JP7083435B2 - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置に関する。
X線コンピュータ断層撮影は、通常、患者が寝台に横になる臥位状態で行われる。しかしながら、嚥下等の診断においては立位状態でのX線コンピュータ断層撮影が望まれている。立位状態でのX線コンピュータ断層撮影は実用化に至っていない。
特開2013-009819号公報
発明が解決しようとする課題は、立位状態の被検体を所定位置に保持してCT撮影することである。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台本体、支柱及び固定具を有する。架台本体は、撮影空間を形成する開口を有し、X線管とX線検出器とを有する。支柱は、前記開口の中心軸が床面に対して垂直方向に向いた状態の前記架台本体を前記垂直方向に移動可能に支持する、固定具は、被検体保持具を被検体に装着する段階において、前記被検体保持具が前記開口の通過経路に配置され且つ前記被検体保持具の一部が前記開口に含まれるように前記被検体保持具を固定する。
図1は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。 図2は、図1に係る架台装置の外観を示す図である。 図3は、本実施形態の装着段階における架台本体と被検体保持具との配置を示す図である。 図4は、実施例1に係るX線コンピュータ断層撮影装置の動作例を示す図である。 図5は、本実施形態における、被検体保持具に備えられた固定具による被検体保持具への被検体の固定を説明するための図である。 図6は、実施例2に係るX線コンピュータ断層撮影装置の動作例を示す図である。 図7は、実施例3に係る架台装置の外観を示す図である。 図8は、実施例3に係るX線コンピュータ断層撮影装置の動作例を示す図である。 図9は、本実施形態の変形例に係る2本の柱状体からなる被検体保持具の一例を示す図である。 図10は、図9の被検体保持具を被検体と共に示す図である。 図11は、本実施形態の変形例に係る1本の柱状体からなる被検体保持具の一例を示す図である。 図12は、図11の被検体保持具を被検体と共に示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置を説明する。
図1は、本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台装置10とコンソール50とを有する。例えば、架台装置10はCT検査室に設置され、コンソール50はCT検査室に隣接する制御室に設置される。架台装置10とコンソール50とは互いに通信可能に有線又は無線で接続されている。架台装置10は、被検体Sを立位状態でX線コンピュータ断層撮影(以下、X線CT撮影と呼ぶ)するための構成を有するスキャン装置である。コンソール50は、架台装置10を制御するコンピュータである。
架台装置10は、架台本体11と、支柱13と、梁14とを有する。図2は、架台装置10の外観を示す図である。なお、以下、床面に対する垂直方向をY方向に規定し、開口15の中心軸R1に水平に直交する水平軸R2に平行する方向をX方向に規定し、Y方向及びX方向に直交する方向をZ方向に規定する。
図2に示すように、架台本体11は、撮影空間(field of view)をなす開口15が形成された略円筒形状の構造体である。図1に示すように、架台本体11は、開口15を挟んで対向するように配置されたX線管17とX線検出器19とを収容する。
より詳細には、架台本体11は、アルミ等の金属により形成されたメインフレーム(図示せず)と、メインフレームにより中心軸R1回りに軸受等を介して回転可能に支持された回転フレーム21とを更に有している。メインフレームの回転フレーム21との接触部には環状電極(図示せず)が設けられている。メインフレームの当該接触部には環状電極に摺り接触するように導電性の摺動子(図示せず)が取り付けられている。回転フレーム21は、アルミ等の金属により円環形状に形成された金属枠であり、例えば、X線管17とX線検出器19とが取付けられている。X線管17とX線検出器19とは、例えば、回転フレーム21に形成された凹部に嵌め込まれても良いし、ネジ等の締結具により締結されても良い。
回転フレーム21は、回転駆動装置23からの動力を受けて中心軸R1回りに一定の角速度で回転する。回転駆動装置23は、架台制御回路25からの制御に従って回転フレーム21を回転させるための動力を発生する。回転駆動装置23は、架台制御回路25からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。回転駆動装置23は、例えば、ダイレクトドライブモータやサーボモータ等のモータにより実現される。回転駆動装置23は、例えば、架台本体11に収容されている。
図2に示すように、支柱13は、架台本体11を床面から離反して支持する基体である。具体的には支柱13は、架台本体11を床面に対して垂直方向にスライド自在に支持する。支柱13は、架台本体11を水平軸回りに回転自在に支持する。支柱13は、金属や強化プラスチック等により形成される。一対の支柱13の上部には、梁14が架設される。梁14は、金属や強化プラスチック等により形成される。梁14は、典型的には支柱13と同じ素材により形成される。支柱13と梁14とは一体であっても良い。
典型的には、支柱13は二本一対で設けられる。片側の支柱13は、架台本体11のX方向に関する片方の側部に接続され、他の側の支柱13は、架台本体11のX方向に関する他の側部に接続される。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、一本の支柱13が架台本体11の両側部のうちの片側のみに接続されても良い。また、支柱13は柱状形状を有するとしたが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、支柱13は、架台本体11の少なくとも一方の側部を支持可能であれば、U字形状等の如何なる形状を有していても良い。
なお、支柱13は、中心軸R1が鉛直Y方向を向くように架台本体11を固定している必要はない。すなわち、支柱13は、水平軸R2回りに回転可能に架台本体11を支持するように構成されても良い。具体的には、支柱13と架台本体11とは、架台本体11が水平軸R2回りに回転可能に軸受等を介して接続されている。以下、支柱13は、架台本体11を長手方向に関してスライド可能に支持し且つ水平軸R2回りに回転(チルト)可能に支持するものとする。支柱13が架台本体11を水平軸R2回りに支持する構造を有することにより、図1に示すような立位状態でのX線CT撮影の他に臥位状態でのX線CT撮影を一台の架台装置10で行うことができる。
また、支柱13は、架台本体11を中心軸R1がY方向を維持する姿勢又は中心軸R1がZ方向を維持する姿勢をとるように支持できることに留まらず、中心軸R1が水平軸R2回りの如何なる角度を向くように静止させても良い。
保持具用固定具27は、開口15の通過経路RTに被検体保持具29を固定する。ここで被検体保持具29は、開口15の通過経路RTに被検体を保持するための器具である。具体的には保持具用固定具27は、開口15の中心軸が床面に対して垂直方向を向くように架台本体11が配置されている場合において、開口15の通過経路RTに被検体保持具29を固定する。
保持具用固定具27は、上部固定具271と下部固定具273とを有する。上部固定具271は、図1に示すように、梁14の一部に設けられる。上部固定具271は、梁14のうち開口15の通過経路RTに交差する位置に設けられる。上部固定具271は、被検体保持具29を収納する。上部固定具271は例えば、巻き取り可能に被検体保持具29を備える。巻き取り可能な構造を有する被検体保持具29は、例えば、ロープ状の軟体又は半剛体である。この場合、被検体保持具29は、例えばカーボンや木材、ビニル等を材料として形成される。上部固定具271は、当該被検体保持具29を送り出して被検体保持具29を開口15に挿し入れ、被検体保持具29を巻き取って被検体保持具29を開口15から引き抜く。
また、被検体保持具29は、例えば、Y方向にスライド自在な複数のはしご状の剛体(はしご部)により形成されても良い。換言すれば、被検体保持具20は、互いに連結された、入れ子構造を有する複数のはしご部を有する。被検体保持具29は、複数のはしご部をスライドさせることにより長さを自在に伸縮できる。この場合、上部固定具271は、当該被検体保持具29を展開して被検体保持具29を開口15に挿し入れ、被検体保持具29を折り畳んで被検体保持具29を開口15から引き抜く。
被検体保持具29は、CT画像へのノイズの混入を防止するため、金属等のX線高吸収材を含まない素材である方が良い。換言すれば、被検体保持具29は、非金属材料により形成される。
下部固定具273は、床面のうち開口15の通過経路に交差する位置に設けられ、被検体保持具29の下部を固定する。下部固定具273は、被検体保持具29を開口15に出し入れ可能に支持する。下部固定具273は、具体的には例えばフック形状を有する剛体の器具である。被検体保持具29が下部固定具273にフックされた後、上部固定具271は被検体保持具29を張るために巻き取る。下部固定具273は、具体的には例えば磁石であり、被検体保持具29の下端に取り付けた磁石に近づくと自動的に吸引されるよう配置される。なお、上部固定具271と下部固定具273とは、逆に設けられても良い。その場合、下部固定具273は、開口15の通過経路に交差する位置に設けられる。下部固定具273は、被検体保持具29を備える。
図1に示すように、支柱13には架台本体11のY方向に関するスライドのための支柱駆動装置31と架台本体11のチルトのための駆動装置(以下、チルト駆動装置と呼ぶ)33とが収容されている。支柱駆動装置31は、駆動制御回路35からの制御に従って、架台本体11を長手方向に関してスライドするための動力を発生する。具体的には、支柱駆動装置31は、駆動制御回路35からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。支柱13は、支柱駆動装置31からの動力を受けて、支柱13に対して架台本体11を長手方向に関してスライドする。チルト駆動装置33は、駆動制御回路35からの駆動信号に従って、架台本体11を水平軸R2回りに回転するための動力を発生する。具体的には、チルト駆動装置33は、駆動制御回路35からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。支柱13は、チルト駆動装置33からの動力を受けて架台本体11を水平軸R2回りに回転する。支柱駆動装置31及びチルト駆動装置33は、例えば、サーボモータ等のモータにより実現される。
駆動制御回路35は、架台制御回路25からの制御に従い支柱駆動装置31及びチルト駆動装置33を制御する。例えば、駆動制御回路35は、架台本体11を最高高さから最低高さまでの任意の範囲において昇降するために支柱駆動装置31を制御する。ハードウェア資源として、駆動制御回路35は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の処理装置(プロセッサ)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、駆動制御回路35は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されても良い。処理装置は、記憶装置に保存されたプログラムを読み出して実行することで上記機能を実現する。なお、記憶装置にプログラムを保存する代わりに、処理装置の回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、処理装置は、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで上記機能を実現する。
図1に示すように、X線管17は、高電圧発生器39からの高電圧の印加を受けてX線を発生する。高電圧発生器39は、例えば、回転フレーム21に取付けられている。高電圧発生器39は、架台本体11の電源装置(図示せず)から環状電極を介して供給された電力から、架台制御回路25による制御に従いX線管17に印加する高電圧を発生する。高電圧発生器39とX線管17とは高圧ケーブル(図示せず)を介して接続されている。高電圧発生器39により発生された高電圧は、高圧ケーブルを介してX線管17に印加される。
X線検出器19は、X線管17から発生され被検体Sを透過したX線を検出する。X線検出器19は、二次元湾曲面に配列された複数のX線検出素子(図示せず)を搭載する。各X線検出素子は、X線管17からのX線を検出し、検出されたX線の強度に応じた波高値を有する電気信号に変換する。各X線検出素子は、例えば、シンチレータと光電変換器とを有する。シンチレータはX線を受けて蛍光を発生する。光電変換器は、発生された蛍光を電荷パルスに変換する。電荷パルスはX線の強度に応じた波高値を有する。光電変換器としては、具体的には、光電子増倍管やフォトダイオード(Photo Diode)等の光子を電気信号に変換する機器が用いられる。なお、本実施形態に係るX線検出器19としてはX線を一旦蛍光に変換してから電気信号に変換する間接検出型の検出器に限定されず、X線を直接的に電気信号に変換する直接検出型の検出器であっても良い。
データ収集回路41は、被検体Sにより減弱されたX線の強度を示すデジタルのデータをビュー毎に収集する。データ収集回路41は、例えば、複数のX線検出素子の各々について設けられた積分回路とA/D変換器とが並列して実装された半導体集積回路により実現される。データ収集回路41は、架台本体11内においてX線検出器19に接続されている。積分回路は、X線検出素子からの電気信号を所定のビュー期間に亘り積分し、積分信号を生成する。A/D変換器は、生成された積分信号をA/D変換し、当該積分信号の波高値に対応するデータ値を有するデジタルデータを生成する。変換後のデジタルデータは、生データと呼ばれている。生データは、生成元のX線検出素子のチャンネル番号、列番号、及び収集されたビューを示すビュー番号により識別されたX線強度のデジタル値のセットである。生データは、例えば、架台本体11に収容された非接触データ伝送装置(図示せず)を介してコンソール50に供給される。
なお、架台本体11には、上記のX線管17、X線検出器19、回転フレーム21、メインフレーム、電源装置、高電圧発生器39、及びデータ収集回路41だけでなく、CT撮影に必要なその他の種々の装置を収容しても良い。例えば、回転フレーム21にはX線管を冷却する冷却装置が取付けられても良い。また、空調のためのファンが架台本体11に取付けられても良い。
架台制御回路25は、コンソール50のシステム制御回路61からの制御に従い高電圧発生器39、回転駆動装置23、及び駆動制御回路35を制御する。架台制御回路25は、ハードウェア資源として、CPUやMPU等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、架台制御回路25は、ASICやFPGA、CPLD、SPLD等により実現されても良い。当該処理装置は、当該記憶装置に保存されたプログラムを読み出して実現することで上記機能を実現する。なお、当該記憶装置にプログラムを保存する代わりに、当該処理装置の回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該処理装置は、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで上記機能を実現する。
なお、駆動制御回路35と架台制御回路25とは、個別の基板に実装されても良いし、単一の基板に実装されても良い。駆動制御回路35と架台制御回路25とは、架台本体11の支柱13に設けられても良いし、コンソール50に設けられても良い。なお、駆動制御回路35が支柱駆動装置31及びチルト駆動装置33に近い位置に設置されるほど、駆動制御回路35に起因するノイズを低減することができる。よって当該ノイズを低減するため駆動制御回路35は支柱13に収容されると良い。しかしながら、駆動制御回路35が支柱13に収容される場合、支柱13の体積が増大する。よって支柱13の体積の増大を防止するため駆動制御回路35は、支柱13とは別の装置、例えば、コンソール50や専用の装置に収容されても良い。駆動制御回路35と架台制御回路25とは、同一の装置に設けられている必要はなく、別々の装置に設けられても良い。
図1に示すように、コンソール50は、バス(bus)を介して接続された画像再構成回路51、画像処理回路53、表示機器55、入力機器57、主記憶回路59、及びシステム制御回路61を有する。画像再構成回路51、画像処理回路53、表示機器55、入力機器57、主記憶回路59、及びシステム制御回路61間のデータ通信は、バスを介して行われる。
画像再構成回路51は、コンソール50からの生データに基づいて被検体Sに関するCT画像を再構成する。具体的には、画像再構成回路51は、前処理部511、投影データ記憶部513、及び再構成演算部515を有する。前処理部511は、コンソール50からの生データに前処理を施す。前処理としては、対数変換やX線強度補正、オフセット補正等の各種の補正処理を含む。前処理後の生データは、投影データと呼ばれている。投影データ記憶部513は、前処理部511により生成された投影データを記憶するHDDやSSD、集積回路記憶装置等の記憶装置である。再構成演算部515は、投影データに基づいて被検体Sに関するCT値の空間分布を表現するCT画像を発生する。画像再構成アルゴリズムとしては、FBP(filtered back projection)法やCBP(convolution back projection)法等の解析学的画像再構成法や、ML-EM(maximum likelihood expectation maximization)法やOS-EM(ordered subset expectation maximization)法等の統計学的画像再構成法等の既存の画像再構成アルゴリズムが用いられれば良い。
画像再構成回路51は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、画像再構成回路51は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されても良い。当該処理装置は、当該記憶装置に保存されたプログラムを読み出して実行することで前処理部511と再構成演算部515との機能を実現する。なお、当該記憶装置にプログラムを保存する代わりに、当該処理装置の回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該処理装置は、回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで前処理部511と再構成演算部515との機能を実現する。また、上記前処理部511として機能する専用のハードウェア回路と再構成演算部515として機能する専用のハードウェア回路とが画像再構成回路51に実装されても良い。
画像処理回路53は、画像再構成回路51により再構成されたCT画像に種々の画像処理を施す。例えば、画像処理回路53は、CT画像がボリュームデータの場合、当該CT画像にボリュームレンダリングや、サーフェスボリュームレンダリング、画素値投影処理、MPR(Multi-Planer Reconstruction)処理、CPR(Curved MPR)処理等の3次元画像処理を施して表示画像を発生する。画像処理回路53は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、画像処理回路53は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されても良い。
表示機器55は、2次元のCT画像や表示画像等の種々の情報を表示する。表示機器55としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
入力機器57は、ユーザからの各種指令や情報入力を受け付ける。入力機器57としては、キーボードやマウス、各種スイッチ等が利用可能である。なお入力機器57は、コンソール50に設けられても良いし、架台装置10に設けられても良い。患者および術者の安全を考えると、入力機器57はコンソール50に設けられた方が良い。
主記憶回路59は、種々の情報を記憶するHDDやSSD、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、主記憶回路59は、CD-ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であっても良い。例えば、主記憶回路59は、本実施形態に係るCT撮影に関する制御プログラム等を記憶する。
システム制御回路61は、ハードウェア資源として、上記の処理装置と記憶装置とを有する。システム制御回路61は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の中枢として機能する。具体的には、システム制御回路61は、主記憶回路59に記憶されている制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従ってX線コンピュータ断層撮影装置の各部を制御する。
画像再構成回路51、画像処理回路53及びシステム制御回路61は、コンソール50内の単一の基板に集約されても良いし、複数の基板に分散して実装されても良い。
以下、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の詳細について説明する。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、被検体Sの立位姿勢を保持するための被検体保持具29を固定する保持具用固定具27を有する。保持具用固定具27は、被検体保持具29を被検体Sに装着する段階(以下、装着段階と呼ぶ)において、被検体Sを安全に通過経路RT内に配置し且つ被検体保持具29に装着可能なように被検体保持具29を固定する。
図3は、装着段階における架台本体11と被検体保持具29との配置を示す図である。図3に示すように、装着段階において保持具用固定具27は、被検体保持具29の一部が開口15に含まれ且つ被検体保持具29が開口15の通過経路RTに配置されるように被検体保持具29を固定する。
図3に示すように、支柱13は、架台本体11を垂直方向Yに関して昇降可能に支持している。支柱13における架台本体11の機械的な可動範囲RMは、支柱13に設けられたストッパ等の機械的要素により上限PMUと下限PMLとの間に制限される。安全のため、スキャン時等において架台本体11の可動範囲は、機械的可動範囲RMよりも狭い通常可動範囲RSに電気的に制限される。通常可動範囲RSの上限PSUは、機械的可動範囲RMの上限PMUより低く、通常可動範囲RSの下限PSLは、機械的可動範囲RMの下限PMLより高く設定される。
図3に示すように、装着段階において支柱13は、架台本体11を通常可動範囲RSの上限PSUに配置する。例えば、支柱13等に設けられた装着段階への移行指示ボタンの押下を契機として駆動制御回路35は、支柱駆動装置31を制御して架台本体11を上限PSUに配置する。架台本体11が上限PSUに配置された状態において被検体保持具29が開口15を貫通し且つ通過経路RTに包含されるように被検体保持具29が保持具用固定具27に固定される。このように、被検体保持具29が配置されることにより被検体Sは安心して架台本体11の真下に立位し、被検体保持具29に装着されることができる。
保持具用固定具27は、被検体保持具29の長手方向に関する両端部を、架台本体11の垂直方向に関する上側(+Y方向)及び下側(-Y方向)において固定する。具体的には、被検体保持具29の長手方向に関する上端は上部固定具271により固定され、被検体保持具29の長手方向に関する下端は下部固定具273により固定される。これにより、被検体保持具29を安定させることができる。なお、安定されるのであれば、被検体保持具29は、上部固定具271又は下部固定具273の何れか一方により固定されれば良い。
なお、上記の説明においては、装着段階において架台本体11が通常可動範囲RSの上限PSUに配置されるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、架台本体11は、装着段階において、機械的可動範囲RMの上限PMUに配置されても良い。
以下、保持具用固定具27による被検体保持具29の固定の仕方ごとに、架台装置10の動作例を説明する。
(実施例1)
以下、上部固定具271に被検体保持具29が設けられ、下部固定具273で被検体保持具29を固定する場合の動作例について説明する。図4は、実施例1に係るX線コンピュータ断層撮影装置の動作例を示す図である。
入力機器57を介して操作者から被検体保持具29の降下指示が入力されると(ステップS11:YES)、システム制御回路61または架台制御回路25は、上部固定具271を制御して、被検体保持具29を降下させる(ステップS12)。被検体保持具29は、駆動機構(図示せず)を有する。被検体保持具29は、駆動機構の駆動により降下する。上記の通り、被検体保持具29は、駆動機構により巻き取り可能な構造を有する。この場合、上部固定具271は、被検体保持具29を開口15に出し入れする。すなわち、上部固定具271は、被検体保持具29を送り出すことにより被検体保持具29を開口15に挿通し、被検体保持具29を巻き取ることにより被検体保持具29を開口15から引き抜く。なお、駆動機構はなくても良い。その場合、被検体保持具29は、重力または手動により降下する。
ステップS12が行われると、術者は、被検体保持具29を下部固定具273により固定させる(ステップS13)。ステップS13において術者は、被検体保持具29を床に固定する。具体的には、下部固定具273は、フック状の器具を有し、当該フック状の器具により被検体保持具29を床に固定させる。下部固定具273による固定手段はこれに限定されない。例えば、下部固定具273は、磁石であっても良い。この場合、被検体保持具29の下端には、下部固定具273に設けられた磁石とは異なる磁極を有する磁石が設けられる。下部固定具273に設けられた磁石と被検体保持具29に設けられた磁石とが磁力により引き合うことで、被検体保持具29が床に固定させる。
ステップS13において保持具用固定具27により被検体保持具29が固定され、架台本体11が通常可動範囲の上限又は機械的可動範囲の上限に配置された場合、装着段階に移行する。装着段階においては、上記の通り、被検体保持具29が開口15を貫通し且つ通過経路RTに包含されるように被検体保持具29が保持具用固定具27に固定される。
ステップS13が行われると、術者は、付属固定具291で被検体保持具29に被検体Sを固定させる(ステップS14)。図5は、本実施形態における、被検体保持具29に備えられた付属固定具291により被検体保持具29に固定された被検体Sを示す図である。付属固定具291は、具体的には、例えば、ベルト等である。被検体保持具29および付属固定具291によって、X線CT撮影時の被検体の姿勢を固定する。なお保持具用固定具27は、被検体保持具29を垂直方向Yおよび水平方向X及びZに移動自在に支持しても良い。具体的には保持具用固定具27の上下左右動により、被検体保持具29に保持された被検体Sの通過経路RT内での位置が調整されても良い。これにより有効視野(Field_Of_View:FOV)に対する撮影部位の位置を調整可能である。
ステップS14が行われると、術者は任意のタイミングで入力機器57を介してX線CT撮影の開始指示を入力し、X線CT撮影が開始される(ステップS15)。ステップS15において、上から下へ架台本体11をスライドしてX線CT撮影が行われる。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、臥位撮影も可能である。例えば、支柱13により、開口15の中心軸R1が水平を向くように架台本体11を水平軸(チルト軸)R2回りにチルトする。これにより、臥位の被検体Sを架台本体11の開口15内に配置し、臥位撮影が可能である。なお本実施形態において、チルト機能は必須構成ではない。
上記のとおり、実施例1に係るX線コンピュータ断層撮影装置によれば、上部固定具271から被検体保持具29を降下させることができる。降下された被検体保持具29を下部固定具273に固定することができる。固定された被検体保持具29に固定具291により被検体を保持して、立位状態の被検体Sに対してX線CT撮影を行うことができる。被検体保持具29が上部固定具271に収納されるので、被検体保持具29が術者および患者の邪魔になることはない。被検体保持具29が開口15の内部を通るため、患者の不要な体動を除去することができ、安全と安心が確保できる。かくして、実施例1によれば、立位状態の被検体Sを所定位置に保持して撮影することを可能とするX線コンピュータ断層撮影装置を提供することができる。
(実施例2)
以下、下部固定具273に被検体保持具29が設けられ、上部固定具271で被検体保持具29を固定する場合の動作例について説明する。図6は、実施例2に係るX線コンピュータ断層撮影装置の動作例を示す図である。
入力機器57を介して操作者から被検体保持具の上昇指示が入力されると(ステップS21:Yes)、システム制御回路61は、下部固定具273を制御して被検体保持具29を上昇させる(ステップS22)。被検体保持具29は、駆動機構(図示せず)を有する。被検体保持具29は、当該駆動機構の駆動により上昇する。なお、駆動機構はなくても良い。その場合、被検体保持具29は、手動により上昇する。
ステップS22が行われると、術者は、被検体保持具29を上部固定具271により固定させる(ステップS23)。具体的には、上部固定具271は、フック状の器具を有し、当該フック状の器具により被検体保持具29が梁14又は天井に固定させる。上部固定具271による固定手段はこれに限定されない。例えば、上部固定具271は、磁石であっても良い。この場合、被検体保持具29の上端には、上部固定具271に設けられた磁石とは異なる磁極を有する磁石が設けられる。上部固定具271に設けられた磁石と被検体保持具29に設けられた磁石とが磁力により引き合うことで、被検体保持具29を梁14又は天井に固定させる。
ステップS23において保持具用固定具27により被検体保持具29が固定され、架台本体11が通常可動範囲の上限又は機械的可動範囲の上限に配置された場合、装着段階に移行する。装着段階においては、上記の通り、被検体保持具29が開口15を貫通し且つ通過経路RTに包含されるように被検体保持具29が保持具用固定具27に固定される。
ステップS23が行われると、術者は、付属固定具で被検体保持具29に被検体Sを固定させる(ステップS24)。
ステップS24が行われると、術者は任意のタイミングで入力機器57を介してX線CT撮影の開始指示を入力し、X線CT撮影が開始される(ステップS25)。ステップS25において、下から上へ架台本体11をスライドしてX線CT撮影が行われる。
上記のとおり、実施例2に係るX線コンピュータ断層撮影装置によれば、下部固定具273から被検体保持具29を上昇させることができる。上昇された被検体保持具29を上部固定具271に固定することができる。固定された被検体保持具29に固定具291により被検体Sを保持して、立位状態の被検体Sに対してX線CT撮影を行うことができる。被検体保持具29が下部固定具273に収納されるので、被検体保持具29が術者および患者の邪魔になることはない。かくして、実施例2によれば、立位状態の被検体Sを所定位置に保持して撮影することを可能とするX線コンピュータ断層撮影装置を提供することができる。
(実施例3)
図7は、実施例3に係る架台装置の外観を示す図である。実施例3に係るX線CT装置は、下部固定具273のみで被検体保持具29を固定する。下部固定具273は、例えば、被検体保持具29を所定位置に立位させるよう床に設けられた凹部である。または下部固定具273は、被検体保持具29の載置位置を決定するための印でも良い。被検体保持具29は、例えば、はしご又は椅子である。
以下、下部固定具273により被検体保持具29を固定する場合の動作例について説明する。図8は、実施例3に係るX線コンピュータ断層撮影装置の動作例を示す図である。
術者は、被検体保持具29を下部固定具273により固定させる(ステップS31)。ステップS31において術者は下部固定具273、具体的には凹状器具に被検体保持具29を差し込むことにより固定させる。
ステップS31において保持具用固定具27により被検体保持具29が固定され、架台本体11が通常可動範囲の上限又は機械的可動範囲の上限に配置された場合、装着段階に移行する。装着段階においては、上記の通り、被検体保持具29が開口15を貫通し且つ通過経路RTに包含されるように被検体保持具29が保持具用固定具27に固定される。
ステップS31が行われると、術者は、付属固定具で被検体保持具29に被検体Sを固定させる(ステップS32)。
ステップS32が行われると、術者は任意のタイミングで入力機器57を介してX線CT撮影の開始指示を入力し、X線CT撮影が開始される(ステップS33)。
上記のとおり、実施例3に係るX線コンピュータ断層撮影装置によれば、被検体保持具29を下部固定具273に固定し、固定された被検体保持具29に対して、被検体Sを付属固定具により固定することにより、立位状態の被検体Sに対してX線CT撮影を行うことができる。かくして、実施例3によれば、立位状態の被検体Sを所定位置に保持して撮影することを可能とするX線コンピュータ断層撮影装置を提供することができる。
(変形例)
被検体保持具29は、上記の構造のみに限定されない。被検体保持具29は、1本又は複数本の柱状体であっても良い。
図9は、2本の柱状体293からなる被検体保持具29の一例を示す図である。図10は、図9の被検体保持具293を被検体Sと共に示す図である。図9及び図10に示すように、2本の柱状体293は、保持具用固定具27により固定される。具体的には、2本の柱状体293の上端部は上部固定具271により固定され、2本の柱状体293の下端部は下部固定具273により固定される。2本の柱状体293の配置は通過経路RT内において如何なる位置に配置されても良い。例えば、図9及び図10に示すように、2本の柱状体293は、被検体Sの両脇に位置するように上部固定具271と下部固定具273とにより固定される。
図10に示すように、被検体Sを2本の柱状体293に対してより強固に固定するため、2本の柱状体293にはバンド等の付属固定具294が着脱可能に取り付けられても良い。当該付属固定具294により被検体Sを2本の柱状体293に固定することが可能である。
図11は、1本の柱状体295からなる被検体保持具29の一例を示す図である。図12は、図11の被検体保持具295を被検体Sと共に示す図である。図11及び図12に示すように、1本の柱状体295は、保持具用固定具27により固定される。具体的には、1本の柱状体295の上端部は上部固定具271により固定され、1本の柱状体295の下端部は下部固定具273により固定される。1本の柱状体295の配置は通過経路RT内において如何なる位置に配置されても良い。例えば、図11及び図12に示すように、1本の柱状体295は、被検体Sの背中に接触可能な位置に配置されるように上部固定具271と下部固定具273とにより固定される。被検体Sが背中から1本の柱状体295に寄りかかることにより、1本の柱状体295は、被検体Sの立位状態を保持することができる。また、柱状体295が被検体Sの背中の中央部の窪みに位置するように被検体Sが柱状体295に寄りかかることができるので、柱状体295は、2本の柱状体293に比して、より被検体Sを保持し易い。
図12に示すように、被検体Sを1本の柱状体295に対してより強固に固定するため、1本の柱状体295にはバンド等の付属固定具296が着脱可能に取り付けられても良い。当該付属固定具296により被検体Sを1本の柱状体295に固定することが可能である。
(総括)
上記の説明の通り、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台本体11、及び保持具用固定具27を有する。架台本体11は、撮影空間を形成する開口15を有し、開口15を挟んで対向して配置されたX線管17とX線検出器19とを有する。保持具用固定具27は、開口15の中心軸が鉛直を向くように架台本体11が配置されている場合において、開口15の通過経路に被検体を保持するための被検体保持具29を、通過経路RTに配置されるように固定する。
上記の構成により、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、上部固定具271から被検体保持具29を降下させることができる。降下された被検体保持具29を下部固定具273に固定することができる。また、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置によれば、下部固定具273から被検体保持具29を上昇させることができる。上昇された被検体保持具29を上部固定具271に固定することができる。さらに、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置によれば、被検体保持具29を下部固定具273に固定することができる。以上の各種手法により固定された被検体保持具29に附属固定具291により被検体を保持して、立位状態の被検体に対してX線CT撮影を行うことができる。また、被検体保持具29が開口15の内部を通るため、患者の不要な体動を除去することができ、安全と安心を確保できる。さらに被検体保持具29の固定に手間がかからない。床に大きな工事を施す必要がないので、設置の工数が削減できる。かくして、本実施形態によれば、立位状態の被検体を所定位置に保持して撮影することを可能とするX線コンピュータ断層撮影装置を提供することができる。
なお、上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、専用又は汎用のprocessor, circuit (circuitry), processing circuit (circuitry), operation circuit (circuitry), arithmetic circuit(circuitry)或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit : ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラム論理デバイス(Simple Programmable Logic Device : SPLD))、復号プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device : CPLD))、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array : FPGA))等を意味する。また、本実施形態の各構成要素(各処理部)は、単一のプロセッサに限らず、複数のプロセッサによって実現するようにしてもよい。さらに、複数の構成要素(複数の処理部)を、単一のプロセッサによって実現するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…架台装置、11…架台本体、13…支柱、14…梁、15…開口、17…X線管、19…X線検出器、21…回転フレーム、23…回転駆動装置、25…架台制御回路、27…保持具用固定具27、29…被検体保持具、31…支柱駆動装置、33…チルト駆動装置、35…駆動制御回路、39…高電圧発生器、41…データ収集回路、50…コンソール、51…画像再構成回路、53…画像処理回路、55…表示機器、57…入力機器、59…主記憶回路、61…システム制御回路。

Claims (11)

  1. 撮影空間を形成する開口を有し、X線管とX線検出器とを有する架台本体と、
    前記開口の中心軸が床面に対して垂直方向に向いた状態の前記架台本体を前記垂直方向に移動可能に支持する一対の支柱を有する支柱部と、
    立位の被検体を保持する被検体保持具と、を具備し、
    前記被検体保持具は、柱形状又は梯子形状を有し、前記一対の支柱を架橋する梁部に接続される上部と、床面のうちの前記開口の通過経路の直下に位置する凹部に着脱可能に接続される下部とを有し、
    前記被検体保持具は、前記架台本体の前記開口を通した状態において、前記上部が前記梁部に、且つ前記下部が前記凹部に接続される、
    X線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 撮影空間を形成する開口を有し、X線管とX線検出器とを有する架台本体と、
    前記開口の中心軸が床面に対して垂直方向に向いた状態の前記架台本体を前記垂直方向に移動可能に支持する支柱部と、
    被検体保持具を被検体に装着する段階において、前記被検体保持具の一部が前記開口に含まれ且つ前記被検体保持具が前記開口の通過経路に配置されるように前記被検体保持具を固定する固定部と、を具備し、
    前記固定部は、前記被検体保持具を前記開口に出し入れ可能に支持し、
    前記被検体保持具は、前記固定部により巻き取り可能な構造を有し、
    前記固定部は、前記被検体保持具を送り出すことにより前記被検体保持具を前記開口に挿通し、前記被検体保持具を巻き取ることにより前記被検体保持具を前記開口から引き抜く、
    線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 撮影空間を形成する開口を有し、X線管とX線検出器とを有する架台本体と、
    前記開口の中心軸が床面に対して垂直方向に向いた状態の前記架台本体を前記垂直方向に移動可能に支持する支柱部と、
    被検体保持具を被検体に装着する段階において、前記被検体保持具の一部が前記開口に含まれ且つ前記被検体保持具が前記開口の通過経路に配置されるように前記被検体保持具を固定する固定部と、を具備し、
    前記固定部は、前記被検体保持具を前記開口に出し入れ可能に支持し、
    前記被検体保持具は、互いに連結された、入れ子構造を有する複数のはしご部を有し、
    前記固定部は、前記複数のはしご部を展開することにより前記被検体保持具を前記開口に挿通し、前記複数のはしご部を折り畳むことにより前記被検体保持具を前記開口から引き抜く、
    線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 撮影空間を形成する開口を有し、X線管とX線検出器とを有する架台本体と、
    前記開口の中心軸が床面に対して垂直方向に向いた状態の前記架台本体を前記垂直方向に移動可能に支持する支柱部と、
    被検体保持具を被検体に装着する段階において、前記被検体保持具の一部が前記開口に含まれ且つ前記被検体保持具が前記開口の通過経路に配置されるように前記被検体保持具を固定する固定部と、を具備し、
    前記固定部は、前記被検体保持具を前記垂直方向および水平方向に関して移動自在に支持する、
    線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記支柱部は、前記段階において前記架台本体をスキャン時の可動範囲又は機械的可動可能範囲の上端に配置し、
    前記固定部は、前記架台本体が前記上端に配置された場合において、前記被検体保持具が前記開口を貫通し且つ前記通過経路に包含されるように前記被検体保持具を固定する、
    請求項2乃至4の何れか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記固定部は、前記床面のうちの前記通過経路の交差位置に設けられ、前記被検体保持具の下端部を固定する、請求項2乃至4の何れか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記被検体保持具は、前記通過経路に配置された前記被検体の立位姿勢を保持する、請求項2乃至4の何れか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記被検体保持具は、前記固定部により前記床面に固定される一本又は複数本の柱である、請求項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記固定部は、前記床面の前記通過経路との交差位置で前記被検体保持具を立位させるために前記交差位置に設けられた凹部を有する、請求項2乃至4の何れか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記被検体保持具は、非金属により形成される、請求項1乃至4の何れか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記支柱部は、前記架台本体を水平軸回りに回転自在に支持する、請求項1乃至4の何れか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
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