータ入力する入力用画面情報を当該入力者毎に生成する入力用画面情報生成手段として、機能させるプログラムであって、
前記入力用画面情報は、前記入力項目に対応した参照画像と、前記入力者がデータ入力する入力欄とを含んで構成され、
前記入力用画面情報は、前記入力項目の内、データ入力を行なわない入力欄に対してデータ入力が禁止されている
プログラム。
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