JP7090508B2 - 鉄筋構造体及びその鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造 - Google Patents

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本発明は、補強金網を有する鉄筋構造体及びその鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造に関する。
従来、合成スラブ構造は、山頂面部と谷底面部とが傾斜部を介して交互に連なって波形断面を成す波形鋼板の上面に、鉄筋構造体によって支持された溶接金網等の補強金網が設置され、コンクリートを打設して形成された構成が知られている。補強金網は、コンクリートの補強部材(例えば構造材又はひび割れ拡大防止筋等)として設置するものである。
例えば特許文献1では、波形鋼板等の基盤上に、所定の高さで鉄筋を固着した主筋配設体を等間隔で配設し、該鉄筋に溶接金網を配設した構成である。主筋配設体は、ラチス状とした1対の屈曲鉄筋と、屈曲鉄筋の上端屈曲部に溶接固着されて、1対の屈曲鉄筋を接合する上端筋と、各屈曲鉄筋の下部に溶接固着された下端筋と、で構成されている。各屈曲鉄筋の下端部には、外側に向かって拡開した支承部が形成されている。
実開平5-42432号公報
特許文献1に開示されているような鉄筋構造体は、現場での施工を迅速且つ容易にするため、製造過程で組み立てられた状態で搬送される。上記構成の主筋配設体では、複数体を積み重ねて搬送することが難しいため、搬送効率がわるく、搬送に手間とコストが掛かる。一方、現場で組み立てるとなると、手間が掛かり、施工が長期化するため、工費が嵩むおそれがある。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、製造現場から施工現場への搬送効率を高めることができ、且つ施工現場において容易に組み立てることができ、施工性を向上させることができ、更には強度及びひび割れ防止性能など、コンクリートの機能及び合成効果を向上させることができる鉄筋構造体及びその鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造を提供することを目的とする。
(i)本発明に係る鉄筋構造体は、山部と谷部とが傾斜部を介して交互に繰り返して形成されて成り、一方向に間隔をあけて複数配置された横線材と、前記横線材の上方に配置された補強金網と、前記横線材と前記補強金網とを連結し、前記補強金網を目標の高さで保持する連結部材と、を備え、前記連結部材は、前記一方向に間隔をあけて複数配置され、前記補強金網を目標の高さで保持する保持部材と、前記一方向に延び、前記横線材に接合された接合線材と、を有し、前記保持部材は、一端が前記補強金網に回動自在に取り付けられ、他端が前記接合線材に回動自在に取り付けられており、前記横線材に対して起立状態と倒伏状態とが行えるように回動自在に取り付けられているものである。
(ii)本発明に係る合成スラブ構造は、山頂面部と谷底面部とが傾斜面部を介して交互に連なって波形断面を成す波形鋼板と、前記波形鋼板の上面に設置された上記(i)の鉄筋構造体と、前記波形鋼板の上面に打設されたコンクリートと、を備え、前記鉄筋構造体は、前記横線材の山部と谷部を前記波形鋼板の山頂面部と谷底面部に嵌め合わせて設置されており、前記連結部材が前記波形鋼板の山頂面部の上面に配置されているものである。
本発明によれば、連結部材を回動させて倒伏状態とすることで、連結部材に連動して回動する補強金網を横線材の上面に重ねて折り畳むことができるので、複数個積み重ねたり、或いは波形鋼板の上面に重ねたりして、製造現場から施工現場まで搬送することができ、搬送効率を高めることができる。また、連結部材を回動させて起立させるだけで、補強金網を横線材から目標の高さに容易に設置することができるので、現場での施工性を高めることができる。また、鉄筋構造体とコンクリートと波形鋼板とが一体化することで、合成スラブ構造の強度、機能及び合成効果を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造を示した斜視図である。 本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を波形鋼板に設置した状態を示した斜視図である。 本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を波形鋼板に設置した状態を示した正面図である。 図3に示したA-A線矢視断面図である。 本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体の連結部材の構成を拡大して示した模式図である。 本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を折り畳んだ状態を示した説明図である。 本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を折り畳んだ状態における連結部材を拡大して示した模式図である。 本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造の断面図である。 本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造の波形鋼板を示した断面図である。 本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造の異なる形態を示した断面図である。 本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体であって、補強金網にフック部を設けた構成を示した正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態.
先ず、図1~図7に基づいて本実施の形態に係る鉄筋構造体100について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造を示した斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を波形鋼板に設置した状態を示した斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を波形鋼板に設置した状態を示した正面図である。図4は、図3に示したA-A線矢視断面図である。図5は、本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体の連結部材の構成を拡大して示した模式図である。図6は、本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を折り畳んだ状態を示した説明図である。図7は、本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を折り畳んだ状態における連結部材を拡大して示した模式図である。なお、図1では、合成スラブ構造200をわかりやすく説明するため、鉄筋構造体100を省略した状態を示している。
実施の形態の鉄筋構造体100は、図1及び図2に示すように、例えば山頂面部50と谷底面部51とが傾斜面部52を介して交互に連なって波形断面を成す波形鋼板5の上面に設置されてコンクリート6を打設して成る合成スラブ構造200に用いられるものである。
鉄筋構造体100は、図2~図4に示すように、横線材1と、横線材1の上方に配置された補強金網2と、横線材1と補強金網2とを連結し、補強金網2を目標の高さで保持する連結部材3と、を備えている。
横線材1は、図2及び図3に示すように、山部10と谷部11とが傾斜部12を介して交互に繰り返して形成されて成り、一方向に間隔をあけて複数配置されている。一方向とは、図示例の場合、波形鋼板5の山頂面部50及び谷底面部51の長手方向である。横線材1の山部10は、波形鋼板5の山頂面部50に沿った形状及び寸法で形成されている。横線材1の谷部11は、波形鋼板5の谷底面部51の上方に位置するような形状及び寸法で形成されている。横線材1の傾斜部12は、波形鋼板5の傾斜面部52に沿って形成されている。
横線材1の谷部11には、波形鋼板5の谷底面部51の長手方向に沿って配置された補強筋4が固着されている。補強筋4は、打設したコンクリート6の補強部材(例えば構造材又はひび割れ拡大防止筋等)として設けられている。補強筋4は、予め製造現場で横線材1に固着されてから施工現場に搬送される。なお、補強筋4は、横線材1の谷部11の上面に固着してもよい。また、補強筋4は、各谷部11に2本以上設けてもよい。
補強金網2は、図2及び図3に示すように、例えば鉄筋からなる縦材2a及び横材2bを格子網状に配置して溶接した溶接金網であり、連結部材3を介して横線材1の上方に配置されている。縦材2aは、波形鋼板5の山頂面部50及び谷底面部51の長手方向に沿って配置されている。横材2bは、波形鋼板5の山頂面部50及び谷底面部51の長手方向に直交する方向に配置されている。補強金網2は、コンクリート6の補強部材(例えば構造材又はひび割れ拡大防止筋等)として設けられている。なお、補強金網2は、溶接金網に限定されず、例えば異形鉄筋等でもよい。
連結部材3は、図2~図4に示すように、横線材1に対して起立状態と倒伏状態とが行えるように回動自在に取り付けられている。具体的には、図2に示すように、連結部材3は、波形鋼板5の山頂面部50の長手方向に沿って所定の間隔をあけて複数配置され、補強金網2を目標の高さで保持する保持部材30と、波形鋼板5の山頂面部50の長手方向に沿って延び、横線材1に接合された接合線材31と、を有している。
図5に示すように、それぞれの保持部材30は、一端が補強金網2に回動自在に取り付けられ、他端が接合線材31に回動自在に取り付けられている。具体的には、保持部材30は、両端部にリング部が形成されており、一方のリング部に補強金網2の縦材2aが挿通され、他方のリング部に接合線材31の直筋部31aが挿通されている。
接合線材31は、図4に示すように、横線材1に接合され、それぞれの保持部材30の他端が回動自在に取り付けられた直筋部31aと、直筋部31aの長さ方向に沿ってトラス状をなし、補強金網2と直筋部31aとの間に配置された斜材部31bと、を有している。直筋部31aと斜材部31bの頂点部とが当接する部分は、溶接等で固着されている。また、斜材部31bと保持部材30が当接する部分は、溶接等で固着されている。なお、接合線材31は、図示した構成に限定されない。例えば斜材部31bは、補強金網2と直筋部31aとの間に配置された構成であれば、どのような形態でもよい。なお、連結部材3は、1本の線材で保持部材30と接合線材31とを形成してもよいし、保持部材30と接合線材31とを別部材として製造した後に組み合わせて形成してもよい。
本実施の形態に係る鉄筋構造体100は、図6に示すように、連結部材3を回動させて倒伏させることで、連結部材3に連動して回動する補強金網2を横線材1の上面に重ねることができる。また、図2~図4に示すように、鉄筋構造体100は、連結部材3を回動させて起立させることで、連結部材3に連動して回動する補強金網2を横線材1から目標の高さに設置することができる。
以上のように、本実施の形態に係る鉄筋構造体100は、連結部材3を回動させて倒伏させることで、連結部材3に連動して回動する補強金網2を横線材1の上面に重ねて畳むことができるので、複数個積み重ねたり、或いは波形鋼板5の上面に重ねたりして、製造現場から施工現場まで搬送することができ、搬送効率を高めることができる。また、鉄筋構造体100は、連結部材3を回動させて起立させるだけで、補強金網2を横線材1から目標の高さに容易に設置することができるので、現場での施工性を高め、工費を削減することもできる。
また、本実施の形態における連結部材3は、一方向に間隔をあけて複数配置され、補強金網2を目標の高さで保持する保持部材30と、一方向に延び、横線材1に接合された接合線材31と、を有している。それぞれの保持部材30は、一端が補強金網2に回動自在に取り付けられ、他端が接合線材31に回動自在に取り付けられている。また、接合線材31は、横線材1に接合され、それぞれの保持部材30の他端が回動自在に取り付けられた直筋部31aと、直筋部31aの長さ方向に沿ってトラス状を成し、補強金網2と直筋部31aとの間に配置された斜材部31bと、を有している。よって、本実施の形態に係る鉄筋構造体100では、連結部材3が簡易な構成なので、製造コストを抑えることができるし、取り扱いが容易で施工性を向上させることもできる。
次に、図1~図7を参照しつつ図8及び図9に基づいて、上記構成の鉄筋構造体100を備えた合成スラブ構造200について説明する。図8は、本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造の断面図である。図9は、本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造の波形鋼板を示した断面図である。
合成スラブ構造200は、図1、図2及び図8に示すように、波形鋼板5と、波形鋼板5の上面に設置された上記構成の鉄筋構造体100と、波形鋼板5の上面に打設されたコンクリート6と、を備えている。
波形鋼板5は、図9に示すように、山頂面部50と、山頂面部50に略平行な谷底面部51と、山頂面部50と谷底面部51とを連結する傾斜面部52と、で構成されており、山頂面部50と谷底面部51とが交互に連なる波形断面の鋼製デッキプレートである。波形鋼板5の寸法は、一例として厚さ0.6mm~2.3mm程度、高さ50mm~120mm(山高)程度で構成されている。
波形鋼板5は、2つの山頂面部50と3つの谷底面部51とで成るプレート単体を複数枚並べ、隣接するプレート単体の端部同士を連結することにより形成されている。谷底面部51の溝幅方向における両端部には、隣接する波形鋼板5を接続するための係合部5a及び5bが形成されている。隣接する波形鋼板5は、互いの係合部5a及び5bを係合させることによって一体的に接合されている。係合部5a及び5bは、一例として、上方に屈曲して立ち上がり、一方の係合部5aが他方の係合部5bの上に載ったとき、上方が離脱しないように掛け止まる屈曲させた構成である。
波形鋼板5の各傾斜面部52には、谷底面部51に近い位置に谷底面部51と平行に突き出した突条部53が形成されている。突条部53と谷底面部51とによって、凹溝部54が形成されている。また、波形鋼板5の各傾斜面部52には、複数のエンボス55が形成されている。エンボス55は、例えば押圧加工により形成される。合成スラブ構造200は、波形鋼板5の上面に打設されたコンクリート6が、凹溝部54及びエンボス55の周囲に回り込んで硬化することで、波形鋼板5とコンクリート6とがずれる事態を防止でき、耐力や変形性能を高めることができる。
上記構成の鉄筋構造体100は、図2及び図8に示すように、横線材1の山部10と谷部11を波形鋼板5の山頂面部50と谷底面部51に嵌め合わせて配置されている。連結部材3は、波形鋼板5の山頂面部50の上面に配置される。鉄筋構造体100を波形鋼板5に設置するには、図6に示すように、鉄筋構造体100を製造現場から折り畳んだ状態で運び、施工現場において波形鋼板5の上面に配置する。鉄筋構造体100は、横線材1を波形鋼板5の形状に嵌め合わせるだけで容易に位置決めして固定することができる。そして、図2及び図3に示すように、連結部材3を回動させて起立させ、補強金網2を横線材1から目標の高さに設置する。
コンクリート6は、鉄筋構造体100と補強金網2とを設置した波形鋼板5の上面に打設される。コンクリート6の厚さは、合成スラブ構造200の用途にもよるが、一例として波形鋼板5の山頂面部50から50mm~300mm程度である。
なお、図10は、本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体を備えた合成スラブ構造の異なる形態を示した断面図である。図11は、本発明の実施の形態に係る鉄筋構造体であって、補強金網にフック部を設けた構成を示した正面図である。本実施の形態における合成スラブ構造200は、図10に示すように、鉄筋構造体100の上面に上部補強金網7を設置してもよい。つまり、上部補強金網7は、補強金網2の上面に設置される。上部補強金網7の構成は、上記した補強金網2の構成と同じである。このように、上部補強金網7を設置することで、合成スラブ構造200の強度を一層高めることができる。なお、図11に示すように、補強金網2に上向きのフック部2cを設けて、該フック部2cで上部補強金網7を掛け留める構成としてもよい。フック部2cを設けることによって、上部補強金網7をしっかりと位置決めして固定することができる。
以上のように、本実施の形態に係る鉄筋構造体100を備えた合成スラブ構造200は、山頂面部50と谷底面部51とが傾斜面部52を介して交互に連なって波形断面を成す波形鋼板5と、波形鋼板5の上面に設置された鉄筋構造体100と、波形鋼板5の上面に打設されたコンクリート6と、を備えている。鉄筋構造体100は、横線材1の山部10と谷部11を波形鋼板5の山頂面部50と谷底面部51に嵌め合わせて設置されており、連結部材3が波形鋼板5の山頂面部50の上面に配置されている。よって、合成スラブ構造200は、連結部材3を回動させて起立させるだけで、補強金網2を横線材1から目標の高さに設置することができるので、鉄筋構造体100の設置作業が容易であり、工期短縮と費用の削減に寄与することができる。
また、本実施の形態における合成スラブ構造200は、横線材1の山部10と谷部11を波形鋼板5の山頂面部50と谷底面部51に嵌め合わせて設置することで、鉄筋構造体100をしっかりと位置決めして固定することができるし、波形鋼板5の溝幅方向に引っ張り作用が生じて係合部5a及び5bの係合状態を強固なものとすることができる。
また、鉄筋構造体100には、横線材1に交差させて固着された補強筋4を備えているので、コンクリート6の機能(強度及びひび割れ拡大を防止する効果)を高めることができ、合成スラブ構造200の強度を高めることができる。
更に、合成スラブ構造200は、横線材1、補強金網2、連結部材3及び上部補強金網7も補強部材としても機能するので合成スラブ構造200の強度を高めることができる。そして、多くの鋼材を使用して一体化した構成なので、その補強効果で波形鋼板5とコンクリート6との合成効果を向上させ、合成スラブの機能を高めることができる。
以上に本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、波形鋼板5の寸法及び形状、係合部5a及び5bの形状は、この限りではなく、敷地面積、支持梁の設置間隔、構造上必要な強度等に応じて適宜設計変更が可能である。また、鉄筋構造体100は、上記した波形鋼板5に設置する場合に限定されず、他の用途において使用することができる。要するに、本発明は、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更及び応用のバリエーションの範囲を含むものである。
1 横線材、2 補強金網、2a 縦材、2b 横材、2c フック部、3 連結部材、4 補強筋、5 波形鋼板、5a、5b 係合部、6 コンクリート、7 上部補強金網、10 山部、11 谷部、12 傾斜部、30 保持部材、31 接合線材、31a 直筋部、31b 斜材部、50 山頂面部、51 谷底面部、52 傾斜面部、53 突条部、54 凹溝部、55 エンボス、100 鉄筋構造体、200 合成スラブ構造。

Claims (8)

  1. 山部と谷部とが傾斜部を介して交互に繰り返して形成されて成り、一方向に間隔をあけて複数配置された横線材と、
    前記横線材の上方に配置された補強金網と、
    前記横線材と前記補強金網とを連結し、前記補強金網を目標の高さで保持する連結部材と、を備え、
    前記連結部材は、
    前記一方向に間隔をあけて複数配置され、前記補強金網を目標の高さで保持する保持部材と、
    前記一方向に延び、前記横線材に接合された接合線材と、を有し、
    前記保持部材は、一端が前記補強金網に回動自在に取り付けられ、他端が前記接合線材に回動自在に取り付けられており、前記横線材に対して起立状態と倒伏状態とが行えるように回動自在に取り付けられている、鉄筋構造体。
  2. 前記接合線材は、
    前記横線材に接合され、それぞれの前記保持部材の他端が回動自在に取り付けられた直筋部と、
    前記直筋部の長さ方向に沿ってトラス状を成し、前記補強金網と前記直筋部との間に配置された斜材部と、を有している、請求項に記載の鉄筋構造体。
  3. 前記横線材に交差させて固着された補強筋を、更に備えている、請求項1又は2に記載の鉄筋構造体。
  4. 山頂面部と谷底面部とが傾斜面部を介して交互に連なって波形断面を成す波形鋼板と、
    前記波形鋼板の上面に設置された鉄筋構造体と、
    前記波形鋼板の上面に打設されたコンクリートと、を備え、
    前記鉄筋構造体は、
    山部と谷部とが傾斜部を介して交互に繰り返して形成されて成り、一方向に間隔をあけて複数配置された横線材と、
    前記横線材の上方に配置された補強金網と、
    前記横線材と前記補強金網とを連結し、前記補強金網を目標の高さで保持する連結部材と、を有し、
    前記連結部材は、前記横線材に対して起立状態と倒伏状態とが行えるように回動自在に取り付けられており、
    前記鉄筋構造体は、前記横線材の山部と谷部を前記波形鋼板の山頂面部と谷底面部に嵌め合わせて設置されており、前記連結部材が前記波形鋼板の山頂面部の上面に配置されている、合成スラブ構造。
  5. 前記鉄筋構造体は、前記横線材に交差させて固着された補強筋を、更に備えている、請求項4に記載の合成スラブ構造。
  6. 山頂面部と谷底面部とが傾斜面部を介して交互に連なって波形断面を成す波形鋼板と、
    前記波形鋼板の上面に設置された請求項1~のいずれか一項に記載した鉄筋構造体と、
    前記波形鋼板の上面に打設されたコンクリートと、を備え、
    前記鉄筋構造体は、前記横線材の山部と谷部を前記波形鋼板の山頂面部と谷底面部に嵌め合わせて設置されており、前記連結部材が前記波形鋼板の山頂面部の上面に配置されている、合成スラブ構造。
  7. 前記補強金網の上面には、上部補強金網が配置されている、請求項4~6のいずれか一項に記載の合成スラブ構造。
  8. 前記補強金網には、前記上部補強金網を掛け留めるフック部が設けられている、請求項に記載の合成スラブ構造。
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