JP7080417B1 - 満足度計算装置、満足度計算方法及び満足度計算プログラム - Google Patents
満足度計算装置、満足度計算方法及び満足度計算プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7080417B1 JP7080417B1 JP2021577593A JP2021577593A JP7080417B1 JP 7080417 B1 JP7080417 B1 JP 7080417B1 JP 2021577593 A JP2021577593 A JP 2021577593A JP 2021577593 A JP2021577593 A JP 2021577593A JP 7080417 B1 JP7080417 B1 JP 7080417B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- satisfaction
- individual
- calculation
- total
- environment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 title claims abstract description 173
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 claims abstract description 47
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 92
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims description 25
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 15
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 11
- 238000010801 machine learning Methods 0.000 claims description 6
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 19
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 16
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 8
- 238000000611 regression analysis Methods 0.000 description 7
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 3
- 238000013527 convolutional neural network Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q30/00—Commerce
- G06Q30/02—Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
- G06Q30/0201—Market modelling; Market analysis; Collecting market data
- G06Q30/0203—Market surveys; Market polls
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q50/00—Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
- G06Q50/10—Services
Landscapes
- Business, Economics & Management (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Strategic Management (AREA)
- Finance (AREA)
- Development Economics (AREA)
- Accounting & Taxation (AREA)
- Entrepreneurship & Innovation (AREA)
- Marketing (AREA)
- Economics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Business, Economics & Management (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Tourism & Hospitality (AREA)
- Data Mining & Analysis (AREA)
- Game Theory and Decision Science (AREA)
- Primary Health Care (AREA)
- Human Resources & Organizations (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Complex Calculations (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
Abstract
Description
特許文献1には、空調制御装置のために、活動量と着衣量と室温と湿度と室内風速と平均輻射温度との6つの要素から計算される予想平均温冷申告(Predicted Mean Vote 以下PMV)を用いる方法が記載されている。
例えば、温熱環境単独あるいは光環境単独では満足できているユーザであっても、光環境として照明が暖色であり温熱環境を悪化させるような、温熱環境と光環境とが相互に影響する環境では不満足となる場合もある。この場合には、温熱環境についての満足度だけでは、ユーザが不満足であることは分からない。つまり、従来の単独の環境に対する満足度指標では、ユーザの環境に対する満足度を適切に示しているとはいえない。
本開示は、ユーザの環境に対する適切な満足度を求められるようにすることを目的とする。
空間の環境についての複数の指標それぞれを対象指標として、前記対象指標を計測して得られた環境データから、前記対象指標の満足度である個別満足度を計算する個別計算部と、
前記個別計算部によって計算された前記複数の指標それぞれについての前記個別満足度から、前記空間の環境についての総合的な満足度である総合満足度を計算する総合計算部と
を備える。
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る満足度計算システム100の構成を説明する。
満足度計算システム100は、満足度計算装置10と、複数の指標についての環境センサ20と、中継装置30とを備える。満足度計算装置10は、中継装置30と伝送路を介して接続されている。中継装置30は、各環境センサ20と伝送路を介して接続されている。
温熱環境センサ21は、温熱環境についての環境データを検出する。温熱環境センサ21は、具体例としては、温度計、湿度計又はPMV計である。光環境センサ22は、光環境についての環境データを検出する。光環境センサ22は、具体例としては、照度計又は輝度計である。空気質環境センサ23は、空気質についての環境データを検出する。空気質環境センサ23は、具体例としては、二酸化炭素計である。音環境センサ24は、音環境についての環境データを検出する。音環境センサ24は、具体例としては、音圧計である。
満足度計算装置10は、コンピュータである。
満足度計算装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信インタフェース14と、入出力インタフェース15とのハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
ストレージ13には、満足度計算装置10の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ11によりメモリ12に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。これにより、満足度計算装置10の各機能構成要素の機能が実現される。
図3を参照して、実施の形態1に係る満足度計算装置10の動作を説明する。
実施の形態1に係る満足度計算装置10の動作手順は、実施の形態1に係る満足度計算方法に相当する。また、実施の形態1に係る満足度計算装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態1に係る満足度計算プログラムに相当する。
データ取得部41は、各環境センサ20によって検出された環境データを、中継装置30を介して取得する。
具体的には、各環境センサ20は、検出された環境データを中継装置30に送信する。すると、中継装置30は、各環境センサ20から送信された環境データを満足度計算装置10に送信する。データ取得部41は、中継装置30から送信された環境データを取得する。
データ取得部41は、全ての環境センサ20で検出された環境データを取得した場合に処理をステップS12に進める。つまり、実施の形態1では、データ取得部41は、温熱環境センサ21によって検出された環境データと、光環境センサ22によって検出された環境データと、空気質環境センサ23によって検出された環境データと、音環境センサ24とによって検出された環境データとを取得した場合に、処理をステップS12に進める。一方、データ取得部41は、取得されていない環境データがある場合には、その環境データが取得できるまで待機する。
図4に示すように、データ取得部41は、環境センサ20で検出された環境データの組に識別子を割り当てて、環境データ記憶部51に書き込む。
個別計算部42は、空間の環境についての複数の指標それぞれを対象指標に設定する。実施の形態1では、個別計算部42は、温熱指標と光指標と空気質指標と音指標との4つの指標それぞれを対象指標に設定する。個別計算部42は、対象指標を計測して得られた環境データから、対象指標の満足度である個別満足度を計算する。
図5に示すように、個別計算部42は、計算された個別満足度をステップS11で環境データに割り当てた識別子とともに満足度記憶部52に書き込む。
例えば、温熱計算部421は、温熱満足度=温度×a+bの式によって、温熱満足度を計算する。ここで、a,bは、パラメータである。a,bは、過去のデータから重回帰分析等の手法によって設定される、又は、ユーザによって指定される。
例えば、光計算部422は、光満足度=輝度×c+照度×d+eの式によって、光満足度を計算する。ここで、c,d,eは、パラメータである。c,d,eは、過去のデータから重回帰分析等の手法によって設定される、又は、ユーザによって指定される。
例えば、空気計算部423は、空気質満足度=二酸化炭素濃度×f+gの式によって、空気質満足度を計算する。ここで、f,gは、パラメータである。f,gは、過去のデータから重回帰分析等の手法によって設定される、又は、ユーザによって指定される。
例えば、音計算部424は、音満足度=音響特徴音×h+iの式によって、音満足度を計算する。ここで、h,iは、パラメータである。h,iは、過去のデータから重回帰分析等の手法によって設定される、又は、ユーザによって指定される。音響特徴音は、音圧及び音程といった音の特徴を数値により定義したものである。
総合計算部43は、ステップS12で計算された複数の指標それぞれについての個別満足度から、空間の環境についての総合的な満足度である総合満足度を計算する。
実施の形態1では、総合計算部43は、温熱満足度と、光満足度と、空気質満足度と、音満足度とから、総合満足度を計算する。具体的には、総合計算部43は、温熱満足度と、光満足度と、空気質満足度と、音満足度とを重み付けして加算することによって、総合満足度を計算する。
例えば、総合計算部43は、総合満足度=温熱満足度×j+光満足度×k+空気質満足度×l+音満足度×m+nの式によって、総合満足度を計算する。ここで、j,k,l,m,nは、パラメータである。j,k,l,m,nは、過去のデータから重回帰分析等の手法によって設定される、又は、ユーザによって指定される。
図5に示すように、総合計算部43は、計算された総合満足度を、ステップS12で個別満足度を書き込んだ満足度記憶部52のレコードに書き込む。
以上のように、実施の形態1に係る満足度計算装置10は、環境についての複数の指標それぞれの個別満足度に基づいて総合的な満足度である総合満足度を計算する。これにより、ユーザの環境に対する適切な満足度を求めることが可能である。
<変形例1>
実施の形態1では、個別計算部42は、温熱指標と光指標と空気質指標と音指標との4つの指標それぞれを対象指標に設定し、温熱満足度と光満足度と空気質満足度と音満足度との4つの個別満足度を計算した。そして、総合計算部43は、これら4つの個別満足度から総合満足度を計算した。
しかし、個別計算部42は、個別満足度として、これら4つを用いることに限定されるわけではない。満足度計算装置10は、これら4つのうち一部の個別満足度だけを用いてもよいし、これら4つ以外の個別満足度を用いてもよい。そして、総合計算部43は、個別計算部42によって計算された2つ以上の個別満足度から総合満足度を計算すればよい。
実施の形態1では、各機能構成要素がソフトウェアで実現された。しかし、変形例2として、各機能構成要素はハードウェアで実現されてもよい。この変形例2について、実施の形態1と異なる点を説明する。
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、満足度計算装置10は、プロセッサ11とメモリ12とストレージ13とに代えて、電子回路16を備える。電子回路16は、各機能構成要素と、メモリ12と、ストレージ13との機能とを実現する専用の回路である。
各機能構成要素を1つの電子回路16で実現してもよいし、各機能構成要素を複数の電子回路16に分散させて実現してもよい。
変形例3として、一部の各機能構成要素がハードウェアで実現され、他の各機能構成要素がソフトウェアで実現されてもよい。
実施の形態2は、総合計算部43によって計算された総合満足度を表示する点が実施の形態1と異なる。実施の形態2では、この異なる点を説明し、同一の点については説明を省略する。
図7を参照して、実施の形態2に係る満足度計算システム100の構成を説明する。
満足度計算システム100は、表示装置60を備える点が図1に示す満足度計算システム100と異なる。表示装置60は、LCD(Liquid Crystal Display)といった情報を可視化する装置である。
満足度計算装置10は、機能構成要素として、満足度表示部44を備える点が図2に示す満足度計算装置10と異なる。満足度表示部44の機能は、他の機能構成要素と同様に、ソフトウェア又はハードウェアによって実現される。
図9から図11を参照して、実施の形態2に係る満足度計算装置10の動作を説明する。
実施の形態2に係る満足度計算装置10の動作手順は、実施の形態2に係る満足度計算方法に相当する。また、実施の形態2に係る満足度計算装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態2に係る満足度計算プログラムに相当する。
満足度表示部44は、ステップS23で計算された総合満足度を示す表示画面を表示装置60に表示する。
具体的には、満足度表示部44は、満足度記憶部52から総合満足度を読み出し、表示画面に加工した上で表示装置60に送信して表示する。この際、満足度表示部44は、ステップS22で計算された個別満足度も合わせて表示装置60に表示してもよい。つまり、満足度表示部44は、満足度記憶部52から総合満足度だけでなく、個別満足度も読み出し、表示画面に加工して表示装置60に送信して表示してもよい。
具体例としては、満足度表示部44は、総合満足度及び各個別満足度の時系列変化を表す時系列グラフを表す表示画面を表示装置60に表示してもよい。満足度表示部44は、各個別満足度については、時系列グラフではなく、現在値を表す表示画面を生成してもよい。
以上のように、実施の形態2に係る満足度計算装置10は、総合満足度等を表示装置60に表示する。これにより、表示装置60を確認することにより、ユーザの環境に対する満足度を確認することができる。その結果、空間の環境を制御するための機器の制御方法を適切に決定することが可能になる。
<変形例4>
実施の形態2では、複数の空間それぞれの個別満足度及び総合満足度が計算される場合には、空間毎に表示画面を生成した。
しかし、図11に示すように、満足度表示部44は、複数の空間それぞれの総合満足度示す表示画面を生成してもよい。具体的には、満足度表示部44は、空間毎に表示領域を分け、各空間についての総合満足度及び各個別満足度の時系列グラフを対応する表示領域に設定する。これにより、満足度表示部44は、複数の空間それぞれの総合満足度及び各個別満足度の時系列グラフが表された表示画面を生成する。そして、満足度表示部44は、この表示画面を表示装置60に表示する。
これにより、複数の空間について、ユーザの環境に対する満足度を一度に確認することができる。
実施の形態3は、総合満足度に応じて、空間の環境に影響を与える機器70の制御方法を決定する点が実施の形態1,2と異なる。実施の形態3では、この異なる点を説明し、同一の点については説明を省略する。
実施の形態3では、実施の形態1に機能を加えた場合について説明する。しかし、実施の形態2に機能を加えることも可能である。
図12を参照して、実施の形態3に係る満足度計算システム100の構成を説明する。
満足度計算システム100は、機器70を備える点が図1に示す満足度計算システム100と異なる。機器70は、空間の環境に影響を与える制御可能な機器である。機器70は、具体例としては、空気調和装置、照明装置、換気装置、又は、音響装置である。なお、満足度計算システム100は、2つ以上の環境の指標に影響を与える機器70を備えることが望ましい。2つ以上の環境の指標に影響を与える機器70を備えることにより、複数の個別満足度を調整可能になり、総合満足度を向上させることが容易になるためである。
満足度計算装置10は、機能構成要素として、制御決定部45を備える点が図2に示す満足度計算装置10と異なる。制御決定部45の機能は、他の機能構成要素と同様に、ソフトウェア又はハードウェアによって実現される。
図14を参照して、実施の形態3に係る満足度計算装置10の動作を説明する。
実施の形態3に係る満足度計算装置10の動作手順は、実施の形態3に係る満足度計算方法に相当する。また、実施の形態3に係る満足度計算装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態3に係る満足度計算プログラムに相当する。
制御決定部45は、ステップS33で計算された総合満足度に応じて、空間の環境に影響を与える機器70の制御方法を決定する。この際、制御決定部45は、ステップS32で計算された個別満足度を考慮して、機器70の制御方法を決定してもよい。
具体的には、制御決定部45は、総合満足度が閾値以下であるか否かを判定する。閾値は、事前に決定されストレージ13に記憶されているものとする。制御決定部45は、総合満足度が閾値以下である場合には、総合満足度が閾値よりも高くなる方法に制御方法を決定する。この際、制御決定部45は、各個別満足度も閾値より高くなる方法に制御方法を決定してもよい。一方、制御決定部45は、総合満足度が閾値よりも高い場合には、現在の制御方法を維持すると決定する。
図4に示すように、環境データ記憶部51には、識別子毎に環境データが記憶される。図5に示すように、満足度記憶部52には、識別子毎に個別満足度及び総合満足度が記憶される。計算元になった環境データと、計算された個別満足度及び総合満足度とには、同じ識別子が割り当てられている。ここでは、同じ識別子が割り当てられた環境データと、個別満足度及び総合満足度とを1つの組であるとする。
制御決定部45は、環境データ記憶部51及び満足度記憶部52を参照して、総合満足度が閾値よりも高く、かつ、複数の指標それぞれについての環境データが現在の空間の環境と近い組を特定する。複数の指標それぞれについての環境データが現在の空間の環境と近いとは、例えば、全ての指標について、環境データが示す値が、現在の空間の環境についての値から基準範囲内にあるという意味である。基準範囲は、指標毎に定められてもよい。そして、制御決定部45は、特定された組における環境データが示す状態に空間の環境の状態が近づく方法に制御方法を決定する。
以上のように、実施の形態3に係る満足度計算装置10は、総合満足度に応じて、空間の環境に影響を与える機器の制御方法を決定する。これにより、空間をユーザにとって快適な状態に保つことが可能になる。
<変形例5>
実施の形態3では、制御決定部45は、総合満足度が閾値以下の場合に、総合満足度が閾値よりも高く、かつ、複数の指標それぞれについての環境データが現在の空間の環境と近い組を特定した。そして、制御決定部45は、特定された組における環境データが示す状態に空間の環境の状態が近づく方法に制御方法を決定した。
具体的には、制御決定部45は、ステップS33で計算された総合満足度よりも、過去一定期間において総合満足度が高い組があるか否かを判定する。制御決定部45は、過去一定期間において総合満足度が高い組がある場合には、過去一定期間において総合満足度が最も高い組を特定する。そして、制御決定部45は、特定された組における環境データが示す状態に空間の環境の状態が近づく方法に制御方法を決定する。
実施の形態4は、消費電力を考慮して制御方法を決定する点が実施の形態3と異なる。実施の形態4では、この異なる点を説明し、同一の点については説明を省略する。
図15を参照して、実施の形態4に係る満足度計算システム100の構成を説明する。
満足度計算システム100は、消費電力計測装置80を備える点が図12に示す満足度計算システム100と異なる。消費電力計測装置80は、各機器70の消費電力及び空間を構成する建物全体の消費電力を計測する装置である。
満足度計算装置10は、機能構成要素として、消費電力特定部46を備える点が図13に示す満足度計算装置10と異なる。消費電力特定部46の機能は、他の機能構成要素と同様に、ソフトウェア又はハードウェアによって実現される。
図17を参照して、実施の形態4に係る満足度計算装置10の動作を説明する。
実施の形態4に係る満足度計算装置10の動作手順は、実施の形態4に係る満足度計算方法に相当する。また、実施の形態4に係る満足度計算装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態4に係る満足度計算プログラムに相当する。
消費電力特定部46は、消費電力計測装置80によって計測された各機器70の消費電力及び空間を構成する建物全体の消費電力を取得する。消費電力特定部46は、機器70のうち消費電力が基準値を超える機器70を特定する。基準値は、機器70毎に定められていてもよい。
制御決定部45は、ステップS44で特定された消費電力に応じて、空間の環境に影響を与える機器70の制御方法を決定する。
具体的には、制御決定部45は、ステップS42で計算された個別満足度と、ステップS43で計算された総合満足度と、ステップS44で取得された消費電力とを入力として、制御方法を決定する。
制御決定部45は、総合満足度が閾値以下である場合には、図14のステップS34と同様の方法により、制御方法を決定する。制御決定部45は、総合満足度が閾値よりも高くなる方法が複数ある場合には、最も消費電力が少ない方法に制御方法を決定してもよい。
制御決定部45は、総合満足度が閾値より高い場合には、現在の総合満足度を維持しつつ、消費電力が少なくなる方法に制御方法を決定する。例えば、制御決定部45は、総合満足度を維持しつつ、ステップS44で消費電力が基準値を超える機器70の消費電力を下げられる方法に制御方法を決定する。具体例としては、空気調和装置が冷房運転をしており、空気調和装置の消費電力が基準値を超えているとする。この場合には、空気調和装置の設定温度を高くして消費電力を減らしつつ、照明装置による照明の色相を涼しいと感じられる色に変化させる制御を行う。これにより、総合満足度を維持しつつ、消費電力を少なくすることができる。
以上のように、実施の形態4に係る満足度計算装置10は、消費電力を考慮して制御方法を決定する。これにより、空間をユーザにとって快適な状態に保ちつつ、消費電力を少なくすることが可能になる。
実施の形態5は、空間を使用するユーザの主観を考慮して満足度を計算する点が実施の形態1~4と異なる。実施の形態5では、この異なる点を説明し、同一の点については説明を省略する。
実施の形態5では、実施の形態1に機能を加えた場合について説明する。しかし、実施の形態2~4に機能を加えることも可能である。
図18を参照して、実施の形態5に係る満足度計算システム100の構成を説明する。
満足度計算システム100は、主観入力装置90を備える点が図1に示す満足度計算システム100と異なる。主観入力装置90は、空間のユーザによって使用されるPC(Personal Computer)及びスマートフォンといった端末である。
満足度計算装置10は、機能構成要素として、主観受付部47を備える点が図2に示す満足度計算装置10と異なる。主観受付部47の機能は、他の機能構成要素と同様に、ソフトウェア又はハードウェアによって実現される。
図20を参照して、実施の形態5に係る満足度計算装置10の動作を説明する。
実施の形態5に係る満足度計算装置10の動作手順は、実施の形態5に係る満足度計算方法に相当する。また、実施の形態5に係る満足度計算装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態5に係る満足度計算プログラムに相当する。
主観受付部47は、新たに主観評価が入力されたか否かを判定する。主観受付部47は、新たに主観評価が入力された場合には、入力された主観評価を取得して、処理をステップS53に進める。一方、主観受付部47は、新たに主観評価が入力されていない場合には、処理をステップS54に進める。
ここでは、複数の指標それぞれを評価指標として、評価指標について現在の状態が満足か否かを示す主観評価がユーザによって主観入力装置90に入力される。例えば、温熱環境について、現在の状態が適切な場合には満足であるという主観評価が入力され、現在の状態が暑い又は寒い場合には不満であるというという主観評価が入力される。すると、主観入力装置90は、主観評価を満足度計算装置10に送信する。主観受付部47は、主観入力装置90から主観評価が送信された場合には、新たに主観評価が入力されたとして、主観評価を取得して、処理をステップS53に進める。
個別計算部42は、ステップS52で受け付けされた主観評価により、複数の指標それぞれについての個別満足度の計算方法を変更する。また、総合計算部43は、ステップS52で受け付けされた主観評価により、総合満足度の計算方法を変更する。
具体的には、個別計算部42は、ステップS52で受け付けされた主観評価により、個別満足度を計算する際のパラメータを変更する。例えば、個別計算部42は、過去に受け付けされた評価指標を使用して重回帰分析を行うことにより、個別満足度を計算する際のパラメータを変更する。同様に、総合計算部43は、ステップS52で受け付けされた主観評価により、総合満足度を計算する際のパラメータ(a~i)を変更する。例えば、総合計算部43は、過去に受け付けされた評価指標を使用して重回帰分析を行うことにより、総合満足度を計算する際のパラメータ(j~n)を変更する。
以上のように、実施の形態5に係る満足度計算装置10は、ユーザの主観による評価に基づき、満足度の計算方法を変更する。これにより、満足度の計算にユーザの主観が反映され、より適切に満足度を計算することができる。
Claims (8)
- 空間の環境についての複数の指標それぞれを対象指標として、前記対象指標を計測して得られた複数の環境データから、前記対象指標の満足度である個別満足度を計算する個別計算部と、
前記個別計算部によって計算された前記複数の指標それぞれについての前記個別満足度から、前記空間の環境についての総合的な満足度である総合満足度を計算する総合計算部と、
前記個別計算部によって計算された前記複数の指標それぞれについての前記個別満足度が第1閾値よりも高く、かつ、前記総合計算部によって計算された前記総合満足度が第2閾値よりも高くなるように、前記空間の環境に影響を与える機器の制御方法を決定する制御決定部と
を備える満足度計算装置。 - 前記満足度計算装置は、さらに、
前記総合計算部によって計算された前記総合満足度を示す表示画面を表示する満足度表示部
を備える請求項1に記載の満足度計算装置。 - 前記個別計算部は、複数の空間それぞれについて前記個別満足度を計算し、
前記総合計算部は、前記複数の空間それぞれについて前記総合満足度を計算し、
前記満足度表示部は、前記複数の空間それぞれについて前記総合満足度を表示する
請求項2に記載の満足度計算装置。 - 前記制御決定部は、消費電力が少ない方法に前記制御方法を決定する
請求項1から3までのいずれか1項に記載の満足度計算装置。 - 前記満足度計算装置は、さらに、
前記複数の指標それぞれを評価指標として、前記評価指標についての評価である主観評価の入力を受け付ける主観受付部
を備え、
前記個別計算部は、前記主観受付部によって受け付けされた前記主観評価により、前記個別満足度の計算方法を変更する
請求項1から4までのいずれか1項に記載の満足度計算装置。 - 前記個別計算部は、機械学習により、前記個別満足度の計算方法を変更する
請求項1から5までのいずれか1項に記載の満足度計算装置。 - コンピュータが、空間の環境についての複数の指標それぞれを対象指標として、前記対象指標を計測して得られた複数の環境データから、前記対象指標の満足度である個別満足度を計算し、
コンピュータが、前記複数の指標それぞれについての前記個別満足度から、前記空間の環境についての総合的な満足度である総合満足度を計算し、
前記複数の指標それぞれについての前記個別満足度が第1閾値よりも高く、かつ、前記総合満足度が第2閾値よりも高くなるように、前記空間の環境に影響を与える機器の制御方法を決定する満足度計算方法。 - 空間の環境についての複数の指標それぞれを対象指標として、前記対象指標を計測して得られた複数の環境データから、前記対象指標の満足度である個別満足度を計算する個別計算処理と、
前記個別計算処理によって計算された前記複数の指標それぞれについての前記個別満足度から、前記空間の環境についての総合的な満足度である総合満足度を計算する総合計算処理と、
前記個別計算処理によって計算された前記複数の指標それぞれについての前記個別満足度が第1閾値よりも高く、かつ、前記総合計算処理によって計算された前記総合満足度が第2閾値よりも高くなるように、前記空間の環境に影響を与える機器の制御方法を決定する制御決定処理と
を行う満足度計算装置としてコンピュータを機能させる満足度計算プログラム。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2021/025291 WO2023281573A1 (ja) | 2021-07-05 | 2021-07-05 | 満足度計算装置、満足度計算方法及び満足度計算プログラム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7080417B1 true JP7080417B1 (ja) | 2022-06-03 |
JPWO2023281573A1 JPWO2023281573A1 (ja) | 2023-01-12 |
JPWO2023281573A5 JPWO2023281573A5 (ja) | 2023-06-13 |
Family
ID=81852654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021577593A Active JP7080417B1 (ja) | 2021-07-05 | 2021-07-05 | 満足度計算装置、満足度計算方法及び満足度計算プログラム |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20240086951A1 (ja) |
JP (1) | JP7080417B1 (ja) |
CN (1) | CN117561535A (ja) |
AU (1) | AU2021455295A1 (ja) |
GB (1) | GB2622344A (ja) |
WO (1) | WO2023281573A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023233671A1 (ja) * | 2022-06-03 | 2023-12-07 | 三菱電機株式会社 | 満足度計算装置、満足度計算方法、および満足度計算プログラム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015222126A (ja) * | 2014-05-22 | 2015-12-10 | 日本電気株式会社 | 空調制御装置 |
JP2020024586A (ja) * | 2018-08-07 | 2020-02-13 | 東京瓦斯株式会社 | 空気質評価システム、データ構造およびプログラム |
WO2021095284A1 (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | 長岡香料株式会社 | 乳代替ミックス粉 |
JP2021096683A (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | 新菱冷熱工業株式会社 | 空間環境分析評価システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI546506B (zh) * | 2014-12-04 | 2016-08-21 | 台達電子工業股份有限公司 | 環境舒適度控制系統及其控制方法 |
-
2021
- 2021-07-05 AU AU2021455295A patent/AU2021455295A1/en active Pending
- 2021-07-05 CN CN202180099903.8A patent/CN117561535A/zh active Pending
- 2021-07-05 JP JP2021577593A patent/JP7080417B1/ja active Active
- 2021-07-05 WO PCT/JP2021/025291 patent/WO2023281573A1/ja active Application Filing
- 2021-07-05 GB GB2320102.3A patent/GB2622344A/en active Pending
-
2023
- 2023-11-15 US US18/509,424 patent/US20240086951A1/en active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015222126A (ja) * | 2014-05-22 | 2015-12-10 | 日本電気株式会社 | 空調制御装置 |
JP2020024586A (ja) * | 2018-08-07 | 2020-02-13 | 東京瓦斯株式会社 | 空気質評価システム、データ構造およびプログラム |
WO2021095284A1 (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | 長岡香料株式会社 | 乳代替ミックス粉 |
JP2021096683A (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | 新菱冷熱工業株式会社 | 空間環境分析評価システム |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023233671A1 (ja) * | 2022-06-03 | 2023-12-07 | 三菱電機株式会社 | 満足度計算装置、満足度計算方法、および満足度計算プログラム |
JP7427147B1 (ja) | 2022-06-03 | 2024-02-02 | 三菱電機株式会社 | 満足度計算装置、満足度計算方法、および満足度計算プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB202320102D0 (en) | 2024-02-14 |
JPWO2023281573A1 (ja) | 2023-01-12 |
CN117561535A (zh) | 2024-02-13 |
WO2023281573A1 (ja) | 2023-01-12 |
US20240086951A1 (en) | 2024-03-14 |
GB2622344A (en) | 2024-03-13 |
AU2021455295A1 (en) | 2023-11-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7839275B2 (en) | Methods, systems and computer program products for controlling a climate in a building | |
CN107923645B (zh) | 空气调节运行分析装置以及记录有程序的非临时性计算机可读取记录介质 | |
US20200124307A1 (en) | Control apparatus and computer readable medium | |
KR20140018804A (ko) | 공조 제어 장치 및 방법 | |
CN106558916A (zh) | 信息提示方法和信息提示装置 | |
US20240086951A1 (en) | Satisfaction level calculation device, satisfaction level calculation method, and computer readable medium | |
JP2015032311A (ja) | ビルエネルギ管理システムの学習 | |
JP6373396B2 (ja) | 省エネルギ化診断装置、省エネルギ化診断方法およびプログラム | |
JP2013221772A (ja) | 熱損失係数推定装置、熱損失係数推定方法、およびプログラム | |
JP6862130B2 (ja) | 異常検知装置、異常検知方法、およびプログラム | |
US11466885B2 (en) | Air-conditioning control device, air-conditioning system, and air-conditioning control method | |
US20140088945A1 (en) | System and method for an energy management system | |
WO2018188430A1 (zh) | 在线检测空调制热能效比和制热量的方法 | |
JP2017116129A (ja) | 情報提示システム、及び、プログラム | |
US20220012386A1 (en) | Risk calculation apparatus, computer readable medium, and risk calculation method | |
CN116627770B (zh) | 网卡温度预测方法、装置、计算机设备及存储介质 | |
US12092351B2 (en) | HVAC monitoring method and apparatus | |
JP7134915B2 (ja) | プログラム、クレーム発生予測装置及びクレーム発生予測方法 | |
KR101490610B1 (ko) | 공조 제어해 표시 장치 및 방법 | |
KR102655494B1 (ko) | 공기질 관리 장치 및 방법 | |
KR20210020484A (ko) | 공기 조화기 및 그 제어 방법 | |
CN110146317B (zh) | 一种建筑物机电设备健康状态的诊断方法和装置 | |
KR101628784B1 (ko) | 데이터센터 건물의 에너지 소비량을 평가하는 장치 및 데이터센터 건물의 에너지 소비량 평가 방법 | |
JP2022129308A (ja) | 結露情報処理システム、空調機器、結露情報処理方法、及びプログラム | |
JP7427147B1 (ja) | 満足度計算装置、満足度計算方法、および満足度計算プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211227 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211227 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20211227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220328 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220524 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7080417 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |