JP7093710B2 - 放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルター - Google Patents

放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルター Download PDF

Info

Publication number
JP7093710B2
JP7093710B2 JP2018188370A JP2018188370A JP7093710B2 JP 7093710 B2 JP7093710 B2 JP 7093710B2 JP 2018188370 A JP2018188370 A JP 2018188370A JP 2018188370 A JP2018188370 A JP 2018188370A JP 7093710 B2 JP7093710 B2 JP 7093710B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
air filter
container
container body
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018188370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020056718A (ja
Inventor
武 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2018188370A priority Critical patent/JP7093710B2/ja
Publication of JP2020056718A publication Critical patent/JP2020056718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7093710B2 publication Critical patent/JP7093710B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルターに関する。
原子力発電所の使用済み燃料は、保管や運搬を行う際に、放射性物質の飛散を抑えるため、キャスク等の気密性を兼ねた遮蔽容器に収容される。また、原子力発電所等の原子力施設を解体する際に生じる、放射性物質に接した機器の廃棄物等も、保管や運搬を行う際に、放射性物質の飛散を防ぐ収容容器に収容される。
このように、収容容器に収容した遮蔽容器や廃棄物等を、後で取り出す可能性がある場合、収納容器は、開閉可能な構成とする必要がある。
例えば、特許文献1には、容器と、容器の頂部開口を覆う蓋と、容器と蓋との間に設けられたOリングと、を備える構成が開示されている。このような構成では、容器と蓋との間にOリングを設けることで、容器と蓋との隙間から放射性物質が漏出することを防いでいる。
特許第2507589号公報
しかしながら、上記したような構成では、容器を倒したり落下させたりした場合に、容器と蓋との間に僅かな隙間が生じると、Oリングによるシール性が損なわれてしまう可能性がある。例えば、容器と蓋とをボルトで締結した場合、ボルトが弾性変形領域内で軸方向に延びると、容器と蓋との間に瞬間的に隙間が生じる可能性がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、放射性物質の封止性を高めることができる放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルターを提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明の第一態様によれば、放射性物質収容容器は、放射性物質を収容するとともに開口部を有する容器本体と、前記容器本体の前記開口部を覆う蓋部と、前記蓋部を前記容器本体に固定する締結部と、前記開口部の縁部に沿って延びるとともに、前記蓋部と前記容器本体との境界部に設けられたエアフィルターと、を備える。
上記第一態様では、蓋部と容器本体との境界部に、容器本体の開口部の縁部に沿って延びるエアフィルターを設けることによって、蓋部と容器本体と間に隙間が生じても、放射性物質はエアフィルターで捕捉される。これにより、放射性物質収容容器を落下させたり倒したりしたとき等にも、放射性物質が放射性物質収容容器の外部に漏出することを抑える。また、蓋部と容器本体との間に隙間が生じた場合、気体はエアフィルターを通過する。そのため、蓋部及び容器本体とエアフィルターとの間の隙間から放射性物質が漏出することを抑えることができる。その結果、放射性物質収容容器における放射性物質の封止性を高めることができる。
この発明の第二態様によれば、第一態様に係る前記エアフィルターは、予め定められた粒径以上の物質の通過を阻止し、気体のみを通過させるようにしてもよい。
このように構成することで、蓋部と容器本体と間に隙間が生じた場合、予め定められた粒径以上の放射性物質をエアフィルターで捕捉することができる。
この発明の第三態様によれば、第一又は第二態様に係る前記エアフィルターは、フィルター本体と、前記フィルター本体の外周部に設けられた枠体と、を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、フィルター本体の外周部に設けられた枠体を、蓋部及び容器本体に当接させて、エアフィルターを蓋部と容器本体との境界部に設けることができる。
この発明の第四態様によれば、第一から第三態様の何れか一つの態様に係る放射性物質収容容器は、前記容器本体及び前記蓋部との間で、前記エアフィルターを、前記開口部の縁部、及び前記蓋部の少なくとも一方に向かって付勢する付勢部材を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、付勢部材によって、エアフィルターが容器本体の開口部の縁部や蓋部に押し付けられる。これにより、容器本体及び蓋部との密着度を高めることができる。
この発明の第五態様によれば、第四態様に係る前記付勢部材は、線状又は板状のバネ材からなるようにしてもよい。
このように構成することで、付勢部材とエアフィルターとの接触面積を少なくし、付勢部材によってエアフィルターへの気体の通過が妨げられることを抑えることができる。
この発明の第六態様によれば、第一から第五態様の何れか一つの態様に係る前記蓋部は、前記容器本体の開口部に設けられ、前記開口部を覆う第一蓋体と、前記第一蓋体に対して間隔をあけて設けられ、前記開口部を覆う第二蓋体と、を備える。前記エアフィルターは、前記第一蓋体と前記第二蓋体との間に配置されている。
このように構成することで、第一蓋体と容器本体との隙間を通過した放射性物質をエアフィルターで捕捉することができる。したがって、第一蓋体と第二蓋体とを備えて二重構造とされた放射性物質収容容器の封止性を、さらに高めることができる。
この発明の第七態様によれば、第六態様に係る前記エアフィルターは、前記第一蓋体の外径よりも大きな外径寸法を有し、その外周部が前記第二蓋体と前記容器本体との間に挟み込まれているようにしてもよい。
このように構成することで、外周部が第二蓋体と容器本体との間に挟み込まれたエアフィルターによって、第一蓋体と容器本体との隙間を通過した放射性物質をより効果的に捕捉することができる。
この発明の第八態様によれば、第一から第七態様の何れか一つの態様に係る放射性物質収容容器は、前記エアフィルターとは異なる位置で前記容器本体と前記蓋部との間に挟み込まれたシール材を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、放射性物質収容容器を落下させたり倒したりしたとき等に、シール材の部分で容器本体と蓋部との間に隙間が生じても、エアフィルターによって放射性物質の漏出を抑えることができる。
この発明の第九態様によれば、放射性物質収容容器用フィルターは、放射性物質を収容する容器本体の開口部と前記開口部を塞ぐ蓋部との境界部に設けられ、前記開口部の縁部に沿って延びる環状で、予め定められた粒径以上の物質の通過を阻止し、気体のみを通過させるフィルター本体と、前記フィルター本体の外周部に設けられた枠体と、を備える。
このような放射性物質収容容器用フィルターを、放射性物質を収容する容器本体と蓋部との境界部に設けることで、放射性物質収容容器における放射性物質の封止性を高めることができる。
上記放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルターによれば、放射性物質の封止性を高めることができる。
この発明の第一実施形態における放射性物質収容容器の全体構成を示す断面図である。 上記放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。 この発明の第二実施形態における放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。 上記放射性物質収容容器に設けられたエアフィルターを示す図であり、図3のA-A矢視断面図である。 上記放射性物質収容容器に設けられたエアフィルターを示す図であり、図3のB-B矢視断面図である。 上記放射性物質収容容器の容器本体と蓋部との間に隙間が形成された状態を示す断面図である。 この発明の第二実施形態の変形例における放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。 上記放射性物質収容容器に設けられたエアフィルターの一部を示す平面図である。 この発明の第三実施形態における放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。 この発明の変形例における放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。 この発明の他の変形例における放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。
以下、この発明の一実施形態における放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルターを図面に基づき説明する。
(第一実施形態)
図1は、ここの発明の一実施形態における放射性物質収容容器の全体構成を示す断面図である。図2は、上記放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。
図1に示すように、この実施形態の放射性物質収容容器1Aは、容器本体10と、蓋部20Aと、エアフィルター40Aと、を主に備える。
容器本体10は、放射性物質を収容する。容器本体10は、有底筒状で、底板部11と、底板部11の外周部から上方に立ち上がる筒状の周壁部12と、を一体に有している。容器本体10は、周壁部12の上端部に、上方に向かって開口する開口部13を有している。図2に示すように、周壁部12の上端部には、開口部13の内側に、拡径段部14が形成されている。拡径段部14は、周壁部12の内周面12fから径方向外側に拡径している。拡径段部14は、内周面12fの上端から径方向外側に延びる段差面14aを有する。段差面14aには、周方向に間隔をあけて複数の雌ネジ孔14hが形成されている。
容器本体10は、段差面14aの外周部から上方に延びる上部周壁部15を有する。上部周壁部15の上端部には、フィルター保持段部16が形成されている。フィルター保持段部16は、上部周壁部15の内周面から径方向外側に拡径するように窪んで形成されている。フィルター保持段部16は、周壁部12の延びる方向(以下、単に軸線O方向と称する)に直交する方向(言い換えれば、周壁部12の径方向)に向かって広がるフィルター保持面16aを有する。
容器本体10は、その上端面10tに、周方向に間隔をあけて複数の雌ネジ孔10hを有している。
蓋部20Aは、容器本体10の開口部13を外側(換言すれば、上方)から覆う(塞ぐ)。蓋部20Aは、第一蓋体21と、第二蓋体22と、を備える。
第一蓋体21は、容器本体10の開口部13を覆うように設けられている。第一蓋体21は、板状で、その下面側に、周方向に連続する係合段部23を有する。係合段部23は、第一蓋体21の外周面から径方向内側に窪むように形成されている。これにより、第一蓋体21は、係合段部23よりも下方の第一蓋体下部21bの外径に対し、係合段部23よりも上方の第一蓋体上部21cの外径が大きい。言い換えれば、第一蓋体21は、第一蓋体下部21bに対し、第一蓋体上部21cの外周部が径方向外側に張り出している。また、係合段部23は、段差面14aに突き当たる突き当たり面23aを有する。第一蓋体21は、第一蓋体下部21bよりも径方向外側に張り出した部分に、周方向に間隔をあけて複数のボルト挿通孔21hを備えている。
第一蓋体21の突き当たり面23aは、拡径段部14の段差面14aに当接している。第一蓋体21の第一蓋体下部21bは、周壁部12の径方向内側に挿入されている。第一蓋体下部21bは、周壁部12の内周面に径方向で対向している。同様に、第一蓋体21の第一蓋体上部21cは、上部周壁部15の径方向内側に挿入されている。第一蓋体上部21cは、上部周壁部15に径方向で対向している。
第一蓋体21は、締結部材30としての複数本の第一蓋体締結ボルト(締結部)31により容器本体10に固定されている。これら複数本の第一蓋体締結ボルト31は、第一蓋体21のボルト挿通孔21hを通して容器本体10の雌ネジ孔14hにネジ作用により締結されている。
また、第一蓋体21の突き当たり面23aと容器本体10の段差面14aとの間には、第一シール材61が挟み込まれている。第一シール材61は、ゴム系材料等の弾性材料からなるOリングであり、突き当たり面23a及び段差面14aに沿って周方向に連続している。
このようにして、第一蓋体21は、容器本体10の開口部13を気密に閉じている。
第二蓋体22は、第一蓋体21と同様に、容器本体10の開口部13を外側(換言すれば、上方)から覆うように設けられている。第二蓋体22は、第一蓋体21に対して容器本体10の軸線O方向の上方に間隔をあけて設けられている。第二蓋体22は、板状で、その下面側に、周方向に連続する係合段部24を有する。係合段部24は、第二蓋体22の外周面から径方向内側に窪むように形成されている。これにより、第二蓋体22は、係合段部24よりも下方の第二蓋体下部22bの外径に対し、係合段部24よりも上方の第二蓋体上部22cの外径が大きい。言い換えれば、第二蓋体下部22bに対し、第二蓋体上部22cの外周部が径方向外側に張り出している。また、係合段部24は、容器本体10の上端面10tに突き当たる突き当たり面24aを有する。第二蓋体22は、第二蓋体下部22bよりも径方向外側に張り出した部分に、周方向に間隔をあけて複数のボルト挿通孔22hを備えている。
第二蓋体22の突き当たり面24aは、容器本体10の上端面10tに当接している。第二蓋体22の第二蓋体下部22bは、上部周壁部15の内側に挿入されている。第二蓋体下部22bは、上部周壁部15に径方向で対向している。第二蓋体22の第二蓋体上部22cは、容器本体10の上端面10t上で、上部周壁部15から径方向外側に延びている。
第二蓋体22は、締結部材30としての複数本の第二蓋体締結ボルト(締結部)32により容器本体10に固定されている。これら複数本の第二蓋体締結ボルト32は、第二蓋体22のボルト挿通孔22hを通して容器本体10の雌ネジ孔10hにネジ作用により締結されている。
第二蓋体22の突き当たり面24aと容器本体10の上端面10tとの間には、第二シール材(シール材)62が挟み込まれている。第二シール材62は、ゴム系材料等の弾性材料からなる環状のOリングであり、突き当たり面24a及び上端面10tに沿って周方向に連続している。
このようにして、第二蓋体22は、容器本体10の開口部13を気密に閉じている。
エアフィルター40Aは、蓋部20Aの第二蓋体22と容器本体10との境界部K1に設けられている。エアフィルター40Aは、第一蓋体21と第二蓋体22との間に配置されている。エアフィルター40Aは、フィルター本体41と、枠体42と、を備えている。
フィルター本体41は、予め定められた粒径以上の物質の通過を阻止し、気体のみを通過させる。フィルター本体41は、例えば、メッシュ状、多孔質状の材料により形成することができる。フィルター本体41を形成する材料としては、例えば、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルター等高性能フィルターに利用されるガラス繊維、あるいは、一般フィルターに利用される合成繊維の繊布等を例示できる。
枠体42は、フィルター本体41の外周部に設けられている。枠体42は、樹脂系材料、金属系材料等からなる。枠体42は、例えば、籠状等に形成されて、フィルター本体41を所定の形状に保持する。
エアフィルター40Aは、開口部13の内周縁(縁部)13eに沿って、開口部13の周方向に延び、平面視で(言い換えれば、軸線O方向から見て)環状をなしている。エアフィルター40Aは、筒状部40bと、内側フランジ部40cと、を一体に有している。筒状部40bは、容器本体10の軸線O方向に延びる筒状をなしている。内側フランジ部40cは、筒状部40bの上端部から径方向内側に張り出すように形成されている。これら筒状部40b及び内側フランジ部40cにより、エアフィルター40Aは、図2の断面視で逆L字状をなしている。
エアフィルター40Aの筒状部40bは、フィルター保持段部16に嵌め込まれている。筒状部40bの下端は、フィルター保持段部16のフィルター保持面16aによって下方から支持されている。エアフィルター40Aの筒状部40b及び内側フランジ部40cの上面は、第二蓋体22の下面に下方から突き当たっている。
このようにして、エアフィルター40Aは、容器本体10と第二蓋体22との境界部K1に設けられている。ここで、境界部K1とは、放射性物質収容容器1Aの内側において、容器本体10と第二蓋体22とが互いに突き当たる部分を指す。エアフィルター40Aの筒状部40bは、容器本体10と第二蓋体22との境界部K1から容器本体10の軸線O方向に沿って下方に延びている。エアフィルター40Aの内側フランジ部40cは、容器本体10と第二蓋体22との境界部K1から径方向内側に延びている。つまり、エアフィルター40Aは、容器本体10と第二蓋体22との境界部K1を跨がるように設けられている。
図1に示すように、放射性物質収容容器1Aは、容器本体10内に、放射性物質、又は放射性物質に接した廃棄物等の収容物100を収容する。
このような放射性物質収容容器1Aは、誤って倒したり落下させたりしてしまったときに、その衝撃によって、第一蓋体締結ボルト31、第二蓋体締結ボルト32の弾性変形領域内で延びてしまう可能性がある。このとき、蓋部20A(第一蓋体21、第二蓋体22)と容器本体10との間に隙間が瞬間的に生じてしまう場合がある。このような場合、エアフィルター40Aが蓋部20Aと容器本体10との境界部K1に設けられているので、蓋部20Aと容器本体10と間に隙間が生じても、放射性物質はエアフィルター40Aで捕捉される。また、容器本体10内の気体はエアフィルター40Aのフィルター本体41を通過する。これにより、容器本体10内の気体が、エアフィルター40Aの周方向外側に回り込んで、エアフィルター40Aと蓋部20A及び容器本体10との間を通過することを抑えることができる。
したがって、上述した第一実施形態の放射性物質収容容器1Aによれば、蓋部20Aと容器本体10との境界部K1に、容器本体10の開口部13の周方向に延びるエアフィルター40Aを設けることによって、放射性物質収容容器1Aの外部への放射性物質の漏出を抑えることができる。その結果、放射性物質収容容器1Aにおける放射性物質の封止性を高めることができる。
また、エアフィルター40Aは、予め定められた粒径以上の物質の通過を阻止し、気体のみを通過させる。このように構成することで、蓋部20Aと容器本体10と間に隙間が生じた場合、予め定められた粒径以上の放射性物質はエアフィルター40Aで捕捉され、気体のみが通過する。したがって、放射性物質収容容器1Aは、予め定められた粒径以上の放射性物質の外部への漏出を抑えることができる。
さらに、エアフィルター40Aは、フィルター本体41と、フィルター本体41の外周部に設けられた枠体42と、を備えている。これにより、フィルター本体41の外周部に設けられた枠体42を、蓋部20A及び容器本体10に当接させて、エアフィルター40Aを蓋部20Aと容器本体10との境界部K1に設けることができる。
また、エアフィルター40Aは、第一蓋体21と第二蓋体22との間に配置されている。このように構成することで、第一蓋体21と容器本体10との隙間を通過した放射性物質をエアフィルター40Aで捕捉することができる。これにより、第一蓋体21と第二蓋体22とを備えて二重構造とされた放射性物質収容容器1Aの封止性を、さらに高めることができる。
さらに、放射性物質収容容器1Aは、エアフィルター40Aとは異なる位置で容器本体10と蓋部20Aとの間に挟み込まれた第二シール材62を備えている。このように構成することで、放射性物質収容容器1Aを落下させたり倒したりしたとき等に、第二シール材62の部分で容器本体10と蓋部20Aとの間に隙間が生じても、エアフィルター40Aによって放射性物質の漏出を抑えることができる。
また、上述した第一実施形態のエアフィルター40Aを、放射性物質を収容する容器本体10と蓋部20Aとの境界部K1に設けることで、放射性物質収容容器1Aにおける放射性物質の封止性を高めることができる。
(第二実施形態)
次に、この発明に係る放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルターの第二実施形態について説明する。以下に説明する第二実施形態においては、第一実施形態とエアフィルターの構成のみが異なるので、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図3は、この発明の第二実施形態における放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。図4は、上記放射性物質収容容器に設けられたエアフィルターを示す図であり、図3のA-A矢視断面図である。図5は、上記放射性物質収容容器に設けられたエアフィルターを示す図であり、図3のB-B矢視断面図である。図6は、上記放射性物質収容容器の容器本体と蓋部との間に隙間が形成された状態を示す断面図である。
図3に示すように、この実施形態の放射性物質収容容器1Bは、容器本体10と、蓋部20Bと、エアフィルター40Bと、を主に備える。
蓋部20Bは、容器本体10の開口部13を覆う(塞ぐ)。蓋部20Bは、第一蓋体21と、第二蓋体22Bと、を備える。
第二蓋体22Bは、容器本体10の開口部13を覆うように設けられている。第二蓋体22Bは、第一蓋体21に対して容器本体10の軸線O方向の上方に間隔をあけて設けられている。第二蓋体22Bは、板状で、下面側に、周方向に連続する係合段部24を有する。
第二蓋体22Bの第二蓋体下部22bには、フィルター収容溝25が形成されている。フィルター収容溝25は、第二蓋体下部22bの外周面から径方向内側に窪むように形成されている。フィルター収容溝25は、容器本体10の周方向に連続して形成されている。
第二蓋体22Bの突き当たり面24aは、容器本体10の上端面10tに当接している。第二蓋体22Bの第二蓋体下部22bは、上部周壁部15の内側に挿入されている。第二蓋体下部22bは、上部周壁部15に径方向で対向している。第二蓋体22Bの第一蓋体上部21cは、容器本体10の上端面10t上で、上部周壁部15から径方向外側に延びている。
第二蓋体22Bは、締結部材30としての複数本の第二蓋体締結ボルト32により容器本体10に固定されている。
エアフィルター40Bは、蓋部20Bの第二蓋体22Bと容器本体10との境界部K2に設けられている。エアフィルター40Bは、第一蓋体21と第二蓋体22Bとの間に配置されている。図3~図5に示すように、エアフィルター40Bは、フィルター本体41と、枠体42と、を備える。ここで、境界部K2とは、放射性物質収容容器1Bの内側において、容器本体10と第二蓋体22Bとが互いに突き当たる部分を指す。
エアフィルター40Bは、第一実施形態のエアフィルター40Aと同様に、平面視で環状をなしている。エアフィルター40Bは、筒状部40dと、内側フランジ部40eと、を一体に有している。筒状部40dは、容器本体10の軸線O方向に延びる筒状をなしている。内側フランジ部40eは、筒状部40dの上端部から径方向内側に張り出すように形成されている。これら筒状部40d及び内側フランジ部40eにより、エアフィルター40Bは、図3の断面視で逆L字状をなしている。
エアフィルター40Bの筒状部40dは、フィルター保持段部16に嵌め込まれている。エアフィルター40Bの筒状部40dの上部及び内側フランジ部40eは、フィルター収容溝25に収容されている。
エアフィルター40Bを、付勢部材45A、45Bを備える。図3、図4に示すように、付勢部材45Aは、エアフィルター40Bの内側フランジ部40eの径方向内側に設けられている。付勢部材45Aは、線状又は板状のバネ材46Aからなり、例えば波状に湾曲形成されている。付勢部材45Aは、図4中に矢印Pで示すように、エアフィルター40Bの内側フランジ部40eを、径方向外側、すなわち容器本体10と第二蓋体22Bとの境界部K2側に押圧する。図3、図5に示すように、付勢部材45Bは、エアフィルター40Bの筒状部40dの軸線O方向下側に設けられている。付勢部材45Bは、線状又は板状のバネ材46Bからなり、例えば波状に湾曲形成されている。付勢部材45Bは、図5中に矢印Qで示すように、エアフィルター40Bの筒状部40dを、容器本体10の軸線O方向に沿って第二蓋体22B側、すなわち容器本体10と第二蓋体22Bとの境界部K2側に押圧する。
このようにして、エアフィルター40Bは、容器本体10と第二蓋体22Bとの境界部K2に設けられている。エアフィルター40Bの筒状部40dは、容器本体10と第二蓋体22Bとの境界部K2から容器本体10の軸線O方向下方に延びている。エアフィルター40Bの内側フランジ部40eは、容器本体10と第二蓋体22Bとの境界部K2から径方向内側に延びている。つまり、エアフィルター40Bは、第一実施形態のエアフィルター40Aと同様に、容器本体10と第二蓋体22Bとの境界部K2を跨がるように設けられている。
図6に示すように、放射性物質収容容器1Bを、誤って倒したり落下させたりしてしまったときに、第一蓋体締結ボルト31、第二蓋体締結ボルト32が、図6中に示す矢印Xのように弾性変形領域内で延び、蓋部20B(第一蓋体21、第二蓋体22B)と容器本体10との間に隙間Sが生じてしまう可能性がある。このような場合、エアフィルター40Bが蓋部20Bと容器本体10との境界部K2に設けられているので、蓋部20Bと容器本体10と間に隙間Sが生じても、放射性物質はエアフィルター40Bで捕捉される。また、蓋部20Bと容器本体10と間に隙間Sが生じた場合、容器本体10内の気体はエアフィルター40Bのフィルター本体41を通過する。すなわち、容器本体10内の気体が、エアフィルター40Bの外側に回り込んで、エアフィルター40Bと蓋部20B及び容器本体10と間を通過することが抑えられる。
さらに、エアフィルター40Bは、付勢部材45A、45Bによって、容器本体10や蓋部20Bに押し付けられている。これにより、容器本体10及び蓋部20Bとの密着度が高められている。
したがって、上述した第二実施形態の放射性物質収容容器1Bによれば、蓋部20Bと容器本体10との境界部K2に、容器本体10の開口部13の周方向に延びるエアフィルター40Bを設けることによって、放射性物質収容容器1Bの外部への放射性物質の漏出を抑えることができる。その結果、放射性物質収容容器1Bにおける放射性物質の封止性を高めることができる。
さらに、付勢部材45A、45Bによって、エアフィルター40Bが、開口部13の径方向外側の容器本体10や、容器本体10の軸線O方向上方の蓋部20Bに押し付けられる。これにより、容器本体10及び蓋部20Bとの密着度を高めることができる。
また、付勢部材45A、45Bは、線状又は板状のバネ材46A、46Bからなる。これにより、付勢部材45A、45Bとエアフィルター40Bとの接触面積を少なくし、エアフィルター40Bへの気体の通過が、付勢部材45A、45Bによって妨げられるのを抑えることができる。
(第二実施形態の変形例)
上記第二実施形態において、エアフィルター40Bに波状の付勢部材45A、45Bを備えるようにしたが、これに限らない。
図7は、この発明の第二実施形態の変形例における放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。図8は、上記放射性物質収容容器に設けられたエアフィルターの一部を示す平面図である。
図7、図8に示すように、放射性物質収容容器1Bは、エアフィルター40Bに、付勢部材45C、45Dを備える。付勢部材45Cは、エアフィルター40Bの内側フランジ部40eの径方向内側に設けられている。付勢部材45Dは、エアフィルター40Bの筒状部40dの軸線O方向下側に設けられている。付勢部材45C、45Dは、板状のバネ材46C、46Dからなり、例えば断面視略J字状に湾曲形成されている。付勢部材45Cは、エアフィルター40Bの内側フランジ部40eに基端部が接合されている。付勢部材45Cは、エアフィルター40Bから離間する径方向内側(境界部K2から離間する側)に斜めに延び、その先端部が径方向外側に向かってJ字状に折り返されている。このような付勢部材45Cは、図8中に矢印Yで示すように、エアフィルター40Bの内側フランジ部40eを径方向外側、すなわち容器本体10と第二蓋体22Bとの境界部K2側に押圧する。付勢部材45Dは、エアフィルター40Bの筒状部40dに基端部が接合されている。付勢部材45Dは、エアフィルター40Bから離間する軸線O方向下側(境界部K2から離間する側)に斜めに延び、その先端部がJ字状に折り返されている。このような付勢部材45Dは、エアフィルター40Bの筒状部40dを、容器本体10の軸線O方向で第二蓋体22B側、すなわち容器本体10と第二蓋体22Bとの境界部K2側に押圧する。
(第三実施形態)
次に、この発明に係る放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルターの第三実施形態について説明する。以下に説明する第三実施形態においては、第一、第二実施形態とエアフィルターの構成のみが異なるので、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図9は、この発明の第三実施形態における放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。
図9に示すように、この実施形態の放射性物質収容容器1Cは、容器本体10Cと、蓋部20Cと、エアフィルター40Cと、を主に備える。
容器本体10Cの上部周壁部15の上端部には、フィルター保持段部16Cが形成されている。フィルター保持段部16Cは、上部周壁部15の内周面から径方向外側に拡径するように窪んで形成されている。フィルター保持段部16Cは、容器本体10Cの軸線O方向に直交するフィルター保持面16dを有する。
蓋部20Cは、第一蓋体21と、第二蓋体22Cと、を備える。
第二蓋体22Cは、下面側に、周方向に連続する段部27を有する。段部27は、第二蓋体22Cの外周面から径方向内側に窪むように形成されている。これにより、段部27よりも下方の第二蓋体下部22fの外径に対し、段部27よりも上方の第二蓋体上部22gの外径が大きい。言い換えると、第二蓋体下部22fに対し、第二蓋体上部22gの外周部が径方向外側に張り出している。また、段部27は、容器本体10Cの上端面10tに突き当たる突き当たり面27aを有する。
第二蓋体22Cの第二蓋体下部22fは、フィルター収容溝28を備えている。フィルター収容溝28は、第二蓋体下部22fの外周面から径方向内側に窪むように形成されている。フィルター収容溝28は、容器本体10Cの周方向に連続して形成されている。
第二蓋体22Cの突き当たり面27aは、容器本体10Cの上端面10tに当接している。第二蓋体22Cの第二蓋体下部22fは、上部周壁部15の内側に挿入されている。第二蓋体下部22fは、上部周壁部15に径方向で対向している。第二蓋体22Cの第二蓋体上部22gは、容器本体10Cの上端面10t上で径方向外側に延びている。
エアフィルター40Cは、蓋部20Cの第二蓋体22Cと容器本体10Cとの境界部K3に設けられている。エアフィルター40Cは、第一蓋体21と第二蓋体22Cとの間に配置されている。エアフィルター40Cは、フィルター本体41と、枠体42と、を備える。ここで、境界部K3とは、放射性物質収容容器1Cの内側において、容器本体10Cと第二蓋体22Cとが互いに突き当たる部分を指す。
エアフィルター40Cは、平面視で環状をなしている。エアフィルター40Cは、フィルター収容溝28に収容されている。エアフィルター40Cは、第一蓋体21の外径よりも大きな外径寸法を有している。エアフィルター40Cの外周部は、第二蓋体22Cと容器本体10との間に挟み込まれている。エアフィルター40Cの外周部は、フィルター保持段部16Cのフィルター保持面16dによって下方から支持されている。
このようにして、エアフィルター40Cは、容器本体10Cと第二蓋体22Cとの境界部K3に設けられている。
したがって、上述した第三実施形態の放射性物質収容容器1Cによれば、蓋部20Cと容器本体10Cとの境界部K3に、容器本体10Cの開口部13の周方向に延びるエアフィルター40Cを設けることによって、放射性物質収容容器1Cの外部への放射性物質の漏出を抑えることができる。その結果、放射性物質収容容器1Cにおける放射性物質の封止性を高めることができる。
さらに、エアフィルター40Cは、第一蓋体21の外径よりも大きな外径寸法を有し、その外周部が第二蓋体22Cと容器本体10との間に挟み込まれている。そのため、第一蓋体21と容器本体10との隙間を通過した放射性物質を、外周部が第二蓋体22Cと容器本体10との間に挟み込まれたエアフィルター40Cによって、より効果的に捕捉することができる。
(その他の変形例)
この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
実施形態では、蓋部が第一蓋体と第二蓋体とを備える場合について説明した。しかし、蓋部は第一蓋体と第二蓋体との二つの蓋体を備えるものに限られない。例えば、蓋部は、蓋体を一つだけ備えるようにしてもよい。蓋体を一つだけ備える場合、蓋体と容器本体との接触部、即ち容器本体の内部気体が通過しうる隙間を塞ぐようにエアフィルターを設置することで、上記実施形態と同様の効果を持たせることができる。
図10は、この発明の変形例における放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。
この図10に示すように、放射性物質収容容器1Dのエアフィルター40Dは、容器本体10Dの上端面(縁部)10tに形成された容器側溝10mと、蓋部20Dの第二蓋体22Dの下面に形成された蓋側溝22mとに嵌め込まれている。このようなエアフィルター40Dは、蓋部20Dの第二蓋体22Dと容器本体10Dとの境界部K4に設けられている。境界部K4は、放射性物質収容容器1Dの内側において、容器本体10Dと第二蓋体22Dとが互いに突き当たる部分を指す。
図11は、この発明の他の変形例における放射性物質収容容器の要部の構成を示す拡大断面図である。
この図11に示すように、放射性物質収容容器1Eのエアフィルター40Eは、蓋部20Eの第二蓋体22Eの外周面と、容器本体10Eの上部周壁部15との間に設けられているようにしてもよい。このようなエアフィルター40Dは、第二蓋体22Eと容器本体10Eとの境界部K5に設けられている。
1A~1E 放射性物質収容容器
10、10C、10D、10E 容器本体
10h 雌ネジ孔
10m 容器側溝
10t 上端面(縁部)
11 底板部
12 周壁部
12f 内周面
13 開口部
13e 内周縁(縁部)
14 拡径段部
14a 段差面
14h 雌ネジ孔
15 上部周壁部
16、16C フィルター保持段部
16a、16d フィルター保持面
20A~20E 蓋部
21 第一蓋体
21b 第一蓋体下部
21c 第一蓋体上部
21h ボルト挿通孔
22、22B、22C、22D、22E 第二蓋体
22b、22f 第二蓋体下部
22c、22g 第二蓋体上部
22h ボルト挿通孔
22m 蓋側溝
23 係合段部
23a 突き当たり面
24 係合段部
24a 突き当たり面
25 フィルター収容溝
27 段部
27a 突き当たり面
28 フィルター収容溝
30 締結部材
31 第一蓋体締結ボルト(締結部)
32 第二蓋体締結ボルト(締結部)
40A~40E エアフィルター
40b、40d 筒状部
40c、40e 内側フランジ部
41 フィルター本体
42 枠体
45A~45D 付勢部材
46A~46D バネ材
61 第一シール材
62 第二シール材(シール材)
100 収容物
K1~K5 境界部
S 隙間

Claims (9)

  1. 放射性物質を収容するとともに開口部を有する容器本体と、
    前記容器本体の前記開口部を覆う蓋部と、
    前記蓋部を前記容器本体に固定する締結部と、
    前記開口部の縁部に沿って延びるとともに、前記蓋部と前記容器本体との境界部に設けられたエアフィルターと、
    を備える放射性物質収容容器。
  2. 前記エアフィルターは、予め定められた粒径以上の物質の通過を阻止し、気体のみを通過させる
    請求項1に記載の放射性物質収容容器。
  3. 前記エアフィルターは、フィルター本体と、前記フィルター本体の外周部に設けられた枠体と、を備える
    請求項1又は2に記載の放射性物質収容容器。
  4. 前記容器本体及び前記蓋部との間で、前記エアフィルターを、前記開口部の縁部、及び前記蓋部の少なくとも一方に向かって付勢する付勢部材を備える
    請求項1から3の何れか一項に記載の放射性物質収容容器。
  5. 前記付勢部材は、線状又は板状のバネ材からなる
    請求項4に記載の放射性物質収容容器。
  6. 前記蓋部は、
    前記容器本体の開口部に設けられ、前記開口部を覆う第一蓋体と、
    前記第一蓋体に対して間隔をあけて設けられ、前記開口部を覆う第二蓋体と、を備え、
    前記エアフィルターは、前記第一蓋体と前記第二蓋体との間に配置されている
    請求項1から5の何れか一項に記載の放射性物質収容容器。
  7. 前記エアフィルターは、前記第一蓋体の外径よりも大きな外径寸法を有し、
    前記エアフィルターの外周部は、前記第二蓋体と前記容器本体との間に挟み込まれている
    請求項6に記載の放射性物質収容容器。
  8. 前記エアフィルターとは異なる位置で前記容器本体と前記蓋部との間に挟み込まれたシール材を備える
    請求項1から7の何れか一項に記載の放射性物質収容容器。
  9. 放射性物質を収容する容器本体の開口部と前記開口部を塞ぐ蓋部との境界部に設けられ、
    前記開口部の縁部に沿って延びる環状で、予め定められた粒径以上の物質の通過を阻止し、気体のみを通過させるフィルター本体と、
    前記フィルター本体の外周部に設けられた枠体と、
    を備える放射性物質収容容器用フィルター。
JP2018188370A 2018-10-03 2018-10-03 放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルター Active JP7093710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188370A JP7093710B2 (ja) 2018-10-03 2018-10-03 放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188370A JP7093710B2 (ja) 2018-10-03 2018-10-03 放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020056718A JP2020056718A (ja) 2020-04-09
JP7093710B2 true JP7093710B2 (ja) 2022-06-30

Family

ID=70107066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018188370A Active JP7093710B2 (ja) 2018-10-03 2018-10-03 放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7093710B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002341091A (ja) 2001-05-14 2002-11-27 Mitsubishi Materials Corp 放射性廃棄物の圧縮減容廃棄体、圧縮減容処理方法、および圧縮減容用金属缶
JP2007084086A (ja) 2005-09-21 2007-04-05 Japan Atomic Energy Agency 密封保管容器、これを用いた要密封物品の封入方法および取出し方法
US20100133269A1 (en) 2005-06-24 2010-06-03 Salvatore Moricca Method and apparatus for isolating material from its processing environment
JP2016060501A (ja) 2014-09-16 2016-04-25 六菱ゴム株式会社 移送気密保持容器装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712291Y2 (ja) * 1986-06-30 1995-03-22 エヌオーケー株式会社 通気弁
US5727707A (en) * 1996-09-25 1998-03-17 Nuclear Filter Technology, Inc. Hepa filtered storage canisters

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002341091A (ja) 2001-05-14 2002-11-27 Mitsubishi Materials Corp 放射性廃棄物の圧縮減容廃棄体、圧縮減容処理方法、および圧縮減容用金属缶
US20100133269A1 (en) 2005-06-24 2010-06-03 Salvatore Moricca Method and apparatus for isolating material from its processing environment
JP2007084086A (ja) 2005-09-21 2007-04-05 Japan Atomic Energy Agency 密封保管容器、これを用いた要密封物品の封入方法および取出し方法
JP2016060501A (ja) 2014-09-16 2016-04-25 六菱ゴム株式会社 移送気密保持容器装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020056718A (ja) 2020-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4811809B2 (ja) 爆発危険性物質のための気密輸送容器
US5783067A (en) Elongated filter system, filter element therefor and methods of making same
US5423984A (en) Fluid filter
JP7093710B2 (ja) 放射性物質収容容器、放射性物質収容容器用フィルター
RU2017132140A (ru) Металлическая банка, не имеющая кольца для крышки
SK278608B6 (en) Plastic cover for barrels created by blowing from plastic material
KR20060113087A (ko) 의료용 감염성 폐기물 수거용기
JPS6213547B2 (ja)
TWI528892B (zh) Plant culture box
JP2010506805A (ja) 缶密封構造物
JP2007051908A (ja) 放射線遮蔽容器
KR200488578Y1 (ko) 하수관 커버
KR20190142222A (ko) 방사성 폐기물 유지용 용기
JP5165010B2 (ja) コンテインメント装置のポート構成部材及びコンテインメント装置
JP6532552B2 (ja) 塵芥貯留装置
RU2005138349A (ru) Контейнер для расщепляющегося материала и способ его изготовления
KR200388751Y1 (ko) 감염성 폐기물 전용용기
CN215665246U (zh) 桶盖、翻盖及垃圾桶
KR101785280B1 (ko) 맨홀 구조물
CN104180315B (zh) 防爆灯具结构
RU2782867C2 (ru) Контейнер для размещения радиоактивных отходов и блок контейнера
JP6423266B2 (ja) 不正開封防止機能付き箱型容器
JP7128689B2 (ja) 粒状物収納容器用キャップ
WO2017018170A1 (ja) 塵芥貯留装置
KR20230150987A (ko) 유체 제품 용기 밀봉장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7093710

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150