JP2020052452A - 電力提供装置,プログラム及び電力提供方法 - Google Patents

電力提供装置,プログラム及び電力提供方法 Download PDF

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常和 島
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Abstract

【課題】電力の発電源の特定のための処理負荷を低減する。【解決手段】消費者が要求する属性情報を記憶するための記憶領域を有する記憶部14と、発電源の属性情報と発電量とを対応付けて発行されたトークンを発電源から回収し、記憶部に記憶されている消費者が要求する属性情報と消費者が要求する消費量とに応じたトークンを消費者に配布する処理部11と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、電力提供装置,プログラム及び電力提供方法に関する。
電力は送配電線経由で消費者に供給されるものであり、様々な発電方式で発電された電力が混ざって消費者に供給されており、発電方式による価格差をつけることは容易でない。
一方で、エコロジーの観点等から再生可能エネルギーで発電した電力を購入したい消費者の存在も想定され、発電方式を識別することが可能になれば、電力に価格差を付けて取引をすることが可能となる。再生可能エネルギーを高額で取引することが可能になれば、再生可能エネルギーの発電設備の増強等、更なる再生可能エネルギーの普及に寄与することができる。
そこで、電力取引にブロックチェーン技術を適用し、トークンの取引履歴をトレースすることにより、電力の発電源を特定する技術が開発されている。
特開2016−31630号公報
しかしながら、購入した電力が、いつ、どこで、どの手段で発電されたものであるかをトレースするためには、過大な処理負荷が生じるおそれがある。
1つの側面では、電力の発電源の特定のための処理負荷を低減することを目的とする。
電力提供装置は、消費者が要求する属性情報を記憶するための記憶領域を有する記憶部と、発電源の属性情報と発電量とを対応付けて発行されたトークンを発電源から回収し、前記記憶部に記憶されている前記消費者が要求する属性情報と前記消費者が要求する消費量とに応じたトークンを前記消費者に配布する処理部と、を備える。
1つの側面では、電力の発電源の特定のための処理負荷を低減できる。
関連例における発電源のトレース処理の第1の例を説明する図である。 関連例における発電源のトレース処理の第2の例を説明するテーブルである。 実施形態の一例における発電源のトレース処理の概要を説明する図である。 実施形態の一例における発電源のトレース処理の概要を説明するテーブルである。 実施形態の一例における電力提供システムの構成例を模式的に示すブロック図である。 図5に示した小売系サーバ及び発電系サーバのハードウェア構成例を模式的に示すブロック図である。 図5に示した電力提供システムの具体例を示す図である。 (A)は図5に示した発電系サーバにおける発電者メータテーブルの生成処理を説明する図であり、(B)はその発電者メータテーブルの一例である。 (A)は図5に示した小売系サーバにおける消費者メータテーブルの生成処理を説明する図であり、(B)はその消費者メータテーブルの一例である。 (A)は図5に示した発電系サーバにおける発電の際のコインの発行処理を説明する図であり、(B)はその取引履歴の例示するテーブルである。 (A)は図5に示した小売系サーバにおける蓄電の際のコインの送信処理を説明する図であり、(B)はその取引履歴の例示するテーブルである。 (A)は小売系サーバにおける電力消費の際のコインの送信処理を説明する図であり、(B)はその取引履歴の例示するテーブルであり、(C)はその消費者の課金情報を例示するテーブルである。 図5に示した電力提供システムにおける発電源のトレース処理を説明する図である。 図5に示した電力提供システムにおける課金情報を例示するテーブルである。 (A)は図5に示した発電系サーバにおけるメータ設置処理を説明するフローチャートであり、(B)は図5に示した小売系サーバにおけるメータ設置処理を説明するフローチャートである。 図5に示した発電系サーバにおける発電の際のコインの発行処理を説明するフローチャートである。 図5に示した小売系サーバにおける電力購入の際のコインの送信処理を説明するフローチャートである。 図5に示した電力提供システムにおける電力のマッチング処理を説明するフローチャートである。 図5に示した電力提供システムにおける電力料金の課金処理を説明するフローチャートである。 図5に示した電力提供システムにおける電力料金の支払い処理を説明するフローチャートである。 図5に示した電力提供システムにおける発電源比率の算出処理を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して一実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
以下、図中において、同一の各符号は同様の部分を示しているので、その説明は省略する。
〔A〕関連例
図1は、関連例における発電源のトレース処理の第1の例を説明する図である。
図1に示す例では、電力取引にブロックチェーンを適用し、電力発電業者の発電量に応じたコイン(「発電量コイン」や「トークン」と称してもよい。)を発行し、電力の消費量に応じて発電量コインを消費者に割り当てる。
図1に示す例では、発電事業者Aの財布において、発電電力量に応じて3.74の発電量コインを発行する(符号A1参照)。
発電事業者Aは、蓄電事業者Cの蓄電量に応じて3.74の発電量コインを蓄電事業者Cの財布に移転する(符号A2参照)。
蓄電事業者Cは、消費者Dの電力使用量に応じて3.74の発電量コインを消費者Dの財布に移転する(符号A3参照)。
消費者Dが購入電力の発電源をトラッキングするためには、消費者Dが保有している3.74の発電量コインの送金元をたどることとなる(符号A4及びA5参照)。
図2は、関連例における発電源のトレース処理の第2の例を説明するテーブルである。
図2に示す例では、ユーザDが保有する全てのコインの送信元が確認される。
まず、ユーザD自身の保有するコインの取引が特定される(符号B1参照)。
取引履歴から前の取引IDである6及び7が特定される(符号B2参照)。
前の取引IDである6及び7からその前の取引IDである1及び2が特定される(符号B3参照)。前の取引IDの特定は、前の取引IDが存在しなくなるまで繰り返し実施される。
そして、発電源としてユーザAが特定される(符号B4参照)。
このように、図2に示す例では、ビットコインのOpen Assets Protocol等を利用し、消費者が購入した総電力の発電源構成を特定するようなユースケースの場合に、全ての発電量コインについて、発電事業者をたどるといった、コストのかかる検索が行なわれる。
〔B〕実施形態の一例
〔B−1〕概要
図3は、実施形態の一例における発電源のトレース処理の概要を説明する図である。
実施形態の一例では、発電事業者毎に異なる発電量コインを発行及び管理し、消費者まで流通させる。これにより、消費者は、誰が発行したコインをどれだけ持っているかという情報から、発電電力量のトレースを自身の財布を確認するだけでできる。
図3に示す例では、発電事業者と発電電力量とに応じて、発電量コインが発行される(符号C1参照)。図示する例では、発電事業者Aの財布に3.74の発電量コインが発行される。
ここで、発電事業者A及びBの発電によって発行されるコインの種類はテーブルによって管理されている(符号C2参照)。図示する例では、発電事業者Aの発電によって赤コイン(図中の破線枠参照)が発行され、発電事業者Bの発電によって青コイン(図中の一点鎖線枠参照)が発行される。
発電事業者の財布の発電量コインは、蓄電事業者の蓄電量に応じて蓄電事業者の財布に移転される(符号C3参照)。図示する例では、発電事業者Aの財布から、3.74の発電量コインが蓄電事業者Cの財布に移転される。
蓄電事業者の財布の発電量コインは、消費者の電力使用量に応じて消費者の財布に移転される(符号C4参照)。図示する例では、蓄電事業者Cの財布から、3.74の発電量コインが消費者Dの財布に移転される。
ここで、消費者Dは、自身の財布にあるコインの種類を確認すれば、消費電力の発電源を特定できる。図示する例では、消費者Dの財布にある3.74の赤コイン(図中の破線枠参照)は、発電事業者Aによって発行されていることが特定できる(符号C5参照)。
このように、実施形態の一例における発電源のトレース処理では、発電量コインの購入元を1つずつたどる必要がない(符号C6及びC7参照)。
図4は、実施形態の一例における発電源のトレース処理の概要を説明するテーブルである。図4の(A)は取引履歴の一例を示すテーブルであり、図4の(B)はコインの種類管理のためのテーブルである。
図示する例では、ユーザDの保有する全てのコインの発行元が特定される。
まず、ユーザD自身の保有するコインのコインIDが取得される(符号D1参照)。図示する例では、ユーザDが保有するコインのコインIDは何れも“COIN-1”である。
そして、取引履歴のコインIDから発電者が特定される(符号D2参照)。図示する例では、コインID“COIN-1”に対応する発電者は“発電事業者A”である。
このように、実施形態の一例においては、発電者の特定のために要する時間を短縮できる。
〔B−2〕システム構成例
図5は、実施形態の一例における電力提供システム100の構成例を模式的に示すブロック図である。
電力提供システム100は、複数(図示する例では、2つ)の小売系サーバ1及び複数(図示する例では、2つ)の発電系サーバ2を備える。また、電力提供システム100には、ブロックチェーン4が展開される。
発電系サーバ2は、発電者管理部211,発電量報告部212及びブロックチェーンアクセス部213として機能する。発電系サーバ2に接続されているメータ20は、発電系サーバ2に対応する発電源で発電される電力量を計測する。
発電者管理部211は、メータID,コインID及び発電者属性情報を管理する。メータIDは、発電電力量を計測するメータ20の識別情報である。コインIDは、発電系サーバ2に対応する発電源での発電により発行されるコインの種類を特定する識別情報(別言すれば、「識別子」)である。発電者属性情報は、発電系サーバ2に対応する発電源での発電の方式(例えば、太陽光や水力,火力)や発電源の所在地を示す。
なお、発電者管理部211としての機能の詳細は、図8等を用いて後述する。
発電量報告部212は、発電系サーバ2に接続されているメータ20において計測された発電量を所得する。
なお、発電量報告部212としての機能の詳細は、図10等を用いて後述する。
ブロックチェーンアクセス部213は、ブロックチェーン4にアクセスすることにより、発電量報告部212によって報告された発電量に応じた発電量コイン(「トークン」と称してもよい。)を発行して、発行したコインを発電系サーバ2のウォレットに移動させる。
なお、ブロックチェーンアクセス部213としての機能の詳細は、図10等を用いて後述する。
小売系サーバ1は、消費者管理部111,消費量報告部112及びブロックチェーンアクセス部113として機能する。小売系サーバ1に接続されているメータ10は、小売系サーバ1に対応する蓄電システム等において蓄電された電力量を計測する。また、小売系サーバ1に接続されているメータ50は、小売系サーバ1に対応する蓄電システム等からの電力を購入した消費者の消費電力量を計測する。
消費者管理部111は、メータID及び希望電力属性を管理する。メータIDは、消費者の消費電力量を計測するメータ50の識別情報である。希望電力属性は、小売系サーバ1に対応する蓄電システム等からの電力を購入しようとする消費者が希望する発電の方式(例えば、太陽光や水力,火力)や発電源の所在地を示す。
なお、消費者管理部111としての機能の詳細は、図9等を用いて後述する。
消費量報告部112は、メータ10及び50において計測された消費電力量を取得する。
なお、消費量報告部112としての機能の詳細は、図11及び12等を用いて後述する。
ブロックチェーンアクセス部113は、ブロックチェーン4にアクセスすることにより、小売系サーバ1のウォレットにおいて消費電力量に応じた発電量コインの送受信を行なう。
なお、ブロックチェーンアクセス部213としての機能の詳細は、図11及び図12等を用いて後述する。
また、電力提供システム100は、マッチング部311及び割当部312としての機能を有する。マッチング部311及び割当部312としての機能は、ブロックチェーン4に備えられてもよいし、小売系サーバ1や発電系サーバ2以外のサーバ上に備えられてもよい。
マッチング部311は、消費者の希望電力属性と消費電力量とに基づき、発電系サーバ2から小売系サーバ1への発電量コインの送信の可否を判断する。
割当部312は、マッチング部311によって発電系サーバ2から小売系サーバ1への発電量コインの送信が可能であると判断された場合に、発電量コインの取引情報をブロックチェーン4のブロック上に割り当てる。
図6は、図5に示した小売系サーバ1及び発電系サーバ2のハードウェア構成例を模式的に示すブロック図である。
小売系サーバ1及び発電系サーバ2は、Central Processing Unit(CPU)11,メモリ12,表示制御部13,記憶装置14,入力Interface(I/F)15,読み書き処理部16及び通信I/F17を備える。
メモリ12は、記憶部の一例であり、例示的に、Read Only Memory(ROM)及びRandom Access Memory(RAM)を含む記憶装置である。メモリ12のROMには、Basic Input/Output System(BIOS)等のプログラムが書き込まれてよい。メモリ12のソフトウェアプログラムは、CPU11に適宜に読み込まれて実行されてよい。また、メモリ12のRAMは、一次記録メモリあるいはワーキングメモリとして利用されてよい。
表示制御部13は、表示装置130と接続され、表示装置130を制御する。表示装置130は、液晶ディスプレイやOrganic Light-Emitting Diode(OLED)ディスプレイ,Cathode Ray Tube(CRT),電子ペーパーディスプレイ等であり、オペレータ等に対する各種情報を表示する。表示装置130は、入力装置と組み合わされたものでもよく、例えば、タッチパネルでもよい。
記憶装置14は、例示的に、データを読み書き可能に記憶する装置であり、例えば、Hard Disk Drive(HDD)やSolid State Drive(SSD),Storage Class Memory(SCM)が用いられてよい。
入力I/F15は、マウス151やキーボード152等の入力装置と接続され、マウス151やキーボード152等の入力装置を制御する。マウス151やキーボード152は、入力装置の一例であり、これらの入力装置を介して、オペレータが各種の入力操作を行なう。
読み書き処理部16は、記録媒体160が装着可能に構成される。読み書き処理部16は、記録媒体160が装着された状態において、記録媒体160に記録されている情報を読み取り可能に構成される。本例では、記録媒体160は可搬性を有する。例えば、記録媒体160は、フレキシブルディスク、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、又は、半導体メモリ等である。
通信I/F17は、外部装置との通信を可能にするためのインタフェースである。
CPU11は、処理部の一例であり、種々の制御や演算を行なう処理装置であり、メモリ12に格納されたOperating System(OS)やプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。
小売系サーバ1及び発電系サーバ2全体の動作を制御するための装置は、CPU11に限定されず、例えば、MPUやDSP,ASIC,PLD,FPGAのいずれか1つであってもよい。また、小売系サーバ1及び発電系サーバ2全体の動作を制御するための装置は、CPU,MPU,DSP,ASIC,PLD及びFPGAのうちの2種類以上の組み合わせであってもよい。なお、MPUはMicro Processing Unitの略称であり、DSPはDigital Signal Processorの略称であり、ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略称である。また、PLDはProgrammable Logic Deviceの略称であり、FPGAはField Programmable Gate Arrayの略称である。
小売系サーバ1は、図5に示したように、消費者管理部111,消費量報告部112及びブロックチェーンアクセス部113として機能する。また、発電系サーバ2は、図5に示したように、発電者管理部211,発電量報告部212及びブロックチェーンアクセス部213として機能する。
なお、これらの消費者管理部111,消費量報告部112,ブロックチェーンアクセス部113,発電者管理部211,発電量報告部212及びブロックチェーンアクセス部213として機能を実現するためのプログラムは、例えば前述した記録媒体160に記録された形態で提供される。そして、コンピュータは読み書き処理部16を介してその記録媒体160からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。また、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供してもよい。
消費者管理部111,消費量報告部112,ブロックチェーンアクセス部113,発電者管理部211,発電量報告部212及びブロックチェーンアクセス部213としての機能を実現する際には、内部記憶装置に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。このとき、記録媒体160に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行してもよい。なお、本実施形態において、内部記憶装置はメモリ12であり、マイクロプロセッサはCPU11である。
図7は、図5に示した電力提供システム100の具体例を示す図である。
図7に示す例では、発電事業者A,発電事業者B,蓄電事業者C,消費者D及び消費者Eが示されている。発電事業者A又はBから消費者D又はEへの送電は、蓄電事業者Cを介して行なわれる。また、発電事業者A又はBと蓄電事業者Cとの間、及び、蓄電事業者Cと消費者D又はEとの間における発電量コインの移転は、ブロックチェーン4を利用して行なわれる。
発電系サーバ2の運用担当者201は、発電事業者のメータ20毎に発電源や発電地を確認し、メータ20に固有のコインIDを発行する。また、運用担当者201は、コインIDや発電源,発電地等を発電系サーバ2の記憶装置14に記憶させ、メータ20を発電事業者A及びBに配布する。
小売系サーバ1の運用担当者101は、消費者のメータ50毎に希望電力属性を小売系サーバ1の記憶装置14に記憶させ、メータ50を消費者D及びEに配布する。すなわち、記憶装置14は、消費者が要求する属性情報を記憶するための記憶領域を有する記憶部として機能する。
発電事業者は、発電量に応じたコインIDに紐付く独自の発電量コインを発行することで、ブロックチェーン4に対して発電報告をする(符号E1参照)。発電事業者は、ブロックチェーン4を介して消費者からの消費報告を受け付け(符号E2参照)、電力の割当販売を行なうことで、発電量コインへのカラーリングを行なう。
消費者は、発電量コインのトレースを行なうことで、自身に供給された電力の情報を取得する(符号E3参照)。
図8の(A)は図5に示した発電系サーバ2における発電者メータテーブルの生成処理を説明する図であり、図8の(B)はその発電者メータテーブルの一例である。
発電系サーバ2の運用担当者201は、メータ20毎に一意となるコインIDを取得する(符号F1参照)。図8の(A)に示す例では、発電事業者AについてのメータID0001に対応するコインIDとして0d321ac3が取得されると共に、蓄電事業者CについてのメータID0003に対応するコインIDとして6421cdefが取得される。
発電系サーバ2の運用担当者201は、取得したコインIDに発電源や発電地等の情報を紐づけた情報を発電系サーバ2に登録する(符号F2参照)。図8の(A)に示す例では、発電事業者Aの発電源は太陽光であり、蓄電事業者Cの発電源は蓄電である。
これにより、発電者管理部211は、図8の(B)に示す発電者メータテーブルを生成する、図8の(B)に示す例において、発電者メータテーブルでは、メータID,コインID,発電事業者,発電源及び発電地が対応付けられている。
なお、発明者メータテーブルの管理は、ブロックチェーン4上で行なわれてもよい。
図9の(A)は図5に示した小売系サーバ1における消費者メータテーブルの生成処理を説明する図であり、図9の(B)はその消費者メータテーブルの一例である。
小売系サーバ1の運用担当者101は、消費者毎にメータIDと希望電力属性とを紐づけて取得し(符号G1参照)、小売系サーバ1に登録する(符号G2参照)。図9の(A)に示す例では、消費者D及び蓄電事業者Cの希望電力属性は、いずれも太陽光である。
これにより、消費者管理部111は、図9の(B)に示す消費者メータテーブルを生成する、図9の(B)に示す例において、消費者メータテーブルでは、メータID,消費者,希望電源及び希望発電地が対応付けられている。
図10の(A)は図5に示した発電系サーバ2における発電の際のコインの発行処理を説明する図であり、図10の(B)はその取引履歴の例示するテーブルである。
発電事業者のメータ20は、一定の時間間隔で、発電量を計測する。発電量報告部212は、メータ20における今回の指示値から前回の指示値を減算することにより、今回の発電量を算出する。ブロックチェーンアクセス部213は、ブロックチェーン4への書き込みにより、メータ20毎に独自の発電量コインを今回の発電量に応じた量だけ、発電事業者自身のウォレットに発行する(符号H1及びH2参照)。
図10の(A)に示す例では、発電事業者Bのメータ20において、現在時刻は2018年1月31日12時0分0秒であり、60分前の計測値は433.45kWhであり、現在の計測値は437.64kWhである。そこで、発電事業者Bのウォレットには、437.64から433.45を減算した4.19分の発電量コインが発行される。発電事業者Bの発電量コインのコインIDは、4fd16c52で特定される。
そして、図10の(B)に示すように、発電事業者A及びBにおけるブロックチェーン4上の取引履歴が生成される。
図11の(A)は図5に示した小売系サーバ1における蓄電の際のコインの送信処理を説明する図であり、(B)はその取引履歴の例示するテーブルである。
蓄電事業者のメータ10は、一定の時間間隔で電力消費量を計測する。消費量報告部112は、メータ10における今回の指示値から前回の指示値を減算することにより、今回の消費電力量を算出する。そして、マッチング部311によるマッチング及び割当部312による発電量コインの割り当てに基づき、蓄電事業者のウォレットにおいて発電量コインを受信する。
図11の(A)に示す例では、発電事業者Aのウォレットから蓄電事業者Cのウォレットに対して、2.09分の発電量コインが送信されている(符号I1参照)。
そして、図11の(B)に示すように、図10の(B)に示した取引履歴に加えて、蓄電事業者Cにおけるブロックチェーン4上の取引履歴が生成される。
すなわち、小売系サーバ1のCPU11は、発電源の属性情報と発電量とを対応付けて発行された発電量コインを発電源から回収する。
図12の(A)は小売系サーバ1における電力消費の際のコインの送信処理を説明する図であり、(B)はその取引履歴の例示するテーブルであり、(C)はその消費者の課金情報を例示するテーブルである。
消費者のメータ50は、定期的に電力消費量を計測する。消費量報告部112は、メータ50における今回の指示値から前回の指示値を減算することにより、今回の消費電力量を算出する。ブロックチェーンアクセス部113は、今回の消費量と、消費者が希望する電力属性とを指定した上で、ブロックチェーン4に報告する。今回の消費量と、消費者が希望する電力属性を元に、消費者のウォレットが発電量コインの割り当てを受けると共に、消費者は電力量に応じた対価の支払いを行なう。
図12の(A)に示す例では、蓄電事業者Cのウォレットから消費者Dのウォレットに対して、2.09分の発電量コインが送信されている(符号J1参照)。
そして、図12の(B)に示すように、図11の(B)に示した取引履歴に加えて、消費者Dにおけるブロックチェーン4上の取引履歴が生成される。
また、図12の(C)に示すように、課金の日時,送金元,送金先及び送金額が示された課金情報が生成される。図示する例では、2018年6月20日9時0分〜9時30分の間において、消費者Dから蓄電事業者Cへの支払いとして50円の課金が発生している。
すなわち、小売系サーバ1のCPU11は、記憶装置14に記憶されている消費者が要求する属性情報と消費者が要求する消費量とに応じた発電量コインを消費者に配布する。
図13は、図5に示した電力提供システム100における発電源のトレース処理を説明する図である。
消費者は、自身のウォレットに格納されている発電量コインと発電者メータテーブルとを参照することにより、どの発電事業者がどのような発電源で発電した電力を消費したかを確認できる。
図13に示す例では、消費者Dのウォレットには、コインIDが0d321ac3で特定される発電量コインが格納されている。消費者Dは、このコインIDに基づいて発電者メータテーブルを参照することで、メータIDが0001の発電事業者Aが太陽光発電により神奈川県川崎市で発電した電力を消費したことが確認できる(符号K1参照)。
すなわち、小売系サーバ1のCPU11は、消費者が保有する発電量コインに付与されたコインID毎に発電量コインの総量を算出することにより、消費者が消費した発電源の属性情報毎の消費量を特定する。
図14は、図5に示した電力提供システム100における課金情報を例示するテーブルである。
図14に示す課金情報において、2018年6月20日分の課金額を計算する例について説明する。
消費者Dからの引き落とし額の計算は、2018年6月20日で、送金元が消費者Dである課金情報を検索することにより行なわれる。図示する例では、符号L1及びL2に示すように、送金額の50円と100円とが足し合わされることにより、消費者Dからの引き落とし額150円が計算される。
蓄電事業者Cへの振り込み額の計算は、2018年6月20日で、送金先が蓄電事業者Cである課金情報を検索することにより行なわれる。図示する例では、符号L1及びL3に示すように、送金額の50円と40円とが足し合わされることにより、蓄電事業者Cへの振り込み額90円が計算される。
すなわち、小売系サーバ1のCPU11は、消費者が保有する発電量コインに付与されたコインID毎に発電量コインの総量を算出することにより、消費者の電力料金を課金する。
〔B−3〕動作例
図5に示した発電系サーバ2及び小売系サーバ1におけるメータ設置処理を、図15の(A)及び(B)に示すフローチャートに従って説明する。図15の(A)は発電系サーバ2におけるメータ設置処理(ステップS1及びS2)を示し、図15の(B)は小売系サーバ1におけるメータ設置処理(ステップS11及びS12)を示す。
図15の(A)に示すように、発電系サーバ2の発電者管理部211は、発電事業者のメータ20に固有のメータIDに基づいてコインIDを発行する(ステップS1)。
発電者管理部211は、メータID,コインID及び発電者属性情報を記憶装置14に記録する(ステップS2)。そして、発電系サーバ2におけるメータ設置処理は終了する。
図15の(B)に示すように、小売系サーバ1の消費者管理部111は、消費者のメータ50に固有のメータIDを取得する(ステップS11)。
消費者管理部111は、メータID及び希望電力属性を記憶装置14に記録する(ステップS12)。そして、小売系サーバ1におけるメータ設置処理は終了する。
次に、図5に示した発電系サーバ2における発電の際のコインの発行処理を、図16に示すフローチャート(ステップS21〜S25)に従って説明する。
発電系サーバ2の発電者管理部211は、発電事業者のメータ20のメータIDからコインIDを取得する(ステップS21)。
発電量報告部212は、メータ20のから発電量を取得する(ステップS22)。発電量は、メータ20における今回の指示値から前回の指示値を減算することにより、算出される。
ブロックチェーンアクセス部213は、発電量に応じた発電量コインを発行する(ステップS23)。
ブロックチェーンアクセス部213は、発電事業者自身のウォレットに発電量コインを移動させる(ステップS24)。
そして、処理は、規定時間(例えば、30分間)待機され(ステップS25)、ステップS22へ戻る。
次に、図5に示した小売系サーバ1における電力購入の際のコインの送信処理を、図17に示すフローチャート(ステップS31〜S36)に従って説明する。
小売系サーバ1の消費者管理部111は、消費者のメータ50のメータIDに基づき、希望電力属性を取得する(ステップS31)。
消費量報告部112は、メータ50から電力消費量を取得する(ステップS32)。電力消費量は、メータ50における今回の指示値から前回の指示値を減算することにより、算出される。
マッチング部311は、マッチング処理を行なう(ステップS33)。なお、マッチング処理の詳細は、図18を用いて後述する。
割当部312は、発電量コインを消費者のウォレットに移動させる(ステップS34)。
割当部312は、単位時間分の電力料金情報(別言すれば、「誰から誰にいくら払われるかを示す情報」)を小売系サーバ1及び発電系サーバ2の記憶装置14に記録する(ステップS35)。
そして、処理は、規定時間(例えば、30分間)待機し(ステップS36)、ステップS32へ戻る。
次に、図5に示した電力提供システム100における電力のマッチング処理(ステップS41〜S44)を、図18に示すフローチャートに従って説明する。
マッチング部311は、消費者による電力属性情報と消費電力量との条件に基づき、発電事業者のウォレットから発電量コインを検索する(ステップS41)。
マッチング部311は、希望電力属性と消費電力量との条件を満たす発電量コインが存在するかを判定する(ステップS42)。
条件を満たす発電量コインが存在する場合には(ステップS42のYesルート参照)、マッチング部311は、検索した発電量コインを消費者に割り当てることを決定する(ステップS43)。
一方、条件を満たす発電量コインが存在しない場合には(ステップS42のNoルート参照)、マッチング部311は、マッチングの失敗を小売系サーバ1及び発電系サーバ2へ通知する(ステップS44)。そして、電力のマッチング処理は終了する。
マッチング処理は、消費者の希望電力属性と消費電力量との要求が発生した順、すなわち、先着順で割り当てる方式で実行されてもよいし、一定の時間間隔内で発生した取引を配分する方式で実行されてもよい。
次に、図5に示した電力提供システム100における電力料金の引き落とし処理を、図19に示すフローチャート(ステップS51〜S58)に従って説明する。
以下では、消費者から小売系サーバ1(別言すれば、「蓄電事業者」)への電力料金の引き落とし処理を示す。小売系サーバ1(別言すれば、「蓄電事業者」)から発電系サーバ2(別言すれば、「発電事業者」)への電力料金の引き落とし処理も同様に実行されてよい。
小売系サーバ1の消費者管理部111は、変数iを0に設定する(ステップS51)。
消費者管理部111は、変数iが消費者の数よりも小さいという条件式が真である限り、ステップS53〜S57における処理を繰り返す(ステップS52)。
消費者管理部111は、支払元が消費者iである課金対象期間の単位時間分の電力料金を電力料金情報として取得する(ステップS53)。
消費者管理部111は、変数jが電力料金情報の数よりも小さいという条件式が真である限り、ステップS55の処理を繰り返す(ステップS54)。
消費者管理部111は、前回の電力料金に変数jにおける電力料金情報を加算して、今回の電力料金を算出する(ステップS55)。
消費者管理部111は、変数jを1インクリメントして、ステップS55における処理を繰り返す(ステップS56)。
ステップS55における処理の繰り返しが終わった場合には、消費者管理部111は、消費者からの電力料金の引き落としを実行する(ステップS57)。
消費者管理部111は、変数iを1インクリメントして、ステップS53〜S57における処理を繰り返す(ステップS58)。
ステップS53〜S57における処理の繰り返しが終わった場合には、電力料金の引き落とし処理は終了する。
次に、図5に示した電力提供システム100における電力料金の支払い処理を、図20に示すフローチャート(ステップS61〜S68)に従って説明する。
以下では、小売系サーバ1(別言すれば、「蓄電事業者」)から発電系サーバ2(別言すれば、「発電事業者」)への電力料金の支払い処理を示す。消費者から小売系サーバ1(別言すれば、「蓄電事業者」)への電力料金の支払い処理も同様に実行されてよい。
小売系サーバ1の消費者管理部111は、変数iを0に設定する(ステップS61)。
消費者管理部111は、変数iが発電事業者の数よりも小さいという条件式が真である限り、ステップS63〜S77における処理を繰り返す(ステップS62)。
消費者管理部111は、支払先が発電事業者iである課金対象期間の単位時間分の電力料金を電力料金情報として取得する(ステップS63)。
消費者管理部111は、変数jが電力料金情報の数よりも小さいという条件式が真である限り、ステップS65の処理を繰り返す(ステップS64)。
消費者管理部111は、前回の電力料金に変数jにおける電力料金情報を加算して、今回の電力料金を算出する(ステップS65)。
消費者管理部111は、変数jを1インクリメントして、ステップS65における処理を繰り返す(ステップS66)。
ステップS65における処理の繰り返しが終わった場合には、消費者管理部111は、発電事業者への電力料金の振り込みを実行する(ステップS67)。
消費者管理部111は、変数iを1インクリメントして、ステップS63〜S67における処理を繰り返す(ステップS68)。
ステップS63〜S67における処理の繰り返しが終わった場合には、電力料金の支払い処理は終了する。
次に、図5に示した電力提供システム100における発電源比率の算出処理を、図21に示すフローチャート(ステップS71〜S78)に従って説明する。
以下では、小売系サーバ1のウォレットにおける発電源比率の算出処理を示す。小売系サーバ1は、消費者のウォレットにおける発電源比率の算出処理を行なってもよい。
小売系サーバ1のブロックチェーンアクセス部113は、自身のウォレットから統計対象の発電量コインを取得する(ステップS71)。
ブロックチェーンアクセス部113は、変数iを0に設定する(ステップS72)。
ブロックチェーンアクセス部113は、変数iが発電量コインの数よりも小さいという条件式が真である限り、ステップS74〜S77における処理を繰り返す(ステップS73)。
ブロックチェーンアクセス部113は、発電量コインiのコインIDを取得する(ステップS74)。
発電系サーバ2の発電者管理部211は、コインIDから発電源情報を発電源として取得する(ステップS75)。
ブロックチェーンアクセス部113は、発電源毎に発電量を加算する(ステップS76)。
ブロックチェーンアクセス部113は、変数iを1インクリメントする(ステップS77)。
ステップS74〜S77における処理が終わった場合には、ブロックチェーンアクセス部113は、自身のウォレットに存在する発電量コインのコインIDと数量とに基づいて、発電源の比率を算出する(ステップS78)。そして、発電源比率の算出処理は終了する。
〔B−4〕効果
上述した実施形態の一例における小売系サーバ1によれば、例えば、以下の作用効果を奏することができる。
記憶装置14は、消費者が要求する属性情報を記憶するための記憶領域を有する。CPU11は、発電源の属性情報と発電量とを対応付けて発行された発電量コインを発電源から回収し、記憶装置14に記憶されている消費者が要求する属性情報と消費者が要求する消費量とに応じた発電量コインを消費者に配布する。
これにより、電力の発電源の特定のための処理負荷を低減できる。
CPU11は、発電源毎に異なるコインIDが付与された発電量コインを発電源から回収する。
これにより、コインID毎に発電源を特定することができる。
CPU11は、消費者が保有する発電量コインに付与されたコインID毎に発電量コインの総量を算出することにより、消費者が消費した発電源の属性情報毎の消費量を特定する。
これにより、消費者のウォレットに存在する発電量コインのコインIDを特定するだけで、消費電力の発電源の属性情報を特定できる。
CPU11は、消費者が保有する発電量コインに付与されたコインID毎に発電量コインの総量を算出することにより、消費者の電力料金を課金する。
これにより、発電源毎に電力料金が異なる場合においても、消費者の合計の電力料金を算出できる。
属性情報は、発電源による発電方式と発電源の所在地との少なくとも一方である。
これにより、消費電力の発電方式や発電場所等の消費者のニーズに合わせた電力を提供できる。
〔C〕その他
開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
〔D〕付記
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
消費者が要求する属性情報を記憶するための記憶領域を有する記憶部と、
発電源の属性情報と発電量とを対応付けて発行されたトークンを発電源から回収し、前記記憶部に記憶されている前記消費者が要求する属性情報と前記消費者が要求する消費量とに応じたトークンを前記消費者に配布する処理部と、
を備える、電力提供装置。
(付記2)
前記処理部は、前記発電源毎に異なる識別子が付与された前記トークンを前記発電源から回収する、
付記1に記載の電力提供装置。
(付記3)
前記処理部は、前記消費者が保有する前記トークンに付与された前記識別子毎に前記トークンの総量を算出することにより、前記消費者が消費した前記発電源の属性情報毎の消費量を特定する、
付記2に記載の電力提供装置。
(付記4)
前記処理部は、前記消費者が保有する前記トークンに付与された前記識別子毎に前記トークンの総量を算出することにより、前記消費者の電力料金を課金する、
付記2又は3に記載の電力提供装置。
(付記5)
前記属性情報は、前記発電源による発電方式と前記発電源の所在地との少なくとも一方である、
付記1〜4のいずれか1項に記載の電力提供装置。
(付記6)
コンピュータに、
消費者が要求する属性情報を記憶部に記憶させ、
発電源の属性情報と発電量とを対応付けて発行されたトークンを発電源から回収し、前記記憶部に記憶されている前記消費者が要求する属性情報と前記消費者が要求する消費量とに応じたトークンを前記消費者に配布する、
処理を実行させる、プログラム。
(付記7)
前記発電源毎に異なる識別子が付与された前記トークンを前記発電源から回収する、
処理を前記コンピュータに実行させる、付記6に記載のプログラム。
(付記8)
前記消費者が保有する前記トークンに付与された前記識別子毎に前記トークンの総量を算出することにより、前記消費者が消費した前記発電源の属性情報毎の消費量を特定する、
処理を前記コンピュータに実行させる、付記7に記載のプログラム。
(付記9)
前記消費者が保有する前記トークンに付与された前記識別子毎に前記トークンの総量を算出することにより、前記消費者の電力料金を課金する、
処理を前記コンピュータに実行させる、付記7又は8に記載のプログラム。
(付記10)
前記属性情報は、前記発電源による発電方式と前記発電源の所在地との少なくとも一方である、
付記6〜9のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記11)
消費者が要求する属性情報を記憶部に記憶させ、
発電源の属性情報と発電量とを対応付けて発行されたトークンを発電源から回収し、前記記憶部に記憶されている前記消費者が要求する属性情報と前記消費者が要求する消費量とに応じたトークンを前記消費者に配布する、
処理を実行させる、電力提供方法。
(付記12)
前記発電源毎に異なる識別子が付与された前記トークンを前記発電源から回収する、
付記11に記載の電力提供方法。
(付記13)
前記消費者が保有する前記トークンに付与された前記識別子毎に前記トークンの総量を算出することにより、前記消費者が消費した前記発電源の属性情報毎の消費量を特定する、
付記12に記載の電力提供方法。
(付記14)
前記消費者が保有する前記トークンに付与された前記識別子毎に前記トークンの総量を算出することにより、前記消費者の電力料金を課金する、
付記12又は13に記載の電力提供方法。
(付記15)
前記属性情報は、前記発電源による発電方式と前記発電源の所在地との少なくとも一方である、
付記11〜14のいずれか1項に記載の電力提供方法。
100 :電力提供システム
1 :小売系サーバ
101 :運用担当者
10 :メータ
11 :CPU
111 :消費者管理部
112 :消費量報告部
113 :ブロックチェーンアクセス部
12 :メモリ
13 :表示制御部
130 :表示装置
14 :記憶装置
15 :入力I/F
151 :マウス
152 :キーボード
16 :読み書き処理部
160 :記録媒体
17 :通信I/F
2 :発電系サーバ
201 :運用担当者
20 :メータ
211 :発電者管理部
212 :発電量報告部
213 :ブロックチェーンアクセス部
311 :マッチング部
311 :マッチング
312 :割当部
4 :ブロックチェーン
50 :メータ

Claims (7)

  1. 消費者が要求する属性情報を記憶するための記憶領域を有する記憶部と、
    発電源の属性情報と発電量とを対応付けて発行されたトークンを発電源から回収し、前記記憶部に記憶されている前記消費者が要求する属性情報と前記消費者が要求する消費量とに応じたトークンを前記消費者に配布する処理部と、
    を備える、電力提供装置。
  2. 前記処理部は、前記発電源毎に異なる識別子が付与された前記トークンを前記発電源から回収する、
    請求項1に記載の電力提供装置。
  3. 前記処理部は、前記消費者が保有する前記トークンに付与された前記識別子毎に前記トークンの総量を算出することにより、前記消費者が消費した前記発電源の属性情報毎の消費量を特定する、
    請求項2に記載の電力提供装置。
  4. 前記処理部は、前記消費者が保有する前記トークンに付与された前記識別子毎に前記トークンの総量を算出することにより、前記消費者の電力料金を課金する、
    請求項2又は3に記載の電力提供装置。
  5. 前記属性情報は、前記発電源による発電方式と前記発電源の所在地との少なくとも一方である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力提供装置。
  6. コンピュータに、
    消費者が要求する属性情報を記憶部に記憶させ、
    発電源の属性情報と発電量とを対応付けて発行されたトークンを発電源から回収し、前記記憶部に記憶されている前記消費者が要求する属性情報と前記消費者が要求する消費量とに応じたトークンを前記消費者に配布する、
    処理を実行させる、プログラム。
  7. 消費者が要求する属性情報を記憶部に記憶させ、
    発電源の属性情報と発電量とを対応付けて発行されたトークンを発電源から回収し、前記記憶部に記憶されている前記消費者が要求する属性情報と前記消費者が要求する消費量とに応じたトークンを前記消費者に配布する、
    処理を実行させる、電力提供方法。
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