JP7081746B2 - 木質構造材 - Google Patents

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Description

本発明は、木質構造材に関する。
下記特許文献1には、CLT(Cross Laminated Timber)を用いて壁板を形成した住宅構造が記載されている。
特開2017-53187号公報
上記特許文献1のようにCLT等の木質材料を構造材として用いる場合、木目を生かした意匠の建物を形成することができる。しかし耐火性能が要求される部分においては、木質材料の表面に耐火性を備えた石膏ボード等の仕上げ材を取付ける必要がある。この場合、木目を生かすことが難しい。また、仕上げ材を取付けると壁厚が大きくなり建物の有効面積が少なくなる。
本発明は上記事実を考慮して、表面に耐火性を備えた仕上げ材を取付けなくても耐火性能を発揮できる木質構造材を提供することを目的とする。
請求項1の木質構造材は、木質材料で形成された芯材と、前記芯材の外側に配置され、水分を担持したゲル状の保水材を備えた保水層と、前記保水層の外側に配置され木質材料で形成された外側層と、を有する。
請求項1の木質構造材は、木質材料で形成された外側層の内側に水分を担持した保水層が配置されている。このため火災時に炎や熱風によって外側層が熱せられても、保水層に担持された水分によって外側層の温度上昇が抑制される。さらに、外側層が発火した場合においても、保水層の水分が蒸発することで外側層から気化熱を奪い、温度上昇を抑えることができる。これにより木質構造材は耐火性能を発揮することができる。
請求項2の木質構造材は、前記保水層は、前記芯材と前記外側層との間に配置された木製の板部材と、前記板部材に形成された収容部と、前記収容部に収容された保水材と、を備えている。
請求項2の木質構造材では、木製の板部材が芯材と外側層との間に配置され、この板部材に、保水材を収容する収容部が設けられている。このため、保水材が収容されていない状態で木質構造材を建設現場へ搬入し、建設現場で保水材を収容部へ注入することで保水層を形成することができる。したがって、工場で保水材に水を担持させる場合と比較して、木質構造材を運搬し易く施工性がよい。
請求項3の木質構造材は、前記収容部は弱軸方向に延設されている。
請求項3の木質構造材では、収容部が木質構造材の弱軸方向に延設されている。つまり、保水材が弱軸方向に沿って配置される。このため、木質構造材を床材として使用する場合、保水材が無い構成(保水材に代えて木材が配置されている場合)と比較して、木質構造材の弱軸方向の強度は低くなる。しかし、強軸方向の強度は低くなりにくい。これにより、強軸方向をスパン方向として支持躯体に架け渡すことで、保水材に代えて木材が配置されている構造材と比較した木質構造材の耐力低下を抑制できる。
請求項4の木質構造材は、前記芯材、前記保水層及び前記外側層は、一方向に延設されたひき板を並べて形成された層と、前記一方向と直交する方向に延設されたひき板を並べて形成された層と、を交互に積層して形成され、前記保水層における前記ひき板が、前記板部材とされている。
請求項5の木質構造材は、前記収容部の内壁を形成する前記外側層には、加熱されて融解して水分を通すことができる樹脂が塗装されている。
本発明に係る木質構造材は、表面に耐火性を備えた仕上げ材を取付けなくても耐火性能を発揮できる。
(A)は本発明の実施形態に係る木質構造材を示す斜視図であり、(B)は分解斜視図であり、(C)は保水層を一方の外側層側のみに設けた変形例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る木質構造材が適用された建物を示す部分断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る木質構造材において外側層を2層重ねて形成した変形例を示す正面図であり、(B)は芯材を5層重ねて形成した変形例を示す正面図であり、(C)は芯材を1層のみで形成した変形例を示す正面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る木質構造材において全てのひき板の繊維方向を揃えて配置した変形例を示す正面図であり、(B)は木質構造材を柱として形成した変形例を示す上面図である。
(木質構造材)
本発明の実施形態に係る木質構造材10は、CLTに保水性を付与することで耐火性能を発揮できる建築構造用の加工木材である。図1(A)に示されるように、木質構造材10は、木製のひき板(ラミナ)12を幅方向に並べて板状に形成した層と、ひき板14を幅方向に並べて板状に形成した層とが7層交互に積層されて形成されている。各層の厚み(W方向に沿った長さ)はそれぞれ等しい。
木質構造材10を形成する7層のうち、最も外側の層を外側層22、24とする。外側層22、24の内側の層を保水層32、34とする。保水層32、34の内側の層を内側層42、44、46とする。なお、以下の説明においては外側層22、24をまとめて外側層20と称する場合がある。また、保水層32、34をまとめて保水層30と称する場合がある。さらに、内側層42、44、46をまとめて芯材40と称する場合がある。
(外側層)
外側層20は、図1(A)に示すように、X方向に延設されたひき板12をY方向(X方向と略直交する方向、ひき板12の幅方向)に並べて接着し、板状に形成されている。
(保水層)
保水層30においては、図1(B)に示すように、Y方向に延設されたひき板14がX方向に間隔を開けて配置されている。互いに隣合うひき板14の間の部分は、保水材36が収容される収容部38とされている。収容部38の幅(X方向に沿った長さ)は、ひき板14の幅と略一致している。例えばひき板14の幅が120mmの場合、収容部38の幅も約120mmとされている。また、1枚のひき板毎に、1箇所の収容部38が設けられている。なお、ひき板14は、本発明における板部材の一例である。
収容部38は、木質構造材10のY方向の両端に亘って形成されている。つまり、収容部38は木質構造材10のY方向の両端面を貫通する貫通孔とされている。収容部38の内壁、即ちひき板12、14において収容部38を取り囲む面には、シリコン系の透明樹脂が塗装されている。この透明樹脂は、常温では非透水性であり、概ね60~80度程度で融解して水分(蒸気)を通すことができる。
保水材36は、高吸水性高分子材料(例えばセルロース系高分子材料)によって形成され、非保水状態では粉状又は繊維状とされ、吸水することで膨張して粘性を持ったゲル状に変化する。保水材36は、吸水した状態で収容部38へ注入される。保水材36の注入は、ひき板12、14を組付ける工場で行ってもよいし、木質構造材10を建材として使用する建設現場で行ってもよい。建設現場で保水材36を注入する場合、収容部38へフレキシブルホースの一端を挿入し、このフレキシブルホースから吸水した状態の保水材36を注入する。収容部38は貫通孔とされているため、保水材36を注入した際に空気溜りが生じ難い。なお、保水材36は、必ずしも収容部38の端部(貫通孔の開口端)から注入する必要はなく、針状の管などを用いて、外側層22、24の外表面から注入することもできる。
なお、保水層30は、図1(C)に示す木質構造材11のように、外側層20のうち一方の外側層(例えば外側層22)側のみに設けることもできる。
(内側層)
内側層42、46はそれぞれ、X方向に延設されたひき板12をY方向に並べて接着し、板状に形成されている。内側層42、46の間の内側層44は、Y方向に延設されたひき板12をX方向に並べて接着し、板状に形成されている。これらの内側層42、44、46が互いに接着されて、芯材40が形成されている。
以上の構成をまとめると、木質構造材10の外側層22、24及び内側層42、46(合計4層)においては、ひき板12の繊維方向がX方向に沿っている。これに対して、内側層44及び保水層32、34(合計3層)においては、ひき板12の繊維方向がY方向に沿っている。すなわち、木質構造材10は、X方向が強軸方向とされている。また、弱軸方向であるY方向に沿って収容部38が形成され、保水材36が充填されている。
また、木質構造材10においては、芯材40の外側に水分を担持した保水層30が形成され、保水層30の外側に、ひき板12を並べた外側層20が形成されている。すなわち、木質構造材10の両面(W方向の端面)は、木目が露出した化粧材としての外側層20によって形成されている。さらに、この外側層20の内側に、水分を担持した保水層30が配置されている。
(作用・効果)
図2には、本発明の実施形態に係る木質構造材10、11を用いて形成された建物100が示されている。木質構造材10、11は、建物100の壁体、スラブ及び図示しない屋根として用いられている。
壁体としての木質構造材10Wは、例えば火気使用室R1と火気使用室R2との間仕切壁として使用される。火気使用室R1、R2の何れかで火災が発生した場合、木質構造材10Wが炎や熱風によって熱せられると、火災が発生した側の外側層20(図1参照)の温度が上昇する。
しかし、保水層30における保水材36に担持された水分によって、過度な温度上昇が抑制される。このため、外側層20を形成するひき板12の温度が発火点に到達することを抑制できる。あるいは、発火点に到達する時間を遅らせることができる。さらに、外側層20を通して保水材36が熱せられることにより、保水材36の水分が蒸発する。これにより、外側層20が発火した場合においても、保水材36の水分が蒸発することで外側層20から気化熱を奪い、温度上昇を抑えることができる。あるいは、炎や熱風の勢いを低減することができる。
これにより、火気使用室R1、R2の何れかで火災が発生した際、壁体としての木質構造材10Wに構造耐力上支障のある損傷が発生することを一定時間(例えば1時間や2時間)抑制することができる。
壁体としての木質構造材11Wは、例えば火気使用室R1と、火気使用室R3との間の間仕切として使用される。具体的には、火気使用室R1と火気使用室R3とは隣接する異なる住戸の部屋であり、断熱材H(又は遮音材)を挟み込んだ2枚の木質構造材11Wによって形成された間仕切(戸境壁BD)によって区画されている。木質構造材11Wを2枚用いることで、断熱性能が高まるほか、遮音性能や構造耐力が向上する。
この戸境壁BDにおいては、保水材36(保水層30)が断熱材H側ではなく火気使用室R1、R3側に配置される。このように、保水層30を1層しか備えない木質構造材11Wでも、組合わせて用いることで2面に対する耐火性能を発揮させることができる。
なお、木質構造材11Wは、単独で火気使用室R4と火気非使用室R5との間仕切や戸境壁として用いることもできる。この場合、保水材36は火気非使用室R5側ではなく火気使用室R4側に配置される。これにより、火気使用室R4で火災が発生した際、壁体としての木質構造材11Wに構造耐力上支障のある損傷が発生することを一定時間抑制することができる。
このように、木質構造材10、11を壁体として用いることで、木材を化粧材として用いつつ、耐火性能を確保することができる。
スラブとしての木質構造材10Wは、上下に隣接する火気使用室R1と火気使用室R4との間のスラブとして用いられる。これにより、火気使用室R1、R4の何れかで火災が発生した際、スラブとしての木質構造材10Wに構造耐力上支障のある損傷が発生することを一定時間抑制することができる。
スラブとしての木質構造材11Wは、火気使用室R1と火気非使用室R6との間のスラブとして用いることもできる。この場合、保水材36は火気非使用室R6側ではなく火気使用室R1側に配置する。これにより、火気使用室R1で火災が発生した際、スラブとしての木質構造材11Wに構造耐力上支障のある損傷が発生することを一定時間抑制することができる。
このように、木質構造材10、11をスラブとして用いることで、木材を化粧材として用いつつ、耐火性能を確保することができる。なお、木質構造材10、11をスラブとして用いる場合、必ずしも外側層20を仕上げ材として用いる必要はなく、木質構造材10、11の上方にフローリング材を敷設してもよいし、下面に天井材を貼り付けてもよい。
また、本実施形態において、木質構造材10は、X方向が強軸方向とされている。また、弱軸方向であるY方向に沿って収容部38が形成され、保水材36が充填されている。このため、保水材36に代えてひき板14が配置されている構成と比較して、木質構造材のY方向の強度は低くなる。しかし、X方向に延設されたひき板12は、保水材に置き換えられていないため、X方向の強度は低くなりにくい。これにより、Y方向をスパン方向として支持躯体に架け渡すことで、保水材36に代えてひき板12が配置されている構造材(所謂CLT板)と比較した木質構造材の耐力低下を抑制できる。
一方、木質構造材10W、11Wのように壁材として使用する場合、木質構造材は、強軸方向、弱軸方向共に耐力要素として有効である。これは、一般的に壁の周辺接合部より木質構造材の強度が大きいため、保水材36による木材の欠損を見込んでも十分な耐力を確保できるからである。
なお、上記の説明においては、木質構造材10、11を用いて耐火性能を確保する部屋の一例として、火気使用室R1、R2、R3、R4を挙げたが、本発明の実施形態はこれに限らない。木質構造材10、11は、通常火気を使用しない部屋を仕切る壁体やスラブとして用いてもよい。このようにすることで、耐火建築物や準耐火建築物において、耐火性能が要求される各種部材の耐火性能を向上させることができる。
また、本実施形態においては、保水層32、34の外側に位置する外側層22、24はそれぞれ1層としたが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば図3(A)に示す外側層22A、22B及び外側層24A、24Bのように、2層で形成してもよい。これにより強軸方向(X方向)に延設されたひき板の数量の割合が大きくなるため、強軸方向の強度を高めることができる。
また、本実施形態において、木質構造材10、11は7層構成とされているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば図3(B)に示すような9層構成や、図3(C)に示すような5層構成等としてもよい。木質構造材を9層構成とすれば、芯材40Aに含まれる層数が多くなるため、木質構造材の強度を大きくできる。また、木質構造材を5層構成とすれば、芯材40Bに含まれる層数が少なくなるため、木質構造材を薄くできる。すなわち木質構造材は、必要な強度によって適宜層数を調整できる。
またさらに、本実施形態の木質構造材10、11においては、互いに隣り合う層のひき板(ひき板12、14)を、繊維方向が直交するように配置しているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば図4(A)に示すように、互いに隣り合う層のひき板の繊維方向が一致するように配置してもよい。
具体的には、図1に示した木質構造材10の外側層22、24、内側層42、44におけるひき板12の延設方向をY方向に沿うように配置して、図4(A)の外側層22C、24C、内側層42C、44Cに示すように、保水層32、34、内側層44を構成するひき板14と繊維方向を一致させる。すなわち、本発明の実施形態は、集成材に適用することもできる。さらにひき板14に代えて、単板積層材を用いてもよい。すなわち、本発明の実施形態は、LVL(Laminated Veneer Lumber)に適用することもできる。
また、本実施形態の木質構造材10においては、2つの保水層32、34においては、ひき板の延設方向が一致している(何れもY方向)が、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば保水層32におけるひき板と、保水層34におけるひき板の延設方向が直交するように配置してもよい。
また、本実施形態の木質構造材10、11は、壁体やスラブに用いられる板状の構造材とされているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば図4(B)に示すように、柱状の構造材としてもよい。この場合、図4(B)における紙面前後方向へ延設された角型の芯材40Dの外側に、間隔を開けてひき板14を貼り付けて収容部38を形成する。ひき板14は、芯材40Dと同様に、図4(B)における紙面前後方向へ延設されている。そして収容部38へ保水材36を充填することで、保水層30Dが形成される。保水層30Dの外側には、外側層20Dが形成される。
なお、木質構造材を柱状の構造材とする場合、保水層におけるひき板14、収容部38は、図4(B)における紙面前後方向(略鉛直方向)の他、紙面上下及び左右方向(略水平方向、柱の延設方向と直交する方向)へ延設してもよい。
また、本実施形態においては、収容部38の内壁にシリコン系の透明樹脂を塗装することで、保水材36からひき板12、14へ水分が移動することを抑制しているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば収容部38の内壁には樹脂を塗装せず素地として、非透水性の袋状の容器に封入した保水材を収容部38へ挿入してもよい。この容器は概ね60~80度程度で融解し、保水材から蒸発した水分(蒸気)をひき板12、14へ通すことができる。
なお、容器は水を通さず蒸気を通す素材であれば、融解する必要はない。水を通さず蒸気を通す素材としては、微細孔が形成された通気性フィルム等を用いることができる。又は、保水材36の水分が蒸発して容器の内部の圧力が大きくなった際に、部分的に破断して蒸気が抜ける機構を備えた素材を用いてもよい。
さらに、本実施形態においては、1枚のひき板14毎に、ひき板14と略一致する幅の収容部38が1箇所設けられているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えばひき板14を2枚以上並べて配置して複数のひき板14毎に収容部38を設けてもよい。すなわち、複数枚毎のひき板14毎に、1箇所の収容部を設けてもよい。このようにすることで、保水層30の構造強度を増すことができる。あるいは、1枚のひき板14毎に、ひき板14より大きい幅の収容部を設けてもよい。このようにすることで、保水層30の保水量を増やすことができる。このように、本発明は様々な態様で実施できる。
14 ひき板(板部材)
2 外側層
20D 外側層
22 外側層
22A 外側層
22C 外側層
24A 外側層
30 保水層
30D 保水層
32 保水層
36 保水材
38 収容部
40 芯材
40A 芯材
40B 芯材
40D 芯材

Claims (5)

  1. 木質材料で形成された芯材と、
    前記芯材の外側に配置され、水分を担持したゲル状の保水材を備えた保水層と、
    前記保水層の外側に配置され木質材料で形成された外側層と、
    を有する木質構造材。
  2. 前記保水層は、
    前記芯材と前記外側層との間に配置された木製の板部材と、
    前記板部材に形成された収容部と、
    前記収容部に収容された保水材と、
    を備えている請求項1に記載の木質構造材。
  3. 前記収容部は弱軸方向に延設されている、請求項2に記載の木質構造材。
  4. 前記芯材、前記保水層及び前記外側層は、
    一方向に延設されたひき板を並べて形成された層と、前記一方向と直交する方向に延設されたひき板を並べて形成された層と、を交互に積層して形成され、
    前記保水層における前記ひき板が、前記板部材とされている、
    請求項2又は3に記載の木質構造材。
  5. 前記収容部の内壁を形成する前記外側層には、加熱されて融解して水分を通すことができる樹脂が塗装されている、請求項2~4の何れか1項に記載の木質構造材。
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