JP7081419B2 - 液滴吐出装置、ギャップ調整方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、ヘッドから吐出された液滴同士が記録媒体に対して「着弾する位置の相対的な関係」(液滴の位置関係)と、「ヘッドと記録媒体の距離(ギャップ)との相関関係」を予め把握しておき、二つの液滴が着弾した位置(液滴の位置関係)からギャップを推定し、推定結果に基づいてギャップを調整することを要旨の一つとする。
まず、本発明に係る液滴吐出装置を含む画像形成装置の実施形態について説明する。図1は、液滴吐出装置の実施形態であるインクジェットプリンタ100の概略的な構成を示す図である。図1に示すように、インクジェットプリンタ100は、画像形成部110と、制御部120と、を備えている。
次に、本発明に係るギャップ調整方法の前提について説明する。まず、ギャップ調整方法で用いるギャップの推定の前提となる「着弾する位置の相対的な関係(液滴の位置関係)」について説明をする。図2は、記録媒体であるシート116に対してヘッド111から吐出された液滴1111が着弾した様子の一例を示している。図2中の矢印は、シート116の搬送方向を例示しているので、シート116は当該矢印方向に対して搬送速度Vpで移動していると仮定する。ヘッド111は、複数のノズル(液滴吐出口)を備えている。
上記のように、2つの液滴の位置関係からヘッド111とシート116とのギャップを推定するためには、液滴の飛翔速度差とギャップとの相関に関するプロファイルを事前に把握する必要がある。図3は、本実施形態に係る制御部120において用いられる、「液滴飛翔時間」と「ヘッド111とシート116の距離(ギャップ)」との「関係性プロファイルデータ」を取得するための液滴飛翔状態観測装置の例を示している。
図4は、観測装置200のヘッド部240のノズルから吐出された液滴241の位置が経時的に変化する様子を例示している。ここではヘッド部240が備えるある1つのノズルから液滴241が吐出されたと仮定し、吐出時間差(td)を設けて同じノズルから2回の吐出動作をした場合を例示している。先に吐出されたものを液滴241aとし、後に吐出されたものと液滴241bとする。
次に、ヘッド111とシート116との間のギャップの相関を示す関係性プロファイルデータについて図5を用いて説明する。図5(a)は、図4に例示した観測装置200を用いる実験を行うことで求めることができる速度の異なる液滴のそれぞれにおけるギャップ「P」と液滴が着弾するまでの時間「Δt」との相関を例示したグラフである。図5(b)は、図5(a)に示される相関に基づいて得られる「関係性プロファイルデータ」の例を示すグラフである。
ここで、本実施形態に係るインクジェットプリンタ100の制御部120について説明する。図6は制御部120の機能ブロック図である。制御部120は、一般的な情報処理装置と同様に、演算処理を実行するプロセッサと、演算処理の内容を規定するプログラムを記憶する記憶部などのハードウェアにより構成されている。記憶部に記憶されているプログラムを用いてプロセッサを実行することで、後述する各機能が実現される。
次に、本発明に係るギャップ調整方法の第一実施形態について説明する。インクジェットプリンタ100において実行されるギャップ調整方法の処理ステップについて、図7のフローチャートを用いて説明する。
次に、本発明に係るギャップ調整方法の第二実施形態について説明する。インクジェットプリンタ100において画像が形成されるシート116は、搬送方向において撓むこともある。その様子を図8に例示する。図8において、シート116は、液滴1111が着弾する着弾面が変動している。このようなシート116のバタツキがあると、ギャップがシート116の搬送度合いによって継続的に変動することになる。本実施形態に係るギャップ調整方法は、このようなシート116のバタツキに対応するものである。
次に、本発明に係るギャップ調整方法の第三実施形態について説明する。インクジェットプリンタ100において液滴を吐出するヘッド111は、ヘッド駆動信号に基づいて吐出動作をし、同じヘッド駆動信号を用いた場合、液滴の吐出状態(吐出速度や着弾位置)は同じになるはずである。しかしながら、ヘッド111における吐出動作にもバラツキが生ずることがある。本実施形態に係るギャップ調整方法は、このようなヘッド111の出力特性のバラツキに対応するものである。
110 :画像形成部
111 :ヘッド
112 :画像検査装置
113 :アンワインダー
114 :乾燥装置
115 :リワインダー
116 :シート
120 :制御部
121 :データ取得部
122 :時間差算出部
123 :ギャップ推定部
124 :ギャップ調整判定部
125 :ギャップ調整制御部
126 :関係性プロファイルデータ記憶部
200 :観測装置
210 :観測制御部
220 :ヘッド駆動部
230 :光源駆動部
240 :ヘッド部
241 :液滴
250 :光源部
260 :カメラ部
Claims (8)
- 液滴を記録媒体に吐出する液滴吐出装置であって、
前記記録媒体に吐出された複数の液滴の付着状態を示すデータから当該液滴の相対的な位置関係を示す位置関係データを取得するデータ取得部と、
前記位置関係データから、前記複数の液滴の飛翔時間差を算出する時間差算出部と、
当該液滴の吐出口から前記記録媒体までの距離であるギャップと、前記飛翔時間差と、を関連付けて記憶する関係性プロファイルデータを参照し、前記飛翔時間差に基づいて前記ギャップを推定するギャップ推定部と、
推定されたギャップが適切なギャップであるか否かを判定するギャップ判定部と、
ギャップ判定部による判定の結果に基づいて、前記ギャップを適切な状態に調整するための前記吐出口の位置の移動を制御するギャップ調整制御部と、
を備えることを特徴とする液滴吐出装置。 - 前記データ取得部は、前記記録媒体の液滴付着面における複数の液滴の距離を前記位置関係データとして取得する、
請求項1に記載の液滴吐出装置。 - 前記記録媒体に付着した液滴の付着状態を示すデータを、当該記録媒体に形成された画像から読み取る画像読取装置を備え、
前記データ取得部は前記画像読取装置から受け取ったデータから前記位置関係データを取得する、
請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。 - 前記複数の液滴は、少なくとも第一の液滴と第二の液滴であって、
前記第一の液滴の飛翔速度は、前記第二の液滴の飛翔速度よりも速く、
前記時間差算出部は、前記第一の液滴と前記第二の液滴の前記位置関係データから、当該第一の液滴と第二の液滴の飛翔時間の差を前記飛翔時間差として算出する、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液滴吐出装置。 - 前記ギャップ推定部は、
前記複数の液滴に含まれる前記第一の液滴と前記第二の液滴を複数回吐出したときの各位置関係データにより算出される飛翔時間差の平均値に基づいて前記ギャップを推定する、
請求項4に記載の液滴吐出装置。 - 前記ギャップ推定部は、
前記複数の液滴に含まれる前記第一の液滴と前記第二の液滴を複数回吐出したときの各位置関係データにより算出される飛翔時間差の偏差に基づいて前記ギャップを推定する、
請求項4に記載の液滴吐出装置。 - 液滴を記録媒体に吐出する液滴吐出装置における、前記液滴の吐出口と前記記録媒体との距離であるギャップを調整するギャップ調整方法であって、
前記記録媒体に吐出された複数の液滴の付着状態を示すデータから当該液滴の相対的な位置関係を示す位置関係データを取得し、
前記位置関係データから、前記複数の液滴の飛翔時間差を算出し、
当該液滴の吐出口から前記記録媒体までの距離であるギャップと、前記飛翔時間差と、を関連付けて記憶する関係性プロファイルデータを参照し、前記飛翔時間差に基づいて前記ギャップを推定し、
推定されたギャップが適切なギャップであるか否かを判定し、
前記判定の結果に基づいて、前記ギャップを適切な状態に調整するための前記吐出口の位置の移動を制御する、
ことを特徴とするギャップ調整方法。 - 液滴を記録媒体に吐出する液滴吐出部と、前記記録媒体を搬送する搬送部と、を備え、
前記記録媒体に対して前記液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置であって、
前記液滴吐出部は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液滴吐出装置である、
ことを特徴とする画像形成装置。
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