JP7092629B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

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本発明は、レーザ加工装置に関する。
ロボットを移動させながらロボットのアーム先端部に取り付けたスキャナからレーザ光を照射してレーザ加工を行うレーザ加工装置が提案されている(例えば、特許文献1-3参照)。
特開2012-139711号公報 特開2018-097810号公報 特開2007-98416号公報
上記のようなレーザ加工装置では、一般に、ロボットプログラム及びスキャナの走査プログラムは、生産現場とは離れた場所にあるプログラム作成装置上で作成されロボット制御装置やヘッド制御装置にロードされる。ところで、このようにロボット等にロードされた動作プログラムを生産現場で実際に動かしてみると、ワークの設置位置に誤差があったり、レーザ光がワークやジグに干渉する等の要因のために、レーザ光を所望の加工位置に照射できない事態が生じることがある。このような場合、加工位置をずらす必要が生じるが、そのためにはユーザは一旦、プログラム作成装置上で動作プログラムを再作成して現場に戻り動作確認をするという手順を繰り返す必要があった。加工位置を簡便なやり方で調整することのできる、レーザ加工装置が望まれている。
本開示の一態様は、レーザ光を走査式に照射して対象物を加工する加工ヘッドと、前記加工ヘッドを搭載したロボットと、ロボットプログラムに従って前記ロボットの動作を制御するロボット制御装置と、前記ロボットの位置及び姿勢に関する情報を用いて、走査プログラムに従って前記加工ヘッドの走査動作を制御するヘッド制御装置と、前記ロボット制御装置で得られる前記ロボットの現在の位置及び姿勢と、指定されたオフセット量とに基づき、前記情報を変更するオフセット部と、を具備するレーザ加工装置である。
上記構成によれば、生産現場で簡単に加工位置を調整することができる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれらの目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明確になるであろう。
一実施形態にかかるレーザ加工装置の全体構成を表す図である。 レーザ加工ヘッド内におけるガルバノスキャナの構成を示す図である。 ロボット制御装置の機能を表すブロック図である。 ロボット位置にオフセット量を加えた場合のスキャナの動作を説明するための図である。 溶接位置を全体的にオフセットさせる場合の、ロボットプログラムの例である。 図5のプログラムの例におけるレーザ加工装置の動作を表す図である。 図5のプログラムの例におけるオフセット量の時間推移をそれぞれ表す図である。 各溶接位置に個別にオフセット量を指定する場合の、ロボットプログラムの例である。 図8のプログラムの例におけるレーザ加工装置の動作を表す図である。 図8の加工プログラムの例におけるオフセット量の時間推移をそれぞれ表す図である。 ヘッド制御装置にオフセット部を設けた場合の構成例を表す図である。
次に、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面において、同様の構成部分または機能部分には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。また、図面に示される形態は本発明を実施するための一つの例であり、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1は、一実施形態にかかるレーザ加工装置10の全体構成を表す図である。レーザ加工装置10は、レーザ発振器5からのレーザ光を光ファイバケーブル6によって加工ヘッド3まで導き、ロボット1を用いて加工ヘッド3を移動させながらレーザ光を照射してレーザ加工を行う、いわゆるリモートレーザシステムとして構成されている。レーザ加工装置10は、溶接、切断その他の各種レーザ加工を行うことができるが、以下では、一例としてレーザ加工装置10が溶接を行うものとして説明する。図1に示すように、レーザ加工装置10は、ロボット1と、ロボット1のアーム先端部に取り付けられたレーザ加工ヘッド3と、レーザ光源であるレーザ発振器5と、ロボット1の動作を制御するロボット制御装置20と、レーザ加工ヘッド3内のガルバノスキャナの動作を制御するヘッド制御装置30と、入力装置40とを備える。
ロボット1は例えば垂直多関節ロボットであるが、他のタイプのロボットが用いられても良い。レーザ加工ヘッド3は、ガルバノスキャナを有し、レーザ光を対象物上で走査させる。なお、レーザ光を走査せるスキャナとしては、ガルバノスキャナ以外のタイプのスキャナを用いても良い。入力装置40は、ロボット制御装置20に教示入力や、後述するオフセット量の入力を行うために用いられる。入力装置40は、例えば教示操作盤であるが、他のタイプの情報処理装置であっても良い。
図2は、レーザ加工ヘッド3内におけるガルバノスキャナの構成を示している。図2に示すように、ガルバノスキャナは、2つのモータ101、102とそれらの駆動軸に取り付けられた2つのミラー111、112を有する。レーザ光は2つのミラー111、112で照射方向を変えカバーグラス115を介してワークWに向けて照射される。なお、レーザ加工ヘッド3は、光ファイバ6からのレーザ光を集光させる集光光学系及び集光光学系を駆動するモータ(不図示)も有している。この構成により、レーザ光を2次元方向(XY方向)に走査させることができ、またレーザ光の集光位置(Z方向位置)を移動することができる。
ロボット制御装置20は、ロボットの移動指令(ロボット経路)を記載したロボットプログラム71に従いロボット1の各軸の動作指令を生成し、ロボット1の各軸を駆動制御する。これにより、ロボット制御装置20は、ロボット1の位置制御の対象部位(例えば、TCP(ツール・センター・ポイント))をロボットプログラム71に従った経路上に沿って移動させる。なお、ロボット制御装置20は、CPU、ROM、RAM、記憶装置、操作部等を有する一般的なコンピュータとしての構成を有していても良い。ロボット1の各軸には、モータとエンコーダとが設けられている。モータは、例えばサーボモータであり、ロボット制御装置20から指令された動作量だけ回転する。エンコーダは、各軸の回転位置を出力しロボット制御装置20に提供する。これにより、ロボット制御装置20は、ロボット1の位置及び姿勢をリアルタイムで取得することができる。
ヘッド制御装置30は、走査プログラム81に従ってガルバノスキャナの各モータを駆動制御すると共にレーザ出力を制御する。ヘッド制御装置30は、CPU、ROM、RAM、記憶装置、操作部等を有する一般的なコンピュータとしての構成を有していても良い。走査プログラム81は、加工経路(すなわち、レーザ光の照射位置)と、レーザ光の出力条件(パワー等)とを含んでいる。
レーザ加工装置10は、ロボット1を止めることなく移動させながらレーザ加工ヘッド3からレーザを照射して所望の形状の溶接を行うことができる。このとき、ロボット制御装置20は、ロボット1に対する移動指令から生成されるロボット1の現在の位置(以下、ロボト位置とも記す)及び姿勢(以下、ロボット姿勢とも記す)をヘッド制御装置に30に提供する。ヘッド制御装置30は、走査プログラム81に従ってガルバノスキャナの各モータを駆動しつつ、ロボット制御装置20から提供されたロボット1の現在のロボット位置及びロボット姿勢を用いてレーザ光を溶接位置に向けるための照射方向を算出し、各モータを高速に駆動してレーザ光の照射方向を当該算出した方向に向けて照射する。なお、一般にガルバノスキャナの各ミラーはロボットの移動速度よりも十分に高速に駆動することができる。したがって、上記のような溶接動作を実行することにより、正しい溶接位置に適切に溶接を行うことが可能である。
たとえば、図1に示すように、ワークW上の3つの溶接位置WP1-WP3に所望の形状(図1では円形)の溶接を行うことを想定する。この場合、ロボット1の経路を、レーザ加工ヘッド3を移動させながら3つの溶接位置WP1-WP3をレーザ加工ヘッド3の走査範囲内で溶接可能となるような経路として決定する。決定されたロボット1の経路に基づきロボットプログラム71を作成する。次に、ロボット1が決定された経路を移動するときに、それぞれの溶接位置WP1、WP2、WP3で所望の溶接パターン(図2では円形の溶接パターン)が形成されるように、ガルバノスキャナの各駆動モータの移動指令を生成しこれを走査プログラム81とする。
ロボットプログラム71と走査プログラム81を同時に起動し溶接動作を開始する。ロボット制御装置20は、ロボットプログラム71に従い、ロボット1の移動を開始させる。ヘッド制御装置30は、ガルバノスキャナの各駆動モータの制御を行いつつ、ロボット制御装置20から提供されているロボット1のロボット位置及びロボット姿勢を用いて、レーザ加工ヘッド3における出射位置から溶接位置にレーザ光を向けるための照射方向を算出し、この照射方向にレーザ光が照射されるように各駆動モータを制御する。すなわち、ヘッド制御装置3は、ロボット制御装置20から提供される現在のロボット位置を用いてレーザ光の照射方向を補正している。このような動作を各溶接位置WP1、WP2、WP3に対して実行する。これにより、レーザ加工装置10は、各溶接位置WP1、WP2、WP3に対して正確な溶接を行うことができる。なお、ロボット制御装置20からヘッド制御装置30に提供するロボット1の現在の位置及び姿勢の情報は、各軸のエンコーダ出力から取得された値から生成しても良い。
ロボット制御装置20は、図3に示すように、動作制御部21、ロボットプログラム71、及びオフセット部22を有する。これらの構成部分は、専用のハードウェア構成要素として、或いはCPUがソフトウェアを実行することによって実現される機能ブロックとして構成することができる。動作制御部21はロボットプログラム71に従いロボット1の各軸の駆動指令を生成しロボット1の制御を行う。動作制御部21には、各軸のエンコーダ出力もフィードバックされており、動作制御部21はロボット1の各軸をフィードバック制御する。また、動作制御部21は、各軸のエンコーダ出力に基づいてロボット位置及び姿勢を算出することができる。図3に示すように、ロボット制御装置20は、動作制御部21が取得するロボット1の位置及び姿勢にオフセット量を加算するオフセット部22を有している。
一例として、ロボット位置にオフセット量を加えた場合のレーザ光加工ヘッド3の動作について図4を参照して説明する。ロボット1がロボットプログラム71で指令された動作経路通りに移動している状況においてオフセット部22により動作制御部21が求めたロボット位置にオフセット量(プラスx)が加算され、オフセット量(プラスx)が加算されたロボット位置がヘッド制御装置30に提供された状況を想定する。ロボット1は本来の正常な動作経路に沿って移動しており、レーザ加工ヘッド3は位置P10において溶接位置WP10にレーザ光を照射しようとする。このとき、ロボット位置にオフセット量としてプラスxが加えられているためヘッド制御装置30は、レーザ加工ヘッド3が現在位置P10からX方向にプラスxシフトした位置F10にあると認識し、位置F10から溶接位置WP10に向けてレーザ光を照射するように照射方向を算出する。ただし、この場合、レーザ加工ヘッド3は実際にはシフトしておらず位置P10にあるので、レーザ加工ヘッド3は、溶接位置WP10からX方向においてマイナスxだけシフトした位置F30にレーザ光を照射する。
このようにオフセット部22においてロボット位置に対してオフセット量を加算する構成とすることで、ロボットプログラムや走査プログラムを再作成することなしに、生産現場においてワーク上での溶接位置をずらすことが可能となる。ユーザは、入力装置40を操作してオフセット部22に対してオフセット量を指示入力することができる。例えば、生産現場にけるワークの設置誤差がある場合、ワークが適正な位置にあることを想定して予め作成されているロボットプログラム及び走査プログラムを実行して溶接動作を行うとワーク上の適正な位置に溶接を行うことはできない。このような場合、ワークの設置位置の誤差を測定しその誤差を解消するようなオフセット量を、入力装置40を用いて指定する。これにより、レーザ加工装置10はワーク上の適正な位置に溶接を行うことができる。それに対してレーザ加工装置10が上述のようなオフセット量の付加によるレーザ照射方向の調整機能を有していない場合には、プログラム作成装置上でロボットプログラム及び走査プログラムを再作成し生産現場で動作確認を行うという作業を繰り返し行う必要が生じる。
また、生産現場でロボットプログラム及び走査プログラムを実機上で実行した結果、レーザ光が周辺の障害物、周辺機器、ジグ等と干渉することが分かる場合がある。このような場合にでも上述のオフセット量の付加によるレーザ照射方向の調整機能を用いることで、ロボットプログラムや走査プログラムを再作成する必要なしに、生産現場で溶接位置をずらす調整を行いレーザ光が障害物、周辺機器、ジグ等と干渉しないようにすることができる。
次にオフセット量の入力形態と溶接動作の具体例について説明する。図5~図7は溶接位置を全体的にずらす場合の、オフセット量の入力形態、レーザ加工装置10の動作、オフセット量の時間推移をそれぞれ表している。図5は、ロボットプログラム200であり、オフセット量をY方向にプラス5mmに設定するオフセット命令201と、ロボットが加工開始位置P201(イチ[1])まで、及び加工終了位置P202(イチ[2])までそれぞれ速度200mm/secで移動することを指示する位置決め命令202及び203とを含む。1行目のオフセット命令201を、生産現場において作業者が入力装置40を操作してロボットプログラム200に挿入する。オフセット量(本例においてY方向5mm)は、例えば、作業者がワークのずれ量等を実測して入力する。図6は、ロボットプログラム200に従いロボット1及びレーザ加工ヘッド3が実行する加工動作を表している。図6において、WP201-WP204は各動作プログラムに指定されているワークW上の溶接位置を表している。
この場合、動作制御部21による制御の下で、オフセット部22は、ヘッド制御装置30に提供するロボット位置にオフセット量としてマイナス5mmを加えてヘッド制御装置30に提供する。この場合、ヘッド制御装置30は、各溶接位置に対するレーザ光を照射する方向を算出するときにロボット1が現在位置からY方向にマイナス5mmずれた位置にあるものと認識して各溶接位置(指令位置)に向かうレーザ照射方向を算出する。よって、レーザ加工ヘッド3は、加工位置WP201-204からそれぞれY方向にプラス5mmシフトした位置にある溶接位置WP211-214に向けてレーザ光を照射して溶接を行う。図7は、オフセット量の時間軸上での推移を表すグラフである。図7に示すように、この場合、レーザ加工ヘッド3が位置P201にある時刻t1から、レーザ加工ヘッド3が位置P202にある時刻t2全体にわたりオフセット量が5mmに設定される。以上により、溶接位置を全体的にY方向に5mmずらすことができる。このようなレーザ光照射位置の調整は、生産現場においてワークWが位置ずれを生じているような状況下で溶接位置を調整する場合に効果的である。
図8-10は、それぞれの溶接位置に個別にオフセット量を指定する場合の、オフセット量の入力形態、レーザ加工装置10の動作、オフセット量の時間推移をそれぞれ表している。図8のロボットプログラム300において、オフセット命令301、302は、それぞれ、識別番号「ID2」、「ID4」で指定される溶接位置についてプラス5mmのオフセット量を設定することを指示している。位置決め命令303及び304は、ロボットが加工開始位置P201(イチ[1])まで、及び加工終了位置P202(イチ[2])までそれぞれ速度200mm/secで移動することを指示する。この場合、オフセット量加算部22は、識別番号「ID1」及び「ID3」にそれぞれ対応する溶接位置WP201、WP203を溶接する期間ではオフセット量を適用せず、動作制御部21から提供されるロボット位置をそのままヘッド制御装置30に提供する。他方、オフセット部22は、識別番号「ID2」及び「ID4」にそれぞれ対応する溶接位置WP202、WP204を溶接する期間では動作制御部21から提供されるロボット位置にY方向にマイナス5mmのオフセット量を加えてヘッド制御装置30に提供する。これにより、「ID2」の溶接パターンは溶接位置WP202からY方向に5mmシフトした溶接位置WP302に形成され、「ID4」の溶接パターンは溶接位置WP204からY方向に5mmシフトした溶接位置WP304に形成される。ロボットがロボット位置にオフセット量を加えるかどうかの識別は、プログラム作成装置によって予めシミュレーションすることができる。図11は、オフセット量の時間軸上での推移を表すグラフである。図11に示すように、本例の場合、識別番号「ID1」、「ID3」の溶接位置の溶接期間T1,T3では、オフセット量はゼロであり、識別番号「ID2」、「ID4」の溶接位置の溶接期間T2、T4では、オフセット量はプラス5mmとなっている。このようなレーザ光照射位置の調整は、レーザ光がワークやジグと干渉するような状況下で加工位置をずらす調整を行う場合に効果的である。
ヘッド制御装置30は、オフセット量が加算されたロボット位置及び姿勢の情報と走査プログラム81とから得られる走査動作がガルバノスキャナの走査範囲(可動範囲)を超えるか否かを判定する機能を有していても良い。この場合、ヘッド制御装置30は、オフセット量が加算されたロボット位置及び姿勢の情報と走査プログラム81とから得られる走査動作がガルバノスキャナの走査範囲を超える場合にアラーム信号を出力しても良い。このようなアラーム信号が出力された場合、一例として、レーザ加工装置10は動作を停止する。
以上述べたように本実施形態によれば、ロボットプログラムや走査プログラムをプログラム作成装置上で再作成する必要なしに、生産現場で簡単に加工位置を調整することができる。
以上、典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、上述の各実施形態に変更及び種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
上述の実施形態ではオフセット部22がロボット制御装置20に設けられる構成であるが、このような構成に替えてオフセット部22に相当する機能をヘッド制御装置30が備える構成であっても良い。この場合、オフセット量を入力するための入力装置41をヘッド制御装置30に接続される構成とする。この場合の構成を図11に示す。この構成において、入力装置41からオフセット量が指定された場合、ヘッド制御装置30aのオフセット部22aは、ロボット制御装置20から提供されるロボット1の現在の位置及び姿勢にオフセット量を加えて、上述したレーザ光の照射方向の算出を行う。このような構成の場合にも、上述した実施形態と同様にレーザ光の加工位置をずらすことができる。なお、図11のヘッド制御装置30aにおける各構成部分は、専用のハードウェア構成要素として、或いはCPUがソフトウェアを実行することによって実現される機能ブロックとして構成することができる。
上述の実施形態ではロボット位置にオフセット量を加算する場合について例示しているが、ロボット姿勢に対してオフセットを加えて溶接位置をずらす場合にも上述の実施形態と同様の手法を適用することができる。
また、本開示の課題を解決するために、以下のような各種の態様とその効果を提供することができる。なお、以下の態様の説明文における括弧内の番号は本開示の図面の参照符号に対応する。
例えば、本開示の第一態様は、レーザ光を走査式に照射して対象物を加工する加工ヘッド(3)と、前記加工ヘッド(3)を搭載したロボット(1)と、ロボットプログラムに従って前記ロボットの動作を制御するロボット制御装置(20)と、前記ロボットの位置及び姿勢に関する情報を用いて、走査プログラムに従って前記加工ヘッドの走査動作を制御するヘッド制御装置(30)と、前記ロボット制御装置(20)で得られる前記ロボットの現在の位置及び姿勢と、指定されたオフセット量とに基づき、前記情報を変更するオフセット部(22)と、を具備するレーザ加工装置(10)である。
上記第一態様によれば、生産現場で簡単に加工位置を調整することができる。
また、本開示の第二態様は、上記第一態様のレーザ加工装置(10)であって、前記オフセット部は前記ロボット制御装置(20)に設けられ、前記オフセット量は前記ロボットプログラムに記述される。
また、本開示の第三態様は、上記第一態様のレーザ加工装置(10)であって、前記オフセット部(22)は前記ヘッド制御装置(30a)に設けられる。
また、本開示の第四態様は、上記第一態様から第三態様のいずれかのレーザ加工装置(10)であって、前記ロボット制御装置(20)又は前記ヘッド制御装置(30)に付設され、前記オフセット部に前記オフセット量を入力するための入力装置(40、41)を更に具備する。
また、本開示の第五態様は、上記第一態様のレーザ加工装置(10)であって、前記ヘッド制御装置(20)は、前記オフセット部が変更した前記情報と前記走査プログラムとから得られる前記走査動作が、前記加工ヘッドに予め定められる可動範囲を超える場合に、アラーム信号を出力する。
1 ロボット
3 レーザ加工ヘッド
5 レーザ発振器
6 光ファイバケーブル
10 レーザ加工装置
20 ロボット制御装置
21 動作制御部
22、22a オフセット部
30、30a ヘッド制御装置
40、41 入力装置
71 ロボットプログラム
81 走査プログラム

Claims (5)

  1. レーザ光を走査式に照射して対象物を加工する加工ヘッドと、
    前記加工ヘッドを搭載したロボットと、
    ロボットプログラムに従って前記ロボットの動作を制御するロボット制御装置と、
    前記ロボットの位置及び姿勢に関する情報を用いて、走査プログラムに従って前記加工ヘッドの走査動作を制御するヘッド制御装置と、
    前記ロボット制御装置で得られる前記ロボットの現在の位置及び姿勢と、指定されたオフセット量とに基づき、前記情報を変更するオフセット部と、
    を具備するレーザ加工装置。
  2. 前記オフセット部は前記ロボット制御装置に設けられ、前記オフセット量は前記ロボットプログラムに記述される、請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記オフセット部は前記ヘッド制御装置に設けられる、請求項1に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記ロボット制御装置又は前記ヘッド制御装置に付設され、前記オフセット部に前記オフセット量を入力するための入力装置を更に具備する、請求項1から3のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記ヘッド制御装置は、前記オフセット部が変更した前記情報と前記走査プログラムとから得られる前記走査動作が、前記加工ヘッドに予め定められる可動範囲を超える場合に、アラーム信号を出力する、請求項1から4のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
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