JP7090790B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置に関する。
グラフィカルユーザインタフェイス(GUI)を用いる情報処理装置では、例えば、特許文献1に開示されるように、カーソルを用いてアイコン等の項目画像が選択される。特許文献1には、カーソルの動きを1ドット単位で連続した動きとする連続モードと10ドット単位でスキップした動きとするスキップモードで切り替える技術が記載されている。また、特許文献1には、スキップモードでのカーソルのスキップ量(カーソルがスキップする距離)を、アイコンの間隔にあらかじめ合わせておき、カーソルをアイコンから外すことなく、次々とアイコンを選択することが記載されている。ここで、連続モードとスキップモードとの切り替えは、ユーザの操作により手動で行われる。
特開2001-125703号公報
特許文献1に記載の技術では、カーソルを選択中のアイコンから他のアイコンにスキップさせる場合、予め連続モードからスキップモードに手動で切り替えておく必要があるため、操作性が悪い。
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様に係る情報処理装置は、互いに離間して配置される複数の項目画像及びカーソルを表示装置に表示する情報処理装置であって、前記カーソルをユーザが移動させるカーソル操作の内容に応じた操作情報を受け付ける受付部と、前記操作情報に基づいて前記表示装置に前記カーソルを表示させる制御部と、前記複数の項目画像のうちの一の項目画像の内側から外側に前記カーソルを移動させることを前記操作情報が指示する場合、前記一の項目画像から前記カーソルの移動方向に沿った所定距離内に他の項目画像があるかを判定する判定部と、を備え、前記制御部は、前記判定部の判定結果が肯定である場合、前記カーソルを前記一の項目画像と前記他の項目画像との間の領域を跳び越して前記他の項目画像の内側に移動させる。
本発明に係る情報処理装置によれば、制御部が判定部の判定結果に基づいてカーソルを一の項目画像と他の項目画像との間の領域を跳び越して当該他の項目画像の内側に移動するので、従来のような手動の切り替えを事前に行う必要がなく、操作性を高めることができる。
第1実施形態に係る情報処理装置を用いるシステムの構成例の外観を概略的に示す図である。 第1実施形態に係る情報処理装置を用いるシステムを示すブロック図である。 表示装置での表示の一例を示す図である。 選択中の一の項目画像から他の項目画像へカーソルが移動する場合を説明するための図である。 選択中の一の項目画像から項目画像以外の領域へカーソルが移動する場合を説明するための図である。 第1実施形態に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における選択中の一の項目画像から他の項目画像へカーソルが移動する場合を説明するための図である。 第2実施形態に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 変形例に係る情報処理装置を用いるシステムを示すブロック図である。
[1.第1実施形態]
[1.1.情報処理装置を用いるシステムの概要]
図1は、第1実施形態に係る情報処理装置10を用いるシステム1の構成例の外観を概略的に示す図である。図1に示すシステム1は、グラフィカルユーザインタフェイスを用いて各種情報処理を行うシステムである。本実施形態では、ユーザUの手Hの動き(ジェスチャ)による操作を行う構成の情報処理装置が例示される。
システム1は、図1に示すように、情報処理装置10と表示装置20と撮像装置30とを有する。情報処理装置10は、後に詳述する構成のコンピュータ装置である。図1では、情報処理装置10がノート型のパーソナルコンピュータである場合が例示される。なお、情報処理装置10は、ノート型のパーソナルコンピュータに限定されず、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレット等であってもよい。また、情報処理装置10は、既製のハードウェアを用いて構成してもよいし、専用のハードウェアを用いて構成してもよい。
表示装置20は、例えば液晶表示パネル、又は有機EL(Electro Luminescence)表示パネル等の各種の表示パネルを用いる表示装置である。なお、表示装置20は、スクリーンに画像光を投射して画像を表示するプロジェクタ等であってもよいし、ヘッドマウントディスプレイまたはヘッドアップディスプレイ等であってもよい。
撮像装置30は、ユーザUを撮像し、その撮像画像を示すデータを出力する装置である。当該撮像画像は、例えば、行列状に配置される複数の画素によって構成される。当該データは、当該撮像画像の画素ごとの輝度等に関する情報を含む。撮像装置30は、例えば撮像光学系及び撮像素子を含む。撮像光学系は、少なくとも1つの撮像レンズを含む光学系であり、プリズム等の各種の光学素子を備えてもよいし、ズームレンズやフォーカスレンズ等を備えてもよい。撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー又はCMOS(Complementary MOS)イメージセンサー等によって構成される。図1では、撮像装置30が表示装置20に対して上側に設置される場合が例示される。なお、撮像装置30の設置位置は、ユーザUを撮像することができればよく、図1の例示に限定されず、任意である。
システム1において、情報処理装置10は、複数の項目画像GI-1~GI-6及びカーソルCURを含む画像Gを表示装置20に表示させる。そして、情報処理装置10は、撮像装置30からのデータに基づいて、ユーザUからの操作を受け付けて、カーソルCURを移動させる。例えば、手Hが図1中の実線により示される位置から二点鎖線により示される位置に動いた場合、カーソルCURが図1中の実線により示される位置(項目画像GI-4)から二点鎖線により示される位置(項目画像GI-5)に移動する。以下では、複数の項目画像GI-1~GI-6を互いに区別する必要がない場合、複数の項目画像GI-1~GI-6のそれぞれを項目画像GIともいう。
カーソルCURは、複数の項目画像GI-1~GI-6のうちの一の項目画像GIから他の項目画像GIに移動する際、当該一の項目画像GIと当該他の項目画像GIとの間の領域RS1を経由せずにスキップする。このため、当該一の項目画像GI及び当該他の項目画像GIのいずれもがカーソルCURによって選択されない状態となることが防止される。ここで、複数の項目画像GI-1~GI-6は、互いに離間して配置される。このため、複数の項目画像GI-1~GI-6が互いに接して配置される場合に比べて、当該一の項目画像GI及び当該他の項目画像GIのうちのいずれがカーソルCURによって選択されるのかがユーザUにとって視覚的にわかりやすい。
また、カーソルCURが複数の項目画像GI-1~GI-6のうちの一の項目画像GIから画像G中における複数の項目画像GI-1~GI-6以外の領域RSに移動する場合、カーソルCURの位置は、当該一の項目画像GIの内側から領域RSに連続的に変化する。領域RSでは、カーソルCURの位置を任意の位置へ連続的に変化させることが可能である。このため、領域RSでのカーソルCURの移動を禁止したり領域RSでのカーソルCURをスキップさせたりする場合に比べて、任意の項目画像GIへの選択の際の操作性を高めることができる。なお、領域RSは、前述の領域RS1のほか、複数の項目画像GI-1~GI-6からなる集合体全体を囲む環状の領域RS2を含む。
[1.2.情報処理装置を用いるシステムのハードウェア構成]
図2は、第1実施形態に係る情報処理装置10を用いるシステム1を示すブロック図である。図2に示すように、情報処理装置10は、処理装置11、記憶装置12、通信装置13、入力装置14、出力装置15及びこれらの装置を接続するバス16を備える。バス16は、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間において異なるバスによって構成されてもよい。
処理装置11は、情報処理装置10の全体を制御するプロセッサであり、例えば単数又は複数のチップによって構成される。処理装置11は、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成される。なお、処理装置11の機能の一部又は全部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現してもよい。処理装置11は、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
記憶装置12は、処理装置11が読取可能な記録媒体であり、処理装置11が実行する制御プログラムP1を含む複数のプログラム、及び処理装置11が使用する各種のデータを記憶する。記憶装置12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の記憶回路の1種類以上で構成される。
通信装置13は、他の装置と通信する機器である。通信装置13は、移動体通信網又はインターネット等のネットワークを介して他の装置と通信する機能、近距離無線通信によって他の装置と通信する機能を備える。近距離無線通信には、例えばBluetooth(登録商標)、ZigBee、又は、WiFi(登録商標)等が挙げられる。本実施形態では、通信装置13は、前述の表示装置20及び撮像装置30のそれぞれと通信する機能を有する。
入力装置14は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。なお、入力装置14は、前述の撮像装置30を含んでもよい。また、入力装置14は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
出力装置15は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、出力装置15は、入力装置14と一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。また、出力装置15は、前述の表示装置20を含んでもよい。また、出力装置15は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
[1.3.情報処理装置の機能]
処理装置11は、記憶装置12から読み取った制御プログラムP1を実行することによって、受付部111及び制御部112として機能する。したがって、情報処理装置10は、受付部111と制御部112と判定部113とを備える。
受付部111は、ユーザUがカーソルCURを移動させるカーソル操作の内容に応じた操作情報を受け付ける。本実施形態の受付部111は、撮像装置30からデータに基づいてユーザUのジェスチャを検出し、当該ジェスチャを用いたカーソル操作の内容に応じた操作情報を受け付ける。具体的には、受付部111は、撮像装置30からのデータが示す撮像画像からユーザUの手Hの位置を特定し、当該位置の動きをユーザUのカーソル操作として取り扱い、当該カーソル操作の内容に応じた操作情報を含む信号を出力する。ここで、受付部111は、例えば、特定の状態にある手Hを検出し、手Hが当該特定の状態となる期間にわたって、当該操作情報を受け付ける。当該特定の状態は、特に限定されないが、例えば、表示装置20又は撮像装置30に向かってユーザUが手Hのひらを広げてかざす状態である。手Hの位置は、例えば、当該撮像画像に設定される二次元座標系の座標値として特定される。当該操作情報は、例えば、当該撮像画像に設定される二次元座標系の座標値の変化を示す情報である。なお、受付部111におけるジェスチャの検出には、例えば、テンプレートマッチング等の画像処理技術を用いることができる。また、受付部111におけるジェスチャの検出の判断基準は、例えば、機械学習等の結果に応じて変化してもよい。
制御部112は、複数の項目画像GI及びカーソルCURを表示装置20に表示させる。ここで、制御部112は、受付部111からの操作情報に基づいて表示装置20にカーソルCURを表示させる。具体的には、制御部112は、受付部111からの操作情報に基づくカーソル操作の操作量および操作方向に応じて、表示装置20の表示領域内におけるカーソルCURの位置を変更する。当該カーソル操作の操作量は、例えば、当該操作情報が二次元座標系の座標値の変化を示す情報である場合、当該座標値の変化量(移動量)である。つまり、カーソル操作の操作量は、ユーザUの手Hの移動距離を表す。また、当該カーソル操作の操作方向は、例えば、当該操作情報が二次元座標系の座標値の変化を示す情報である場合、当該座標値の移動方向である。以下、制御部112での表示制御について詳述する。
図3は、表示装置20での表示の一例を示す図である。以下では、図3に示すように、表示装置20の表示領域の横方向をX方向と表記し、縦方向をY方向と表記する。制御部112は、図3に示すように、複数の項目画像GI-1~GI-6及びカーソルCURを含む画像Gを表示装置20に表示させる。カーソルCURは、画像G内を移動する。複数の項目画像GI-1~GI-6のそれぞれは、例えば、カーソルCURによる選択により所定の指示を与えるアイコン又はボタン等である。ここで、複数の項目画像GI-1~GI-6は、互いに離間して、X方向及びY方向に行列状に並んで配置される。図3では、6つの項目画像GI-1~GI-6が互いに同じ形状及び面積を持ってX方向及びY方向に等間隔に配置される場合が例示される。なお、項目画像GIの形状、面積、数及び配置等は、図3の例示に限定されず、任意である。また、「カーソル」は、ポインタ等とも換言される。
前述のように、画像Gは、複数の項目画像GI-1~GI-6及びカーソルCURのほか、複数の項目画像GI-1~GI-6以外の領域RSを含む。領域RSは、複数の項目画像GI-1~GI-6の間の領域RS1と、複数の項目画像GI-1~GI-6からなる集合体全体を囲む環状の領域RS2と、を含む。制御部112は、カーソルCURが領域RSに位置する場合、手Hの動きに応じてカーソルCURの位置を連続的に変化させる。これに対し、制御部112は、カーソルCURが複数の項目画像GI-1~GI-6のうちの任意の一の項目画像GIの内側に位置する場合、判定部113の判定結果に基づいて、カーソルCURの移動方向によってカーソルCURの挙動を異ならせる。ここで、判定部113は、複数の項目画像GI-1~GI-6のうちの一の項目画像GIの内側から外側にカーソルCURを移動させることを受付部111からの操作情報が指示する場合、カーソルCURの移動方向に沿って当該一の項目画像GIから所定距離D内に他の項目画像GIがあるかを判定する。
図4は、選択中の一の項目画像GI-1から他の項目画像GI-2へカーソルCURが移動する場合を説明するための図である。図4に示す場合、カーソルCURの移動方向(Xの正方向)に沿って項目画像GI-1から所定距離D内に他の項目画像GIとして項目画像GI-2があるため、判定部113の判定結果は肯定である。ここで、判定部113における判定は、例えば、カーソルCURの移動方向に沿って項目画像GI-1から所定距離D離れた位置PFまでを結ぶ線分に他の項目画像GIの外縁が交差するか否かにより行う。制御部112は、判定部113の判定結果が肯定である場合、領域RS1を跳び越してカーソルCURを項目画像GI-2の内側に移動させる。すなわち、制御部112は、選択中の項目画像GI-1からカーソルCURの移動方向における所定距離D内に他の項目画像GI-2がある場合、領域RSを経由させずに当該他の項目画像GI-2にカーソルCURを移動させる。なお、図4では、所定距離D内にある他の項目画像GIの数が1つである場合が例示されるが、所定距離D内にある他の項目画像GIの数が複数であってもよい。この場合、制御部112は、所定距離D内にある複数の項目画像GIのうち選択中の項目画像GIに最も近い項目画像GIをカーソルCURの移動先として指定する。
所定距離Dは、項目画像GI-1と項目画像GI-2との間の距離L1以上、表示装置20の表示領域内においてとり得る最大値以下の任意の距離である。所定距離Dが距離L1以上であればよく、位置PFは、図4に示す位置に限定されない。また、制御部112は、例えば、複数の項目画像GIのうち、最も長い離間距離をもって隣り合う2つの項目画像GIの間の距離L2以上の任意の距離に当該所定距離Dを設定する。この設定により、斜めに隣り合う2つの項目画像GI間でも領域RS1を跳び越すカーソルCURの移動が可能である。なお、所定距離Dは、固定でも可変でもよい。当該所定距離Dが可変である場合、例えば、カーソルCURの移動方向に応じて当該所定距離Dが変化してもよい。また、隣り合う2つの項目画像GIの距離の候補の数が複数ある場合、制御部112は、これらの候補のうちの最大距離と最小距離に応じて所定距離Dを適宜設定すればよい。この設定により、カーソルCURの移動方向に他の項目画像GIがあっても、カーソルCURの位置が領域RS1に連続的に変化する条件を設定することも可能である。例えば、所定距離DをL1以上L2未満の距離とすることで、カーソルCURの移動方向が項目画像GI-1から項目画像GI-5に向かう方向であっても、ユーザUは、カーソルCURを跳び越させずに領域RS1内にカーソルCURを移動させることができる。
ここで、本実施形態の判定部113は、所定距離D内に他の項目画像GIがあり、且つ、受付部111でのカーソル操作の大きさを示す操作量が所定量以上であるかを判定する。このため、制御部112は、判定部113の判定結果が肯定となるまでの間、受付部111からの操作情報に対する操作量に応じて、項目画像GI-1の内側においてカーソルCURを移動させる。このとき、制御部112は、カーソルCURが項目画像GI-1の外縁(図4中太線で示す辺)に達した場合、判定部113の判定結果が肯定となるまでの間、カーソルCURを項目画像GI-1の外縁に接した状態のまま移動させずに停止させる。このため、選択されている項目画像GI-1からカーソルCURが外れ難いような操作感をユーザUに提供できる。
制御部112は、距離L1に応じて、前述の判定部113における判定に用いる当該所定量を設定することが好ましい。言い換えると、制御部112は、距離L1に応じて、カーソルCURを項目画像GI-1から項目画像GI-2へ移動させるのに受付部111によって受け付けられる必要な操作量を変更することが好ましい。具体的には、距離L1が大きくなるほど、前述の所定量を大きくすることが好ましい。この場合、距離L1の違いによる操作感覚のずれを小さくすることができる。
また、ユーザUがカーソルCURを項目画像GI-1から項目画像GI-2へ移動させるのに受付部111によって受け付けられる必要な操作量(以下、「選択時の操作量」ともいう)は、ユーザUがカーソルCURを複数の項目画像GI-1~GI-6以外の領域RSにおいて距離L1移動させるのに受付部111によって受け付けられる必要な操作量(以下、「非選択時の操作量」ともいう)と同じでも異なってもよい。ここで、選択時の操作量が非選択時の操作量よりも大きい場合、カーソルCURが項目画像GI-2に吸い付くような操作感をユーザUに提供できる。一方、選択時の操作量が非選択時の操作量よりも小さい場合、選択されている項目画像GI-1からカーソルCURが外れ難いような操作感をユーザUに提供できる。
なお、ユーザUが項目画像GI-2から項目画像GI-1へカーソルCURを移動させる場合も、カーソルCURの移動方向が異なる以外は、制御部112による制御は、前述の図4に示す場合と同様である。また、X方向において隣り合う他の2つの項目画像GIの間においてユーザUがカーソルCURを移動させる場合も、制御部112による制御は、前述の図4に示す場合と同様である。さらに、Y方向において隣り合う2つの項目画像GIの間においてユーザUがカーソルCURを移動させる場合も、カーソルCURの移動方向が異なる以外は、制御部112による制御は、前述の図4に示す場合と同様である。さらに、ユーザUが項目画像GI-1から項目画像GI-5へカーソルCURを移動させる場合のように、X方向およびY方向に対して傾斜する方向に隣り合う他の2つの項目画像GIの間においてユーザUがカーソルCURを移動させる場合も、カーソルCURの移動方向が異なる以外は、制御部112による制御は、前述の図4に示す場合と同様である。
図5は、選択中の項目画像GI-3から項目画像GI-1~GI-6以外の領域RSへカーソルCURが移動する場合を説明するための図である。図5に示す場合、カーソルCURの移動方向(Xの正方向)に沿って項目画像GI-3から所定距離D内に他の項目画像GIがないため、判定部113の判定結果は否定である。制御部112は、判定部113の判定結果が否定である場合、図5に示すように、カーソルCURの位置を項目画像GI-3の内側から外側(すなわち領域RS)に連続的に変化させる。領域RSでは、カーソルCURの位置が任意の位置へ連続的に変化させることが可能である。
ここで、本実施形態の制御部112は、項目画像GI-1~GI-6のうちの一の項目画像GIの内側にカーソルCURが位置する場合、複数の項目画像GI-1~GI-6以外の領域RSにカーソルCURが位置する場合と比較して、受付部111で受け付けた操作情報が示すカーソル操作の操作量あたりのカーソルCURの移動量(以下、「カーソルCURの単位操作量あたりの移動量」ともいう。)を小さくする。より具体的には、制御部112は、低速モードおよび高速モードを有し、受付部111からの操作情報に基づいて、これらのモード間において使用するモードを選択的に切り替え可能である。当該低速モードは、カーソルCURの単位操作量あたりの移動量が第1移動量であるモードである。当該高速モードは、カーソルCURの単位操作量あたりの移動量が第1移動量よりも大きい第2移動量であるモードである。このように項目画像GIの内側と外側においてカーソルCURの単位操作量あたりの移動量を異ならせることで、選択されている当該一の項目画像GIからカーソルCURが外れ難いような操作感をユーザUに提供できる。あるいは、ユーザUは、カーソルCURを領域RSにおいて迅速に移動させることができる。なお、カーソルCURの単位操作量あたりの移動量を一定としてもよい。
また、制御部112は、カーソルCURが領域RSに位置する場合、カーソルCURと複数の項目画像GI-1~GI-6のうちカーソルCURの移動方向にある項目画像GIとの位置関係に応じて、受付部111で受け付けた操作情報が示すカーソル操作の操作量あたりのカーソルCURの移動量を変更する。この場合、カーソルCURの単位操作量あたりの移動量が一定である場合に比べて、カーソルCURの操作性を高めることができる。例えば、カーソルCURの移動方向にある項目画像GIがカーソルCURから遠いほど、受付部111に対する単位操作量あたりのカーソルCURの移動量が大きく設定される。このため、目的とする項目画像GIへカーソルCURをユーザUが迅速かつ正確に移動させることが容易である。
なお、ユーザUが項目画像GI-6から領域RSへカーソルCURを移動させる場合も、制御部112による制御は、前述の図5に示す場合と同様である。また、ユーザUがその他の項目画像GIから領域RSへカーソルCURを移動させる場合も、カーソルCURの移動方向が異なる以外は、制御部112による制御は、前述の図5に示す場合と同様である。例えば、ユーザUが項目画像GI-1から領域RSへカーソルCURを移動させる場合、図3中の破線によって示されるように、ユーザUは、領域RS2を経由してカーソルCURを項目画像GI-1から最も遠い項目画像GI-6に迅速に移動させることができる。
[1.4.情報処理装置の動作]
図6は、第1実施形態に係る情報処理装置10の動作を示すフローチャートである。以下、図6に基づいて、カーソルCURの移動制御の流れを説明する。図6に示すように、まず、判定部113が、カーソルCURが複数の項目画像GI-1~GI-6のうちの一の項目画像GIを選択しているか否かを判断する(S1)。ステップS1の判断結果が肯定である場合、制御部112は、低速モードを選択する(S2)。一方、ステップS1の判断結果が否定である場合、制御部112は、高速モードを選択する(S3)。
ステップS2の後、判定部113は、選択中の項目画像GIからカーソルCURの移動方向での所定距離D内に他の項目画像GIがあるか否かを判断する(S4)。当該所定距離D内に他の項目画像GIがない場合、処理が前述のステップS1に戻る。
当該所定距離D内に他の項目画像GIがある場合、制御部112は、選択中の項目画像GIの外縁にカーソルCURが達したか否かを判断する(S5)。本ステップS5は、選択中の項目画像GIの外縁にカーソルCURが達するまで繰り返される。
選択中の項目画像GIの外縁にカーソルCURが達した場合、判定部113は、受付部111でのカーソル操作の大きさを示す操作量が所定量以上であるか否かを判断する(S6)。本ステップS6は、当該操作量が所定量以上となるまで繰り返される。
当該操作量が所定量以上である場合、判定部113の判定結果が肯定となり、制御部112は、カーソルCURを選択中の項目画像GIに対して移動方向に隣り合う他の項目画像GIへ移動させる(S7)。その後、制御部112は、終了指示があるか否かを判断する(S8)。終了指示がない場合、処理が前述のステップS1に戻る。一方、終了指示がある場合、一連の処理が終了する。
前述のステップS3の後は、制御部112は、カーソルCURの移動方向にある項目画像GIとカーソルCURとの間の位置関係に基づいて、カーソルCURの単位操作量あたりの移動量を調整する(S9)。その後、処理が前述のステップS8に移行する。
以上の情報処理装置10では、制御部112は、複数の項目画像GI-1~GI-6のうちの一の項目画像GIの内側から外側にカーソルCURを移動させる際、カーソルCURを次のように移動させる。具体的には、制御部112は、当該一の項目画像GIからカーソルCURの移動方向における所定距離D内に他の項目画像GIがある場合、カーソルCURを当該一の項目画像GIと当該他の項目画像GIとの間の領域RSを経由させずに当該他の項目画像GIの内側に移動させる。このため、当該一の項目画像GI及び当該他の項目画像GIのいずれもがカーソルCURによって選択されない状態となることを防止できる。複数の項目画像GIが互いに離間して配置されるため、複数の項目画像GIが互いに接して配置される場合に比べて、当該一の項目画像GI及び当該他の項目画像GIのうちのいずれがカーソルCURによって選択されるのかがユーザUにとって視覚的にわかりやすい。
一方、当該所定距離D内に当該他の項目画像GIがない場合、制御部112は、カーソルCURの位置を当該一の項目画像GIの内側から外側に連続的に変化させる。このため、ユーザUは、カーソルCURを、当該一の項目画像GIから複数の項目画像GI-1~GI-6のうちの当該他の項目画像GI以外の任意の項目画像GIへ、当該他の項目画像GIを経由せずに迅速に移動させることができる。この結果、当該他の項目画像GIを経由する場合に比べて、当該任意の項目画像GIへの選択の際の操作性を高めることができる。
[2.第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について説明する。以下に例示する形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図7は、第2実施形態における選択中の一の項目画像GI-1から他の項目画像GI-2へカーソルCURが移動する場合を説明するための図である。本実施形態の項目画像GI-1の内側には、図7に示すように、項目画像GI-1の右辺Sに沿って所定幅の減速領域RRが設けられる。減速領域RRは、受付部111に対する単位操作量あたりのカーソルCURの移動量が減少する領域である。その減少の程度は、減速領域RRの幅または面積に応じて決定され、特に限定されないが、例えば、通常時の20%以上80%以下の範囲内である。
本実施形態の制御部112は、カーソルCURが減速領域RRに達するまでの間、受付部111に対する操作量に応じて、前述の第1実施形態と同様の移動速度により、カーソルCURを移動させる。そして、制御部112は、カーソルCURが減速領域RRに達した場合、カーソルCURの単位操作量あたりの移動量を減少させる。このため、選択されている項目画像GI-1からカーソルCURが外れ難いような操作感をユーザUに提供できる。本実施形態では、カーソルCURが減速領域RRを経由して項目画像GI-1の外縁に達した場合、判定部113の判定結果が肯定となり、制御部112は、領域RSを経由させずにカーソルCURを項目画像GI-1から項目画像GI-2へ移動させる。
図8は、第2実施形態に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。以下、図8に基づいて、本実施形態のカーソルCURの移動制御の流れを説明する。図8に示すように、まず、判定部113が、前述の第1実施形態と同様、ステップS1の処理を実行する。本実施形態では、ステップS1の判断結果が肯定である場合、制御部112は、ステップS4の処理に移行する。一方、ステップS1の判断結果が否定である場合、制御部112は、ステップS8の処理に移行する。ステップS4において当該所定距離D内に他の項目画像GIがある場合、制御部112は、カーソルCURが減速領域RRに達したか否かを判断する(S10)。本ステップS10は、カーソルCURが減速領域RRに達するまで繰り返される。
選択中の項目画像GIの外縁にカーソルCURが達した場合、制御部112は、カーソルCURの単位操作量あたりの移動量を減少させる(S11)。その後、制御部112は、前述の第1実施形態と同様、ステップS5の処理を実行する。
選択中の項目画像GIの外縁にカーソルCURが達した場合、判定部113の判定結果が肯定となり、制御部112は、カーソルCURを選択中の項目画像GIに対して移動方向に隣り合う他の項目画像GIへ移動させる(S7A)。このとき、制御部112は、カーソルCURの単位操作量あたりの移動量を元に戻す。その後、制御部112は、前述の第1実施形態と同様、ステップS8の処理を実行する。以上の本実施形態によっても、前述の第1実施形態と同様の効果が得られる。
[3.変形例]
本発明は、以上に例示した各実施形態に限定されない。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様を併合してもよい。
(1)上述した実施形態において、表示装置20および撮像装置30が情報処理装置10とは別体である構成が例示されるが、当該構成に限定されない。例えば、表示装置20および撮像装置30の一方または両方が情報処理装置10とは一体であってもよい。
図9は、変形例に係る情報処理装置10Aを用いるシステム1Aを示すブロック図である。図9に示すシステム1Aでは、情報処理装置10A、表示装置20および撮像装置30が一体となっている。ここで、表示装置20および撮像装置30は、情報処理装置10Aのバス16に通信可能に接続される。情報処理装置10Aでは、前述の実施形態の通信装置13が省略される。
(2)上述した実施形態において、受付部111がユーザUのジェスチャを用いた操作を受け付ける構成の情報処理装置が例示されるが、当該構成に限定されない。例えば、受付部111がマウス等のポインティングデバイスを介してユーザUからの操作を受け付けてもよい。ただし、ユーザUのジェスチャを用いた操作は、一般に、マウス等のポインティングデバイスによる操作に比べて、繊細な操作が難しい。したがって、受付部111がジェスチャを用いた操作を受け付ける場合、本発明を適用することにより得られる効果が特に顕著となる。
(3)上述した各実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、上述した各実施形態の説明に用いた「装置」という文言は、回路、デバイス又はユニット等の他の用語に読替えてもよい。
(4)上述した各実施形態における処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
(5)上述した各実施形態において、入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
(6)上述した各実施形態において、判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
(7)上述した各実施形態では、記憶装置12は、処理装置11が読取可能な記録媒体であり、ROM及びRAMなどを例示したが、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ、データベース、サーバその他の適切な記憶媒体である。また、プログラムは、ネットワークから送信されても良い。また、プログラムは、電気通信回線を介して通信網から送信されても良い。
(8)上述した各実施形態において、説明した情報及び信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上述の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
(9)図2に例示された各機能は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組合せによって実現される。また、各機能は、単体の装置によって実現されてもよいし、相互に別体で構成された2個以上の装置によって実現されてもよい。
(10)上述した各実施形態で例示したプログラムは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称によって呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順又は機能等を意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
(11)上述した各実施形態において、情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
(12)上述した各実施形態において、情報処理装置10は、移動局である場合が含まれる。移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
(13)上述した各実施形態において、「接続された(connected)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」されると考えることができる。
(14)上述した各実施形態において、「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
(15)本明細書で使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
(16)上述した各実施形態において「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
(17)本願の全体において、例えば、英語におけるa、an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数を含む。
(18)本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されないことは当業者にとって明白である。本発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施できる。したがって、本明細書の記載は、例示的な説明を目的とし、本発明に対して何ら制限的な意味を有さない。また、本明細書に例示した態様から選択された複数の態様を組合わせてもよい。
1…システム、20…表示装置、111…受付部、112…制御部、CUR…カーソル、G…画像、GI…項目画像、GI-1…項目画像、GI-2…項目画像、GI-3…項目画像、GI-4…項目画像、GI-5…項目画像、GI-6…項目画像、L1…距離、L2…距離、RR…減速領域、RS…領域、RS1…領域、RS2…領域、U…ユーザ。

Claims (7)

  1. 互いに離間して配置される複数の項目画像及びカーソルを表示装置に表示する情報処理装置であって、
    前記カーソルをユーザが移動させるカーソル操作の内容に応じた操作情報を受け付ける受付部と、
    前記操作情報に基づいて前記表示装置に前記カーソルを表示させる制御部と、
    前記複数の項目画像のうちの一の項目画像の内側から外側に前記カーソルを移動させることを前記操作情報が指示する場合、前記一の項目画像から前記カーソルの移動方向に沿った所定距離内に他の項目画像があるかを判定する判定部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記判定部の判定結果が肯定である場合、前記カーソルを前記一の項目画像と前記他の項目画像との間の領域を跳び越して前記他の項目画像の内側に移動させる、
    情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記判定部の判定結果が否定である場合、前記カーソルの位置を前記一の項目画像の内側から外側に連続的に変化させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定部は、前記カーソルの移動方向に沿って前記一の項目画像から前記所定距離内に前記他の項目画像があり、且つ、前記カーソル操作の大きさを示す操作量が所定量以上であるかを判定する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記一の項目画像と前記他の項目画像との間の距離に応じて前記所定量を設定する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記一の項目画像の内側に前記カーソルが位置する場合、前記複数の項目画像以外の領域に前記カーソルが位置する場合と比較して、前記カーソル操作の操作量あたりの前記カーソルの移動量を小さくする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記カーソルが前記複数の項目画像以外の領域に位置する場合、前記カーソルと前記複数の項目画像のうち前記カーソルの移動方向にある項目画像との位置関係に応じて、前記カーソル操作の操作量あたりの前記カーソルの移動量を変更する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記受付部は、前記ユーザのジェスチャを検出するための撮像装置からのデータに基づいて、前記操作情報を受け付ける、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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