JP7090290B2 - トークン処理システム、サーバ装置及び携帯端末、トークン処理方法並びにトークン処理用プログラム - Google Patents

トークン処理システム、サーバ装置及び携帯端末、トークン処理方法並びにトークン処理用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、トークンを処理するためのトークン処理システム、サーバ装置及び携帯端末、トークン処理方法並びにトークン処理用プログラムに関する。
現在、各国においては、法定通貨が流通し、経済的決済の少なくとも一部のために法定通貨が利用されている。また、貯蓄の少なくとも一部は通貨の貯蓄となっている。
しかし、現在の通貨を用いた経済では、通貨が積極的に売買などのために利用されないと、通貨が流通せず、経済が停滞してしまう傾向がある。つまり、各人が通貨の使用よりも貯蓄に傾いてしまうと、経済が停滞してしまう傾向がある。
また、現在の通貨を用いた経済では、通貨を稼ぐことができないと、衣食住といった基本的な生活に欠かせないものも十分に購入することができないおそれがある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、経済が停滞することを防止することができ、また、利用する者が必要とする商品を購入したりサービスの提供を受けることができることを保証できるトークン処理システム、サーバ装置及び携帯端末、トークン処理方法並びにトークン処理用プログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、
第1種トークン及び第2種トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理システムであって、
各期首において各メンバーに対応する各コンテナに対して第1の所定の額の第1種トークンを支給する第1種トークン支給手段と、
少なくともメンバーが前記経済コミュニティに加入するときにそのメンバーに対応するコンテナに対して第2の所定の額の第2種トークンを支給する第2種トークン支給手段と、
各期末において各コンテナに残っている前記第1種トークンの全額を回収する第1種トークン回収手段と、
前記各期末において各コンテナに残っている前記第2種トークンの一部を回収する第2種トークン回収手段と、
第1のメンバーから第2のメンバーに対して支払いをする際に、支払額が前記第1のメンバーに対応するコンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行する支払手段と、
前記支払手段による支払いに対応して、前記支払額と同額の前記第2種トークンを前記第2のメンバーに対応するコンテナが受け取るようにする受取手段と、
を備えることを特徴とするトークン処理システムが提供される。
また、本発明によれば、
第1種トークン及び第2種トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理システムで用いられるサーバ装置であって、
各期首において各メンバーに対応する各コンテナに対して第1の所定の額の第1種トークンを支給する第1種トークン支給手段と、
少なくともメンバーが前記経済コミュニティに加入するときにそのメンバーに対応するコンテナに対して第2の所定の額の第2種トークンを支給する第2種トークン支給手段と、
各期末において各コンテナに残っている前記第1種トークンの全額を回収する第1種トークン回収手段と、
前記各期末において各コンテナに残っている前記第2種トークンの一部を回収する第2種トークン回収手段と
第1のメンバーから第2のメンバーに対して支払いをする際に、支払額が前記第1のメンバーに対応するコンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行する支払手段と、
前記支払手段による支払いに対応して、前記支払額と同額の前記第2種トークンを前記第2のメンバーに対応するコンテナが受け取るようにする受取手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置が提供される。
更に、本発明によれば、
第1種トークン及び第2種トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理システムであって、サーバ装置及び該サーバ装置と通信可能な複数の携帯端末とを含むトークン処理システムに含まれる携帯端末であって、
前記サーバ装置は、各期首において各メンバーに対応する各コンテナに対して第1の所定の額の第1種トークンを支給する第1種トークン支給手段と、少なくともメンバーが前記経済コミュニティに加入するときにそのメンバーに対応するコンテナに対して第2の所定の額の第2種トークンを支給する第2種トークン支給手段と、各期末において各コンテナに残っている前記第1種トークンの全額を回収する第1種トークン回収手段と、前記各期末において各コンテナに残っている前記第2種トークンの一部を回収する第2種トークン回収手段と、を備え、
自携帯端末は、
携帯端末を保有するメンバーから他の携帯端末を保有するメンバーに対して支払いをする際に、支払額が携帯端末を保有するメンバーに対応するコンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行する支払手段と、
他の携帯端末に備わる前記支払手段による支払いに対応して、前記他の携帯端末を保有するメンバーに対応するコンテナからの支払額と同額の前記第2種トークンを携帯端末を保有するメンバーに対応するコンテナが受け取るようにする受取手段と、
前記サーバ装置に備わる前記第1種トークン支給手段から支給される前記第1の所定の額の前記第1種トークンを自携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナに追加する第1種トークン追加手段と、
前記サーバ装置に備わる前記第2種トークン支給手段から支給される前記第2の所定の額の前記第2種トークンを自携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナに追加する第2種トークン追加手段と、
前記サーバ装置に備わる前記第1種トークン回収手段により回収される前記第1種トークンと同額の前記第1種トークンを自携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナから除く第1種トークン削除手段と、
前記サーバ装置に備わる前記第2種トークン回収手段により回収される前記第2種トークンと同額の前記第2種トークンを自携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナから除く第2種トークン削除手段と、
を備えることを特徴とする携帯端末が提供される。
更に、本発明によれば、
第1種トークン及び第2種トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理システムであって、サーバ装置及び該サーバ装置と通信可能な複数の携帯端末とを含むトークン処理システムに含まれるサーバ装置であって、
各期首において各メンバーに対応する各コンテナに対して第1の所定の額の第1種トークンを支給する第1種トークン支給手段と、
少なくともメンバーが前記経済コミュニティに加入するときにそのメンバーに対応するコンテナに対して第2の所定の額の第2種トークンを支給する第2種トークン支給手段と、
各期末において各コンテナに残っている前記第1種トークンの全額を回収する第1種トークン回収手段と、
前記各期末において各コンテナに残っている前記第2種トークンの一部を回収する第2種トークン回収手段と、
を備え、
前記複数の端末の各々は、
自携帯端末を保有するメンバーから他の携帯端末を保有するメンバーに対して支払いをする際に、支払額が自前記携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行する支払手段と、
他の携帯端末に備わる前記支払手段による支払いに対応して、前記他の携帯端末を保有するメンバーに対応するコンテナからの支払額と同額の前記第2種トークンを自携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナが受け取るようにする受取手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置が提供される。
更に、本発明によれば、
第1種トークン及び第2種トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理方法であって、
サーバ装置が、各期首において各メンバーに対応する各コンテナに対して第1の所定の額の第1種トークンを支給する第1種トークン支給ステップと、
前記サーバ装置が、少なくともメンバーが前記経済コミュニティに加入するときにそのメンバーに対応するコンテナに対して第2の所定の額の第2種トークンを支給する第2種トークン支給ステップと、
前記サーバ装置が、各期末において各コンテナに残っている前記第1種トークンの全額を回収する第1種トークン回収ステップと、
前記サーバ装置が、前記各期末において各コンテナに残っている前記第2種トークンの一部を回収する第2種トークン回収ステップと、
第1のメンバーから第2のメンバーに対して支払いをする際に、前記サーバ装置又は前記第1のメンバーに対応する第1の携帯端末が、支払額が前記第1のメンバーに対応するコンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行する支払ステップと、
前記サーバ装置又は前記第2のメンバーに対応する第2の携帯端末が、前記支払ステップによる支払いに対応して、前記支払額と同額の前記第2種トークンを前記第2のメンバーに対応するコンテナが受け取るようにする受取ステップと、
を備えることを特徴とするトークン処理方法が提供される。
更に、本発明によれば、コンピュータを上記のサーバ装置として機能させるためのトークン処理用プログラムが提供される。
更に、本発明によれば、コンピュータを上記の携帯端末として機能させるためのトークン処理用プログラムが提供される。
本発明によれば、経済が停滞することを防止することができ、また、利用する者が必要とする商品を購入したりサービスの提供を受けることができることを保証できる。
本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの全体の構成を示す概念図である。 図1に示す携帯端末の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す本部サーバ装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムを用いて2人のメンバーが取引きをする際に、これらの2人のメンバーに対応する2つの携帯端末により支払い処理及び受け取り処理をする時の動作の説明をするフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムを用いて2人のメンバーが取引きをする際に、これらの2人のメンバーに対応する2つの携帯端末により支払い処理及び受け取り処理をする時の動作の説明をする他のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムを用いて2人のメンバーが取引きをする際に、これらの2人のメンバーに対応する2つの携帯端末により支払い処理及び受け取り処理をする時の他の動作の説明をするフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムを用いて青トークンの支給処理をする時の動作の説明をするフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムを用いて繰越処理をする時の動作の説明をする他のフローチャートである。 図8に示す回収処理の詳細を示すフローチャートである。 図8に示す支給処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例における初期設定を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#1におけるメンバー間の取引きを説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#1における繰越処理に含まれる回収処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#1における繰越処理に含まれる支給処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#1におけるメンバー間の取引きを説明するための仕訳表である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#1における繰越処理を説明するための仕訳表である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#2におけるメンバー間の取引きを説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#2における繰越処理に含まれる回収処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#2における繰越処理に含まれる支給処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#2におけるメンバー間の取引きを説明するための仕訳表である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#2における繰越処理を説明するための仕訳表である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#3におけるメンバー間の取引きを説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#3における繰越処理に含まれる回収処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#3における繰越処理に含まれる支給処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#3におけるメンバー間の取引きを説明するための仕訳表である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#3における繰越処理を説明するための仕訳表である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#4におけるメンバー間の取引きを説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#4における繰越処理に含まれる回収処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#4における繰越処理に含まれる支給処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#4におけるメンバー間の取引きを説明するための仕訳表である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#4における繰越処理を説明するための仕訳表である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#5におけるメンバー間の取引きを説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#5における繰越処理に含まれる回収処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#5における繰越処理に含まれる支給処理を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#5におけるメンバー間の取引きを説明するための仕訳表である。 本発明の第1の実施の形態によるトークン処理システムの運用例#5における繰越処理を説明するための仕訳表である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
<概略>
本発明の実施形態によるコミュニティでは、赤トークンと称されるトークンと青トークンと称されるトークンが用いられる。
新たにコミュニティに加入したメンバーには所定の額の青トークンが本部から支給される。
また、コミュニティに加入している各メンバーには、月初に所定の額の赤トークンが本部から支給される。
更に、月末にメンバーの手元に残っている赤トークンは本部に回収される。つまり、月末においてメンバーの手元に赤トークンが残っていても、その赤トークンはメンバーの赤トークンとして翌月に繰り越されることはなく、本部により回収されることになる。
更に、月末にメンバーの手元に残っている青トークンの半額は本部に回収される。つまり、月末においてメンバーの手元に青トークンが残っていても、その青トークンの半分はメンバーの青トークンとして翌月に繰り越されることはなく、本部により回収されることになる。
メンバー間の支払いのためには、赤トークンを使用することもできるし、青トークンを使用することもできるし、これらを混ぜて使用することもできる。但し、青トークンよりも赤トークンのほうが保持する価値が少ないので赤トークンが優先的に支払いのために利用されるというインセンティブがメンバーに働く。このインセンティブを装置に組み入れてもよい。
支払いを受けたメンバーは、全額を青トークンとして受け取る。つまり、支払いの全て又は一部が赤トークンによりなされたとしても、全額を青トークンとして受け取る。従って、支払いのために利用された赤トークンは、支払いの瞬間に消滅することになり、それに対応する青トークンが発生することになる。
上述したように、メンバーの手元に赤トークンが月末に残っていても、残っている全ての赤トークンが本部により回収されるので、メンバーに対しては、月内に赤トークンの全てを使用するためのインセンティブが働く。これにより、赤トークンの流通性を担保することができる。
また、上述したように、メンバーの手元に青トークンが月末に残っていても、残っている青トークンのうちの半分が本部により回収される。これが数ヶ月に亘り繰り返されると、月を繰り越す度に半減することになる。従って、メンバーに対しては、ある程度積極的に青トークンを使用するためのインセンティブが働く。これにより、青トークンの流通性を担保することができる。但し、青トークンにはある程度の貯蓄性が残されていることになる。
いずれにしてもメンバーは、一度取得したトークンを使用しなくても永久に保持することができない。しかし、メンバーには赤トークンが支給され、これにより支払いをすることができる。
<構成>
図1は、本発明の実施の形態による、赤トークン及び青トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理システムの全体の構成を示す概念図である。
このトークン処理システムは、インターネットなどのネットワーク101により相互に接続された本部サーバ装置111及び複数の携帯端末113-#1、113-#2、113-#3、・・・、113-#Nを含む。以下、携帯端末113といったときには、任意の携帯端末のことを指す。
本部サーバ装置111は、経済コミュニティの運用会社により管理される。複数の携帯端末113-#1、113-#2、113-#3、・・・、113-#Nの各々は、複数のメンバーの各々が保有するものである。
図2を参照すると、携帯端末113は、通信部201、ユーザインターフェース203、赤トークン受取部205、赤トークン支払部207、青トークン受取部211、青トークン支払部213、赤トークンコンテナ209、青トークンコンテナ215、照会部217、制御部297及びバス299を含む。
通信部201は、ネットワーク101を介して、他の携帯端末113又は本部サーバ装置111と通信を行うためのものである。
ユーザインターフェース203は、例えば、液晶タッチパネルであり、携帯端末113の保有者であるメンバーに対して情報を表示し、また、メンバーからの入力を受け付ける。ユーザインターフェース203は、例えば、赤トークン残額、青トークン残額、これらの合計額、他のメンバーとの取引きにより支払いをするときの取引額を表示したり、他のメンバーとの取引きにより受取りをするときの取引額をメンバーから入力したりする。更に、ユーザインターフェース203は、請求の実行ボタンを表示し、これの押下を受け付ける。更に、ユーザインターフェース203は、支払いの実行ボタンを表示し、これの押下を受け付ける。更に、ユーザインターフェース203は、支払いに充てる赤トークンの額をメンバーから入力したり、支払いに充てる青トークンの額をメンバーから入力したりすることもできる。
赤トークンコンテナ209は、赤トークンをそこに格納しておくためのものである。
青トークンコンテナ215は、青トークンをそこに格納しておくためのものである。
赤トークン受取部205は、期首において、通信部201などを介して、本部サーバ装置111から所定の額の赤トークンを受け取り、その額の赤トークンを赤トークンコンテナ209に追加する。
赤トークン支払部207は、期末において、赤トークンコンテナ209から全残額を引き出し、それを通信部201などを介して本部サーバ装置111に送る。また、赤トークン支払部207は、他のメンバーとの取引きにおいて赤トークンにより支払うことが必要な額の赤トークンを赤トークンコンテナ209から引き出し、それを通信部201などを介して他のメンバーの携帯端末113に送る。
青トークン受取部211は、メンバーがこの経済コミュニティに加入するときに、通信部201などを介して、本部サーバ装置111から所定の額の青トークンを受け取り、その額の青トークンを青トークンコンテナ215に追加する。また、青トークン受取部211は、他のメンバーとの取引きにおいて、通信部201などを介して、赤トークンを受け取ったならば、それを青トークンとみなして、受け取った赤トークンと同額の青トークンを青トークンコンテナ215に追加する。また、青トークン受取部211は、他のメンバーとの取引きにおいて、通信部201などを介して、青トークンを受け取ったならば、受け取った青トークンを青トークンコンテナ215に追加する。
青トークン支払部213は、期末において、青トークンコンテナ215から全残額の半額を引き出し、それを通信部201などを介して本部サーバ装置111に送る。また、青トークン支払部213は、他のメンバーとの取引きにおいて青トークンにより支払うことが必要な額の青トークンを青トークンコンテナ215から引き出し、それを通信部201などを介して他のメンバーの携帯端末に送る。
照会部217は、赤トークンコンテナ209に格納されている赤トークンの残額及び青トークンコンテナ215に格納されている青トークンの残額を照会して、それらの残額に関する情報をユーザインターフェース203に送信したり、通信部201などを介して本部サーバ装置111に送信したりする。
制御部297は、携帯端末113の各部を制御する。
バス299は、これに接続された通信部201、ユーザインターフェース203、赤トークン受取部205、赤トークン支払部207、青トークン受取部211、青トークン支払部213及び照会部217が相互に通信することを可能にする。
図3を参照すると、本部サーバ装置111は、通信部301、ユーザインターフェース303、赤トークン支給部305、赤トークン回収部307、青トークン支給部309、青トークン回収部311、受取部313、支払部315、本部口座317、照会部319、制御部397及びバス399を含む。
通信部301は、ネットワーク101を介して、携帯端末113と通信を行うためのものである。
ユーザインターフェース203は、例えば、液晶タッチパネルであり、経済コミュニティの運用者に対して情報を表示し、また、運用者からの入力を受け付ける。ユーザインターフェース203は、例えば、各メンバーの赤トークン残額、青トークン残額、これらの合計額を表示したり、本部口座の残額を表示したりする。また、ユーザインターフェース203は、メンバーが加入するときに支給する青トークンの額を入力したり、各期首において各メンバーに支給する赤トークンの額を入力したりすることもできる。
本部口座317は、トークンをそこに格納しておくためのものである。なお、本部口座317に格納されるトークンからは赤トークンと青トークンを識別するための属性が外されている。
赤トークン回収部307は、期末において、通信部201などを介して、各携帯端末113の赤トークンコンテナ209の全残額を回収する。
赤トークン支給部305は、期首において、通信部201などを介して、各携帯端末113の赤トークンコンテナ209に所定の額の赤トークンを支給する。
青トークン回収部311は、所定の場合に、通信部201などを介して、所定の携帯端末111から青トークンコンテナ215から所定の額の青トークンを回収することができるものであるが、本実施形態においては使用されない。
青トークン支給部309は、メンバーがこの経済コミュニティに加入するときに、通信部301などを介して、そのメンバーに対応する携帯端末111の青トークンコンテナ215に所定の額の青トークンを支給する。
照会部319は、本部口座317に格納されているトークンの残額を照会して、その残額に関する情報をユーザインターフェース303に送信する。
受取部313は、赤トークン回収部307が携帯端末113の赤トークンコンテナ209から赤トークンを回収するときに、その回収の額と同額のトークンを本部口座に追加する。
また、受取部313は、青トークン回収部311が携帯端末113の青トークンコンテナ215から青トークンを回収する時に、その回収の額と同額のトークンを本部口座に追加する。
支払部315は、赤トークン支給部305が携帯端末113の赤トークンコンテナ209に赤トークンを支給するときに、その支給の額と同額のトークンを本部口座から差し引く。
また、支払部315は、青トークン支給部309が携帯端末113の青トークンコンテナ215に青トークンを支給するときに、その支給の額と同額のトークンを本部口座から差し引く。
制御部397は、本部サーバ装置111の各部を制御する。
バス399は、これに接続された通信部301、ユーザインターフェース303、赤トークン支給部305、赤トークン回収部307、青トークン支給部309、青トークン回収部311、受取部313、支払部315及び照会部319が相互に通信することを可能にする。
<動作>
図4乃至図6は、本発明の実施の形態による、赤トークン及び青トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理システムの動作説明するためのフローチャートである。
まず、図4及び図5を参照して、2人のメンバーが取引きをする際に、これらの2人のメンバーに対応する2つの携帯端末により支払処理及び受取処理をする時の動作の説明をする。
まず、図4を参照すると、受取側の携帯端末(以下、「携帯端末R」という。)が支払側の携帯端末(以下、「携帯端末P」という。)に対して請求額を通知する(ステップS401)。
次に、携帯端末Pは、自携帯端末Pの赤トークンコンテナ209にある赤トークンの総残額を照会する(ステップS403)。
次に、携帯端末PにおいてステップS403で照会した赤トークンの総残額がステップS401で通知された請求額以上であれば(ステップS405でYES)、赤トークンで支払いをするための準備をして(ステップS407)、ステップS417に進む。
携帯端末PにおいてステップS403で照会した赤トークンの総残額がステップS401で通知された請求額以上でなければ(ステップS405でNO)、自携帯端末Pの青トークンコンテナ215にある青トークンの総残額を照会する(ステップS409)。
携帯端末PにおいてステップS403で照会した赤トークンの総残額及びステップS409で照会した青トークンの総残額を合わせた額がステップS401で通知された請求額以上であれば(ステップS411でYES)、請求額の一部を赤トークンの総残額で支払う準備(ステップS413)、及び、不足分を青トークンで支払う準備をしてから(ステップS415)、ステップS417に進む。
ステップS417では、携帯端末Pは、携帯端末Rに対して、支払可能の旨の通知をする。
携帯端末PにおいてステップS403で照会した赤トークンの総残額及びステップS409で照会した青トークンの総残額を合わせた額がステップS401で通知された請求額以上でなければ(ステップS411でNO)、携帯端末Pは、携帯端末Rに対して、支払不能の旨の通知をする(ステップS419)。
携帯端末Rは、支払可能の通知を受けたのか又は支払不能の通知を受けたのかを判断する(ステップS421)。
支払不能の通知を受けたのであれば(ステップS421でNO)、処理を終了する。
図5に進み、支払可能の通知を受けたのであれば(ステップS421でYES)、携帯端末Pにおいて、支払いに充てる額の赤トークンを赤トークンコンテナ209の総残額から差し引き(ステップS423)、支払に充てる青トークンが必要ならば、支払いに充てる額の青トークンを青トークンコンテナ215の総残額から差し引き(ステップS425)、携帯端末Rに支払いを通知する(ステップS427)。
携帯端末Rは、支払いの通知を受けたならば、自携帯端末Rの青トークンコンテナ215に請求額を追加する(ステップS429)。
また、ステップS427では、支払いに充てる赤トークンの額と支払いに充てる青トークンの額を合わせた額を携帯端末Pから携帯端末Rに通知して、携帯端末Rにおいては、ステップS429で請求額の代わりにステップS423で通知された額を青トークンコンテナ215に追加してもよい。通常は、支払いに充てる赤トークンの額と支払いに充てる青トークンの額を合わせた額は請求額と同一であるので、結果は同一になるが、何かしらの事情により同一にならない場合にも対応させるためには、このような代替方法を用いる。
更に、支払いに充てる赤トークンの額と支払いに充てる青トークンの額の双方を携帯端末Pから携帯端末Rに通知して、携帯端末Rにおいて、それらを合わせた額を算出してその算出額を青トークンコンテナ215に追加してもよい。通常は、支払いに充てる赤トークンの額と支払いに充てる青トークンの額を合わせた額は請求額と同一であるので、結果は同一になるが、何かしらの事情により同一にならない場合にも対応させるためには、このような代替方法を用いる。
なお、ステップS423からステップS429は、トランザクション処理にすることが好ましいが、これについての説明は省略する。
上記の動作例では、請求額以上の赤トークンが残っていれば、全請求額を赤トークンにより支払う。また、請求額以上の赤トークンがなくても、青トークンにより補充できるのであれば、請求額の一部を赤トークンの全残額で支払い、請求額の残りを青トークンにより支払う。
しかし、赤トークンによる支払額と青トークンによる支払額をメンバーが決められるようにしてもよい。これを図6を参照して説明する。
図6を参照すると、受取側の携帯端末(以下、「携帯端末R」という。)が支払側の携帯端末(以下、「携帯端末P」という。)に対して請求額を通知する(ステップS401)。
次に、携帯端末Pは、自携帯端末Pの赤トークンコンテナ209にある赤トークンの総残額を照会する(ステップS603)。
次に、携帯端末Pは、自携帯端末Pの青トークンコンテナ215にある青トークンの総残額を照会する(ステップS605)。
次に、携帯端末PにおいてステップS603で照会した赤トークンの総残額及びステップS605で照会した青トークンの総残額を合わせた額がステップS401で通知された請求額以上であれば(ステップS607でYES)、携帯端末Pは、それらの額を表示し(ステップS609)、赤トークンによる支払額及び青トークンによる支払額のメンバーによる入力を受け付け(ステップS611)、それらの総額を支払額として決定し(ステップS613)、携帯端末Rに対して、支払可能の旨の通知をする(ステップS615)。
なお、一方のトークンによる支払額のみを入力して、他方のトークンによる支払額を計算により求めるようにしてもよい。
携帯端末PにおいてステップS603で照会した赤トークンの総残額及びステップS605で照会した青トークンの総残額を合わせた額がステップS401で通知された請求額以上でなければ(ステップS607でNO)、携帯端末Pは、携帯端末Rに対して、支払不能の旨の通知をする(ステップS617)。
携帯端末Rは、支払可能の通知を受けたのか又は支払不能の通知を受けたのかを判断する(ステップS421)。
これ以降の動作は、図5を参照して説明した動作と同様である。
次に、図7を参照して、青トークン支給の動作の説明をする。
新たに加入したメンバーに対応する携帯端末113の青トークンコンテナ215に所定額の青トークンを支給し、支給した青トークンの額と同額のトークンを本部口座317から差し引く。
具体的には、まず、本部サーバ装置111は、新たに加入したメンバーに対応する携帯端末113に対して青トークン支給の通知を出す(ステップS621)。なお、この通知は、支給するべき青トークンの額に関する情報を伴う。
次に、その指示を受けた携帯端末113は、青トークンコンテナ215にある青トークンをゼロから青トークン支給通知で通知された額まで増加させる(ステップS623)。
次に、その携帯端末113は、本部サーバ装置111に対して、青トークン増額完了を通知する(ステップS625)。
本部サーバ装置111は、その通知を受けたならば、通知された青トークンの額と同額のトークンを本部口座317から減額する(ステップS627)。
ステップS621からステップS627までの処理をトランザクション処理にすることが好ましいが、この説明は省略する。
次に、図8乃至図10を参照して、繰越処理の動作の説明をする。
まず、図8を参照すると、繰越処理は、回収処理(ステップS501)及び支給処理(ステップS503)を含む。
図9を参照すると、回収処理においては、全てのメンバーについてステップS511SからステップS511Eの間にある処理を繰り返す。
各繰り返しにおいては、現在の繰り返しにおけるメンバーに対応する携帯端末113の赤トークンコンテナ209から全残額を回収し、回収した赤トークンの額と同額のトークンを本部口座317に入金し、現在の繰り返しにおけるメンバーに対応する携帯端末113の青トークンコンテナ215から全残額の半額を回収し、回収した青トークンの額と同額のトークンを本部口座317に入金する。
具体的には、各繰り返しにおいては、まず、本部サーバ装置111は、現在の繰り返しにおけるメンバーに対応する携帯端末113に対して赤トークン残額回収の指示を出す(ステップS513)。
次に、その指示を受けた携帯端末113は、赤トークン残額をゼロにする(ステップS515)。
次に、その携帯端末113は、本部サーバ装置111に対して、ゼロにする前の赤トークンの残額を通知する(ステップS517)。
本部サーバ装置111は、その通知を受けたならば、通知された赤トークンの額と同額のトークンを本部口座317に追加する(ステップS519)。
次に、本部サーバ装置111は、現在の繰り返しにおけるメンバーに対応する携帯端末113に対して青トークン半残額回収の指示を出す(ステップS521)。
次に、その指示を受けた携帯端末113は、青トークン残額を半分にする(ステップS523)。
次に、その携帯端末113は、本部サーバ装置111に対して、半分にする前の青トークンの残額を通知する(ステップS525)。
本部サーバ装置111は、その通知を受けたならば、通知された青トークンの額と同額のトークンを本部口座317に追加する(ステップS527)。
ステップS513からステップS527までの処理をトランザクション処理にすることが好ましいが、この説明は省略する。
次に、図10を参照すると、支給処理においては、全てのメンバーについてステップS531SからステップS531Eの間にある処理を繰り返す。
各繰り返しにおいては、現在の繰り返しにおけるメンバーに対応する携帯端末113の赤トークンコンテナ209に所定額の赤トークンを支給し、支給した赤トークンの額と同額のトークンを本部口座317から差し引く。
具体的には、各繰り返しにおいては、まず、本部サーバ装置111は、現在の繰り返しにおけるメンバーに対応する携帯端末113に対して赤トークン支給の通知を出す(ステップS533)。なお、この通知は、支給するべき赤トークンの額に関する情報を伴う。
次に、その指示を受けた携帯端末113は、赤トークンコンテナ209にある赤トークンをゼロから赤トークン支給通知で通知された額まで増加させる(ステップS535)。
次に、その携帯端末113は、本部サーバ装置111に対して、赤トークン増額完了を通知する(ステップS537)。
本部サーバ装置111は、その通知を受けたならば、通知された赤トークンの額と同額のトークンを本部口座317から減額する(ステップS539)。
ステップS533からステップS539までの処理をトランザクション処理にすることが好ましいが、この説明は省略する。
<運用例>
次に、一例として、メンバーが4人だけの経済コミュニティにおける5通りのトークンの運用例の説明をする。なお、期の長さは、一例として一月とするが、これとは異なっていても良い。
何れの運用例においても、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDが或る同じ月の月初から経済コミュニティに加入することを仮定している。
メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDは、初月月初に、一律に50,000トークンの支給を受ける。また、毎月月初に、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDは、一律に50,000トークンの赤トークンの支給を受ける。図11は、初月月初におけるメンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDの赤トークンコンテナ及び青トークンコンテナの残額を示している。
運用例#1においては、図12に示すように、期中において、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDは、一切の売買をしない。つまり、一切の支払いも一切の受取りも発生しない。
従って、図15に示すように、初月の月末においては、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDの各自のコンテナには、50,000トークンの赤トークンと50,000トークンの青トークンがそのまま残る。
そして、翌月に入る時に回収処理と支給処理を含む繰越処理が実行される。
図13に示すように、回収処理においては、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDの各自のコンテナから赤トークンの全残額である50,000トークンが回収され、青トークンの全残額の半額である25,000トークンが回収され、これらの総額である300,000トークンが本部の口座に振り込まれる。
そして、図14に示すように、支給処理において、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDの各自のコンテナには、一律に50,000トークンの赤トークンが支給され、これに対応して、これらの総額である200,000トークンが本部の口座から引出される。
従って、図16に示すように、翌月の月初においては、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDの各自のコンテナには、50,000トークンの赤トークンと25,000トークンの青トークンが残り、本部の口座には、100,000トークンのトークンが残る。ここで、トークンが本部の口座にあるときには、赤トークンと青トークンの種別はない。
従って、取引きが全くないと、翌月における全メンバーの青トークンの残額が半減してしまう。しかし、赤トークンを使用するインセンティブが各メンバーに働いているので、このような状況が発生する可能性は非常に低い。
運用例#2は、メンバーによって支払額と受取額の大小関係が異なるものである。
運用例#2においては、図17及び図20に示すように、期中において、メンバーAは、メンバーBに対して10,000トークンの支払いをし、メンバーDに対して10,000トークンの支払いをする。また、メンバーBは、メンバーAに対して50,000トークンの支払いをし、メンバーCに対して50,000トークンの支払いをし、メンバーDに対して150,000トークンの支払いをする。更に、メンバーCは、メンバーAに対して30,000トークンの支払いをし、メンバーBに対して20,000トークンの支払いをする。更に、メンバーDは、メンバーAに対して20,000トークンの支払いをし、メンバーBに対して20,000トークンの支払いをし、メンバーCに対して20,000トークンの支払いをする。
これにより、メンバーAは総額で20,000トークンを支払い、総額で100,000トークンを受け取る。また、メンバーBは総額で150,000トークンを支払い、総額で50,000トークンを受け取る。更に、メンバーCは総額で50,000トークンを支払い、総額で70,000トークンを受け取る。更に、メンバーDは総額で60,000トークンを支払い、総額で60,000トークンを受け取る。
これにより、月末においては、メンバーAのコンテナには、30,000トークンの赤トークンと150,000トークンの青トークンが残る。また、メンバーBのコンテナには、赤トークンも青トークンも残らない。更に、メンバーCのコンテナには、赤トークンは残らないが120,000トークンの青トークンが残る。更に、メンバーDのコンテナには、赤トークンが残らないが100,000トークンの青トークンが残る。
そして、翌月に入る時に回収処理と支給処理を含む繰越処理が実行される。
図18及び図21に示すように、回収処理においては、メンバーAのコンテナからは全残額である30,000トークンの赤トークンと全残額の半分である75,000トークンの青トークンが回収され、これに対応した額である105,000トークンが本部の口座に振り込まれる。また、メンバーBのコンテナには回収できる残額がない。更に、メンバーCのコンテナには回収できる赤トークンがないが全残額の半分である60,000トークンの青トークンが回収され、これに対応した額である60,000トークンが本部の口座に振り込まれる。更に、メンバーDのコンテナには回収できる赤トークンがないが全残額の半分である50,000トークンの青トークンが回収され、これに対応した額である50,000トークンが本部の口座に振り込まれる。
そして、図19及び図21に示すように、運用例#1と同様に、支給処理において、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDの各自のコンテナには、一律に50,000トークンの赤トークンが支給され、これに対応して、これらの総額である200,000トークンが本部の口座から引出される。
従って、図21に示すように、翌月の月初においては、メンバーAのコンテナには、50,000トークンの赤トークンと75,000トークンの青トークンが残る。また、メンバーBのコンテナには、50,000トークンの赤トークンが残るが青トークンは残らない。更に、メンバーCのコンテナには、50,000トークンの赤トークンと60,000トークンの青トークンが残る。更に、メンバーDのコンテナには、50,000トークンの赤トークンと50,000トークンの青トークンが残る。本部の口座には、150,000トークンのトークンが残る。ここで、トークンが本部の口座にあるときには、赤トークンと青トークンの種別はない。
従って、期中において支払額よりも受取額が多かったメンバーA及びメンバーCの翌月月初における青トークンの額は、増加している。また、期中において支払額よりも受取額が少なかったメンバーBの翌月月初における青トークンの額は、減少し、特にその差額が100,000トークンであるためゼロになっている。更に、期中において支払額と受取額が同額であるメンバーDの翌月月初における青トークンの額は、増減していない。
メンバーAを見てみると、支払い総額が20,000トークンであるため、支払いは全て赤トークンで賄われている。また、メンバーCを見てみると、支払い総額が50,000トークンであるため、支払いは全て赤トークンで賄われている。しかし、メンバーBを見てみると、支払総額が150,000トークンであり、更に、支払額と受取額の差が100,000トークンであるため、支払いのために赤トークンの全額と青トークンの全額が充てられている。また、メンバーDを見てみると、支払い総額が60,000トークンであるが、支払額と受取額の差が無いため、支払いのために赤トークンの全額と10,000トークンの青トークンが充てられている。そして、60,000トークンの青トークンにより受取りをしているの。従って、月末における青トークンの残額は、
50,000トークン
-10,000トークン
+60,000トークン
=100,000トークン
になっている。繰越処理により50,000トークンが回収されるので、翌月の月初においては、青トークンの残額は、50,000トークンとなっており、これは初月の月初における残額と同一である。
運用例#3は、運用例#2と同様に、メンバーによって支払額と受取額の大小関係が異なるものであるが、特に、受取りをしないメンバーが発生し、また、各メンバーの支払い総額が月初における赤トークンと同額であるものである。
運用例#3においては、図22及び図25に示すように、期中において、メンバーAは、メンバーBに対して25,000トークンの支払いをし、メンバーDに対して25,000トークンの支払いをする。また、メンバーBは、メンバーDに対して50,000トークンの支払いをする。更に、メンバーCは、メンバーBに対して25,000トークンの支払いをし、メンバーDに対して25,000トークンの支払いをする。更に、メンバーDは、メンバーBに対して50,000トークンの支払いをする。
これにより、メンバーAは総額で50,000トークンを支払うが、受取りをしない。また、メンバーBは総額で50,000トークンを支払い、総額で100,000トークンを受け取る。更に、メンバーCは総額で50,000トークンを支払うが、受取りをしない。更に、メンバーDは総額で50,000トークンを支払い、総額で100,000トークンを受け取る。
これにより、月末においては、メンバーAのコンテナには、赤トークンが残らないが50,000トークンの青トークンが残る。また、メンバーBのコンテナには、赤トークンが残らないが150,000トークンの青トークンが残る。更に、メンバーCのコンテナには、赤トークンは残らないが50,000トークンの青トークンが残る。更に、メンバーDのコンテナには、赤トークンが残らないが150,000トークンの青トークンが残る。
そして、翌月に入る時に回収処理と支給処理を含む繰越処理が実行される。
図23及び図26に示すように、回収処理においては、メンバーAのコンテナには回収できる赤トークンがないが全残額の半分である25,000トークンの青トークンが回収され、これに対応した額である25,000トークンが本部の口座に振り込まれる。また、メンバーBのコンテナには回収できる赤トークンがないが全残額の半分である75,000トークンの青トークンが回収され、これに対応した額である75,000トークンが本部の口座に振り込まれる。更に、メンバーCのコンテナには回収できる赤トークンがないが全残額の半分である25,000トークンの青トークンが回収され、これに対応した額である25,000トークンが本部の口座に振り込まれる。更に、メンバーDのコンテナには回収できる赤トークンがないが全残額の半分である75,000トークンの青トークンが回収され、これに対応した額である75,000トークンが本部の口座に振り込まれる。
そして、図23及び図26に示すように、運用例#1及び運用例#2と同様に、支給処理において、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDの各自のコンテナには、一律に50,000トークンの赤トークンが支給され、これに対応して、これらの総額である200,000トークンが本部の口座から引出される。
従って、図26に示すように、翌月の月初においては、メンバーAのコンテナには、50,000トークンの赤トークンと25,000トークンの青トークンが残る。また、メンバーBのコンテナには、50,000トークンの赤トークンと75,000トークンの青トークンが残る。更に、メンバーCのコンテナには、50,000トークンの赤トークンと25,000トークンの青トークンが残る。更に、メンバーDのコンテナには、50,000トークンの赤トークンと75,000トークンの青トークンが残る。本部の口座には、トークンが残らない。
従って、期中において支払額よりも受取額が多かったメンバーB及びメンバーDの翌月月初における青トークンの額は、増加している。また、期中において支払額よりも受取額が少なかったメンバーA及びメンバーCの翌月月初における青トークンの額は、減少している。
メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDの全員を見てみると、支払い総額が50,000トークンであるため、支払いは全て赤トークンで賄われている。従って、受取りをしたメンバーB及びメンバーDは、月末においては受取り額の全額を青トークンのまま維持する。
運用例#4は、全メンバーについて、支払額と受取額が同一であるものである。
運用例#4においては、図27及び図30に示すように、期中において、メンバーAは、メンバーCに対して30,000トークンの支払いをし、メンバーDに対して30,000トークンの支払いをする。また、メンバーBは、メンバーAに対して30,000トークンの支払いをし、メンバーCに対して30,000の支払いをする。更に、メンバーCは、メンバーBに対して30,000トークンの支払いをし、メンバーDに対して30,000トークンの支払いをする。更に、メンバーDは、メンバーAに対して30,000トークンの支払いをし、メンバーBに対して30,000トークンの支払いをする。
これにより、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDは、共通して、総額で60,000トークンを支払い、総額で60,000トークンを受け取る。
これにより、月末においては、メンバーAのコンテナ、メンバーBのコンテナ、メンバーCのコンテナ及びメンバーDのコンテナには、共通して、赤トークンが残らないが、100,000トークンの青トークンが残る。つまり、全ての赤トークンが青トークンに変化したことになる。
そして、翌月に入る時に回収処理と支給処理を含む繰越処理が実行される。
図28及び図31に示すように、回収処理においては、メンバーAのコンテナには回収できる赤トークンがないが全残額の半分である50,000トークンの青トークンが回収され、これに対応した額である50,000トークンが本部の口座に振り込まれる。メンバーBのコンテナ、メンバーCのコンテナ及びメンバーDのコンテナについても同様である。
そして、図29及び図31に示すように、運用例#1、運用例#2及び運用例#3と同様に、支給処理において、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDの各自のコンテナには、一律に50,000トークンの赤トークンが支給され、これに対応して、これらの総額である200,000トークンが本部の口座から引出される。
従って、図31に示すように、翌月の月初においては、メンバーAのコンテナには、50,000トークンの赤トークンと50,000トークンの青トークンが残る。メンバーBのコンテナ、メンバーCのコンテナ及びメンバーDのコンテナについても同様である。本部の口座には、トークンが残らない。
従って、メンバーAのコンテナ、メンバーBのコンテナ、メンバーCのコンテナ及びメンバーDのコンテナの全てについて、翌月月初における赤トークンの額は50,000トークンであり、青トークンの額も50,000トークンである。つまり、赤トークン及び青トークンの何れについても、翌月月初における残額は、当月月初における残額と同一である。
運用例#5は、運用例#4と同様に、全メンバーについて、支払額と受取額が同一であるものである。なお、運用例#4では、各メンバーの支払額が60,000トークンであったが、運用例#5では、各メンバーの支払額は100,000トークンである。
運用例#5においては、図32及び図35に示すように、期中において、メンバーAは、メンバーBに対して40,000トークンの支払いをし、メンバーCに対して30,000トークンの支払いをし、メンバーDに対して30,000トークンの支払いをする。また、メンバーBは、メンバーAに対して30,000トークンの支払いをし、メンバーCに対して30,000の支払いをし、メンバーDに対して40,000トークンの支払いをする。更に、メンバーCは、メンバーAに対して40,000トークンの支払いをし、メンバーBに対して30,000トークンの支払いをし、メンバーDに対して30,000トークンの支払いをする。更に、メンバーDは、メンバーAに対して30,000トークンの支払いをし、メンバーBに対して30,000トークンの支払いをし、メンバーCに対して40,000トークンの支払いをする。
これにより、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDは、共通して、総額で100,000トークンを支払い、総額で100,000トークンを受け取る。
これにより、月末においては、メンバーAのコンテナ、メンバーBのコンテナ、メンバーCのコンテナ及びメンバーDのコンテナには、共通して、赤トークンが残らないが100,000トークンの青トークンが残る。つまり、全ての赤トークンが青トークンに変化したことになる。これは、運用例#4と同様である。
そして、翌月に入る時に回収処理と支給処理を含む繰越処理が実行される。
図33及び図36に示すように、回収処理においては、メンバーAのコンテナには回収できる赤トークンがないが全残額の半分である50,000トークンの青トークンが回収され、これに対応した額である50,000トークンが本部の口座に振り込まれる。メンバーBのコンテナ、メンバーCのコンテナ及びメンバーDのコンテナについても同様である。これも、運用例#4と同様である。
そして、図34及び図36に示すように、運用例#1、運用例#2、運用例#3及び運用例#4と同様に、支給処理において、メンバーA、メンバーB、メンバーC及びメンバーDの各自のコンテナには、一律に50,000トークンの赤トークンが支給され、これに対応して、これらの総額である20,000トークンが本部の口座から引出される。
従って、図36に示すように、翌月の月初においては、メンバーAのコンテナには、50,000トークンの赤トークンと50,000トークンの青トークンが残る。メンバーBのコンテナ、メンバーCのコンテナ及びメンバーDのコンテナについても同様である。本部の口座には、トークンが残らない。これも、運用例#4と同様である。
従って、メンバーAのコンテナ、メンバーBのコンテナ、メンバーCのコンテナ及びメンバーDのコンテナの全てについて、翌月月初における赤トークンの額は50,000トークンであり、青トークンの額も50,000トークンである。つまり、赤トークン及び青トークンの何れについても、翌月月初における残額は、当月月初における残額と同一である。これも、運用例#4と同様である。
[第2の実施の形態]
上記の実施の形態において携帯端末113に含まれている構成要素のうちの少なくとも一部を本部サーバ装置111又は他の装置に移動してもよい。
例えば、赤トークンコンテナ209及び青トークンコンテナ215を本部サーバ装置111又は他の装置に移動し、携帯端末113からアクセス出来るようにしてもよい。
また、携帯端末113に含まれている赤トークン受取部205、赤トークン支払部207、青トークン受取部211、青トークン支払部213及び制御部297を本部サーバ装置111に移動し、赤トークンコンテナ209及び青トークンコンテナ215を本部サーバ装置111又は他の装置に移動してもよい。この場合、本部サーバ装置111が赤トークンコンテナ209及び青トークンコンテナ215にアクセスすることができるようになる。また、図3に示す本部サーバ装置111は、本部サーバ装置に移動した赤トークン受取部205、赤トークン支払部207、青トークン受取部211、青トークン支払部213及び制御部297とやりとりをするようになる。携帯端末113に残った照会部217は、移動先にある赤トークンコンテナ209及び青トークンコンテナ215を照会することになる。照会部217も本部サーバ装置111に移動し、照会により得た情報を携帯端末113に送るようにしてもよい。
[第3の実施の形態]
上記の実施の形態では、期首において各メンバーに支給する赤トークンの額を一律のものとしているが、メンバーの何かしらの属性や何かしらの履歴や何かしらの基準に従ってメンバーにより異ならせてもよい。
[第4の実施の形態]
上記の実施の形態では、期末における青トークンの各メンバーのコンテナからの回収額を期末における青トークンの全残額の半額としたが、そうでなくてもよい。例えば、全残額の所定の割合の額にしてもよい。そして、所定の割合を全残額に応じて変化させても良いし、メンバーの何かしらの属性や何かしらの履歴や何かしらの基準に応じて変化させてもよい。
[第5の実施の形態]
上記の実施の形態では、各メンバーは、当該経済コミュニティのメンバーになるときに青トークンを受け取るとしたが、その他に、所定の条件が満たされた時に青トークンを追加的に受け取ってもよい。
[他の実施の形態]
上記の本部サーバ装置及び携帯端末は、それぞれ、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記の本部サーバ装置及び携帯端末によりそれぞれ行なわれるそれぞれの方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらに組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の種々の形で実施することができる。そのため、前述した各実施形態は単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるべきではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更はすべて本発明の範囲内のものである。
本発明は、商品を売買したりサービスの提供を授受する場合のそれに対する対価の支払いに利用することができる。
111 本部サーバ装置
113-#1、113-#2、113-#3、・・・、113-#N 携帯端末
201 通信部
203 ユーザインターフェース
205 赤トークン受取部
207 赤トークン支払部
209 赤トークンコンテナ
211 青トークン受取部
213 青トークン支払部
215 青トークンコンテナ
217 照会部
297 制御部
299 バス
301 通信部
303 ユーザインターフェース
305 赤トークン支給部
307 赤トークン回収部
309 青トークン支給部
311 青トークン回収部
313 受取部
315 支払部
317 本部口座
319 照会部
397 制御部
399 バス

Claims (12)

  1. 第1種トークン及び第2種トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理システムであって、
    各期首において各メンバーに対応する各コンテナに対して第1の所定の額の第1種トークンを支給する第1種トークン支給手段と、
    少なくともメンバーが前記経済コミュニティに加入するときにそのメンバーに対応するコンテナに対して第2の所定の額の第2種トークンを支給する第2種トークン支給手段と、
    各期末において各コンテナに残っている前記第1種トークンの全額を回収する第1種トークン回収手段と、
    前記各期末において各コンテナに残っている前記第2種トークンの一部を回収する第2種トークン回収手段と、
    第1のメンバーから第2のメンバーに対して支払いをする際に、支払額が前記第1のメンバーに対応するコンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行する支払手段と、
    前記支払手段による支払いに対応して、前記支払額と同額の前記第2種トークンを前記第2のメンバーに対応するコンテナが受け取るようにする受取手段と、
    を備えることを特徴とするトークン処理システム。
  2. 請求項1に記載のトークン処理システムであって、
    前記支払手段は、第1のメンバーから第2のメンバーに対して支払いをする際に、前記支払額が前記第1のメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額以下であれば、前記第1種トークンにより支払いを実行し、前記支払額が前記メンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額よりも多いが、前記第1のメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークンの総残額と前記第2種トークンにより支払いを実行することを特徴とするトークン処理システム。
  3. 第1種トークン及び第2種トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理システムで用いられるサーバ装置であって、
    各期首において各メンバーに対応する各コンテナに対して第1の所定の額の第1種トークンを支給する第1種トークン支給手段と、
    少なくともメンバーが前記経済コミュニティに加入するときにそのメンバーに対応するコンテナに対して第2の所定の額の第2種トークンを支給する第2種トークン支給手段と、
    各期末において各コンテナに残っている前記第1種トークンの全額を回収する第1種トークン回収手段と、
    前記各期末において各コンテナに残っている前記第2種トークンの一部を回収する第2種トークン回収手段と
    第1のメンバーから第2のメンバーに対して支払いをする際に、支払額が前記第1のメンバーに対応するコンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行する支払手段と、
    前記支払手段による支払いに対応して、前記支払額と同額の前記第2種トークンを前記第2のメンバーに対応するコンテナが受け取るようにする受取手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  4. 請求項に記載サーバ装置であって、
    前記支払手段は、第1のメンバーから第2のメンバーに対して支払いをする際に、前記支払額が前記第1のメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額以下であれば、前記第1種トークンにより支払いを実行し、前記支払額が前記メンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額よりも多いが、前記第1のメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークンの総残額と前記第2種トークンにより支払いを実行することを特徴とするサーバ装置。
  5. 第1種トークン及び第2種トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理システムであって、サーバ装置及び該サーバ装置と通信可能な複数の携帯端末とを含むトークン処理システムに含まれる携帯端末であって、
    前記サーバ装置は、各期首において各メンバーに対応する各コンテナに対して第1の所定の額の第1種トークンを支給する第1種トークン支給手段と、少なくともメンバーが前記経済コミュニティに加入するときにそのメンバーに対応するコンテナに対して第2の所定の額の第2種トークンを支給する第2種トークン支給手段と、各期末において各コンテナに残っている前記第1種トークンの全額を回収する第1種トークン回収手段と、前記各期末において各コンテナに残っている前記第2種トークンの一部を回収する第2種トークン回収手段と、を備え、
    自携帯端末は、
    携帯端末を保有するメンバーから他の携帯端末を保有するメンバーに対して支払いをする際に、支払額が携帯端末を保有するメンバーに対応するコンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行する支払手段と、
    他の携帯端末に備わる前記支払手段による支払いに対応して、前記他の携帯端末を保有するメンバーに対応するコンテナからの支払額と同額の前記第2種トークンを携帯端末を保有するメンバーに対応するコンテナが受け取るようにする受取手段と、
    前記サーバ装置に備わる前記第1種トークン支給手段から支給される前記第1の所定の額の前記第1種トークンを自携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナに追加する第1種トークン追加手段と、
    前記サーバ装置に備わる前記第2種トークン支給手段から支給される前記第2の所定の額の前記第2種トークンを自携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナに追加する第2種トークン追加手段と、
    前記サーバ装置に備わる前記第1種トークン回収手段により回収される前記第1種トークンと同額の前記第1種トークンを自携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナから除く第1種トークン削除手段と、
    前記サーバ装置に備わる前記第2種トークン回収手段により回収される前記第2種トークンと同額の前記第2種トークンを自携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナから除く第2種トークン削除手段と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  6. 請求項に記載の携帯端末であって、
    前記支払手段は、携帯端末を保有するメンバーから他の携帯端末を保有するメンバーに対して支払いをする際に、前記支払額が携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額以下であれば、前記第1種トークンにより支払いを実行し、前記支払額が携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額よりも多いが携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークンの総残額と前記第2種トークンにより支払いを実行することを特徴とする携帯端末。
  7. 第1種トークン及び第2種トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理システムであって、サーバ装置及び該サーバ装置と通信可能な複数の携帯端末とを含むトークン処理システムに含まれるサーバ装置であって、
    各期首において各メンバーに対応する各コンテナに対して第1の所定の額の第1種トークンを支給する第1種トークン支給手段と、
    少なくともメンバーが前記経済コミュニティに加入するときにそのメンバーに対応するコンテナに対して第2の所定の額の第2種トークンを支給する第2種トークン支給手段と、
    各期末において各コンテナに残っている前記第1種トークンの全額を回収する第1種トークン回収手段と、
    前記各期末において各コンテナに残っている前記第2種トークンの一部を回収する第2種トークン回収手段と、
    を備え、
    前記複数の端末の各々は、
    自携帯端末を保有するメンバーから他の携帯端末を保有するメンバーに対して支払いをする際に、支払額が自前記携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行する支払手段と、
    他の携帯端末に備わる前記支払手段による支払いに対応して、前記他の携帯端末を保有するメンバーに対応するコンテナからの支払額と同額の前記第2種トークンを自携帯端末を保有するメンバーに対応する前記コンテナが受け取るようにする受取手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  8. 請求項7に記載のサーバ装置であって、
    第1のメンバーから第2のメンバーに対して支払いをする際に、
    前記第1のメンバーが保有する前記携帯端末に備わる前記支払い手段は、支払額が前記第1のメンバーに対応するコンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行し、
    前記第2のメンバーが保有する前記携帯端末に備わる前記受取手段は、前記支払手段による支払いに対応して、前記支払額と同額の前記第2種トークンを前記第2のメンバーに対応するコンテナが受け取るようにする、
    サーバ装置。
  9. 第1種トークン及び第2種トークンを用いる複数のメンバーが加入する経済コミュニティを実現するためのトークン処理方法であって、
    サーバ装置が、各期首において各メンバーに対応する各コンテナに対して第1の所定の額の第1種トークンを支給する第1種トークン支給ステップと、
    前記サーバ装置が、少なくともメンバーが前記経済コミュニティに加入するときにそのメンバーに対応するコンテナに対して第2の所定の額の第2種トークンを支給する第2種トークン支給ステップと、
    前記サーバ装置が、各期末において各コンテナに残っている前記第1種トークンの全額を回収する第1種トークン回収ステップと、
    前記サーバ装置が、前記各期末において各コンテナに残っている前記第2種トークンの一部を回収する第2種トークン回収ステップと、
    第1のメンバーから第2のメンバーに対して支払いをする際に、前記サーバ装置又は前記第1のメンバーに対応する第1の携帯端末が、支払額が前記第1のメンバーに対応するコンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークン、前記第2種トークン又は前記第1種トークン及び前記第2種トークンにより支払いを実行する支払ステップと、
    前記サーバ装置又は前記第2のメンバーに対応する第2の携帯端末が、前記支払ステップによる支払いに対応して、前記支払額と同額の前記第2種トークンを前記第2のメンバーに対応するコンテナが受け取るようにする受取ステップと、
    を備えることを特徴とするトークン処理方法。
  10. 請求項9に記載のトークン処理方法であって、
    前記支払ステップは、前記サーバ装置又は前記第1の携帯端末は、第1のメンバーから第2のメンバーに対して支払いをする際に、支払額が前記第1のメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額以下であれば、前記第1種トークンにより支払いを実行し、前記支払額が前記メンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額よりも多いが、前記第1のメンバーに対応する前記コンテナに存在する前記第1種トークンの総残額と第2種トークンの総残額を合わせた額以下であれば、前記第1種トークンの総残額と前記第2種トークンにより支払いを実行することを特徴とするトークン処理方法。
  11. コンピュータを請求項3又は4に記載のサーバ装置として機能させるためのトークン処理用プログラム。
  12. コンピュータを請求項5乃至8の何れか1項に記載の携帯端末として機能させるためのトークン処理用プログラム。
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