JP7087214B1 - マットレスに排便尿処理装置を組合せた介護用トイレによる介助方法 - Google Patents

マットレスに排便尿処理装置を組合せた介護用トイレによる介助方法 Download PDF

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【課題】乳幼児の育児から寝たきり状態の要介護者への排便尿処理、又は入院術後の医療現場で排便尿の処理や、排便尿後の廃棄処理に日夜に亘り介助や介護の労働環境が厳しく大変な排便尿処理に係る抜本的な改革と技術開発が課題であった。【解決手段】本願発明のマットレスと排便尿処理装置を一体とした介護用トイレによる介助方法により、悪臭伴う紙おむつ交換作業に関わる介護職員の労働環境が解消される。【選択図】なし

Description

本発明は、マットレスと排便装置を組合せた介護用トイレによる介助方法に関する技術分野である。
本発明はマットレスと排便尿処理装置を一体とした介護用トイレによる介助方法で、赤ちゃん(乳幼児)の育児から車椅子など歩行困難者等要介護者がベッド上で寝た自然の状態で排便を容易に処理する方法に関するイノベーションである。
特願2017-53923 特願2021-199344
本発明のマットレスと排便尿処理装置を一体に組合せた介護用トイレによる介助方法により課題を解決するものである。
本発明は、このような状況を鑑みて案出されたマットレスと排便尿処理装置を一体に組合せた介護用トイレによる介助方法に関する。
請求項1の記載において、寝たきり状態で排泄する排便尿を処理する排便尿処理装置(以下「排便装置」)をマットレス内に組込み一体に構成した排便装置を介護用トイレとして用いるに当たり、
排便尿の処理機能をなすU字型排便槽の内部底面に大便を砕く回転盤と、小便を処分する排出口とを備えた排便装置において
排便尿を洗い流し処分する排出口を排便槽底部側面の右左側に設け、その排出口ある排便槽の内側に密閉蓋を付けビス止めをしておきベッド設置場所に応じ排出口を右か左側かを選択出来るようにしベッド配置時に排便処理タンクの設置する方向(片方)のみの密閉蓋を取り除いた後に、
排便槽外側に取付けていた排出口との継なぎ短管に、排出ホースをねじ込み取付けて使用する仕組みの排便装置とし
更に、マットレスの裏側(背面)に排便槽と感知センサー及び回転盤用モーターと温水洗浄器具を組合わせた排便装置や排出ホースの規格形状に合わせ成形した型枠(容器)を取付けて置き、この容器に排便装置や排出ホースを組込んだ後に介護用トイレとして介護現場で用いるもので、
その際は、排便尿を処分する排水処理タンク(袋)と、マットレス外部に設けた洗浄用給水タンク(袋)とから成る介護用トイレとして使う介助システムを特徴とした、マットレスと排便尿処理装置を一体とした介護用トイレによる介助方法に関する。
本発明のマットレスと排便尿処理装置を一体に組合せた介護用トイレによる介助方法は、赤ちゃんのオムツ替えや歩行困難者の要介護者と入院術後の医療現場において、昼夜に亘る介助者は寝たきり人の排便尿は大変厄介な介助の一つである事から、排便尿を自動で処理する装置が求められていた。本願の排便装置は要介護者の陰部に恥陰部を隠す陰部遮蔽板を付けた排尿飛散遮蔽帯を付けることで、お互いが気兼ねなく排便尿でき、しかも介助人は「洗浄用給水タンク」と「排便尿処理タンク」の配置と処理作業のみで、資格がなくても誰にでも簡単に作業ができ、且つ、排便尿処理する装置とマットレスのセットでレンタリースにて使用できる様にし、コストも介護度要介護5の場合、介護保険による給付限度額1ヶ月分「362、170円」に対し、この給付限度額である1ヶ月分36万円余の金額で、本願の排便装置を1年間使用できる低価格帯のレンタリース料で利用して頂く排便尿処理装置により要介護者の負担軽減を図り提供した。
従って、安心・安全で労力を大幅に省力化できる排便装置としたことで効率良い介護と介助に期待できる。
乳幼児の育児から寝たきり状態の要介護者及び入院術後の医療現場において、排便尿を処理する排便尿処理装置(以下「排便装置」)をマットレス(以下「マット」)内に組込み 、洗浄用給水タンク又は給水袋と、排便尿処理タンク又は処理袋をマット外にセットし洗浄から廃棄まで一体的にこなす排便尿処理機能を備えた排便装置を寝たきりの介護用トイレとして用いるに当たり、排便尿の処理機能をなす円形でU字型排便槽の内部底面に大便を砕く回転盤と、排便尿を処分する排出口とを備え、排便槽側面に大小便かを感知する便臭センサや尿臭センサ(以下「感知センサ」)を施した排便槽で大人用(直径16センチメート ル、深さ13センチメートル程)と乳幼児用(直径12センチメートル、深さ10センチ メートル程)を組込んだ排便装置において、排便尿初動時の便量に拘わらず排便尿臭の感知センサにより自動的に小水量(0、05リットル程)を流出させその状態で、小便(尿 )の際は中水量(0、5リットル程)の流出で排出させ、又、大便の際は自動温水洗浄器から自動的に「おしりとビデ」を洗浄させ2秒~3秒程後に大水量の流出により排便槽から 排便を放出させ排出口を介して排便尿処理タンクに一時的に収め、それを手に持ち水洗トイレや排水処理場に持込み流して廃棄処分するシステムとした手段とし、例えば回転盤において、羽根の高さ5mm程で4枚(十文字)、モーターで歯車又はベルトで低速回転させ用いるが、この際のモーター配置を排便槽から外した、温水洗浄器の下部側で排便槽と並べて設置することで、マットレスの厚さが15センチメートル程度に抑え、しかも、電動ベッドの背上げ装置にも対応できる構造とする、一方、寝た状態の人体腹(へそ)下表面に恥陰部を隠す陰部遮蔽板を付けた排尿飛散遮蔽帯は、腹部体形幅に合せ左右に伸縮させ調整の上で「へそ下腹部」表面に載せ装着させて用いる排便装置とし、マット内部に組込んだ排便尿処理装置とマット外部に備えた洗浄用給水タンク(袋)と排便尿処理タンク(袋)から成る介護用トイレとして使うシステムとしたことを特徴の、マットレスと排便尿処理装置を組合せた介護用トイレによる介助方法であり、介護用トイレの機能をする排便槽上部に寝る際には「馬蹄型」の便座器にお尻を載せ寝る時に、ズレ止めとして便座器の裏面にズレ止め用として滑り止めテープ等を取付けた便座器を排便槽に被せて用い、寝る際にはお尻を便座器に載せ安定して排便尿ができる仕組みとした排便装置には、排出口を排便槽底部側面の左右に設け、ベッド設置場所により排出口を右か左側かを選択できる仕組みとし、この場合には、排便槽底部の排出口には面一(つらいち)にした密閉蓋(防水)にはビス止めしておき、ベッド配置時に便尿処理タンクを設置する方向のみを、密閉蓋をドライバー等で取り除き、排便槽外部に取付けた排出口継ぎ短管にネジ込んで、用意した専用の排出ホー ス(呑口側・吐口側双方に接続させ取付け出来る様に加工した専用の排出ホースを言う)を取付け使用する仕組みの排便槽とする。また排便尿を処分する排水処理タンク又は袋( 15リットル程の容量)とマットレス外部に設けた洗浄用給水タンク又は袋(18リット ル程の容量)とし介助人誰もが持てる「18kg程」の重量で、タンクは1m程の高さの台か吊るす事で水圧が上がる、又は小型水圧器を取付け事で大便の排出が一層容易になる、水を補給するには仮設などの配管で送水するか、又は別のタンクに入れて持ち運び補給することから成る介護用トイレとして使う介助システムとしたことを特徴とした、マットレスと排便尿処理装置を一体とした介護用トイレによる介助方法であり、しかも、マットレスの裏側に排便槽と排出ホースの規格形状に合わせた型式のプラスチック製型枠にする事で介護現場でも容易に組立て設置ができ、且つマットレス裏側から取付ける様にすることで、既存の電動ベッド設置場所で、排便装置付マットレスを短時間で組立て不便を掛けないで交換できる。
温水洗浄において温水洗浄後にペーパーでお尻を拭いてほしい場合等などに用いるために、枕元に呼出しボタンを備えボタンを押しヘルパーに音量か点灯点滅等で呼ぶ方法と、又は、排便槽の中に人感センサを設置し、排便尿後に自動的に温水洗浄したお尻を感知し、体温で乾きが遅く、気になる要介護者は、押しボタンで無線通信を介して保護者や介護者(ヘルパー)に知らせお尻を紙等で拭いてもらうこともできる排便尿処理機能を備えた排便装置とする。
排便槽の寸法は直接15センチメートル程、深さ13センチメートル程とし、下部と上部の外側に洗浄水の口孔を各々5箇所程に設け、小水量と中水量の洗浄水は上部口孔から放出させ、大水量の洗浄水は下部口孔から排出口に向けて放出させる。この時は洗浄水給水タンクからの本管から排便槽の外径近くに分岐接手又はサドル付き分水栓で下部側と上部側に配管させ排便槽外周り管から先端放出口を継なぎ、排水便尿を洗いながす。
一方、回転盤は排便時の大便を排出処理するに当たり硬便や軟便を問わず、粉便状に解いてから排出するのに用いるもので、皿型状の平盤に羽根を付け十文字型にやや高く(5mm程)した形状の羽根を設け、排便時に排便槽の側面や底面に付着し粘り付かない様に大便を処理するため、用便初動や兆候時の微量により排便尿臭を感知し自動的に小水量を流出させ、その状態で排便が小便の時には中水量程の水流を放出させその水力で小便を排出させる、又は、大便の際は少量の排尿も伴うことから自動温水洗浄器で「おしりとビデ」を自動的に洗浄させた後、2秒~3秒程後に自動的に大水量の放出により排便槽から排便を放出させ、その廃棄便をマットレス外部に設けた排出口に接続させ取付けた排水タンクか袋に収め処分するシステムとした介護用トイレである。
本願発明の排便装置は、特願2017-53923のマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置をベースにしたもので専用の穴開け「シーツと敷きパッド」を使用し、従来のマットレス内に洗浄水タンクとを一体にした構造を、本願の発明は、洗浄水タンクをマットレスから切り離してマットレス外部の洗浄用給水タンクとした事で、洗浄後の処理水は排出口を介して排水タンクに収め処理するシンプルなシステムとした構造にした排便装置である。
尚、マットレスの裏側に排便槽と排出ホースの規格形状に合わせた枠型に成形のプラスチック容器をマットレス裏側から取付ける様にし、介護現場で該マットレスに排便装置を取付ける作業を容易にすることで、既存の電動ベッド設置箇所で、排便装置付マットレスを短時間で不便を掛けないで交換できる。
介護の問題、高齢化と核家族化が進む中、社会全体の課題となっているのが「介護問題」です。
平均寿命が延びるにつれて深刻になってきたのが高齢者同士による「老老介護」と「認認介護」及び「ヤングケアラー介護」であります。
・老老介護とは、65歳以上の高齢者を同じく65歳以上の高齢者が介護している状態のことで、「高齢の妻が高齢の夫を介護する」「65歳以上の子供がさらに高齢の親を介護する」などのケースがあります。
・認認介護とは、老老介護の中でも、認知症の要介護者を認知症の介護者が介護していることを認認介護といいます。
・ヤングケアラー介護とは、障害や病気又は要介護者を抱えていてケアを要する家族がおり、家事や家族の世話などを行う18歳未満の子供を指す言葉です。なお、20代、30代までの子供を含めて「若者ケアラー」と呼ぶこともあります。
寝たきり状態による排泄での介助は要介護レベル2の判断基準の一つになっていますが、レベル1であっても、支援が必要な場合もあります。
寝たきりで生活している成人の場合、紙おむつの1日の交換回数は5回以上必要です。大人用の紙おむつとなると、紙パンツタイプであっても、サイズや高い機能性を求めると、価格が高くなります。また、介護レベルが高い人の場合、紙おむつに加え、尿取りパッドや介護用シーツ、おしりふきといったのも必要になってきました。1か月のオムツ代は、紙パンツタイプのみで、10,000円以上、場合によっては30,000円近くの出費が見込まれている方がいいでしょう。1ヶ月でかかる介護のおむつ代がどれくらいの金額になるのかを計算してみましょう。
高齢者の排泄量は1回につき100~150CC、排泄する回数は8~10回。それを踏まえて、おむつメーカーの商品も、高齢者が1回に排泄する尿量を150mIと見積もっており、2回分の300mIをカバーできるものが多いといえます。したがって、おむつは基本的に排尿2回につき1回の取り替えが必要で、1日でするおむつ交換は4~5回ほど必要になってくるとわかります。また、複数のおむつメーカーによると、おむつ1枚当たりの値段は平均50~60円程。
すると一日あたり200~300円、1ヶ月だと6,000~9,000円程のおむつ代が必要になるといえます。毎日使う消耗品で、たとえ少額であっても、長期間だと経済的な負担となってしまうことから、市区町村などの地方自治体は、介護用の紙おむつや排泄用品の現物支給や助成金支給などを実施しています。制度の対象者となるのは、以下に該当する方です。
・56歳以上の第1号被保険者。・要介護レベル3以上。・おむつが日常的に必要とされる方。
介護保険のおむつ支給の支給額の平均額は5,000~10,000円となっています。
介護保険サービスでおむつ交換をヘルパーが行ったときの負担額、介護サービスの費用は地域によって異なっています。・20分未満・・・165円。・20~30分未満・・・245円。
・30~1時間未満・・・388円。例えば、ヘルパーによる「20~30分未満のおむつ交換」が1日2回行われた場合、一週間では245円×2回×7日=3,430円となります。
また、1日おむつ5枚を1袋20L入1枚×30日=30枚×12ヶ月=360枚×40円/1枚=14、400円。おむつ費用、ゴミ袋1枚27、4円×360枚=9、864円。処分1枚当たり0、75円×360枚=270円、計24、534円。介護レベルが高い人は紙おむつに加え、尿とりパッドや介護用シート、おしりふきといったものが必要になり、月額30、000円かかる。即ち、1年間の要介護費用1人当たり:ゴミ袋代14、400円、+ヘルパー交換費用等156、000円+処分費用10、134円+介護レベル高い人、240、000円、その他サービス以外の支出34、000円=合計454、534円の費用がかかっているのが現実であります。
介護保険には、1ヶ月に利用できる上限金額があります、介護度が重いほど限度額が大きくなります。それ以上のサービスを受けたい場合は、全額自己負担となりますが、受けられないということではありません。介護度別・支給限度額(月間)、1割負担~3割負担まであります。
要支援1:50、320円.要支援2:105、310円。要介護1:167、650円。
要介護2:197、050円。要介護3:270、480円。要介護4:309、380円。
要介護5:362、170円。例えば、要介護費用が月額454、534円かかった場合には、1割負担となりますが、給付限度額が要介護5の場合362、170円までとなっておりますので、この場合の自己負担額は92、364円(1割負担の場合)となります。
これら現状の要介護に係る費用について、段落0007に記載した介護度要介護5の場合、介護保険による給付限度額1ヶ月分「362、170円」に対し、この給付限度額である1ヶ月分36万円余の金額で、本願の排便装置を1年間使用できる低価格帯のレンタリース料で利用して頂く排便尿処理装置により要介護者の負担軽減を図り提供するのが目的である。
要介護度とは、「要支援1~2」「要介護者1~5」に区分されており、要介護者が1~5になるにつれ症状は重くなります。また要支援、要介護が認定されると介護保険が適用され、それぞれの要介護度の上限範囲内で介護保険給付を受けることができます。
要支援・要介護別の標準的な状態について、
1)要支援1,2とは、社会的支援を要する→日常生活の一部において、なにかしらの介助を必要とし、複雑な動作に介助を必要とする。認定者数(経過的要介護含む):175、7万人。
2)要介護度1とは、部分的な介助を要する→日常生活の一部において、なにかしらの介護を必要とし、複雑な動作や移動に介助を必要とする。認定者数:126、3万人。
3)要介護度2とは、軽度の介助が必要→日常生活の一部において、なにかしらの介助を必要とし、複雑な動作や移動に何かしらの介助を必要とする。認定者数:110、6万人。
4)要介護度3とは、中程度の介助が必要→日常生活での複雑な動作や排泄が一人ではできず、移動の動作にも介護を必要とする。また問題行動や理解の低下がみられる場合もあります。認定者数:83、6万人。
5)要介護度4とは、重度の介護が必要→日常生活での複雑な動作や排泄、移動などもほとんどできず介護を必要とする。また多くの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがあります。認定者数:76、8万人。
6)要介護度5とは、最重度の介護が必要→日常生活での複雑な動作や排泄、移動などもほとんどできず介護を必要とする。また多くの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがあります。認定者数:60、1万人。
国内での紙おむつ(乳幼児用と大人用)の生産数量と消費に伴うゴミの廃棄費用、紙おむつの生産数量は乳幼児用・大人用ともに増加傾向にあり、2018年の生産数量は、乳幼児用では151億円億枚、大人用では84億枚となっている。
国内で消費された紙おむつは、し尿を吸収して重量が4倍になり、国内処理量は224~241万トンあり、うち一般廃棄物206~223万トン、産業廃棄物18万トンになると推計される。
将来、2030年には、家庭系排出量202~229万トン、事業系排出量88万トンにおいて、一般産業廃棄物264~290万トン、産業廃棄物処理量26万トンと推計している。
家庭や施設から出るゴミはゴミステーションに投棄し、そこから回収した廃棄物は焼却施設で処理するまでの、1トン当たりの費用は4,9万円/トンとのデータから、一般廃棄物:1009億円~1122億円、産業廃棄物88億円、の廃棄処理費用がかかっています。
一方、紙おむつの1枚当たりの処分費用は0、75円、とのデータから、乳幼児用では151億円億枚×0、75円=113億円、大人用では84億枚=63億円の廃棄処分費用がかかっています。これらの焼却時に二酸化炭素も発生しますので、本願のマットレスに排便尿処理装置を組合せた介護用トイレによる介助方法により、紙おむつ代や交換手間に係る経費や廃棄処理の負担が軽減される。
寝たきり状態で介護用トイレを活用すると予想される人は、2020年度のデータによると、要介護・要支援認定者(約666万人)と入院手術する患者(約168万人)と車椅子、身体障害者(約356万人)と、入院し治療に専念する癌患者(約90万人)と新生児(約80万人)がいることから、介助する多くの人々に役立って頂きたい介護用トイレであり、介助要員の仕事(食事、入浴、排便尿処理)での内、一番面倒な排便尿処理が軽減され、強いては労働時間つまり勤務時間の短縮により人材不足としている介護職員の対策にも期待できる。
本発明のマットレスと排便尿処理装置を一体とした介護用トイレによる介助方法は、乳幼児の育成から車椅子等歩行困難者の要介護者と入院術後の医療現場等での介護分野における産業上の利用が可能である。

Claims (1)

  1. 寝たきり状態で排泄する排便尿を処理する排便尿処理装置(以下「排便装置」)をマットレス内に組込み一体に構成した排便装置を介護用トイレとして用いるに当たり、
    排便尿の処理機能をなすU字型排便槽の内部底面に大便を砕く回転盤と、小便を処分する排出口とを備えた排便装置において
    排便尿を洗い流し処分する排出口を排便槽底部側面の右左側に設け、その排出口ある排便槽の内側に密閉蓋を付けビス止めをしておきベッド設置場所に応じ排出口を右か左側かを選択出来るようにしベッド配置時に排便処理タンクの設置する方向(片方)のみの密閉蓋を取り除いた後に、
    排便槽外側に取付けていた排出口との継なぎ短管に、排出ホースをねじ込み取付けて使用する仕組みの排便装置とし
    更に、マットレスの裏側(背面)に排便槽と感知センサー及び回転盤用モーターと温水洗浄器具を組合わせた排便装置や排出ホースの規格形状に合わせ成形した型枠(容器)を取付けて置き、この容器に排便装置や排出ホースを組込んだ後に介護用トイレとして介護現場で用いるもので、
    その際は、排便尿を処分する排水処理タンク(袋)と、マットレス外部に設けた洗浄用給水タンク(袋)とから成る介護用トイレとして使う介助システムを特徴とした、マットレスと排便尿処理装置を一体とした介護用トイレによる介助方法。
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