JP2016018454A - 画像処理装置および画像処理装置の制御方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 記憶済の画像データと同一フォーマットを有する原稿を電子化する場合、この原稿の電子化後の画像データに対し、適切な名称を容易に付与することを目的とする。
【解決手段】 本画像処理装置は、入力された第1の画像データと相関が高いと判定される第2の画像データを、画像データを記憶する記憶部から検出する検出手段と、前記検出された第2の画像データに含まれる文字列と前記入力された第1の画像データに含まれる文字列とを比較し、前記第1の画像データと前記第2の画像データとで共通する位置にて一致と判定された文字列と一致と判定されなかった文字列とを異なる表示形態で表示部に表示する表示制御手段と、前記表示制御手段により表示された文字列から指定された文字列を用いて前記第1の画像データを前記記憶部に記憶するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、画像データを用いて電子文書を生成する画像処理装置および画像処理装置の制御方法に関するものである。
画像処理装置で、紙の原稿を読み取ることにより得られる画像データを、装置内部の記憶部に電子化して保存することができる。従来、このように電子化された画像データの保存を行う場合、装置固有のヘッダ情報や文字列に、通し番号を付与した文字列を、電子化された画像データのファイルのファイル名や、このファイルの保存先であるフォルダのフォルダ名に適用することが多い。このため、画像処理装置の使用者が、保存対象とするフォルダあるいはファイルに対して、任意のフォルダ名やファイル名を指定したい場合、装置の操作パネル等から、ファイル名や、フォルダ名の入力を必要とする。
そこで、特許文献1では、画像処理装置が読み取った画像データを電子化して保存する場合、電子化された画像データが保存されるフォルダの名称或いは電子化された画像データのファイル名称と原稿との相関性を高め、使用者の利便性を向上させている。その方法は、原稿の所定位置に文字、文字列を認識出来た場合は認識した文字、あるいは文字列をファイル名とし、認識できなかった場合は読み取った日時をファイル名とすることが示されている。
特開2005−56315号公報
しかしながら、特許文献1に示されている方法では、認識された文字、あるいは文字列が使用者の指定したいフォルダ名やファイル名と合致しない場合もある。また、読み取った日時がフォルダ名やファイル名となった場合は、原稿を読み取ることで得られた画像データの内容とこの画像データを保存する際のファイルの名称やこのファイルの保存先であるフォルダの名称との相関がとり辛い。
また、入力された画像データの保存時に、使用者がどのような文字列がフォルダおよびファイルに対する名称を指定すれば、この名称と入力された画像データの内容との相関が取れるのかわかりにくい場合がある。
本発明は、前記課題を解決するためのものであり、本発明の電子化文書の制御方法は、
入力された第1の画像データと相関が高いと判定される第2の画像データを、画像データを記憶する記憶部から検出する検出手段と、前記検出された第2の画像データに含まれる文字列と前記入力された第1の画像データに含まれる文字列とを比較し、前記第1の画像データと前記第2の画像データとで共通する位置にて一致と判定された文字列と一致と判定されなかった文字列とを異なる表示形態で表示部に表示する表示制御手段と、前記表示制御手段により表示された文字列から指定された文字列を用いて前記第1の画像データを前記記憶部に記憶するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、入力画像データの内容とこの入力画像データを保存する際のフォルダまたはファイルの名称との相関性を高めることが容易になる。この結果、画像データの電子化作業の効率化、および電子化後の認識性を向上させることが可能となり、電子化された画像データの管理が容易になる。
第1実施例の構成を示す図。 文字判定部の構成図。 操作パネル部の構成図。 文字判定結果の一例を示す図。 入力画像データの一例。 本実施形態1における表示形態の一例。 本実施形態1におけるフォーマット照合部の構成図。 第1実施例の制御フロー。 第2実施例の過去入力された画像のリストを示す図。 第2実施例の制御フロー。 第3実施例の制御フロー。 第4実施例の制御フロー。
[第1実施例]
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施例を実施するために必要な画像処理装置の構成を示す図である。本画像処理装置は、少なくとも主制御部40を中心に、画像入力部10、記憶部20、操作パネル部30により構成される。同図において、画像入力部10は、紙の原稿を光学的に読み取ることで得られる画像データ、あるいは図示しない通信網を経由して入力される画像データを受ける。記憶部20は、画像入力部10により入力される画像データの記憶、あるいは主制御部40の制御情報の他、過去に入力された画像データおよびそれを解析し生成された特徴量等中間データを記憶する。
なお、この記憶部20は画像処理装置内に構成されていてもよいし、画像処理装置に接続可能な別の装置に構成されていてもよい。
操作パネル部30は、本画像処理装置に対して動作指示を行う入力部と、動作状態を表示する表示部により構成される。図3に操作パネル部30の詳細構成を示す。図3において、表示部301は、例えばタッチパネル等により構成される。テンキー302は操作に係る設定項目等を設定し、スタートキー303は本画像処理装置に対しての動作起動の指示を受ける際に押下される。ストップキー304は本画像処理装置の動作の中止を指示するためのキーである。リセットキー305はテンキー302による設定の初期化に用いられる。動作モード設定キー306は本画像処理装置の動作モードの設定を指示するためのキーである。なお、これらの各キーはハードキーに限定されるものではなく、表示部301に構成したソフトキーであっても良い。
図1の主制御部40は、CPU(Central Processing Unit)、CPUの起動プログラムを格納したROM、このプログラムの実行領域としてのRAM、過去に入力された画像データから生成された中間データ保存用のストレージとしてHDDやSSD、入出力インターフェース(いずれも不図示)を有する。そしてこの主制御部40は、画像入力部10、記憶部20、操作パネル部30を制御する。
また主制御部40には、画像入力部10から入力される画像データ中に含まれる文字を判定する文字判定部401、入力された画像データのフォーマットを照合するフォーマット照合部405を含む。さらに主制御部40には、入力された画像データのレイアウト位置をふまえた一致箇所・相違箇所を判定する一致判定部402を含む。
また、主制御部40は、一致判定部402による判定結果に応じ、操作パネル部30に構成した表示部301に表示する情報を制御する表示制御部403、表示制御部403の制御により表示した内容の選択に応じてファイルを生成するファイル生成部404を含む。
図2に文字判定部401の内部構成を示す。文字判定部401は、主にOCR(Optical Character Reader)をもとに構成される。OCRとは、光学的文字認識のことである。入力された画像データが、紙原稿を光学的に読取ることで得られるデータである場合、入力された画像データから切り出したデータと、事前に記憶されたパターンとの照合によって、文字を特定し、テキストデータに変換出力するものである。したがって、文字判定部401は、OCRを構成する各処理部であるレイアウト解析部4011、切り出し部4012、特徴抽出部4013、照合部4014、辞書部4015、一時記憶部4016により構成される。なお、入力された画像データが通信網を経由して得られる画像データである場合、画像データに含まれるテキストデータを分析するテキストデータ分析部(不図示)が構成されていればよい。
レイアウト解析部4011は、画像入力部10から入力される画像データを、文字領域と画像領域に分離し、文字領域のかたまり配置の解析、および文字認識する順番を決定する。同一形態で構成される画像データを複数ページ入力した場合、それぞれのページの画像データにおいて構成される文字領域および画像領域の配置結果は同一のものであるとレイアウト解析部4011により解析される。よって、それぞれの画像データにおいて文字認識される順番は同一になる。
つまり、レイアウト解析部4011の解析結果に準じて、以降の文字データの変換を行えば、複数のページにおける文字、文字列の一致箇所、相違箇所の判定が出来る。
切り出し部4012は、レイアウト解析部4011で検出した文字領域のかたまりを、まず1行毎に分割し、分割した1行の文字領域を、更に1文字ずつに分解する。特徴抽出部4013は、分割された文字が持つ特徴、例えば縦方向、横方向、斜め方向にどのような線で構成されているかの抽出を行う。照合部4014は、特徴抽出部4013により抽出した特徴を辞書部4015に記憶した情報と照合し、文字データをテキストデータに変換する。照合部4014の照合により決定したテキストデータは、一時記憶部4016に記憶する。なお、入力画像データが通信網を経由して得られる画像データである場合、すでに画像データにテキストデータが含まれているため、このテキストデータを一時記憶部4016に記憶する。
このようにして求められたレイアウトの情報や文字領域の座標、文字数や行数の情報に加え、画像のサイズや向き(例えばA4の横向き等)の情報も併せて一時記憶部4016に特徴量として記憶する。そしてこの特徴量を、フォーマット照合部405で記憶されている別の文章との照合に用いる。なおこの画像のサイズは縦横の画素数およびデータ解像度(例えばdpi (dot per inch))から、また向きは文字認識結果の向きから解析が可能である。
別図を用いて、一時記憶部4016へのテキストデータの記憶構成に関して説明する。図4(a)は取得された画像データの一例を示すものである。レイアウト解析部4011の解析により、図4(a)に示す取得された画像データ中の文字領域は、図中の4(A)〜(M)に示すレイアウトとして解析される。切り出し部4012は、文字のかたまり番号の小さい方から順に1行ずつ切り出し、さらに1文字ずつ切り出す。切り出した文字データは、特徴抽出部4013により文字の特徴が抽出され、照合部4014による辞書部4015の情報との照合によりテキストデータに変換される。このとき、記憶部4016に記憶するテキストデータの構成を、変換されたテキストデータのブランク領域(白データ領域)で挟まれた1行構成とすると、記憶部4016には、図4(b)に示すように記憶される。
主制御部40は、1枚の原稿を読み取ることで得られた画像データの特徴量解析およびテキストデータへ変換する処理が完了すると、一時記憶部4016に記憶した特徴量とテキストデータを含めた中間データ(テンポラリのファイルデータ等)を生成する。次に、主制御部40は、生成された中間データを、一時記憶部4016から読み取った特徴量とテキストデータと関連付けした状態で記憶部20に記憶する。
ここでは1枚の原稿の入力に対して1セットの特徴量とテキストデータの関連を記憶する構成で説明した。しかし、同一フォーマットの原稿が複数ページ入力された場合にはその複数ページ分の画像データを1セットとし、これに特徴量を関連付ける事も可能である。その場合、複数ページ間で共通する特徴量と共通するテキストデータは共通中間データとしてパッキングして記憶する。
図7にフォーマット照合部405の内部構成を示す。フォーマット照合部405は、特徴量照合部701および画像照合部702を含む。また、フォーマット照合部405は、特徴量の照合が行われた画像データに対して画像の照合を行う。これにより今回入力された保存対象の画像データ(入力画像データ)のフォーマットが、入力画像データよりも以前に入力され記憶部20に記憶された画像データ(記憶済の画像データ)に含まれるか否かを照合する。
ここでの処理について具体的に説明する。
まず、特徴量照合部4051では入力画像データの特徴量及びテキストデータを含めた中間データを記憶部20から読み込む。そしてこれらのデータを記憶済の画像データの特徴量及び中間データと照合する。その照合により、これらのデータが一致するか否かを確認する。
記憶済の画像データと入力画像データとのサイズや向きや文字の行数や文字の位置の相関が高ければ一致度が高いと判断し、これらの画像データが同一フォーマットである可能性が高いと判断する。
一方、記憶済の画像データと入力画像データのサイズや向きや文字の行数や文字の位置の相関が高くないと判断されると、これらの画像データは同一フォーマットである可能性が低いと判断し、続く画像照合は行わない。
記憶部20に記憶された画像データが複数存在する場合は、これらの記憶済の画像データそれぞれを用いて入力画像データと特徴量の照合を行う。このように、入力画像データとのフォーマットの照合を行う。
続けて画像照合部4052では、特徴量照合部にて入力画像データとの相関が高く、入力画像データのフォーマットと同一のフォーマットを有する可能性が高いと判定された記憶済の画像データと入力画像データに対し、画像データ同士のコンペアを取る。これにより、2つの画像データの一致度合いを計測する。
一致度合いを計測するため、記憶部20に記憶されている入力画像データと記憶済の画像データとの差分を検出する。その差分検出手法としては既知の手段として各種あるが、例えばこれらの画像データのサムネイルサイズ画像を2値化し、これらの2値化結果の差分を取ることで、記憶済の画像データと入力画像データの一致度合いを計測する事ができる。
この画像照合による一致度合いが予め設定された閾値を超えた場合に、記憶済の画像データと入力画像データとが同一のフォーマットであると判断し、続いて画像データに含まれる文字列の一致判定を行う対象とする。
一方、一致度合いが閾値を超えなかった場合には、続く画像データに含まれる文字列の一致判定は行わない。
また、入力画像データに対して、フォーマット照合の対象である記憶済の画像データが複数ある場合は、例えば記憶された日時の新しい2枚に対してフォーマット照合を行い、照合を行う画像データの数の上限を定めることで特徴量の照合の処理を軽減してもよい。
また、記憶済の画像データに使用者のIDが付随しているのであれば、複数の記憶済の画像データのうち入力画像データを入力した使用者のIDと一致する画像データのみをフォーマット照合の対象とすることも可能である。
また、使用者がフォーマット照合の処理を行う必要がない原稿を入力させて入力画像データ(例えば、画像処理装置に対して初めて入力される事が明確なフォーマットを有する画像データ)が得られた場合にはこの照合処理は冗長となる。よって、この照合を行うか否かを使用者に問い合わせるための表示を行い、照合処理を行うか否かを切り替えてもよい。
このフォーマット照合処理が終わると、入力された入力画像データ及びこの中間データは別の画像データを入力する際、別の画像データに対して照合対象となる記憶済の画像データとして用いられる。このため、入力画像データおよびこの中間データは記憶部20に記憶される。
この時、入力画像データが記憶された日時を示すデータ生成日時や、入力画像データに対して処理を指示した使用者のID情報を合わせて記憶する事も可能である。
また、今回入力された入力画像データのフォーマットを今後一切使わない事が予めわかっている場合には、この入力画像データを記憶する必要がない。よって、予め使用者に対して今回入力された入力画像データを今後の照合対象の画像データとして記憶しておくか否かの判断を促す表示を行いってもよい。この表示に対する結果に応じて、入力された画像データを記憶するか否かを切り替えるよう構成してもよいし、または記憶するが、照合対象外として記憶するよう構成してもよい。
主制御部40の動作に関して、画像データの例を挙げて説明する。図5(a)は画像入力部10に入力される入力画像データの例である。また、図5(b)、(c)はフォーマット照合部405にて記憶済の画像データの中で入力画像データと照合した結果、図5(a)と同一フォーマットであると判断された画像データの例である。いずれも、帳票データ、伝票データに見られる同一文書形態(同一レイアウト構成)を読み取ることで得られ、記載内容の一部が異なるものとなっている。例えば、『御請求書』の文字列、請求先の後の『御中』の文字列、請求元の会社名、住所などはいずれも同じものとなっている。すなわち、この部分がこれらの画像データのフォーマット部分であることがわかる。一方、請求先への金額や、担当欄の内容は各々異なったものとなっている。
図5(a)〜(c)の画像データから抽出され、記憶されているテキストデータに対し、文字判定部401によって行われた判定結果をそれぞれ図5(d)〜(f)に示す。主制御部40は、図5(d)〜(f)のテキストデータと、図5(a)〜(c)の画像データとその特徴量を示した中間データを記憶部20に記憶する。
主制御部40は、画像入力部10の入力画像データから抽出したテキストデータ、および記憶済の画像データのうち入力画像データと同一フォーマットと判定された画像データから抽出されたテキストデータを記憶部20に記憶させる。そして、これら記憶されたテキストデータの一致判定制御を行う。主制御部40による一致判定制御は、一致判定部402により、記憶部20に記憶した各画像データから抽出したテキストデータ同士の比較により実施する。なお、記憶部20に記憶したテキストデータの順番は、文字判定部401のレイアウト解析部4011の判定結果に基づくため、同じテキストデータであっても、異なる順番に記憶されているテキストデータとの一致判定は行われない。つまり、画像データから抽出したテキストデータの順番は、入力画像データの位置情報を含むものとなる。したがって、同じテキストデータが抽出されたとしても、抽出順番が異なっていれば、別の位置に存在するテキストデータと判断出来る。このため、一致判定は、記憶部20に記憶したテキストデータの内容と順番(位置情報)に基づいて行う。なお、本説明においては、画像データから抽出したテキストデータの位置情報を、テキストデータを抽出した順番に基づくものとしたが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、画像データ中の抽出したテキストデータの位置情報を別途作成する形態とし、抽出したテキストデータと、その位置情報を記憶部20に対応づけて記憶する。そして、一致判定部402による一致判定、あるいは不一致判定を、抽出したテキストデータと位置情報の2つの情報を用いて行う形態としても良い。
次に、一致判定、不一致判定の詳細に関して説明する。図5(a)の入力画像データを基準とする。また、この入力画像データから抽出されたテキストデータ判定結果を図5(d)に示し、記憶済の画像データから抽出されたテキストデータ判定結果を図5(e)、(f)に示す。この場合、図5(d)の範囲501、範囲503および範囲505に該当するテキストデータは、図5(e)、(f)に含まれる範囲501、範囲503、範囲505に該当するテキストデータと一致している。よって、図5(a)、図5(b)、図5(c)のそれぞれの画像データから抽出されるテキストデータの範囲501、範囲503、範囲505に対応する箇所は一致していると判定される。
一方、図5(d)に示した範囲502、範囲504および範囲506に該当するテキストデータは、図5(e)、図5(f)に含まれる範囲502、範囲504、範囲506に該当するテキストデータと一致していない。よって、よって、図5(a)、図5(b)、図5(c)のそれぞれの画像データから抽出されるテキストデータの範囲502、範囲504、範囲506に対応する箇所は一致していないと判定される。
なお、一致判定部402による一致判定は、記憶部20に記憶されたテキストデータの完全一致でなくても良い。OCRによる文字データのテキストデータへの変換は、特徴抽出部4013により抽出された文字データの特徴と辞書部4015に記憶されているデータとの照合に基づくため、文字1つ1つに対しては誤判定を伴うことがある。したがって、文字列に対する一致判定数等に基づいて最終的な一致判定を行うようにしても良い。例えば、10文字分のテキストデータに対し、8文字分のテキストデータが一致していた場合、その文字列を一致と判断するように制御しても良い。
主制御部40は、一致判定部402による一致判定制御が終わると、表示制御部403による表示制御を行う。表示制御は、画像入力部10に入力され入力画像データを電子化することにより得た中間データに対し、一致判定部402による一致判定結果を反映させる。図6(a)は、図5(a)の入力画像データを表示対象とした場合の操作パネル部30の表示状態を示す図である。
一致判定部402により帳票のような共有のフォーマットを有する画像を複数読み取ることで図5に示すような画像データが得られる。この中で、各画像データに共通する位置に対して記載されている内容が全ての画像データにて一致していると判定されたテキストデータに対応する文字列を、図6では符号601で示す網掛けで表示する。
一方、図5の画像データの中で、各画像データに共通する位置に対して記載されている内容が全ての画像データにて一致しない(不一致)と判定されたテキストデータに対応する文字列を図6では符号602で示す網掛けで表示している。
なお、一致および不一致の表示方法はこのような表示形態に限定されるものではなく、一致した文字列と不一致の文字列とが判別出来るものであれば良い。例えば、操作パネル部30に構成した表示部301が、カラー表示可能なものであれば、一致した文字列と不一致の文字列を色分けで表示しても良い。また、表示部301が単色のみ表示可能なものであれば、点灯、点滅のような表示形態としても良い。
更に、一致した文字列、不一致の文字列の全てを図6(a)のように表示する形態でなくても良い。例えば記憶部20に、一致および不一致の表示対象とする文字の大きさ(フォントサイズ)、文字列の長さ(テキストデータの長さ)を事前に指定(登録)する。そして指定された内容に該当する一致および不一致の文字列のみを識別可能な特別な形態で表示するようにしても良い。図6(b)は所定の閾値よりも大きな文字(フォント)、あるいは、所定の閾値よりも短い文字数を含む文字列に対して一致および不一致を識別可能な形態で表示する場合の表示形態の例である。まず、所定の閾値よりも大きな文字(フォント)のみ一致および不一致を識別可能な形態で表示する。これにより、図6(a)の小さい文字列が、一致および不一致を識別可能な形態で表示する文字列の対象外となる。また、所定の閾値よりも短い文字数を有する文字列のみ一致および不一致を一致および不一致を識別可能な形態で表示する。これにより、図6(a)の日付や定型文のような長い文字列がこの形態で表示する文字列の対象外となる。
図6(c)は、指定されたキーワードを含む文字列のみ一致および不一致を識別可能な形態で表示する文字列の対象とする場合の表示状態の例である。
これにより、入力画像データのうち、特徴的な一致文字列および不一致文字列のみが表示対象となり選択時の利便性を向上させることが出来る。なおこの場合のキーワードは予め指定され、記憶部20に記憶される。
また、このように各画像データに共通する位置に対して記載されている内容が全ての画像データにて一致と判定された文字列は、複数の画像データに共通の部分すなわち画像データのフォーマット部分である可能性が高い。
よって、このように一致および不一致を識別可能な形態で表示することで、入力画像データのフォーマット部分とそうでない部分の識別が容易になる。すなわち、入力画像データの独自箇所の識別が容易になる。
主制御部40は、表示制御部403による表示制御を終了すると、表示部301に表示した一致箇所、不一致箇所に対し、ユーザから選択を受けるのを待つ。なお、一致箇所、不一致箇所の選択方法は、表示部301が持つ機能に応じたものとなる。主制御部40は、表示部301がタッチパネルであれば、一致箇所あるいは不一致箇所の押下、および押下された座標位置に応じて制御を行う。また、表示部301がタッチパネルでない場合、主制御部40は、操作パネル部30に構成した不図示のキー操作による一致箇所、不一致箇所の選択結果に応じて制御を行う。
主制御部40は、選択されたテキストを入力画像データのファイル名として付与して記憶部20に記憶する。このように制御することで、入力画像データのフォーマット部分を用いるか、そうでない独立箇所を用いるか容易に判断することが可能になる。これにより、画像データを保存する際に使用者の意図した文字列を使用したファイル名を付与した画像データを容易に生成することができる。
次に主制御部40の制御フローに関して説明する。図8は、本実施例における制御フローを示す図である。なお、本フローの各ステップにおける処理は、以下に示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプログラムをROM(不図示)からRAM(不図示)上に読み込んだ後に、CPU(不図示)によって該プログラムを実行することによって実施される。
ステップS101にて、画像入力部10は画像データを受け付ける。すると受け付けられた入力画像データは、光学的な読み取りを伴うものであればスキャンされた画像データとなり、通信網を介して入力されるものであれば受信データとして取得される。
次にステップS102にて、主制御部40は文字判定部401による文字判定処理を実施する。この文字判定部401による、文字判定処理は、画像入力部10により入力される画像データに対してレイアウト解析、データ切り出し、特徴抽出、照合、照合結果の記憶を行う。
そしてステップS103にて、主制御部40により使用者によって設定された動作モードが、入力画像データと記憶済の画像データとの照合を行わないモードであると判断された場合、ステップS110に進む。ステップS110では生成するファイルのファイル名を、日時を用いたものなど予め設定された所定のファイル名とする。そして、文字判定部401により得たテキストデータを用いて電子化ファイルを記憶する。
一方、ステップS103にて主制御部40により使用者によって設定された動作モードが、入力画像データと入力された記憶済の画像データとの照合を行うモードであると判定された場合、ステップS104に進む。ステップS104ではフォーマット照合部405によって入力画像データと記憶済の画像データとの照合を行う。続くステップS105にてこの照合処理により、入力画像データのフォーマットと一致する(相関が高い)と判定されたフォーマットを有する記憶済の画像データが検出されなかった場合にはステップS110に進む。ステップS110では生成するファイルのファイル名を、日時を用いたものなど予め設定された所定のファイル名とする。そして、文字判定部401により得たテキストデータを用いた電子化ファイルを記憶する。
一方、S105にて、入力画像データのフォーマットと一致する(相関が高い)と判定されたフォーマットを有する記憶済の画像データが検出された場合にはステップS106に進む。そして、ステップS106にて一致判定部402による一致判定処理を実施する。一致判定部402による一致判定処理が終了すると、ステップS107にすすむ。
そしてステップS107にて、主制御部40の表示制御部403は、入力画像データと検出された記憶済の画像データが有する文字列のうち一致箇所および不一致箇所を識別可能に表示するよう制御を行う。その後ステップS108にて、使用者により文字列が選択されるとステップS109に進む。そしてステップS109にて主制御部40はステップS108で選択された文字列を用いて入力画像データに対してファイル名を付与し、入力画像データを付与されたファイル名を有する電子化ファイルとして記憶する。
このように本実施例では、帳票のような同一フォーマット(形態)を有する入力画像データの電子化を行う場合、記憶済の画像データのうち入力画像データと同一フォーマットを有する画像データとの比較をする。これにより、入力画像データのうち、フォーマット部分である共通部分と、入力画像データの独自部分の識別が容易になる。
よって、入力画像データを電子化して記憶する際、入力画像データに対してファイル名を付与する時にどのような文字列を用いれば、入力画像データの内容とこの入力画像データを記憶する際に用いられるファイルの名称との相関が高くなるかわかりやすくなる。
このため、入力画像データを記憶する際にファイルに名称を付与する時の処理の煩わしさを軽減し、使用者の利便性を高めることが出来る。
よって、入力画像データの内容とこの入力画像データを記憶する際のフォルダまたはファイルの名称との相関性を高めることが容易になる。この結果、画像データの電子化作業の効率化、および電子化後の認識性を向上させることが可能となり、電子化された画像データの管理が容易になる。
なお、ここでは一様にファイル名として実施例を記載したが、電子化制御としてはこれに限るものではない。例えば電子化されたファイルを格納するフォルダ名として用いてもよいし、電子化されたファイルに対して付与するメタデータの一つとして付与してもよい。
[第2実施例]
第1実施例は、入力された画像データを保存する際、記憶済の画像データのうち入力画像データと相関が高いと判断された画像データを検出し、検出された記憶済の画像データと入力画像データとの一致箇所および不一致箇所を表示させた。
本実施例では、記憶済の画像データから入力画像データと相関が高い画像データを自動で検出するのではなく、使用者に選択させる。これにより照合処理にかかる時間の短縮や照合の誤判定を補正することが可能になる。以下、第1実施例と共通する図1〜4に関する説明は割愛し、本実施例特有の処理に関して説明を行う。
まず、画像入力部10から画像データを入力する。そして、この入力画像データに対して文字判定部401にてテキスト、特徴量の抽出を行った後、本特徴となるフォーマット照合部405の処理を行う。フォーマット照合部にて照合を行う際に、照合対象の記憶済の画像データを操作パネル部30に表示し、その中から選択されたものを一致判定に用いる。図9にその例を示す。図9は、過去に入力された記憶済の画像データを記憶部20に記憶する時に付けたファイル名と共にリストとして操作パネル部30に表示する。その中から今回入力された保存対象である入力画像データと同一のフォーマット構造を有する画像データの選択を使用者に促す。これにより、一致判定対象の画像データを絞り込むことができる。この様にして使用者に選択された記憶済の画像データと入力画像データとを対象として一致判定部402にて一致判定を行う。そして、この一致判定処理に続く表示およびファイル生成は第1実施例と共通であるため説明は割愛する。
次に主制御部40の制御フローに関して説明する。図10は、第2実施例における制御フローを示す図である。なお、本フローの各ステップにおける処理は、以下に示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプログラムをROM(不図示)からRAM(不図示)上に読み込んだ後に、CPU(不図示)によって該プログラムを実行することによって実施される。なお、このフローのステップの大半が第1実施例にて示したものと同一であるため、同一部分に関しては説明を割愛する。
ステップS201〜203の各処理は、それぞれ図8のステップS101〜103の各処理と同一である。
続くステップS204にて操作パネル部に、例えば図9で示すような過去入力された画像のリストを表示する。なお、図9の例ではリストとしてカラーモード、ファイル名や作成日時を表示しているがこれに限らずサムネイル画像等も合わせて表示させてもよい。
その後、ステップS205にてユーザから記憶済の画像データの選択がされなかった場合にはステップS210に進む。そして、ステップS210にて、入力画像データのファイル名を、日時を用いたものなど予め設定された所定のファイル名とする。そして、文字判定部401により得たテキストデータを用いた電子化ファイルを記憶する。一方、ステップS205にてユーザから記憶済の画像データから選択がなされた場合、この選択された画像データが複数ページから構成される画像データであればその中から適切なページをさらに選択することを使用者に促す表示を行う。このようにして、入力画像データと一致判定を行うページを明確にする。ステップS205にて、入力画像データと一致判定する画像データが選択されると、ステップS206の一致判定に進む。ステップS206での処理の内容は図9のステップS106での処理の内容と同じであるため説明は割愛する。また、この処理に続くステップS207〜209での処理の内容に関しては図9におけるステップS107〜109での処理の内容と同じであるため説明は割愛する。
このように入力画像データと一致判定対象となる記憶済の画像データを選択するための表示をする。これにより照合処理にかかる時間の短縮や照合の誤判定を補正することが可能になる。
また、第1実施例で記憶済の画像データのうち入力画像データと照合する記憶済の画像データを自動的に検出する場合、検出された記憶済の画像データの結果の修正も可能になる。
例えば第1実施例のフォーマット照合部で説明した様に特徴量照合と画像照合を行った結果に誤りがあるか否かを使用者に判断させる。そして、結果に誤りがあると判断された場合、前述した図9のようなリストを表示し、使用者に適切な一致判定処理対象である記憶済の画像データの設定を促すことで結果修正が可能になる。
[第3実施例]
第1および第2実施例は、過去に入力された記憶済の画像データと今回入力された入力画像データとの一致箇所および不一致箇所を識別可能に表示し、表示された文字列から入力画像データを保存するために用いる文字列を使用者により選択させた。
本実施例では記憶済の画像データのうちどの文字列が選択されファイル名とされたかを併せて記憶し、今回入力された画像データに対してファイル記憶時の名称を自動的に付与する。
この構成により使用者に選択する動作を行わせることなく、その入力に即したファイル名の付与を行う事が可能になる。なお第1および第2実施例と共通する図1〜4及び図7の説明は割愛し、本実施例特有の処理に関して説明を行う。
主制御部40の制御フローに関して図11を用いて説明する。なお、本フローの各ステップにおける処理は、以下に示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプログラムをROM(不図示)からRAM(不図示)上に読み込んだ後に、CPU(不図示)によって該プログラムを実行することによって実施される。
まずステップS301にて、画像入力部10は入力画像データを受け付ける。
次にステップS302にて、主制御部40は文字判定部401による文字判定処理を実施する。この文字判定部401による、文字判定処理は、画像入力部10により入力される画像データに対してレイアウト解析、データ切り出し、特徴抽出、照合、照合結果の記憶を行う。
ステップS303にてフォーマット照合部405によって記憶済の画像データとの照合を行い、記憶済の画像データと入力画像データとの照合を行う。
続くステップS304にてこの照合処理により、入力画像データのフォーマットと一致する(相関が高い)フォーマットを有する記憶済の画像データが検出されなかった場合にはステップS309に進。ステップS309では、生成するファイルのファイル名を、日時を用いたものなど予め設定された所定のファイル名とする。そして、文字判定部401により得たテキストデータを用いた電子化ファイルを記憶する。
一方、ステップS304にて入力画像データのフォーマットと一致する(相関が高い)フォーマットを有する記憶済の画像データが検出された場合にはステップS305に進む。そしてステップS305にて、一致判定部402による一致判定処理を実施する。一致判定部402による一致判定処理が終了するとステップS306に進む。そして、ステップS306にて、記憶部20より照合された記憶済の画像データにおいてどの部分が選択されたか、その結果どの様なファイル名が使われたかを示す文字列選択履歴を参照する。
続いてステップS307にて選択履歴の有無を確認し、この選択履歴の中に過去の選択履歴が無かった場合は、ステップS304と同様にS309にて生成するファイル名を所定のものとする。
一方、ステップS307にて選択履歴があった場合には、ステップS308に進む。そしてステップS308にて、ステップS306にて参照された履歴情報を用いてファイル名が付与された入力画像データを記憶部20に記憶する。
この履歴に、フォーマット照合対象の記憶済の画像データの中で特定座標にある文字列であり入力画像データと一致する文字列が選択され、その一致文字列を用いて入力画像データのファイル名が付与されたことを示す情報が残されていたとする。
この場合、この履歴が残る記憶済の画像データとフォーマット照合された入力画像データを保存する際には、この履歴に残された一致文字列を用いたファイル名が付与されて記憶される。
また、この履歴に、フォーマット照合対象の記憶済の画像データの中で特定座標にある文字列であり入力画像データと不一致である文字列が選択され、その不一致文字列を用いて入力画像データのファイル名が付与されたことを示す情報が残されていたとする。
この場合、この履歴が残る記憶済の画像データとフォーマット照合された入力画像データを保存する際には、この履歴に残された不一致文字列と同一位置にある文字列を用いたファイル名が付与されて記憶される。
このようにして自動的にファイル名が付与される。よって、使用者は特段意識することがないまま、過去に入力された記憶済の画像データと同じ要領で、入力画像データはファイル名が付与され保存される。このため、使用者はファイル名を指定する煩わしさが無くなる。
また、過去に入力された記憶済の画像データと照合し、相関の高い(同一フォーマットを有する)画像データが検出され、検出された画像データとの一致判定処理も行う事ができたが、選択履歴が無い場合も考えられる。その場合は、前の実施例に示した方法で一致および不一致箇所の表示を行い、入力画像データに対してファイル名を付与する。
またこのようにしてファイル名をつけられた入力画像データに対して、画像データのどの位置の文字列が選択されてどのようなファイル名になったかを記憶部20に記憶してもよい。これにより、次回以降に入力される画像データに対してファイル名を付与する際に履歴データとしてステップS306で参照可能になる。
[第4実施例]
本実施例では、同一フォーマットを有する複数ページの画像データを入力画像データとする場合の動作に関して説明する。なお第1〜3実施例と共通する図1〜5、及び図7の説明は割愛し、本実施例特有の処理に関して説明を行う。
図12のフローを用いて本実施例の詳細を説明する。なお、本フローの各ステップにおける処理は、以下に示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプログラムをROM(不図示)からRAM(不図示)上に読み込んだ後に、CPU(不図示)によって該プログラムを実行することによって実施される。
まずステップS401にて、画像入力部10は同一フォーマットで構成されている複数ページからなる画像データ受け付け、複数ページ分の画像データを入力画像データとする。次にステップS402にて、主制御部40は複数ページ分の画像データに対して文字判定部401による文字判定処理を実施する。この文字判定部401による、文字判定処理は、画像入力部10により入力される画像データの各ページに対してレイアウト解析、データ切り出し、特徴抽出、照合、照合結果の記憶を行う。
ステップS403にてフォーマット照合部405によって記憶済の画像データとの照合を行い、記憶済の画像データと入力画像データとの照合を行う。
続くステップS404にて、この照合処理により入力画像データとのフォーマットと一致する(相関が高い)フォーマットを有する記憶済の画像データが検出されなかった場合、ステップS412に進む。そしてステップS412にて、生成するファイルのファイル名を、日時を用いたものなど予め設定された所定のファイル名とする。そして、文字判定部401により得たテキストデータを用いた電子化ファイルを記憶する。
一方、ステップS404にて、入力画像データのフォーマットと一致するフォーマットを有する記憶済の画像データが検出された場合にはステップS405進む。そして、ステップS405にて一致判定部402による一致判定処理を実施する。
この時、入力画像データは同一フォーマットで構成されている複数ページからなるので、入力画像データ同士でも一致判定は可能である。
そのためこの一致判定部402による一致判定処理は記憶済画像データと入力画像データ群との間で行う。
この処理が終了すると、ステップS406にて、記憶部20より照合された記憶済画像データのどの部分が選択され、その結果どの様なファイル名が入力画像データの保存に使われたかの文字列選択履歴を参照する。続くS407にて過去の履歴から文字選択履歴の有無を確認し文字選択履歴がある場合にはステップS409に進む。そしてステップS409にて、参照された履歴において一致箇所が選択されていたか、不一致箇所が選択されていたかを確認する。一方、ステップS407にて履歴が無い場合にはステップS408進む。そしてステップS408にて一致箇所および不一致箇所の表示を行い、使用者に対して選択を促しステップS409に進む。
ステップS409にて一致箇所が選択された場合、ステップS409に進む。そして、ステップS409では、複数ページで構成される入力画像データにおいて一致する箇所が選択されたということなので、複数ページすべてを1つのファイルにまとめ、1つのファイルを生成する。そしてこのファイルに対して、選択された一致箇所の文字列を用いたファイル名を付与する。
一方、ステップS409にて不一致箇所が選択された場合、ステップS411に進む。そしてステップS411では、複数ページで構成される入力画像データにおいて異なる箇所が選択されたということなので、それぞれのページから得られるそれぞれの画像データを独立のファイルとすることで複数のファイルを生成する。これら複数のファイルそれぞれに対して、選択された不一致箇所の文字列を用いたファイル名を付与する。
例えば図5を例にとると、「御請求書」の箇所が選ばれた場合は、複数ページからなる入力画像データを、御請求書というファイル名で1ファイルにして保存する。一方、会社名に相当する「株式会社AAA」の箇所が選ばれた場合は、複数ページからなる入力画像データのそれぞれのページを別々のファイルとして保存し、このそれぞれファイルに対して会社名に相当する箇所がファイル名として付与される。
このような構成を取ることで、複数ページで構成される画像データが入力画像データとして入力された場合、入力画像データを保存する際に用いられるファイル名だけでなく、ファイルの分割/統合の動作も含めて使用者の入力動作を省略することが可能になる。
なお、今回は複数ページで構成される画像データのファイリングの分割/統合のファイル生成のモード切り替えとその命名ルールを履歴から参照し切り替える構成に関して説明した。
また、入力画像データを記憶する際のカラーモードや濃度調整の調整値、解像度等各種設定値も含めて履歴に残してもよい。これにより、履歴上に同一フォーマットが存在した場合に、履歴に残る設定値を用いて、過去に生成した画像データと同じ設定で入力画像データを生成する事が可能になる。
これにより、入力画像データを保存する際のファイル構成やファイル名の命名ルールだけでなく、入力画像データを保存する際の、画像データの濃度やカラー/モノクロモード等の画質に関わる部分も過去の記憶済画像データと統一感を持たせることが容易になる。
また、本実施例においても過去の履歴での選択結果を用いず、一致箇所及び不一致箇所を表示したうえで入力画像データに対してファイル名を付与する構成を追加してもよい。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (13)

  1. 入力された第1の画像データと相関が高いと判定される第2の画像データを、画像データを記憶する記憶部から検出する検出手段と、
    前記検出された第2の画像データに含まれる文字列と前記入力された第1の画像データに含まれる文字列とを比較し、前記第1の画像データと前記第2の画像データとで共通する位置にて一致と判定された文字列と一致と判定されなかった文字列とを異なる表示形態で表示部に表示する表示制御手段と、
    前記表示制御手段により表示された文字列から指定された文字列を用いて前記第1の画像データを前記記憶部に記憶するように制御する制御手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の画像データを電子化ファイルとして前記記憶部に記憶し、該ファイルに対して前記指定された文字列を用いたファイル名を付与することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の画像データを電子化ファイルとして前記記憶部に記憶し、該ファイルを格納するフォルダに対して前記指定された文字列を用いたフォルダ名を付与することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記検出手段は、前記第1の画像データのフォーマットと同一のフォーマットを有すると判断される第2の画像データを前記記憶部に記憶された画像データから検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記検出手段は、前記記憶部に記憶された画像データから選択された画像データを前記第2の画像データとすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の画像データが前記記憶部に記憶される際に指定された文字列に関する情報を含む履歴情報を前記記憶部に記憶しており、
    前記制御手段により前記第1の画像データを記憶する際、前記履歴情報を参照することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の画像データが、同一のフォーマットを有する複数のページで構成される画像データである場合、
    前記制御手段は、前記表示部に表示された文字列のうち、一致と判定された文字列が指定された場合は、複数のページで構成される前記第1の画像データを1つのファイルとして前記記憶部に記憶し、
    前記表示部に表示された文字列のうち、不一致と判定された文字列が指定された場合は、
    複数のページで構成される前記第1の画像データをページごとに別々のファイルとして前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の画像データを1つのファイルとして前記記憶部に記憶する場合、前記ファイルに対して前記指定された文字列を用いたファイル名を付与し、
    前記第1の画像データをページごとに別々のファイルとして前記記憶部に記憶する場合、前記第1の画像データのページごとに前記指定された文字列の位置に対応する位置にある文字列を用いたファイル名を付与することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとで共通する位置にて、予め指定されたサイズよりも大きい文字を含む文字列のうち、一致と判定された文字列と一致と判定されなかった文字列とを異なる表示形態で前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとで共通する位置にて、予め指定された文字数よりも短い文字数を含む文字列のうち、一致と判定された文字列と一致と判定されなかった文字列とを異なる表示形態で前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 前記表示制御手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとで共通する位置にて、予め指定された文字を含む文字列のうち、一致と判定された文字列と一致と判定されなかった文字列とを異なる表示形態で前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 入力された第1の画像データと相関が高いと判定される第2の画像データを、画像データを記憶する記憶部から検出する検出ステップと、
    前記検出された第2の画像データに含まれる文字列と前記入力された第1の画像データに含まれる文字列とを比較し、前記第1の画像データと前記第2の画像データとで共通する位置にて一致と判定された文字列と一致と判定されなかった文字列とを異なる表示形態で表示部に表示する表示制御ステップと、
    前記表示制御ステップにて表示された文字列から指定された文字列を用いて前記第1の画像データを前記記憶部に記憶するように制御する制御ステップと、
    を有する画像処理方法。
  13. コンピュータに、請求項12に記載の画像処理方法を実行させるためのプログラム。
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