JP7088285B2 - 海底光通信システム制御装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

海底光通信システム制御装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、海底光通信システムの伝送特性を最良とするために信号光強度を測定し、測定値に基づいて信号光強度を調整する制御装置に関するものである。特に、海底光通信システムが収容する信号光について基本光周波数幅毎の信号光強度を測定し、測定値に基づいて所望の信号光強度分布となるように利得等化器を制御する、海底光通信システム制御装置、制御方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
光通信システムは、拠点間を接続する光ファイバ通信路を介して、要求トラヒックを通信する機能を提供するものである。光通信システムにおいては、クライアントからの要求トラヒックを種々の多重方式を用いて多重した大容量の信号光を、光ファイバ通信路を介して通信する。多重方式としては、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)方式、および時分割多重(Time Division Multiplexing:TDM)方式などが用いられる。近年では、光パス1本につき400Gbps(Giga bit per second)級のトラヒックを収容することができ、波長分割多重方式により最大で25Tbps(Tera bit per second)級の大容量通信が可能になっている。
光通信システムの中でも、海底ケーブルを用いた海底光通信システムは、海で隔てられた陸地間に大容量な通信インフラを提供する上で非常に重要である。海底光通信システムは、海で隔てられた陸地の対岸に陸揚げ局と呼ばれる局舎を設置し、陸揚げ局間を接続する海底ケーブルを介して要求トラヒックを通信する機能を提供する。陸揚げ局は一般に海岸に設置され、陸上光通信システムと海底光通信システムとは陸揚げ局において接続される。一方で、海底ケーブルには一定間隔に光中継器が接続され、光中継器が備える光増幅器において信号光強度を増幅する。増幅後の信号光強度は光増幅器のデバイスばらつきに起因して信号光強度の周波数分布が不均一になる。このため、一部の光中継器に固定利得等化器と呼ばれる光パッシブデバイスを導入することで信号光強度が均一になるように補正する。このような海底光通信システムの例が、特許文献1および特許文献2に記載されている。
海底光通信システムは一般に障害監視手段を備え、障害監視手段は監視パルス信号光を通信信号光の収容帯域外の波長に割り当てることで光中継器障害および海底ケーブル障害の発生を監視する。具体的には各光中継器において対向する光ファイバ同士が接続され、監視パルス信号光のみを折り返すことで戻り光の陸揚げ局への着信タイミング差から当該障害発生箇所を絞り込む。このような障害監視手段の例が、特許文献3には記載されている。
図16は、上述した技術に関連する海底光通信システムの構成の一例を示すブロック図である。図16に示すように、上述した技術に関連する海底光通信システム90は、光パス設定装置91、陸揚げ局92-1、92-2、海底ケーブル伝送路93-1~93-6、および光中継器94、固定利得等化光中継器95を有する。ここでは、海底光通信システム90が2個の陸揚げ局92-1、92-2および6個の海底ケーブル伝送路93-1~93-6を備える場合を例に説明するが、陸揚げ局および海底ケーブル伝送路の個数はこれに限らない。
なお、以降の説明では、同種の装置等の符号に添え字(-1、-2等)を伴う要素について、それらを総括して説明する場合は、符号の添え字を省略するものとする。
陸揚げ局92は、海底光ノード装置920、および海底ケーブル監視装置921を有する。光中継器94は、光増幅器940、光スプリッタ941、および光カプラ942を有する。また固定利得等化光中継器95は、光増幅器950、光スプリッタ951、および光カプラ952、固定利得等化器953を有する。
次に、上述した技術に関連する海底光通信システムが、要求トラヒックを光パスに収容する動作について説明する。
光パス設定装置91は、要求トラヒックを海底光通信システム90に収容する光パスについて、海底光ケーブル伝送路93、光中継器94、および固定利得等化光中継器の特性に基づいて、所要波長スロット数および収容波長スロット番号等の光パス設定値を決定する。海底光ノード装置920は、光パス設定値に基づいて要求トラヒックを収容する光パスを送出する。
以上の動作により、海底光通信システム90において、要求サービスを収容する光パスが確立する。
次に、上述した技術に関連する海底光通信システムにおいて、海底光ケーブル伝送路93、光中継器94、および固定利得等化光中継器95に対して障害の発生有無を監視する動作について説明する。
海底ケーブル監視装置921において、監視パルス信号光を一定間隔で送出し、光中継器94または固定利得等化光中継器95から折り返されたパルス信号光を海底ケーブル監視装置921において再び受信する。受信したパルス信号光の受信時刻から監視パルス信号の折り返し地点を識別する。障害発生後は、障害発生箇所以降から折り返されたパルス信号が陸揚げ局92に到達しないため、受信時刻から障害発生箇所を絞り込むことが可能である。
以上の動作により、海底光通信システム90において発生した障害の監視および障害発生箇所を絞り込む。
特開平9-289494号公報 特開2001-144693号公報 特開2002-009701号公報 国際公開第2011/030897号
海底光通信システムに対する通信トラヒック需要の増加に応じて、海底光通信システム容量を増やす手段として波長増設が一般に用いられる。波長増設では信号光送受信器の性能向上により海底光通信システム導入時と比較して周波数利用効率の高い信号光が利用可能なことが多く、その結果、海底光通信システムの収容効率向上が期待できかつビット単価低減という観点で経済的である。
また、波長増設において高い周波数利用効率で大容量トラヒックを収容することができる技術として、エラスティック光通信技術がある(例えば、特許文献4参照)。このエラスティック光通信技術を採用した光通信システムにおいては、光パスの占有波長スロット数を収容経路の光信号品質劣化量に応じて変化させることにより、固定グリッドを用いた光通信システムと比較して、周波数利用効率を改善することができる。さらに、エラスティック光通信技術に対応した光送受信器は、占有スロット数が光信号品質劣化量に応じて可変である光パスを送受信することが可能である。
一方で、既設信号光と増設信号光の周波数利用効率および信号光電力スペクトル密度との差に起因して、既設信号光と増設信号光との最適な入力光強度は必ずしも一致しない。送信端において、既設信号光と増設信号光について最適な光強度に設定した上で、海底ケーブルに入力しても光増幅器における増幅光強度応答が入力信号光強度に対して線形とは限らず、結果として信号光強度分布が最適値から歪む。このため、受信端において信号品質劣化が発生する。したがって、各信号光の伝送特性を最大化するために、海底ケーブルにおいても既設信号光と増設信号光との入力信号光強度を最適値に再設定することが必要である。
上述した技術に係る固定利得等化器は海底ケーブルの導入後に光強度分布補償値の再設定ができないことから、海底ケーブルにおいて増設信号光に対する信号光強度を最適値に設定することができない。その結果、増設信号光において最適光強度からの伝送特性劣化が生じるため、増設信号光に関してマージンをより大きな値に設定する必要がある。すなわち、要求マージン増に伴って増設信号光の周波数利用効率の向上効果が抑圧されることが課題となる。
本開示の目的は、上述した課題の少なくとも1つを解決する海底光通信システム制御装置、制御方法、および可読媒体を提供することにある。すなわち、固定利得等化器により光強度分布を補償する海底光通信システムにおいて、増設信号光の信号光強度を最適値に設定できないことに起因する要求マージン増に伴って増設信号光の周波数利用効率の向上効果が抑圧されるという課題を解決するものである。
本開示にかかる海底光通信システム制御装置は、光パスの伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから光パスの信号光強度の最適分布を決定する光強度分布決定装置と、海底ケーブル伝送路を伝送後の光パスの光強度分布を測定する光強度分布測定装置と、前記光強度分布決定装置における最適分布と前記光強度分布測定装置における測定分布との差分を補償する利得等化設定を算出する等化設定計算部と、前記等化設定計算部における利得等化設定に基づいて光パスの光強度分布を前記最適分布に補償する可変利得等化器と、を有する。
また、本開示にかかる海底光通信システム制御方法は、光パスの割当周波数毎の信号光強度の最適分布を決定し、海底ケーブル伝送路を伝送後の光パスの光強度分布を測定し、光強度分布の最適分布と伝送後の光パスの測定分布との差分を補償する利得等化設定を算出し、前記利得等化設定に基づいて光パスの光強度分布を前記最適分布に補償することを特徴とする。
また、本開示にかかる可読媒体は、光パスの割当周波数毎の信号光強度の最適分布を決定する光強度分布決定処理手順と、前記最適分布と海底ケーブル伝送路を伝送後の光パスに対して測定した光強度の測定分布との差分を補償する利得等化設定を算出する等化設定計算処理手順と、前記等化設定計算処理手順における利得等化設定に基づいて光パスの光強度分布を前記最適分布に補償するための設定を通知する等化設定通知処理手順と、をコンピュータに実行させる。
本開示にかかる海底光通信システム制御装置、海底光通信システム制御方法、および可読媒体によれば、海底光通信システムの入力信号光強度の最適値が異なる複数の信号光に対しても、海底ケーブル伝送路における信号光強度の測定値に基づいて利得等化器を制御することにより、入力信号光強度の最適値に設定することで、伝送特性劣化を抑圧し海底光通信システムの利用効率を向上することができる。
本発明の概要について説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る海底光通信システム制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る光パス設定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る光強度分布モニタの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る固定帯域幅光フィルタの透過帯域特性の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る固定帯域幅光フィルタの中心周波数の温度特性の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る光強度分布モニタの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る固定帯域幅光フィルタの透過帯域特性の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る海底光通信システム制御装置の動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る海底光通信システム制御装置を備える海底光通信システムにおいて、開通する光パスの信号光強度の最適値の算出例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る海底光通信システム制御装置を備える海底光通信システムの別の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る陸揚げ局12より送出する光パスの光強度分布の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る陸揚げ局より送出する光パスの光強度分布の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る可変利得等化器に対する利得等化設定値の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る海底光通信システム制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る海底光通信システム制御装置の動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係る海底光通信システム制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る海底光通信システム制御装置の動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に関連する海底光通信システム制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る光強度分布測定装置により測定した光強度分布の一例を示す。 関連する海底光通信システムの構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
[本発明の特徴]
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。
図1は、本発明の概要について説明する図である。図1に示すように、本開示にかかる海底光通信システム制御装置1は、光強度分布決定装置2と、光強度分布測定装置3と、等化設定計算部4と、可変利得等化器5と、を有する。光強度分布決定装置2は、光パスの伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから光パスの信号光強度の最適分布を決定する。光強度分布測定装置3は、海底ケーブル伝送路を伝送後の光パスの光強度分布を測定する。等化設定計算部4は、光強度分布決定装置における最適分布と光強度分布測定装置における測定分布との差分を補償する利得等化設定を算出する。可変利得等化器5は、等化設定計算部における利得等化設定に基づいて光パスの光強度分布を最適分布に補償する。
以上より、海底光通信システム制御装置1は、海底光通信システムの入力信号光強度の最適値が異なる複数の信号光に対しても、海底ケーブル伝送路における信号光強度の測定値に基づいて利得等化器を制御することにより、入力信号光強度の最適値に設定する。これにより、伝送特性劣化を抑圧し海底光通信システムの利用効率を向上することができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態においては、第1の実施形態による海底光通信システム制御装置を備える海底光通信システム10について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る海底光通信システム10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、海底光通信システム10は、光パス設定装置11、陸揚げ局12、海底ケーブル伝送路13、光中継器14、可変利得等化光中継器15を有する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る光パス設定装置11の構成を示すブロック図である。図3に示すように、光パス設定装置11は海底光通信システムデータベース110、伝送特性算出部111、所要波長帯域幅算出部112、および収容波長帯域決定部113を有する。
海底光通信システムデータベース110は、海底光通信システムにおける伝送特性および海底光通信システムに収容した光パスの割当波長帯域に関する情報を格納し、光パス割当時に情報を更新する。伝送特性算出部111は、要求トラヒックを収容する光パスに関して、海底光通信システムデータベース110を参照して陸揚げ局12間の伝送特性を算出する。所要波長帯域幅算出部112は、この陸揚げ局間伝送特性に基づいて、光パスの到達性を満たす波長帯域幅である所要波長帯域幅を決定する。そして、収容波長帯域決定部113は、この所要波長帯域幅を有する光パスを収容可能な波長帯域に対して光パスの収容波長帯域に決定する。
再び図2を参照し、陸揚げ局12は海底光ノード装置120、海底ケーブル監視装置121、および光強度分布決定装置122を有する。海底光ノード装置120は光パス設定装置11より通知された収容波長帯域に収容する光パスを確立する。海底ケーブル監視装置121は、監視パルス信号光を一定間隔で送出し、光中継器14または可変利得等化光中継器15から折り返されたパルス信号光を海底ケーブル監視装置121において再び受信し、受信したパルス信号光の受信時刻から監視パルス信号の折り返し地点を識別する。光強度分布決定装置122は、光パスの伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから光パスの信号光強度の最適分布を決定し、可変利得等化光中継器15に通知する。
海底ケーブル伝送路13は、光パスを収容し、複数の海底ケーブル伝送路13を介して対向する陸揚げ局同士を接続する。光中継器14は、光増幅器140、光スプリッタ141、および光カプラ142を有する。光中継器14は、光パスの信号光強度を増幅し、海底ケーブル伝送路13における信号光強度損失を補償する。
可変利得等化光中継器15は、光増幅器150、光スプリッタ151、光カプラ152、可変利得等化器153、等化設定決定装置16を有する。可変利得等化光中継器15は、光パスの信号光強度を増幅し、海底ケーブル伝送路13における信号光強度損失を補償しつつ、等化設定決定装置16において光強度分布の設定値と測定値とを比較し、差分に基づいて決定した利得等化設定値を可変利得等化器153にて設定することで光パスの信号光強度分布を設定値に補償する。
等化設定決定装置16は、等化設定計算部160、光強度分布モニタ161、設定通知I/F162、および光スプリッタ163を有する。等化設定決定装置16は、光強度分布モニタ161における光強度分布の測定値、および設定通知I/F162を介して通知された所望の光強度分布を、等化設定計算部160において比較し、差分を補償する利得等化設定を算出し、算出した等化設定値を可変利得等化器153に通知し適用する。光強度分布モニタ161は中心周波数可変光フィルタと光強度測定器から構成される。
図4Aに光強度分布モニタ161の具体的な構成の一例として固定帯域幅の光フィルタに対して温調により中心周波数をシフトする構成を示す。光強度分布モニタ161-1は、温度調整装置1610、固定帯域幅光フィルタ1611、光強度測定器1612を有する。すなわち、本実施形態においては、等化設定決定装置16が具備する光強度分布モニタ161が、海底ケーブル伝送路13を伝送した後の光パスの光強度分布を測定する光強度分布測定装置としての機能を担う。
図4Bに固定帯域幅光フィルタ1611の透過帯域特性を示す。図4Bに示す通り、中心周波数f、fは温度調整装置1610により可変であるが、帯域幅Δfは各温度(T、T)において一定である。
図4Cに温度調整装置1610によって固定帯域幅光フィルタの動作温度を変化したときの透過帯域の中心周波数(光フィルタ中心周波数)の変化の一例を示す。温度に対して中心周波数が単調増加(図4Cにおいて、f<f、T<T)であるため、温度変化によって中心周波数を一意に選択することが可能である。
図4Dに光強度分布モニタ161の別の構成例として示す通り、光強度分布モニタ161-2は、温度調整装置1610、光強度測定器1612-1~1612-4、およびグレーティング素子1613を有する。光強度分布モニタ161-2は、グレーティング素子1613の回折光を複数の光強度測定器1612-1~1612-4を用いて測定し、図4Eに示す通り、温度調整装置1610により中心周波数を調整することで光強度分布をモニタする。なお、グレーティング素子1613において、帯域幅Δfは各光強度測定器1612-1~1612-4ごとに値を変更してもよい。
さらに、光強度分布モニタ161の他の構成例として、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)ベースの波長選択スイッチ構成、および光スペクトルアナライザを用いた構成も考えられる。
次に、本実施形態による海底光通信システム制御方法について説明する。なお、以下の説明では適宜図2も参照する。図5に本実施形態における海底光通信システム制御方法の処理の流れを示す。
本実施形態における海底光通信システム制御方法については、まず、光パス設定装置11より光パスの収容帯域を通知する(ステップS10)。
次に、通知された光パスの収容帯域に基づいて、光パスの伝送特性を鑑みて信号光強度分布の所望値を決定する(ステップS20)。すなわち、通知された光パスの収容帯域に基づいて、光強度分布決定装置122において、光パスの受信信号品質に関する伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから光パスの信号光強度分布を決定する。受信信号品質に関する伝送特性は光パスの信号光強度に対するBit Error Rate(BER)またはError Vector Magnitude(EVM)、分布Q値、光信号雑音比を基に計算する。伝送特性は海底光通信システムにおける実測値または伝送シミュレーションにより得た計算値を用いる。基準となる光パスの信号光強度および伝送特性に対して、開通する光パスの伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから当該光パスの信号光強度の最適値を算出する。海底光ノード装置120-1において、当該光パスの信号光強度を最適値に設定した上で光パス開通をする。
次に、海底光ノード装置120-1より光パスを開通した後に、光パスの送信端に近い可変利得等化光中継器15から順に光強度分布の設定を通知する(ステップS21)。すなわち、光強度分布決定装置122-1より可変利得等化光中継器15が具備する等化設定決定装置16に対して光強度分布の設定値を通知する。
次に、等化設定決定装置16が具備する設定通知I/F162を介して光強度分布設定を受信した後(ステップS30)、光強度分布モニタ161において一定の周波数間隔で、設定した帯域幅における可変利得等化器153-1の出力信号光強度分布を測定する(ステップS31)。光強度分布モニタ161において掃引する周波数間隔は、海底ケーブル伝送路13に収容する光パスの中心周波数間隔の最小値以下であることが望ましい。
続いて、等化設定計算部160において、通知された光強度分布設定値と測定値との差分を計算する(ステップS32)。波長分割多重方式の海底光通信システムにおいては隣接チャネル信号光からのクロストークが光強度分布モニタの測定値の精度低下を招くことがある。この精度低下を防ぐことを目的に等化設定計算部160において、複数の通知された光強度分布測定値の各々に重み付け係数を乗算の上、線形和を取った値に基づいて当該差分を計算する。重み係数は波長分割多重方式の海底光通信システムにおける各チャネル信号光の光強度分布設定値および、光強度分布モニタにおける透過帯域特性から決定する。次に、等化設定計算部160において、信号光強度分布の差分を補償するための逆特性を計算し、可変利得等化器153-1に設定を通知する(ステップS33)。
続いて、可変利得等化器153-1において逆特性の設定を受信した後(ステップS40)、逆特性の設定を反映する(ステップS41)。設定反映後に、設定通知I/F162を介して等化設定決定装置16に設定反映を通知する(ステップS42)。
続いて、等化設定決定装置16において、設定反映の通知を受信後(ステップS50)、光強度分布モニタ161において信号光強度分布を測定し(ステップS51)、等化設定計算部160において光強度分布の設定値と測定値との差分を計算する(ステップS52)。そして、設定値と測定値との差分が許容閾値と比較する(ステップS53)。
ステップS54で、設定値と測定値との差分が許容閾値を下回る場合(YESの場合)には、設定完了通知を光強度分布決定装置122が具備する光強度分布決定装置122-1に送信する(ステップS55)。そして、光強度分布決定装置122において、等化設定決定装置16より設定完了の通知を受信した後に、光パスの送信端にその次に近い可変利得等化光中継器15に対して光強度分布の設定を通知する(ステップS60)。一方、ステップS54で、設定値と測定値との差分が許容閾値以上である場合(NOの場合)には、ステップS31から手順を繰り返す。ステップS60の処理により光強度分布の設定が通知された、その次に近い可変利得等化光中継器では、上述した、ステップS21以降の処理が実行される。そして、全ての可変利得等化光中継器15に対して光強度分布を設定するまで上記の手順を繰り返す。
上述した通り、光パス開通時のみでなく定期メンテナンス時や障害復旧時などに等化設定決定装置16において信号光強度分布を測定し、設定値からの差が許容閾値を上回る場合に信号光強度分布を再設定してもよい。
図6は、図5のステップS20の処理における、光パスの信号光強度の最適値の算出例を示す。図6では、海底ケーブル伝送路13の総延長が9,000kmで、光中継器14を60km毎に導入する場合において、伝送シミュレーションにより最適値を算出した。すなわち、光パスの信号光強度に対して、伝送特性の最適値からの品質劣化量を評価した結果である。当該算出例では、信号光強度を基準値よりも1dB増加した条件において最適であることが分かる。
したがって、本実施形態に係る光通信システム制御装置により、信号光強度を基準値よりも1dB増加することにより、伝送品質劣化量を比較例にかかる技術に対して0.4dB改善することが可能であることが分かる。
図7は第1の実施形態に係る海底光通信システム制御装置を備える、関連する海底光通信システム17の構成を示すブロック図である。図7に示すように、海底光通信システム17は、光パス設定装置11、陸揚げ局12、海底ケーブル伝送路13、光中継器14、可変利得等化光中継器15、および等化設定決定装置16を有する。複数の可変利得等化光中継器15-1~15-3を有する場合、光パスの送信端の陸揚げ局から近い可変利得等化光中継器15から順に等化設定決定装置16において信号光強度分布を制御する。すなわち、光パスが陸揚げ局12-1から送出される条件下において、可変利得等化光中継器15-1、15-2、15-3の順に信号光強度分布を制御する。
図8に陸揚げ局12より送出する光パスの光強度分布の一例を示す。図8に示す例は50GHz間隔に29本の光パスが波長分割多重された信号光の光強度分布である。中心の5本の光パスについて最適な信号光強度が他の光パスと比較して2dB大きい条件である。
図9に光強度分布モニタ161において測定する当該信号光の光強度分布の一例を示す。図9に示す例は光パスの中心周波数間隔と同じく50GHz間隔に0.4nm帯域幅における信号光強度を光強度分布モニタ161において測定した結果である。
図10に等化設定計算部160において計算した光強度分布の設定値と測定値との差分を補償するための逆特性の一例を示す。図10に示す例は、図8に示す光強度分布に対して、図9に示す光強度分布の測定値の差分から計算した逆特性である。当該差分を補償するために図10に示す逆特性を可変利得等化器153-1の設定値として適用する。
次に、本実施形態における等化設定決定装置16における障害を検知する方法を説明する。
海底光通信システム17において、受信端の陸揚げ局12-2での光強度の測定分布と設定分布との差分を比較し、差分が事前に決定した障害閾値を上回る周波数に対して、等化設定決定装置16において当該周波数での光強度を測定する。また、受信信号品質が障害閾値を下回った光パスの割り当て周波数に対して、等化設定決定装置16において当該周波数での光強度を測定してもよい。測定光強度と最適光強度との差が障害閾値を上回った等化設定決定装置16のうち、送信端の陸揚げ局12-1に近いものにおいて障害が発生したとして、海底ケーブル監視装置121-1に障害発生を通知する。上述の手順を一定時間間隔で実施することにより、等化設定決定装置16における障害を検知することができる。
以上説明したように、本実施形態の海底光通信システム10において、海底光通信システムの入力信号光強度の最適値が異なる複数の信号光に対しても、海底ケーブル伝送路における信号光強度の測定値に基づいて利得等化器を制御することにより、入力信号光強度の最適値に設定することで、伝送特性劣化を抑圧し海底光通信システムの利用効率を向上することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態においては、可変利得等化光中継器において光強度分布を測定し、測定した光強度分布を陸揚げ局に通知した上で、陸揚げ局が具備する等化設定決定装置において決定した利得等化設定に基づいて可変利得等化器により光強度分布を所望値に補償する構成および動作とした。
本実施形態においては、第2の実施形態による海底光通信システム制御装置を備える海底光通信システム20について説明する。図11は、本発明の第2の実施形態に係る海底光通信システム20の構成を示すブロック図である。海底光通信システム20は、光パス設定装置21、陸揚げ局22、海底ケーブル伝送路23、光中継器24、可変利得等化光中継器25を有する。
陸揚げ局22は、海底光ノード装置220、海底ケーブル監視装置221、光強度分布決定装置222、および等化設定決定装置223を有する。光中継器24は、光増幅器240、光スプリッタ241、および光カプラ242を有する。可変利得等化光中継器25は光増幅器250、光スプリッタ251、光カプラ252、可変利得等化器253、光強度分布測定装置27を有する。また、光強度分布測定装置27は、光強度分布モニタ271、設定通知I/F272、および光スプリッタ273を有する。
第1の実施形態における海底光通信システム10と同様に、海底光ノード装置220は、光パス設定装置21より通知された収容波長帯域に収容する光パスを確立する。海底ケーブル監視装置221は、監視パルス信号光を一定間隔で送出し、光中継器24または可変利得等化光中継器25から折り返されたパルス信号光を海底ケーブル監視装置221において再び受信し、受信したパルス信号光の受信時刻から監視パルス信号の折り返し地点を識別する。光強度分布決定装置222は、光パスの伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから光パスの信号光強度の最適分布を決定し、可変利得等化光中継器25に通知する。等化設定決定装置223は、光強度分布決定装置222において決定した光強度分布の最適設定値と光強度分布測定装置27において測定した光強度分布との差分を計算し、可変利得等化器253に対して差分を補償するための設定値を決定した上で、設定通知I/F272を介して通知する。可変利得等化光中継器25は、光パスの信号光強度を増幅し、海底ケーブル伝送路23における信号光強度損失を補償しつつ、等化設定決定装置223より通知された光強度分布の設定値と測定値との差分を補償するための利得等化設定値に基づいて可変利得等化器253を設定することで光強度分布を設定値に補償する。光強度分布測定装置27は、光強度分布モニタ271における信号光強度分布の測定値を設定通知I/F272を介して等化設定決定装置223に通知する。すなわち、本実施形態においては、光強度分布測定装置27が具備する光強度分布モニタ271が、海底ケーブル伝送路23を伝送した後の光パスの光強度分布を測定する光強度分布測定装置としての機能を担う。
次に、本実施形態による海底光通信システム制御方法について説明する。なお、以下の説明では適宜図11も参照する。図12に本実施形態における海底光通信システム制御方法の処理の流れを示す。
本実施形態における海底光通信システム制御方法については、まず、光パス設定装置21より光パスの収容帯域を通知する(ステップS150)。
次に、通知された光パスの収容帯域に基づいて、光強度分布決定装置222において、光パスの伝送特性を鑑みて信号光強度分布の所望値を決定する(ステップS160)。すなわち、通知された光パスの収容帯域に基づいて、光強度分布決定装置222において、光パスの伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから光パスの信号光強度分布を決定する。伝送特性は光パスの信号光強度に対するBit Error Rate(BER)またはError Vector Magnitude(EVM)、分布Q値、光信号雑音比を基に計算する。伝送特性は海底光通信システムにおける実測値または伝送シミュレーションにより得た計算値を用いる。基準となる光パスの信号光強度および伝送特性に対して、開通する光パスの伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから当該光パスの信号光強度の最適値を算出する。海底光ノード装置220-1において、当該光パスの信号光強度を最適値に設定した上で光パス開通をする。
次に、海底光ノード装置220-1より光パスを開通した後に、光パスの送信端に近い可変利得等化光中継器25から順に光強度分布の測定を通知する(ステップS161)。すなわち、海底光ノード装置220-1より光パスを開通した後に、光強度分布決定装置222-1より光強度分布測定装置27に対して光強度分布の測定を通知する。
次に、光強度分布測定装置27が具備する光強度分布モニタ271において、一定の周波数間隔で、設定した帯域幅における可変利得等化器253-1の出力信号光強度を測定し、光強度分布の測定値を等化設定決定装置223-1に通知する(ステップS170)。
次に、等化設定決定装置223-1において、光強度分布の設定値と測定値との差分を計算し(ステップS180)、設定値と測定値との差分が許容閾値を下回るか否か判断する(ステップS181)。ステップS181で、設定値と測定値との差分が許容閾値を下回る場合(YESの場合)には、設定完了通知を光強度分布決定装置222-1に送信する(ステップS162)。
一方、ステップS181で、設定値と測定値との差分が許容閾値以上である場合(NOの場合)には、等化設定決定装置223-1において光強度分布の差分を補償するための逆特性を可変利得等化器253-1に通知する(ステップS182)。そして、可変利得等化器253-1において、当該逆特性の設定値を受信した後に(ステップS190)、逆特性の設定値を反映する(ステップS191)。設定反映後に、設定通知I/F272を介して等化設定決定装置223-1に設定反映を通知する(ステップS192)。等化設定決定装置223-1で設定反映の通知を受信後(ステップS183)、光パスの送信端にその次に近い可変利得等化光中継器25の光強度分布測定装置27が具備する光強度分布モニタ271において、信号光強度分布を測定する(ステップS170)。そして、全ての可変利得等化光中継器25に対して光強度分布を設定するまで上記の手順を繰り返す。
第2の実施形態における海底光通信システム20において陸揚げ局22が等化設定決定装置223を具備することで可変利得等化光中継器25の構成を簡素化することが可能になり得る。簡素化の結果、可変利得等化光中継器25の製造コスト削減、信頼性向上、消費電力低減を実現できる。また、陸揚げ局22に大電力を供給することは、光中継器に供給するよりも容易であるため、計算リソースを増やすことができるという利点がある。
上説明したように、本実施形態の海底光通信システム20において、海底光通信システムの入力信号光強度の最適値が異なる複数の信号光に対しても、海底ケーブル伝送路における信号光強度の測定値に基づいて利得等化器を制御することにより、入力信号光強度の最適値に設定することで、伝送特性劣化を抑圧し海底光通信システムの利用効率を向上することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態においては、複数の海底ケーブル伝送路対に対して可変利得等化光中継器が具備する光強度分布測定装置により各々の海底ケーブル伝送路について光強度分布を測定し、等化設定決定装置において光強度分布の設定値と測定値との差分を補償する可変利得等化器の設定値を計算する構成および動作とした。
以下に、本実施形態の光通信システムについて詳細に説明する。
本実施形態においては、第3の実施形態による海底光通信システム制御装置を備える海底光通信システム30について説明する。図13は、本発明の第3の実施形態に係る海底光通信システム30の構成を示すブロック図である。海底光通信システム30は、光パス設定装置31、陸揚げ局32、海底ケーブル伝送路33、光中継器34、可変利得等化光中継器35を有する。
陸揚げ局32は、海底光ノード装置320、海底ケーブル監視装置321、光強度分布決定装置322、および等化設定決定装置323を有する。光中継器34は、光増幅器340、光スプリッタ341、および光カプラ342を海底ケーブル伝送路33に対して有する。可変利得等化光中継器35は光増幅器350、光スプリッタ351、光カプラ352、可変利得等化器353、光強度分布測定装置37を有する。また、光強度分布測定装置37は、光強度分布モニタ371、設定通知I/F372、光スプリッタ373、および光スイッチ374を有する。
第2の実施形態における海底光通信システム20と同様に、海底光ノード装置320は、光パス設定装置31より通知された海底ケーブル伝送路33に対して収容波長帯域に収容する光パスを確立する。海底ケーブル監視装置321は、監視パルス信号光を一定間隔で送出し、光中継器34または可変利得等化光中継器35から折り返されたパルス信号光を海底ケーブル監視装置321において再び受信し、受信したパルス信号光の受信時刻から監視パルス信号の折り返し地点を識別する。光強度分布決定装置322は、光パスの伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから光パスの信号光強度の最適分布を決定し、可変利得等化光中継器35に通知する。等化設定決定装置323は、光強度分布決定装置322において決定した光強度分布の最適設定値と光強度分布測定装置37において測定した光強度分布との差分を計算し、可変利得等化器353に対して差分を補償するための設定値を決定した上で、設定通知I/F372を介して通知する。可変利得等化光中継器35は、光パスの信号光強度を増幅し、海底ケーブル伝送路33における信号光強度損失を補償しつつ、等化設定決定装置323より通知された光強度分布の設定値と測定値との差分を補償するための利得等化設定値に基づいて可変利得等化器353を設定することで光強度分布を設定値に補償する。光強度分布測定装置37は、光スイッチ374において測定対象の可変利得等化器353の出力光強度分布を選択した上で、光強度分布モニタ371において信号光強度分布を測定する。すなわち、本実施形態においては、光強度分布測定装置37が具備する光強度分布モニタ371が、海底ケーブル伝送路33を伝送した後の光パスの光強度分布を測定する光強度分布測定装置としての機能を担う。当該測定値は設定通知I/F372を介して等化設定決定装置323に通知される。
次に、本実施形態による海底光通信システム制御方法について説明する。
図14に本発明の第3の実施形態に係る海底光通信システム制御装置の動作を説明するためのシーケンス図を示す。本実施形態における海底光通信システム制御方法では、まず、光パス設定装置31より対象の海底ケーブル伝送路33に関して、光パスの収容帯域を通知する(ステップS200)。
次に、通知された光パスの収容帯域に基づいて、光パスの伝送特性を鑑みて信号光強度分布の所望値を決定する(ステップS210)。すなわち、通知された光パスの収容帯域に基づいて、光強度分布決定装置322において、光パスの伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから光パスの信号光強度分布を決定する。伝送特性は光パスの信号光強度に対するBit Error Rate(BER)またはError Vector Magnitude(EVM)、分布Q値、光信号雑音比を基に計算する。伝送特性は海底光通信システムにおける実測値または伝送シミュレーションにより得た計算値を用いる。基準となる光パスの信号光強度および伝送特性に対して、開通する光パスの伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから当該光パスの信号光強度の最適値を算出する。海底光ノード装置320-1において、当該光パスの信号光強度を最適値に設定した上で光パス開通をする。
次に、海底光ノード装置320-1より光パスを開通した後に、光パスの送信端に近い可変利得等化光中継器35から順に光強度分布の測定を通知する(ステップS211)。すなわち、海底光ノード装置320-1より光パスを開通した後に、光強度分布決定装置322-1より可変利得等化光中継器35が具備する光強度分布測定装置37に対して光強度分布の測定を通知する。
次に、光強度分布測定装置37が具備する光スイッチ374において、対象の可変利得等化器353の出力を選択する(ステップS220)。そして、光強度分布モニタ371において、一定の周波数間隔で、設定した帯域幅における出力信号光強度を測定する(ステップS221)。光強度分布の測定値は、光強度分布測定装置37より等化設定決定装置323-1に通知される。
次に、等化設定決定装置323-1において、光強度分布の測定値に基づいて、光強度分布の設定値と測定値との差分を計算し(ステップS230)、設定値と測定値との差分が許容閾値を下回るか否か判断する(ステップS231)。ステップS231で、光強度分布の設定値と測定値との差分が許容閾値を下回る場合(YESの場合)には、設定完了通知を光強度分布決定装置322-1に送信する。
一方、ステップS231で、光強度分布の設定値と測定値との差分が許容閾値以上である場合(NOの場合)には、等化設定決定装置323-1において、光強度分布の差分を補償するための逆特性を可変利得等化器353に通知する(ステップS232)。続いて、可変利得等化器353において、当該逆特性の設定値を受信した後に(ステップS240)、逆特性の設定値を反映する(ステップS241)。そして、可変利得等化器353において、設定反映後に、設定通知I/F372を介して設定反映を等化設定決定装置323-1に通知する(ステップS242)。等化設定決定装置323-1で設定反映の通知を受信後(ステップS243)、光パスの送信端にその次に近い可変利得等化光中継器35の光強度分布測定装置37が具備する光強度分布モニタ371において、信号光強度分布を測定する(ステップS240)。そして、全ての可変利得等化光中継器35に対して光強度分布を設定するまで上記の手順を繰り返す。
次に、本実施形態における光強度分布測定装置37の周波数特性の経時変化に対する補正方法を説明する。
光スイッチ374において対象の可変利得等化器353の出力を選択し、光強度分布モニタ371において一定の周波数間隔で、設定した帯域幅における出力信号光強度を測定する。すべての可変利得等化器353の出力に対して光強度分布を測定し、等化設定決定装置323に通知する。等化設定決定装置323において、光強度分布決定装置322において決定した光パスの光強度分布の最適値と測定値との差分を補償する逆特性を、可変利得等化器353の出力ごとに計算する。逆特性について、周波数間隔ごとに可変利得等化器353の出力の各々に対して平均値を取り、平均値に基づいて逆特性を補正する。また、平均値の代わりに中心値(メディアン)、外れ値を除外した平均値、外れ値を除外した中心値(メディアン)を用いてもよい。
図15Aに本実施形態に関連する海底光通信システム38の構成を示す。海底光通信システム38は、陸揚げ局32、海底ケーブル伝送路33、光中継器34、可変利得等化光中継器35、および光強度分布測定装置37から構成される。
図15Bに光強度分布測定装置37により測定した光強度分布の一例を示す。実線が光強度分布の設定値であり、丸点が光強度分布測定装置37により測定した各光周波数(f,f,f)での光強度(電力スペクトル密度)の値を示す。光周波数fの測定値が海底ケーブル伝送路33の出力信号光の各々に対して一様に設定値よりも低い値である。したがって、光強度分布測定装置37の周波数特性として光周波数fに対して設定値と測定値の差分の平均値だけ補正する。
上述の手順を一定時間間隔で実施することにより、光強度分布測定装置37における周波数特性の経時変化を補正することができる。
以上説明したように、本実施形態の海底光通信システム30において、海底光通信システムの入力信号光強度の最適値が異なる複数の信号光に対しても、海底ケーブル伝送路における信号光強度の測定値に基づいて利得等化器を制御することにより、入力信号光強度の最適値に設定することで、伝送特性劣化を抑圧し海底光通信システムの利用効率を向上することができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10、17、20、30、38 海底光通信システム
11、21、31 光パス設定装置
12-1、12-2、22-1、22-2、32-1、32-2 陸揚げ局
120-1、120-2、220-1、220-2、320-1、320-2 海底光ノード装置
121-1、121-2、221-1、221-2、321-1、321-2 海底ケーブル監視装置
122-1、122-2、222-1、222-2、322-1、322-2 光強度分布決定装置
13-1、13-2、13-3、13-4、13-5、13-6、13-7、13-8、13-9、13-10、13-11、13-12、13-13、13-14、13-15、13-16、13-17、13-18、13-19、13-20、13-21、13-22、13-23、13-24、23-1、23-2、23-3、23-4、23-5、23-6、33-1、33-2、33-3、33-4、33-5、33-6、33-7、33-8、33-9、33-10、33-11、33-12、33-13、33-14、33-15、33-16 海底ケーブル伝送路
14、14-1、14-2、14-3、14-4、14-5、14-6、14-7、14-8、24、34、34-1、34-2 光中継器
140-1、140-2、150-1、150-2、240-1、240-2、250-1、250-2、340-1、340-2、340-3、340-4、350-1、350-2、350-3、350-4 光増幅器
141、151、163、241、251、273、341-1、341-2、351-1、351-2、373-1、373-2 光スプリッタ
142、152、242、252、342-1、342-2、352-1、352-2 光カプラ
15、15-1、15-2、15-3、25、35 可変利得等化光中継器
153-1、153-2、253-1、253-2、353-1、353-2、353-3、353-4 可変利得等化器
16 等化設定決定装置
160 等化設定計算部
161、271、371 光強度分布モニタ
162、272、372 設定通知I/F
223-1、223-2、323-1、323-2 等化設定決定装置
374 光スイッチ
90 関連する海底光通信システム
91 光パス設定装置
92-1、92-2 陸揚げ局
920-1、920-2 海底光ノード装置
921-1、921-2 海底ケーブル監視装置
93-1、93-2、93-3、93-4、93-5、93-6 海底ケーブル伝送路
94 光中継器
940-1、940-2、950-1、950-2 光増幅器
941、951 光スプリッタ
942、952 光カプラ
95 固定利得等化光中継器
953-1、953-2 固定利得等化器

Claims (14)

  1. 光パスの割当周波数毎の信号光強度の最適分布を決定する光強度分布決定装置と、
    海底ケーブル伝送路を伝送後の光パスの光強度分布を測定する光強度分布測定装置と、
    前記光強度分布決定装置における最適分布と前記光強度分布測定装置における測定分布との差分を補償する利得等化設定を算出する等化設定計算部と、
    前記等化設定計算部における利得等化設定に基づいて光パスの光強度分布を前記最適分布に補償する可変利得等化器、とを有し、
    前記等化設定計算部において、前記測定分布の各値の線形結合を算出する前処理を実施し、
    前記最適分布と前処理測定分布との差分に基づいて、前記可変利得等化器への補償量を調整すること
    を特徴とする
    海底光通信システム制御装置。
  2. 前記光強度分布測定装置において、前記光強度分布を事前に決定した一定の周波数間隔かつ一定の帯域幅で測定すること
    を特徴とする請求項1に記載の海底光通信システム制御装置。
  3. 前記周波数間隔が、前記海底ケーブル伝送路に割り当てた光パスの中心周波数間隔の最小値以下であること
    を特徴とする請求項2に記載の海底光通信システム制御装置。
  4. 前記周波数間隔を、前記光強度分布測定装置の温度変化、グレーティング素子の回折光選択、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)ベースの波長選択のいずれかによって可変すること
    を特徴とする請求項3に記載の海底光通信システム制御装置。
  5. 前記海底ケーブル伝送路の光強度損失を補償する光増幅器を備える光中継器を有し、
    前記海底ケーブル伝送路の一定距離毎に前記光中継器が配置され、
    一定の間隔で前記光中継器が前記光強度分布測定装置と前記可変利得等化器とを備え、
    同一の光中継器が具備する前記光強度分布測定装置における前記測定分布に対して、前記可変利得等化器において前記最適分布に補償すること
    を特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の海底光通信システム制御装置。
  6. 前記光強度分布測定装置において、複数の海底ケーブル伝送路から測定する前記光強度分布を選択する光スイッチを有し、
    前記光パスを収容する前記海底ケーブル伝送路を選択した上で、
    当該海底ケーブル伝送路に対する前記最適分布と前記測定分布との差分に基づいて、当該海底ケーブル伝送路に接続する前記可変利得等化器において補償すること
    を特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の海底光通信システム制御装置。
  7. 前記等化設定計算部において、各々の前記海底ケーブル伝送路に対して前記最適分布と前記測定分布との差分を計算し、同一の周波数帯域に対する差分に基づいて、前記可変利得等化器への補償量を調整すること
    を特徴とする請求項6に記載の海底光通信システム制御装置。
  8. 前記等化設定計算部において、前記同一の周波数帯域に対する差分について平均値、中心値(メディアン)、外れ値を除外した平均値、外れ値を除外した中心値(メディアン)のいずれかの値に基づいて、前記可変利得等化器への補償量を調整すること
    を特徴とする請求項に記載の海底光通信システム制御装置。
  9. 海底光通信システムにおける障害発生を監視する海底ケーブル監視装置を有し、
    受信信号品質が事前に設定した障害閾値を下回った光パスの割り当て周波数に対して、前記光強度分布測定装置において当該周波数での光強度を測定し、測定光強度と最適光強度との差が障害閾値を上回ったことを海底ケーブル監視装置に通知し、
    前記障害閾値を上回った前記光強度分布測定装置のうち、送信端に最も近い装置において障害発生を検知すること
    を特徴とする請求項1~のいずれかに記載の海底光通信システム制御装置。
  10. 前記光強度分布決定装置において、受信信号品質に関する伝送特性、周波数利用効率、信号光電力スペクトル密度、波形歪み補償設定のいずれかの値またはその組み合わせから光パスの割当周波数毎の信号光強度の最適分布を決定すること
    を特徴とする請求項1~のいずれかに記載の海底光通信システム制御装置。
  11. 光パスを海底ケーブル伝送路に追加・変更・削除する際に動作すること
    を特徴とする請求項1~10のいずれかに記載の海底光通信システム制御装置。
  12. 前記海底ケーブル伝送路に追加・変更・削除する光パスの送信端に近い、光強度分布測定装置と可変利得等化器とを備える光中継器から順に、当該光中継器が具備する前記可変利得等化器において前記最適分布に補償すること
    を特徴とする請求項11に記載の海底光通信システム制御装置。
  13. 光パスの割当周波数毎の信号光強度の最適分布を決定し、
    海底ケーブル伝送路を伝送後の光パスの光強度分布を測定し、
    光強度分布の最適分布と伝送後の光パスの測定分布との差分を補償する利得等化設定を算出し、
    前記利得等化設定に基づいて光パスの光強度分布を前記最適分布に補償し、
    前記利得等化設定の算出は、前記測定分布の各値の線形結合を算出する前処理を実施し、前記最適分布と前処理測定分布との差分に基づいて補償量を調整すること
    を特徴とする海底光通信システム制御方法。
  14. 光パスの割当周波数毎の信号光強度の最適分布を決定する光強度分布決定処理手順と、
    前記最適分布と海底ケーブル伝送路を伝送後の光パスに対して測定した光強度の測定分布との差分を補償する利得等化設定を算出する等化設定計算処理手順と、
    前記等化設定計算処理手順における利得等化設定に基づいて光パスの光強度分布を前記最適分布に補償するための設定を通知する等化設定通知処理手順と、を含み、
    前記等化設定計算処理手順において、前記測定分布の各値の線形結合を算出する前処理を実施し、前記最適分布と前処理測定分布との差分に基づいて補償量を調整すること
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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