JP7082990B2 - 請求書比較装置および方法 - Google Patents

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Description

背景
電力会社などの公益企業によって供給されるエネルギーについて課される金額は、さまざまな要因に基づいて変化する。たとえば、消費エネルギーの量は、請求周期ごとに変わり得る。これらの変動は、エネルギー消費者の消費パターンの変化、各請求周期における日数の変化、および、各請求周期における消費エネルギーの総量に直接寄与するような他の要因によって生じ得る。ただし、これらの要因の各々は請求周期における消費エネルギーの総量の変化をもたらすため、各要因に起因し得る金額を請求書一覧に容易に項目別に示すことができる。しかしながら、個々の請求周期においてエネルギーについて課される金額の変化は、消費エネルギーの量に影響を与えない他の要因に起因する場合もある。これらの他の要因を考慮せずに、消費エネルギーの量のみに基づいて、請求周期間での請求金額の変化に寄与する要因を項目別に示そうとすることは、その請求金額の変化の理由を正確に識別していないデータセットを作り出す。このため、これらの他の要因を考慮しない従来のシステムは、個々の請求周期においてエネルギーについて支払われる金額の変化の原因を正確に特定するデータ構造の生成を制御することができない。従来のシステムはまた、請求周期間でのエネルギーについて支払うべき金額の変化に寄与した、ユーザによって消費されたエネルギーの量とは無関係な理由を正確に識別するように、エネルギー消費者のネットワークへの個別情報の配信を制御することができない。
概要
一実施形態では、コンピュータシステムの少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なコンピュータ実行可能命令を格納する、非一時的コンピュータ読取可能媒体が提供される。コンピュータ実行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピュータシステムに複数のステップを行なわせ、複数のステップは、(i)現在の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な現在の請求データ、および(ii)前の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な前の請求データを、インボイスデータベースから受信するステップと、現在の請求データと前の請求データとで異なる値を有する変数を識別するステップとを含み、変数は、(i)エネルギーについて課される季節的料金、(ii)エネルギーについて課される非季節的料金、または(iii)エネルギーについての課金を定義する料金プランを備え、複数のステップはさらに、現在の請求データにおける変数の値を前の請求データにおける変数の値で修正し、前の請求データにおける変数の値に基づいて現在の請求周期についての仮説的エネルギーコストを判定するステップと、現在の請求周期についてのエネルギーの総コストと仮説的エネルギーコストとの間のコスト差を判定するステップと、エネルギーユーザのための個別化されたデータ構造を生成するステップとを含み、データ構造は、コスト差に対する変数の修正された値の個々の寄与を含み、複数のステップはさらに、遠隔に位置するコンピュータ端末に、通信ネットワークを経たデータ構造へのアクセスを与え、遠隔に位置するコンピュータが個々の寄与の項目別表示を生成することを可能にするステップを含む。
非一時的コンピュータ読取可能媒体の別の実施形態によれば、変数は、データ構造に関連付けられたエネルギーユーザによって使用されたエネルギーの量とは独立している。
非一時的コンピュータ読取可能媒体の別の実施形態によれば、コンピュータ実行可能命令の実行はさらに、コンピュータシステムに、(i)現在の請求周期において有効であるすべての季節と前の請求周期において有効であったすべての季節とを比較し、(ii)現在の請求周期において有効である季節のすべてが前の請求周期において有効であった季節のすべてとは一致しないと判定することによって、エネルギーについて課される季節的料金を変数として識別するステップと、季節的料金を変数として識別するステップに応答して、コスト差の少なくとも一部を季節的料金の変更に帰するようにデータ構造を修正するステップとを行なわせる。
非一時的コンピュータ読取可能媒体の別の実施形態によれば、コンピュータ実行可能命令の実行はさらに、コンピュータシステムに、(i)現在の請求周期において有効であるすべての季節が前の請求周期において有効であったすべての季節と一致すると判定し、(ii)現在の請求周期についての現在のエネルギー料金の開始日が前の請求周期の終了日よりも遅いと判定することによって、エネルギーについて課される非季節的料金を変数として識別するステップと、非季節的料金を変数として識別するステップに応答して、コスト差の少なくとも一部を非季節的料金の変更に帰するようにデータ構造を修正するステップとを行なわせる。
非一時的コンピュータ読取可能媒体の別の実施形態によれば、コンピュータ実行可能命令の実行はさらに、コンピュータシステムに、(i)現在の請求周期において有効であるすべての料金プランと前の請求周期において有効であったすべての料金プランとを比較し、(ii)現在の請求周期において有効である料金プランのすべてが前の請求周期において有効であった料金プランのすべてとは一致しないと判定することによって、エネルギーについての課金を定義する料金プランを変数として識別するステップと、コスト差の少なくとも一部を料金プランの変更に帰するようにデータ構造を修正するステップとを行なわせる。
非一時的コンピュータ読取可能媒体の別の実施形態によれば、コンピュータ実行可能命令の実行はさらに、コンピュータシステムに、前の請求周期が現在の請求周期よりも日数が少ないと判定し、現在の月次請求周期における日数に関して前の請求周期についてのエネルギー使用量を外挿し、外挿されたエネルギー使用量に基づいて仮説的エネルギーコストを予測することによって、現在の請求周期についての仮説的エネルギーコストを判定するステップを行なわせる。
非一時的コンピュータ読取可能媒体の別の実施形態によれば、コンピュータ実行可能命令の実行はさらに、コンピュータシステムに、現在の請求周期が前の請求周期よりも日数が少ないと判定し、現在の請求周期における日数を上回る、前の請求周期における選択された日数を考慮から除外することにより、前の請求周期のエネルギー使用量を切り捨て、前の請求周期の切り捨てられたエネルギー使用量に基づいて仮説的エネルギーコストを予測することによって、現在の請求周期についての仮説的エネルギーコストを判定するステップを行なわせる。
別の実施形態によれば、コンピューティングシステムが開示され、少なくとも1つのメモリに接続された少なくとも1つのプロセッサと、非一時的コンピュータ読取可能媒体上に格納され、命令を含む、エネルギー比較モジュールとを備え、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピューティングシステムに複数のステップを行なわせ、複数のステップは、(i)現在の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な現在の請求データ、および(ii)前の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な前の請求データを、インボイスデータベースから受信するステップと、現在の請求データと前の請求データとで異なる値を有する変数を識別するステップとを含み、変数は、(i)エネルギーについて課される季節的料金、(ii)エネルギーについて課される非季節的料金、または(iii)エネルギーについての課金を定義する料金プランを備え、複数のステップはさらに、現在の請求データにおける変数の値を前の請求データにおける変数の値で修正し、前の請求データにおける変数の値に基づいて現在の請求周期についての仮説的エネルギーコストを判定するステップと、現在の請求周期についてのエネルギーの総コストと仮説的エネルギーコストとの間のコスト差を判定するステップと、エネルギーユーザのための個別化されたデータ構造を生成するステップとを含み、データ構造は、コスト差に対する変数の修正された値の個々の寄与を含み、複数のステップはさらに、遠隔に位置するコンピュータ端末に、通信ネットワークを経たデータ構造へのアクセスを与え、遠隔に位置するコンピュータが個々の寄与の項目別表示を生成することを可能にするステップを含む。
コンピューティングシステムの別の実施形態によれば、変数は、データ構造に関連付けられたエネルギーユーザによって使用されたエネルギーの量とは独立している。
コンピューティングシステムの別の実施形態によれば、エネルギー比較モジュールはさらに、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピューティングシステムに、(i)現在の請求周期において有効であるすべての季節と前の請求周期において有効であったすべての季節とを比較し、(ii)現在の請求周期において有効である季節のすべてが前の請求周期において有効であった季節のすべてとは一致しないと判定することによって、エネルギーについて課される季節的料金を変数として識別するステップと、季節的料金を変数として識別するステップに応答して、コスト差の少なくとも一部を季節的料金の変更に帰するようにデータ構造を修正するステップとを行なわせる命令を含む。
コンピューティングシステムの別の実施形態によれば、エネルギー比較モジュールはさらに、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピューティングシステムに、(i)現在の請求周期において有効であるすべての季節が前の請求周期において有効であったすべての季節と一致すると判定し、(ii)現在の請求周期についての現在のエネルギー料金の開始日が前の請求周期の終了日よりも遅いと判定することによって、エネルギーについて課される非季節的料金を変数として識別するステップと、非季節的料金を変数として識別するステップに応答して、コスト差の少なくとも一部を非季節的料金の変更に帰するようにデータ構造を修正するステップとを行なわせる命令を含む。
コンピューティングシステムの別の実施形態によれば、エネルギー比較モジュールはさらに、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピューティングシステムに、(i)現在の請求周期において有効であるすべての料金プランと前の請求周期において有効であったすべての料金プランとを比較し、(ii)現在の請求周期において有効である料金プランのすべてが前の請求周期において有効であった料金プランのすべてとは一致しないと判定することによって、エネルギーについての課金を定義する料金プランを変数として識別するステップと、コスト差の少なくとも一部を料金プランの変更に帰するようにデータ構造を修正するステップとを行なわせる命令を含む。
コンピューティングシステムの別の実施形態によれば、エネルギー比較モジュールはさらに、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピューティングシステムに、前の請求周期が現在の請求周期よりも日数が少ないと判定し、現在の月次請求周期における日数に関して前の請求周期についてのエネルギー使用量を外挿し、外挿されたエネルギー使用量に基づいて仮説的エネルギーコストを予測することを行なわせる命令を含む。
コンピューティングシステムの別の実施形態によれば、エネルギー比較モジュールはさらに、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピューティングシステムに、現在の請求周期が前の請求周期よりも日数が少ないと判定し、現在の請求周期における日数を上回る、前の請求周期における選択された日数を考慮から除外することにより、前の請求周期のエネルギー使用量を切り捨て、前の請求周期の切り捨てられたエネルギー使用量に基づいて仮説的エネルギーコストを予測することを行なわせる命令を含む。
別の実施形態によれば、コンピュータにより実現される方法が、コンピューティングデバイスによって行なわれるとして開示され、コンピューティングデバイスは、メモリからの命令を実行するための少なくとも1つのプロセッサを含む。方法は、(i)現在の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な現在の請求データ、および(ii)前の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な前の請求データを、少なくとも1つのプロセッサがインボイスデータベースから受信するステップと、少なくとも1つのプロセッサが、現在の請求データと前の請求データとで異なる値を有する変数を識別するステップとを備え、変数は、(i)エネルギーについて課される季節的料金、(ii)エネルギーについて課される非季節的料金、または(iii)エネルギーについての課金を定義する料金プランを備え、方法はさらに、少なくとも1つのプロセッサが、現在の請求データにおける変数の値を前の請求データにおける変数の値で修正し、前の請求データにおける変数の値に基づいて現在の請求周期についての仮説的エネルギーコストを判定するステップと、少なくとも1つのプロセッサが、現在の請求周期についてのエネルギーの総コストと仮説的エネルギーコストとの間のコスト差を判定するステップと、少なくとも1つのプロセッサが、エネルギーユーザのための個別化されたデータ構造を生成するステップとを備え、データ構造は、コスト差に対する変数の修正された値の個々の寄与を含み、方法はさらに、少なくとも1つのプロセッサが、遠隔に位置するコンピュータ端末に、通信ネットワークを経たデータ構造へのアクセスを与え、遠隔に位置するコンピュータが個々の寄与の項目別表示を生成することを可能にするステップを備える。
方法の別の実施形態によれば、(i)現在の請求周期において有効であるすべての季節と前の請求周期において有効であったすべての季節とを比較し、(ii)現在の請求周期において有効である季節のすべてが前の請求周期において有効であった季節のすべてとは一致しないと判定することによって、エネルギーについて課される季節的料金が変数として識別され、エネルギーについて課される季節的料金を変数として識別することに応答して、コスト差の少なくとも一部を季節的料金の変更に帰するようにデータ構造が修正される。
方法の別の実施形態によれば、(i)現在の請求周期において有効であるすべての季節が前の請求周期において有効であったすべての季節と一致すると判定し、(ii)現在の請求周期についての現在のエネルギー料金の開始日が前の請求周期の終了日よりも遅いと判定することによって、エネルギーについて課される非季節的料金が変数として識別され、非季節的料金を変数として識別することに応答して、コスト差の少なくとも一部を非季節的料金の変更に帰するようにデータ構造が修正される。
方法の別の実施形態によれば、(i)現在の請求周期において有効であるすべての料金プランと前の請求周期において有効であったすべての料金プランとを比較し、(ii)現在の請求周期において有効である料金プランのすべてが前の請求周期において有効であった料金プランのすべてとは一致しないと判定することによって、エネルギーについての課金を定義する料金プランが変数として識別され、料金プランを変数として識別することに応答して、コスト差の少なくとも一部を料金プランの変更に帰するようにデータ構造が修正される。
方法の別の実施形態によれば、現在の請求周期についての仮説的エネルギーコストを判定するステップは、前の請求周期が現在の請求周期よりも日数が少ないと判定することと、現在の月次請求周期における日数に関して前の請求周期についてのエネルギー使用量を外挿することと、外挿されたエネルギー使用量に基づいて仮説的エネルギーコストを予測することとを備える。
方法の別の実施形態によれば、現在の請求周期についての仮説的エネルギーコストを判定するステップは、現在の請求周期が前の請求周期よりも日数が少ないと判定することと、現在の請求周期における日数を上回る、前の請求周期における選択された日数を考慮から除外することにより、前の請求周期のエネルギー使用量を切り捨てることと、前の請求周期の切り捨てられたエネルギー使用量に基づいて仮説的エネルギーコストを予測することとを備える。
図面の簡単な説明
明細書において援用され、その一部を構成する添付図面は、この開示のさまざまなシステム、方法、および他の実施形態を例示する。図面における図示された要素境界(たとえば、ボックス、ボックスのグループ、または他の形状)は境界の一実施形態を表わすということが理解されるであろう。いくつかの実施形態では、1つの要素が複数の要素として実現されてもよく、または、複数の要素が1つの要素として実現されてもよい。いくつかの実施形態では、別の要素の内部構成要素として示された要素が外部構成要素として実現されてもよく、逆もまた同様である。さらに、要素は縮尺通りに図示されていない場合がある。
個々の請求周期における請求金額の変化を複数の要因に割当てるためのシステムの例示的な一実施形態を提供する図である。 個々の請求周期における請求金額の変化を複数の要因に割当てるためのプロセスの一実施形態を示すフロー図である。 現在の請求周期における現在のエネルギー使用量を前の請求周期にモデル化するためのフロー図である。 前の請求周期に対し、季節的料金変更または非季節的料金変更が現在の請求周期において生じたかどうかを判定するためのフロー図である。 現在の請求周期の料金プランが前の請求周期の料金プランとは異なっているかどうかを判定するためのフロー図である。 季節的および/または非季節的料金変更のみに起因する(料金プランは各請求周期について同じである)現在の請求周期と前の請求周期との間のエネルギーコスト差を判定するためのフロー図である。 料金プランの変更のみに起因する(請求周期間で季節的および非季節的料金変更はなかった)現在の請求周期と前の請求周期との間のエネルギーコスト差を判定するためのフロー図である。 料金プランの変更と季節的または非季節的変更とに起因する、現在の請求周期と前の請求周期との間のエネルギーコスト差を判定するためのフロー図である。 ネットワークを経て送信されてエネルギーユーザに表示された、個々の請求周期間での総エネルギーコストの変化に対する各要因の個々の寄与の項目別内訳を有するインボイスの例示的な一実施形態を示す図である。 個々の請求周期間での総エネルギーコストの変化に寄与する要因の項目別内訳を生成するように構成され得るコンピュータを図形で示すブロック図である。
詳細な説明
以下に述べる詳細な説明は、対象技術のさまざまな構成の説明として意図されており、対象技術が実践され得る唯一の構成を表わすよう意図されてはいない。添付図面はここに援用され、詳細な説明の一部を構成する。詳細な説明は、対象技術のより完全な理解を提供するために特定の詳細を含む。しかしながら、対象技術がここに述べる特定の詳細に限定されないこと、および、これらの詳細がなくても実践され得ることが明確かつ明白であろう。場合によっては、対象技術の概念を不明瞭にしないために、構造および構成要素はブロック図の形で示される。
この開示によって提示されるシステムおよび方法は新規であり、それらの用途、ならびに、そこに採用されて含まれる構成要素、システム、方法およびアルゴリズムの多くも同様であるということが理解されるであろう。ここに説明される発明本体の局面は、プロセス、装置、システム、デバイス、方法、コンピュータ読取可能媒体、計算アルゴリズム、組込み型または分散型ソフトウェアとして、および/またはそれらの組合せとして実現されることを含む、さまざまなやり方で実現され得るということが理解されるはずである。
本技術の局面は、現在の請求周期と前の請求周期との間の総エネルギーコストの変化を、エネルギーについて課される料金に関係する特定の要因に帰することに関連付けられた前述の問題の少なくとも一部に対処する。エネルギーについて課される料金に関係する特定の要因は、請求周期において個々のエネルギーユーザによって消費されたエネルギーの量とは無関係である場合がある。いくつかの実施形態によれば、エネルギーのコスト、エネルギーがエネルギーユーザに販売される際の料金プラン、または、エネルギーのコストと料金プランとの双方が、請求周期によって異なるかどうかが判定される。エネルギーのコストは、請求周期のうちの1つにおいて、または請求周期間において季節境界を越えるなどといった季節的変更の結果、変わり得る。このため、請求周期において、1つ以上の異なる季節的料金が有効であるかもしれない。エネルギーのコストはまた、公益企業によって一方的に実施される料金の値上げおよび/または値下げなどといった非季節的変更の結果、変わり得る。エネルギーコストはまた、季節的変更と非季節的変更との組合せの結果、変わり得る。比較される請求周期間でエネルギーのコストが異なる場合、現在の請求周期において使用されたエネルギーの仮説的総コストが判定される(エネルギーの仮説的総コストが前の請求周期において使用された場合)。これは、料金プランを変更することなく、現在の請求周期の使用パターンと現在の請求周期において有効である料金とを前の請求周期の日数に適用することによって遂行され得る。現在の請求周期の総エネルギーコストとエネルギーの仮説的総エネルギーコストとの差が、エネルギー価格の変更のみに起因する総コストの変化部分の表示を提供する(エネルギーの仮説的総コストが前の請求周期において使用された場合)。
同様に、エネルギーユーザは、比較される請求周期のうちの1つにおいて、または比較される請求周期間の時点で、料金プランの変更を選択してもよい。これが生じた場合、現在の請求周期の日数についての、現在の請求周期のエネルギー使用パターンの仮説的コストが、前の請求周期について有効であった料金プランに基づいて判定される。(i)現在の請求周期の総エネルギーコストと、(ii)前の請求周期について有効であった料金プランに基づいて判定された現在の請求周期のエネルギー使用パターンの仮説的コストとの差が判定される。この差は、料金プランの変更のみに起因する請求周期間での総エネルギーコストの変化部分の表示を提供する。従って、本システムおよび方法の実施形態は、個々の請求周期においてエネルギーについて支払うべき金額の変化を、請求周期ごとの使用エネルギーの量および請求料金のみに関係する要因に従って内訳が示された請求書からは明らかではないかもしれない要因に帰することができる。これらの要因は、1つの請求周期全体に満たない一部に当てはまる場合があり、または、請求周期間の時点で変わる場合がある。これらの要因のうちの1つ以上がいつ変わるかにかかわらず、その1つ以上の要因は、エネルギーについて支払うべき金額に、比較される請求周期ごとに異なるように影響を与える場合がある。
従来のシステムに関連付けられた欠点のうちの少なくともいくつかを克服するために、(i)エネルギー価格の変更と(ii)比較される請求周期の料金プランの変更とに起因した総エネルギーコストの変化部分が、エネルギーユーザに送信された報告書において項目別に示される。エネルギーユーザ側の誤解や公益企業に寄せられる苦情の数を減らすために、公共料金請求書におけるエネルギーの総コストに関する特定性の度合の追加が期待される。そのような改良は、エネルギーユーザによって消費されたエネルギーの量とは無関係かもしれない、または他の態様でエネルギーユーザが制御できない、請求周期間でのエネルギーコスト変化に影響を与えた1つ以上の要因を、エネルギーコスト報告書において行項目として項目別に識別することによって達成される。そのような要因は、請求周期における消費エネルギーの量のみに基づいたエネルギーコストの内訳では、エネルギーユーザには見えないかもしれない。また、エネルギー価格の変更または料金プランの変更に起因する金額を項目別に示すことは、エネルギーユーザへの伝達の効率を向上させる。これにより、エネルギーユーザは、将来の請求周期において支払うべき金額を制限するために改良され得る、自分の制御下にある要因を容易に認識できるようになる。このため、エネルギーについて支払う金額の変化に寄与した、項目別に示された要因は、住居内のデバイスの動作の変化を引き起こすことができる。たとえば、エネルギーユーザに送信された要因の正確な項目別表示に基づいて、システムまたは機器(たとえば、暖房換気空調(heating, ventilation, air conditioning:HVAC)システム、調理機器、および、エネルギーを大量に必要とする他のデバイス)の動作を制御することができる。エネルギーユーザはこのため、自分のエネルギー消費挙動に基づいて、さまざまな請求周期に関連付けられたエネルギーコストを正確に予測することができる。
図面を参照して、図1は、個々の請求周期においてエネルギーユーザに請求されたエネルギーの総コストの変化に寄与する要因を項目別に示すためのシステム100の例示的な一実施形態を示す。簡潔にするために、本システム100は、ある月次請求周期についての電気料金請求書における、直前の月次請求周期に対する総エネルギーコスト増加部分を、異なる要因に割当てるために、詳細に説明されるであろう。これらの要因は、季節的または非季節的変更を含む、エネルギーについて公益企業によって課される電気料金の変更、もしくは、エネルギーユーザによる異なる料金プランの採用を、何ら限定されることなく含む。しかしながら、本システム100は、電気、天然ガス、または水を何ら限定されることなく含む、任意のタイプのエネルギー、もしくは公益企業が供給する他の製品またはサービスのコストの変化を割当てるために使用されてもよいということが理解される。この割当てはまた、月ごと、四半期ごと、1年ごと、季節ごと、または任意の他の請求周期を何ら限定されることなく含む、任意の所望の期間の周期について行なわれ得る。
図示されるように、システム100はクローンモジュール105を含み、それは、図9のコンピューティングデバイス900などのコンピュータの一部として実現され得る。クローンモジュール105は、オプションでコンピュータネットワークを介してコンピューティングデバイス900によってアクセス可能なインボイスデータベース120から現在の請求データ110を受信し、当月についての現在の請求データ110のクローン125を生成するように構成される。クローン125は、現在の請求データ110と一致する情報を含むデータ構造である。クローンモジュール105の代替的な実施形態は、先月についての前の請求データ115のクローンを生成するように構成され得る。しかしながら、例示の目的のために、クローンモジュール105は、現在の月次インボイスについての現在の請求データ110のクローン125を作成するとして説明される。クローン125の実施形態は、ある請求周期(たとえば現在の請求周期)からの請求データが、別の請求周期(たとえば前の請求周期)について有効であった条件下で再分析されたものを含むように修正され得る。このため、1つ以上の実施形態のクローン125は、2つ以上の個々の請求周期についての、一貫した同一条件での請求データの比較を容易にするように生成され得る。
クローン125は、インボイスデータベース120から取得された現在の請求データ110を含むであろう。このデータは、現在の月次請求周期の開始日および終了日、現在の月次請求周期についての総電力使用量、現在の月次請求周期に含まれる各季節、ならびに、現在の月次請求周期において有効である各料金プランを含むものの、それらに限定されない。現在の月次請求周期についての総電力使用量は、居住用住居(たとえばエネルギーユーザの自宅)などの消費場所または別の測定場所に設置された電気メータまたは他の好適なセンサによる読取りの結果、データベース120に格納されるために取得され得る。電気メータまたは他のセンサは、消費場所で消費されたエネルギーを定量化することができ、そのような電気メータまたは他のセンサからのデータは、オプションで通信ネットワーク(たとえばインターネット)を経て、または手動介入によって受信され得る。前の請求データ115は現在の請求データ110に含まれるものと同じ情報を含むものの、前の請求データ115に含まれるデータは前の月次請求周期に特有のものであるだろう。
ここに含まれる表現は、現在の月次請求周期についての現在の請求データ110に含まれるデータを識別するための短縮表現としての「cur」という用語を含む入力パラメータを含む。各請求周期は、月次請求周期が始まる日(「startDate」)と月次請求周期が終わる日とによって定義される。このため、「cur.startDate」とは、現在の月次請求周期が始まる日を表わす変数であり、「cur.endDate」とは、現在の月次請求周期が終わる日を表わす変数である。現在の月次請求周期について、他の入力パラメータが以下のように定義される:
cur.usage=現在の月次請求周期における総電気使用量
cur.season=現在の月次請求周期において有効である季節
cur.ratePlan=現在の月次請求周期において有効である料金プラン。
同様に、「cmp」という短縮表現は、「比較される請求書期間」を示すためにここに使用され、それは、ここに説明される例示的な実施形態では、前の月次請求周期である。前の月次請求周期に対応する入力パラメータは、「cmp」の使用を通して以下のように識別される:
cmp.startDate=前の月次請求周期が始まる日
cmp.endDate=前の月次請求周期が終わる日
cmp.usage=前の月次請求周期における総電気使用量
cmp.season=前の月次請求周期において有効であった季節
cmp.ratePlan=前の月次請求周期において有効であった料金プラン。
比較モジュール130は、クローン125に含まれる現在の請求データ110の少なくとも一部に、以下に説明されるような仮説値を上書きするであろう。そのため、仮説値を有するクローン125が前の請求データ115と比較され得る。たとえば、前の月次請求周期についての総エネルギーコストがどれくらいだったかを計算するために現在の請求データ110が使用されることになっている場合、比較モジュール130は、cur.startDateおよびcur.endDateに、cmp.startDateおよびcmp.endDateをそれぞれ上書きするかまたは他の態様で置換することができる。クローン125において現在の請求データ110を編集することは、比較目的のための有用な参考文書を作成し、インボイスデータベース120における現在の請求データ110の完全性を保持する。その結果、インボイスデータベース120から検索されるデータは、ここに説明されるプロセスによって変わらないままとなり得る。
フラグモジュール135は、現在の請求データ110と前の請求データ115とを受信し、現在の請求データ110と前の請求データ115との相違を識別するフラグを計算するように構成される。フラグモジュールによってフラグが立てられた相違は、先月から今月にかけての総エネルギーコストの変化に寄与する、現在の請求データ110と前の請求データ115とのあらゆる相違を包含し得る。たとえば、フラグモジュール135は、現在の請求データ110に含まれる情報のあるカテゴリーに関連付けられた値と、前の請求データ115における対応カテゴリーの値とを比較するために、論理演算子を利用することができる。フラグビットが、フラグが立てられたデータ140としてここに呼ばれるデータ構造において設定され、フラグが立てられたデータ140は、現在の請求データ110が前の請求データ115と一致しないあらゆるカテゴリーを識別するために比較モジュール130に送信される。フラグビットは、請求周期間でのコスト増加部分が割当てられることになっている、エネルギーのコストまたはユーザが採用した料金プランに関係する要因を識別する。
フラグが立てられたデータ140に基づいて、比較モジュール130は、クローン125におけるデータを選択的に編集し、編集されたクローン125と現在の請求データ110または前の請求データ115との比較ごとに単一の変数を変更し、総エネルギーコストの変化に対する変更された変数の寄与を判定することができる。このため、現在の請求データ110における料金プランおよび季節が前の請求データ115における料金プランおよび季節とは異なることをフラグモジュール135が示す場合、比較モジュール130は、クローン125において季節を一定に保ちつつ料金プランを変更することができる。比較モジュールは次に、料金プランの変更に起因する、先月から今月にかけての総エネルギーコストの変化部分を判定するために、編集されたクローン125に基づいて判定されたエネルギーの総コストと現在の請求データ110に基づいたエネルギーの総コストとを比較することができる。同様に、比較モジュール130は、クローン125において現在の月次周期の料金プランを一定に保ちつつ季節を変更することができる。季節の変更に起因する、先月から今月にかけての総エネルギーコストの変化部分を判定するために、この編集されたクローン125に基づいた総エネルギーコストを、現在の請求データ110に基づいた総エネルギーコストと比較することができる。
比較モジュール130は、図1に「コスト差」と表記されたデータ構造145を作成することができ、それは、請求周期間での各要因の変更が個々にそれらの請求周期間での総エネルギーコストの変化にどの程度影響を与えるかについての項目別内訳を有する。データ構造145は、受信側コンピュータによって受信され表示されるようにコンピュータネットワークを経て送信されるために、エネルギーユーザのために構造化され個別化され得る。データ構造145の例示的な一実施形態はまた、図8に示すようなエネルギーユーザへのインボイス150の一部としての、受信側コンピュータに配信されるインボイス内容を含む。
図示されるように、インボイス150は、前の月次請求周期から現在の月次請求周期にかけての総エネルギーコストの変化の図形表現160を有する一覧155を含む。総エネルギーコストのこの変化に寄与する個々の要因の項目別内訳165も、インボイス150の一部として含まれている。コストエントリ170は、前の月次請求周期、現在の月次請求周期、またはそれら双方において電気料金の季節的または非季節的変更が生じたことを示している。以下に説明されるように判定されたコストエントリ170は、前の月次請求周期からの総エネルギーコストの純増加9.34ドルのうちの純増加5.36ドルが、公益企業によって設定された電気料金の季節的または非季節的変更に起因し得るということを示している。同様に、料金プランエントリ175は、純減少3.45ドルが、前の月次請求周期または現在の月次請求周期においてエネルギーユーザによって選択された料金プランの変更に起因し得るということを示している。
電気料金の変更または料金プランの変更が請求周期間での総エネルギーコストの変化に寄与したかどうかを判定する、コンピュータにより実現される方法の一実施形態が、図2のフロー図において説明される。200で、クローン作成モジュールはインボイスデータベース120から現在の請求データ110を受信し、前の請求データ115がフラグモジュール135によって受信される。現在の請求データ110はまた、インボイスデータベース120から、もしくは、クローンモジュール105または他の中間デバイスによって中継されて、フラグモジュール135によって受信される。
210で、クローン作成モジュール105は、現在の請求データ110の編集可能クローン125を作成する。編集可能クローン125は、コンピューティングデバイス900に提供される非一時的コンピュータ読取可能媒体935(図9)に格納される一時的記録であり得る。クローン125において、1つの入力パラメータの値を、比較モジュール130によって変更することができる。それは、その変更された入力パラメータに起因するエネルギーコストと前の請求データ115とを同一条件で比較するためのものである。210で、クローンモジュール105によって2つ以上のクローン125を作成し、コンピュータ読取可能媒体935に格納することができる。たとえば、フラグモジュール135によって識別されるような、請求周期間で変更された入力パラメータごとに、別個のクローン125を作成することができる。各クローン125において別個の単一の入力パラメータを変更し、残りの変数を一定に保つことができる。
図2の220で、フラグモジュール135は、現在の請求データ110と前の請求データ115との相違を識別するためにフラグを計算する。具体的には、フラグモジュール135は、現在の請求周期と前の請求周期とで電気料金が異なっていること、または、現在の請求周期と前の請求周期とでエネルギーユーザが採用した料金プランが異なっていることを示すために、フラグを設定する。電気料金の変更は、季節的スケジュールに従った、公益企業による料金の季節的変更に起因する場合がある。季節的変更は、現在の請求周期または前の請求周期のうちの1つにおいて季節境界を越える場合に生じる。季節的変更に加えて、または季節的変更の代わりに、非季節的料金変更が総エネルギーコストに影響を与え得る。非季節的料金変更は、公益企業がその自由裁量で、オプションで季節とは独立して料金の値上げまたは値下げを選択する場合に生じる。任意の所定長さの時間にわたって一定ではないかもしれないその当時の料金とは対照的に、料金プランは、エネルギーを、そのエネルギーに対して合意された料金スケジュールで、規定された長さの時間にわたって提供するプログラムである。季節の変更、電気料金の変更、または料金プランの変更が生じたかどうかを判定するために、式[1]~[3]がそれぞれ利用され得る:
Figure 0007082990000001
式[2]におけるcur.earliestRatePlanComponentPriceStartDateは、現在の月次請求周期についての電気料金が有効であった、当該請求周期の最早日である。上述の式についての真の結果は、現在の月次請求周期と前の月次請求周期とでそれぞれの要因が異なっているということを示している。現在および前の月次請求周期についての総エネルギーコストの変化に対する変更された各要因の寄与が判定され、データ構造145に含まれることになっている。
より具体的には、上記のブール式を解く方法が、図4Aおよび図4Bのフロー図によって説明される。請求周期は2つ以上の季節にまたがり得るため、式[1]は、図4Aの400で、現在の請求データ110に含まれるすべての季節が、前の請求データ115に含まれるすべての季節と比較されることを必要とする。410で、各請求周期におけるすべての季節が同一であると判定された場合、または、ヌル値が現在の請求データ110または前の請求データ115における季節を表わす場合、2つの請求周期間には総エネルギーコストの変化に寄与したであろう季節の相違はないと結論付けられる。しかしながら、現在の請求データ110または前の請求データ115に単一の異なる季節が含まれる場合、420で、季節的変更フラグがマークされる。以下の表1は、請求周期についての季節的料金が異なっていないと結論付けるために必要とされる季節(またはヌル値)の均一性を示す。420で季節的変更フラグをマークすることは、季節的料金変更が請求周期間での総エネルギーコストの変化に寄与したことを示す。420で季節的変更フラグを設定した結果、公益企業によって課される料金の変更に起因する請求周期間での総エネルギーコストの変化部分が判定されることになっている。410で、各請求周期におけるすべての季節が同一であると判定された場合、季節的変更フラグは設定されない。
Figure 0007082990000002
430で、上述の式[2]を使用して、現在の月次請求周期において有効であるとして現在の請求データ110に含まれる料金の開始日が、前の月次請求周期の終了日と比較される。440で、現在の請求データ110に含まれる料金の開始日が、前の月次請求周期の終了日と同じであるかまたはそれ以降であると判定された場合、現在の月次請求周期の電気請求料金は、前の月次請求周期において有効であった電気請求料金とは異なっていると結論付けられる。450で、非季節的変更フラグも、フラグモジュール135によって設定される。以下の表2は、現在の請求データ110に含まれる料金の開始日と前の月次請求周期の終了日との比較を示す。現在の請求データ110に含まれる料金の開始日が、前の月次請求周期の終了日よりも時間的に早い場合、非季節的料金変更フラグは設定されない。季節的変更フラグまたは非季節的変更フラグが設定される場合、公益企業によって制定されたエネルギーの価格は、現在および前の月次請求周期において異なっていると判定される。
Figure 0007082990000003
エネルギーユーザによって選択された料金プランが請求周期によって異なっているかどうかを判定するプロセスは、図4Bの460で、現在の月次請求周期において有効であるすべての料金プランと、前の月次請求周期において有効であったすべての料金プランとを比較することを伴う。季節の比較と同様に、請求周期は、2つ以上の料金プランを含み得る。上述の式[3]は、図4Bの460で、現在の請求データ110に含まれるすべての料金プランが、前の請求データ115に含まれるすべての料金プランと比較されることを必要とする。470で、各請求周期におけるすべての料金プランが同一であると判定された場合、480で、2つの請求周期間には、当該2つの請求周期間での総エネルギーコストの変化に寄与したであろう料金プランの相違はないと結論付けられる。しかしながら、470で、現在の請求データ110および前の請求データ115の料金プラン間に単一の相違が存在すると判定された場合、または、ヌル値が現在の請求データ110および前の請求データ115における料金プランを表わす場合、490で、料金プラン変更フラグがマークされる。以下の表3は、エネルギーユーザによって選択された料金プランの変更が請求周期間での総エネルギーコストの変化に寄与しなかったと結論付けるために必要とされる料金プランの均一性を示す。490で料金プラン変更フラグをマークすることは、料金プランの変更が請求周期間での総エネルギーコストの変化に寄与したことを示す。490で料金プラン変更フラグを設定した結果、ユーザによる料金プランの変更に起因する請求周期間での総エネルギーコストの変化部分が判定されることになっている。
Figure 0007082990000004
請求周期についての総エネルギーコストの変化に対する、フラグモジュール135によってフラグが立てられた、公益企業による電気料金の変更またはユーザによる料金プランの変更の寄与が、判定されることになっている。図2を引き続き参照すると、230で、現在の請求データ110および前の請求データ115にそれぞれ基づいて、現在の請求周期についてのエネルギーの総コストおよび前の請求周期についてのエネルギーの総コストが判定され得る。240で、各請求周期についてのエネルギーの総コストを使用して、および、フラグが立てられた要因を一度に1つずつ変更することによって、フラグが立てられた各要因の寄与が判定され得る。オプションで先月の請求周期についての総エネルギーコストと比較された、今月の請求周期についての総エネルギーコストを、請求周期の総エネルギーコスト間の差に対する、フラグが立てられた各要因の寄与とともに、データ構造145に含めることができる。250で、オプションでインターネットなどの広域ネットワークを経てアクセス可能であるサーバまたは他の端末として実現されるコンピューティングデバイス900によって、データ構造145へのアクセスが制御され得る。たとえば、データ構造145は、ある建物に関連付けられたエネルギー消費デバイスの動作の変化が予算内のエネルギーコストを達成するように、請求周期間でのエネルギーコストの変化に寄与した要因の詳細な項目別内訳を示すように生成され得る。データ構造145は、その建物と関連がある特定のエネルギーユーザに関連付けられた通信ネットワークを経て受信側コンピュータ端末に送信され得る。別の例として、データ構造145は、エネルギーユーザによって操作されるコンピューティングデバイスに送信されたリンクの選択の結果、アクセス可能になり得る。リンクの選択に応答して、データ構造145へのアクセスが、通信ネットワークを経て与えられ得る。リンクはオプションで、総エネルギーコストについての支払いを送金する責任を負う、または責任者と関連があるエネルギーユーザのネットワークアクセス可能なユーザアカウントにつながり得る。価格変更に対する個々の寄与の項目別内訳は、現在の月次請求周期のインボイスの一部として、エネルギーユーザによってアクセス可能になり得る。ユーザアカウントへのアクセスは、ユーザアカウントに関連付けられた情報にアクセスするためにログインクレデンシャルを必要とする暗号化システムによって制限され得る。エネルギーコスト変動に寄与する要因の項目別内訳を伝えた結果、サーモスタットを制御することができ、HVAC使用量を調整することができ、エネルギーユーザは、自分のエネルギー消費挙動に基づいてエネルギーコストを正確に予測することができる。
たとえばフラグが立てられた各要因といった単一の変数に起因する総エネルギーコストの変化部分を判定するために、たとえば現在の使用量といった現在の請求データ110の一部が、前の請求周期にモデル化されるためにクローン125において適合される。個々の月次請求周期では日数が異なるかもしれない。料金変更および料金プラン変更のみに起因する総エネルギーコストの変化への寄与を判定するための、現在の請求データ110と前の請求データ115との同一条件での比較を容易にするために、クローン125において現在の請求データ110は変更される。これらの変更は、図3のフロー図に示す方法に従って各請求周期における日数の相違を勘案するために、たとえばエネルギー使用量のような条件を調節することを伴う。
ステップ300で、現在の月次請求周期のエネルギー使用量を前の月次請求周期にモデル化するために、2つの請求周期における最小日数が判定される。以下の表4の第1および第3のエントリによって示されるように、現在の月次請求周期における日数が前の月次請求周期における日数以下である場合、図3の310で、現在の月次請求周期についての使用量の調節は必要とされない。現在の月次請求周期における総使用日数を上回る、前の月次請求周期における超過した使用日数は、現在の月次請求周期における使用日数と一致させるために切り捨てられ得る。表4における第2のエントリによって示されるように、現在の月次請求周期におけるより多い日数を補償するために、310で、前の月次請求周期について予測使用量が判定される。判定は、現在の月次請求周期における使用日数と一致させるために、前の請求周期についての使用量を追加の1日分外挿することによる。
Figure 0007082990000005
310で判定された予測使用量に基づいて、320で、前の月次請求周期についてのエネルギーの予測総コストが判定される。エネルギーの予測総コストの判定は、前の月次請求周期において有効であった料金とともに、前の月次請求周期の開始日および終了日の関数として行なわれる。しかしながら、310で判定された予測使用量は、前の月次請求周期における実際の使用量の代わりに用いられる。330で、現在の月次請求周期における日数への任意の変更に基づいて、現在の月次請求周期についてのエネルギーの調節されたコストが判定される。340で、320で判定されたエネルギーの予測総コストと、330で判定された現在の請求周期についてのエネルギーの調節されたコストとの差が判定される。
オプションで請求周期の長さのあらゆる相違を勘案するためにモデル化された現在の請求データ110および前の請求データ115を使用して、季節的および/または非季節的料金変更のみに起因する(料金プランは双方の請求周期について同じである)総エネルギーコストの変化部分が、図5の方法に従って判定される。500で、クローン125は、現在の月次請求周期の開始日および終了日を前の月次請求周期の開始日および終了日に変更するように編集される。クローン125における現在の使用量と現在の料金プランとは、現在の請求データ110に含まれる値から変わらないままであろう。このため、現在の請求周期の条件が変更されるが、料金プランは変わらないままである。この仮説的な季節的/非季節的総エネルギー計算は、以下の式[4]に従って判定され得る:
Figure 0007082990000006
510で、季節的または非季節的料金変更に起因する、前の月次請求周期から現在の月次請求周期にかけての総エネルギーコストの変化部分が、現在の月次請求周期についての総エネルギーコストと、式[4]によって表わされた仮説的な季節的/非季節的総エネルギー計算との差として判定される。この差は、以下の式[5]によって表わされ得る:
Figure 0007082990000007
同様に、図6は、料金プランの変更のみに起因する(請求周期間で季節的料金変更および非季節的料金変更はない)現在の請求周期と前の請求周期との間のエネルギーコスト差を判定するためのプロセスを表わすフロー図である。600で、クローン125は、現在の月次請求周期の料金プランのみを前の月次請求周期の料金プランに変更するように編集される。クローン125における開始日および終了日と現在の使用量とは、現在の請求データ110に含まれるそれらの変数の値から変わらないままであろう。このため、現在の月次請求周期の料金プランが変更されるが、他のパラメータは変わらないままである。この仮説的なプラン変更総エネルギー計算は、以下の式[6]に従って判定され得る:
Figure 0007082990000008
610で、料金プラン変更に起因する、前の月次請求周期から現在の月次請求周期にかけての総エネルギーコストの変化部分が、現在の月次請求周期についての総エネルギーコストと、式[6]によって表わされた仮説的なプラン変更総エネルギー計算との差として判定される。この差は、以下の式[7]によって表わされ得る:
Figure 0007082990000009
図7は、現在および前の月次請求周期間で生じた(i)料金プランの変更と(ii)季節的または非季節的料金変更との双方に起因する、現在の請求周期と前の請求周期との間のエネルギーコスト差を判定するためのプロセスを要約するフロー図である。700での仮説的な季節的/非季節的総エネルギー計算の判定は、図5の500で上述されたその仮説値の判定と同じである。同様に、710での、季節的または非季節的料金変更に起因する、前の月次請求周期から現在の月次請求周期にかけての総エネルギーコストの変更部分の判定は、図5の510で上述されたその値の判定と同じである。従って、そのようなプロセスの詳細な説明は、ここでは省略される。しかしながら、本方法の実施形態は、季節的/非季節的料金変更を経験するエネルギーユーザの人数よりも、料金プランを変更するエネルギーユーザの人数は少ないという仮定に基づき得る。そのような実施形態について、季節的または非季節的料金変更に起因する総エネルギーコストの変更部分は、図7の方法に従ったあらゆる料金プラン変更の寄与の前に判定される。
720で、700での判定に使用されたクローン125が、現在の月次請求周期の料金プランのみを前の月次請求周期の料金プランに変更するように編集される。クローン125における開始日および終了日と現在の使用量とは、前の請求データ115に含まれる前の月次請求周期の開始日および終了日になるであろう。これらの開始日および終了日は以前にステップ700で編集されたものであるため、現在の月次請求周期の料金プランは、前の月次請求周期において有効であった料金プランに変更される。他のパラメータは変わらないままである。この仮説的なプラン変更総エネルギー計算は、以下の式[8]に従って判定され得る:
Figure 0007082990000010
730で、料金プラン変更に起因する、前の月次請求周期から現在の月次請求周期にかけての総エネルギーコストの変化部分が、(i)当月有効である料金プランの下での前の月次請求周期の総エネルギーコストと、(ii)現在の月次請求周期の現在の使用量についての、先月有効であった料金プランの下での前の月次請求周期の総エネルギーコストとの差として判定される。この差は、以下の式[9]によって表わされ得る:
Figure 0007082990000011
図9は、ここに説明される例示的なシステムならびに方法、および/または同等物のうちの1つ以上を用いて構成および/またはプログラムされる例示的なコンピューティングデバイス900を示す。例示的なコンピューティングデバイス900は、バス925によって動作可能に接続されたプロセッサ920とメモリ935とI/Oポート945とを含むコンピュータ915であってもよい。一実施形態では、コンピュータ915は、図2~7に関して説明されたシステム100および/または方法を容易にするように構成された、クローンモジュール105、比較モジュール130、またはフラグモジュール135のロジックを含んでいてもよい。異なる実施形態では、クローンモジュール105、比較モジュール130、またはフラグモジュール135のロジックは、ハードウェア、命令が格納された非一時的コンピュータ読取可能媒体905、ファームウェア、および/またはそれらの組合せで実現されてもよい。クローンモジュール105、比較モジュール130、またはフラグモジュール135のロジックはバス925に取付けられたハードウェアコンポーネントとして示されているが、他の実施形態では、クローンモジュール105のロジックはプロセッサ920において実現され、メモリ935に格納され、またはディスク955に格納され得るということが理解されるべきである。
一実施形態では、クローンモジュール105、比較モジュール130、フラグモジュール135、またはコンピュータ915のロジックは、上述のアクションを行なうための手段(たとえば、構造:ハードウェア、非一時的コンピュータ読取可能媒体、ファームウェア)である。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス900は、クラウドコンピューティングシステムで動作するサーバ、ソフトウェア・アズ・ア・サービス(Software as a Service:SaaS)アーキテクチャで構成されたサーバ、スマートフォン、ラップトップ、タブレットコンピューティングデバイスなどであってもよい。
これらの手段は、たとえば、割当てのためのルールベースのソース順序付けを実現するようにプログラムされた特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit:ASIC)として実現されてもよい。これらの手段はまた、メモリ935に一時的に格納され、その後プロセッサ920によって実行されるデータ910としてコンピュータ915に提示される、格納されたコンピュータ実行可能命令として実現されてもよい。
クローンモジュール105、比較モジュール130、またはフラグモジュール135のロジックはまた、割当てのためのルールベースのソース順序付けを行なうための手段(たとえば、ハードウェア、実行可能命令を格納する非一時的コンピュータ読取可能媒体905、ファームウェア)を提供してもよい。
コンピュータ915の例示的な構成を概して説明すると、プロセッサ920は、デュアルマイクロプロセッサおよび他のマルチプロセッサアーキテクチャを含む多種多様のプロセッサであってもよい。メモリ935は、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリを含んでいてもよい。不揮発性メモリは、たとえば、読出専用メモリ(read-only memory:ROM)、プログラマブル読出専用メモリ(programmable read-only memory:PROM)などを含んでいてもよい。揮発性メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(static random access memory:SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic random access memory:DRAM)などを含んでいてもよい。
ディスク955は、たとえば、I/Oインターフェイス940(たとえばカード、デバイス)およびI/Oポート945を介してコンピュータ915に動作可能に接続されてもよい。ディスク955は、たとえば、磁気ディスクドライブ、ソリッドステートディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、テープドライブ、ジップドライブ、フラッシュメモリカード、メモリースティックなどであってもよい。さらに、ディスク955は、CD-ROMドライブ、CD-Rドライブ、CD-RWドライブ、DVD ROMなどであってもよい。メモリ935は、たとえば、非一時的コンピュータ読取可能媒体905内などのプロセス、および/またはデータ910を格納することができる。ディスク955および/またはメモリ935は、コンピュータ915のリソースを制御して割当てるオペレーティングシステムを格納することができる。
コンピュータ915は、I/Oインターフェイス940およびI/Oポート945を介して入力/出力(I/O)デバイスと対話してもよい。I/Oデバイスは、たとえば、キーボード、マイクロフォン、ポインティングおよび選択デバイス、カメラ、ビデオカード、ディスプレイ、ディスク955、ネットワークデバイス950などであってもよい。I/Oポート945は、たとえば、シリアルポート、パラレルポート、およびUSBポートを含んでいてもよい。I/Oコントローラ930は、I/Oインターフェイス940をバス925に接続してもよい。
コンピュータ915はネットワーク環境で動作可能であり、このため、I/Oインターフェイス940および/またはI/Oポート945を介してネットワークデバイス950に接続されてもよい。ネットワークデバイス950を通して、コンピュータ915はネットワークと対話してもよい。ネットワークを通して、コンピュータ915は、リモートコンピュータに論理的に接続されてもよい(たとえば、コンピュータ915は、クライアントが接続され得る分散コンピューティング環境内に存在していてもよい)。コンピュータ915が対話し得るネットワークは、ローカルエリアネットワーク(local area network:LAN)、新規エリアネットワーク(new area network:WAN)、および他のネットワークを含むものの、それらに限定されない。
別の実施形態では、上述の方法および/またはそれらの同等物は、コンピュータ実行可能命令を用いて実現されてもよい。このため、一実施形態では、マシンによって実行されると当該マシン(および/または関連付けられたコンポーネント)に方法を実行させるアルゴリズム/実行可能アプリケーションのコンピュータ実行可能命令が格納された、非一時的コンピュータ読取可能/記憶媒体が構成される。例示的なマシンは、プロセッサ、コンピュータ、クラウドコンピューティングシステムで動作するサーバ、ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)アーキテクチャで構成されたサーバ、スマートフォンなどを含むものの、それらに限定されない。一実施形態では、コンピューティングデバイスは、開示された方法のうちのいずれかを行なうように構成された1つ以上の実行可能アルゴリズムを用いて実現される。
1つ以上の実施形態では、開示された方法またはそれらの同等物は、方法を行なうように構成されたコンピュータハードウェアか、または、非一時的コンピュータ読取可能媒体に格納されたモジュールで具体化されたコンピュータ命令のいずれかによって行なわれ、命令は、コンピューティングデバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると方法を行なうように構成された実行可能アルゴリズムとして構成される。
説明を簡潔にするために、図面の図示された方法論はアルゴリズムの一連のブロックとして示され説明されているが、これらの方法論はブロックの順序によって限定されないということが理解されるべきである。ブロックの一部は、示され説明されたものとは異なる順序で、および/または、他のブロックと同時に生じ得る。また、例示的な方法論を実現するために、図示されたブロックがすべて使用されなくてもよい。ブロックは組合されてもよく、または、複数のアクション/コンポーネントに分離されてもよい。さらに、追加のおよび/または代替的な方法論が、ブロックに図示されていない追加のアクションを採用してもよい。
下記は、ここに採用された、選択された用語の定義を含む。これらの定義は、用語の範囲に該当し、実現化のために使用され得る、構成要素のさまざまな例および/また形態を含む。これらの例は限定的であるよう意図されてはいない。用語の単数形および複数形は双方とも、これらの定義の範囲内にあってもよい。
「一実施形態」、「実施形態」、「一例」、「例」などへの言及は、そのように記載された実施形態または例が特定の機能、構造、特徴、特性、要素、または制限を含み得るものの、すべての実施形態または例が必ずしもその特定の機能、構造、特徴、特性、要素、または制限を含むとは限らないということを示す。さらに、「一実施形態では」という句を繰り返し使用することは、必ずしも同じ実施形態を指すとは限らないものの、同じ実施形態を指す場合もある。
ここに使用される「データ構造」とは、メモリ、記憶デバイス、または他のコンピュータ化システムに格納された、コンピューティングシステムにおけるデータの編成である。データ構造は、たとえば、データフィールド、データファイル、データアレイ、データレコード、データベース、データテーブル、グラフ、ツリー、リンクリストなどのうちのいずれか1つであってもよい。データ構造は、他の多くのデータ構造から形成され、それらを含んでいてもよい(たとえば、データベースは多くのデータレコードを含む)。他の実施形態によれば、データ構造の他の例も同様に可能である。
ここに使用される「コンピュータ読取可能媒体」または「コンピュータ記憶媒体」とは、実行されると開示された機能のうちの1つ以上を行なうように構成された命令および/またはデータを格納する非一時的媒体を指す。いくつかの実施形態では、データは命令として機能してもよい。コンピュータ読取可能媒体は、不揮発性媒体および揮発性媒体を含むもののそれらに限定されない形態を取ってもよい。不揮発性媒体は、たとえば、光学ディスク、磁気ディスクなどを含んでいてもよい。揮発性媒体は、たとえば、半導体メモリ、ダイナミックメモリなどを含んでいてもよい。コンピュータ読取可能媒体の一般的な形態は、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、他の磁気媒体、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス、コンパクトディスク(compact disk:CD)、他の光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(ROM)、メモリチップまたはカード、メモリスティック、ソリッドステート記憶デバイス(solid state storage device:SSD)、フラッシュドライブ、および、コンピュータ、プロセッサまたは他の電子デバイスがともに機能できる他の媒体を含み得るものの、それらに限定されない。各タイプの媒体は、一実施形態における実現化のために選択された場合、開示および/または請求された機能のうちの1つ以上を行なうように構成されたアルゴリズムの格納された命令を含んでいてもよい。
ここに使用される「ロジック」とは、ここに開示されるような機能またはアクションのうちのいずれかを行なうために、ならびに/もしくは、別のロジック、方法および/またはシステムからの機能またはアクションがここに開示されるように行なわれるようにするために、コンピュータまたは電気ハードウェア、実行可能アプリケーションまたはプログラムモジュールの命令が格納された非一時的媒体、および/またはそれらの組合せを用いて実現されるコンポーネントを表わす。同等のロジックは、ファームウェア、アルゴリズムでプログラムされたマイクロプロセッサ、個別ロジック(たとえばASIC)、少なくとも1つの回路、アナログ回路、デジタル回路、プログラムドロジックデバイス、アルゴリズムの命令を含むメモリデバイスなどを含んでいてもよく、それらのいずれも、開示された機能のうちの1つ以上を行なうように構成されてもよい。一実施形態では、ロジックは、開示された機能のうちの1つ以上を行なうように構成された1つ以上のゲート、ゲートの組合せ、または他の回路部品を含んでいてもよい。複数のロジックが説明される場合、それら複数のロジックを1つのロジックに組込むことが可能であってもよい。同様に、単一のロジックが説明される場合、その単一のロジックを複数のロジック間で分散させることが可能であってもよい。一実施形態では、これらのロジックのうちの1つ以上は、開示および/または請求された機能を行なうことに関連付けられた対応する構造である。どのタイプのロジックを実現するかについての選択は、所望のシステム条件または仕様に基づいていてもよい。たとえば、より早い速度が考慮事項である場合、ハードウェアが、機能を実現するために選択されるであろう。より低いコストが考慮事項である場合、格納された命令/実行可能アプリケーションが、機能を実現するために選択されるであろう。
「動作可能な接続」、または、エンティティが「動作可能に接続される」接続とは、信号、物理的通信、および/または論理的通信が送信および/または受信され得るものである。動作可能な接続は、物理的インターフェイス、電気的インターフェイス、および/またはデータインターフェイスを含んでいてもよい。動作可能な接続は、動作可能な制御を可能にするのに十分なインターフェイスおよび/または接続の異なる組合せを含んでいてもよい。たとえば、2つのエンティティが、互いに信号を通信するために、直接、または1つ以上の中間エンティティ(たとえば、プロセッサ、オペレーティングシステム、ロジック、非一時的コンピュータ読取可能媒体)を通して、動作可能に接続され得る。動作可能な接続を作り出すために、論理的および/または物理的通信チャネルが使用可能である。
ここに使用される「エネルギーユーザ」とは、公益企業からのエネルギーを消費する1人以上の人間、そのような人間によって、またはそのような人間に代わって動作されるコンピュータまたは他のデバイス、もしくはそれらの組合せを含むものの、それらに限定されない。
開示された実施形態をかなり詳細に例示し説明してきたが、添付された請求の範囲をそのような詳細に制限すること、または何らかのやり方で限定することは、意図されていない。主題のさまざまな局面を説明するために構成要素または方法論の考えられるすべての組合せを説明することは、もちろん不可能である。したがって、この開示は、示され説明された特定の詳細または例示的な例に限定されない。このため、この開示は、添付された請求の範囲に該当する変更、修正、および変形を包含するよう意図されている。
詳細な説明または請求項で「含む」または「含んでいる」という用語が使用される限りにおいて、それは、「備える」という用語が請求項で移行句として使用される際に解釈される場合と同様の態様で、包括的であるよう意図されている。
詳細な説明または請求項で「または」という用語(たとえば、AまたはB)が使用される限りにおいて、それは、「AまたはBまたはそれら双方」を意味するよう意図されている。出願人が「AまたはBのみであって、それら双方ではない」ことを示すよう意図している場合、「AまたはBのみであって、それら双方ではない」という句が使用されるであろう。このため、ここでの「または」という用語の使用は、排他的使用ではなく、包括的使用である。

Claims (15)

  1. コンピュータシステムの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると前記コンピュータシステムに複数のステップを行なわせる命令を有するプログラムであって、前記複数のステップは、
    (i)現在の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な現在の請求データ、および(ii)前の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な前の請求データを、インボイスデータベースから受信するステップと、
    前記現在の請求データと前記前の請求データとで異なる値を有する変数を識別するステップとを含み、前記変数は、(i)前記エネルギーについて課される季節的料金、(ii)前記エネルギーについて課される非季節的料金、または(iii)前記エネルギーについての課金を定義する料金プランを備え、前記複数のステップはさらに、
    前記現在の請求データにおける前記変数の値を前記前の請求データにおける前記変数の値で修正し、前記前の請求データにおける前記変数の前記値に基づいて前記現在の請求周期についての仮説的エネルギーコストを判定するステップと、
    前記現在の請求周期についてのエネルギーの前記総エネルギーコストと前記仮説的エネルギーコストとの間のコスト差を判定するステップと、
    エネルギーユーザのための個別化されたデータ構造を生成するステップとを含み、前記データ構造は、前記コスト差に対する前記変数の修正された前記値の個々の寄与を含み、前記複数のステップはさらに、
    遠隔に位置するコンピュータ端末に、通信ネットワークを経たデータ構造へのアクセスを与え、前記遠隔に位置するコンピュータが前記個々の寄与の項目別表示を生成することを可能にするステップを含む、プログラム。
  2. 前記変数は、前記データ構造に関連付けられた前記エネルギーユーザによって使用されたエネルギーの量とは独立している、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記複数のステップは、さらに、
    (i)前記現在の請求周期において有効であるすべての季節と前記前の請求周期において有効であったすべての季節とを比較し、(ii)前記現在の請求周期において有効である前記季節のすべてが前記前の請求周期において有効であった前記季節のすべてとは一致
    しないと判定することによって、前記エネルギーについて課される前記季節的料金を前記変数として識別するステップと、
    前記季節的料金を前記変数として識別するステップに応答して、前記コスト差の少なくとも一部を前記季節的料金の変更に帰するように前記データ構造を修正するステップとを行なわせるステップを含む、請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記複数のステップはさらに、
    (i)前記現在の請求周期において有効であるすべての季節が前記前の請求周期において有効であったすべての季節と一致すると判定し、(ii)前記現在の請求周期についての現在のエネルギー料金の開始日が前の請求周期の終了日よりも遅いと判定することによって、前記エネルギーについて課される前記非季節的料金を前記変数として識別するステップと、
    前記非季節的料金を前記変数として識別するステップに応答して、前記コスト差の少なくとも一部を前記非季節的料金の変更に帰するように前記データ構造を修正するステップとを行なわせるステップを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 前記複数のステップは、さらに、
    (i)前記現在の請求周期において有効であるすべての料金プランと前記前の請求周期において有効であったすべての料金プランとを比較し、(ii)前記現在の請求周期において有効である前記料金プランのすべてが前記前の請求周期において有効であった前記料金プランのすべてとは一致しないと判定することによって、前記エネルギーについての前記課金を定義する前記料金プランを前記変数として識別するステップと、
    前記コスト差の少なくとも一部を前記料金プランの変更に帰するように前記データ構造を修正するステップとを行なわせるステップを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記複数のステップは、さらに、
    前記前の請求周期が前記現在の請求周期よりも日数が少ないと判定し、
    前記現在の月次請求周期における日数に関して前記前の請求周期についてのエネルギー使用量を外挿し、
    外挿された前記エネルギー使用量に基づいて前記仮説的エネルギーコストを予測することによって、
    前記現在の請求周期についての前記仮説的エネルギーコストを判定するステップを行なわせるステップを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記複数のステップは、さらに、
    前記現在の請求周期が前記前の請求周期よりも日数が少ないと判定し、
    前記現在の請求周期における日数を上回る、前記前の請求周期における選択された日数を考慮から除外することにより、前記前の請求周期のエネルギー使用量を切り捨て、
    前記前の請求周期の切り捨てられた前記エネルギー使用量に基づいて前記仮説的エネルギーコストを予測することによって、
    前記現在の請求周期についての前記仮説的エネルギーコストを判定するステップを行なわせるステップを含む、請求項1~6のいずれか1項に記載のプログラム。
  8. コンピューティングシステムであって、
    少なくとも1つのメモリに接続された少なくとも1つのプロセッサと、
    非一時的コンピュータ読取可能媒体上に格納され、命令を含む、エネルギー比較モジュールとを備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングシステムに複数のステップを行なわせ、前記複数のステップは、
    (i)現在の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを
    判定するために使用可能な現在の請求データ、および(ii)前の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な前の請求データを、インボイスデータベースから受信するステップと、
    前記現在の請求データと前記前の請求データとで異なる値を有する変数を識別するステップとを含み、前記変数は、(i)前記エネルギーについて課される季節的料金、(ii)前記エネルギーについて課される非季節的料金、または(iii)前記エネルギーについての課金を定義する料金プランを備え、前記複数のステップはさらに、
    前記現在の請求データにおける前記変数の値を前記前の請求データにおける前記変数の値で修正し、前記前の請求データにおける前記変数の前記値に基づいて前記現在の請求周期についての仮説的エネルギーコストを判定するステップと、
    前記現在の請求周期についてのエネルギーの前記総エネルギーコストと前記仮説的エネルギーコストとの間のコスト差を判定するステップと、
    エネルギーユーザのための個別化されたデータ構造を生成するステップとを含み、前記データ構造は、前記コスト差に対する前記変数の修正された前記値の個々の寄与を含み、前記複数のステップはさらに、
    遠隔に位置するコンピュータ端末に、通信ネットワークを経たデータ構造へのアクセスを与え、前記遠隔に位置するコンピュータが前記個々の寄与の項目別表示を生成することを可能にするステップを含む、コンピューティングシステム。
  9. 前記変数は、前記データ構造に関連付けられた前記エネルギーユーザによって使用されたエネルギーの量とは独立している、請求項8に記載のコンピューティングシステム。
  10. 前記エネルギー比較モジュールはさらに、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングシステムに、
    (i)前記現在の請求周期において有効であるすべての季節と前記前の請求周期において有効であったすべての季節とを比較し、(ii)前記現在の請求周期において有効である前記季節のすべてが前記前の請求周期において有効であった前記季節のすべてとは一致しないと判定することによって、前記エネルギーについて課される前記季節的料金を前記変数として識別するステップと、
    前記季節的料金を前記変数として識別するステップに応答して、前記コスト差の少なくとも一部を前記季節的料金の変更に帰するように前記データ構造を修正するステップと、
    を行なわせる命令を含む、請求項8または9に記載のコンピューティングシステム。
  11. 前記エネルギー比較モジュールはさらに、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングシステムに、
    (i)前記現在の請求周期において有効であるすべての季節が前記前の請求周期において有効であったすべての季節と一致すると判定し、(ii)前記現在の請求周期についての現在のエネルギー料金の開始日が前の請求周期の終了日よりも遅いと判定することによって、前記エネルギーについて課される前記非季節的料金を前記変数として識別するステップと、
    前記非季節的料金を前記変数として識別するステップに応答して、前記コスト差の少なくとも一部を前記非季節的料金の変更に帰するように前記データ構造を修正するステップと、
    を行なわせる命令を含む、請求項8~10のいずれか1項に記載のコンピューティングシステム。
  12. 前記エネルギー比較モジュールはさらに、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングシステムに、
    (i)前記現在の請求周期において有効であるすべての料金プランと前記前の請求周期において有効であったすべての料金プランとを比較し、(ii)前記現在の請求周期において有効である前記料金プランのすべてが前記前の請求周期において有効であった前記料金プランのすべてとは一致しないと判定することによって、前記エネルギーについての前記課金を定義する前記料金プランを前記変数として識別するステップと、
    前記コスト差の少なくとも一部を前記料金プランの変更に帰するように前記データ構造を修正するステップと、
    を行なわせる命令を含む、請求項8~10のいずれか1項に記載のコンピューティングシステム。
  13. 前記エネルギー比較モジュールはさらに、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングシステムに、
    前記前の請求周期が前記現在の請求周期よりも日数が少ないと判定し、
    前記現在の月次請求周期における日数に関して前記前の請求周期についてのエネルギー使用量を外挿し、
    外挿された前記エネルギー使用量に基づいて前記仮説的エネルギーコストを予測すること、
    を行なわせる命令を含む、請求項8~12のいずれか1項に記載のコンピューティングシステム。
  14. 前記エネルギー比較モジュールはさらに、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングシステムに、
    前記現在の請求周期が前記前の請求周期よりも日数が少ないと判定し、
    前記現在の請求周期における日数を上回る、前記前の請求周期における選択された日数を考慮から除外することにより、前記前の請求周期のエネルギー使用量を切り捨て、
    前記前の請求周期の切り捨てられた前記エネルギー使用量に基づいて前記仮説的エネルギーコストを予測すること、
    を行なわせる命令を含む、請求項8~13のいずれか1項に記載のコンピューティングシステム。
  15. 少なくとも1つのプロセッサを備えるコンピューティングシステムにより実現される方法は、
    (i)現在の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な現在の請求データ、および(ii)前の請求周期において消費されたエネルギーについての総エネルギーコストを判定するために使用可能な前の請求データを、前記少なくとも1つのプロセッサがインボイスデータベースから受信するステップと、
    前記少なくとも1つのプロセッサが、前記現在の請求データと前記前の請求データとで異なる値を有する変数を識別するステップとを備え、前記変数は、(i)前記エネルギーについて課される季節的料金、(ii)前記エネルギーについて課される非季節的料金、または(iii)前記エネルギーについての課金を定義する料金プランを備え、前記方法はさらに、
    前記少なくとも1つのプロセッサが、前記現在の請求データにおける前記変数の値を前記前の請求データにおける前記変数の値で修正し、前記前の請求データにおける前記変数の前記値に基づいて前記現在の請求周期についての仮説的エネルギーコストを判定するステップと、
    前記少なくとも1つのプロセッサが、前記現在の請求周期についてのエネルギーの前記総エネルギーコストと前記仮説的エネルギーコストとの間のコスト差を判定するステップと、
    前記少なくとも1つのプロセッサが、エネルギーユーザのための個別化されたデータ構造を生成するステップとを備え、前記データ構造は、前記コスト差に対する前記変数の修正された前記値の個々の寄与を含み、前記方法はさらに、
    前記少なくとも1つのプロセッサが、遠隔に位置するコンピュータ端末に、通信ネットワークを経たデータ構造へのアクセスを与え、前記遠隔に位置するコンピュータが前記個々の寄与の項目別表示を生成することを可能にするステップを備える、方法。
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