JP7080155B2 - 抗菌剤保持具及び車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、抗菌剤保持具及び車両用空調装置に関する。
被空調室を空調する空調機器は、被空調室内の空気と熱交換する室内熱交換器と、室内熱交換器から滴下する凝縮水を受け止めるドレンパンとを備える。この空調機器においては、ドレンパンに溜まった凝縮水に細菌が繁殖すると、異臭が発生したり、ドレンパンにぬめりが発生したりすることがある。
そこで、特許文献1に開示されているように、凝縮水に細菌が繁殖することを抑制するために、凝縮水に対して抗菌作用を示す抗菌剤が、ドレンパンに配置される。特許文献1の技術では、抗菌剤は、ドレンパンに溜まった凝縮水に浮揚した状態で配置される。
また、特許文献2に開示されているように、ドレンパン上に抗菌剤を保持した状態で、ビスによって空調機器に固定される抗菌剤保持具も知られている。
特開2013-108677号公報 特開2006-194494号公報
車両に搭載される車両用空調機器においては、車両の走行に伴って、車両用空調機器が振動したり、車両用空調機器に慣性力が作用したりすることがある。このため、抗菌剤を移動可能に凝縮水に浮揚させる特許文献1の技術では、車両の走行中に、抗菌剤が凝縮水に接触しにくい位置に移動してしまう場合があり得る。そこで、抗菌剤が過剰に移動することが防止される技術が望まれる。
特許文献2に係る抗菌剤保持具は、ドレンパン上に固定されるため、抗菌剤の移動が防止される。しかし、この抗菌剤保持具はビスで固定されるため、メンテナンスに手間がかかる。車両においては、メンテナンスを行うために車両の運行を休止させる期間が限られており、その限られた期間内に迅速にメンテナスを終えることができるよう、取り付け及び取り外しが容易な抗菌剤保持具が望まれる。
本発明の目的は、抗菌剤が過剰に移動することが防止され、かつ取り付け及び取り外しが容易な抗菌剤保持具と、これを備える車両用空調装置とを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る抗菌剤保持具は、
車両における被空調室内の空気と熱交換する室内熱交換器と、前記室内熱交換器から滴下する凝縮水を受け止めるドレンパンとを備える車両用空調機器に設置される抗菌剤保持具であって、
それぞれ前記車両用空調機器に弾性的に圧接することにより、前記車両用空調機器に取り付き、かつ前記圧接が解除される状態に弾性変形されることにより、前記車両用空調機器から取り外される第1留め具及び第2留め具と、
一端が前記第1留め具につながれていると共に、他端が前記第2留め具につながれており、前記凝縮水に対して抗菌作用を示す抗菌剤を保持する保持部材と、
を備え、
前記保持部材によって保持された前記抗菌剤が前記ドレンパン上に配置される態様で、前記一端が前記第1留め具を通じて前記車両用空調機器に固定され、かつ前記他端が前記第2留め具を通じて前記車両用空調機器に固定される。
上記構成によれば、抗菌剤を保持する保持部材の一端が第1留め具を通じて車両用空調機器に固定され、他端が第2留め具を通じて車両用空調機器に固定される。このため、車両の走行中に、抗菌剤が過剰に移動することが防止される。
また、第1留め具及び第2留め具のそれぞれは、車両用空調機器に弾性的に圧接することにより車両用空調機器に取り付き、その圧接が解除される状態に弾性変形されると、車両用空調機器から取り外される。このため、本発明に係る抗菌剤保持具は、取り付け及び取り外しが容易である。
実施形態1に係る鉄道車両用空調装置のケーシングの内部を示す平面図 実施形態1に係る鉄道車両用空調装置の天板を示す平面図 実施形態1に係る抗菌剤保持具の設置の態様を示す斜視図 実施形態1に係る抗菌剤保持具の一部を拡大して示す側面図 実施形態1に係る抗菌剤保持具の収容袋構造体を示す斜視図 実施形態1に係る抗菌剤保持具の収容袋の断面図 実施形態2に係る抗菌剤保持具の設置の態様を示す斜視図 実施形態3に係る抗菌剤保持具の一部を拡大して示す概念図 実施形態3に係る抗菌剤保持具の設置の態様を示す概念図 実施形態4に係る抗菌剤保持具の収容袋構造体を示す断面図
以下、図面を参照し、上記車両が鉄道車両である場合を例に挙げて、実施形態に係る鉄道車両用空調装置について説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
[実施形態1]
図1Aに示すように、本実施形態に係る鉄道車両用空調装置600は、被空調室としての客室を空調する鉄道車両用空調機器100と、鉄道車両用空調機器100を収容するケーシング200とを備える。鉄道車両用空調機器100及びケーシング200は、鉄道車両の屋根部分に配置される。
鉄道車両用空調機器100は、各々冷媒を用いて冷凍サイクルを構成する2系統の冷凍サイクル装置110及び120を有する。
一方の冷凍サイクル装置110は、冷媒を圧縮する圧縮機111と、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する室外熱交換器112と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張器113と、膨張された冷媒を蒸発させる蒸発器として機能する室内熱交換器114と、室内熱交換器114を経た冷媒から液体を分離する気液分離器115とを含む。
他方の冷凍サイクル装置120も同様に、圧縮機121、凝縮器として機能する室外熱交換器122、膨張器123、蒸発器として機能する室内熱交換器124、及び気液分離器125を含む。
また、鉄道車両用空調機器100は、室内熱交換器114及び124と、客室内の空気との熱交換を促進する室内送風機130、並びに室外熱交換器112及び122と、車外の空気との熱交換を促進する室外送風機140も備える。
室内熱交換器114及び124が客室内の空気と熱交換する際、室内熱交換器114及び124の表面に、空気中の水分が凝縮する。室内熱交換器114及び124の表面に凝縮した水分である凝縮水は、室内熱交換器114及び124から滴下する。
そこで、鉄道車両用空調機器100は、一方の室内熱交換器114から滴下する凝縮水を受け止めるドレンパン151、及び他方の室内熱交換器124から滴下する凝縮水を受け止めるドレンパン152も備える。ドレンパン151は、室内熱交換器114の下方に配置され、ドレンパン152は、室内熱交換器124の下方に配置されている。
ケーシング200は、底板を有する箱状の基枠210と、基枠210の上部開口を塞ぐことにより、鉄道車両用空調機器100を収容するための収容空間を、基枠210と共に画定する天板220とを有する。なお、図1Aでは、ケーシング200の内部を示すため、天板220については一部のみを示す。
また、ケーシング200は、基枠210と天板220とで画定される収容空間を、室内機室S1、室外機室S2、及び圧縮機室S3に仕切る仕切板231及び232を有する。
室内機室S1に、室内熱交換器114及び124、ドレンパン151及び152、膨張器113及び123、並びに室内送風機130が収容されている。室外機室S2には、室外熱交換器112及び122、並びに室外送風機140が収容されている。圧縮機室S3には、圧縮機111及び121、並びに気液分離器115及び125が収容されている。
図1Bに示すように、天板220は、第1天板221と第2天板222とに分割されて構成されている。第1天板221は、図1Aに示す室内機室S1及び圧縮機室S3の上部を塞ぐ。第2天板222は、図1Aに示す室内機室S2の上部を塞ぐ。
第2天板222の、図1Aに示す室外送風機140の上方には、第1通気孔224が形成されている。また、第2天板222の、図1Aに示す室外熱交換器112及び122の各々の上方には、第2通気孔225が形成されている。
第1通気孔224と第2通気孔225との一方を通じて、図1Aに示す室外機室S2に外気が取り込まれる。図1Aに示す室外熱交換器112及び122と熱交換した空気は、第1通気孔224と第2通気孔225との他方を通じて、車外に排出される。
なお、天板220は、図1Aに示す基枠210に対して開閉可能である。具体的には、天板220は、ボルト223によって、図1Aに示す基枠210に固定されている。鉄道車両用空調機器100をメンテナンスする保守員は、ボルト223を緩めることで、天板220を、図1Aに示す基枠210から取り外すことができる。
このようにして天板220を開けることにより、保守員は、鉄道車両用空調機器100を構成する各部材に対して、上方からアクセスすることができる。なお、天板220は、第1天板221と第2天板222とに分割されているため、第1天板221と第2天板222の一方のみを取り外すこともできる。
図1Aに戻って、説明を続ける。室内機室S1の底面には、室内機室S1の下方に位置する図示せぬ客室に通じるリターン口241及び242が開口している。一方のリターン口241は、室内熱交換器114の脇に配置されており、他方のリターン口242は、室内熱交換器124の脇に配置されている。
上述した室内送風機130は、リターン口241及び242を通じて、客室内の空気を室内機室S1へと吸い上げる。一方のリターン口241から吸い上げられた空気は、室内熱交換器114を通過し、他方のリターン口242から吸い上げられた空気は、室内熱交換器124を通過する。また、室内送風機130は、室内熱交換器114及び124を通過した空気を、図示せぬダクトを通じて再び客室に戻す。
客室内の空気が室内熱交換器114及び124を通過する過程で、室内熱交換器114及び124表面に、空気中の水分が凝縮する。一方の室内熱交換器114に凝縮した水分は、ドレンパン151へ滴下し、他方の室内熱交換器124に凝縮した水分は、ドレンパン152へ滴下する。
そこで、鉄道車両用空調装置600は、ドレンパン151及び152に溜まった凝縮水に細菌が繁殖することを抑制するために、ドレンパン151及び152のそれぞれに配置される抗菌剤保持具300も備える。
本実施形態に係る抗菌剤保持具300は、鉄道車両の走行中に過剰に移動することが防止されることにより、安定した抗菌作用をいかんなく発揮することができ、かつ過剰な移動が防止される結果、ドレンパン151及び152の排水口を閉塞するといった問題を回避することができ、しかも、メンテナンスの際の取り付け及び取り外しが容易である構成を最大の特徴としている。以下、抗菌剤保持具300について具体的に説明する。
なお、一方の室内熱交換器114、ドレンパン151、及び抗菌剤保持具300の組の構成と、他方の室内熱交換器124、ドレンパン152、及び抗菌剤保持具300の組の構成とは同じである。そこで、前者の構成を代表して説明する。
図2に示すように、抗菌剤保持具300は、鉄道車両用空調機器100における室内熱交換器114に取り付けられた状態で、ドレンパン151上に配置される。そこで、まず室内熱交換器114及びドレンパン151の構成について説明する。
室内熱交換器114は、全体として、一方向(以下、長手方向という。)に相対的に長尺に延在する形状、具体的には直方体の形状に形成されている。そして、室内熱交換器114は、室内熱交換器114が延在する長手方向の一方の端部である第1端部としての第1端板114aと、他方の端部である第2端部としての第2端板114bとを有する。第1端板114a及び第2端板114bは、長手方向外方に張り出した板状に形成されている。
ドレンパン151は、室内熱交換器114の下方に配置されている。ドレンパン151は、室内熱交換器114が載置される底板151aと、底板151aの周縁から立ち上がった側板151bとを有する。なお、図2では、ドレンパン151の側板151bを透視図で示している。
ドレンパン151の底板151aに、それぞれドレンパン151に溜まる凝縮水を排出する第1排水口160、第2排水口170、及び第3排水口180が形成されている。これら第1排水口160、第2排水口170、及び第3排水口180は、室内熱交換器114の長手方向に平行な方向に間隔をおいて並んでいる。第1排水口160は第1端板114aの向かいに配置され、第2排水口170は第2端板114bの向かいに配置され、第3排水口180は第1排水口160と第2排水口170との間に配置されている。
抗菌剤保持具300は、室内熱交換器114の第1端板114aに着脱可能に取り付く第1留め具310と、室内熱交換器114の第2端板114bに着脱可能に取り付く第2留め具320と、一端が第1留め具310につながれていると共に、他端が第2留め具320につながれている線状の保持部材330とを備える。
第1留め具310及び第2留め具320は、それぞれステンレス製のクリップによって構成されている。第1留め具310と第2留め具320の構成は同じである。そこで、代表して、第1留め具310の構成について、以下に説明する。
図3に示すように、第1留め具310は、保持部材330につながれる第1圧接部311と、第1圧接部311に対面しており、第1圧接部311との間に、図2に示す第1端板114aを弾性的に挟み込む第2圧接部312と、第1圧接部311と第2圧接部312とをつなぐ弾性部313とを有する。
第1圧接部311は、図2に示す第1端板114aの厚さ方向一方の面に弾性的に圧接する部分に、第1端板114aに向かって球状に突出した突起311aを有する。第2圧接部312も同様に、第1端板114aの厚さ方向他方の面に弾性的に圧接する部分に、第1端板114aに向かって突出した突起312aを有する。
第1留め具310は、第1圧接部311の突起311aと、第2圧接部312の突起312aとによって、図2に示す第1端板114aを厚さ方向に弾性的に挟み込むことにより、摩擦力によって第1端板114aに取り付く。第1留め具310が第1端板114aに取り付いているとき、弾性部313は、第2圧接部312を第1圧接部311に近づける向きに付勢している。
また、第1留め具310は、突起311a及び312aと第1端板114aとの圧接が解除される状態、即ち、第2圧接部312が第1圧接部311から遠ざけられた状態に弾性部313が弾性変形されることにより、第1端板114aから取り外すことができる。
以下、突起311a及び312aの意義について説明する。鉄道車両では、走行中の振動に起因して、第1端板114aと第1留め具310とが摺動し、第1端板114aに傷が付く可能性がある。特に、第1留め具310は金属材料、具体的にはステンレスによって構成されているため、上記摺動が生じた場合は、第1留め具310が樹脂によって構成されている場合に比べて、第1端板114aに傷が付きやすい。
突起311a及び312aは、上述した傷が広範囲に形成されることを防止するためのものである。つまり、突起311a及び312aを設けたことにより、突起311a及び312aが無い場合に比べて、第1留め具310と第1端板114aとが接触する面積を小さく抑えることができる。この結果、上記摺動が生じた場合であっても、第1端板114aに広範囲にわたる傷が生じにくい。
以上、第1留め具310について説明した。図2に示す第2端板114bに取り付く第2留め具320も、第1留め具310と同様の構成及び作用を有する。
次に、保持部材330について説明する。保持部材330は、図3に示すように、鎖によって構成されている。鎖は、ステンレス製である。
図2に示すように、保持部材330は、ドレンパン151に溜まる凝縮水に対して抗菌作用を示す抗菌剤を収容する収容袋構造体340を、第1留め具310につながれる一端から第2留め具320につながれる他端にわたる延在方向に間隔をおいて、複数個、具体的には2個保持している。
それら2個の収容袋構造体340がドレンパン151の底板151aに載置される態様で、保持部材330の一端が、第1留め具310を通じて第1端板114aに固定されており、保持部材330の他端が、第2留め具320を通じて第2端板114bに固定されている。
一方の収容袋構造体340は、第1排水口160と第3排水口180との間に配置されており、他方の収容袋構造体340は、第3排水口180と第2排水口170との間に配置されている。
図4に示すように、各々の収容袋構造体340は、抗菌剤ANを収容する収容袋341と、収容袋341を着脱可能に保持し、かつ図2に示す保持部材330に取り付けられる取り付け具342とを有する。
図5に示すように、収容袋341は、外部に解放された開口端341aを有する。開口端341aを通して、収容袋341の内部に抗菌剤ANが充填される。収容袋341は、凝縮水を透過させる網によって構成されている。網は、ステンレス製である。
また、収容袋341は、開口端341aの周縁に、外方に張り出した引っ掛かり部341bを有する。引っ掛かり部341bは、開口端341aの位置で、網が折り返されることにより形成されたものである。
図4に戻って説明を続ける。取り付け具342は、開閉可能な挟み込み部342aと、挟み込み部342aを閉じる方向に付勢するばね部342bと、ばね部342bを弾性変形させることにより、挟み込み部342aを開くレバー部342cとを有するクリップによって構成されている。クリップは、ステンレス製である。
挟み込み部342aは、抗菌剤ANが充填された収容袋341の開口端341aを閉塞した状態に挟み込む。これにより、収容袋341が取り付け具342に保持される。
なお、挟み込み部342aは、収容袋341の、図5に示した引っ掛かり部341bよりも収容袋341の底部に近い部分を挟み込む。これにより、収容袋341を挟み込み部342aから引き抜こうとする力が収容袋341に作用したとしても、図5に示した引っ掛かり部341bが、挟み込み部342aに引っ掛かることにより、挟み込み部342aからの収容袋341の抜けが阻止される。
また、取り付け具342には、図2に示す保持部材330を挿通させる貫通孔342dが形成されている。貫通孔342dは、レバー部342cに形成されている。貫通孔342dに保持部材330が挿通された状態の取り付け具342が、貫通孔342dの位置において保持部材330に固定される。なお、その固定は、例えば、金属部材を用いた締め付け、溶接によって実現することができる。
以上説明した抗菌剤保持具300は、図2に示すように、保持部材330よって保持された収容袋構造体340がドレンパン151上に配置される態様で、室内熱交換器114に取り付けられる。
室内熱交換器114から滴下する凝縮水がドレンパン151に溜まると、凝縮水が、図4に示す収容袋341を透過して、収容袋341内の抗菌剤ANと接触する。すると、抗菌剤ANが凝縮水に溶け出し、凝縮水に抗菌作用が付与される。このため、凝縮水に細菌が繁殖しにくく、異臭の発生及びぬめりの発生が抑えられる。
なお、仮に抗菌剤ANの比重が1より小さい場合であっても、保持部材330は、保持部材330に固定されているすべての収容袋構造体340を凝縮水中に浸漬させる程の比重を有することが好ましい。抗菌剤ANを凝縮水に浸漬させることにより、抗菌剤ANを凝縮水に浮揚させる場合に比べて、抗菌剤ANと凝縮水との接触面積を大きく確保できるため、高い抗菌作用を得ることができる。
本実施形態によれば、保持部材330の一端が第1留め具310を通じて室内熱交換器114の第1端板114aに固定され、かつ保持部材330の他端が第2留め具320を通じて室内熱交換器114の第2端板114bに固定される。
このため、収容袋構造体340、ひいては抗菌剤ANが、鉄道車両の走行中に過剰に移動することが防止される。このため、抗菌剤ANが、凝縮水に接触しにくい位置に移動してしまうことがなく、抗菌剤ANが凝縮水に対して、安定した抗菌作用をいかんなく発揮することができる。
また、図4に示す取り付け具342が保持部材330に固定されるため、収容袋構造体340の、保持部材330に対する移動が規制される。このことも、抗菌剤ANの過剰な移動の防止に資する。
また、収容袋構造体340の過剰な移動が防止される結果、収容袋構造体340が、ドレンパン151及び152の第1排水口160、第2排水口170、及び第3排水口180を閉塞するといった問題を回避できる。
また、図2に示す第1留め具310及び第2留め具320のそれぞれは、室内熱交換器114に弾性的に圧接することにより室内熱交換器114に取り付き、その圧接が解除される状態に弾性変形されると、室内熱交換器114から取り外される。このため、抗菌剤保持具300は、取り付け及び取り外しが容易である。従って、抗菌剤保持具300のメンテナンスを迅速に行える。
また、図4に示す収容袋341は、取り付け具342における挟み込み部342aの開閉によって、取り付け具342に対して着脱可能である。このため、第1留め具310及び第2留め具320が室内熱交換器114に固定されたまま、抗菌剤保持具300から収容袋341だけを取り外して、抗菌剤ANの詰め替えを行うこともできる。このことも、メンテナンスの迅速化に寄与する。
また、図1Bに示す天板220は、図1Aに示すケーシング200に対して開閉可能であり、天板220を開いたとき、一対の抗菌剤保持具300、室内熱交換器114及び124、並びにドレンパン151及び152が露出する。このため、保守員は、天板220を開くことにより、上方から容易に抗菌剤保持具300にアクセスできる。このことも、メンテナンスの迅速化に寄与する。
また、本実施形態では、保持部材330が、全体として剛体ではなく、設置される個所の形状に応じて、自重によって変形可能な部材、具体的には、鎖で構成されている。このため、保持部材330を、全体として剛体で構成する場合に比べると、保持部材330を設置する箇所が限定されにくく、しかも保持部材330の設置が容易である。
[実施形態2]
上記実施形態1では、室内熱交換器114に、第1留め具310及び第2留め具320を固定したが、第1留め具310及び第2留め具320の固定先は、特に室内熱交換器114に限られない。第1留め具310は、鉄道車両用空調機器100を構成する任意の板状の部分(以下、第1板状部という。)に固定することができ、第2留め具320は、鉄道車両用空調機器100を構成する別の任意の板状の部分(以下、第2板状部という。)に固定することができる。以下、第1板状部が第1端板114a以外の箇所であり、第2板状部が第2端板114b以外の箇所である場合について、具体的に例示する。
図6に示すように、本実施形態では、第1留め具310が、第1排水口160の縁に固定され、第2留め具320が、第2排水口170の縁に固定される。
第1排水口160の縁は、第1留め具310によって挟み込むことが可能な板状に形成されており、第1留め具310は、第1排水口160の縁を挟み込んだ状態で、第1排水口160の縁に弾性的に圧接することにより、第1排水口160の縁に取り付く。
第2排水口170の縁も同様に、第2留め具320によって挟み込むことが可能な板状に形成されており、第2留め具320は、第2排水口170の縁を挟み込んだ状態で、第2排水口170の縁に弾性的に圧接することにより、第2排水口170の縁に取り付く。
本実施形態によれば、第1留め具310が第1排水口160の縁に取り付き、第2留め具320が第2排水口170の縁に取り付くので、室内熱交換器114に、抗菌剤保持具300を接触させなくて済む。また、保持部材330の長さは、第1排水口160と第2排水口170との間隔程度であれば足りるので、実施形態1の場合に比べて、保持部材330の長さを短くすることができる。
[実施形態3]
上記実施形態1及び2では、鉄道車両用空調機器100を構成する部材を挟み込んだ状状態で、鉄道車両用空調機器100に取り付く第1留め具310及び第2留め具320を例示したが、挟み込み以外の態様で鉄道車両用空調機器100に取り付く第1留め具及び第2留め具を実現してもよい。
具体的には、鉄道車両用空調機器100が、対向する一対の壁面(以下、第1壁面対という。)を有する場合は、その第1壁面対を互いに離間させる向きに押圧した状態で、その第1壁面対に取り付く第1留め具を実現してもよい。また、鉄道車両用空調機器100が、別の対向する一対の壁面(以下、第2壁面対という。)を有する場合には、その第2壁面対を互いに離間させる向きに押圧した状態で、その第2壁面対に取り付く第2留め具を実現してもよい。以下、第1壁面対及び第2壁面対が、鉄道車両用空調機器100における凹部の内面である場合について例示する。
図7に示すように、本実施形態に係る第1留め具410は、保持部材330につながれる基部411と、一端部が基部411につながれ、他端部が自由端とされた第1弾性板412と、一端部が基部411につながれ、他端部が自由端とされ、第1弾性板412と対向している第2弾性板413とを有する。
第1弾性板412及び第2弾性板413は、各々の自由端に向かうに従って、互いに遠ざかる向きに開いた状態で、基部411に固定されている。
以下、第1弾性板412の一端から自由端に向かう長さ方向、及び第2弾性板413の一端から自由端に向かう長さ方向と直交するZ軸を定義して説明を続ける。図7には、Z軸プラス方向を向いた矢印によって、Z軸を示している。
第1弾性板412は、Z軸のプラス方向に延出した持ち手部412aと、Z軸のマイナス方向に延出した挿入部412bとを有する。挿入部412bの、第2弾性板413とは反対側の外面には、球状に突出した突起412cが設けられている。
第2弾性板413も、Z軸のプラス方向に延出した持ち手部413aと、Z軸のマイナス方向に延出した挿入部413bとを有する。挿入部413bの、第1弾性板412とは反対側の外面には、図8に示すように、球状に突出した突起413cが設けられている。
図8を参照し、第1留め具410の取り付け方法について説明する。第1留め具410は、図2及び図6にも示した第1排水口160に取り付けられる。
まず、ユーザは、第1留め具410の一対の持ち手部412a及び413aを用いて、第1弾性板412と第2弾性板413とを、互いに近づく向きに撓ませる。なお、図8では、撓められていない自然状態の第1弾性板412及び第2弾性板413を2点鎖線で示し、撓められた状態の第1弾性板412及び第2弾性板413を実線で示している。
次に、ユーザは、第1弾性板412と第2弾性板413とを撓めた状態のまま、図7に示す一対の挿入部412b及び413bを第1排水口160に挿入し、持ち手部412a及び413aから手を離す。
すると、第1弾性板412の、自然状態に戻ろうとする弾性復元力によって、突起412cが第1排水口160の内面(以下、第1内面という。)161に圧接する。また、第2弾性板413の、自然状態に戻ろうとする弾性復元力によって、突起413cが第1排水口160の、第1内面161と対向する内面(以下、第2内面という。)162に圧接する。
このようにして、第1留め具410は、第1排水口160の対向する第1内面161及び第2内面162を互いに離間させる向きに押圧した状態で、それら第1内面161及び第2内面162に弾性的に圧接することにより、それら第1内面161及び第2内面162に取り付く。
以上、第1留め具410について説明した。図示せぬ第2留め具も、第1留め具410と同じ構成を有し、図2及び図6に示した第2排水口170に取り付けられる。即ち、第2留め具は、第2排水口170の対向する一対の内面を互いに離間させる向きに押圧した状態で、その一対の内面に弾性的に圧接することにより、その一対の内面に取り付く。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1留め具410を第1排水口160に固定し、図示せぬ第2留め具を第2排水口170に固定することができるので、実施形態2の場合と同様、室内熱交換器114に抗菌剤保持具300を接触させなくて済む。
また、図8に示すように第1留め具410が第1排水口160に固定されているとき、持ち手部412a及び413aが、第1排水口160から上方、即ちZ軸のプラス方向に突出した状態となる。このため、ユーザが、第1留め具410に上方からアクセスする場合に、持ち手部412a及び413aを用いた第1留め具410の取り外しを容易に行える。図示せぬ第2留め具についても同様である。
[実施形態4]
図5には、抗菌剤ANが直接的に収容袋341に収容される構成を例示したが、抗菌剤ANを、収容袋341よりも目開きが細かい膜で包んだものを、収容袋341に収容してもよい。以下、その具体例について説明する。
図9に示すように、本実施形態では、抗菌剤ANが膜500に包まれた状態で、収容袋341に収容される。膜500は、収容袋341よりも目開きが細かいものであり、例えば、ろ過膜、浸透膜、不織布によって構成することができる。
本実施形態によれば、抗菌剤ANを膜500で包むので、収容袋341の外部への、抗菌剤ANの溶出の速度を遅くすることができる。このため、膜500が存在しない場合に比べると、抗菌剤ANが凝縮水に溶けて消失するまでの寿命を延ばすことができる。また、膜500として用いるものの素材の選択によって、膜500における凝縮水の透過のしやすさ、ひいては、抗菌剤ANの寿命を調整することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。本発明はこれに限られず、以下に述べる変形も可能である。
上記実施形態1では、保持部材330を鎖によって構成した具体例を示したが、保持部材330は、鎖に限らず、鋼索その他のロープ、ワイヤ、針金、紐といった、線状の部材である線材によって構成することができる。また、保持部材330は、一端が第1留め具310につながれ、他端が第2留め具320につながれるものであれば、必ずしも線状に形成されていなくてもよい。保持部材330は、帯状に形成されたものであってもよい。
上記実施形態1では、収容袋341を網によって構成した具体例を示したが、収容袋341は、網に限らず、凝縮水を透過させ、かつ抗菌剤ANを保持可能な素材によって構成することができる。収容袋341は、金属板に穴あけ加工が施されたパンチングメタルによって構成してもよい。
上記実施形態1では、第1留め具310及び第2留め具320が、室内熱交換器114に取り付く具体例を示したが、第1留め具310及び第2留め具320が取り付く箇所は特に限定されない。図2に示したように、ドレンパン151の側板151bが、図1Bに示す天板220よりも低い場合、第1留め具310及び第2留め具320は、ドレンパン151の側板151bを挟み込んだ状態で、側板151bに取り付くこともできる。なお、ドレンパン151の側板151bが天板220まで到達している場合もある。その場合には、第1留め具310及び第2留め具320は、ドレンパン151の側板151b以外の任意の箇所に取り付けばよい。
上記実施形態1では、保持部材330が収容袋構造体340を2個保持する構成を例示したが、保持部材330が保持する収容袋構造体340の個数は、必要とされる抗菌効果に応じて自由に設定可能である。保持部材330が保持する収容袋構造体340の個数は、2個に限らず1個でもよいし、3個以上の複数個であってもよい。
上記実施形態3では、第1留め具410が、第1排水口160の第1内面161と第2内面162とを押し広げる向きに押圧した状態で、第1内面161と第2内面162とに取り付く具体例を示した。第1留め具410は、室内熱交換器114とドレンパン151の側板151bとを押し広げる向きに押圧した状態で、室内熱交換器114と側板151bとの隙間に取り付くこともできる。上記実施形態3に係る図示せぬ第2留め具についても同様である。
上記実施形態1及び2では、第1留め具310と第2留め具320の双方が、板状の部材を挟み込んだ状態で、その板状の部材に取り付く具体例を示した。また、上記実施形態3では、第1留め具410と図示せぬ第2留め具の双方が、対向する一対の内壁を押し広げる向きに押圧した状態でそれら一対の内壁に取り付く具体例を示した。第1留め具と第2留め具の一方が、板状の部材を挟み込んだ状態で、その板状の部材に取り付き、第1留め具と第2留め具の他方が、対向する一対の内壁を押し広げる向きに押圧した状態でそれら一対の内壁に取り付いてもよい。
図3には、球状に突出した突起311a及び312aを示し、図8には、同じく球状に突出した突起412c及び413cを示した。相手の部材と接触する面積を最小限に抑えるという観点からは、球状であることが好ましいが、突起311a、312a、412c、及び413cの形状は、特に球状に限定されない。突起311a、312a、412c、及び413cは、尖った形状、錐体状、又は柱状に形成されたものであってもよい。
上記実施形態1では、第1留め具310、第2留め具320、保持部材330、収容袋341、及び取り付け具342をステンレスによって構成した具体例を示したが、これらを構成する素材は特に限定されない。これらを構成する素材は、難燃性を有するという観点からは、金属又は難燃性の樹脂が好ましい。ステンレス以外の金属としては、例えば、アルミニウム、銅、銀が挙げられる。耐食性を高める防錆加工が施された鉄その他の金属を用いてもよい。
図5及び図9には、粒状の抗菌剤ANを例示したが、抗菌剤ANの粒度は特に限定されない。抗菌剤ANは、粉末状、細粒状、顆粒状、ペレット状、又は塊状のものであってもよい。抗菌剤ANに付与したい寿命によって、抗菌剤ANの粒度を適宜に調整することができる。また、抗菌剤ANは、必ずしも粒状に形成されたものでなくてもよい。収容袋341には、全体として一体に形成された、ひと塊の抗菌剤ANを収容してもよい。
本明細書において、鉄道車両とは、電車に限らず、新幹線、モノレール、その他の、軌道に沿って進行する車両を含む概念とする。また、抗菌剤保持具300が設置される車両は、鉄道車両に限られず、バスその他の自動車であってもよい。
100…鉄道車両用空調機器(車両用空調機器)、110,120…冷凍サイクル装置、111,121…圧縮機、112,122…室外熱交換器、113,123…膨張器、114,124…室内熱交換器、114a…第1端板(第1端部)、114b…第2端板(第2端部)、115,125…気液分離器、130…室内送風機、140…室外送風機、151,152…ドレンパン、151a…底板、151b…側板、160…第1排水口、161…第1内面(内面)、162…第2内面(内面)、170…第2排水口、180…第3排水口、200…ケーシング、210…基枠、220…天板、221…第1天板、222…第2天板、223…ボルト、224…第1通気孔、225…第2通気孔、231,232…仕切板、241,242…リターン口、300…抗菌剤保持具、310…第1留め具、311…第1圧接部、311a…突起、312…第2圧接部、312a…突起、313…弾性部、320…第2留め具、330…保持部材、340…収容袋構造体、341…収容袋、341a…開口端、341b…引っ掛かり部、342…取り付け具、342a…挟み込み部、342b…ばね部、342c…レバー部、342d…貫通孔、410…第1留め具、411…基部、412…第1弾性板、412a…持ち手部、412b…挿入部、412c…突起、413…第2弾性板、413a…持ち手部、413b…挿入部、413c…突起、500…膜、600…鉄道車両用空調装置(車両用空調装置)、AN…抗菌剤、S1…室内機室、S2…室外機室、S3…圧縮機室。

Claims (7)

  1. 車両における被空調室内の空気と熱交換する室内熱交換器と、前記室内熱交換器から滴下する凝縮水を受け止めるドレンパンとを備える車両用空調機器に設置される抗菌剤保持具であって、
    それぞれ前記車両用空調機器に弾性的に圧接することにより、前記車両用空調機器に取り付き、かつ前記圧接が解除される状態に弾性変形されることにより、前記車両用空調機器から取り外される第1留め具及び第2留め具と、
    一端が前記第1留め具につながれていると共に、他端が前記第2留め具につながれており、前記凝縮水に対して抗菌作用を示す抗菌剤を保持する保持部材と、
    を備え、
    前記保持部材によって保持された前記抗菌剤が前記ドレンパン上に配置される態様で、前記一端が前記第1留め具を通じて前記車両用空調機器に固定され、かつ前記他端が前記第2留め具を通じて前記車両用空調機器に固定される、
    抗菌剤保持具。
  2. 前記第1留め具が、前記室内熱交換器の、前記室内熱交換器が延在する方向の一方の端部である第1端部を挟み込んだ状態で、前記第1端部に弾性的に圧接することにより、前記第1端部に取り付き、
    前記第2留め具が、前記室内熱交換器の、前記室内熱交換器が延在する方向の他方の端部である第2端部を挟み込んだ状態で、前記第2端部に弾性的に圧接することにより、前記第2端部に取り付く、
    請求項1に記載の抗菌剤保持具。
  3. 前記ドレンパンに、それぞれ前記ドレンパンに溜まる前記凝縮水を排出する第1排水口及び第2排水口が形成されており、
    前記第1留め具が、前記第1排水口の縁を挟み込んだ状態で、該縁に弾性的に圧接することにより、該縁に取り付き、
    前記第2留め具が、前記第2排水口の縁を挟み込んだ状態で、該縁に弾性的に圧接することにより、該縁に取り付く、
    請求項1に記載の抗菌剤保持具。
  4. 前記ドレンパンに、それぞれ前記ドレンパンに溜まる前記凝縮水を排出する第1排水口及び第2排水口が形成されており、
    前記第1留め具が、前記第1排水口の対向する一対の内面を互いに離間させる向きに押圧した状態で、該一対の内面に弾性的に圧接することにより、該一対の内面に取り付き、
    前記第2留め具が、前記第2排水口の対向する一対の内面を互いに離間させる向きに押圧した状態で、該一対の内面に弾性的に圧接することにより、該一対の内面に取り付く、
    請求項1に記載の抗菌剤保持具。
  5. 前記第1留め具及び前記第2留め具の各々が、前記車両用空調機器に弾性的に圧接する部分に、前記車両用空調機器に向かって突出した突起を有する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の抗菌剤保持具。
  6. 前記保持部材が、前記抗菌剤を収容する収容袋構造体を、前記保持部材の前記一端から前記他端にわたる延在方向に間隔をおいて複数個保持する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の抗菌剤保持具。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の抗菌剤保持具と、
    前記室内熱交換器及び前記ドレンパンを有する前記車両用空調機器と、
    を備える、車両用空調装置。
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