JP7089993B2 - 覆工補強鉄筋施工支援方法及び覆工補強鉄筋施工支援装置 - Google Patents
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Description
図1は、山岳トンネル内における覆工コンクリートの補強鉄筋施工の概要を示す図である。図1に示すように、地山100を掘削したトンネルTでは、坑口部付近、土被りの小さい区間、他の構造物と近接している等の場合、吹付けコンクリート2を、段取り筋3aを含む補強鉄筋3で補強した構造にする。この補強鉄筋3は、吹付けコンクリート2に設置した吊り鉄筋金具4の片ねじ鉄筋5に結束して固定される。吊り鉄筋金具4は、トンネルTの1つの断面に約10個、1~2m毎の各支保工に設置される。
図2は、本発明の実施の形態である覆工補強鉄筋施工支援装置1の構成を示す図である。また、図3は、図2に示した覆工補強鉄筋施工支援装置1を構成する形状計測・照射装置10の詳細構成を示す図である。本実施の形態では、掘削中の山岳トンネル内に覆工補強鉄筋施工支援装置1を配置する例を挙げて説明する。なお、以下、補強鉄筋施工としてアンカー方式を採用した場合について説明するが、他の補強鉄筋施工として上記の溶接方式やクリップ方式などの他の方式であってもよい。
ここで、図6に示したフローチャートを参照して、本発明の実施の形態である覆工補強鉄筋施工支援処理手順について説明する。図4に示すように、まず、形状計測・照射装置10をトンネルT内に設置する(ステップS101)。この設置は、たとえば、水準器などを取り付けておき、η軸、ξ軸が水平方向となるようにすることが好ましい。この設置によって、x、y、zのトンネルT内の直交座標系に対して、ξ軸、η軸がそれぞれ、x軸、y軸に対して所定回転角θ分、ずれたξ、η、ζの直交座標系となる。ζ軸は、z軸と一致したものとなる。
Lb=√(yi2+zi2)-Lcb-Ls …(25)
ただし、Lcbは、設計におけるトンネル中央位置Cから片ねじ鉄筋5の先端までの距離である。また、Lsは、アンカーボルト7のねじ部の長さである。なお、√(yi2+zi2)は、x軸上のトンネル中央位置C(y,z)=(0,0)から計測点DD(yi,zi)までの距離である。
L1<Lb≦L2
である場合には、長さL2の片ねじ鉄筋5を設置し、
L2<Lb≦L3
である場合には、長さL3の片ねじ鉄筋5を設置し、
L3<Lb≦L4
である場合には、長さL4の片ねじ鉄筋5を設置することを提示するために、計測点DDの点群データDにそれぞれ長さL2,L3,L4に対応した色情報を付与する。具体的には、図15に示すように、長さL2,L3,L4に対してそれぞれ黄色、緑色、青色の色情報を付与する。図15では、トンネル中央位置Cに近い点群データD1に、短い長さL2に対応した黄色の色情報が付与され、点群データD1に比してトンネル中央位置Cから遠い点群データD2に、長さL3に対応した緑色の色情報が付与された照射画像が生成される。
Lcs≧√(yi2+zi2) …(26)
Lcs<√(yi2+zi2) …(27)
ただし、Lcsは、設計におけるトンネル中央位置Cから段取り筋3aの設計上の位置PLまでの距離である。この結果、片ねじ鉄筋5上における青色と赤色との境界が段取り筋3aを設置する位置として投影されることになる。
2 吹付けコンクリート
3 補強鉄筋
3a 段取り筋
4 吊り鉄筋金具
5 片ねじ鉄筋
6 防水シート
7 アンカーボルト
8 止水材
9 長ナット
10 形状計測・照射装置
11 3Dスキャナ
12 プロジェクタ
13 保護容器
13a 開口部
13b ねじ穴
14 三脚
15 演算装置
31 プリズム
32 マーカー
40 フレキシブル取付具
41 フレキシブルアーム
42 クランプ
43 磁石
50,201 鋼製支保工
100 地山
202 ボルト付きプレート
302 プレート
309 クリップ
A1 全周方向
A2 照射方向
B 路盤
C トンネル中央位置
CL センターライン
D 点群データ
d 半径
DD 計測点
DE 照射画像
EA 球内領域
PA 配置位置
PL 位置
S1 面
SL スプリングライン
T トンネル
Claims (8)
- トンネル内周面に打設される覆工コンクリートを補強する補強鉄筋を配置するための吊り鉄筋金具の配置箇所を提示する支援を行う覆工補強鉄筋施工支援方法であって、
前記トンネル内に3Dスキャナを配置し、前記トンネル内周面をスキャンする形状計測を行って前記トンネル内周面の点群データを取得する初期形状計測工程と、
予め設計された前記吊り鉄筋金具の配置箇所を中心とする所定範囲内の前記点群データを抽出する初期抽出工程と、
前記初期抽出工程で抽出された点群データを前記吊り鉄筋金具の配置箇所として吹付けコンクリートの表面を覆う防水シート上に提示する照射画像を作成して照射する初期照射工程と、
を含むことを特徴とする覆工補強鉄筋施工支援方法。 - 前記初期抽出工程で抽出された点群データのそれぞれに対し、該点群データの位置に配置される前記吊り鉄筋金具の片ねじ鉄筋の長さを判定する長さ判定工程を含み、
前記初期照射工程は、前記初期抽出工程で抽出された各点群データに対し、判定された片ねじ鉄筋の長さに対応する色情報を付与した照射画像を作成して照射することを特徴とする請求項1に記載の覆工補強鉄筋施工支援方法。 - 前記片ねじ鉄筋は、予め所定の長さに切断されており、
前記片ねじ鉄筋の長さに対応する色情報は、該所定の長さに対応していることを特徴とする請求項2に記載の覆工補強鉄筋施工支援方法。 - 前記片ねじ鉄筋が結束された前記吊り鉄筋金具を含む前記トンネル内周面の点群データを取得する配筋前形状計測工程と、
予め設計され前記片ねじ鉄筋上の段取り筋が配置される段取り筋位置よりも内空側の点群データと外側の点群データとに判別する配筋前判別工程と、
前記内空側の点群データと前記外側の点群データとに対して異なる色情報を付与した照射画像を作成して照射する配筋前照射工程と、
を含むことを特徴とする請求項2または3に記載の覆工補強鉄筋施工支援方法。 - トンネル内周面に打設される覆工コンクリートを補強する補強鉄筋を配置するための吊り鉄筋金具の配置箇所を提示する支援を行う覆工補強鉄筋施工支援装置であって、
前記トンネル内に3Dスキャナを配置し、前記トンネル内周面をスキャンする形状計測を行って前記トンネル内周面の点群データを取得する3Dスキャナと、
予め設計された前記吊り鉄筋金具の配置箇所を中心とする所定範囲内の前記点群データを抽出し、該抽出された点群データを前記吊り鉄筋金具の配置箇所として吹付けコンクリートの表面を覆う防水シート上に提示する照射画像を作成する演算装置と、
前記3Dスキャナに固定され、前記照射画像を照射する照射装置と、
を備えたことを特徴とする覆工補強鉄筋施工支援装置。 - 前記演算装置は、抽出された点群データのそれぞれに対し、該点群データの位置に配置される前記吊り鉄筋金具の片ねじ鉄筋の長さを判定し、各点群データに対し、判定された片ねじ鉄筋の長さに対応する色情報を付与した照射画像を作成し、
前記照射装置は、色情報が付与された照射画像を照射することを特徴とする請求項5に記載の覆工補強鉄筋施工支援装置。 - 前記片ねじ鉄筋は、予め所定の長さに切断されており、
前記片ねじ鉄筋の長さに対応する色情報は、該所定の長さに対応していることを特徴とする請求項6に記載の覆工補強鉄筋施工支援装置。 - 前記3Dスキャナは、前記片ねじ鉄筋が結束された前記吊り鉄筋金具を含む前記トンネル内周面の点群データを取得し、
前記演算装置は、予め設計され前記片ねじ鉄筋上の段取り筋が配置される段取り筋位置よりも内空側の点群データと外側の点群データとに判別し、前記内空側の点群データと前記外側の点群データとに対して異なる色情報を付与した照射画像を作成し、
前記照射装置は、前記内空側の点群データと前記外側の点群データとに対して異なる色情報が付与された照射画像を照射することを特徴とする請求項6または7に記載の覆工補強鉄筋施工支援装置。
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