JP7091215B2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

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Description

本開示は、内燃機関の燃焼行程で使用する内燃機関用点火コイルに関するものである。
内燃機関の点火コイルは、点火プラグの近くに取付け固定して効率よく高電圧を供給することができるように小型化が図られている。そのため、小型でありながら十分な点火エネルギを出力する閉磁型の構造を用いたものが一般的になっている。
閉磁型の点火コイルは、鉄心によってコイル巻線の周囲に閉磁路が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、従来の内燃機関用点火コイルの構成を示す説明図である。この図は、従来の閉磁型の内燃機関用点火コイルを構成する鉄心110を示したもので、当該点火コイルを構成する他の部分の図示を省略している。
鉄心110は、図示されないコイルボビンもしくはコイル等の周囲を囲うサイド鉄心部111,112と、上記のコイルボビン等の中心孔に挿通され、サイド鉄心部111,112によって囲われた内側部分に配置される主鉄心部113によって構成されている。
サイド鉄心部111とサイド鉄心部112は、図5に示したように嵌合部111aと嵌合部112aを嵌合固定することにより、主鉄心部113などを囲う四辺形を形成するように構成されている。
ここで例示したサイド鉄心部111は、上記の一辺を成すように形成されており、長手両端に嵌合部111aをそれぞれ備えている。また、サイド鉄心部111が四辺形の一辺となるように形成されているため、サイド鉄心部112は、略コの字状に形成され、サイド鉄心部111の配置位置となる部分が開口している。
サイド鉄心部112の開口部分には、サイド鉄心部111と嵌合する嵌合部112aを備えている。
サイド鉄心部111の嵌合部111a、および、サイド鉄心部112の嵌合部112aは、嵌合を容易にするため嵌め込み方向に対していわゆるテーパ角を設けて形成されている。
上記のテーパ角は、略コの字状に形成されたサイド鉄心部112の開口部内側に形成されており、サイド鉄心部112は、サイド鉄心部111の長手方向両端を挟み込んで固定する。
サイド鉄心部111をテーパ形状に沿ってサイド鉄芯部112の開口部に押し込むと、サイド鉄心部111は、長手方向に沿った応力などの作用により、サイド鉄心112に嵌合固定される。このように嵌合すると、サイド鉄心111とサイド鉄心112の嵌合部分には、テーパ部位に対して略法線方向に作用する応力が生じる。
特開2016-81996号公報
従来の内燃機関用点火コイルは上記のように構成されているので、テーパ状の嵌合部分に生じる応力等により、テーパ方向に沿って鉄心部材の固定位置もしくは嵌合位置がずれる場合がある。
具体的には、略コの字状部材の開口部に略直線状の部材を押し込んだ場合、略コの字状部材のアーム状の部分が撓んで開口部が若干広がる。この広がった部分は不安定なため、略直線状の部材が左右不均等な状態で開口部の奥側まで押し込まれ、位置決めを確実に行うことができない。
即ち、図5に示したサイド鉄心111が、サイド鉄心112の略コの字状開口部において、斜めに傾いた状態で嵌合されてしまう不具合が発生する場合がある。
上記のように、鉄心を構成する各部が正規の位置からずれた状態で嵌合された場合、閉磁路の磁気抵抗等が大きくなり、点火コイルの高電圧出力、もしくは点火性能が本来よりも低下するという問題点があった。
本開示は上記の問題点を解決するためのもので、鉄心を構成する各部材が適切に嵌合され、点火性能が不良となることを防ぐことができる内燃機関用点火コイルを提供することを目的とする。
本開示に係る内燃機関用点火コイルは、コイルを巻回させたコイルボビンの中心孔に挿通させる主鉄心部と、前記主鉄心部を内側に配置して前記コイルを囲うサイド鉄心部と、を備え、前記サイド鉄心部は、略コの字状に形成された第1サイド鉄心部と、前記第1サイド鉄心部の略コの字状開口部の2つの先端部分を繋ぐように形成された第2サイド鉄心部と、からなり、前記第1サイド鉄心部は、前記略コの字状開口部の先端側に前記第2サイド鉄心部を嵌合固定する第1嵌合部を備え、前記第2サイド鉄心部は、前記第1嵌合部に嵌合する第2嵌合部を備え、前記第1嵌合部は、前記略コの字状開口部の先端側に設けられた第1接合部と、前記第1接合部よりも前記略コの字状開口部奥側に設けられた第2接合部と、前記第2接合部よりも前記略コの字状開口部奥側に設けられ、前記第2サイド鉄心部の位置決めを行う第3接合部と、を有し、前記第1接合部および前記第2接合部は、各々前記第2サイド鉄心部を前記略コの字状開口部奥側へ挿入する方向に沿って直線状に延設され、前記第1接合部は、前記略コの字状開口部の開口幅が、前記第2接合部を設けた部位よりも広く、該第2接合部に対して段差が生じるように形成され、前記第1接合部と前記第2接合部との間には、前記段差が生じた前記第1接合部と前記第2接合部との間を繋ぐ段差部を有し、前記第2嵌合部は、前記第1嵌合部の前記第1接合部、前記段差部、前記第2接合部、および、前記第3接合部に接合する形状であることを特徴とする。
また、前記段差部は、前記第1接合部と前記第2接合部との間の段差高さが0.1~0.3[mm]であることを特徴とする。
また、前記段差部は、前記第2サイド鉄心部を前記略コの字状開口部奥側へ挿入する方向の長さが、前記第1接合部および前記第2接合部の、前記略コの字状開口部奥側へ挿入する方向の長さ合計の5~30[%]であることを特徴とする。
本開示によれば、閉磁路を形成する鉄心の組立作業性が向上し、また、鉄心を構成する各部材の嵌合不良を防いで内燃機関用点火コイルの信頼性を向上させることができる。
本開示の実施例による内燃機関用点火コイルの概略構成を示す説明図である。 図1の鉄心の構成を示す説明図である。 サイド鉄心部の嵌合部の構成を示す説明図である。 サイド鉄心部の嵌合部の構成を示す説明図である。 従来の内燃機関用点火コイルの構成を示す説明図である。
以下、本開示の実施の一形態を説明する。
(実施例)
図1は、本開示の実施例による内燃機関用点火コイルの概略構成を示す説明図である。この図は、本実施例による点火コイル1の縦断面を示したもので、閉磁路を形成する鉄芯10等の配置を表している。
点火コイル1は、一次コイルボビン14に一次コイル15を巻回し、一次コイルボビン14の中心孔に主鉄心部13を挿通させている。一次コイル15の外周側には二次コイルボビン16が配置され、換言すると二次コイルボビン16の中心孔に一次コイル14等が配置されている。二次コイルボビン16には二次コイル17が巻回されている。
主鉄心部13は、例えば略T字状に形成され、T字垂直辺部分を前述の一次コイルボビン14の中心孔に挿通させ、T字横辺部分を一次コイルボビン14および二次コイルボビン16の一端(図中上側の鍔部分)側に配置させている。
また、主鉄心部13は、T字垂直辺の先端(図中下端)部分をサイド鉄心部12の所定部位に接続している。
サイド鉄芯部12は、略コの字状に形成されており、当該コの字の内側部分に前述の主鉄心部13ならびに各コイル等が配置されている。
略T字状の主鉄心部13は、前述のT字横辺部分を、サイド鉄心部12の略コの字状開口部側に配置し、当該略コの字状の底辺部分にT字縦辺先端部分を接続して設置されている。
図2は、図1の鉄心10の構成を示す説明図である。鉄心10は、前述の主鉄心部13、サイド鉄心部11(第2サイド鉄心部)、サイド鉄心部12(第1サイド鉄心部)によって構成されている。サイド鉄心部11は、サイド鉄心部12の略コの字状開口部18の両側方の先端部分を繋ぐように例えば略直線状に形成されている。
サイド鉄心部11は、略直線状長手方向の両端が曲折した形状に形成されており、この曲折している部分には、後述する嵌合部11aが設けられている。
サイド鉄心部11とサイド鉄心部12は、相互に嵌合固定することによって、各コイルボビンならびに各コイルの周囲を囲う閉磁路となるように形成されている。またさらに、サイド鉄心部11とサイド鉄心部12は、嵌合固定した状態で、それぞれの嵌合部分に隙間等が生じないように形成されている。
なお、点火コイル1に形成される閉磁路は、サイド鉄心部11とサイド鉄心部12とを嵌合固定したものと、主鉄心部13を含めたものである。
後述するサイド鉄心部11ならびにサイド鉄心部12に設けられた嵌合部位は、嵌合したときサイド鉄心部12に対するサイド鉄心部11の位置決めを行い、また、図5に示したサイド鉄心部11をサイド鉄心部12から離脱させる応力、具体的には、サイド鉄心部11の長手方向ならびに図中斜め上方へ作用する応力が生じないように形成されている。
図3は、サイド鉄心部11の嵌合部11a(第2嵌合部)およびサイド鉄心部12の嵌合部12a(第1嵌合部)の構成を示す説明図である。なお、図3の下側には、サイド鉄心部12に設けられた嵌合部12aを拡大したものを図示している。
また、ここでは、サイド鉄心部12の略コの字状開口部18の、図中左側先端のみを拡大図示しているが、略コの字状開口部18の右側先端も同様に構成されている。
即ち、略コの字状開口部18の両側方先端は左右対称に構成されている。以下、略コの字状開口部18の左側先端を例示して説明する。
図3に示した嵌合部12aは、サイド鉄心部12の略コの字状開口部18の先端側に第1接合部21を設け、この第1接合部21の後方(略コの字状開口部18の奥側)に第2接合部22を設けている。
嵌合部12aは、第2接合部22の後方(略コの字状開口部18の奥側)には、サイド鉄心部11の位置決めを行う第3接合部23を設けている。
また、第1接合部21と第2接合部22との間には段差部24を設けている。
第1接合部21は、サイド鉄心部11をサイド鉄心部12の略コの字状開口部18へ挿入する方向に沿って、また、サイド鉄心部12の略コの字状開口部18の先端側から当該略コの字状開口部18の奥側へ向かって直線状に延設形成されている。
ここでは、第1接合部21の、サイド鉄心部11を挿入する方向の長さ(略コの字状開口部18の開口側から奥側までの長さ)をaとする。
第2接合部22は、第1接合部21と同様にサイド鉄心部11をサイド鉄心部12の略コの字状開口部18へ挿入する方向に沿って形成されている。また、第2接合部22は、第1接合部21の一端(略コの字状開口部18の奥側に配置される端部)から、さらに略コの字状開口部18の奥側へ向かって直線状に延設形成されている。
ここでは、第2接合部22の、サイド鉄心部11を挿入する方向の長さ(略コの字状開口部18の開口側から奥側までの長さ)をbとする。
第3接合部23は、第2接合部22の略コの字状開口部18奥側の端部に設けられ、第2接合部22等の延設方向に対して例えば鉛直に形成されている。
第3接合部23は、サイド鉄心部11をサイド鉄心部12の略コの字状開口部18に挿入したとき、当該サイド鉄心部11の嵌合部11a先端部分に当接し、サイド鉄心部11が所定位置を超えて略コの字状開口部18の奥側へ入り込まないように形成されている。
換言すると、第3接合部23は、第2接合部22とサイド鉄心部12の略コの字状の内側部(嵌合部12aが設けられていない部分)との段差部分である。
段差部24は、第1接合部21と第2接合部22との間にスロープ形状を形成させた部分である。ここでは、図3の下側に示したように、スロープ形状の底辺部分、即ち、サイド鉄心部11の挿入方向に沿った長さ(第1接合部21ならびに第2接合部22の延設方向に沿った長さ)をcとし、第1接合部21と第2接合部22の間に生じる段差(高さ)をdとする。
段差部24は、好ましくは、例えば、段差高さdが0.1~0.3[mm]で、長さcが、“第1接合部21の長さa+第2接合部22の長さb”の5~30[%]の範囲内となるように形成する。
図4は、サイド鉄心部11の嵌合部11aの構成を示す説明図である。この図は、図3の嵌合部11aを拡大図示したもので、この嵌合部11aは、図3の下側に拡大図示した嵌合部12aに対応するように構成されている。
詳しくは、嵌合部11aの接合部31は、嵌合部12aの第1接合部21に対応して接合し、嵌合部11aの接合部32は、嵌合部12aの第2接合部22に対応して接合するように形成されている。
また、嵌合部11aの段差部34は、嵌合部12aの段差部24に対応して接合するように形成されており、嵌合部11aの接合部33は、嵌合部12aの第3接合部23に対応して接合するように形成されている。
好ましくは、嵌合部11aならびに嵌合部12aは、上記のいずれの部分においても隙間が生じることなく接合するように形成されている。
図2に示したようにサイド鉄心部12にサイド鉄心部11を挿入するとき、即ち、略コの字状開口部18にサイド鉄心部11の嵌合部11aを挿入すると、初めに、略コの字状開口部18の両側方先端において、サイド鉄心部12の第1接合部21にサイド鉄心部11の接合部32が当接する。
このとき、略コの字状開口部18の両側方に設けられている第1接合部21は、いずれもサイド鉄心部11の挿入方向に沿って延設されていることから、第1接合部21に当接したサイド鉄心部11は、略コの字状開口部18の開口幅方向において、概ね水平状態になる。
サイド鉄心部11を、さらに略コの字状開口部18の奥側へ向かって挿入すると、接合部32は、段差部24に当接する。
略コの字状開口部18の両側に設けられた各段差部24に、サイド鉄心部11の長手方向両側に設けられた各接合部32がそれぞれ当接すると、サイド鉄心部11は、微細な傾きが修正され、確実に水平状態となり、図2において左右均等な状態になる。
上記のように、略コの字状開口部18内部の両側方に設けられた各段差部24に当接し、開口幅方向において水平になったサイド鉄心部11を、さらに開口奥側へ挿入すると、当該サイド鉄心部11の接合部32は、段差部24を越えて移動し、第2接合部22に到達する。
第2接合部22は、前述のように、サイド鉄心部11の挿入方向に沿って直線状に形成されている。即ち、略コの字状開口部18の両側方に設けられた2つの第2接合部22は、平行に設けられている。
なお、略コの字状開口部18両側方に設けられた2つの第1接合部21も、前述のようにサイド鉄心部11の挿入方向に沿って直線状に形成されており、平行に設けられている。
サイド鉄心部11は、長手方向両側方の接合部32を、平行に設けられた各第2接合部22に当接させながら開口奥側へ移動する。このとき、サイド鉄心部11は、前述の水平状態を維持しながら移動する。
サイド鉄心部11の接合部33が、サイド鉄心部12の第3接合部23に接合すると、この位置で移動が停止する(挿入終了となる)。
即ち、サイド鉄心部11は、略コの字状開口部18内部を(開口幅方向に沿った)水平状態を維持しながら開口奥側へ移動し、第3接合部23に当接した位置でサイド鉄心部12に固定される。
前述のように、第2接合部22と接合部32は、接合したとき隙間が生じないように形成されている。即ち、第2接合部22に接合部32が当接している状態では、略コの字状開口18を開口幅方向に若干開く応力が生じ、サイド鉄心部12に若干の撓みが生じる。
サイド鉄心部12は、上記の撓みを解消しようとする応力、即ち、略コの字状開口部18を閉じようとする(開口幅方向に作用する)応力をサイド鉄心部11に作用させ、第2接合部22と接合部32の間に接合圧が生じる。
また、前述のように、段差部24と段差部34、第1接合部21と接合部31、第3接合部23と接合部33についても、これらの接合部分は、第2接合部22と接合部32の接合部分と同様に、接合したとき隙間が生じないように構成されている。
サイド鉄心部11の挿入方向に沿って直線状に形成された第1接合部21と接合部31の接合部分には、上記の第2接合部22と接合部32の間と同様な接合圧が生じる。
サイド鉄心部11とサイド鉄心部12は、上記のように各接合部分に生じる接合圧によって嵌合固定された状態になる。
なお、段差部24ならびに段差部34は、前述のように、段差高さdが0.1~0.3[mm]で、長さcが、“第1接合部21の長さa+第2接合部22の長さb”の5~30[%]の範囲内となるように形成されている。
そのため、テーパ形状によって生じる、図2に示した斜め上方に作用する応力は、第1接合部21と接合部31の間に生じる接合圧、また、第2接合部22と接合部32の間に生じる接合圧と比べて十分小さいものとなる。即ち、略コの字状開口部18に挿入するサイド鉄心部11を、開口幅方向において斜めにずらす応力は、皆無とみなせる程度になる。
また、上記のように形成することにより、段差部24と段差部34の接合部分においても、開口幅方向に接合圧が生じ、サイド鉄心部11とサイド鉄心部12の嵌合固定のために作用する。
以上のように本実施例によれば、サイド鉄心部12の第1接合部21、第2接合部22、およびサイド鉄心部11の接合部31,32を、サイド鉄心部11の挿入方向に沿って直線状に形成(略コの字状開口部18の開口幅方向に対して鉛直方向に延設)したので、サイド鉄心部11が傾くことなく(容易に水平状態を維持しながら)、略コの字状開口部18の奥側へ挿入することができる。
また、サイド鉄心部12の段差部24に、サイド鉄心部11が当接することにより、当該サイド鉄心部11の姿勢を整えることができ、サイド鉄心部11を略コの字状開口部18の開口幅方向において確実に水平な状態として、サイド鉄心部12に嵌合固定することができる。
また、サイド鉄心部11が傾くことなくサイド鉄心部12の略コの字状開口部18に挿入されることから、サイド鉄心部11とサイド鉄心部12の各接合部分は、隙間が生じることなく接合され、漏れ磁束の少ない閉磁路が形成されて本来の点火性能を有する点火コイルが形成される。
1点火コイル
10鉄心
11サイド鉄心部(第2サイド鉄心部)
12サイド鉄心部(第1サイド鉄心部)
11a嵌合部(第2嵌合部)
12a嵌合部(第1嵌合部)
13主鉄心部
14一次コイルボビン
15一次コイル
16二次コイルボビン
17二次コイル
18コの字状開口部
21第1接合部
22第2接合部
23第3接合部
24,34段差部
31~33接合部
110鉄心
111,112サイド鉄心部
111a,112a嵌合部
113主鉄心部

Claims (3)

  1. コイルを巻回させたコイルボビンの中心孔に挿通させる主鉄心部と、
    前記主鉄心部を内側に配置して前記コイルを囲うサイド鉄心部と、
    を備え、
    前記サイド鉄心部は、
    略コの字状に形成された第1サイド鉄心部と、
    前記第1サイド鉄心部の略コの字状開口部の2つの先端部分を繋ぐように形成された第2サイド鉄心部と、
    からなり、
    前記第1サイド鉄心部は、
    前記略コの字状開口部の先端側に前記第2サイド鉄心部を嵌合固定する第1嵌合部を備え、
    前記第2サイド鉄心部は、
    前記第1嵌合部に嵌合する第2嵌合部を備え、
    前記第1嵌合部は、
    前記略コの字状開口部の先端側に設けられた第1接合部と、
    前記第1接合部よりも前記略コの字状開口部奥側に設けられた第2接合部と、
    前記第2接合部よりも前記略コの字状開口部奥側に設けられ、前記第2サイド鉄心部の位置決めを行う第3接合部と、
    を有し、
    前記第1接合部および前記第2接合部は、
    各々前記第2サイド鉄心部を前記略コの字状開口部奥側へ挿入する方向に沿って直線状に延設され、
    前記第1接合部は、
    前記略コの字状開口部の開口幅が、前記第2接合部を設けた部位よりも広く、該第2接合部に対して段差が生じるように形成され、
    前記第1接合部と前記第2接合部との間には、
    前記段差が生じた前記第1接合部と前記第2接合部との間を繋ぐ段差部を有し、
    前記第2嵌合部は、
    前記第1嵌合部の前記第1接合部、前記段差部、前記第2接合部、および、前記第3接合部に接合する形状である、
    ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  2. 前記段差部は、
    前記第1接合部と前記第2接合部との間の段差高さが0.1~0.3[mm]である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火コイル。
  3. 前記段差部は、
    前記第2サイド鉄心部を前記略コの字状開口部奥側へ挿入する方向の長さが、
    前記第1接合部および前記第2接合部の、前記略コの字状開口部奥側へ挿入する方向の長さ合計の5~30[%]である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関用点火コイル。
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