JP7085433B2 - 光照射装置及び発光状態検出方法 - Google Patents

光照射装置及び発光状態検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、光偏向器を備えた光照射装置及び発光状態検出方法に関する。
複数の光源から照射された複数のレーザ光を集光し、集光された光を外部に照射する光照射装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の光照射装置(照明用レーザ装置)では、集光されたレーザ光の一部を反射して残りを透過する光分離素子と、光分離素子により反射されたレーザ光の強度を測定する光検出器とが設けられ、互いに異なるタイミングで各々の光源からレーザ光を照射させ、光検出器での測定結果に基づいて、光源の発光状態を検出している。
特許文献1に記載の光照射装置では、複数の光源のそれぞれの制御タイミングが同期するように制御しており、このような同期制御を行っているものでは、互いに異なるタイミングで各々の光源からレーザ光を照射させることで、複数の光源のうちの1つのみを発光させ、他の光源を消灯させることができる。そして、複数の光源のうちの1つの発光状態を検出している。
一方で、複数の光源と、光源から射出された光を反射する光偏向ミラーを有し、光偏向ミラーを回動させて光の反射方向を変更することにより光を走査する複数の光偏向器とを備えた光照射装置では、各光偏向ミラーの個体差があり、各光偏向ミラーの回動速度も異なるため、複数の光源の制御を同期させることができない。そこで、複数の制御部それぞれで、複数の光源を同期させずに制御している。
特開2017-108009号公報
上記した複数の光源を同期させずに制御するものでは、特許文献1に記載の光照射装置で行われている発光状態検出制御を行うことができない。例えば、複数の光源を同期させずに制御するものでは、第1の光源のみを発光させたい場合でも、他の光源は、非発光状態のときもあれば発光状態のときもあり、第1の光源のみを確実に発光させることができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数の光源を同期させずに制御する場合でも、複数の光源の発光状態を検出することができる光照射装置及び発光状態検出方法を提供することを目的とする。
本発明の光照射装置は、複数の光源と、前記複数の光源のそれぞれの発光制御を行う複数の制御部と、前記複数の光源から射出された複数の光をそれぞれ反射する光偏向ミラーを有し、前記光偏向ミラーによる反射方向を変更することにより、前記複数の光を走査する複数の光偏向器と、前記複数の光偏向器のそれぞれにより走査された複数の走査光を受光する受光器と、前記受光器で受光した前記走査光に基づいて、前記光源の発光状態を検出する検出部と、を備え、前記複数の制御部は、前記複数の光源のうちの1つの光源を発光させて他の光源を消灯させる発光状態検出制御を行い、前記発光状態検出制御を行う場合に、前記複数の光源のうちの前記1つの光源を制御する前記制御部から、前記他の光源を制御する前記制御部に前記他の光源を消灯させるための信号を送ることを特徴とする。
本発明によれば、複数の制御部は、発光状態検出制御を行う場合に、複数の光源のうちの発光させる1つの光源を制御する制御部から、他の光源を制御する制御部に、他の光源を消灯させるための信号を送るので、複数の光源を同期させずに制御するものでも、1つの光源のみを発光させ、他の光源を消灯させることができる。これにより、発光状態検出制御を行ったときに受光器で受光した光に基づいて、発光させた1つの光源の発光状態を検出することができる。
前記複数の光偏向器により走査された前記複数の走査光により像が描画される投影体を備え、前記受光器は、前記投影体で散乱された光を受光することが好ましい。
この構成によれば、複数の走査光により投影体に像を描画し、この描画した像を光として外部に投影することができ、さらに、受光器は、投影体で散乱された走査光を受光するので、走査光を受光器に向けて散乱させる専用の部材を設ける必要がなく、コストアップを抑制することができる。
前記複数の光偏向器により走査された前記複数の走査光をそれぞれ反射する複数の反射部材を備え、前記光偏向器は、該光偏向器に対応する前記反射部材から外れた範囲まで光を走査し、前記受光器は、前記反射部材から外れた範囲に走査された光を受光することが好ましい。
この構成によれば、光偏向器により走査された走査光は、投影体で散乱された走査光に比べて光量が安定しているので、発光状態の検出を安定して行うことができる。さらに、発光制御を行わない通常時には、光偏向器が反射部材から外れない範囲で光を走査し、発光制御を行うときには、光偏向器が反射部材から外れた範囲まで光を走査するようにする等の制御を行うことで、発光制御を行わない通常時に影響を与えることがない。
前記複数の反射部材により反射された前記複数の走査光により像が描画される投影体を備えることが好ましい。
この構成によれば、複数の光により投影体に像を描画し、この描画した像を光として外部に投影することができる。
前記検出部は、前記発光状態検出制御が行われた場合に前記受光器で受光した光の受光量が予め設定された閾値を超えているか否かを判定し、前記閾値以下である場合には、前記発光状態検出制御が行われた場合に発光された前記1つの光源が異常であることが好ましい。
この構成によれば、受光器で受光した光の受光量が閾値以下である場合には、光源が異常であることを検知することができ、さらに、閾値を変えることで、異常検知の判定ラインを変えることができる。例えば、少し光量が低くなった場合でも使用することができないものでは、閾値を高めに設定し、ある程度光量が低くなった場合でも使用することができるものでは、閾値を低めに設定することで、いずれの場合にも対応することができる。
本発明の発光状態検出方法は、複数の光源と、前記複数の光源のそれぞれの発光制御を行う複数の制御部と、前記複数の光源から射出された複数の光をそれぞれ反射する光偏向ミラーを有し、前記光偏向ミラーの反射方向を変更することにより、前記複数の光を走査する複数の光偏向器と、前記複数の光偏向器のそれぞれにより走査された複数の走査光を受光する受光器と、を備える光照射装置の前記光源の発光状態を検出する発光状態検出方法であって、前記複数の光源のうちの1つの光源を制御する前記制御部から、他の光源を制御する前記制御部に前記他の光源を消灯させるための信号を送らせて、前記複数の光源のうちの前記1つの光源を発光させて前記他の光源を消灯させる発光状態検出制御を行わせ、前記発光状態検出制御が行われた場合に、前記受光器で受光した前記走査光に基づいて、前記複数の光源のうちの前記1つの前記光源の発光状態を検出することを特徴とする。
車両用灯具を示す概略図。 光偏向器を示す斜視図。 車両用灯具の内部構成を示すブロック図。 発光状態の検出の流れを示すフローチャート。 散乱板を有する第2実施形態の車両用灯具を示す概略図。
[第1実施形態]
図1に示すように、車両に搭載される車両用灯具10(光照射装置)は、第1照射光源11A及び第2照射光源11B(光源)と、第1照射光源11Aからの光を二次元的(水平方向及び垂直方向)に走査する第1光偏向器12Aと、第2照射光源11Bからの光を二次元的に走査する第2光偏向器12Bと、投影レンズ13とを備える。本実施形態では、車両用灯具10は、例えば車両のヘッドライトとして用いられる。
第1,第2照射光源11A,11Bは、例えば、青色域(例えば、発光波長が450nm)のレーザ光を射出する。第1,第2照射光源11A,11Bは、回路基板15に実装されている。
車両用灯具10は、第1光偏向器12Aにより走査されたレーザ光の歪み(詳しくは後述する)を補正する第1補正ミラー17Aと、第2光偏向器12Bにより走査されたレーザ光の歪みを補正する第2補正ミラー17Bとを備える。
また、車両用灯具10は、第1,第2補正ミラー17A,17Bにより補正されたレーザ光により所定配光パターン(例えば、ハイビーム用配光パターンHP)に対応する二次元像が描画される蛍光体18と、受光センサ19とを備える。蛍光体18に描画された二次元像は、投影レンズ13により前方に投影される。
第1照射光源11Aは、詳しくは後述する第1光偏向器12Aの光偏向ミラー20の回転中心に向けてレーザ光を射出し、第2照射光源11Bは、詳しくは後述する第2光偏向器12Bの光偏向ミラー20の回転中心に向けてレーザ光を射出する。
第1,第2光偏向器12A,12Bにより走査されたレーザ光は、第1,第2補正ミラー17A,17Bに入射する。第1,第2光偏向器12A,12Bにより走査されたレーザ光は、光の光偏向ミラー20への入射角と、光偏向ミラー20の回転軸との影響により歪んでいる。
第1,第2補正ミラー17A,17Bは、第1,第2光偏向器12A,12Bにより走査されたレーザ光の歪みを補正して反射するものであり、反射面が湾曲されている。
蛍光体18は、第1,第2光偏向器12A,12Bにより二次元的に走査され、第1,第2補正ミラー17A,Bにより補正されたレーザ光を受けて、当該レーザ光の少なくとも一部を異なる波長の光に変換するものであり、外形が矩形形状の板状(又は層状)で形成されている。なお、図1では、蛍光体18の厚みを誇張して描いている。
蛍光体18は、青色域のレーザ光によって励起されて黄色光を発光するものが用いられる。蛍光体18には、第1,第2光偏向器12A,12Bにより二次元的に走査された後に、第1,第2補正ミラー17A,17Bによって補正された青色域のレーザ光により、ハイビーム用配光パターンHPに対応する二次元像が白色の像として描画される。
二次元像が白色の像として描画されるのは、青色域のレーザ光が射出された場合、蛍光体18は、これを透過(通過)する青色域のレーザ光と青色域のレーザ光による発光(黄色光)との混色による白色光(疑似白色光)を放出することによるものである。
また、蛍光体18では、第1,第2光偏向器12A,12Bにより二次元的に走査され、第1,第2補正ミラー17A,17Bにより補正されたレーザ光が散乱される。この蛍光体18で散乱されたレーザ光は、受光センサ19に入光する。
投影レンズ13は、蛍光体18に描画された二次元像を前方に投影して、画像(走査軌跡)として、例えばハイビーム用配光パターンHPを形成する。このハイビーム用配光パターンHPは、例えば、車両用灯具10に正対した仮想鉛直スクリーン(車両用灯具10の前方約25mの位置に配置されている)上に形成されるものである。
図2に示すように、光偏向ミラー20を備える第1光偏向器12Aは、反射面を有する光偏向ミラー20を一対のトーションバー21a,21bにより支持する第1支持部22を備える。
また、第1光偏向器12Aは、光偏向ミラー20を第1支持部22に対して一対のトーションバー21a,21b、すなわち、主走査方向(Y軸周り)に回動させる第1のアクチュエータ24,26を備える。
第1光偏向器12Aは、第1支持部22を支持する第2支持部28と、第1支持部22を第2支持部28に対して副走査方向(XA軸周り)に回動させる第2のアクチュエータ30,32とを備える。このように、光偏向器12は、2次元走査が可能な2軸型光偏向器である。
第1光偏向器12Aのアクチュエータとしては、圧電方式、静電方式、電磁形式のアクチュエータを用いることができる。本実施形態では、第1のアクチュエータ24,26として、圧電アクチュエータを採用している。また、第2のアクチュエータ30,32はそれぞれ、5つの圧電カンチレバーが連結されて構成されている。圧電カンチレバー30a~30e,32a~32eは、支持体と、下部電極と、圧電体と、上部電極とから構成された積層体を含む。
映像信号に基づく映像の投射は、水平方向の高速走査、垂直方向の低速走査によって実行される。そのため、光偏向ミラー20は、高速動作に対応した第1のアクチュエータ24,26の共振駆動により主走査方向(Y軸周り)に回動し、低速動作に対応した第2のアクチュエータ30,32の非共振駆動により副走査方向(XA軸周り)に回動する。なお、本実施形態における「映像」とは、白色発光の光強度分布のみで表現されるものであって車両用灯具10の配光パターンを示すが、本実施形態の「映像」はこれに限定されるものではない。例えば、光偏向器の用途及び、光偏向器に入力する信号に応じて、様々な画像(走査軌跡)を形成する「映像」であってよい。
光偏向ミラー20の回動状態を検出するために、第1のアクチュエータ24,26には、トーションバー21a,21bと隣接する位置に第1のアクチュエータ24,26の動きを検知する第1のセンサ34が、また、第2のアクチュエータ30,32には、第2支持部28側の近傍に第2のアクチュエータ30,32の動きを検知する第2のセンサ36が設けられている。位置センサとしては、圧電効果を用いたセンサやピエゾ抵抗効果を用いたセンサを採用することができる。圧電効果を用いたセンサは、光偏向ミラー20の振れ角の変位量に対して微分値を返す速度センサとして動作する。また、ピエゾ抵抗効果を用いたセンサは、光偏向ミラー20の振れ角の変位量に比例した値を返す位置センサとして動作する。
なお、同一の製造プロセスでアクチュエータ及びセンサの積層構造を形成できるという点では、圧電効果を用いたアクチュエータ及びセンサを用いることが好ましい。
また、センサ34,36はそれぞれ、少なくとも1つ設ける必要があるが、光偏向ミラー20の主走査方向(Y軸周り)及び副走査方向(XA軸周り)の回動安定性及び差動信号のノイズキャンセリング効果の向上のために、図2に示されるように、Y軸及びXA軸を中心として線対称に2つ設けることが好ましい。
光偏向ミラー20を備える第2光偏向器12Bは、第1光偏向器12Aと同様に構成されており、その詳細な説明を簡略化する。第2光偏向器12Bは、光偏向ミラー20をXB軸(図1参照)周りに回動させる。
図3に示すように、車両用灯具10は、互いに接続された第1,第2制御部41,42と、第1,第2制御部41,42のそれぞれに接続された画像処理部43と、統括部44とを備える。統括部44は、車両用灯具10が搭載される車両に設けられた外部システムから各種信号が入力される。
第1制御部41は、第1照射光源11Aの発光を制御し、第1光偏向器12Aの駆動を制御する。第2制御部42は、第2照射光源11Bの発光を制御し、第2光偏向器12Bの駆動を制御する。
[配光パターン形成]
車両用灯具10を駆動して、画像(走査軌跡)としてハイビーム用配光パターンHPを形成する場合、先ず、外部システムは、ハイビーム用配光パターンHPを形成するための配光パターンデータを含む駆動信号を、統括部44に出力する。また、外部システムは、車両に搭載されたカメラで撮像された画像データを、統括部44に出力する。
統括部44は、駆動信号が入力されると、配光パターンデータに基づいて、第1照射光源11Aの発光制御及び第1光偏向器12Aの駆動制御を行うための第1制御信号と、第2照射光源11Bの発光制御及び第2光偏向器12Bの駆動制御を行うための第2制御信号とを、画像処理部43に出力する。また、統括部44は、入力された画像データを、画像処理部43に出力する。
画像処理部43は、第1,第2制御信号が入力されると、第1制御信号を第1制御部41に出力し、第2制御信号を第2制御部42に出力する。
第1,第2制御部41,42は、入力された第1,第2制御信号に基づいて、第1,第2照射光源11A,11Bの発光制御及び第1,第2光偏向器12A,12Bの駆動制御を行う。
上記発光制御及び駆動制御により、第1,第2照射光源11A,11Bはレーザ光を出力し、第1,第2光偏向器12A,12Bは、光偏向ミラー20をXA,XB軸周り及びY軸周りに回動させる。
図1に示すように、第1照射光源11Aから出力されたレーザ光は、第1光偏向器12Aの光偏向ミラー20の回転中心に入射して、回動する光偏向ミラー20により水平方向及び垂直方向に走査される。
第2照射光源11Bから出力されたレーザ光は、第2光偏向器12Bの光偏向ミラー20の回転中心に入射して、回動する光偏向ミラー20により水平方向及び垂直方向に走査される。
第1照射光源11Aから射出され、第1光偏向器12Aの光偏向ミラー20で反射されたレーザ光は、第1補正ミラー17Aで歪みが補正されて反射され、蛍光体18及び投影レンズ13を介して第1走査範囲SR1で走査される(第1の走査軌跡からなる二次元像が投影される)。
第2照射光源11Bから射出され、第2光偏向器12Bの光偏向ミラー20で反射されたレーザ光は、第2補正ミラー17Bで歪みが補正されて反射され、蛍光体18及び投影レンズ13を介して第2走査範囲SR2で走査される(第2の走査軌跡からなる二次元像が投影される)。
第1走査範囲SR1でのレーザ光の走査と、第2走査範囲でのレーザ光の走査とにより、ハイビーム用配光パターンHPが形成される。
本実施形態では、第1走査範囲SR1と第2走査範囲SR2とは、一部重なるようにされている。また、第2走査範囲SR2は、第1走査範囲SR1より大きく、第1走査範囲SR1と、第2走査範囲SR2とは、第2走査範囲SR2の中央部で横長に重なり、その重なった部分は、他の部分よりも輝度が高くなる。なお、第1走査範囲SR1及び第2走査範囲SR2のそれぞれのサイズは適宜変更可能であり、重なる範囲も適宜変更可能である。例えば、第2走査範囲SR2を、第1走査範囲SR1より小さくしてもよく、第1走査範囲SR1の一部と、第2走査範囲SR2の一部とを重ねるようにしてもよい。
また、画像処理部43は、入力された画像データに基づいて、例えば、周知の検出方法により対向車両の位置及びサイズを検出する。画像処理部43は、例えば、対向車両のフロントガラスにハイビームが照射されないように、第2走査範囲SR2において、レーザ光を照射しないマスク領域MAの情報を含む第2制御信号を、第2制御部42に出力する。
第2制御部42は、入力された第2制御信号に基づいて、マスク領域MAを走査する場合には、第2照射光源11Bを消灯するように制御する。これにより、第2走査範囲SR2においてマスク領域MAは、レーザ光が照射されずマスクされた状態となる。
[光源の発光状態の検出]
車両用灯具10の第1,第2照射光源11A,11Bの発光状態を検出する場合の制御を、図4のフローチャートを用いて説明する。
先ず、画像処理部43は、例えば、ハイビーム用配光パターンHPを形成する通常動作を行っている状態において、所定時間(例えば、1時間)毎に、第1,第2制御部41,42のうちの1つ(例えば、第1制御部41)に発光状態検出信号を出力する(STEP1)。この場合、第1照射光源11A(第1制御部41)が検出対象となり、第2照射光源11B(第2制御部42)が非検出対象となる。
第1制御部41は、発光状態検出信号が入力されると、検出対象である第1照射光源11Aに発光信号を出力する(STEP2)。第1照射光源11Aは、発光信号が入力されると発光する(STEP3)。なお、第1照射光源11Aは、発光している状態で発光信号が入力されたときには、発光を継続する。
第1制御部41は、発光信号の出力と同時又は前後に、第2制御部42に消灯指示信号を出力する(STEP4)。第2制御部42は、消灯指示信号が入力されると、非検出対象である第2照射光源11Bに消灯信号を出力する(STEP5)。第2照射光源11Bは、消灯信号が入力されると消灯する(STEP6)。これにより、例えば、第1照射光源11Aのみ発光した状態となる(発光状態検出制御)。
受光センサ19は、蛍光体18で散乱されたレーザ光を受光する(STEP7)。STEP7では、第1照射光源11Aのみ発光した状態であるので、受光センサ19は、第1照射光源11Aから射出され、第1光偏向器12Aにより二次元的に走査され、第1補正ミラー17Aにより補正された後に蛍光体18で散乱されたレーザ光を受光する。
受光センサ19は、受光したレーザ光の受光量の情報を含む受光信号を、第1制御部41に出力する(STEP8)。
第1制御部41は、受光信号が入力されると、第2制御部42に発光指示信号を出力する(STEP9)。第2制御部42は、発光指示信号が入力されると、非検出対象である第2照射光源11Bに発光信号を出力する(STEP10)。第2照射光源11Bは、発光信号が入力されると発光する(STEP11)。
また、第1制御部41は、受光信号が入力されると、受光信号に含まれる受光量が、予め設定された閾値を超えているか否かを判定し、その判定結果情報を含む判定結果信号を画像処理部43に出力する(STEP12)。本実施形態では、第1,第2照射光源11A,11Bの発光状態を検出する検出部は、第1,第2制御部41,42から構成される。なお、第1,第2制御部41,42とは別に、第1,第2照射光源11A,11Bの発光状態を検出する検出部を設けるようにしてもよい。
また、閾値は、例えば、第1照射光源11Aが正常に発光している場合の受光センサ19での受光量を予め測定しておき、この測定値の所定割合(例えば、80%)の値である。
第1制御部41は、受光センサ19での受光量が閾値を超えている場合、第1照射光源11Aが正常であると判定し、正常である情報を含む判定結果信号を画像処理部43に出力する(STEP12)。
一方、第1制御部41は、受光センサ19での受光量が閾値以下である場合、第1照射光源11Aが故障している(異常である)と判定し、故障している情報を含む判定結果信号を画像処理部43に出力する(STEP12)。
画像処理部43は、判定結果信号に含まれる情報(正常である情報、故障している情報)を、メモリ(図示せず)に記憶し、判定結果信号を統括部44に出力する。統括部44は、判定結果信号を外部システムに出力する。
外部システムが搭載された車両では、例えば、表示装置(図示せず)に判定結果信号に含まれる情報を表示する。これにより、車両のドライバーに判定結果を知らせることができる。
上記STEP1~STEP12は、検出対象を第2照射光源11Bに代えて行われる。これにより、第1,第2照射光源11A,11Bの発光状態を検出することができる。
このように、第1制御部41は、第1照射光源11Aの発光状態の検出を行う場合に、第2照射光源11Bを制御する第2制御部42に、第2照射光源11Bを消灯させるための消灯指示信号を送るので、第1,第2照射光源11A,11Bを同期させずに制御するものでも、第1照射光源11Aのみを発光させ、第2照射光源11Bを消灯させることができる。これにより、発光状態検出制御を行ったときに受光センサ19で受光したレーザ光に基づいて、第1照射光源11Aの発光状態の検出を行うことができる。なお、第2照射光源11Bの発光状態の検出を行う場合にも、同様の効果を得ることができる。
[第2実施形態]
図5に示す第2実施形態の車両用灯具50は、受光センサ19の前方(図5における上方)に、散乱板51が設けられている。なお、上記実施形態と同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第2実施形態でも、第1実施形態と同様に、第1走査範囲SR1と第2走査範囲SR2とは、一部重なるようにされ、第2走査範囲SR2には、マスク領域MAが形成される。また、第2走査範囲SR2は、第1走査範囲SR1より大きく、第1走査範囲SR1と、第2走査範囲SR2とは、第2走査範囲SR2の中央部で横長に重なり、その重なった部分は、他の部分よりも輝度が高くなる。なお、第1走査範囲SR1及び第2走査範囲SR2のそれぞれのサイズは適宜変更可能であり、重なる範囲も適宜変更可能である。
第1光偏向器12Aは、第1補正ミラー17Aから外れた範囲までレーザ光を走査するように第1制御部41により駆動される。本実施形態では、図5における左側の2本の点線(第1光偏向器12Aで反射された光を示す点線)で示すレーザ光の範囲(左右方向)が第1光偏向器12Aによる走査直後(第1補正ミラー17Aに入射する前)の走査範囲(以下、補正前光走査範囲と称する)となる。
第2光偏向器12Bは、第2補正ミラー17Bから外れた範囲までレーザ光を走査するように第2制御部42により駆動される。本実施形態では、図5における右側の2本の点線(第2光偏向器12Bで反射された光を示す点線)で示すレーザ光の範囲(左右方向)が第2光偏向器12Bによる走査直後(第2補正ミラー17Bに入射する前)の走査範囲(補正前光走査範囲)となる。
散乱板51は、第1,第2光偏向器12A,12Bの上記した補正前光走査範囲のレーザ光のうち、第1,第2補正ミラー17A,17Bから外れた補正前光走査範囲のレーザ光を受光可能なサイズで形成されている。
散乱板51に入光したレーザ光は、散乱板51により散乱されて受光センサ19に入光する。
なお、第1,第2光偏向器12A,12Bにより、第1,第2補正ミラー17A,17Bから外れた範囲を走査しているときには、レーザ光が蛍光体18に入光せず、走査されない(二次元像が投影されない)。しかし、散乱板51に入射する、第1,第2補正ミラー17A,17Bから外れた範囲の走査光は、図5における第1,第2走査範囲SR1,SR2からなる画像(走査軌跡)形成に必要な有効走査範囲外であるから、ハイビーム用配光パターンHPの形成に影響はない。
このように構成された第2実施形態でも、第1実施形態と同様に受光センサ19での受光量に応じて、第1,第2照射光源11A,11Bの発光状態の検出(上記STEP1~STEP12)を行う。
第2実施形態では、第1,第2光偏向器12A,12Bにより走査されたレーザ光を受光し、この受光量に基づいて第1,第2照射光源11A,11Bの発光状態の検出を行う。第1,第2光偏向器12A,12Bにより走査されたレーザ光は、蛍光体18での散乱光に比べて光量が安定しているので、発光状態の検出を安定して行うことができる。
なお、上記第1,第2実施形態では、照射光源及び制御部をそれぞれ2個設けているが、照射光源及び制御部の数は適宜変更可能である。例えば、照射光源及び制御部を3個以上(例えば、5個)設ける場合には、第1~第5の照射光源を順番に検出対象として、発光状態の検出を行う。この場合、例えば、第1の照射光源の発光状態を検出する場合には、第1の照射光源を制御する第1の制御部から、第2~第5の照射光源を消灯させるための信号を、第2~第5の制御部に出力する。
また、照射光源及び制御部を3個以上設ける場合には、照射光源及び制御部を所定の角度ピッチで受光センサ19の周囲に配置する。
上記第1,第2実施形態では、第1,第2照射光源11A,11Bを、青色域のレーザ光を射出するものから構成しているが、これに限定されることなく、例えば、近紫外域のレーザ光を放出するレーザダイオード(LD)から構成するようにしてもよい。この場合、蛍光体18としては、近紫外域のレーザ光によって励起されて赤、緑、青の3色の光を発光するものが用いられる。
この場合、蛍光体18には、第1,第2光偏向器12A,12Bにより二次元的に走査された後に、第1,第2補正ミラー17A,17Bによって補正された近紫外域のレーザ光により、二次元像が白色の像として描画される。
二次元像が白色の像として描画されるのは、近紫外域のレーザ光が射出された場合、蛍光体18は、近紫外域のレーザ光による発光(赤、緑、青の3色の光)の混色による白色光(疑似白色光)を放出することによるものである。なお、近紫外のレーザ光により、青色の蛍光体と黄色の蛍光体とを励起させて白色光を放出させるようにしてもよい。
上記第1,第2実施形態では、蛍光体18を設けているが、蛍光体18に代えて、透光性の拡散板を用いてもよい。さらに、光源は、1つのまとまった光線を射出すればよく、例えば、ファイバで光を導くようにしてもよい。ファイバに導く光は、RGBで混色された白色光でもよい。
上記第1,第2実施形態では、各制御部は、受光量が閾値を超えているか否かを判定し、受光量が閾値以下である場合、検出対象の照射光源が故障していると判定しているが、光を受光したか否かに基づいて、検出対象の照射光源の故障を判定するようにしてもよい。
上記第1,第2実施形態では、第1,第2補正ミラー17A,17Bを設けているが、必須の構成要件ではなく、各部材の配置によっては、補正ミラーは不要である。
上記第2実施形態では、蛍光体18を設けているが、照射光源を、RGBのレーザ光を各々射出する各レーザダイオードを有し、光学部品などを用いてそれらの合波光を光偏向器に入射する構成とから構成することで、蛍光体18は不要となる。また、その場合、RGB各色発光の光強度分布で表現されるものを、本願記載の「映像」としてもよい。
上記第1,第2実施形態では、本発明を車両用灯具に実施しているが、これに限定されることなく、例えば、MEMSプロジェクタに実施してもよい。MEMSプロジェクタでは、外部から映像信号が入力されると、映像信号の所定ビット毎に書き込み・読み出しを行った後、光偏向器を駆動する駆動部に光偏向器を駆動するための駆動信号を送り、照射光源を発光させる発光部(駆動部)に照射光源を発光させるための発光信号を送る。そして、駆動信号及び発光信号に基づいて、光偏向器を駆動して、照射光源を発光させる。
10…車両用灯具(光照射装置)、11A,11B…第1,第2照射光源(光源)、12A,12B…第1,第2光偏向器、17A,17B…第1,第2補正ミラー(反射部材)、18…蛍光体(投影体)、19…受光センサ(受光器)、20…光偏向ミラー、41,42…第1,第2制御部

Claims (6)

  1. 複数の光源と、
    前記複数の光源のそれぞれの発光制御を行う複数の制御部と、
    前記複数の光源から射出された複数の光をそれぞれ反射する光偏向ミラーを有し、前記光偏向ミラーによる反射方向を変更することにより、前記複数の光を走査する複数の光偏向器と、
    前記複数の光偏向器のそれぞれにより走査された複数の走査光を受光する受光器と、
    前記受光器で受光した前記走査光に基づいて、前記光源の発光状態を検出する検出部と、
    を備え、
    前記複数の制御部は、前記複数の光源のうちの1つの光源を発光させて他の光源を消灯させる発光状態検出制御を行い、前記発光状態検出制御を行う場合に、前記複数の光源のうちの前記1つの光源を制御する前記制御部から、前記他の光源を制御する前記制御部に前記他の光源を消灯させるための信号を送ることを特徴とする光照射装置。
  2. 請求項1に記載の光照射装置において、
    前記複数の光偏向器により走査された前記複数の走査光により像が描画される投影体を備え、
    前記受光器は、前記投影体で散乱された光を受光することを特徴とする光照射装置。
  3. 請求項1に記載の光照射装置において、
    前記複数の光偏向器により走査された前記複数の走査光をそれぞれ反射する複数の反射部材を備え、
    前記光偏向器は、該光偏向器に対応する前記反射部材から外れた範囲まで光を走査し、
    前記受光器は、前記反射部材から外れた範囲に走査された光を受光することを特徴とする光照射装置。
  4. 請求項3に記載の光照射装置において、
    前記複数の反射部材により反射された前記複数の走査光により像が描画される投影体を備えることを特徴とする光照射装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の光照射装置において、
    前記検出部は、前記発光状態検出制御が行われた場合に前記受光器で受光した光の受光量が予め設定された閾値を超えているか否かを判定し、前記閾値以下である場合には、前記発光状態検出制御が行われた場合に発光された前記1つの光源が異常であることを検知することを特徴とする光照射装置。
  6. 複数の光源と、前記複数の光源のそれぞれの発光制御を行う複数の制御部と、前記複数の光源から射出された複数の光をそれぞれ反射する光偏向ミラーを有し、前記光偏向ミラーの反射方向を変更することにより、前記複数の光を走査する複数の光偏向器と、前記複数の光偏向器のそれぞれにより走査された複数の走査光を受光する受光器と、を備える光照射装置の前記光源の発光状態を検出する発光状態検出方法であって、
    前記複数の光源のうちの1つの光源を制御する前記制御部から、他の光源を制御する前記制御部に前記他の光源を消灯させるための信号を送らせて、前記複数の光源のうちの前記1つの光源を発光させて前記他の光源を消灯させる発光状態検出制御を行わせ、
    前記発光状態検出制御が行われた場合に、前記受光器で受光した前記走査光に基づいて、前記複数の光源のうちの前記1つの前記光源の発光状態を検出することを特徴とする発光状態検出方法。
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