JP7079600B2 - 融資管理装置、融資管理方法、および融資管理プログラム - Google Patents

融資管理装置、融資管理方法、および融資管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、融資管理装置、融資管理方法、および融資管理プログラムに関する。
特許文献1には、貸金業者の端末と、信用情報機関のサーバとの間に配置される信用情報機関仲介装置が記載されている。かかる装置は、貸金業者端末から収集した情報を信用情報機関に報告する。また、貸金業者端末から信用情報機関への情報の照会を可能にし、その照会結果を記憶する。これにより、貸金業者の負担を軽減することができる。
特開2009-301233号公報
しかしながら、上記装置においては、信用情報機関からの照会結果を記憶するのみである。このため、照会結果に基づき、総量規制オーバー債権のリストアップ、与信枠の書き換え等の作業を、別途、手動で行わなければならない。これらの作業は、貸金業者にとって多大な負担となっている。万が一、作業漏れがあった場合には、総量規制オーバーの融資を行うこととなる恐れがあるため、その確認作業にも多くの時間を取られている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、信用情報機関からの照会結果に基づき、総量規制オーバー債権のリストアップ、与信枠の書き換えを自動で行うことができる融資管理装置、融資管理方法、および融資管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる融資管理装置は、ネットワークに接続され、制御部を備える融資管理装置であって、信用情報機関から取得した顧客の信用情報を基に、前記顧客が自社以外の会社から借入した他社借入残高を集計する集計手段と、前記顧客の年収、前記集計手段で集計した前記他社借入残高および前記顧客が前記自社から借入した自社借入残高を基に、計算式「年収×1/3-他社借入残高-自社借入残高」で定義される総量限度額を算出する算出手段と、契約情報に登録されている前記自社における前記顧客に対する与信枠が前記算出手段で算出した前記総量限度額より大きい場合、前記与信枠を、前記総量限度額と等しい金額に減額する減額手段と、を備え、前記減額手段は、前記顧客が減額対象を複数所有している場合、複数の前記減額対象のうち、金利の高い減額対象から優先して前記与信枠を減額すること、を特徴とする
また、本発明にかかる融資管理装置は、前記減額手段は、前記顧客の収支申告書に含まれる総量限度額を、前記算出手段で算出された前記総量限度額に更新する更新処理、及び、前記信用情報機関から取得した信用情報に基づいて生成される前記顧客の総量限度額を、前記算出手段で算出された前記総量限度額に更新する更新処理のうち、少なくとも一方の更新処理を行うこと、を特徴とする。
また、本発明にかかる融資管理方法は、ネットワークに接続され、制御部を備える融資管理装置で実行される融資管理方法であって、信用情報機関から取得した顧客の信用情報を基に、前記顧客が自社以外の会社から借入した他社借入残高を集計する集計ステップと、前記顧客の年収、前記集計ステップで集計した前記他社借入残高および前記顧客が前記自社から借入した自社借入残高を基に、計算式「年収×1/3-他社借入残高-自社借入残高」で定義される総量限度額を算出する算出ステップと、契約情報に登録されている前記自社における前記顧客に対する与信枠が前記算出ステップで算出した前記総量限度額より大きい場合、前記与信枠を、前記総量限度額と等しい金額に減額する減額ステップと、を含み、前記減額ステップは、前記顧客が減額対象を複数所有している場合、複数の前記減額対象のうち、金利の高い減額対象から優先して前記与信枠を減額すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる融資管理プログラムは、ネットワークに接続され、制御部を備える融資管理装置に実行させる融資管理プログラムであって、信用情報機関から取得した顧客の信用情報を基に、前記顧客が自社以外の会社から借入した他社借入残高を集計する集計ステップと、前記顧客の年収、前記集計ステップで集計した前記他社借入残高および前記顧客が前記自社から借入した自社借入残高を基に、計算式「年収×1/3-他社借入残高-自社借入残高」で定義される総量限度額を算出する算出ステップと、契約情報に登録されている前記自社における前記顧客に対する与信枠が前記算出ステップで算出した前記総量限度額より大きい場合、前記与信枠を、前記総量限度額と等しい金額に減額する減額ステップと、を実行させ、前記減額ステップは、前記顧客が減額対象を複数所有している場合、複数の前記減額対象のうち、金利の高い減額対象から優先して前記与信枠を減額すること、を特徴とする。
本発明によれば、信用情報機関からの照会結果に基づき、総量規制オーバー債権のリストアップ、与信枠の書き換えを自動で行うことができるという効果を奏する。
図1は、融資管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、融資管理装置及び信用情報機関端末間で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、顧客の収支申告書画面の一例である。 図4は、顧客の照会結果画面の一例である。 図5は、顧客の契約情報画面の一例である。 図6は、顧客の与信枠減額後の契約情報画面の一例である。 図7は、顧客の照会結果画面の他の例である。
本発明にかかる融資管理装置、融資管理方法、および融資管理プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、この実施形態により限定されるものではない。
[1.構成]
本実施形態にかかる融資管理装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。
融資管理装置100は、複数の信用情報機関A,Bの信用情報機関端末200a,200bと、ネットワーク300で接続される。ネットワーク300は、例えば、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)等である。
融資管理装置100は、融資管理を支援するアプリケーションがインストールされている情報処理装置(例えばWebサーバ等)である。融資管理装置100が支援する融資管理には、例えば、債権管理、延滞管理、弁済管理、勘定仕訳等がある。融資管理装置100にインストールされるアプリケーションは、例えば、Webアプリケーション等である。
融資管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備える。融資管理装置100が備える各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、融資管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。かかる通信回線は、例えば、狭帯域回線または広帯域回線等である。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウスおよびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスクおよび光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、画面データ記憶部106a、照会履歴データ記憶部106b、および顧客・債権データ記憶部106cを含む。
画面データ記憶部106aは、種々の画面データ(例えばWeb画面等)を格納する。これらの画面データは、例えば、顧客である債務者の収支申告書を表示する収支申告書画面、顧客の契約情報を表示する契約情報画面、および信用情報機関からの信用情報に基づく照会結果を表示する照会結果画面等である。
照会履歴データ記憶部106bは、信用情報機関に信用情報を照会するたびに照会履歴として格納していく。照会履歴は、氏名、住所、生年月日等の顧客を特定する情報および他社および自社の借入残高等を含む。
顧客・債権データ記憶部106cは、顧客の収支申告書、照会結果および契約情報等のデータを格納する。収支申告書は、顧客短縮コード、顧客の氏名、住所、生年月日、年収額、および総量限度額等の情報を含む。照会結果は、顧客短縮コード、顧客の氏名、年収額、他社借入額、自社借入額、および総量限度額等を含む。契約情報は、顧客が所有するクレジットカード情報、顧客が購入した金融商品情報等を含む。
制御部102は、融資管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム、及び所要データ等に基づいて種々の情報処理を実行する。これらのプログラムは、制御部102が有する内部メモリに格納されている。制御部102は、機能概念的に、集計部102aと算出部102bと減額部102cとを含む。
集計部102aは、信用情報機関から取得した顧客の信用情報を基に、顧客が自社以外の会社から借入した他社借入残高を集計する。顧客の借入残高としては、総量規制対象債権レコード全件、つまり、本人の借入残高、および配偶者の借入残高であって本人が肩代わりしているものが含まれる。他社借入残高は、そのうちの自社を除く他社から借入している金額である。集計部102aは、これを顧客の他社借入残高として集計する。総量規制対象債権レコードの詳細を以下に示す。
<総量規制対象債権レコード>
○契約者
AH:総量規制対象貸金債権情報(包括)レコード
AK:総量規制対象貸金債権情報(個別)レコード
BH:総量規制対象配偶者引受債権情報(包括)レコード
BK:総量規制対象配偶者引受債権情報(個別)レコード
M1:CIC情報レコード(契約情報)の内、本人情報かつ重複加盟会員報告識別区分が「0:自機関のみ加盟」かつ取引形態区分が、「R01、R06、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16」のレコード全件
※AH~BKは、本人及び本人結付情報を全て集計
○配偶者
AH:総量規制対象貸金債権情報(包括)レコード
AK:総量規制対象貸金債権情報(個別)レコード
M1:CIC情報レコード(契約情報)の内、配偶者情報かつ重複加盟会員報告識別区分が「0:自機関のみ加盟」かつ取引形態区分が、「R01、R06、R10,R11、R12、R13、R14、R15、R16」かつ、配偶者引受識別区分が「スペース:なし」又は、「1:主債務」のレコード全件
※AH、AKは、本人が引受けている債権情報(本人情報のBH、BKと債権が一致するもの)であって、配偶者及び配偶者結付情報を全て集計
※※M1は、本人のM1情報の内、配偶者引受識別区分が「2:引受債務」のものを減算
算出部102bは、以下の計算式で定義される総量限度額を算出する。
総量限度額=年収×1/3-他社借入残高-自社借入残高
年収は、当該顧客の収支申告書から得られる。他社借入残高は、集計部102aにより集計された結果を用いる。自社借入残高は、自社内の当該顧客の契約情報から得られる。
減額部102cは、算出部102bが算出した総量限度額と、当該顧客の自社の与信枠とを比較する。当該顧客の自社の与信枠は、自社内の当該顧客の契約情報から得られる。
当該顧客の与信枠が総量限度額より大きい場合、減額部102cは、当該顧客の与信枠を総量限度額と等しい金額に減額する。
信用情報機関A,Bは、銀行や貸金業者やクレジットカード会社等の金融機関等から信用情報を得て、かかる信用情報を管理し、また、金融機関へと提供する。信用情報機関A,Bは、金融機関と信用情報の授受を行う信用情報機関端末200a,200bをそれぞれ所有している。
[2.処理]
上述した構成の融資管理システムで実行される処理の一例について、図2~図6を参照して説明する。
ここで、以下の説明では、融資管理を支援するWebアプリケーション(融資管理アプリ)が融資管理装置100に予めインストールされていることを前提とする。また、以下の説明では、画面データ記憶部106aには、融資管理アプリで提供される照会結果を作成する際に各種情報を表示する表示画面(Web画面)に関する表示画面データが予め格納されていることを前提とする。
図2は、融資管理装置100及び信用情報機関端末200a,200b間で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、融資管理装置100は、信用情報機関A,Bから定期的に自社の顧客に関する信用情報を取得する。信用情報機関A,Bからの信用情報は種々のフォーマットで送信されるが、融資管理装置100はこれらを受信することができる。取得された信用情報は、照会履歴として照会履歴データ記憶部106bに格納される。その後、融資管理装置100は、照会履歴データ記憶部106bから照会履歴を読み出し、この照会履歴に基づいて、顧客・債権データ記憶部106cに格納される顧客情報を更新する。更新対象の顧客情報としては、例えば、収支申告書、契約情報、照会結果等がある。以下、ある顧客の例について説明する。
図3は、顧客の収支申告書画面の一例である。
図3に示すように、収支申告書画面には、例えば、当該顧客の顧客短縮コード、氏名、住所、生年月日、年収額、および総量限度額等が表示されている。図3の例によれば、信用情報機関A,Bから当該顧客に関する信用情報を取得する前の当該顧客の当初の総量限度額は、2,000,000円である。
その後、融資管理装置100が信用情報機関A,Bから当該顧客に関する信用情報を取得すると、融資管理装置100の集計部102aが、当該顧客の他社借入残高を集計する。融資管理装置100の算出部102bは、当該顧客の他社借入残高、自社借入残高、および年収から、上述の式に基づき総量限度額を算出する。新たに算出された総量限度額は、例えば、収支報告書および照会結果等に反映される。
図4は、顧客の照会結果画面の一例である。
図4に示すように、照会結果画面には、例えば、照会日、当該顧客の顧客短縮コード、氏名、年収額、他社借入額、自社借入額、および総量限度額等が表示されている。信用情報機関A,Bへの照会が行われると、照会日の日付、および総量限度額が新たな内容に更新される。当該顧客の元々の総量限度額は2,000,000円であったが、図4の例によれば、新たに算出された総量限度額は、200,000円である。
融資管理装置100の減額部102cは、新たに得られた総量限度額と、当該顧客の自社における与信枠とを比較する。当該顧客の与信枠は、例えば、当該顧客の契約情報等より得ることができる。
図5は、顧客の契約情報画面の一例である。
図5に示すように、契約情報画面には、例えば、枝番、当該顧客が購入した金融商品、当該顧客が所有するクレジットカードのカード番号、契約日、融資日、利用限度額、極度額、融資金額、次回返済日、および融資残高等が表示されている。このうち、利用限度額の合計が当該顧客の与信枠にあたる。図5の例によれば、当該顧客は、クレジットカード3枚を所有し、これらのカードの利用限度額は、それぞれ500,000円、400,000円、300,000円である。したがって、当該顧客の与信枠は、1,200,000円である。かかる与信枠は、総量限度額より大きい値となっている。
そこで、減額部102cは、当該顧客の与信枠を、総量限度額と等しい金額、つまり、200,000円に減額する。このとき、当該顧客のように、顧客が複数の金融商品やクレジットカードを有するときは、顧客に有利なように、金利の高い商品から優先して減額する。金利が同じであれば、契約日の古いものから優先して減額する。契約日が同日であれば、契約番号の古いものから優先して減額する。
図6は、顧客の与信枠減額後の契約情報画面の一例である。
図6に示すように、当該顧客の1枚目、2枚目のクレジットカードの利用限度額が0円に減額され、3枚目のクレジットカードの利用限度額が200,000円に減額されている。当該顧客の場合、複数のクレジットカードは同じ金利であり、契約日の古い順から優先的に減額されている。
[3.本実施形態のまとめ及び他の実施形態]
本実施形態の融資管理装置100によれば、信用情報機関200A,200Bからの照会結果に基づき、総量規制をオーバーする恐れのある債権のリストアップ、与信枠の書き換えを自動で行うことができる。これにより、顧客の信用情報の管理の手間が大幅に低減される。また、総量規制をオーバーする恐れのある債権に対し、いち早く対策を打つことができる。また、収支申告書、照会結果および契約情報等の書き換え忘れや書き換えミスを抑制することができる。
また、これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、算出部102bは、各種情報をもとに、新たな総量限度額を算出することとしたが、与信枠の余剰金額を算出するようにしてもよい。その場合、以下の計算式を用いることができる。
与信枠の余剰金額=年収×1/3-他社借入残高-自社借入残高―自社与信枠
かかる構成において、減額部102cは、与信枠の余剰金額が負の値である場合、与信枠から、算出部102bが算出した余剰金額の絶対値と等しい金額を減額する。
上記顧客の例でいえば、算出部102bが算出した余剰金額は以下のようになる。
与信枠の余剰金額=(新たに算出した)総量限度額―自社与信枠
=200,000―1,200,000=-1,000,000
図7は、顧客の照会結果画面の他の例である。図7の例では、与信枠の余剰金額が利用限度額として表示されている。減額部102cは、余剰金額が負の値であるので、与信枠から1,000,000円を減額する。その結果、当該顧客の与信枠は、図7に示す通りとなる。このように、かかる構成によっても、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
また、例えば、上述した実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、融資管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、融資管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、情報処理装置に本発明にかかる融資管理方法を実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて融資管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部106などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、融資管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明にかかる融資管理プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等(画面データ記憶部106a、照会履歴データ記憶部106b、顧客・債権データ記憶部106c)は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、融資管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、融資管理装置100は、当該情報処理装置に本発明の融資管理方法を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、特に、貸金業界において有用である。
100 融資管理装置
102 制御部
102a 集計部
102b 算出部
102c 減額部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 画面データ記憶部
106b 照会履歴データ記憶部
106c 顧客・債権データ記憶部
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200a,200b 信用情報機関端末
300 ネットワーク

Claims (6)

  1. ネットワークに接続され、制御部を備える融資管理装置であって、
    信用情報機関から取得した顧客の信用情報を基に、前記顧客が自社以外の会社から借入した他社借入残高を集計する集計手段と、
    前記顧客の年収、前記集計手段で集計した前記他社借入残高および前記顧客が前記自社から借入した自社借入残高を基に、計算式「年収×1/3-他社借入残高-自社借入残高」で定義される総量限度額を算出する算出手段と、
    契約情報に登録されている前記自社における前記顧客に対する与信枠が前記算出手段で算出した前記総量限度額より大きい場合、前記与信枠を、前記総量限度額と等しい金額に減額する減額手段と、を備え、
    前記減額手段は、前記顧客が減額対象を複数所有している場合、複数の前記減額対象のうち、金利の高い減額対象から優先して前記与信枠を減額すること、
    を特徴とする融資管理装置。
  2. 前記減額手段は、前記顧客が複数所有する前記減額対象のそれぞれの金利が同じである場合、契約日の古い減額対象から優先して前記与信枠を減額すること、
    を特徴とする請求項1に記載の融資管理装置。
  3. 前記減額手段は、前記顧客が複数所有する前記減額対象のそれぞれの金利が同じであり、かつ、前記顧客が複数所有する前記減額対象のそれぞれの契約日が同日である場合、契約番号の古い減額対象から優先して前記与信枠を減額すること、
    を特徴とする請求項2に記載の融資管理装置。
  4. 前記減額手段は、前記顧客の収支申告書に含まれる総量限度額を、前記算出手段で算出された前記総量限度額に更新する更新処理、及び、前記信用情報機関から取得した信用情報に基づいて生成される前記顧客の総量限度額を、前記算出手段で算出された前記総量限度額に更新する更新処理のうち、少なくとも一方の更新処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の融資管理装置。
  5. ネットワークに接続され、制御部を備える融資管理装置で実行される融資管理方法であって、
    信用情報機関から取得した顧客の信用情報を基に、前記顧客が自社以外の会社から借入した他社借入残高を集計する集計ステップと、
    前記顧客の年収、前記集計ステップで集計した前記他社借入残高および前記顧客が前記自社から借入した自社借入残高を基に、計算式「年収×1/3-他社借入残高-自社借入残高」で定義される総量限度額を算出する算出ステップと、
    契約情報に登録されている前記自社における前記顧客に対する与信枠が前記算出ステップで算出した前記総量限度額より大きい場合、前記与信枠を、前記総量限度額と等しい金額に減額する減額ステップと、を含み、
    前記減額ステップは、前記顧客が減額対象を複数所有している場合、複数の前記減額対象のうち、金利の高い減額対象から優先して前記与信枠を減額すること、
    を特徴とする融資管理方法。
  6. ネットワークに接続され、制御部を備える融資管理装置に実行させる融資管理プログラムであって、
    信用情報機関から取得した顧客の信用情報を基に、前記顧客が自社以外の会社から借入した他社借入残高を集計する集計ステップと、
    前記顧客の年収、前記集計ステップで集計した前記他社借入残高および前記顧客が前記自社から借入した自社借入残高を基に、計算式「年収×1/3-他社借入残高-自社借入残高」で定義される総量限度額を算出する算出ステップと、
    契約情報に登録されている前記自社における前記顧客に対する与信枠が前記算出ステップで算出した前記総量限度額より大きい場合、前記与信枠を、前記総量限度額と等しい金額に減額する減額ステップと、を実行させ、
    前記減額ステップは、前記顧客が減額対象を複数所有している場合、複数の前記減額対象のうち、金利の高い減額対象から優先して前記与信枠を減額すること、
    を特徴とする融資管理プログラム。
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