JP7080724B2 - 配光制御装置、投光システム及び配光制御方法 - Google Patents

配光制御装置、投光システム及び配光制御方法 Download PDF

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    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast

Description

本発明は、配光制御装置、投光システム及び配光制御方法に関する。
従来、撮像手段により撮像された赤外線画像から、投光器から前方に照射された近赤外線光に対する前方対象物からの反射光により対象物を抽出する技術がある(例えば、特許文献1参照)。その対象物として抽出された歩行者候補の画像に対して、画像の濃度や輝度によって形成される輪郭形状に基づき、歩行者以外の構造物か否かの判定が行われる。
特開2005-159392号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、被写体の輪郭形状しか得られない。例えば、自車両から遠方にある交通標識のような被写体は、その輪郭形状の全体が一様な輝度になり易い。そのため、交通標識が表している模様や文字等の属性が映らない可能性がある。また、近赤外光の反射率が高い交通標識は近赤外光が反射する輝度も比較的大きいからこれを撮像手段で撮像すると白飛びし易くなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、所望する被写体を遠方の視認性を確保しつつ認識することのできる配光制御装置、投光システム及び配光制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る配光制御装置は、可視光を照射する可視光照射手段と、前記可視光照射手段が前記可視光を照射する領域のうちロービーム領域よりも上側を赤外線照射領域として赤外線で照射する赤外線照射手段と、前記可視光照射手段及び前記赤外線照射手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記赤外線照射領域を上側領域と下側領域に区分するとともに、前記上側領域の赤外線強度を前記下側領域の赤外線強度よりも弱くするように前記赤外線照射手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る投光システムは、本発明に係る配光制御装置と、前記撮像手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る配光制御方法は、可視光を照射する可視光照射ステップと、前記可視光照射ステップで前記可視光を照射する領域のうちロービーム領域よりも上側を赤外線照射領域として赤外線で照射する赤外線照射ステップと、前記赤外線照射領域を上側領域と下側領域に区分するとともに、前記上側領域の赤外線強度を前記下側領域の赤外線強度よりも弱くするように制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
この発明によれば、所望する被写体を遠方の視認性を確保しつつ認識することができる。
実施例1に係る投光システムを構成するハードウェア要素を示すハードウェアブロック図である。 実施例1に係る配光制御装置で行われる処理を示す説明図である。 実施例1に係る配光制御装置で行われる一連の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係る配光制御装置で行われる処理を示す説明図である。 実施例2に係る配光制御装置で行われる一連の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3に係る配光制御装置で行われる処理を示す説明図である。 実施例3に係る配光制御装置で行われる一連の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4に係る配光制御装置で行われる処理を示す説明図である。 実施例4に係る配光制御装置で行われる一連の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る配光制御装置、投光システム及び配光制御方法の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施例は、本発明の配光制御装置100を車両1に実装して、投光システム10を構成したものである。投光システム10が搭載される車両1を以下では「自車両」と称する。
(投光システム10の構成の説明)
図1は、投光システム10を構成するハードウェア要素を示すハードウェアブロック図である。
投光システム10は、前方カメラ20(撮像手段)と、表示装置70と、配光制御装置100とを有する。配光制御装置100は、可視光投光器30(可視光照射手段)と、赤外光投光器40(赤外線照射手段)と、制御装置60と、システム制御部80とを有する。
前方カメラ20は、自車両の前方に向けて自車両の前部に取り付けられる。前方カメラ20は、可視光と近赤外光の双方に感応する。前方カメラ20は、可視光投光器30により可視光が照射された自車両の前方を含む周辺を撮像する。同様に、前方カメラ20は、赤外光投光器40により近赤外線が照射された自車両の前方を含む周辺を撮像する。
前方カメラ20は、被写体を観測する光学系21と、撮像素子22等を有する。光学系21は、レンズやミラー等の光学素子から構成されて、被写体から出射した光又は被写体で反射した光を撮像素子22に導く。
撮像素子22は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の光電変換素子が用いられる。
撮像素子22は、光学系21を通して観測された被写体の像が結像して、入力した光をその輝度に応じたRAWデータに光電変換する。その光電変換されたRAWデータは撮像素子22の内部に備えられた不図示のアンプやAD(Analog-to-Digital)コンバータ等を通してデジタル化される。
撮像素子22は、R(赤)、G(緑)、B(青)と、C(透明)の光の強度を示す画素が撮像面に配置される。画素には、透過する波長帯域が異なる4種類のフィルタ(赤色フィルタR、緑色フィルタG、青色フィルタB、透明フィルタC)が配列される。赤色フィルタRは赤色波長帯の光を透過する。緑色フィルタGは緑色波長帯の光を透過する。青色フィルタBは青色波長帯の光を透過する。透明フィルタCは近赤外光を含む全光を透過する。また、フィルタの例として透明フィルタCとしたが、あるいは、透明フィルタCの代わりに、Irだけを透過する近赤外フィルタIrであっても良い。
可視光投光器30は、例えば、複数のLED光源(点光源)を有し、各LED光源は可視光照射領域の対応する部位を照明する。可視光照射領域とは、可視光投光器30が可視光を照射する領域のことをいう。可視光投光器30は、自車両の前方に向けて自車両の前部に取り付けられる。可視光投光器30は、自車両の前方を含む周辺に可視光を照射する。
赤外光投光器40は、例えば、複数のLED光源(点光源)を有し、各LED光源は赤外線照射領域IR(図2)の対応する部位を照明する。赤外光投光器40は、自車両の前方を含む周辺に赤外光を照射する。この赤外線には、近赤外線が含まれる。
赤外光投光器40は、可視光照射領域のうちロービーム領域LR(図2)よりも上側を赤外線照射領域IR(図2)として赤外線で照射する。ここで、可視光照射領域はロービーム領域LRであっても良い。また、可視光照射領域の全体がロービーム領域LRであっても良く、可視光照射領域の一部がロービーム領域LRであっても良い。
制御装置60の内部には、例えば、周辺デバイスを含めたマイクロプロセッサ及びプログラム、必要な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、画像処理や信号処理を行う専用ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のモジュールが実装されている。
制御装置60には、CAN(Controller Area Network)バスを介して、表示装置70及びシステム制御部80が接続される。システム制御部80には、CANバスを介して、前方カメラ20、可視光投光器30及び赤外光投光器40が接続される。制御装置60は、システム制御部80を介して、可視光投光器30及び赤外光投光器40の点灯状態を制御する。
制御装置60は、例えば、撮像素子22により光電変換されたRAWデータを信号処理によりカラー化したり、交通標識TS(図2)等の被写体を検知したりする。
制御装置60は、図1に示すように、投光器制御部61(制御手段)、識別部62(識別手段)、境界線算出部63(境界線算出手段)、メモリ部64及び信号処理部65を有する。
投光器制御部61は、可視光投光器30及び赤外光投光器40を制御する。投光器制御部61は、赤外線照射領域IR(図2)を上側領域UR(図2)と下側領域DR(図2)に区分する。投光器制御部61は、上側領域URの赤外線強度を下側領域DRの赤外線強度よりも弱くするように赤外光投光器40を制御する。
識別部62は、可視光投光器30と赤外光投光器40により照射される被写体を撮像する前方カメラ20から出力される画像信号に基づいて被写体の属性を識別する。ここで、被写体の属性は、例えば被写体が人物であるか構造物であるか、人物である場合は全身の特徴等、構造物である場合は色、大きさ、種別等が挙げられる。
境界線算出部63は、識別部62が識別した属性に基づいて、赤外線照射領域IRを上下に区分する境界線BO(図2)を算出する。
信号処理部65では、撮像素子22からのRAWデータに対し、各種の信号処理が実施される。各種の信号処理としては、例えば、カラー化処理、ホワイトバランス処理、ゲイン処理、ガンマ処理等が含まれる。
なお、投光器制御部61、識別部62、境界線算出部63、メモリ部64及び信号処理部65の詳細は後述する。
表示装置70は、例えば矩形状のフラットパネルディスプレイ(液晶、有機EL、プラズマ等)であり、自車両の運転手が視認できる位置に配置される。
システム制御部80は、前方カメラ20に対してシャッタ速度や絞り値等の露出制御を行う。
(配光制御装置100で行われる一連の処理の流れ)
次に、配光制御装置100で行われる一連の処理の流れを、図3に示すフローチャートと、図2に示す説明図とを用いて説明する。
配光制御装置100で行われる一連の処理は、赤外光投光器40が自車両の前方を含む周辺に赤外光を照射している期間に限って行われる。
ここでは、前提として、下側領域DR(図2)に不図示の人物が存在しているものとする。また、上側領域UR(図2)に存在する交通標識TS(図2)を前方カメラ20で撮像して得られた画像は白飛びしていない。その一方で、下側領域DRに存在する交通標識TSを前方カメラ20で撮像して得られた画像は白飛びしているものとする。なお、白飛びしているか否かの判定は、識別部62が一般的な輝度レベルで判別可能である。
(ステップS1)
まず、識別部62は、被写体の属性として、交通標識TSと人物とを識別する。その識別には、種々の方法が紹介されており、そのいずれの方法を用いてもよい。例えば、被写体の輪郭形状などから被写体の形状や特徴を判別するテンプレートマッチングを用いたパターンマッチング法を利用できる。
(ステップS2)
次に、境界線算出部63は、交通標識TS及び人物の座標位置データに基づいて、交通標識TSが上の領域に入るとともに、人物が下の領域に入るように境界線BOを算出する。座標位置データには、例えば、前方カメラ20が自車両の周辺を撮像して得られた画像における二次元座標位置データを利用できる。
境界線算出部63は、3つの交通標識TS(図2)のそれぞれの座標位置データから第1平均座標位置と、複数の人物のそれぞれの座標位置から第2平均座標位置とを求める。この処理は、単純平均処理のほか、適当な重み付け処理、標準偏差を加味した処理等を用いてもよい。そして、境界線算出部63は、第1平均座標位置と第2平均座標位置との中間点を境界線BO(図2)として算出する。
(ステップS3)
投光器制御部61は、境界線算出部63が算出した境界線BO(図2)に基づいて、上側領域UR(図2)の赤外線強度を下側領域DR(図2)の赤外線強度よりも弱くするように赤外光投光器40(図1)を制御する。
上側領域UR(図2)に存在する可能性が高い交通標識TSに表示されている制限速度などの文字等を自車両の運転手は読み取る必要がある。けれども、交通標識TSに可視光よりも近赤外光が多く照射されると、相対的に可視光での撮像信号が小さくなり、交通標識TSが表している模様や文字等の属性が映らない可能性がある。
また、近赤外光の反射率が高い交通標識TSは近赤外光が反射する輝度も比較的大きいからこれを前方カメラ20で撮像すると白飛びし易くなる。そうすると、交通標識TSが表している模様や文字等の属性が映らない可能性がある。
本実施例では、投光器制御部61は、上側領域UR(図2)の赤外線強度を下側領域DR(図2)の赤外線強度よりも弱くする。そうすることで、交通標識TSに照射される近赤外線の量が交通標識TSに照射される可視光の量と比べて減る。これにより、相対的に可視光での撮像信号が大きくなる。その結果、交通標識TSに表示されている模様や文字等の属性が映り易くなり、遠方にある交通標識TSの視認性が確保される。
本実施例では、投光器制御部61は、下側領域DR(図2)の赤外線強度を上側領域UR(図2)の赤外線強度よりも強くするので、例えば自車両のヘッドランプのロービームで照らされない領域に存在する歩行者等の被写体を前方カメラ20で検出し易くなる。
例えば、夜間においては、可視光投光器30がロービーム領域LR(図2)しか照らしてないことがある。この状況下では、ロービーム領域LR(図2)よりも上側の赤外線照射領域IR(図2)に歩行者等が存在していたとしても自車両の運転手に見え難い。一方、可視光投光器30が赤外線照射領域IR(図2)に可視光を照射してしまうと、歩行者の目が眩み得る。
本実施例では、下側領域DR(図2)に照射される可視光の強度は低いままにしておいて、その代わり、近赤外光を下側領域DR(図2)に照射することが可能である。近赤外光は人の目に眩しくないのでいくら強くしておいても良い。近赤外強度を強くするほど自車両から遠くまで近赤外光を照射できる。そうすることで、近赤外光が反射する輝度も強く出てくるので、下側領域DR(図2)に歩行者等の被写体が存在すれば、その被写体が検出され易くなる。
本実施例は、本発明の配光制御装置100を車両1に実装して、投光システム10を構成したものである。投光システム10が搭載される車両1を以下では「自車両」と称する。実施例1で説明した要素と同一の要素については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
(配光制御装置100で行われる一連の処理の流れ)
次に、配光制御装置100で行われる一連の処理の流れを、図5に示すフローチャートと、図4に示す説明図とを用いて説明する。
なお、実施例1に係る処理の各ステップS1,S2(図3)と、実施例2に係る処理の各ステップS21,S22(図5)とは、順に同様のものである。したがって、本実施例では、ステップS23の処理を中心に詳細な説明を行う。
一連の処理は、赤外光投光器40が自車両の前方を含む周辺に赤外光を照射している期間に限って行われる。
ステップS21,S22の各処理が実施された後、ステップS23において、投光器制御部61は、境界線BO(図4)の上側領域URにおいて、識別部62が認識した交通標識TS(図4)を赤外線で照射しないように赤外光投光器40(図1)を制御する。
具体的に、投光器制御部61は、赤外光投光器40を構成する複数のLED光源のうち、交通標識TSを含んだ矩形領域(図4中の斜線でハッチングした領域)に対応するLED光源を消灯させる。矩形領域の設定に必要な情報(例えば、矩形領域の四隅の座標位置データ等)は、メモリ部64から必要に応じて読み出されて使用される。また、交通標識TSの大きさ等に基づき、交通標識TSまでの距離情報も加味することで、投光器制御部61による配光制御を向上させることも可能である。
本実施例では、投光器制御部61は、境界線BO(図4)の上側領域URにおいて、交通標識TSを赤外線で照射しないように赤外光投光器40を制御する。そうすることで、交通標識TSに照射される近赤外線の量が交通標識TSに照射される可視光の量と比べて減る。これにより、相対的に可視光での撮像信号が大きくなる。その結果、交通標識TSに表示されている模様や文字等の属性が映り易くなり、遠方にある交通標識TSの視認性が確保される。
本実施例は、本発明の配光制御装置100を車両1に実装して、投光システム10を構成したものである。投光システム10が搭載される車両1を以下では「自車両」と称する。実施例1で説明した要素と同一の要素については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
(配光制御装置100で行われる一連の処理の流れ)
次に、配光制御装置100で行われる一連の処理の流れを、図7に示すフローチャートと、図6に示す説明図とを用いて説明する。
なお、実施例1に係る処理の各ステップS1,S2(図3)と、実施例3に係る処理の各ステップS31,S32(図7)とは、順に同様のものである。したがって、本実施例では、ステップS33の処理を中心に詳細な説明を行う。
一連の処理は、赤外光投光器40が自車両の前方を含む周辺に赤外光を照射している期間に限って行われる。
ステップS31,S32の各処理が実施された後、ステップS33において、投光器制御部61は、境界線BO(図6)の上側領域URにおいて、識別部62が認識した交通標識TS(図6)が可視光で照射されるように可視光投光器30(図1)を制御する。
具体的に、投光器制御部61は、可視光投光器30を構成する複数のLED光源のうち、交通標識TSを含んだ矩形領域(図6中の斜線でハッチングした領域)に対応するLED光源を点灯させる。矩形領域の設定に必要な情報(例えば、矩形領域の四隅の座標位置データ等)は、メモリ部64から必要に応じて読み出されて使用される。また、実施例2と同様に、交通標識TSまでの距離情報も加味することで、投光器制御部61による配光制御を向上させることも可能である。
本実施例では、投光器制御部61は、境界線BOの上側領域URにおいて、交通標識TSが可視光で照射されるように可視光投光器30を制御する。そうすることで、交通標識TSに照射される可視光の量が、交通標識TSに照射される近赤外線の量と比べて増える。これにより、相対的に可視光での撮像信号が大きくなる。その結果、交通標識TSに表示されている模様や文字等の属性が映り易くなり、遠方にある交通標識TSの視認性が確保される。
本実施例は、本発明の配光制御装置100を車両1に実装して、投光システム10を構成したものである。投光システム10が搭載される車両1を以下では「自車両」と称する。実施例1で説明した要素と同一の要素については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
(配光制御装置100で行われる一連の処理の流れ)
次に、配光制御装置100で行われる一連の処理の流れを、図9に示すフローチャートと、図8に示す説明図とを用いて説明する。
なお、実施例1に係る処理の各ステップS1,S2(図3)と、実施例4に係る処理の各ステップS41,S42(図9)とは、順に同様のものである。したがって、本実施例では、ステップS43の処理を中心に詳細な説明を行う。
一連の処理は、赤外光投光器40が自車両の前方を含む周辺に赤外光を照射している期間に限って行われる。
ステップS41,S42の各処理が実施された後、ステップS43において、投光器制御部61は、境界線BO(図8)の上側領域URにおいて、識別部62が認識した交通標識TS(図8)が可視光で照射されるように可視光投光器30(図1)を制御する。
次に、ステップS44において、投光器制御部61は、境界線BOの上側領域URにおいて、識別部62が認識した交通標識TSを赤外線で照射しないように赤外光投光器40(図1)を制御する。
本実施例では、投光器制御部61は、交通標識TSを可視光で照射し且つ赤外線で照射しないように可視光投光器30及び赤外光投光器40を制御する。これにより、実施例2、3と比べてより一層、相対的に可視光での撮像信号が大きくなる。その結果、交通標識TSに表示されている模様や文字等の属性が映り易くなり、遠方にある交通標識TSの視認性が確保される。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
実施例1~4では、境界線算出部63は、交通標識TS及び人物の座標位置データに基づいて、交通標識TSが上の領域に入るとともに、人物が下の領域に入るように境界線BOを算出する例を示した。本発明はこの態様に限らず、例えば、境界線算出部63は、全ての交通標識TSが所定の閾値よりも弱い赤外線で照射されるように、交通標識TS及び人物の座標位置データに基づいて境界線BOを算出しても良い。
実施例1~4では、可視光投光器30を複数の点光源で構成する例を示したが、本発明はこの態様に限らず、可視光投光器30は複数の面光源で構成されても良い。同様に、実施例1~4では、赤外光投光器40を複数の点光源で構成する例を示したが、本発明はこの態様に限らず、赤外光投光器40は複数の面光源で構成されても良い。
実施例1~4では、識別部62は、パターンマッチング法を利用して、交通標識TSと人物とを被写体の属性として識別する例を示した。本発明はこの態様に限らず、識別部62は、動きベクトルの検出によるブロックマッチング法を利用して、交通標識TSと人物とを被写体の属性として識別しても良い。
実施例2~4では、交通標識TSを含んだ領域を矩形領域に設定する例を示した。本発明はこの態様に限らず、例えば、交通標識TSを含んだ領域は、円形状又は楕円形状など種々の形状に設定可能である。
実施例2、4では、赤外光投光器40を構成する複数のLED光源のうち、交通標識TSを含んだ矩形領域に対応するLED光源を消灯させる例を示した。本発明はこの態様に限らず、例えば、赤外光投光器40を構成する複数のLED光源のうち、交通標識TSに対応するLED光源を消灯させても良い。
実施例3、4では、可視光投光器30を構成する複数のLED光源のうち、交通標識TSを含んだ矩形領域に対応するLED光源を点灯させる例を示した。本発明はこの態様に限らず、例えば、可視光投光器30を構成する複数のLED光源のうち、交通標識TSに対応するLED光源を点灯させても良い。
実施例1~4では、可視光投光器30を複数のLED光源で構成する例を示したが、本発明はこの態様に限らず、LED光源以外に、ハロゲン光源やHID光源等で構成されても良い。
1・・・車両
10・・・投光システム
20・・・前方カメラ(撮像手段)
30・・・可視光投光器(可視光照射手段)
40・・・赤外光投光器(赤外線照射手段)
61・・・投光器制御部(制御手段)
62・・・識別部(識別手段)
63・・・境界線算出部(境界線算出手段)
100・・・配光制御装置
BO・・・境界線
DR・・・下側領域
IR・・・赤外線照射領域
LR・・・ロービーム領域
TS・・・交通標識
UR・・・上側領域

Claims (15)

  1. 可視光を照射する可視光照射手段と、
    前記可視光照射手段が前記可視光を照射する領域のうちロービーム領域よりも上側を赤外線照射領域として赤外線で照射する赤外線照射手段と、
    前記可視光照射手段及び前記赤外線照射手段を制御する制御手段と、
    前記可視光照射手段と前記赤外線照射手段により照射される被写体を撮像する撮像手段から出力される画像信号に基づいて前記被写体の属性を識別する識別手段と、
    前記識別手段が識別した前記属性に基づいて、前記赤外線照射領域を上側領域と下側領域に区分する境界線を算出する境界線算出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記境界線算出手段が算出した前記境界線に基づいて、前記上側領域の赤外線強度を前記下側領域の赤外線強度よりも弱くするように前記赤外線照射手段を制御することを特徴とする配光制御装置。
  2. 請求項1に記載の配光制御装置において、
    前記識別手段は、前記属性として交通標識と人物とを識別し、
    前記境界線算出手段は、前記交通標識及び前記人物の座標位置データに基づいて、前記交通標識が上の領域に入るとともに、前記人物が下の領域に入るように前記境界線を算出することを特徴とする配光制御装置。
  3. 請求項2に記載の配光制御装置において、
    前記境界線算出手段は、複数の前記交通標識のそれぞれの座標位置データから第1平均座標位置と、複数の前記人物のそれぞれの座標位置から第2平均座標位置とを求め、前記第1平均座標位置と前記第2平均座標位置との中間点を前記境界線として算出することを特徴とする配光制御装置。
  4. 請求項1に記載の配光制御装置において、
    前記識別手段は、前記属性として交通標識と人物とを識別し、
    前記境界線算出手段は、全ての前記交通標識が弱い赤外線で照射されるように座標位置データに基づいて前記境界線を算出することを特徴とする配光制御装置。
  5. 請求項2又は3に記載の配光制御装置において、
    前記制御手段は、前記境界線の上側領域において、前記識別手段が認識した前記交通標識を前記赤外線で照射しないように前記赤外線照射手段を制御することを特徴とする配光制御装置。
  6. 請求項2から5の何れか一項に記載の配光制御装置において、
    前記制御手段は、前記境界線の上側領域において、前記識別手段が識別した前記交通標識が可視光で照射されるように前記可視光照射手段を制御することを特徴とする配光制御装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の配光制御装置において、
    前記赤外線照射手段は複数の点光源を有し、複数の前記点光源は前記赤外線照射領域の対応する部位を照明することを特徴とする配光制御装置。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の配光制御装置において、
    前記可視光照射手段は複数の点光源を有し、複数の前記点光源は可視光照射領域の対応する部位を照明することを特徴とする配光制御装置。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載の配光制御装置と、
    前記撮像手段と、を有することを特徴とする投光システム。
  10. 可視光を照射する可視光照射ステップと、
    前記可視光照射ステップで前記可視光を照射する領域のうちロービーム領域よりも上側を赤外線照射領域として赤外線で照射する赤外線照射ステップと
    前記可視光と前記赤外線が照射される被写体を撮像する撮像手段から出力される画像信号に基づいて前記被写体の属性を識別する識別ステップと、
    前記識別ステップで識別した前記属性に基づいて、前記赤外線照射領域を上側領域と下側領域に区分する境界線を算出する境界線算出ステップと、
    前記境界線算出ステップで算出した前記境界線に基づいて、前記上側領域の赤外線強度を前記下側領域の赤外線強度よりも弱くするように制御する制御ステップと、を有することを特徴とする配光制御方法。
  11. 請求項10に記載の配光制御方法において、
    前記識別ステップでは、前記属性として交通標識と人物とを識別し、
    前記境界線算出ステップでは、前記交通標識及び前記人物の座標位置データに基づいて、前記交通標識が上の領域に入るとともに、前記人物が下の領域に入るように前記境界線を算出することを特徴とする配光制御方法。
  12. 請求項11に記載の配光制御方法において、
    前記境界線算出ステップでは、複数の前記交通標識のそれぞれの座標位置データから第1平均座標位置と、複数の前記人物のそれぞれの座標位置から第2平均座標位置とを求め、前記第1平均座標位置と前記第2平均座標位置との中間点を前記境界線として算出することを特徴とする配光制御方法。
  13. 請求項10に記載の配光制御方法において、
    前記識別ステップでは、前記属性として交通標識と人物とを識別し、
    前記境界線算出ステップでは、全ての前記交通標識が弱い赤外線で照射されるように座標位置データに基づいて前記境界線を算出することを特徴とする配光制御方法。
  14. 請求項11又は12に記載の配光制御方法において、
    前記制御ステップでは、前記境界線の上側領域において、前記識別ステップで認識した前記交通標識を前記赤外線で照射しないように制御することを特徴とする配光制御方法。
  15. 請求項12から14の何れか一項に記載の配光制御方法において、
    前記制御ステップでは、前記境界線の上側領域において、前記識別ステップで識別した前記交通標識が可視光で照射されるように制御することを特徴とする配光制御方法。
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