JP7080714B2 - スチレン系樹脂押出発泡体 - Google Patents
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Description
本発明に係るスチレン系樹脂押出発泡体は、スチレン-アクリロニトリル共重合を含むスチレン系樹脂、および発泡剤を含むスチレン系樹脂押出発泡体であって、前記スチレン系樹脂中に含まれるアクリロニトリル成分の含有量がスチレン系樹脂100重量%において5重量%以上45重量%以下であり、前記発泡剤として、ハイドロフルオロオレフィンおよび/またはハイドロクロロフルオロオレフィンと、塩化アルキルとを含むことを特徴とする。
・・・(1)
得られたスチレン系樹脂押出発泡体の幅方向中央部、及び幅方向の一端から逆端方向に150mmの場所(幅方向両端について同じ場所)の計3箇所の厚み方向中央部の押出方向垂直断面を幅方向から前記マイクロスコープにて観察し、100倍の拡大写真を撮影する。前記拡大写真の押出方向に任意に2mmの直線を3本引き(各観察箇所につき3本。)、その直線に接する気泡の個数bを測定する。測定した気泡の個数bから、次式(2)により観察箇所毎の押出方向の平均気泡径Bを求める。3箇所の平均値をスチレン系樹脂押出発泡体の押出方向の平均気泡径B(平均値)とする。
・・・(2)
得られたスチレン系樹脂押出発泡体の幅方向中央部、及び幅方向の一端から逆端方向に150mmの場所(幅方向両端について同じ場所)の計3箇所の厚み方向中央部の幅方向垂直断面を押出方向から前記マイクロスコープにて観察し、100倍の拡大写真を撮影する。前記拡大写真の幅方向に任意に2mmの直線を3本引き(各観察箇所につき3本。)、その直線に接する気泡の個数cを測定する。測定した気泡の個数cから、次式(3)により観察箇所毎の幅方向の平均気泡径Cを求める。3箇所の平均値をスチレン系樹脂押出発泡体の幅方向の平均気泡径C(平均値)とする。
・・・(3)
上記の通り求めた厚み方向の平均気泡径A、押出方向の平均気泡径B、幅方向の平均気泡径Cを相加平均して求めた値を、スチレン系樹脂押出発泡体の平均気泡径とする。
本発明に係るスチレン系樹脂押出発泡体は、耐熱性と断熱性のバランスの観点から、スチレン系樹脂押出発泡体中におけるハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンの含有量が前記スチレン系樹脂1kgに対して0.10mol以上1.3mol以下であることが好ましく、0.15mol以上1.2mol以下がより好ましく、0.20mol以上1.1mol以下が特に好ましい。また、スチレン系樹脂押出発泡体中における前記塩化アルキルの含有量は、スチレン系樹脂1kgに対して0.10mol以上1.4mol以下であることが好ましく、0.15mol以上1.3mol以下であることがより好ましく、0.20mol以上1.2mol以下であることが特に好ましい。
本発明に係るスチレン系樹脂押出発泡体は、耐熱性と断熱性のバランスの観点から、スチレン系樹脂押出発泡体中におけるハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンと塩化アルキルとの含有量の比が70:30~10:90(スチレン系樹脂1kgに対するモル比)であることが好ましく、60:40~20:80がより好ましい。
以下に述べるスチレン系樹脂押出発泡体の製造方法は、本発明のスチレン系樹脂押出発泡体を製造するために用いられる、好ましい実施形態の一つである。スチレン系樹脂押出発泡体の製造方法における構成のうち、〔1.スチレン系樹脂押出発泡体〕にて既に説明した構成については、ここではその説明を省略する。
・スチレン系樹脂A [スチレン-アクリロニトリル共重合体;デンカ(株)製、デンカAS GR-AT-5S;アクリロニトリル成分量25重量%、MFR8.0g/10分]
・スチレン系樹脂B [スチレン-アクリロニトリル共重合体;デンカ(株)製、デンカAS AS-EXS;アクリロニトリル成分量25重量%、MFR2.1g/10分]
・スチレン系樹脂C [スチレン-アクリロニトリル共重合体;デンカ(株)製、デンカAS AS-XGS;アクリロニトリル成分量28重量%、MFR2.1g/10分]
・スチレン系樹脂D [ポリスチレン;PSジャパン(株)製、G9401;MFR2.2g/10分]
・グラファイト [(株)丸豊鋳材製作所製、M-885;鱗(片)状黒鉛、一次粒径5.5μm、固定炭素分89%]
・テトラブロモビスフェノールA-ビス(2,3-ジブロモ-2-メチルプロピル)エーテル、及びテトラブロモビスフェノールA-ビス(2,3-ジブロモプロピル)エーテルの混合臭素系難燃剤 [第一工業製薬(株)製、GR-125P]
・臭素化スチレン-ブタジエンブロックポリマー [ケムチュラ製、EMERALD INNOVATION #3000]
・トリフェニルホスフィンオキシド [住友商事ケミカル]
・ポリ-1,4-ジイソプロピルベンゼン [UNITED INITIATORS製、CCPIB]
・ビスフェノール-A-グリシジルエーテル [(株)ADEKA製、EP-13]
・クレゾールノボラック型エポキシ樹脂 [ハンツマンジャパン製、ECN-1280]
・ジペンタエリスリトール-アジピン酸反応混合物 [味の素ファインテクノ(株)製、プレンライザーST210]
・ペンタエリトリトールテトラキス[3-(3’,5’-ジ-tert-ブチル-4’-ヒドロキシフェニル)プロピオネート] [ケムチュラ製、ANOX20]
・3,9-ビス(2,4-ジ-tert-ブチルフェノキシ)-2,4,8,10-テトラオキサ-3,9-ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン [ケムチュラ製、Ultranox626]
・トリエチレングリコール-ビス-3-(3-tert-ブチル-4-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)プロピオネート [Songwon Japan(株)製、ソンノックス2450FF]
・タルク [林化成(株)製、タルカンパウダーPK-Z]
・ステアリン酸カルシウム [堺化学工業(株)製、SC-P]・エチレンビスステアリン酸アミド [日油(株)製、アルフローH-50S]
・ステアリン酸モノグリセリド [理研ビタミン(株)製、リケマールS-100P]
・HFO-1234ze [ハネウェルジャパン(株)製]
・ジメチルエーテル [岩谷産業(株)製]
・イソブタン [三井化学(株)製]
・塩化エチル [日本特殊化学工業(株)製]
実施例および比較例に係る押出発泡体の物性について、以下の手法に従ってスチレン系樹脂押出発泡体の厚み(カット前)、スチレン系樹脂中のアクリロニトリル含有量、見掛け密度、独立気泡率、平均気泡径、気泡変形率、熱伝導率、酸素指数、体積変化率を評価、実施した。
ノギス[(株)ミツトヨ製、M型標準ノギスN30]を用いて、幅方向中央部、及び幅方向の一端から逆端方向に150mmの場所(幅方向両端について同じ場所)の厚み、計3点を測定した。3点の平均値をスチレン系樹脂押出発泡体の厚みとした。
得られたスチレン系樹脂押出発泡体をIRにより以下の条件で分析した。
・装置;FT-IR [Perkin Elmer社製、spectrometer model Spectrum One]
・測定範囲;4000~400cm-1
・検出器;DTGS
・積算回数;4回
・分解能;4.00cm-1
得られた分析結果において、2240cm-1付近に現れるアクリロニトリル由来のピーク、及び、1600cm-1付近に現れるスチレン由来のピーク、各々の吸光度からアクリロニトリル含有量(重量%)を求めた。
得られたスチレン系樹脂押出発泡体をJIS K 7100に規定された標準温度状態3級(23℃±5℃)、及び標準湿度状態3級(50+20、-10%R.H.)の条件下に静置し、製造から7日後のHFO-1234ze含有量、イソブタン含有量、ジメチルエーテル含有量、及び塩化エチル含有量を以下の設備、手順にて評価した。
a)使用機器;ガスクロマトグラフ GC-2014 [(株)島津製作所製]
b)使用カラム;G-Column G-950 25UM [化学物質評価研究機構製]
c)測定条件;
・注入口温度:65℃
・カラム温度:80℃
・検出器温度:100℃
・キャリーガス:高純度ヘリウム
・キャリーガス流量:30mL/分
・検出器:TCD
・電流:120mA
得られたスチレン系樹脂押出発泡体の重量を測定すると共に、長さ寸法、幅寸法、厚み寸法を測定した。
見掛け密度(g/cm3)=発泡体重量(g)/発泡体体積(cm3)・・・(5)
得られたスチレン系樹脂押出発泡体の幅方向中央部、及び幅方向の一端から逆端方向に150mmの場所(幅方向両端について同じ場所)の計3箇所から厚さ40mm(但し、製品厚みが40mmに満たない製品は製品厚みのままとした)×長さ(押出方向)25mm×幅25mmに切り出した試験片を用い、ASTM-D2856-70の手順Cに従って測定し、以下の計算式(6)にて各試験片の独立気泡率を求め、3箇所の平均値をスチレン系樹脂押出発泡体の独立気泡率とした。
独立気泡率(%)=(V1-W/ρ)×100/(V2-W/ρ)・・・(6)
ここで、V1(cm3)は空気比較式比重計[東京サイエンス(株)製、空気比較式比重計、型式1000型]を用いて測定した試験片の真の体積(独立気泡でない部分の容積が除かれる。)である。V2(cm3)は、ノギス[(株)ミツトヨ製、M型標準ノギスN30]を用いて測定した試験片の外側寸法より算出した見掛けの体積である。W(g)は試験片の全重量である。また、ρ(g/cm3)は押出し発泡体を構成するスチレン系樹脂の密度であり、ポリスチレンは1.05(g/cm3)、スチレン-アクリロニトリル共重合体は1.07(g/cm3)とし、スチレン系樹脂中に含有される各々の重量比率(重量%)に応じて計算し、使用した。
得られたスチレン系樹脂押出発泡体について、前述の通り評価した。
JIS A 9521に準じて、厚さ製品厚み×長さ(押出方向)300mm×幅300mmに切り出した試験片を用い、熱伝導率測定装置[英弘精機(株)、HC-074]にて平均温度23℃での熱伝導率を測定した。測定は、スチレン系樹脂押出発泡体の製造後、前記寸法の試験片に切削し、JIS K 7100に規定された標準温度状態3級(23℃±5℃)、及び標準湿度状態3級(50+20、-10%R.H.)の条件下に静置し、製造から1週間後に行った。
得られたスチレン系樹脂押出発泡体の酸素指数は、JIS K7201-2(2007)に準じて測定した。試験片はスチレン系樹脂押出発泡体の幅方向中央部から、厚さ10mm×長さ(押出方向)150mm×幅10mmのサイズに切り出し、168時間予備状態調節した後、JIS K 7100に規定された標準温度状態3級(23℃±5℃)、及び標準湿度状態3級(50+20、-10%R.H.)の条件下にて88時間状態調節したものを使用した。
得られたスチレン系樹脂押出発泡体の幅方向中央部、及び幅方向の両端の計3箇所から厚さ製品厚み×長さ(押出方向)300mm×幅300mmに切り出した試験片をオーブン[ヤマト科学(株)、ファインオーブン DH-42]にて80℃で24時間加熱した。加熱前後の発泡体体積から、体積変化率を求め、3箇所の平均値を発泡体の体積変化率とした。
バンバリーミキサーに、基材樹脂であるスチレン系樹脂A[スチレン-アクリロニトリル共重合体;デンカ(株)製、デンカAS GR-AT-5S]100重量部、並びに、スチレン系樹脂A100重量部に対して、グラファイト[(株)丸豊鋳材製作所製、M-885]102重量部、及びエチレンビスステアリン酸アミド[日油(株)製、アルフローH-50S]2.0重量部を投入して、5kgf/cm2の荷重をかけた状態で加熱冷却を行わずに20分間溶融混練した。この際、樹脂温度を測定したところ185℃であった。ルーダーに供給して先端に取り付けられた小穴を有するダイスを通して吐出量250kg/hrで押し出されたストランド状の樹脂を30℃の水槽で冷却固化させた後、切断してグラファイトマスターバッチAを得た。
製造例1において、スチレン系樹脂Aの変わりにスチレン系樹脂B[スチレン-アクリロニトリル共重合体;デンカ(株)製、デンカAS AS-EXS]を使用するようにした以外は製造例1と同様にして、グラファイトマスターバッチBを得た。
製造例1において、スチレン系樹脂Aの変わりにスチレン系樹脂C[スチレン-アクリロニトリル共重合体;デンカ(株)製、デンカAS AS-XGS]を使用するようにした以外は製造例1と同様にしてグラファイトマスターバッチCを得た。
製造例1において、スチレン系樹脂Aの変わりにスチレン系樹脂D[ポリスチレン;PSジャパン(株)製、G9401]を使用するようにした以外は製造例1と同様にしてグラファイトマスターバッチDを得た。
[樹脂混合物の作製]
基材樹脂であるスチレン系樹脂A[スチレン-アクリロニトリル共重合体;デンカ(株)製、デンカAS GR-AT-5S]100重量部、並びに、難燃剤としてテトラブロモビスフェノールA-ビス(2、3-ジブロモ-2-メチルプロピル)エーテルとテトラブロモビスフェノールA-ビス(2、3-ジブロモプロピル)エーテルとの混合臭素系難燃剤[第一工業製薬(株)製、GR-125P]3.0重量部、難燃剤助剤としてトリフェニルホスフィンオキシド [住友商事ケミカル]1.0重量部、気泡径調整剤としてタルク[林化成(株)製、タルカンパウダーPK-Z]3.0重量部、安定剤としてビスフェノール-A-グリシジルエーテル[(株)ADEKA製、EP-13]0.20重量部、ジペンタエリスリトール-アジピン酸反応混合物[味の素ファインテクノ製、プレンライザーST210]0.10重量部、トリエチレングリコール-ビス-3-(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)プロピオネート[Songwon Japan(株)製、ソンノックス2450FF]0.20重量部、滑剤としてステアリン酸カルシウム[堺化学工業(株)製、SC-P]0.20重量部、及び、成形性改善剤としてステアリン酸モノグリセリド [理研ビタミン(株)製、リケマールS-100P]0.50重量部をドライブレンドした。
得られた樹脂混合物を、口径150mmの単軸押出機(第一押出機)、口径200mmの単軸押出機(第二押出機)、及び冷却機を直列に連結した押出機へ、950kg/hrで供給した。第一押出機に供給した樹脂混合物を、樹脂温度250℃に加熱して溶融ないし可塑化、混練し、発泡剤(基材樹脂100重量部に対して、HFO-1234ze3.5重量部、イソブタン2.0重量部、及び、塩化エチル5.5重量部を第一押出機の先端付近で樹脂中に圧入した。
表1及び表2に示すように、各種配合の種類、添加量、及び/又は製造条件を変更した以外は、実施例1と同様の操作により、押出発泡体を得た。得られた押出発泡体の物性を表1及び表2に示す。尚、グラファイトは、前記したようにあらかじめスチレン系樹脂のマスターバッチの形態として、樹脂混合物の作製時に投入した。マスターバッチを使用した場合、基材樹脂はマスターバッチ中に含まれる基材樹脂と合計して100重量部とした。
表3に示すように、各種配合の種類、添加量、及び/又は製造条件を変更した以外は、実施例1と同様の操作により、押出発泡体を得た。得られた押出発泡体の物性を表3に示す。尚、グラファイトは、前記したようにあらかじめスチレン系樹脂のマスターバッチの形態として、樹脂混合物の作製時に投入した。マスターバッチを使用した場合、基材樹脂はマスターバッチ中に含まれる基材樹脂と合計して100重量部とした。
Claims (16)
- スチレン-アクリロニトリル共重合体を含むスチレン系樹脂、および発泡剤を含むスチレン系樹脂押出発泡体であって、
前記スチレン系樹脂中に含まれるアクリロニトリル成分の含有量が前記スチレン系樹脂100重量%において5重量%以上45重量%以下であり、
前記発泡剤として、ハイドロフルオロオレフィンおよび/またはハイドロクロロフルオロオレフィンと、塩化アルキルとを含む、
スチレン系樹脂押出発泡体。 - 前記スチレン系樹脂押出発泡体を80℃で24時間加熱した際の体積変化率が-7%~+7%である、請求項1に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。
- 前記スチレン系樹脂100重量部に対して臭素系難燃剤を1.0重量部以上8.0重量部以下含有する、 請求項1~2のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。
- 前記スチレン系樹脂押出発泡体中における前記ハイドロフルオロオレフィンおよび/またはハイドロクロロフルオロオレフィンの含有量が前記スチレン系樹脂1kgに対して0.10mol以上1.3mol以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。
- 前記スチレン系樹脂押出発泡体中における前記塩化アルキルの含有量が前記スチレン系樹脂1kgに対して0.10mol以上1.4mol以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。
- 前記スチレン系樹脂押出発泡体中における前記ハイドロフルオロオレフィンおよび/またはハイドロクロロフルオロオレフィンと、前記塩化アルキルとの含有比が70:30~10:90(前記スチレン系樹脂1kgに対するモル比)である、請求項1~5のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。
- 前記スチレン-アクリロニトリル共重合体の含有量が前記スチレン系樹脂100重量%において10重量%~100重量%である、請求項1~6のいずれか一項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。
- 前記スチレン系樹脂が、ポリスチレン0重量%~90重量%およびスチレン-アクリロニトリル共重合体10重量%~100重量%である、
請求項1~7のいずれか一項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。 - 前記スチレン-アクリロニトリル共重合体中に含まれるアクリロニトリル成分の含有量が、スチレン-アクリロニトリル共重合体100重量%において10重量%~45重量%である、
請求項1~8のいずれか一項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。 - 前記スチレン系樹脂100重量部に対して、熱線輻射抑制剤の黒色系粒子を0.5重量部以上5.0重量部以下含有する、
請求項1~9のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。 - 前記スチレン系樹脂100重量部に対して、グラファイトを0.5重量部以上5.0重量部以下含有する、
請求項1~10のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。 - 前記スチレン系樹脂押出発泡体の見掛け密度が20kg/m3以上60kg/m3以下である、
請求項1~11のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。 - 前記スチレン系樹脂押出発泡体の独立気泡率が85%以上である、
請求項1~12のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。 - 前記スチレン系樹脂押出発泡体の平均気泡径が0.05mm以上0.15mm未満である、
請求項1~13のいずれか一項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。 - 前記スチレン系樹脂押出発泡体の厚みが10mm以上150mm以下である、
請求項1~14のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂押出発泡体。 - スチレン-アクリロニトリル共重合を含むスチレン系樹脂、および発泡剤を含むスチレン系樹脂組成物を押出発泡してスチレン系樹脂押出発泡体を製造する方法であって、
前記スチレン系樹脂中に含まれるアクリロニトリル成分の含有量がスチレン系樹脂100重量%において5重量%以上45重量%以下であり、
前記スチレン系樹脂100重量部に対し、前記発泡剤として、ハイドロフルオロオレフィンおよび/またはハイドロクロロフルオロオレフィンを1.0~14.0重量部、並びに、塩化アルキルを1.0~9.0重量部添加する、
スチレン系樹脂押出発泡体の製造方法。
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