JP7092713B2 - 魚釣り用ルアー - Google Patents

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本発明は、魚釣りで用いられる魚釣り用ルアーに関する。
従来から、魚釣りで用いられるルアーは、魚の餌に似せた形状に形成されており、また、釣り人は、ルアーを操作して例えば餌に似せて動かすことにより魚を誘っている。小魚に似せた一般的なルアーは、水中で腹部が下方、背部が上方となるような姿勢を取るべく形成され、この姿勢のまま泳動するようにルアーの前端側下方(腹部の前方側)に水流抵抗体(通称:リップ)が設けられるとともに、釣糸が接続される釣糸接続環(アイ部とも称する)、釣り針、必要に応じて錘等を有している。このように構成されるルアーは、釣糸接続環に釣糸が接続され、ポイントに投げ込まれてリールにより釣糸がそのまま巻かれることにより、また、必要に応じてアクションが与えられることにより、所定の動きを行なうようになっている。
また、淡水ではミミズ、海水ではイソメなど、細長く蛇行状に動く小魚以外の餌も、魚が非常に好むアクションを伴うことから、このような餌を模したルアーも様々な形態のものが知られている。その代表的なものがワームとして知られるルアーであるが、ポリ塩化ビニルなどの軟質素材により形成されていることから、環境上の問題等により使用が規制される場合もある。
そのため、環境に支障が少ない硬質素材等によってミミズを模すように形成したルアーも従来から知られている。例えば、特許文献1は、弾力性を有する金属線であるワイヤにビーズが直線状に並べて通されて成るルアーを開示している。このルアーを使用する釣り人は、自分の手の指等にルアーを巻き付けるなどしてルアーに螺旋状の形態を与えることができ、その螺旋状態のままポイントにルアーを投げ込んでリールを巻くことにより特異な回転を成すルアーアクションを得ることができる。
また、これ以外に、小刻みに震えながら泳動するように或いは滑らかに水中を並進するように硬質材料により棒状又は板状に形成されるルアーも知られている。
実用新案登録第3127979号
しかしながら、特許文献1に開示されるルアーは、魚が掛かる(魚が掛かり損じてバレるときも同様)たびに螺旋状の形態が直線状態へと伸びきって形状変形してしまうため、その都度ルアーを巻き直して螺旋状の形態に整えなければならない。したがって、ルアー投入の手返しが悪くなり、釣果にも影響する。
一方、前述した棒状又は板状に形成されるルアーは、そのような形状変形に伴う不都合がないが、動きが単純であることから、魚へのアピール性に欠ける。
本発明は、前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、細長く蛇行状に動く餌を模す魚釣り用ルアーであって、硬質素材であっても実際の餌のような蛇行状の動きをリアルに再現できるとともに、変形した形態を整える作業が不要な魚釣り用ルアーを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の魚釣り用ルアーは、第1の発明概念として、複数の分割体が連結部を介して互いに回動可能に長手方向に沿って連結されて成るルアー本体を有し、複数の前記分割体のうち前記ルアー本体の長手方向端部に位置される頭部分割体にはその先端に錘が設けられ、釣糸が接続される釣糸接続部が前記錘から前記ルアー本体の長手方向と交差する方向で所定の長さにわたって延在し、前記ルアー本体の泳動中に水から抵抗を受けるための水流抵抗体が前記頭部分割体から前記釣糸接続部の延在する側に向けて延びている、或いは、前記水流抵抗体が前記頭部分割体から前記釣糸接続部に対して所定の角度を成して延在することを特徴とする。
また、本発明の魚釣り用ルアーは、第2の発明概念として、複数の分割体が連結部を介して互いに回動可能に長手方向に沿って連結されて成るルアー本体を有し、複数の前記分割体のうち前記ルアー本体の長手方向端部に位置される頭部分割体にはその先端に錘が設けられ、釣糸が接続される釣糸接続部が前記錘から前記ルアー本体の長手方向と交差する方向で所定の長さにわたって延在し、前記ルアー本体の泳動中に水から抵抗を受けるための水流抵抗体が前記頭部分割体から前記釣糸接続部に対して角度を成して延在することを特徴とする。
また、本発明の魚釣り用ルアーは、第3の発明概念として、複数の分割体が連結部を介して互いに回動可能に長手方向に沿って連結されて成るルアー本体を有し、複数の前記分割体のうち前記ルアー本体の長手方向の一端部に位置される頭部分割体には、その先端に錘が設けられるとともに、釣糸が接続される釣糸接続部と、前記ルアー本体の泳動中に水から抵抗を受けるための水流抵抗体とが設けられ、前記釣糸接続部に接続される釣糸を介して牽引力を受ける際に前記頭部分割体が水中で浮くように前記釣糸接続部が前記錘から延在するとともに前記水流抵抗体が前記頭部分割体から延在することを特徴とする。
第1及び第2の発明概念によれば、錘が頭部分割体の先端(ルアー本体の前端)に設けられてルアー全体の重心がルアー本体の先端付近に位置されるとともに、錘に釣糸接続部が設けられることにより、釣糸によって錘を直接に牽引できる、言い換えると、ルアー全体の重心そのものを直接に移動させるようなルアー泳動を実現できる。これに加え、釣糸接続部がルアー本体の長手方向と交差する方向で錘から所定の長さにわたって延びることにより、ルアー本体の長手中心軸の延長線上付近でルアーを釣糸により牽引するのではなくルアー本体の長手中心軸から偏心した位置でルアーを釣糸により牽引することとなるため、牽引力が作用する釣糸を中心に水流抵抗体が左右で回転しようとする力を下向きの重力を受けて移動される錘が相殺するような力の作用関係が生起され、したがって、頭部分割体(ルアー本体)をその長手中心軸周りで完全に一回転させてしまうことなく(ルアー本体の長手中心軸の延長線上付近でルアーを釣糸により牽引すると、頭部分割体が水流抵抗体の存在にも起因してその長手中心軸周りで完全に一回転してしまう)頭部分割体をその長手中心軸周りで安定して左右に揺動動作(ローリング動作)させることができる。しかも、このローリング動作に伴って錘が左右に振られることにより、また、釣糸接続部が延在する側に向けて水流抵抗体も同様に延びる及び/又は水流抵抗体が釣糸接続部に対して所定の角度を成して延在するという構成も相俟って、ローリング動作が促進される(より大きなローリング動作が得られる)と同時に、ルアー本体の長手中心軸と直交する軸の周りで頭部分割体が揺動するヨーイング動作も実現できるようになる。そして、このようなローリング動作とヨーイング動作とが連動してその複合した挙動が頭部分割体からそれ以外の他の分割体にも連結部を介して伝わることにより、ルアー本体全体として、細長く蛇行状に進むミミズのような滑らかで柔らかい蛇行状の動きをリアルに再現することができるようになる。なお、水流抵抗体が釣糸接続部に対して角度を成して延在する場合、水流抵抗体は、釣糸接続部が延在する側に向けて延びていなくても構わない。
また、このような動きの原理は、分割体を形成する素材により大きく影響されないため、分割体を樹脂等の硬質素材により形成することができ、ワームのように釣り環境等に支障を来たし得るポリ塩化ビニルを使用しないで済む。また、前述した特許文献1のように魚が掛かることによる全体形状の変形も伴わないため、変形のたびに形態を整える作業も不要となる。したがって、ルアー投入の手返しの悪化を招くこともない。
以上のようなローリング動作とヨーイング動作とが組み合わされる複合的なルアー挙動の実現には、水流抵抗体が頭部分割体から釣糸接続部の延在する側に向けて延びること、及び/又は、水流抵抗体が頭部分割体から釣糸接続部に対して角度を成して延在することが深く関与し得るが、これに加えて或いは代えて、釣糸接続部に接続される釣糸を介して牽引力を受ける際に頭部分割体が水中で浮くように釣糸接続部が錘から延在するとともに水流抵抗体が頭部分割体から延在すること(第3の発明概念)も大きく寄与し得る。この場合、頭部分割体からの水流抵抗体の延在形態及び延在方向は任意に設定できる。
また、上記構成では、1本の線材に対して分割体のそれぞれが互いに所定の間隔を隔てて固着され、前記間隔をもたらす分割体同士の隙間内で延びる線材部位が連結部を形成してもよい。これによれば、線材がもたらす滑らかな動きに起因して、よりミミズに近い滑らかで柔らかい蛇行挙動を得ることができるとともに、より大きなヨーイング動作及びローリング動作も実現できる。また、それぞれの分割体が互いに所定の間隔を隔てて固着されているため、絡み難いという効果も奏することができる。
また、上記構成では、複数の分割体のうちで頭部分割体が最も長いことが好ましい。これによれば、頭部分割体のより大きなヨーイング動作及びローリング動作を生起して(振れ幅が大きい)それを他の分割体に対して大きく確実に伝えることが可能となり、より大きなルアーアクションを実現できる。
また、上記構成において、連結部の回動角は、頭部分割体とは反対側のルアー本体の長手方向端部に位置される尾部分割体が頭部分割体と接触しないように設定されていることが好ましい。これによれば、釣針が尾部分割体に設けられているような場合に、尾部分割体と頭部分割体とが接触して釣針が頭部分割体に絡んでしまう事態を回避できる。
また、上記構成では、水流抵抗体が釣糸接続部及び錘の近傍に位置して頭部分割体の端部から延びていることが好ましい。これによれば、水流抵抗体と釣糸接続部及び錘とがもたらす前述した作用が互いに直接に影響し合って、前述した優れた蛇行挙動を効果的に実現できるようになる。
本発明によれば、細長く蛇行状に動く餌を模す魚釣り用ルアーであって、硬質素材であっても実際の餌のような蛇行状の動きをリアルに再現できるとともに、変形した形態を整える作業が不要な魚釣り用ルアーを提供できる。
(a)本発明の一実施形態に係る魚釣り用ルアーの平面図、(b)は(a)の魚釣り用ルアーの側面図、(c)は(a)の魚釣り用ルアーの正面図(図1の(a)のA方向矢視図)である。 図1の(b)のB-B線に沿う断面図である。 図1の魚釣り用ルアー(頭部分割体)のローリング動作を説明するための正面図である。 図1の魚釣り用ルアーの蛇行挙動を示す模式図である。 図1の魚釣り用ルアーが回避すべき折れ曲がり態様を示す図である。 連結部の変形例を示す概略側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る魚釣り用ルアーの実施形態について説明する。
図1及び図2には、本発明の一実施形態に係る魚釣り用ルアー1が示されている。図示のように、本実施形態に係る魚釣り用ルアー1は、複数の分割体、特に本実施形態では4つの分割体12A,12B,12C,12Dが連結部15を介して互いに回動可能に長手方向Lに沿って連結されて成るルアー本体10を有する。ここで、分割体の数は4つに限定されず、任意の数の分割体を連結することができる。また、本実施形態では、複数の分割体12A,12B,12C,12Dのうちルアー本体10の長手方向Lの一端部に位置される頭部分割体12Aが最も長くなっている。なお、本明細書中では、必要に応じて、ルアー本体10の長手方向Lの一端部を頭部、他端部を尾部と称する場合がある。
各分割体12A,12B,12C,12Dは、木材、ABS樹脂、及び、硬質ウレタンなどの硬質素材によって中実の棒状態として形成されており、特に本実施形態では、1本の線材20に対して分割体12A,12B,12C,12Dのそれぞれが互いに所定の間隔sを隔てて固着され、間隔sをもたらす分割体同士の隙間内で延びる線材部位20aが連結部15を形成している。具体的には、線材20として例えば耐熱性の高強度の撚糸を使用することができ、例えば、各分割体12A,12B,12C,12Dに対応する個別の金型を用い、線材20を全ての金型間にわたって延在するように配置した状態で樹脂を各金型内に流し込むことにより、分割体同士が所定の間隔sを隔てて線材20により連結されてなる屈曲自在なルアー本体10が一体に成形されてもよい。勿論、線材20は、前述した撚糸に限定されず、任意の素材から形成できる。
なお、分割体12A,12B,12C,12D同士を連結する連結部15は、このように線材20(20a)によって形成される必要はない。例えば、図6に示されるように、連結部15を形成する接続金具56,58を介して分割体同士が接続されても構わない。図6では、一例として2つの分割体12A,12B同士の連結が示されており、一方の分割体12Aの端部に固着された接続金具56と他方の分割体12Bの端部に固着された接続金具58とが互いに接続されている。
また、本実施形態において、頭部分割体12Aには、その先端に球状の錘30が設けられている。特に、本実施形態において、錘30は、ルアー本体10の長手中心軸O上に位置して、その軸心から延在する接続部52が頭部分割体12Aに埋め込まれており(例えば前述した金型成形時に頭部分割体12Aと一体化される)、接続部52には線材20の一端が固定される。なお、錘30を形成する材料としては、例えば、鉛、真鍮、ステンレス、鉄、タングステン等を挙げることができる。
また、頭部分割体12Aとは反対側のルアー本体10の長手方向Lの端部に位置される尾部分割体12Dには、その端部(ルアー本体の長手方向Lの他端)に、釣針(図1及び図2には図示せず)が係脱自在に係止される釣針係止部54が設けられる。この釣針係止部54は、その接続部54aが尾部分割体12Dに埋め込まれており(例えば前述した金型成形時に尾部分割体12Dと一体化される)、接続部54aには線材20の他端が固定される。なお、釣針係止部54は、他の分割体の部位に設けられてもよく、また、その数も1つに限らない。
また、本実施形態では、釣糸70(図2参照)が接続される例えば金属製の釣糸接続部(接続環)40が、錘30からルアー本体10の長手方向Lと交差する方向で所定の長さにわたって延在している。特に本実施形態において、釣糸接続部40は、錘30と別体を成して錘30に固着され(例えば埋め込まれ)或いは錘30と一体成形されており、ルアー本体10の長手中心軸Oに対して略垂直に延びている。
また、本実施形態では、ルアー本体10の泳動中に水から抵抗を受けるための水流抵抗体60が頭部分割体12Aから釣糸接続部40の延在する側に向けて延びている。特に本実施形態では、水流抵抗体60が釣糸接続部40の近傍(釣糸接続部40及び錘30よりも尾部側)に位置して頭部分割体12Aの端部から延びている。この場合、水流抵抗体60は、釣糸接続部40に対して角度θを成して延在しており、これにより、ルアーを水中に沈み難くすることができる。つまり、本実施形態の魚釣り用ルアー1は、釣糸接続部40に接続される釣糸70を介して牽引力を受ける際に頭部分割体12Aが水中で浮くよう釣糸接続部40が錘30から延在するとともに水流抵抗体60が頭部分割体12Aから延在している。
なお、本実施形態では、水流抵抗体60が平面状を成して釣糸接続部40を含む平面に対して所定の角度で延在しているが、例えば水流抵抗体60が曲面状を成して釣糸接続部40を含む平面に対して角度を成して延在していても構わない。また、水流抵抗体60が釣糸接続部40に対して角度を成して延在している場合には、水流抵抗体60は、釣糸接続部40の延在する側に向けて延びていなくても構わない。また、水流抵抗体60は、本実施形態では、頭部分割体12Aから離れるにつれて広がるように延在する略扇形状を成しているが、そのような形状に限定されず、用途や求められる条件等に応じて任意の形状に設定できる。また、水流抵抗体60を形成する材料としては、例えば、ABS樹脂やステンレス、チタン等の金属を挙げることができる。
また、このような構成の魚釣り用ルアー1において、分割体12A,12B,12C,12D同士を連結する連結部15の回動角(分割体12A,12B,12C,12Dの互いに対する回動角度)は、尾部分割体12Dが頭部分割体12Aと接触しないように設定されている。具体的には、図5に示されるように、それぞれの連結部15が例えば最大角度で回動することによりその累積によって各分割体12A,12B,12C,12Dが連結部15で折れ曲がって1つの輪を形成することで尾部分割体12Aと頭部分割体12Dとが互いに接触するような事態を回避できるように、各連結部15の回動角度が設定されている。このような回動角の設定によれば、本実施形態のように釣針90が尾部分割体12Dに設けられるような場合に、尾部分割体12Dと頭部分割体12Aとが接触して釣針90が頭部分割体12A側に絡んでしまう事態を回避できる。
以上説明したように、本実施形態の魚釣り用ルアー1によれば、錘30が頭部分割体12Aの先端(ルアー本体1の頭部前端)に設けられてルアー1全体の重心がルアー本体10の先端付近に位置されるとともに、錘30に釣糸接続部40が設けられることにより、釣糸によって錘30を直接に牽引できる、言い換えると、ルアー1全体の重心そのものを直接に移動させるようなルアー泳動を実現できることに加え、釣糸接続部40がルアー本体10の長手方向Lと交差する方向で錘30から所定の長さにわたって延びることにより、ルアー本体10の長手中心軸Oの延長線上付近でルアー1を釣糸により牽引するのではなくルアー本体10の長手中心軸Oから偏心した位置でルアー1を釣糸により牽引することとなるため、頭部分割体12A(ルアー本体10)をその長手中心軸O周りで完全に一回転させてしまうことなく(ルアー本体10の長手中心軸Oの延長線上付近でルアー1を釣糸により牽引すると、頭部分割体12Aが水流抵抗体60の存在にも起因してその長手中心軸O周りで完全に一回転してしまう)水流抵抗体60の存在も相まって頭部分割体12Aをその長手中心軸O周りで安定して左右に揺動動作(図1の(c)及び図3に矢印Xで示されるローリング動作)させることができる。しかも、釣糸接続部40が延在する側に向けて水流抵抗体60も同様に延びることにより、ローリング動作を促進させることができる(より大きなローリング動作が得られる)とともに、このローリング動作に伴って水流抵抗体60が左右のそれぞれの側で水流抵抗を大きく受けることとなり、ルアー本体10の長手中心軸Oと直交する軸の周りで頭部分割体12Aが揺動するヨーイング動作(図1の(b)に矢印Yで示される揺動動作)も実現できるようになる。そして、このようなローリング動作とヨーイング動作とが連動してその複合した挙動が頭部分割体12Aからそれ以外の他の分割体12B,12C,12Dにも連結部15を介して伝わることにより、ルアー本体10全体として、図4に示される細長く蛇行状に進むミミズのような滑らかで柔らかい蛇行状の動き(図4に矢印で示される)をリアルに再現することができるようになる。
また、このような動きの原理は、分割体12A,12B,12C,12Dを形成する素材により大きく影響されないため、本実施形態のように分割体12A,12B,12C,12Dを樹脂等の硬質素材により形成することができ、ワームのように釣り環境等に支障を来たし得るポリ塩化ビニルを使用しないで済む。また、前述した特許文献1のように魚が掛かることによる全体形状の変形も伴わないため、変形のたびに形態を整える作業も不要となる。したがって、ルアー投入の手返しの悪化を招くこともない。
また、本実施形態では、1本の線材20に対して分割体12A,12B,12C,12Dのそれぞれが所定の間隔sを隔てて固着され、間隔sをもたらす分割体12A,12B,12C,12D同士の隙間内で延びる線材部位20aが連結部15を形成するようになっているため、線材20がもたらす滑らかな動きに起因して、より大きなヨーイング動作及びローリング動作も実現できるとともに、よりミミズに近い滑らかで柔らかい蛇行挙動を得ることができる。
また、本実施形態では、複数の分割体12A,12B,12C,12Dのうちで頭部分割体12Aが最も長くなっている。そのため、頭部分割体12Aのより大きなヨーイング動作及びローリング動作を生起してそれを他の分割体12B,12C,12Dに対して大きく確実に伝えることが可能となり、より大きなルアーアクションを実現できる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは言うまでもない。例えば、前述した実施形態では、分割体が中実の棒状を成しているが、分割体の形状はこれに限定れない。また、分割体及び連結部の数、分割体の長さ、水流抵抗体の大きさや形状、連結方法も前述の実施形態に限定されず任意に設定できる。また、釣糸接続部がルアー本体の長手方向と交差する方向は、前述した実施形態ではルアー本体の長手中心軸に対して略垂直であったが、ルアー本体の長手中心軸に対して角度を成していてもよい。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、前述した実施の形態の一部または全部を組み合わせてもよく、あるいは、前述した実施の形態のうちの1つから構成の一部が省かれてもよい。
1 魚釣り用ルアー
10 ルアー本体
12A,12B,12C,12D 分割体
15 連結部
20 線材
30 錘
40 釣糸接続部
60 水流抵抗体
O 長手中心軸

Claims (5)

  1. 複数の分割体が連結部を介して互いに回動可能に長手方向に沿って連結されて成るルアー本体を有し、複数の前記分割体のうち前記ルアー本体の長手方向端部に位置される頭部分割体にはその先端に錘が設けられ、釣糸が接続される釣糸接続部が前記錘から前記ルアー本体の長手方向と交差する方向で所定の長さにわたって延在し、前記ルアー本体の泳動中に水から抵抗を受けるための水流抵抗体が前記頭部分割体から前記釣糸接続部の延在する側に向けて延びていることを特徴とする魚釣り用ルアー。
  2. 複数の分割体が連結部を介して互いに回動可能に長手方向に沿って連結されて成るルアー本体を有し、複数の前記分割体のうち前記ルアー本体の長手方向端部に位置される頭部分割体にはその先端に錘が設けられ、釣糸が接続される釣糸接続部が前記錘から前記ルアー本体の長手方向と交差する方向で所定の長さにわたって延在し、前記ルアー本体の泳動中に水から抵抗を受けるための水流抵抗体が前記頭部分割体から前記釣糸接続部に対して角度を成して延在することを特徴とする魚釣り用ルアー。
  3. 複数の分割体が連結部を介して互いに回動可能に長手方向に沿って連結されて成るルアー本体を有し、複数の前記分割体のうち前記ルアー本体の長手方向の一端部に位置される頭部分割体には、その先端に錘が設けられるとともに、釣糸が接続される釣糸接続部と、前記ルアー本体の泳動中に水から抵抗を受けるための水流抵抗体とが設けられ、前記釣糸接続部に接続される釣糸を介して牽引力を受ける際に前記頭部分割体が水中で浮くように前記釣糸接続部が前記錘から延在するとともに前記水流抵抗体が前記頭部分割体から延在することを特徴とする魚釣り用ルアー。
  4. 1本の線材に対して前記分割体のそれぞれが互いに所定の間隔を隔てて固着され、前記間隔をもたらす前記分割体同士の隙間内で延びる線材部位が前記連結部を形成することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の魚釣り用ルアー。
  5. 複数の前記分割体のうちで前記頭部分割体が最も長いことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の魚釣り用ルアー。
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