JP7087478B2 - 冷却システム - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、車両に搭載されるバッテリを冷却する冷却システムに関する。
特許文献1には、電池セルと、電池セルの少なくとも一面に密着可能な蓄冷材と、電池セル非冷却時は蓄冷材を電池セルから離し電池セル冷却時は蓄冷材を電池セルに密着させる上下可動台駆動装置と、を備える電池システムが開示されている。この電池システムは、電池セル冷却時に蓄冷材が電池箱台および絶縁材を介して電池セルと密着することで、電池セルを冷却する。
特開2012‐248363号公報
特許文献1の技術では、蓄冷材が電池箱台および絶縁材を介して電池セルと密着する。蓄冷材は、通常容器に収容されているが、車両の衝突時に電池箱台、絶縁材および容器が破損した場合、蓄冷材が漏出して電池セルに付着し、電池セルがショートする虞がある。
開示される目的は、冷却材が電池セルに付着することを抑制可能な冷却システムを提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された冷却システムのひとつは、車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、内部から空気が流出する流出口(33)を有し、空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、流出口に連結され、流出口から流出した空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、内部に空気を導入する導入口(52a)を有し、連結部材を介して収容体から離間して設けられて、電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、を備え、連結部材(240)は、収容体からバッテリケースへと向かう空気流れにおける上流側が下流側に対して下方に位置する延伸部(242)を有するダクトである
開示された冷却システムのひとつは、車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、内部から空気が流出する流出口(33)を有し、空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、流出口に連結され、流出口から流出した空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、内部に空気を導入する導入口(52a)を有し、連結部材を介して収容体から離間して設けられて、電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、連結部材の通路について連通状態と遮断状態とを切替可能な連通切替部(441)と、連通切替部を制御する連通制御部(90)と、を備え、連通制御部は、車両が衝突したか否かを判定する衝突判定部(S40)と、衝突判定部にて車両が衝突したと判定された場合には、通路が遮断状態となるように連通切替部を制御する連通調整部(S41)と、を有する。
開示された冷却システムのひとつは、車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、内部から空気が流出する流出口(33)を有し、空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、流出口に連結され、流出口から流出した空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、内部に空気を導入する導入口(52a)を有し、連結部材を介して収容体から離間して設けられて、電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、連結部材に侵入した異物を排出可能な位置に設けられた排出開口部(341)と、排出開口部の開放状態と排出開口部の閉塞状態とを切替可能な開口切替部(342)と、開口切替部を制御する開口制御部(90)と、を備え、開口制御部は、車両が衝突したか否かを判定する衝突判定部(S30)と、衝突判定部にて車両が衝突したと判定された場合には、排出開口部が開放状態になるように開口切替部を制御する開口調整部(S31)と、を有する。
開示された冷却システムのひとつは、車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、内部から空気が流出する流出口(33)を有し、空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、流出口に連結され、流出口から流出した空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、内部に空気を導入する導入口(52a)を有し、連結部材を介して収容体から離間して設けられて、電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、を備え、収容体は、収容体の内部と外部とを連通する開口部(32)と、開口部を閉塞および開放可能な蓋部(34)と、冷却材が流出口よりも低い高さに配置されるように冷却材の高さを規制する規制部(35)と、を有する。
開示された冷却システムのひとつは、車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、内部から空気が流出する流出口(33)を有し、空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、流出口に連結され、流出口から流出した空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、内部に空気を導入する導入口(52a)を有し、連結部材を介して収容体から離間して設けられて、電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、を備え、収容体は、一部または全部が車室内の座席の下方に設置される。
開示された冷却システムのひとつは、車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、内部から空気が流出する流出口(33)を有し、空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、流出口に連結され、流出口から流出した空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、内部に空気を導入する導入口(52a)を有し、連結部材を介して収容体から離間して設けられて、電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、を備え、収容体は、一部または全部が車両の前後方向に並ぶ座席と座席との間に設置される。
開示された冷却システムのひとつは、車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、内部から空気が流出する流出口(33)を有し、空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、流出口に連結され、流出口から流出した空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、内部に空気を導入する導入口(52a)を有し、連結部材を介して収容体から離間して設けられて、電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、空気を冷却する冷却用熱交換器(12)と、冷却用熱交換器が収容され、冷却用熱交換器で冷却された冷却空気が流通する空調ケース(11)と、を備えて車室内の空調を行う車両用空調装置と、空調ケースと収容体とを、冷却空気が流通可能に接続する空調接続ダクト(20)と、を備える。
この開示によれば、冷却材は、連結部材を介してバッテリケースから離間した収容体にて空気を冷却する。冷却された空気は、収容体から連結部材を通過してバッテリケース内部に流入して、電池セルの冷却に寄与する。収容体は連結部材を介してバッテリケースから離間した位置に設けられているので、車両の衝突によって冷却材が漏出した場合でも、冷却材がバッテリケースの内部へと侵入することを抑制できる。これにより、冷却材が電池セルに付着することを抑制可能な冷却システムを提供できる。
第1実施形態に係る冷却システムが車両に取り付けられている状態を示す図である。 図1の車両を上方から見た図である。 第1実施形態の車両用空調装置と収容体およびバッテリ部を示す図である。 図3の収容体とバッテリ部を上方から見た図である。 収容体を前方から見た図である。 第1実施形態の冷却システムが実行する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の収容体、連結ダクトおよびバッテリ部を示す図である。 第3実施形態の収容体、連結ダクトおよびバッテリ部を示す図である。 第3実施形態の冷却システムの実行する処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の収容体、連結ダクトおよびバッテリ部を示す図である。 第4実施形態の冷却システムの実行する処理を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
第1実施形態の冷却システム1について、図1~図6を参照しながら説明する。冷却システム1は、車両に搭載されたバッテリ部50の電池セル51を冷却するシステムである。第1実施形態の冷却システム1は、図1~図3に示すように、車両用空調装置10と、空調接続ダクト20と、収容体30と、連結ダクト40と、バッテリ部50とを含んで構成される。この冷却システム1は、車両用空調装置10が生成する冷風によって蓄冷材100を冷却し、蓄冷材100によって冷却された空気で電池セル51を冷却する。
車両用空調装置10は、送風部と、冷却用熱交換器12および加熱用熱交換器15と、これら熱交換器12、15を収容する空調ケース11を有する。空調ケース11は、例えばダッシュパネルとインストルメントパネルとの間に設けられている。空調ケース11は、送風ユニットから送風された空気が吹き出される複数の開口部17、18が形成されている。
送風部は、空調ケース11の上流側に設けられている。送風部は、空調ケース11内に配置されたファンと、ファンを回転駆動するモータとを有する。ファンは、例えばシロッコファン、ターボファン等の遠心式のファンによって提供される。送風部は、空調ケース11の上流側に設置されている。送風部は、外気を取り入れる外気取入口または内気を取り入れる内気取入口から空気を吸い込み、空調ケース11内へと流通させる。
冷却用熱交換器12および加熱用熱交換器15は、空調ケース11内に収容されている。冷却用熱交換器12は、冷媒と空調ケース11内を流通する空気との間の熱交換を提供する。冷却用熱交換器12は、例えば、冷凍サイクルにおける蒸発器によって提供される。すなわち冷却用熱交換器12には、圧縮機により圧縮された後に凝縮器にて放熱され、さらに減圧装置にて減圧された冷媒が流通する。冷却用熱交換器12は、冷媒を内部で蒸発させることで、蒸発潜熱を空気から吸熱する。これにより冷却用熱交換器12は空気を冷却する。冷却用熱交換器12は、空調ケース11内部で加熱用熱交換器15の上流側に配置される。冷却用熱交換器12は、空調ケース11内の通路全体を横断するように設けられている。換言すれば、冷却用熱交換器12は、空調ケース11内を流通する実質的に全ての空気と熱交換可能に設けられている。
加熱用熱交換器15は、内部を流通する加熱用の熱媒体と、空調ケース内を流通する空気との間の熱交換を提供する熱交換器である。加熱用熱交換器15は、例えばエンジン冷却水が熱媒体として流通するヒータコアや、ヒートポンプサイクルの凝縮器によって提供される。加熱用熱交換器15は、空気流れにおける冷却用熱交換器12の下流で、空調ケース11内の空気通路の一部を横断するように設けられている。加熱用熱交換器15は、例えば上下方向において空調ケース11の中央付近に設けられている。加熱用熱交換器15を通過する空気と加熱用熱交換器15を迂回する空気との風量割合は、エアミックスドアによって調整される。
空調ケース11は、冷却用熱交換器12を通過した空気が加熱用熱交換器15の下方を迂回して流通する下方冷風通路13と、冷却用熱交換器12を通過した空気が加熱用熱交換器15の上方を迂回して流通する上方冷風通路14とを提供する。空調ケース11には、内部を流通した空気が流出する開口部として、複数の吹出開口部17および蓄冷用開口部18が形成されている。複数の吹出開口部17は、空調ケース11内の空気が車室内に対して吹き出される際に通過する開口である。各吹出開口部17から吹き出される空気の風量割合は、対応する吹出開口部17の開口面積を変更する複数の吹出ドアによって調整される。
複数の吹出開口部17には、例えばデフロスタ開口部、フェイス開口部、フット開口部を含む。デフロスタ開口部は、空調ケース11の上部に形成されて、ウインドシールドに対して吹き出される空気が通過する。フェイス開口部は、空調ケース11の上部でデフロスタ開口部よりも後方側に形成されて、乗員の上半身に向けて吹き出される空気が通過する。フット開口部は、空調ケース11の下部に形成されて、乗員の足元に向けて吹き出される空気が通過する。
空調ケース11は、上述の複数の吹出開口部17に加えて蓄冷用開口部18を有する。蓄冷用開口部18は、例えば上下方向において加熱用熱交換器15およびフット開口部よりも下方側に設けられている。蓄冷用開口部18は、下方冷風通路13の下流側に設けられている。蓄冷用開口部18は、下方冷風通路13を流通した冷風が流出する開口部である。
蓄冷用開閉ドア19は、蓄冷用開口部18の開状態と閉状態を切り替えるドアである。蓄冷用開閉ドア19は、開状態で、下方冷風通路13と蓄冷用開口部18とを連通して且つ暖風通路16と蓄冷用開口部18とを遮断する。蓄冷用開閉ドア19は、閉状態で蓄冷用開口部18を閉塞し、下方冷風通路13と暖風通路16とを連通する。蓄冷用開閉ドア19は、その開度を連続的に調整可能にされていてもよい。蓄冷用開閉ドア19は、空調風切替部の一例である。蓄冷用開閉ドア19は、制御装置90によってその作動を制御される。
制御装置90は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータを主なハードウェア要素として備える。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能な所定のプログラムを非一時的に記憶する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって提供されうる。制御装置90は、記憶媒体に記憶された各種のプログラムをCPU等のプロセッサによって実行することで、各種制御処理を実施する機能を有する。制御装置90が提供する手段および/または機能は、記憶媒体に記録されたソフトウェアおよびそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御装置90がハードウェアである電子回路によって提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路によって提供することができる。
制御装置90は、例えば車両用空調装置10の作動を制御する空調ECU(Electronic Control Unit)である。制御装置90は、車両に搭載された複数のECUのうちの1つである。または、複数のECUによって制御装置90が構成されていてもよい。制御装置90は、空調制御部の一例である。制御装置90は、インストルメントパネル等に設けられた操作スイッチの入力情報や、車両に設けられた各種センサからの検出情報に基づいて、車両用空調装置10の作動を制御する。
蓄冷用開口部18には、空気の流通通路を形成する空調接続ダクト20が取り付けられている。空調接続ダクト20は、空調ケース11と同様にある程度の弾性を有し強度的にも優れた樹脂材料等にて成形されている。空調接続ダクト20は、蓄冷用開口部18と、収容体30の空気取入口31とを連通する。換言すれば、空調接続ダクト20の一端は空調ケース11に接続され、他端は収容体30に接続される。空調接続ダクト20は、蓄冷用開口部18から下方向に延伸する下方延伸部分20aと、下方延伸部分20aから車両後方に向かって水平方向に延伸する水平延伸部分20bとを有する。下方延伸部分20aは、空気の流れ方向に沿って上方から下方へと延びる部分であるということもできる。下方延伸部分20aの下端には、ドレン供給ホース21が接続され、ドレン供給ホース21を流通したドレン水が空調接続ダクト20内に流入可能となっている。
水平延伸部分20bの底部には、ドレン排出口24と、上流側堰部22と、下流側堰部23とが設けられている。ドレン排出口24は、空調接続ダクト20内でドレン供給ホース21が接続された部分よりも下流側に設けられた開口である。ドレン排出口24は、空調接続ダクト20内部に導入されたドレン水を、空調接続ダクト20の外部に排出する開口である。ドレン排出口24には、外側から排出ホース25が接続されている。これによりドレン排出口24から流出したドレン水は、排出ホース25にて車両の外部へと導かれ、車両の下方から車外に排出される。
上流側堰部22は、空調接続ダクト20内でドレン供給ホース21が接続された部分よりも下流側で、ドレン排出口24の上流側に設けられている。上流側堰部22は、空調接続ダクト20内に導入されたドレン水をせき止める。上流側堰部22によって、水平延伸部分20bの底部にドレン水が貯留される貯留部26が形成される。貯留部26に貯留されたドレン水は、空調接続ダクト20内を流通する冷却空気と熱交換して冷却空気をさらに冷却する。貯留部26は、ドレン水と冷却空気とが熱交換する熱交換部の一例である。下流側堰部23は、排出口よりも下流側に設けられている。下流側堰部23は、上流側堰部22と同様にドレン水をせき止める。特に下流側堰部23は、ドレン排出口24よりも下流に流れ出たドレン水がそれ以上流下しないようにせき止める。下流側堰部23は、収容体30へとドレン水が侵入することを防ぐ堰部であるともいえる。
収容体30は、内部に蓄冷材100が収容される収容空間を形成する箱体である。収容体30は、発泡ウレタン等の断熱材料や真空パネル等の断熱構造を有する部材によって形成されている。換言すれば、収容体30は断熱性を有する。収容体30は、例えば車室内の床部に載置される。収容体30は、当たる日射量を抑制できるように車両の窓部よりも下方に載置されることが望ましい。収容体30は、例えば使用者によって使用時に車室内に載置されたり、非使用時に車室内から取り除かれたりする。
収容体30は、座席下部分30aと、後方部分30bとを有する。座席下部分30aは、扁平な略直方体に形成されている。座席下部分30aは、例えば2つ設けられている。座席下部分30aは、車両の前部座席(運転席および助手席)と床部との間に載置可能な高さ寸法に形成されている。座席下部分30aは、各前部座席のそれぞれに設けられた一対のシートレールの間に載置可能な幅寸法に形成されている。座席下部分30aは、収容体30を載置した状態で、運転席および助手席のそれぞれの下方に位置する。座席下部分30aは、一端が後方部分30bと一体的に連結されている。座席下部分30aは、後方部分30bの下端付近に連結されている。座席下部分30aの一端と反対側の他端には空気取入口31が形成されており、空調接続ダクト20の端部が連結されている。換言すれば、収容体30を載置した状態における座席下部分30aの前方端は空調接続ダクト20と接続されている。
後方部分30bは、例えば1つの略直方体形状に形成されている。後方部分30bは、2つの座席下部分30aが同じ面に設けられた略直方体である。後方部分30bは、2つの座席下部分30aのそれぞれを流通した空気が合流する部分である。後方部分30bは、車両の前部座席と後部座席との間の空間に載置される。後方部分30bは、例えば後部座席の座面と同程度またはそれ以下の高さ寸法に形成されている。後方部分30bは、図2に示すように例えば車両の後部座席の幅寸法と同程度の幅寸法に形成されている。後方部分30bの底部には、幅方向(左右方向)中央部分で上方に凹む凹部が形成されている。この凹部は、車室の床部におけるプロペラシャフトの収容部分との干渉を回避する凹部である。
収容体30の底部には、複数のガイド37が設けられている。複数のガイド37は、図4、図5に示すように収容体30の内部を複数の区画に仕切る仕切部材である。複数のガイド37は、座席下部分30aおよび後方部分30bの両方に設けられている。複数のガイド37は、例えば収容体30が載置された状態で車両の前後方向に延びるように設けられている。複数のガイド37は、互いに平行である。複数のガイド37は、前後方向における収容体30の後部側の壁部からは離間している。換言すれば、複数のガイド37は、収容体30の後部側の壁部に直接連なっていない。複数のガイド37は、収容された状態の蓄冷材100の上端と同程度の高さ寸法に形成されている。
複数のガイド37は、複数の蓄冷材100がそれぞれ載置される複数の収容区画を収容体内部に区画する。換言すれば、複数のガイド37同士の間に蓄冷材100が収容される。隣接するガイド37同士の間隔は、蓄冷材100が収容された状態で蓄冷材100とガイド37との間に十分な通風空間が形成される程度の寸法に設定されている。
収容体30の後方部分30bには、連結ダクト40が接続される流出口33が形成されている。流出口33は、例えば後方部分30bの幅方向における一対の側面のいずれか一方に形成されている。流出口33は、収容された状態の蓄冷材100よりも上方に位置する。より具体的には、流出口33は、その下端が規定量収容された状態の蓄冷材100の上端よりも高い位置となるように形成されている。流出口33は、収容体30の内部の空気が流出する開口である。
図3、図5に示すように、収容体30には、収容空間と外部空間とを連通する開口部32と、開口部32を閉塞する蓋部34とが設けられている。開口部32は、流出口33よりも上方に形成された開口である。開口部32は、例えば収容体30の後方部分30bの上面に形成されている。開口部32は、使用者が蓄冷材100を収容体30に出し入れ可能にするための開口である。
蓋部34は、開口部32を外部から開閉可能である。蓋部34は、例えばヒンジ構造によって回動可能に構成され、車室内から引き上げられることで開口部32を開放する。または、横方向にスライドする構造によって開口部32を開放する構成であってもよい。蓋部34は、例えば使用者が蓄冷材100の収容、取り出しを行う際に使用者によって開放される。また蓋部34は、蓄冷材100を車室内の空気の冷却に使用する際に、使用者によって開放される。
蓋部34には、仕切板35が設けられている。仕切板35は、例えば複数の貫通孔が設けられたパンチングメタルである。複数の貫通孔によって、仕切板35には空気が通風可能である。仕切板35は、連結具36によって蓋部34に連結されている。仕切板35は、蓋部34を閉じた状態で流出口33よりも下方に位置するように、蓋部34から離間した状態で固定されている。換言すれば、仕切板35は、流出口33が上下方向において蓋部34と仕切板35との間に位置するように設けられる。すなわち、例えば蓄冷材100が流出口33と同等以上の高さまで積載されていた場合には、仕切板35が蓄冷材100と干渉するために蓋部34を完全に閉じることができない。仕切板35は、蓄冷材100が流出口33と同等以上の高さまで配置されることがないように、蓄冷材100の配置される高さを規制する規制部である。
蓄冷材100は、例えば水と高吸水性ポリマーの混合物等の比較的高い潜熱を持つ物質によって提供される。蓄冷材100は、袋体または箱体に収容されている。蓄冷材100は、市販の製品を利用することができる。蓄冷材100は、収容空間内の空気を冷却する冷却材の一例である。蓄冷材100は、ガイド37とガイド37との間に配置される。蓄冷材100は、ガイド37によって、幅方向に隣接する蓄冷材100と離間して配置される。
連結ダクト40は、収容体30とバッテリケース52とを空気が流通可能に連結する連結部の一例である。連結ダクト40は、収容体30とバッテリケース52とを連結する。連結ダクト40の一方の端部は流出口33に接続され、他方の端部は導入口52aに接続されている。連結ダクト40は、流出口33から後方のバッテリケース52へと略直線的に延伸している。連結ダクト40は、設置された状態で、例えば後部座席の側方と車両のドアとの空間に位置する。連結ダクト40は、使用者によって収容体30およびバッテリケース52に着脱可能である。連結ダクト40は、収容体30内で蓄冷材100により冷却された空気をバッテリケース52内部へと導く通路形成部材である。連結ダクト40は、蛇腹構造や、ゴム等の可撓性材料によって折り曲げ自在に形成されていてもよい。連結ダクト40は、連結部材の一例である。
バッテリ部50は電気自動車、ハイブリッド車両等の走行駆動に利用されるモータに対して電力を供給する。バッテリ部50は、例えば車両の後部座席とトランクルームとの間に設置される。バッテリ部50は、電池セル51と、バッテリケース52と、送風装置53とを有する。電池セル51は、複数がバッテリケース52内部に並んで収容されている。電池セル51は、複数がそれぞれ電気的に接続されて電池集合体を形成している。電池セル51は、例えば、ニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池、有機ラジカル電池等である。
バッテリケース52は、電池セル51を内部に収容する電池収容空間を形成する筐体である。バッテリケース52には、空気を導入する導入口52aが形成されている。導入口52aは、バッテリケース52の車室内空間に露出した部分に形成されている。導入口52aには、連結ダクト40が接続可能である。導入口52aは、例えば左右方向において電池セル51からずれた位置に形成されている。例えば導入口52aはその全体が左右方向において電池セル51からずれている。バッテリケース52の壁部と電池セル51との間には、空気が流通可能な通風空間が形成されている。送風装置53は、バッテリケース52内部の空気を駆動して、バッテリケース52から外部に放出させる空気流れを形成する。送風装置53は、例えばバッテリケース52の後部に設けられ、バッテリケース52内の空気をトランクルームに放出する。または送風装置53には、バッテリケース内の空気を直接車外へと導くダクト等が接続されていてもよい。
冷却システム1は、車両用空調装置10から収容体30に対して冷風を供給し、蓄冷材100に冷熱を蓄える蓄冷モードと、蓄冷材100によって冷却された空気をバッテリケース52内に供給する放冷モードとを有する。冷却システム1は、特に比較的短時間で大きな電流を電池セル51に対して流すことで電池セル51の充電を行ういわゆる急速充電において、電池セル51を冷却するために利用される。また、冷却システム1は、急速充電に対して比較的長い時間で小さな電流を電池セル51に対して流す通常充電において利用されてもよい。
まず蓄冷モード時の風流れについて説明する。蓄冷モードでは、蓄冷用開閉ドア19が開状態となり、バッテリ部50の下方冷風通路13から蓄冷用開口部18を通過して接続ダクト20へと冷風が流入する。冷風は、空調接続ダクト20の底部に貯留されたドレン水によってさらに冷却されつつ、収容体30へと流れる。冷風は、まず座席下部分30aへと流入し、蓄冷材100と蓄冷材100との間の空間を流通しながら後方部分30bへと流れる。冷風は、複数の蓄冷材100同士の間を流通しながら、蓄冷材100に対して冷熱を与える。換言すれば、冷風によって蓄冷材100が冷却される。蓄冷材100の間を流通した冷風の一部は収容体30の内部に留まり、一部は流出口33から連結ダクト40を流通してバッテリケース52内へと流入する。
以下では上述の蓄冷モードを開始するために制御装置90が実行する制御について図7のフローチャートを参照して説明する。制御装置90は、図7のフローチャートを、例えば車両の走行中に実施する。
まずステップS10では、冷凍サイクルが作動中か否かを判定する。冷凍サイクルが作動中であるか否かは、例えばインストルメントパネル等に設置されたエアコンスイッチが投入されているか否かに基づいて判断される。または、圧縮機の作動状態等に基づいて判断してもよい。ステップS10の判定処理は、冷凍サイクルが作動中であると判定されるまで繰り返される。ステップS10にて冷凍サイクルが作動中であると判定された場合には、ステップS11へと進む。
ステップS11では、車室内温度が車室内設定温度に到達したと判断される温度到達条件を満たすか否かを判定する。温度到達条件が満たされているか否かは、例えば車室内温度が車室内設定温度を含む所定の温度範囲に含まれているか否かによって判定すればよい。ステップS11は、条件判定部の一例である。車室内温度が車室内設定温度に到達したと判定された場合には、ステップS12へと進む。
ステップS12では、蓄冷用開閉ドア19を開状態に制御する。すなわち、下方冷風通路13を流通する冷却された空気を、蓄冷用開口部18から流出させるように蓄冷用開閉ドア19を制御する。換言すれば、蓄冷モードを開始する。ステップS11、ステップS12の処理により、車室内温度が車室内設定温度に到達している定常状態の場合に、車両用空調装置10が生成する冷風の一部を収容体30へと送風して蓄冷モードを実現できる。ステップS12は、切替制御部の一例である。ステップS12の処理を実行すると、ステップS10に戻る。
一方ステップS11で温度到達条件が満たされていない場合には、ステップS13へと進む。ステップS13では、蓄冷用開閉ドア19を閉状態に制御する。ステップS11、S13の処理により、車室内温度が車室内設定温度に到達していない場合、すなわち車室内温度が車室内設定温度に向かって漸次変動している変動状態の場合に、蓄冷モードを控えることができる。ステップS13の処理を実行すると、ステップS10へと戻る。
ステップS11、S12の制御により、定常状態下で車両用空調装置10にて生成される冷風の一部を、蓄冷材100への冷熱の供給に利用することができる。また、ステップS11、S12の制御により、変動状態下では蓄冷材100への冷風の供給を行わないので、比較的車室内への冷風の供給が必要とされる状況では、車室内への冷風の供給を優先して乗員の快適性を向上することができる。
次に放冷モードについて説明する。放冷モードは、例えば車両に外部充電装置が接続され、電池セル51に対する充電が開始された際に実行される。放冷モードが開始されると、バッテリ部50の送風装置53が駆動を開始する。これにより、収容体30の内部の空気が連結ダクト40を流通してバッテリケース52内部に流通し、バッテリケース52の外部へと吹き出される空気流れが強制的に形成される。収容体30の内部の空気は、蓄冷モードにて蓄冷された蓄冷材100によって冷却されるため、この空気がバッテリケース52内部を流通することで、電池セル51の冷却に寄与する。
次に第1実施形態の冷却システム1がもたらす作用効果について説明する。第1実施形態の冷却システム1は、内部から空気が流出する流出口33を有し、空気を冷却する蓄冷材100が収容される収容体30と、流出口33に連結され、流出口33から流出した空気の流通する通路を形成する連結ダクト40とを有する。冷却システム1は、内部に空気を導入する導入口52aを有し、連結ダクト40を介して収容体30から離間して設けられて、内部に電池セル51が収容されるバッテリケース52を備える。
これによれば、蓄冷材100は、連結ダクト40を介してバッテリケース52から離間した収容体30にて空気を冷却する。冷却された空気は、収容体30から連結ダクト40を通過してバッテリケース52内部に流入して、電池セル51の冷却に寄与する。収容体30は連結ダクト40を介してバッテリケース52から離間した位置に設けられているので、車両の衝突によって蓄冷材100が漏出した場合でも、蓄冷材100がバッテリケース52の内部へと侵入することを抑制できる。これにより、蓄冷材100が電池セル51に付着することを抑制可能な冷却システム1を提供できる。
収容体30における連結ダクト40が接続される流出口33は、収容空間に収容された状態の蓄冷材100よりも上方に形成されている。これによれば、流出口33が蓄冷材100よりも上方に位置しているので、蓄冷材100が漏出した場合でも蓄冷材100の流出口33への侵入が抑制される。したがって、より確実に蓄冷材100が電池セル51に付着することを抑制できる。また、特に後述の実施形態と比較して、連結ダクト40の形状の設計の自由度を高くすることが可能である。
収容体30は、載置された状態で座席の下方に位置する座席下部分30aを有する。これによれば、収容体30の一部が座席の下方に位置しているので、この部分に日射が当たることを抑制でき、収容体30に収容された蓄冷材100の温度上昇を抑制できる。
収容体30は、載置された状態で前部座席と後部座席との間に位置する後方部分30bを有する。これによれば、収容体30の一部が前部座席と後部座席との間に位置しているので、この部分に日射が当たることを座席によって抑制でき、収容体30に収容された蓄冷材100の温度上昇を抑制できる。
収容体30は、蓄冷材100が流出口33より上方まで配置されることを規制する仕切板35を有する。これによれば、使用者が蓄冷材100を収容体30に収容する場合に、蓄冷材100を流出口33の同等以上の高さまで配置することを規制できる。したがって、蓄冷材100が漏出した場合に流出口33に侵入することをより確実に抑制することができる。
収容体30は、収容体30の外部空間と連通する開口部32と、開口部32を閉塞および開放可能な蓋部34とを有する。これによれば、使用者が蓋部34を開放して、適宜蓄冷材100を収容体30に収容したり収容体30から取り出したりすることができる。したがって、使用者による蓄冷材100の状態管理を容易にすることができる。
仕切板35は、蓋部34に設けられている。これによれば、蓋部34を開放することで仕切板35による蓄冷材100の配置高さの規制が解除される。したがって、蓄冷材100の収容作業および取り出し作業が仕切板35によって阻害されることを抑制できる。
冷却システム1は、車両用空調装置10の冷却用熱交換器12と、冷却用熱交換器12を収容する空調ケース11と、空調ケース11と収容体30とを、冷却用熱交換器12で冷却された空気が流通可能に接続する空調接続ダクト20とを有する。これによれば、収容体30の内部に車両用空調装置10が生成した冷却空気を導入することができる。すなわち、蓄冷材100の冷却に、車両用空調装置10の冷風を利用できる。
冷却システム1は、車室内の温度が車室内設定温度に到達した場合に蓄冷用開閉ドア19を開くように蓄冷用開閉ドア19を制御する。これによれば、車室内の温度が車室内設定温度に到達した場合、すなわち車室内に対する冷風の供給が比較的必要ない場合に、冷風を収容体30に供給して蓄冷材100を冷却する。したがって、車両用空調装置10の空調動力をより有効に利用することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態における冷却システム1の変形例について説明する。図7において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第2実施形態の冷却システム1は、特に連結ダクト240の構成が第1実施形態と相違する。連結ダクト240は、流出口33に直接接続されている部分である上流側部分241と、バッテリケース52の導入口52aに接続されている部分である下流側部分243と、上流側部分241および下流側部分243に連なる部分である延伸部242とを有する。延伸部242は、空気流れにおける上流側が下流側よりも下方に位置するように延伸する部分である。換言すれば延伸部242は、収容体30からバッテリケース52へと向かう空気流れに沿って下方から上方へと延びる部分である。図8においては、延伸部242は水平方向に直交するように延びるように形成されているが、下方から斜め上方に延びるように形成されていてもよい。
連結ダクト240に延伸部242が形成されていることによって、蓄冷材100が流出口33から連結ダクト240に侵入したとしても、上下延伸部にて蓄冷材100をせき止めることができる。したがって、図8のように流出口33が収容体30の下部に形成されている場合であっても、より確実に蓄冷材100が電池セル51へ付着することを抑制できる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態における冷却システム1の変形例について説明する。図8、図9において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第3実施形態の冷却システム1は、特に連結ダクト340の構成が第1実施形態と相違する。連結ダクト40は、排出開口部341と、排出ドア部342とを有する。排出開口部341は、例えば連結ダクト340の底部に形成された開口部である。排出開口部341は、連結ダクト340の内部に侵入する異物である蓄冷材100を連結ダクト340の外部へと漏出させる。排出ドア部342は、排出開口部341を開放する開放状態と、排出開口部341を閉塞する閉塞状態とを切り替える切替ドアである。排出ドア部342は、スライドドアや、連結ダクト340の外側へ回動することで排出開口部341を開放する回動ドア等によって提供することができる。排出ドア部342は、開口切替部の一例である。排出ドア部342は、制御装置90によって制御される。制御装置90は、開口制御部の一例である。また、制御装置90とは異なる制御装置によって排出ドア部342が制御されてもよい。
次に制御装置90が実行する排出ドア部342の制御の一例について図10のフローチャートを参照して説明する。制御装置90は、まずステップS30で、車両の衝突を検知したか否かを判定する。車両の衝突は、例えば車両前端部の車体フレームなどに配置されている加速度センサによって検知される。すなわち、加速度センサが閾値以上の加速度を検出することで、車両の衝突が検知される。制御装置90は、加速度センサからの衝突検知情報を取得することで、車両の衝突が検知されたと判定する。車両の衝突が検知されたと判定された場合には、ステップS31へと進む。ステップS30は、衝突判定部の一例である。
ステップS31では、排出ドア部342を開状態に制御する。これにより、連結ダクト340内に蓄冷材100が侵入した場合であっても、排出開口部341から外部に蓄冷材100を排出可能となる。ステップS31の処理を実行した後、制御装置90は図10の処理を終了する。一方でステップS30にて衝突が検知されていないと判定された場合には、ステップS32へと進み排出ドアを閉状態に維持して再びステップS30へと戻る。ステップS31は、開口調整部の一例である。
第3実施形態の冷却システム1では、連結ダクト340に排出開口部341と排出ドア部342とが設けられ、排出ドア部342は車両が衝突を検知すると開状態となる。これによれば、車両が衝突すると排出開口部341が開放されるので、蓄冷材100が連結ダクト340内に侵入したとしても、バッテリケース52の上流で外部に排出できる。これにより、電池セル51への蓄冷材100の付着をより確実に防ぐことができる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1実施形態における冷却システム1の変形例について説明する。図10、図11において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第4実施形態の冷却システム1は、特に連結ダクト440の構成が第1実施形態と相違する。連結ダクト440には、遮断ドア部441が設けられている。遮断ドア部441は、連結ダクト440の、収容体30とバッテリケース52との連通を許可および禁止するドアである。遮断ドア部441は、通常連通を許可する許可状態である。遮断ドア部441は、車両が衝突した場合に連結ダクト440を閉塞して遮断状態とし、収容体30とバッテリケース52との連通を禁止することで、収容体30からの異物である蓄冷材100がバッテリケース52へと侵入することを防ぐ。遮断ドア部441は、連通切替部の一例である。遮断ドア部441は、制御装置90によって制御される。制御装置90は、連通制御部の一例である。または、制御装置90とは異なる制御装置によって遮断ドア部441が制御されてもよい。
次に制御装置90が実行する遮断ドア部441の制御の一例について図11のフローチャートを参照して説明する。制御装置90は、まずステップS40で、車両の衝突を検知したか否かを判定する。ステップS40の処理は第3実施形態のステップS30の処理と同様である。車両の衝突が検知されたと判定された場合には、ステップS41へと進む。ステップS40は、衝突判定部の一例である。
ステップS41では、遮断ドア部441を閉状態に制御する。これにより、連結ダクト440内に蓄冷材100が侵入した場合であっても、遮断ドア部441によって蓄冷材100の流下を遮断し、バッテリケース52への蓄冷材100の侵入を防ぐことができる。ステップS41の処理を実行した後、制御装置90は図11の処理を終了する。一方でステップS40にて衝突が検知されていないと判定された場合には、ステップS42へと進み遮断ドア部441を開状態に維持して再びステップS40へと戻る。ステップS41は、連通調整部の一例である。
第4実施形態の冷却システム1では、連結ダクト440の連通を遮断する遮断ドア部441が設けられ、遮断ドア部441は車両が衝突を検知すると開状態となる。これによれば、蓄冷材100が連結ダクト440内に侵入したとしても、遮断ドア部441によって蓄冷材100のバッテリケース52への侵入を防ぐことができる。これにより、電池セル51への蓄冷材100の付着をより確実に防ぐことができる。
(他の実施形態)
この明細書における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上述の実施形態において、収容体30の内部には空気を冷却する冷却材として蓄冷材100が収容されるとした。これに代えて、冷却材として氷水や冷水を利用してもよい。収容体30に収容される冷却材は、使用者が任意に選択することができる。
上述の実施形態において、収容体30および連結ダクト40,240、340、440は、それぞれ使用者が使用時に設置するものであるとしたが、車両に予め据え付けられた構成であってもよい。
上述の実施形態において、収容体30は座席下部分30aと後方部分30bとを有するとしたが、全部が座席の下方に設けられる寸法および形状に形成されていてもよいし、全部が前部座席と後部座席との間に設けられる寸法および形状に形成されていてもよい。
上述の実施形態において、収容体30は、車両の床部に設置されるとしたが、収容体30の設置位置はこれに限定されない。収容体30は、例えば乗員のいない座席の座面や、トランクルーム等に載置されてもよい。
上述の実施形態において、収容体30は、空調接続ダクト20で車両用空調装置10と接続され、車両用空調装置10の生成する冷風で蓄冷材100を冷却するとしたが、収容体30と車両用空調装置10とは必ずしも接続されていなくてもよい。例えば、予め冷却された状態の蓄冷材100や氷水、冷水等を冷却材として収容体30に収容して、この冷却材で収容体30内部の空気を冷却する構成であってもよい。この場合には、収容体30において空調接続ダクト20と接続するための空気取入口31を省略することができる。
1 冷却システム、 11 空調ケース、 12 冷却用熱交換器、 19 蓄冷用開閉ドア(空調風切替部)、 20 空調接続ダクト、 26 貯留部(熱交換部) 30 収容体、 32 開口部、 33 流出口、 34 蓋部、 342 排出ドア部(開口切替部)、 35 仕切板(規制部)、 40、240、340、440 連結ダクト(連結部材)、 242 延伸部、 341 排出開口部、 441 連通切替部、 51 電池セル、 52 バッテリケース、 52a 導入口、 100 蓄冷材(冷却材)、 90 制御装置(連通制御部、開口制御部、空調制御部)、 S11 条件判定部、 S12 切替制御部、 S30 衝突判定部、 S31 開口調整部、 S40 衝突判定部、 S41 連通調整部。

Claims (20)

  1. 車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、
    内部から空気が流出する流出口(33)を有し、前記空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、
    前記流出口に連結され、前記流出口から流出した前記空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、
    内部に前記空気を導入する導入口(52a)を有し、前記連結部材を介して前記収容体から離間して設けられて、前記電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、
    を備え
    前記連結部材(240)は、
    前記収容体から前記バッテリケースへと向かう空気流れにおける上流側が下流側に対して下方に位置する延伸部(242)を有するダクトである冷却システム。
  2. 前記連結部材に侵入した異物を排出可能な位置に設けられた排出開口部(341)と、
    前記排出開口部の開放状態と前記排出開口部の閉塞状態とを切替可能な開口切替部(342)と、
    前記開口切替部を制御する開口制御部(90)と、
    を備え、
    前記開口制御部は、
    前記車両が衝突したか否かを判定する衝突判定部(S30)と、
    前記衝突判定部にて前記車両が衝突したと判定された場合には、前記排出開口部が前記開放状態になるように前記開口切替部を制御する開口調整部(S31)と、
    を有する請求項1に記載の冷却システム。
  3. 車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、
    内部から空気が流出する流出口(33)を有し、前記空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、
    前記流出口に連結され、前記流出口から流出した前記空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、
    内部に前記空気を導入する導入口(52a)を有し、前記連結部材を介して前記収容体から離間して設けられて、前記電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、
    前記連結部材の前記通路について連通状態と遮断状態とを切替可能な連通切替部(441)と、
    前記連通切替部を制御する連通制御部(90)と、
    を備え、
    前記連通制御部は、
    前記車両が衝突したか否かを判定する衝突判定部(S40)と、
    前記衝突判定部にて前記車両が衝突したと判定された場合には、前記通路が前記遮断状態となるように前記連通切替部を制御する連通調整部(S41)と、
    を有する冷却システム。
  4. 前記連結部材(240)は、
    前記収容体から前記バッテリケースへと向かう空気流れにおける上流側が下流側に対して下方に位置する延伸部(242)を有するダクトである請求項に記載の冷却システム。
  5. 車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、
    内部から空気が流出する流出口(33)を有し、前記空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、
    前記流出口に連結され、前記流出口から流出した前記空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、
    内部に前記空気を導入する導入口(52a)を有し、前記連結部材を介して前記収容体から離間して設けられて、前記電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、
    前記連結部材に侵入した異物を排出可能な位置に設けられた排出開口部(341)と、
    前記排出開口部の開放状態と前記排出開口部の閉塞状態とを切替可能な開口切替部(342)と、
    前記開口切替部を制御する開口制御部(90)と、
    を備え、
    前記開口制御部は、
    前記車両が衝突したか否かを判定する衝突判定部(S30)と、
    前記衝突判定部にて前記車両が衝突したと判定された場合には、前記排出開口部が前記開放状態になるように前記開口切替部を制御する開口調整部(S31)と、
    を有する冷却システム。
  6. 前記収容体は、
    前記収容体の内部と外部とを連通する開口部(32)と、
    前記開口部を閉塞および開放可能な蓋部(34)と、
    を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷却システム。
  7. 前記収容体は、
    前記冷却材が前記流出口よりも低い高さに配置されるように前記冷却材の高さを規制する規制部(35)を有する請求項6に記載の冷却システム。
  8. 車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、
    内部から空気が流出する流出口(33)を有し、前記空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、
    前記流出口に連結され、前記流出口から流出した前記空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、
    内部に前記空気を導入する導入口(52a)を有し、前記連結部材を介して前記収容体から離間して設けられて、前記電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、
    を備え
    前記収容体は、
    前記収容体の内部と外部とを連通する開口部(32)と、
    前記開口部を閉塞および開放可能な蓋部(34)と、
    前記冷却材が前記流出口よりも低い高さに配置されるように前記冷却材の高さを規制する規制部(35)と、
    を有する冷却システム。
  9. 前記開口部は、前記流出口よりも上方に設けられ、
    前記規制部は前記蓋部に設けられている請求項7または請求項8に記載の冷却システム。
  10. 前記収容体は、一部または全部が車室内の座席の下方に設置される請求項1から請求項のいずれか1項に記載の冷却システム。
  11. 車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、
    内部から空気が流出する流出口(33)を有し、前記空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、
    前記流出口に連結され、前記流出口から流出した前記空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、
    内部に前記空気を導入する導入口(52a)を有し、前記連結部材を介して前記収容体から離間して設けられて、前記電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、
    を備え
    前記収容体は、一部または全部が車室内の座席の下方に設置される冷却システム。
  12. 前記収容体は、一部または全部が前記車両の前後方向に並ぶ座席と座席との間に設置される請求項1から請求項のいずれか1項に記載の冷却システム。
  13. 車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、
    内部から空気が流出する流出口(33)を有し、前記空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、
    前記流出口に連結され、前記流出口から流出した前記空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、
    内部に前記空気を導入する導入口(52a)を有し、前記連結部材を介して前記収容体から離間して設けられて、前記電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、
    を備え
    前記収容体は、一部または全部が前記車両の前後方向に並ぶ座席と座席との間に設置される冷却システム。
  14. 前記収容体は、
    前記収容体の内部と外部とを連通する開口部(32)と、
    前記開口部を閉塞および開放可能な蓋部(34)と、
    を有する請求項11または請求項13に記載の冷却システム。
  15. 空気を冷却する冷却用熱交換器(12)と、前記冷却用熱交換器が収容され、前記冷却用熱交換器で冷却された冷却空気が流通する空調ケース(11)と、を備えて車室内の空調を行う車両用空調装置と、
    前記空調ケースと前記収容体とを、前記冷却空気が流通可能に接続する空調接続ダクト(20)と、
    をさらに有する請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の冷却システム。
  16. 車両に搭載される電池セル(51)を冷却する冷却システムであって、
    内部から空気が流出する流出口(33)を有し、前記空気を冷却する冷却材(100)が収容される収容体(30)と、
    前記流出口に連結され、前記流出口から流出した前記空気の流通する通路を形成する連結部材(40、240、340、440)と、
    内部に前記空気を導入する導入口(52a)を有し、前記連結部材を介して前記収容体から離間して設けられて、前記電池セルが収容されるバッテリケース(52)と、
    空気を冷却する冷却用熱交換器(12)と、前記冷却用熱交換器が収容され、前記冷却用熱交換器で冷却された冷却空気が流通する空調ケース(11)と、を備えて車室内の空調を行う車両用空調装置と、
    前記空調ケースと前記収容体とを、前記冷却空気が流通可能に接続する空調接続ダクト(20)と、
    を備える冷却システム。
  17. 前記収容体は、
    前記収容体の内部と外部とを連通する開口部(32)と、
    前記開口部を閉塞および開放可能な蓋部(34)と、
    を有する請求項16に記載の冷却システム。
  18. 前記収容体と前記空調ケースとの連通を許可および禁止する空調風切替部(19)と、
    前記空調風切替部を制御する空調制御部(90)と、
    をさらに備え、
    前記空調制御部は、
    前記車室内の温度が車室内設定温度に到達する温度到達条件を満たしたか否かを判定する条件判定部(S11)と、
    前記温度到達条件が満たされたと判定された場合に、前記収容体と前記空調ケースとの連通を許可するように前記空調風切替部を制御する切替制御部(S12)と、
    を有する請求項15から請求項17のいずれか1項に記載の冷却システム。
  19. 前記空調接続ダクトは、前記冷却用熱交換器にて発生するドレン水と前記空調接続ダクト内の前記冷却空気とが熱交換する熱交換部(26)をさらに有する請求項15から請求項18のいずれか1項に記載の冷却システム。
  20. 前記流出口は、
    前記収容体に収容された状態の前記冷却材よりも上方に形成されている請求項1から請求項19のいずれか1項に記載の冷却システム。
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