JP7085259B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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本発明は、車両の走行経路を制御する車両制御装置に関する。
一般に、車両の自動運転では、車両の周囲に存在する立体物との衝突を避けるように車両の走行経路が決定される。例えば、下記の特許文献1の技術では、車両から撮影された風景画像から抽出されたオブジェクトをマッピングした地図データ上において車両の走行可能領域を生成し、車両の走行経路を決定している。
特開2005-164379号公報
上記のように、静止画像のみを用いて車両の障害物となる立体物を検出していると、当該立体物が、他の車両など、走行経路上で移動している運動体であるのか、あるいは、走行経路上に静止している物体であるのかの判別が容易ではない。そのため、車両の周囲における運動体の運動による状況の変化を、車両の走行経路の決定に、早期に反映させることが困難であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態は、車両(100)の走行経路を制御する車両制御装置(10)であって;前記車両から前記車両の走行方向を撮影した撮影画像(SI)を取得する画像取得部(32)と;前記車両の走行方向において移動する運動体(MB)の運動状態を検出する運動状態検出部(35)と;前記撮影画像を用いて前記車両の走行が許容される走行可能領域(DA)を画定し、前記走行可能領域内において前記車両の走行経路を決定する走路制御部(20)と;を備え;前記走路制御部は、前記撮影画像から前記車両の走行を妨げる立体物が検出されない領域を前記走行可能領域として抽出し、前記走行可能領域の境界(BD,BDm)の少なくとも一部の位置を、前記撮影画像に写る前記運動体の運動状態に応じて変更して、前記車両の走行経路の決定に用いる、車両制御装置として提供される。本形態において、前記走路制御部は、前記運動体の前記運動状態から前記運動体の今後の移動経路(MR)を推定し、前記走行可能領域に前記移動経路が含まれるように、前記走行可能領域の境界を変更してもよい。また、本形態において、前記走路制御部は、前記運動体の前記運動状態から、前記運動体の今後の移動経路を推定し、前記移動経路が前記走行可能領域から除外されるように、前記走行可能領域の境界を変更してもよい。
この形態の車両制御装置によれば、走行可能領域の境界を、車両の走行方向に存在する運動体の運動状態に応じて変更した上で、車両の走行経路を決定することができる。よって、撮影画像が撮影された後の車両の周囲における運動体の運動による状況の変化を、より早期に走行経路の決定に反映させることができる。
第1実施形態の車両に搭載の自動運転制御システムの概略機能ブロック図。 第1実施形態の車両を示す概略図。 第1実施形態における走行経路決定処理のフローを示す説明図。 撮影画像の一例を示す模式図。 解析処理によって得られる第1解析画像を示す概略図。 解析処理によって得られる第2解析画像を示す概略図。 鳥瞰画像から抽出された走行可能領域の一例を示す模式図。 変更対象となる走行可能領域の境界を特定する処理を説明するための模式図。 走行可能領域の境界を変更する前の状態の一例を示す模式図。 走行可能領域の境界を変更した後の状態の一例を示す模式図。 走行経路候補から走行経路を決定する処理を説明するための模式図。 第2実施形態における走行可能領域の境界変更方法を示す模式図。 第2実施形態における走行可能領域の境界変更方法を示す模式図。 第3実施形態における走行可能領域の境界変更方法を示す模式図。 第4実施形態における走路制御部の構成を示す概略図。 第4実施形態における走行可能領域の境界変更方法を示す模式図。
1.第1実施形態:
図1を参照する。第1実施形態における車両100は、自動運転のための制御を実行する自動運転制御システム101を搭載している。本明細書において、「自動運転」とは、車両の運転者の運転操作が介入していない間に、車両の駆動制御と操舵角制御と制動制御とを自動で実行する運転を意味する。自動運転制御システム101は、車両100の駆動力の発生状態と、ブレーキ機構の動作状態と、操舵角と、を自動で決定する。「操舵角」とは、車両100の2つの前輪の平均操舵角を意味する。
自動運転制御システム101は、車両100の自動運転において車両100の走行経路を制御する車両制御装置10を備える。「車両100の走行経路」とは、走行中の車両100が操舵角や速度を変更して描く移動軌跡を意味する。車両制御装置10は、走路制御部20と、画像取得部32と、運動状態検出部35と、を備える。
走路制御部20は、中央処理装置(CPU)と主記憶装置とを備えるECU(Electronic Control Unit)によって構成される。走路制御部20は、主記憶装置上に読み込んだプログラムや命令を実行することによって、画像解析部22と、領域特定部24と、走路決定部26としての機能を実現し、走行経路を決定する走路決定処理を実行する。走路制御部20の各機能部22,24,26の機能および走路決定処理の内容については後述する。
画像取得部32は、例えば、CCDやCMOSイメージセンサによって構成されるカメラを備え、車両100の走行方向を撮影した撮影画像を取得する。第1実施形態では、図2に示すように、画像取得部32は、フロントウィンドウの上端部から車両100の前方を撮影する。画像取得部32は、車両100の自動運転中に、予め決められた撮影周期(例えば、数百ミリ秒から数秒程度)で繰り返し撮影画像を取得し、その画像データを走路制御部20に送信する。
運動状態検出部35は、車両100の走行方向において移動する運動体の運動状態を検出する。運動状態検出部35は、車両100の走行方向に存在する停車車両や地物など、地上で静止している静止物以外の地面に対して移動している立体物を運動体として検出する。運動体には、車両100が走行している道路上において走行している他車両が含まれる。第1実施形態では、運動状態検出部35は、例えば、ミリ波レーダーを備え、図2に示すように、車両100の先端部において、車両100の前方に存在する運動体を検出する。運動状態検出部35は、微小間隔の検出周期(例えば、数ミリ秒程度から数百ミリ秒程度)で運動体の検出を繰り返す。
運動状態検出部35は、運動体の検出結果に基づいて、当該運動体の運動状態を表す情報を取得し、走路制御部20に送信する。運動状態検出部35は、運動体の検出結果の時間変化に基づいて、当該運動体の運動状態を表す情報を取得するものとしてもよい。「運動体の運動状態を表す情報」には、例えば、運動体の位置、大きさ、速度、加速度、角速度、移動方向、運動の種類などが含まれる。これらの運動状態を表す情報に含まれる速度に関連する値は、車両100に対する相対的な値として取得される。他の実施形態では、運動状態検出部35は、ミリ波レーダーの代わりに、電波を放射する他のレーダーや、光を放射するLIDAR(Light Detecting and Ranging)など、電磁波を放射する各種のレーダーを備えていてもよい。
自動運転制御システム101は、車両制御装置10に加えて、さらに、運転制御部40と、運転状態検出部50と、自動運転制御部55と、を備える。運転制御部40は、車両100の運転のための各種機構の制御を実行する。運転制御部40は、自動運転と手動運転のいずれにおいても利用される。本明細書において「手動運転」とは、運転者の操作が介入した状態で、車両の駆動制御と操舵角制御と制動制御とが実行される運転を意味する。
運転制御部40は、駆動制御部42と、制動制御部44と、操舵角制御部46と、を含む。駆動制御部42は、車両100の車輪を駆動する駆動部を制御する機能を有する。駆動部の図示は省略する。駆動部としては、内燃機関と電動モータのうちの1つ以上の原動機を使用可能である。制動制御部44は、車両100のブレーキ制御を実行する。制動制御部44は、例えば電子制御ブレーキシステム(ECB)として構成される。操舵角制御部46は、車両100の車輪の操舵角を制御する。操舵角制御部46は、例えば、電動パワーステアリングシステム(EPS)として構成される。
運転状態検出部50は、車両100の現在の運転状態を表す情報の取得に用いられるセンサ類によって構成される。「運転状態を表す情報」には、例えば、車両100の速度や加速度、操舵角、ヨーレートなどが含まれる。従って、運転状態検出部50は、少なくとも、車速センサと、加速度センサと、操舵角センサと、ヨーレートセンサと、を含む。その他に、運転状態検出部50は、車両100の運転に利用される一般的なセンサ類を含んでよい。運転状態検出部50は、自動運転と手動運転のいずれにおいても利用される。
自動運転制御部55は、中央処理装置(CPU)と、主記憶装置と、を備えるECUによって構成される。自動運転制御部55は、自動運転の実行時に、車両制御装置10と運転制御部40の上位の制御部として機能する。自動運転制御部55は、車両100が車両制御装置10によって決定された走行経路で走行するように、運転状態検出部50による検出結果を反映させて算出した指令値を、運転制御部40の各制御部42,44,46に送信する。本明細書では詳細な説明は省略するが、自動運転制御部55は、地図情報と、GNSSなどを利用して取得した現在地の位置情報と、を用いて、運転者が設定した目的地までの地図上で探索されるルートを設定し、当該ルートで車両100を走行させる。
なお、自動運転制御システム101では、各種の電子機器は、例えば、CAN(Controller Area Network)などの車載ネットワークを介して互いに接続される。また、自動運転制御システム101では、走路制御部20や自動運転制御部55の各種の機能は、例えば、ディープラーニングなどの機械学習を利用した人工知能により実現可能である。その他に、自動運転制御システム101では、走路制御部20や自動運転制御部55の一部の機能は、ハードウェア回路によって実現されてもよい。
図3を参照する。車両制御装置10は、自動運転の実行時に、以下に説明する走行経路決定処理を、予め決められた周期で繰り返し実行する。ステップS10では、走路制御部20の画像解析部22が、図4に例示されているような撮影画像SIを、画像取得部32から取得する。撮影画像SIは、車両100の走行方向に見える外景を表す。
図5Aおよび図5Bを参照して、ステップS20の撮影画像SIの解析処理を説明する。図5Aおよび図5Bに例示されている解析画像SIa,SIbでは、色が異なる領域ごとに種類の異なるハッチングを付してある。ステップS20では、画像解析部22は、以下に説明する手順により、撮影画像SIを解析し、撮影画像SI中に写るオブジェクトごとの領域に区分された解析画像SIa,SIbを生成する。この解析処理は、例えば、セマンティックセグメンテーションを利用することによって実現可能である。
図5Aを参照する。画像解析部22は、まず、撮影画像SI中の画素を、当該画素が構成するオブジェクトの種類ごとに分類して色分けした第1解析画像SIaを生成する。図5Aの第1解析画像SIaの例では、図4の撮影画像SI中のオブジェクトが、車道RWと、歩道SWと、建造物BLDと、自然物NAと、他車両VCLと、空SKと、に分類され、それぞれ異なる色で塗り潰されている。
図5Bを参照する。画像解析部22は、第1解析画像SIaにおいて分類されている種々のオブジェクトを、さらに、車道の路面RSと、路面RS以外のオブジェクトで構成された路面外領域OJと、空SKと、に分類し、それぞれを異なる色で色分けする。これによって、図5Bに例示されているような第2解析画像SIbが生成される。
図6Aを参照する。ステップS30では、走路制御部20の領域特定部24が、第2解析画像SIbから鳥瞰画像SIcを生成し、その鳥瞰画像SIcから車両100の走行が許容される走行可能領域DAを抽出する。領域特定部24は、路面RSを水平面と仮定し、画像取得部32による撮影画像SIの撮影角度に基づいて、第2解析画像SIbを偏歪させることによって鳥瞰画像SIcを生成する。なお、他の実施形態では、領域特定部24は、地図データなどを用いて、水平面に対する路面RSの角度を求め、その角度と、撮影画像SIの撮影角度と、に基づいて、鳥瞰画像SIcを生成してもよい。
図6Aには、便宜上、車両100の位置と、その走行方向DDを示す矢印と、を図示してある。図6Aの鳥瞰画像SIcでは、車両100の現在地に相当する端部から、車両100の走行方向DDに路面RSが延びている。領域特定部24は、鳥瞰画像SIcにおいて、路面外領域OJの領域を、車両100の走行を妨げる障害物が検出されている領域として識別する。一方、路面RSの領域を、車両100の走行を妨げる障害物が検出されていない領域として識別する。そして、領域特定部24は、路面RSの領域を、車両100の走行が許容される走行可能領域DAとして抽出する。路面RSと路面外領域OJとの境界が走行可能領域DAの外縁を規定する境界BDである。
図6Bを参照する。ステップS40では、領域特定部24は、走行可能領域DAの境界BDのうち、撮影画像SIに写る運動体MBによって定められ、運動体MBの移動によって位置が変化する可能性がある境界BDmを特定する。領域特定部24は、まず、運動状態検出部35によって検出されている運動体MBのうち、画像取得部32の撮像範囲に位置するものを、鳥瞰画像SIcに表されているマップ上の領域に、それぞれの大きさを反映させて、マッピングする。図6Bの鳥瞰画像SIcには、マッピングされた2つの運動体MBを例示してある。
次に、領域特定部24は、運動体MBと車両100との間に位置する走行可能領域DAの境界BDを、運動体MBによって定められた対象境界BDmとして特定する。領域特定部24は、まず、境界BD上に所定の間隔で配列された複数の特定点CPを抽出する。領域特定部24は、例えば、車両100を中心として、例えば、数°程度の予め決められた一定の角度の間隔をあけて放射状に延びる複数の仮想線VLをひき、その仮想線VLと、境界BDと、の交点を、複数の特定点CPとして抽出する。次に、領域特定部24は、複数の特定点CPのうち、運動体MBの隣で運動体MBに沿って延びている境界BD上に位置するものを対象点OPとして、他の特定点CPと区別して検出する。領域特定部24は、対象点OPの点列によって規定される境界BDを、車両100と運動体MBの間にある運動体MBによって定められた対象境界BDmとして特定する。続くステップS50では、走行可能領域DAの境界BDのうち、少なくとも対象境界BDmの位置を変更する処理が実行される。
図7Aおよび図7Bを参照する。図7Aおよび図7Bには、自動運転で走行中の車両100周辺における交通状況を鳥瞰したときの一例が模式的に表されている。図7Aおよび図7Bには、自車両である車両100の走行方向に、他車両として、1台の停車車両200と、2台の走行車両201と、が図示されている。また、図7Aおよび図7Bには、上述した走行可能領域DAの境界BD,BDmと、特定点CPおよび対象点OPと、が図示されている。図7Aおよび図7Bでは、特定点CPとして識別されている対象点OPを黒塗りの四角マークで表示し、他の対象点OPを白抜きの四角マークで表示している。なお、後に参照する他の図においても、特定点CPおよび対象点OPは、同様に区別して図示されている。
図7Aを参照する。ステップS40までの処理において、停車車両200は、運動状態検出部35によって、運動体MBとしては検出されておらず、車両制御装置10によって、車両100の走行を妨げる障害物となる立体物として識別されている。一方、2台の走行車両201はそれぞれ、運動状態検出部35によって運動体MBとして検出されている。そのため、上述したステップS40において、領域特定部24は、車両100と各走行車両201との間に位置する特定点CPおよび境界BDをそれぞれ、対象点OPおよび対象境界BDmとして検出している。
図7Bを参照する。ステップS50では、領域特定部24は、運動状態検出部35によって取得されている運動体MBの運動状態に応じて境界BDの少なくとも一部の位置を変更する。領域特定部24は、運動状態検出部35が取得している運動体MBの速度や加速度、移動方向などの運動体MBの運動状態を表す情報を用いて、予め決められた経過時間ΔTが経過した後の運動体MBの予測位置を取得する。図7Bでは、各走行車両201の予測位置を破線で例示してある。
領域特定部24は、運動体MBに対応する対象点OPを当該運動体MBの予測位置に応じて移動させる。領域特定部24は、例えば、運動体MBの予測位置に対して予め決められた位置に対象点OPが移動するようにプロットし直す。図7Bの例では、図7Aにおいて運動体MBである各走行車両201の後端に位置していた対象点OPは、各走行車両201の予測位置の後端、つまり、運動体MBの移動方向における後端にプロットされている。
領域特定部24は、移動後の対象点OPの位置を通るように、走行可能領域DAの境界BDの位置を変更する。これにより、対象境界BDmの位置が、他の部位の境界BDとのつながりが維持されたまま、予測位置に応じた位置に変更される。領域特定部24は、運動体MBの運動状態に応じて境界BDの形状が変更された後の走行可能領域DAを、現在の走行可能領域DAとして画定する。このように運動体MBの運動を予測し、走行可能領域DAの境界BDを変化させれば、車両100に対する運動体MBの変位を、実際にセンシング等によって検出するよりも前に、続くステップS60の走行経路の決定処理に、より早いタイミングで反映させることができる。従って、車両100の自動運転の信頼性や安全性を高めることができる。
なお、ステップS50では、走路制御部20は、運動体MBの予測位置を算出する際に用いる経過時間ΔTを、運転状態検出部50から取得した車両100の現在の走行状態に応じて変更することが望ましい。走路制御部20は、例えば、車両100の速度が高いほど、経過時間ΔTを大きくして、運動体MBのより先の時刻における予測位置を求めるものとしてもよい。このようにすれば、車両100が高速で走行しているときほど、より先の時刻における状況を、より早期に自動運転に反映させることができ、自動運転の安全性や信頼性を、より一層、高めることができる。走路制御部20は、車両100の操舵角やヨーレートが予め決められた値よりも大きく、車両100の走行方向が変化しているような状況では、経過時間ΔTを通常より小さく設定するものとしてもよい。車両100の走行方向が変化している状況では、遠い先の時刻での状況の変化が、車両100に及ぼす影響が小さいためである。
図8を参照する。ステップS60では、走路制御部20の走路決定部26が、領域特定部24において画定された走行可能領域DA内において、車両100の走行経路を決定する。走路決定部26は、運転状態検出部50から取得される車両100の現在の運転状態に応じて、車両100の複数の走行経路候補CRを抽出する。走路決定部26は、例えば、車両100の現在の速度を維持しつつ、種々の操舵角を設定した場合の複数の走行経路を走行経路候補CRとして抽出する。そして、走行経路候補CRごとに、衝突余裕時間(TTC;Time to Collision)を求める。TTCは、走行可能領域DAの境界BDまでの車両100の移動距離を、走行可能領域DAの境界BDに対する車両100の相対速度で除算することにより求められる。
走路決定部26は、TTCを選択基準のひとつとして用いて、走行経路候補CRの中から、現時点で最適な走行経路を決定する。第1実施形態では、走路決定部26は、TTCが予め決められた閾値以上の走行経路候補CRを走行経路として決定する。走路決定部26は、TTCが閾値以上であり、操舵角が最も小さい走行経路候補CRを走行経路として決定してもよい。他の実施形態では、走路決定部26は、TTCが最も大きい走行経路候補CRを走行経路として決定してもよい。走路決定部26は、運転者によって設定された自動運転の運転モードに応じて走行経路を決定する条件を変更してもよい。
以上のように、第1実施形態の車両制御装置10によれば、運動体MBの現在の運動状態に応じて境界BDの少なくとも一部の位置が変更された走行可能領域DAが車両100の走路経路の決定に用いられている。従って、車両100に対する運動体MBの位置の変化がセンシングによって実際に検出されるよりも前に、車両100の周囲における運動体MBの運動による状況の変化を、車両100の走行経路の決定に早期に反映させることができる。よって、自動運転制御システム101による車両100の自動運転の信頼性や安全性が高められる。
第1実施形態の車両制御装置10によれば、走行可能領域DAの境界BD上において抽出された対象点OPを含む特定点CPの座標計算によって、走行可能領域DAの境界BD,BDmの位置を変更している。そのため、走行可能領域DAの境界BD,BDmの位置を変更するための計算量を低減することができ、効率的である。
第1実施形態の車両制御装置10によれば、走行可能領域DAの境界BD,BDmの位置が、経過時間ΔTが経過した後の運動体MBの予測位置に応じた位置に変更されている。そのため、車両100に対する運動体MBの運動による位置の変化を、走行可能領域DAに適切に反映させることができる。また、上記のように、経過時間ΔTを車両100の走行状態に応じて変更して、運動体MBの予測位置を求めれば、より適切な走行可能領域DAを得ることができる。
第1実施形態の車両制御装置10では、運動体MBと車両100との間に位置する対象点OPおよび対象境界BDmの位置を変更している。これによって、走行可能領域DAにおいて位置を変更すべき境界BDの特定が容易化されている。第1実施形態の車両制御装置10によれば、抽出された複数の走行経路候補CRの中からTTCを用いて車両100の走行経路が決定されている。そのため、自動運転において車両100が障害物に衝突することや、路面からはみ出して走行不能に陥るような事態に陥ることが、より一層抑制される。
2.第2実施形態:
図9Aと図9Bを参照して、第2実施形態における走行経路決定処理を説明する。第2実施形態では、車両制御装置10を含む自動運転制御システム101を搭載する車両100の構成は、第1実施形態で説明したものと同じである(図1および図2参照)。第2実施形態の走行経路決定処理は、ステップS50における走行可能領域DAの境界BDの位置を変更する処理の内容が異なっている点以外は、第1実施形態とほぼ同じである(図3参照)。
図9Aを参照する。ステップS50では、領域特定部24は、運動状態検出部35によって取得されている運動体MBの運動状態を表す情報から運動体MBである走行車両201の今後の移動経路MRを推定する。領域特定部24は、走行車両201の現在の運動状態を表す情報のうち、例えば、角速度と、加速度と、速度と、を用いて、走行車両201の移動経路MRを推定する。領域特定部24は、例えば、走行車両201の角速度の大きさから、走行車両201の今後の移動方向を判定し、現在の速度と加速度とを用いて、走行車両201の現在地からの移動軌跡を求めるものとしてもよい。領域特定部24は、推定された移動経路MR上において、経過時間ΔT後の走行車両201の予測位置を求める。
図9Bを参照する。領域特定部24は、第1実施形態で説明したように、走行車両201に対応して特定されている対象点OPを走行車両201の予測位置に応じた位置に移動させる。そして、領域特定部24は、推定された移動経路MR上には、車両100の走行を妨げる障害物は既に存在しないものとみなし、その移動経路MRが、走行可能領域DAに含まれるように、境界BDの位置を変更する。領域特定部24は、対象点OP以外の特定点CPを移動させ、移動後の特定点CPを通るように、対象境界BDmを含む境界BDの位置を変更する。
以上のように、第2実施形態の車両制御装置10によれば、走行経路決定処理において、運動体MBの運動状態に応じて、走行可能領域DAを適切に拡大させることができ、走行経路の選択の幅を広げることができる。その他に、第2実施形態の車両制御装置10によれば、第2実施形態中で説明した作用効果に加えて、第1実施形態中で説明した種々の作用効果を得ることができる。
3.第3実施形態:
図10を参照して、第3実施形態における走行経路決定処理を説明する。第3実施形態では、車両制御装置10を含む自動運転制御システム101を搭載する車両100の構成は、第1実施形態で説明したものと同じである(図1および図2参照)。第3実施形態の走行経路決定処理は、ステップS50における走行可能領域DAの境界BDの変更方法が異なっている点以外は、第2実施形態とほぼ同じである(図3参照)。
第3実施形態では、領域特定部24は、第2実施形態と同様に、運動体MBとして検出されている走行車両201の移動経路MRを推定し、移動経路MR上に経過時間ΔT経過後における走行車両201の予測位置を求める。領域特定部24は、移動経路MRが車両100の走行方向に交差する方向への移動方向の変化を含み、走行可能領域DAと交差する場合には、その移動経路MRが走行可能領域DAから除外されるように、走行可能領域DAの境界BDの位置を移動させる。これによって、ステップS60において、走行車両201の移動経路MRと交差する車両100の走行経路が走行経路候補CRとして抽出されることが抑制される。
以上のように、第3実施形態の車両制御装置10によれば、走行経路決定処理において、運動体MBの運動状態に応じて求められた運動体MBの移動経路MRと干渉しないように、走行可能領域DAの境界BDの位置が変更される。これにより、運動体MBとの衝突がより一層抑制されるように、車両100の走行経路を決定することができるため、車両100の自動運転の信頼性や安全性が高められる。その他に、第3実施形態の車両制御装置10によれば、第3実施形態中で説明した作用効果に加えて、第1実施形態中で説明した種々の作用効果を得ることができる。
4.第4実施形態:
図11を参照する。第4実施形態では、車両制御装置10を含む自動運転制御システム101を搭載する車両100の構成は、走路制御部20が、さらに、変化履歴記憶部28を備えている点以外は、第1実施形態と同じである(図1および図2参照)。第4実施形態の走行経路決定処理は、ステップS50における走行可能領域DAの境界BDを変更する処理の内容が以下に説明する点以外は、第1実施形態とほぼ同じである(図3参照)。
第4実施形態の車両制御装置10では、変化履歴記憶部28は、走行経路決定処理が予め決められた周期で繰り返し実行されるたびに更新される走行可能領域DAの境界BDの変化履歴を記憶している。領域特定部24は、変化履歴記憶部28が記憶しているその履歴情報を用いて、走行可能領域DAの境界BDの位置を変更する。
図12を参照する。図12には、車両100周辺の交通状況と、走行経路決定処理の実行周期ごとの走行可能領域DAの変化が模式的に表されている。図12には、運動体MBとして検出されている走行車両201の各時刻t1~t3における位置と、走行可能領域DAの境界BDの各時刻t1~t3における位置と、が示されている。変化履歴記憶部28は、各時刻t1~t3における境界BDの位置を、走行可能領域DAの変化の履歴情報として記憶している。
ここで、現在時刻tcにおいて、運動状態検出部35によって、走行車両201が運動体MBとして検出されなかったものとする。例えば、運動状態検出部35のセンシングエリアから運動体MBが外れたものとしてもよいし、エラーなど何らかの原因で運動状態検出部35が運動体MBを検出できなかったものとしてもよい。この場合に、図3のステップS50において、領域特定部24は、これまでの走行車両201の位置の変化に応じて走行可能領域DAの境界BDの位置を変更してきた履歴に基づいて、走行可能領域DAの境界BDの位置を変更する。領域特定部24は、走行車両201に対応する対象点OPについての前周期までの周期ごとの変位距離を求め、その変位距離に応じて、対象点OPを移動させる。そして、移動後の対象点OPを通るように、走行可能領域DAの境界BDの位置を変更する。
第4実施形態の車両制御装置10によれば、運動状態検出部35がこれまでトレースしてきた運動体MBを見失った場合でも、運動体MBのこれまでの運動状態に応じて、走行可能領域DAの境界BDが変更される。そのため、運動状態検出部35による検出が生じた場合でも、車両100の走行経路の決定に、車両100の周囲における状況の変化を、より適切に反映させることができる。
なお、変化履歴記憶部28は、運動体MBの運動に起因する走行可能領域DAの境界BDの変化履歴のみならず、道路幅の変化など、車両100の移動に伴う周囲の環境の変化に伴う走行可能領域DAの境界BDの変化履歴を記憶していてもよい。この場合にも、領域特定部24は、その変化の履歴に基づいて、走行可能領域DAの境界BDの位置を変更してもよい。このようにすれば、車両100の走行に伴う周囲環境の変化を予測して、車両100の走行経路の決定に、より早期に反映させることができる。
以上のように、第4実施形態の車両制御装置10によれば、これまでの走行可能領域DAの境界BDの変化履歴に基づいて予測される車両100の周囲における状況の変化を、車両100の走行経路の決定に早期に反映させることができる。その他に、第4実施形態の車両制御装置10によれば、第4実施形態中で説明した作用効果に加えて、第1実施形態中で説明した種々の作用効果を得ることができる。
5.他の実施形態:
上記の各実施形態で説明した種々の構成は、例えば、以下のように改変することも可能である。以下に説明する他の実施形態はいずれも、上記の各実施形態と同様に、発明を実施するための形態の一例として位置づけられる。
(1)他の実施形態1:
上記の各実施形態において、領域特定部24は、対象点OPを含む特定点CPを抽出することなく、例えば、走行可能領域DAの境界線を表す計算式を導出し、当該計算式を変更することによって、走行可能領域DAの境界BDの位置を変更してもよい。上記の各実施形態において、特定点CPは走行可能領域DAの境界BDを予め決められた間隔で等間隔に刻む点として求められてもよい。
(2)他の実施形態2:
上記の各実施形態において、領域特定部24は、走行可能領域DAの境界BDの位置を、運動体MBの予測位置に応じた位置に変更しなくてもよい。領域特定部24は、例えば、検出されている運動体MBの現在の運動状態から、運動体MBが現在の位置から移動することが推定される場合には、走行可能領域DAが運動体MBの現在の位置を含むように、その境界BDの位置を変更してもよい。
(3)他の実施形態3:
上記の各実施形態において、走路決定部26は、車両100の走行経路を決定する際に、TTCを用いなくてもよい。走路決定部26は、例えば、操舵角が最も小さい走行経路候補CRを、車両100の走行経路を決定するものとしてもよい。
(4)他の実施形態4:
上記の各実施形態において、運動状態検出部35は、ミリ波レーダーなどのレーダー以外の方法によって、運動体およびその運動状態を検出してもよい。運動状態検出部35は、例えば、動画を撮影して、当該動画から運動体およびその運動状態を検出してもよい。
(5)他の実施形態5:
車両制御装置10は、上記の各実施形態で説明した走行可能領域DAの境界BDを変更する処理を、条件に応じて切り替えるなどして、適宜組み合わせて実行してもよい。車両制御装置10は、例えば、運動体MBの移動方向に応じて、走行可能領域DAの境界BDを変更する処理を切り替えてもよい。例えば、運動体MBが移動方向を維持するときには、第1実施形態のように走行可能領域DAの境界BDの位置を変更し、運動体MBが移動方向を変化させるときには、第2実施形態や第3実施形態のように走行可能領域DAの境界BDの位置を変更してもよい。また、車両制御装置10は、例えば、車両100の速度が予め定められた閾値より大きいときには、第2実施形態のように、運動体MBの移動経路MRを含むように走行可能領域DAの境界BDを変更してもよい。そして、車両100の速度が当該閾値未満のときには、第3実施形態のように、運動体MBの移動経路MRを除外するように走行可能領域DAの境界BDを変更するものとしてもよい。
本開示の技術は、車両制御装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、車両制御装置を備える車両や車両制御システム、車両の制御方法、車両の走行経路を決定する方法、それらの方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムが記録された記憶媒体形態で実現することができる。
本開示の技術は、上述の実施形態や他の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須ではないと説明されているものに限らず、その技術的特徴が本明細書中に必須であると説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10 車両制御装置、20 走路制御部、32 画像取得部、35 運動状態検出部、100 車両、BD,BDm 境界、DA 走行可能領域、MB 運動体、SI 撮影画像

Claims (8)

  1. 車両(100)の走行経路を制御する車両制御装置(10)であって、
    前記車両から前記車両の走行方向を撮影した撮影画像(SI)を取得する画像取得部(32)と、
    前記車両の走行方向において移動する運動体(MB)の運動状態を検出する運動状態検出部(35)と、
    前記撮影画像を用いて前記車両の走行が許容される走行可能領域(DA)を画定し、前記走行可能領域内において前記車両の走行経路を決定する走路制御部(20)と、
    を備え、
    前記走路制御部は、前記撮影画像から前記車両の走行を妨げる立体物が検出されない領域を前記走行可能領域として抽出し、前記走行可能領域の境界(BD,BDm)の少なくとも一部の位置を、前記撮影画像に写る前記運動体の運動状態に応じて変更して、前記車両の走行経路の決定に用い
    前記走路制御部は、前記運動体の前記運動状態から前記運動体の今後の移動経路(MR)を推定し、前記走行可能領域に前記移動経路が含まれるように、前記走行可能領域の境界を変更する、車両制御装置。
  2. 車両(100)の走行経路を制御する車両制御装置(10)であって、
    前記車両から前記車両の走行方向を撮影した撮影画像(SI)を取得する画像取得部(32)と、
    前記車両の走行方向において移動する運動体(MB)の運動状態を検出する運動状態検出部(35)と、
    前記撮影画像を用いて前記車両の走行が許容される走行可能領域(DA)を画定し、前記走行可能領域内において前記車両の走行経路を決定する走路制御部(20)と、
    を備え、
    前記走路制御部は、前記撮影画像から前記車両の走行を妨げる立体物が検出されない領域を前記走行可能領域として抽出し、前記走行可能領域の境界(BD,BDm)の少なくとも一部の位置を、前記撮影画像に写る前記運動体の運動状態に応じて変更して、前記車両の走行経路の決定に用い、
    前記走路制御部は、前記運動体の前記運動状態から、前記運動体の今後の移動経路を推定し、前記移動経路が前記走行可能領域から除外されるように、前記走行可能領域の境界を変更する、車両制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両制御装置であって、
    前記走路制御部は、前記走行可能領域の境界上における複数の特定点(CP)を抽出し、前記特定点の位置を、前記運動体の前記運動状態に応じて移動させ、移動後の前記特定点を通るように、前記走行可能領域の境界を変更する、車両制御装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記走路制御部は、予め設定された経過時間が経過した後の前記運動体の予測位置を前記運動体の前記運動状態から求め、前記走行可能領域の境界の位置を、前記予測位置に応じた位置に変更する、車両制御装置。
  5. 請求項記載の車両制御装置であって、
    前記走路制御部は、前記車両の走行状態に応じて、前記経過時間を変更して、前記運動体の前記予測位置を求める、車両制御装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記走路制御部は、前記運動体と前記車両との間に位置する前記走行可能領域の境界(BDm)の位置を変更する、車両制御装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記走路制御部は、前記走行可能領域の境界の位置を変更した後、現在の前記車両の運転状態に応じて、前記車両の複数の走行経路候補(CR)を抽出し、前記走行可能領域の境界までの前記車両の移動距離を、前記走行可能領域の境界に対する前記車両の相対速度で除算した衝突余裕時間を前記走行経路候補ごとに求め、前記衝突余裕時間を用いて、前記走行経路候補から前記車両の走行経路を決定する、車両制御装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記走路制御部は、前記運動体の前記運動状態に応じて前記走行可能領域の境界を変更する処理を、予め決められた周期で繰り返し実行し、
    前記走路制御部は、前記周期ごとの前記走行可能領域の境界の変化の履歴を記憶しており、前記履歴に応じて、今周期における前記走行可能領域の境界の位置を変更する、車両制御装置。
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