JP7091090B2 - パルスオキシメータ及び血液特性測定装置 - Google Patents

パルスオキシメータ及び血液特性測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7091090B2
JP7091090B2 JP2018035490A JP2018035490A JP7091090B2 JP 7091090 B2 JP7091090 B2 JP 7091090B2 JP 2018035490 A JP2018035490 A JP 2018035490A JP 2018035490 A JP2018035490 A JP 2018035490A JP 7091090 B2 JP7091090 B2 JP 7091090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
photodetector
spo
emitting element
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018035490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019150104A (ja
Inventor
理美 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuda Denshi Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Denshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuda Denshi Co Ltd filed Critical Fukuda Denshi Co Ltd
Priority to JP2018035490A priority Critical patent/JP7091090B2/ja
Publication of JP2019150104A publication Critical patent/JP2019150104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7091090B2 publication Critical patent/JP7091090B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、パルスオキシメータ及び血液特性測定装置に関する。
非侵襲的に動脈血酸素濃度(以下、単にSpOあるいは酸素飽和度という)を測定可能な生体情報測定装置としてパルスオキシメータが広く普及している。パルスオキシメータは、動脈血における総ヘモグロビンに対する酸素化ヘモグロビンの割合を表す動脈血酸素飽和度を非侵襲的に測定することができる医療機器である(例えば特許文献1参照)。
パルスオキシメータは、指、足趾又は耳朶等の測定部位にプローブを装着するように構成されている。このプローブには、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子と、フォトダイオードなどのフォトディテクターとが設けられている。
そして、赤色光を発光する発光素子と近赤外光を発光する発光素子を交互に発光させることにより、測定部位に向けて赤色光と近赤外光とを交互に照射し、測定部位を透過し又は測定部位から反射した光をフォトディテクターによって検出する。なお、一般にSpO測定における赤色光とは660nm±5nmで定義され、近赤外光とは800~950nmで定義される。
パルスオキシメータは、フォトディテクターにより得た透過光又は反射光の検出信号を用いてSpOを算出する。具体的には、動脈血の脈拍に同期する光検出レベルの変動を赤色光の場合と近赤外光の場合とで対比し、その比からSpOを算出する。パルスオキシメータは、算出したSpOを表示部に表示する。
このSpOの計算方法としては、ランバルト・ベールの法則(光の物質による吸収を定式化したもの)から求まる式を利用したものがある。具体的には、この計算方法は、赤色光と近赤外光の透過光量の比「R」と、それぞれの波長におけるヘモグロビン、酸素化ヘモグロビンの吸光係数とからSpOの値を求めるものである(例えば非特許文献1参照)。
ここで、非特許文献1にも記載されているように、発光素子として用いられるLEDは個々の製品毎に波長が微妙に異なるので(つまり個体差があるので)、正確な物質濃度の算出には、測定前に各LED波長における物質濃度と吸光度の検量線(キャリブレーションカーブ)を作成することが必要である。
また、非特許文献1には、パルスオキシメータのセンサーのメモリに赤色光LEDと近赤外光LEDの波長値を記憶しておくと共に、パルスオキシメータの本体にキャリブレーションカーブを記憶しておき、本体がセンサーの波長値を読み取ってキャリブレーションカーブを選択することが記載されている。この構成によれば、選択したキャリブレーションカーブを用いることで、LEDの波長のバラツキによるSpO測定精度の低下を抑制できると考えられる。
特開2007-289462号公報 特開2005-253478号公報 特開2005-013273号公報
日集中医誌 2016;23:625-31.pp625-631
ところで、非特許文献1に記載されたようなキャリブレーションを行うためには、パルスオキシメータのセンサーに取り付けられたLEDの発光波長が正確に分かっていることが前提となる。
しかしながら、個体によってバラツキがある各LEDの波長を正確に測定するためには、複雑な構成の波長の測定装置が必要となる。従って、実際上、この各LEDの波長の測定は、LEDをパルスオキシメータのセンサーに取り付ける前に行うことになる。また、LEDをセンサーに取り付けた後に各LEDの波長を測定してもよいが、いずれにしても複雑な構成の測定装置が必要となってしまう。
このように非特許文献1に記載されているようなキャリブレーションを行うためには、波長測定装置が必要となる上に、その波長測定装置を用いた波長測定を全てのLEDに対して行わなければならない煩わしさもある。
特に、使い捨て型のパルスオキシメータのセンサーにおいては、安価なLEDを用いることが求められることが多いので、LEDの波長が決められた波長からずれている可能性があり、非特許文献1に記載されているようなキャリブレーションを行うためには、全てのLEDの波長測定を行うことになり、煩雑である。
このような課題は、パルスオキシメータ以外にも発光素子を用いて血液特性を測定する装置に広く生じ得る。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、発光素子の波長を測定することなしに、発光素子の波長のバラツキによるSpO測定精度の低下を抑制できるパルスオキシメータ及び血液特性測定装置を提供する。
本発明のパルスオキシメータの一つの態様は、
発光素子と、
測定部位を透過又は反射した前記発光素子の光を受光するフォトディテクターと、
前記フォトディテクターで検出される光量に相当する値とピーク波長との対応関係が格納された第1のテーブルと、
ピーク波長と吸光係数との対応関係が格納された第2のテーブルと、
前記吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値とを用いて、SpOを算出するSpO算出部と、
を具備する。
本発明のパルスオキシメータの一つの態様は、
発光素子と、
測定部位を透過又は反射した前記発光素子の光を受光するフォトディテクターと、
前記フォトディテクターで検出される光量に相当する値と吸光係数との対応関係が格納されたテーブルと、
前記吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値とを用いて、SpOを算出するSpO算出部と、
を具備する。
本発明の血液特性測定装置の一つの態様は、
発光素子と、
測定部位を透過又は反射した前記発光素子の光を受光するフォトディテクターと、
前記フォトディテクターで検出される光量に相当する値とピーク波長との対応関係が格納された第1のテーブルと、
ピーク波長と吸光係数との対応関係が格納された第2のテーブルと、
前記吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値とを用いて、血液特性を算出する血液特性算出部と、
を具備する。
本発明の血液特性測定装置の一つの態様は、
測定部位を透過又は反射した発光素子の光を受光するフォトディテクターと、
前記フォトディテクターで検出される光量に相当する値と吸光係数との対応関係が格納されたテーブルと、
前記吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値とを用いて、血液特性を算出する血液特性算出部と、
を具備する。
本発明によれば、発光素子の波長を測定することなしに、発光素子の波長のバラツキによるSpO測定精度の低下を抑制できるパルスオキシメータを実現できる。また、発光素子の波長を測定することなしに、発光素子の波長のバラツキによる血液特性の測定精度の低下を抑制できる血液特性測定装置を実現できる。
被検者にパルスオキシメータを装着した状態を示す斜視図 パルスオキシメータの構成を示すブロック図 実施の形態のパルスオキシメータの特徴を説明するための要部構成を示す図 フォトディテクターの受光感度特性を示す図 赤色光のLEDと近赤外光のLEDの波長分布を示す図 他の実施の形態の構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本実施の形態に係るパルスオキシメータ10の全体構成を示す図である。図1は被検者にパルスオキシメータ10を装着した状態を示す斜視図であり、図2はパルスオキシメータ10の構成を示すブロック図である。
パルスオキシメータ10は、プローブ部100と、本体部200と、を有する。プローブ部100と本体部200とはケーブル300を介して接続されている。プローブ部100は被検者の指に装着可能とされており、本体部200は図示しないリストバンドを用いて被検者の手首付近に装着可能とされている。
図2に示したように、パルスオキシメータ10のプローブ部100には、発光素子121及びフォトディテクター122が設けられている。本実施の形態の場合、発光素子121はLEDである。なお、発光素子121はLED以外のものでもよい。発光素子121は、赤色光(例えばピーク波長660[nm]の赤色光)を発光する第1のLEDと、近赤外光(例えばピーク波長940[nm]の近赤外光)を発光する第2のLEDと、から構成されている。
フォトディテクター122は、フォトダイオードにより構成されており、指を透過した発光素子121の光を受光して、受光光量に応じた電気信号(具体的には光量に応じた電流)を出力する。なお、フォトディテクター122を、指からの光の透過経路ではなく、指からの光の反射経路に配置し、フォトディテクター122によって指からの反射光を検出するようにしてもよい。
本体部200は、フォトディテクター122によって得られた検出結果に基づいて、被検者のSpO及び脈拍を求める。具体的に説明する。発光駆動部211は、発光素子121の第1のLED及び第2のLEDを所定の間隔で交互に発光させる。そのときの指からの透過光又は反射光がフォトディテクター122によって検出され、光電変換されて増幅部212に入力される。増幅部212にて増幅された電気信号はアナログディジタル変換回路(A/D)213を介してCPU214に出力される。
CPU214は、所定のプログラムを実行することで、A/D213からの電気信号に基づいてSpO及び脈拍を算出する演算部214aを有する。この算出方法については、例えば特許文献1及び非特許文献1にも記載されているように既知の技術なので、ここでの説明は省略する。また、CPU214は、パルスオキシメータ10の各部の制御を行う。具体的には、CPU214は、操作部202から入力される操作信号に基づいて、各種の設定を行う。また、CPU214は、発光駆動部211の動作制御、表示部201の表示制御などを行う。
なお、本実施の形態では、フォトディテクター122をプローブ部100側に設けた場合について述べたが、フォトディテクター122は本体部200側に設けてもよい。この場合、プローブ部100では、測定部位(例えば指)を透過又は反射した光を光伝送路を有するケーブル300に入射させるようにすればよい。そして、ケーブル300の出射側つまり本体部200側に設けられたフォトディテクター122で光を検出(つまり光電変換)すればよい。
図3は、本実施の形態のパルスオキシメータ10の特徴を説明するための要部構成を示す図である。
本実施の形態のパルスオキシメータ10の演算部214aは、第1のテーブル401と、第2のテーブル402と、記憶部403と、SpO算出部404と、を有する。
第1のテーブル401には、フォトディテクター122で検出される光量に相当する値とピーク波長との対応関係が格納されている。第1のテーブル401からは、フォトディテクター122により検出された光量に相当する値を読み出しアドレスとして、当該光量に相当する値に対応するピーク波長の値が出力される。
第2のテーブル402には、ピーク波長と吸光係数との対応関係が格納されている。第2のテーブル402からは、第1のテーブル401から出力されたピーク波長を読み出しアドレスとして、当該ピーク波長に対応する吸光係数が出力される。
第2のテーブル402から出力された吸光係数は、記憶部403に記憶される。
第1のテーブル401には、赤色光用のテーブル401aと近赤外光用のテーブル401bとが含まれる。同様に第2のテーブル402には、赤色光用のテーブル402aと近赤外光用のテーブル402bとが含まれる。
第1及び第2のテーブル401、402の値は、パルスオキシメータ10の製品出荷以前にパルスオキシメータ10の製造業者によって書き込まれる。
ここで、上述した発明が解決しようとする課題の項でも説明したように、発光素子(LED)121の実際のピーク波長はバラツキがあり、これを直接測定しようとすると、複雑な構成の波長測定装置が必要となったり、手間がかかったりしてしまう。これを考慮して本実施の形態では、ピーク波長を直接測定するのではなく、フォトディテクター122の検出光量から発光素子121の実際のピーク波長を推定する。
これは、発光素子121のピーク波長が変化すると、それに伴ってフォトディテクター122の検出光量も変化するといった現象に基づいている。
図4及び図5を用いて、このことについて説明する。図4に示したように、フォトディテクター122の受光感度は受光する光の波長に応じて変化する。
一方、図5は、赤色光のLEDと、近赤外光のLEDの波長分布を示すものであり、波長分布はガウス分布となる。ここで、赤色光のLEDのピーク波長が若干ずれたとしても(具体的には製品のバラツキ程度のずれがあったとしても)、光量(図5の赤色光の波長分布の積分値に相当する)はほとんど変動しない。同様に、近赤外光のLEDのピーク波長が若干ずれたとしても(具体的には製品のバラツキ程度のずれがあったとしても)、光量(図5の赤色光の波長分布の積分値に相当する)はほとんど変動しない。
よって、フォトディテクター122の受光感度特性を参照すれば、フォトディテクター122で検出される光量とピーク波長との対応関係を一意に決めることができる。本実施の形態では、このような考えに基づいて、第1のテーブル401に、フォトディテクター122で検出される光量に相当する値とピーク波長との対応関係を予め決定して格納しておく。また、第2のテーブル402に、各ピーク波長に対応する吸光係数を予め格納しておく。
つまり、本実施の形態は、発光素子121のピーク波長は直接測定しなくてもフォトディテクター122で検出された光量に基づいて推定できるといった考察に基づく。そして、ピーク波長が分かればそのピーク波長にとって適切な吸光係数も選択できる。
実際上、パルスオキシメータ10においては、SpOの測定に先立って、発光素子121を発光させ、その光をフォトディテクター122で検出し、そのときに第1及び第2のテーブル401、402を用いて得られた赤色光用の吸光係数及び近赤外光用の吸光係数が記憶部403に記憶される。
例えば、発光素子121から赤色光が発光されたときにフォトディテクター122によって検出された光量(実際には増幅部212によって増幅された光量)が光量X2であった場合には、第1のテーブル401からピーク波長の値として「660」が出力され、第2のテーブルから吸光係数として吸光係数X2が出力され、この吸光係数X2が記憶部403に記憶される。
また、発光素子121から近赤外光が発光されたときにフォトディテクター122によって検出された光量(実際には増幅部212によって増幅された光量)が光量Y1であった場合には、第1のテーブル401からピーク波長の値として「750」が出力され、第2のテーブルから吸光係数として吸光係数Y1が出力され、この吸光係数Y1が記憶部403に記憶される。
そして、実際のSpOの測定時には、SpO算出部404が、記憶部403に記憶された赤色光用の吸光係数X2及び近赤外光用の吸光係数Y1と、フォトディテクター122による検出結果と、を用いてSpOを算出する。因みに、吸光係数を用いたSpOの算出については、特許文献1、非特許文献1などにも記載された既知の技術なので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、フォトディテクター122で検出される光量に相当する値とピーク波長との対応関係が格納され、フォトディテクター122により検出された光量に相当する値を読み出しアドレスとして、当該光量に相当する値に対応するピーク波長の値が出力される第1のテーブル401と、ピーク波長と吸光係数との対応関係が格納され、第1のテーブル401から出力されたピーク波長を読み出しアドレスとして、当該ピーク波長に対応する吸光係数が出力される第2のテーブル402と、吸光係数とフォトディテクター122で検出された値とを用いて、SpOを算出するSpO算出部404と、を設けたことにより、発光素子121の波長を測定することなしに、発光素子121の波長のバラツキによるSpO測定精度の低下を抑制できるパルスオキシメータ10を実現できる。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
上述の実施の形態では、パルスオキシメータ10が第1及び第2のテーブル401、402を有する形態について述べたが、本発明はこれに限らず、図6に示したように、第1及び第2のテーブル401、402を1つのテーブル501にまとめてもよい。テーブル501には、フォトディテクター122で検出される光量に相当する値と吸光係数との対応関係が格納されている。テーブル501(赤色光用テーブル501a、近赤外光用テーブル501b)からは、フォトディテクター122により検出された光量に相当する値を読み出しアドレスとして、当該光量に相当する値に対応する吸光係数が出力される。つまり、実施の形態のテーブル401、402はピーク波長を介在させて検出光量から吸光係数を導出するが、図6のテーブル501はピーク波長を介在させずに検出光量から直接吸光係数を導出するようになっている。
上述の実施の形態では、本発明をパルスオキシメータに適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、発光素子の発光波長に応じた吸光係数を用いて血液特性を測定する血液特性測定装置に広く適用可能である。例えば、特許文献2に記載されたような非侵襲で血液中のヘモグロビンがグルコースと結合した割合を分析するヘモグロビンA1c分析装置に適用することもできる。また、特許文献3に記載されたような非侵襲で生体中のグルコース濃度を測定する非侵襲血糖値測定装置に適用することもできる。
要は、発光素子と、測定部位を透過又は反射した前記発光素子の光を受光するフォトディテクターと、前記フォトディテクターで検出される光量に相当する値とピーク波長との対応関係が格納された第1のテーブルと、ピーク波長と吸光係数との対応関係が格納された第2のテーブルと、前記吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値とを用いて、血液特性を算出する血液特性算出部と、を設ければ、発光素子の波長を測定することなしに、発光素子の波長のバラツキによる血液特性の測定精度の低下を抑制できる血液特性測定装置を実現できる。
また、測定部位を透過又は反射した前記発光素子の光を受光するフォトディテクターと、前記フォトディテクターで検出される光量に相当する値と吸光係数との対応関係が格納されたテーブルと、前記吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値とを用いて、血液特性を算出する血液特性算出部と、を設けるようにしても同様に発光素子の波長を測定することなしに、発光素子の波長のバラツキによる血液特性の測定精度の低下を抑制できる血液特性測定装置を実現できる。
因みに、血液特性算出部による血液特性の算出の方法については、従来の種々の方法を採用できる。例えば、吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値に加えて、散乱光を用いて血液特性を算出してもよい。算出する血液特性は、特許文献2のように血液中のヘモグロビンがグルコースと結合した割合でもよく、特許文献3のように生体中のグルコース濃度でもよく、それ以外でもよい。要は、本発明のテーブルを用いた構成は、発光素子の発光波長に応じた吸光係数を用いて血液特性を測定するものに広く適用可能である。
本発明は、発光波長に応じた吸光係数を用いてSpOや血液特性を測定する、パルスオキシメータや血液特性測定装置に広く適用可能である。
10 パルスオキシメータ
100 プローブ部
121 発光素子
122 フォトディテクター
200 本体部
214a 演算部
300 ケーブル
401 第1のテーブル
401a、402a、501a 赤色光用テーブル
401b、402b、501b 近赤外光用テーブル
402 第2のテーブル
403 記憶部
404 SpO算出部
501 テーブル

Claims (10)

  1. 発光素子と、
    測定部位を透過又は反射した前記発光素子の光を受光するフォトディテクターと、
    前記フォトディテクターで検出される光量に相当する値とピーク波長との対応関係が格納された第1のテーブルと、
    ピーク波長と吸光係数との対応関係が格納された第2のテーブルと、
    前記吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値とを用いて、SpOを算出するSpO算出部と、
    を具備するパルスオキシメータ。
  2. 前記第1のテーブルからは、前記フォトディテクターにより検出された光量に相当する値を読み出しアドレスとして、当該光量に相当する値に対応するピーク波長の値が出力され、
    前記第2のテーブルからは、前記第1のテーブルから出力されたピーク波長を読み出しアドレスとして、当該ピーク波長に対応する吸光係数が出力される、
    請求項1に記載のパルスオキシメータ。
  3. 前記第2のテーブルから出力された吸光係数を記憶する記憶部を有し、
    前記記憶部には、SpOの測定に先立って、前記発光素子、前記フォトディテクター、前記第1及び第2のテーブルを用いて得られた吸光係数が格納されており、
    SpO測定時には、前記SpO算出部が、前記記憶部に記憶された吸光係数を用いてSpOを算出する、
    請求項1又は請求項2に記載のパルスオキシメータ。
  4. 前記第1及び第2のテーブルは、それぞれ、赤色光用のテーブルと近赤外光用のテーブルとを有する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパルスオキシメータ。
  5. 発光素子と、
    測定部位を透過又は反射した前記発光素子の光を受光するフォトディテクターと、
    前記フォトディテクターで検出される光量に相当する値と吸光係数との対応関係が格納されたテーブルと、
    前記吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値とを用いて、SpOを算出するSpO算出部と、
    を具備するパルスオキシメータ。
  6. 前記テーブルからは、前記フォトディテクターにより検出された光量に相当する値を読み出しアドレスとして、当該光量に相当する値に対応する吸光係数が出力される、
    請求項5に記載のパルスオキシメータ。
  7. 前記テーブルから出力された吸光係数を記憶する記憶部を有し、
    前記記憶部には、SpOの測定に先立って、前記発光素子、前記フォトディテクター、前記テーブルを用いて得られた吸光係数が格納されており、
    SpO測定時には、前記SpO算出部が、前記記憶部に記憶された吸光係数を用いてSpOを算出する、
    請求項5又は請求項6に記載のパルスオキシメータ。
  8. 前記テーブルは、それぞれ、赤色光用のテーブルと近赤外光用のテーブルとを有する、
    請求項6から請求項7のいずれか一項に記載のパルスオキシメータ。
  9. 発光素子と、
    測定部位を透過又は反射した前記発光素子の光を受光するフォトディテクターと、
    前記フォトディテクターで検出される光量に相当する値とピーク波長との対応関係が格納された第1のテーブルと、
    ピーク波長と吸光係数との対応関係が格納された第2のテーブルと、
    前記吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値とを用いて、血液特性を算出する血液特性算出部と、
    を具備する血液特性測定装置。
  10. 測定部位を透過又は反射した発光素子の光を受光するフォトディテクターと、
    前記フォトディテクターで検出される光量に相当する値と吸光係数との対応関係が格納されたテーブルと、
    前記吸光係数と前記フォトディテクターで検出された値とを用いて、血液特性を算出する血液特性算出部と、
    を具備する血液特性測定装置。
JP2018035490A 2018-02-28 2018-02-28 パルスオキシメータ及び血液特性測定装置 Active JP7091090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018035490A JP7091090B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 パルスオキシメータ及び血液特性測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018035490A JP7091090B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 パルスオキシメータ及び血液特性測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019150104A JP2019150104A (ja) 2019-09-12
JP7091090B2 true JP7091090B2 (ja) 2022-06-27

Family

ID=67946485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018035490A Active JP7091090B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 パルスオキシメータ及び血液特性測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7091090B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006081703A (ja) 2004-09-16 2006-03-30 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
JP2006122693A (ja) 1995-06-07 2006-05-18 Masimo Corp オキシメータ用の調節可能な波長を有する光源
WO2012066930A1 (ja) 2010-11-16 2012-05-24 株式会社 日立メディコ 生体光計測装置とその作動方法
US20130134989A1 (en) 2011-11-30 2013-05-30 Nellcor Puritan Bennett Llc Calibration resistance emulator

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3091929B2 (ja) * 1992-05-28 2000-09-25 日本光電工業株式会社 パルスオキシメータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122693A (ja) 1995-06-07 2006-05-18 Masimo Corp オキシメータ用の調節可能な波長を有する光源
JP2006081703A (ja) 2004-09-16 2006-03-30 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
WO2012066930A1 (ja) 2010-11-16 2012-05-24 株式会社 日立メディコ 生体光計測装置とその作動方法
US20130134989A1 (en) 2011-11-30 2013-05-30 Nellcor Puritan Bennett Llc Calibration resistance emulator

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019150104A (ja) 2019-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6801797B2 (en) Pulse oximeter sensor with piece-wise function
US6501974B2 (en) Compensation of human variability in pulse oximetry
US8271063B2 (en) System and method for a non-invasive medical sensor
KR100376649B1 (ko) 저포화도에대해최적화된산소포화도측정기및센서
US7430444B2 (en) Photoplethysmographic device with species-specific calibration
JP3837161B2 (ja) オキシメータ用の調節可能な波長を有する光源
JP6878312B2 (ja) 光電式容積脈波記録法装置
US20080081972A1 (en) Symmetric LED array for pulse oximetry
US20080081966A1 (en) Symmetric LED array for pulse oximetry
US20140343382A1 (en) Methods And Systems For Using A Thermistor In Probe Identification Circuits In Or Associated With Pulse Oximeter Sensors
US20220338766A1 (en) System and method for a non-invasive medical sensor
JP6125821B2 (ja) 酸素飽和度測定装置及び酸素飽和度算出方法
US20100076319A1 (en) Pathlength-Corrected Medical Spectroscopy
JP2008505706A (ja) チアノーゼ乳児センサ
US20180317825A1 (en) Device and method for measuring the concentration of a chemical compound in blood
JP7091090B2 (ja) パルスオキシメータ及び血液特性測定装置
US20090171172A1 (en) Method and system for pulse gating
JP6741485B2 (ja) パルスフォトメータ、および血中吸光物質濃度の算出値の信頼性評価方法
CN109157224B (zh) 一种增加参考光源校准的脉搏血氧监控系统及方法
JP3635331B2 (ja) 物質計測装置
Gazivoda et al. Measurement firmware for pulse oximetry sensor
US11452470B2 (en) Devices, systems, and methods using wearable time domain-based activity tracker
JP2019097771A (ja) パルスオキシメータ及び生体情報測定用プローブ
WO2008042147A2 (en) Symmetric led array for pulse oximetry

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190704

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7091090

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150