JP7081368B2 - 液浸槽及び電子装置 - Google Patents

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Description

本願の開示する技術は、液浸槽及び電子装置に関する。
近年、冷媒を貯留すると共に、複数の電子機器を格納し、この複数の電子機器を冷媒に浸漬することで冷却する液浸槽が利用され始めている(例えば、特許文献1参照)。一般に、このような液浸槽において、槽本体の内側には、電子機器を格納する格納部が設けられており、この格納部の下側には、複数の整流穴を有する整流板が水平に配置されている。
また、槽本体には、槽本体の内側に冷媒を流入させる冷媒流入口が形成されており、この冷媒流入口は、整流板よりも下側に位置している。そして、この液浸槽では、冷媒流入口から槽本体の内側に冷媒が流入されると、冷媒が複数の整流穴を通り、複数の電子機器に供給される。
特開2017-163065号公報 特開2014-40970号公報
しかしながら、複数の電子機器で実装密度が異なる等、複数の電子機器が異なる形態である場合、各電子機器に供給される冷媒の流量が異なることが想定される。すなわち、発熱量が多く圧力損失の大きい高実装密度の電子機器は、冷媒が流れにくいため、発熱量が少なく圧力損失の小さい低実装密度の電子機器に比して、冷媒の流量が相対的に少なくなる可能性がある。
そこで、本願の開示する技術は、一つの側面として、電子機器に応じて電子機器に供給される冷媒の流量を調整できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術によれば、槽本体と、格納部と、整流板と、流量調整板とを備える液浸槽が提供される。槽本体は、冷媒を貯留する。格納部は、槽本体の内側に設けられて電子機器を格納する。整流板は、格納部の下側に水平に配置されている。流量調整板は、整流板に下側から重ね合わされた重ね合わせ位置から整流板に対して下側に離間した離間位置に移動可能である。整流板は、上下方向に貫通する複数の整流穴を有し、流量調整板は、それぞれ整流穴と整合する位置に形成されて上下方向に貫通する複数の流量調整穴を有する。整流板及び流量調整板が重なり合う範囲において、複数の流量調整穴の合計開口面積は、複数の整流穴の合計開口面積よりも小さい。
本願の開示する技術によれば、電子機器に応じて電子機器に供給される冷媒の流量を調整できる。
本実施形態に係る液浸槽が適用された冷却システムを示す図である。 図1の液浸槽を拡大して示す縦断面図である。 図2の整流板、複数の流量調整板、及び、複数の開閉板の分解斜視図である。 図2の整流板、流量調整板、開閉板、及び、複数の付勢部材を拡大して示す縦断面図である。 図4の流量調整板及び開閉板が押し下げられて下側に移動した状態を示す縦断面図である。 図4の開閉板が押し下げられて下側に移動した状態を示す縦断面図である。 本実施形態で用いられる二種類の電子機器を比較して示す図である。 図7の係止突起と図4の整流部に形成された貫通穴との関係を説明する図である。 図7の係止突起と図4の流量調整板に形成された第一係止穴との関係を説明する図である。 図7の係止突起と図4の開閉板に形成された第二係止穴との関係を説明する図である。 図2の液浸槽に図7の二種類の電子機器が格納された状態を示す縦断面図である。 図11の高密度実装の電子機器の下部及びその周辺部を拡大して示す縦断面図である。 図11の低密度実装の電子機器の下部及びその周辺部を拡大して示す縦断面図である。 図4の複数の整流穴と複数の流量調整穴との関係の変形例を示す縦断面図である。 図7の電子機器の第一変形例を示す正面図である。 図7の電子機器の第二変形例を示す正面図である。
以下、本願の開示する技術の一実施形態を説明する。
図1には、本実施形態に係る液浸槽10が適用された冷却システム100が示されている。冷却システム100は、液浸槽10と、循環ポンプ102と、熱交換器104と、チラー106とを備える。
液浸槽10は、箱形の槽本体12を有しており、この槽本体12には、冷媒14が貯留される。冷媒14(冷媒液)には、絶縁性を有し冷却効率の高い液体として、例えば、フッ素系不活性液体や油が用いられる。槽本体12の内側には、複数の電子機器が格納され、この複数の電子機器は、冷媒14に浸漬されることで冷却される。図1では、複数の電子機器が格納されていない状態が示されている。
槽本体12は、複数の側壁部16を有している。この複数の側壁部16のうちいずれかの側壁部16の下部には、槽本体12の内側に冷媒14を流入させる冷媒流入口18が形成されており、側壁部16の上部には、槽本体12の内側から冷媒14を排出する冷媒排出口20が形成されている。槽本体12と熱交換器104との間には、冷媒循環回路108が設けられている。
冷媒循環回路108は、往き管110と戻り管112とを有しており、往き管110は、冷媒流入口18に接続され、戻り管112は、冷媒排出口20に接続されている。この冷媒循環回路108は、熱交換器104に熱的に接続されている。循環ポンプ102は、一例として、往き管110に設けられている。チラー106と熱交換器104との間には、冷水循環回路114が設けられている。
そして、この冷却システム100では、循環ポンプ102が作動すると、冷媒循環回路108を通じて液浸槽10と熱交換器104との間を冷媒14が循環する。また、チラー106と熱交換器104との間では、冷水循環回路114を通じて冷水が循環する。熱交換器104では、冷水によって冷媒14が冷却され、この冷却された冷媒14は液浸槽10に供給される。液浸槽10では、冷媒流入口18から槽本体12の内側に冷媒14が流入し、この槽本体12の内側に流入した冷媒14は、槽本体12の下側から上側へ流れ、冷媒排出口20から槽本体12の外側に排出される。
続いて、液浸槽10の構成を詳細に説明する。
図2には、図1の液浸槽10が拡大して示されている。各図に示される矢印X、矢印Y、矢印Zは、液浸槽10の横方向、奥行き方向、高さ方向を示している。図2に示されるように、槽本体12の内側には、複数の格納部22(スロット)が設けられている。図2では、複数の格納部22がそれぞれ想像線で示されている。複数の格納部22は、水平方向に並んで配置されている。この複数の格納部22には、電子機器がそれぞれ格納される。図2では、図1と同様に、複数の電子機器が格納されていない状態が示されている。複数の格納部22は、例えば、電子機器の両側の側部を支持する一対のレールの間のスペースによってそれぞれ形成される。この複数の格納部22は、冷媒排出口20よりも下側に位置する。
槽本体12の内側には、複数層の板が設けられている。本実施形態では、一例として、三層の板、すなわち、整流板24、複数の流量調整板26、及び、複数の開閉板28が用いられている。整流板24は、複数の格納部22の下側に水平に配置されている。この整流板24は、冷媒流入口18よりも上側に位置する。複数の流量調整板26は、整流板24の下側に配置されており、複数の開閉板28は、複数の流量調整板26のそれぞれの下側に配置されている。
図3には、図2の整流板24、複数の流量調整板26、及び、複数の開閉板28が分解斜視図で示されている。図3に示されるように、整流板24は、複数の整流穴30と、複数の貫通穴32とを有する。複数の整流穴30と複数の貫通穴32とは、いずれも上下方向(整流板24の板厚方向)に貫通している。複数の整流穴30は、整流板24の全体に分布している。整流板24は、平面視で長方形状に形成されており、複数の貫通穴32は、整流板24の一対の長辺部34に沿って形成されている。
複数の流量調整板26は、それぞれ平面視で整流板24の短手方向を長手方向とする長方形状である。この複数の流量調整板26は、水平方向の一例である整流板24の長手方向に並んで配置されている。各流量調整板26は、複数の流量調整穴36と、複数の第一係止穴38とを有する。複数の流量調整穴36と複数の第一係止穴38とは、いずれも上下方向(流量調整板26の板厚方向)に貫通している。複数の流量調整穴36は、流量調整板26の全体に分布している。複数の第一係止穴38は、流量調整板26の一対の短辺部40に沿って形成されている。
開閉板28の外形形状は、流量調整板26の外形形状と同様である。複数の開閉板28は、複数の流量調整板26と同様に、水平方向の一例である整流板24の長手方向に並んで配置されている。各開閉板28は、複数の第二係止穴42を有する。複数の第二係止穴42は、いずれも上側に開口している。複数の第二係止穴42は、開閉板28の一対の短辺部44に沿って形成されている。なお、開閉板28には、流量調整穴が形成されていない。
図4には、図2の整流板24、流量調整板26、開閉板28、及び、複数の付勢部材46が拡大して示されている。図4では、整流板24における流量調整板26と重なり合う部分のみが示されている。以降、この整流板24における流量調整板26と重なり合う部分を整流部48と称する。整流板24は、複数の流量調整板26とそれぞれ重なり合う複数の整流部48を有する。この整流部48、流量調整板26、開閉板28、及び、複数の付勢部材46は、流量調整機構50を形成している。各格納部22には、流量調整機構50がそれぞれ対応して設けられている。複数の流量調整機構50は、一例として、同一の構成である。
図4に示されるように、各流量調整機構50において、流量調整板26における複数の流量調整穴36の合計個数は、整流部48における複数の整流穴30の個数よりも少ない。流量調整板26における複数の流量調整穴36は、整流部48における複数の整流穴30のうちいずれか複数の整流穴30と整合する位置に形成されている。整流部48における複数の整流穴30のうち残りの複数の整流穴30は、流量調整板26における流量調整穴36及び第一係止穴38以外の部分とそれぞれ上下方向に対向している。
整流穴30及び流量調整穴36は、いずれも上下方向に一定の断面で形成されている。流量調整穴36の径は、整流穴30の径と同じであるが、上述のように、流量調整板26における複数の流量調整穴36の合計個数は、整流部48における複数の整流穴30の個数よりも少ない。このため、各流量調整機構50において、流量調整板26における複数の流量調整穴36の合計開口面積は、整流部48における複数の整流穴30の合計開口面積よりも小さい。つまり、整流板24及び流量調整板26が重なり合う範囲において、複数の流量調整穴36の合計開口面積は、複数の整流穴30の合計開口面積よりも小さい。
開閉板28には、上述のように、流量調整穴が形成されていない。このため、流量調整板26における複数の流量調整穴36は、開閉板28における複数の流量調整穴36と整合する部分とそれぞれ上下方向に対向している。
流量調整板26における複数の第一係止穴38は、整流部48における複数の貫通穴32とそれぞれ整合する位置に形成されている。貫通穴32は、上下方向に一定の断面で形成されているが、第一係止穴38は、下側に向かうに従って縮径するテーパ状に形成されている。第一係止穴38の上端開口の径は、貫通穴32の下端開口の径と同じであるが、「第一係止穴の径が貫通穴の径よりも小さい」ことの一例として、第一係止穴38の下端開口の径は、貫通穴32の下端開口の径よりも小さい。
開閉板28における複数の第二係止穴42は、流量調整板26における複数の第一係止穴38とそれぞれ整合する位置に形成されている。第二係止穴42は、下側に向かうに従って縮径するテーパ状に形成されている。第二係止穴42の上端開口の径は、第一係止穴38の下端開口の径と同じであるが、「第二係止穴の径が第一係止穴の径よりも小さい」ことの一例として、第二係止穴42の上端開口の径は、第一係止穴38の上端開口の径よりも小さい。
図4の整流部48を複数有する整流板24は、図2に示されるように、槽本体12の複数の側壁部16に固定されている。この整流板24は、複数の側壁部16に固定されることにより、上下方向に対して固定されている。一方、複数の流量調整板26及び複数の開閉板28は、複数の側壁部16に固定されておらず、それぞれ独立して上下方向に移動可能になっている。
図4に示されるように、各流量調整機構50において、開閉板28と槽本体12の底壁部52との間には、複数の付勢部材46が設けられている。付勢部材46は、一例として、上下方向を軸方向として配置されたコイルスプリングである。開閉板28は、上述のように平面視で長方形状に形成されており、この開閉板28の四隅には、付勢部材46がそれぞれ配置されている。
開閉板28は、複数の付勢部材46によって上側に付勢されることにより、流量調整板26に下側から重ね合わされている。また、流量調整板26は、開閉板28によって上側に押圧されることにより、整流板24の整流部48に下側から重ね合わされている。
流量調整板26及び開閉板28は、上述の通り、それぞれ独立して上下方向に移動可能となっている。図5には、図4の流量調整板26及び開閉板28が押し下げられて下側に移動した状態が示されており、図6には、図4の開閉板28が押し下げられて下側に移動した状態が示されている。
図4(図6も参照)、図5に示されるように、流量調整板26は、整流部48に下側から重ね合わされた重ね合わせ位置から整流部48に対して下側に離間した離間位置に移動可能となっている。つまり、図4(図6も参照)には、流量調整板26が整流部48に下側から重ね合わされた重ね合わせ位置にある状態が示されている。また、図5には、流量調整板26が整流部48に対して下側に離間した離間位置にある状態が示されている。
また、図4、図6に示されるように、開閉板28は、流量調整板26に下側から重ね合わされて複数の流量調整穴36を閉止する閉止位置から流量調整板26に対して下側に離間して複数の流量調整穴36を開放する開放位置に移動可能となっている。つまり、図4には、開閉板28が流量調整板26に下側から重ね合わされて複数の流量調整穴36を閉止する閉止位置にある状態が示されている。また、図6には、開閉板28が流量調整板26に対して下側に離間して複数の流量調整穴36を開放する開放位置にある状態が示されている。
図5、図6に示されるように、流量調整板26及び開閉板28は、いずれも冷媒流入口18よりも下側に位置するまで移動可能となっている。なお、流量調整板26は、冷媒14よりも密度の低い材料で形成されている。このため、図6に示されるように、開閉板28が開放位置にある場合でも、冷媒流入口18から流入した冷媒14の圧力を受けて流量調整板26が整流板24に下側から重ね合わされる。
続いて、液浸槽10の格納部22に格納される電子機器60の構成を詳細に説明する。
図7には、本実施形態で用いられる二種類の電子機器60が比較して示されている。図7に示されるように、本実施形態では、一例として、二種類の電子機器60が用いられる。図7の(A)に示される電子機器60は、発熱量が多く圧力損失の大きい高実装密度の電子機器であり、図7の(B)に示される電子機器60は、発熱量が少なく圧力損失の小さい低実装密度の電子機器である。
図7の(A)、(B)に示されるように、電子機器60の底面部には、ダクト62が設けられている。ダクト62は、上下方向に貫通する環状に形成されている。また、電子機器60は、押し下げ部64を有する。この押し下げ部64は、複数の押し下げ部材66を有する。複数の押し下げ部材66は、例えば、電子機器60の底面部の四隅にそれぞれ設けられている。
押し下げ部材66は、棒状部68と係止突起70を有する。棒状部68は、電子機器60の下方に向けて延びており、係止突起70は、棒状部68の下端部に形成されている。係止突起70は、下側に向かうに従って縮径するテーパ状(逆円錐状)に形成されている。係止突起70の上端部(係止突起70における最も径が大きい部分)の径は、棒状部68の径よりも大きい。図7の(A)に示される電子機器60に設けられた係止突起70の径(上端部の径)は、図7の(B)に示される電子機器60に設けられた係止突起70の径(上端部の径)よりも大きい。
なお、以降、図7の(A)に示される高実装密度の電子機器60と、図7の(B)に示される低実装密度の電子機器60とを区別する場合には、高実装密度の電子機器60を電子機器60Aと称し、低実装密度の電子機器60を電子機器60Bと称する。また、電子機器60Aに設けられた係止突起70と、電子機器60Bに設けられた係止突起70とを区別する場合には、電子機器60Aに設けられた係止突起70を係止突起70Aと称し、電子機器60Bに設けられた係止突起70を係止突起70Bと称する。
図8には、図7の係止突起70A及び係止突起70Bと図4の整流部48に形成された貫通穴32との関係が示されている。図8の(A)、(B)に示されるように、係止突起70Aを有する複数の押し下げ部材66、及び、係止突起70Bを有する複数の押し下げ部材66は、複数の貫通穴32とそれぞれ整合する位置に配置されている。係止突起70A及び係止突起70Bの径は、いずれも貫通穴32の径よりも小さい。
図9には、図7の係止突起70A及び係止突起70Bと図4の流量調整板26に形成された第一係止穴38との関係が示されている。図9の(A)、(B)に示されるように、係止突起70Aを有する複数の押し下げ部材66、及び、係止突起70Bを有する複数の押し下げ部材66は、複数の第一係止穴38とそれぞれ整合する位置に配置されている。係止突起70Aの上端部(係止突起70Aにおける最も径が大きい部分)の径は、第一係止穴38の下端開口の径よりも大きく、係止突起70Aは、第一係止穴38と係止可能となっている。一方、係止突起70Bの径は、第一係止穴38の径よりも小さく、係止突起70Bは、第一係止穴38を通過可能となっている。
図10には、図7の係止突起70A係止突起70Bと図4の開閉板28に形成された第二係止穴42との関係が示されている。図10の(A)、(B)に示されるように、係止突起70Aを有する複数の押し下げ部材66、及び、係止突起70Bを有する複数の押し下げ部材66は、複数の第二係止穴42とそれぞれ整合する位置に配置されている。係止突起70A及び係止突起70Bは、いずれも第二係止穴42に係止される形状及び大きさで形成されており、第二係止穴42と係止可能となっている。
続いて、液浸槽10の使用方法と併せて、本実施形態の作用及び効果を説明する。
図11には、図2の液浸槽10に図7の二種類の電子機器60A、60Bが格納された状態が示されている。なお、図11では、一例として、二つの電子機器60のみが格納されているが、液浸槽10には、各格納部22(図2参照)に電子機器60を独立して格納することが可能である。液浸槽10と、この液浸槽10に格納された電子機器60は、電子装置90を形成する。
図12には、図11の高密度実装の電子機器60Aの下部及びその周辺部が拡大して示されている。図12に示されるように、電子機器60Aが格納部22に上側から格納されると、これに伴って、係止突起70Aは、貫通穴32を通過して第一係止穴38及び第二係止穴42と係止される。そして、電子機器60Aの下側への移動に伴い流量調整板26が開閉板28と共に押し下げられ、流量調整板26が整流部48に対して下側に離間した離間位置に移動する。この状態では、冷媒流入口18から流入した冷媒14が複数の整流穴30を通じて電子機器60Aに供給される。
ここで、各流量調整機構50において、複数の整流穴30の個数は、複数の流量調整穴36の個数よりも多い。したがって、電子機器60Aに供給される冷媒14の流量が多くなるので、高実装密度である電子機器60Aを適切に冷却することができる。
一方、図13には、図11の低密度実装の電子機器60Bの下部及びその周辺部が拡大して示されている。図13に示されるように、電子機器60Bが格納部22に上側から格納されると、これに伴って、係止突起70Bは、貫通穴32及び第一係止穴38を通過して第二係止穴42と係止される。そして、電子機器60Bの下側への移動に伴い開閉板28が押し下げられ、開閉板28が流量調整板26に対して下側に離間した開放位置に移動する。この状態では、冷媒流入口18から流入した冷媒14が複数の流量調整穴36を通じて電子機器60Aに供給される。
ここで、各流量調整機構50において、複数の流量調整穴36の個数は、複数の整流穴30の個数よりも少ない。したがって、電子機器60Bに供給される冷媒14の流量が少なくなるので、低実装密度である電子機器60Bが過冷却になることを抑制できる。
このように、本実施形態によれば、電子機器60の実装密度に応じて電子機器60に供給される冷媒14の流量が調整される。これにより、電子機器60に応じた適切な流量の冷媒14で電子機器60を冷却することができる。
また、電子機器60は、複数の押し下げ部材66を有する。複数の押し下げ部材66は、電子機器60が格納部22に上側から格納されることに伴って、流量調整板26を開閉板28と共に押し下げて流量調整板26を離間位置に移動させるか、又は、開閉板28を押し下げて開閉板28を開放位置に移動させる。したがって、電子機器60を格納部22に格納することにより、流量調整板26及び開閉板28を選択的に押し下げることができる。これにより、例えば、電子機器60を格納する作業の他に、流量調整板26及び開閉板28を選択的に押し下げる作業が別に必要である場合に比して、利便性を向上させることができる。
また、高実装密度の電子機器60Aには、流量調整板26を押し下げる押し下げ部材66が設けられており、低実装密度の電子機器60Bには、開閉板28を押し下げる押し下げ部材66が設けられている。このように、電子機器60の実装密度に応じて、流量調整板26を押し下げる押し下げ部材66と、開閉板28を押し下げる押し下げ部材66とが各電子機器60に予め割り振られている。したがって、電子機器60の実装密度に応じて流量調整板26及び開閉板28を選択的に押し下げることができるので、電子機器60の実装密度に応じた適切な流量を確保することができる。
また、流量調整板26及び開閉板28を選択的に押し下げるための機構は、押し下げ部材66と、貫通穴32と、第一係止穴38と、第二係止穴42を有する機械的な構成である。したがって、例えば、流量調整板26及び開閉板28を選択的に押し下げるための機構として電動アクチュエータ等を有する電気的な構成が用いられる場合に比して、消費電力を抑えることができる。これにより、冷却システム100の運用コストを低減することができる。
また、図12、図13に示されるように、電子機器60が格納部22に格納された状態から、この電子機器60を格納部22から取り出すと、複数の付勢部材46によって開閉板28が流量調整板26と共に押し上げられる。そして、流量調整板26が整流部48に下側から重ね合わされると共に、開閉板28が流量調整板26に下側から重ね合わされる(図4参照)。この状態では、開閉板28によって複数の流量調整穴36が閉止されるので、電子機器60が格納されていない格納部22への冷媒14の供給が停止される。したがって、他の格納部22に格納された電子機器60を冷却し得る回転数で循環ポンプ102を作動させれば良いので、循環ポンプ102の回転数を必要最小限にすることができる。この結果、このことによっても、消費電力を抑えることができるので、冷却システム100の運用コストを低減することができる。また、他の格納部22に冷媒14を効率良く供給できるので、他の格納部22に格納された電子機器60に対する冷却性能を向上させることができる。
また、開閉板28を上側に付勢する複数の付勢部材46が用いられているので、電子機器60を格納部22から取り出した際には、複数の付勢部材46の押し上げ力によって開閉板28及び流量調整板26を元の位置に戻すことができる。これにより、開閉板28及び流量調整板26を上側に移動させる作業が不要になるので、このことによっても、利便性を向上させることができる。
次に、本実施形態の変形例を説明する。
上記実施形態では、各流量調整機構50において、複数の流量調整穴36の個数が複数の整流穴30の個数よりも少ない。そして、これにより、各流量調整機構50において、複数の流量調整穴36の合計開口面積は、複数の整流穴30の合計開口面積よりも小さい。しかしながら、図14に示されるように、流量調整穴36の径は、整流穴30の径よりも小さくても良い。そして、各流量調整機構50において、複数の流量調整穴36の合計開口面積は、複数の整流穴30の合計開口面積よりも小さくても良い。また、この場合に、複数の流量調整穴36の個数は、複数の整流穴30の個数と同じでも良く、また、複数の整流穴30の個数よりも少なくても良い。
また、上記実施形態において、貫通穴32は、上下方向に一定の断面で形成されているが、下側に向かうに従って縮径するテーパ状に形成されても良い。また、第一係止穴38は、下側に向かうに従って縮径するテーパ状に形成されているが、上下方向に一定の断面で形成されていても良い。同様に、第二係止穴42は、下側に向かうに従って縮径するテーパ状に形成されているが、上下方向に一定の断面で形成されていても良い。そして、このように、貫通穴32、第一係止穴38、及び、第二係止穴42が上下方向に一定の断面で形成された構成において、第一係止穴38の径は、貫通穴32の径よりも小さく、第二係止穴42の径は、第一係止穴38の径よりも小さくても良い。
また、上記実施形態において、整流穴30は、上下方向に一定の断面で形成されているが、上側又は下側に向かうに従って縮径するテーパ状に形成されても良い。同様に、流量調整穴36は、上下方向に一定の断面で形成されているが、上側又は下側に向かうに従って縮径するテーパ状に形成されても良い。
また、上記実施形態において、液浸槽10は、一層の流量調整板26を有しているが、上下方向に重なり合う複数層の流量調整板26を有していても良い。また、この場合に、下層の流量調整板26における第一係止穴38の径が上層の流量調整板26における第一係止穴38の径よりも小さくても良い。このように構成されていると、電子機器60の実装密度(発熱量)に応じて電子機器60に供給される冷媒14の流量をより細かく調整することができる。
また、上記実施形態において、液浸槽10には、各格納部22に流量調整機構50が一つずつ設けられているが、各格納部22に複数の流量調整機構50が設けられても良い。
また、上記実施形態において、液浸槽10は、複数の格納部22を有するが、格納部22の個数は、一つでも良い。
また、上記実施形態において、電子機器60は、一つの格納部22に格納される大きさで形成されている。しかしながら、例えば、図15に示されるように、電子機器60は、二つの格納部22に格納される大きさで形成されても良く、また、図16に示されるように、電子機器60は、四つの格納部22に格納される大きさで形成されても良い。このように、電子機器60は、複数の格納部22に格納される大きさで形成されても良い。
また、図15に示されるように、電子機器60には、複数の押し下げ部64が設けられても良い。このように構成されていると、流量調整板26及び開閉板28(図12、図13参照)を選択的に押し下げることができるので、複数の格納部22に亘って格納された電子機器60の全体に冷媒を供給することができる。
また、図16に示されるように、電子機器60の低密度実装部位72の下側には、押し下げ部64が設けられず、電子機器60の高密度実装部位74、76、78の下側には、押し下げ部64が設けられても良い。このように構成されていると、低密度実装部位72に冷媒が供給されることを抑制しつつ、高密度実装部位74、76、78に冷媒を供給できるので、この高密度実装部位74、76、78を効率良く冷却することができる。
また、図16に示されるように、高密度実装部位74、76、78で発熱量が異なる場合、例えば、発熱量の少ない高密度実装部位74の下側には、係止突起70Bを有する押し下げ部64が設けられても良い。また、発熱量の多い高密度実装部位76、78の下側には、係止突起70Aを有する押し下げ部64が設けられても良い。このように構成されていると、高密度実装部位74、76、78の発熱量に適した流量の冷媒で高密度実装部位74、76、78をそれぞれ適切に冷却することができる。
また、上記実施形態において、電子機器60は、押し下げ部64(複数の押し下げ部材66)を有し、液浸槽10は、押し下げ部64に対応する構成として、貫通穴32、第一係止穴38、及び、第二係止穴42を有する。しかしながら、押し下げ部64、貫通穴32、第一係止穴38、及び、第二係止穴42が省かれても良い。また、この場合に、電子機器60に応じて流量調整板26及び開閉板28(図12、図13参照)を選択的に押し下げる機構を別途設けて、電子機器60に応じて流量調整板26及び開閉板28を選択的に押し下げる作業を手動で行っても良い。
なお、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜、組み合わされても良い。
以上、本願の開示する技術の一実施形態を説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
冷媒を貯留する槽本体と、
前記槽本体の内側に設けられて電子機器を格納する格納部と、
前記格納部の下側に水平に配置された整流板と、
前記整流板に下側から重ね合わされた重ね合わせ位置から前記整流板に対して下側に離間した離間位置に移動可能な流量調整板と、
を備え、
前記整流板は、上下方向に貫通する複数の整流穴を有し、
前記流量調整板は、それぞれ前記整流穴と整合する位置に形成されて上下方向に貫通する複数の流量調整穴を有し、
前記整流板及び前記流量調整板が重なり合う範囲において、前記複数の流量調整穴の合計開口面積は、前記複数の整流穴の合計開口面積よりも小さい、
液浸槽。
(付記2)
前記整流板及び前記流量調整板が重なり合う範囲において、前記複数の流量調整穴の個数は、前記複数の整流穴の個数よりも少ない、
付記1に記載の液浸槽。
(付記3)
前記流量調整穴の径は、前記整流穴の径よりも小さい、
付記1又は付記2に記載の液浸槽。
(付記4)
前記流量調整板に下側から重ね合わされて前記複数の流量調整穴を閉止する閉止位置から前記流量調整板に対して下側に離間して前記複数の流量調整穴を開放する開放位置に移動可能な開閉板を備える、
付記1~付記3のいずれか一項に記載の液浸槽。
(付記5)
前記整流板は、上下方向に貫通する貫通穴を有し、
前記流量調整板は、前記貫通穴と整合する位置に形成されて上下方向に貫通する第一係止穴を有し、
前記開閉板は、前記第一係止穴と整合する位置に形成された第二係止穴を有し、
前記第一係止穴の径は、前記貫通穴の径よりも小さく、
前記第二係止穴の径は、前記第一係止穴の径よりも小さい、
付記4に記載の液浸槽。
(付記6)
前記開閉板を上側に付勢する付勢部材を備える、
付記4又は付記5に記載の液浸槽。
(付記7)
前記流量調整板の密度は、前記冷媒の密度よりも低い、
付記1~付記6のいずれか一項に記載の液浸槽。
(付記8)
前記槽本体には、前記槽本体の内側に前記冷媒を流入させる冷媒流入口が形成され、
前記整流板は、前記冷媒流入口よりも上側に位置する、
付記1~付記7のいずれか一項に記載の液浸槽。
(付記9)
複数の前記流量調整板を備え、
前記複数の流量調整板は、前記整流板に下側から重ね合わされている、
付記1~付記8のいずれか一項に記載の液浸槽。
(付記10)
液浸槽及び電子機器を備え、
前記液浸槽は、
冷媒を貯留する槽本体と、
前記槽本体の内側に設けられて前記電子機器を格納する格納部と、
前記格納部の下側に水平に配置された整流板と、
前記整流板に下側から重ね合わされた重ね合わせ位置から前記整流板に対して下側に離間した離間位置に移動可能な流量調整板と、
を備え、
前記整流板は、上下方向に貫通する複数の整流穴を有し、
前記流量調整板は、それぞれ前記整流穴と整合する位置に形成されて上下方向に貫通する複数の流量調整穴を有し、
前記整流板及び前記流量調整板が重なり合う範囲において、前記複数の流量調整穴の合計開口面積は、前記複数の整流穴の合計開口面積よりも小さい、
電子装置。
(付記11)
前記流量調整板に下側から重ね合わされて前記複数の流量調整穴を閉止する閉止位置から前記流量調整板に対して下側に離間して前記複数の流量調整穴を開放する開放位置に移動可能な開閉板を備え、
前記電子機器は、前記電子機器が前記格納部に上側から格納されることに伴って、前記流量調整板を前記開閉板と共に押し下げて前記流量調整板を前記離間位置に移動させるか、又は、前記開閉板を押し下げて前記開閉板を前記開放位置に移動させる押し下げ部材を有する、
付記10に記載の電子装置。
(付記12)
前記整流板は、上下方向に貫通する貫通穴を有し、
前記流量調整板は、前記貫通穴と整合する位置に形成されて上下方向に貫通する第一係止穴を有し、
前記開閉板は、前記第一係止穴と整合する位置に形成された第二係止穴を有し、
前記第一係止穴の径は、前記貫通穴の径よりも小さく、
前記第二係止穴の径は、前記第一係止穴の径よりも小さく、
前記押し下げ部材は、前記第一係止穴に係止されるか、又は、前記第一係止穴を通過して前記第二係止穴に係止される係止突起を有する、
付記11に記載の電子装置。
10 液浸槽
12 槽本体
14 冷媒
18 冷媒流入口
20 冷媒排出口
22 格納部
24 整流板
26 流量調整板
28 開閉板
30 整流穴
32 貫通穴
36 流量調整穴
38 第一係止穴
42 第二係止穴
46 付勢部材
48 整流部
50 流量調整機構
60 電子機器
66 押し下げ部材
70 係止突起
90 電子装置

Claims (7)

  1. 冷媒を貯留する槽本体と、
    前記槽本体の内側に設けられて電子機器を格納する格納部と、
    前記格納部の下側に水平に配置された整流板と、
    前記整流板に下側から重ね合わされた重ね合わせ位置から前記整流板に対して下側に離間した離間位置に移動可能な流量調整板と、
    を備え、
    前記整流板は、上下方向に貫通する複数の整流穴を有し、
    前記流量調整板は、それぞれ前記整流穴と整合する位置に形成されて上下方向に貫通する複数の流量調整穴を有し、
    前記整流板及び前記流量調整板が重なり合う範囲において、前記複数の流量調整穴の合計開口面積は、前記複数の整流穴の合計開口面積よりも小さい、
    液浸槽。
  2. 前記流量調整板に下側から重ね合わされて前記複数の流量調整穴を閉止する閉止位置から前記流量調整板に対して下側に離間して前記複数の流量調整穴を開放する開放位置に移動可能な開閉板を備える、
    請求項1に記載の液浸槽。
  3. 前記整流板は、上下方向に貫通する貫通穴を有し、
    前記流量調整板は、前記貫通穴と整合する位置に形成されて上下方向に貫通する第一係止穴を有し、
    前記開閉板は、前記第一係止穴と整合する位置に形成された第二係止穴を有し、
    前記第一係止穴の径は、前記貫通穴の径よりも小さく、
    前記第二係止穴の径は、前記第一係止穴の径よりも小さい、
    請求項2に記載の液浸槽。
  4. 前記開閉板を上側に付勢する付勢部材を備える、
    請求項2又は請求項3に記載の液浸槽。
  5. 液浸槽及び電子機器を備え、
    前記液浸槽は、
    冷媒を貯留する槽本体と、
    前記槽本体の内側に設けられて前記電子機器を格納する格納部と、
    前記格納部の下側に水平に配置された整流板と、
    前記整流板に下側から重ね合わされた重ね合わせ位置から前記整流板に対して下側に離間した離間位置に移動可能な流量調整板と、
    を備え、
    前記整流板は、上下方向に貫通する複数の整流穴を有し、
    前記流量調整板は、それぞれ前記整流穴と整合する位置に形成されて上下方向に貫通する複数の流量調整穴を有し、
    前記整流板及び前記流量調整板が重なり合う範囲において、前記複数の流量調整穴の合計開口面積は、前記複数の整流穴の合計開口面積よりも小さい、
    電子装置。
  6. 前記流量調整板に下側から重ね合わされて前記複数の流量調整穴を閉止する閉止位置から前記流量調整板に対して下側に離間して前記複数の流量調整穴を開放する開放位置に移動可能な開閉板を備え、
    前記電子機器は、前記電子機器が前記格納部に上側から格納されることに伴って、前記流量調整板を前記開閉板と共に押し下げて前記流量調整板を前記離間位置に移動させるか、又は、前記開閉板を押し下げて前記開閉板を前記開放位置に移動させる押し下げ部材を有する、
    請求項5に記載の電子装置。
  7. 前記整流板は、上下方向に貫通する貫通穴を有し、
    前記流量調整板は、前記貫通穴と整合する位置に形成されて上下方向に貫通する第一係止穴を有し、
    前記開閉板は、前記第一係止穴と整合する位置に形成された第二係止穴を有し、
    前記第一係止穴の径は、前記貫通穴の径よりも小さく、
    前記第二係止穴の径は、前記第一係止穴の径よりも小さく、
    前記押し下げ部材は、前記第一係止穴に係止されるか、又は、前記第一係止穴を通過して前記第二係止穴に係止される係止突起を有する、
    請求項6に記載の電子装置。
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